JPH1160044A - 用紙綴じ装置 - Google Patents

用紙綴じ装置

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JPH1160044A
JPH1160044A JP22815397A JP22815397A JPH1160044A JP H1160044 A JPH1160044 A JP H1160044A JP 22815397 A JP22815397 A JP 22815397A JP 22815397 A JP22815397 A JP 22815397A JP H1160044 A JPH1160044 A JP H1160044A
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JP
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sheet
binding
paper
roller
sheet bundle
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JP22815397A
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English (en)
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Tsuyoshi Waratani
強 藁谷
Teruo Komatsu
照夫 小松
Tomoyuki Araki
荒木  友行
Yasuyoshi Hayakawa
保芳 早川
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙束を綴じるときの綴じ手段の動きによっ
て、整合トレイ上の用紙が大きく持ち上げられるために
発生する整合された用紙の整列性の乱れを防止すること
を目的とする。 【解決手段】 用紙を保持するトレイ手段160と、用
紙を上下から挟んで綴じるために用紙を下方の部材62
により上昇させる綴じ手段18を備える用紙綴じ装置に
おいて、トレイ手段における綴じ手段側の一端部160
aを揺動可能であって、且つ綴じ手段による用紙の上昇
動作に連動して上昇するように構成したことを特徴とす
る用紙綴じ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙束を綴じるた
めの用紙綴じ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、用紙束の一端を綴じるための綴じ
装置は、以下に説明するような構成であった。
【0003】画像形成装置によって画像を作成された用
紙(シート)は、画像形成装置本体の所定の排出口より
所定のタイミングにて排出される。その用紙を綴じ装置
の受け入れ口から受け入れて、搬送ローラーにてニップ
し搬送する。その後、綴じるための用紙を一時的にスト
ックする積載部に所定の枚数が整列して積載される。所
定の枚数が積載部に溜まると画像形成装置は用紙の排出
を一時止め、このタイミングにて、綴じ針等の綴じ手段
によって用紙の指定された部分を綴じる。この従来の用
紙綴じ構成は、用紙の方向や用紙のサイズが多種多様で
あることと、使用者の使い方によっては綴じ位置や綴じ
個数が異なることにより、用紙綴じ機構部が用紙の搬送
方向と直交する方向に移動して排出された用紙の排出後
端の複数部分を綴じることが出来るように提案されてい
る。
【0004】次に、用紙の一部が綴じられた用紙束は、
装置内に配置されていて用紙から退避していた排出ロー
ラーが回動し、対向する排紙コロとで用紙束を挟むこと
でニップして搬送されることで、装置の側面部に設けら
れた積載トレイ上に排出される。この動作を繰り返すこ
とによって所定の枚数を綴じた用紙束を積載トレに順次
積載していく。この積載トレイは用紙を束ねる時の用紙
の一部の一時ストックの積載部を兼ねているために、上
下動が可能に構成されており排出された用紙の厚みに応
