JPH1155872A - バックアップ用バッテリの充電監視装置 - Google Patents

バックアップ用バッテリの充電監視装置

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JPH1155872A
JPH1155872A JP9204153A JP20415397A JPH1155872A JP H1155872 A JPH1155872 A JP H1155872A JP 9204153 A JP9204153 A JP 9204153A JP 20415397 A JP20415397 A JP 20415397A JP H1155872 A JPH1155872 A JP H1155872A
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JP
Japan
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power supply
threshold
battery
voltage
backup
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JP9204153A
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Takeshi Koyama
小山  剛
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリの充電を要求する警告が不必要に長
時間に亙り継続するのを防止しつつバッテリの充電要否
を監視する。 【解決手段】 主電源からの給電により充電されている
バックアップ用バッテリの電圧を監視する。また、バッ
テリが置かれた環境下での雰囲気温度を検出し、この雰
囲気温度に対応する充電特性パターンに基づき設定され
たしきい値レベルを充電判定テーブルのデータから算出
する。そして、バッテリの電圧がしきい値レベル以下で
あるとき充電を促す警告を発し、しきい値レベルを超え
るとその警告を止めるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置,POS(販売時点情報管理)ターミナルなど、電源
バックアップを要するメモリ部を有した情報処理装置に
用いられるバックアップ用バッテリの充電監視装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば相手先に送信する画像データや相
手先より受信した画像データを一時記憶するための画像
メモリを有したファクシミリ装置は、一般に、主電源が
停電しても画像メモリに記憶したデータを一定時間内で
あれば保持できるように電源バックアップ用のバッテリ
(2次電池)を搭載している。このバックアップ用バッ
テリは主電源に充電回路を介して接続されており、主電
源の投入中は該主電源からの給電により充電される。そ
して主電源が停電すると、放電回路の作用により放電を
開始し、前記画像メモリの電源バックアップを行うもの
となっている。
【0003】ところで、バックアップ用バッテリによっ
てメモリ部のデータをバックアップできる時間は主にバ
ッテリの容量(mAh)によって決まる。このため、製
品の仕様として停電時間がX分以内ならデータを保持可
能であるとした場合、少なくともこのX分のバックアッ
プ時間を満たすだけの容量までバッテリが充電されてい
ることが条件となる。ところが、出荷時や長期間に亙り
電源スイッチが切られてバッテリが放電しきった状態で
は、電源スイッチを投入しても暫くの間はバックアップ
時間の仕様を満足することができなかった。
【0004】そこで、電源バックアップ用のバッテリを
有する従来装置のなかには、このバッテリの容量を調
べ、その容量ではバックアップ時間の仕様を満足できな
い場合に充電が必要であることをユーザに警告し、仕様
を満足するだけの充電が行われたならば警告を消去する
充電監視機能を備えたものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから、バッテ
リの充電特性は、このバッテリが置かれた環境下の雰囲
気温度やこのバッテリの消耗時間等の条件によって変わ
るものである。図3は雰囲気温度が異なる場合の充電特
