JPH1152005A - ケーブル線路の課電圧極性の検出システムおよびケーブル線路の絶縁破壊位置の検出システム - Google Patents

ケーブル線路の課電圧極性の検出システムおよびケーブル線路の絶縁破壊位置の検出システム

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JPH1152005A
JPH1152005A JP21285697A JP21285697A JPH1152005A JP H1152005 A JPH1152005 A JP H1152005A JP 21285697 A JP21285697 A JP 21285697A JP 21285697 A JP21285697 A JP 21285697A JP H1152005 A JPH1152005 A JP H1152005A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長距離ケーブル線路においても、簡単な構成
により、誤動作が少なく、かつ,高精度に絶縁破壊位置
を検出することができるケーブル線路の課電圧の極性お
よび絶縁破壊位置の検出システムを提供する。 【解決手段】 絶縁破壊事故が発生すると、サージ性電
気エネルギーを各絶縁接続部2の金属箔電極2c,2c
間から導出し、磁気エネルギーとして磁気ホールド部3
3の磁鋼片33aに着磁する。磁気抵抗効果素子35
は、磁鋼片33aの着磁の強さに応じた磁界により電気
抵抗が増加し、発光ダイオード36の発光強度が低下す
る。発光ダイオード36は、着磁の強さに比例した光強
度の光信号を光ファイバ4を介して集中監視所5に伝送
する。一方、ディジタルオシロスコープ70は絶縁事故
発生時の課電圧の極性を記録する。サージ性電気エネル
ギーの極性および大きさと、課電圧の極性から絶縁破壊
の方向と距離を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル線路の絶縁
破壊時の課電圧極性の検出システムおよびケーブル線路
の絶縁破壊位置の検出システムに関し、特に、絶縁接続
部(IJB)を使用した長距離ケーブル線路における課
電圧の極性と絶縁破壊の位置を検出する検出システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のケーブル線路の絶縁破壊位置の検
出システムとして、例えば、実開平4−59483号公
報に示されるものがある。このケーブル線路の絶縁破壊
位置の検出システムは、ケーブル線路の両終端に、サー
ジ電流を磁界により検出する光磁界センサを各々設け、
これらの光磁界センサを光ファイバケーブルを介して測
定器に接続した構成を有する。この測定器は、光源、光
電変換素子、A/D変換器、メモリ回路およびCPUか
ら構成されている。ケーブル線路で絶縁破壊が起きる
と、絶縁破壊が起きた箇所で発生したサージ電流を両端
の光磁界センサで検出し、その検出したサージ電流波形
を光ファイバケーブルを介して測定器に送る。光磁界セ
ンサからのサージ電流波形は、測定器の光電変換素子に
入力され、A/D変換器でディジタルデータに変換さ
れ、メモリ回路に記憶される。メモリ回路に記憶された
ディジタルデータのサージ電流波形を基に絶縁破壊位置
を検出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のケーブ
ル線路の絶縁破壊位置の検出システムによると、サージ
電流を検出する光磁界センサがケーブル線路の両端に配
置され、光磁界センサの出力は、光ファイバケーブルで
伝送された後、サージ電流波形を基に絶縁破壊位置を検
出するものであるので、複数の接続部を有する長距離ケ
ーブル線路における正確な絶縁破壊位置を検出するのは
困難であるという問題がある。また、常時、システムを
動作状態にしておく必要があるという問題もある。ま
た、絶縁破壊事故が発生すると、その強大なエネルギー
によって電磁波障害が生じ、その障害によって測定系の
正常な動作が困難になり、誤動作することが多いという
問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、長距離ケーブル
線路においても、簡単な構成により誤動作が少なく、か
つ,高精度に絶縁破壊位置を検出することができるケー
ブル線路の絶縁破壊位置の検出システムおよびその検出
