JPH115622A - 廃棄容器の整列装置 - Google Patents
廃棄容器の整列装置Info
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- JPH115622A JPH115622A JP15493597A JP15493597A JPH115622A JP H115622 A JPH115622 A JP H115622A JP 15493597 A JP15493597 A JP 15493597A JP 15493597 A JP15493597 A JP 15493597A JP H115622 A JPH115622 A JP H115622A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄容器の仕分処理に使用される整列装置で
あって、廃棄容器の整列処理能力に優れた廃棄容器の整
列装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 廃棄容器Ｐを長手方向に一列に整列する
整列装置であって、廃棄容器Ｐが排出方向に向かうに従
って上向き傾斜となるコンベア２と、コンベア２の下流
に非整列容器Ｐ1 を搬送路２ａから排除する整列板６
と、排除された廃棄容器Ｐが重力によりコンベア２の上
流側へ滑り落ちる還流返送路部材７とを備えることを特
徴とする廃棄容器の整列装置である。
あって、廃棄容器の整列処理能力に優れた廃棄容器の整
列装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 廃棄容器Ｐを長手方向に一列に整列する
整列装置であって、廃棄容器Ｐが排出方向に向かうに従
って上向き傾斜となるコンベア２と、コンベア２の下流
に非整列容器Ｐ1 を搬送路２ａから排除する整列板６
と、排除された廃棄容器Ｐが重力によりコンベア２の上
流側へ滑り落ちる還流返送路部材７とを備えることを特
徴とする廃棄容器の整列装置である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処理に用い
られる廃棄容器の整列装置に関し、詳しくは廃棄物処理
に当たり、空瓶および廃プラスチック容器の分別に使用
され、空瓶を色別、或いは瓶の種別、或いは廃プラスチ
ック容器を色別或いは材質別に分別して、再資源として
回収するための空瓶分別装置等に使用される廃棄容器の
整列装置に係わるものである。
られる廃棄容器の整列装置に関し、詳しくは廃棄物処理
に当たり、空瓶および廃プラスチック容器の分別に使用
され、空瓶を色別、或いは瓶の種別、或いは廃プラスチ
ック容器を色別或いは材質別に分別して、再資源として
回収するための空瓶分別装置等に使用される廃棄容器の
整列装置に係わるものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、廃棄物中の廃棄瓶や廃プラスチッ
ク容器は、分別することで再資源として利用できる。こ
れらの廃棄容器の種別や色別に分別するには、廃棄容器
分別装置が用いられている。不燃ごみである廃棄瓶の回
収装置では、廃棄瓶の色或いは種別の識別処理を行って
分別して回収しており、一般に廃棄瓶の投入手段、サイ
ズ別に分別する分別手段、その分別した廃棄瓶を一本づ
つ整列させる整列手段、廃棄瓶の色または形状を識別し
て、その結果に基づいて仕分けする仕分手段とから構成
されている。
ク容器は、分別することで再資源として利用できる。こ
れらの廃棄容器の種別や色別に分別するには、廃棄容器
分別装置が用いられている。不燃ごみである廃棄瓶の回
収装置では、廃棄瓶の色或いは種別の識別処理を行って
分別して回収しており、一般に廃棄瓶の投入手段、サイ
ズ別に分別する分別手段、その分別した廃棄瓶を一本づ
つ整列させる整列手段、廃棄瓶の色または形状を識別し