性の一例を示しており、同図中Aが雰囲気温度の低い環
境下に置かれた場合であり、同図中Bが雰囲気温度の高
い環境下に置かれた場合である。すなわち、雰囲気温度
の低い環境下に置かれた場合と高い環境下に置かれた場
合とでは、前者の方が後者よりも短い時間で充電が行わ
れる。同様に、消耗時間の短いバッテリと長いバッテリ
とでは前者の方が後者よりも短い時間で充電が行われ
る。
【0006】このため、装置の電源スイッチを投入した
際にバッテリの容量が不足しており充電が必要なことを
示す警告が行われた場合に、雰囲気温度の低い環境下で
あれば、時間Taを経過するとバッテリの電圧がバック
アップ時間の仕様を満足するのに充分な容量に相当する
しきい値電圧Vaまで上昇して警告が消去されるが、雰
囲気温度が高い環境下であるとバッテリの電圧がしきい
値電圧Vaまで到達せず、バックアップ時間の仕様をほ
ぼ満足しうる容量まで充電されているにも拘らずいつま
でも警告が消去されない場合があった。このことは、バ
ッテリの消耗時間の違いによっても生じうる問題であ
る。
【0007】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、その目的とするところは、バッテリの充
電を要求する警告が不必要に長時間に亙り継続するのを
防止しつつバッテリの充電要否を監視でき、信頼性の向
上を図り得るバックアップ用バッテリの充電監視装置を
提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源バックア
ップを要するメモリ部を有した装置の主電源からの給電
により充電され、主電源の停電により放電を開始してメ
モリ部の電源バックアップを行うバックアップ用バッテ
リの充電中に、このバックアップ用バッテリの電圧を監
視して、該電圧がしきい値以下であると警告を発し、し
きい値を超えるとその警告を止めるバックアップ用バッ
テリの充電監視装置に関する発明であり、その第1の発
明は、バックアップ用バッテリの所在場所の雰囲気温度
を検出する温度検出手段と、この温度検出手段により検
出した雰囲気温度に基づいてしきい値のレベルを可変設
定するしきい値変更手段とを備えたものである。ここ
で、しきい値変更手段は、温度検出手段により検出した
雰囲気温度が予め設定した基準温度以下のときには第1
のレベルに設定し、基準温度以上になると第1のレベル
よりも低い第2のレベルに設定する。
【0009】また第2の発明は、バックアップ用バッテ
リの消耗時間を累積する消耗時間累積手段と、この消耗
時間累積手段により得られる消耗時間に基づいて前記し
きい値のレベルを可変設定するしきい値変更手段とを備
えたものである。ここで、しきい値変更手段は、消耗時
間累積手段により得られる消耗時間が予め設定した基準
時間以下のときには第1のレベルに設定し、基準時間以
上になると第1のレベルよりも低い第2のレベルに設定
する。
【0010】さらに第3の発明は、第1の発明の温度検
出手段と、第2の発明の消耗時間累積手段とを設け、こ
の消耗時間累積手段により得られる消耗時間と温度検出
手段により検出した雰囲気温度とに基づいて前記しきい
値のレベルを可変設定するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態では、本発
明の充電監視装置をファクシミリ装置のバックアップ用
バッテリに適用した場合について説明する。
【0012】図1はこの実施の形態におけるファクシミ
リ装置の要部構成を示す機能ブロック図であって、この
ファクシミリ装置は、ファクシミリ部10と電源部20
と充電監視部30とからなる。ファクシミリ部10は、
主制御部11,網制御部12,読取部13,記録部1
4,画像メモリ部15,符号復合化部16,時計部17
及び操作パネル部18を有しており、主制御部11と、
網制御部12,読取部13,記録部14,画像メモリ部
15,符号復合化部16,時計部17及び操作パネル部
18とを、バス等の信号線19で接続している。
【0013】主制御部11は、CPU(Central Proces
sing Unit )を主体とし、予め設定されたプログラムに
基づいて各部を制御してファクシミリ装置としての動作
を実現するものである。網制御部12は、モデムを含
み、通信回線Cを伝送されるファクシミリ信号の受信及
びファクシミリ信号の通信回線Cへの送信を制御する。
