JPH1159778A - ウェ−ハケ−ス - Google Patents

ウェ−ハケ−ス

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JPH1159778A
JPH1159778A JP7331598A JP7331598A JPH1159778A JP H1159778 A JPH1159778 A JP H1159778A JP 7331598 A JP7331598 A JP 7331598A JP 7331598 A JP7331598 A JP 7331598A JP H1159778 A JPH1159778 A JP H1159778A
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pressure
wafer case
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース密封性の向上が図れ、ケース内外に
生じた圧力差を比較的短時間で自動解除し、かつごみの
濾過性が高く、ケース変形によるウェーハ損傷やごみの
ウェーハ付着が防げ、しかも比較的安価である。 【解決手段】 何らかの原因で外圧が変化し、ウェーハ
ケース10の内外で圧力差が生じると、フィルタ17を
介して圧力の大きい方から小さい方へ空気が流れ、ケー
ス内外の圧力差が比較的短時間で自動解除される。外気
中の微細なごみは、0.05μm以上のごみ類を99.
9%以上濾過し、濾過速度V/1500(mol/分)
以上のフィルタ17で除かれるので、圧力差解除時に外
気中のごみがウェーハ表面に着いたり、注射器の針先で
ウェーハ11を傷つけない。またケース10にフィルタ
17を取り付けただけなので、比較的低コストとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシリコンウェーハ
などを収納するウェーハケース、詳しくは大気中のごみ
を濾過しながら、密閉されたケース内の圧力を外部の圧
力と等しくするフィルタ付きのウェーハケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ウェーハ製造工場で作製されたシリコン
ウェーハなどの半導体ウェーハは、輸送中における損傷
や汚染などを防止するために、通常、ガスケット(パッ
キング材)によって蓋が密閉されたウェーハケースに収
納されている。このウェーハケースは、さらに大気中
で、内袋であるナイロン(ポリアミド繊維の商品名)ま
たはポリエチレン製のフィルムでヒートシールされて密
封されている。そして、このウェーハケースが入った内
袋を、外袋であるアルミニウムフィルム製の袋内に入れ
て、その開口部をヒートシールして密封している。つま
り、ウェーハケースはこのような二重封止による完全密
封状態で輸送されることとなる。
【0003】ウェーハ輸送の一形態として航空機を使っ
た航空輸送がある。この場合、ウェーハを搭載した航空
機は高度数千〜1万mを飛行する。このとき、機内の貨
物室の気圧はおおよそ0.7〜0.8atmに達する。
その結果、例えば図13(a)に示すような比較的密閉
性能が良いウェーハケース100の場合、気圧の低い上
空では、その気圧差から空気が膨張し、常圧で密封され
た内袋101および外袋102が膨らむ。しかも、ウェ
ーハケース100内の空気も膨張して、蓋103と容器
本体104との間に介在されるガスケット105のわず
かな隙間から、内袋101内へと漏れる。これにより、
内袋101はさらに膨らむ(図13(b)参照)。
【0004】着陸時、航空機が常圧の地上へ下降する
と、図13(c)に示すように、上空のときとは反対の
気圧関係から、内袋101や外袋102内の空気が、比
較的高い外圧により圧縮されて収縮する。しかも、ガス
ケット105が存在することで、蓋103が容器本体1
04の開口部にしっかりと密着される。この結果、内袋
101内の空気はケース内に流れ込まず、ウェーハケー
ス100は、ちょうど四方から押し潰されたように変形
する。これにより、内側へ湾曲した外壁によって内部の
ウェーハが傷つくおそれがあった。また、蓋103が容
