JPH1157504A - 無人精米装置 - Google Patents

無人精米装置

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JPH1157504A
JPH1157504A JP22640197A JP22640197A JPH1157504A JP H1157504 A JPH1157504 A JP H1157504A JP 22640197 A JP22640197 A JP 22640197A JP 22640197 A JP22640197 A JP 22640197A JP H1157504 A JPH1157504 A JP H1157504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己の所有する穀粒が無人精米装置で精米、
または無人籾摺精米装置で籾摺精米するのに適していな
い水分であることを顧客が知らないまま、前記穀粒を精
米作業または籾摺精米作業をして、色の黒い白米や多く
の砕米が発生するのを防止する。 【解決手段】 無人精米装置、または無人籾摺精米装置
に水分計を設け、顧客が投入した穀粒が、精米または籾
摺精米に適してない水分であることを検出したとき、そ
の旨を表示し、顧客に作業を続行するか中止するかを選
択させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、顧客が持ち込む
玄米を精米処理する無人精米施設や籾を籾摺精米処理す
る無人籾摺精米施設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】顧客が原料投入ホッパに籾や玄米等の穀
粒を投入した後、コインメックに料金を投入し、精白度
を選択すると、籾なら籾摺機による籾摺作業を経て、ま
た、玄米なら直接精米機に供給して精白し、白米を白米
タンクに排出する無人籾摺精米施設あるいは無人精米装
置は周知である。また、設定基準値以上の高水分の籾を
水分計で検出すると、籾摺作業を中止して投入した籾並
びに料金を返却する自動精米装置に関する技術が公開さ
れている(特開平6−269688号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、高水分の籾を
白米にしようとすると、籾摺機の籾摺ロ−ルによる籾摺
作業の際、十分籾を摺ることができず、その結果精白作
用も十分になされず、設定精白度よりも色の黒い白米に
なってしまう。また、低水分の玄米を白米にしようとす
ると、精白作業の際、米が割れやすく、いわゆる砕米が
多く発生する。
【0004】このような場合において、顧客は、自分の
持ち込んだ穀粒が上記のような高水分あるいは、低水分
の穀粒であることに気がついていない場合がある。その
結果、精白されて出てきた白米を巡って、当該無人精米
施設の管理者との間でトラブルが生じることがある。ま
た一方で、自分の持ち込んだ穀粒が上記のような高水分
あるいは、低水分の穀粒で精米あるいは籾摺精米に適さ
ないことを知っていても、とにかく白米にしてしまいた
いと希望する顧客も存在する。これは、例えば、高水分
の籾は、端量の未乾燥籾が発生した場合、乾燥機による
乾燥作業が煩わしいので、無人籾摺精米施設で白米にす
ることを希望することから生じ、低水分の玄米は、乾燥
機よる乾燥作業の失敗で過乾燥米になってしまい、精白
処理せざるをえないことから生じる。
【0005】本発明は、上記のように、自己の有する穀
粒が籾摺精米に適さない水分であることを顧客が知らな
いまま砕米や色の黒い白米が発生するのを防止する一
方、自己の有する穀粒が籾摺精米に適さない水分である
ことを顧客が知っていても、とにかく白米にしてしまい
たいと希望するという多様な顧客の要望に応える無人精
米施設にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
達成するために次のような技術的手段を講ずる。請求項
1の発明は、穀粒を投入する原料投入ホッパ2と、原料
投入ホッパ2に投入された穀粒を精白する精米機Dと、
該精米機Dで精白された白米を取り出す白米タンク4
と、無人精米装置を起動する起動手段と、穀粒の水分値
を検出する水分計77と、該水分計77が設定範囲外の
水分の穀粒を検出した場合にこれを表示する表示手段
