JPH1156372A - ユビキノン−10の生成方法 - Google Patents

ユビキノン−10の生成方法

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JPH1156372A
JPH1156372A JP9244811A JP24481197A JPH1156372A JP H1156372 A JPH1156372 A JP H1156372A JP 9244811 A JP9244811 A JP 9244811A JP 24481197 A JP24481197 A JP 24481197A JP H1156372 A JPH1156372 A JP H1156372A
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prc10
coli
dna
dds
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JP9244811A
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Hideyuki Matsuda
英幸 松田
Makoto Kawamuki
誠 川向
Tsuyoshi Nakagawa
強 中川
Katsunori Tanaka
克典 田中
Kiyokufun Shiyu
旭芬 朱
Kensuke Okada
憲典 岡田
Yasuhiro Kamiya
康裕 神谷
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ALPHA- SHOKUHIN KK
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ALPHA SHOKUHIN KK
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/10Transferases (2.)
    • C12N9/1085Transferases (2.) transferring alkyl or aryl groups other than methyl groups (2.5)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/66Preparation of oxygen-containing organic compounds containing the quinoid structure

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 光合成細菌、例えばRhodobacter capsul
atus由来のデカプレニル二リン酸合成酵素の構造遺伝子
dds1を単離、配列決定し、大腸菌を用いてこれを発
現せしめる。 【効果】 大腸菌からユビキノン−10を生産すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユビキノン、特に
ユビキノン−10の生成に関する。更に詳細には、本発
明は、光合成細菌由来のデカプレニル二リン酸合成酵素
(DDSということもある)をコードする遺伝子を単
離、発現せしめてユビキノン−10を生成する新規シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】イソプレノイドは炭素数が5のイソペン
テニル二リン酸(IPP)を基本単位とする天然の有機
化合物であり自然界に数多く存在している。その例を挙
げれば、色素のカロチノイド、天然ゴム、呼吸鎖電子伝
達系で働くイソプレノイドキノンなどがそれにあたる。
イソプレノイドキノンにはユビキノン(UQ)、メナキ
ノン、プラストキノンなどキノン骨格の違いにより区別
されるものが数種存在し、またそれぞれについてはイソ
プレノイド側鎖長の違いにより多数のホモログが存在す
る。ユビキノンは、キノン骨格にイソプレノイドが付加
した化合物であって、2,3-dimethoxy-5-methyl-6-polyp
renyl-1,4-benzoquinoneの構造を持ち、補酵素(Co
Q)とも称される重要な役割を果たしている生体成分で
ある。ユビキノンは、動植物の組織、微生物の菌体成分
として存在し、抗酸化物質としても知られるビタミン様
物質であり、電子伝達系の必須成分としても生理的、生
化学的に重要な機能を果たしている。天然には側鎖のイ