器本体104へ強固に密着することで、ケース内からウ
ェーハを取り出す際に、蓋103がなかなか開かないと
いう問題も発生していた。なお、図13(a)は従来手
段に係る比較的密閉性が良いウェーハケースの空輸前の
状態を示す説明図、図13(b)は同上空飛行中の比較
的密閉性が良いウェーハケースを示すその説明図、図1
3(c)は同空輸後の状態を示す説明図である。
【0005】一方、図14(a)に示すように、比較的
密閉性能が低いウェーハケース200の場合には、蓋1
03と容器本体104の開口部との間にあるガスケット
201の隙間から空気が流通しやすい。したがって、上
空を飛行中には、図13に示すウェーハケース100の
場合と同様に、大気の圧力が低いことから、内袋101
や外袋102が膨らみ、ケース内の空気も内袋101内
へ流出する(図14(b)参照)。ところが、航空機の
下降時、大気の圧力が上昇してケース内の空気が圧縮さ
れる際には、これに伴って、内袋101内の空気がガス
ケット201の隙間からケース内へ流れ込む。これによ
り前述した変形が起きない(図14(c)参照)。この
結果、空輸時の圧力差で変形したウェーハケース200
の外壁によるウェーハの損傷を解消できるとともに、着
陸後の開蓋時に蓋103を簡単に開けられるという特長
がある。
【0006】しかしながら、反面では、蓋103の密閉
性が悪いことから、航空機の下降時に、内袋101内で
浮遊していたごみやほこり、および、内袋101の内面
に付着していたごみやほこりが、このガスケット201
の隙間からケース内へ流入し、これがウェーハ表面に付
着してウェーハを汚してしまうおそれがあった。なお、
図14(a)は他の従来手段に係る比較的密閉性が悪い
ウェーハケースの空輸前の状態を示す説明図、図14
(b)は同上空飛行中の比較的密閉性が悪いウェーハケ
ースを示すその説明図、図14(c)は同空輸後の状態
を示す説明図である。
【0007】そこで、これを解消する従来手段として、
例えば特開平8−145173号公報に記載されたもの
などが知られている。この従来手段は、容器や蓋の開口
周縁部の外壁に、ガスケットの表面にまで達する孔また
は切り欠きを設け、これらを通して、所定の押圧治具に
より外方からガスケットを容器内へ押し込むか、ガスケ
ットに連通管を通して容器内外を連通するか、または注
射器などにより空気を注入するものである。このように
して、ケース内外の圧力差を解除している。しかしなが
ら、この方法では、航空機の着陸態勢後におけるウェー
ハケースの変形を原因としたウェーハの損傷を防ぐこと
ができない。また、別の従来手段としては、水タンク内
に防水性のウェーハケースを浸漬し、この状態のまま航
空機に搭載することで、輸送によるケース内外の圧力差
が起きないようにしたものが知られている。この方法で
は、ウェーハの損傷と地上での開蓋の困難さの両方を解
消することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来手段の場合、ウェーハケースの内外に圧力差が生じ
た場合、この圧力差の解除に際し、孔や切り欠きを通し
て、所定の押圧治具によりガスケットを容器内へ押し込
んだり、ガスケットに連通管を通したり、または注射器
などにより空気を注入しなければならなかった。これに
より、その作業に手間がかかった。しかも、この圧力差
解除時に、ガスケットの隙間からケース外のごみやほこ
りがケースの内部に流れ込んでしまい、これがウェーハ
の表面に付着するおそれが大きかった。また、特に注射
器を使用した場合には、注射針の先でウェーハを傷つけ
るおそれもあった。一方、後者の従来手段の場合、水入
りのタンクを航空機に搭載する必要がある。これによ
り、積載重量的および積載容積的にも、航空機1機当た
りで輸送できるウェーハケースの個数が減少し、この結
果、輸送コストが高騰するという問題点があった。
【0009】
【発明の目的】この発明は、ごみの濾過性能が高くて、
ケース内外に生じた圧力差を比較的短時間で自動的に解
除することができ、これにより圧力差によるケース変形
を原因としたウェーハの損傷や、ウェーハ表面へのごみ
やほこりの付着を防止することができ、しかもこれらの
効果が比較的低コストで得られるウェーハケースを提供