じて、積載のために下方へ移動するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、用紙束を綴じるときの綴じ装置の動きによっ
て、整合トレイ上の用紙が大きく持ち上げられるため、
整合された用紙の整列性を乱してしまい、結果綴じられ
た用紙束端部の整列性が、乱れ易いという欠点があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明ではシート束を綴じるときに、シートの一部
分だけが持ち上がることを避けるために、整合トレイの
一部を綴じ装置の可動部に連結して、上下動可能にする
ことによって、用紙束を大きな半径を持って上下動する
ようにする。こうすることによって、整合された用紙の
端部の乱れを最小に抑えることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1、図2が本発明の構成を最も
良く表した図面であり、同図における構成について以下
に説明する。1は画像形成装置であり、転写材P(シー
ト又は用紙)は、その画像形成装置によって作成された
画像を転写され、画像形成装置本体の下に接続された用
紙綴じ装置Aに搬送される。図1において、1aはシー
トカセット、1bは分離給送ローラ、1cはレジストロ
ーラ、1dは感光ドラム、1eは定着ローラ、1fはフ
ラッパ、1gは排送ローラ、1hは排出ローラ、1jは
排出トレイ、1kは搬送ローラである。
【0008】Aは前記画像装置本体1の下側の所定の位
置に接続された綴じ装置本体である。2は用紙の入口に
配置された入口搬送ローラ対、3は用紙が綴じ装置Aに
進入してきたことを検知するための入口センサー、4は
用紙Pを次工程に案内するガイド板、5は用紙Pを次工
程の綴じ部に搬送して積載されるための搬送ローラ対、
6は搬送ローラ対5によって用紙を搬送するときの上ガ
イド板であり、この上ガイド板によって用紙は積載部6
0(図4)にその先端が案内されていく。7は用紙Pの
積載時の用紙Pの暴れを防止するためと、次工程のロー
ラー対に用紙の先端を安定して案内するための第一の揺
動ガイドである。8は用紙幅方向に複数の第一の搬送ロ
ーラー8aを先端軸上に配置し、モータM1により、図
示しないクラッチを介して所定のタイミングにて、上下
動を繰り返すことができるようになっている上下動可能
な第一の揺動アームである。尚、搬送ローラー8aはモ
ータM3、ベルト8bにより回転駆動する。9は前記第
一の搬送ローラー8aに対抗して配置され、用紙が順次
積載されていく積載部の下面に設けられた第一の対向搬
送ローラーであり、モータM5の駆動部より所定のタイ
ミングで駆動回転できるように構成されている。ベルト
8bはアーム8の揺動軸8cとローラ8aの軸の間に掛
けわたされている。10は前記第一の揺動ガイド7と同
じ機能を有した第二の揺動ガイド、11は積載部の用紙
の有無を検知するための用紙検知センサーである。12
は前記第一の揺動アーム8と同じ機能を有したモータM
2により揺動する第二の揺動アームであって、第二の搬
送ローラ12aが複数軸支されている。13は前記第一
の対向ローラー9と同じ機能を有した第二の対向ローラ
ーである。搬送ローラ12aはモータM4、ベルト12
bを介して回転される。14は用紙の搬送方向と直行す
る方向の端部を揃えるためのサイド整合機構部であり、
その機構部には駆動モーターM6を有しており、用紙が
1枚、積載部に積載される度に用紙のサイドを、用紙中
央側方向へ所定の押圧力で複数回押しつけることで、用
紙束の端部を揃える。ベルト12bはアーム12の揺動
軸12cとローラ12aの軸の間に掛けわたされてい
る。15は前記用紙整合機構部14と、用紙を挟んで、
対向した位置に設けられた突き当て基準面であり、用紙
整合機構部14によって押圧された用紙の反対端部を基
準面15に突き当てることで、サイド位置を揃えること
ができるようになっている(図2)。16は用紙先端を
ストップさせ用紙の搬送方向の整合をするための用紙先
端ストッパーゲートであり、用紙搬送方向と直行する方
向に配置されている(図2、4)。ストッパーゲート1
6は、クラッチ17によってモータM7により回転駆動
されて用紙ストッパー位置と待避位置とを選択的に移動