て、その結果に基づいて仕分けする仕分手段とから構成
されている。
【０００３】図５は、従来の廃棄容器の分別装置の一例
を示している。同図は、特開平９−１０８４号公報に開
示された廃棄瓶の色分別装置であり、廃棄瓶１０を投入
する供給コンベア１１と、廃棄瓶１０を胴部の外径寸法
によってサイズ分けするローラ式サイズ分機１２と、サ
イズ分けされた廃棄瓶１０を瓶の長手方向に整列させる
瓶整列手段１７と、瓶整列手段１７から移送された廃棄
瓶１０を一本づつ瓶の長手方向に対して直角方向に移送
する開閉可能な底板を有する廃棄瓶の識別結果に基づき
所定の場所で瓶をバケットから落下させて仕分ける仕分
手段であるバケットコンベア１８と、バケットコンベア
１８上の廃棄瓶１０の色を識別する瓶識別手段１９と、
瓶色識別手段１９の下流側に配置され、廃棄瓶１０を色
別に仕分けるための回収シュート２０と、瓶色識別手段
１９の検出信号に基づいてバケットコンベア１８の底板
を解放して廃棄瓶１０の色別に対応する回収シュートへ
落下させる制御手段とから構成されている。
を示している。同図は、特開平９−１０８４号公報に開
示された廃棄瓶の色分別装置であり、廃棄瓶１０を投入
する供給コンベア１１と、廃棄瓶１０を胴部の外径寸法
によってサイズ分けするローラ式サイズ分機１２と、サ
イズ分けされた廃棄瓶１０を瓶の長手方向に整列させる
瓶整列手段１７と、瓶整列手段１７から移送された廃棄
瓶１０を一本づつ瓶の長手方向に対して直角方向に移送
する開閉可能な底板を有する廃棄瓶の識別結果に基づき
所定の場所で瓶をバケットから落下させて仕分ける仕分
手段であるバケットコンベア１８と、バケットコンベア
１８上の廃棄瓶１０の色を識別する瓶識別手段１９と、
瓶色識別手段１９の下流側に配置され、廃棄瓶１０を色
別に仕分けるための回収シュート２０と、瓶色識別手段
１９の検出信号に基づいてバケットコンベア１８の底板
を解放して廃棄瓶１０の色別に対応する回収シュートへ
落下させる制御手段とから構成されている。
【０００４】他の空瓶分別装置としては、特開平６−３
１２５１号公報に開示された振動フィーダを用いたガラ
ス瓶選別装置がある。このガラス瓶選別装置では、回収
したガラス瓶を次段に供給する振動フィーダと、振動フ
ィーダから供給されガラス瓶を、Ｖ字レールに送り込ん
で滑り落下させながら長手方向に一列に整列させる振動
整列機と、振動整列機から搬送されてくる空瓶を撮影す
る撮影装置と、撮影した空瓶の色を判別する画像処理装
置と、画像処理装置からの出力によって分別装置を制御
する制御装置と、制御装置からの信号に基づいて、ガラ
ス瓶を色別に分別する分別装置とからなる。
１２５１号公報に開示された振動フィーダを用いたガラ
ス瓶選別装置がある。このガラス瓶選別装置では、回収
したガラス瓶を次段に供給する振動フィーダと、振動フ
ィーダから供給されガラス瓶を、Ｖ字レールに送り込ん
で滑り落下させながら長手方向に一列に整列させる振動
整列機と、振動整列機から搬送されてくる空瓶を撮影す
る撮影装置と、撮影した空瓶の色を判別する画像処理装
置と、画像処理装置からの出力によって分別装置を制御
する制御装置と、制御装置からの信号に基づいて、ガラ
ス瓶を色別に分別する分別装置とからなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の廃棄容器の分別
装置では、廃棄容器の投入量が変動して、一時的に投入
量が次段の整列装置の処理能力を越えて供給される場合
がある。例えば、後者の整列装置の場合、整列装置の処
理能力を越えたとすると、振動整列機のＶ字レールに二
段に重なって搬送されるおそれがある。このように廃棄
容器が重なって搬送される場合には、廃棄容器が一列に
整列されずに複数列或いは重なったまま後段の仕分装置
と識別手段から構成される色別、種別或いは材質別回収
装置に搬送されて、回収される廃棄容器の分別純度を低
