JPH1166325A - 物体の境界決定方法および装置並びに物体の境界決定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

物体の境界決定方法および装置並びに物体の境界決定プログラムを記録した記録媒体

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JPH1166325A
JPH1166325A JP9218731A JP21873197A JPH1166325A JP H1166325 A JPH1166325 A JP H1166325A JP 9218731 A JP9218731 A JP 9218731A JP 21873197 A JP21873197 A JP 21873197A JP H1166325 A JPH1166325 A JP H1166325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカメラで撮像した物体の画像の輪郭の
追跡を、高速かつ少ない回路規模で行う。 【解決手段】 物体を撮像した画像の各画素の濃度情報
を2値信号に変換し、その2値信号を、物体の境界およ
び内部に位置する画素についてのみ各画素がその周囲の
2値信号に応じた値を持つような近傍画素状態値に変換
し、その近傍画素状態値を参照して、物体の境界に位置
する画素の連接してきた方向を基準とする相対連接方向
値を求めることにより次に連接する方向の絶対連接方向
値を算出し、これを境界に位置する各画素について繰り
返すことにより物体の境界を追跡する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物体の境界決定
方法および装置並びに物体の境界決定プログラムを記録
した記録媒体に関し、さらに詳しくは、例えば血球や細
胞などの粒子を、顕微鏡を介してビデオカメラ等で撮像
して画像メモリに取り込み、この取り込んだ粒子の境界
を画像処理によって決定する物体の境界決定方法および
装置並びに物体の境界決定プログラムを記録した記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、物体の形状を知ることにより、
その物体の特徴や傾向を知ることができる。例えば、血
液や尿中に含まれる血球や細胞の形状により、体の状態
を知ることが可能である。このため、血球や細胞(通常
「粒子」と呼ぶ)をビデオカメラ等で撮像し、画像処理
によって血球や細胞の形状を解析することが行われてい
る。この解析では、粒子の輪郭(エッジまたは境界とも
いう)を追跡(トレース)することにより、粒子の周囲
長や面積(特徴量)を算出し、どのような形状をしてい
るのかを数値的に把握するようにしている。
【0003】従来の画像中のある領域の境界に注目し、
解析する手法としては、例えば特公平5−71991号
公報に記載の「物体の境界の決定方法及び装置」や、特
開昭60−301372号公報に記載の「画像処理装
置」などが知られている。
【0004】特公平5−71991号公報に記載の方法
では、図27に示すように、以下の方法で画像処理を行
い、物体の境界を追跡するようにしている。 ステップ1:血球や細胞などの物体を撮像し、撮像した
画像をA/D変換し、各画素の輝度を多値画像(グレー
スケール)としてフレーム(画像)メモリに取り込み記
憶する。これを第1表示とする。
【0005】ステップ2:物体と背景とを区別するため
のしきい値を設定し、そのしきい値により、多値画像を
2値画像に変換し、別のフレームメモリに記憶する。こ
れを第2表示とする。
【0006】ステップ3:2値画像において、着目する
画素とその周囲8方向に隣接する8画素の値を取り出
し、ルックアップテーブルで変換し、これを別に用意し
たフレームメモリに蓄える。これを第3表示とする。こ
れにより、物体の輪郭部分の画素のみに非“0”の値を
持たせ、物体の内部および外部の画素には“0”の値を
持たせる。
【0007】ステップ4:第3表示画像をラスタースキ
ャンし、非ゼロ値の画素を探索する。いったん非ゼロ値
の画素を見つければ、その値とその画素に到達するため
に進行してきた方向をパラメータとしてルックアップテ
ーブルを参照し、次に進むべき画素の方向を決定する。
境界部分の画素を追跡する度にその画素に対応する第3
表示のメモリの内容をゼロクリアする。第3表示のメモ
リで次に連接(チェーン)する画素の内容が非ゼロであ
る間、境界部分の画素を追跡し、次に連接する画素の内
容がゼロであれば、全ての境界部分の画素を追跡し終わ
ったものとみなし、境界の追跡を終了する。このように
して物体の境界を追跡し、最終的にチェーンコードを得
る。
【0008】また、特開昭60−301372号公報に
記載の方法では、以下の方法で画像処理を行い、物体の
境界を追跡するようにしている。上記ステップ1〜3ま
では特公平5−71991号公報に記載の方法とほぼ同
じで、ステップ3から得た第3表示の画素値に対し、前
の画素の方向をkとした場合、k+2番目の桁(kが奇
数)、あるいはk+3番目の桁(kが偶数)からkが増
加する方向にチェーン方向を探索し、最初に見つかる
「1」となった桁をチェーンコードとして、境界を追跡
するようにしている。
【0009】従来においては、このような方法で画像処
理を行って境界の追跡を行うようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公平5−71991号公報に記載のエッジトレースの方
法は、ルックアップテーブルを多用しており、論理回路
の規模としては比較的大きく、またテーブルルックアッ
プに用いるPROMは論理素子としては比較的低速であ
るため、境界点追跡回路の大幅な高速化、低価格化が計
りにくいという問題があった。
【0011】また、特開昭60−301372号公報に
記載のエッジトレースの方法は、トレース方向の探索の
