JPH1165333A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1165333A
JPH1165333A JP9221521A JP22152197A JPH1165333A JP H1165333 A JPH1165333 A JP H1165333A JP 9221521 A JP9221521 A JP 9221521A JP 22152197 A JP22152197 A JP 22152197A JP H1165333 A JPH1165333 A JP H1165333A
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JP
Japan
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image forming
intermediate transfer
image
photosensitive drum
roll
Prior art date
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JP9221521A
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English (en)
Inventor
Masakazu Takahashi
正和 高橋
Masahiro Sato
昌宏 佐藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 感光体ドラム等の像形成体とベルト状の
中間転写体とをそれぞれ独自の駆動系によって別個に駆
動した場合に、像担持体と中間転写体の立ち上がり及び
立ち下がり時における両者の摺動に起因する表面磨耗や
傷等の発生を防止可能とした画像形成装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 中間転写体を像形成体に圧接させるべく
設置されているバイアス転写ロールを、所定のタイミン
グで該中間転写体を該像形成体から離接させる方向に移
動させる移動機構を設けるように構成して課題を解決し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やレーザ
プリンタ−等にような電子写真方式を応用した画像形成
装置に関し、特に、回転駆動される像形成体上に形成さ
れたトナー像を、該像形成体に圧接されつつ回転駆動さ
れる中間転写体に一次転写し、該中間転写体上に転写さ
れたトナー像を加圧ロールで該中間転写体に圧接された
記録媒体に二次転写する画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複写機やレーザプリンタ
−等にような電子写真方式を応用した画像形成装置にお
いては、感光体ドラム等の像形成体上に形成されたトナ
ー像を直接記録媒体上に転写し、この記録媒体上に転写
されたトナー像を、当該記録媒体上に定着することによ
り、画像を形成するように構成されている。
【0003】ところで、近年、上記電子写真複写機やプ
リンター等の画像形成装置においては、オフィス等で使
用されるドキュメント用紙の多様化等に鑑みて、種々の
厚さの用紙や、OHPシート・ハガキ・トレーシングペ
ーパー等の紙質の異なる転写材に、カラー像を含む画像
を良好に形成可能とことが要求されてきている。そのた
め、複数色のトナー像を順次形成可能な感光体ドラム
と、当該感光体ドラム上に形成された複数色のトナー像
が順次1次転写されるとともに、感光体ドラム上から多
重転写された複数色のトナー像を転写材に2次転写する
無端ベルト状の中間転写体とを組み合わせた画像形成装
置が、すでに種々提案されている。このような画像形成
装置では、感光体ドラム上に形成されたトナー像を、一
旦無端ベルト状の中間転写体に転写するため、トナー像
の一次転写の条件は、転写材の厚さや材質によらず常に
一定であり、転写材の厚さや材質を問わず、高画質の画
像形成が可能となるという特徴を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、次のような問題点を有している。す
なわち、上述した感光体ドラムと無端ベルト状の中間転
写体とを組み合わせた画像形成装置では、無端ベルト状
