JPH1168983A - 加入者側からセンタへのデータ転送方法、並びにデータ転送用端末機器 - Google Patents

加入者側からセンタへのデータ転送方法、並びにデータ転送用端末機器

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JPH1168983A
JPH1168983A JP21659697A JP21659697A JPH1168983A JP H1168983 A JPH1168983 A JP H1168983A JP 21659697 A JP21659697 A JP 21659697A JP 21659697 A JP21659697 A JP 21659697A JP H1168983 A JPH1168983 A JP H1168983A
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Application number
JP21659697A
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English (en)
Inventor
Yasukimi Yamamura
靖公 山村
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Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加入者側における計量データ、異常事態をそ
れぞれデータ収集センタ、関係通報先センタに自動転送
すること。 【解決手段】 発信者識別情報がデータ転送用端末機器
4C上で受信された上、それが、事前設定されているデ
ータ収集センタ対応発信者識別情報各々の何れかに一致
する場合には、機器4Cから計量データが発信元データ
収集センタに自動転送される一方、何等かの異常事態が
発生した場合は、機器4Cより、その異常事態対応に事
前設定されている関係通報先センタ対応電話番号により
自動発信が行われた上、その内容が関係通報先センタに
自動転送されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ収集センタ
の何れかより交換機に対し加入者端末への着信要求があ
った場合は、その加入者端末側に設置されているデータ
転送用端末機器から計量データがそのデータ収集センタ
に自動転送される一方では、加入者端末側で何等かの異
常事態が発生した場合には、その異常事態内容が緊急通
知データとして関係通報先センタに自動転送されるよう
にした、加入者側からセンタへのデータ転送方法、更に
は、そのようなデータ転送を可能ならしめるためのデー
タ転送用端末機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、公衆網利用による数値情報等
のデータ収集方法としては、日本電信電話株式会社(以
下、単にNTTと称す)から提供されている「ノーリン
ギング通信サービス」によるものが知られている(NT
T発行の技術参考資料「ノーリンギング通信サービスの
インタフェース」を参照のこと)。このノーリンギング
通信サービス利用によるデータ収集方法では、加入者各
々の側からデータを収集しようと欲する事業者(電力・
ガス会社等)は、第1種電気通信事業者(この場合は、
NTT)との間で契約回線設定のためのノーリンギング
通信契約を行うことが事前に必要とされ、また、NTT
交換機側にはノーリンギング通信サービス用専用機器と
してのノーリンギングトランク(以下、単にNRTと称
す)が、更に、加入者各々の側には、本来の加入者端末
以外に、ノーリンギング通信サービスに係る端末装置が
設備される必要があるものとなっている。
【0003】そのノーリンギング通信サービス利用によ
るデータ収集方法が実施される際での一例での中継方式
は図6として示されているが、これによりそのデータ収
集方法を簡単ながら説明すれば以下のようである。即
ち、図6に示すように、着信局3から加入者(図示の簡
単化上、1加入者のみ図示)各々への加入者(電話)回
線に対しては、本来の加入者端末(電話端末等)4B以
外に、ノーリンギング通信サービスに係る端末装置(N
CU(網制御回路)を含み、各種メータ類を収容)4A
が分岐並列接続されたものとなっている。このような状
態で、データ収集センタ1でその加入者から各種メータ
類で計量されているデータを遠隔収集する必要が生じた
場合を想定すれば、データ収集センタ1からは、先ず着
