JPH1159990A - フイルムロールの装填方法、装填装置および搬送台車 - Google Patents

フイルムロールの装填方法、装填装置および搬送台車

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JPH1159990A
JPH1159990A JP23119197A JP23119197A JPH1159990A JP H1159990 A JPH1159990 A JP H1159990A JP 23119197 A JP23119197 A JP 23119197A JP 23119197 A JP23119197 A JP 23119197A JP H1159990 A JPH1159990 A JP H1159990A
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shaft
film roll
roll
rolls
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英行 唐木
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智明 鈴木
Yoshinobu Misumi
嘉信 三隅
Takayuki Kanbara
隆之 神原
Susumu Sato
佐藤  進
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フイルム加工装置に対してフイルムロールを容
易かつ円滑に装填することを可能にする。 【解決手段】複数のフイルムロール14を保持する支持
軸80を有するとともに、このフイルムロール14を遮
光状態に閉塞自在な搬送台車82と、暗室44内に配設
され、前記複数のフイルムロール14を前記搬送台車8
2から受け渡される軸体84を設け、前記軸体84から
巻き戻し軸に前記フイルムロール14を一つずつ装填す
るフイルムロール収納機構88と、前記支持軸80と前
記軸体84とを同軸上に位置決めして前記搬送台車82
および前記フイルムロール収納機構88を互いに固定す
る位置決め機構90とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺な写真感光用
フイルムが巻回されたフイルムロールを、フイルム加工
装置を構成するフイルム巻き戻し軸に装填するためのフ
イルムロールの装填方法、装填装置および搬送台車に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、写真感光用フイルムを加工して
包装する際には、フイルムの加工、加工された定寸フイ
ルムの巻き取り、巻き取られた定寸フイルムのパトロー
ネへの組み込み、および定寸フイルム入りパトローネの
ケースへの装填等の種々の処理が行われている。
【0003】この場合、各種処理を行うステーションと
して、具体的には、フイルムロールを巻き戻して所定の
長さ毎に切断し定寸フイルムを得るフイルム供給部と、
スプールに前記定寸フイルムを巻き込んで巻回体を形成
するフイルム巻込部と、丸め成形された胴板の一端にキ
ャップをかしめて片開パトローネを製造するパトローネ
製造部と、前記片開パトローネ内に前記巻回体を挿入し
た後に該片開パトローネの開口する他端にキャップをか
しめて巻込パトローネを製造する組立部と、前記巻込パ
トローネをケース内に収容した後に前記ケースの開口端
部にケースキャップを装着して包装品を得るケース詰め
部とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のステ
ーションでは、多数の包装品を製造するために、フイル
ム供給部を構成するフイルム巻き戻し軸に対しフイルム
ロールを装填する作業が頻繁に行われている。しかしな
がら、フイルムロールは、比較的重量物であり、人手に
よってこのフイルムロールを持ち上げてフイルム巻き戻
し軸に装填する作業が、相当に煩雑でかつ重労働である
という問題が指摘されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、フイルム加工装置に対してフイルムロールを容易
かつ円滑に装填することが可能なフイルムロールの装填
方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、複数のフイルムロールを
有効に遮光するとともに、前記フイルムロールの取り扱
い作業性に優れるフイルムロールの搬送台車を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係るフイルムロールの装填方法および装
置では、搬送台車の支持軸に複数のフイルムロールが保
持された状態で、この搬送台車がフイルムロール収納機
構に対応して移送される。次いで、搬送台車の支持軸と
フイルムロール収納機構の軸体とが同軸上に位置決めさ
れ、前記支持軸から前記軸体にフイルムロールが受け渡
される。さらに、フイルムロールを受け取った軸体が、
フイルム加工装置のフイルム巻き戻し軸と同軸上に位置
決めされ、前記軸体から前記フイルム巻き戻し軸に前記
フイルムロールが一つずつ装填される。
【0008】これにより、フイルムロールは、搬送台車
の支持軸からフイルムロール収納機構の軸体に、さらに
前軸体からフイルム加工装置のフイルム巻き戻し軸に対
しスライドさせるだけでよく、人手により前記フイルム
ロールを持ち上げる等の作業が不要になる。従って、フ
