JPH1152911A - マトリクスパネル表示装置 - Google Patents

マトリクスパネル表示装置

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JPH1152911A
JPH1152911A JP9212879A JP21287997A JPH1152911A JP H1152911 A JPH1152911 A JP H1152911A JP 9212879 A JP9212879 A JP 9212879A JP 21287997 A JP21287997 A JP 21287997A JP H1152911 A JPH1152911 A JP H1152911A
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JP
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center
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time
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JP9212879A
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English (en)
Inventor
Akihiko Konoue
明彦 鴻上
Keizo Suzuki
敬三 鈴木
Michitaka Osawa
通孝 大沢
Kazutaka Naka
一隆 中
Masuo Oku
万寿男 奥
Hideo Arai
英雄 新井
Hiroki Mizozoe
博樹 溝添
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、速い動きの像を観測しても動
画像疑似輪郭妨害を低減し、また視線の移動しないとき
にも画質の劣化を低減する表示装置を提供することにあ
る。 【解決手段】フィールド内の作動するサブフィールドの
重心を演算し、先行フィールドと後続フィールドの重心
の差の大きさが、所定の値以上になったとき、画像信号
に疑似輪郭補正信号を加える、または減じて画像を表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマトリクスパネル表
示装置に係り、特に画像信号のフィールドを複数のサブ
フィールドに分割し、上記サブフィールドの作動を制御
することにより画像の階調を表示する表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、プラズマディスプレイのような
表示装置においては、階調表示を行う手段として1フィ
ールドの時間内に点灯時間で重み付けされた複数のサブ
フィールドを組み合わせて作動させる方法をとってい
る。
【0003】上記のようなサブフィールドを用いて階調
表示を行う表示装置では動画像において動画像疑似輪郭
妨害が生じることが知られている。それは階調の滑らか
な表示部分に階調の乱れあるいは筋が観測されたり、画
素が粗く感じるといった現象であり、この画質劣化の原
因が観測者の視線の移動により生じることが知られてい
る。
【0004】この動画像疑似輪郭妨害に対しては幾つか
の改善方法が提案されている。例えば、特開平3−14
5691では重み付けされたサブフィールドの時間的な
印加順番を最大の表示時間幅をもつサブフィールドをフ
ィールドの真中の順番とすることが開示されている。ま
た、特開平4−211294では2進符号を形成する表
示時間幅のサブフィールドのうち、上位のサブフィール
ドの表示時間幅を分割分離して表示する方法、全てのサ
ブフィールドの表示時間幅をフィールド内の狭い時間幅
の中に寄せる方法などが開示されている。また、テレビ
学技報IDY96−151,pp.67−72の論文
(発行1996年10月 論文テーマ「動き補償等価パ
ルス法によるPDP動画像の偽輪郭低減」)において、
等価パルスを付加することにより動画像疑似輪郭妨害を
補正する方法が発表されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では動画
像疑似輪郭妨害の改善が十分ではなく画質劣化が依然と
して残るという問題がある。例えば、前述の特開平3−
145691と特開平4−211294で開示されてい
る方法では速い動きに対しては動画像疑似輪郭妨害が十
分に改善されないという問題がある。また、前述のテレ
ビ学技報IDY96−151,pp.67−72の論文
の方法では、観測者の視線の移動が検出されることはな
いので、視線の追従のしない像に対して、等価パルスが
ノイズとして観測されるという問題があり、これは遅い
動きの像に対して顕著に現れる。
【0006】本発明の課題は、速い動きの像を観測して
も動画像疑似輪郭妨害を低減することにある。また、視
線の移動しないときにも画質の劣化を低減する表示装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、画像信号の
フィールドを複数のサブフィールドに分割し、複数のサ
ブフィールドはあらかじめ重み付けされた表示の時間幅
