JPH11302722A - ウォーキングハース式加熱炉及び被加熱材の搬送方法 - Google Patents

ウォーキングハース式加熱炉及び被加熱材の搬送方法

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JPH11302722A
JPH11302722A JP10818498A JP10818498A JPH11302722A JP H11302722 A JPH11302722 A JP H11302722A JP 10818498 A JP10818498 A JP 10818498A JP 10818498 A JP10818498 A JP 10818498A JP H11302722 A JPH11302722 A JP H11302722A
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hearth
heated
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moving
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Kazumoto Tsukagoshi
一基 塚越
Isamu Kawada
勇 川田
Mitsugi Ishizaki
貢 石崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォーキングハース式加熱炉において、被加
熱材の上下偏熱を低減すべく材料間隔を空ける際、能力
低下を最小限にとどめるために炉内の適当な位置で材料
間隔を変更可能にすること。 【解決手段】 移動炉床を炉長方向に複数箇所分割し、
各々の移動炉床に水平方向搬送装置を個別に付設し、そ
れぞれの分割部を境に、隣り合う被加熱材の間隔を変更
可能とする。また、移動炉床の分割部の炉床を平面的に
見て1対以上の凹凸部とし、かつ、搬送により各々の移
動炉床間の距離が変化しても凹凸部の嵌合が外れないよ
うにして、搬送中の被加熱材が分割部の隙間に落下しな
いようにする。さらに、断面円形の被加熱材の場合は、
分割部より抽出側にかけて材料を転がり落とすための斜
面を固定炉床側に設け、斜面下部には材料を止めるため
の転がり落ちた斜面とは逆向きのストッパを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄鋼、ステンレス
鋼等の中実鋼材用ウォーキングハース式加熱炉及びその
加熱炉における被加熱材の搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続式加熱炉の一形式にウォーキングハ
ース式があり、ブルームやビレット等の比較的小断面の
中実鋼材(以後、材料と称する)の加熱手段としてよく
用いられている。ウォーキングハース式加熱炉の特長と
しては、移動炉床による搬送のため、プッシャー炉のよ
うに材料が炉床と擦れることがなく摺動疵が生じない点
や、炉下部に加熱機構がないため、ウォーキングビーム
炉より構造が簡便で済む、といった点が挙げられる。
【0003】一方、短所としては、材料長手方向に垂直
な断面の上下方向温度差(以後、上下偏熱と称する)が
大きくなりやすい点が挙げられる。これは下面からの加
熱手段がないためであり、上下偏熱を低減するために、
搬送時は隣り合う材料との間に一定間隔を空け、天井・
炉床や隣り合う材料からの輻射加熱が効果的に行われる
ようにするのが一般的である。
【0004】さらに、移動炉床の上昇位置を常時待機位
置にして固定炉床と材料との間に空間を設け、材料下方
への輻射を多くした方法(特開昭57−123915号
公報)や、炉装入時の搬送開始位置を逐次変えることに
より、搬送されるごとに前の材料が載っておらず炉内の
輻射熱で加熱された炉床面に着地させ、そこからの熱伝
導で上下偏熱を低減する方法(特開平5−126472
号公報)などが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上下偏熱低減のために
材料間隔を空けるほど、単位時間かつ単位炉床面積当た
りの加熱能力、いわゆる炉床負荷は低下する。このた
め、ウォーキングビーム式加熱炉の中には、加熱帯と均
