JPH116528A - 精密部品を取付板に取り付ける方法 - Google Patents
精密部品を取付板に取り付ける方法Info
- Publication number
- JPH116528A JPH116528A JP9176487A JP17648797A JPH116528A JP H116528 A JPH116528 A JP H116528A JP 9176487 A JP9176487 A JP 9176487A JP 17648797 A JP17648797 A JP 17648797A JP H116528 A JPH116528 A JP H116528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- precision
- mounting plate
- mounting
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/067—Fixing them in a housing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミニチュアベアリングなどの精密部品を簡単
かつ正確・確実に取付板に取り付け、しかも、その取付
コストを極めて安価にすることにある。 【解決手段】 取付板１に、ミニチュアベアリング２の
取付穴１Ｄを、その一端周縁にミニチュアベアリング２
を受け止める止め代部分１ｈを残した状態で、しかもそ
の穴の入口近傍の内周面をテーパー面にした状態で開設
し、さらに、この取付穴１Ｄの止め代部分の無い端部側
からベアリング２を挿入して、この止め代部分１１ｈで
受け止めると共に、取付板１の取付穴１Ｄの入口周囲の
数カ所をカシメて、ベアリング２を取付板１に固定して
取り付けるようにした。
かつ正確・確実に取付板に取り付け、しかも、その取付
コストを極めて安価にすることにある。 【解決手段】 取付板１に、ミニチュアベアリング２の
取付穴１Ｄを、その一端周縁にミニチュアベアリング２
を受け止める止め代部分１ｈを残した状態で、しかもそ
の穴の入口近傍の内周面をテーパー面にした状態で開設
し、さらに、この取付穴１Ｄの止め代部分の無い端部側
からベアリング２を挿入して、この止め代部分１１ｈで
受け止めると共に、取付板１の取付穴１Ｄの入口周囲の
数カ所をカシメて、ベアリング２を取付板１に固定して
取り付けるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明はジャイロ墨出し装
置等の製造においてその部品となるミニチャアベアリン
グやミニチュア軸受及び磁石板等の精密部品を取付板に
取り付ける方法に関する。
置等の製造においてその部品となるミニチャアベアリン
グやミニチュア軸受及び磁石板等の精密部品を取付板に
取り付ける方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ジャイロ墨出し装置等の製造にお
いて、その部品となるミニチャアベアリングを金属製の
取付板に取り付ける場合には、図５に示すように、取付
板１Ｘに、取り付けるミニチュアベアリング２の外径よ
りも多少小径の貫通穴をパンチ抜きし、続いてこの貫通
穴の肉厚方向の一端縁に止め代１Ｘａを残して、同内周
面を同ベアリング２の外径に対応する径になるまで精密
加工した後、この穴に同ベアリング２を嵌め込んで、嵌
め入れた側から固定座３を取付板１Ｘにネジ４Ｐ４で固
定することによって、あるいはこの固定座を取付板に溶
接固定することによって、同ベアリング２を取り付ける
方法が採られていた。又同装置の部品となる磁石板を取
付板に形成した開口に取り付ける場合も同様の方法が採
られていた。
いて、その部品となるミニチャアベアリングを金属製の
取付板に取り付ける場合には、図５に示すように、取付
板１Ｘに、取り付けるミニチュアベアリング２の外径よ
りも多少小径の貫通穴をパンチ抜きし、続いてこの貫通
穴の肉厚方向の一端縁に止め代１Ｘａを残して、同内周
面を同ベアリング２の外径に対応する径になるまで精密
加工した後、この穴に同ベアリング２を嵌め込んで、嵌
め入れた側から固定座３を取付板１Ｘにネジ４Ｐ４で固
定することによって、あるいはこの固定座を取付板に溶
接固定することによって、同ベアリング２を取り付ける
方法が採られていた。又同装置の部品となる磁石板を取
付板に形成した開口に取り付ける場合も同様の方法が採
られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように固定座を利用してその抜け止めを図る方法であ
ると、この固定座の肉厚相当分のスペースが、極力薄型
にすることが好ましいジャイロ装置等の小型化における
障害となっていた。また、上記固定座をビスで固定する
