JPH1162607A - エンジン発電機 - Google Patents

エンジン発電機

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JPH1162607A
JPH1162607A JP21361297A JP21361297A JPH1162607A JP H1162607 A JPH1162607 A JP H1162607A JP 21361297 A JP21361297 A JP 21361297A JP 21361297 A JP21361297 A JP 21361297A JP H1162607 A JPH1162607 A JP H1162607A
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Tadafumi Hirose
忠文 広瀬
Motohisa Shimizu
元寿 清水
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高い遮音効果を有し、かつエンジンと発電機
を効率良く冷却し、両者で形成する振動部分を安定に防
振支持するコンパクトなエンジン発電機を提供する。 【解決手段】 エンジン30及び発電機35を回転軸方向に
配置し遮音ケース内に収容した装置において、発電機が
アウターロータ36に冷却ファン40を有しフライホイール
を兼用し、発電機を覆うファンカバー16は、一方の開放
端をエンジンに固着し、他方の吸風口の開口端をリコイ
ルスタータ45に連結し、エンジンとリコイルスタータと
が防振部材を介して遮音ケースの底壁に支持され、ダク
ト7がエンジン及びマフラーを覆い、ダクトの上流側開
口がファンカバーの一方端と連結し、下流側が外部に開
口する排風口を形成し、ファンカバーの吸風口端から遮
音ケース内の空気を吸入しダクトに導入した空気が発電
機,エンジン,マフラーの順に冷却した後に排風口から
外部に排風される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置全体を遮音ケ
ースで覆ったエンジン発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンにより駆動される発電機をエン
ジンと一体化したエンジン発電機は、一般に建設工事現
場等で使用されるが、作業環境もしくは市街地で特に夜
間運転する場合の現場周辺への配慮から、運転音をなる
べく低く抑えるために装置全体を遮音ケースで覆ったも
のが広く使用されている。
【0003】この種のエンジン発電機は、上述のように
静粛性を追求すべく吸気口や排気口等の開口をできるだ
け少なく、かつ小さくしてあるが、一方においては開口
面積が小さいことから遮音ケース内部の冷却について十
分な考慮が必要になる。
【0004】そこで本出願人は、先の出願に係る実公昭
64−3777号公報等に記載した例を提案しており、
同例においてはエンジンとマフラーとをダクトで覆って
他の機器とは隔離し、このダクト内に冷却風を強制的に
通風してマフラー側から遮音ケースの外へ排風すること
により、遮音ケース内に温度の高い冷却排風が再循環す
るのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし遮音ケース内に
あってダクトの外にある発電機については、前記ダクト
とは別の冷却風路を構成するか発電機専用の冷却ファン
を用意する等の措置を講じなければならず、装置の大型
化の要因の一つとなっていた。
【0006】前記実公昭64−3777号公報記載の例
では、エンジンとマフラーを覆うダクトに強制的に通風
する冷却ファンとは別個に発電機を冷却するファンを備
え、同ファンによる排風を前記ダクトに合流させるよう
になっており、この排風圧力がある程度高くないと合流
させることができない等の問題とともにあまり効率の良
い冷却システムとはいえない。
【0007】また開示されていないが発電機部分をフラ
イホイール兼用のアウターロータ式とした場合、回転軸
方向の寸法が小さくなるため、防振部材を介してのエン
ジンおよび発電機の支持が不安定になり易いという問題
がある。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、高い遮音効果が得られ、かつ
エンジンと発電機を効率良く冷却することができるとと
もに、エンジンおよび発電機で形成される振動部分を安
定に防振支持できるようにしたコンパクトなエンジン発
電機を供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、エンジンおよび同エンジ