ソプレノイド単位の数により主にユビキノン−1からユ
ビキノン−12までの同族体が存在している。
【0003】ユビキノンは、その薬理、臨床効果につい
ても研究され、うっ血性心不全、筋ジストロフィー、貧
血症等に効果があるとされ、心疾患薬その他各種医薬品
としても価値の高い物質である。しかし、医薬品として
効果が認められているのは、ユビキノン−10のみであ
る。ユビキノン−10は、現在、たばこの葉、酵母ある
いは微生物菌体から抽出精製されているが、それらの詳
細は明らかにされていない。しかも、その生産は需要に
追いつかず、従来の方法に代るより効率的な生産方法の
開発が求められている。
【0004】このユビキノンの側鎖を形成するイソプレ
ノイドは炭素数が5のイソペンテニル二リン酸(IP
P)を基本単位とする、天然有機化合物であり、自然界
に数多く存在する。ユビキノンの側鎖として利用される
他に、カロチノイド、天然ゴム、またプレニル化蛋白質
としての姿も知られている。生体内での生合成は、基本
となるIPPや、FPP(ファネシル二リン酸)に新た
なIPPが結合していき、徐々に長い鎖長のイソプレノ
イドに成っていく。このようにイソプレノイドの合成を
触媒する酵素はプレニルトランスフェラーゼという。プ
レニルトランスフェラーゼはバクテリアを中心として多
種類存在が確認されている。E.coliではFPS,
OPS,UPSの3つの酵素の存在が確認されており、
遺伝子として単離されているのは、FPSの構造遺伝子
であるispAとオクタプレニル二リン酸合成酵素(O
PS)の構造遺伝子ispBである。
【0005】このプレニルトランスフェラーゼの作用に
よって、大腸菌では側鎖長が8のオクタプレニル二リン
酸が、出芽酵母では側鎖長が6のヘキサプレニル二リン
酸が合成される。一方、大腸菌ubiA、酵母COQ2
産物によって、PHB(p−ヒドロキシベンゾエート)
から派生したベンゾキノン骨格にこれらのイソプレノイ
ドが付加されて、それぞれユビキノン−8、ユビキノン
−6が完成する。このようなことから、ispB産物と
ubiA産物等の触媒するポイントがユビキノン合成に
とって重要であると考えられる。ユビキノン−10は、
上述のように薬理作用の高い生理活性物質として注目さ
れているが、側鎖を合成するデカプレニル二リン酸合成
酵素の遺伝子とubiA産物、酵母COQ2産物を利用
することでユビキノン−10の効率的生産につながると
の新しい観点にたち、デカプレニル二リン酸合成酵素遺
伝子のクローニングの必要性に着目した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した技
術の現状に鑑み、UQ−10の側鎖であるデカプレノイ
ド合成に係わる遺伝子を利用し、UQ−10を微生物で
生産する技術を開発する目的でなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、各方面から検討の
結果、生理活性を有するUQ−10を生成する生物よ
り、その合成に必要な遺伝子、すなわち側鎖のデカプレ
ニル二リン酸を合成するのに必要なデカプレニル二リン
酸合成酵素遺伝子を単離し、大腸菌内で発現させること
でUQ−10生成を行うこととした。
【0008】この新規技術課題を解決するため、種々の
ポリプレニル二リン酸合成酵素(PDS)に共通して存
在するアミノ酸配列(ドメイン2及び6のアミノ酸配
列)をもとにしてデザインしたミックスプライマーを合
成し、これを用いて、UQ−10を生合成している光合
成細菌Rhodobacter capsulatusのゲノムDNAを鋳型に
してPCRを行った。このPCRで得られた増幅断片を
シークエンスしたところ、目的の遺伝子を含むと思われ
るDNA断片であったので、その断片から上流および下
流側にカセットおよびカセットプライマーを用いたPC
Rによるゲノムウォーキングにより、全長を含むと思わ
れる遺伝子断片を得た。この遺伝子断片について、その
塩基配列を決定した。
【0009】その結果、978bp、325アミノ酸か
ら構成されるORFの存在が確認され、更にホモロジー
検索をした結果、この塩基配列から予想されるアミノ酸
は、酢酸菌Gluconobacter suboxydansのDds1(デカ
プレニル二リン酸合成酵素)及び大腸菌IspB(オク
タプレニル二リン酸合成酵素)のアミノ酸とそれぞれ高
い相同性を示した。
【0010】これらのことから、このようにしてクロー
ン化した遺伝子は、デカプレニル二リン酸合成酵素をコ
