JPH1155276A - シェーピング装置 - Google Patents

シェーピング装置

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JPH1155276A
JPH1155276A JP20777497A JP20777497A JPH1155276A JP H1155276 A JPH1155276 A JP H1155276A JP 20777497 A JP20777497 A JP 20777497A JP 20777497 A JP20777497 A JP 20777497A JP H1155276 A JPH1155276 A JP H1155276A
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JP
Japan
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cell
priority
transmission
circuit
low
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20777497A
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English (en)
Inventor
Mikifumi Okuno
幹史 奥野
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、優先度の低いセルデータであ
っても網利用を効率的に行うことができるシェーピング
装置を提供。 【解決手段】 受信セルデータ305 がセル受信回路2で
受信されると、受信セルデータ305 に含まれているヘッ
ダ情報より仮想チャネルVCを抽出し、この仮想チャネル
VCに対する管理情報として、最小セル間隔、優先度、前
回送信時刻が管理テーブル回路4Aに管理される。最小セ
ル間隔は、B(最大ビットレート)/X(仮想チャネル
VC毎の帯域)で表されるパラメータである。管理テーブ
ル回路4Aから引き出される情報は、制御線303 を通じて
前回送信時刻+最小セル間隔=次回送信時刻としてセル
送信回路5に優先度と共に与えられる。一定の優先度よ
り低い優先度を持つセルデータは低優先セルバッファ3A
n に格納され、優先度の高いセルデータがない場合に管
理テーブル回路4Aで、最速の送信が行われるような次回
送信時刻が制御線302 によってセル送信回路5に設定さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シェーピング装置
に関し、たとえば、ATM (Asynchronous Transfer Mod
e: 非同期転送モード)通信システムにおけるセル流量
の制御に適用し得る。
【0002】
【従来の技術】従来、ATM 交換網における複数の仮想チ
ャネル(Vitrual Channel) を扱うトラヒックシェーピン
グ技術がある。
【0003】図2は、従来技術の一例の優先制御機能付
きのダイナミックシェーパ1の機能構成図である。この
図2において、セル受信回路2は、受信セルのセルデー
タ105 を受信すると、この受信セルデータ105 の書き込
み処理として、仮想チャネルVCごとにそれぞれの受信セ
ルデータ105 の制御情報を制御線101 を通じて、管理テ
ーブル回路4に格納し管理させる。この管理テーブル回
路4は、受信セルデータ105 の制御情報と、最小セル間
隔および送信優先度と共に管理する。受信セルデータ10
5 は、セル受信回路2からセルバッファ回路3に格納さ
れる。
【0004】このときに受信セルデータ105 は、仮想チ
ャネル識別子(VCI) ごとに用意されているn個のセルバ
ッファ31〜3nに格納される。すなわち、セルバッファ31
には、仮想チャネルVC#1の受信セルを格納する。セルバ
ッファ32には、仮想チャネルVC#2の受信セルを格納す
る。セルバッファ3nには、仮想チャネルVC#nの受信セル
を格納する。
【0005】受信セルデータ105 は、加入者側若しくは
中継交換機側からのセルデータとし、仮想チャネルVCご
とのデータのトラヒックは必ずしも一定ではないとす
る。
【0006】セルバッファ回路3は、受信したセルデー
タ105 を仮想チャネルVCごとにセルデータ蓄積許容値m