することを、その目的としている。また、この発明は、
ウェーハ輸送時のケース内外の圧力差に耐え得るケース
密閉性を有するウェーハケースを提供することを、その
目的としている。さらに、この発明は、比較的短時間
で、ケース内外の圧力差を解除することがでるウェーハ
ケースを提供することを、その目的としている。さらに
また、この発明は、比較的濾過速度が速いウェーハケー
スを提供することを、その目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ウェーハが収納される容器本体と、この容器本体を
密閉する蓋と、容器本体および蓋の少なくともいずれか
一方の外壁に取り付けられたフィルタとを備え、このウ
ェーハケースの外圧がその内圧より0.05〜0.2気
圧だけ低い場合にも上記蓋と容器本体との間の密閉性が
保持されるウェーハケースにあって、このフィルタを介
してのみウェーハケース内外の気体の流通を可能とする
とともに、このフィルタは、0.05μm以上の大きさ
の微細なごみ類を99.9%以上濾過することができる
ウェーハケースである。ウェーハとしては、シリコンウ
ェーハ,ガリウム砒素ウェーハなどの半導体ウェーハを
その対象とする。容器本体および蓋の素材としては、例
えばポリカーボネート(PC),ポリエチレン(P
E),ポリプロピレン(PP),ポリスチレン(P
S),ポリエーテルエーテルケトン(PEEK),ポリ
ブチルテレフタレート(PBT),PVC,PMMAな
どの各種のプラスチックが挙げられる。
【0011】ケース内外の差圧が0.05気圧未満で
も、ウェーハケースが密閉性を保持することができると
した場合、フィルタ面積を大きくする必要がある。また
は、フィルタの孔径を大きくせざるを得ず、パーティク
ルの除去能力が低下するという不都合が生じる。上記差
圧が0.2気圧を越えても密閉性を保持するものとする
と、ケースの剛性を高めたり、パッキンの押さえ構造を
高強度にするなど、ケース全体の構造が複雑になるとい
う不都合が生じる。
【0012】フィルタは、パーティクルカウンタで0.
05μm以上のごみやほこりをパーティクルとして検出
するときに、その99.9%を濾過することができる性
能を有する。フィルタが、0.05μm未満の微細なご
み類をも濾過することができるものとすれば、ウェーハ
ケースの内部空間が常圧に戻るために要する時間が長く
なる。フィルタの素材としては、例えばニトロセルロー
ス、セルロースアセテート、四フッ化エチレン樹脂(P
TFE)、親水性四フッ化エチレン樹脂などの各種合成
樹脂からなるメンブランフィルタなど、周知のフィルタ
を採用することができる。フィルタの平均孔径は、大気
中に浮遊するごみなどをフィルタリングすることができ
る大きさであれば、限定されない。また、フィルタの外
形寸法も限定されない。さらに、フィルタの組み付け位
置は、容器本体、蓋のどの部分でもよい。また両部材に
組み付けてもよい。そして、フィルタの組み付け個数も
限定されない。
【0013】請求項2に記載の発明は、上記ウェーハケ
ースが0.05〜0.2気圧の差圧での密閉性を保持す
るとき、この差圧より小さい差圧がウェーハケース内外
に生じたとき気体が上記フィルタを通って流出入する請
求項1に記載のウェーハケースである。
【0014】請求項3に記載の発明は、ウェーハケース
の容積をVリットルとしたとき、上記フィルタは、V/
1500(mol/分)以上の値で気体の流出入を許容
する請求項1または請求項2に記載のウェーハケースで
ある。フィルタによる気体濾過の速度が、V/1500
(mol/分)未満とすると、ケース内外の差圧をなく
すための時間が長くなり過ぎ、航空機輸送などの実体に
そぐわないという不都合が生じる。なお、この場合のフ
ィルタの個数は上述のように任意であり、複数個のフィ
ルタの場合、全体として上記条件を満たすこととなる。
【0015】請求項4に記載の発明は、上記ウェーハケ
ースの外圧が低下するとき、この外圧の低下に対応して
ウェーハケースの内圧も低下し、10分程度の遅れで内
外圧が一致する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