【0014】読取部13は、送信原稿を光学的に読取っ
てファクシミリデータを生成するものである。記録部1
4は、網制御部12により受信したファクシミリ信号か
ら再生されたファクシミリデータに対応する画像を記録
紙に印刷出力するものである。
【0015】画像メモリ部15は、RAM(Random Acc
ess Memoly)によって構成し、網制御部12により受信
したファクシミリ信号から再生されたファクシミリデー
タや、読取部13で読取った送信原稿から生成されたフ
ァクシミリデータを一時記憶するためのものである。
【0016】符号復合化部16は、読取部13で読取っ
た送信原稿から生成されたファクシミリデータを符号化
してファクシミリ信号に変換する機能及び網制御部12
により受信したファクシミリ信号を複合化してファクシ
ミリデータを生成する機能を有したものである。
【0017】時計部17は、ファクシミリデータの受信
日時及び送信日時を管理するべく現日付及び時刻を計時
するものである。操作パネル部18は、ユーザに対して
各種の情報表示を行う液晶ディスプレイ及び発光ダイオ
ード等からなる表示部と、ファクシミリ送信先のダイヤ
ル番号などの各種の情報入力を行うキー・スイッチ部と
を有する。
【0018】電源部20は、主電源21とバックアップ
用のバッテリ22とを有しており、この主電源21とバ
ッテリ22とを、充電回路23,停電検出回路24及び
放電回路25によって配線接続している。充電回路23
は、主電源21からの給電によりバッテリ22の充電を
行うための回路である。
【0019】停電検出回路24は、主電源21の停電を
検出するための回路である。放電回路25は、停電検出
回路24からの停電検出信号に応じてバッテリ22を放
電させるための回路である。
【0020】主電源21は、電源スイッチSWが投入さ
れると交流電源Eを所定電位の直流電源に変換してファ
クシミリ部10及び充電監視部30に給電する。バッテ
リ22は、主電源21の停電時に電源バックアップを要
するメモリ部である画像メモリ部15に所定電位の直流
電源を給電して、この画像メモリ部15のデータを一定
時間保持するもので、例えばニッケル水素蓄電池が用い
られる。
【0021】充電監視部30は、充電制御部31,不揮
発性メモリ部32,電圧検出部33及び温度検出部34
を有しており、充電制御部31と、不揮発性メモリ部3
2,電圧検出部33及び温度検出部34とを、バス等の
信号線35で接続している。
【0022】充電制御部31は、CPUを主体とし、予
め設定されたプログラムに基づいて各部を制御して本発
明の充電監視装置としての動作を実現するもので、ファ
クシミリ部10の主制御部11と内部バス40で接続さ
れている。不揮発性メモリ部32は、例えばEPROM
(Erasable Programmable Read Only Memoly)によって
構成し、後述する充電判定テーブル32aと稼働月数カ
ウンタ32bとしきい値メモリ32cの各記憶領域を形
成している。
【0023】電圧検出部33は、バッテリ22の充電量
に相当するバッテリ電圧を検出するものである。温度検
出部34は、このファクシミリ装置の所在場所近傍に設
置された温度センサ50の信号により、ファクシミリ装
置所在場所の雰囲気温度を検出するものである。ここ
に、温度検出部34と温度センサ50とは、温度検出手
段を構成する。
【0024】稼働月数カウンタ32bは、電源スイッチ
SWの初期投入によりこのファクシミリ装置がセットア
ップした後、ファクシミリ部10における時計部17に
よって計時される日数が1か月間を経過する毎にカウン
トアップする領域である。ここに、稼働月数カウンタ3
2bは、消耗時間累積手段を構成する。
【0025】充電判定テーブル32aは、バッテリ22
が置かれた環境下の雰囲気温度と、このバッテリ22の
消耗時間との関係から定まるバッテリ22の充電特性を
複数パターンに分類し、各充電特性のパターン毎に、バ
ッテリ22の充電完了を判定するしきい値電圧を予め設
定したものである。ここで、しきい値電圧は、最も充電
特性の良いパターンのしきい値電圧を1.00としたと
きの相対値として設定する。
【0026】因みに、この実施の形態では、図2に示す
ように、雰囲気温度を第1の基準温度(15℃)以下、
第1の基準温度より高く第2の基準温度(30℃)未満
及び第2の基準温度以上の3段階に区分するとともに、