だけセルデータを蓄積することができる。受信セルデー
タ105 は、セルバッファ回路3内において、ATM セルヘ
ッダ情報を含む全セルデータを格納しているものとす
る。
【0007】セルバッファ回路3に蓄積されたセルデー
タは、管理テーブル回路4における前回送信時刻(T) 43
と最小セル間隔41との和算によって次回送信予定時刻を
決定し、制御線102 を通じて管理テーブル回路4におけ
る優先度によってセル送信回路5において、次回送信時
刻を決定する。
【0008】仮想チャネル識別子VCI が、VC#1に対して
最小セル間隔を3とし、前回送信時刻をT1とし、優先度
を1としている。また、VC#2に対して最小セル間隔を4
とし、優先度を2とし、前回送信時刻をT2としている。
【0009】優先度の高い仮想チャネル識別子VCI の受
信セルデータ105 については、送信時刻の割り付けを優
先的に行い、優先度の低い仮想チャネル識別子VCI の受
信セルデータ105 については、送信時刻の割り当てを非
優先的に行う。したがって、ユーザとの契約に基づいた
優先度および伝送帯域においてユーザトラヒックが割り
当てられる。
【0010】次回送信時刻が決定されると、セル送信回
路5から回線ごとに割り付けられたセルデータが順次送
出されていく。送信セルデータ106 は、次回送信時刻に
よって決定された送信時刻にしたがったスケジューリン
グに基づいて送出される送信セルデータである。
【0011】図3は、従来例の優先制御機能付きのダイ
ナミックシェーパ1において送信スロットにセルデータ
を割り付けることを説明するための図である。この図3
において、図3(a) は、送信スロットに割り付け前の状
態を表す。図3(b) は、割り付け後の送信スロットの状
態を表す。図3(c) は、管理テーブル回路4の各仮想チ
ャネル情報の状態を表す図である。
【0012】図3(a) において、送信スロットはSLT0〜
SLT Tnで構成されている。図3(c)において、管理テー
ブル回路4は、仮想チャネル識別子VCI が、VCI#1 に対
して最小セル間隔を3とし、前回送信時刻を0とし、優
先度を1とし、次回送信時刻を3としている。また、VC
I#2 に対して最小セル間隔を4とし、優先度を2とし、
前回送信時刻を2とし、次回送信時刻を7としている。
さらに、VCI#3 に対して最小セル間隔を6とし、前回送
信時刻をTとし、次回送信時刻を6+T とし、優先度を2
としている。
【0013】図3(c) に管理されている情報から、図3
(b) に示すように送信スロットSLTの割り付けを行う。
すなわち、送信スロットSLT0に対して、仮想チャネルVC
#1を割り付け、送信スロットSLT2に対して仮想チャネル
VC#2を割り付け、送信スロットSLT3に対して仮想チャネ
ルVC#1を割り付け、送信スロットSLT7に対して仮想チャ
ネルVC#2を割り付けている。
【0014】このように、セル送信回路5は、管理テー
ブル4からセルバッファ回路3より読み出された送信セ
ルデータ106 に関する情報を参照し、次回送信時刻に対
応する送信スロットSLT にセルデータを割り付ける。こ
のときに、同じスロット内に同時にセルが割り付けられ
ると、管理テーブル回路4内において競合の調停を行
い、優先度の高いセルデータを該当する送信スロットに
割り付ける。
【0015】図2、図3で示されている優先制御機能付
きのダイナミックシェーパ1内には、全体の動作を周期
的に管理するための時計回路があり、送信タイムスロッ
トSLT0〜SLT Tnまでの値を周期的に示している。セルの
送信時には、現在の時間(たとえば、スロットTn)に対
応するスロットに送信セルデータ106 が割り付けられて
いる場合、該当する送信スロット(送信スロット番号T
n)からセルデータ106を読み出し、送出を行う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】大容量で且つ高速なAT
M 交換網において、広帯域データ通信利用者の急速な増
加に伴い、ATM 通信システムの新しいサービスクラスと
してABR (Available Bit Rate: 可変ビットレート、AT
M 通信網の使用状態によってビットレートが動的に変動
するサービス)方式の標準化が近年進められている。
【0017】可変ビットレート方式は、UBR (Unspecif
ied Bit Rate: スループットを保証しない低料金用のサ