システムに利用できるケーブル線路の課電圧極性の検出
システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、ケーブル導体に課電されている課電圧の
極性を各相の絶縁接続部のシースに接続されたクロスボ
ンド線に流れる電流に基づいて検出するケーブル線路の
課電圧極性の検出システムにおいて、第1の絶縁接続部
のシースに接続された第1のクロスボンド線の電流を検
出する第1の検出手段と、前記第1の絶縁接続部のシー
スに電気的に連通した隣接する第2の絶縁接続部のシー
スに接続された第2のクロスボンド線の電流を検出する
第2の検出手段と、前記第1および第2の検出手段によ
って検出されたそれぞれの電流のベクトル和の電流によ
って磁鋼片を磁化する磁化手段を備え、前記磁鋼片の磁
化の極性から前記線路の絶縁破壊時の課電圧の極性を検
出するケーブル線路の課電圧極性の検出システムを提供
する。
【0006】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、ケーブル線路の絶縁接続部のシース間のサージ電圧
あるいはサージ電流に基づいて絶縁破壊位置を検出する
ケーブル線路の絶縁破壊位置の検出システムにおいて、
絶縁破壊事故が発生したとき、前記サージ電圧あるいは
前記サージ電流に基づいて磁鋼片、磁気テーブ等の磁気
記録手段を磁化して記録する記録手段と、前記絶縁破壊
事故が発生したときの前記ケーブル線路に課電されてい
た課電圧の極性を検出する極性検出手段とを備え、前記
記録手段の磁化の極性および大きさと、前記極性検出手
段によって検出された前記課電圧の極性から前記絶縁破
壊事故の方向および距離を検出するケーブル線路の絶縁
破壊位置の検出システムを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のケーブル線路の
絶縁破壊位置の検出システムの第1の実施の形態を示
す。このシステムは、電力ケーブル線路1の長さ方向に
設けられた複数の絶縁接続部2(1つのみ図示)に、絶
縁破壊検出回路3(1つのみ図示)をそれぞれ接続し、
各絶縁破壊検出回路3を光ファイバケーブル4(1つの
み図示)によって集中監視所(例えば変電所)5にそれ
ぞれ接続したものである。絶縁接続部2は、絶縁筒2a
の両側に位置するシース2bの外側に金属箔電極2cを
設け、金属箔電極2cをリード線2dによってハイパス
フィルタ(以下「フィルタ」という)30を介して絶縁
破壊検出回路3に接続したものである。
【0008】絶縁破壊検出回路3は、フィルタ30に接
続された磁気ホールド部33と、消磁回路34と、磁気
抵抗効果素子35と、発光ダイオード36と、磁気抵抗
素子35および発光ダイオード36と直列に接続された
直流電源37とを備え、絶縁接続部2の金属箔電極2c
間に発生したサージ性電気エネルギー(以下「サージエ
ネルギー」と略す。)を検出するものである。サージエ
ネルギーの検出は、基本的には、微小な部分放電パルス
の検出と同じ要領である(勝田,遠藤,他3名:「超高
圧長尺CVケーブル線路の活線部分放電検出法の開
発」,電学論,Vol.111−B,No.11,P1
223,Nov.,1991)。
【0009】フィルタ30は、サージエネルギー中の所
定の高周波成分、例えば、1MHz以上の成分を検出す
る。絶縁破壊事故が発生すると、例えば、数100m離
れて隣接する他の絶縁接続部2にもサージエネルギーが
伝播するが、検出するサージエネルギーの周波数成分を
高周波成分のみに限定することにより、高周波成分は急
激に減衰するので、隣接の絶縁接続部2に到達するエネ
ルギーが小さくなり、絶縁破壊を起こした絶縁接続部2
と絶縁破壊を起こしていない正常な絶縁接続部2との識
別が容易となる。
【0010】磁気ホールド部33は、磁鋼片33aと、
磁鋼片33aの磁極を閉ループにするヨーク33bと、
磁鋼片33aを着磁する励磁コイル33cとを備えてい
る。磁鋼片33aへの着磁は、雷電流の記録と同じ要領
で行うことができる。(電気学会:「電気工学ハンドブ
ック」,P1301,昭和60年2月)。
【0011】消磁回路34は、一旦着磁した磁鋼片33
aを消磁する消磁用コイル34aと、消磁信号の入力に
よって消磁用コイル34aを駆動する駆動回路34bと
を備えている。
【0012】磁気抵抗効果素子35は、磁鋼片33aの
周上、あるいは磁鋼片33aとヨーク33bとの間に挿