ンにより駆動される発電機を回転軸方向に並べて配置し
て遮音ケース内に収容したエンジン発電機において、前
記発電機がアウターロータに冷却ファンを有するフライ
ホイール兼用発電機で構成され、同発電機を覆うファン
カバーは、一方のエンジン側開放端が前記エンジンに固
着され、他方の遮音ケース内に開口した吸風口の開口端
がリコイルスタータに連結され、前記エンジン下部と前
記リコイルスタータ下部が防振部材を介して遮音ケース
の底壁に支持され、前記遮音ケース内でダクトが前記エ
ンジンおよび前記マフラーを覆って他の機器から隔離
し、前記ダクトは上流側開口が前記ファンカバーのエン
ジン側開放端と連結され、前記ダクトの下流側に前記遮
音ケースの外部に開口する排風口が形成され、前記ファ
ンカバーの吸風口から前記遮音ケース内の空気を吸入し
前記ダクトに導入された空気が前記発電機,エンジン,
マフラーの順に冷却した後に前記排風口から前記遮音ケ
ースの外部に排風されるエンジン発電機とした。
【0010】アウターロータに冷却ファンを有するフラ
イホイール兼用発電機を用いているので、回転軸方向の
寸法を小さくすることができるとともに、エンジンと発
電機で構成される振動体の回転軸方向の両端部分となる
エンジン下部とリコイルスタータ下部とが防振部材を介
して遮音ケースの底壁に支持されるので、振動体部分を
安定に防振支持することができる。またリコイルスター
タ下部を支持しているため、リコイルスタータの引き力
(操作力)に対しても安定に支持することもできる。
【0011】さらにエンジンとマフラーは、遮音ケース
内でさらにダクトに覆われた2重遮音構造として遮音効
果が大きい。冷却ファンにより遮音ケース内の空気がフ
ァンカバーおよびダクト内に吸入され、発電機,エンジ
ン,マフラーの順に冷却して外部に排風されるので、効
率的な冷却が行われる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のエ
ンジン発電機において、前記防振部材は、前記エンジン
のクランクケース下部と前記リコイルスタータの下方へ
突出形成した前記ファンカバー端部とを支持するように
構成したことを特徴とする。
【0013】リコイルスタータ側の下部は、リコイルス
タータ下方へ突出形成した前記ファンカバー端部を防振
部材で支持するようにしたので、支持のためにリコイル
スタータを特に堅牢な構造にせずともダイカスト等で形
成される堅牢なファンカバーと一体的に支持部を形成す
ることが可能となる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のエンジン発電機において、前記ダクトが前
記遮音ケースに固定するとともに、このダクトの上流側
開口と前記ファンカバーのエンジン側開放端とを弾性シ
ール部材を介して連結したことを特徴とする。
【0015】ダクトとファンカバーの互いの振動系の違
う振動を弾性シール部材が吸収し、かつ弾性シール部材
はダクト内部の熱風が遮音ケース内に漏れるのを防止す
ることができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかの項記載のエンジン発電機において、前
記リコイルスタータのスタータケースに通気孔が形成さ
れたことを特徴とする。
【0017】冷却ファンにより遮音ケース内の空気が吸
風口からファンカバー内に吸入されるが、吸風口の開口
端に連結されるリコイルスタータのスタータケースに通
気孔が形成されているので、吸風開口部からの運転音の
漏出をより低下させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図7に図示し説明する。本実施の形態
のエンジン発電機1は、図1に外観図を示すように装置
全体を遮音ケース2で覆った立方体状をなしている。
【0019】遮音ケース2その他内部フレーム等の分解
斜視図を図2に示す。偏平な受け皿状をなすアンダーフ
レーム3は、前側壁3aと右側壁3bに外部と連通する
吸気口4a,4bが形成され、後側壁3cは着脱可能と
し、内部には左右方向に長尺の前後一対の支持メンバー
3p,3qが互いに平行に敷設されている。
【0020】このアンダーフレーム3に概ね矩形板状の
フロントフレーム5とリアフレーム6とが互いに所定間
隔を存して対向するように立設される。フロントフレー
ム5は、上側周縁が後方に屈曲してフランジ5aが形成
され、矩形板の上部に左右方向に長尺の長方形状の開孔
5b、下部に円形の一部が膨出したような連通開孔5c
が形成されている。
【0021】一方リアフレーム6は、上下分割型で合体
すると、中央に大きく矩形状をなす貫通孔7aが形成さ