ービス)方式とは異なり、輻輳時においても最低の伝送
を保証しており、CBR (Constant Bit Rate:ビットレー
トが一定で、リアルタイム性が要求される音声・映像通
信用のサービス)方式や、VBR (Variable Bit Rate:AT
M の特徴を生かして情報が時間に応じて変化しながら発
生することに応じてそのままの可変速度で通信を実現す
るサービス)方式や、可変ビットレート方式などのサー
ビスクラスが混在している。
【0018】したがって、これまでのATM 交換機が実装
してきた単純な優先方式では、輻輳時に優先度の高いク
ラスに伝送帯域が消費されてしまうため、各コネクショ
ンのサービスクラスを保証することができない。
【0019】これは、サービス契約値を守らないユーザ
またはこれを大きく上回ったトラヒックでアクセスをし
てくるユーザのユーザトラヒックによって帯域が大きく
消費されることで輻輳が生じたとき、ネットワーク内で
の輻輳を回避できないため優先度の低いサービスクラス
の伝送が止まってしまう場合があるからである。
【0020】したがって、単純な優先制御方式ではな
く、各コネクションごとに伝送レートを制御し、MCR
(Minimum Bit Rate: 最低セルレート)に基づいて、そ
れぞれのトラヒックに公平な伝送帯域を提供することが
できることが望まれている。
【0021】このようなことから、簡単な構成で、優先
度の低いセルデータであっても網利用を効率的に行うこ
とができるシェーピング装置の実現が要請されている。
【0022】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、入力
セルを受信しこの受信セルに含まれている情報を抽出す
るセル受信手段と、前記受信セルを仮想チャネルごとに
分けて格納するセルバッファ手段と、この抽出した情報
から仮想チャンネルごとのセル送信スケジュールを送信
優先度を加味して生成し管理するセル送信スケジュール
管理手段と、前記セル送信スケジュールの送信優先度に
基づき前記セルバッファ手段に格納されているセルを読
み出して送信するセル送信手段とを含むシェーピング装
置において、以下のような特徴的な構成で上述の課題を
解決する。
【0023】すなわち、本発明によれば、セルバッファ
手段は、低い優先度の受信セルだけを格納する低優先度
セルバッファ部を含み、セルバッファ手段に格納されて
いる受信セルの優先度を識別し、高い優先度の受信セル
が存在しない場合、低優先度セルバッファ部から低い優
先度の受信セルを読み出し最高速度で送出させる制御を
セル送信手段に対して行う低優先セル制御手段を含む。
【0024】このように構成することで、優先度の低い
セルデータの流量が揺らぐことはあっても、送出されな
いということは起きなくなる。そして、優先度の高いセ
ルデータが存在しない場合、優先度の低いセルデータ
は、最高速度でセルが送出されるため、伝送揺らぎが少
しは生じても網の効率的な利用が可能となる。
【0025】また、セル送信スケジュール管理手段は、
セル送信スケジュールの生成のため、最大ビットレート
をBとし、仮想チャネルごとの帯域をXとしたとき、B
/Xで表されるパラメータを含む最小セル間隔と優先度
と前回送信時刻とから次回送信時刻の決定を行うこと
で、仮想チャネルごとに優先度毎に伝送レートを制御す
ることができ、MCR に基づいてそれぞれのトラヒックに
公平な伝送帯域を割り当てて制御することができる。
【0026】さらに、セル送信手段は、高い優先度の受
信セルがセルバッファ手段に存在する場合、低優先度セ
ルバッファ部から優先度の低い受信セルの送出をさせな
いように制御することで、低い優先度のセルの伝送を促
しながら高い優先度のセルの伝送の遅滞を生じないよう
にさせることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施例を図面
を用いて説明する。そこで、本実施例においては、(1)
優先制御機能を有しダイナミックルーティングを行うシ
ェーピング機能を有するシェーピング装置において、優
先度の低いセルデータを格納し管理する低優先セルバッ
ファを備えるように構成する。
【0028】(2) さらに、最大ビットレートをBとし、
仮想チャネルVCごとの帯域をXとすると、B/Xで表さ
れるパラメータを持ち、最小セル間隔と優先度と前回送
信時刻との管理を行うことで、送信時刻の決定を行い、