可能に構成されている。
【0009】18は整合された用紙束の所定の位置を所
定の角度にて、綴じ針によって綴じるステイプルユニッ
トであり、図3に示す構成になっている。図3(a)は
ステイプラユニット18のホームポジションを示す図面
であり、約30度傾きを持って斜め綴じのステイプルを
行う斜め位置に設定されている。32は用紙綴じを行う
ためのステイプルヘッド部、33は上記ステイプラヘッ
ド部を支持するためのステイプラヘッド保持部、34は
支持部33の下方に配置され、任意の角度に回転可能に
構成した回転台である。図3(b)は用紙束の搬送に連
動して回転台34を平行綴じ位置に回動した時の状態を
示した図である。平行とはシート端面に沿うという程度
の意味である。19は綴じられた(ステイプルされた)
用紙束を積載するための用紙束トレイであり、20は積
載された用紙束、21は用紙をトレイ19に排出するた
めの排出ローラ対、22は用紙束20の先端を簡易的に
揃えるための用紙束先端ストッパである。ストッパ22
は画像形成装置本体の装置前面側に配置されている。
【0010】図5は、ステイプラユニットの綴じ位置角
度を変えるためのステイプラユニット台駆動部である。
同図において、51は回転台34に設けられた溝であ
り、この溝51には、欠け歯ギヤ52の同軸上に設けら
れたウォームギア52aがかみ合っている。従って、欠
け歯ギヤ52の回転によって、回転台34上のステイプ
ラユニット18が所定の角度に回転する。53は、上下
動可能な第二の揺動アーム12の軸上に設けられたギヤ
であり、上下動をすることによって、ギア56、54に
交互にかみ合うようになっている。ギヤ54は、第二の
対向ローラー13の軸上に設けられたギヤである。ギヤ
55はアイドラギヤである。ギア53にはベルトを介し
てモータM4の力が伝達されている。
【0011】上記構成において、以下に本発明に係る用
紙綴じ装置の動作について説明をする。画像形成装置1
にて用紙上に画像を形成された用紙Pは、不図示の画像
形成装置1の排出ローラーによって、用紙綴じ装置Aの
入口に用紙を搬送、案内されてくる。この用紙の先端を
入口搬送ローラー対2によって捕らえ、用紙Pを用紙綴
じ装置内へと搬送させてゆく。進入してきた用紙Pは、
その先端が入口センサー3を切ることで、用紙綴じ装置
Aに対して用紙Pの正確な位置を知らせる(検知するこ
とができる)。用紙は搬送ローラー対5により用紙積載
部Bに搬送されて行くが、この時、第一の揺動アーム8
は上方の位置に待機している。また、第一の対向ローラ
ー9も回転をしていない。第一の搬送ローラー8aと第
一の対向ローラー9の開いたニップ部に用紙が進入し
(この時、このニップ部は離間状態にある)、入口セン
サー3からの所定の時間分だけ用紙が搬送された後、図
示しないクラッチの動作によって第一の揺動アーム8が
降下して、用紙を第一の搬送ローラ8aと第一の対向ロ
ーラー9とで挟む。1枚目の排出時であって積載部に積
載用紙が無い場合には(用紙の有無センサー11によっ
て検知される)、第一の対向ローラー9も回転駆動力に
よって用紙を第一の搬送ローラー8aとともに用紙搬送
方向下流側に搬送して行く。また、積載部に用紙がすで
に積載されている次の用紙の積載時には、第一の対向ロ
ーラー9は回転駆動力を有さずに止まっており、第一の
搬送ローラー8aのみにて用紙は搬送方向下流側に搬送
されて行く。すなわち、搬送される用紙は、その下の積
載されている用紙と滑ることとなる。図4に示したよう
に、搬送されてきた用紙Pは、その用紙先端がストッパ
ーゲート16に突き当たって止まり、第一の搬送ローラ
ー8aと用紙はスリップする。これらの工程によって用
紙Pは用紙積載部Bに先端を整合され積載される。その
後、第一の揺動アーム8は、モータM1の逆転により図
示しないクラッチによって再び上方へ移動されて待機状
態となる。
【0012】次に、用紙整合機構部14によって用紙の
サイド整合が行われる。これは、用紙1枚が積載部に積
載される度に実施され、これと対向した突き当て部15
とステイプラユニット18の突き当て部に用紙サイドを
押圧してサイド整合を行う。
【0013】以上説明した用紙Pの1枚の動作を、設定
