JPH1155957A - インバータを起動させるための回路 - Google Patents
インバータを起動させるための回路Info
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- JPH1155957A JPH1155957A JP7297915A JP29791595A JPH1155957A JP H1155957 A JPH1155957 A JP H1155957A JP 7297915 A JP7297915 A JP 7297915A JP 29791595 A JP29791595 A JP 29791595A JP H1155957 A JPH1155957 A JP H1155957A
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- Japan
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- inverter
- capacitor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 起動のための補助電源回路を別に設けない
で、主電源をそのまま利用してインバータを起動させる
と同時に、起動回路の電力損失を極力少なくして、しか
も高価な部品を使用しない。 【構成】 主電源スイッチを投入した瞬間だけ微分的作
用をなす回路(1)から得られるパルス電流i3を、コ
ンデンサC2の充電電流をスイッチするためのトランジ
スタの制御電流として利用することによって、上昇した
充電電圧e2が、トリガーダイオードのブレークオーバ
ー電圧を越えた時におきる放電的作用を利用する。
で、主電源をそのまま利用してインバータを起動させる
と同時に、起動回路の電力損失を極力少なくして、しか
も高価な部品を使用しない。 【構成】 主電源スイッチを投入した瞬間だけ微分的作
用をなす回路(1)から得られるパルス電流i3を、コ
ンデンサC2の充電電流をスイッチするためのトランジ
スタの制御電流として利用することによって、上昇した
充電電圧e2が、トリガーダイオードのブレークオーバ
ー電圧を越えた時におきる放電的作用を利用する。
Description
【0001】〔産業上の利用分野〕本発明は、簡単且つ
巧妙な回路構成によって、インバータを起動させるため
の回路に関する。
巧妙な回路構成によって、インバータを起動させるため
の回路に関する。
【0002】〔従来の技術〕従来のインバータの起動回
路は、主電源回路とは別に、変圧器、整流器、トランジ
スタ、コンデンサ及び抵抗器等で構成した補助電源回路
を設けてインバータの駆動回路に対して直流電力を供給
することによって、インバータを起動する方式。電流増
幅率が非常に大きくて高電圧仕様のトランジスタ及びツ
ェナーダイオード、抵抗器等を用いて、主電源をそのま
ま制御して起動に必要な電力を、インバータの駆動回路
に供給してインバータを起動する方式。
路は、主電源回路とは別に、変圧器、整流器、トランジ
スタ、コンデンサ及び抵抗器等で構成した補助電源回路
を設けてインバータの駆動回路に対して直流電力を供給
することによって、インバータを起動する方式。電流増
幅率が非常に大きくて高電圧仕様のトランジスタ及びツ
ェナーダイオード、抵抗器等を用いて、主電源をそのま
ま制御して起動に必要な電力を、インバータの駆動回路
に供給してインバータを起動する方式。
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕従来のイ
ンバータにおいては、別に起動のための補助電源回路を
設けるとなると、その回路がより複雑になり、装置の重
量、実装面積共に増加するばかりでなく、装置全体の価
格も高くなる問題点があった。又、電流増幅率の非常に
大きくて高電圧仕様のトランジスタを用いると高価であ
るばかりでなく、高電圧仕様のトランジスタ、抵抗器、
ツェナーダイオード等の部品を用いて主電源をそのまま
制御する方式の場合は、万一、起動に失敗すると、駆動
回路に対して制御電流がそのまま流れ続けるために、抵
抗器が焼損したり、トランジスタが発熱によって、短絡
したりするという問題点があった。
ンバータにおいては、別に起動のための補助電源回路を
設けるとなると、その回路がより複雑になり、装置の重
量、実装面積共に増加するばかりでなく、装置全体の価
格も高くなる問題点があった。又、電流増幅率の非常に
大きくて高電圧仕様のトランジスタを用いると高価であ
るばかりでなく、高電圧仕様のトランジスタ、抵抗器、
ツェナーダイオード等の部品を用いて主電源をそのまま
制御する方式の場合は、万一、起動に失敗すると、駆動
回路に対して制御電流がそのまま流れ続けるために、抵
抗器が焼損したり、トランジスタが発熱によって、短絡
したりするという問題点があった。
【0004】本発明は、起動のための補助電源回路を別
に設けないで、主電源をそのまま制御して、簡単且つ確
実にインバータを起動させることを目的としており、さ
らには、その回路の電力損失も極めて少なくして発熱を
おさえ、又、使用するトランジスタも高価で特別な仕様
のものを使用しないことも目的としている。
に設けないで、主電源をそのまま制御して、簡単且つ確
実にインバータを起動させることを目的としており、さ
らには、その回路の電力損失も極めて少なくして発熱を
おさえ、又、使用するトランジスタも高価で特別な仕様
のものを使用しないことも目的としている。
【0005】〔課題を解決する為の手段〕上記目的を解
決するために、本発明のインバータを起動させるための
回路は、主電源スイッチSを投入した瞬間だけ微分的作
用をなす回路(1)から得られるパルス電流i3を、ト
ランジスタQをスイッチするための制御電流として利用
することによって、トランジスタQが瞬間だけ導通する
のにともなって上昇するコンデンサC2の両端電圧e2
が、トリガーダイオード(Z)のブレークオーバー電圧
を越えた時におきる放電的作用を利用している。
決するために、本発明のインバータを起動させるための