をもち、サブフィールドの作動を制御して画像を表示す
る表示装置において、作動するサブフィールドのフィー
ルド内の重心時間(後述)を演算する手段、先行フィー
ルドと後続フィールドの重心時間の差の大きさの値を演
算する手段を有し、重心時間の差の大きさの値が所定の
値以上になったときに、画像信号に疑似輪郭補正信号を
加える、または減じて画像を表示することにより実現す
ることができる。
【0008】また、上述の構成において重心時間に代え
て、作動するサブフィールドのフィールド内の中心時間
(後述)を用いて演算を行ってもよい。
【0009】また、上述の構成に加え、先行フィールド
と後続フィールド間で画像の動きベクトルを演算する手
段を有し、動きベクトルの大きさと重心時間の差の大き
さとの積が、所定の値以上になったとき、画像信号に疑
似輪郭補正信号を加える、または減じて画像を表示する
ことにより実現することもできる。
【0010】また、上述の構成において、疑似輪郭補正
信号は先行フィールドの重心時間または中心時間と後続
フィールドの重心時間または中心時間との間に位置する
サブフィールドの信号とすることができる。
【0011】また、後続フィールドの重心時間または中
心時間から先行フィールドの重心時間または中心時間を
減じたものの値が、正の値のときは疑似輪郭補正信号を
加え、負の値のときは減じることにより実現することが
できる。
【0012】また、重心時間の求め方に関しては、先行
フィールドの重心時間の値を画素の画像信号で演算し、
後続フィールドの重心時間の値を動きベクトルに対応し
た移動領域の画素の画像信号で演算することにより実現
できる。
【0013】また、先行フィールドの重心時間の値を画
素の画像信号で演算して複数の画素で平均した値とし、
後続フィールドの重心時間の値を動きベクトルに対応し
た移動領域の画素の画像信号の重心時間の複数の画素で
平均した値とすることができる。
【0014】また、上述の構成における重心時間または
中心時間の差の大きさについての所定の値として、動き
ベクトルの大きさと重心時間の差の大きさとの積が表示
装置の画素の大きさに相当する値とすることができる。
【0015】また、この所定の値として、動きベクトル
の大きさと重心時間の差の大きさとの積が表示装置の画
面の大きさで決まる標準視距離からの画像を見込む角度
が1分に相当する値とすることにより実現することもで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】図14は本発明をプラズマディス
プレイ表示装置に適用した場合の装置全体の構成図を示
したものである。以下、信号の流れに沿って各構成ごと
に説明する。
【0017】3原色に分離されたアナログ画像信号G1
400、B1401、R1402はA/D変換器140
3、1404、1405により3原色のディジタル画像
信号に変換される。次に本発明の疑似輪郭補正回路14
06により、後述するサブフィールドの対応する信号に
変換された後、疑似輪郭の補正信号を加算、あるいは減
算されてフィールドメモリ113に格納される。
【0018】フィールドメモリ113に格納された画像
信号は、プラズマパネル1418の表示のサブフィール
ドの順番に従って、読み出し回路114によって特定の
時間で特定のサブフィールドの各画素の信号が読み出さ
れる。
【0019】この読み出された信号はシフトレジスタ1
414、1416により直並列変換された後、奇数ライ
ンのアドレスのドライバ回路(Aドライバ回路141
5)と偶数ラインのアドレスのドライバ回路(Aドライ
バ回路1417)に入力され、必要な高電圧信号に変換
されてプラズマパネル1418のアドレス電極を駆動す
る。
【0020】一方、プラズマパネル1418のX電極は
共通に接続されており、X電力回収回路1411により
表示の維持パルスを発生してX電極を駆動する。
【0021】またY電極には走査のためのスキャンパル
スと表示の維持パルスを印加する。スキャンパルスはシ
フトレジスタ1412によりY電極を上から順番に印加
時間をずらし、スキャンドライバ回路1413により高
電圧に変換されてY電極を駆動する。
【0022】一方Y電極の表示の維持パルスはY電力回
収回路1410により発生し、スキャンドライバ回路の
グラウンドレベル、あるいは電源レベルに重畳してY電
極を共通に駆動する。
【0023】これらX電力回収回路1411とY電力回
収回路1410、およびスキャンパルスのデータは各々
制御信号発生回路1409により制御信号を受けて所望
のパルスを発生する。この制御信号発生回路1409
は、画像の制御信号であるV(垂直同期信号141
9)、H(水平同期信号1420)、クロック信号14
21を用いて、カウンタや論理回路の組み合わせ、ある
いはROM等を用いて必要な制御信号を発生する。
【0024】次に、本発明の実施の形態を図1から図1
6までを用いて詳細に説明する。
【0025】まず、本発明の第1の実施の形態の例を示
す。
【0026】図1、図2、図3を用いて隣接するフィー
ルドの発光の重心の差により疑似輪郭を補正する装置お
よびその方法を説明する。
【0027】図1は、フィールド内の作動するサブフィ