ために数ステップを必要とし、大幅な処理の高速化が困
難であるという問題があった。
【0012】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、顕微鏡などを経てビデオカメラで撮像し
た物体の画像の輪郭の追跡を、高速かつ少ない回路規模
で行うことができるようにした物体の境界決定方法およ
び装置並びに物体の境界決定プログラムを記録した記録
媒体を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、物体を撮像
した画像の各画素の濃度情報を2値信号に変換し、その
2値信号を、物体の境界および内部に位置する画素につ
いてのみ各画素がその周囲の2値信号に応じた値を持つ
ような近傍画素状態値に変換し、その近傍画素状態値を
参照して、物体の境界に位置する画素の連接してきた方
向を基準とする相対連接方向値を求めることにより次に
連接する方向の絶対連接方向値を算出し、これを境界に
位置する各画素について繰り返すことにより物体の境界
を追跡する物体の境界決定方法である。
【0014】この発明によれば、物体の境界の追跡に際
しては、物体の境界に位置する画素の連接してきた方向
を基準とする相対連接方向値を求めることにより次に連
接する方向の絶対連接方向値を算出するようにしている
ので、従来のルックアップテーブルを用いる方法と比較
して、物体の画像の境界の追跡を、高速かつ少ない回路
規模で行うことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の物体の境界決定方法に
おいて、処理対象である画像はカメラなどで物体を撮像
することにより得られる。このカメラとしては、撮像し
た物体の画像を電気信号に変換して出力することが可能
なものであればよく、CCD(電荷結合素子)を用いた
通常のビデオカメラを適用することができる。
【0016】このように、カメラとして通常のビデオカ
メラを適用すれば、撮像した画像は複数の画素をスキャ
ンしたアナログ映像信号として得られる。したがって、
アナログ映像信号をグレースケール(多値画像)で表し
たディジタル信号への変換、ディジタル信号の2値信号
への変換、2値信号の近傍画素状態値への変換、および
連接方向値の算出は、CPU,ROM,RAM,I/O
ポートからなるマイクロコンピュータを備えた画像処理
装置(イメージプロセッサ)で行うことができる。
【0017】上記構成においては、次に連接する方向の
絶対連接方向値を、前に連接してきた方向の絶対連接方
向値に相対連接方向値を加えることにより算出すること
ができる。
【0018】この発明は、また、物体を撮像した画像の
各画素の濃度情報を2値信号に変換する2値化部と、2
値化部によって振り分けられた2値信号を、物体の境界
および内部に位置する画素についてのみ各画素がその周
囲の2値信号に応じた値を持つような近傍画素状態値に
変換する画素抽出部と、画素抽出部によって変換された
近傍画素状態値を参照して、物体の境界に位置する画素
の連接してきた方向を基準とする相対連接方向値を求め
ることにより次に連接する方向の絶対連接方向値を算出
し、これを境界に位置する各画素について繰り返すこと
により物体の境界を追跡するエッジトレース部を備えて
なる物体の境界決定装置である。
【0019】この発明は、さらに、上記物体の境界決定
装置の処理手順をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
である。
【0020】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発
明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定され
るものではない。図1はこの発明の物体の境界決定方法
の実施に直接使用する物体の境界決定装置の構成を示す
ブロック図である。
【0021】この物体の境界決定装置は、測定する対象
物1を撮像するビデオカメラ2と、イメージプロセッサ
(画像処理装置)3と、マイクロコンピュータ4と、C
RTディスプレイ装置5と、外部記憶装置6から構成さ
れている。
【0022】イメージプロセッサ3は、デジタイザ7
と、コンパレータ8と、2値画像保持メモリ9と、8近
傍画素抽出フィルタ10と、8近傍画素メモリ11と、
エッジトレース部12と、特徴量抽出部13とから構成
されている。
【0023】測定する対象物1は、例えばイメージング
フローサイトメータ等を流れる血球や尿に含まれる細胞
などの粒子である。イメージングフローサイトメータと
は、血液や尿などを希釈した試料液(サンプル液ともい
う)をフローセルと呼ばれる透明な管中に導いて試料流
(サンプル流ともいう)を形成し、この試料流に対しス
トロボ光やパルスレーザ光のようなパルス光を照射し
て、血液中に含まれる血球や尿中に含まれる細胞のよう
な粒子(被検粒子と称すこともある)をビデオカメラで
撮像する装置であり、本実施例では図示していないが、
対象物1をビデオカメラ2で撮像する場合、このような
方法で撮像することが可能である。
【0024】ビデオカメラ2は、市販のビデオカメラで
あり、イメージングフローサイトメータを流れる血球や
細胞等の対象物1を、顕微鏡を介して撮像する。このよ
うなビデオカメラ2には、画素数に対応する多数のCC
Dが光電変換素子として用いられており、ビデオカメラ
2は、このCCDにより対象物1の画像を光電変換し
て、EIA準拠のアナログ映像信号を出力する。
【0025】デジタイザ7は、ビデオカメラ2からのア
ナログ映像信号をA/D変換する。すなわち、アナログ
映像信号を、各画素の輝度(光強度)を例えば0〜25
5までの256段階のデジタルの8ビット信号で表した
多値画像(グレースケール)に変換し、これをラスター
スキャン(線順次走査)の様式で順次出力する。多値画
像の値については後ほど詳述する。