と、設定範囲外の水分の穀粒であることを表示した場合
において作業者が作業を中止するか続行するかを選択す
る選択手段とからなる無人精米装置とした。
【0007】また、請求項2の発明は、穀粒を投入する
原料投入ホッパ2と、原料投入ホッパ2に投入された籾
を籾摺りする籾摺部Cと、該籾摺部Cで籾摺りされた摺
落米を風選する風選部Fと、該摺落米や原料投入ホッパ
2に投入された玄米を精白する精米機Dと、該精米機D
で精白された白米を取り出す白米タンク4と、無人籾摺
精米装置を起動する起動手段と、穀粒の水分値を検出す
る水分計77と、該水分計77が設定範囲外の水分の穀
粒を検出した場合にこれを表示する表示手段と、設定範
囲外の水分の穀粒であることを表示した場合において作
業者が作業を中止するか続行するかを選択する選択手段
とからなる無人籾摺精米装置とした。
【0008】
【発明の作用】顧客が、例えば料金またはカ−ド等を投
入し、原料投入ホッパ2に穀粒を投入すると無人精米装
置、あるいは無人籾摺精米装置が起動し、精米あるいは
籾摺精米作業が開始される。その際、水分計77が設定
範囲外の水分、例えば籾の高水分、あるいは玄米の低水
分を検出すると、作業に適した水分でない穀粒というこ
とを表示する。この時顧客が返却を希望し、返却ボタン
81を押すと、投入穀粒並びに料金は返却される。ま
た、前記表示にかかわらず、作業続行を希望する顧客は
処理続行ボタン82を押し、精米作業、または籾摺精米
作業を続行させる。
【0009】
【発明の効果】本発明により、投入した穀粒が精米ある
いは籾摺精米に適さない水分であることを顧客が知らな
かった場合において、あらかじめ、その旨を表示した上
で、作業の続行または中止を顧客に選択させることで、
顧客が知らないまま、精米あるいは籾摺精米作業されて
白米タンク4に出てきた穀粒が、設定白度よりも低い色
の黒い白米であったり、あるいは砕米が多く発生するこ
とが無い。従って、それがもとで顧客と無人精米装置の
管理者との間で、トラブルを起こすことが無い。また、
顧客が投入した穀粒が精米あるいは籾摺精米に適さない
水分であることを知っていて、精米処理を希望する場合
には、作業続行を選択可能にすることで、多様な顧客の
要望に答える無人精米装置にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施例)本発明の実施例を無人籾摺精米装置の場合に
おいて全体構成を図1から図4に基づいて説明する。図
1は、無人籾摺精米施設を設置する建家の平面図で、内
部は仕切壁1により操作室Aと機械室Bに分けられてい
る。この操作室A側には、穀粒投入ホッパ2、操作盤
3、白米タンク4等を設け、機械室B側には、供給樋
5、籾摺昇降機6、籾摺部C、風選部F、精米昇降機2
1、精米機D、糠処理部E等を設けている。
【0011】図1に示すように、前記操作室A側から機
械室B側に向かって、穀粒袋置き台8、原料投入ホッパ
2をそれぞれ配置する構成とし、穀粒投入ホッパ2の下
部には、供給ラセン9を内装する供給樋5を設けてい
る。なお、図2に示すように、前記供給樋5の移送終端
側は、籾摺昇降機6のホッパ部6aに連通し、籾摺昇降
機6の上部は、籾摺部Cの籾タンク10に臨ませる。
【0012】該籾摺部Cは、上から籾タンク10、籾摺
ロ−ル11a・11bを配置しており、さらに、該籾摺
部Cの下には、風選部F、石抜機Gを配設している(図
3参照)。前記籾摺ロ−ル11a・11bは、一対で構
成されていて、それぞれ、逆回転に回転駆動するもので
あるとともに、一方の籾摺ロ−ル11bが、他方の籾摺
ロ−ル11aに対して遠近に移動可能である。即ち、籾
摺ロ−ル11bは、図4に示すように誘導体13に支持
されていて、該誘導体13の先端側に螺合するロ−ル螺
杆14をロ−ル間隙制御モ−タ51の正逆回転によっ
て、固定側の籾摺りロ−ル11aに対して遠近移動し、
ロ−ル間隙を調節できる構成である。
【0013】風選部Fは、風選別する唐箕15、籾摺ロ
−ル11a・11bより落下し、風選別された摺落米中
の籾・玄米が流入する一番受け樋16、粃が流入する二
番受け樋17、風選別された籾殻を外部に飛ばす排塵筒
18等から構成されている。石抜機Gは、傾斜して配置
している揺動選別板19、その下方に配置している送風
ファン20等から構成され、揺動選別板19の揺下側の
排出口が精米昇降機21のホッパ部21aに連通してい