ールドの重心を求め、隣接する2つのフィールドの重心
の差の値により疑似輪郭補正信号の加算または減算する
表示装置の回路ブロック図を示す図である。以下、信号
の流れに沿って説明する。
【0028】100で示される画像入力信号は、NTS
C信号またはHDTV信号などの複合信号からR、G、
Bの3原色信号に変換し、それをA/D変換したディジ
タル画像信号である。このディジタル画像信号100は
通常2進符号化された信号であるため、それをフィール
ド内のサブフィールドの表示期間の重みに対応した符号
に変換するためビット・サブフィールド変換回路101
に入力する。サブフィールドの表示期間の重みに対応し
た符号に変換された画像信号は、切り換えスイッチ10
2を介して先行フィールドの画像信号をフィールドメモ
リ1(103)に、後続フィールドの画像信号をフィー
ルドメモリ2(104)に格納する。このフィールドメ
モリ1とフィールドメモリ2には隣接する2つのフィー
ルドの画像信号が格納されることになる。ここで、スイ
ッチ102を介して画像信号をフィールドメモリ1に格
納するのは、電源のスイッチが入れられた時かまたは画
像が連続しない異なる画面に切り換わった時にのみに行
う。それ以後のビット・サブフィールド変換回路からの
画像信号はスイッチ102を介してフィールドメモリ2
(104)に順次格納して行く。画像信号に疑似輪郭補
正信号が加算または減算された信号、あるいは補正され
なかった画像信号はスイッチ116によりフィールドメ
モリ1に格納して行く。このようなスイッチ102と1
16の動作により、フィールドメモリ1(103)には
常に先行フィールドの画像信号が、フィールドメモリ2
(104)には常に後続フィールドの画像信号が格納さ
れる。疑似輪郭の補正はフィールドメモリ2(104)
に格納されている画像信号に行う。
【0029】次に、フィールドメモリ1(103)とフ
ィールドメモリ2(104)の画像信号から、画素単位
で重心の値を重心演算回路1(105)と重心演算回路
2(106)により求める。重心演算方法と回路構成
は、後に図2と図3を用いて詳細に説明する。
【0030】先行フィールドの重心の値と後続フィール
ドの重心の値は差計算回路107に入力され、ここで2
つの重心の値の差が計算される。この差計算回路107
では後続フィールドの重心の値から先行フィールドの重
心の値を引き算し、その正負の符号と差の値の大きさを
求める。ここで求められた重心の差の値は比較回路10
9で基準信号発生回路108から出力される基準信号の
値と比較され、重心の差の大きさが基準信号よりも大き
ければ、疑似輪郭補正信号発生回路110を作動させ、
重心の差の大きさが基準信号よりも小さければ、疑似輪
郭補正信号発生回路110からゼロ値を出力させる。
【0031】疑似輪郭補正信号発生回路110が作動す
る場合には、差計算回路107から重心の差の値の正負
の符号により、正の値のときには疑似輪郭補正信号を加
算する信号を、負の値のときには減算する信号を発生
し、その補正信号は2つの重心の中間に位置するサブフ
ィールドの値とする。
【0032】疑似輪郭補正信号発生回路110で生じた
補正信号は加算、減算回路112により後続フィールド
の画像信号であるフィールドメモリ2からの画像信号に
加算、または減算されフィールドメモリ3(113)に
格納される。それと同時に補正された画像信号はフィー
ルドメモリ1(103)に先行フィールドの画像信号と
して格納され、ビット・サブフィールド変換回路101
からつぎのフィールドの画像信号が後続フィールドの信
号としてフィールドメモリ2(104)に格納される。
【0033】フィールドメモリ3(113)に格納され
た疑似輪郭補正信号を付加された画像信号は、読み出し
回路114により、表示装置の表示時間に合ったタイミ
ングで読みだされて画像信号出力115として表示装置
に送られる。
【0034】ここで基準信号の選び方の例を説明する。
【0035】図16は疑似輪郭補正信号の加算または減
算する場合の基準信号の選び方を示した図である。
【0036】基準信号には、1画素以上の疑似輪郭が発
生する場合、観測者が標準視距離から見て1分の角度以
上の疑似輪郭が発生する場合、および手動で基準信号を
設定する場合の3つの選択をスイッチ1603で切り替
えることができるようにする。1画素以上の疑似輪郭が
生じる場合は、図12で説明したパラメータを用いて、
あらかじめ重心変化量と動きベクトルの大きさの積から
定数を論理回路、ROMあるいは抵抗などを用いて設定
回路1600を構成することができる。
【0037】1分以上の角度の疑似輪郭の発生する場合
には、画像の大きさおよび視距離等のパラメータを回路
定数に組み込んで設定回路1601を構成する。
【0038】手動の場合には、重心の差が0から1まで
の範囲に存在することから、ボリューム等を用いてその
値を可変にできるようにし、また時には動きベクトルの
大きさと重心の差の値との積の値を手動で設定できるよ
うな回路1602を構成する。
【0039】図2はフィールド内の作動するサブフィー
ルドの重心を求める方法の例を示した図である。今、フ
ィールドを7つのサブフィールドに分割し、その各々を
SF1、SF2、SF3、SF4、SF5、SF6、SF7とし、それぞれの