イルムロールの装填作業が容易かつ円滑に遂行可能にな
る。
【0009】また、裁断機で原反ロールが軸方向に裁断
されて複数のフイルムロールが形成された後、前記フイ
ルムロールが裁断順に搬送台車の支持軸に送り出され
る。このため、フイルムロールを裁断機からフイルム加
工装置に移送する間、前記フイルムロールの取り扱い作
業が簡素化するとともに、各フイルムロール毎の欠陥情
報等が前記各フイルムロールに対応して容易に管理され
る。フイルムロールが裁断順にフイルム加工装置に装填
されるからである。
【0010】さらにまた、フイルム巻き戻し軸からフイ
ルムロールが全て巻き戻された際、このフイルム巻き戻
し軸に残存する巻芯が前記フイルム巻き戻し軸から自動
的に取り出されて集積される。従って、フイルム巻き戻
し軸に対してフイルムロールを、順次、自動的かつ効率
的に装填することができるとともに、巻芯の再使用が容
易に図られる。
【0011】さらに、搬送台車毎に設けられたID情報
が読み取られ、この読み取られたID情報が所望のID
情報と異なる際には、軸体に外周から係止部材が突出し
て支持軸から該軸体にフイルムロールが受け渡されるこ
とを阻止する。これにより、異なったフイルムロールが
搬送台車からフイルムロール収納機構に受け渡されるこ
とを確実に回避することができる。
【0012】また、本発明に係るフイルムロールの搬送
台車では、支持軸にフイルムロールを着脱するために台
車本体に対して開閉自在な遮光カバーを備えるととも
に、前記台車本体と前記遮光カバーとの前記支持軸の軸
方向に沿う合わせ面が、前記支持軸の開放端部側に向か
ってフイルムローラの下端よりも下方位置まで傾斜して
いる。従って、遮光カバーを開放した状態では、支持軸
の開放端部側が大きく開口されており、この支持軸に対
するフイルムロールの着脱作業が容易に遂行可能にな
る。
【0013】ここで、台車本体と遮光カバーとの全合わ
せ面は、直線上に構成されるとともに、この全合わせ面
に沿って遮光手段である弾性体が配設される。このた
め、簡単な構成で、有効な遮光機能を有することができ
る。さらに、搬送台車毎のID情報を記憶するID情報
記憶手段を備えるため、この搬送台車に収容されている
フイルムロールの種類等を確認することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
フイルムロールの装填装置を組み込むフイルム加工包装
システム10により製品である包装品12を製造する際
の概略斜視説明図であり、図2は、このフイルム加工包
装システム10の概略構成平面図であり、図3は、前記
フイルム加工包装システム10の概略構成側面図であ
る。
【0015】フイルム加工包装システム10は、長尺な
写真感光用フイルムF(以下、長尺フイルムFという)
が巻回されたフイルムロール14を巻き戻して所定の長
さに切断することにより定寸フイルム16を供給するフ
イルム供給部(フイルム加工装置)18と、スプール2
0と前記定寸フイルム16とを互いに位置決めして前記
スプール20に該定寸フイルム16を巻き込むフイルム
巻込部22と、胴板24を丸めるとともに、その一方の
端部にキャップ26aをかしめて片開パトローネ28を
製造するパトローネ製造部30と、このパトローネ製造
部30で製造された前記片開パトローネ28内に、前記
スプール20に前記定寸フイルム16が巻き込まれた巻
回体32を挿入した後、該片開パトローネ28の開口す
る他方の端部にキャップ26bをかしめて巻込パトロー
ネ34を形成する組立部36と、この巻込パトローネ3
4をケース38内に収納し、このケース38の開口端部
にケースキャップ40を装着して包装品12を得るケー
ス詰め部42と、前記フイルム供給部18に前記フイル
ムロール14を装填する本実施形態に係る装填装置43
とを備える。
【0016】フイルム供給部18、フイルム巻込部22
および組立部36が一体的に暗室44に収容される一
方、その他の設備であるケース詰め部42等が明室45
に収容される。
【0017】図2に示すように、フイルム供給部18、
フイルム巻込部22、組立部36およびケース詰め部4
2は、フイルム加工包装工程(矢印A方向)に沿って直
線上に配設されるとともに、パトローネ製造部30から
前記組立部36に片開パトローネ28を搬送する直線状
の第1搬送路46と、この組立部36から前記ケース詰
め部42に巻込パトローネ34を搬送する直線状の第2
搬送路48とが設けられる。
【0018】フイルム加工包装工程下流側には、スプー
ル20をフイルム巻込部22に供給するためのスプール
供給部50と、キャップ26bを組立部36に供給する
ためのキャップ供給部52と、ケースキャップ40を前
記ケース詰め部42に供給するためのケースキャップ供
給部54と、ケース38を前記ケース詰め部42に供給
するためのケース供給部56とが集中的に配設されるこ
とにより、部品供給部58が一体的に構成される。
【0019】パトローネ製造部30には、キャップ26
aを供給するためのキャップ供給部59と、コンテナ6
1を介して胴板24を供給するための胴板供給部60と
が近接して配設される。
【0020】フイルム加工包装システム10が設置され
る床面62には、フイルム供給部18、フイルム巻込部
22および組立部36を覆って隔壁64が設けられ、こ
の隔壁64の内部に所望の作業空間を確保して暗室44
が形成される。暗室44には、隔壁66によって形成さ
れた前室68が開放自在であり、この前室68は、開口