された目的の枚数分が用紙積載部に積載されるまで繰り
返し行われる。これらの工程が、全て実施されることに
よってできあがった用紙束は、次のステイプル工程へ進
む。ステイプルの工程を図3、図4、図5を用い、最初
に2カ所止め時のステイプル工程と用紙の動作について
説明する。
【0014】用紙先端をストッパーゲート16に突き当
てて整合し用紙束が整ったところで、第一の揺動アーム
8と第二の揺動アーム12がクラッチにより下降する。
これによって、用紙束は、搬送ローラ8a、12aと対
向ローラー9、13とにそれぞれニップされる。第一の
搬送ローラー8a部のニップ部搬送速度と第二の搬送ロ
ーラー12a部のニップ部搬送速度は、第一の搬送ロー
ラー部速度≦第二の搬送ローラー部速度の関係にて構成
されているため、用紙束を2対のローラー対にて搬送し
た場合には、下流側の搬送速度(第二の搬送ローラー1
2aと第二の対向ローラー13の搬送速度)が上流側の
搬送速度より速いため、用紙は常にピンと張った状態に
て搬送される。このように搬送する事によって、整合さ
れた用紙束は整合状態を保ったまま所定位置まで搬送さ
れる。このような用紙束搬送機構のため、用紙の整合が
乱れることがない。また、用紙整合部14が、用紙束の
搬送と共に搬送方向下流側に移動するように構成してお
けば、用紙の両端を拘束することとなり、用紙の整合の
乱れは更に小さくすることができる。
【0015】前記用紙束の搬送と同期して、ステイプラ
ユニット18は、ホームポジションの斜め綴じ位置(図
3a)から平行綴じ位置(図3b)のポジションへ回動
する。この動作について、図5を用いて説明する。用紙
束を搬送するために、前述のように第二の揺動アーム1
2が下降すると、その軸上にあるギア53が第二の対向
ローラー13軸上のギア54とかみ合う。これによっ
て、ギヤ52は矢印R方向に回転して、ギヤの歯が欠け
ている位置(図5a)まで回転する。この回転によっ
て、ステイプラユニット18が用紙搬送方向と平行な角
度に回動される。その後、ギヤ55は空回転する。
【0016】次に所定の位置まで搬送されてきた用紙束
は、その位置で停止され(ローラ8a、12a、9、1
3の回転を止める)、モータM8の回転によりステイプ
ラ18によってまず第一のステイプル(平行打ちステイ
プル)を実行する。これにより、用紙束は綴じ針によっ
て1カ所を綴じられる。この時、第一の搬送ローラー8
aと、第二の搬送ローラー12aは、用紙束をしっかり
とニップしているのでステイプルによる用紙束のずれは
発生しない。次に、第一の対向ローラー9と、第二の対
向ローラー13と、排紙ローラー対21とはタイミング
を同じにして、再度回転を開始して用紙束を次の所定の
位置まで搬送して行く。排紙ローラー対21は、第二の
搬送ローラー部のニップ搬送スピードと以下の関係にな
っている。
【0017】第二の搬送ローラー部速度≦排紙ローラー
部速度 上記関係は、前述した第一の搬送ローラー部速度と第二
の搬送ローラー部速度の関係と同じであり、用紙束の乱
れ無く搬送することが可能である。
【0018】上記搬送ローラー群によって所定量(所定
量はカウンターによりカウントされる)搬送された用紙
束は、搬送ローラー群の回転停止により所定の位置でス
トップし、その後、ステイプルユニット18にて、第二
の綴じ針を綴じられる(平行綴じ)。このようにして、
2カ所止めされた用紙束は、搬送ローラー群の再度の回
転により搬送され、排紙積載トレイ19へと排出され、
順次積載していく。排出が終了すると第一、第二の揺動
アーム8、12は上昇する。同時に、ステイプラユニッ
ト18は、第二の揺動アーム12が上方へ移動すること
によって、ギヤ53がギヤ56にかみ合う。そして、こ
のかみ合いによって、ギヤ52は矢印U方向へ回転しギ
ヤが欠けているところまで、回転を続ける(図5b)。
このギヤ52の回転によって、ステイプラ18の回転台
43が回転して、ホームポジション位置(図3a)に復
帰する。一方、排出された用紙束の先端は、先端ストッ
パ22によって簡易的に揃えられる。
【0019】次に、用紙束先端に1カ所斜め綴じを行う
場合について説明する。先端斜め綴じの場合には前記し