消耗時間を第1の基準時間(18か月)以下、第1の基
準時間より長く第2の基準時間(37時間)未満及び第
2の基準時間以上の3段階に区分して、各段階の雰囲気
温度毎に消耗時間別の充電特性を調べる。
【0027】そして、計9パターンの充電特性のうち、
図3に示すように、最も良好な充電特性パターンA(第
1の基準温度以下でかつ第1の基準時間以下)におい
て、電源バックアップ時間の仕様を満足するのに充分な
バッテリ22の充電量に相当するしきい値電圧Vaとそ
の充電時間Taを求める。そして、このしきい値電圧V
aをしきい値メモリ32cに格納する。次いで、他の充
電特性パターンB(図3ではその1パターンのみ示す)
について、それぞれ充電時間Taにほぼ近い時間Tbで
電源バックアップ時間の仕様をほぼ満足し得る充電量ま
で充電した場合のバッテリ22の電圧Vbを求める。そ
して、しきい値電圧Vaを1.00とした場合の各電圧
Vbの相対値を充電判定テーブル32aに設定してい
る。
【0028】しかして、電源スイッチSWの投入により
主電源21からの給電を受けると、充電制御部31は、
図4の流れ図に示す手順で各部を制御するものとなって
いる。先ず、ST(ステップ)1として温度センサ50
により測定されている該ファクシミリ装置所在場所の雰
囲気温度xを温度検出部34を介して取込む。また、S
T2として稼働月数カウンタ32cにて記憶している稼
働月数yをEPROM32から読込む。
【0029】次に、ST3としてEPROM32上の充
電判定テーブル32aをサーチし、雰囲気温度xが含ま
れる温度レベル範囲でかつ稼働月数yが含まれる月数レ
ベル範囲のエリアに設定されたしきい値Lを取得する。
しかる後、ST4としてEPROM32からしきい値メ
モリ32c内のしきい値電圧Vaを読込み、可変しきい
値電圧Vn=Va×Lを算出する(しきい値変更手
段)。
【0030】次に、ST5としてバッテリ22の充電量
に相当する電圧Vを電圧検出部33を介して検出する。
そしてバッテリ22の電圧Vを検出したならば、ST6
としてこの電圧VがST4にて算出した可変しきい値電
圧Vnまで上昇したか否かを判断する。
【0031】ここで、電圧Vが可変しきい値電圧Vnま
で上昇していない場合には、ST7としてファクシミリ
部10の操作パネル部18に設けた表示部にバッテリ2
2の充電を要求する警告メッセージを表示させる。その
後、ST1に戻り、ST1〜ST6の処理を再度実行す
る。
【0032】ST6にて電圧Vが可変しきい値電圧Vn
まで上昇したことを確認した場合には、ST8として前
記操作パネル部18の表示部に表示した警告メッセージ
を消去して、この処理を終了する。
【0033】このように構成した本実施の形態において
は、バッテリ22が放電しきった状態で電源スイッチS
Wが投入されると、主電源21から各部に給電される。
これにより、ファクシミリ部10のファクシミリ動作が
可能となる。また、充電監視部30における充電制御部
31の制御によって、操作パネル部18の表示部にバッ
テリ22の充電が必要であることを示す警告メッセージ
が表示される。バッテリ22は、主電源21からの給電
によって充電が開始される。
【0034】今、温度検出部a34を介して検出される
ファクシミリ装置所在場所の雰囲気温度xが10℃の低
温であるとする。また、稼働月数カウンタ32bのカウ
ント値yが0であるとする。そうすると、図2に示す充
電判定テーブル32からしきい値L=1.00が得ら
れ、可変しきい値電圧Vn=Vaが算出される。これに
より、電圧検出部33を介して検出されるバッテリ22
の電圧Vが上記可変しきい値電圧Vn=Vaまで上昇す
ると、操作パネル部18の表示部に表示されていたバッ
テリ22の充電が必要であることを示す警告メッセージ
が消去される。このとき、バッテリ22は予め設定され
たバックアップ時間の仕様を充分に満足する容量まで充
電されており、その充電時間はほぼTaとなる。
【0035】これに対し、上記例において温度検出部a
34を介して検出されるファクシミリ装置所在場所の雰
囲気温度xが35℃の高温であるとすると、図2に示す
充電判定テーブル32からしきい値L=0.70が得ら
れ、可変しきい値電圧Vn=0.70Vaが算出され
る。これにより、電圧検出部33を介して検出されるバ
ッテリ22の電圧Vが上記可変しきい値電圧Vn=0.