70を介して明室45に開放自在である。
【0021】部品供給部58に近接して製品集積部であ
る包装品集積部72a〜72cが配置される。包装品集
積部72a〜72cとケース詰め部42とが搬送コンベ
ア74を介して連結されるとともに、この搬送コンベア
74の途上に半製品集積部79が設けられる。
【0022】図4〜図6に示すように、本実施形態に係
る装填装置43は、複数のフイルムロール14を保持す
る支持軸80を有するとともに、前記フイルムロール1
4を遮光状態に閉塞自在な搬送台車82と、暗室44内
に配設され、前記複数のフイルムロール14を前記搬送
台車82から受け渡される軸体84を設け、前記軸体8
4からフイルム供給部18の巻き戻し軸86に前記フイ
ルムロール14を一つずつ装填するフイルムロール収納
機構88と、前記支持軸80と前記軸体84とを同軸上
に位置決めして前記搬送台車82および前記フイルムロ
ール収納機構88を互いに固定する位置決め機構90と
を備える。
【0023】搬送台車82は、図4および図5に示すよ
うに、支持軸80の一端を固定してこの支持軸80を水
平方向に支持する台車本体92と、前記支持軸80にフ
イルムロール14を着脱するために前記台車本体92に
対して開閉自在な遮光カバー94と、前記台車本体92
と前記遮光カバー94との間に設けられる遮光手段96
とを備える。
【0024】台車本体92を構成するフレーム42aに
は、前方側に固定車輪98が回転自在に装着されるとと
もに、後方側に自在車輪100が支持される。台車本体
92は、側面視略三角形状を有する筐体を構成してお
り、支持軸80の軸方向(図4中、矢印B方向)に沿う
側方合わせ面102a、102bと、下方に位置する前
方合わせ面104と、上方に位置する後方合わせ面10
6とを備える。
【0025】側方合わせ面102a、102b、前方合
わせ面104および後方合わせ面106は、直線状に構
成されるとともに、前記側方合わせ面102a、102
bの下端部に連結される前記前方合わせ面104は、支
持軸80に保持されているフイルムロール14の下端よ
りも下方位置に設定されている(図5参照)。側方合わ
せ面102a、102b、前方合わせ面104および後
方合わせ面106には、遮光手段96を構成するゴム部
材(弾性体)108が周回して装着される。台車本体9
2の後方端部には、把手110が装着されている。
【0026】遮光カバー94は、台車本体92の後方端
部に揺動自在に取り付けられており、側面視略三角形状
を有している。遮光カバー94が台車本体92に閉じら
れた状態で、搬送台車82は、全体として略矩形状のケ
ーシングを構成する。遮光カバー94には、それぞれ直
線状の側方合わせ面112a、112b、前方合わせ面
114および後方合わせ面116が形成され、これらが
ゴム部材108を押圧して側方合わせ面102a、10
2b、前方合わせ面104および後方合わせ面106に
係合することによって、フイルムロール14が確実に遮
光される。
【0027】遮光カバー94と台車本体92とは、係止
手段118を介して互いに固定される。搬送台車82に
は、台車本体92の前方端部に位置してこの搬送台車8
2の名称や番号等のID情報が記憶されたIDカード1
19が固着されている。
【0028】フイルムロール収納機構88は、床面62
に配置される基台120を備え、この基台120には、
モータ122に連結されたボールねじ123を介してス
ライドベース124がレール126に沿って矢印C方向
に進退自在に載置される。図4〜図7に示すように、ス
ライドベース124には、回転軸128を介して旋回ベ
ース130が固着され、この旋回ベース130上には、
複数のフイルムロール14を保持自在な軸体84が水平
方向に指向して設けられる。回転軸128は、モータ1
31を含む旋回手段を介して矢印D方向(鉛直方向)に
回転自在である。
【0029】軸体84には、この軸体84に保持されて
いるフイルムロール14をフイルム供給部18に一個ず
つ送り出すための円板状の押し出し部材132が進退自
在に配設される。押し出し部材132は、シリンダ13
4を含む駆動手段136に連結されるとともに、この押
し出し部材132に複数のガイドバー138が連結され
る。
【0030】旋回ベース130には、軸体84と平行し
て接合準備台140が設けられる。接合準備台140
は、軸体84に装着されている複数個のフイルムロール
14の端部を切断するためのカッタ142と、このフイ
ルムロール14の端部を吸着保持するサクションボック
ス144と、各フイルムロール14に対応してこれらの
存在を個別に検出する図示しないフォトセンサとを備え
る。
【0031】図4、図5および図7に示すように、位置
決め機構90は、搬送台車82をフイルムロール収納機
構88の位置決め位置に案内するためのガイド手段15
0と、前記搬送台車82を前記フイルムロール収納機構
88に保持するための固定手段152とを備える。
【0032】ガイド手段150は、フイルムロール収納
機構88に設けられるガイド板154と、搬送台車82
に設けられるガイドローラ156とを有する。ガイド板
154は、軸体84を旋回させるための回転軸128に
一端が固着され、前記軸体84と一体的に鉛直軸回りに
旋回する。ガイド板154の他端側には、軸体84の軸
線に平行してガイド溝158が設けられるとともに、こ
のガイド溝158の開放側端縁部には、開放側に向かっ
て拡開するテーパ部160が設けられる。ガイド板15
4の底面側には、床面62上を転動する一組のボールキ