入配置され、磁界により電気抵抗が増加する特性を有し
ている。
【0013】集中監視所5は、発光ダイオード36から
の光信号を光ファイバケーブル4を介して受信するホト
ダイオード50と、ホトダイオード50の光電流に応じ
たサージエネルギー強度及び極性を表示するサージエネ
ルギー強度及び極性表示部51と、ホトダイオード50
およびサージエネルギー強度及び極性表示部51と直列
に接続された直流電源52とを備えている。
【0014】電力ケーブル線路1は集中監視所5として
の変電所から給電されており、変電所において、電力ケ
ーブル線路1の導体(図示せず)に対地電圧測定用変圧
器(以下「変圧器」という)60が接続され、変圧器6
0に電力ケーブル線路1の課電圧波形を記録するディジ
タルオシロスコープ70が接続されている。
【0015】この絶縁破壊位置の検出システムにおい
て、電力ケーブル線路1の何れかの絶縁接続部2におい
て絶縁破壊事故が発生すると、その絶縁接続部2の金属
箔電極2c,2c間に、強力な低周波〜高周波の広帯域
の周波数成分を含むサージ電圧(サージエネルギー)が
発生する。このサージエネルギー中の1MHz以上の成
分が、シース2bと金属箔電極2cとの間の静電容量、
およびフィルタ30によって検出される。検出されたサ
ージエネルギーは励磁コイル33cに流れる。磁鋼片3
3aは、励磁コイル33cに流れるパルス電流の大きさ
に応じて着磁する。磁気抵抗効果素子35は、磁鋼片3
3aの着磁の強さ及び極性に応じた磁界により電気抵抗
が変化する。この抵抗変化により、直流電源37から直
流電圧が供給されて発光している発光ダイオード36の
電流が変化し、発光ダイオード36の発光強度が変化す
る。発光ダイオード36は、着磁の強さ及び極性に依存
した光強度の光信号を光ファイバケーブル4を介して集
中監視所5に伝送する。集中監視所5のホトダイオード
50は、発光ダイオード36からの光信号を受信し、直
流電源が供給されて所定の輝度で発光しているサージエ
ネルギー強度及び極性表示部51の電流が変化し、輝度
が変化する。
【0016】図2は、絶縁破壊事故が発生したとき、変
電所の変圧器60を介して課電圧波形を観測しているデ
ィジタルオシロスコープ70の記録波形を示す。この記
録波形は、課電圧が正極性のとき(時間t0 )絶縁破壊
事故が発生したことを表わしている。ここで、図1の絶
縁接続部2の右側で絶縁破壊事故が発生したとすると、
磁鋼片33aはその右側(磁気抵抗効果素子35に近い
部分)がN極に、その反対側がS極に磁化される。ま
た、磁化の大きさは事故点までの距離に反比例する。集
中監視所5は、その情報をサージエネルギー強度及び極
性表示部51の表示内容で知ることができる。事故点が
絶縁接続部2の右側で起きているので、右側の金属箔電
極2cに正極性のサージが誘起され、サージエネルギー
強度及び極性表示部51は正極性に対応した表示を行
う。このようにして、事故発生側の電力ケーブル線路1
の課電圧の極性と、表示部51の表示効果に基づいて事
故点を正確に特定することができる。事故点を特定した
後、磁鋼片33aは消磁回路34によって消磁される。
【0017】図3は、本発明のケーブル線路の絶縁破壊
位置の検出システムの第2の実施の形態を示し、図1と
同一の部分には同一の引用数字を付したので、重複する
説明は省略するが、磁気抵抗素子に代えてホール効果素
子35Aが使用されている構成において相違する。
【0018】図3において、絶縁接続部2の絶縁筒2a
の両側の防蝕シース2bの外側に金属箔電極2cを設
け、フィルタ30を通してケーブル絶縁層の地絡事故に
よって生じる急峻な単極性パルスの高周波成分のみを取
り出し、それにより磁鋼片33aを磁化させる。ここ
で、絶縁接続部2の絶縁筒2aの右側方向でケーブル課
電圧の正極性位相で絶縁破壊が生じると、磁鋼片33a
のホール効果素子35Aに隣接する側がN極に磁化され
るものと仮定する。
【0019】この磁化の大きさは、絶縁接続部2から破
壊点までの距離によりサージ電圧の減衰量が変化するの
で、距離に依存した強さに磁化される。この磁化の極性
および大きさをホール効果素子35Aで検出し、その情
報を、例えば、発行ダイオード36、光ファイバケーブ
ル4、ホトダイオード50を介して集中監視所5へ伝送
させる。集中監視所5では、課電圧位相検出用変圧器6
0の課電圧波形の絶縁破壊が生じた瞬間の波形がディジ