れ、この貫通孔7aに前方へ膨出したダクト7が一体に
形成され、リアフレーム6の上側周縁は前方に屈曲して
フランジ6aが形成されている。前記ダクト7の前部は
矩形筒状をなして開口している。
【0022】そしてリアフレーム6の後方には貫通孔7
aに設けられダクト7に連接して後方に膨出したように
構成されるグラスウール製のダクト8が配設される。ダ
クト8は前方と下方を開口した概ね矩形の箱状をなし、
上側壁に排風口8aが設けられる。
【0023】アンダーフレーム3の上に立設された前後
のフロントフレーム5とリアフレーム6との間に前後方
向に指向した左右に一対の補強レール9,9が上側角部
を貫通して架設される。こうして補強された前後のフロ
ントフレーム5とリアフレーム6の対向する空間を外部
から仕切るように外周縁に沿って半角筒状のセンターカ
バー11が覆う。
【0024】センターカバー11は、プレートを屈曲して
左側壁11aと上壁11bと右上側壁11cの半角筒状をな
し、右下側壁は別部材である開閉可能な蓋部材12が覆う
ようになっており、内部にセンター室22が区画形成され
る。センターカバー11の上壁には燃料タンク55の給油口
55bが突出する円孔11dが形成されている。
【0025】そしてフロントフレーム5の前方に概ね矩
形箱状をしたフロントカバー13が被せられフロント室21
が区画形成され、リアフレーム6の後方には概ね矩形箱
状をしたリアカバー14が被せられリア室23が区画形成さ
れるが、このリアカバー14の内面に沿って前記グラスウ
ール製のダクト8が内張りされたような構造となり、ダ
クト8内がリア室23となる。
【0026】フロントカバー13の前壁中央は矩形に凹出
して開口したコントロールパネル62用の矩形口13aが形
成され、リアカバー14の上壁には前記ダクト8に設けら
れる排風口8aに対応して矩形口14aが形成されてい
る。
【0027】以上のようにエンジン発電機1の外壁をな
す遮音ケース2は、アンダーフレーム3,センターカバ
ー11,蓋部材12,フロントカバー13,リアカバー14によ
って6面を形成してケースを構成している。そして遮音
ケース2の内部空間は、フロントフレーム5とリアフレ
ーム6によってフロント室21,センター室22,リア室23
の3つの室に区画されている。
【0028】なおリアフレーム6よりセンター室22に膨
出したダクト7の矩形筒状部に、連続してさらにセンタ
ー室22内にダクトでもあるファンカバー16が設置され
る。ファンカバー16は発電機35と遠心ファン40を覆うべ
く概ね円筒状をなし、前端の円開口が吸風口16aをな
し、吸風口16aの環状の開口端面に突出長を一定にした
突起16bが複数設けられている。
【0029】ファンカバー16の後端開口面は外周方向に
延出したフランジ16cが形成され、同フランジ16cに後
方から矩形枠部材17が取り付けられる。矩形枠部材17の
矩形外周縁にはシールラバー18が周設されており、前記
ダクト7の矩形筒状部内にシールラバー18で周囲をシー
ルして矩形枠部材17が嵌合される。
【0030】すなわちファンカバー16は、矩形枠部材17
を介してリアフレーム6のダクト7に連接し、ダクト7
はリアフレーム6より後方に膨出してリア室23を形成す
るダクト8に連接している。
【0031】したがって遮音ケース2内には、ファンカ
バー16,ダクト7,ダクト8からなるダクト内空間が、
センタ室22の一部とリア室23を占有して形成されてお
り、ダクト内空間の上流側吸風口16aはセンター室22内
に開口しており、下流側排風口8aはダクト8の上側壁
に設けられ、同排風口8aはリアカバー14の矩形口14a
に臨んで遮音ケース2の外部に開口している。
【0032】以上のような遮音ケース2内のフレーム構
造およびダクト構造に各種機器が配設される。エンジン
30は、図4に示すように遮音ケース2の後部のダクト
7,8内に収容され、アンダーフレーム3に敷設された
支持メンバー3qに固着された左右一対の防振マウント
部材31により支持される(図4、図6参照)。
【0033】図6に示すようにエンジン30は、クランク
ケース30aを左側に偏って位置させ、シリンダ30bを右
方向で若干上向きに傾斜させて突設しており、前後水平
方向に指向したクランク軸30cは前方へ突出している。
【0034】このようにエンジン30はシリンダ30bを傾
斜させているので、ダクト7,8の上部空間を大きく確
保でき、同空間に大型筒状のマフラー32を左右方向に指
向させて配設している。マフラー32はエンジン30にブラ
ケット33を介して支持され、シリンダ30b部より上方へ
延出した排気管34が連結され、マフラー32の右側壁から
延びたテールパイプ32aがマフラー32の後面に回り込ん