ャスタ162が装着される(図5参照)。
【0033】ガイドローラ156は、搬送台車82を構
成する台車本体92のフレーム92aの底面部に一対の
固定車輪98の間に位置して回転自在に支持される。こ
のガイドローラ156は、ガイド板154のガイド溝1
58にテーパ部160の案内作用下に挿入される。
【0034】固定手段152は、台車本体92のフレー
ム92aをフイルムロール収納機構88側に引き込む機
能を有し、図4、図5よび図7に示すように、基台12
0に装着されて前記フレーム92aの前面部に当接する
支持板体164と、前記基台120に設けられ一対のシ
リンダ166を介して上下方向に揺動自在な一対の爪部
材168とを備える。爪部材168は、支点170を介
して揺動自在であり、その揺動先端側には、フレーム9
2aの内面側に係合するテーパ面172が形成される。
【0035】フイルムロール収納機構88には、位置決
め機構90により位置決め保持された搬送台車82のI
Dカード119の読み取りを行う読み取り手段174が
設けられる。軸体84には、読取手段174により読み
取られたID情報が所望のID情報と異なる際に、前記
軸体84の径方向に突出して該軸体84にフイルムロー
ル14が受け渡されることを阻止する一対の係止部材1
76が矢印E方向に進退自在に配設される。
【0036】図8および図9に示すように、装填装置4
3は、巻き戻し軸86からフイルムロール14が全て巻
き戻されてこの巻き戻し軸86に残存する巻芯14a
を、前記巻き戻し軸86から自動的に取り出して集積す
る巻芯集積機構180を備える。巻芯集積機構180
は、巻芯14aの周面を保持する保持手段182と、前
記保持手段182を巻き戻し軸86の軸方向(矢印G方
向)および径方向(矢印H方向)に移動可能な駆動手段
184と、前記巻芯14aを、順次、集積配置する集積
部186とを備える。
【0037】駆動手段184は、水平方向に延在するロ
ッドレスシリンダ188を備え、このロッドレスシリン
ダ188に沿って矢印H方向に進退自在な移動台190
の下部には、矢印G方向に指向してシリンダ192が固
着される。シリンダ192から巻き戻し軸86の軸線と
平行して突出するピストンロッド192aには、アーム
194の上端縁部が支持されており、このアーム194
の下端部に保持手段182が装着される。
【0038】保持手段182は、巻芯14aの周面形状
に対応する円弧状のガイド部材196と、前記巻芯14
aの周面を吸着することにより該巻芯14aを前記ガイ
ド部材196に保持させる吸着盤(吸着部材)198a
〜198dとを備える。ガイド部材196の先端は、吸
着盤198a〜198dの先端より内方に配設されると
ともに、この吸着盤198a〜198dは、それぞれ図
示しない真空発生源に連通している。
【0039】集積部186は、保持手段182による巻
芯14aの落下位置から下方に向かって傾斜するストッ
カ199を備えている。
【0040】図2に示すように、フイルム供給部18
は、フイルムロール14を保持してこのフイルムロール
14を巻き戻す送り出し部200と、前記フイルムロー
ル14の終端と新たなフイルムロール14の先端とを接
合する接合部202と、前記フイルムロール14から巻
き戻される長尺フイルムFの両側にパーフォレーション
204(図1参照)を形成する穿孔部206と、前記長
尺フイルムFの片側または両側にサイドプリントを潜像
として記録するサイドプリント部208と、前記長尺フ
イルムFを所定の長さに切断して定寸フイルム16を形
成する切断部210とを備える。
【0041】図6に示すように、送り出し部200は、
フイルムロール収納機構88を構成する軸体84と同軸
的に配置され、この軸体84からフイルムロール14を
一個ずつ受け取る巻き戻し軸86を備える。この巻き戻
し軸86は、所定角度間隔ずつ離間して直径方向に進退
自在な三つの爪214を有するエアチャック216を備
え、回転手段218により回転駆動されるとともに、進
退手段220を介して矢印G方向に進退自在である。
【0042】回転手段218は、モータ222を備える
一方、進退手段220は、シリンダ224を備えてお
り、このシリンダ224から延在するピストンロッド2
24aがスライドベース226に固着される。このスラ
イドベース226は、レール228に支持されるととも
に、その上部に巻き戻し軸86および回転手段218が
載置されている。
【0043】図2に示すように、フイルム加工包装シス
テム10は、コンピュータ230を組み込む工場内ネッ
トワークにより制御されており、このコンピュータ23
0が前記フイルム加工包装システム10を複数のブロッ
クに分割してそれぞれ専用のコンピュータにより個別に
制御する。明室45には、オペレータによる手動操作が
可能な操作盤232が配置されている。
【0044】このように構成されるフイルム加工包装シ
ステム10の動作について、以下に説明する。
【0045】図2に示すように、フイルム供給部18を
構成する巻き戻し軸86に装着されたフイルムロール1
4は、この巻き戻し軸86が回転することにより巻き戻
される。フイルムロール14から巻き戻される長尺フイ
ルムFは、穿孔部206に搬送されてその両側にパーフ
ォレション204が形成された後、サイドプリント部2
08で前記長尺フイルムFの片側または両側側にサイド
プリントを潜像として記録される。長尺フイルムFは、
切断部210に搬送されて所定の長さに切断され、定寸
フイルム16が形成される(図1参照)。