高い優先度のセルデータが存在する場合には、低い優先
度のセルバッファによって、優先度の低いセルデータを
送出させない制御を行うように構成する。
【0029】(3) さらにまた、優先度の高いセルデータ
が、セルバッファ内に存在せず、低い優先度のセルバッ
ファにセルデータが存在した場合、最高速度で低い優先
度のセルバッファからセルデータを送出するように構成
する。このように構成することで、優先度の低いセルデ
ータの網利用を効率的に行うことができるようにする。
【0030】図1は、本実施例の低優先制御機能付きの
ダイナミックシェーパ1Aの機能構成図である。この図1
において、低優先制御機能付きのダイナミックシェーパ
1Aは、セルデータ305 を受信し制御情報を制御線301 を
通じて管理テーブル回路4Aに与え、受信セルデータをセ
ルバッファ回路3Aに格納するセル受信回路2と、制御線
301 を通じてセル受信回路2から与えられる制御情報を
仮想チャネルごとに格納管理し制御線302 を通じてセル
送信回路5と情報のやり取りを行う管理テーブル回路4A
と、セル受信回路2で受信した受信セルデータ305 を仮
想チャネルごとに用意されているセルバッファに格納す
ると共に低い優先度の受信セルデータを特別にセルバッ
ファに管理するセルバッファ回路3Aとを備える。
【0031】このセルバッファ回路3Aは、メモリ回路で
構成することができ、仮想チャネルごとにセルバッファ
に格納するため、たとえば、仮想チャネルVC#1のセルデ
ータをセルバッファ3A1 に格納し、仮想チャネルVC#2の
セルデータをセルバッファ3A2 に格納し、特別に、仮想
チャネルVC#nのセルデータを格納するセルバッファを、
低い優先度のセルデータを格納する低優先セルバッファ
3An とし優先度の低いセルデータを格納する。
【0032】管理テーブル回路4Aは、メモリ回路で構成
することができ、たとえば、仮想チャネルVC#1に対し
て、最小セル間隔を3とし、優先度を1とし、前回送信
時刻をT1とし、次回送信時刻をT5とする。また、仮想チ
ャネルVC#2に対して、最小セル間隔を4とし、優先度を
5とし、前回送信時刻とT2とし、次回送信時刻をT6とし
ている。更に、仮想チャネルVC#3に対して、最小セル間
隔を0とし、優先度を1とし、前回送信時刻をT3とし、
次回送信時刻をT7としている。さらにまた、仮想チャネ
ルVC#nに対して、最小セル間隔を4とし、優先度を6と
し、前回送信時刻をT4とし、次回送信時刻をT8としてい
る。優先度の高い仮想チャネルはVC#1,3で、優先度の低
い仮想チャネルはVC#nである。
【0033】さらに、低優先制御機能付きのダイナミッ
クシェーパ1Aは、セルバッファ回路3Aに格納されている
セルデータの中から優先度の高いセルデータの有無を監
視し、優先度の高いセルデータがセルバッファ回路3Aに
なくなったら低い優先度セルバッファ3An からセルデー
タを読み出させる制御を制御線303 を通じて低優先セル
バッファ3An に読み出し制御を行う高優先セル有無検出
回路6と、セルバッファ回路3Aから読み出されたセルデ
ータを次回送信時刻に送出するセル送信回路5と、セル
送信回路5でのセル送信時刻の管理を行うための時計回
路7とを備える。
【0034】次に、図1の低優先制御機能付きのダイナ
ミックシェーパ1Aの概略動作を説明する。先ず、受信セ
ルデータ305 は、セル受信回路2において受信される
と、受信セルデータ305 に含まれているヘッダ情報より
仮想チャネルVCを抽出し、抽出した仮想チャネルVCに対
する管理情報として、最小セル間隔、優先度、前回送信
時刻などが管理テーブル回路4Aに管理される。
【0035】最小セル間隔は、最大ビットレートをBと
し、仮想チャネルVCごとの帯域をXとすると、B/Xで
表されるパラメータである。管理テーブル回路4Aから引
き出される情報は、制御線303 を通じて、 前回送信時刻+最小セル間隔=次回送信時刻 としてセル送信回路5に優先度と共に与えられる。
【0036】このときに、ある一定の優先度より低い優
先度を持つセルデータは、たとえば、優先度6の仮想チ
ャネルVC#nのセルデータは、セルバッファ回路3Aの低優
先セルバッファ3An に格納されている。すなわち、仮想
チャネルVC#nのセルデータは、優先度が6であるため、
低優先セルバッファ3An に格納されている。