信局3に収容されているNRT5と接続されるべく、そ
のNRT5対応の電話番号に引き続き接続制御信号NR
TS(2,765Hz 信号)が契約回線を介し発信局2
に送信されるが、発信局2では、そのNRT5への接続
要求が契約回線からのものであるかがチェックされるも
のとなっている。契約回線からのものであれば、そのN
RT5は初めてデータ収集センタ1と接続された上、N
RT5からは、データ収集センタ1からの接続制御信号
NRTSを受信したことに対する応答として、第2選択
信号要求信号SDR(1,700Hz 信号)がデータ収
集センタ1に対し返送されるものとなっている。データ
収集センタ1でその第2選択信号要求信号SDRが受信
されれば、これに対する応答として、接続制御信号NR
TSの送信が停止されている一方、NRT5ではまた、
接続制御信号NRTSの受信断に対する応答として、第
2選択信号要求信号SDRの返送が停止されているもの
である。
【0004】さて、その後、データ収集センタ1から
は、第2選択信号要求信号SDRの受信断を待って、そ
の加入者対応電話番号に引き続き接続制御信号NRTS
が送信されているが、これによりNRT5による制御下
に、データ収集センタ1と端末装置4A内NCUとの間
には通信回線が設定され、また、応答信号がNRT5か
らデータ収集センタ1に返送されているものである。デ
ータ収集センタ1では、その応答信号受信後、接続制御
信号NRTSがNRT接続中表示信号として送信されて
いる状態で、その端末装置4Aとの間でデータ収集のた
めのデータ通信が行われているものである。やがて、そ
のデータ通信の終了に伴いデータ収集センタ1からの接
続制御信号NRTSの送信が停止されれば、その接続制
御信号NRTSの受信断を待って、それまで設定されて
いた通信回線はNRT5により解放されているものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ノーリンギング通信サービス利用によるデータ収集方法
による場合には、専用の契約回線が必要とされているば
かりか、データ収集センタ自体の移転等に容易に対処し
得ないものとなっている。また、データ収集センタ側に
は特殊なハードウェア機器、即ち、接続制御信号NRT
Sの送信機器や第2選択信号要求信号SDRの受信機器
が必要とされたものとなっている。更に、データ通信中
に亘って接続制御信号NRTSが送信されている必要が
あり、データ通信用として通常の電話回線で使用されて
いるモデム(変復調装置)が使用され得ないものとなっ
ている。更にまた、加入者側からデータが収集されるに
際しては、煩雑な接続制御手順が要されたものとなって
いる。換言すれば、これまでにあっては、データ収集セ
ンタ自体の移転等に容易に対処し得ないばかりか、加入
者側からはデータが容易に、しかも経済的に収集され得
なかったものである。
【0006】一方、加入者側からのデータ収集とは別
に、これまでの防犯・防災監視システムでは、監視状態
情報内に場所情報を含ませるためには専用の通信機器を
準備するか、または監視状態情報を監視センタまで個別
情報として転送する必要があるばかりか、監視状態情報
の追加や監視センタ自体の移転等に対し柔軟に対処する
ことは困難となっているのが実情である。
【0007】本発明の第1の目的は、データ収集センタ
からは、その加入者側における計量データが容易に、か
つ経済的に収集され得、しかもそのデータ収集センタに
自動転送される一方では、加入者側で何等かの異常事態
が発生した場合には、その異常事態内容が緊急通知デー
タとして容易に関係通報先センタに自動転送され得る、
加入者側からセンタへのデータ転送方法を供するにあ
る。本発明の第2の目的は、データ収集センタからの要
求にもとづき、その加入者側における計量データを容易
に、かつ経済的にそのデータ収集センタに自動転送し得
るとともに、加入者側で何等かの異常事態が発生した場
合には、その異常事態内容を緊急通知データとして容易
に関係通報先センタに自動転送し得るデータ転送用端末
機器を供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、基本
的には、交換機から加入者端末各々への加入者電話回線
に対し、該加入者端末と、該加入者端末と対とされてい
るデータ転送用端末機器とが同時接続されている状態
で、発信元一般から加入者端末への着信要求に伴い交換
機から該加入者端末への呼出し信号に先立って、該交換
機から送出される、発信元を示す発信者識別情報が上記
データ転送用端末機器上で受信された上、該発信者識別