【0046】定寸フイルム16は、スプール20にその
先端16aが係止されて巻き込まれ、巻回体32が得ら
れる。巻回体32は、定寸フイルム16の後端16cが
所定の長さだけ引き出された状態で組立部36に搬送さ
れ、この組立部36で立位姿勢に支持された片開パトロ
ーネ28内に挿入される。片開パトローネ28内に巻回
体32が挿入され後、この片開パトローネ28の開口す
る他方の端部にキャップ26bがかしめられて巻き込み
パトローネ34が得られる。
【0047】巻き込みパトローネ34は、ケース詰め部
42に送られる一方、このケース詰め部42には、ケー
ス供給部56からケース38が供給される。このケース
38内に巻き込みパトローネ34が挿入された後、前記
ケース38の開口端部にケースキャップ40が装着され
て包装品12が得られる。
【0048】次いで、本発明の実施形態に係る装填装置
10の動作について、装填方法との関連で以下に説明す
る。
【0049】先ず、搬送台車82が図示しない裁断機に
配置され、この裁断機で原反ロールが軸方向に裁断され
て複数のフイルムロール14が形成された後、前記フイ
ルムロール14は、裁断順に搬送台車82の支持軸80
に送り出される。支持軸80に複数のフイルムロール1
4が保持されると、遮光カバー94が台車本体92側に
閉じられ、係止手段118を介して前記遮光カバー94
が前記台車本体92に固定される。
【0050】搬送台車82は、図示しない裁断機から明
室45を通って開口70から前室68に一旦配置された
後、この前室68から暗室44内に導入される。暗室4
4内では、係止手段118が解除されて遮光カバー94
が台車本体92に対して開放位置に保持されるとともに
(図4参照)、この搬送台車82がフイルムロール収納
機構88側に移送される。
【0051】そこで、位置決め機構90を構成するガイ
ド手段150により、搬送台車82とフイルムロール収
納機構88との位置決めが行われる。すなわち、フイル
ムロール収納機構88では、図4および図6に示すよう
に、回転軸128の回転作用下に軸体84と一体的にガ
イド板154が矢印D方向に旋回し、このガイド板15
4が固定手段152側に位置決め配置される。次に、搬
送台車82が、把手110を介してオペレータによりガ
イド板154側に移送されると、台車本体92の底部に
設けられているガイドローラ156がガイド板154の
テーパ部160の案内作用下にガイド溝158に円滑か
つ容易に挿入され、前記搬送台車82がフイルムロール
収納機構88に対して位置決めされる。
【0052】その際、図10に示すように、固定手段1
52を構成する一対の爪部材168は、下方に退避して
おり(図10中、二点鎖線参照)、搬送台車82がガイ
ド手段150を介してフイルムロール収納機構88に対
し位置決めされた後、前記固定手段152を構成する一
対のシリンダ166が駆動される。このため、爪部材1
68は、鉛直上方向に揺動し(図10中、実線参照)、
台車本体92のフレーム92aを支持板体164と一対
の爪部材168のテーパ面172側とで挟持し、前記搬
送台車82がフイルムロール収納機構88に対して固定
される。これにより、図5に示すように、搬送台車82
の支持軸80とフイルムロール収納機構88の軸体84
とは、同軸上に位置決めされて互いに突き合わせ支持さ
れる。
【0053】次に、読み取り手段174介して台車本体
92に設けられているIDカード119のID情報が読
み取られる。そして、このID情報が所望のID情報と
異なる際には、軸体84の先端縁部外周に設けられてい
る係止部材176が外方に突出し、フイルムロール14
が支持軸80から前記軸体84に受け渡されることを阻
止する。一方、読み取られたID情報が所望のID情報
と一致する際には、支持軸80に保持されているフイル
ムロール14が軸体84側に受け渡される。
【0054】支持軸80から軸体84に全てのフイルム
ロール14が受け渡されると、固定手段152によるフ
レーム92aの保持作用が解除された後、搬送台車82
がフイルムロール収納機構88から離脱される。そし
て、遮光カバー94が台車本体92に閉じられた状態
で、搬送台車82が図示しない裁断機側に移送される。
【0055】フイルムロール収納機構88では、軸体8
4に保持されている各フイルムロール14の先端部が接
合準備台140に引き出され、サクションボックス14
4で吸着保持されるとともに、カッタ142によって前
記フイルムロール14の端部が切断される。その際、サ
クションボックス144に所定数のフイルムロール14
の端部が把持されているか否かが図示しないフォトセン
サにより検出され、前記フイルムロール14の数が予め
設定された数と異なる際には、オペレータに対して警告
が発せられる。
【0056】一方、フイルム供給部18では、フイルム
ロール14が全て巻き戻されることにより、巻き戻し軸
86には、巻芯14aが残されている。そこで、図8お
よび図9に示すように、巻芯集積機構180を構成する
駆動手段184が駆動され、移動台190が巻き戻し軸
86側に移動する。そして、アーム194に装着されて
いる保持手段182が、巻き戻し軸86に配置されてい
る巻芯14aの外周に対応して配設される。
【0057】次に、エアチャック216の作用下に、爪
214がそれぞれ巻き戻し軸86の内方に変位し、この
巻き戻し軸86に配設されている巻芯14aの保持作用
が解除される一方、保持手段182を構成する吸着盤1
98a〜198dが吸引を開始する。このため、巻芯1