載のウェーハケースである。遅れが10分を越えると、
航空機輸送に用いても不便であるという不都合が生じる
からである。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記フィルタ
が、四フッ化エチレン樹脂製のメンブランフィルタであ
る請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のウェーハ
ケースである。メンブランフィルタとは、通常、厚さ
0.1〜0.2mmのプラスチックの薄膜に、目の細か
い一定の大きさの孔を多数形成したものである。ここで
は、そのフィルタ素材として四フッ化エチレン樹脂を採
用している。
【0017】
【作用】請求項1〜請求項5に記載の発明では、なんら
かの事情によりウェーハケースの外部の気圧が変化し、
パッキング材により密閉されたウェーハケースの内外で
圧力差が生じた場合には、フィルタを通して、このケー
ス内外において、圧力の大きい方から小さい方へ空気が
流れる。これにより、自動的にケース内外の圧力差が解
除される。しかも、この際に大気中の微細なごみやほこ
りは、フィルタにより濾過されて除去される。このた
め、この圧力差解除時に、従来手段のように大気中に浮
遊するごみやほこりがウェーハの表面に付着したり、例
えば注射器の針先などによりウェーハの損傷が起きるこ
とはない。しかも、ウェーハケースにフィルタを取り付
けただけなので、比較的低コストでこれらの効果が得ら
れる。また、フィルタとして、0.05μm以上のごみ
やほこりを99.9%以上濾過することができるものを
採用したために、ケース内外の圧力差を解除する際に、
大気中のかなり微細なごみまでフィルタリングすること
ができる。
【0018】特に、請求項3に記載の発明では、フィル
タによる気体の流出入の速度をV/1500(mol/
分)としているので、比較的短時間で、ケース内外の圧
力差を解除することができる。最大で約30分間で解除
することができる。
【0019】また、請求項5に記載の発明によれば、フ
ィルタとして、四フッ化エチレン樹脂製のメンブランフ
ィルタを採用したので、例えばセルロースアセテート,
ポリフッ化ビニリデン(PVDF),ナイロンなどの他
の合成樹脂製のフィルタに比べて濾過速度が速い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例に係るウ
ェーハケースを説明する。まず、図1〜図8に基づい
て、この発明の第1実施例を説明する。図1はこの発明
の第1実施例に係るウェーハケースの全体斜視図であ
る。図2は同ウェーハケースの正面図である。図3は同
ウェーハケースの平面図である。図4は同閉蓋中におけ
る図1のA−A拡大断面図である。図5(a)は容器本
体と蓋との接合部の構造を示す部分拡大断面図である。
図5(b)はガスケットの圧縮変形を説明するための略
図である。図6は同フィルタユニットの拡大斜視図であ
る。図7は同フィルタユニットの使用状態の拡大断面図
である。図8(a)は上空飛行中の比較的密閉性が良い
ウェーハケースの説明図である。図8(b)は同空輸後
の状態を示す説明図である。
【0021】図1〜図3に示すように、10はこの発明
の一実施例に係るウェーハケースである。このウェーハ
ケース10は、例えば8インチのシリコンウェーハ11
が最大で25枚収納される四角形で箱形の容器本体12
と、この容器本体12の上面にある開口部を閉蓋する蓋
13と、これらの容器本体12や蓋13の開口周縁部の
外壁間に介在されたパッキング材の一例である環状ゴム
製のガスケット14と、蓋13の上壁の一角部の内面に
装着されて、ケース内外を連通するフィルタユニット1
5とを備えた内容量約15000ccの密閉式のケース
である。蓋13は、閉蓋時の上方側が凹となった四角形
の浅い皿状に成形されている。
【0022】容器本体12および蓋13の素材として
は、透明もしくは半透明のポリプロピレン(PP)およ
びポリカーボネート(PC)が使用される。この蓋13
の上壁の表面には、透明もしくは半透明な上壁を通して
覗き見えるウェーハ11の枚数が、その枚数分の厚さ位
置に合わせて表示されている。ガスケット14は断面矩