た用紙の整合までは同じ工程を経過する。第二の揺動ア
ーム12は上昇したままであるので、その後、図3に示
したようにステイプラユニット18は約30〜45度だ
け傾いて、用紙搬送方向上流側にホームポジションとし
て位置しているため、用紙束の整合処理が終了次第、そ
の位置にて用紙束をステイプルする。これと同時に、ス
トッパーゲート16がクラッチ17によって解放され
る。その後、第一の搬送ローラー8a、9対と第二の搬
送ローラー12a、13対によって用紙束は下流へと搬
送され、排紙ローラー対21まで搬送された後は搬送ロ
ーラー群によって用紙束トレイ19上へ排出され積載さ
れて行く。排出後は、第一、第二の揺動アーム8、12
は上昇するので、ステープルユニット18は図5(b)
の状態になる。
【0020】次に、用紙束の整合の後、綴じタイミング
における用紙整合トレイの構成について説明する。図6
において、図6(a)は、従来の整合トレイで発生して
いた問題点を説明するための簡略図であり、61は用紙
束、62はステイプラ18の稼働アゴ(アンビル)、6
3はステイプラユニット内のギヤにより回転するカムで
ある。64はヘッドで、内蔵されたハンマ部により針を
押し出す。図6aにおいては、用紙束は固定の整合トレ
イ60上に積載されていたため、ステイプラ18の稼働
アゴ62によって、用紙束の端部のみが持ち上げられ
る。用紙束は、図に示すように、用紙の持ち上げられる
範囲が狭いため、整合された端部がずれてしまう事がた
びたび発生し、整合性が悪かった。
【0021】本発明の綴じ装置に置ける用紙整合トレイ
においては、図6(b)に示すように整合トレイ160
は、回動中心64を有し、回動可能な端部160aはそ
の一端65でステイプラの下アゴに回動可能にピン65
aで接続されている。このように構成することで、用紙
束が綴じられているときには、整合トレイが回転中心6
4によって回転して、用紙束は上方へ移動することとな
り(図6(c))、図6(a)に示したような用紙束の
端部の整合の乱れが発生しない。針は、図6(c)に示
すように、アンビル62が押し上げられた状態のとき、
ヘッド64のハンマー部により押し出されて、アンビル
により先端が曲げられて用紙束をとじる。
【0022】尚、図6(b)において、63aはカムリ
ンクであり軸63cにより回転自在に支持されていて、
その一端にはカムフォロワー63bを支持し、他端では
稼働アゴ62を支持している。カム63はモータM8に
よって回転され、カム部63dがカムフォロワー63b
を押してカムリンク63aを揺動させる。カム部63d
が通過するとカムリンク63aは整合トレイの端部16
0aの自重により右旋して図6(b)の状態に復元す
る。
【0023】図8が本発明のローラの位置の構成を最も
良く表した図面であり、同図における構成について以下
に説明する。61はステイプラによって綴じられた用紙
束、72は用紙束を綴じた綴じ針であり、綴じた後の針
の曲げ部分が十分に曲げられていない。このような綴じ
針の形状に成るのは、紙厚があつかったりした場合や、
ステイプラユニットの耐久の劣化による場合に発生する
ことがある。21はステイプラユニット18よりも、用
紙搬送方向下流側に設けられた排出ローラー対の一部で
あり、上下のローラーが共に十分な加圧力によってシー
ト束をニップするように構成されている。また、前記排
出ローラー21は、長手方向において綴じ針が通過する
部分にのみ上述加圧構成のニップ部を有するようになっ
ている(針通過部分にのみバネがある)。
【0024】上記構成において、綴じ針72の曲げが十
分でない綴じられた用紙束61が、ローラー対73を通
過する。綴じ針72は、ローラー対21の間でニップさ
れて搬送されることで、不十分な曲げ部分が加圧力によ
って用紙に密着される。この加圧によって、綴じ針は図
8(b)に示す74のように、用紙に対してほぼ並行
(平行)に浮き無く密着される。
【0025】以上のような動作によって、綴じ針が用紙
に対して十分に密着されるため、用紙を排出したとき
に、他の排出用紙束に引っかかったりする事がなくな
る、また、ステイプラユニット18の針曲げが若干緩く
なっていても、上記構成のローラー対21によって密着