で排気口を排風口8aに沿わせている。
【0035】クランクケース30aより前方へ突出したク
ランク軸30cに発電機35が設けられている。発電機35
は、アウターロータ型の多極発電機であり、図7に示す
ようにクランク軸30cに一体に固着されたアウターロー
タ36は有底円筒状をなし、周壁の内周面に磁石36aが複
数周方向に亘って貼着されてクランク軸30cと一体に回
転し、エンジンにおけるフライホイールの作用も果して
いる。
【0036】アウターロータ36は、底壁を前側にして後
方を開口し、内部のインナーステータ37は放射状に突出
した複数のヨークに発電コイルが巻回されたステータコ
アがクランクケース30aに固定されている。なおアウタ
ーロータ36の底壁には通気口36bが複数形成されてい
る。このアウターロータ36の底壁に遠心ファン40が前方
から固着されている。
【0037】遠心ファン40は、円板状基盤40aの前後両
面にファン41,42がそれぞれ形成された両面ファンであ
る。前記ファンカバー16は、上記発電機35と遠心ファン
40を覆っており、前端の吸風口16aが遠心ファン40に対
向して開口し、後端は矩形枠部材17とともにエンジン30
のクランクケース30aに固着されて支持される。
【0038】このファンカバー16の前端吸風口16aに対
向してリコイルスタータ45が設けられている。リコイル
スタータ45はファンカバー16の吸風口16aの開口端面に
突出した突起16bによってファンカバー16の端面から所
定間隔を存して配置され、スタータケース46のボス部46
bをファンカバー16に固着して一体に支持される。
【0039】リコイルスタータ45は、図3を参照してク
ランク軸30cと同軸の回転軸にラチェットホイール47が
後方への飛び出しが可能に設けられており、同ラチェッ
トホイール47に対向して遠心ファン40の中心部分にラチ
ェット48が取り付けられている。
【0040】ラチェットホイール47は、ギア列47aを介
してスタータレバーで駆動されるとともに、スタータケ
ース46の左端に設けられたスタータモータ49によっても
駆動される。
【0041】通常ラチェット48と離れているラチェット
ホイール47がスタータモータ49等により駆動されるとき
は、後方へ飛びだしてラチェット48に係合しラチェット
48とアウターロータ36を介して一体のクランク軸30cを
強制的に回転してエンジン30の始動を行うことができ
る。
【0042】リコイルスタータ45の概ね円錐形状をした
スタータケース46は、母線に沿った長孔46aが周方向に
亘って複数本形成されており、ファンカバー16の端面と
の間隙とともに、スタータケース46の外部とファンカバ
ー16の吸風口16aとを連通している。
【0043】リコイルスタータ45の下部にはファンカバ
ー16の端部から一体的に突出形成された支持部材16dが
位置しており、この支持部材16dはセンター室22内にあ
ってアンダーフレーム3に敷設された支持メンバー3p
に固着された左右一対の防振マウント部材50により支持
される(図4、図5参照)。
【0044】エンジン30とリコイルスタータ45は、ファ
ンカバー16を介して一体に連結されており、後部のエン
ジン30のクランクケース下部を防振マウント部材31が支
持し、前部のリコイルスタータ45の下部となるファンカ
バー16の端部端部から一体的に突出形成された支持部材
16dを防振マウント部材50が支持するので、振動体の前
後の両端部分に近い位置を効果的に支持することができ
る。またリコイルスタータ45の下部を支持しているた
め、リコイルスタータの引き力(操作力)に対して安定
に支持することができる。
【0045】リア室23からセンター室22にかけて左寄り
に位置したクランクケース30aの前方に発電機35および
リコイルスタータ45が配設されるので、センター室22内
においてファンカバー16とリコイルスタータ45の右方に
空間が開き、同空間に気化器52とエアクリーナ53がエア
クリーナ53を前側にして前後に配設される。
【0046】エンジン30の上方にはマフラー32が配設さ
れたが、センター室22内のファンカバー16,リコイルス
タータ45,気化器52,エアクリーナ53の上方空間に燃料
タンク55が配設される。
【0047】前記フロントフレーム5とリアフレーム6
との間に架設された左右一対の補強レール9に燃料タン
ク55のフランジ55aを防振ラバー56を介してボルト57で
固定し燃料タンク55を懸架する。
【0048】なお燃料タンク55はフロントフレーム5の
上部開孔5bから一部フロント室21内にはみ出してお
り、燃料タンク55の上方へ突出した給油口55bはセンタ