タルオシロスコープ70に記録され、図2に示したよう
に、正極性で絶縁破壊が生じたことがわかる。
【0020】この絶縁破壊時の課電圧が正極性の場合、
右側の金属箔電極2cに正極性サージが誘起し、ホトト
ランジスタ50の出力が正極性の場合に絶縁接続部2の
右側方向が絶縁破壊方向になる。課電圧極性および磁化
の極性が逆になれば、それぞれについて逆方向となる。
また、サージの磁化の強さ、つまり、ホトトランジスタ
50の出力電圧の大きさが絶縁接続部2から破壊点まで
の距離に依存するので、これらの関係から破壊点が特定
される。磁鋼片33aに磁化された状態は、必要に応じ
て、消磁コイル34aにより消磁される。
【0021】図4は本発明の電力ケーブル線路の絶縁破
壊位置の検出システムの第3の実施の形態を示す。図1
では、箔電極2cを使用したが、ここでは、シース間橋
絡アレスター90の回路に流れるサージ電流を高周波変
成器80で検出するようにしている。高周波変成器80
で検出したサージ電流を図1の検出回路3に適用しても
良いが、消磁回路を有しない磁鋼片を磁化し、専用の解
析器によって着磁量および極性を測定することによりサ
ージの方向および大きさを検出することもできる。
【0022】図1では、絶縁破壊事故が発生したとき、
変電所に設置した変圧器60に接続されたディジタルオ
シロスコープ70から課電圧の極性を検出したが、変電
所の課電圧測定用の計器用変圧器は、変電所の中枢の重
要設備であるので、可能であれれば、そこから課電圧情
報を入力しないことが望ましい。何故ならば、変電所の
設備の信頼性を低下させる恐れがあるからである。この
ような背景より、以下に、変電所の設備を利用しないで
課電圧の極性を検出するケーブル線路の課電圧極性の検
出システムを説明する。
【0023】図5はこのケーブル線路の課電圧極性の検
出システムを示す。この検出システムにおいて、電力ケ
ーブル線路はU相、V相、W相の3相によって構成さ
れ、各相は導体10U,10V,10Wとシース11
U,11V,11Wを有し、各導体と各シースの間に静
電容量Cが形成されている。導体10U,10V,10
Wは導体接続部Jによって接続され、シース11U,1
1V,11Wは絶縁接続部に絶縁筒2aを有する。各シ
ースは、クロスボンド線12UV,12UW,12V
W,13UV,13UW,13VWによって接続されて
いる。クロスボンド線12UWにはシース電流測定用変
流器(以下「CT」という)15aが結合し、クロスボ
ンド線13UVにはCT15bが結合している。平成8
年電気学会全国大会の「1717部分放電測定における
ケーブル線路電圧位相の現地取り込み法の開発」に記載
されているように、クロスボンド線によって直列に接続
されているシースの各区間には同一の電流が流れる。こ
の電流は、導体10U,10V,10Wの負荷電流によ
って誘導するシース回路起電力の各相の不平衡分によっ
て流れるものであり、また、各相ケーブル課電圧によっ
て静電容量Cに流れる充電電流の不平衡分がシース回路
電流のベクトル和として流れる。U相の静電容量Cに流
れる充電々流I(IL +IR )は、クロスボンド線12
UW,13UVに流れる電流IXL,IXRの和となり、シ
ース回路電流は打ち消されて零となる。従って、クロス
ボンド線12UW,13UVの電流IXL,IXRをCT1
5a,15bで検出して積分回路32でそのベクトル和
を求めると、充電々流Iが得られる。ここで、I,
L ,IR ,IXL,IXRは、図5に示すように、ベクト
ル記号・を有するものとする。これによって励磁コイル
33cを付勢し、磁鋼片33aを磁化すると、磁気抵抗
効果素子35からU相の導体10Uの課電圧の極性を知
ることができる。この情報は、図1で説明したように、
監視所5へ伝送される。この課電圧の極性と前述したサ
ージ電流の方向と大きさに基づいて絶縁破壊事故の位置
を特定することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のケーブル線
路の課電圧極性の検出システムおよびケーブル線路の絶
縁破壊位置の検出システムによると、絶縁破壊事故が発
生したとき、そのときのケーブルの課電圧の極性とサー
ジ電流あるいはサージ電圧の極性と大きさに基づいて絶
縁破壊位置を特定するので、簡単な構成により、誤動作
が少なく、かつ、高精度に絶縁破壊の方向と距離を特定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル線路の絶縁破壊位置の検出シ