【0026】このようにしてデジタイザ7から出力され
る情報は、対象画像の各画素の濃度情報といえるもので
あり、この情報が、以下に述べる2値化部、画像抽出
部、エッジトレース部で処理されることにより、物体の
境界が追跡される。
【0027】2値化部は、例えばコンパレータ8と2値
画像保持メモリ9とから構成される。コンパレータ8
は、グレースケールのディジタル信号を、各画素毎に、
粒子を“1”、背景を“0”とする2値のレベルに振り
分け、この2値信号をラスタースキャンの様式で順次出
力する。すなわち、グレースケールに変換された粒子な
どの対象画像の輝度ヒストグラムをあらかじめ解析して
おき、背景と粒子が分離しやすいしきい値を求めてお
く。そして、コンパレータ8にこのしきい値をセット
し、粒子を“1”、背景を“0”とする2値のレベルに
振り分ける。この振り分けは、粒子を“0”、背景を
“1”とするものであってもよい。
【0028】2値画像保持メモリ9は、粒子と背景とに
2値化された画像を保持するメモリであり、着目画素お
よびその着目画素の周囲8画素の2値化情報(1か0か
の情報)をラスタースキャンの様式で順次出力する。2
値画像保持メモリ9の記憶内容については後ほど詳述す
る。
【0029】画素抽出部は、例えば8近傍画素抽出フィ
ルタ10と8近傍画素メモリ11とから構成される。8
近傍画素抽出フィルタ10は、全画素を順次着目画素と
し、その着目画素の周囲の8近傍画素の2値について論
理演算を行い、粒子の内部と外部の画素については
“0”の値を持ち、粒子の境界にある画素については非
“0”の値を持つような8ビットデータ(1バイトすな
わち1ワードのデータ)を、ラスタースキャンの様式で
順次出力する。
【0030】8近傍画素メモリ11は、画像入力時にお
ける動作と、エッジトレース時における動作との2状態
の動作モードを有しており、画像入力時には、8近傍画
素状態値(上述した“0”または“8ビットデータ”の
値)がラスタースキャンの様式で順次入力される。すな
わち、前ステージの8近傍画素抽出フィルタ10から8
近傍画素状態値がラスタースキャンの様式で順次出力さ
れるので、これを受けてこの8近傍画素状態値を保持す
る。また、エッジトレース時には、次ステージのエッジ
トレース部12が粒子の境界に沿って指示するアドレス
に保持されている8近傍画素状態値を出力する。
【0031】エッジトレース部12は、8近傍画素メモ
リ11の内容を参照しながら粒子のエッジ(境界または
輪郭ともいう)を画素単位でトレース(追跡)し、粒子
の境界が表す連接コード(チェーンコード)を出力す
る。このトレースの方法については後ほど詳述する。
【0032】特徴量抽出部13は、前ステージのエッジ
トレース部12が出力する粒子の境界が表すチェーンコ
ードから、粒子の周囲長や面積等の特徴量を求めて出力
する。
【0033】マイクロコンピュータ4は、イメージプロ
セッサ3の各要素を適切に制御する。また周囲長や面積
のような特徴量を粒子ごとに一時記憶し、統計処理を施
し、CRTディスプレイ装置5に出力する。CRTディ
スプレイ装置5は、この統計処理の結果を表示する。
【0034】外部記憶装置6は、マイクロコンピュータ
4を制御するためのプログラム、すなわち本発明の物体
の境界決定装置をマイクロコンピュータ4によって制御
するためのプログラムを記憶している。また、イメージ
プロセッサ3で得られた粒子の特徴量や統計処理の結果
を記憶する。
【0035】この外部記憶装置6は、ハードディスクに
データの書き込みや読み出しを行うハードディスク装置
や、フロッピーディスクにデータの書き込みや読み出し
を行うフロッピーディスク装置であってもよいし、回線
を通じて接続されたファイルサーバのような他の装置と
共用の記憶装置であってもよい。物体の境界決定の制御
プログラムは、この外部記憶装置6からローディングさ
れた後、マイクロコンピュータ4の主メモリ上で実行さ
れる。
【0036】次に、上記8近傍画素抽出フィルタ10の
処理について詳述する。8近傍画素抽出フィルタ10の
処理では、1ラスタースキャンの走査時間の間に以下の
ような論理演算を行う。
【0037】図2に示すように、中心の着目画素n8に
対し、3時の方向から反時計周りに8近傍画素n0,n
1,n2,n3,n4,n5,n6,n7を定義し、8
近傍画素メモリ11の着目画素n8に対応する位置に以
下の論理式の演算結果aを8ビットデータとして記憶す
る。
【0038】 a=n8 & (n0#n1#n2#n3#n4#n5#n6#n7) & nj (ただし、#は論理和、&は論理積、!は否定、njは
“n7n6n5n4n3n2n1n0”のバイナリー表示を表す)
【0039】具体的には、n8と、(n0#n1#n2#n3#n4#n5#n
6#n7) と、njのアンド(論理積)をとっており、以下の
意味を持っている。右辺の第1項は着目画素が物体の境
界または内部にあることを表し、第2項は着目画素のみ
1で周囲に1となる画素がなくこの画素がどこにも連接
しないことを表し、第3項は着目画素の周囲8画素の状
態をそのまま保存することを表している。
【0040】つまり、着目画素が“0”であれば、これ
は背景とみなして8近傍画素の値に関係なくaを“0”
とする。着目画素が“1”であっても、8近傍画素が全
て“0”であれば、これは粒子ではなく塵等とみなして
aを“0”とする。
【0041】結局、上記のような論理条件下で“0”に
ならない画素が、粒子の境界および内部に位置する画素
とみなされる。したがって、背景の画素だけが“0”の
値を持ち、粒子の境界および内部に位置する画素はa=
njの値、つまり非“0”の値を持つことになる。この
ように、着目画素が粒子の境界および内部に位置する場
合には、その着目画素の周囲の8近傍画素状態値(1か
0かの2値)が8近傍画素メモリ11の着目画素に対応
する位置に8ビットデータで保持される。
【0042】例えば、着目画素n8を含む8近傍画素n