ーカバー11の円孔11dを貫通して上端に燃料キャップ58
が螺合される。
【0049】したがってセンター室22内であってファン
カバー16およびダクト7の外部空間に、燃料タンク55が
気化器52やエアクリーナ53の吸気系機器とともに一緒に
配設され、エンジン30の燃料系部品を一括集中させてス
ペースを効率良く利用しており、装置のコンパクト化が
図られている。
【0050】フロントフレーム5の前方のフロントカバ
ー13に覆われたフロント室21の偏平矩形空間には右側に
インバータ装置60、左側にバッテリ61がアンダーフレー
ム3上に配設され、その上方にコントロールパネル62が
フロントカバー13の前面矩形口13aに臨んで設けられて
いる。すなわちフロント室21には電装機器が集中的に配
設されている。
【0051】インバータ装置60は、多極発電機35の発電
出力を所定周波数の交流に変換するものであり、同イン
バータ装置60はフロント室21のフロントカバー13の吸気
口4a,4bに近い右側に配置されて吸入外気により最
初に冷却されるようになっている。
【0052】遮音ケース2を備えた本エンジン発電機1
は、以上のようにダクト7,8およびファンカバー16内
に発電機35,エンジン30,マフラー32が、この順序に収
容された構造をしている。
【0053】ファンカバー16の吸風口16aはセンター室
22内に開口し、吸風口16aの内側に設けられた遠心ファ
ン40の回転により遮音ケース2の外部からフロント室21
を介してセンター室22へ導入した空気をリコイルスター
タ45のスタータケース46の複数の長孔46bおよびファン
カバー16とスタータケース46との間の間隙を通じて吸風
口16aからファンカバー16内に吸入することができる
(図4および図7において空気の流れを破線矢印で示
す)。
【0054】図7に示すように遠心ファン40の前面に設
けられたファン41によって空気が吸風口16aからファン
カバー16内に吸入され、吸入された空気はファンカバー
16の内周面に沿って発電機35のアウターロータ36の外側
をエンジン30側に流れてエンジン30を冷却するが、遠心
ファン40の後面のファン42の作用によりエンジン側へ流
れる空気流の一部が発電機35とエンジン30との間の空隙
を通ってアウターロータ36の内側に回り込んで発電コイ
ルを冷却してアウターロータ36の底壁に設けられた通気
口36bより還流するようになっている。
【0055】こうして一部発電機35を冷却した空気を含
んでエンジン30に流れた空気は、エンジン30を冷却して
ダクト7,8に案内されて上方に向かいマフラー32を冷
却する(図4参照)。マフラー32を冷却した空気は、そ
の上方にあって遮音ケース2の外部に臨んで設けられた
排風口8aから外部に排出される。
【0056】ファンカバー16,ダクト7,8が、遮音ケ
ース2内部の熱源となる発電機35,エンジン30,マフラ
ー32を覆って他の機器と隔離し、前記したように遠心フ
ァン40の駆動によりセンター室22内に開口した吸風口16
aからファンカバー16内に吸入された空気が、比較的温
度の低い発電機35から温度の高いエンジン30,マフラー
32の順に冷却して排風口8aから外部に排出されるの
で、効率の良い冷却を行うことができる。
【0057】なお遠心ファン40は、発電機30のアウター
ロータ36に取り付けられるので、大風量の遠心ファン40
を容易に装着でき、かつ大きなファン支持強度を得るこ
とができる。
【0058】またエンジン30の上方にマフラー32が配置
され高熱機器ほど上方に位置し、さらに上方に排風口8
aを備える構成なので、合理的な冷却空気流を形成して
冷却を効率良く行うことができる。
【0059】エンジン30とリコイルスタータ45がファン
カバー16を介して一体に連結されており、かかる振動体
を両側のエンジン30の下部とリコイルスタータ45の下部
とにおいて防振マウント部材31,50を介してアンダーフ
レーム3に支持されるので、振動を吸収して効果的に支
持することができる。
【0060】リアフレーム6と一体のダクト7とエンジ
ン30と一体のファンカバー16とは、互いに振動系が異な
るが、両者はシールラバー18を介して連結されているの
で、相互の振動が吸収され両者の干渉による騒音を発生
することはない。なおシールラバー18はダクト7の内部
の熱風が遮音ケース内に漏れるのを防止している。
【0061】発電機35がアウターロータ型発電機であ
り、アウターロータ36がエンジン30のフライホイールを
兼用するので、別途フライホイールを設ける必要がな
く、リコイルスタータを連結しても回転軸方向(前後方
向)の寸法を小さくすることができる。