70Vaまで上昇すると、操作パネル部18の表示部に
表示されていたバッテリ22の充電が必要であることを
示す警告メッセージが消去される。このとき、バッテリ
22は予め設定されたバックアップ時間の仕様をほぼ満
足する容量まで充電されており、その充電時間はほぼT
aに等しい時間となる。
【0036】また、温度検出部a34を介して検出され
るファクシミリ装置所在場所の雰囲気温度xが10℃の
低温であるが、稼働月数カウンタ32bのカウント値y
が21でバッテリ22が中程度に消耗しているとする
と、図2に示す充電判定テーブル32からしきい値L=
0.78が得られ、可変しきい値電圧Vn=0.78V
aが算出される。これにより、電圧検出部33を介して
検出されるバッテリ22の電圧Vが上記可変しきい値電
圧Vn=0.78Vaまで上昇すると、操作パネル部1
8の表示部に表示されていたバッテリ22の充電が必要
であることを示す警告メッセージが消去される。このと
き、バッテリ22は予め設定されたバックアップ時間の
仕様をほぼ満足する容量まで充電されており、その充電
時間はほぼTaに等しい時間となる。
【0037】このように本実施の形態のファクシミリ装
置は、充電監視部30がバッテリ22の容量をその電圧
で監視し、電源バックアップ時間の仕様を満足できない
ときには、バッテリ22の充電を要求する警告メッセー
ジを操作パネル部18に表示させてユーザに告知する。
そしてこの警告は、バッテリ22が主電源21からの給
電によって充電されて、バッテリ22の電圧が電源バッ
クアップ時間の仕様を満足し得る容量に相当するしきい
値電圧に達するまで継続される。
【0038】ここで、バッテリ22の電圧と比較するし
きい値電圧は、バッテリ22の充電特性が良好なときと
不良なときとで変えるようにしている。具体的には、バ
ッテリ22の置かれた環境下における雰囲気温度が第1
の基準温度以下のときにはしきい値電圧を第1のレベル
に設定するが、この第1の基準温度以上のときには第1
のレベルよりも低い第2のレベルに設定している。同様
に、第1の基準温度より高い第2の基準温度以上のとき
には第2のレベルよりも低い第3のレベルに設定してい
る。
【0039】また、バッテリ22の消耗時間に対応する
装置の稼働月数が第1の基準月数以下のときにはしきい
値電圧を第1のレベルに設定するが、この第1の基準月
数以上のときには第1のレベルよりも低い第2のレベル
に設定している。同様に、第1の基準月数より高い第2
の基準月数以上のときには第2のレベルよりも低い第3
のレベルに設定している。
【0040】したがって、バッテリ22の充電特性は、
バッテリ22が置かれた環境下での雰囲気温度が高くな
るにつれてい低下し、またバッテリ22の消耗時間が増
加するにつれて低下するが、各々の充電特性パターンに
合わせて充電を要求する警告メッセージを消去するか否
かの判断基準となるしきい値レベルを可変するようにし
たので、充電特性の低下によりいつまでもバッテリ22
の電圧がしきい値電圧まで到達せず、バッテリ22の充
電を要求する警告メッセージが表示され続ける不具合を
防止できる。その結果、警告がいつまでも消えないため
にユーザが故障と誤判断することもなくなり、信頼性を
向上できる。
【0041】なお、前記一実施の形態では、バッテリ2
2が置かれる環境下の雰囲気温度とバッテリ22の消耗
時間の両方の関係から充電特性パターンを分類し、各パ
ターン毎にしきい値電圧を設定したが、本発明は雰囲気
温度のみまたは消耗時間のみで充電特性パターンを分類
し、各パターン毎にしきい値電圧を設定したものであっ
てもよい。
【0042】また、前記一実施の形態ではバッテリ22
の消耗時間を装置の稼働月数で管理したが、稼働日数や
稼働年数で管理してもよい。この他、例えば商品販売デ
ータを登録するメモリ部の電源をバックアップするバッ
テリを備えたPOSターミナルに本発明の充電監視装置
を適用するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施可能であるのは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
バッテリの充電を要求する警告が不必要に長時間に亙り
継続するのを防止しつつバッテリの充電要否を監視で
き、信頼性の向上を図り得るバックアップ用バッテリの
充電監視装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるファクシミリ装
置の要部構成を示す機能ブロック図。
【図2】 図1に示す充電判定テーブルのエリア構成
図。