熱帯の搬送機構を独立させ、加熱帯では材料間隔を狭く
して炉床負荷を上げ、均熱帯への乗り移りの際に材料間
隔を広げるようにして、全体としての能力低下を最小限
にとどめている例もある。
【0006】しかしながら、ウォーキングハース式加熱
炉の場合は移動炉床が炉長方向で一体になっており、材
料間隔は装入から抽出まで変化させることができない。
したがって、生産品種により加熱能力か上下偏熱低減の
いずれかを優先しなければならない。
【0007】ウォーキングハース式加熱炉の移動炉床を
炉長方向で一体にせざるを得ない理由としては、ウォー
キングビーム式のように分割部の炉床を互いに入り組む
ようにすることが難しく、図6に示すように、乗り移り
部に大きく隙間が形成されて材料が落下し、搬送間隔の
乱れや炉床の損傷・材料への疵が発生する点が挙げられ
る。
【0008】これまでに講じられた上下偏熱低減方法に
ついても課題がある。即ち、特開昭57−123915
号公報で示された、移動炉床の上昇位置を常時待機位置
にする方法では、炉床から被加熱材が浮いている範囲は
都合が良いが、反対に炉床に接している部分に対しては
上下偏熱改善に有効ではなく、炉床から浮いている部分
との間に長手方向の温度差を生じる可能性がある。ま
た、特開平5−126472号公報で示された、炉装入
時の搬送開始位置を変え被加熱材が前材の載っていた炉
床に重ならないようにする方法では、搬送量一定の場合
より材料間隔が空き、加熱能力低下を招く。
【0009】本発明は、上述した従来のウォーキングハ
ース式加熱炉の問題点を解決し、被加熱材の上下偏熱を
低減すべく、能力低下を最小限にとどめることが可能な
加熱炉とその加熱炉における被加熱材の搬送方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨は次の通りである。 (1)被加熱材を載置して炉内を搬送するための移動炉
床と固定炉床を配置してなるウォーキングハース式加熱
炉において、前記移動炉床を炉長方向に少なくとも1箇
所にて分割し、各々の移動炉床に個別に水平方向搬送装
置を付設し、それぞれの分割部を境に、隣り合う被加熱
材の間隔を変更可能にしたことを特徴とするウォーキン
グハース式加熱炉。 (2)(1)の加熱炉において、移動炉床を炉長方向に
加熱帯と均熱帯の境付近で2分割し、同分割部を境に、
隣り合う被加熱材の間隔を変更可能にしたことを特徴と
する加熱炉。 (3)(1)又は(2)の加熱炉において、移動炉床の
分割部の炉床を、平面的に見て1対あるいは複数の凹凸
部が適当な隙間を保ち嵌合するようにし、かつ、搬送に
より各々の移動炉床間の距離が変化しても凹凸部の嵌合
が外れないようにして、搬送中の被加熱材が分割部の隙
間に落下しないようにしたことを特徴とする加熱炉。 (4)(1)又は(2)の加熱炉において、円筒状外形
を持つ被加熱材を分割された移動炉床間で乗り移らせる
方法として、分割部より抽出側にかけて材料を転がり落
とすための斜面を固定炉床側に設け、かつ同斜面を乗り
移り先となる移動炉床に十分重なる地点まで連続的に形
成し、更に斜面下部には材料を止めるための転がり落ち
る斜面とは逆向きでなおかつ被加熱材搬送に支障のない
高さに納めた斜面を配置して、被加熱材の分割部隙間へ
の落下防止を図りつつ乗り移り位置を決めるようにした
ことを特徴とする加熱炉。 (5)(4)の加熱炉において、乗り移り位置決めに用
いる斜面が複数のスキッドからなり、各々のスキッド幅
は被加熱材長に対して十分狭くして斜面下部には空間を
設け、斜面へのスケール堆積を防ぐことを特徴とする加
熱炉。 (6)移動炉床及び固定炉床に載置してウォーキングハ
ース式加熱炉内にて被加熱材を搬送するに際し、炉長方
向に複数箇所にて分割した移動炉床の各々を個別の搬送
量ごとに水平方向に移動し、それぞれの分割部を境に、
隣り合う被加熱材の間隔を変更することを特徴とするウ
ォーキングハース式加熱炉における被加熱材の搬送方
法。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、ウォーキングハース式
加熱炉の移動炉床を炉長方向の適当な位置で分割し、各
々の移動炉床の搬送量を個別に設定することで、加熱能
力の低下を最小限にとどめながら上下偏熱低減を図る手
段である。即ち、装入から分割部手前までは加熱能力を
優先して材料間隔を狭くし、分割部から抽出までは材料
間隔を広くして上下偏熱低減を優先する。したがって、
分割位置は加熱帯と均熱帯の境付近が望ましい。また、
後段の移動炉床は、前段の移動炉床より搬送量を大きく
とれるようにし、なおかつ、同一時間で1サイクルの搬
送が可能なように後段の移動炉床の動作速度は速くす
る。
【0012】次に、分割部に生じる隙間への材料落下を
防ぐため、移動炉床の向かい合う部分は平面的にみた場
合に凹凸となる形状とし、材料搬送時はこの凹凸部の重
なりが外れないようにする。凹凸部は最低1対は必要
で、複数対設けてもよい。また、材料が断面円形状で転
がりやすい場合は別な方法で乗移りを行っても良い。即
ち、分割部の固定炉床側に転がり斜面を設け、斜面下部
には材料を止める手段として車止め状の小斜面を配置す
る。1回の搬送ごとに材料が1本ずつ斜面に載るように
して下まで転がり落として小斜面で止め、停止位置を一
定にする。なお、この小斜面の高さは、材料を上昇させ
たままの前進する際に支障にならない程度に収める。一
方、乗り移り先の移動炉床の装入側端は、斜面下部の材
料停止位置に十分重なるようする。この方法により、凹
凸部を設けなくとも確実な乗り移りが可能となる。
【0013】さらに、転がり落とす斜面は鋼製スキッド
として、材料長手方向に対し移動炉床を挟んで両側の固
定炉床側に最低各1本、計2本以上設置し、スキッド以
外の斜面部分は空間とする。このスキッド手段により、
斜面にスケールが堆積して転がり抵抗が増し斜面途中で
材料が止まることを防止する。スキッド本数は必要に応
じて増し、移動炉床側にも設けても良い。
【0014】
【実施例】次に、本発明を図面に示す実施例に基づき説
明する。図1に請求項1及び請求項2の実施例を示す。
例示のウォーキングハース式加熱炉は、加熱帯3と均熱
帯4からなる上部2帯式であり、材料5は炉下部に配置
した移動炉床及び固定炉床によって図の左から右へ順次
搬送される。
【0015】この加熱炉において、加熱帯3と均熱帯4
の境付近で分割部6を設けて移動炉床を装入側移動炉床
1と抽出側移動炉床2に分割する。そして移動炉床1お
よび2の各々に独立に水平方向搬送装置(例えば、シリ
ンダ)7、8を付設する。好ましくは、該水平方向搬送
装置にはそれぞれに位置検出機能を持たせると共に、図
示していないが搬送制御装置からの制御指令に基づいて
駆動される。ここで、搬送制御装置によって予め移動炉
床1および2ごとに設定された任意の水平方向搬送量だ
け材料を送るようにさせることで、分割部6を境に材料
の相互間隔を変更できる。
【0016】このとき、移動炉床1および2に対して設
定する水平方向搬送量は任意であるが、上下偏熱低減の
ためには、抽出側移動炉床2の設定値を装入側移動炉床
1より大きくして均熱帯で材料の相互の間隔を空けるよ
うにする。また例えば、予め水平方向搬送量の関係を搬
送制御装置に式またはルックアップテーブルとして登録
しておけば、いずれか一方の搬送量を決めれば、他方を
自動的に決めることができる。さらに、より上位の材料
トラッキングシステムと接続し、生産スケジュールに応
じて両方の水平方向搬送量を自動的に設定することもで
きる。なお、移動炉床の搬送装置のうち、昇降装置9は
図1に示すように移動炉床1と2共用としてもよいし、
それぞれに別個に設けてもよい。
【0017】図2〜4に請求項3の実施例を平面図とし
て示す。図2及び図3は、分割した移動炉床の一方の端
部を凸形状、他方の対向する炉床の端部を凹形状とした
例であり、図4はこのような凹凸嵌合部を複数設けた例
である。また、図2は通常の搬送において最も近づいた
状態で、装入側への後退限となり、図3は同じく最も離
れた状態で、抽出側への前進限となる。
【0018】図3のように、前進限でも凸の一部が対向
側の凹部に嵌合した状態とすることで分割部に隙間は生
じない。したがって、搬送時に材料5を移動炉床で持ち
上げて運ぶ際に、分割部の隙間に材料が落下する恐れは
なくなる。ここで、移動炉床1および2それぞれの水平
方向搬送装置は位置検出機能を持ち、かつ、両者の位置
関係を搬送制御装置の制御下においておけば、図2の後
退限の状態でも、移動炉床1と2が衝突して損傷が生じ
ないよう一定の隙間を設けたり、図3の前進限の状態で
凹凸部の嵌合が外れないように制御できる。また、凹凸
部の炉床は材料の荷重が集中するようになるため、耐火
レンガだけではなく、耐熱鋼製スキッドで補強したり、
あるいは全て耐熱鋼製とするのが望ましい。耐熱鋼構造
部は必要により内部水冷とする。
【0019】請求項4の実施例を図5を用いて説明す
る。図5で材料は左から右へ順次搬送される。ここで分
割部6を頂上に、装入側から頂上にかけては緩斜面の上
り坂を形成し、頂上から抽出側にかけては移動炉床2へ
の乗り移り位置に十分重なるように急斜面を形成する。
【0020】緩斜面は装入側移動炉床1およびこれに隣
接する固定炉床10の両方に形成する。一方、急斜面側
には抽出側移動炉床2の両側の固定炉床10に最低各1
ヶ所、計2ヶ所の三角形状の鋼製スキッド11を設け
る。移動炉床2には特に設けなくともよい。炉幅方向の
スキッド位置に相当するスキッド11以外の部分は、固
定炉床10および移動炉床2とも空間としておく。
【0021】スキッド11の斜面下部には、同様の斜面
を対向して持つ小スキッド12を配置する。小スキッド
12の高さは、移動炉床2が材料5を持ち上げたまま水
平方向に搬送する際にぶつからないような高さとする。
小スキッド12はスキッド11と同一直線上に配置しな
くともよい。また、同一個数としなくともよい。
【0022】装入側移動炉床1側の緩斜面は、材料5を
転がさずに搬送させるため、以下の条件を満足するよう
に設ける。 tanθ1 ≦2f1 /D (1) ここで、D:材料直径、θ1 :緩斜面が水平面となす
角、f1 :斜面の転がり摩擦係数である。f1 は、回転
体が鋼で転がり面がレンガの場合で0.12〜0.5cm
程度であるから、材料直径が17cmのときで0.8°〜
3.4°程度となる。f1 を大きくするために、緩斜面
の炉床に凹凸を付けたり、あるいは予めスケールを堆積
させておいてもよい。なお、操業開始後はスケール堆積
によりf1 は初期状態より大きくなる。
【0023】一方、急斜面側のスキッド11の角度は、
材料5を転がり落とすため、以下の条件を満足するよう
に設ける。 tanθ2 ≧2f2 /D (2) ここで、D:材料直径、θ2 :緩斜面が水平面となす
角、f2 :斜面の転がり摩擦係数である。f2 は、回転
体と転がり面の両者とも鋼の場合で0.02〜0.04
cm程度であるから、材料直径が17cmのときで0.13
°〜0.27°程度となる。ただし、実際には斜面長を
短くするためと材料を確実に転がり落とすためにθ2
5°〜45°程度が望ましい。
【0024】なお、分割部6の装入側は図5のような緩
斜面ではなく、平坦としスキッド11で転がり落とす高
さだけ炉床を厚くしてもよい。また、加熱炉内で材料の
酸化スケールの発生が少ない場合は、転がり落下用急斜
面をスキッド11や小スキッド12に代わり耐火レンガ
製の広い面としてもよい。
【0025】図5では、材料5を転がり落とす急斜面を
合計4個の鋼製スキッド11とし、同斜面のそれ以外の
部分は空間としている。斜面形成にスキッド11を用い
たことで、斜面下部の殆どを空間とすることができる。
材料5が斜面を転がり落ちる際には、酸化スケールが落
下するが、斜面が平面の場合は斜面にスケールが堆積し
て転がり摩擦抵抗が増し、材料が転がらない恐れがあ
る。一方、本発明のように斜面下部のほとんどを空間と
すれば、スケールの大半はそこに落ちるため、転がり摩
擦抵抗の増大を防ぐことができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1、2及び請求項6の発明では、
上下偏熱低減のための材料間隔拡大を均熱帯だけで行え
るため、炉内全ての材料間隔を拡大する場合と比べて、
加熱能力の低下を小さくすることができる。一般的に、
均熱帯は炉長全長に対して1/3〜1/4程度であるか
ら、加熱能力の低下代も、従来に比べて同程度に小さく
なる。
【0027】請求項3の発明では、従来困難であったウ
ォーキングハース炉の移動炉床分割を、材料の分割部隙
間への落下を生じさせることなく行える。請求項4の発
明では、円筒形外形を持つ材料をウォーキングハース炉
の移動炉床分割部で乗り移りさせる際に、分割部の隙間
に落下させることなく、確実に乗り移りができる。請求
項5の発明では、転がり斜面へのスケール堆積を抑える
ことで請求項4の発明の効果を長期間に亘って発揮させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1及び2に係る実施例の概略
図。
【図2】本発明請求項3の実施例の概略図で2つの移動
炉床間が最も接近した状態。
【図3】請求項3の実施例の概略図で2つの移動炉床間
が最も離れた状態。
【図4】請求項3の実施例の概略図で2つの移動炉床間
が最も接近した状態。
【図5】本発明請求項4および請求項5の実施例の概略
図。
【図6】移動炉床を単純に分割しただけでは搬送時に隙
間に材料が落下することを示す説明図。
【符号の説明】
1:装入側移動炉床 2:抽出側移動炉床 3:加熱帯 4:均熱帯 5:被加熱材 6:移動炉床分割部 7:装入側移動炉床の水平方向搬送装置 8:抽出側移動炉床の水平方向搬送装置 9:移動炉床の昇降装置 10:固定炉床 11:転がり斜面を形成する鋼製スキッド 12:転がり落下材用ストッパー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱材を載置して炉内を搬送するため
    の移動炉床と固定炉床を配置してなるウォーキングハー
    ス式加熱炉において、前記移動炉床を炉長方向に少なく
    とも1箇所にて分割し、各々の移動炉床に個別に水平方
    向搬送装置を付設し、それぞれの分割部を境に、隣り合
    う被加熱材の間隔を変更可能にしたことを特徴とするウ
    ォーキングハース式加熱炉。
  2. 【請求項2】 移動炉床を炉長方向に加熱帯と均熱帯の
    境付近で2分割し、同分割部を境に、隣り合う被加熱材
    の間隔を変更可能にしたことを特徴とする請求項1記載
    の加熱炉。
  3. 【請求項3】 移動炉床の分割部の炉床を、平面的に見
    て1対あるいは複数の凹凸部が適当な隙間を保って嵌合
    するようにし、かつ、搬送により各々の移動炉床間の距
    離が変化しても凹凸部の嵌合が外れないようにして、搬
    送中の被加熱材が分割部の隙間に落下しないようにした
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱炉。
  4. 【請求項4】 分割部より抽出側にかけて材料を転がり
    落とすための斜面を固定炉床側に設け、かつ同斜面を乗
    り移り先となる移動炉床に十分重なる地点まで連続的に
    形成し、更に斜面下部には材料を止めるための転がり落
    ちる斜面とは逆向きでなおかつ被加熱材搬送に支障のな
    い高さに納めた斜面を配置して、被加熱材の分割部隙間
    への落下防止を図りつつ乗り移り位置を決めるようにし
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱炉。
  5. 【請求項5】 乗り移り位置決めに用いる斜面が複数の
    スキッドからなり、各々のスキッド幅は被加熱材長に対
    して十分狭くして斜面下部には空間を設け、斜面へのス
    ケール堆積を防ぐことを特徴とする請求項4記載の加熱
    炉。
  6. 【請求項6】 移動炉床及び固定炉床に載置してウォー
    キングハース式加熱炉内にて被加熱材を搬送するに際
    し、炉長方向に複数箇所にて分割した移動炉床の各々を
    個別の搬送量ごとに水平方向に移動し、それぞれの分割
    部を境に、隣り合う被加熱材の間隔を変更することを特
    徴とするウォーキングハース式加熱炉における被加熱材
    の搬送方法。
JP10818498A 1998-04-17 1998-04-17 ウォーキングハース式加熱炉及び被加熱材の搬送方法 Withdrawn JPH11302722A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013061663A1 (ja) * 2011-10-24 2013-05-02 中外炉工業株式会社 加熱炉及び加熱炉内の清掃方法
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