る。そして、精米昇降機21の上部を、精米機Dの玄米
タンク22に臨ませる。
【0014】精米機Dは、上から玄米タンク22、搗精
部Hを配置しており、搗精部Hは、精白金網23に精白
ロ−ル24を内装する公知の形態である。そして、前記
搗精部Hの出口側は、白米を取り出す白米タンク4に連
通し、操作室A側より白米を取り出せるようになってい
る。なお、精米作業にて発生する糠は、糠搬送ファン
(図示せず)で糠処理部Eに搬送される。
【0015】糠処理部Eは、サイクロン26、該サイク
ロン26より落下した糠を水平移送する糠移送ラセン2
7、該糠移送ラセン27を内装する糠移送樋29、該糠
移送樋29の途中部と終端部に開口した糠排出部30・
30、該排出部30・30より排出した糠を受ける糠袋
31・31から構成されている。ところで、前記操作室
A側の操作盤3は、その盤面には図5に示すように、原
料投入可ランプ40、コイン金額表示灯41、コインメ
ック42、籾・玄米選択ボタン43a・43b、白度選
択ボタン44a・44b・44c(本実施例では、上白
・標準・8分の三段階に選択できる)、料金表(図示せ
ず)等を配設している。このコインメック42には、投
入コインの識別部(図示せず)や投入コイン毎に作動す
るコインセンサ46等を備えている。そして、この操作
盤3の内部には、各部駆動モ−タの駆動制御を行なうシ
−ケンスによる制御部(CPU)45を備えている。
【0016】図6に示すように、前記制御部(CPU)
45には、コインセンサ46からの検出情報、白度選択
ボタン44a・44b・44cからの籾・玄米の白度選
択情報、籾・玄米選択ボタン43a・43bからの籾・
玄米の選択情報、籾摺機駆動用モ−タ47の負荷電流検
出センサ55による負荷電流信号等が入力される。一方
出力としては、供給ラセン駆動モ−タ48への制御信
号、シャッタ板49を開閉調節する穀粒供給調節モ−タ
50への制御信号、籾摺昇降機駆動モ−タ62、籾摺部
・風選部駆動モ−タ47への駆動信号、ロ−ル間隙調節
モ−タ51へのロ−ル開閉指令信号、精米昇降機駆動モ
−タ52への制御信号、精米機駆動モ−タ53への制御
信号、白度調節モ−タ54への制御信号、糠ラセン駆動
モ−タ63、コイン引落し用アクチュエ−タ46a等が
ある。
【0017】制御部45は、主に次の機能を有する。 コインメック42への投入コイン(100円硬貨)の
枚数を読み込み、運転時間を算出し、当該算出時間にわ
たり供給ラセン駆動モ−タ48、籾摺部・風選部駆動モ
−タ47等に駆動信号を出力する。そして、精米作業を
した結果、投入金額に達しなかった場合、コイン引落し
用アクチュエ−タ46aが作動し、釣銭が返却口42a
より返却される。なお、プリペイドカ−ド等を使用ある
いは併用可能にしても良い。
【0018】籾摺ロ−ル11a・11bの初期間隙設
定制御で、まず、ロ−ル間隙調節モ−タ51が駆動し、
籾摺ロ−ル11a・11bのロ−ル間隙が開調節され、
負荷電流検出センサ55が負荷電流値の変化を検出しな
くなると、籾摺ロ−ル11a・11bの非接触状態と判
定し、開調節が停止される。次いで、ロ−ル間隙制御が
閉調節され、負荷電流センサ55が負荷電流値の増加を
検出し、籾摺ロ−ル11a・11bの微接触と判定する
と、閉調節が停止される。次いで、所定時間にわたり、
ロ−ル間隙が開調節されて、ロ−ル間隙が所定の初期間
隙(例えば7ミリ)に調節設定される。そして、前記籾
摺ロ−ル11a・11bの初期間隙設定制御がなされる
と、以後は、籾摺ロ−ル間隙を維持すべく、ロ−ル間隙
調節モ−タ51に制御遮断信号及び間隙固定維持信号を
出力する。なお、前記ロ−ル間隙初期設定は、コインメ
ック42へのコイン投入枚数が所定枚数(例えば2枚)
以上であることを検出して行なわれる。
【0019】精白における白度調節で、前記白度選択
ボタン44a・44b・44cの選択に基づいて、白度
調節モ−タ54が正逆回転駆動して行なわれる。すなわ
ち、白度調節モ−タ54が駆動し白度調節ハンドル56
が平面視右回転すると白度調節スプリング57が圧縮
し、精白金網23及び圧迫板59に接続するワイヤ−6
0の変位量が小さくなり、精白作業の際の精白金網23
及び圧迫板59による玄米への精白圧力が大きくなる。
その結果、白度の高い白米になる。また、白度調節ハン
ドル56が平面視左回転すると、精白圧力は小さくな
り、白度の低い白米になる(図7から図9参照)。
【0020】次に、実施例の作用について説明する。原
料が籾の場合について説明すると、籾の量に見合う運転
時間を確保できるだけのコインをコインメック42の投
入口に投入し、次に『籾』選択ボタン43aを押し、籾
を原料投入ホッパ2に投入する。そして、最後に白度選
択ボタン44a・44b・44cのいずれかを選択し、
精白度を設定する。これらの設定準備が完了すると、装
置各部は運転開始し、原料投入ホッパ2に投入した籾
は、供給樋5を供給ラセン9で籾摺昇降機6に搬送さ
れ、籾摺昇降機6のバケットコンベア(図示せず)で揚
穀され、籾タンク10に投入される。籾タンク10の籾
は、籾摺ロ−ル11a・11bに落下投入されるが、そ
の際、前記の『籾』設定に伴い、籾摺ロ−ル11a・1
1b側に籾が流れるよう切替シャッタモ−タ84を駆動
し、切替シャッタ70がセットされている(図10の
(ア)参照)。
【0021】籾摺ロ−ル11a・11bで籾摺りされた
籾は、唐箕15による風選別を受ける。すなわち、籾と
玄米の混合米は、一番受け樋16に落下し、石抜機Gに
供給され、粃は二番受け樋17より、二番還元ホッパ7
1を経て籾摺昇降機の還元口6bに還元され、再度籾摺
・風選作用を受ける。石抜機Gに供給された籾・米の混
合米は、前記揺動選別板19で揺動選別される。そこ
で、粒形の大小、比重の大小等の関係で、比重の大きい
混合米に混入している石等は、選別板揺上側に移動し、
石抜排出口(図示せず)より排出し、貯溜室73に貯溜
される。一方、比重の小さい混合米は、選別板揺下側に
流下し、穀粒排出口74より精米昇降機21に供給され
る。
【0022】精米昇降機21で揚穀された混合米は、精
米機Dに供給され、精白ロ−ル24と精白金網23との
間で、設定された精白度になるよう籾殻・表面糠層を剥
離される。そして、精白された白米は白米タンク4に搬
送され、適宜操作室A内にて回収できる。なお、精白ロ
−ル24と精白金網23とによる精白作用の際、発生す
る糠等は、糠処理部Eに空気搬送され、サイクロン26
を経て、糠移送樋29を糠ラセン27で搬送され、糠袋
31・31に回収される。
【0023】運転各部は投入金額にて設定された時間T
が経過すると、まず、供給ラセン9が停止し、所定時間
遅れて籾摺部C、風選部F、石抜き機G、次いで精米機
D等が停止するものとし、籾摺昇降機6、精米昇降機2
1、搗精部H内の残留穀粒を少なくできるようになって
いる。原料が玄米の場合、『玄米』選択ボタン43bを
押して作業を開始する。すると、籾タンク10内の切替
シャッタ70が切替シャッタモ−タ84により切り替わ
り(図10の(イ)参照)、投入玄米は、籾タンク10
よりバイパス75を経由して石抜機Gに供給される。
【0024】その後、精米昇降機21、精米機D、白米
タンク4に至る搬送・精白作用については、前記籾の場
合と同様である。次に、投入した穀粒が、設定範囲以上
の高水分の籾、あるいは、設定範囲以下の玄米である場
合について図6、図11に基づいて説明する。顧客がコ
インメック42に必要料金を投入し(STEP1)、籾
・玄米の選択ボタン43a・43bを押し(STEP
2)、穀粒を原料投入ホッパ2に投入して(STEP
3)白度選択スイッチ44a・44b・44cを選択す
る(STEP4)と、装置各部が運転を開始し、原料投
入ホッパ2に投入した穀粒が籾タンク10に投入され
る。籾タンク10には、水分計77が設けられており、
そこで投入した穀粒の水分を検出する(STEP5)。
その時、該穀粒が設定範囲外の水分であること(例え
ば、籾だと18%以上、玄米だと12%以下)を検出し
(STEP6)、該検出信号が制御部45に入力される
と、一旦、無人籾摺精米装置の各装置の停止信号が出力
される(STEP7)。また、一方で該検出信号が、該
制御部45とは別の制御部80に入力される。該制御部
80は投入穀粒が設定範囲外の水分であることを表示す
る手段で、本実施例では音声出力可能なもので構成す
る。前記検出信号が入力されると、スピ−カ−85によ
る(例えば、『玄米が低水分です。このまま精米すると
米が割れてしまいます。』)表示を出力する(STEP
8)。次いで、『作業を中止し、玄米の返却を希望する
方は返却ボタンを、作業の続行を希望する方は、処理続
行ボタンを押して下さい。』等の音声出力をして、顧客
に作業を続行するか中止するかを選択させる(STEP
9)。その際、穀粒の返却を希望する顧客は返却ボタン
81を押す。すると、制御部45からの指令信号によ
り、切替シャッタ70、精米昇降機21にもうけている
切替弁(図示せず)及び、籾摺昇降機6、石抜機G、精
米昇降機21等が作動し、穀粒はバイパス75、石抜機
G、精米昇降機21と搬送され、精米昇降機21より切
替流路83を経て白米タンク4に出される。
【0025】一方、作業の続行を希望する顧客は、続行
ボタン82を押す。すると、制御部45からの指令信号
により、一旦停止していた各装置が再び駆動し始め、籾
摺精米処理される。なお、投入穀粒が設定範囲外の水分
であることを表示する表示手段は音声によらず、LED
等の文字表示でも可能であることは言うまでもない。
【0026】本発明により、投入した穀粒が精米あるい
は籾摺精米に適さない水分であることを顧客が知らなか
った場合において、あらかじめ、その旨を表示した上
で、作業の続行または中止を顧客に選択させることで、
顧客が知らないまま、籾摺精米作業されて白米タンク4
に出てきた穀粒が、設定白度よりも低い色の黒い白米で
あったり、あるいは砕米が多く発生することが無い。従
って、それがもとで顧客と無人精米装置の管理者との間
で、トラブルを起こすことが無い。また、顧客が投入し
た穀粒が精米あるいは籾摺精米に適さない水分であるこ
とを知っていて、精米処理を希望する場合には、作業続
行を選択可能にすることで、多様な顧客の要望に答える
無人精米装置にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無人籾摺精米装置の全体平面図
【図2】無人精米装置の作業行程図
【図3】籾摺部、風選部、石抜機の斜視図
【図4】籾摺部の断面図
【図5】操作盤図
【図6】ブロック図
【図7】白度調整機構図
【図8】搗精部の側断面図
【図9】搗精部の側断面図
【図10】籾摺部における籾・玄米流路の切替を表した
【図11】フロ−チャ−ト図
【符号の説明】
2…原料投入ホッパ、4…白米タンク、43a・43b
…籾・玄米選択ボタン、44a・44b・44c…白度
選択ボタン、45…制御部、77…水分計、80…制御
部、81…返却ボタン、82…処理続行ボタン、C…籾
摺部、F…風選部、D…精米部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を投入する原料投入ホッパ2と、原
    料投入ホッパ2に投入された玄米を精白する精米機D
    と、該精米機Dで精白された白米を取り出す白米タンク
    4と、無人精米装置を起動する起動手段と、穀粒の水分
    値を検出する水分計77と、該水分計77が設定範囲外
    の水分の穀粒を検出した場合にこれを表示する表示手段
    と、設定範囲外の水分の穀粒であることを表示した場合
    において作業者が作業を中止するか続行するかを選択す
    る選択手段とからなる無人精米装置。
  2. 【請求項2】 穀粒を投入する原料投入ホッパ2と、原
    料投入ホッパ2に投入された籾を籾摺りする籾摺部C
    と、該籾摺部Cで籾摺りされた摺落米を風選する風選部
    Fと、該摺落米や原料投入ホッパ2に投入された玄米を
    精白する精米機Dと、該精米機Dで精白された白米を取
    り出す白米タンク4と、無人籾摺精米装置を起動する起
    動手段と、穀粒の水分値を検出する水分計77と、該水
    分計77が設定範囲外の水分の穀粒を検出した場合にこ
    れを表示する表示手段と、設定範囲外の水分の穀粒であ
    ることを表示した場合において作業者が作業を中止する
    か続行するかを選択する選択手段とからなる無人籾摺精
    米装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202545A (ja) * 2000-01-19 2001-07-27 Iseki & Co Ltd 精米施設の管理システム
JP2007136370A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Yamamoto Co Ltd 自動精米装置
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