JPH1161240A - 鋼材加熱炉の鋼片搬送用炉床金物 - Google Patents

鋼材加熱炉の鋼片搬送用炉床金物

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JPH1161240A
JPH1161240A JP21236897A JP21236897A JPH1161240A JP H1161240 A JPH1161240 A JP H1161240A JP 21236897 A JP21236897 A JP 21236897A JP 21236897 A JP21236897 A JP 21236897A JP H1161240 A JPH1161240 A JP H1161240A
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JP
Japan
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steel
furnace
face
heating furnace
hearth metal
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Pending
Application number
JP21236897A
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English (en)
Inventor
Yoshie Shida
喜栄 至田
Takeshi Shinozaki
斌 篠崎
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウォーキングビームコンベア式鋼材加熱炉にお
いて、丸型鋼材や角型鋼材等の各種形状サイズを有する
鋼材の炉内搬送を可能とするための鋼材積載部材である
炉床金物(スキッドビームの基体にその軸方向に沿って
一定間隔毎に取付けられる)の改良。 【解決手段】この炉床金物は、鋼材移送方向(ビーム基
体の軸方向)に傾斜した平面をもつ鋼材載置面部2
1 と、その斜面下端側の斜面とほぼ垂直な向きに突出し
た立壁面部22 とからなる略L字型の鋼材積載部23
有する。傾斜面の水平面に対する角度αは、5°≦α<
45°の範囲が適当である。積載部23 の形状効果とし
て、鋼材Wの直径の大小や多角形状の種類を問わず、丸
型鋼材,角型鋼材のいずれをも炉内搬送でき、一つの加
熱炉を多種類の鋼材の熱処理に適用することを可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォーキングビー
ムコンベア式鋼材加熱炉におけるスキッドビームの構成
部材である炉床金物の改良に関し、特に丸形鋼材や、四
角形,六角形,八角形等の角型鋼材など、各種形状の鋼
材を安定に保持して炉内搬送を行うことができるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】鋼材(ビレット,ブルーム等)を被処理
材とする加熱炉内の鋼材搬送装置であるウォーキングビ
ームコンベアを構成するスキッドビーム(可動ビームお
よび固定ビーム)は、図5に示すように、ビーム基体
(耐熱鋼管等)1に、耐熱合金,サーメット,セラミッ
クス等からなるスキッドボタン等の炉床金物2を、ビー
ム基体1の軸方向(紙面垂直方向)に一定間隔毎に取付
けた構造を有する。ビーム基体1の周面および炉床金物
2の下部には、炉内の高温酸化雰囲気から保護するため
のキャスタブル等の耐火物層3が塗設される。
【0003】被加熱材である鋼材Wは、炉床金物2の頂
面に積載され、固定ビームと可動ビームとに交互に移し
替えられながら炉内を搬送される。鋼材は矩形断面形状
を有する角形鋼材と円形断面を有する丸型鋼材とに大別
される。炉床金物2は、その頂部に鋼材が安定に積載さ
れるように、搬送される鋼材の形状に応じて、図6に示
すように水平頂面26 を備えたもの、または図7のよう
に丸溝状頂面27 を備えたもの等が使用される。すなわ
ち、角型鋼材を被処理材とする加熱炉には、図8のよう
に、水平頂面26 を有する炉床金物2をビーム基体1に
取付けたスキッドビームが配置され、丸型鋼材Wを被処
理材とする加熱炉では、図9のように、丸溝状頂面27
の炉床金物2をビーム基体1に取付けたスキッドビーム
が配設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにスキッド
ビームの炉床金物2は、鋼材Wが角型鋼材である場合に
は水平頂面26 を有するものであることを要し(図
8)、丸型鋼材の場合は、丸溝状頂面27 であることを
要する(図9)。換言すれば、水平頂面の炉床金物2を
使用している加熱炉では、角型鋼材Wを熱処理すること
ができても、丸型鋼材Wを熱処理することはできず、他
方丸溝状頂面の炉床金物2を使用した加熱炉で熱処理で
きる鋼材は丸型鋼材のみであり、角型鋼材の熱処理はで
きないということである。このように従来の加熱炉は、
丸型鋼材または角型鋼材のいずれか一方の熱処理に専用
され、両者を対象とする加熱炉として兼用することがで
きない。これは極めて不経済である。近時は六角形状,
八角形状など、角型鋼材の形状も多様化している。角型
鋼材や丸型鋼材など各種形状の鋼材の熱処理を同じ加熱
炉で行うことができれば、加熱炉の設置基数を少なくで
き、炉の稼働率の向上、熱経済性の改善が可能となる。
本発明は、このような形状の異なる各種鋼材の熱処理を
一つの加熱炉で行うことを可能とする改良された炉床金
物を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウォーキング
ビームコンベア式鋼材加熱炉のスキッドビームのビーム
基体上に、その軸方向に沿って一定間隔毎に取付けられ
る炉床金物において、鋼材移送方向に傾斜した平面を有
する鋼材載置面部と、該載置面部の下端側の傾斜面にほ
ぼ垂直の向きに突出した立壁面部とからなる鋼材積載部
を有することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の炉床金物2の実