情報が該データ収集用端末機器上に1以上、事前設定さ
れている特定発信元としてのデータ収集センタ対応発信
者識別情報各々の何れかに一致した場合には、該データ
転送用端末機器により加入者電話回線の加入者端末との
接続が解除された上、交換機からの呼出し信号に該デー
タ転送用端末機器から自動応答した後に、該データ転送
用端末機器からは、一致に係るデータ収集センタ対応に
事前収集されている計量データが発信元データ収集セン
タに自動転送される一方、加入者端末各々の側で何等か
の異常事態が発生した場合は、該時点でデータ転送用端
末機器上では、該データ転送用端末機器により加入者電
話回線の加入者端末との接続が解除された上、該異常事
態対応に事前設定されている関係通報先センタ対応電話
番号により自動発信が行われた上、異常事態内容が緊急
通知データとして交換機を介し、該交換機からの発信者
識別情報を伴い該当関係通報先センタに自動転送される
ことで達成される。
【0009】上記第2の目的はまた、その構成要素とし
て、交換機から呼出し信号に先立って送出される、発信
元を示す発信者識別情報を受信検出する発信元検出手段
と、特定発信元としてのデータ収集センタ対応発信者識
別情報が1以上、更新可として事前設定されている特定
発信元設定手段と、データ収集センタ対応発信者識別情
報各々と検出発信者識別情報とを比較する発信元比較手
段と、データ収集センタ対応に計量データを収集するデ
ータ収集手段と、センサ各々からのセンサ信号よりセン
サ対応に異常事態を検知する異常事態検知手段と、何れ
かの異常事態が発生した場合に、該異常事態対応に関係
通報先センタが自動的に呼出しされるべく、関係通報先
センタ対応電話番号が事前設定されている呼出し先設定
手段と、加入者電話回線の加入者端末との接続が解除さ
れている状態で、加入者端末からの発信要求を検出する
発信要求検出手段と、交換機からの呼出し信号の検出・
呼出し応答を行うとともに、検出発信者識別情報がデー
タ収集センタ対応発信者識別情報の何れかに一致した場
合、または関係通報先センタが自動的に呼出しされる場
合に、データ転送終了までの間に亘って加入者電話回線
の加入者端末への接続を解除する一方、加入者端末から
の発信要求が検出された場合に、加入者電話回線を加入
者端末に強制的に接続せしめる回線接続解除手段と、呼
出し信号に応答後に、該回線接続解除手段を介された、
加入者電話回線からの各種制御データを受信の上、上記
データ収集手段からの計量データを加入者電話回線上に
送出する一方、異常事態発生の際に、上記呼出し先設定
手段からの電話番号もとづき呼出し先に対し自動発信を
行い、該呼出し先応答後に異常事態内容を緊急通知デー
タとして加入者電話回線上に送出するデータ送受信手段
とを少なくとも具備せしめることで達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
から図5により説明する。先ず本発明の具体的に説明に
先立って、本発明に係るデータ収集に際し、利用されて
いる“発信電話番号表示サービス”について説明してお
く。このサービスは1997年度内での本格的提供を目
標として、NTTにより、既に1997年1月から一部
の地域(横浜、福岡)で試験的に提供されており、その
システムの詳細は「NTT技術ジャーナル」(1996
年11月、(社)電気通信協会発行、頁8〜26)に詳細
に記載されているところである。このサービスによりN
TTの公衆電話網上に収容されている加入者端末各々で
は、発信者からの着信要求に伴い交換機から呼出しされ
るに際して、呼出し信号による呼出し音表示に先立っ
て、発信者識別情報(発信者電話番号を基本として、こ
れに発信者名称や住所等が付加可)がその加入者端末上
で受信表示され得、したがって、着信加入者がその呼出
しに応答する前に、発信者を容易に認識することが可能
とされているものである。
【0011】ここで、その“発信電話番号表示サービ
ス”について図2により簡単ながら説明すれば以下のよ
うである。即ち、発信局2に収容されている複数の加入
者端末6のうち、電話番号“#AA”の加入者端末を発
信加入者端末として、着信局3に収容されている複数の
加入者端末7のうち、電話番号“#BN”の加入者端末
が着信加入者端末として呼出しされる場合を想定すれ
ば、発信局2では、その発信加入者端末から“#BN”
への発信要求があった場合、着信局(発信局2に同一で
も可)3には、“#AA”から“#BN”への発信であ
ることを示すデータが送信されるものとなっている。そ