に形成された中間転写体の厚さや長さ等の製造誤差に起
因して、感光体ドラムと無端ベルト状の中間転写体との
間で、相対的な位置ずれが発生することがある。かかる
感光体ドラムと無端ベルト状の中間転写体との相対的な
位置ずれは、単色の画像形成時には、感光体ドラム上に
形成されたトナー像が、無端ベルト状の中間転写体を介
して転写用紙等の転写材上に転写されるだけあるため、
特に問題とはならない。
【0005】ところが、上記の如き感光体ドラムと無端
ベルト状の中間転写体とを組み合わせた画像形成装置に
おいて、多色画像を形成する場合には、感光体ドラムと
無端ベルト状の中間転写体との間で相対的な位置ずれが
生じると、無端ベルト状の中間転写体上に1次転写され
る各色のトナー像の位置がずれてしまい、複数色のトナ
ー像を互いに重ね合わせることによって得られるカラー
画像の色相や明度あるいは彩度が変化してしまい、色ズ
レや色ムラ等として人間の目に検知されてしまい、画質
的に劣ったものとなるという問題点があった。
【0006】そこで、感光体ドラムと中間転写体との相
対的な位置ずれに起因するカラー画像の色ズレや色ムラ
等の画質劣化を解決し得る技術としては、例えば、特開
平5−289536号公報や特開平7−295393号
公報等に開示されているように、像担持体と中間転写体
の両者を同一の駆動にしてギヤのバックラッシュを最適
化したり、駆動軸に弾性部材を設けて速度変動を吸収す
る等の提案がなされている。
【0007】しかし、これらの提案に係る技術の場合に
は、実使用上では回転中の中間転写体のベルトには微小
な伸縮が発生しており、これが色ズレや色ムラの原因と
なることが知られており、駆動系のギヤのバックラッシ
ュを最適化したり、駆動軸に弾性部材を設けて速度変動
を吸収する等の手段では、ベルト状の中間転写体の微小
な伸縮に起因する色ズレや色ムラの発生を防止すること
ができない。
【0008】そこで、実際には像担持体とベルト状の中
間転写体を各々独立した駆動系により回転駆動し、各色
ごとに実際のズレ量を検知、フィードバックしながら各
々の駆動に微修正を加えることが必要となっている。
【0009】しかし、像担持体と中間転写体が各々独立
した駆動系である場合には、像担持体と中間転写体の回
転トルク等に差があることから、画像形成動作の開始時
及び終了時に両者の速度にズレが生じ、像担持体と中間
転写体の表面に磨耗が生じることになり、これが像担持
体及び中間転写体の寿命に悪影響を及ぼすことになる。
また、厚紙等の特殊紙走行時に画像形成プロセスの回転
駆動速度を変更する場合にも、その加速時、減速時に同
様の速度差が生じ、同様の不具合が発生する。
【0010】さらに説明すると、上記の如く構成される
画像形成装置では、感光体ドラムは相対的に直径が大き
く設定され、かつ、画質上の要求からフライホイールを
備えているため、感光体ドラムの慣性モーメントは大き
い。しかも、上記感光体ドラムは、クリーニング手段と
して、常に摺接するクリーニングブレードを有してお
り、このクリーニングブレードは、ウレタンなどの比較
的摩擦係数の大きい材料からなるため、感光体ドラムを
駆動する際の負荷としてかなり大きなものとなってい
る。これらの二点から、感光体ドラムの立ち上がり及び
立下がりは、図4((a)(b)に示すように、相対的
に直径の小さな駆動ロールを用いて駆動される無端ベル
ト状の中間転写体より、長い時間を必要とすることとな
る。その結果、感光体ドラムと無端ベルト状の中間転写
体との間に速度差がある領域では、両者は互いに圧接し
た状態で摺擦される状態となり、例えば、感光体ドラム
や無端ベルト状の中間転写体の表面に傷が発生して画像
欠陥となり、部品信頼性の低下や無端ベルト状の中間転
写体等の寿命に悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0011】そこで、かかる問題点を解決し得る技術と
しては、例えば、特開平4−288562号公報等に開
示されているものがある。この特開平4−288562
号公報に開示された技術では、上記の問題点を解決する
ため、像担持体と中間転写体のうちの一方の駆動系を切
り離し、他方の回転に表面摩擦力で追従させるという提
案がされているが、像担持体と中間転写体のうちの一方
を、他方の回転に表面摩擦力で追従させると、両者の間
で磨耗が生じるため、像担持体や中間転写体の表面が磨