j(j=0〜7)が図3に示すような2値状態であれ
ば、njは“n7n6n5n4n3n2n1n0”すなわち“11111
000”となり、8近傍画素メモリ11の着目画素n8
に対応する位置には、(11111000)B の値、つ
まり0x“F8”の値が記憶される。ただし
“( )B”は2進数(バイナリーコード)であること
を示す記号であり、“0x”または“( )H ”は16
進数(ヘキサコード)であることを示す記号である。
【0043】このようにして、2値化後の画像に対して
上記のような手法で画像に含まれる粒子を抽出し、粒子
の境界および内部に位置する画素の周囲の状況を8近傍
画素状態値として保持しておくことにより、後述するよ
うなより少ない回路規模でエッジトレースを実現する。
【0044】なお、上記の論理式において、右辺に!(n0
&n2&n4&n6)の項を加えて、粒子の境界に位置する画素だ
けを抽出するようにしてもよい。すなわち、論理式を a=n8 & (n0#n1#n2#n3#n4#n5#n6#n7) & !(n0&n
2&n4&n6) & nj とし、n8と、(n0#n1#n2#n3#n4#n5#n6#n7) と、!(n0&n2&
n4&n6)と、njのアンド(論理積)をとるようにしてもよ
い。
【0045】このようにした場合には、!(n0&n2&n4&n6)
の条件を加えることができる。つまり、着目画素が
“1”で、8近傍画素のいずれか1つが“1”であって
も、8近傍画素の内の時計方向に3時と12時と9時と
6時の方向の近傍画素が“1”であれば、これは粒子の
内部とみなしてaを“0”とすることができる。
【0046】したがって、この場合には、粒子の境界で
ない画素、つまり粒子の外部と内部の画素は“0”の値
を持ち、粒子の境界画素だけがa=njの値、つまり非
“0”の値を持つことになる。これにより、着目画素が
粒子の境界に位置する場合にだけ、その着目画素の周囲
の8近傍画素状態値(1か0かの2値)が8近傍画素メ
モリ11の着目画素に対応する位置に8ビットデータで
保持されることになる。
【0047】次ステージのエッジトレース部12では、
粒子の境界に位置する画素だけをトレースしてゆくの
で、粒子の内部の画素が8近傍画素状態値を持っていて
も“0”であっても影響はないが、粒子の内部を“0”
にして、粒子の境界に位置する画素だけに8近傍画素状
態値を与えるようにすることにより、エッジトレース時
に、連接する方向の誤りを防止することができる。
【0048】図4はエッジトレース部12の詳細構成を
示すブロック図である。この図に示すように、エッジト
レース部12は、Xアドレスカウンタ21と、Yアドレ
スカウンタ22と、8近傍画素正規化器23と、第1論
理演算器24と、加算器25と、絶対方向レジスタ26
と、第2論理演算器27から構成されており、絶対方向
レジスタ26からチェーンコード28を出力する。
【0049】Xアドレスカウンタ21とYアドレスカウ
ンタ22は、8近傍画素メモリ11のデータを読み出す
際に、どの位置のデータを読み出すのかを指定するアッ
プダウンカウンタであり、読み出す画素の座標値を指定
するものである。Xアドレスカウンタ21は横方向に相
当するX方向の値を指定し、Yアドレスカウンタ22は
縦方向に相当するY方向の値を指定する。粒子の境界を
トレースする場合には、このXアドレスカウンタ21と
Yアドレスカウンタ22から指示を与えて、次に連接す
る境界画素のアドレスにある8近傍画素状態値を8近傍
画素メモリ11から読み出す。
【0050】8近傍画素メモリ11は、上述したよう
に、画像入力時に、ラスタースキャンの様式で前ステー
ジにあたる8近傍画素抽出フィルタ10の出力結果を2
次元型画像データとして保持している。その後、エッジ
トレース時に、Xアドレスカウンタ21とYアドレスカ
ウンタ22で指示されたアドレスの8近傍画素状態値を
出力する。
【0051】8近傍画素正規化器23は、8近傍画素メ
モリ11に記憶された8近傍画素状態値のビット配置
“n7n6n5n4n3n2n1n0”を、絶対方向レジスタ26の値を
基準として並べ替え、正規化近傍画素値として出力す
る。この並び替え(正規化)方法については後述する。
【0052】第1論理演算器24は、8近傍画素正規化
器23から出力される正規化近傍画素値をn0, n1, n2,
n3, n6, n7とすれば、以下の演算を行う。
【0053】 d2=(!n0 & !n1 & !n2 & !n3) # n6 # n7; d1=(!n0 & !n1 & n2) # (!n0 & !n1 & n3) # n6
# n7; d0=(!n0 & n1 & !n6) # (!n0 & !n2 & n3 & !n6) #
(!n6 & n7); (ただし#は論理和、&は論理積、!は否定を表す。)
【0054】この演算によって得られたd2,d1,d
0の値(d2d1d0)B が次の境界の相対連接方向を示すも
のとなり、第1論理演算器24は、このd2,d1,d
0の値を相対連接方向値として出力する。ここで、d
2,d1,d0の右辺にはn4とn5が含まれていない
が、これはn4とn5が相対連接方向値の算出には不要
なデータであることを示している。
【0055】連接方向を説明するため、図5に(d2d1d
0)B の2進数で示す方向とこれを10進数に変換した
方向とを示す。着目画素から連接する方向は8方向であ
るため、方向は、時計の3時の方向を“0”とし、反時
計回りに0〜7の数値で示している。このような方向を
示す数値を連接コードという。
【0056】例えば、(d2d1d0)B が(011)B であ
れば連接方向は“3”の方向であり、(d2d1d0)B
(010)B であれば連接方向は“2”の方向である。
ただし、この第1論理演算器24から出力される値は、
絶対方向レジスタ26の値を基準とした相対連接方向値
である。
【0057】加算器25は、第1論理演算器24から出