のデータの一部としての“#AA”には発信者名称や住
所等が付加可とされているわけであるが、その発信局2
からのデータにもとづき、着信局3では、その“#A
A”が所定の通信手順により音声周波数帯域内データと
して着信加入者端末に送信された後、着信局3からの呼
出し信号の送信によりその着信加入者端末が呼出しされ
ているが、着信加入者端末がその呼出しに応答した場合
には、初めて発信加入者端末、着信加入者端末間が接続
された上、これら加入者端末間での通話/通信が可能と
されているものである。
【0012】以上のように、着信側が呼出しに応答する
前に、“#AA”が着信加入者端末上に可視表示された
り、その“#AA”に応じた呼出し音、あるいは音声メ
ッセージによる呼出し表示が行われることで、着信側は
容易に発信加入者を事前に知れることから、臨機応変に
必要な措置(その呼出しに応答すべきか否かの判断や、
応答すべき者の選択等)が採れるものである。なお、既
述の文献「NTT技術ジャーナル」には、“発信電話番
号表示サービス”が行われる際での、発信者識別情報と
してのデータを送受信する上での電気的インタフェース
条件や通信手順が開示されており、そのデータを受信す
る機器にしても、1997年1月からの試行前に、端末
機器メーカ各々で既に開発済となっているのが実情であ
る。
【0013】さて、本発明を具体的に説明するが、その
概要は以下のようである。即ち、本発明では、以上の
“発信電話番号表示サービス”を利用の上、データ収集
センタ各々から加入者側に対し選択的に着信要求が行わ
れた場合には、その加入者側から要求元データ収集セン
タには所望の計量データが自動的に転送されているが、
図3にそのようなデータ収集が可とされたデータ収集シ
ステムの概要を示す。図示のように、例えば月当りの電
力消費量、ガス消費量、上水道使用量が加入者側より収
集されるべく、電力会社、ガス会社、自治体によりそれ
ぞれデータ収集センタA〜Cが設置された上、公衆電話
網上に収容せしめられたものとなっている。一方、消費
者としての加入者各々の側には、公衆電話網からの、加
入者対応加入者回線各々には、本来の加入者端末(図示
せず)の他、本発明に係るデータ転送用端末機器a〜n
が収容接続せしめられたものとなっている。これにより
例えばデータ収集センタAから月当りの電力消費量を遠
隔にて収集するには、恰もそれら加入者端末が順次呼出
しされるようにすればよいものである。その呼出しに先
立って、データ転送用端末機器a〜n各々では、公衆電
話網からの発信者識別情報が受信された上、データ収集
センタA対応のものであることが識別された場合には、
加入者端末が実際に呼出しされることなく、データ転送
用端末機器a〜n各々が公衆電話網からの呼出しに応答
の上、別途積算電力計から事前収集されている月当りの
電力消費量が計量データとして公衆電話網を介しデータ
収集センタAに自動的に転送されているものである。そ
の際、データ収集センタAとしては必ずしも“発信電話
番号表示サービス”契約加入者である必要はないが、消
費者としての加入者各々は“発信電話番号表示サービ
ス”契約加入者であることが必要とされているものであ
る。尤も、その際、消費者としての加入者各々が“発信
電話番号表示サービス”契約加入者でない場合には、電
力会社から“発信電話番号表示サービス”提供事業者へ
の事前依頼により、それら加入者各々が恰も“発信電話
番号表示サービス”契約加入者であるかの如く、取扱い
することも考えられるものとなっている。このような事
情は、データ収集センタB,C各々でも同様とされてい
るものである。
【0014】一方、公衆電話網上には、以上のデータ収
集センタA〜Cとは別に、防犯・防災上での関係通報先
センタ(図示せず)が防犯・防災種別対応に複数収容せ
しめられているが、これにより加入者側で何等かの異常
事態が発生し、その旨が異常事態検知器により検出され
た場合には、その時点でデータ転送用端末機器a〜n上
では、その異常事態が緊急割込みとして、その異常事態
対応に事前設定されている関係通報先センタ対応電話番
号により自動発信が行われた上、異常事態内容が緊急通
知データとして公衆電話網を介し、公衆電話網からの発
信者識別情報を伴い該当関係通報先センタに自動的に転
送されているものである。その緊急通知データと発信者
識別情報にもとづき、該当関係通報先センタでは必要な
措置が速やかに採れるものである。
【0015】以下、本発明をより具体的に説明すれば、
図1は本発明による、加入者側からセンタへのデータ転