下させる欠点を有している。
装置では、廃棄容器の投入量が変動して、一時的に投入
量が次段の整列装置の処理能力を越えて供給される場合
がある。例えば、後者の整列装置の場合、整列装置の処
理能力を越えたとすると、振動整列機のＶ字レールに二
段に重なって搬送されるおそれがある。このように廃棄
容器が重なって搬送される場合には、廃棄容器が一列に
整列されずに複数列或いは重なったまま後段の仕分装置
と識別手段から構成される色別、種別或いは材質別回収
装置に搬送されて、回収される廃棄容器の分別純度を低
下させる欠点を有している。
【０００６】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あって、廃棄容器の仕分処理に使用される整列装置であ
って、廃棄容器の整列処理能力に優れた廃棄容器の整列
装置を提供することを目的するものである。
あって、廃棄容器の仕分処理に使用される整列装置であ
って、廃棄容器の整列処理能力に優れた廃棄容器の整列
装置を提供することを目的するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するためになされたものであり、請求項１の発明は、
廃棄容器を長手方向に一列に整列させる整列装置であっ
て、廃棄容器の搬送路が設けられ、前記廃棄容器の進行
方向に向かって上向き傾斜としたコンベアと、前記コン
ベアの途中に非整列容器を搬送路から排除する整列板
と、排除された廃棄容器を前記コンベアの上流側に返送
する還流返送路とを備えることを特徴とする廃棄容器の
整列装置である。この発明は、廃棄容器が重なって搬送
された場合に、非整列廃棄容器の自重によって還流返送
路に送り込むか、或いは、搬送路の途中に設けられた整
列板によって払い落として、還流返送路を通して非整列
廃棄容器を再び一列に整理させる廃棄容器の整列装置で
ある。
成するためになされたものであり、請求項１の発明は、
廃棄容器を長手方向に一列に整列させる整列装置であっ
て、廃棄容器の搬送路が設けられ、前記廃棄容器の進行
方向に向かって上向き傾斜としたコンベアと、前記コン
ベアの途中に非整列容器を搬送路から排除する整列板
と、排除された廃棄容器を前記コンベアの上流側に返送
する還流返送路とを備えることを特徴とする廃棄容器の
整列装置である。この発明は、廃棄容器が重なって搬送
された場合に、非整列廃棄容器の自重によって還流返送
路に送り込むか、或いは、搬送路の途中に設けられた整
列板によって払い落として、還流返送路を通して非整列
廃棄容器を再び一列に整理させる廃棄容器の整列装置で
ある。
【０００８】また、請求項２の発明は、前記コンベアの
傾斜角が２０ないし５０度であることを特徴とすること
を特徴とする請求項１記載の廃棄容器の整列装置であ
る。この発明は、コンベアの傾斜角を２０ないし５０度
とすると、払い落とされた廃棄容器は自重で上流側（廃
棄容器の投入側）に返送されて、再びコンベアに載置さ
れて一列に整列される。コンベアの傾斜角が５０度を越
えると、廃棄容器の搬送部への引っ掛かりが悪く５０度
以下が好ましい。
傾斜角が２０ないし５０度であることを特徴とすること
を特徴とする請求項１記載の廃棄容器の整列装置であ
る。この発明は、コンベアの傾斜角を２０ないし５０度
とすると、払い落とされた廃棄容器は自重で上流側（廃
棄容器の投入側）に返送されて、再びコンベアに載置さ
れて一列に整列される。コンベアの傾斜角が５０度を越
えると、廃棄容器の搬送部への引っ掛かりが悪く５０度
以下が好ましい。
【０００９】また、請求項３の発明は、前記コンベアの
搬送路に廃棄容器の形状に合わせた溝と、廃棄容器の長
さに合わせたピッチで横桟とを設けたことを特徴とする
請求項１または２記載の廃棄容器の整列装置である。こ
の発明は、コンベアに廃棄容器の形状に合わせた溝、横
桟を設けることで、所定の廃棄容器を長手方向に一列に