ステムの第1の実施の形態を示す説明図。
【図2】図1で記録された課電圧波形を示す説明図。
【図3】本発明のケーブル線路の絶縁破壊位置の検出シ
ステムの第2の実施の形態を示す説明図。
【図4】本発明のケーブル線路の絶縁破壊位置の検出シ
ステムの第3の実施の形態を示す説明図。
【図5】本発明のケーブル線路の課電圧極性の検出シス
テムの実施の形態を示す説明図。
【符号の説明】
1,電力ケーブル線路 2,絶縁接続部 2a,絶縁筒 2b,シース 2c,金属箔電極 2d,リード線 3,絶縁破壊検出回路 4,光ファイバケーブル 5,集中監視所 8,発光ダイオード 10U,10V,10W,導体 11U,11V,11W,シース 12UV,12UW,12VW,クロスボンド線 13UV,13UW,13VW,クロスボンド線 15a,15b,シース電流測定変流器 30,ハイパスフィルタ 30a,コンデンサ 30b,高周波コイル 33,磁気ホールド部 33a,磁鋼片 33b,ヨーク 33c,励磁コイル 34,消磁回路 34a,消磁用コイル 34b,駆動回路 35,磁気抵抗効果素子 36,発光ダイオード 37,直流電源37 50,ホトダイオード 51,サージエネルギー強度及び極性表示部 52,直流電源 60,課電圧位相検出用変圧器 70,ディジタルオシロスコープ 80,サージ電流測定用変流器 90,シース間橋絡アレスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル導体に課電されている課電圧の
    極性を各相の絶縁接続部のシースに接続されたクロスボ
    ンド線に流れる電流に基づいて検出するケーブル線路の
    課電圧極性の検出システムにおいて、 第1の絶縁接続部のシースに接続された第1のクロスボ
    ンド線の電流を検出する第1の検出手段と、 前記第1の絶縁接続部のシースに電気的に連通した隣接
    する第2の絶縁接続部のシースに接続された第2のクロ
    スボンド線の電流を検出する第2の検出手段と、 前記第1および第2の検出手段によって検出されたそれ
    ぞれの電流のベクトル和の電流によって磁鋼片を磁化す
    る磁化手段を備え、 前記磁鋼片の磁化の極性から前記線路の絶縁破壊時の課
    電圧の極性を検出することを特徴とするケーブル線路の
    課電圧極性の検出システム
  2. 【請求項2】 ケーブル線路の絶縁接続部のシース間の
    サージ電圧あるいはサージ電流に基づいて絶縁破壊位置
    を検出するケーブル線路の絶縁破壊位置の検出システム
    において、 絶縁破壊事故が発生したとき、前記サージ電圧あるいは
    前記サージ電流に基づいて磁鋼片、磁気テーブ等の磁気
    記録手段を磁化して記録する記録手段と、 前記絶縁破壊事故が発生したときの前記ケーブル線路に
    課電されていた課電圧の極性を検出する極性検出手段と
    を備え、 前記記録手段の磁化の極性および大きさと、前記極性検
    出手段によって検出された前記課電圧の極性から前記絶
    縁破壊事故の方向および距離を検出することを特徴とす
    るケーブル線路の絶縁破壊位置の検出システム。
  3. 【請求項3】 前記極性検出手段は、変電所の対地電圧
    測定用の変圧器の出力に基づいて前記課電圧の極性を検
    出する構成の請求項第2項記載のケーブル線路の絶縁破
    壊位置の検出システム。
  4. 【請求項4】 前記極性手段は、第一の絶縁接続部のシ
    ースに接続された第1のクロスボンド線の電流を検出す
    る第1の検出手段と、 前記第1の絶縁接続部のシースに電気的に連通した第2
    の絶縁接続部のシースに接続された第2のクロスボンド
    線の電流を検出する第2の検出手段と、 前記第1および第2の検出手段によって検出されたそれ
    ぞれの電流のベクトル和の電流によって磁鋼片を磁化す
    る磁化手段を備え、 前記磁鋼片の磁化の極性から前記線路の絶縁破壊時の課
    電圧の極性を検出する構成の請求項第2項記載のケーブ
    ル線路のの絶縁破壊位置の検出システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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