送方法が実施可とされた一例での中継方式を示したもの
である。図示のように、データ収集センタ1による主導
制御下に、発信局2、着信局3を介し加入者端末4B側
から計量データが収集されるに際しては、着信局3から
は、発信者識別情報に引き続き呼出し信号が加入者端末
4B側に送出されるが、その加入者端末4Bは本発明に
よるデータ転送用端末機器(NCU(網制御回路)を含
み、各種メータ類を収容)4Cを介し、着信局3からの
加入者回線に収容接続せしめられた上、そのデータ転送
用端末機器4C上にはまた、データ収集センタ1対応電
話番号が事前設定されたものとなっている。したがっ
て、着信局3からの発信者識別情報がデータ転送用端末
機器4C上で受信された上、もしも、それがデータ収集
センタ1対応電話番号に一致する場合には、加入者回線
の加入者端末4Bへの接続が解除された状態で、着信局
3からの呼出し信号にデータ転送用端末機器4Cが応答
の上、データ転送用端末機器4Cからは計量データがデ
ータ収集センタ1に向けて転送されているものである。
また、もしも、その発信者識別情報がデータ収集センタ
1対応電話番号に一致していない場合は、加入者回線の
加入者端末4Bへの接続は解除されることなく、加入者
端末4B上では、通常の“発信電話番号表示サービス”
による呼出し表示が行われているものである。
【0016】一方、データ収集センタ1とは別に、関係
通報先センタが設けられている場合にはまた、加入者端
末4B側で発生した何等かの異常事態、即ち、状態変化
はその関係通報先センタに通知され得るものとなってい
る。各種センサ信号のその異常事態が異常事態検知器に
より検出された上、その異常事態を緊急割込みとして、
データ転送用端末機器4Cからは、加入者回線の加入者
端末4Bへの接続が解除された状態で、その異常事態対
応に事前設定されている関係通報先センタ対応電話番号
により自動発信が行われた上、その異常事態内容が緊急
通知データとして関係通報先センタに自動的に転送され
ているものである。
【0017】図4にはまた、本発明によるデータ転送用
端末機器4Cの一例でのブロック構成が示されている
が、これについて説明すれば以下のようである。即ち、
図4に示すように、データ転送用端末機器4Cは、その
構成要素として、交換機から呼出し信号に先立って送出
される、発信元を示す発信者識別情報を受信検出する検
出回路(発信元検出手段)10と、特定発信元としての
データ収集センタ対応発信者識別情報が1以上、更新可
として事前設定されている登録回路(特定発信元設定手
段)11と、データ収集センタ対応発信者識別情報各々
と検出発信者識別情報とを比較する比較回路(発信元比
較手段)12と、データ収集センタ対応に計量データを
収集するデータ収集回路(図示の簡単化上、一括図示)
(データ収集手段)16と、センサ各々からのセンサ信
号よりセンサ対応に異常事態を検知する異常事態検知手
段(図示せず)と、何れかの異常事態が発生した場合
に、該異常事態対応に関係通報先センタが自動的に呼出
しされるべく、関係通報先センタ対応電話番号が事前設
定されている呼出し先設定手段(図示せず)と、加入者
電話回線の加入者端末との接続が解除されている状態
で、加入者端末からの発信要求を検出する発信要求検出
回路(発信要求検出手段)14と、交換機からの呼出し
信号の検出・呼出し応答を行うとともに、検出発信者識
別情報がデータ収集センタ対応発信者識別情報の何れか
に一致した場合、または関係通報先センタが自動的に呼
出しされる場合に、データ転送終了までの間に亘って加
入者電話回線の加入者端末への接続を解除する一方、加
入者端末からの発信要求が検出された場合に、加入者電
話回線を加入者端末に強制的に接続せしめる回線切替回
路(回線接続解除手段)13と、呼出し信号に応答後
に、該回線接続解除手段を介された、加入者電話回線か
らの各種制御データを受信の上、上記データ収集手段か
らの計量データを加入者電話回線上に送出する一方、異
常事態発生の際に、上記呼出し先設定手段からの電話番
号もとづき呼出し先に対し自動発信を行い、該呼出し先
応答後に異常事態内容を緊急通知データとして加入者電
話回線上に送出するデータ送受信回路(データ送受信手
段)15とが少なくとも具備せしめられたものとなって
いる。
【0018】因みに、データ転送用端末機器4C上に
は、図5に示すように、各種センサ17が収容されてお
り、これら各種センサ17各々からのセンサ信号にもと
づき、異常事態検知手段では、センサ対応に異常事態が
状態変化として検知されたものとなっている。また、デ