回路は、主電源スイッチSを投入した瞬間だけ微分的作
用をなす回路(1)から得られるパルス電流i3を、ト
ランジスタQをスイッチするための制御電流として利用
することによって、トランジスタQが瞬間だけ導通する
のにともなって上昇するコンデンサC2の両端電圧e2
が、トリガーダイオード(Z)のブレークオーバー電圧
を越えた時におきる放電的作用を利用している。
【0006】〔作用〕今、図1で電源スイッチSを投入
した瞬間、コンデンサC1及び抵抗器R1・R2で構成
した微分的作用をなす回路(1)からトランジスタQの
ベースに流入するパルス電流i3は、抵抗器R3によっ
て抑制されながらトランジスタQのエミッタを通ってコ
ンデンサC2に流入する。
した瞬間、コンデンサC1及び抵抗器R1・R2で構成
した微分的作用をなす回路(1)からトランジスタQの
ベースに流入するパルス電流i3は、抵抗器R3によっ
て抑制されながらトランジスタQのエミッタを通ってコ
ンデンサC2に流入する。
【0007】パルス電流i3がトランジスタQのベース
からエミッタに流入すると、トランジスタQのコレクタ
とエミッタ間が導通するので、主電源Eからトランジス
タQのコレクタに流入する電流i4は、抵抗器R4によ
って抑制されながらトランジスタQのエミッタを通って
コンデンサC2を充電する。
からエミッタに流入すると、トランジスタQのコレクタ
とエミッタ間が導通するので、主電源Eからトランジス
タQのコレクタに流入する電流i4は、抵抗器R4によ
って抑制されながらトランジスタQのエミッタを通って
コンデンサC2を充電する。
【0008】コンデンサC2の充電が進行してくると、
その両端電圧e2も高くなり、両端電圧e2が遂にトリ
ガーダイオード(Z)のブレークオーバー電圧を越える
と、コンデンサC2はその充電電力の放電を瞬時に開始
して、インバータの駆動回路(2)を起動する。
その両端電圧e2も高くなり、両端電圧e2が遂にトリ
ガーダイオード(Z)のブレークオーバー電圧を越える
と、コンデンサC2はその充電電力の放電を瞬時に開始
して、インバータの駆動回路(2)を起動する。
【0009】ちなみに本発明の請求項2に記載した様
に、トリガーダイオード(Z)の代わりにツェナーダイ
オードを用いても、適切なツェナー電圧特性を有するも
のであれば、インバータを起動させることができる。
に、トリガーダイオード(Z)の代わりにツェナーダイ
オードを用いても、適切なツェナー電圧特性を有するも
のであれば、インバータを起動させることができる。
【0010】次に、微分的作用をなす回路(1)のコン
デンサC1を流れる電流i1が、あらかじめ設定された
コンデンサC1・C2の静電容量と抵抗器R1・R2・
R3等の抵抗値に係る時定数に従って減衰してくると、
トランジスタQのベースに流入するパルス電流i3も同
時に減衰してくるので、トランジスタQのコレクタとエ
ミッタ間は、ほぼ非導通の状態にいたる。
デンサC1を流れる電流i1が、あらかじめ設定された
コンデンサC1・C2の静電容量と抵抗器R1・R2・
R3等の抵抗値に係る時定数に従って減衰してくると、
トランジスタQのベースに流入するパルス電流i3も同
時に減衰してくるので、トランジスタQのコレクタとエ
ミッタ間は、ほぼ非導通の状態にいたる。
【0011】その結果、主電源EからトランジスタQの
コレクタに流入する電流i4は減少して、コンデンサC
2の両端電圧e2も低下してくるので、起動は終了す
る。
コレクタに流入する電流i4は減少して、コンデンサC
2の両端電圧e2も低下してくるので、起動は終了す
る。
【0012】なを抵抗器R1は、主電源スイッチSが開
放された後に、コンデンサC1に残留する余分な充電電
力を素早く放電して、再起動を容易にするための作用を
する。
放された後に、コンデンサC1に残留する余分な充電電
力を素早く放電して、再起動を容易にするための作用を
する。
【0013】又、抵抗器R2は、コンデンサC1との作
用で微分的作用をなす以外の目的として起動が終了した
後に、主電源Eから抵抗器R1を通り、トランジスタQ
のベースに流入する不必要な漏洩電流を分流して、起動
終了後にトランジスタQのコレクタに流れ込む不必要な
電流を減少させる作用をも兼ねる。
用で微分的作用をなす以外の目的として起動が終了した
後に、主電源Eから抵抗器R1を通り、トランジスタQ
のベースに流入する不必要な漏洩電流を分流して、起動
終了後にトランジスタQのコレクタに流れ込む不必要な
電流を減少させる作用をも兼ねる。
【0014】〔実施例〕図2で、主電源スイッチSを投
入すると、本発明の原理に従ってコンデンサC2の両端
電圧e2がトリガーダイオード(Z)のブレークオーバ
ー電圧を越えると、コンデンサC2はその充電電力を瞬
時に放電して、インバータの駆動回路(2)を起動す
る。
入すると、本発明の原理に従ってコンデンサC2の両端
電圧e2がトリガーダイオード(Z)のブレークオーバ
ー電圧を越えると、コンデンサC2はその充電電力を瞬
時に放電して、インバータの駆動回路(2)を起動す
る。
【0015】インバータの駆動回路(2)が起動を開始
されると、インバータ回路(3)も連鎖的に起動され
て、その後は主変圧器Tの補助巻線NBから交流電力を
供給された整流用ダイオードDとコンデンサC3の交流
から直流への変換回路が、電力の供給をインバータの駆
動回路(2)に対して開始するので、インバータは作動
を開始して、その起動は完了する。
されると、インバータ回路(3)も連鎖的に起動され
て、その後は主変圧器Tの補助巻線NBから交流電力を
供給された整流用ダイオードDとコンデンサC3の交流
から直流への変換回路が、電力の供給をインバータの駆
動回路(2)に対して開始するので、インバータは作動
を開始して、その起動は完了する。
【0016】なをトリガーダイオード(Z)と直列接続
された抵抗器R5は、コンデンサC2の充電電力の放電
によって、インバータの駆動回路(2)に対して急激に
流入する起動電流i5を程よく抑制するための作用をす
る。
された抵抗器R5は、コンデンサC2の充電電力の放電