ードする遺伝子であると認定し、これをdds1遺伝子
と命名した。そしてこの遺伝子を大腸菌発現ベクターに
クローン化し、大腸菌lacZ遺伝子のプロモーターを
利用して発現させたところ、本来ホストが有するUQ−
8に加えて、UQ−9、UQ−10の生成が確認され、
また、Dds活性も認められた。
【0011】また、UQ−8合成に必要なオクタプレニ
ル二リン酸合成酵素遺伝子(ispB遺伝子)を欠損せ
しめた大腸菌を作成しておき、一方、上記と同様にし
て、dds1遺伝子を大腸菌発現ベクターにクローン化
しておき、これを上記したispB破壊株で発現させる
ことにより、UQ−10をメイン産物として生成せしめ
ることも確認した。
【0012】そしてその結果、UQ−10を製造するこ
とにはじめて成功した。そしてその際、前者の場合は、
UQ−8、UQ−9とともにUQ−10を製造するのに
成功し、また、ispB破壊株を用いる後者の場合にお
いては、主としてUQ−10を製造することができ、高
純度のUQ−10を効率的に製造するのも可能となり、
これらの成功に基づき、本発明を完成するに至った。以
下、本発明について詳述する。
【0013】
【発明の実施の形態】
(1)R. capsulatusからのデカプレニル二リン酸合成
酵素(DDS)をコードするdds1遺伝子のクローニ
ング
【0014】a)プライマーの作製及びPCR反応 イソプレノイドを合成する酵素(プレニル二リン酸合成
酵素、PDS)に存在する高く保存された7つの領域の
内、特に保存性の高いドメインII及びVIのアミノ酸配列
をもとに、センスプライマーA及びアンチセンスプライ
マーBをデザインした。
【0015】Primer A: 5’−YTNYTNCAYGAYGAYGT−3’ Primer B: 5’−RTCNTCNAGYTGRTT−3’ 但し Y:T又はC N:A、C、T又はG R:A又はG
【0016】AおよびBプライマーを用いてR. capsula
tusのゲノムDNAを鋳型にPCRを行った。反応の条
件は、ゲノム約0.5μgを94℃で5分間、熱変性さ
せ、それを鋳型に94℃、30秒間の熱変性、55℃、
2分間のプライマーとのアニール反応、72℃、2分間
の伸長反応を25サイクル行った。次に、反応液の一部
をアガロースゲル電気泳動で確認したところ、約400
bp付近に増幅が確認できた。
【0017】b)PCR増幅断片のクローニング 使用したミックスプライマーAおよびBの5’末端に制
限酵素BamHI認識サイトが付加してあるので、この
サイトを利用してクローン化した。ベクターであるpU
C18および増幅断片をBamHIで消化後、ベクター
にはBAP処理を行った。タカラのDNA ligation Ki
t Ver.1を用いてligation反応後、一部をハナハン法に
より大腸菌DH10Bに導入し、目的遺伝子の挿入され
たと思われるクローンからプラスミド抽出し、制限酵素
反応で確認した。また、構築したプラスミドをpRC3
と命名した。(図1)
【0018】c)PCR増幅断片のシークエンス ABI PRISMTM 377 DNA Seqencerによりシークエンスをお
こなった。pRC3を鋳型にユニバーサル及びリバース
プライマーを用いて両側からシークエンスを決定した。
他のプレニル二リン酸合成酵素とのホモロジーを調べた
ところ、長鎖のイソプレノイド合成酵素である大腸菌
E.coliのispBにコードされるオクタプレニル
二リン酸合成酵素(octaprenyl diphosphate synthas
e)やH. infulenzaeのispBによりコードされるポリ
プレニル二リン酸合成酵素(polyprenyl diphosphate s
ynthase)など長鎖の合成酵素と高い相同性(48.8
%及び47.7%)がみられた。光合成細菌R. capsula
tusは、UQ−10を生合成しているためデカプレニル
二リン酸合成酵素(decaprenyl diphosphate synthas
e)活性を有していると思われることから、クローニン
グした約400bpの断片は、デカプレニル二リン酸合
成酵素(decaprenyl diphosphate synthase)をコード
する遺伝子dds1の一部であると予想した。
【0019】(2)カセット及びカセットプライマーを
利用した全長のdds1遺伝子のクローン化
【0020】a)カセット及びカセットプライマーを利
用したPCR プラスミドライブラリーを構築してのスクリーニングで
は、dds1遺伝子全長のクローニングには至らなかっ
たが、少なくとも構築したライブラリーに対してPCR
で確認しているので、dds1遺伝子は存在していると
思われる。従って、スクリーニングに使用したプローブ
(400bp弱)が、もう少し長ければ偽陽性の低減に
つながるのではないかと考え、タカラのカセットおよび
カセットプライマーを利用したPCRでのゲノムウォー
キングによりプローブを長くする、もしくはそれにより
全長をクローニングする戦略を立てた。図2に示したよ
うに、既にクローン化したdds1遺伝子の一部約40
0bpの配列に相補的である上流域及び下流域を増幅さ
せるためのプライマーS1およびS2を合成した。市販
されているカセットはEcoRI、HindIII、Ps
tI、SalI、XbaI、Sau3AI Casse
tteであるので、これに対応した制限酵素でR. capsu
latusゲノムDNAを消化後、TOYOBOのLigation
highを使用して各カセットとライゲーションした。この
うち一部を鋳型にカセットプライマーC1と既知領域に
相補的なプライマーS1を用いて、1回目のPCRを行
った。次に、1回目のPCR反応液中の1μlを用いて
2回目のPCRを行い電気泳動で確認してみたところ、
上流域にはPstIカセットをライゲーションしたも
の、下流域にはHindIIIカセットをライゲーション
後、PCRにより増幅したもので、それぞれ約1.4k
bと2.2の特異的な増幅断片が観察された。しかし、
それ以外のカセットを利用してのPCRでは、非特異な
増幅断片が複数みられクローン化は困難であった。(図
3)
【0021】b)上流域増幅断片および下流域増幅断片
のクローン化 はじめに、上流域増幅断片1.4kbと下流域増幅断片
2.2kbがdds1遺伝子の一部であることをサザン
ハイブリダイゼーションにより確認後、クローン化に取
り掛かった。PCR増幅断片にはPCRに使用したLA
TaqDNAポリメラーゼの特性のため末端にAが付
加されている。そこで、3’側にTが1塩基突出したベ
クターpT7Blue T−Vector(Novagen
製)に増幅断片をライゲーション後、反応液の一部をエ
レクトロポレーション法により大腸菌JM109に導入
した。プラスミドを抽出し、目的の上流域増幅断片1.
4kb及び下流域増幅断片2.2kbの挿入されたプラ
スミドpHCA及びpPCBを得た。(図1)
【0022】c)塩基配列の決定 (上流域のシークエンス)上流域に増幅した約1.4k
bの挿入されたプラスミドpHCAをユニバーサルプラ
イマー及びリバースプライマーを用いてシークエンス反
応後、ABI PRISMTM377 DNA Sequencerによりシークエン
スをおこなった。しかし、全領域の決定には、インサー
トDNAのサイズが大きく困難であったので、サブクロ
ーン化することにした。図1に示したようにベクターの
SmaIサイトとインサートDNAのSmaIサイトで
消化後、その断片をpUC18のEcoRVサイトへク
ローン化し、プラスミドpSMIを構築した。これを両
側からシークエンスすることにより、上流域増幅断片
1.4kbの塩基配列を決定した。
【0023】(下流域のシークエンス)下流域増幅断片
約2.2kbの挿入されたプラスミドpPCBもpHC
Aと同様ユニバーサルプライマー及びリバースプライマ
ーを用いてシークエンスを行ったところユニバーサルプ
ライマー側がN末端であることが分かった。このシーク
エンスで塩基配列を確定できなかった部位をシークエン
スするため、ディレーションプラスミドを構築すること
にした。はじめに、インサートDNA中にKpnI、B
amHIサイトの存在しないことを確認後、pPCBを
KpnI及びBamHIで完全消化後、Exonuclease II
IとMung bean nucleaseにより上流域が約400bp欠
失されたプラスミドpPCBΔ300を構築した。ライ
ゲーション後、DH10Bに導入し目的の遺伝子を単
離、シークエンスした。その結果、978kb、325
アミノ酸から構成されるORFの存在が確認された。そ
の塩基配列と予想されるアミノ酸配列は図4に示した。
【0024】(d)ホモロジー検索 DNAの遺伝子情報がm−RNAへ転写され蛋白質へと
翻訳される部分であるORF(オープン リーディング
フレーム)の塩基配列から予想されるアミノ酸と他の
プレニル二リン酸合成酵素のアミノ酸と高い相同性を示
し、大腸菌IspB、酢酸菌Gluconobacter suboxydans
のDds1とそれぞれ43.6%、41.6%の相同性
が認められた。
【0025】このことより、今回クローン化した遺伝子
は、ポリプレニル二リン酸合成酵素の構造遺伝子と考え
られ、また光合成細菌R. capsulatusはUQ−10を生
合成していることからデカプレニル二リン酸合成酵素活
性を有することが予想されるので、この遺伝子をデカプ
レニル二リン酸合成酵素をコードする遺伝子dds1と
命名し、その塩基配列をDDSのアミノ酸配列とともに
配列表の配列番号2及び1にそれぞれ示した。
【0026】(3)大腸菌E.coliでのdds1遺
伝子の発現 a)dds1遺伝子発現用プラスミドの構築 図5に示したように、dds1遺伝子のORFを増幅さ
せることのできる制限酵素BamHI、HindIIIサ
イトの付加されたプライマーRcapN,RcapCを
用いてPCRを行った。次に増幅断片をpUC118の
BamHI−HindIIIサイトへクローン化し、la
cZ遺伝子の翻訳フレームに合わせて挿入されたプラス
ミドpRC10を構築した。
【0027】b)大腸菌での発現(1) 構築したpRC10を大腸菌DH10Bに導入し、対数
増殖期に入る直前に2mMの濃度になるようにIPTG
(イソプロピル−4−チオ−β−D−ガラクトサイド)
を加えることにより誘導をかけて培養した。この大腸菌
よりUQを抽出し、TLC展開後、HPLC分析したと
ころ、本来生合成しているUQ−8に加えてUQ−10
のピークが確認できた。(図6)還元剤NaBH4を添
加することにより、UQ−10を示すピークが消失する
ことからUQ−10を生合成していることが確認され
た。
【0028】上記から明らかなように、R. capsulatus
由来のdds1で形質転換した形質転換微生物である、
pRC10を保持させた大腸菌DH10B(Escherichi
a coli DH10B/pRC10)は、dds1を発現し、UQ−1
0を生産することが確認され、これを、大腸菌DH10
B/pRC10と命名して、工業技術院生命工学工業技
術研究所にFERM BP−6061として国際寄託し
た。なお、UQ抽出、TLC展開、HPLC分析は、そ
れぞれ次のようにして行った。
【0029】(UQ抽出)培養液50ml(酵母細胞)、
20ml(大腸菌)を集菌後、沈澱にアセトン/メタノー
ル(7:2)を3ml加え30秒間ソニケーションし、3
0秒間、氷中におく。以上を6回繰り返す。遠心分離
後、上清を真空乾燥させる。沈澱にクロロホルム/メタ
ノール(1:1)溶液400μlと等量の0.7%Na
Cl溶液を加えて撹拌する。遠心後、下層を抽出し乾燥
させ、クロロホルム/メタノール(2:1)溶液100
μlに懸濁する。
【0030】(TLC展開)サンプルをTLCプレート
にスポットする。ベンゼン/アセトン(93:7)溶液
で約1時間展開後、プレートにUVを照射しUQを確認
する。プレートからUQと思われる部分をかき取る。ク
ロロホルム/メタノール(1:1)溶液400μlを加
えて撹拌し、遠心分離後、上清を真空乾燥させる。10
0%エタノール100μlに懸濁し、このうち20μl
を分析サンプルとする。
【0031】(HPLC分析) 以下の条件で分析する。 Column;shim−pack CLC−ODS Eluent;100%エタノール Flow rate;1.0ml/分 Wave length;275nm
【0032】以上、プラスミドpRC10で形質転換し
た大腸菌DH10B(E.coli DH10B/pRC10)(FERM
BP−6061))を用いる、UQ−8の生成を伴う
UQ−10の生成についての実施例について述べたが、
以下に他の実施例について述べる。
【0033】c)大腸菌での発現(2) また上記と同様にして、R. capsulatus由来のdds1
で形質転換した形質転換微生物である、pRC10を保
持させた大腸菌JM109(Escherichia coliJM109/pR
C10)を培養し、dds1遺伝子産物の活性測定及び産
物同定を行った。
【0034】すなわち、基質として14CでラベルしたI
PP(イソペンテニル二リン酸:Amersham LIFESCIENCE
社)とFPP(ファルネシル二リン酸)を使用し、遺伝
子を発現させた大腸菌からの粗酵素(0.05mg prote
in)30℃で2時間反応させた後、ブタノールで抽出し
たポリプレニル二リン酸を加水分解後、ポリプレノール
の状態でTLC展開した。その結果、図7に示すように
pRC10を保持させたJM109において(2レー