力された相対連接方向値と、絶対方向レジスタ26に記
憶されている絶対連接方向値とを加算し、これを次の境
界の絶対連接方向値として出力する。この加算器25は
3ビット加算器であり、000〜111までの8通りの
値しかとらない。
【0058】例えば、絶対方向レジスタ26に(01
1)B =3が記憶されており、上記の論理式で求めた
(d2d1d0)B が(010)B =2であれば、加算器25
の出力は(011)B +(010)B =(101)B
なり、次の境界の絶対連接方向値は“5”の方向とな
る。
【0059】また、例えば、絶対方向レジスタ26に
(101)B =5が記憶されており、上記の論理式で求
めた(d2d1d0)B が(111)B =7であれば、加算器
25の出力は、3ビットだけであるため、(101)B
+(111)B =(100)Bとなり、次の境界の絶対
連接方向値は“4”の方向となる。絶対方向レジスタ2
6は、この加算器25から出力された次の境界の絶対連
接方向値を保持する。
【0060】チェーンコード28は、絶対方向レジスタ
26の出力するデータ系列であり、このような境界の絶
対連接方向値のデータ系列を粒子の境界のチェーンコー
ドとして用い、次ステージで粒子の特徴量を算出する。
【0061】第2論理演算器27は、次の境界の絶対連
接方向値よりXアドレスカウンタ21とYアドレスカウ
ンタ22に、図6に示すような増減値を指示する。すな
わち、絶対連接方向値が“0”であれば、座標値として
(X,Y)=(+1,0)を、“1”であれば(+1,
+1)を、“2”であれば(0,+1)を、“3”であ
れば(−1,+1)を、“4”であれば(−1,0)
を、“5”であれば(−1,−1)を、“6”であれば
(0,−1)を、“7”であれば(+1,−1)を、そ
れぞれ増減値として指示する。
【0062】次に、上記8近傍画素正規化器23の処理
について詳述する。すなわち、8近傍画素メモリ11に
記憶された8近傍画素状態値のビット配置を、前に連接
する方向を起点として並び替え、正規化し、次の連接コ
ードに変換する過程について具体的に説明する。
【0063】図7の(a)〜(h)に一例を示すよう
に、着目画素に対して周囲8方向に隣接する8個の近傍
画素の関係は、多くは4回対称、場合によって8回対称
となる。例えば、図7(a)の8近傍画素状態値のビッ
ト配置を反時計方向に1つシフトさせると図7(b)の
ビット配置となる。同様に、図7(b)を1つシフトさ
せると図7(c)に、図7(c)を1つシフトさせると
図7(d)に、図7(d)を1つシフトさせると図7
(e)に、図7(e)を1つシフトさせると図7(f)
に、図7(f)を1つシフトさせると図7(g)に、図
7(g)を1つシフトさせると図7(h)になる。
【0064】このように、図7の(a)〜(h)の例で
は、着目画素に対して隣接する8個の近傍画素の関係は
8回対称となり、この対称性に着目して論理圧縮を施す
と、エッジトレースを行う際の次の連接方向の算出に必
要な論理回路の規模を1/4〜1/8に削減する事が可
能である。
【0065】このような論理回路の規模の削減のため、
8近傍画素正規化器23では、以下のようにして8近傍
画素状態値のビット配置をシフトさせる。例えば、8近
傍画素状態値のビット配置が図8に示す配置であるとす
れば、中央の空白部分の着目画素に対して連接してきた
方向が“0”の方向、つまり前連接コードが“0”であ
れば、図9(a)に示すように、8近傍画素状態値のビ
ット配置をシフトさせずそのままとする。
【0066】また、前連接コードが“1”であれば、着
目画素に対して“1”の方向から反時計回りにn0〜n
7のビット値を取り出す(図9(b)参照)。同様に、
前連接コードが“2”であれば、着目画素に対して
“2”の方向から反時計回りにn0〜n7のビット値を
取り出し(図9(c)参照)、前連接コードが“3”で
あれば、着目画素に対して“3”の方向から反時計回り
にn0〜n7のビット値を取り出し(図9(d)参
照)、前連接コードが“4”であれば、着目画素に対し
て“4”の方向から反時計回りにn0〜n7のビット値
を取り出し(図9(e)参照)、前連接コードが“5”
であれば、着目画素に対して“5”の方向から反時計回
りにn0〜n7のビット値を取り出し(図9(f)参
照)、前連接コードが“6”であれば、着目画素に対し
て“6”の方向から反時計回りにn0〜n7のビット値
を取り出し(図9(g)参照)、前連接コードが“7”
であれば、着目画素に対して“7”の方向から反時計回
りにn0〜n7のビット値を取り出す(図9(h)参
照)。
【0067】例えば、着目画素の8近傍画素が図10に
示すような2値である場合、正規化する前の着目画素の
8近傍画素状態値は以下のような値である。すなわち、
3時の方向から反時計回りにn0,n1,……,n7と
順番に2値を当てはめるため、 (n7, n6, n5, n4, n3, n2, n1, n0)=(1,1,1,0,0,0,
0,0 ) の値である。
【0068】この8近傍画素状態値において、着目画素
に連接してきた方向、つまり前連接方向が“3”の方向
(図中、矢印Rで示す)であったとすると、方向3で正
規化した正規化近傍画素値は、図11に示すように、着
目画素から見て“3”の方向を基準にし、そこから反時
計回りにn0,n1,……,n7と2値を取り出してゆ
くため、 (n7, n6, n5, n4, n3, n2, n1, n0)=(0,0,0,1,1,1,
0,0 ) となる。
【0069】同様に、着目画素の8近傍画素が図12に
示すような2値である場合、正規化する前の着目画素の
8近傍画素状態値は以下のような値である。
【0070】(n7, n6, n5, n4, n3, n2, n1, n0)=
(1,1,0,0,0,0,0,1 ) この8近傍画素状態値において、前連接方向が“4”の
方向(図中、矢印Rで示す)であったとすると、方向4
で正規化した正規化近傍画素値は、図13に示すよう