【0037】ただし、低優先セルバッファ3An に格納さ
れるセルデータは、セルバッファ回路3Aにおいて、優先
度の高いセルデータが存在しなかった場合に、管理テー
ブル回路4Aにおいて最速の送信が行われるような次回送
信時刻が制御線302 によってセル送信回路5に設定され
る。
【0038】送信時刻は、全体の時間を示している時計
回路7によって示され、この時計回路7によって示され
る時刻が管理テーブル回路4Aが示す次回送信時刻に到達
した場合、セル送信回路5から該当するセルデータ306
を送出する。
【0039】図4は、上述の図1の低優先制御機能付き
のダイナミックシェーパ1Aにおいて、セルバッファ回路
3Aへの受信セルデータの書き込み処理の処理フローチャ
ートである。この図4において、先ず、セル受信回路2
にセルデータ305 が到着すると(ステップS10 )、この
受信セルデータ305 から仮想チャネルVC番号を抽出し、
優先度を決定し、管理テーブル回路4Aに格納する(ステ
ップS20 )。
【0040】次に、管理テーブル回路4Aは、前回送出時
刻および最小セル間隔から次回送出時刻を算出して求め
る(ステップS30 )。次に、求められた次回送出時刻や
優先度や最小セル間隔などから管理テーブル回路4Aの制
御情報の格納状態を更新する(ステップS40 )。
【0041】これによって、仮想チャネルごとに優先度
毎に伝送レートを制御することができ、MCR に基づいて
それぞれのトラヒックに公平な伝送帯域を割り当てて制
御することができる。
【0042】図5は、上述の図1の低優先制御機能付き
のダイナミックシェーパ1Aにおいて、セルバッファ回路
3Aからの読み出し処理の処理フローチャートである。こ
の図5において、先ず、高優先セル有無検出回路6にお
いて、高い優先度のセルが検出されると、管理テーブル
回路4Aを検索し(ステップS100)、高優先セルのスケジ
ュールを最小セル間隔、優先度、前回送信時刻、次回送
信時刻などから確認し(ステップS100)、高い優先セル
の送出をセル送信回路5に行わせ、前回送信時刻を今回
の送信時刻に更新する(ステップS140)。高い優先度セ
ルを全部送出するまで、前記ステップS100、S140を繰り
返す。
【0043】一方、前記ステップS100において、高い優
先度のセルが検出されない場合は、低い優先度のセルが
あるか否かを確認し(ステップS110)、低い優先度のセ
ルが確認されると、管理テーブル回路4Aでそのセルのス
ケジュールを確認し、最小セル間隔、優先度、前回送信
時刻、次回送信時刻などを確認する。そして、低い優先
度のセルデータを低優先セルバッファ3An から読み出さ
せ、セル送信回路5から最高速度で送出させると共に管
理テーブル回路4Aの前回送信時刻を今回送信時刻に更新
する(ステップS120)。低い優先度のセルデータを全部
送出するまで、前記ステップ120 を繰り返して終了する
(ステップS130)。
【0044】セル送信回路5および高優先セル有無検出
回路6が、高い優先度の受信セルがセルバッファ回路3A
に存在する場合、低優先セルバッファ回路3An から優先
度の低い受信セルの送出をさせないように制御すること
で、低い優先度のセルの伝送を促しながら高い優先度の
セルの伝送の遅滞を生じないようにさせることができ
る。
【0045】一般には、輻輳が生じる可能性があるATM
通信網において、優先度が低いセルデータは最悪の場
合、フリーズアウト(freeze out: 送出されないこと)
を引き起こすため、優先度の管理が必要となる。このた
め、図1の管理テーブル回路4Aに示すように、前回送信
時刻と最小セル間隔から次回送信時刻を決定すること
で、優先度の低いセルデータは、揺らぎが大きくなるこ
とはあってもフリーズアウトを引き起こすことはなくな
る。
【0046】また、優先度の高いセルデータがない場合
は、優先度の低いセルデータを最高速度で送出すること
ができるため、ATM 網の効率的な利用が可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、セル
バッファ手段は、低い優先度の受信セルだけを格納する
低優先度セルバッファ部を含み、このセルバッファ手段
に格納されている受信セルの優先度を識別し、高い優先
度の受信セルが存在しない場合、低優先度セルバッファ
部から低い優先度の受信セルを読み出し最高速度で送出
させる制御をセル送信手段に対して行うことで、簡単な