形の環状のゴム製である。容器本体12や蓋13の鍔状
の開口周縁部間に介在されて、ウェーハケース10の密
閉性を確保するパッキング材としての役目を果たす。こ
のガスケット14は、蓋13を容器本体12の開口部
に、航空輸送時のケース内外の圧力差が0.2気圧にな
ったときでもこれに耐え得る高い密閉性でもって閉蓋さ
せる機能を有している。
【0023】具体的には、図5(a),(b)に示すよ
うに、ガスケット14は、容器本体12の開口周縁部に
周設された矩形断面のシール溝30に、若干その頭部を
突出させて収納されている。ガスケット14の内,外周
部(非圧縮部)には、その全周にわたって凹部34が形
成されている。したがって、ガスケット14の非圧縮面
とシール溝30の壁部との間には間隙35が形成され
る。一方、容器本体12のシール溝30の下面と、蓋1
3の周縁部に形成されたシール溝32の上面とには、ガ
スケット14の上面および下面にそれぞれ当接する一対
のリブ31,33が周設されている。したがって、閉蓋
時には、ガスケット14の上部および下部がリブ31,
33によって押し潰される(図5(a)参照)。
【0024】しかしながら、ガスケット14の非圧縮面
とシール溝30の側壁との間に形成された間隙35が、
潰されて膨出したガスケット14の逃げ部となる(図5
(b)参照)。この結果、圧縮力を受けたガスケット1
4は、シール溝30の側壁に妨げられることなく、スム
ーズに変形する。よって、蓋13の閉蓋操作が容易にな
るとともに、接合部におけるシール機能の信頼性が向上
する。このような閉蓋構造により、蓋13は容器本体1
2の開口部に、ケース内外の圧力差0.2気圧に耐え得
る高い密閉性で閉蓋される。
【0025】この閉蓋時において、蓋13を手動(自動
でも可)で容器本体12に圧着させる治具が、容器本体
12の側板上部間に対向状態で配設された一対のフック
・レバー部40である。以下、これを説明する。図4に
示すように、フック・レバー部40は、ともに板材であ
るフック部材41とレバー部材42とにより構成されて
いる。フック部材41の上部には係合孔41aが穿設さ
れていて、下部にレバー部材42の連結軸42aが軸支
されている。このレバー部材42の元部両側には、容器
本体12の側板上部から突出するリブ間に軸支された一
対の取り付け軸42bが突出している。なお、蓋13の
開口周縁部には、各係合孔41aと対向する箇所に、閉
蓋時に、この係合孔41aと接合する係合突起13dが
突出している。
【0026】したがって、閉蓋時には、容器本体12の
開口部上に蓋13を載置し、その後、各係合孔41aを
それぞれの対応する係合突起13dに係合させる。次
に、レバー部材42を取り付け軸42bを中心に垂直面
内で下方へ回動する。この結果、フック部材41は連結
軸42aを中心に垂直面内で回動させられながら押し下
げられる。これにより、蓋13が堅固に閉蓋される。な
お、開蓋時には、この操作とは反対の手順での操作を行
う。
【0027】図1,図7に示すように、蓋13の上壁の
一角部には、容器内へ突出するボス形状の孔部13aが
形成されている。この孔部13aにはケース内外を連通
する通気孔が形成されている。孔部13aには、フィル
タユニット15のハウジング16の元部16aが外嵌さ
れている。図6,図7に示すように、フィルタユニット
15は、軸線方向の長さが1.5cmほどの小型のユニ
ットである。このフィルタユニット15は、ハウジング
16と、その内部に収納されたフィルタ17とにより構
成されている。
【0028】ハウジング16は、ポリプロピレン製の略
コマ形状をした小型管体であり、上記筒状の元部16a
の先端側に、フィルタ17の収納部を有する円盤状の濾
過部16bと、若干小径な円筒状の先部16cとが順次
連結されている。なお、この先部16cをカットして、
フィルタユニット15の軸線方向の長さをより短くして
もよい。フィルタ17としては、直径13mm、平均孔
径0.5μm(気体の場合0.05μm程度の粒子を濾
過可能)、有効濾過面積0.9cm2、耐圧強度(25
℃時)5.3kgf/cm2(5.3×104Pa)、耐
熱温度60℃の四フッ化エチレン樹脂(PTFE)製の
メンブランフィルタが採用されている。