に、 (n7, n6, n5, n4, n3, n2, n1, n0)=(0,0,0,1,1,1,
0,0 ) となる。
【0071】このように、連接してきた方向に関して正
規化を施せば、図10で示した8近傍画素状態値と、図
12で示した8近傍画素状態値とは、着目画素に隣接す
る8画素の2値状態は異なっているにもかかわらず、同
じ値となり、これは実は相対的にみれば、8近傍画素が
同じ並び方であることを示している。したがって、この
ように相対的な連接方向を採用することにより、連接方
向のパターンを大幅に減らすことができ、これにより、
次ステージの第1論理演算器24の論理回路の規模を大
幅に圧縮することができる。
【0072】次に、8近傍画素正規化器23からデータ
を受け取った場合の第1論理演算器24における処理に
ついて詳述する。
【0073】図14は第1論理演算器24における論理
演算の真理値を示す説明図であり、8近傍画素正規化器
23から出力される正規化近傍画素値と、第1論理演算
器24から出力される相対連接方向値との関係を示して
いる。
【0074】例えば、第1論理演算器24から出力され
る正規化近傍画素値が前述のような(n7, n6, n5, n4,
n3, n2, n1, n0)=(0,0,0,1,1,1,0,0 )であれば、こ
れは0x1Cであるので、相対連接方向値は“2”
(0,1,0)となり、境界の連接方向が、着目画素か
ら反時計方向に90°の方向に転進することを意味して
いる。
【0075】このように、第1論理演算器24は、8近
傍画素正規化器23から出力される正規化近傍画素値n
0,n1,n2,n3,n6,n7から、上述した論理
演算によって相対連接方向値d2,d1,d0を得るの
であるが、8近傍画素を正規化しているために、図14
に示すように、正規化近傍画素値は19種類のパターン
に集約され、これによる相対連接方向値は0,1,2,
3,4,6,7の7方向となり、極めて簡単な論理演算
処理となる。
【0076】この相対連接方向値の0〜7の意味は、境
界の連接する方向を意味する。すなわち、方向0は前連
接方向と同じ方向に転進することを意味し、方向1は前
連接方向に対して反時計回りで45°の方向に転進する
ことを意味し、方向2は前連接方向に対して反時計回り
で90°の方向に転進することを意味し、方向3は前連
接方向に対して反時計回りで135°の方向に転進する
ことを意味し、方向4は前連接方向に対して反時計回り
で180°の方向に転進することを意味し、方向6は前
連接方向に対して反時計回りで270°の方向に転進す
ることを意味し、方向7は前連接方向に対して反時計回
りで315°の方向に転進することを意味する。
【0077】参考のために説明すれば、相対連接方向値
d2,d1,d0の出力には、“5”の値がない。これ
は、図15(a)および図16(a)に示すように、境
界の前連接方向に対して225°転進することを意味す
るが、物体の境界を左回りにトレースする場合、図15
(b)および図16(b)に示すように、225°転進
することはできず、このため、相対連接方向値の出力に
は、“5”という値は存在しない。
【0078】なお、この“5”の方向と対称な“3”の
方向ついては、図17の(a)および(b)に示すよう
に、境界のトレース方向に対して135°転進すること
を意味し、この転進は可能である。
【0079】“4”の方向への転進については、180
°の方向であるため、もとの方向へ戻ることとなるが、
線状あるいは棒状の粒子であればこの方向への転進はあ
り得る。
【0080】以上述べたような論理演算により、エッジ
トレース部12は、次に連接すべき画素を探索し、探索
した画素の8近傍画素状態値が有効(非ゼロ)である限
りその画素を追跡し、開始座標と一致するまで境界の追
跡を続ける。
【0081】すなわち、エッジトレース部12では、こ
のように、着目画素の直前の連接方向を起点として、8
近傍画素状態値を並び替えて正規化し、次に連接する方
向を絶対角度ではなく前の連接方向に対する相対角度と
して出力するようにしているので、従来のルックアップ
テーブルによる方法よりも大幅に少ない論理規模で境界
を追跡することができ、したがって、そのための論理回
路もゲートアレイ等で容易に集積することができる。
【0082】このような構成における物体の境界決定装
置の動作を、図18に示すフローチャートを交えて説明
する。まず、マイクロコンピュータ4は、対象物であ
る、血液中に含まれる血球や尿中に含まれる細胞のよう
な粒子をビデオカメラ2で撮像する。撮像した粒子のア
ナログ映像信号はイメージプロセッサ3に入力される。
【0083】イメージプロセッサ3では、デジタイザ7
により、アナログ映像信号をA/D変換する。図19は
グレースケール画像の一例を示す説明図であり、A/D
変換した0〜64までの65段階のグレースケール画像
を示したものである。デジタイザ7は、これをラスター
スキャンの様式で順次出力する。
【0084】次に、コンパレータ8により、グレースケ
ール画像を2値のレベルに振り分け、2値画像保持メモ
リ9に記憶する。図20は2値画像保持メモリ9の記憶
内容の一例を示す説明図であり、グレースケール画像を
“25”のしきい値で2値化したものである。
【0085】次に、8近傍画素抽出フィルタ10によ
り、着目画素の周囲の8近傍画素の2値について論理演
算を行って8近傍画素状態値を算出し、これを8近傍画
素メモリ11に記憶する。
【0086】図21は8近傍画素メモリ11の記憶内容
の一例を示す説明図であり、背景を“0”とし、粒子の
境界と内部を非“0”とした場合を示すものである。こ
こまでは、画像入力時の動作であり、以後はエッジトレ
ース時の動作となる。
【0087】エッジトレース時には、エッジトレース部
12により、8近傍画素メモリ11の内容を参照しなが
ら粒子のエッジを画素単位でトレースし、連接コードを
出力する。次に、特徴量抽出部13により、連接コード