ータ送受信回路15では、計量データが収集されるに際
し、加入者電話回線、即ち、データ収集センタからの各
種制御データが発信者識別情報に併せて受信可とされた
ものとなっている。これは、データ収集センタ自体の移
転等に伴いその発信者識別情報が変更される必要がある
場合、データ転送用端末機器4C上でのデータ収集セン
タ対応発信者識別情報も併せて更新される必要がある
が、その更新をデータ収集センタからの制御データによ
り行おうというものである。制御データはまた、1つの
データ収集センタで、例えば各種計量データが一括収集
可とされている場合に、収集されるべき計量データの種
別指定用として設けられたものとなっている。データ転
送用端末機器4Cから全計量データが転送されるか、特
定の計量データのみが転送されるかなどは、その制御デ
ータによる指定如何によっているものである。尤も、登
録回路11内に、関係通報先センタ対応電話番号が併せ
て事前設定されている場合には、関係通報先センタから
の制御データにもとづき、呼出し先設定手段上での関係
通報先センタ対応電話番号も容易に更新設定制御され得
るものである。
【0019】さて、既述の文献「NTT技術ジャーナ
ル」中、その第20頁には、着信側加入者線交換機(着
信局)と着信側端末との間の、“発信電話番号表示サー
ビス”に係る接続動作シーケンスが示されているが、こ
の接続動作シーケンスによる場合、着信局から発信者識
別情報(発ID)がモデム信号として送出されるに際し
ては、それに先立って、着信局により加入者端末4B側
への加入者回線L1,L2が極性反転された上、ID受
信端末起動信号(L1:電池、L2:起動信号)が加入
者端末4B側に送出されるものとなっている。これに対
し、加入者端末4B側では、その極性反転が検出された
上、この検出時点から6秒以内に一次応答信号(直流ル
ープ)が着信局に返送される必要があるものとなってい
る。
【0020】ここで、異常事態が発生した場合でのデー
タ転送用端末機器4C上での動作は明らかであり、した
がって、その動作説明は省略するとして、発信加入者
(データ収集センタを含む)からの着信要求に伴い加入
者端末4B側が呼出しされた場合でのデータ転送用端末
機器4C上での各種動作を、加入者端末4Bに関連せし
めて簡単に説明すれば以下のようである。
【0021】(1)非“発信電話番号表示サービス”契約
加入者端末4Bへの一般着信の場合 この場合には、単に着信局側では、加入者端末4B側へ
の加入者電話回線が極性反転された上、着信局から呼出
し信号が加入者端末4B側に送出されたものとなってい
る。一方、加入者端末4B側のデータ転送用端末機器4
C上では、その極性反転に引続き呼出し信号が検出され
るが、これを以てデータ転送用端末機器4C上では、自
己宛てではないと判断の上、通話終了までの間、加入者
電話回線の状態が監視されたものとなっている。
【0022】(2)非“発信電話番号表示サービス”契約
加入者端末4Bへの、データ収集センタ対応発信者識別
情報を伴う着信の場合 この場合には、着信局により加入者端末4B側への加入
者電話回線が極性反転された上、その極性反転は加入者
端末4B側のデータ転送用端末機器4C上で検出された
ものとなっている。この極性反転検出時点から、データ
転送用端末機器4C上では一定時間(3〜4秒)に亘る
状態監視が行われているが、その間、着信局からは呼出
し信号が送出されなく、かつ加入者端末4Bからの一次
応答がないことを以て、データ転送用端末機器4Cから
着信局に対し一次応答が行われているものである。この
一次応答を待って着信局からは発信者識別情報が加入者
端末4B側に送出されているが、この発信者識別情報は
データ転送用端末機器4C上で受信された上、データ収
集センタ対応発信者識別情報各々との比較により何れか
との一致が検出され得るものである。この一致検出後、
データ転送用端末機器4Cでは、ID情報受信完了信号
が着信局に送出された上、加入者電話回線の加入者端末
4Bへの接続が解除されているものである。更に、その
後、データ転送用端末機器4CからのID情報受信完了
信号を待って、着信局からは初めて呼出し信号が加入者
端末4B側に送出されているが、その呼出し信号はデー
タ転送用端末機器4C上で検出された上、呼出し応答が
行われることで、データ転送用端末機器4Cはデータ収
集センタに接続せしめられた上、そのデータ収集センタ
に対し計量データが転送せしめられているものである。
【0023】(3)“発信電話番号表示サービス”契約加
入者端末4Bへの、非データ収集センタ対応発信者識別