サブフィールドの表示期間の重みを8:4:1:2:4:8:16の比
とする。ここで表示期間の重みとは、各サブフィールド
が発光素子を点灯させている時間(明るさに相当)の相
対比率をいう。
【0040】図2の例で作動するサブフィールドがSF
1、SF3、SF5、SF6の4つとしたとき、その各々のサブフ
ィールドの表示期間の中心がフィールドの端からT1、T
3、T5、T6の時間であるとする。このときの重心の値は
次式で求めることができる。
【0041】重心(m)=(8×T1/TF+1×T3/TF+4×T5/TF+8
×T6/TF)/(8+1+4+8) ここでTFは1フィールドの時間である。この重心の求め
方の例から、重心は作動する各サブフィールドの表示期
間の中心時間にその重みを掛けて加えあわせ、作動する
サブフィールドの重みの和で割った値であり、またサブ
フィールドの表示期間の中心時間をフィールド時間TFで
割っていることから、重心の値は0から1までの値の範
囲にある。
【0042】図15は、フィールドごとの画素の発光の
重心時間の違いが、視線の移動を伴ったときの画像の見
え方の違いを生じることを説明するための図である。
【0043】図15で、ある一つの画素の発光の重心時
間が、第1フィールドと第2フィールドでフィールドの
前半1500、1501にあり、第3フィールドと第4
フィールドでフィールドの後半1502、1503にあ
るとする。1500から1503までの連続した時間経
過の間に、画面上の動画の動きに合わせて視線が移動す
ると、上記画素の観測者の網膜上の受光点は図の斜めの
線に投影された1504、1505、1506、150
7の各点となる。その場合、1505と1506の受光
点の間隔は他の間隔よりも広くなる。従って、発光の重
心時間の変化が視線の移動により網膜上の受光点の位置
を変えることになり、これが空間的な画素の発光点のバ
ラツキとして感じられる。
【0044】この重心時間の物理的の意味合いは、観測
者がこのサブフィールドの作動により発光を感じる場合
に、その発光がフィールド内のどの時間に最も強く発光
を感じるかの目安となる。上述の説明のように、動画像
疑似輪郭の現象は、発光の重心時間がフィールド間で変
化したときに観測者の視線が動くと、重心時間の差が空
間的な位置に変換されるために起きる。従って、動画像
に現れる疑似輪郭妨害の大きさはこの重心時間のフィー
ルドごとの変化によって表すことができ、図1で求めた
隣接するフィールド間の重心時間の差の大きさが疑似輪
郭の大きさを表すことになる。
【0045】図3は図2のサブフィールドの配置の例に
おける重心を演算よって求める回路例を示した図であ
る。各サブフィールドSF1からSF6までの表示期間の中心
時間、および各サブフィールドの表示期間の重みを掛け
合わせ、それをフィールド時間TFで規格された値を発生
する回路300から306までを配列する。また、各サ
ブフィールドを作動させるか否かの1、0の情報を出力
する回路307から313までを配列する。そして30
0から306までの回路の出力とサブフィールドの作動
の情報の回路307から313までの出力とを各々同じ
サブフィールドに対応させて積の演算回路314ないし
320によって積をとり、加算回路321により各々の
和の値を計算する。また各サブフィールドの作動信号に
重み付けする回路322から328を通し、加算回路3
29により作動するサブフィールドの重みを全て加え合
わせる。つぎにこの加算回路321で得られた信号を作
動するサブフィールドの全ての重みの信号で割算する回
路330を通すことにより、重心の出力を得ることがで
きる。
【0046】次に、本発明の第2の実施の形態の例を示
す。
【0047】図4、図5、図6を用いて隣接するフィー
ルドの発光の中心の差により疑似輪郭を補正する装置お
よびその方法を説明する。
【0048】図4は、フィールド内の作動するサブフィ
ールドの中心を求め、隣接する2つのフィールドの中心
の差の値により疑似輪郭補正信号の加算または減算する
表示装置の回路ブロック図を示す図である。回路の構成
は第1の実施の形態を示す図1とほぼ同じであるが、重
心演算回路1(105)と重心演算回路2(106)の
代わりに中心演算回路1(400)と中心演算回路2
(401)を用いている点が異なる。信号の処理方法は
図1と同じであるのでここでは省略する。
【0049】次に、図5を用いて、フィールド内の作動
するサブフィールドの中心を求める方法を説明する。図
5のサブフィールドの配置、各サブフィールドの表示期
間の重みおよび作動するサブフィールドは図2の例と同
じである。T1、T3、T5、T6を作動するサブフィールドSF1、
SF3、SF5、SF6の表示期間の中心時間とすれば、このフ
ィールド内の発光の中心は次式で求めることができる。
【0050】 中心(c)=(T1/TF+T3/TF+T5/TF+T6/TF)/4 この式から、中心(c)は作動するサブフィールドの表
示期間の中心時間をフィールド時間で規格して加えあわ
せ、それを作動するサブフィールドの数で割った値であ
る。この中心(c)の値も0から1までの範囲の値をと
る。
【0051】次に、この中心の値を求める回路構成図を
図6に示し、その動作を説明する。各サブフィールドの