ン)デカプレノールが検出された。これらの結果から、
我々が得たdds1遺伝子はUQ−10合成に必要な側
鎖のデカプレニル二リン酸合成を担う遺伝子であること
が明かとなり、dds1遺伝子を大腸菌内で発現させて
やることでUQ−10生成が可能であることが証明され
た。
【0035】なお、図面から明らかなように、1レーン
はコントロールのJM109であるが、この場合オクタ
プレノールが検出されている。これに対して、2レーン
(遺伝子発現レーン)では、オクタプレノールに加え
て、ソラネソール、デカプレノールの生成が確認され、
これらの結果から、dds1はソラネシル、デカプレニ
ル二リン酸合成酵素の構造遺伝子であることが明かにな
った。
【0036】次いで、dds1を発現させたJM109
からUQを抽出し、HPLC分析したところ、本来生合
成しているUQ−8に加えて、UQ−9及びUQ−10
のピークが確認できた(図8)。これに対して、コント
ロールのJM109はUQ−8のみを生成しており、こ
れらの結果から、プラスミドpRC10で形質転換した
大腸菌JM109(Escherichia coli JM109/pRC10)に
よるUQ−10の生産が確認された。換言すれば、dd
s1がDDSの構造遺伝子であり、しかも異種の微生物
で発現することが確認された。
【0037】(4)Dds1による大腸菌ispB欠損
株KO229(ΔispB:CAT)の変異の相補試験 大腸菌KO229は染色体上のオクタプレニル二リン酸
合成酵素をコードしているispB遺伝子をCAT(Ch
loramphenicol Acetyl Transferase)をコードする遺伝
子の挿入により破壊された株であるため、UQ−8を生
合成することはできず、また、このままでは生育不能と
なるためispB遺伝子を持つプラスミドpKA3を導
入することにより変異を相補している。
【0038】一般に、生育に必要でないプラスミドは分
裂時、娘細胞に分離されずに、プラスミドを欠落するが
KO229の有するpKA3(スペクチノマイシン耐性
遺伝子を持つ)は変異を相補し、生育するために必須で
あるため、スペクチノマイシンの存在しない非選択培地
による数回の継代培養においてもpKA3を欠落させる
ことはできない。そこで大腸菌のIspBの機能をin v
ivoにおいて、Dds1タンパク質で代用できるならi
spB遺伝子の挿入されたpKA3を欠落させることが
可能ではないかと考えプラスミド欠落実験を行った。
【0039】すなわち、KO229にpRC10を導入
後、非選択培地(Cm+Amp)で数回継代培養した。
スペクチノマイシンを含まない非選択プレートでコロニ
ーを形成させ、非選択及び選択プレート(Cm+Sp
c)にレプリカし、pKA3の選択マーカーであるスペ
クチノマイシンに感受性を示す、つまりプラスミドを欠
落したと思われる株をいくつか得ることができた。その
うちのスペクチノマイシンに感受性を示す株からUQを
抽出し、HPLC分析したところ、図9のようにDds
1タンパク質により供給されたと思われる長さのイソプ
レノイド鎖を有するUQ−9、UQ−10のピークが観
察された。このことはIspBタンパク質の代わりにD
ds1タンパク質で変異を相補することができた為にプ
ラスミドpKA3を欠落させることに成功した。
【0040】このようにして相補が確認された菌株を、
その有用性に鑑み、大腸菌KO229/pRC10と命
名し、工業技術院生命工学工業技術研究所にFERM
BP−6062として国際寄託した。本菌株(FERM
BP−6062)を上記にしたがってUQ抽出し、得
られた結果を図10に示した。その結果から明らかなよ
うに、UQ−10の生成が確認された。
【0041】
【発明の効果】本発明によって、各種の光合成細菌、例
えばRhodobacter capsulatus由来のデカプレニル二リン
酸合成酵素の構成遺伝子を単離し、その配列決定に成功
しただけでなく、大腸菌で発現させることにはじめて成
功した。
【0042】その結果、UQ−8、UQ−9の生産のほ
か、UQ−10の大腸菌による生産がはじめて可能にな
っただけでなく、ispB遺伝子欠損株を用いることに
より、UQ−8の生産を抑制してUQ−10を選択的に
高純度、大量生産することも期待できる。なお、本発明
において使用した微生物である、R. capsulatus、E. co
li DH10B、E. coli JM109、E. coli KO229等は、文献に
記載され、市販されており、自由に入手することがで
き、また、島根大学松田研究室より分譲を受けることも
可能である。
【0043】
【配列表】本発明に係るDDSのアミノ酸配列(325
アミノ酸)を配列番号1に示し、それをコードする遺伝
子(dds1)の塩基配列(978bp)を配列番号2
に示し、各番号をそれぞれ下記表1、表2及び表3、表
4に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】構築したプラスミドの制限酵素地図を示す。
【図2】PCR反応用の特定プライマーS1及びS2の
デザインを示す。
【図3】カセット及びカセットプライマーを利用したP
CRによるゲノムウォーキングを示す。
【図4】R. capsulatus由来のDDSをコードする遺伝
子(dds1)を含む塩基配列及びそれから予想される
アミノ酸配列を示す。停止コドンはアステリスクで示さ
れている。
【図5】dds1遺伝子発現用プラスミドpRC10の
構築図である。
【図6】大腸菌DH10B/pRC10培養物から抽出
したUQのHPLCクロマトグラムを示す。
【図7】大腸菌JM109/pRC10産物の薄層クロ
マトグラムを示す。
【図8】大腸菌JM109/pRC10培養物から抽出
したUQのHPLCクロマトグラムを示す。
【図9】pKA3欠落株からのUQのHPLCクロマト
グラムを示す。
【図10】大腸菌KO229/pRC10培養物から抽
出したUQのHPLCクロマトグラムを示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:01) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 9/10 C12R 1:19) (C12P 7/66 C12R 1:19) (72)発明者 朱 旭芬 島根県松江市菅田町167−23 金田アパー ト2−2 (72)発明者 岡田 憲典 島根県松江市西川津町298−7 ル・シエ ール・ヴァロン105 (72)発明者 神谷 康裕 大阪府堺市三原台2−7−1 泉北丘陵宿 舎7−1−542

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光合成細菌、例えばRhodobacter capsul
    atus由来のデカプレニル二リン酸合成酵素(DDS)を
    コードする遺伝子で形質転換してなる形質転換微生物。
  2. 【請求項2】 オクタプレニル二リン酸合成酵素(OP
    S)をコードする遺伝子は破壊しておくことを特徴とす
    る請求項1に記載の形質転換微生物。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号1のアミノ酸配列で示
    されるDDSをコードする遺伝子のDNA。
  4. 【請求項4】 配列番号2の塩基配列で示される、請求
    項3に記載のDDSをコードする遺伝子(dds1遺伝
    子)のDNA。
  5. 【請求項5】 配列番号2の塩基配列で示され、配列番
    号1のアミノ酸配列をコードする遺伝子のDNAを含有
    してなる遺伝子のDNA。
  6. 【請求項6】 DDSをコードする遺伝子のDNAを組
    み込んでなるプラスミド。
  7. 【請求項7】 請求項3〜5のいずれか1項に記載のD
    NAをベクターpUC18に挿入してなる発現プラスミ
    ドpRC10。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のプラスミドで形
    質転換してなる形質転換微生物。
  9. 【請求項9】 形質転換微生物が、大腸菌DH10B/
    pRC10(FERM BP−6061)、大腸菌KO
    229/pRC10(FERM BP−6062)又は
    大腸菌JM109/pRC10である、請求項8に記載
    の形質転換微生物。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、8又は9に記載の形質
    転換微生物を培養することを特徴とするユビキノン−1
    0の生成方法。
  11. 【請求項11】 大腸菌DH10B/pRC10、大腸
    菌KO229/pRC10又は大腸菌JM109/pR
    C10を培養することを特徴とする高純度ユビキノン−
    10の生成方法。
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