情報を伴う着信の場合 この場合には、着信局により加入者端末4B側への加入
者電話回線が極性反転された上、その極性反転は加入者
端末4B側のデータ転送用端末機器4C、加入者端末4
B各々でともに検出されたものとなっている。この極性
反転検出後、データ転送用端末機器4C上では、加入者
端末4Bからの一次応答が検出されるが、この一次応答
を待って着信局から送出されている発信者識別情報はデ
ータ転送用端末機器4C、加入者端末4B各々でともに
受信検出されているものである。その発信者識別情報は
データ転送用端末機器4C上で、データ収集センタ対応
発信者識別情報各々と比較されているが、何れとも不一
致であることを以て、以降、通話終了までの間、データ
転送用端末機器4Cは不動作状態におかれているもので
ある。
【0024】(4)“発信電話番号表示サービス”契約加
入者端末4Bへの、データ収集センタ対応発信者識別情
報を伴う着信の場合 この場合には、着信局により加入者端末4B側への加入
者電話回線が極性反転されてから、受信検出された発信
者識別情報がデータ転送用端末機器4C上で、データ収
集センタ対応発信者識別情報各々と比較されるまでの動
作は上記(3)の場合に同様である。しかしながら、こ
の場合には、(3)の場合とは異なり、データ収集セン
タ対応発信者識別情報各々との比較により何れかとの一
致が検出され得るから、この一致検出後での動作は上記
(2)の場合でのものと同様となっている。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜4に
よる場合には、基本的に、データ収集センタからは、そ
の加入者側における計量データが容易に、かつ経済的に
収集され得、しかもそのデータ収集センタに自動転送さ
れる一方では、加入者側で何等かの異常事態が発生した
場合には、その異常事態内容が緊急通知データとして容
易に関係通報先センタに自動転送され得る、加入者側か
らセンタへのデータ転送方法が、また、請求項5による
場合は、データ収集センタからの要求にもとづき、その
加入者側における計量データを容易に、かつ経済的にそ
のデータ収集センタに自動転送し得るとともに、加入者
側で何等かの異常事態が発生した場合には、その異常事
態内容を緊急通知データとして容易に関係通報先センタ
に自動転送し得るデータ転送用端末機器がそれぞれ得ら
れたものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による、加入者側からセンタへ
のデータ転送方法が実施可とされた一例での中継方式を
示す図
【図2】図2は、本発明に係る発信電話番号表示サービ
スを一般的に説明するための図
【図3】図3は、データ収集センタ各々から加入者側へ
の着信要求により、その加入者側からそのデータ収集セ
ンタに所望の計量データが自動的に転送されるようにし
たデータ収集システムの概要を示す図
【図4】図4は、本発明によるデータ転送用端末機器の
一例でのブロック構成を示す図
【図5】図5は、そのデータ転送用端末機器に収容され
る各種センサを示す図
【図6】図6は、ノーリンギング通信サービス利用によ
るデータ収集方法が実施可とされた一例での中継方式を
示す図
【符号の説明】
1…データ収集センタ、2…発信局(データ収集センタ
が収容されている電話交換局)、3…着信局(着信加入
者端末が収容されている電話交換局)、4B…加入者端
末、4C…データ転送用端末機器、10…検出回路、1
1…登録回路、12…比較回路、13…回線切替回路、
14…発信要求検出回路、15…データ送受信回路、1
6…データ収集回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機から加入者端末各々への加入者電
    話回線に対し、該加入者端末と、該加入者端末と対とさ
    れているデータ転送用端末機器とが同時接続されている
    状態で、発信元一般から加入者端末への着信要求に伴い
    交換機から該加入者端末への呼出し信号に先立って、該
    交換機から送出される、発信元を示す発信者識別情報が
    上記データ転送用端末機器上で受信された上、該発信者
    識別情報が該データ収集用端末機器上に1以上、事前設
    定されている特定発信元としてのデータ収集センタ対応
    発信者識別情報各々の何れかに一致した場合には、該デ
    ータ転送用端末機器により加入者電話回線の加入者端末
    との接続が解除された上、交換機からの呼出し信号に該