4aは、その外周一部をガイド部材196に押圧され、
吸着盤198a〜198dの吸引作用と前記ガイド部材
196の保持作用とを介して保持手段182に確実に保
持される。
【0058】さらに、シリンダ192が駆動され、アー
ム194が巻き戻し軸86に軸方向(矢印G方向)に移
動することにより、保持手段182に吸着保持されてい
る巻芯14aがこの巻き戻し軸86から取り出される。
そして、ロッドレスシリンダ188が駆動され、移動台
190が巻き戻し軸86から離間する方向に移動した
後、吸着盤198a〜198dによる巻芯14aの吸着
作用が解除される。このため、巻芯14aは、集積部1
86側に落下し、ストッカ199の傾斜に沿って所定の
集積位置に集積される。この巻芯14aは、新たなフイ
ルムロール14の巻芯として繰り返し使用されることに
なる。
【0059】巻き戻し軸86から巻芯14aが取り出さ
れた後、フイルムロール収納機構88を構成する回転軸
128が略90°回転し、この回転軸128に固着され
た軸体84が前記巻き戻し軸86と同軸上に配置される
(図6参照)。そこで、モータ122が起動され、ボー
ルねじ123の回転作用下にスライドベース124が巻
き戻し軸86側に移動し、この巻き戻し軸86に前記軸
体84が一致する。
【0060】この状態で、駆動手段136を構成するシ
リンダ134が駆動され、ガイドバー138を介して押
し出し部材132が進出し、軸体84にストックされて
いる最先端のフイルムロール14が巻き戻軸86側に移
送される。巻き戻し軸86側では、エアチャック216
が駆動されて爪214が外方に変位し、この巻き戻し軸
86に単一のフイルムロール14が把持される。一方、
フイルムロール収納機構88では、モータ122が駆動
されてスライドベース124が巻き戻し軸86から離間
する方向に退避する。
【0061】なお、巻き戻し軸86に装着された新たな
フイルムロール14は、この巻き戻し軸86の回転作用
下にその巻き戻し先端部が接合部202に搬送される。
接合部202では、長尺フイルムFの後端と巻き戻し軸
86から送り出された新たな長尺フイルムFの先端とが
接合テープにより貼り付けられた後、穿孔部206側に
搬送されて前述したフイルム加工包装処理が施される。
【0062】この場合、本実施形態では、搬送台車82
の支持軸80に複数のフイルムロール14が保持された
状態で、この搬送台車82がフイルムロール収納機構8
8に位置決め保持されて前記支持軸80が軸体84と同
軸上に配置される。次いで、支持軸80から軸体84に
複数のフイルムロール14が受け渡された後、この軸体
84がフイルム供給部18の巻き戻し軸86と同軸上に
位置決めされ、前記軸体84から前記巻き戻し軸86に
該フイルムロール14が一つずつ装填される。
【0063】このように、搬送台車82からフイルムロ
ール収納機構88を介して巻き戻し軸86にフイルムロ
ール14を移送する際、このフイルムロール14を持ち
上げる等の作業が不要となり、前記フイルムロール14
を支持軸80から軸体84に、さらにこの軸体84から
前記巻き戻し軸86に対してスライドさせるだけでよ
い。これにより、フイルムロール14の装填作業が一挙
に容易かつ円滑に遂行可能になるという効果が得られ
る。
【0064】しかも、搬送台車82とフイルムロール収
納機構88とは、ガイド手段150を介して位置決めさ
れるとともに、固定手段152により強固に固定保持さ
れる。このため、支持軸80と軸体84とを迅速かつ高
精度に同軸上に位置決めすることができ、フイルムロー
ル14の受け渡し作業が効率的に遂行されるという利点
がある。
【0065】また、フイルムロール14は、裁断機で裁
断された順に支持軸80に把持された後、この支持軸8
0から軸体84を介して巻き戻し軸86に装填される。
従って、巻き戻し軸86には、フイルムロール14が裁
断順に一つずつ装填され、前記フイルムロール14を裁
断機から前記巻き戻し軸86に移送する間、該フイルム
ロール14の取り扱い作業が簡素化するとともに、各フ
イルムロール14毎の欠陥情報等の管理が極めて容易に
遂行可能となる。
【0066】さらに、搬送台車82には、各搬送台車8
2の名称や番号等のID情報が記憶されたIDカード1
19が取り付けられており、前記搬送台車82がフイル
ムロール収納機構88に位置決め保持された状態で、前
記IDカード119のID情報が読み取り手段174を
介して読み取られる。そして、読み取られたID情報が
所望のID情報と異なる際には、軸体84の先端縁部か
ら係止部材176が外方に突出し、支持軸80からこの
軸体84にフイルムロール14が受け渡されることを阻
止する。これにより、異なったフイルムロール14がフ
イルムロール収納機構88に受け渡されることを確実に
回避することができ、高品質かつ効率的なフイルム加工
処理が遂行される。
【0067】さらにまた、本実施形態では、搬送台車8
2が支持軸80を保持する台車本体92と、この台車本
体92に対して開閉自在な遮光カバー94とを備えてい
る。そして、台車本体92と遮光カバー94との当接
面、すなわち、前記台車本体92の側方合わせ面102
a、102b、前方合わせ面104および後方合わせ面
106と、前記遮光カバー94の側方合わせ面112
a、112b、前方合わせ面114および後方合わせ面
116とが、それぞれ直線状を有するとともに、これら
に遮光手段96を構成するゴム部材108が一体的に介
装されている。従って、簡単な構成で有効な遮光機能を