【0062】加えてエンジン30のシリンダ30bを側方に
傾斜させ、その上方にマフラー32を配置しているので、
大きな容量のマフラー32を配設しながら上下方向の寸法
を小さく抑えることができる。
【0063】騒音源であるエンジン30は、ダクト7およ
びグラスウール製のダクト8からなるダクトで覆われる
とともに、さらにその外側を遮音ケース2が覆う2重遮
蔽構造であり、高い遮音効果が得られる。
【0064】またインバータ装置60が多極発電機35の出
力を所定周波数の交流に変換するので、従来のこの種の
エンジン発電機に用いられる同期発電機のように出力周
波数を一定に保持するために負荷の大小にかかわらず回
転数を一定に保持する必要はなく、大負荷時以外は回転
数を低下させておくことが可能であり、運転音を大幅に
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るエンジン発電機の
外観図である。
【図2】遮音ケースその他内部フレーム等の分解斜視図
である。
【図3】センターカバーを外し燃料タンクを省略した状
態のエンジン発電機の平面図である。
【図4】一部省略したエンジン発電機の側面図である。
【図5】同前面図である。
【図6】同後面図である。
【図7】発電機およびその近傍の一部断面とした側面図
である。
【符号の説明】
1…エンジン発電機、2…遮音ケース、3…アンダーフ
レーム、4a,4b…吸気口、5…フロントフレーム、
6…リアフレーム、7,8…ダクト、9…補強レール、
11…センターカバー、12…蓋部材、13…フロントカバ
ー、14…リアカバー、16…ファンカバー、17…矩形枠部
材、18…シールラバー、21…フロント室、22…センター
室、23…リア室、30…エンジン、31…防振マウント部
材、32…マフラー、33…ブラケット、34…排気管、35…
発電機、36…アウターロータ、37…インナーステータ、
40…遠心ファン、41,42…ファン、45…リコイルスター
タ、46…スタータケース、47…ラチェットホイール、48
…ラチェット、49…スタータモータ、50…防振マウント
部材、52…気化器、53…エアクリーナ、55…燃料タン
ク、56…防振ラバー、57…ボルト、58…燃料キャップ、
60…インバータ装置、61…バッテリ、62…コントロール
パネル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンおよび同エンジンにより駆動さ
    れる発電機を回転軸方向に並べて配置して遮音ケース内
    に収容したエンジン発電機において、 前記発電機がアウターロータに冷却ファンを有するフラ
    イホイール兼用発電機で構成され、 同発電機を覆うファンカバーは、一方のエンジン側開放
    端が前記エンジンに固着され、他方の遮音ケース内に開
    口した吸風口の開口端がリコイルスタータに連結され、 前記エンジン下部と前記リコイルスタータ下部とが防振
    部材を介して遮音ケースの底壁に支持され、 前記遮音ケース内でダクトが前記エンジンおよび前記マ
    フラーを覆って他の機器から隔離し、 前記ダクトは上流側開口が前記ファンカバーのエンジン
    側開放端と連結され、 前記ダクトの下流側に前記遮音ケースの外部に開口する
    排風口が形成され、 前記ファンカバーの吸風口から前記遮音ケース内の空気
    を吸入し前記ダクトに導入された空気が前記発電機,エ
    ンジン,マフラーの順に冷却した後に前記排風口から前
    記遮音ケースの外部に排風されることを特徴とするエン
    ジン発電機。
  2. 【請求項2】 前記防振部材は、前記エンジンのクラン
    クケース下部と前記リコイルスタータの下方へ突出形成
    した前記ファンカバー端部とを支持するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジン発電機。
  3. 【請求項3】 前記ダクトは、前記遮音ケースに固定す
    るとともに、このダクトの上流側開口と前記ファンカバ
    ーのエンジン側開放端とを弾性シール部材を介して連結
    したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のエ
    ンジン発電機。
  4. 【請求項4】 前記リコイルスタータのスタータケース
    に通気孔が形成されたことを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれかの項記載のエンジン発電機。
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