から粒子の周囲長や面積等の特徴量を求める。
【0088】ここで、エッジトレース時の処理動作につ
いて、図18のフローチャートに従い詳述する。マイク
ロコンピュータ4は、まず、2次元型データを持つ8近
傍画素メモリ11を、図22の矢印Tで示すように、左
上から右下の方向へラスタースキャンの様式で順次アク
セスし、非“0”の点(画素)を探索する(ステップS
1)。図22では、(E0)H の値を持つ点Aが探索さ
れる。
【0089】次に、ラスタースキャンで最初に見つけた
(E0)H の値を持つ点AのX,Yアドレスをスタート
アドレス(Sx、Sy)とし、その値をスタートアドレ
スレジスタと、X,Yアドレスカウンタ21,22にセ
ットする(ステップS2)。なお、スタートアドレスレ
ジスタはX,Yアドレスカウンタ21,22内にあらか
じめ設けておく。
【0090】次に、X,Yアドレスカウンタ21,22
の示すアドレスに従って、8近傍画素メモリ11から着
目画素の8近傍画素の状態を読み出し、この8近傍画素
の状態から、着目画素の前の連接コードを予測し、絶対
方向レジスタ26にセットする(ステップS3)。な
お、この最初の着目画素への前の連接コードの予測は、
従来の方法にて行う。
【0091】この従来の方法では、例えば、連接方向と
連接コードを図5に示したように定義し、8近傍画素メ
モリ11から得た着目画素の8近傍画素の状態が(E
0)H=(1,1,1,0,0,0,0,0 )B であれば、着目画素の
近傍画素の状態は、図23に示したものとなるので、こ
れから、図中の矢印で示すように、前の連接方向を
“3”の方向と予測し、この値“3”を絶対方向レジス
タ26にセットする。
【0092】次に、8近傍画素正規化器23により、絶
対方向レジスタ26の値を基準にして、8近傍画素メモ
リ11から読み出した着目画素の8近傍画素を並べ替
え、正規化する(ステップS4)。
【0093】例えば、図24に示すように、8近傍画素
の状態が(E0)H =(1,1,1,0,0,0,0,0 )B であるも
のを、絶対方向レジスタ26の値“3”の方向を起点と
して並べ替えると、(0,0,0,1,1,1,0,0 )B となる。な
お、この並べ替え処理は、従来公知のマルチプレクサを
設けておくことにより容易に実現できる。
【0094】次に、この8近傍画素正規化器23から出
力された正規化近傍画素値を第1論理演算器24に入力
し、図14に示したような相対連接方向値を得る(ステ
ップS5)。
【0095】例えば(n7, n6, n5, n4, n3, n2n, n1, n
0)として(0,0,0,1,1,1,0,0 )Bすなわち0x1Cを入
力すると、出力(d2, d1, d0)は(0, 1, 0 )となる。
つまり次に連接する境界の相対連接方向値は“2”(1
0進数)の方向となる。
【0096】次に、絶対方向レジスタ26の値と第1論
理演算器24の出力である相対連接方向値とを加算器2
5で加算し、その値を次の境界の絶対連接方向値とし
て、絶対方向レジスタ26に記憶する(ステップS
6)。加算器25は3ビット加算器であるので、連接コ
ードが10進数で“8”以上になる場合は、8の剰余が
絶対連接方向値となる。
【0097】例えば、絶対方向レジスタ26の値が
“3”であり、加算器25から出力された相対連接方向
値が“2”であれば、3+2=5で、次の境界の絶対連
接方向値は“5”となる。次のクロックでこの値が絶対
方向レジスタ26にセットされる。
【0098】このように、次の境界の絶対連接コード
は、前の境界の絶対連接コードに、前の境界の絶対連接
コードと次の境界の絶対連接コードとの差分(相対値)
を加算した結果となる。
【0099】次に、絶対方向レジスタ26に記憶した絶
対連接方向値を、第2論理回路27で、図6に示したよ
うな増減値に変換し、この増減値をX,Yアドレスカウ
ンタ21,22に指示する(ステップS7)。
【0100】例えば、絶対方向レジスタ26の値が、上
述したように“5”であれば、X,Yの増減値は(−
1,−1)となり、この値をX,Yアドレスカウンタ2
1,22に指示する。これにより、境界の追跡は、図2
5の矢印で示すように、相対連接方値“2”の方向へ転
進するため、次の境界画素は、(E3)H の値を持つ点
Bとなる。
【0101】次に、スタートアドレスレジスタに保存し
ておいた、粒子の境界の追跡を始めたスタートアドレス
(Sx、Sy)と、X,Yアドレスカウンタ21,22
の示すアドレスとを比較する(ステップS8)。
【0102】ここで、X,Yアドレスカウンタ21,2
2の示すアドレスがスタートアドレス(Sx、Sy)と
異なっていれば、ステップS4に戻り、境界の画素の数
だけステップS4からステップS8までを繰り返す。
【0103】ここでもし、X,Yアドレスカウンタ2
1,22の示すアドレスがスタートアドレス(Sx、S
y)と一致していれば、図26に示すように、粒子の境
界を一周したことになるので、エッジトレースを中止す
る。エッジトレースを開始してから終了するまでの絶対
方向レジスタ26の値のデータ系列が、その粒子の境界
を表すチェーンコードを示している。
【0104】このようにして、8近傍画素状態値におけ
る境界追跡の方向を基準とした対称性に着目し、直前の
チェーンコードを基準として8近傍画素状態値を並べ替
えているので、最小限のパラメータ(6ビット)で次の
チェーン方向を算出することができ、結果的に簡単な論
理演算と加算器のみでチェーンコードを生成することが
可能となる。そして、このように簡単な論理演算とラン
ダム論理のみで境界の追跡が実現できるので、従来のマ
イクロプログラム論理方式と比較して、イメージプロセ
ッサの高度な集積化や、イメージ処理の大幅な高速化が
可能となる。
【0105】
【発明の効果】この発明によれば、ビデオカメラなどで
撮像した物体の境界の追跡に際し、物体の境界に位置す
る画素の連接してきた方向を基準とする相対連接方向値