【図3】 バッテリの充電特性パターンの違いを説明す
るためのバッテリ電圧−充電時間の特性図。
【図4】 図1に示す充電制御部が実行する制御手順の
主要部を示す流れ図。
【符号の説明】
10…ファクシミリ部 18…操作パネル部 20…電源部 21…主電源 22…バッテリ 30…充電監視部 31…充電制御部 32a…充電判定テーブル 32b…稼働月数カウンタ 33…電圧検出部 34…温度検出部 50…温度センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源バックアップを要するメモリ部を有
    した装置の主電源からの給電により充電され、前記主電
    源の停電により放電を開始して前記メモリ部の電源バッ
    クアップを行うバックアップ用バッテリの充電中に、こ
    のバックアップ用バッテリの電圧を監視して、該電圧が
    しきい値以下であると警告を発し、前記しきい値を超え
    るとその警告を止めるバックアップ用バッテリの充電監
    視装置において、 前記バックアップ用バッテリの所在場所の雰囲気温度を
    検出する温度検出手段と、 この温度検出手段により検出した雰囲気温度に基づいて
    前記しきい値のレベルを可変設定するしきい値変更手段
    と、を具備したことを特徴とするバックアップ用バッテ
    リの充電監視装置。
  2. 【請求項2】 しきい値変更手段は、温度検出手段によ
    り検出した雰囲気温度が予め設定した基準温度以下のと
    きには第1のレベルに設定し、前記基準温度以上になる
    と前記第1のレベルよりも低い第2のレベルに設定する
    ことを特徴とする請求項1記載のバックアップ用バッテ
    リの充電監視装置。
  3. 【請求項3】 電源バックアップを要するメモリ部を有
    した装置の主電源からの給電により充電され、前記主電
    源の停電により放電を開始して前記メモリ部の電源バッ
    クアップを行うバックアップ用バッテリの充電中に、こ
    のバックアップ用バッテリの電圧を監視して、該電圧が
    しきい値以下であると警告を発し、前記しきい値を超え
    るとその警告を止めるバックアップ用バッテリの充電監
    視装置において、 前記バックアップ用バッテリの消耗時間を累積する消耗
    時間累積手段と、 この消耗時間累積手段により得られる消耗時間に基づい
    て前記しきい値のレベルを可変設定するしきい値変更手
    段と、を具備したことを特徴とするバックアップ用バッ
    テリの充電監視装置。
  4. 【請求項4】 しきい値変更手段は、消耗時間累積手段
    により得られる消耗時間が予め設定した基準時間以下の
    ときには第1のレベルに設定し、前記基準時間以上にな
    ると前記第1のレベルよりも低い第2のレベルに設定す
    ることを特徴とする請求項3記載のバックアップ用バッ
    テリの充電監視装置。
  5. 【請求項5】 電源バックアップを要するメモリ部を有
    した装置の主電源からの給電により充電され、前記主電
    源の停電により放電を開始して前記メモリ部の電源バッ
    クアップを行うバックアップ用バッテリの充電中に、こ
    のバックアップ用バッテリの電圧を監視して、該電圧が
    しきい値以下であると警告を発し、前記しきい値を超え
    るとその警告を止めるバックアップ用バッテリの充電監
    視装置において、 前記バックアップ用バッテリの所在場所の雰囲気温度を
    検出する温度検出手段と、 前記バックアップ用バッテリの消耗時間を累積する消耗
    時間累積手段と、 この消耗時間累積手段により得られる消耗時間と前記温
    度検出手段により検出した雰囲気温度とに基づいて前記
    しきい値のレベルを可変設定するしきい値変更手段と、
    を具備したことを特徴とするバックアップ用バッテリの
    充電監視装置。
JP9204153A 1997-07-30 1997-07-30 バックアップ用バッテリの充電監視装置 Pending JPH1155872A (ja)

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JP9204153A JPH1155872A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 バックアップ用バッテリの充電監視装置

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