【0029】次に、この第1実施例に係るウェーハケー
ス10の使用方法を説明する。図2〜図4に示すよう
に、ウェーハケース10は、そのケースパーツの洗浄後
に組み立てられる。さらに、蓋13にはフィルタユニッ
ト15が組み付けられている。多数枚のシリコンウェー
ハ11は、本体容器12内に例えばウェーハカセットに
保持された状態で収納される。次いで、ガスケット14
を挟んで蓋13を閉蓋する。これにより、内部のシリコ
ンウェーハ11が良好に密閉される。それから、ウェー
ハケース10は、さらにナイロン(ポリアミド繊維の商
品名)またはポリエチレン製の内袋18と、アルミニウ
ムフィルム製の外袋19(図8参照)とにより、二重に
ラッピングされる。なお、これらの蓋13の閉蓋作業や
両袋18,19による梱包作業は、常圧で行われる。
【0030】これを航空機に搭載して空輸する。これに
より、離陸後、高度数千〜1万m付近(機内圧0.7〜
0.8atm)を飛行することになる。このとき、気圧
が低い上空において、常圧で密閉されたケース内と、気
圧の低いケース外との間で0.2〜0.3気圧の圧力差
が生じる(着陸時のケース内外の圧力差も同じ)。しか
しながら、ウェーハケース10が0.2気圧の内外の差
圧に耐え得る密閉性を有し、フィルタ17はこの耐圧よ
り低い差圧で気体の流入を許容する。このため、ウェー
ハケース10の変形や、これに伴うケース破損などを解
消することができる。
【0031】この上空では、陸上よりも気圧が低いた
め、内外袋18,19内の空気が膨れ(図8(a)参
照)、ケース10内の空気も膨張して、その一部がフィ
ルタ17を通して内袋18へ流入する。これにより、ケ
ース内の微細なごみは、フィルタユニット15によりフ
ィルタリングされ、かつ自動的にケース内外の圧力差が
解除される。また、航空機が着陸のために下降して外圧
が上昇すると、フィルタユニット15を通して、その膨
らんでいた内袋18の空気がケース内へ流入し、自動的
にケース内外の圧力差が解除される。これにより、それ
までケース内外に圧力差が生じることで起きていたウェ
ーハケース10の変形を解消することができ、この変形
に伴うウェーハ11の損傷を防止することができる。
【0032】なお、このとき、内袋18内で浮遊してい
るごみやほこりが、ケース内へ侵入するおそれがある。
しかしながら、フィルタユニット15の内部流路におい
て、このごみ類はフィルタ17により濾過されて除去さ
れる。したがって、ケース外の微細なごみ類がこのケー
ス内に入り込み、ウェーハ11の表面に付着することを
防ぐことができる。また、フィルタ17は、0.05μ
m以上のごみやほこりを99.9%以上濾過することが
できる性能を有している。これにより、ケース内へ入り
込むごみがウェーハ11の表面に付着して、ウェーハ1
1を汚すおそれをほとんど解消することができる。さら
に、密封されている内外の袋18,19は、外圧が上昇
することで、それぞれの内部空気が圧縮されて縮まる
(図8(b)参照)。
【0033】目的地へ着陸し、ケース外が常圧になった
後も、フィルタ17の濾過速度をV/1500(mol
/分)としたので、フィルタユニット15を介して、最
大10分程度でケース内外の圧力が等しくなる。これに
より、ケースの梱包を解く際には、従来手段のように、
所定の押圧治具によりガスケット14をケース内へ押し
込んだり、ガスケット14に連通管を通したり、または
注射器などでケース内へ空気を注入することなく、通常
通り、簡単に蓋13を開蓋することができる。このよう
に、容器本体12,蓋13を作製(射出成形)し、かつ
蓋13にフィルタ17を有するフィルタユニット15を
組み付けただけなので、比較的低コストでこれらの効果
が得られる。
【0034】次に、図9,図10に基づいて、この発明
の第2実施例に係るウェーハケース20を説明する。図
9はこの発明の第2実施例に係るウェーハケースに用い
られるフィルタユニットの拡大斜視図であり、図10は
フィルタユニットの使用状態の拡大断面図である。図
9,図10に示すように、この第2実施例のウェーハケ
ース20では、フィルタユニットとして、第1実施例の
ものをさらにコンパクト化したフィルタユニット21を
採用し、フィルタユニット21の接触によるウェーハ1