にも、前以って固定座と対応する板材部分にビス孔を前
以って形成する必要があり、また、その取り付けに多大
な設備費用と技術及び時間を要していた。
たように固定座を利用してその抜け止めを図る方法であ
ると、この固定座の肉厚相当分のスペースが、極力薄型
にすることが好ましいジャイロ装置等の小型化における
障害となっていた。また、上記固定座をビスで固定する
にも、前以って固定座と対応する板材部分にビス孔を前
以って形成する必要があり、また、その取り付けに多大
な設備費用と技術及び時間を要していた。
【０００４】本発明者は、このような従来からの問題に
対し、如何なる方法の取り付け方法が最適なのかを研究
工夫し、今ここにその成果が得られるに至った。そして
その目的は、ミニチュアベアリングの取付穴を、その一
端周縁にミニチュアベアリングを受け止める止め代部分
を残した状態で、しかもその穴の入口近傍の内周面をテ
ーパー面にした状態で開設し、さらに、この取付穴の止
め代部分の無い端部側からベアリングを挿入して、この
止め代部分で受け止めると共に、板材の取付穴の入口周
囲の数カ所をカシメて、ベアリングを板材に固定して取
り付けることによって、ミニチュアベアリングなどの精
密部品を簡単かつ正確・確実に板材に取り付けることが
でき、しかも、その取付コストを極めて安価にすること
ができる精密部品を取付板に取り付けるようにすること
を目的とするものである。
対し、如何なる方法の取り付け方法が最適なのかを研究
工夫し、今ここにその成果が得られるに至った。そして
その目的は、ミニチュアベアリングの取付穴を、その一
端周縁にミニチュアベアリングを受け止める止め代部分
を残した状態で、しかもその穴の入口近傍の内周面をテ
ーパー面にした状態で開設し、さらに、この取付穴の止
め代部分の無い端部側からベアリングを挿入して、この
止め代部分で受け止めると共に、板材の取付穴の入口周
囲の数カ所をカシメて、ベアリングを板材に固定して取
り付けることによって、ミニチュアベアリングなどの精
密部品を簡単かつ正確・確実に板材に取り付けることが
でき、しかも、その取付コストを極めて安価にすること
ができる精密部品を取付板に取り付けるようにすること
を目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに提案される本願発明の精密部品を取付板に取り付け
る方法は、ミニチャアベアリングや小ブッシュ及び磁石
板等の精密部品を板材に取り付けるべく、精密部品を取
り付ける取付板の取付箇所にこれら精密部品の外周径よ
りも小径の貫通穴を形成した後、この貫通穴の内周面
を、その肉厚方向の一端部分に所望の肉厚高さの止め代
部分を残した状態で、精密部品の外周径に相当する径ま
で精密加工し、続いて前記止め代部分を所望の大きさに
加工した後、この加工した段付貫通穴の肉厚方向におけ
る前記止め代部分と反対側となる貫通穴の縁から肉厚方
向の途中箇所に至る内周面部をテーパー加工することに
よって前記精密部品の取付穴を形成し、さらに、この取
付穴に上記精密部品を突入させてこの精密部品の突入端
面を前記止め代部分で受け止めさせた後、上記取付板の
取付穴入口近傍の板面部分の数カ所をカシメて板材の一
部を上記精密部品の外周面からその外角のテーパー面又
はＲ面に寄せ被せることによって、上記精密部品を上記
取付板に固定させることを特徴とする。
めに提案される本願発明の精密部品を取付板に取り付け
る方法は、ミニチャアベアリングや小ブッシュ及び磁石
板等の精密部品を板材に取り付けるべく、精密部品を取
り付ける取付板の取付箇所にこれら精密部品の外周径よ
りも小径の貫通穴を形成した後、この貫通穴の内周面
を、その肉厚方向の一端部分に所望の肉厚高さの止め代
部分を残した状態で、精密部品の外周径に相当する径ま
で精密加工し、続いて前記止め代部分を所望の大きさに
加工した後、この加工した段付貫通穴の肉厚方向におけ
る前記止め代部分と反対側となる貫通穴の縁から肉厚方
向の途中箇所に至る内周面部をテーパー加工することに
よって前記精密部品の取付穴を形成し、さらに、この取
付穴に上記精密部品を突入させてこの精密部品の突入端
面を前記止め代部分で受け止めさせた後、上記取付板の
取付穴入口近傍の板面部分の数カ所をカシメて板材の一
部を上記精密部品の外周面からその外角のテーパー面又
はＲ面に寄せ被せることによって、上記精密部品を上記
取付板に固定させることを特徴とする。
【０００６】本願発明の取付方法の対象となる精密部品
は、ジャイロ墨出し装置の部品を主な対象としているが
これに限定されるものではない。なお、同部品を取り付
ける取付板の肉厚よりも短幅のものが適用対象となる。
そしてここに使用される取付板は、カシメることができ
る金属板であればその素材を問わず、さらに所望の温度
に加熱した治具を使って加熱しながらカシメ止める限り