されるため、ステイプラユニットの耐久に十分な余裕が
できる。同時に、針部分の厚みが減ることになり、用紙
束の積載容量のアップと、積載整列性能の向上につなが
る。
【0026】尚、上記加圧ローラは排出ローラ対に限定
されず、排出ローラと第二の搬送ローラとの間に専用で
設けてもよい。このような専用の場合には、針の通過部
分にのみローラを設けるだけでよい。
【0027】(第2の実施の形態)図9に示したのが本
発明の他の実施例を示す図面である。同図において、8
1、82は、導電性を有したローラーであり、本発明で
は、SUSの金属ローラーを使用した。83、84は、
SUSローラー81、82を所定の圧にて加圧する加圧
ばね、85は導電性を有した金属の用紙綴じ針である。
Pは用紙束、86は、前記金属ローラ81、82に接続
され、金属ローラー同士の微少な電流を流すことによっ
て、用紙束が綴じ針によって綴じられていることを検知
する検知部である。以上の構成にすることによって、金
属ローラー81、82部のニップを、綴じ針によって綴
じられた用紙束が通過することで、検知部にて所定の個
数の綴じ針が用紙束に対して確実に綴じられたことを検
知できる。また、用紙束の搬送タイミングと合わせるこ
とで(搬送を開始してから針を検知するまでの時間をカ
ウントすることで)、綴じ針が所定の位置に綴じられた
かを確認することが可能となる。これは、用紙束の整合
不良等による綴じ針のエラーを検出するのに非常に有効
な構成である。エラーが発生したときは、警報を発生し
装置を停止させる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る用紙束綴じ装置は上述の通
りの構成であるので、シートを綴じるときのシート束の
整列性の乱れを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙綴じ装置を備えるプリンターの主
断面図を示した図面。
【図2】本発明の用紙綴じ装置の上面図を示した図面。
【図3】本発明の用紙綴じ機構部の動作を説明する上視
図。
【図4】本発明の用紙綴じ部の拡大図。
【図5】ステイプラユニットの回動機構に関する概略
図。
【図6】用紙整合トレイ部の動作説明図。
【図7】ブロック図。
【図8】綴じ針の加圧機構の概念図。
【図9】綴じ針エラー検出の概念図。
【図10】フローチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置 8、12 揺動アーム 8a、12a 搬送ローラ 9、13 対向ローラー 14 用紙整合部 18 用紙綴じ機構部(ステイプラユニット)
フロントページの続き (72)発明者 早川 保芳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを保持するトレイ手段と、 上記トレイ手段上のシートを上下から挟んで綴じるため
    に上記トレイ手段上のシートを下方の部材により上昇さ
    せる綴じ手段と、を備える用紙綴じ装置において、 上記トレイ手段における上記とじ手段側の一端部を揺動
    可能であって、且つ、上記綴じ手段によるシートの上昇
    動作に連動して上昇するように構成したことを特徴とす
    る用紙綴じ装置。
  2. 【請求項2】 綴じ手段は下方がアンビルであって、ト
    レイ手段の揺動可能な一端部は上記アンビルを昇降させ
    る部材に連結されている、請求項1の用紙綴じ装置。
JP22815397A 1997-08-25 1997-08-25 用紙綴じ装置 Withdrawn JPH1160044A (ja)

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JP22815397A JPH1160044A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 用紙綴じ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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