整列している。搬送部の一つの枠内に一本の廃棄容器が
載置されるようにし、二本以上の廃棄容器が搭載される
場合には、何れかの廃棄容器は非整列廃棄容器となる構
造となっている。
搬送路に廃棄容器の形状に合わせた溝と、廃棄容器の長
さに合わせたピッチで横桟とを設けたことを特徴とする
請求項１または２記載の廃棄容器の整列装置である。こ
の発明は、コンベアに廃棄容器の形状に合わせた溝、横
桟を設けることで、所定の廃棄容器を長手方向に一列に
整列している。搬送部の一つの枠内に一本の廃棄容器が
載置されるようにし、二本以上の廃棄容器が搭載される
場合には、何れかの廃棄容器は非整列廃棄容器となる構
造となっている。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る廃棄容器の整
列装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
図１は本発明の一実施形態を示し、同図（ａ）はその斜
視図であり、同図（ｂ）はその概略側面図である。同図
において、廃棄容器の整列装置は、架台１に廃棄瓶やプ
ラスチック容器等の廃棄容器Ｐを長手方向に一列に整列
させるためのコンベア２が設置されている。コンベア２
は、廃棄容器を一列に整列して搬送するための搬送路２
ａが設けられ、その搬送面が水平面に対して所定の傾斜
角度θに設定され、その搬送面は、廃棄容器の進行方向
に向かって上向き傾斜としたコンベアであり、傾斜角度
θは廃棄容器の重量等によって異なるが、概ね２０〜５
０度の範囲で設定する。傾斜角度θが５０度以上では搬
送路２ａの横桟５に引っ掛かかり難くなるので、好まし
くない。コンベア２には廃棄容器Ｐを載置するのに適し
た溝４が形成され、搬送方向に対して廃棄容器Ｐが長手
方向に一列に整列するのに適した所定のピッチで横桟５
が設けられ、廃棄容器の整列部が形成されている。コン
ベア２の整列部に隣接して、還流返送路部材７が設けら
れ、コンベア２の下流側には整列部に正常に載置されて
いる廃棄容器Ｐのみが通過できるように整列板６が設け
られている。コンベア２の周囲には、廃棄容器同士がぶ
つかり合ったり、整列板６にぶつかって弾かれて外部に
落下するのを防ぐために外周壁８が設けられている。無
論、外周壁８に限定することなく、箱状外囲器で覆って
も良い。なお、上記溝４は長手方向に載置された廃棄容
器が転がり落ちない形状であればよい。また、溝４と横
桟５は、例えばゴムを主体とする材質からなるが、合成
樹脂等であってもよい。
列装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
図１は本発明の一実施形態を示し、同図（ａ）はその斜
視図であり、同図（ｂ）はその概略側面図である。同図
において、廃棄容器の整列装置は、架台１に廃棄瓶やプ
ラスチック容器等の廃棄容器Ｐを長手方向に一列に整列
させるためのコンベア２が設置されている。コンベア２
は、廃棄容器を一列に整列して搬送するための搬送路２
ａが設けられ、その搬送面が水平面に対して所定の傾斜
角度θに設定され、その搬送面は、廃棄容器の進行方向
に向かって上向き傾斜としたコンベアであり、傾斜角度
θは廃棄容器の重量等によって異なるが、概ね２０〜５
０度の範囲で設定する。傾斜角度θが５０度以上では搬
送路２ａの横桟５に引っ掛かかり難くなるので、好まし
くない。コンベア２には廃棄容器Ｐを載置するのに適し
た溝４が形成され、搬送方向に対して廃棄容器Ｐが長手
方向に一列に整列するのに適した所定のピッチで横桟５
が設けられ、廃棄容器の整列部が形成されている。コン
ベア２の整列部に隣接して、還流返送路部材７が設けら
れ、コンベア２の下流側には整列部に正常に載置されて
いる廃棄容器Ｐのみが通過できるように整列板６が設け
られている。コンベア２の周囲には、廃棄容器同士がぶ