有することができ、支持軸80に保持されているフイル
ムロール14が不要に露光されることを阻止することが
可能になる。
【0068】さらに、搬送台車82では、台車本体92
の支持軸80の軸方向(矢印B方向)に沿う合わせ面で
ある側方合わせ面102a、102bの下端位置が、こ
の支持軸80に保持されているフイルムロール14の下
端よりも下方に設定されている。このため、遮光カバー
94を開放した状態で、支持軸80の開放端部側が大き
く開口されることになり、この支持軸80に対するフイ
ルムロール14の着脱作業が円滑かつ容易に遂行される
という効果がある。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るフイルムロ
ールの装填方法および装填装置では、複数のフイルムロ
ールが保持された搬送台車の支持軸とフイルムロール収
納機構の軸体とが、同軸上に位置決めされて前記支持軸
から前記軸体に前記フイルムロールが受け渡された後、
該軸体がフイルム加工装置のフイルム巻き戻し軸と同軸
上に位置決めされて該軸体から前記フイルム巻き戻し軸
に該フイルムロールが一つずつ装填される。これによ
り、フイルムロールは、支持軸から軸体に、さらにこの
軸体からフイルム巻き戻し軸に対してスライドさせるだ
けでよく、人手により前記フイルムロールを持ち上げる
等の作業が不要になって、該フイルムロールの装填作業
が容易かつ円滑に遂行可能になる。
【0070】また、本発明に係るフイルムロールの搬送
台車では、フイルムロールを支持する支持軸を設けた台
車本体と、この台車本体に対して開閉自在な遮光カバー
との前記支持軸の軸方向に沿う合わせ面の下方位置が、
該支持軸に保持されている前記フイルムロールの下端位
置よりも下方に設定されている。従って、遮光カバーを
開放した状態で、支持軸に対するフイルムロールの着脱
作業が容易かつ円滑に遂行可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る装填装置を組み込むフ
イルム加工包装システムにより包装体を製造する際の概
略斜視説明図である。
【図2】前記フイルム加工包装システムの概略構成平面
図である。
【図3】前記フイルム加工包装システムの概略構成側面
図である。
【図4】前記装填装置の斜視説明図である。
【図5】前記装填装置の側面説明図である。
【図6】前記装填装置を構成するフイルムロール収納機
構の側面説明図である。
【図7】前記フイルムロール収納機構の斜視説明図であ
る。
【図8】前記装填装置を構成する巻芯集積機構の斜視図
である。
【図9】前記巻芯集積機構の側面説明図である。
【図10】前記装填装置を構成する固定手段の動作説明
図である。
【符号の説明】
10…フイルム加工包装システム 12…包装品 14…フイルムロール 14a…巻芯 18…フイルム供給部 43…装填装置 80…支持軸 82…搬送台車 86…巻き戻し軸 88…フイルムロ
ール収納機構 90…位置決め機構 92…台車本体 94…遮光カバー 96…遮光手段 102a、102b、104、106、112a、11
2b、114、116…合わせ面 108…ゴム部材 119…IDカー
ド 150…ガイド手段 152…固定手段 154…ガイド板 156…ガイドロ
ーラ 158…ガイド溝 164…支持板体 168…爪部材 174…読み取り
手段 180…巻芯集積機構 182…保持手段 186…集積部 196…ガイド部
材 198a〜198d…吸着盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神原 隆之 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 佐藤 進 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な写真感光用フイルムが巻回されたフ
    イルムロールを、フイルム加工装置を構成するフイルム
    巻き戻し軸に装填するためのフイルムロールの装填方法
    であって、 複数の前記フイルムロールを搬送台車の支持軸に保持さ
    せた状態で、前記搬送台車を暗室内のフイルムロール受
    け渡し位置に搬送する工程と、 前記フイルムロール受け渡し位置に配置されたフイルム
    ロール収納機構の軸体と前記搬送台車の前記支持軸とを
    同軸上に位置決め配置する工程と、 前記支持軸から前記軸体に前記フイルムロールを受け渡
    す工程と、 前記フイルムロールを受け取った前記軸体を、前記フイ
    ルム加工装置の前記フイルム巻き戻し軸と同軸上に位置
    決め配置する工程と、 前記軸体から前記フイルム巻き戻し軸に前記フイルムロ
    ールを一つずつ装填する工程と、 を有することを特徴とするフイルムロールの装填方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装填方法において、裁断機
    で原反ロールを軸方向に裁断して複数の前記フイルムロ
    ールを形成した後、前記フイルムロールを裁断順に前記
    搬送台車の前記支持軸に送り出す工程を有することを特
    徴とするフイルムロールの装填方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装填方法において、前記フ
    イルム巻き戻し軸から前記フイルムロールが全て巻き戻
    された際、該フイルム巻き戻し軸に残存する巻芯を自動