耗によって損傷するという問題点を解決することができ
ない。
【0012】そこで、この発明では、上記従来技術の問
題点を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、感光体ドラム等の像形成体とベルト状の中間
転写体とをそれぞれ独自の駆動系によって別個に駆動し
た場合に、像担持体と中間転写体の立ち上がり及び立ち
下がり時における両者の摺動に起因する表面磨耗や傷等
の発生を防止可能とした画像形成装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、回転駆動される像形成体上に形成されたト
ナー像を、該像形成体に圧接されながら回転駆動される
中間転写体に一次転写し、該中間転写体上に転写された
トナー像を、加圧ロールで該中間転写体に圧接された記
録媒体に二次転写することにより画像を形成する画像形
成装置において、前記中間転写体を像形成体に圧接させ
るべく設置されているバイアス転写ロールを、所定のタ
イミングで該中間転写体を該像形成体から離接させる方
向に移動させる移動機構を設けたものである。
【0014】その際、バイアス転写ロールを移動させる
タイミングは像形成体及び中間転写体の駆動速度の変更
時あるいはその直前、また、画像形成動作の開始時及び
終了時あるいは各々の直前であることが必要である。
【0015】また、バイアス転写ロールを移動させた際
は、像形成体と中間転写体の間は離れていることが上述
の磨耗防止の観点からは望ましい。しかし、バイアス転
写ロールの移動によって中間転写体ベルト張力の軸方向
両端のバランスに微小な変化を生じ、ベルトの偏り等の
不具合につながるため、あまり極端なバイアス転写ロー
ルの移動は好ましくない。そこで、像形成体と中間転写
体の間をあまり離さずに、両者の磨耗を低減するような
構成にする必要が出てくる。
【0016】
【作用】この発明の画像形成装置は、上記のような構成
であるから、像形成体と中間点転写体が速度差を生じる
タイミングでバイアス転写ロールを移動させることで、
像形成体と中間転写体を離間させあるいは両者の接触圧
を低減させられるため、像形成体と中間転写体が互いに
磨耗し合って表面の磨耗を生じさせることを防止あるい
は軽減できるものである。これによって像形成体と中間
転写体の寿命が延長され、より長期にわたって良好な画
質が維持できる。また、交換に必要なパーツコスト、サ
ービスコストの低減が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下にこの発明を図示の実施の形
態に基づいて説明する。
【0018】図1はこの発明に係る画像形成装置の一実
施の形態であるデジタルカラー複写装置を示す構成図で
ある。
【0019】図1において、1は像形成体としての感光
体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム1は、後
述するような駆動手段によって矢印方向に沿って所定の
回転速度で駆動されるようになっている。この感光体ド
ラム1の表面は、一次帯電手段としてのスコロトロン2
によって所定の電位に帯電された後、画像露光手段とし
てのRaster Output Scanner(以
下、「ROS」という。)3により、画像情報に応じて
レーザー光3aによる画像露光が行われ、画像情報に応
じた静電潜像が形成される。
【0020】上記感光体ドラム1上に形成された静電潜
像は、黒(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)の4色の現像器4K、4Y、4M、4Cをリ
ボルバー式に配設したロータリー現像装置4によって順
次現像され、所定の色のトナー像となる。
【0021】上記感光体ドラム1上に順次形成された所
定の色のトナー像は、当該感光体ドラム1の下方に配置
された無端ベルト状の中間転写体としての中間転写体ベ
ルト5上に、バイアス転写ロール6の接触帯電によって
順次多重に一次転写される。そして、上記中間転写体ベ
ルト5上に多重転写された複数色のトナー像は、2次転
写位置において、二次転写ロール7の接触帯電によって
転写用紙等からなる記録媒体8上に一括して2次転写さ
れる。上記記録媒体8は、図示しない複数の給紙カセッ
トから給紙され、この給紙された記録媒体8は、図示し
ない搬送ローラ及びレジストローラによって、中間転写
体ベルト5の二次転写位置に所定のタイミングでそれぞ
れ搬送される。そして、上記記録媒体8には、二次転写
ロール75の接触帯電によって中間転写体ベルト5上か
ら所定の色数のトナー像が一括して転写される。
【0022】また、上記中間転写体ベルト5上から所定
の色数のトナー像が転写された記録媒体8は、搬送ベル
ト9によって吸着された状態で定着装置10へと搬送さ
れ、この定着装置10によって熱及び圧力によってトナ
ー像が記録媒体8上に定着され、図示しない排紙トレイ
上に排出されてカラー画像の形成工程が終了する。
【0023】なお、図1中、11は中間転写体ベルト5
の清掃を行うための中間転写体ベルト用クリーナーを示
している。
【0024】さらに、トナー像の転写工程が終了した感
光体ドラム1の表面は、ブラシやブレードを備えたクリ
ーナーユニット12によって残留トナーや紙粉等が除去
され、次の画像形成工程に備えるようになっている。
【0025】図2は上記多重転写方式のデジタルカラー
複写装置の駆動系を示す斜視構成図である。
【0026】図2において、1は上記感光体ドラムであ
り、この感光体ドラム1は、感光体モータ13によって
矢印の方向に所定の回転速度(例えば、260mm/s
ec)で駆動されるが、当該感光体ドラム1の回転変動
を防止して画質を向上させるため、その回転軸には図示
しないフライホイールが取り付けられている。また、上
記感光体ドラム1の表面には、無端ベルト状の中間転写
体としての中間転写体ベルト5が、バイアス転写ロール
6によって圧接されるように配置されている。
【0027】この中間転写体ベルト5は、図1に示すよ
うに、感光体ドラム1よりも上流側に配設される駆動ロ
ーラ14と、感光体ドラム1と当該中間転写体ベルト5
を介して対向するバイアス転写ロール6と、感光体ドラ
ム1の下流側に配設される従動ローラ15と、二次転写
ロール7と当該中間転写体ベルト5を介して圧接される
バックアップローラ16と、一次転写位置の下流側に配
設される2つのアイドラーローラ17、18と、二次転
写位置の近傍において当該中間転写体ベルト5を略平坦
に保持するための1つのアイドラーローラ19とによっ
て、感光体ドラム1の周速と同一の移動速度(例えば、
260mm/sec)で循環移動可能に支持されてい
る。この中間転写体ベルト5は、ポリイミド等の合成樹
脂に必要に応じて導電化剤を添加して抵抗値に調整した
フィルム状の部材によって、無端ベルト状に形成されて
おり、所定の張力で駆動ローラ14や従動ローラ15等
に掛け回されている。なお、上記中間転写体ベルト5の
周長は、感光体ドラム1の周長の整数倍に設定されてい
る。
【0028】次に、上述の構成において、感光体ドラム
と中間転写体ベルトの回転駆動の微調整手段について説
明する。
【0029】図2に示すように、感光体ドラム1と中間
転写体ベルト5は、それぞれ別の駆動系によって回転駆
動される。感光体ドラム1を駆動するのは、上述したよ
うに、感光体モータ14であり、中間転写体ベルト5を
駆動するのは中間転写体モータ20である。そして、感
光体モータ13の時間当たりの回転角をエンコーダ21
にて計測し、その信号は位相比較器22に入力される。
一方、画像形成装置本体のシーケンスボード上に設けら
れたタイマー23より、基本となるクロック信号が位相
比較器22に入力され、エンコーダ21からの信号と比
較した差分の信号が位相比較器22より出力され、感光
体モータコントローラ24に入力される。感光体モータ
コントローラ24では、位相比較器22からの信号によ
り出力電流値を決定し、感光体モータ13に出力する。
こうすることによって感光体モータ13は、トルク変動
等により発生した速度変動に対し、それを補正した速度
制御によって駆動されるようになっている。
【0030】また、厚紙やOHPシートのように、トナ
ー像を転写、定着する上において普通紙よりも不利な記
録媒体8を用いる場合には、普通紙を用いる場合よりも
感光体ドラム1と中間転写体ベルト5の回転速度を落と
すように設定されている。画像形成装置本体のタッチパ
ネル上で操作者によりコントロールパネルボード25に
入力された特殊紙使用の情報は駆動制御系26に入力さ
れる。そして、駆動制御系16にて回転速度変更タイミ
ングが決定され、駆動制御系26からの信号が感光体モ
ータコントローラ24及び中間転写体モータコントロー
ラ27に入力されたときに各コントローラ24、27に
て出力電流値を決定し出力する。こうすることによっ
て、感光体ドラム1と中間転写体ベルト5の回転速度の
増減を行うように構成されている。
【0031】上記中間転写体ベルト5には、上述したよ
うに、二次転写位置において図示しない複数の給紙カセ
ットの何れかから記録媒体8が供給され、この記録媒体
8は、中間転写体ベルト5の表面側から二次転写用の転
写ロール7によって接触帯電を受け、所定の色数のトナ
ー像が一括して転写される。
【0032】そして、上記中間転写体ベルト5から所定
の色数のトナー像が転写された記録媒体8は、搬送ベル
ト9によって定着装置10へと搬送されて、この定着装
置10の定着ローラ10a及び圧力ローラ10bによっ
てトナー像が熱及び圧力により記録媒体8上に定着さ
れ、画像形成装置外部の図示しない排紙トレイ上に排出
される。
【0033】ところで、上記の如く構成される画像形成
装置では、中間転写体を像形成体に圧接させるべく設置
されているバイアス転写ロールを、所定のタイミングで
該中間転写体を該像形成体から離接させる方向に移動さ
せる移動機構を設けるように構成されている。
【0034】すなわち、この実施の形態では、上述のデ
ジタルカラー複写装置において、図3に示すように、感
光体ドラム1に圧接するバイアス転写ロール6を回転自
在に支持した支持部材28が、引っ張りスプリング29
を介してタイプレート30によって下方から支持されて
いる。また、上記タイプレート30には、DCモータ及
び減速装置からなる駆動源31が配設されており、この
駆動源31のカム軸32には、偏心カム33が回動可能
に取り付けられている。そして、バイアス転写ロール6
を回転自在に支持した支持部材28は、引っ張りスプリ
ング29によって偏心カム33に圧接されており、当該
偏心カム33の回転によって上下方向に移動可能となっ
ている。図3は定常回転状態で、バイアス転写ロール6
は、中間転写体ベルト5を介して感光体ドラム1に圧接
している。このとき、カム軸32に取り付けられた偏心
カム33は、支持部材28を最も上に持ち上げた状態の
位置を保っている。
【0035】次に、画像形成装置のタッチパネル上で操
作者により画像形成動作開始ボタンが押圧されると、駆
動制御系より動作開始信号が出力される。これにより感
光体ドラム1及び中間転写体ベルト5は、画像形成動作
を行うべく回転を開始する。このとき、同時に駆動制御
系26からの動作開始信号は、カム軸32を回転駆動す
る駆動源31のコントローラ34に入力される。コント
ローラ34からの信号により駆動源31は、カム軸32
を回転させ、バイアス転写ロール6の支持部材28を最
も下に下げた状態の位置に移行させる。さらに、感光体
ドラム1と中間転写体ベルト5の回転速度に差のない定
常回転状態に移行するのに必要な時間よりも長い設定時
間tの後、駆動制御系26から回転速度定常化タイミン
グ信号が出力され、駆動源31はカム軸32を回転さ
せ、再びバイアス転写ロール6の支持部材28を最も上
に持ち上げた状態の位置に移行させる。こうすることに
よって、バイアス転写ロール6は、中間転写体ベルト5
を介して感光体ドラム1の表面に圧接するようになって
いる。
【0036】一方、特殊紙走行の際の速度変更に対する
バイアス転写ロールの離間動作制御について説明する。
【0037】上記駆動制御系26から出力される回転駆
動速度変更タイミング信号は、カム軸32の駆動源31
のコントローラ34に入力される。すると、コントロー
ラ34からの信号により駆動源31はカム軸32を回転
させ、バイアス転写ロール6の支持部材28を最も下に
下げた状態の位置に移行させる。さらに、感光体ドラム
1と中間転写体ベルト5の回転速度に差のない定常回転
状態に転じるのに必要な時間よりも長い設定時間tの
後、駆動制御系26から回転速度定常化タイミング信号
が出力され、駆動源31はカム軸32回転させ、再びバ
イアス転写ロール6の支持部材28を最も上に持ち上げ
た状態の位置に移行させる。こうすることによって、バ
イアス転写ロール6は、再度、中間転写体ベルト5を介
して感光体ドラム1の表面に圧接するようになってい
る。
【0038】これで、感光体ドラム1と中間転写体ベル
ト5に速度差が生じるタイミングで両者の圧接力を低減
することができるが、駆動制御系26より出力される回
転速度変更タイミング信号は、実際の回転速度変更より
も所定の時間早めに出力し、バイアス転写ロール6の離
間動作が回転速度変更の直前に行われるようにする方法
もある。
【0039】ここで、バイアス転写ロール6の離間動作
が行われた結果、感光体ドラム1と中間転写体ベルト5
は離間していることが磨耗防止の観点からは望ましい
が、必ずしも両者0互いに離間していなくても磨耗の低
減は達成される。上記中間転写体ベルト5は、軸方向両
端部の張力のバランスによって軸方向片側への偏りが制
御されている。即ち、バイアス転写ロール6の離間動作
は、その程度によってはこの張力バランスを損ねること
を招く虞れもあるので、あまり極端な離間動作は避けな
ければならない。その結果、感光体ドラム1と中間転写
体ベルト5が離間せずに、両者の圧接力が低くなるよう
に制御しても良い。こうした場合には、バイアス転写ロ
ール6の離間動作に伴って張力バランスを損ねることを
防止することができ、中間転写体ベルト5に軸方向に沿
った片寄りが生じるのを防止することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のとおり、この発明によれば、装置
の立ち上がりや立ち下がり時、更には特殊紙走行時等に
おいて、像形成体と中間転写体との間に速度変動が生じ
るタイミングで、バイアス転写ロールを像形成体と中間
転写体の当接位置より離す方向に移動させるように構成
したので、像形成体及び中間転写体の表面の磨耗を防止
あるいは軽減することができ、像形成体及び中間転写体
の寿命が延びてより長期間に渡って良好なカラー画像等
の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明に係る画像形成装置の一実施
の形態としてのデジルカラー複写装置を示す構成図であ
る。
【図2】 図2は同装置の駆動系を示す説明図である。
【図3】 図3はバアイス転写ロールの移動機構を示す
構成図である。
【図4】 図4(a)(b)は感光体ドラム及び中間転
写体の速度差をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
1:感光体ドラム、5:中間転写体ベルト、6:バイア
ス転写ロール、26:駆動制御系、28:支持部材、3
0:タイプレート、31:駆動源、32:カム軸、3
3:偏心カム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される像形成体上に形成された
    トナー像を、該像形成体に圧接されながら回転駆動され
    る中間転写体に一次転写し、該中間転写体上に転写され
    たトナー像を、加圧ロールで該中間転写体に圧接された
    記録媒体に二次転写することにより画像を形成する画像
    形成装置において、 前記中間転写体を像形成体に圧接させるべく設置されて
    いるバイアス転写ロールを、所定のタイミングで該中間
    転写体を該像形成体から離接させる方向に移動させる移
    動機構を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記バイアス転写ロールを移動させるタ
    イミングは、該像形成体及び該中間転写体の駆動速度の
    変更時あるいはその直前であることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記バイアス転写ロールを移動させるタ
    イミングは、画像形成動作の開始時及び終了時あるいは
    その直前であることを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記バイアス転写ロールを移動させた際
    は、該像形成体と該中間転写体の間は離れていることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記バイアス転写ロールを移動させた際
    は、該像形成体と該中間転写体の間は完全に離れていな
    いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP9221521A 1997-08-18 1997-08-18 画像形成装置 Pending JPH1165333A (ja)

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