つかり合ったり、整列板６にぶつかって弾かれて外部に
落下するのを防ぐために外周壁８が設けられている。無
論、外周壁８に限定することなく、箱状外囲器で覆って
も良い。なお、上記溝４は長手方向に載置された廃棄容
器が転がり落ちない形状であればよい。また、溝４と横
桟５は、例えばゴムを主体とする材質からなるが、合成
樹脂等であってもよい。
【００１１】還流返送部材７は、図２（ａ）〜（ｃ）の
各断面図に示したように、コンベア２の搬送路２ａの両
側に搬送面に近接させて配置され、還流返送路部材７に
は、還返送路７ａが形成され、その側面が廃棄容器を搬
送路に送り込むための傾斜案内板３となっている。傾斜
案内板３は搬送路２ａを挟んで対に配置され、投入され
る廃棄容器と、還流返送路７ａから返送されてくる非整
列廃棄容器を搬送路２ａに落ち込む斜面となっている。
搬送路２ａの上流側は、図２（ａ）に示したように、還
流廃棄容器が傾斜案内板３に沿って搬送路２ａに落ち込
むように、還流返送路７ａと傾斜案内板３との間には段
差が設けられていない。還流廃棄容器はこの段差のない
部分から搬送路２ａに返送される。この段差のない部分
から下流側には、図２（ｂ）に示したように、還流返送
路７ａと案内板３との間に段差部７ｂが形成され、さら
にその下流側では、図２（ｃ）に示したように、還流返
送路部材７は配置されていない。
各断面図に示したように、コンベア２の搬送路２ａの両
側に搬送面に近接させて配置され、還流返送路部材７に
は、還返送路７ａが形成され、その側面が廃棄容器を搬
送路に送り込むための傾斜案内板３となっている。傾斜
案内板３は搬送路２ａを挟んで対に配置され、投入され
る廃棄容器と、還流返送路７ａから返送されてくる非整
列廃棄容器を搬送路２ａに落ち込む斜面となっている。
搬送路２ａの上流側は、図２（ａ）に示したように、還
流廃棄容器が傾斜案内板３に沿って搬送路２ａに落ち込
むように、還流返送路７ａと傾斜案内板３との間には段
差が設けられていない。還流廃棄容器はこの段差のない
部分から搬送路２ａに返送される。この段差のない部分
から下流側には、図２（ｂ）に示したように、還流返送
路７ａと案内板３との間に段差部７ｂが形成され、さら
にその下流側では、図２（ｃ）に示したように、還流返
送路部材７は配置されていない。
【００１２】続いて、本実施形態に係る廃棄容器の整列
装置における廃棄容器の整列動作について、図１、図
３、および図４を参照して説明する。廃棄容器Ｐは、例
えば、図３に示したような廃棄容器供給口９から整列装
置の上流側（投入口）に供給され、コンベア２は、矢印
Ｘ1 、Ｘ2 方向に駆動している。整列装置の上流側に投
入された廃棄容器Ｐは、両傾斜案内板３で規制されて搬
送路２ａに落ち込む。搬送路２ａに到達した廃棄容器
は、コンベア搬送路２ａに接触して、廃棄容器Ｐの長手
方向が搬送方向（矢印Ｘ1 ）と同じ方向となるように溝
４と横桟５にはまって、下流側（排出口方向）に引き上
げられる。
装置における廃棄容器の整列動作について、図１、図
３、および図４を参照して説明する。廃棄容器Ｐは、例
えば、図３に示したような廃棄容器供給口９から整列装
置の上流側（投入口）に供給され、コンベア２は、矢印
Ｘ1 、Ｘ2 方向に駆動している。整列装置の上流側に投
入された廃棄容器Ｐは、両傾斜案内板３で規制されて搬
送路２ａに落ち込む。搬送路２ａに到達した廃棄容器
は、コンベア搬送路２ａに接触して、廃棄容器Ｐの長手
方向が搬送方向（矢印Ｘ1 ）と同じ方向となるように溝
４と横桟５にはまって、下流側（排出口方向）に引き上
げられる。
【００１３】一方、廃棄容器Ｐの投入量が、整列装置の
処理量を越える場合、図４（ａ）に示したように、正し
く溝４に収まった廃棄容器Ｐの上にさらに重なって非整
列廃棄容器Ｐ1 が載置されて、一緒に下流に搬送され
る。傾斜案内板３の高さは、下流に向かうに従って低く