    データ転送用端末機器から自動応答した後に、該データ
    転送用端末機器からは、一致に係るデータ収集センタ対
    応に事前収集されている計量データが発信元データ収集
    センタに自動転送される一方、加入者端末各々の側で何
    等かの異常事態が発生した場合は、該時点でデータ転送
    用端末機器上では、該データ転送用端末機器により加入
    者電話回線の加入者端末との接続が解除された上、該異
    常事態対応に事前設定されている関係通報先センタ対応
    電話番号により自動発信が行われた上、異常事態内容が
    緊急通知データとして交換機を介し、該交換機からの発
    信者識別情報を伴い該当関係通報先センタに自動転送さ
    れるようにした、加入者側からセンタへのデータ転送方
    法。
  2. 【請求項2】 データ転送用端末機器上に初期事前設定
    されているデータ収集センタ対応発信者識別情報、関係
    通報先センタ対応電話番号各々はそれぞれ該当データ収
    集センタ、該当関係通報先センタにより随時更新設定さ
    れるようにした請求項1記載の加入者側からセンタへの
    データ転送方法。
  3. 【請求項3】 データ転送用端末機器上では、特定発信
    元各々からの事前指定データ種別ににもとづき、指定種
    別の計量データのみが事前に収集された上、発信元デー
    タ収集センタに転送されるようにした請求項1,2の何
    れかに記載の加入者側からセンタへのデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 データ転送用端末機器により加入者電話
    回線の加入者端末との接続が解除されている状態で、該
    データ転送用端末機器上で加入者端末からの発信要求が
    検出された場合には、データ転送処理の停止後、終話処
    理が行われた上、加入者電話回線は加入者端末に接続せ
    しめられるようにした請求項1〜3の何れかに記載の加
    入者側からセンタへのデータ転送方法。
  5. 【請求項5】 交換機から加入者端末各々への加入者電
    話回線に接続された状態で、データ収集センタや関係通
    報先センタに対し加入者側における計量データや緊急通
    知データを自動転送するためのデータ転送用端末機器で
    あって、交換機から呼出し信号に先立って送出される、
    発信元を示す発信者識別情報を受信検出する発信元検出
    手段と、特定発信元としてのデータ収集センタ対応発信
    者識別情報が1以上、更新可として事前設定されている
    特定発信元設定手段と、データ収集センタ対応発信者識
    別情報各々と検出発信者識別情報とを比較する発信元比
    較手段と、データ収集センタ対応に計量データを収集す
    るデータ収集手段と、センサ各々からのセンサ信号より
    センサ対応に異常事態を検知する異常事態検知手段と、
    何れかの異常事態が発生した場合に、該異常事態対応に
    関係通報先センタが自動的に呼出しされるべく、関係通
    報先センタ対応電話番号が事前設定されている呼出し先
    設定手段と、加入者電話回線の加入者端末との接続が解
    除されている状態で、加入者端末からの発信要求を検出
    する発信要求検出手段と、交換機からの呼出し信号の検
    出・呼出し応答を行うとともに、検出発信者識別情報が
    データ収集センタ対応発信者識別情報の何れかに一致し
    た場合、または関係通報先センタが自動的に呼出しされ
    る場合に、データ転送終了までの間に亘って加入者電話
    回線の加入者端末への接続を解除する一方、加入者端末
    からの発信要求が検出された場合に、加入者電話回線を
    加入者端末に強制的に接続せしめる回線接続解除手段
    と、呼出し信号に応答後に、該回線接続解除手段を介さ
    れた、加入者電話回線からの各種制御データを受信の
    上、上記データ収集手段からの計量データを加入者電話
    回線上に送出する一方、異常事態発生の際に、上記呼出
    し先設定手段からの電話番号もとづき呼出し先に対し自
    動発信を行い、該呼出し先応答後に異常事態内容を緊急
    通知データとして加入者電話回線上に送出するデータ送
    受信手段と、を少なくとも具備してなるデータ転送用端
    末機器。
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