表示期間の中心時間をフィールド時間TFで規格した値を
出力する回路600から606を配列する。またサブフ
ィールドの作動の信号(1か0の信号)を出力する回路
307から313までを配列する。これらを各々同じサ
ブフィールドで積をとり、加算回路321により合計を
計算する。つぎに作動するサブフィールドの数を加算回
路329で求め、加算回路321で求めた合計信号を割
算回路330で割算する。これにより中心の値を求める
ことができる。
【0052】隣接するフィールドの発光の中心の差は画
像に生じる疑似輪郭の幅を示すものでその中心の差の2
倍が疑似輪郭の幅に相当する。従って、中心の差がある
所定の値以上で補正信号を加えることは、疑似輪郭の幅
がある所定の値以上になったときに補正を加えることに
なる。
【0053】次に、図7と図8を用いて、本発明の第1
と第2の実施の形態の例で述べた疑似輪郭補正信号の加
算、減算の方法を説明する。
【0054】図7は疑似輪郭補正信号の加算の方法を説
明する図である。フィールド内のサブフィールドの配
列、および重みは図2の場合と同じとし、先行フィール
ドの表示の階調のレベルが12で、後続フィールドの表
示の階調のレベルが11である場合を例に説明する。先
行フィールドの内で作動するサブフィールドがSF1とSF2
の2つとし、後続フィールドで作動するサブフィールド
がSF3とSF4とSF6とする。この場合、先行フィールドの
重心(または中心)はフィールドの始めからT1の位置に
あり、この位置はSF2のアドレス期間(図7ではA期間
と記載)にある。また、後続フィールドの重心(または
中心)の位置はフィールドの始めからT2の位置にあり、
この位置はSF5の終わり近くにある。この時、図示した
ように、後続フィールドの重心(または中心)から先行
フィールドの重心(または中心)を引いた値(T2-T1)が
正の値であるので、その時には疑似輪郭補正信号を加算
する。その場合、後続フィールドの重心(または中心)
の位置にあるサブフィールド(SF5)と先行フィールドの
重心(または中心)の位置にあるサブフィールド(SF2)
の間のサブフィールドで作動していないものを疑似輪郭
補正信号とする。また、作動していないサブフィールド
のうち後続フィールドと先行フィールドの重心時間の差
に相当する一つあるいは複数のサブフィールドを疑似輪
郭補正信号のサブフィールドとしてもよい。この例では
後続フィールドのSF1のサブフィールドを補正信号と
し、このサブフィールドは画像信号のみでは作動しない
サブフィールドであるが、疑似輪郭補正信号を加えるこ
とにより作動させる。この例では、補正信号を後続フィ
ールド内のサブフィールドに限定したが、先行フィール
ドのサブフィールドを疑似輪郭補正信号としてもよい。
【0055】図8は疑似輪郭補正信号の減算の方法を説
明する図である。先行フィールドの階調のレベルが11
で、SF3とSF4とSF6が作動しており、後続のフィールド
の階調のレベルが12でSF1とSF2が作動している場合の
例である。先行フィールドの重心(あるいは中心)がフ
ィールドの始めからT3のSF5の終わりに位置し、後続フ
ィールドの重心(あるいは中心)がフィールドの始めか
らT4のSF2の位置にある。この時、図示したように、後
続フィールドの重心(あるいは中心)から先行フィール
ドの重心(あるいは中心)を引いた値(T4-T3)が負の値
であることから、疑似輪郭補正信号が減算される。この
場合、後続フィールドのSF2と先行フィールドのSF5の間
の作動しているサブフィールドを疑似輪郭補正信号とす
る。また、作動しているサブフィールドのうち後続フィ
ールドと先行フィールドの重心時間の差に相当する一つ
あるいは複数のサブフィールドを疑似輪郭補正信号のサ
ブフィールドとしてもよい。この例では後続フィールド
のSF1のサブフィールドを疑似輪郭補正信号とし、画像
信号のみからでは作動しているが、補正信号によりその
作動を停止させる。この場合には補正する画像信号は後
続フィールドのサブフィールドに限定する必要がなく、
先行フィールドのサブフィールドを補正信号としてもよ
い。例えば、先行フィールドのSF6のサブフィールドを
疑似輪郭補正信号としてその作動を停止させてもよい。
【0056】または、重心時間の差の値が最小になるよ
うに、作動しているサブフィールドと作動していないサ
ブフィールドの適正な組み合わせを求め、その結果から
新たな重心時間の差を演算して疑似輪郭補正信号を加算
または減算してもよい。
【0057】また、上記方法により減算の動作はすべて
加算の動作に置換することができる。
【0058】次に、本発明の第3の実施の形態の例を示
す。
【0059】図9、図10、図11、図12、図13を
用いて隣接するフィールドの画像の動きベクトルと発光
の重心の差により疑似輪郭を補正する装置およびその方
法を説明する。
【0060】図9はフィールド間の動きベクトルと重心
の差から疑似輪郭補正信号を加算、または減算する場合
の回路構成図を示す。以下信号の流れに従って説明す
る。画像入力信号、ビット・サブフィールド変換回路、
フィールドメモリ1、フィールドメモリ2の動作は図1
と同じであるので説明を省略する。本実施の形態ではフ