1の損傷のおそれをさらに防止した例である。
【0035】フィルタユニット21は、2枚の摘まみ片
22を有する軸線方向の長さが約2cmの2段筒状のハ
ウジング23内に、小径なフィルタ24を収納したもの
である。ハウジング23は、底部にフィルタ24が収ま
る比較的大径な筒状の元部23aと、これより若干小径
な筒状の先部23bとが連結されている。なお、この先
部23bおよび摘まみ片22をカットして、よりコンパ
クトにしてもよい。フィルタ24としては、直径4m
m、平均孔径0.45μm(気体の場合は0.05μm
程度まで濾過可能)、有効濾過面積0.1cm2、耐熱
温度60℃の四フッ化エチレン樹脂(PTFE)メンブ
ランフィルタが採用されている。なお、その他の構成、
作用および効果は第1実施例と同様であり、説明を省略
する。
【0036】ここで、実際に、4種類のフィルタユニッ
ト(1個)を個別に取り付けたウェーハケース(実施例
1〜実施例4)と、フィルタを使用していないウェーハ
ケース(比較例1)にウェーハを収納し、次いでこのケ
ースを25cmHgまで減圧した時、ケース内外の差圧
を比較した実験について説明する。実施例1〜実施例4
および比較例1において、ウェーハケースとしては、内
容量15000ccのポリカーボネート製の蓋およびポ
リプロピレン製の容器本体からなるウェーハケースを採
用した。
【0037】また、実施例1では、ゲルマンサイエンス
社製#4553(テフロンPTFE製、テフロンは四フ
ッ化エチレン樹脂の商品名),有効濾過面積0.8cm
2,0.05μm以上のごみ類を99.9%以上濾過す
ることができるフィルタユニットを採用した。実施例2
では、アドバンテック社製の#13CP045AN(セ
ルロースアセテート製),有効濾過面積0.8cm2
0.05μm以上のごみ類を99.9%以上濾過するこ
とができるフィルタユニットを採用した。実施例3で
は、ゲルマンサイエンス社製の#4457(ポリフッ化
ビニリデン製),有効濾過面積0.8cm2,0.05
μm以上のごみ類を99.9%以上濾過することができ
るフィルタユニットを採用した。実施例4では、ゲルマ
ンサイエンス社製の#4426(ナイロン製),有効濾
過面積0.8cm2,0.05μm以上のごみ類を9
9.9%以上濾過することができるフィルタユニットを
採用した。その結果を、図11の減圧下でのウェーハケ
ース用フィルタの材質とケース内圧力との関係のグラフ
に示す。図11のグラフから明らかなように、フィルタ
の素材的には、実施例1のテフロンPTFEが、実施例
2〜実施例4の他の素材より濾過速度が速かった。
【0038】また、図12は空輸を想定したときのケー
ス内外の圧力の時間的変化を示している。この図に示す
ように、上記図1〜図4に示す実施例に係るフィルタ付
きのケース(図中△)は、環境圧力の変化(×)にわず
かな時間遅れで追従することができる。なお、このウェ
ーハケースについてフィルタを付けていない場合(○)
は環境の圧力変化に追従することができない。
【0039】
【発明の効果】この発明では、ウェーハケースの内外に
圧力差が生じた場合、ケースに設けられたフィルタを介
して、ケース内外において、圧力が大きい方から小さい
方へと空気が流れる。この結果、自動的にこの圧力差を
解除することができる。しかも、大気中の微細なごみな
どを、フィルタの通過時に濾過するようにしたので、圧
力差の解除に際して、従来手段の欠点であった大気中の
ごみがケース内に流入して、ウェーハの表面に付着して
これを汚したり、また従来手段のように、パッキング材
に刺された注射器の注射針などで、ウェーハを損傷する
おそれがない。しかも、ウェーハケースにフィルタを取
り付けただけなので、比較的低コストでこれらの効果を
有するウェーハケースを製造することができる。また、
フィルタとして、0.05μm以上のごみやほこりが9
9.9%以上濾過できる細かいものを採用したので、ケ
ース内外の圧力差を解除する際、大気中のかなり微細な
ごみまで濾過することができる。
【0040】さらに、請求項3,4に記載の発明では、
航空機輸送の実態に合わせて比較的短時間でケース内外
の圧力差を解除することができる。
【0041】さらにまた、請求項5に記載の発明では、