施例を示している。23 は鋼材積載部であり、該積載部
3 は、載置面部21 と立壁面部22 とからなる。載置
面部21 は、水平面に対して鋼材移送方向(ビーム基体
の軸方向)に傾斜した平面を有し、立壁面部22 は、該
傾斜面の下端側に位置して傾斜面とほぼ垂直の向きに突
出して略L字型の載置部23 を形成している。
【0007】図2は、本発明の炉床金物2を備えたスキ
ッドビームにおいて、その炉床金物2に丸型鋼材Wを積
載した状態を示している。丸型鋼材Wは、載置面部21
と立壁面部22 とに当接して略L字型の積載部23 内に
保持されている。図3は、正方形断面を有する角型鋼材
W,図4は八角形断面を有する角型鋼材Wをそれぞれ炉
床金物2に積載した状態を示している。いずれの場合
も、多角形の一面を載置面部21 に当接させ、側部を立
壁面部22 に当接させた状態で積載部23 保持されてい
る。このように鋼材Wは、載置面部21 の斜面に載置さ
れ、該斜面の下端側の立壁面部22 に支えられることに
より積載部23 に保持され、従って丸型鋼材および角型
鋼材のいずれであっても、また直径の大小や多角形状の
種類を問わず、炉内搬送を行うことができる。
【0008】載置面部22 の斜面の水平面に対する傾斜
角(α)は、鋼材の積載姿勢の安定性を確保するため
に、α≧5°とするのがよい。しかし、傾斜角を大きく
し過ぎると、立壁面部22 に作用する鋼材荷重が増大
し、立壁面部22 の変形を生じ易くなるほか、鋼材Wを
側面から安定に支えるのに必要な立壁面部22 の突出高
さをより高くしなければならなくなる。これらのことか
ら、α<45°とするのが適当である。載置面部22
幅(斜面方向長さ)や立壁面部22 の高さ(載置面から
の突出高さ)等は、処理対象となる各種鋼材の断面形状
や断面径の大きさ、ビーム昇降動距離等を考慮して適宜
設計される。一般的に載置面22 の長さは約120〜2
00mm,立壁面部22 の突出高さは約30〜80mm程度
とすることができる。
【0009】本発明の炉床金物2は、その頭部24 に略
L字形状をなす傾斜載置面部21 と立壁面部22 からな
る積載部23 を備えている点を除いて、従来のものと特
に異ならず、基部25 は、ビーム基体1への取付けに都
合のよい形状が与えられる。図1では、炉床金物2をビ
ーム基体1の表面に着座させ溶接により接合し得るよう
に、炉床金物の基部25 に、ビーム基体1の円周面に一
致する湾曲形状を持たせているが、セラミックス製炉床
金物のように固定金具を介して取付ける場合は、固定金
具に嵌合固定するに適した適宜形状が与えられる。
【0010】
【発明の効果】スキッドビームの鋼材載置部材として本
発明の炉床金物を使用することにより、丸型鋼材および
角型鋼材のいずれであっても、また直径の大小や多角形
状の種類を問わず、炉床金物に安定に保持して炉内搬送
を行うことができ、一つの加熱炉を形状サイズの異なる
鋼材の熱処理に適用することが可能となる。従って、丸
型鋼材と角型鋼材のそれぞれに専用される加熱炉を必要
としていた従来の無駄が解消されると共に、炉の稼働率
の向上,熱経済性の改善などの効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炉床金物の実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の炉床金物が取付けられたスキッドビー
ムと鋼材の積載状態を示す正面図である。
【図3】本発明の炉床金物が取付けられたスキッドビー
ムと鋼材の積載状態を示す正面図である。
【図4】本発明の炉床金物が取付けられたスキッドビー
ムと鋼材の積載状態を示す正面図である。
【図5】ビーム基体に炉床金物が取付けられたスキッド
ビームを示す断面図である。
【図6】従来の炉床金物を示す斜視図である。
【図7】従来の炉床金物を示す斜視図である。
【図8】従来の炉床金物が取付けられたスキッドビーム
と鋼材の積載状態を示す正面図である。
【図9】従来の炉床金物が取付けられたスキッドビーム
と鋼材の積載状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1: ビーム基体 2: 炉床金物 21 : 鋼材載置面部 22 : 立壁面部 23 : 鋼材積載部 24 : 頭部 25 : 基部 3: 耐火物層 W: 鋼材(被加熱材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォーキングビームコンベア式鋼材加熱
    炉のスキッドビームのビーム基体上に、その軸方向に沿
    って一定間隔毎に取付けられる炉床金物において、鋼材
    移送方向に傾斜した平面を有する鋼材載置面部21 と、
    該載置面部の下端側の斜面とほぼ垂直の向きに突出した
    立壁面部22 とからなる鋼材積載部2 3 を有することを
    特徴とする鋼材加熱炉の鋼片搬送用炉床金物。
  2. 【請求項2】 鋼材載置面部21 の水平面に対する傾斜
    角(α)は、5°≦α<45°であることを特徴とする
    請求項1に記載の鋼材加熱炉の鋼片搬送用炉床金物。
JP21236897A 1997-08-07 1997-08-07 鋼材加熱炉の鋼片搬送用炉床金物 Pending JPH1161240A (ja)

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JP21236897A JPH1161240A (ja) 1997-08-07 1997-08-07 鋼材加熱炉の鋼片搬送用炉床金物

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JPH1161240A true JPH1161240A (ja) 1999-03-05

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Effective date: 20040531

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