JPH11514453A - 音声信号を適応的に濾波して雑音のある環境条件での音声了解度を高めるシステム - Google Patents

音声信号を適応的に濾波して雑音のある環境条件での音声了解度を高めるシステム

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JPH11514453A JP9512112A JP51211297A JPH11514453A JP H11514453 A JPH11514453 A JP H11514453A JP 9512112 A JP9512112 A JP 9512112A JP 51211297 A JP51211297 A JP 51211297A JP H11514453 A JPH11514453 A JP H11514453A
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Abstract

(57)【要約】 音声及び背景雑音の双方を含むデジタル化された音声信号のフレーム中の雑音を適応的に低減する方法及びシステムを提供する。デジタル化された音声信号のフレームは調整可能な高域通過フィルタ回路を通って、デジタル化された信号の低周波数領域にある背景雑音の一部分をろ過するようになっている。フィルタ回路は、現在のフレームが選択された周波数応答曲線を示すように適合されたフィルタ制御回路によって調整される。フィルタ制御回路は、デジタル化された音声信号のフレーム中の音声の有無を検出する音声検出器を備えている。フィルタ回路は、現在のフレーム中に何ら音声が検出されないときに調整される。第1の好ましい実施例において、フィルタ制御回路は、背景雑音に対応する雑音推定量を計算すると共に、この雑音推定量に基づいてフィルタ回路を調整することによって、フィルタ回路を制御する。雑音推定量が増大するにつれて、音声の低周波数領域にある増大する量のエネルギーを抽出するように、フィルタ回路を調整する。第2の好ましい実施例において、フィルタ回路は雑音プロファイル推定量の関数として調整される。現在のフレームに対する雑音プロファイル推定量は、音声検出の関数として決定され、基準雑音プロファイルと比較される。この比較に基づいて、フィルタ回路は適応的に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】 音声信号を適応的に濾波して雑音のある環境条件での 音声了解度を高めるシステム 関連出願 本発明は、双方共に参照によって本願に組み込まれる、1993年9月29日 付で出願された「音声信号に対する適応雑音低減(Adaptive Noise Reduction f or Speech Signals)」と題する米国特許出願第08/128,639号と、1 992年10月27日付で出願された「多モード信号処理(Multi-Mode Signal Processing)」と題する米国特許出願第07/967,027号に関連している 。米国特許出願第08/128,639は現在係属中であり、本願の譲渡人の親 会社に譲渡されている。 発明の分野 本発明は雑音低減システムに関し、特に、可搬式デジタル無線電話に用いる適 応音声了解度向上システムに関する。 発明の背景 セルラー電話産業は、米国においてもまた世界の他の諸国においても商業運用 上長足の進歩をしてきた。主要な大都市領域におけるセルラー・サービスに対す る需要は、現在のシステム容量を上回っている。この傾向が継続すると仮定すれ ば、セルラー電気通信は最小の地方市場にも及ぶこととなる。従って、セルラー 容量は、妥当なコストで高い品質サービスを維持しながら増大する必要がある。 増大する容量に対する1つの重要な段階は、アナログからデジタル伝送へのセル ラー・システムの変換である。容易に搬送することができると共に、家庭、事務 所、街路、車等において呼を発するか受信するのに使用することができる低コス トでポケットサイズの無線電話を用いる第1世代の個人通信ネットワーク(PC Ns:personal communication networks)は、次世代のデジタルセルラー・イン フラストラクチャーを使用するセルラーキャリアによって恐らくはもたらされる ことから、この変換もまた重要である。 デジタル通信システムは、強力なデジタル信号処理技術を利用する。デジタル 信号処理とは一般に、デジタル化された各信号の数学的及び他の操作のことを言 う。例えば、アナログ信号をデジタル形式に変換(デジタル化)した後、このデ ジタル信号をデジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)に て簡単な数学的ルーチンを使用して、濾波し、増幅し、かつ減衰させることがで きる。一般に、DSPは高速度集積回路として製造され、データ処理動作を本質 的には実時間で行うことができるようになっている。DSPはまた、伝送された 無線信号の低減されたスペクトル占有及び増大したシステム容量に変換するデジ タル化された音声のビット伝達速度を低減するのにも使用することができる。