を求めることにより次に連接する方向の絶対連接方向値
を算出するようにしたので、従来よりも論理回路の規模
を小さくすることができ、容易にゲートアレイなどに集
積することが可能となる。また、これにより迅速な境界
の追跡が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の物体の境界決定装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】着目画素に対する8近傍画素の定義を示す説明
図である。
【図3】着目画素を含む8近傍画素の2値状態の一例を
示す説明図である。
【図4】エッジトレース部の詳細構成を示すブロック図
である。
【図5】連接方向を示す説明図である。
【図6】連接方向とX,Yアドレスカウンタの増減値と
の関係を示す説明図である。
【図7】着目画素に対する8近傍画素の対称性を示す説
明図である。
【図8】8近傍画素状態値のビット配置を示す説明図で
ある。
【図9】8近傍画素状態値をシフトさせた状態を示す説
明図である。
【図10】正規化前の8近傍画素状態値の一例を示す説
明図である。
【図11】正規化後の8近傍画素状態値の一例を示す説
明図である。
【図12】正規化前の8近傍画素状態値の一例を示す説
明図である。
【図13】正規化後の8近傍画素状態値の一例を示す説
明図である。
【図14】第1論理演算器における論理演算の真理値を
示す説明図である。
【図15】境界の前連接方向に対して225°転進する
例を示す説明図である。
【図16】境界の前連接方向に対して225°転進する
例を示す説明図である。
【図17】境界の前連接方向に対して135°転進する
例を示す説明図である。
【図18】エッジトレース時の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図19】グレースケール画像の一例を示す説明図であ
る。
【図20】2値画像保持メモリの記憶内容の一例を示す
説明図である。
【図21】8近傍画素メモリの記憶内容の一例を示す説
明図である。
【図22】8近傍画素メモリのラスタースキャンの様子
を示す説明図である。
【図23】着目画素が(E0)H の8近傍画素状態値を
示す説明図である。
【図24】着目画素が(E0)H の8近傍画素状態値を
並べ替えた場合のビット配置を示す説明図である。
【図25】8近傍画素メモリにおける境界の追跡状態を
示す説明図である。
【図26】粒子の境界を一周してエッジトレースを終了
する状態を示す説明図である。
【図27】従来の物体の境界追跡方法を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 対象物 2 ビデオカメラ 3 イメージプロセッサ 4 マイクロコンピュータ 5 CRTディスプレイ装置 6 外部記憶装置 7 デジタイザ 8 コンパレータ 9 2値画像保持メモリ 10 8近傍画素抽出フィルタ 11 8近傍画素メモリ 12 エッジトレース部 13 特徴量抽出部 21 Xアドレスカウンタ 22 Yアドレスカウンタ 23 8近傍画素正規化器 24 第1論理演算器 25 加算器 26 絶対方向レジスタ 27 第2論理演算器 28 チェーンコード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を撮像した画像の各画素の濃度情報
    を2値信号に変換し、その2値信号を、物体の境界およ
    び内部に位置する画素についてのみ各画素がその周囲の
    2値信号に応じた値を持つような近傍画素状態値に変換
    し、その近傍画素状態値を参照して、物体の境界に位置
    する画素の連接してきた方向を基準とする相対連接方向
    値を求めることにより次に連接する方向の絶対連接方向
    値を算出し、これを境界に位置する各画素について繰り
    返すことにより物体の境界を追跡する物体の境界決定方
    法。
  2. 【請求項2】 次に連接する方向の絶対連接方向値が、
    前に連接してきた方向の絶対連接方向値に相対連接方向
    値を加えることにより算出される請求項1記載の物体の
    境界決定方法。
  3. 【請求項3】 物体を撮像した画像の各画素の濃度情報
    を2値信号に変換する2値化部と、2値化部によって振
    り分けられた2値信号を、物体の境界および内部に位置
    する画素についてのみ各画素がその周囲の2値信号に応
    じた値を持つような近傍画素状態値に変換する画素抽出
    部と、画素抽出部によって変換された近傍画素状態値を
    参照して、物体の境界に位置する画素の連接してきた方
    向を基準とする相対連接方向値を求めることにより次に
    連接する方向の絶対連接方向値を算出し、これを境界に
    位置する各画素について繰り返すことにより物体の境界
    を追跡するエッジトレース部を備えてなる物体の境界決
    定装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータに、物体を撮像した画像の
    各画素の濃度情報を2値信号に変換させ、その2値信号
    を、物体の境界および内部に位置する画素についてのみ
    各画素がその周囲の2値信号に応じた値を持つような近
    傍画素状態値に変換させ、その近傍画素状態値を参照し
    て、物体の境界に位置する画素の連接してきた方向を基
    準とする相対連接方向値を求めることにより次に連接す
    る方向の絶対連接方向値を算出させ、これを境界に位置
    する各画素について繰り返すことにより物体の境界を追
    跡させる物体の境界決定プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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