ィールドメモリ1とフィールドメモリ2の隣接するフィ
ールドの画像信号から動きベクトルを演算する回路(9
00)が付加されている。動きベクトルは、マクロブロ
ック単位(例えば16×16画素)で先行フィールドの
ある特定の位置の画像と後続フィールドの画像全体とを
パターンマッチングの手法で比較を行い、マクロブロッ
ク単位でのパターンマッチングする画像を最も類似して
いるマクロブロックとしてそれが動いたと判断し、先行
フィールドから後続フィールドヘその移動した大きさと
方向をベクトル表示したものである。従って、動きベク
トルを用いることにより画像の動きの大きさを知ること
ができる。次に、重心演算回路1と重心演算回路2およ
び差計算回路は図1と同じであるのでその動作の説明は
省略する。次に、動きベクトル演算回路900で得られ
た動きの大きさと差計算回路107で得られた重心の差
の値とを積算回路701により掛け合わせる。この積の
値と基準信号発生回路108から出力される基準信号の
所定の値とを比較回路109により比較し、動きベクト
ルと重心の差の値との積との値が基準信号の所定の値よ
りも大きい場合に、疑似輪郭補正信号発生回路110を
作動させて、加算、減算回路112により後続フィール
ドの画像信号に疑似輪郭補正信号を付加してフィールド
メモリ3に格納する。
【0061】上記で述べた基準信号の選び方の例につい
ては、先に図16について説明したものと同じである。
【0062】図10は動きベクトルと重心の計算の方法
を説明するための図である。先行フィールドのマクロブ
ロック(ここでは簡単のために4×4画素をマクロブロ
ックとして示す)内のある画素1001で重心を計算
し、後続フィールドでは動きベクトルによる移動領域の
マクロブロック内の対応する画素1002で重心を計算
し、この1001と1002の画素の重心の差を求め
る。従って、図9の重心演算回路1と重心演算回路2で
得られた重心の差をとる場合は、動きベクトルによる移
動領域に対応する画素で行う。
【0063】図11は複数の画素で重心を平均して差を
とる場合の説明図である。先行フィールドのマクロブロ
ック内の複数の画素(図11では4画素)1101で重
心を平均し、後続フィールド内の移動領域のマクロブロ
ック内の対応する複数の画素1102で重心の平均をと
り、その2つの平均値で差をとり、それを重心の差の値
とするものである。このように複数の画素の重心の平均
をとることにより、疑似輪郭の大きな領域で生じるもの
だけに対してその補正を行うことができ、演算回数がす
くなることから回路規模を小さくすることができる。
【0064】なお、図7と図8に示した疑似輪郭補正信
号の加算、減算の方法はそのままこの第3の実施の形態
にも適用される。つまり、先行フィールドの重心と後続
フィールドの重心との差が正の時には疑似輪郭補正信号
を加算し、負の時には減算する。この場合にも疑似輪郭
補正信号は先行フィールドの重心の位置に対応したサブ
フィールドと後続フィールドの重心の位置に対応したサ
ブフィールドの間のサブフィールドを疑似輪郭補正信号
とする。
【0065】図12は疑似輪郭補正信号を付加するとき
の基準信号の決め方の例を示す図である。同図(a)は
先行フィールドと後続フィールドで重心の差(Δm)が
0である場合の観測者にとっての画素の見え方を示す図
である。今、画素が8つ水平に並んでおり、先行フィー
ルドで2番目の画素1200が発光しているとする。後
続フィールドで画像が移動し、動きベクトルVmが画素
の単位で4画素であるとすると、観測者はこの動きベク
トルに合わせて視線を移動し、後続フィールドでは6番
目の画素1201が発光して見える。
【0066】同図(b)では重心の差(Δm)が正の値
の時の観測者にとっての画素の見え方を示す図である。
先行フィールドで2番目の画素1200が発光してお
り、動きベクトルが同図(a)と同じVmで4画素であ
るとする。その時、観測者がこの動きベクトルに合わせ
て視線を移動して画像を観測すると、発光する画素は1
203に示すように6番目の画素よりも大きく移動した
ように観測される。これは重心の差の値Δmが正の値で
あるときに、画像の移動量がVm(1+Δm)の値とな
るために生じる疑似輪郭妨害の現象である。このVm×
Δmの値が1画素に相当する値を超えると疑似輪郭によ
る画質の劣化が著しくなり、この値を疑似輪郭補正信号
を付加するか否かの基準信号の値とする。同図(c)は
重心の差Δmの値が負の値の時で、動きベクトルの大き
さがVmが4画素の値であるにもかかわらず、観測者に
とって見える画素は1205で示す移動量が小さなとこ
ろで観測される。ここでも実際に観測者が見える移動量
はVm(1+Δm)の値でVm×Δmの絶対値が1画素
の値を超える時に画質の劣化が著しく、その時の値を疑
似輪郭補正信号を付加するか否かの基準信号とする。
【0067】図13は疑似輪郭補正信号を付加するとき
の基準信号の決め方の他の例を示す図である。表示装置
にはその画面の大きさにいくつもの種類があり、その画
面の大きさおよび観測者の観測位置により疑似輪郭妨害
の見え方が異なってくる。その場合、表示画面の大きさ
に対して標準視距離というものが決められており、通常
は画面の縦の長さの4倍の距離とされている。今同図に