装置構成で、伝送揺らぎに少し変動が起こることはあっ
ても、輻輳などのときに伝送が停止されることがなくな
り、優先度の低いセルデータであっても網利用を効率的
に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の低優先制御機能付きのダイナ
ミックシェーパの機能構成図である。
【図2】従来技術の一例の優先制御機能付きのダイナミ
ックシェーパの機能構成図である。
【図3】従来例の優先制御機能付きのダイナミックシェ
ーパにおいて送信スロットにセルデータを割り付けるこ
とを説明するための図である。
【図4】図1の低優先制御機能付きのダイナミックシェ
ーパにおけるセルバッファ回路への受信セルデータの書
き込み処理の処理フローチャートである。
【図5】図1の低優先制御機能付きのダイナミックシェ
ーパにおけるセルバッファ回路からの読み出し処理の処
理フローチャートである。
【符号の説明】
2 セル受信回路 3A セルバッファ回路 3An 低優先セルバッファ 4A 管理テーブル回路 5 セル送信回路 6 高優先セル有無検出回路 7 時計回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力セルを受信しこの受信セルに含まれ
    ている情報を抽出するセル受信手段と、 前記受信セルを仮想チャネルごとに分けて格納するセル
    バッファ手段と、 前記抽出した情報から仮想チャンネルごとのセル送信ス
    ケジュールを送信優先度を加味して生成し管理するセル
    送信スケジュール管理手段と、 前記セル送信スケジュールの送信優先度に基づき前記セ
    ルバッファ手段に格納されているセルを読み出して送信
    するセル送信手段とを含むシェーピング装置において、 前記セルバッファ手段は、低い優先度の受信セルだけを
    格納する低優先度セルバッファ部を含み、 該装置は、前記セルバッファ手段に格納されている受信
    セルの優先度を識別し、高い優先度の受信セルが存在し
    ない場合、前記低優先度セルバッファ部から低い優先度
    の受信セルを読み出し最高速度で送出させる制御を前記
    セル送信手段に対して行う低優先セル制御手段を含むこ
    とを特徴とするシェーピング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記セ
    ル送信スケジュール管理手段は、前記セル送信スケジュ
    ールの生成のため、最大ビットレートをBとし、仮想チ
    ャネルごとの帯域をXとしたとき、B/Xで表されるパ
    ラメータを含む最小セル間隔と優先度と前回送信時刻と
    から次回送信時刻の決定を行うことを特徴とするシェー
    ピング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、前記セル送信手段は、高い優先度の受信セルが前記
    セルバッファ手段に存在する場合、前記低優先度セルバ
    ッファ部から優先度の低い受信セルの送出をさせないよ
    うに制御することを特徴とするシェーピング装置。
JP20777497A 1997-08-01 1997-08-01 シェーピング装置 Withdrawn JPH1155276A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003501885A (ja) * 1999-05-28 2003-01-14 ネットワーク・イクイプメント・テクノロジーズ・インコーポレイテッド ネットワークスイッチにおいてトラフィックを成形する装置及び方法
WO2003085934A1 (fr) * 2002-04-08 2003-10-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Appareil et procede de transmission de donnees
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JP2013528970A (ja) * 2010-03-29 2013-07-11 インテル コーポレイション ネットワークで使用される方法、装置及びシステム

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