なる。図４（ｂ）に示したように、非整列廃棄容器Ｐ1
は矢印Ｚ1 方向に移動して、傾斜案内板３の高さが低い
ために還流返送路７ａに転がり落ちる。また、非整列廃
棄容器Ｐ1 が搬送路２ａに留まっている場合でも非整列
廃棄容器Ｐ1 が整列板６に当接して強制的に還流返送路
７ａに落とし込まれる。そして、正常に載置された廃棄
容器Ｐは、図４（ｃ）に示したように、搬送路２ａを下
流へと搬送される。還流返送路７ａはコンベア２に沿っ
て配置され、還流返送路７ａの下流側が高く、上流側が
低く傾斜が与えられており、還流返送路７ａにお落ち込
んだ非整列廃棄容器Ｐ1 は自重で還流返送路７ａを滑り
落ちて上流側へと返送される。図４（ｄ）の位置に返送
された非整列廃棄容器Ｐ1 は還流して、再び傾斜案内板
３を滑り落ちて搬送路２ａの溝４と横桟５にはまって上
流へと搬送される。このように還流返送路部材７は、廃
棄容器が重力にて上流に滑り落ちる適正な傾斜が与えら
れ、廃棄容器長手方向に一列に整列するまで、非整列廃
棄容器は自然にコンベア上流の投入部に還流される。
処理量を越える場合、図４（ａ）に示したように、正し
く溝４に収まった廃棄容器Ｐの上にさらに重なって非整
列廃棄容器Ｐ1 が載置されて、一緒に下流に搬送され
る。傾斜案内板３の高さは、下流に向かうに従って低く
なる。図４（ｂ）に示したように、非整列廃棄容器Ｐ1
は矢印Ｚ1 方向に移動して、傾斜案内板３の高さが低い
ために還流返送路７ａに転がり落ちる。また、非整列廃
棄容器Ｐ1 が搬送路２ａに留まっている場合でも非整列
廃棄容器Ｐ1 が整列板６に当接して強制的に還流返送路
７ａに落とし込まれる。そして、正常に載置された廃棄
容器Ｐは、図４（ｃ）に示したように、搬送路２ａを下
流へと搬送される。還流返送路７ａはコンベア２に沿っ
て配置され、還流返送路７ａの下流側が高く、上流側が
低く傾斜が与えられており、還流返送路７ａにお落ち込
んだ非整列廃棄容器Ｐ1 は自重で還流返送路７ａを滑り
落ちて上流側へと返送される。図４（ｄ）の位置に返送
された非整列廃棄容器Ｐ1 は還流して、再び傾斜案内板
３を滑り落ちて搬送路２ａの溝４と横桟５にはまって上
流へと搬送される。このように還流返送路部材７は、廃
棄容器が重力にて上流に滑り落ちる適正な傾斜が与えら
れ、廃棄容器長手方向に一列に整列するまで、非整列廃
棄容器は自然にコンベア上流の投入部に還流される。
【００１４】なお、廃棄容器の投入は、図４に示したも
のに限定することなく、ホッパ型のものや自重落下型の
ものであってもよい。また、廃棄容器の材質や特性に応
じて種々の形態のものを選択しえるものであって、上記
実施形態に限定するものではない。
のに限定することなく、ホッパ型のものや自重落下型の
ものであってもよい。また、廃棄容器の材質や特性に応
じて種々の形態のものを選択しえるものであって、上記
実施形態に限定するものではない。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
廃棄瓶等の投入量が変動して、一時的に整列装置の処理
能力を越えたとしても非整列廃棄容器が識別手段或いは
仕分手段等へ搬送されることがないために、複数本同時
に識別手段或いは仕分手段に搬送されることがなく、結
果として本整列装置を用いることで廃棄容器の仕分純度
を向上させることができる利点があるとともに、累積処
理量が増大する効果を有する。
廃棄瓶等の投入量が変動して、一時的に整列装置の処理
能力を越えたとしても非整列廃棄容器が識別手段或いは
仕分手段等へ搬送されることがないために、複数本同時
に識別手段或いは仕分手段に搬送されることがなく、結
果として本整列装置を用いることで廃棄容器の仕分純度
を向上させることができる利点があるとともに、累積処
理量が増大する効果を有する。
【図１】（ａ）は本発明に係る廃棄容器の整列装置の一
実施形態を示す斜視図、（ｂ）はその側面図である。