    的に前記フイルム巻き戻し軸から取り出して集積する工
    程を有することを特徴とするフイルムロールの装填方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の装填方法において、前記搬
    送台車毎に設けられたID情報を読み取る工程と、 前記読み取られたID情報が所望のID情報と異なる
    際、前記軸体の外周から係止部材が突出することによ
    り、前記支持軸から該軸体に前記フイルムロールが受け
    渡されることを阻止する工程を有することを特徴とする
    フイルムロールの装填方法。
  5. 【請求項5】長尺な写真感光用フイルムが巻回されたフ
    イルムロールを、フイルム加工装置を構成するフイルム
    巻き戻し軸に装填するためのフイルムロールの装填装置
    であって、 複数の前記フイルムロールを保持する支持軸を有すると
    ともに、該フイルムロールを遮光状態に閉塞自在な搬送
    台車と、 暗室内に配設され、前記複数のフイルムロールを前記搬
    送台車から受け渡される軸体を設け、前記軸体から前記
    フイルム加工装置の前記フイルム巻き戻し軸に前記フイ
    ルムロールを一つずつ装填するフイルムロール収納機構
    と、 前記支持軸と前記軸体とを同軸上に位置決めして前記搬
    送台車および前記フイルムロール収納機構を互いに固定
    する位置決め機構と、 を備えることを特徴とするフイルムロールの装填装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の装填装置において、前記位
    置決め機構は、前記搬送台車を前記フイルムロール収納
    機構の位置決め位置に案内するためのガイド手段と、 前記搬送台車を前記フイルムロール収納機構に保持する
    ための固定手段と、 を備えることを特徴とするフイルムロールの装填装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の装填装置において、前記ガ
    イド手段は、前記軸体と一体的に鉛直軸回りに旋回する
    とともに、該軸体の軸線に平行して延在するテーパ付き
    ガイド溝を有するガイド板と、 前記搬送台車に設けられ、前記ガイド溝に挿入されるガ
    イドローラと、 を備えることを特徴とするフイルムロールの装填装置。
  8. 【請求項8】請求項5記載の装填装置において、前記搬
    送台車毎に設けられるID情報記憶手段と、 前記軸体の外周に径方向に進退自在に設けられ、前記I
    D情報記憶手段から読み取られたID情報が所望のID
    情報と異なる際に、前記径方向に突出して前記軸体に前
    記フイルムロールが受け渡されることを阻止する係止部
    材と、 を備えることを特徴とするフイルムロールの装填装置。
  9. 【請求項9】請求項5記載の装填装置において、前記フ
    イルム巻き戻し軸から前記フイルムロールが全て巻き戻
    されて該フイルム巻き戻し軸に残存する巻芯を、前記フ
    イルム巻き戻し軸から自動的に取り出して集積する巻芯
    集積機構を備えることを特徴とするフイルムロールの装
    填装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の装填装置において、前記
    巻芯集積機構は、前記巻芯の周面を保持する保持手段
    と、 前記保持手段を前記フイルム巻き戻し軸の軸方向および
    径方向に移動可能な駆動手段と、 を備えるとともに、 前記保持手段は、前記巻芯の周面形状に対応するガイド
    部材と、 前記巻芯の周面を吸着することにより、該巻芯を前記ガ
    イド部材に保持させる吸着部材と、 を設けることを特徴とするフイルムロールの装填装置。
  11. 【請求項11】長尺な写真感光用フイルムが巻回された
    複数のフイルムロールを遮光状態で保持するためのフイ
    ルムロールの搬送台車であって、 台車本体に装着され、前記複数のフイルムロールを軸方
    向に配列して保持する支持軸と、 前記支持軸に前記フイルムロールを着脱するために、前
    記台車本体に対して開閉自在な遮光カバーと、 前記台車本体と前記遮光カバーとの間に設けられる遮光
    手段と、 を備え、 前記台車本体と前記遮光カバーとの前記軸方向に沿う合
    わせ面は、前記支持軸の開放端部側に向かって下方に傾
    斜するとともに、前記合わせ面の下端位置は、該支持軸
    に保持された前記フイルムロールの下端よりも下方に設
    定されることを特徴とするフイルムロールの搬送台車。
  12. 【請求項12】請求項11記載の搬送台車において、前
    記台車本体と前記遮光カバーとの全合わせ面は、直線上
    に構成されることを特徴とするフイルムロールの搬送台
    車。
  13. 【請求項13】請求項11または12記載の搬送台車に
    おいて、前記遮光手段は、前記台車本体と前記遮光カバ
    ーとの全合わせ面に沿って配設される弾性体を備えるこ
    とを特徴とするフイルムロールの搬送台車。
  14. 【請求項14】請求項11記載の搬送台車において、前
    記搬送台車毎のID情報を記憶するID情報記憶手段を
    備えることを特徴とするフイルムロールの搬送台車。
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