あるように、表示装置1300の画面の横の長さをa、
縦の長さをbとした場合、標準視距離は4bの距離とな
る。この位置から観測者1301が画面を観測した場
合、人間の標準的な視力である視力1.0の観測者の分
解能は約1分の角度である。従って、疑似輪郭による画
質の劣化が標準視距離からみて1分の角度を超えた場合
に疑似輪郭による画質の劣化が検知される。ここで、疑
似輪郭の大きさはVm×Δmの大きさであるから、これ
が標準視距離からみて1分の角度を超えるときに疑似輪
郭補正信号を付加する。
【0068】また、観測者の観測位置または映像の画質
によっては、要求される分解能が変わることもあるた
め、基準信号となる標準視距離からみた角度を任意に設
定できるようにしてもよい。
【0069】以上はプラズマディスプレイパネル(PD
P)を例にして述べたが、液晶ディスプレイや、EL、
DMD(Digital Micromirror Device)などを利用した
画像表示装置についても本発明を応用することができ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、速い動きに対してのみ
疑似輪郭補正信号を画像信号に加算または減算するた
め、観測者が必ずしも画像の動きに視線が追従しなくと
も違和感のない疑似輪郭の補正ができ、動画に対する画
質が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の疑似輪郭補正信号を画像信号に付加す
る回路構成図
【図2】重心演算の方法を説明する図
【図3】重心演算の回路構成図
【図4】本発明の疑似輪郭補正信号を画像信号に付加す
る他の回路構成図
【図5】中心演算の方法を説明する図
【図6】中心演算の回路構成図
【図7】疑似輪郭補正の方法を説明する図
【図8】疑似輪郭補正の方法を説明する他の図
【図9】本発明の疑似輪郭補正信号を画像信号に付加す
る他の回路構成図
【図10】動きベクトルを用いて重心を求める方法を説
明する図
【図11】動きベクトルを用いて重心を求める方法を説
明する他の図
【図12】重心の差による画素の見え方を説明する図
【図13】表示装置と観測者の関係を説明する図
【図14】本発明をプラズマディスプレイ表示装置に適
応した全体の装置構成図
【図15】視線の移動を伴ったときの画像の見え方を説
明する図
【図16】基準信号の値の選び方を説明する図
【符号の説明】
100…画像信号入力 101…ビット・サブフィールド変換回路 103、104、113…フィールドメモリ 105、106…重心演算回路 107…差計算回路 108…基準信号発生回路 109…比較器 110…疑似輪郭補正信号発生回路 112…加算、減算回路 116…プラズマパネル 駆動・表示装置 400、401…中心演算回路 900…動きベクトル演算回路 1300…表示装置 1403、1404、1405…A/D変換器 1406…疑似輪郭補正回路 1409…制御信号発生回路 1410…Y電力回収回路 1411…X電力回収回路 1412、1414、1416…シフトレジスタ 1413…スキャンドライバ回路 1415、1417…アドレスドライバ回路 1418…プラズマパネル 1600…1画素以上の疑似輪郭による設定回路 1601…画像を見込む角度が1分以上の疑似輪郭によ
る設定回路 1602…重心の差が0〜1の間の設定回路
フロントページの続き (72)発明者 大沢 通孝 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 本部内 (72)発明者 中 一隆 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地株 式会社日立製作所家電・情報メディア事業 本部内 (72)発明者 奥 万寿男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 新井 英雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 溝添 博樹 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号のフィールドを複数のサブフィー
    ルドに分割し、該複数のサブフィールドはあらかじめ重
    み付けされた表示の時間幅をもち、上記サブフィールド
    の作動を制御して画像を表示する表示装置において、 作動するサブフィールドの該フィールド内の重心時間を
    演算する手段、先行フィールドと後続フィールドの該重
    心時間の差の大きさの値を演算する手段を有し、 該重心時間の差の大きさの値が所定の値以上になったと
    きに、上記画像信号に疑似輪郭補正信号を加える、また
    は減じて画像を表示することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】上記疑似輪郭補正信号は先行フィールドの
    重心時間と後続フィールドの重心時間との間に位置する
    サブフィールドの信号であることを特徴とする請求項1
    に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】上記後続フィールドの重心時間から先行フ
    ィールドの重心時間を減じたものの値が、正の値のとき
    は上記疑似輪郭補正信号を加え、負の値のときは減じる
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】画像信号のフィールドを複数のサブフィー
    ルドに分割し、該複数のサブフィールドはあらかじめ重
    み付けされた表示の時間幅をもち、上記サブフィールド
    の作動を制御して画像を表示する表示装置において、 作動するサブフィールドの該フィールド内の中心時間を
    演算する手段、先行フィールドと後続フィールドの該中
    心時間の差の大きさの値を演算する手段を有し、 該中心時間の差の大きさの値が所定の値以上になったと
    きに、上記画像信号に疑似輪郭補正信号を加える、また
    は減じて画像を表示することを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】上記疑似輪郭補正信号は先行フィールドの
    中心時間と後続フィールドの中心時間との間に位置する
    サブフィールドの信号であることを特徴とする請求項4
    に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】上記後続フィールドの中心時間から先行フ
    ィールドの中心時間を減じたものの値が、正の値のとき
    は上記疑似輪郭補正信号を加え、負の値のときは減じる
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】画像信号のフィールドを複数のサブフィー
    ルドに分割し、該複数のサブフィールドはあらかじめ重
    み付けされた表示の時間幅をもち、上記サブフィールド
    の作動を制御して画像を表示する表示装置において、 作動するサブフィールドの該フィールド内の重心時間を
    演算し、先行フィールドと後続フィールドの該重心時間
    の差の大きさを演算し、先行フィールドと後続フィール
    ド間で画像の動きベクトルを演算する手段を有し、 該動きベクトルの大きさと該重心時間の差の大きさとの
    積が、所定の値以上になったとき、該画像信号に疑似輪
    郭補正信号を加える、または減じて画像を表示すること
    を特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】上記疑似輪郭補正信号は先行フィールドの
    重心時間と後続フィールドの重心時間との間に位置する
    サブフィールドの信号であることを特徴とする請求項7
    に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】上記後続フィールドの重心時間から先行フ
    ィールドの重心時間を減じたものの値が、正の値のとき
    は上記疑似輪郭補正信号を加え、負の値のときは減じる
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】上記先行フィールドの重心時間の値を画
    素の画像信号で演算し、上記後続フィールドの重心時間
    の値を上記動きベクトルに対応した移動領域の画素の画
    像信号で演算したことを特徴とする請求項7に記載の表
    示装置。
  11. 【請求項11】上記先行フィールドの重心時間の値を画
    素の画像信号で演算して複数の画素で平均した値とし、
    上記後続フィールドの重心時間の値を上記動きベクトル
    に対応した移動領域の画素の画像信号の重心時間の複数
    の画素で平均した値としたことを特徴とする請求項7に
    記載の表示装置。
  12. 【請求項12】上記所定の値が、上記動きベクトルの大
    きさと上記重心時間の差の大きさとの積が上記表示装置
    の画素のピッチに相当する値であることを特徴とする請
    求項7に記載の表示装置。
  13. 【請求項13】上記所定の値が、上記動きベクトルの大
    きさと上記重心時間の差の大きさとの積が上記表示装置
    の画面の大きさで決まる標準視距離からの画像を見込む
    角度が1分に相当する値であることを特徴とする請求項
    7に記載の表示装置。
JP9212879A 1997-08-07 1997-08-07 マトリクスパネル表示装置 Pending JPH1152911A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003022048A (ja) * 2001-05-08 2003-01-24 Thomson Licensing Sa ビデオ画像を処理する方法及び装置
CN100380421C (zh) * 2005-10-14 2008-04-09 四川世纪双虹显示器件有限公司 一种提高ac pdp图像亮度的图像处理方法
WO2009004755A1 (ja) * 2007-07-02 2009-01-08 Panasonic Corporation 映像信号処理装置および表示装置

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