によって、インバータの駆動回路(2)に対して急激に
流入する起動電流i5を程よく抑制するための作用をす
る。
【0017】〔発明の効果〕本発明は、叙上の如き簡単
且つ容易な回路構成と、巧妙な電気的作用でもって、イ
ンバータを確実に起動させることができ、又その特質
上、起動回路の電力損失も極めて少なくすることができ
るうえに、使用する部品も特別の仕様のものを、必要と
しないので、その応用範囲も広く裨益するところ多大で
ある。
且つ容易な回路構成と、巧妙な電気的作用でもって、イ
ンバータを確実に起動させることができ、又その特質
上、起動回路の電力損失も極めて少なくすることができ
るうえに、使用する部品も特別の仕様のものを、必要と
しないので、その応用範囲も広く裨益するところ多大で
ある。
【図1】本発明の原理的回路図である。
【図2】本発明をインバータに実施した場合のブロック
的回路図である。
的回路図である。
(1) 微分的作用をなす回路 (2) インバータの駆動回路 (3) インバータ回路 E 主電源 S 主電源スイッチ Q トランジスタ (Z) トリガーダイオード D 整流用ダイオード R1・R2・R3・R4・R5 抵抗器 C1・C2・C3 コンデンサ T 主変圧器 NA主変圧器の一次巻線 NB主変圧器の補助巻線 NC主変圧器の二次巻線
Claims (2)
- 【請求項1】 主電源スイッチSを投入した瞬間だけ微
分的作用をなす回路(1)から得られるパルス電流i3
を、主電源EとコンデンサC2との間に接続したトラン
ジスタQの制御電流として利用する事によって、トラン
ジスタQのコレクタとエミッタ間が瞬間だけ導通するの
に伴い、主電源EからトランジスタQのコレクタとエミ
ッタ間を通ってコンデンサC2に流入する電流i4が、
コンデンサC2を充電する結果、コンデンサC2の両端
電圧e2が上昇して、トリガーダイオード(Z)のブレ
ークオーバー電圧を越えた時に、その充電電力を瞬時に
放電してインバータを起動させるための回路。 - 【請求項2】 請求項1記載部分のうちで、電流i
4が、コンデンサC2を充電する結果、コンデンサC2
の両端電圧e2が上昇してツェナーダイオードのツェナ
ー電圧を越えた時に、その充電電力を瞬時に放電してイ
ンバータを起動させるための回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7297915A JPH1155957A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | インバータを起動させるための回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7297915A JPH1155957A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | インバータを起動させるための回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1155957A true JPH1155957A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=17852747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7297915A Pending JPH1155957A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | インバータを起動させるための回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1155957A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013102571A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Sony Corp | 電源供給装置および電力制御システムならびに電気機器の起動方法 |
CN104467394A (zh) * | 2014-11-28 | 2015-03-25 | 广州三晶电气有限公司 | 一种辅助电源启动及电压检测电路及控制方法 |
US9898027B2 (en) | 2012-09-05 | 2018-02-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Station building power supply device |
JP2020088953A (ja) * | 2018-11-19 | 2020-06-04 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP7297915A patent/JPH1155957A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013102571A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Sony Corp | 電源供給装置および電力制御システムならびに電気機器の起動方法 |
US9898027B2 (en) | 2012-09-05 | 2018-02-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Station building power supply device |
CN104467394A (zh) * | 2014-11-28 | 2015-03-25 | 广州三晶电气有限公司 | 一种辅助电源启动及电压检测电路及控制方法 |
JP2020088953A (ja) * | 2018-11-19 | 2020-06-04 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
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