実施形態を示す斜視図、（ｂ）はその側面図である。
【図２】（ａ）はＡ−Ａ′線に沿った断面図、（ｂ）は
Ｂ−Ｂ′線に沿った断面図、（ｃ）はＣ−Ｃ′線に沿っ
た断面図である。
Ｂ−Ｂ′線に沿った断面図、（ｃ）はＣ−Ｃ′線に沿っ
た断面図である。
【図３】本実施形態の廃棄容器の投入を示す概略図であ
る。
る。
【図４】本実施形態の整列動作および還流動作をを示す
説明図であり、（ａ）、（ｄ）はＡ−Ａ′線に沿った断
面図、（ｂ）はＢ−Ｂ′線に沿った断面図、（ｃ）はＣ
−Ｃ′線に沿った断面図である。
説明図であり、（ａ）、（ｄ）はＡ−Ａ′線に沿った断
面図、（ｂ）はＢ−Ｂ′線に沿った断面図、（ｃ）はＣ
−Ｃ′線に沿った断面図である。
【図５】従来の整列装置を示す概略図である。
１ 架台 ２ コンベア ２ａ 搬送路 ３ 傾斜案内板 ４ 溝 ５ 横桟 ６ 整列板 ７ 還流返送路部材 ７ａ 還流返送路 ７ｂ 段差部 ８ 外周壁
Claims (3)
- 【請求項１】 廃棄容器を長手方向に一列に整列させる
整列装置であって、廃棄容器の搬送路が設けられ、前記
廃棄容器の進行方向に向かって上向き傾斜としたコンベ
アと、前記コンベアの途中に非整列容器を搬送路から排
除する整列板と、排除された廃棄容器を前記コンベアの
上流側に返送する還流返送路とを備えることを特徴とす
る廃棄容器の整列装置。 - 【請求項２】 前記コンベアの傾斜角が２０ないし５０
度であることを特徴とすることを特徴とする請求項１記
載の廃棄容器の整列装置。 - 【請求項３】 前記コンベアの搬送路に廃棄容器の形状
に合わせた溝と、廃棄容器の長さに合わせたピッチで横
桟とを設けたことを特徴とする請求項１または２記載の
廃棄容器の整列装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15493597A JPH115622A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 廃棄容器の整列装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15493597A JPH115622A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 廃棄容器の整列装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH115622A true JPH115622A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15595162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15493597A Withdrawn JPH115622A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 廃棄容器の整列装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH115622A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6433922B1 (en) | 2001-02-26 | 2002-08-13 | Redc Optical Networks Ltd. | Apparatus and method for a self adjusting Raman amplifier |
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-
1997
- 1997-06-12 JP JP15493597A patent/JPH115622A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |