JPH1152034A - 電池寿命監視方法及び電池寿命監視装置並びに自動通報装置 - Google Patents

電池寿命監視方法及び電池寿命監視装置並びに自動通報装置

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JPH1152034A
JPH1152034A JP9214948A JP21494897A JPH1152034A JP H1152034 A JPH1152034 A JP H1152034A JP 9214948 A JP9214948 A JP 9214948A JP 21494897 A JP21494897 A JP 21494897A JP H1152034 A JPH1152034 A JP H1152034A
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battery
battery life
sampling
battery voltage
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JP9214948A
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Yonekazu Imura
米和 井村
Takayuki Matsunaga
高幸 松永
Etsuji Endo
悦司 遠藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧
が降下するような電池電圧特性に起因して、管理センタ
ーに通報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や後
の対処動作に要する電池容量が残っていないような事態
を回避すること。 【解決手段】 電池寿命の運用限界を認識するための電
池物性として所定期間における電池電圧をその回復期間
に測定して測定電圧信号14aを生成する第2工程と、
測定した電池物性から電池電圧の回復時間を算出する第
3工程と、算出した電池電圧の回復時間に基づいて電池
寿命の末期判定を行って電池寿命の運用限界を認識する
第4工程とを有する電池寿命監視方法、及びこれを用い
た電池寿命監視装置並びにこれを用いた自動通報装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池寿命監視方法
に関し、特に、電池物性を監視して電池寿命の運用限界
を認識するための電池寿命監視方法に関する。
【0001】また本発明は、電池寿命監視装置に関し、
特に、電池物性を監視して電池寿命の運用限界を認識す
るための電池寿命監視装置に関する。
【0002】また本発明は、自動通報装置に関し、特
に、管理センターに通信回線を介して接続され、電池物
性を監視して電池寿命が運用限界であると自動的に認識
して電池切れを通報するための自動通報装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図4は、従来技術の電池寿命監視方法を
説明するための電池電圧変動図である。
【0004】従来この種の自動通報装置としては、例え
ば、図4に示すような電池寿命監視方法を実行するもの
がある(以降、第1従来技術と呼ぶことにする)。
【0005】図4に示す第1従来技術の電池寿命監視方
法では、電池電圧値Vbatを一定期間毎(S1,S2,
S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9,S30,
S31,S60,S61,Sα,S(α+1)…)にサ
ンプルし、電池電圧値が低下している場合(図中の寿命
末期)に電池寿命が運用限界であると自動的に認識して
電池切れを管理センターに通報していた。
【0006】第1従来技術の電池寿命監視方法において
は、サンプリングした電池電圧値を平均値や代表値と比
較することに依り、離散的に発生する異常値を排除して
いた。具体的には、S3におけるノイズに起因する異常
値、S5〜S7における大負荷印加に起因する異常値、
S30,S31における周囲温度の低下に起因する異常
値等を排除していた。
【0007】図5は、従来技術の電池寿命監視方法を説
明するための電池電圧変動図である。
【0008】一方、従来この種の自動通報装置として
は、例えば、図5に示すような電池寿命監視方法を実行
するものもある(以降、第2従来技術と呼ぶことにす
る)。
【0009】図5に示す第2従来技術の電池寿命監視方
法では、電池寿命の末期における電池電圧Vbatの低下
速度に応じてサンプリング周期(サンプリング周期、図
5中に示すTs)が設定されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す第1従来技術の電池寿命監視方法では、一時的な負
荷の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異
常値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が
連続する異常値を排除するためには、予め予期した温度
・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶しておき、こ
の電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池電圧を測定
しなければならなかった。
【0011】このような第1従来技術においては、電池
寿命末期には急速に電池起電力や電池電圧が降下するよ
うな電池電圧特性に起因して、電池電圧のサンプリング
周期を長く設定してしまうと、管理センターに通報すべ
きと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作に
要する電池容量が残っていないような事態が生じる可能
性があるという問題点があった。
【0012】一方、図5に示す第2従来技術の電池寿命
監視方法では、サンプリング周期Tsを長く設定するこ
とが難しく、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時
期にも不要な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまう
可能性があった。また、電池電圧の測定値を平均値や代
表値と比較するために要する電池容量の消耗に起因して
電池寿命自体を短くしてしまう可能性があるという問題
点があった。
【0013】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、第1に、電池物性(電池電
圧)を監視して電池寿命の運用限界を認識するための電
池寿命監視方法において、電池に大負荷を所定時間だけ
接続し電池から大負荷を切り離し大負荷の切り離し直後
に始まる電池物性(電池電圧)の回復期間中に一定のサ
ンプリング周期で電池物性(電池電圧)をサンプリング
して測定電圧信号を生成し大負荷の切り離し直後に始ま
る電池物性(電池電圧)の回復期間中に所定サンプリン
グ回数だけ電池物性(電池電圧)をサンプリングして測
定電圧信号を生成する第2工程と、大負荷印加直前にサ
ンプリングした測定電圧信号に基づいて大負荷印加直前
の電池物性を算出し大負荷印加直前にサンプリングした
測定電圧信号に基づいて大負荷印加直前の電池物性(電
池電圧)を算出し大負荷の切り離し直後に始まる電池物
性(電池電圧)の回復期間中にサンプリングした測定電
圧信号に基づいて大負荷印加直後の電池物性を算出し大
負荷印加直前の電池物性と大負荷印加直後の電池物性
(電池電圧)との差を算出し大負荷印加直前の電池物性
と大負荷印加直後の電池物性(電池電圧)との差の1/
2まで大負荷印加直後の電池物性(電池電圧)が回復す
るまでに要する時間を電池物性(電池電圧)の回復時間
を算出する第3工程と、電池物性(電池電圧)の測定温
度に応じた電池物性(電池電圧)の回復基準時間を選択
し、電池物性(電池電圧)の回復基準時間を選択し、電
池物性(電池電圧)の回復時間と電池物性(電池電圧)
の回復基準時間とを比較し電池寿命の末期判定を行い電
池物性(電池電圧)の回復時間が電池物性(電池電圧)
の回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限界
であると自動的に認識して電池物性が十分に回復するの
を待って電池切れ通報命令を生成する第4工程と、第2
工程の実行に先立って、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として大負荷印加直前の電池電圧を測定
する第1工程とを設けることに依り、予め予期した温度
・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの
電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池電圧を測定す
るような工程を不要にでき、一時的な負荷の増大後の電
池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度
の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値
を排除することができる電池寿命監視方法を提供するこ
とを目的としている。
【0014】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池物性のサンプリングを行うことができ、サンプリング
回数を低減でき、電池寿命測定時間を短縮でき、電池容
量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができる
ようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行する
装置が消費する電池容量を低減でき、電池容量消費を低
減して電池寿命の延命化を図ることができ、装置コスト
の低減を図ることができるようになる。具体的には、サ
ンプリング周期やサンプリング回数を低減でき、電池の
運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要な電
池電圧測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を
回避でき、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池
寿命の延命を図ることができる電池寿命監視方法を提供
することを目的としている。
【0015】この結果、電池寿命末期には急速に電池起
電力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できる電池寿命監視方法を提供
することを目的としている。
【0016】第2に、電池寿命監視方法を実行する電池
寿命監視装置であって、サンプリング周期を設定するた
めのサンプリング基準時間信号を生成するサンプリング
基準時間発生手段と、時間信号を生成する時間測定手段
と、サンプリング基準時間信号に基づいて大負荷印加直
前の電池物性の測定を指示するためのサンプリング信号
を生成しサンプリング基準時間信号に基づいて大負荷の
切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の回復期間
中に電池物性の測定を指示するためのサンプリング信号
を生成し大負荷印加直前の電池物性と大負荷印加直後の
電池物性(電池電圧)との差を算出し大負荷印加直前の
電池物性と大負荷印加直後の電池物性(電池電圧)との
差の1/2まで大負荷印加直後の電池物性(電池電圧)
が回復するまでに要する時間を時間信号に基づいて算出
し電池物性(電池電圧)の回復基準時間を選択し算出さ
れた電池物性(電池電圧)の回復時間と電池物性(電池
電圧)の回復基準時間とを比較し電池寿命の末期判定を
行い算出された電池物性(電池電圧)の回復時間が電池
物性(電池電圧)の回復基準時間を越えている場合に電
池寿命が運用限界であると自動的に認識して電池切れ通
報命令を生成する寿命判定手段と、電池物性(電池電
圧)の測定温度に応じた電池物性(電池電圧)の回復基
準時間にかかるデータを保持するメモリと、サンプリン
グ信号に応じて電池物性を測定して測定電圧信号を生成
する電圧測定手段とを有し、電圧測定手段は電池物性
(電池電圧)の測定温度に応じた電池物性(電池電圧)
の回復基準時間データを選択して読み出し算出された電
池物性(電池電圧)の回復時間が回復基準時間を越えて
いる場合に電池寿命が運用限界であると自動的に認識し
て電池切れ通報命令を生成するように構成されているこ
とに依り、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池
電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時
間に渡って電池電圧を測定するような工程を不要にで
き、一時的な負荷の増大後の電池物性(電池電圧)の回
復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩や
かな電圧変化が連続する異常値を排除することができる
電池寿命監視装置を提供することを目的としている。
【0017】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池物性のサンプリングを行うことができ、サンプリング
回数を低減でき、電池寿命測定時間を短縮でき、電池容
量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができる
ようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行する
電池寿命監視装置が消費する電池容量を低減でき、電池
容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることがで
き、装置コストの低減を図ることができるようになる。
具体的には、サンプリング周期やサンプリング回数を低
減でき、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期に
おいて不要な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまう
といった事態を回避でき、また、無用な電池容量の消耗
を回避して電池寿命の延命を図ることができる電池寿命
監視装置を提供することを目的としている。
【0018】この結果、電池寿命末期には急速に電池起
電力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できる電池寿命監視装置を提供
することを目的としている。
【0019】第3に電池物性を監視して電池寿命の運用
限界を認識するための電池寿命監視方法において、電池
寿命の運用限界を認識するために測定した物性値に基づ
いて電池物性降下時における電池物性のサンプリング周
期を徐々に短くして電池物性を測定して測定電圧信号を
生成し電池物性の測定値が電池寿命の運用限界以前を示
している場合にサンプリング周期を予め電池特性に合わ
せて定めてある期間だけ長くして電池物性を測定して測
定電圧信号を生成する第2工程と、電池物性(電池電
圧)の降下期間直前にサンプリングした測定電圧信号に
基づいて電池寿命の運用限界以前の電池物性(電池電
圧)を算出し大負荷の切り離し直後に始まる電池物性
(電池電圧)の降下期間中にサンプリングした測定電圧
信号に基づいて電池物性(電池電圧)の降下期間の電池
物性を算出する第3工程と、算出した電池物性の降下時
間に基づいて電池寿命の末期判定を行って電池寿命の運
用限界を認識する第4工程と、第2工程の実行に先立っ
て電池寿命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)を一
定のサンプリング周期で電池物性(電池電圧)をサンプ
リングして測定電圧信号を生成し電池寿命の運用限界以
前の電池物性(電池電圧)を所定サンプリング回数だけ
サンプリングして測定電圧信号を生成する第1工程を設
けることに依り、予め予期した温度・負荷モデルに対す
る電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用い
て長時間に渡って電池電圧を測定するような工程を不要
にでき、一時的な負荷の増大後の電池物性(電池電圧)
の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する
緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除することがで
きる電池寿命監視方法を提供することを目的としてい
る。
【0020】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池物性のサンプリングを行うことができ、サンプリング
回数を低減でき、電池寿命測定時間を短縮でき、電池容
量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができる
ようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行する
装置が消費する電池容量を低減でき、電池容量消費を低
減して電池寿命の延命化を図ることができ、装置コスト
の低減を図ることができるようになる。具体的には、サ
ンプリング周期やサンプリング回数を低減でき、電池の
運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要な電
池電圧測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を
回避でき、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池
寿命の延命を図ることができる電池寿命監視方法を提供
することを目的としている。
【0021】この結果、電池寿命末期には急速に電池起
電力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できる電池寿命監視方法を提供
することを目的としている。
【0022】第4に、電池寿命監視方法を実行する電池
寿命監視装置であって、サンプリング周期を設定するた
めのサンプリング基準時間信号を生成するサンプリング
基準時間発生手段と、時間信号を生成する時間測定手段
と、サンプリング基準時間信号に基づいて電池寿命の運
用限界以前の電池物性の測定を指示するためのサンプリ
ング信号を生成しサンプリング基準時間信号に基づいて
電池物性(電池電圧)の降下期間中に電池物性の測定を
指示するためのサンプリング信号を生成し測定電圧信号
に基づいて電池寿命の末期判定を行い電池寿命が運用限
界であると自動的に認識した場合に電池切れ通報命令を
生成する寿命判定手段と、電池特性に合わせて予め定め
られたサンプリング周期にかかるデータを保持するメモ
リと、サンプリング信号に応じて電池物性を測定して測
定電圧信号を生成する電圧測定手段とを有し、電圧測定
手段は、電池特性に応じたサンプリング周期データを選
択して読み出し算出された電池物性の降下時間が電池寿
命が運用限界であると自動的に認識した場合に電池切れ
通報命令を生成するように構成されていることに依り、
予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を
記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って
電池電圧を測定するような工程を不要にでき、一時的な
負荷の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる
異常値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化
が連続する異常値を排除することができる電池寿命監視
装置を提供することを目的としている。
【0023】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池物性のサンプリングを行うことができ、サンプリング
回数を低減でき、電池寿命測定時間を短縮でき、電池容
量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができる
ようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行する
電池寿命監視装置が消費する電池容量を低減でき、電池
容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることがで
き、装置コストの低減を図ることができるようになる。
具体的には、サンプリング周期やサンプリング回数を低
減でき、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期に
おいて不要な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまう
といった事態を回避でき、また、無用な電池容量の消耗
を回避して電池寿命の延命を図ることができる電池寿命
監視装置を提供することを目的としている。
【0024】この結果、電池寿命末期には急速に電池起
電力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できる電池寿命監視装置を提供
することを目的としている。
【0025】第5に、管理センターに通信回線を介して
接続され、電池寿命監視装置を制御し電池寿命が運用限
界であると自動的に認識して電池切れを通報する自動通
報装置であって、電池寿命監視装置と、管理センターに
通信回線を介して接続され、電池切れを通報するための
通報信号を電池切れ通報命令に応じて生成する通報手段
を設けることに依り、予め予期した温度・負荷モデルに
対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を
用いて長時間に渡って電池電圧を測定するような工程を
不要にでき、一時的な負荷の増大後の電池物性(電池電
圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因
する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除すること
ができる自動通報装置を提供することを目的としてい
る。
【0026】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池物性のサンプリングを行うことができ、サンプリング
回数を低減でき、電池寿命測定時間を短縮でき、電池容
量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができる
ようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行する
自動通報装置が消費する電池容量を低減でき、電池容量
消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができ、装
置コストの低減を図ることができるようになる。具体的
には、サンプリング周期やサンプリング回数を低減で
き、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期におい
て不要な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまうとい
った事態を回避でき、また、無用な電池容量の消耗を回
避して電池寿命の延命を図ることができる自動通報装置
を提供することを目的としている。
【0027】この結果、電池寿命末期には急速に電池起
電力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できる自動通報装置を提供する
ことを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電池物性を監視して電池寿命の運用限界を認識する
ための電池寿命監視方法において、前記電池寿命の運用
限界を認識するための電池物性として所定期間における
電池物性の回復期間に当該電池物性を測定して測定電圧
信号14aを生成する第2工程と、当該測定した電池物
性から電池物性(電池電圧)の回復時間を算出する第3
工程と、当該算出した電池物性(電池電圧)の回復時間
に基づいて電池寿命の末期判定を行って当該電池寿命の
運用限界を認識する第4工程とを有している。
【0029】請求項1に記載の発明に依れば、算出した
電池物性(電池電圧)の回復時間に基づいて電池寿命の
末期判定を行って当該電池寿命の運用限界を認識するの
で、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特
性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡
って電池電圧を測定するような工程を不要にできるよう
になり、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電
圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因
する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除すること
ができるようになるといった効果を奏する。
【0030】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池物性のサンプリングを行うことができるようになり、
サンプリング回数を低減できるようになり、電池寿命測
定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を低減し
て電池寿命の延命化を図ることができるようになる。こ
れに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消費する
電池容量を低減できるようになり、電池容量消費を低減
して電池寿命の延命化を図ることができるようになり、
装置コストの低減を図ることができるようになる。具体
的には、サンプリング回数を低減できるようになり、電
池の運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要
な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまうといった事
態を回避できるようになり、また、無用な電池容量の消
耗を回避して、電池寿命の延命を図ることができるよう
になるといった効果を奏する。
【0031】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0032】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電池寿命監視方法において、前記第2工程は、前記電
池寿命の運用限界を認識するための電池物性として大負
荷印加後の電池物性の回復期間に当該電池物性を測定す
る工程を含んでいる。
【0033】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として大負荷印加後の電池物性(電池電
圧)をその回復期間に測定するので、予め予期した温度
・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの
電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池電圧を測定す
るような工程を不要にできるようになり、一時的な負荷
21の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる
異常値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化
が連続する異常値を排除することができるようになると
いった効果を奏する。
【0034】また、大負荷印加後の電池物性(電池電
圧)をその回復期間に測定するため、測定時間全域に渡
って均一なサンプリングを行う場合に比べて、要所に限
定して集中的に電池物性のサンプリングを行うことがで
きるようになり、サンプリング回数を低減できるように
なり、電池寿命測定時間を短縮できるようになり、電池
容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができ
るようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行す
る装置が消費する電池容量を低減できるようになり、電
池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることがで
きるようになり、装置コストの低減を図ることができる
ようになる。具体的には、サンプリング回数を低減でき
るようになり、電池の運用を始めたばかりの測定不要な
時期において不要な電池電圧測定を短周期で繰り返して
しまうといった事態を回避できるようになり、また、無
用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図るこ
とができるようになるといった効果を奏する。
【0035】すなわち、大負荷印加後の電池物性(電池
電圧)をその回復期間に測定する結果、電池寿命末期の
急速に電池起電力や電池電圧が降下するような電池電圧
特性に起因して、管理センターに通報すべきと判断した
にも拘わらず、通報動作や後の対処動作に要する電池容
量が残っていないような事態を回避できるようになると
いった効果を奏する。
【0036】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電池寿命監視方法において、前記第2工程の実行に先
立って、前記電池寿命の運用限界を認識するための電池
物性として大負荷印加直前の電池電圧を測定する第1工
程を有している。
【0037】請求項3に記載の発明に依れば、請求項2
に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷印加後
の電池物性(電池電圧)をその回復期間に測定するの
で、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特
性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡
って電池電圧を測定するような工程を不要にできるよう
になり、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電
圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因
する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除すること
ができるようになるといった効果を奏する。
【0038】また、大負荷印加直前及び大負荷印加後の
電池物性(電池電圧)をその回復期間に測定するため、
測定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に
比べて、要所に限定して集中的に電池物性のサンプリン
グを行うことができるようになり、サンプリング回数を
低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮できる
ようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化
を図ることができるようになる。これに依り、電池寿命
監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減でき
るようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命
化を図ることができるようになり、装置コストの低減を
図ることができるようになる。具体的には、サンプリン
グ回数を低減できるようになり、電池の運用を始めたば
かりの測定不要な時期において不要な電池電圧測定を短
周期で繰り返してしまうといった事態を回避できるよう
になり、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿
命の延命を図ることができるようになるといった効果を
奏する。
【0039】すなわち、大負荷印加直前及び大負荷印加
後の電池物性(電池電圧)をその回復期間に測定する結
果、電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下
するような電池電圧特性に起因して、管理センターに通
報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処
動作に要する電池容量が残っていないような事態を回避
できるようになるといった効果を奏する。
【0040】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の電池寿命監視方法において、前記第2工程は、
電池に大負荷を所定時間だけ接続する第2A工程と、電
池から当該大負荷を切り離す第2B工程と、当該大負荷
の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の回復期
間中に当該電池物性を測定する第2C工程とを含んでい
る。
【0041】請求項4に記載の発明に依れば、請求項2
又は3に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認
識するための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷
印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池
電圧)の回復期間中に電池物性を集中的に測定するの
で、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特
性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡
って電池電圧を測定するような工程を不要にできるよう
になり、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電
圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因
する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除すること
ができるようになるといった効果を奏する。
【0042】また、大負荷印加直前及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の
回復期間中に電池物性を集中的に測定するため、測定時
間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べ
て、要所に限定して集中的に電池物性の効率の高いサン
プリングを行うことができるようになり、サンプリング
回数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになる。これに依り、電
池寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低
減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになり、装置コストの
低減を図ることができるようになる。具体的には、サン
プリング回数を低減できるようになり、電池の運用を始
めたばかりの測定不要な時期において不要な電池電圧測
定を短周期で繰り返してしまうといった事態を回避でき
るようになり、また、無用な電池容量の消耗を回避して
電池寿命の延命を図ることができるようになるといった
効果を奏する。
【0043】すなわち、大負荷印加直前及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に電池物性を集中的に測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を回避でき
るようになるといった効果を奏する。
【0044】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の電池寿命監視方法において、前記第2C工程は、前記
大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の
回復期間中に一定のサンプリング周期で当該電池物性を
サンプリングして前記測定電圧信号14aを生成する工
程を含んでいる。
【0045】請求項5に記載の発明に依れば、請求項4
に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷印加後
の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)
の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性をサ
ンプリングして電池物性を集中的に測定するので、予め
予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶
しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池
電圧を測定するような工程を不要にできるようになり、
一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回
復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩や
かな電圧変化が連続する異常値を排除することができる
ようになるといった効果を奏する。
【0046】また、大負荷印加直前及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の
回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性をサン
プリングして電池物性を集中的に測定するため、測定時
間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べ
て、要所に限定して集中的に電池物性の効率の高いサン
プリングを行うことができるようになり、サンプリング
回数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになる。これに依り、電
池寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低
減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになり、装置コストの
低減を図ることができるようになる。
【0047】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の電池寿命監視方法において、前記第2C工程
は、前記大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池
電圧)の回復期間中に所定サンプリング回数だけ当該電
池物性をサンプリングして前記測定電圧信号14aを生
成する工程を含んでいる。
【0048】請求項6に記載の発明に依れば、請求項4
又は5に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認
識するための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷
印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池
電圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物
性をサンプリングして電池物性を集中的に測定するの
で、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特
性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡
って電池電圧を測定するような工程を不要にできるよう
になり、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電
圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因
する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除すること
ができるようになるといった効果を奏する。
【0049】また、大負荷印加直前及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の
回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性をサン
プリングして電池物性を集中的に測定するため、測定時
間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べ
て、要所に限定して集中的に電池物性の効率の高いサン
プリングを行うことができるようになり、サンプリング
回数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになる。これに依り、電
池寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低
減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになり、装置コストの
低減を図ることができるようになる。具体的には、電池
寿命の運用限界を認識するための電池物性として大負荷
印加直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始
まる電池物性(電池電圧)の回復期間中に一定のサンプ
リング周期で電池物性をサンプリングして電池物性を集
中的に測定するのでサンプリング回数を低減できるよう
になり、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期に
おいて不要な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまう
といった事態を回避できるようになり、また、無用な電
池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ることがで
きるようになるといった効果を奏する。
【0050】すなわち、大負荷印加直前及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性を集中的に測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を回避でき
るようになるといった効果を奏する。
【0051】請求項7に記載の発明は、請求項3乃至6
のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法において、前
記第1C工程は、前記第2工程の実行に先立って、前記
大負荷印加直前の電池物性を一定のサンプリング周期で
当該電池物性をサンプリングして前記測定電圧信号14
aを生成する工程を含んでいる。
【0052】請求項7に記載の発明に依れば、請求項3
乃至6のいずれか一項に記載の効果と同様の効果を奏す
る。
【0053】請求項8に記載の発明は、請求項3乃至7
のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法において、前
記第1C工程は、前記第2工程の実行に先立って、前記
大負荷印加直前の電池物性を所定サンプリング回数だけ
サンプリングして前記測定電圧信号14aを生成する工
程を含んでいる。
【0054】請求項8に記載の発明に依れば、請求項3
乃至7のいずれか一項に記載の効果と同様の効果を奏す
る。
【0055】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の電池寿命監視方法において、前記第3工程は、前記大
負荷印加直前にサンプリングした前記測定電圧信号14
aに基づいて大負荷印加直前の電池物性を算出する第3
A工程と、大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電
池電圧)の回復期間中にサンプリングした前記測定電圧
信号14aに基づいて大負荷印加直後の電池物性を算出
する第3B工程と、前記第3B工程において算出された
大負荷印加直前の電池物性と前記第3B工程において算
出された大負荷印加直後の電池物性(電池電圧)との差
を算出する第3C工程と、前記第3C工程において算出
された大負荷印加直前の電池物性と大負荷印加直後の電
池物性(電池電圧)との差の1/2まで前記大負荷印加
直後の電池物性(電池電圧)が回復するまでに要する時
間を前記電池物性(電池電圧)の回復時間としてカウン
トする第3D工程とを含んでいる。
【0056】請求項9に記載の発明に依れば、請求項8
に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷印加後
の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)
の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性をサ
ンプリングして電池物性を集中的に測定するので、予め
予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶
しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池
電圧を測定するような工程を不要にできるようになり、
算出された大負荷印加直前の電池物性と大負荷印加直後
の電池物性(電池電圧)との差の1/2まで大負荷印加
直後の電池物性(電池電圧)が回復するまでに要する時
間を電池物性(電池電圧)の回復時間を算出するので、
一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回
復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩や
かな電圧変化が連続する異常値を排除することができる
ようになるといった効果を奏する。
【0057】また、大負荷印加直前及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の
回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性をサン
プリングして電池物性を集中的に測定するため、測定時
間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べ
て、要所に限定して集中的に電池物性の効率の高いサン
プリングを行うことができるようになり、サンプリング
回数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになる。これに依り、電
池寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低
減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになり、装置コストの
低減を図ることができるようになる。具体的には、電池
寿命の運用限界を認識するための電池物性として大負荷
印加直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始
まる電池物性(電池電圧)の回復期間中に一定のサンプ
リング周期で電池物性をサンプリングして電池物性を集
中的に測定するのでサンプリング回数を低減できるよう
になり、算出された大負荷印加直前の電池物性と大負荷
印加直後の電池物性(電池電圧)との差の1/2まで大
負荷印加直後の電池物性(電池電圧)が回復するまでに
要する時間を電池物性(電池電圧)の回復時間を算出す
るので、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期に
おいて不要な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまう
といった事態を回避できるようになり、また、無用な電
池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ることがで
きるようになるといった効果を奏する。
【0058】すなわち、大負荷印加直前及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性を集中的に測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を回避でき
るようになるといった効果を奏する。
【0059】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の電池寿命監視方法において、前記第4工程は、電池
物性(電池電圧)の回復基準時間を選択する第4A工程
と、前記第3D工程において算出された電池物性(電池
電圧)の回復時間と当該電池物性(電池電圧)の回復基
準時間とを比較する第4B工程と、電池寿命の末期判定
を行い、前記第3D工程において算出された電池物性
(電池電圧)の回復時間が当該電池物性(電池電圧)の
回復基準時間を越えている場合に、電池寿命が運用限界
であると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを生
成する第4C工程とを有している。
【0060】請求項10に記載の発明に依れば、請求項
9に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認識す
るための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性を集中的に測定するので、
予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を
記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って
電池電圧を測定するような工程を不要にできるようにな
り、算出された大負荷印加直前の電池物性と大負荷印加
直後の電池物性(電池電圧)との差の1/2まで大負荷
印加直後の電池物性(電池電圧)が回復するまでに要す
る時間を電池物性(電池電圧)の回復時間を算出して電
池寿命の末期判定を行い算出された電池物性(電池電
圧)の回復時間が電池物性(電池電圧)の回復基準時間
を越えている場合に電池寿命が運用限界であると自動的
に認識して電池切れ通報命令12bを生成するので、一
時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回復
期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩やか
な電圧変化が連続する異常値を排除することができるよ
うになるといった効果を奏する。
【0061】また、大負荷印加直前及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の
回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性をサン
プリングして電池物性を集中的に測定するため、測定時
間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べ
て、要所に限定して集中的に電池物性の効率の高いサン
プリングを行うことができるようになり、サンプリング
回数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになる。これに依り、電
池寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低
減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになり、装置コストの
低減を図ることができるようになる。具体的には、電池
寿命の運用限界を認識するための電池物性として大負荷
印加直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始
まる電池物性(電池電圧)の回復期間中に一定のサンプ
リング周期で電池物性をサンプリングして電池物性を集
中的に測定するのでサンプリング回数を低減できるよう
になり、算出された大負荷印加直前の電池物性と大負荷
印加直後の電池物性(電池電圧)との差の1/2まで大
負荷印加直後の電池物性(電池電圧)が回復するまでに
要する時間を電池物性(電池電圧)の回復時間を算出し
て電池寿命の末期判定を行い算出された電池物性(電池
電圧)の回復時間が電池物性(電池電圧)の回復基準時
間を越えている場合に電池寿命が運用限界であると自動
的に認識して電池切れ通報命令12bを生成するので、
電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期において不
要な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまうといった
事態を回避できるようになり、また、無用な電池容量の
消耗を回避して電池寿命の延命を図ることができるよう
になるといった効果を奏する。
【0062】すなわち、大負荷印加直前及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性を集中的に測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を回避でき
るようになるといった効果を奏する。
【0063】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の電池寿命監視方法において、前記第4A工程は、
電池物性(電池電圧)の測定温度に応じた電池物性(電
池電圧)の回復基準時間を選択する工程を含んでいる。
【0064】請求項11に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認識
するための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷印
加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性を集中的に測定するので、
予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を
記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って
電池電圧を測定するような工程を不要にできるようにな
り、算出された大負荷印加直前の電池物性と大負荷印加
直後の電池物性(電池電圧)との差の1/2まで大負荷
印加直後の電池物性(電池電圧)が回復するまでに要す
る時間を電池物性(電池電圧)の回復時間を算出して電
池寿命の末期判定を行い算出された電池物性(電池電
圧)の回復時間が電池物性の測定温度に応じて選択され
た電池物性(電池電圧)の回復基準時間を越えている場
合に電池寿命が運用限界であると自動的に認識して電池
切れ通報命令12bを生成するので、一時的な負荷21
の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常
値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連
続する異常値の電池物性の測定温度の影響を考慮して排
除を行うことができるようになるといった効果を奏す
る。
【0065】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の電池寿命監視方法において、前記第4C工程は、
電池物性が十分に回復するのを待って前記電池切れ通報
命令12bを生成する工程を含んでいる。
【0066】請求項12に記載の発明に依れば、請求項
10に記載の効果に加えて、電池物性が十分に回復する
のを待って電池切れ通報命令12bを生成するので、電
池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下するよ
うな電池電圧特性の影響を回避できるようになり、その
結果、管理センターに通報すべきと判断した際に通報動
作や後の対処動作に要する電池容量が残っていないよう
な事態を回避でき、的確に電池切れを通報できるように
なるといった効果を奏する。
【0067】請求項13に記載の発明は、請求項1乃至
12のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法におい
て、前記電池物性として電池電圧を用いる。
【0068】請求項13に記載の発明に依れば、請求項
1乃至12のいずれか一項に記載の効果に加えて、内部
抵抗の変化と電池起電力の変化とが複合されて生じる電
池電圧の変化を電池寿命の末期に生じる電池物性の変化
として用い、電池寿命の運用限界を認識するための電池
電圧として大負荷印加直前及び大負荷印加後の大負荷の
切り離し直後に始まる電池電圧の回復期間中に一定のサ
ンプリング周期で電池電圧をサンプリングして電池電圧
を集中的に測定するので、予め予期した温度・負荷モデ
ルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特
性を用いて長時間に渡って電池電圧を測定するような工
程を不要にできるようになり、算出された大負荷印加直
前の電池電圧と大負荷印加直後の電池電圧との差の1/
2まで大負荷印加直後の電池電圧が回復するまでに要す
る時間である電池電圧の回復時間を算出して電池寿命の
末期判定を行い算出された電池電圧の回復時間が電池電
圧の回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限
界であると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを
生成するので、一時的な負荷21の増大後の電池物性
(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下
等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除
することができるようになるといった効果を奏する。
【0069】また、内部抵抗の変化と電池起電力の変化
とが複合されて生じる電池電圧の変化を電池寿命の末期
に生じる電池物性の変化として用い、大負荷印加直前及
び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池電
圧の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池電圧を
サンプリングして電池電圧を集中的に測定するため、測
定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比
べて、要所に限定して集中的に電池電圧の効率の高いサ
ンプリングを行うことができるようになり、サンプリン
グ回数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短
縮できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになる。これに依り、
電池寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を
低減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿
命の延命化を図ることができるようになり、装置コスト
の低減を図ることができるようになる。具体的には、電
池寿命の運用限界を認識するための電池電圧として大負
荷印加直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に
始まる電池電圧の回復期間中に一定のサンプリング周期
で電池電圧をサンプリングして電池電圧を集中的に測定
するのでサンプリング回数を低減できるようになり、算
出された大負荷印加直前の電池電圧と大負荷印加直後の
電池電圧との差の1/2まで大負荷印加直後の電池電圧
が回復するまでに要する時間である電池電圧の回復時間
を算出して電池寿命の末期判定を行い算出された電池電
圧の回復時間が電池電圧の回復基準時間を越えている場
合に電池寿命が運用限界であると自動的に認識して電池
切れ通報命令12bを生成するので、電池の運用を始め
たばかりの測定不要な時期において不要な電池電圧測定
を短周期で繰り返してしまうといった事態を回避できる
ようになり、また、無用な電池容量の消耗を回避して電
池寿命の延命を図ることができるようになるといった効
果を奏する。
【0070】すなわち、内部抵抗の変化と電池起電力の
変化とが複合されて生じる電池電圧の変化を電池寿命の
末期に生じる電池物性の変化として用い、大負荷印加直
前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電
池電圧の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池電
圧をサンプリングして電池電圧を集中的に測定する結
果、電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下
するような電池電圧特性に起因して、管理センターに通
報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処
動作に要する電池容量が残っていないような事態を回避
できるようになるといった効果を奏する。
【0071】請求項14に記載の発明は、請求項1乃至
12のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法におい
て、前記電池物性として電池起電力を用いる。
【0072】請求項14に記載の発明に依れば、請求項
1乃至12のいずれか一項に記載の効果に加えて、内部
抵抗の変化と共に電池電圧の変化を構成する電池起電力
の変化を電池寿命の末期に生じる電池物性の変化として
用い、電池寿命の運用限界を認識するための電池電圧と
して大負荷印加直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離
し直後に始まる電池電圧の回復期間中に一定のサンプリ
ング周期で電池電圧をサンプリングして電池電圧を集中
的に測定するので、予め予期した温度・負荷モデルに対
する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用
いて長時間に渡って電池電圧を測定するような工程を不
要にできるようになり、算出された大負荷印加直前の電
池電圧と大負荷印加直後の電池電圧との差の1/2まで
大負荷印加直後の電池電圧が回復するまでに要する時間
である電池電圧の回復時間を算出して電池寿命の末期判
定を行い算出された電池電圧の回復時間が電池電圧の回
復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限界であ
ると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを生成す
るので、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電
圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因
する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除すること
ができるようになるといった効果を奏する。
【0073】また、内部抵抗の変化と共に電池電圧の変
化を構成する電池起電力の変化を電池寿命の末期に生じ
る電池物性の変化として用い、大負荷印加直前及び大負
荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池電圧の回
復期間中に一定のサンプリング周期で電池電圧をサンプ
リングして電池電圧を集中的に測定するため、測定時間
全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、
要所に限定して集中的に電池電圧の効率の高いサンプリ
ングを行うことができるようになり、サンプリング回数
を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮でき
るようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命
化を図ることができるようになる。これに依り、電池寿
命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減で
きるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延
命化を図ることができるようになり、装置コストの低減
を図ることができるようになる。具体的には、電池寿命
の運用限界を認識するための電池電圧として大負荷印加
直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる
電池電圧の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池
電圧をサンプリングして電池電圧を集中的に測定するの
でサンプリング回数を低減できるようになり、算出され
た大負荷印加直前の電池電圧と大負荷印加直後の電池電
圧との差の1/2まで大負荷印加直後の電池電圧が回復
するまでに要する時間である電池電圧の回復時間を算出
して電池寿命の末期判定を行い算出された電池電圧の回
復時間が電池電圧の回復基準時間を越えている場合に電
池寿命が運用限界であると自動的に認識して電池切れ通
報命令12bを生成するので、電池の運用を始めたばか
りの測定不要な時期において不要な電池電圧測定を短周
期で繰り返してしまうといった事態を回避できるように
なり、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命
の延命を図ることができるようになるといった効果を奏
する。
【0074】すなわち、内部抵抗の変化と共に電池電圧
の変化を構成する電池起電力の変化を電池寿命の末期に
生じる電池物性の変化として用い、大負荷印加直前及び
大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池電圧
の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池電圧をサ
ンプリングして電池電圧を集中的に測定する結果、電池
寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下するよう
な電池電圧特性に起因して、管理センターに通報すべき
と判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作に要
する電池容量が残っていないような事態を回避できるよ
うになるといった効果を奏する。
【0075】請求項15に記載の発明は、請求項1乃至
14のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法を実行す
る電池寿命監視装置において、前記電池寿命監視方法を
実行する電池寿命監視装置10であって、前記サンプリ
ング周期を設定するためのサンプリング基準時間信号1
8aを生成するサンプリング基準時間発生手段18と、
時間信号16aを生成する時間測定手段16と、前記サ
ンプリング基準時間信号18aに基づいて前記大負荷印
加直前の電池物性の測定を指示するためのサンプリング
信号12aを生成し、前記サンプリング基準時間信号1
8aに基づいて前記大負荷の切り離し直後に始まる電池
物性(電池電圧)の回復期間中に当該電池物性の測定を
指示するためのサンプリング信号12aを生成し、前記
大負荷印加直前の電池物性と大負荷印加直後の電池物性
(電池電圧)との差を算出し、当該大負荷印加直前の電
池物性と大負荷印加直後の電池物性(電池電圧)との差
の1/2まで前記大負荷印加直後の電池物性(電池電
圧)が回復するまでに要する時間を前記時間信号16a
に基づいて算出し、電池物性の前記回復基準時間を選択
し、算出された電池物性(電池電圧)の回復時間と当該
電池物性(電池電圧)の回復基準時間とを比較し、電池
寿命の末期判定を行い、当該算出された電池物性(電池
電圧)の回復時間が当該電池物性(電池電圧)の回復基
準時間を越えている場合に電池寿命が運用限界であると
自動的に認識して前記電池切れ通報命令12bを生成す
る寿命判定手段12と、前記サンプリング信号12aに
応じて電池物性を測定して前記前記測定電圧信号14a
を生成する電圧測定手段14とを有している。
【0076】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
1乃至14のいずれか一項に記載の効果に加えて、電池
寿命の運用限界を認識するための電池物性として大負荷
印加後の電池物性(電池電圧)をその回復期間に測定す
るので、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電
圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間
に渡って電池電圧を測定するような工程を不要にできる
ようになり、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電
池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に
起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除する
ことができるようになるといった効果を奏する。
【0077】また、大負荷印加後の電池物性(電池電
圧)をその回復期間に測定するため、測定時間全域に渡
って均一なサンプリングを行う場合に比べて、要所に限
定して集中的に電池物性のサンプリングを行うことがで
きるようになり、サンプリング回数を低減できるように
なり、電池寿命測定時間を短縮できるようになり、電池
容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができ
るようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行す
る装置が消費する電池容量を低減できるようになり、電
池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることがで
きるようになり、装置コストの低減を図ることができる
ようになる。具体的には、サンプリング回数を低減でき
るようになり、電池の運用を始めたばかりの測定不要な
時期において不要な電池電圧測定を短周期で繰り返して
しまうといった事態を回避できるようになり、また、無
用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図るこ
とができるようになるといった効果を奏する。
【0078】すなわち、大負荷印加後の電池物性(電池
電圧)をその回復期間に測定する結果、電池寿命末期の
急速に電池起電力や電池電圧が降下するような電池電圧
特性に起因して、管理センターに通報すべきと判断した
にも拘わらず、通報動作や後の対処動作に要する電池容
量が残っていないような事態を回避できるようになると
いった効果を奏する。
【0079】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の電池寿命監視装置10において、電池物性(電池
電圧)の測定温度に応じた電池物性(電池電圧)の回復
基準時間にかかるデータを保持するメモリを有し、前記
電圧測定手段14は、電池物性(電池電圧)の測定温度
に応じた電池物性の前記回復基準時間データを選択して
読み出し、算出された電池物性(電池電圧)の回復時間
が回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限界
であると自動的に認識して前記電池切れ通報命令12b
を生成するように構成されていることを特徴とする。
【0080】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
15に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認識
するための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷印
加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性の測定温度の影響を考慮に
入れて電池物性を集中的に測定できるようになる。ま
た、電池物性の測定温度の影響を考慮に入れて算出され
た大負荷印加直前の電池物性と大負荷印加直後の電池物
性(電池電圧)との差の1/2まで大負荷印加直後の電
池物性(電池電圧)が回復するまでに要する時間を電池
物性(電池電圧)の回復時間を電池物性の測定温度の影
響を考慮に入れて算出して電池寿命の末期判定を行い算
出された電池物性(電池電圧)の回復時間が電池物性の
測定温度に応じて選択された測定温度の影響を考慮に入
れた電池物性(電池電圧)の回復基準時間を越えている
場合に電池寿命が運用限界であると自動的に認識して電
池切れ通報命令12bを生成するので、一時的な負荷2
1の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異
常値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が
連続する異常値の電池物性の測定温度に応じて排除を電
池物性の測定温度の影響を考慮に入れて行うことができ
るようになるといった効果を奏する。
【0081】また、電池物性の測定温度の影響を考慮に
入れて算出された大負荷印加直前の電池物性と大負荷印
加直後の電池物性(電池電圧)との差の1/2まで大負
荷印加直後の電池物性(電池電圧)が回復するまでに要
する時間を電池物性(電池電圧)の回復時間を電池物性
の測定温度の影響を考慮に入れて算出して電池寿命の末
期判定を行い算出された電池物性(電池電圧)の回復時
間が電池物性の測定温度に応じて選択された電池物性
(電池電圧)の回復基準時間を越えている場合に電池寿
命が運用限界であると自動的に認識して電池切れ通報命
令12bを生成するので、電池の運用を始めたばかりの
測定不要な時期において不要な電池電圧測定を短周期で
繰り返してしまうといった事態を電池物性の測定温度の
影響を考慮に入れて回避できるようになり、また、無用
な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ること
ができるようになるといった効果を奏する。
【0082】すなわち、大負荷印加直前及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性を集中的に測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を電池物性
の測定温度の影響を考慮に入れて回避できるようになる
といった効果を奏する。
【0083】請求項17に記載の発明は、電池物性を監
視して電池寿命の運用限界を認識するための電池寿命監
視方法において、電池寿命の運用限界を認識するために
測定した物性値に基づいて電池物性降下時における当該
電池物性のサンプリング周期を徐々に短くして当該電池
物性を測定して測定電圧信号14aを生成する第2工程
と、当該測定した電池物性から電池物性の降下時間を算
出する第3工程と、当該算出した電池物性の降下時間に
基づいて電池寿命の末期判定を行って当該電池寿命の運
用限界を認識する第4工程とを有している。
【0084】請求項17に記載の発明に依れば、電池寿
命の運用限界を認識するために測定した物性値に基づい
て電池物性降下時における電池物性のサンプリング周期
を徐々に短くして電池物性を測定して測定電圧信号14
aを生成するので、予め予期した温度・負荷モデルに対
する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用
いて長時間に渡って電池電圧を測定するような工程を不
要にできるようになり、一時的な負荷21の増大後の電
池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度
の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値
を排除することができるようになるといった効果を奏す
る。
【0085】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池物性のサンプリングを行うことができるようになり、
サンプリング回数を低減できるようになり、電池寿命測
定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を低減し
て電池寿命の延命化を図ることができるようになる。こ
れに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消費する
電池容量を低減できるようになり、電池容量消費を低減
して電池寿命の延命化を図ることができるようになり、
装置コストの低減を図ることができるようになる。具体
的には、サンプリング回数を低減できるようになり、電
池の運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要
な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまうといった事
態を回避できるようになり、また、無用な電池容量の消
耗を回避して電池寿命の延命を図ることができるように
なるといった効果を奏する。
【0086】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0087】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の電池寿命監視方法において、前記第2工程は、前
記電池物性の測定値が電池寿命の運用限界を示している
場合に前記サンプリング周期を予め電池特性に合わせて
定めてある期間だけ短くして当該電池物性を測定して前
記測定電圧信号14aを生成する工程を含んでいる。
【0088】請求項18に記載の発明に依れば、請求項
17に記載の効果に加えて、電池物性の測定値が電池寿
命の運用限界を示している場合にサンプリング周期を予
め電池特性に合わせて定めてある期間だけ短くして電池
物性を測定して測定電圧信号14aを生成するので、予
め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記
憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って電
池電圧を測定するような工程を不要にできるようにな
り、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)
の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する
緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除することがで
きるようになるといった効果を奏する。
【0089】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池物性の効率的で高速なサンプリングを行うことができ
るようになり、サンプリング回数を低減できるようにな
り、電池寿命測定時間を短縮できるようになり、電池容
量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができる
ようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行する
装置が消費する電池容量を低減できるようになり、電池
容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができ
るようになり、装置コストの低減を図ることができるよ
うになる。具体的には、サンプリング回数を低減できる
ようになり、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時
期において不要な電池電圧測定を短周期で繰り返してし
まうといった事態を回避できるようになり、また、無用
な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ること
ができるようになるといった効果を奏する。
【0090】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0091】請求項19に記載の発明は、請求項17又
は18に記載の電池寿命監視方法において、前記第2工
程は、前記電池物性の測定値が電池寿命の運用限界以前
を示している場合に前記サンプリング周期を予め電池特
性に合わせて定めてある期間だけ長くして当該電池物性
を測定して前記測定電圧信号14aを生成する工程を含
んでいる。
【0092】請求項19に記載の発明に依れば、請求項
17又は18に記載の効果に加えて、電池物性の測定値
が電池寿命の運用限界以前を示している場合にサンプリ
ング周期を予め電池特性に合わせて定めてある期間だけ
長くして電池物性を測定して前記測定電圧信号14aを
生成するので電池物性の変化が小さい範囲でのサンプリ
ング処理の効率化を図ることができるようになり、予め
予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶
しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池
電圧を測定するような工程を不要にできるようになり、
一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回
復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩や
かな電圧変化が連続する異常値を排除することができる
ようになるといった効果を奏する。
【0093】また、電池物性の変化が小さい範囲でサン
プリング周期を予め電池特性に合わせて定めてある期間
だけ長くして電池物性をサンプリングしてサンプリング
処理の効率化を図るので、測定時間全域に渡って均一な
サンプリングを行う場合に比べて、要所に限定して集中
的に電池物性の効率的で高速なサンプリングを行うこと
ができるようになり、サンプリング回数を低減できるよ
うになり、電池寿命測定時間を短縮できるようになり、
電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることが
できるようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実
行する装置が消費する電池容量を低減できるようにな
り、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図るこ
とができるようになり、装置コストの低減を図ることが
できるようになる。具体的には、電池物性の変化が小さ
い範囲でサンプリング周期を予め電池特性に合わせて定
めてある期間だけ長くして電池物性をサンプリングして
サンプリング回数を低減できるようになり、電池の運用
を始めたばかりの測定不要な時期において不要な電池電
圧測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を回避
できるようになり、また、無用な電池容量の消耗を回避
して電池寿命の延命を図ることができるようになるとい
った効果を奏する。
【0094】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0095】請求項20に記載の発明は、請求項18又
は19に記載の電池寿命監視方法において、前記第2工
程の実行に先立って、前記電池寿命の運用限界を認識す
るための電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池
物性(電池電圧)を測定する第1工程を有している。
【0096】請求項20に記載の発明に依れば、請求項
18又は19に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0097】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の電池寿命監視方法において、前記第2工程は、電
池物性(電池電圧)の降下期間中に当該電池物性の降下
の程度に応じて可変されたサンプリング周期で当該電池
物性をサンプリングして前記測定電圧信号14aを生成
する工程を含んでいる。
【0098】請求項21に記載の発明に依れば、請求項
20に記載の効果に加えて、電池物性の測定値が電池寿
命の運用限界以前を示している場合に電池物性(電池電
圧)の降下期間中に電池物性の降下の程度に応じて可変
されたサンプリング周期で電池物性を測定して前記測定
電圧信号14aを生成するので電池物性の変化が小さい
範囲でのサンプリング処理の効率化を図ることができる
ようになり、予め予期した温度・負荷モデルに対する電
池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長
時間に渡って電池電圧を測定するような工程を不要にで
きるようになり、一時的な負荷21の増大後の電池物性
(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下
等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除
することができるようになるといった効果を奏する。
【0099】また、電池物性の測定値が電池寿命の運用
限界以前を示している場合に電池物性(電池電圧)の降
下期間中に電池物性の降下の程度に応じて可変されたサ
ンプリング周期で電池物性をサンプリングしてサンプリ
ング処理の効率化を図るので、測定時間全域に渡って均
一なサンプリングを行う場合に比べて、要所に限定して
集中的に電池物性の効率的で高速なサンプリングを行う
ことができるようになり、サンプリング回数を低減でき
るようになり、電池寿命測定時間を短縮できるようにな
り、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図るこ
とができるようになる。これに依り、電池寿命監視方法
を実行する装置が消費する電池容量を低減できるように
なり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図る
ことができるようになり、装置コストの低減を図ること
ができるようになる。具体的には、電池物性の変化が小
さい範囲でサンプリング周期を予め電池特性に合わせて
定めてある期間だけ長くして電池物性をサンプリングし
てサンプリング回数を低減できるようになり、電池の運
用を始めたばかりの測定不要な時期において不要な電池
電圧測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を回
避できるようになり、また、無用な電池容量の消耗を回
避して電池寿命の延命を図ることができるようになると
いった効果を奏する。
【0100】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0101】請求項22に記載の発明は、請求項20又
は21に記載の電池寿命監視方法において、前記第2工
程は、電池物性(電池電圧)の降下期間中に所定サンプ
リング回数だけ当該電池物性をサンプリングして前記測
定電圧信号14aを生成する工程を含んでいる。
【0102】請求項22に記載の発明に依れば、請求項
20又は21に記載の効果に加えて、電池物性(電池電
圧)の降下期間中に所定サンプリング回数だけ電池物性
(電池電圧)をサンプリングして測定電圧信号14aを
生成するので電池物性の変化が大きい範囲でのサンプリ
ング処理の効率化を図ることができるようになり、予め
予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶
しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池
電圧を測定するような工程を不要にできるようになり、
一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回
復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩や
かな電圧変化が連続する異常値を排除することができる
ようになるといった効果を奏する。
【0103】また、電池物性(電池電圧)の降下期間中
に所定サンプリング回数だけ電池物性をサンプリングし
てサンプリング処理の効率化を図るので、測定時間全域
に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、電池
物性の変化が大きい範囲に限定して集中的に電池物性の
効率的で高速なサンプリングを行うことができるように
なり、サンプリング時間分解能を向上させることができ
るようになり、電池寿命測定時間を短縮できるようにな
り、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図るこ
とができるようになる。これに依り、電池寿命監視方法
を実行する装置が消費する電池容量を低減できるように
なり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図る
ことができるようになり、装置コストの低減を図ること
ができるようになる。具体的には、電池物性(電池電
圧)の降下期間中に所定サンプリング回数だけ電池物性
をサンプリングしてサンプリング時間分解能を向上させ
ることができるようになり、電池の運用を始めたばかり
の測定不要な時期において不要な電池電圧測定を短周期
で繰り返してしまうといった事態を回避できるようにな
り、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の
延命を図ることができるようになるといった効果を奏す
る。
【0104】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0105】請求項23に記載の発明は、請求項19乃
至22のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法におい
て、前記第1工程は、前記第2工程の実行に先立って、
前記電池寿命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)を
一定のサンプリング周期で当該電池物性をサンプリング
して前記測定電圧信号14aを生成する工程を含んでい
る。
【0106】請求項23に記載の発明に依れば、請求項
19乃至22のいずれか一項に記載の効果に加えて、電
池寿命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)を一定の
サンプリング周期で電池物性(電池電圧)をサンプリン
グして測定電圧信号14aを生成するので電池物性の変
化が小さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図るこ
とができるようになり、予め予期した温度・負荷モデル
に対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性
を用いて長時間に渡って電池電圧を測定するような工程
を不要にできるようになり、一時的な負荷21の増大後
の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲
温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異
常値を排除することができるようになるといった効果を
奏する。
【0107】また、電池物性(電池電圧)の降下期間中
に所定サンプリング回数だけ電池物性をサンプリングし
てサンプリング処理の効率化を図るので、測定時間全域
に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、要所
に限定して集中的に電池物性の効率的で高速なサンプリ
ングを行うことができるようになり、サンプリング回数
を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮でき
るようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命
化を図ることができるようになる。これに依り、電池寿
命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減で
きるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延
命化を図ることができるようになり、装置コストの低減
を図ることができるようになる。具体的には、電池寿命
の運用限界以前の電池物性(電池電圧)を一定のサンプ
リング周期で電池物性をサンプリングしてサンプリング
回数を低減できるようになり、電池の運用を始めたばか
りの測定不要な時期において不要な電池電圧測定を短周
期で繰り返してしまうといった事態を回避できるように
なり、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命
の延命を図ることができるようになるといった効果を奏
する。
【0108】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0109】請求項24に記載の発明は、請求項19乃
至23のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法におい
て、前記第1工程は、前記第2工程の実行に先立って、
前記電池寿命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)を
所定サンプリング回数だけサンプリングして前記測定電
圧信号14aを生成する工程を含んでいる。
【0110】請求項24に記載の発明に依れば、請求項
19乃至23のいずれか一項に記載の効果に加えて、電
池寿命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)を所定サ
ンプリング回数だけサンプリングして測定電圧信号14
aを生成するので電池物性の変化が小さい範囲でのサン
プリング処理の効率化を図ることができるようになり、
予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を
記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って
電池電圧を測定するような工程を不要にできるようにな
り、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)
の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する
緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除することがで
きるようになるといった効果を奏する。
【0111】また、電池寿命の運用限界以前の電池物性
(電池電圧)を所定サンプリング回数だけサンプリング
してサンプリング処理の効率化を図るので、測定時間全
域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、要
所に限定して集中的に電池物性の効率的で高速なサンプ
リングを行うことができるようになり、サンプリング回
数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮で
きるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延
命化を図ることができるようになる。これに依り、電池
寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになり、装置コストの低
減を図ることができるようになる。具体的には、電池寿
命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)を所定サンプ
リング回数だけサンプリングしてサンプリング回数を低
減できるようになり、電池の運用を始めたばかりの測定
不要な時期において不要な電池電圧測定を短周期で繰り
返してしまうといった事態を回避できるようになり、ま
た、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を
図ることができるようになるといった効果を奏する。
【0112】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0113】請求項25に記載の発明は、請求項24に
記載の電池寿命監視方法において、前記第3工程は、電
池物性(電池電圧)の降下期間直前にサンプリングした
前記測定電圧信号14aに基づいて電池寿命の運用限界
以前の電池物性(電池電圧)を算出する第3A工程と、
大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電圧)の
降下期間中にサンプリングした前記測定電圧信号14a
に基づいて電池物性(電池電圧)の降下期間の電池物性
を算出する第3B工程とを含んでいる。
【0114】請求項25に記載の発明に依れば、請求項
24に記載の効果に加えて、電池物性(電池電圧)の降
下期間中に所定サンプリング回数だけ電池物性(電池電
圧)をサンプリングして測定電圧信号14aを生成して
電池物性の変化が大きい範囲でのサンプリング処理の効
率化を図り、同時に電池寿命の運用限界以前の電池物性
(電池電圧)を所定サンプリング回数だけサンプリング
して測定電圧信号14aを生成して電池物性の変化が小
さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図ることがで
きるようになり、予め予期した温度・負荷モデルに対す
る電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用い
て長時間に渡って電池電圧を測定するような工程を不要
にできるようになり、一時的な負荷21の増大後の電池
物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の
低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を
排除することができるようになるといった効果を奏す
る。
【0115】また、電池物性(電池電圧)の降下期間中
に所定サンプリング回数だけ電池物性をサンプリングし
てサンプリング処理の効率化を図るので、測定時間全域
に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、電池
物性の変化が大きい範囲に限定して集中的に電池物性の
効率的で高速なサンプリングを行うことができるように
なり、サンプリング時間分解能を向上させることができ
るようになり、電池寿命測定時間を短縮できるようにな
り、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図るこ
とができるようになる。これに依り、電池寿命監視方法
を実行する装置が消費する電池容量を低減できるように
なり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図る
ことができるようになり、装置コストの低減を図ること
ができるようになる。具体的には、電池物性(電池電
圧)の降下期間中に所定サンプリング回数だけ電池物性
(電池電圧)をサンプリングして測定電圧信号14aを
生成して電池物性の変化が大きい範囲でのサンプリング
処理の効率化を図り、同時に電池寿命の運用限界以前の
電池物性(電池電圧)を所定サンプリング回数だけサン
プリングして測定電圧信号14aを生成して電池物性の
変化が小さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図る
ことができるようになり、電池の運用を始めたばかりの
測定不要な時期において不要な電池電圧測定を短周期で
繰り返してしまうといった事態を回避できるようにな
り、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の
延命を図ることができるようになるといった効果を奏す
る。
【0116】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0117】請求項26に記載の発明は、請求項17乃
至25のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法におい
て、前記電池物性として電池電圧を用いる。
【0118】請求項26に記載の発明に依れば、請求項
17乃至25のいずれか一項に記載の効果に加えて、内
部抵抗の変化と電池起電力の変化とが複合されて生じる
電池電圧の変化を電池寿命の末期に生じる電池電圧の変
化として用い、電池電圧の降下期間中に所定サンプリン
グ回数だけ電池電圧をサンプリングして測定電圧信号1
4aを生成して電池電圧の変化が大きい範囲でのサンプ
リング処理の効率化を図り、同時に電池寿命の運用限界
以前の電池電圧を所定サンプリング回数だけサンプリン
グして測定電圧信号14aを生成して電池電圧の変化が
小さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図ることが
できるようになり、予め予期した温度・負荷モデルに対
する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用
いて長時間に渡って電池電圧を測定するような工程を不
要にできるようになり、一時的な負荷21の増大後の電
池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度
の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値
を排除することができるようになるといった効果を奏す
る。
【0119】また、電池電圧の降下期間中に所定サンプ
リング回数だけ電池電圧をサンプリングしてサンプリン
グ処理の効率化を図るので、測定時間全域に渡って均一
なサンプリングを行う場合に比べて、電池電圧の変化が
大きい範囲に限定して集中的に電池電圧の効率的で高速
なサンプリングを行うことができるようになり、サンプ
リング時間分解能を向上させることができるようにな
り、電池寿命測定時間を短縮できるようになり、電池容
量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができる
ようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行する
装置が消費する電池容量を低減できるようになり、電池
容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができ
るようになり、装置コストの低減を図ることができるよ
うになる。具体的には、電池電圧の降下期間中に所定サ
ンプリング回数だけ電池電圧をサンプリングして測定電
圧信号14aを生成して電池電圧の変化が大きい範囲で
のサンプリング処理の効率化を図り、同時に電池寿命の
運用限界以前の電池電圧を所定サンプリング回数だけサ
ンプリングして測定電圧信号14aを生成して電池電圧
の変化が小さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図
ることができるようになり、電池の運用を始めたばかり
の測定不要な時期において不要な電池電圧測定を短周期
で繰り返してしまうといった事態を回避できるようにな
り、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の
延命を図ることができるようになるといった効果を奏す
る。
【0120】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧が降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0121】請求項27に記載の発明は、請求項17乃
至25のいずれか一項に記載の電池寿命監視方法におい
て、前記電池物性として電池起電力を用いる。
【0122】請求項27に記載の発明に依れば、請求項
17乃至25のいずれか一項に記載の効果に加えて、内
部抵抗の変化と共に電池電圧の変化を構成する電池起電
力の変化を電池寿命の末期に生じる電池物性の変化とし
て用い、電池起電力の降下期間中に所定サンプリング回
数だけ電池起電力をサンプリングして測定電圧信号14
aを生成して電池起電力の変化が大きい範囲でのサンプ
リング処理の効率化を図り、同時に電池寿命の運用限界
以前の電池起電力を所定サンプリング回数だけサンプリ
ングして測定電圧信号14aを生成して電池起電力の変
化が小さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図るこ
とができるようになり、予め予期した温度・負荷モデル
に対する電池起電力特性を記憶しておきこの電池起電力
特性を用いて長時間に渡って電池起電力を測定するよう
な工程を不要にできるようになり、一時的な負荷21の
増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値
や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続
する異常値を排除することができるようになるといった
効果を奏する。
【0123】また、電池起電力の降下期間中に所定サン
プリング回数だけ電池起電力をサンプリングしてサンプ
リング処理の効率化を図るので、測定時間全域に渡って
均一なサンプリングを行う場合に比べて、電池起電力の
変化が大きい範囲に限定して集中的に電池起電力の効率
的で高速なサンプリングを行うことができるようにな
り、サンプリング時間分解能を向上させることができる
ようになり、電池寿命測定時間を短縮できるようにな
り、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図るこ
とができるようになる。これに依り、電池寿命監視方法
を実行する装置が消費する電池容量を低減できるように
なり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図る
ことができるようになり、装置コストの低減を図ること
ができるようになる。具体的には、電池起電力の降下期
間中に所定サンプリング回数だけ電池起電力をサンプリ
ングして測定電圧信号14aを生成して電池起電力の変
化が大きい範囲でのサンプリング処理の効率化を図り、
同時に電池寿命の運用限界以前の電池起電力を所定サン
プリング回数だけサンプリングして測定電圧信号14a
を生成して電池起電力の変化が小さい範囲でのサンプリ
ング処理の効率化を図ることができるようになり、電池
の運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要な
電池起電力測定を短周期で繰り返してしまうといった事
態を回避できるようになり、また、無用な電池容量の消
耗を回避して電池寿命の延命を図ることができるように
なるといった効果を奏する。
【0124】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池起電力が降下するような電池起電力特性に起因
して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになるといった効果
を奏する。
【0125】請求項28に記載の発明は、請求項26又
は27に記載の電池寿命監視方法を実行する電池寿命監
視装置10において、前記電池寿命監視方法を実行する
電池寿命監視装置10であって、前記サンプリング周期
を設定するためのサンプリング基準時間信号18aを生
成するサンプリング基準時間発生手段18と、時間信号
16aを生成する時間測定手段16と、前記サンプリン
グ基準時間信号18aに基づいて前記電池寿命の運用限
界以前の電池物性の測定を指示するためのサンプリング
信号12aを生成し、前記サンプリング基準時間信号1
8aに基づいて電池物性(電池電圧)の降下期間中に当
該電池物性の測定を指示するためのサンプリング信号1
2aを生成し、前記測定電圧信号14aに基づいて電池
寿命の末期判定を行い、電池寿命が運用限界であると自
動的に認識した場合に前記電池切れ通報命令12bを生
成する寿命判定手段12と、前記サンプリング信号12
aに応じて電池物性を測定して前記測定電圧信号14a
を生成する電圧測定手段14とを有している。
【0126】請求項28に記載の発明に依れば、請求項
26又は27に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限
界を認識するための電池物性として電池寿命の運用限界
以前の電池物性(電池電圧)の降下期間の電池物性を測
定するので、予め予期した温度・負荷モデルに対する電
池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長
時間に渡って電池電圧を測定するような工程を不要にで
きるようになり、一時的な負荷21の増大後の電池物性
(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下
等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除
することができるようになるといった効果を奏する。
【0127】また、電池寿命の運用限界を認識するため
の電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池物性
(電池電圧)の降下期間の電池物性を測定するため、測
定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比
べて、要所に限定して集中的に電池物性のサンプリング
を行うことができるようになり、サンプリング回数を低
減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮できるよ
うになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を
図ることができるようになる。これに依り、電池寿命監
視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減できる
ようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化
を図ることができるようになり、装置コストの低減を図
ることができるようになる。具体的には、サンプリング
回数を低減できるようになり、電池の運用を始めたばか
りの測定不要な時期において不要な電池電圧測定を短周
期で繰り返してしまうといった事態を回避できるように
なり、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命
の延命を図ることができるようになるといった効果を奏
する。
【0128】すなわち、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池物
性(電池電圧)の降下期間の電池物性を測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を回避でき
るようになるといった効果を奏する。
【0129】請求項29に記載の発明は、請求項28に
記載の電池寿命監視装置10において、電池特性に合わ
せて予め定められたサンプリング周期にかかるデータを
保持するメモリを有し、前記電圧測定手段14は、電池
特性に応じた前記サンプリング周期データを選択して読
み出し、算出された電池物性の降下時間が電池寿命が運
用限界であると自動的に認識した場合に前記電池切れ通
報命令12bを生成するように構成されている。
【0130】請求項29に記載の発明に依れば、請求項
28に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0131】請求項30に記載の発明は、請求項28又
は29のいずれか一項に記載の電池寿命監視装置10を
用いた自動通報装置30において、管理センターに通信
回線を介して接続され、前記電池寿命監視装置10を制
御し電池寿命が運用限界であると自動的に認識して電池
切れを通報する自動通報装置30であって、前記電池寿
命監視装置10と、管理センターに通信回線を介して接
続され、電池切れを通報するための通報信号19aを前
記電池切れ通報命令12bに応じて生成する通報手段1
9(具体的には、回線接続制御回路:NCU)を有して
いる。
【0132】請求項30に記載の発明に依れば、請求項
28又は29のいずれか一項に記載の効果に加えて、電
池寿命の運用限界を認識するための電池物性として電池
寿命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)の降下期間
の電池物性を測定するので、予め予期した温度・負荷モ
デルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧
特性を用いて長時間に渡って電池電圧を測定するような
工程を不要にできるようになり、一時的な負荷21の増
大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や
周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続す
る異常値を排除することができるようになるといった効
果を奏する。
【0133】また、電池寿命の運用限界を認識するため
の電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池物性
(電池電圧)の降下期間の電池物性を測定するため、測
定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比
べて、要所に限定して集中的に電池物性のサンプリング
を行うことができるようになり、サンプリング回数を低
減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮できるよ
うになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を
図ることができるようになる。これに依り、電池寿命監
視方法を実行する自動通報装置30が消費する電池容量
を低減できるようになり、電池容量消費を低減して電池
寿命の延命化を図ることができるようになり、自動通報
装置30コストの低減を図ることができるようになる。
具体的には、サンプリング回数を低減できるようにな
り、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期におい
て不要な電池電圧測定を短周期で繰り返してしまうとい
った事態を回避できるようになり、また、無用な電池容
量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ることができる
ようになるといった効果を奏する。
【0134】すなわち、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池物
性(電池電圧)の降下期間の電池物性を測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を回避して
確実に電池寿命の運用限界を管理センターに通信回線を
介して報知できるようになるといった効果を奏する。
【0135】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の自動
通報装置の第1実施形態を説明する。
【0136】図1は、本発明の電池寿命監視装置10及
び自動通報装置30の動作を説明するための機能ブロッ
ク図である。
【0137】自動通報装置30は、マイクロコンピュー
タを中心にして構成されており、管理センターに通信回
線を介して接続され、電池寿命監視装置10を制御し電
池寿命が運用限界であると自動的に認識して電池切れを
通報する機能を有し、電池寿命監視装置10と、管理セ
ンターに通信回線を介して接続され電池切れを通報する
ための通報信号19aを電池切れ通報命令12bに応じ
て生成する通報手段19とを中心にして構成されてい
る。
【0138】具体的には、自動通報装置30は、負荷2
1としてのガス流量センサを制御してLPG等のガス流
量を計測して電文情報を作成し更にガス漏れ警報器を制
御してガス漏れを検出して検知信号を自動通報装置30
に送信するマイコンメータが負荷21として接続され、
またノーリンギングサービスを受けることができる電話
回線を介してガス管理センターに接続され、後述する電
池寿命監視装置10を制御し電池寿命が運用限界である
と自動的に認識して電池切れを通報する機能を有し、電
池寿命監視装置10と、ガス管理センターに通信回線を
介して接続され電池切れを通報するための通報信号19
aを電池切れ通報命令12bに応じて生成する通報手段
(NCU)19とを中心にして構成されている。電池2
0は、電源としてガスセンサやマイコンメータに内蔵さ
れていることが多い。
【0139】続いて、第1実施形態の自動通報装置30
に用いられる電池寿命監視装置を説明する。
【0140】電池寿命監視方法を実行する電池寿命監視
装置10であって、第1実施形態の自動通報装置30に
内蔵されており、演算の中心的役割をするマイクロコン
ピュータ、サンプリング基準時間発生手段18と時間測
定手段16と寿命判定手段12と電圧測定手段14とメ
モリ(図示せず)とを中心にして構成されている。
【0141】本実施形態では、電池物性として電池電圧
Vbatを用いている。以下は、電池物性として電池電圧
Vbatを代表として説明を進める。
【0142】電池物性として電池電圧Vbatを用いるこ
とに依り、内部抵抗の変化と電池起電力の変化とが複合
されて生じる電池電圧Vbatの変化を電池寿命の末期に
生じる電池物性の変化として用い、電池寿命の運用限界
を認識するための電池電圧Vbatとして大負荷印加直前
及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池
電圧Vbatの回復期間中に一定のサンプリング周期で電
池電圧Vbatをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的
に測定するので、予め予期した温度・負荷モデルに対す
る電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用い
て長時間に渡って電池電圧Vbatを測定するような工程
を不要にできるようになり、算出された大負荷印加直前
の電池電圧Vbatと大負荷印加直後の電池電圧Vbatとの
差の1/2まで大負荷印加直後の電池電圧Vbatが回復
するまでに要する時間である電池電圧Vbatの回復時間
を算出して電池寿命の末期判定を行い算出された電池電
圧Vbatの回復時間が電池電圧Vbatの回復基準時間を越
えている場合に電池寿命が運用限界であると自動的に認
識して電池切れ通報命令12bを生成するので、一時的
な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に
生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電
圧変化が連続する異常値を排除することができるように
なる。
【0143】また、内部抵抗の変化と電池起電力の変化
とが複合されて生じる電池電圧Vbatの変化を電池寿命
の末期に生じる電池物性の変化として用い、大負荷印加
直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる
電池電圧Vbatの回復期間中に一定のサンプリング周期
で電池電圧Vbatをサンプリングして電池電圧Vbatを集
中的に測定するため、測定時間全域に渡って均一なサン
プリングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に
電池電圧Vbatの効率の高いサンプリングを行うことが
できるようになり、サンプリング回数を低減できるよう
になり、電池寿命測定時間を短縮できるようになり、電
池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることがで
きるようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実行
する装置が消費する電池容量を低減できるようになり、
電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることが
できるようになり、装置コストの低減を図ることができ
るようになる。具体的には、電池寿命の運用限界を認識
するための電池電圧Vbatとして大負荷印加直前及び大
負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池電圧V
batの回復期間中に一定のサンプリング周期で電池電圧
Vbatをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定
するのでサンプリング回数を低減できるようになり、算
出された大負荷印加直前の電池電圧Vbatと大負荷印加
直後の電池電圧Vbatとの差の1/2まで大負荷印加直
後の電池電圧Vbatが回復するまでに要する時間である
電池電圧Vbatの回復時間を算出して電池寿命の末期判
定を行い算出された電池電圧Vbatの回復時間が電池電
圧Vbatの回復基準時間を越えている場合に電池寿命が
運用限界であると自動的に認識して電池切れ通報命令1
2bを生成するので、電池の運用を始めたばかりの測定
不要な時期において不要な電池電圧Vbat測定を短周期
で繰り返してしまうといった事態を回避できるようにな
り、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の
延命を図ることができるようになる。
【0144】なお、電池物性として電池起電力を用いる
ことも可能である。この場合、内部抵抗の変化と共に電
池電圧Vbatの変化を構成する電池起電力の変化を電池
寿命の末期に生じる電池物性の変化として用い、電池寿
命の運用限界を認識するための電池電圧Vbatとして大
負荷印加直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後
に始まる電池電圧Vbatの回復期間中に一定のサンプリ
ング周期で電池電圧Vbatをサンプリングして電池電圧
Vbatを集中的に測定するので、予め予期した温度・負
荷モデルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池
電圧特性を用いて長時間に渡って電池電圧Vbatを測定
するような工程を不要にできるようになり、算出された
大負荷印加直前の電池電圧Vbatと大負荷印加直後の電
池電圧Vbatとの差の1/2まで大負荷印加直後の電池
電圧Vbatが回復するまでに要する時間である電池電圧
Vbatの回復時間を算出して電池寿命の末期判定を行い
算出された電池電圧Vbatの回復時間が電池電圧Vbatの
回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限界で
あると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを生成
するので、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池
電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起
因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除するこ
とができるようになる。また、内部抵抗の変化と共に電
池電圧Vbatの変化を構成する電池起電力の変化を電池
寿命の末期に生じる電池物性の変化として用い、大負荷
印加直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始
まる電池電圧Vbatの回復期間中に一定のサンプリング
周期で電池電圧Vbatをサンプリングして電池電圧Vbat
を集中的に測定するため、測定時間全域に渡って均一な
サンプリングを行う場合に比べて、要所に限定して集中
的に電池電圧Vbatの効率の高いサンプリングを行うこ
とができるようになり、サンプリング回数を低減できる
ようになり、電池寿命測定時間を短縮できるようにな
り、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図るこ
とができるようになる。これに依り、電池寿命監視方法
を実行する装置が消費する電池容量を低減できるように
なり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図る
ことができるようになり、装置コストの低減を図ること
ができるようになる。具体的には、電池寿命の運用限界
を認識するための電池電圧Vbatとして大負荷印加直前
及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池
電圧Vbatの回復期間中に一定のサンプリング周期で電
池電圧Vbatをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的
に測定するのでサンプリング回数を低減できるようにな
り、算出された大負荷印加直前の電池電圧Vbatと大負
荷印加直後の電池電圧Vbatとの差の1/2まで大負荷
印加直後の電池電圧Vbatが回復するまでに要する時間
である電池電圧Vbatの回復時間を算出して電池寿命の
末期判定を行い算出された電池電圧Vbatの回復時間が
電池電圧Vbatの回復基準時間を越えている場合に電池
寿命が運用限界であると自動的に認識して電池切れ通報
命令12bを生成するので、電池の運用を始めたばかり
の測定不要な時期において不要な電池電圧Vbat測定を
短周期で繰り返してしまうといった事態を回避できるよ
うになり、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池
寿命の延命を図ることができるようになる。
【0145】サンプリング基準時間発生手段18は、サ
ンプリング周期を設定するためのサンプリング基準時間
信号18aを生成する機能を有し、タイマーICを中心
にして構成されている。
【0146】時間測定手段16は、時間信号16aを生
成する機能を有し、タイマーICを中心にして構成され
ている。寿命判定手段12は、サンプリング基準時間信
号18aに基づいて大負荷印加直前の電池電圧Vbatの
測定を指示するためのサンプリング信号12aを生成
し、サンプリング基準時間信号18aに基づいて大負荷
の切り離し直後に始まる電池電圧Vbatの回復期間中に
電池電圧Vbatの測定を指示するためのサンプリング信
号12aを生成し、大負荷印加直前の電池電圧Vbatと
大負荷印加直後の電池電圧Vbatとの差を算出し、大負
荷印加直前の電池電圧Vbatと大負荷印加直後の電池電
圧Vbatとの差の1/2まで大負荷印加直後の電池電圧
Vbatが回復するまでに要する時間を時間信号16aに
基づいて算出し、電池電圧Vbatの回復基準時間を選択
し、算出された電池電圧Vbatの回復時間と電池電圧Vb
atの回復基準時間とを比較し、電池寿命の末期判定を行
い、算出された電池電圧Vbatの回復時間が電池電圧Vb
atの回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限
界であると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを
生成する機能を有し、マイクロコンピュータを中心にし
て構成されている。
【0147】電圧測定手段14は、サンプリング信号1
2aに応じて電池電圧Vbatを測定して測定電圧信号1
4aを生成する機能を有し、電圧計を中心にして構成さ
れている。
【0148】メモリ(図示せず)は、電池電圧Vbatの
測定温度に応じた電池電圧Vbatの回復基準時間を定義
するデータを保持する機能を有し、EEPROM等の半
導体記憶デバイスを中心にして構成されている。
【0149】メモリ(図示せず)に電池電圧Vbatの測
定温度に応じた電池電圧Vbatの回復基準時間を保持
し、必要に応じて読み出し可能とすることに依り、電池
寿命の運用限界を認識するための電池電圧Vbatとして
大負荷印加直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直
後に始まる電池電圧Vbatの回復期間中に一定のサンプ
リング周期で電池電圧Vbatをサンプリングして電池電
圧Vbatの測定温度の影響を考慮に入れて電池電圧Vbat
を集中的に測定できるようになる。また、電池電圧Vba
tの測定温度の影響を考慮に入れて算出された大負荷印
加直前の電池電圧Vbatと大負荷印加直後の電池電圧Vb
atとの差の1/2まで大負荷印加直後の電池電圧Vbat
が回復するまでに要する時間である電池電圧Vbatの回
復時間を電池電圧Vbatの測定温度の影響を考慮に入れ
て算出して電池寿命の末期判定を行い算出された電池電
圧Vbatの回復時間が電池電圧Vbatの測定温度に応じて
選択された測定温度の影響を考慮に入れた電池電圧Vba
tの回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限
界であると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを
生成するので、一時的な負荷21の増大後の電池物性
(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下
等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値の電池
電圧Vbatの測定温度に応じて排除を電池電圧Vbatの測
定温度の影響を考慮に入れて行うことができるようにな
る。
【0150】また、電池電圧Vbatの測定温度の影響を
考慮に入れて算出された大負荷印加直前の電池電圧Vba
tと大負荷印加直後の電池電圧Vbatとの差の1/2まで
大負荷印加直後の電池電圧Vbatが回復するまでに要す
る時間である電池電圧Vbatの回復時間を電池電圧Vbat
の測定温度の影響を考慮に入れて算出して電池寿命の末
期判定を行い算出された電池電圧Vbatの回復時間が電
池電圧Vbatの測定温度に応じて選択された電池電圧Vb
atの回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限
界であると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを
生成するので、電池の運用を始めたばかりの測定不要な
時期において不要な電池電圧Vbat測定を短周期で繰り
返してしまうといった事態を電池電圧Vbatの測定温度
の影響を考慮に入れて回避できるようになり、また、無
用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図るこ
とができるようになる。
【0151】すなわち、大負荷印加直前及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後に始まる電池電圧Vbatの回
復期間中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vbatを
サンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する結
果、電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧Vbat
が降下するような電池電圧特性に起因して、管理センタ
ーに通報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や後
の対処動作に要する電池容量が残っていないような事態
を電池電圧Vbatの測定温度の影響を考慮に入れて回避
できるようになる。
【0152】寿命判定手段12は、電池電圧Vbatの測
定温度に応じた電池電圧Vbatの回復基準時間データを
選択して読み出し、算出された電池電圧Vbatの回復時
間が回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用限
界であると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを
生成するように構成されている。以上説明したように電
池寿命監視装置10に依れば、電池寿命の運用限界を認
識するための電池電圧Vbatとして大負荷印加後の電池
電圧Vbatの回復期間に電池電圧Vbatを測定するので、
予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を
記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って
電池電圧Vbatを測定するような工程を不要にできるよ
うになり、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池
電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起
因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除するこ
とができるようになる。
【0153】また、大負荷印加後の電池電圧Vbatの回
復期間に電池電圧Vbatを測定するため、測定時間全域
に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、要所
に限定して集中的に電池電圧Vbatのサンプリングを行
うことができるようになり、サンプリング回数を低減で
きるようになり、電池寿命測定時間を短縮できるように
なり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図る
ことができるようになる。これに依り、電池寿命監視方
法を実行する装置が消費する電池容量を低減できるよう
になり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図
ることができるようになり、装置コストの低減を図るこ
とができるようになる。具体的には、サンプリング回数
を低減できるようになり、電池の運用を始めたばかりの
測定不要な時期において不要な電池電圧Vbat測定を短
周期で繰り返してしまうといった事態を回避できるよう
になり、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿
命の延命を図ることができるようになる。
【0154】すなわち、大負荷印加後の電池電圧Vbat
の回復期間に電池電圧Vbatを測定する結果、電池寿命
末期の急速に電池起電力や電池電圧Vbatが降下するよ
うな電池電圧特性に起因して、管理センターに通報すべ
きと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作に
要する電池容量が残っていないような事態を回避できる
ようになる。
【0155】続いて、第1実施形態の電池寿命監視装置
で実行される電池寿命監視方法を説明する。
【0156】図2は、第1実施形態の電池寿命監視装置
で実行される電池寿命監視方法を説明するための電池電
圧Vbat変動図である。
【0157】本実施形態の電池寿命監視方法は、第1工
程乃至第4工程を中心にして構成され、マイクロコンピ
ュータで実行可能なプログラムコードに依って記述され
ており、EEPROM等の半導体記憶デバイス、MO等
の磁気光記憶手段、磁気ディスク等の磁気記憶手段等に
記憶されている。
【0158】第1工程は、第2工程の実行に先立って、
電池寿命の運用限界を認識するための電池電圧Vbatと
して大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S
(α+10)の期間)の電池電圧Vbatを電圧測定手段
14を制御して測定する工程であって、マイクロコンピ
ュータで実行可能なプログラムコードに依って記述され
ている。
【0159】また第1C工程は、第2工程の実行に先立
って、大負荷印加直前(具体的には、図2に示すS1〜
S10の期間、Sα〜S(α+10)の期間)の電池電
圧Vbatを一定のサンプリング周期(=△の間隔)で電
池電圧Vbatをサンプリングして測定電圧信号14aを
生成するプログラムコードに依って記述されている。
【0160】更に第1C工程は、第2工程の実行に先立
って、大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S
(α+10)の期間)の電池電圧Vbatを所定サンプリ
ング回数(具体的には、S1〜S10の10回やSα〜
S(α+10)の10回)だけサンプリングして測定電
圧信号14aを生成するプログラムコードに依って記述
されている。
【0161】このような第1工程を設けることに依り、
電池寿命の運用限界を認識するための電池電圧Vbatと
して大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S
(α+10)の期間)及び大負荷印加後の電池電圧Vba
tの回復期間(具体的には、図2に示すS11〜Sβの
期間、S(α+1)〜Sβの期間)に電池電圧Vbatを
測定するので、予め予期した温度・負荷モデルに対する
電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて
長時間に渡って電池電圧Vbatを測定するような工程を
不要にできるようになり、一時的な負荷21の増大後の
電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温
度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常
値を排除することができるようになる。
【0162】また、大負荷印加直前(S1〜S10の期
間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後の
電池電圧Vbatの回復期間(図2に示すS11〜Sβの
期間、S(α+1)〜Sβの期間)に電池電圧Vbatを
測定するため、測定時間全域に渡って均一なサンプリン
グを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電池電
圧Vbatのサンプリングを行うことができるようにな
り、サンプリング回数を低減できるようになり、電池寿
命測定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を低
減して電池寿命の延命化を図ることができるようにな
る。これに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消
費する電池容量を低減できるようになり、電池容量消費
を低減して電池寿命の延命化を図ることができるように
なり、装置コストの低減を図ることができるようにな
る。具体的には、サンプリング回数を低減できるように
なり、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期にお
いて不要な電池電圧Vbat測定を短周期で繰り返してし
まうといった事態を回避できるようになり、また、無用
な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ること
ができるようになる。
【0163】すなわち、大負荷印加直前(S1〜S10
の期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加
後の電池電圧Vbatの回復期間(図2に示すS11〜S
βの期間、S(α+1)〜Sβの期間)に電池電圧Vba
tを測定する結果、電池寿命末期の急速に電池起電力や
電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起因し
て、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになる。
【0164】第2工程は、電池寿命の運用限界を認識す
るための電池電圧Vbatとして大負荷印加後の電池電圧
Vbatの回復期間(図2に示すS11〜Sβの期間、S
(α+1)〜Sβの期間)に電池電圧Vbatを測定する
工程であって、マイクロコンピュータで実行可能なプロ
グラムコードに依って記述されており、電池に大負荷を
所定時間だけ接続する第2A工程と、電池から大負荷を
切り離す第2B工程と、大負荷の切り離し直後(図に示
すS10の直後やS(α+10)の直後)に始まる電池
電圧Vbatの回復期間(図2に示すS11〜Sβの期
間、S(α+1)〜Sβの期間)中に電池電圧Vbatを
測定する第2C工程とを含んでいる。
【0165】ここで第2C工程は、大負荷の切り離し直
後(図に示すS10の直後やS(α+10)の直後)に
始まる電池電圧Vbatの回復期間(図2に示すS11〜
Sβの期間、S(α+1)〜Sβの期間)中に一定のサ
ンプリング周期で電池電圧Vbatをサンプリングして測
定電圧信号14aを生成するプログラムコードに依って
記述されている。
【0166】このような工程を設けることに依り、電池
寿命の運用限界を認識するための電池電圧Vbatとして
大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S(α+
10)の期間)及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直
後(図に示すS10の直後やS(α+10)の直後)に
始まる電池電圧Vbatの回復期間(図2に示すS11〜
Sβの期間、S(α+1)〜Sβの期間)中に一定のサ
ンプリング周期で電池電圧Vbatをサンプリングして電
池電圧Vbatを集中的に測定するので、予め予期した温
度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶しておきこ
の電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池電圧Vbat
を測定するような工程を不要にできるようになり、一時
的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期
に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな
電圧変化が連続する異常値を排除することができるよう
になる。
【0167】また、大負荷印加直前(S1〜S10の期
間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS(α
+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期間
(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜Sβ
の期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vbat
をサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
ため、測定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う
場合に比べて、要所に限定して集中的に電池電圧Vbat
の効率の高いサンプリングを行うことができるようにな
り、サンプリング回数を低減できるようになり、電池寿
命測定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を低
減して電池寿命の延命化を図ることができるようにな
る。これに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消
費する電池容量を低減できるようになり、電池容量消費
を低減して電池寿命の延命化を図ることができるように
なり、装置コストの低減を図ることができるようにな
る。
【0168】更に第2C工程は、大負荷の切り離し直後
(図に示すS10の直後やS(α+10)の直後)に始
まる電池電圧Vbatの回復期間(図2に示すS11〜S
βの期間、S(α+1)〜Sβの期間)中に所定サンプ
リング回数だけ電池電圧Vbatをサンプリングして測定
電圧信号14aを生成するプログラムコードに依って記
述されている。
【0169】このような工程を設けることに依り、電池
寿命の運用限界を認識するための電池電圧Vbatとして
大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S(α+
10)の期間)及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直
後(図に示すS10の直後やS(α+10)の直後)に
始まる電池電圧Vbatの回復期間(図2に示すS11〜
Sβの期間、S(α+1)〜Sβの期間)中に一定のサ
ンプリング周期で電池電圧Vbatをサンプリングして電
池電圧Vbatを集中的に測定するので、予め予期した温
度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶しておきこ
の電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池電圧Vbat
を測定するような工程を不要にできるようになり、一時
的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期
に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな
電圧変化が連続する異常値を排除することができるよう
になる。
【0170】また、大負荷印加直前(S1〜S10の期
間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS(α
+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期間
(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜Sβ
の期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vbat
をサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
ため、測定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う
場合に比べて、要所に限定して集中的に電池電圧Vbat
の効率の高いサンプリングを行うことができるようにな
り、サンプリング回数を低減できるようになり、電池寿
命測定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を低
減して電池寿命の延命化を図ることができるようにな
る。これに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消
費する電池容量を低減できるようになり、電池容量消費
を低減して電池寿命の延命化を図ることができるように
なり、装置コストの低減を図ることができるようにな
る。具体的には、電池寿命の運用限界を認識するための
電池電圧Vbatとして大負荷印加直前(S1〜S10の
期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後
の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS
(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期
間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜S
βの期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vba
tをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
のでサンプリング回数を低減できるようになり、電池の
運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要な電
池電圧Vbat測定を短周期で繰り返してしまうといった
事態を回避できるようになり、また、無用な電池容量の
消耗を回避して電池寿命の延命を図ることができるよう
になる。
【0171】すなわち、大負荷印加直前(S1〜S10
の期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS
(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期
間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜S
βの期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vba
tをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
結果、電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧Vba
tが降下するような電池電圧特性に起因して、管理セン
ターに通報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や
後の対処動作に要する電池容量が残っていないような事
態を回避できるようになる。
【0172】以上説明したように、第2A工程乃至第2
C工程を設けることに依り、電池寿命の運用限界を認識
するための電池電圧Vbatとして大負荷印加直前(S1
〜S10の期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大
負荷印加後の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の
直後やS(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbat
の回復期間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+
1)〜Sβの期間)中に電池電圧Vbatを集中的に測定
するので、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池
電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時
間に渡って電池電圧Vbatを測定するような工程を不要
にできるようになり、一時的な負荷21の増大後の電池
物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の
低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を
排除することができるようになる。
【0173】また、大負荷印加直前(S1〜S10の期
間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS(α
+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期間
(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜Sβ
の期間)中に電池電圧Vbatを集中的に測定するため、
測定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に
比べて、要所に限定して集中的に電池電圧Vbatの効率
の高いサンプリングを行うことができるようになり、サ
ンプリング回数を低減できるようになり、電池寿命測定
時間を短縮できるようになり、電池容量消費を低減して
電池寿命の延命化を図ることができるようになる。これ
に依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消費する電
池容量を低減できるようになり、電池容量消費を低減し
て電池寿命の延命化を図ることができるようになり、装
置コストの低減を図ることができるようになる。具体的
には、サンプリング回数を低減できるようになり、電池
の運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要な
電池電圧Vbat測定を短周期で繰り返してしまうといっ
た事態を回避できるようになり、また、無用な電池容量
の消耗を回避して電池寿命の延命を図ることができるよ
うになる。
【0174】すなわち、大負荷印加直前(S1〜S10
の期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS
(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期
間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜S
βの期間)中に電池電圧Vbatを集中的に測定する結
果、電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧Vbat
が降下するような電池電圧特性に起因して、管理センタ
ーに通報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や後
の対処動作に要する電池容量が残っていないような事態
を回避できるようになる。
【0175】第3工程は、電圧測定手段14を制御して
第2工程で測定した電池電圧Vbatから電池電圧Vbatの
回復時間(図2に示す(Tβ−T11)や(Tγ−T
(α+1)))を時間測定手段16を用いて算出する工
程であって、マイクロコンピュータで実行可能なプログ
ラムコードに依って記述されている。
【0176】第3工程は、具体的には、大負荷印加直前
(S1〜S10の期間、Sα〜S(α+10)の期間)
にサンプリングした測定電圧信号14aに基づいて大負
荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S(α+1
0)の期間)の電池電圧Vbatを算出する第3A工程
と、大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S
(α+10)の期間)にサンプリングした測定電圧信号
14aに基づいて大負荷印加直前(S1〜S10の期
間、Sα〜S(α+10)の期間)の電池電圧Vbatを
算出する第3A工程と、大負荷の切り離し直後(図に示
すS10の直後やS(α+10)の直後)に始まる電池
電圧Vbatの回復期間(図2に示すS11〜Sβの期
間、S(α+1)〜Sβの期間)中にサンプリングした
測定電圧信号14aに基づいて大負荷印加直後の電池電
圧Vbatを算出する第3B工程と、第3B工程において
算出された大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα
〜S(α+10)の期間)の電池電圧Vbatと第3B工
程において算出された大負荷印加直後の電池電圧Vbat
との差を算出する第3C工程と、第3C工程において算
出された大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜
S(α+10)の期間)の電池電圧Vbatと大負荷印加
直後の電池電圧Vbatとの差((VS1−VS11),(VS
α−VS(α+11)))の1/2まで大負荷印加直後
の電池電圧Vbatが回復するまでに要する時間である電
池電圧Vbatの回復時間((Tβ−T11),(Tγ−
T(α+1)))を算出する第3D工程とを含んでい
る。
【0177】このような第3A工程乃至第3D工程を設
けることに依り、電池寿命の運用限界を認識するための
電池電圧Vbatとして大負荷印加直前(S1〜S10の
期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後
の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS
(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期
間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜S
βの期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vba
tをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
ので、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧
特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に
渡って電池電圧Vbatを測定するような工程を不要にで
きるようになり、算出された大負荷印加直前(S1〜S
10の期間、Sα〜S(α+10)の期間)の電池電圧
Vbatと大負荷印加直後の電池電圧Vbatとの差((VS1
−VS11),(VSα−VS(α+11)))の1/2ま
で大負荷印加直後の電池電圧Vbatが回復するまでに要
する時間である電池電圧Vbatの回復時間((Tβ−T
11),(Tγ−T(α+1)))を算出するので、一
時的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回復
期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩やか
な電圧変化が連続する異常値を排除することができるよ
うになる。
【0178】また、大負荷印加直前(S1〜S10の期
間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS(α
+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期間
(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜Sβ
の期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vbat
をサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
ため、測定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う
場合に比べて、要所に限定して集中的に電池電圧Vbat
の効率の高いサンプリングを行うことができるようにな
り、サンプリング回数を低減できるようになり、電池寿
命測定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を低
減して電池寿命の延命化を図ることができるようにな
る。これに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消
費する電池容量を低減できるようになり、電池容量消費
を低減して電池寿命の延命化を図ることができるように
なり、装置コストの低減を図ることができるようにな
る。具体的には、電池寿命の運用限界を認識するための
電池電圧Vbatとして大負荷印加直前(S1〜S10の
期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後
の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS
(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期
間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜S
βの期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vba
tをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
のでサンプリング回数を低減できるようになり、算出さ
れた大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S
(α+10)の期間)の電池電圧Vbatと大負荷印加直
後の電池電圧Vbatとの差((VS1−VS11),(VSα
−VS(α+11)))の1/2まで大負荷印加直後の
電池電圧Vbatが回復するまでに要する時間である電池
電圧Vbatの回復時間((Tβ−T11),(Tγ−T
(α+1)))を算出するので、電池の運用を始めたば
かりの測定不要な時期において不要な電池電圧Vbat測
定を短周期で繰り返してしまうといった事態を回避でき
るようになり、また、無用な電池容量の消耗を回避して
電池寿命の延命を図ることができるようになる。
【0179】すなわち、大負荷印加直前(S1〜S10
の期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS
(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期
間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜S
βの期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vba
tをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
結果、電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧Vba
tが降下するような電池電圧特性に起因して、管理セン
ターに通報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や
後の対処動作に要する電池容量が残っていないような事
態を回避できるようになる。
【0180】第4工程は、第3工程で算出した電池電圧
Vbatの回復時間((Tβ−T11),(Tγ−T(α
+1)))に基づいて電池寿命の末期判定を行って電池
寿命の運用限界を寿命判定手段12を制御して認識する
工程であって、マイクロコンピュータで実行可能なプロ
グラムコードに依って記述されている。
【0181】第4工程は、具体的には、電池電圧Vbat
の回復基準時間(1/2回復時間)TDを選択する第4
A工程と、第3D工程において算出された電池電圧Vba
tの回復時間((Tβ−T11),(Tγ−T(α+
1)))と電池電圧Vbatの回復基準時間(1/2回復
時間)TDとを比較する第4B工程と、電池寿命の末期
判定を行い、第3D工程において算出された電池電圧V
batの回復時間((Tβ−T11),(Tγ−T(α+
1)))が電池電圧Vbatの回復基準時間(1/2回復
時間)TDを越えている場合((Tβ−T11)>TD,
(Tγ−T(α+1))>TD)に、電池寿命が運用限
界であると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを
生成する第4C工程とを含んでいる。
【0182】ここで第4A工程は、電池電圧Vbatの測
定温度に応じた電池電圧Vbatの回復基準時間(1/2
回復時間)TDを選択するプログラムコードに依って記
述されている。
【0183】このような第4A工程を設けることに依
り、電池寿命の運用限界を認識するための電池電圧Vba
tとして大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜
S(α+10)の期間)及び大負荷印加後の大負荷の切
り離し直後(図に示すS10の直後やS(α+10)の
直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期間(図2に示す
S11〜Sβの期間、S(α+1)〜Sβの期間)中に
一定のサンプリング周期で電池電圧Vbatをサンプリン
グして電池電圧Vbatを集中的に測定するので、予め予
期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶し
ておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池電
圧Vbatを測定するような工程を不要にできるようにな
り、算出された大負荷印加直前(S1〜S10の期間、
Sα〜S(α+10)の期間)の電池電圧Vbatと大負
荷印加直後の電池電圧Vbatとの差((VS1−VS11),
(VSα−VS(α+11)))の1/2まで大負荷印加
直後の電池電圧Vbatが回復するまでに要する時間であ
る電池電圧Vbatの回復時間((Tβ−T11),(T
γ−T(α+1)))を算出して電池寿命の末期判定を
行い算出された電池電圧Vbatの回復時間((Tβ−T
11),(Tγ−T(α+1)))が電池電圧Vbatの
測定温度に応じて選択された電池電圧Vbatの回復基準
時間(1/2回復時間)TDを越えている場合((Tβ
−T11)>TD,(Tγ−T(α+1))>TD)に電
池寿命が運用限界であると自動的に認識して電池切れ通
報命令12bを生成するので、一時的な負荷21の増大
後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周
囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する
異常値の電池電圧Vbatの測定温度の影響を考慮して排
除を行うことができるようになる。
【0184】第4C工程は、電池電圧Vbatが十分に回
復するのを待って電池切れ通報命令12bを生成するプ
ログラムコードに依って記述されている。
【0185】このような第4C工程を設けることに依
り、電池電圧Vbatが十分に回復するのを待って電池切
れ通報命令12bを生成するので、電池寿命末期の急速
に電池起電力や電池電圧Vbatが降下するような電池電
圧特性の影響を回避できるようになり、その結果、管理
センターに通報すべきと判断した際に通報動作や後の対
処動作に要する電池容量が残っていないような事態を回
避でき、的確に電池切れを通報できるようになる。
【0186】以上説明したように、第4A工程乃至第4
C工程を設けることに依り、電池寿命の運用限界を認識
するための電池電圧Vbatとして大負荷印加直前(S1
〜S10の期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大
負荷印加後の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の
直後やS(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbat
の回復期間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+
1)〜Sβの期間)中に一定のサンプリング周期で電池
電圧Vbatをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に
測定するので、予め予期した温度・負荷モデルに対する
電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて
長時間に渡って電池電圧Vbatを測定するような工程を
不要にできるようになり、算出された大負荷印加直前
(S1〜S10の期間、Sα〜S(α+10)の期間)
の電池電圧Vbatと大負荷印加直後の電池電圧Vbatとの
差((VS1−VS11),(VSα−VS(α+11)))
の1/2まで大負荷印加直後の電池電圧Vbatが回復す
るまでに要する時間である電池電圧Vbatの回復時間
((Tβ−T11),(Tγ−T(α+1)))を算出
して電池寿命の末期判定を行い算出された電池電圧Vba
tの回復時間((Tβ−T11),(Tγ−T(α+
1)))が電池電圧Vbatの回復基準時間(1/2回復
時間)TDを越えている場合((Tβ−T11)>TD,
(Tγ−T(α+1))>TD)に電池寿命が運用限界
であると自動的に認識して電池切れ通報命令12bを生
成するので、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電
池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に
起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除する
ことができるようになる。
【0187】また、大負荷印加直前(S1〜S10の期
間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後の
大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS(α
+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期間
(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜Sβ
の期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vbat
をサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
ため、測定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う
場合に比べて、要所に限定して集中的に電池電圧Vbat
の効率の高いサンプリングを行うことができるようにな
り、サンプリング回数を低減できるようになり、電池寿
命測定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を低
減して電池寿命の延命化を図ることができるようにな
る。これに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消
費する電池容量を低減できるようになり、電池容量消費
を低減して電池寿命の延命化を図ることができるように
なり、装置コストの低減を図ることができるようにな
る。具体的には、電池寿命の運用限界を認識するための
電池電圧Vbatとして大負荷印加直前(S1〜S10の
期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加後
の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS
(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期
間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜S
βの期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vba
tをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
のでサンプリング回数を低減できるようになり、算出さ
れた大負荷印加直前(S1〜S10の期間、Sα〜S
(α+10)の期間)の電池電圧Vbatと大負荷印加直
後の電池電圧Vbatとの差((VS1−VS11),(VSα
−VS(α+11)))の1/2まで大負荷印加直後の
電池電圧Vbatが回復するまでに要する時間である電池
電圧Vbatの回復時間((Tβ−T11),(Tγ−T
(α+1)))を算出して電池寿命の末期判定を行い算
出された電池電圧Vbatの回復時間((Tβ−T1
1),(Tγ−T(α+1)))が電池電圧Vbatの回
復基準時間(1/2回復時間)TDを越えている場合
((Tβ−T11)>TD,(Tγ−T(α+1))>
TD)に電池寿命が運用限界であると自動的に認識して
電池切れ通報命令12bを生成するので、電池の運用を
始めたばかりの測定不要な時期において不要な電池電圧
Vbat測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を
回避できるようになり、また、無用な電池容量の消耗を
回避して電池寿命の延命を図ることができるようにな
る。
【0188】すなわち、大負荷印加直前(S1〜S10
の期間、Sα〜S(α+10)の期間)及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後(図に示すS10の直後やS
(α+10)の直後)に始まる電池電圧Vbatの回復期
間(図2に示すS11〜Sβの期間、S(α+1)〜S
βの期間)中に一定のサンプリング周期で電池電圧Vba
tをサンプリングして電池電圧Vbatを集中的に測定する
結果、電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧Vba
tが降下するような電池電圧特性に起因して、管理セン
ターに通報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や
後の対処動作に要する電池容量が残っていないような事
態を回避できるようになる。
【0189】以上説明したように、第1実施形態の電池
寿命監視方法に依れば、算出した電池電圧Vbatの回復
時間((Tβ−T11),(Tγ−T(α+1)))に
基づいて電池寿命の末期判定を行って電池寿命の運用限
界を認識するので、予め予期した温度・負荷モデルに対
する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用
いて長時間に渡って電池電圧Vbatを測定するような工
程を不要にできるようになり、一時的な負荷21の増大
後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周
囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する
異常値を排除することができるようになる。
【0190】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池電圧Vbatのサンプリングを行うことができるように
なり、サンプリング回数を低減できるようになり、電池
寿命測定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を
低減して電池寿命の延命化を図ることができるようにな
る。これに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消
費する電池容量を低減できるようになり、電池容量消費
を低減して電池寿命の延命化を図ることができるように
なり、装置コストの低減を図ることができるようにな
る。具体的には、サンプリング回数を低減できるように
なり、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期にお
いて不要な電池電圧Vbat測定を短周期で繰り返してし
まうといった事態を回避できるようになり、また、無用
な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ること
ができるようになる。
【0191】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起
因して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わ
らず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残っ
ていないような事態を回避できるようになる。
【0192】次に、図面に基づき本発明の通報装置の第
2実施形態を説明する。
【0193】図1は、本発明の電池寿命監視装置10及
び自動通報装置30の動作を説明するための機能ブロッ
ク図である。
【0194】図3は、第2実施形態の電池寿命監視装置
で実行される電池寿命監視方法を説明するための電池電
圧Vbat変動図である。
【0195】先ず、第2実施形態の自動通報装置30に
用いられる電池寿命監視装置を説明する。なお、第2実
施形態の自動通報装置30の基本構成は第1実施形態の
自動通報装置30と同様なので、説明を省略し、第1実
施形態の自動通報装置30と異なるポイントについて説
明を加えることにする。
【0196】第2実施形態の自動通報装置30に用いら
れる電池寿命監視装置10は、演算の中心的役割をする
マイクロコンピュータ、サンプリング基準時間発生手段
18、時間測定手段16、電圧測定手段14、寿命判定
手段12、メモリ(図示せず)を中心にして構成されて
いる。
【0197】サンプリング基準時間発生手段18は、サ
ンプリング周期(Ts1,Ts2,Ts3,Ts4)を設定する
ためのサンプリング基準時間信号18aを生成する機能
を有し、タイマーICを中心にして構成されている。
【0198】時間測定手段16は、時間信号16aを生
成する機能を有し、タイマーICを中心にして構成され
ている。
【0199】寿命判定手段12は、サンプリング基準時
間信号18aに基づいて電池寿命の運用限界以前の電池
電圧Vbatの測定を指示するためのサンプリング信号1
2aを生成し、サンプリング基準時間信号18aに基づ
いて電池電圧Vbatの降下期間中に電池電圧Vbatの測定
を指示するためのサンプリング信号12aを生成し、測
定電圧信号14aに基づいて電池寿命の末期判定を行
い、電池寿命が運用限界であると自動的に認識した場合
に電池切れ通報命令12bを生成する機能を有し、マイ
クロコンピュータを中心にして構成されている。
【0200】電圧測定手段14は、サンプリング信号1
2aに応じて電池電圧Vbatを測定して測定電圧信号1
4aを生成する機能を有し、電圧計を中心にして構成さ
れている。
【0201】メモリ(図示せず)は、電池特性に合わせ
て予め定められたサンプリング周期(Ts1,Ts2,Ts
3,Ts4)を定義するデータを保持する機能を有し、磁
気ディスク等の磁気記憶手段、MO等の磁気光記憶手
段、EEPROM等の半導体記憶デバイス等を中心にし
て構成されている。
【0202】この場合、電圧測定手段14は、電池特性
に応じたサンプリング周期データを選択して読み出し、
算出された電池電圧Vbatの降下時間が電池寿命が運用
限界であると自動的に認識した場合に電池切れ通報命令
12bを生成することになる。
【0203】以上説明したように、第2実施形態の電池
寿命監視装置10に依れば、電池寿命の運用限界を認識
するための電池電圧Vbatとして電池寿命の運用限界以
前の電池電圧Vbatの降下期間の電池電圧Vbatを測定す
るので、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電
圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間
に渡って電池電圧Vbatを測定するような工程を不要に
できるようになり、一時的な負荷21の増大後の電池物
性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低
下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排
除することができるようになる。
【0204】また、電池寿命の運用限界を認識するため
の電池電圧Vbatとして電池寿命の運用限界以前の電池
電圧Vbatの降下期間の電池電圧Vbatを測定するため、
測定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に
比べて、要所に限定して集中的に電池電圧Vbatのサン
プリングを行うことができるようになり、サンプリング
回数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになる。これに依り、電
池寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低
減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになり、装置コストの
低減を図ることができるようになる。具体的には、サン
プリング回数を低減できるようになり、電池の運用を始
めたばかりの測定不要な時期において不要な電池電圧V
bat測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を回
避できるようになり、また、無用な電池容量の消耗を回
避して電池寿命の延命を図ることができるようになる。
【0205】すなわち、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池電圧Vbatとして電池寿命の運用限界以前の
電池電圧Vbatの降下期間の電池電圧Vbatを測定する結
果、電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧Vbat
が降下するような電池電圧特性に起因して、管理センタ
ーに通報すべきと判断したにも拘わらず、通報動作や後
の対処動作に要する電池容量が残っていないような事態
を回避できるようになる。
【0206】続いて、第2実施形態の電池寿命監視装置
10で実行される電池寿命監視方法を説明する。
【0207】第2実施形態の電池寿命監視方法は、電池
電圧Vbatを監視して電池寿命の運用限界を認識するた
めに、第1工程と第2工程と第3工程と第4工程とを中
心にして構成されており、マイクロコンピュータで実行
可能なプログラムコードで記述されている。
【0208】第1工程は、第2工程の実行に先立って、
電池寿命の運用限界を認識するための電池電圧Vbatと
して電池寿命の運用限界以前の電池電圧Vbatを測定す
るプログラムコードで記述されている。
【0209】また第1工程は、第2工程の実行に先立っ
て、電池寿命の運用限界以前の電池電圧Vbatを一定の
サンプリング周期(例えば、Ts1)で電池電圧Vbatを
サンプリングして測定電圧信号14aを生成するプログ
ラムコードに依って記述されている。
【0210】このような工程を第1工程に設けることに
依り、電池寿命の運用限界以前の電池電圧Vbatを一定
のサンプリング周期で電池電圧Vbatをサンプリングし
て測定電圧信号14aを生成するので電池電圧Vbatの
変化が小さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図る
ことができるようになり、予め予期した温度・負荷モデ
ルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特
性を用いて長時間に渡って電池電圧Vbatを測定するよ
うな工程を不要にできるようになり、一時的な負荷21
の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常
値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連
続する異常値を排除することができるようになる。
【0211】また、電池電圧Vbatの降下期間中に所定
サンプリング回数だけ電池電圧Vbatをサンプリングし
てサンプリング処理の効率化を図るので、測定時間全域
に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、要所
に限定して集中的に電池電圧Vbatの効率的で高速なサ
ンプリングを行うことができるようになり、サンプリン
グ回数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短
縮できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになる。これに依り、
電池寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を
低減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿
命の延命化を図ることができるようになり、装置コスト
の低減を図ることができるようになる。具体的には、電
池寿命の運用限界以前の電池電圧Vbatを一定のサンプ
リング周期で電池電圧Vbatをサンプリングしてサンプ
リング回数を低減できるようになり、電池の運用を始め
たばかりの測定不要な時期において不要な電池電圧Vba
t測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を回避
できるようになり、また、無用な電池容量の消耗を回避
して電池寿命の延命を図ることができるようになる。
【0212】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起
因して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わ
らず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残っ
ていないような事態を回避できるようになる。
【0213】また第1工程は、第2工程の実行に先立っ
て、電池寿命の運用限界以前の電池電圧Vbatを所定サ
ンプリング回数だけサンプリングして測定電圧信号14
aを生成するプログラムコードに依って記述されてい
る。
【0214】このような工程を第1工程に設けることに
依り、電池寿命の運用限界以前の電池電圧Vbatを所定
サンプリング回数だけサンプリングして測定電圧信号1
4aを生成するので電池電圧Vbatの変化が小さい範囲
でのサンプリング処理の効率化を図ることができるよう
になり、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電
圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間
に渡って電池電圧Vbatを測定するような工程を不要に
できるようになり、一時的な負荷21の増大後の電池物
性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低
下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排
除することができるようになる。
【0215】また、電池寿命の運用限界以前の電池電圧
Vbatを所定サンプリング回数だけサンプリングしてサ
ンプリング処理の効率化を図るので、測定時間全域に渡
って均一なサンプリングを行う場合に比べて、要所に限
定して集中的に電池電圧Vbatの効率的で高速なサンプ
リングを行うことができるようになり、サンプリング回
数を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮で
きるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延
命化を図ることができるようになる。これに依り、電池
寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになり、装置コストの低
減を図ることができるようになる。具体的には、電池寿
命の運用限界以前の電池電圧Vbatを所定サンプリング
回数だけサンプリングしてサンプリング回数を低減でき
るようになり、電池の運用を始めたばかりの測定不要な
時期において不要な電池電圧Vbat測定を短周期で繰り
返してしまうといった事態を回避できるようになり、ま
た、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を
図ることができるようになる。
【0216】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起
因して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わ
らず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残っ
ていないような事態を回避できるようになる。
【0217】第2工程は、寿命判定手段12を用いて電
池寿命の運用限界を認識するために電圧測定手段14を
用いて測定した物性値(具体的には、電池電圧Vbat)
に基づいて電池電圧Vbatの降下時(ΔVbat1,ΔVbat
2,ΔVbat3)における電池電圧Vbatのサンプリング周
期(Ts1,Ts2,Ts3,Ts4)を徐々に短く(Ts1→T
s2,Ts2→Ts3,Ts3→Ts4,Ts1>Ts2>Ts3>Ts
4)して電池電圧Vbatを測定して測定電圧信号14aを
生成するプログラムコードで記述されている。
【0218】第2工程は、具体的には、電池電圧Vbat
の測定値が電池寿命の運用限界を示している場合にサン
プリング周期(Ts1,Ts2,Ts3,Ts4)を予め電池特
性に合わせて定めてある期間だけ短く(Ts1→Ts2,T
s2→Ts3,Ts3→Ts4,Ts1>Ts2>Ts3>Ts4)して
電池電圧Vbatを測定して測定電圧信号14aを生成す
るプログラムコードに依って記述されている。
【0219】更に第2工程は、電池電圧Vbatの測定値
が電池寿命の運用限界以前を示している場合にサンプリ
ング周期(Ts1,Ts2,Ts3,Ts4)を予め電池特性に
合わせて定めてある期間だけ長く(Ts2→Ts1,Ts3→
Ts2,Ts4→Ts3,Ts1>Ts2>Ts3>Ts4)して電池
電圧Vbatを測定して測定電圧信号14aを生成するプ
ログラムコードに依って記述されている。
【0220】第2工程は、換言すれば、電池電圧Vbat
の降下期間中に電池電圧Vbatの降下の程度(ΔVbat
1,ΔVbat2,ΔVbat3)に応じて可変されたサンプリ
ング周期(Ts1→Ts2,Ts2→Ts3,Ts3→Ts4,Ts1
>Ts2>Ts3>Ts4)で電池電圧Vbatをサンプリング
して測定電圧信号14aを生成するプログラムコードに
依って記述されている。
【0221】このような工程を第2工程に設けることに
依り、電池電圧Vbatの測定値が電池寿命の運用限界以
前を示している場合にサンプリング周期(Ts1,Ts2,
Ts3,Ts4)を予め電池特性に合わせて定めてある期間
だけ長く(Ts2→Ts1,Ts3→Ts2,Ts4→Ts3,Ts1
>Ts2>Ts3>Ts4)して電池電圧Vbatを測定して測
定電圧信号14aを生成するので電池電圧Vbatの変化
が小さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図ること
ができるようになり、予め予期した温度・負荷モデルに
対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を
用いて長時間に渡って電池電圧Vbatを測定するような
工程を不要にできるようになり、一時的な負荷21の増
大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や
周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続す
る異常値を排除することができるようになる。
【0222】また、電池電圧Vbatの変化が小さい範囲
でサンプリング周期(Ts1,Ts2,Ts3,Ts4)を予め
電池特性に合わせて定めてある期間だけ長く(Ts2→T
s1,Ts3→Ts2,Ts4→Ts3,Ts1>Ts2>Ts3>Ts
4)して電池電圧Vbatをサンプリングしてサンプリング
処理の効率化を図るので、測定時間全域に渡って均一な
サンプリングを行う場合に比べて、要所に限定して集中
的に電池電圧Vbatの効率的で高速なサンプリングを行
うことができるようになり、サンプリング回数を低減で
きるようになり、電池寿命測定時間を短縮できるように
なり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図る
ことができるようになる。これに依り、電池寿命監視方
法を実行する装置が消費する電池容量を低減できるよう
になり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図
ることができるようになり、装置コストの低減を図るこ
とができるようになる。具体的には、電池電圧Vbatの
変化が小さい範囲でサンプリング周期(Ts1,Ts2,T
s3,Ts4)を予め電池特性に合わせて定めてある期間だ
け長く(Ts2→Ts1,Ts3→Ts2,Ts4→Ts3,Ts1>
Ts2>Ts3>Ts4)して電池電圧Vbatをサンプリング
してサンプリング回数を低減できるようになり、電池の
運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要な電
池電圧Vbat測定を短周期で繰り返してしまうといった
事態を回避できるようになり、また、無用な電池容量の
消耗を回避して電池寿命の延命を図ることができるよう
になる。
【0223】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起
因して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わ
らず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残っ
ていないような事態を回避できるようになる。
【0224】このような第2工程を設けることに依り、
電池電圧Vbatの測定値が電池寿命の運用限界を示して
いる場合にサンプリング周期(Ts1,Ts2,Ts3,Ts
4)を予め電池特性に合わせて定めてある期間だけ短く
(Ts1→Ts2,Ts2→Ts3,Ts3→Ts4,Ts1>Ts2>
Ts3>Ts4)して電池電圧Vbatを測定して測定電圧信
号14aを生成するので、予め予期した温度・負荷モデ
ルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特
性を用いて長時間に渡って電池電圧Vbatを測定するよ
うな工程を不要にできるようになり、一時的な負荷21
の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常
値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連
続する異常値を排除することができるようになる。
【0225】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池電圧Vbatの効率的で高速なサンプリングを行うこと
ができるようになり、サンプリング回数を低減できるよ
うになり、電池寿命測定時間を短縮できるようになり、
電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることが
できるようになる。これに依り、電池寿命監視方法を実
行する装置が消費する電池容量を低減できるようにな
り、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図るこ
とができるようになり、装置コストの低減を図ることが
できるようになる。具体的には、サンプリング回数を低
減できるようになり、電池の運用を始めたばかりの測定
不要な時期において不要な電池電圧Vbat測定を短周期
で繰り返してしまうといった事態を回避できるようにな
り、また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の
延命を図ることができるようになる。
【0226】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起
因して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わ
らず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残っ
ていないような事態を回避できるようになる。
【0227】更に第2工程は、電池電圧Vbatの降下期
間中に所定サンプリング回数だけ電池電圧Vbatをサン
プリングして測定電圧信号14aを生成するプログラム
コードに依って記述されている。
【0228】このような工程を第2工程に設けることに
依り、電池電圧Vbatの降下期間中に所定サンプリング
回数だけ電池電圧Vbatをサンプリングして測定電圧信
号14aを生成するので電池電圧Vbatの変化が大きい
範囲でのサンプリング処理の効率化を図ることができる
ようになり、予め予期した温度・負荷モデルに対する電
池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長
時間に渡って電池電圧Vbatを測定するような工程を不
要にできるようになり、一時的な負荷21の増大後の電
池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度
の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値
を排除することができるようになる。
【0229】また、電池電圧Vbatの降下期間中に所定
サンプリング回数だけ電池電圧Vbatをサンプリングし
てサンプリング処理の効率化を図るので、測定時間全域
に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、電池
電圧Vbatの変化が大きい範囲に限定して集中的に電池
電圧Vbatの効率的で高速なサンプリングを行うことが
できるようになり、サンプリング時間分解能を向上させ
ることができるようになり、電池寿命測定時間を短縮で
きるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延
命化を図ることができるようになる。これに依り、電池
寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになり、装置コストの低
減を図ることができるようになる。具体的には、電池電
圧Vbatの降下期間中に所定サンプリング回数だけ電池
電圧Vbatをサンプリングしてサンプリング時間分解能
を向上させることができるようになり、電池の運用を始
めたばかりの測定不要な時期において不要な電池電圧V
bat測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を回
避できるようになり、また、無用な電池容量の消耗を回
避して電池寿命の延命を図ることができるようになる。
【0230】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起
因して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わ
らず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残っ
ていないような事態を回避できるようになる。
【0231】第3工程は、第2工程で測定した電池電圧
Vbatから電池電圧Vbatの降下時間を算出するプログラ
ムコードで記述されている。
【0232】更に、第3工程は、電池電圧Vbatの降下
期間直前(Vbat3)にサンプリングした測定電圧信号1
4aに基づいて電池寿命の運用限界以前の電池電圧Vba
tを算出する第3A工程と、大負荷の切り離し直後に始
まる電池電圧Vbatの降下期間中にサンプリングした測
定電圧信号14aに基づいて電池電圧Vbatの降下期間
の電池電圧Vbatを算出する第3B工程とを含んでい
る。
【0233】このような第3A工程と第3B工程とを設
けることに依り、電池電圧Vbatの降下期間中に所定サ
ンプリング回数だけ電池電圧Vbatをサンプリングして
測定電圧信号14aを生成して電池電圧Vbatの変化が
大きい範囲でのサンプリング処理の効率化を図り、同時
に電池寿命の運用限界以前の電池電圧Vbatを所定サン
プリング回数だけサンプリングして測定電圧信号14a
を生成して電池電圧Vbatの変化が小さい範囲でのサン
プリング処理の効率化を図ることができるようになり、
予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電圧特性を
記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間に渡って
電池電圧Vbatを測定するような工程を不要にできるよ
うになり、一時的な負荷21の増大後の電池物性(電池
電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起
因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除するこ
とができるようになる。
【0234】また、電池電圧Vbatの降下期間中に所定
サンプリング回数だけ電池電圧Vbatをサンプリングし
てサンプリング処理の効率化を図るので、測定時間全域
に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、電池
電圧Vbatの変化が大きい範囲に限定して集中的に電池
電圧Vbatの効率的で高速なサンプリングを行うことが
できるようになり、サンプリング時間分解能を向上させ
ることができるようになり、電池寿命測定時間を短縮で
きるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延
命化を図ることができるようになる。これに依り、電池
寿命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減
できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の
延命化を図ることができるようになり、装置コストの低
減を図ることができるようになる。具体的には、電池電
圧Vbatの降下期間中に所定サンプリング回数だけ電池
電圧Vbatをサンプリングして測定電圧信号14aを生
成して電池電圧Vbatの変化が大きい範囲でのサンプリ
ング処理の効率化を図り、同時に電池寿命の運用限界以
前の電池電圧Vbatを所定サンプリング回数だけサンプ
リングして測定電圧信号14aを生成して電池電圧Vba
tの変化が小さい範囲でのサンプリング処理の効率化を
図ることができるようになり、電池の運用を始めたばか
りの測定不要な時期において不要な電池電圧Vbat測定
を短周期で繰り返してしまうといった事態を回避できる
ようになり、また、無用な電池容量の消耗を回避して電
池寿命の延命を図ることができるようになる。
【0235】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起
因して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わ
らず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残っ
ていないような事態を回避できるようになる。
【0236】第4工程は、第3工程で算出した電池電圧
Vbatの降下時間に基づいて電池寿命の末期判定を行っ
て電池寿命の運用限界を認識するプログラムコードで記
述されている。
【0237】以上説明したように、第2実施形態の電池
寿命監視方法に依れば、電池寿命の運用限界を認識する
ために測定した物性値に基づいて電池電圧Vbatの降下
時(ΔVbat1,ΔVbat2,ΔVbat3)における電池電圧
Vbatのサンプリング周期(Ts1,Ts2,Ts3,Ts4)
を徐々に短く(Ts1→Ts2,Ts2→Ts3,Ts3→Ts4,
Ts1>Ts2>Ts3>Ts4)して電池電圧Vbatを測定し
て測定電圧信号14aを生成するので、予め予期した温
度・負荷モデルに対する電池電圧特性を記憶しておきこ
の電池電圧特性を用いて長時間に渡って電池電圧Vbat
を測定するような工程を不要にできるようになり、一時
的な負荷21の増大後の電池物性(電池電圧)の回復期
に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因する緩やかな
電圧変化が連続する異常値を排除することができるよう
になる。
【0238】また、測定時間全域に渡って均一なサンプ
リングを行う場合に比べて、要所に限定して集中的に電
池電圧Vbatのサンプリングを行うことができるように
なり、サンプリング回数を低減できるようになり、電池
寿命測定時間を短縮できるようになり、電池容量消費を
低減して電池寿命の延命化を図ることができるようにな
る。これに依り、電池寿命監視方法を実行する装置が消
費する電池容量を低減できるようになり、電池容量消費
を低減して電池寿命の延命化を図ることができるように
なり、装置コストの低減を図ることができるようにな
る。具体的には、サンプリング回数を低減できるように
なり、電池の運用を始めたばかりの測定不要な時期にお
いて不要な電池電圧Vbat測定を短周期で繰り返してし
まうといった事態を回避できるようになり、また、無用
な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ること
ができるようになる。
【0239】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池電圧Vbatが降下するような電池電圧特性に起
因して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わ
らず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残っ
ていないような事態を回避できるようになる。
【0240】
【発明の効果】請求項1乃至14に記載の発明に依れ
ば、内部抵抗の変化と共に電池電圧の変化を構成する電
池起電力の変化を電池寿命の末期に生じる電池物性の変
化として用い、電池寿命の運用限界を認識するための電
池電圧として大負荷印加直前及び大負荷印加後の大負荷
の切り離し直後に始まる電池電圧の回復期間中に一定の
サンプリング周期で電池電圧をサンプリングして電池電
圧を集中的に測定するので、予め予期した温度・負荷モ
デルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧
特性を用いて長時間に渡って電池電圧を測定するような
工程を不要にできるようになり、算出された大負荷印加
直前の電池電圧と大負荷印加直後の電池電圧との差の1
/2まで大負荷印加直後の電池電圧が回復するまでに要
する時間である電池電圧の回復時間を算出して電池寿命
の末期判定を行い算出された電池電圧の回復時間が電池
電圧の回復基準時間を越えている場合に電池寿命が運用
限界であると自動的に認識して電池切れ通報命令を生成
するので、一時的な負荷の増大後の電池物性(電池電
圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因
する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除すること
ができるようになる。
【0241】また、内部抵抗の変化と共に電池電圧の変
化を構成する電池起電力の変化を電池寿命の末期に生じ
る電池物性の変化として用い、大負荷印加直前及び大負
荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池電圧の回
復期間中に一定のサンプリング周期で電池電圧をサンプ
リングして電池電圧を集中的に測定するため、測定時間
全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比べて、
要所に限定して集中的に電池電圧の効率の高いサンプリ
ングを行うことができるようになり、サンプリング回数
を低減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮でき
るようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命
化を図ることができるようになる。これに依り、電池寿
命監視方法を実行する装置が消費する電池容量を低減で
きるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延
命化を図ることができるようになり、装置コストの低減
を図ることができるようになる。具体的には、電池寿命
の運用限界を認識するための電池電圧として大負荷印加
直前及び大負荷印加後の大負荷の切り離し直後に始まる
電池電圧の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池
電圧をサンプリングして電池電圧を集中的に測定するの
でサンプリング回数を低減できるようになり、算出され
た大負荷印加直前の電池電圧と大負荷印加直後の電池電
圧との差の1/2まで大負荷印加直後の電池電圧が回復
するまでに要する時間である電池電圧の回復時間を算出
して電池寿命の末期判定を行い算出された電池電圧の回
復時間が電池電圧の回復基準時間を越えている場合に電
池寿命が運用限界であると自動的に認識して電池切れ通
報命令を生成するので、電池の運用を始めたばかりの測
定不要な時期において不要な電池電圧測定を短周期で繰
り返してしまうといった事態を回避できるようになり、
また、無用な電池容量の消耗を回避して電池寿命の延命
を図ることができるようになる。
【0242】請求項15に記載の発明に依れば、請求項
1乃至14のいずれか一項に記載の効果に加えて、電池
寿命の運用限界を認識するための電池物性として大負荷
印加後の電池物性(電池電圧)をその回復期間に測定す
るので、予め予期した温度・負荷モデルに対する電池電
圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長時間
に渡って電池電圧を測定するような工程を不要にできる
ようになり、一時的な負荷の増大後の電池物性(電池電
圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に起因
する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除すること
ができるようになる。
【0243】また、大負荷印加後の電池物性(電池電
圧)をその回復期間に測定するため、測定時間全域に渡
って均一なサンプリングを行う場合に比べて、要所に限
定して集中的に電池物性のサンプリングを行うことがで
きるようになり、サンプリング回数を低減できるように
なり、電池寿命測定時間を短縮できるようになり、電池
容量消費を低減して電池寿命の延命化を図ることができ
るようになる。
【0244】請求項16に記載の発明に依れば、請求項
15に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限界を認識
するための電池物性として大負荷印加直前及び大負荷印
加後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性の測定温度の影響を考慮に
入れて電池物性を集中的に測定できるようになる。ま
た、電池物性の測定温度の影響を考慮に入れて算出され
た大負荷印加直前の電池物性と大負荷印加直後の電池物
性(電池電圧)との差の1/2まで大負荷印加直後の電
池物性(電池電圧)が回復するまでに要する時間を電池
物性(電池電圧)の回復時間を電池物性の測定温度の影
響を考慮に入れて算出して電池寿命の末期判定を行い算
出された電池物性(電池電圧)の回復時間が電池物性の
測定温度に応じて選択された測定温度の影響を考慮に入
れた電池物性(電池電圧)の回復基準時間を越えている
場合に電池寿命が運用限界であると自動的に認識して電
池切れ通報命令を生成するので、一時的な負荷の増大後
の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲
温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異
常値の電池物性の測定温度に応じて排除を電池物性の測
定温度の影響を考慮に入れて行うことができるようにな
る。
【0245】また、電池物性の測定温度の影響を考慮に
入れて算出された大負荷印加直前の電池物性と大負荷印
加直後の電池物性(電池電圧)との差の1/2まで大負
荷印加直後の電池物性(電池電圧)が回復するまでに要
する時間を電池物性(電池電圧)の回復時間を電池物性
の測定温度の影響を考慮に入れて算出して電池寿命の末
期判定を行い算出された電池物性(電池電圧)の回復時
間が電池物性の測定温度に応じて選択された電池物性
(電池電圧)の回復基準時間を越えている場合に電池寿
命が運用限界であると自動的に認識して電池切れ通報命
令を生成するので、電池の運用を始めたばかりの測定不
要な時期において不要な電池電圧測定を短周期で繰り返
してしまうといった事態を電池物性の測定温度の影響を
考慮に入れて回避できるようになり、また、無用な電池
容量の消耗を回避して電池寿命の延命を図ることができ
るようになる。
【0246】すなわち、大負荷印加直前及び大負荷印加
後の大負荷の切り離し直後に始まる電池物性(電池電
圧)の回復期間中に一定のサンプリング周期で電池物性
をサンプリングして電池物性を集中的に測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を電池物性
の測定温度の影響を考慮に入れて回避できるようにな
る。
【0247】請求項17乃至27に記載の発明に依れ
ば、内部抵抗の変化と共に電池電圧の変化を構成する電
池起電力の変化を電池寿命の末期に生じる電池物性の変
化として用い、電池起電力の降下期間中に所定サンプリ
ング回数だけ電池起電力をサンプリングして測定電圧信
号を生成して電池起電力の変化が大きい範囲でのサンプ
リング処理の効率化を図り、同時に電池寿命の運用限界
以前の電池起電力を所定サンプリング回数だけサンプリ
ングして測定電圧信号を生成して電池起電力の変化が小
さい範囲でのサンプリング処理の効率化を図ることがで
きるようになり、予め予期した温度・負荷モデルに対す
る電池起電力特性を記憶しておきこの電池起電力特性を
用いて長時間に渡って電池起電力を測定するような工程
を不要にできるようになり、一時的な負荷の増大後の電
池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度
の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値
を排除することができるようになる。
【0248】また、電池起電力の降下期間中に所定サン
プリング回数だけ電池起電力をサンプリングしてサンプ
リング処理の効率化を図るので、測定時間全域に渡って
均一なサンプリングを行う場合に比べて、電池起電力の
変化が大きい範囲に限定して集中的に電池起電力の効率
的で高速なサンプリングを行うことができるようにな
り、サンプリング時間分解能を向上させることができる
ようになり、電池寿命測定時間を短縮できるようにな
り、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図るこ
とができるようになる。これに依り、電池寿命監視方法
を実行する装置が消費する電池容量を低減できるように
なり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を図る
ことができるようになり、装置コストの低減を図ること
ができるようになる。具体的には、電池起電力の降下期
間中に所定サンプリング回数だけ電池起電力をサンプリ
ングして測定電圧信号を生成して電池起電力の変化が大
きい範囲でのサンプリング処理の効率化を図り、同時に
電池寿命の運用限界以前の電池起電力を所定サンプリン
グ回数だけサンプリングして測定電圧信号を生成して電
池起電力の変化が小さい範囲でのサンプリング処理の効
率化を図ることができるようになり、電池の運用を始め
たばかりの測定不要な時期において不要な電池起電力測
定を短周期で繰り返してしまうといった事態を回避でき
るようになり、また、無用な電池容量の消耗を回避して
電池寿命の延命を図ることができるようになる。
【0249】この結果、電池寿命末期の急速に電池起電
力や電池起電力が降下するような電池起電力特性に起因
して、管理センターに通報すべきと判断したにも拘わら
ず、通報動作や後の対処動作に要する電池容量が残って
いないような事態を回避できるようになる。
【0250】請求項28に記載の発明に依れば、請求項
26又は27に記載の効果に加えて、電池寿命の運用限
界を認識するための電池物性として電池寿命の運用限界
以前の電池物性(電池電圧)の降下期間の電池物性を測
定するので、予め予期した温度・負荷モデルに対する電
池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧特性を用いて長
時間に渡って電池電圧を測定するような工程を不要にで
きるようになり、一時的な負荷の増大後の電池物性(電
池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲温度の低下等に
起因する緩やかな電圧変化が連続する異常値を排除する
ことができるようになる。
【0251】また、電池寿命の運用限界を認識するため
の電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池物性
(電池電圧)の降下期間の電池物性を測定するため、測
定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比
べて、要所に限定して集中的に電池物性のサンプリング
を行うことができるようになり、サンプリング回数を低
減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮できるよ
うになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を
図ることができるようになる。
【0252】すなわち、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池物
性(電池電圧)の降下期間の電池物性を測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を回避でき
るようになる。
【0253】請求項29に記載の発明に依れば、請求項
28に記載の効果と同様の効果を奏する。
【0254】請求項30に記載の発明に依れば、請求項
28又は29のいずれか一項に記載の効果に加えて、電
池寿命の運用限界を認識するための電池物性として電池
寿命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)の降下期間
の電池物性を測定するので、予め予期した温度・負荷モ
デルに対する電池電圧特性を記憶しておきこの電池電圧
特性を用いて長時間に渡って電池電圧を測定するような
工程を不要にできるようになり、一時的な負荷の増大後
の電池物性(電池電圧)の回復期に生じる異常値や周囲
温度の低下等に起因する緩やかな電圧変化が連続する異
常値を排除することができるようになる。
【0255】また、電池寿命の運用限界を認識するため
の電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池物性
(電池電圧)の降下期間の電池物性を測定するため、測
定時間全域に渡って均一なサンプリングを行う場合に比
べて、要所に限定して集中的に電池物性のサンプリング
を行うことができるようになり、サンプリング回数を低
減できるようになり、電池寿命測定時間を短縮できるよ
うになり、電池容量消費を低減して電池寿命の延命化を
図ることができるようになる。これに依り、電池寿命監
視方法を実行する自動通報装置が消費する電池容量を低
減できるようになり、電池容量消費を低減して電池寿命
の延命化を図ることができるようになり、自動通報装置
コストの低減を図ることができるようになる。具体的に
は、サンプリング回数を低減できるようになり、電池の
運用を始めたばかりの測定不要な時期において不要な電
池電圧測定を短周期で繰り返してしまうといった事態を
回避できるようになり、また、無用な電池容量の消耗を
回避して電池寿命の延命を図ることができるようにな
る。
【0256】すなわち、電池寿命の運用限界を認識する
ための電池物性として電池寿命の運用限界以前の電池物
性(電池電圧)の降下期間の電池物性を測定する結果、
電池寿命末期の急速に電池起電力や電池電圧が降下する
ような電池電圧特性に起因して、管理センターに通報す
べきと判断したにも拘わらず、通報動作や後の対処動作
に要する電池容量が残っていないような事態を回避して
確実に電池寿命の運用限界を管理センターに通信回線を
介して報知できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池寿命監視装置及び自動通報装置の
動作を説明するための機能ブロック図である。
【図2】第1実施形態の電池寿命監視装置で実行される
電池寿命監視方法を説明するための電池電圧変動図であ
る。
【図3】第2実施形態の電池寿命監視装置で実行される
電池寿命監視方法を説明するための電池電圧変動図であ
る。
【図4】第1従来技術の電池寿命監視方法を説明するた
めの電池電圧変動図である。
【図5】第2従来技術の電池寿命監視方法を説明するた
めの電池電圧変動図である。
【符号の説明】
10…電池寿命監視装置 12…寿命判定手段 12a…サンプリング信号 12b…電池切れ通報命令 14…電圧測定手段 14a…測定電圧信号 16…時間測定手段 16a…時間信号 17…メモリ 18…サンプリング基準時間発生手段 18a…サンプリング基準時間信号 19…通報手段 19a…通報信号 20…電池 21…負荷 22…ボルテージレギュレータ 30…自動通報装置 VD…電源電圧

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池物性を監視して電池寿命の運用限界
    を認識するための電池寿命監視方法において、 前記電池寿命の運用限界を認識するための電池物性とし
    て所定期間における電池物性の回復期間に当該電池物性
    を測定して測定電圧信号を生成する第2工程と、 当該測定した電池物性から電池物性の回復時間を算出す
    る第3工程と、 当該算出した電池物性の回復時間に基づいて電池寿命の
    末期判定を行って当該電池寿命の運用限界を認識する第
    4工程とを有することを特徴とする電池寿命監視方法。
  2. 【請求項2】 前記第2工程は、前記電池寿命の運用限
    界を認識するための電池物性として大負荷印加後の電池
    物性の回復期間に当該電池物性を測定する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電池寿命監視方法。
  3. 【請求項3】 前記第2工程の実行に先立って、前記電
    池寿命の運用限界を認識するための電池物性として大負
    荷印加直前の電池電圧を測定する第1工程を有すること
    を特徴とする請求項2に記載の電池寿命監視方法。
  4. 【請求項4】 前記第2工程は、 電池に大負荷を所定時間だけ接続する第2A工程と、 電池から当該大負荷を切り離す第2B工程と、 当該大負荷の切り離し直後に始まる電池物性の回復期間
    中に当該電池物性を測定する第2C工程とを含むことを
    特徴とする請求項2又は3に記載の電池寿命監視方法。
  5. 【請求項5】 前記第2C工程は、 前記大負荷の切り離し直後に始まる電池物性の回復期間
    中に一定のサンプリング周期で当該電池物性をサンプリ
    ングして前記測定電圧信号を生成する工程を含むことを
    特徴とする請求項4に記載の電池寿命監視方法。
  6. 【請求項6】 前記第2C工程は、 前記大負荷の切り離し直後に始まる電池物性の回復期間
    中に所定サンプリング回数だけ当該電池物性をサンプリ
    ングして前記測定電圧信号を生成する工程を含むことを
    特徴とする請求項4又は5に記載の電池寿命監視方法。
  7. 【請求項7】 前記第1C工程は、 前記第2工程の実行に先立って、前記大負荷印加直前の
    電池物性を、一定のサンプリング周期で当該電池物性を
    サンプリングして前記測定電圧信号を生成する工程を含
    むことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記
    載の電池寿命監視方法。
  8. 【請求項8】 前記第1C工程は、 前記第2工程の実行に先立って、前記大負荷印加直前の
    電池物性を所定サンプリング回数だけサンプリングして
    前記測定電圧信号を生成する工程を含むことを特徴とす
    る請求項3乃至7のいずれか一項に記載の電池寿命監視
    方法。
  9. 【請求項9】 前記第3工程は、 前記大負荷印加直前にサンプリングした前記測定電圧信
    号に基づいて大負荷印加直前の電池物性を算出する第3
    A工程と、 大負荷の切り離し直後に始まる電池物性の回復期間中に
    サンプリングした前記測定電圧信号に基づいて大負荷印
    加直後の電池物性を算出する第3B工程と、 前記第3B工程において算出された大負荷印加直前の電
    池物性と前記第3B工程において算出された大負荷印加
    直後の電池物性との差を算出する第3C工程と、 前記第3C工程において算出された大負荷印加直前の電
    池物性と大負荷印加直後の電池物性との差の1/2まで
    前記大負荷印加直後の電池物性が回復するまでに要する
    時間を前記電池物性の回復時間としてカウントする第3
    D工程とを含むことを特徴とする請求項8に記載の電池
    寿命監視方法。
  10. 【請求項10】 前記第4工程は、 電池物性の回復基準時間を選択する第4A工程と、 前記第3D工程において算出された電池物性の回復時間
    と当該電池物性の回復基準時間とを比較する第4B工程
    と、 電池寿命の末期判定を行い、前記第3D工程において算
    出された電池物性の回復時間が当該電池物性の回復基準
    時間を越えている場合に、電池寿命が運用限界であると
    自動的に認識して電池切れ通報命令を生成する第4C工
    程とを有することを特徴とする請求項9に記載の電池寿
    命監視方法。
  11. 【請求項11】 前記第4A工程は、電池物性の測定温
    度に応じた電池物性の回復基準時間を選択する工程を含
    むことを特徴とする請求項10に記載の電池寿命監視方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第4C工程は、 電池物性が十分に回復するのを待って前記電池切れ通報
    命令を生成する工程を含むことを特徴とする請求項10
    に記載の電池寿命監視方法。
  13. 【請求項13】 前記電池物性として電池電圧を用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記
    載の電池寿命監視方法。
  14. 【請求項14】 前記電池物性として電池起電力を用い
    ることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に
    記載の電池寿命監視方法。
  15. 【請求項15】 前記電池寿命監視方法を実行する電池
    寿命監視装置であって、 前記サンプリング周期を設定するためのサンプリング基
    準時間信号を生成するサンプリング基準時間発生手段
    と、 時間信号を生成する時間測定手段と、 前記サンプリング基準時間信号に基づいて前記大負荷印
    加直前の電池物性の測定を指示するためのサンプリング
    信号を生成し、前記サンプリング基準時間信号に基づい
    て前記大負荷の切り離し直後に始まる電池物性の回復期
    間中に当該電池物性の測定を指示するためのサンプリン
    グ信号を生成し、前記大負荷印加直前の電池物性と大負
    荷印加直後の電池物性との差を算出し、当該大負荷印加
    直前の電池物性と大負荷印加直後の電池物性との差の1
    /2まで前記大負荷印加直後の電池物性が回復するまで
    に要する時間を前記時間信号に基づいて算出し、電池物
    性の前記回復基準時間を選択し、算出された電池物性の
    回復時間と当該電池物性の回復基準時間とを比較し、電
    池寿命の末期判定を行い、当該算出された電池物性の回
    復時間が当該電池物性の回復基準時間を越えている場合
    に電池寿命が運用限界であると自動的に認識して前記電
    池切れ通報命令を生成する寿命判定手段と、 前記サンプリング信号に応じて電池物性を測定して前記
    測定電圧信号を生成する電圧測定手段とを有することを
    特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の電
    池寿命監視方法を実行する電池寿命監視装置。
  16. 【請求項16】 電池物性の測定温度に応じた電池物性
    の回復基準時間にかかるデータを保持するメモリを有
    し、 前記電圧測定手段は、電池物性の測定温度に応じた電池
    物性の前記回復基準時間データを選択して読み出し、算
    出された電池物性の回復時間が回復基準時間を越えてい
    る場合に電池寿命が運用限界であると自動的に認識して
    前記電池切れ通報命令を生成するように構成されている
    ことを特徴とする請求項15に記載の電池寿命監視装
    置。
  17. 【請求項17】 電池物性を監視して電池寿命の運用限
    界を認識するための電池寿命監視方法において、 電池寿命の運用限界を認識するために測定した物性値に
    基づいて電池物性降下時における当該電池物性のサンプ
    リング周期を徐々に短くして当該電池物性を測定して測
    定電圧信号を生成する第2工程と、 当該測定した電池物性から電池物性の降下時間を算出す
    る第3工程と、 当該算出した電池物性の降下時間に基づいて電池寿命の
    末期判定を行って当該電池寿命の運用限界を認識する第
    4工程とを有することを特徴とする電池寿命監視方法。
  18. 【請求項18】 前記第2工程は、前記電池物性の測定
    値が電池寿命の運用限界を示している場合に前記サンプ
    リング周期を予め電池特性に合わせて定めてある期間に
    応じて短くして当該電池物性を測定し、前記測定電圧信
    号を生成する工程を含むことを特徴とする請求項17に
    記載の電池寿命監視方法。
  19. 【請求項19】 前記第2工程は、前記電池物性の測定
    値が電池寿命の運用限界以前を示している場合に前記サ
    ンプリング周期を予め電池特性に合わせて定めてある期
    間だけ長くして当該電池物性を測定して前記測定電圧信
    号を生成する工程を含むことを特徴とする請求項17又
    は18に記載の電池寿命監視方法。
  20. 【請求項20】 前記第2工程の実行に先立って、前記
    電池寿命の運用限界を認識するための電池物性として電
    池寿命の運用限界以前の電池物性(電池電圧)を測定す
    る第1工程を有することを特徴とする請求項18又は1
    9に記載の電池寿命監視方法。
  21. 【請求項21】 前記第2工程は、 電池物性の降下期間中に当該電池物性の降下の程度に応
    じて可変されたサンプリング周期で当該電池物性をサン
    プリングして前記測定電圧信号を生成する工程を含むこ
    とを特徴とする請求項20に記載の電池寿命監視方法。
  22. 【請求項22】 前記第2工程は、 電池物性の降下期間中に所定サンプリング回数だけ当該
    電池物性をサンプリングして前記測定電圧信号を生成す
    る工程を含むことを特徴とする請求項20又は21に記
    載の電池寿命監視方法。
  23. 【請求項23】 前記第1工程は、 前記第2工程の実行に先立って、前記電池寿命の運用限
    界以前の電池物性を一定のサンプリング周期で当該電池
    物性をサンプリングして前記測定電圧信号を生成する工
    程を含むことを特徴とする請求項19乃至22のいずれ
    か一項に記載の電池寿命監視方法。
  24. 【請求項24】 前記第1工程は、 前記第2工程の実行に先立って、前記電池寿命の運用限
    界以前の電池物性を所定サンプリング回数だけサンプリ
    ングして前記測定電圧信号を生成する工程を含むことを
    特徴とする請求項19乃至23のいずれか一項に記載の
    電池寿命監視方法。
  25. 【請求項25】 前記第3工程は、 電池物性の降下期間直前にサンプリングした前記測定電
    圧信号に基づいて電池寿命の運用限界以前の電池物性を
    算出する第3A工程と、 大負荷の切り離し直後に始まる電池物性の降下期間中に
    サンプリングした前記測定電圧信号に基づいて電池物性
    の降下期間の電池物性を算出する第3B工程とを含むこ
    とを特徴とする請求項24に記載の電池寿命監視方法。
  26. 【請求項26】 前記電池物性として電池電圧を用いる
    ことを特徴とする請求項17乃至25のいずれか一項に
    記載の電池寿命監視方法。
  27. 【請求項27】 前記電池物性として電池起電力を用い
    ることを特徴とする請求項17乃至25のいずれか一項
    に記載の電池寿命監視方法。
  28. 【請求項28】 前記電池寿命監視方法を実行する電池
    寿命監視装置であって、 前記サンプリング周期を設定するためのサンプリング基
    準時間信号を生成するサンプリング基準時間発生手段
    と、 時間信号を生成する時間測定手段と、 前記サンプリング基準時間信号に基づいて前記電池寿命
    の運用限界以前の電池物性の測定を指示するためのサン
    プリング信号を生成し、前記サンプリング基準時間信号
    に基づいて電池物性の降下期間中に当該電池物性の測定
    を指示するためのサンプリング信号を生成し、前記測定
    電圧信号に基づいて電池寿命の末期判定を行い、電池寿
    命が運用限界であると自動的に認識した場合に前記電池
    切れ通報命令を生成する寿命判定手段と、 前記サンプリング信号に応じて電池物性を測定して前記
    測定電圧信号を生成する電圧測定手段とを有することを
    特徴とする請求項26又は27に記載の電池寿命監視方
    法を実行する電池寿命監視装置。
  29. 【請求項29】 電池特性に合わせて予め定められたサ
    ンプリング周期にかかるデータを保持するメモリを有
    し、 前記電圧測定手段は、電池特性に応じた前記サンプリン
    グ周期データを選択して読み出し、算出された電池物性
    の降下時間が電池寿命が運用限界であると自動的に認識
    した場合に前記電池切れ通報命令を生成するように構成
    されていることを特徴とする請求項28に記載の電池寿
    命監視装置。
  30. 【請求項30】 管理センターに通信回線を介して接続
    され、前記電池寿命監視装置を制御し電池寿命が運用限
    界であると自動的に認識して電池切れを通報する自動通
    報装置であって、 前記電池寿命監視装置と、 管理センターに通信回線を介して接続され、電池切れを
    通報するための通報信号を前記電池切れ通報命令に応じ
    て生成する通報手段を有することを特徴とする請求項2
    8又は29のいずれか一項に記載の電池寿命監視装置を
    用いた自動通報装置。 【0000】
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