フィルタとして、四フッ化エチレン樹脂製のメンブラン
フィルタを採用したので、例えばナイロン,セルロース
アセテートなどの他の合成樹脂のものに比べて気体の濾
過速度が速い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るウェーハケースの
全体斜視図である。
【図2】この発明の第1実施例に係るウェーハケースの
正面図である。
【図3】この発明の第1実施例に係るウェーハケースの
平面図である。
【図4】この発明の第1実施例に係る閉蓋中における図
1のA−A拡大断面図である。
【図5】(a)は容器本体と蓋との接合部の構造を示す
部分拡大断面図である。(b)はガスケットの圧縮変形
を説明するための略図である。
【図6】この発明の第1実施例に係るフィルタユニット
の拡大斜視図である。
【図7】この発明の第1実施例に係るフィルタユニット
の使用状態の拡大断面図である。
【図8】(a)はこの発明の第1実施例に係る上空飛行
中の比較的密閉性が良いウェーハケースの説明図であ
る。(b)はこの発明の第1実施例に係る空輸後の状態
を示す説明図である。
【図9】この発明の第2実施例に係るウェーハケースに
用いられるフィルタユニットの拡大斜視図である。
【図10】この発明の第2実施例に係るフィルタユニッ
トの使用状態の拡大断面図である。
【図11】減圧下でのウェーハケース用フィルタの材質
とケース内圧力との関係のグラフである。
【図12】空輸を想定したときのケース内外の圧力の時
間的変化のグラフである。
【図13】(a)は従来手段に係る比較的密閉性が良い
ウェーハケースの空輸前の状態を示す説明図である。
(b)は同上空飛行中の比較的密閉性が良いウェーハケ
ースの説明図である。(c)は同空輸後の状態を示す説
明図である。
【図14】(a)は他の従来手段に係る比較的密閉性が
悪いウェーハケースの空輸前の状態を示す説明図であ
る。(b)は同上空飛行中の比較的密閉性が悪いウェー
ハケースの説明図である。(c)は同空輸後の状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
10 ウェーハケース、 11 ウェーハ、 12 容器本体、 13 蓋、 14 ガスケット(パッキング材)、 15 フィルタユニット、 16 ハウジング、 17 フィルタ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハが収納される容器本体と、 この容器本体を密閉する蓋と、 容器本体および蓋の少なくともいずれか一方の外壁に取
    り付けられたフィルタとを備え、 このウェーハケースの外圧がその内圧より0.05〜
    0.2気圧だけ低い場合にも上記蓋と容器本体との間の
    密閉性が保持されるウェーハケースにあって、 このフィルタを介してのみウェーハケース内外の気体の
    流通を可能とするとともに、 このフィルタは、0.05μm以上の大きさの微細なご
    み類を99.9%以上濾過することができるウェーハケ
    ース。
  2. 【請求項2】 上記ウェーハケースが0.05〜0.2
    気圧の差圧での密閉性を保持するとき、この差圧より小
    さい差圧がウェーハケース内外に生じたとき気体が上記
    フィルタを通って流出入する請求項1に記載のウェーハ
    ケース。
  3. 【請求項3】 ウェーハケースの容積をVリットルとし
    たとき、上記フィルタは、V/1500(mol/分)
    以上の値で気体の流出入を許容する請求項1または請求
    項2に記載のウェーハケース。
  4. 【請求項4】 上記ウェーハケースの外圧が低下すると
    き、この外圧の低下に対応してウェーハケースの内圧も
    低下し、10分程度の遅れで内外圧が一致する請求項1
    〜請求項3のいずれか1項に記載のウェーハケース。
  5. 【請求項5】 上記フィルタが、四フッ化エチレン樹脂
    製のメンブランフィルタである請求項1〜請求項4のい
    ずれか1項に記載のウェーハケース。
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