において熱可塑性を有する樹脂板も適用の対象にある。
は、ジャイロ墨出し装置の部品を主な対象としているが
これに限定されるものではない。なお、同部品を取り付
ける取付板の肉厚よりも短幅のものが適用対象となる。
そしてここに使用される取付板は、カシメることができ
る金属板であればその素材を問わず、さらに所望の温度
に加熱した治具を使って加熱しながらカシメ止める限り
において熱可塑性を有する樹脂板も適用の対象にある。
【０００７】本願発明の取付方法は、上述したミニチュ
アベアリングを取り付ける場合のみならず、例えば小ブ
ッシュの取り付け、磁石をその取付板に取り付ける場合
など、取付板の肉厚よりも多少幅の短い精密部品であれ
ばあらゆるものが適用される。
アベアリングを取り付ける場合のみならず、例えば小ブ
ッシュの取り付け、磁石をその取付板に取り付ける場合
など、取付板の肉厚よりも多少幅の短い精密部品であれ
ばあらゆるものが適用される。
【０００８】そしてその取り付けも、精密部品周りの取
付板の適所を数カ所をカシメて行ない、その数カ所は等
間隔することが好ましい。なお、このようにカシメて止
めるとミニチュアベアリングの軸芯がズレるといった懸
念があるかも知れないが、取付板に形成した突入穴の外
周面の一部にミニチュアベアリングの外周に相当する面
が形成されているため、また同時に数カ所をカシメ止め
るために、全く不具合は生じない。
付板の適所を数カ所をカシメて行ない、その数カ所は等
間隔することが好ましい。なお、このようにカシメて止
めるとミニチュアベアリングの軸芯がズレるといった懸
念があるかも知れないが、取付板に形成した突入穴の外
周面の一部にミニチュアベアリングの外周に相当する面
が形成されているため、また同時に数カ所をカシメ止め
るために、全く不具合は生じない。
【０００９】そして、このようにカシメ止めるだけで、
ミニチュアベアリング等のせつみつ部品を簡単かつ正確
・確実に精密部品を取付板に取り付けて固定することが
できるのである。
ミニチュアベアリング等のせつみつ部品を簡単かつ正確
・確実に精密部品を取付板に取り付けて固定することが
できるのである。
【００１０】
【発明の実施の形態】本願発明の目的及び方法は以上の
通りであり、次に添付図面に基づいて本願発明に係る精
密部品を取付板に取り付ける方法の具体的な実施例を詳
述する。
通りであり、次に添付図面に基づいて本願発明に係る精
密部品を取付板に取り付ける方法の具体的な実施例を詳
述する。
【００１１】図１は本願発明の方法に基づいて取付板に
取付穴を形成する一連の方法を示した正面断面図であ
り、図２はこのように形成した取付穴にミニチュアベア
リングを挿入した状態を示した図であり、図３はさらに
取付板の適所をカシメてミニチュアベアリングを板材に
固定した状態を示した図である。
取付穴を形成する一連の方法を示した正面断面図であ
り、図２はこのように形成した取付穴にミニチュアベア
リングを挿入した状態を示した図であり、図３はさらに
取付板の適所をカシメてミニチュアベアリングを板材に
固定した状態を示した図である。
【００１２】先ず、図１の（ａ）〜（ｄ）において、取
付板に取付穴を形成する方法を詳述する。最初に、図１
（ａ）に示すように、精密部品であるミニチュアベアリ
ング（本図においては図示せず）を取り付ける取付板１
の取付箇所に、この取付板１のブレス形成時に、ミニチ
ュアベアリングの外周径よりも小径ｄの内周面１ａを有
する貫通穴１Ａもプレス加工して形成する。なお、この
貫通穴１Ａの形成は板材１のブレス形成後であっても構
わない。
付板に取付穴を形成する方法を詳述する。最初に、図１
（ａ）に示すように、精密部品であるミニチュアベアリ
ング（本図においては図示せず）を取り付ける取付板１
の取付箇所に、この取付板１のブレス形成時に、ミニチ
ュアベアリングの外周径よりも小径ｄの内周面１ａを有
する貫通穴１Ａもプレス加工して形成する。なお、この
貫通穴１Ａの形成は板材１のブレス形成後であっても構
わない。
【００１３】続いて、図１（ｂ）に示すように、この貫
通穴１Ａの内周面１ｂを、その肉厚方向の一端部分に所
望の肉厚高さの止め代部分１ｈを残した状態で、リーマ
加工等によりミニチュアベアリングの外周径に相当する
径ｄ２まで精密加工して、穴１Ｂを形成する。なお、こ
の場合、上記止め代部分１ｈは上記小径ｄ１のままであ
る。
通穴１Ａの内周面１ｂを、その肉厚方向の一端部分に所
望の肉厚高さの止め代部分１ｈを残した状態で、リーマ
加工等によりミニチュアベアリングの外周径に相当する
径ｄ２まで精密加工して、穴１Ｂを形成する。なお、こ
の場合、上記止め代部分１ｈは上記小径ｄ１のままであ
る。
【００１４】続いて、図１（ｃ）に示すように、上記止
め代部分１ｈをミニチュアベアリングを止めるに必要な
所望の径になるように切り落として、穴１Ｃを形成す
る。
め代部分１ｈをミニチュアベアリングを止めるに必要な
所望の径になるように切り落として、穴１Ｃを形成す
る。
【００１５】最後に、図１（ｄ）に示すように、穴１Ｃ
の肉厚方向における前記止め代部分１ｃと反対側となる
穴縁から肉厚方向の途中箇所に至る内周面部をテーパー
加工して斜面部分１ｄを形成すれば、取付穴１Ｄは出来
上がる。
の肉厚方向における前記止め代部分１ｃと反対側となる
穴縁から肉厚方向の途中箇所に至る内周面部をテーパー
加工して斜面部分１ｄを形成すれば、取付穴１Ｄは出来
上がる。
【００１６】続いて、図２に示すように、この取付穴１
Ｄにミニチュアベアリング２を挿入して、その一端面を
前記止め代部分１ｈで受け止め、さらに、図３に示すよ
うに、上記取付板１の取付穴１Ｄの入口近傍の板面部分
の数カ所１ｅ，１ｅを治具を利用して同時にカシメるこ
とによって、取付板１の一部１ｆ，１ｆをミニチュアベ
アリング２の外周面からテーバー面で形成されたその周
縁面２ａに向けて座屈させれば、これら一連の取付工程
は終了する。なお、上記斜面部分１ｄを本工程の過程で
形成したのは、このカシメによる座屈をより一層容易に
する点と、ミニチュアベアリング２の挿入を容易にする
ためである。
Ｄにミニチュアベアリング２を挿入して、その一端面を
前記止め代部分１ｈで受け止め、さらに、図３に示すよ
うに、上記取付板１の取付穴１Ｄの入口近傍の板面部分
の数カ所１ｅ，１ｅを治具を利用して同時にカシメるこ
とによって、取付板１の一部１ｆ，１ｆをミニチュアベ
アリング２の外周面からテーバー面で形成されたその周
縁面２ａに向けて座屈させれば、これら一連の取付工程
は終了する。なお、上記斜面部分１ｄを本工程の過程で
形成したのは、このカシメによる座屈をより一層容易に
する点と、ミニチュアベアリング２の挿入を容易にする
ためである。
【００１７】図３は、ジャイロ墨出し装置の部品である
磁石板７０をその取付板１Ｖに形成された取付穴１Ｄに
取り付ける方法を示したものであり、このうち（ａ）図
は円板形状の磁石板７０を取付板１Ｖに取り付けた状態
を下面（裏面）側から見た図である。この場合の取り付
けは、取付板１Ｖの下面側から磁石板７０を取り付けら
れており、その取り付け方法は、前述した実施例の場合
と同様の方法で開設された取付穴１Ｄに、（ｂ）図に示
すように磁石板７０を嵌め込み、さらに（ｃ）図に示す
ように、上記取付板１Ｖの取付穴１Ｄの入口近傍の板面
部分の数カ所１ｅ，１ｅを治具を利用して同時にカシメ
止めるのである。すなわち、上述した実施例とと全く同
じ方法によって止めるのである。このため、本図におい
て図１と共通する箇所には同一符号を付して、重複した
説明は省略する。
磁石板７０をその取付板１Ｖに形成された取付穴１Ｄに
取り付ける方法を示したものであり、このうち（ａ）図
は円板形状の磁石板７０を取付板１Ｖに取り付けた状態
を下面（裏面）側から見た図である。この場合の取り付
けは、取付板１Ｖの下面側から磁石板７０を取り付けら
れており、その取り付け方法は、前述した実施例の場合
と同様の方法で開設された取付穴１Ｄに、（ｂ）図に示
すように磁石板７０を嵌め込み、さらに（ｃ）図に示す
ように、上記取付板１Ｖの取付穴１Ｄの入口近傍の板面
部分の数カ所１ｅ，１ｅを治具を利用して同時にカシメ
止めるのである。すなわち、上述した実施例とと全く同
じ方法によって止めるのである。このため、本図におい
て図１と共通する箇所には同一符号を付して、重複した
説明は省略する。
【００１８】
【発明の効果】以上説明した本願発明の精密部品の取付
板への取り付けを、取り付けるミニチュアベアリングの
外径よりも多少小径の貫通穴をパンチ抜きし、続いてこ
の貫通穴の肉厚方向の一端側を残した同内周面を同ベア
リングの外径に相当する径になるまで精密加工するとい
う従来の一連の工程に加えて、さらに、このように加工
した段付貫通穴の肉厚方向における前記止め代部分と反
対側となる段付貫通穴の縁から肉厚方向に向けた内周面
部分を、前記精密部品の外周径に相当する径となる部分
を多少残して、テーパー加工した後この段付貫通孔の止
め代の無い端部側からベアリングを挿入し、この押入し
た側の段付貫通孔周りの取付板部分の数カ所をカシメて
ベアリングを固定する方法を採用したことによって、ミ
ニチュアベアリングなどの精密部品を簡単かつ正確・確
実に取付板に取り付けることができ、しかも、その取付
コストを極めて安価にすることができたのであり、しか
もこの取付方法によれば、上述したミニチュアベアリン
グのみならず、軸受けブッシュの取り付け、磁石を取付
板に形成した穴に取り付ける場合など、取付板の肉厚よ
りも短い幅の各種精密部品の取り付けにも適用すること
ができる。
板への取り付けを、取り付けるミニチュアベアリングの
外径よりも多少小径の貫通穴をパンチ抜きし、続いてこ
の貫通穴の肉厚方向の一端側を残した同内周面を同ベア
リングの外径に相当する径になるまで精密加工するとい
う従来の一連の工程に加えて、さらに、このように加工
した段付貫通穴の肉厚方向における前記止め代部分と反
対側となる段付貫通穴の縁から肉厚方向に向けた内周面
部分を、前記精密部品の外周径に相当する径となる部分
を多少残して、テーパー加工した後この段付貫通孔の止
め代の無い端部側からベアリングを挿入し、この押入し
た側の段付貫通孔周りの取付板部分の数カ所をカシメて
ベアリングを固定する方法を採用したことによって、ミ
ニチュアベアリングなどの精密部品を簡単かつ正確・確
実に取付板に取り付けることができ、しかも、その取付
コストを極めて安価にすることができたのであり、しか
もこの取付方法によれば、上述したミニチュアベアリン
グのみならず、軸受けブッシュの取り付け、磁石を取付
板に形成した穴に取り付ける場合など、取付板の肉厚よ
りも短い幅の各種精密部品の取り付けにも適用すること
ができる。
【図１】本願発明の方法に基づいて取付板の取付穴を形
成する一連の方法を示した正面断面図である。
成する一連の方法を示した正面断面図である。
【図２】取付板の取付穴にミニチュアベアリングを挿入
した状態を示した図である。
した状態を示した図である。
【図３】取付板の適所をカシメてミニチュアベアリング
を取付板に固定した状態を示した図である。
を取付板に固定した状態を示した図である。
【図４】磁石板をその取付板に形成された取付穴に取り
付ける方法を示した図である。
付ける方法を示した図である。
【図５】従来方法によるミニチュアベアリングを取付板
に取り付ける方法を示した図である。
に取り付ける方法を示した図である。
１ 取付板 １ｈ 止め代部分 １Ｄ 取付穴 ２ ミニチュアベアリング
Claims (1)
- 【請求項１】 ジャイロ墨出し装置等の部品であるミニ
チャアベアリングや小ブッシュ及び磁石板等の精密部品
を取付板に取り付けるべく、精密部品を取り付ける取付
板の取付箇所にこれら精密部品の外周径よりも小径の貫
通穴を形成した後、この貫通穴の内周面を、その肉厚方
向の一端部分に所望の肉厚高さの止め代部分を残した状
態で、精密部品の外周径に相当する径まで精密加工し、
続いて前記止め代部分を所望の大きさに加工した後、こ
の加工した段付貫通穴の肉厚方向における前記止め代部
分と反対側となる貫通穴の縁から肉厚方向の途中箇所に
至る内周面部をテーパー加工することによって前記精密
部品の取付穴を形成し、さらに、この取付穴に上記精密
部品を突入させてこの精密部品の突入端面を前記止め代
部分で受け止めさせた後、上記取付板の取付穴入口近傍
の板面部分の数カ所をカシメて取付板の一部を上記精密
部品の外周面からその外角のテーパー面又はＲ面に寄せ
被せることによって、上記精密部品を上記取付板に固定
させることを特徴とする精密部品を取付板に取り付ける
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176487A JPH116528A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 精密部品を取付板に取り付ける方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176487A JPH116528A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 精密部品を取付板に取り付ける方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH116528A true JPH116528A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16014533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9176487A Pending JPH116528A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 精密部品を取付板に取り付ける方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH116528A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1096124A3 (en) * | 1999-11-01 | 2003-01-29 | Denso Corporation | Valve system for intake air controller for internal combustion engine and manufacturing the same |
| JP2008298285A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Taida Electronic Ind Co Ltd | 軸受構造、軸受構造を有するモーター及び軸受構造を有するファン |
| CN102862405A (zh) * | 2012-09-14 | 2013-01-09 | 合肥市远大轴承锻造有限公司 | 轴承打字工装夹具 |
| CN108953390A (zh) * | 2018-07-10 | 2018-12-07 | 广州广日智能停车设备有限公司 | 一种轴承座安装结构 |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP9176487A patent/JPH116528A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1096124A3 (en) * | 1999-11-01 | 2003-01-29 | Denso Corporation | Valve system for intake air controller for internal combustion engine and manufacturing the same |
| JP2008298285A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Taida Electronic Ind Co Ltd | 軸受構造、軸受構造を有するモーター及び軸受構造を有するファン |
| CN102862405A (zh) * | 2012-09-14 | 2013-01-09 | 合肥市远大轴承锻造有限公司 | 轴承打字工装夹具 |
| CN108953390A (zh) * | 2018-07-10 | 2018-12-07 | 广州广日智能停车设备有限公司 | 一种轴承座安装结构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07171654A (ja) | ピアスナットの製造装置 | |
| EP2031257B1 (en) | Stud bolt, stud bolt installation structure, and force magnification device using the same | |
| JPH116528A (ja) | 精密部品を取付板に取り付ける方法 | |
| EP1312831B1 (en) | Ball-nut assembly and method for making | |
| JPS62104633A (ja) | 板状部材の固定方法 | |
| JP4319801B2 (ja) | 金属板へのねじ装置の固定方法 | |
| JP2008157401A (ja) | 遊星歯車装置 | |
| JP3062477B2 (ja) | 縦方向ガイドの玉軸受保持器に玉を挿入および固定する方法および装置 | |
| EP0972126B1 (en) | Improved hinge with removable pin | |
| JP3957410B2 (ja) | 板材への突軸形成方法 | |
| JP2000317542A (ja) | 板材への中空軸形成方法 | |
| US5998900A (en) | Retaining ring of a shaft | |
| JPH0632707Y2 (ja) | 部品取付け構造 | |
| JPS58113618A (ja) | 金属板にナツトを固着する方法 | |
| JPS61222642A (ja) | バ−リング加工方法 | |
| JP3409529B2 (ja) | 薄肉板に対する軸部材取付孔の加工方法、固定方法及びマイクロ駆動ユニット | |
| JPH06226559A (ja) | ミッションリテーナー組立体の製造方法及びその製造装置 | |
| JP2008105174A (ja) | プラスチック製締結要素をいつでも使用できる状態に保持する方法及び装置、並びにプラスチック製締結要素 | |
| JP3718475B2 (ja) | 枠体 | |
| JPH0639148Y2 (ja) | 自動車のトーションバー取付け装置 | |
| JP2811135B2 (ja) | スプリングコネクタ用外筒端子部材の製造方法 | |
| JP3027474U (ja) | 基板ピン | |
| JPS61176430A (ja) | モ−タ用鉄心の形成方法 | |
| JP2003230931A (ja) | 金属板における突起構造および突起加工方法 | |
| JP3485466B2 (ja) | 押出材の加工方法 |