例 えば、音声信号が14ビットの線形パルス符号変調(PCM:Pulse Code Modul ation)を使用してデジタル化されると共に、8kHz の割合でサンプル化されれ ば、112キロ・ビット/秒の直列ビット伝送速度が生成される。また、人間の 音声の冗長度及び他の断定可能な諸特性を数学的に利用することによって、音声 コード化技術を使用して、直列ビット伝送速度を112キロ・ビット/秒から7 .95キロ・ビット/秒に圧縮して、ビット伝送速度において14:1の低減を 達成することができる。低減された伝送速度は利用できる帯域幅を生む。 第2世代のセルラー電話システム用のデジタル規格(即ち、IS−54)とし て使用されるティー・アイ・エー(TIA)によって米国で採用された1つのな じみのある音声圧縮技術は、ベクトル・ソースブック励起線形予測コード化(V SELP:vector sourcebook excited linear predictive coding)である。あ いにく、高レベルの周囲雑音(特に、「有色雑音(colored noise)」と混合した 音声を含む音声信号がVSELPを使用してコード化/圧縮化されるとき、望ま しくない音声信号特性がその結果の一部分となり得る。例えば、デジタル移動電 話が雑音のある環境(例えば、移動する自動車の内側)において使用されれば、 周囲雑音及び所望する音声の双方がVSELPコード化アルゴリズムを使用して 圧縮され、基地局に送信され、この基地局において、圧縮された信号が復号化さ れ可聴音声に復元される。背景雑音がアナログ形式に復元されるとき、時たま音 声中に含まれる雑音の望ましくない可聴歪が導入される。この歪は平均的な聴取 者にとって非常にいらいらするものである。 この歪は、移動電話が使用される環境によって大部分が引き起こされる。移動 電話は一般に、車両のエンジン及び周囲の車両通行によって生成される騒音がし ばしばある車両の内部において使用される。車両内部の騒音は一般に低い可聴周 波数範囲に集中しており、雑音の大きさは車両の速度及び加速度それに周囲の車 両通行の程度のような諸因子によって変化し得る。この種の低周波数雑音は、車 両環境にある話中の人から到来する音声の了解度を大幅に低下させる傾向を有す る。低周波数雑音によって引き起こされる音声了解度の低下は特に、VSELP ボコーダを展開させる通信システムにおいて重大であるが、VSELPボコーダ (vocoder)を含まない通信システムにおいて生じ得る。 移動電話への騒音の影響はまた、移動電話が使用される方法によって及ぼされ 得る。特に、移動電話は、移動電話をクレードルに置いておいて電話のユーザが 電話で話をするハンドフリー・モードにおいて使用し得る。このことによって電 話のユーザの両手は自由に運転することになるが、移動電話のマイクロフォン入 力に達する前に電話ユーザの可聴言葉が伝搬しなければならない距離を増大させ る。変化する騒音に加えて、ユーザと移動電話の間のこの増大した距離によって 、雑音が移動電話に入力される音声信号の総合パワースペクトルエネルギーの相 当な部分となり得る。 理論的には、種々の信号処理アルゴリズムは、VSELPコード化背景雑音を 濾波するデジタル信号プロセッサを使用して実施することができよう。しかしな がら、これらの解法はしばしば、貴重な処理時間、メモリ空間、及び消費電力を 消費する、1秒当り実行される数百万の指令(MIPS)によって測定される、 重大なデジタル信号処理のオーバーヘッドを要求する。しかしながら、これらの 信号処理のリソースのおのおのは、可搬式無線電話においては制限されている。 従って、DSPの処理負担を単に増大することは、VSELPコード化及び他の 形式の背景雑音を最小化するための最適の解法ではない。 発明の概要 本発明は、コード化された音声の品質に及ぼす如何なる負の影響をも最小化す ると共に、デジタル信号プロセッサのリソースの如何なる増大される枯渇をも最 小化しながら、コード化された背景雑音の望ましくない寄与を低減する適応雑音 低減システムを提供する。本発明の方法及びシステムは、デジタル化された音声 信号のフレームをフィルタ回路を通すことによって、デジタル化された音声信号 における音声の了解度を増大するものである。このフィルタ回路は、デジタル化 された信号の低可聴周波数範囲における部分を濾波すると共に、デジタル化され た信号のより高い周波数範囲にある部分を通過させる調整可能な高域フィルタと して機能する。車両中の雑音は低い可聴周波数範囲に集中する傾向にあると共に 、音声の了解度の中味の比較的小部分のみがこの低周波数範囲内にあることから 、フィルタ回路は、音声のより重要度の低いセグセントのフィルタリングのみを しながら、デジタル化された音声信号中の雑音の大きなセグメントを濾波する。 このことによって、除去される音声エネルギーの部分と比較して、雑音エネルギ ーの比較的大部分が除去されることとなる。フィルタ回路の周波数応答曲線を適 応的に調整し選択することによって、濾波される音声の量は制限され、無線によ って出力される音声の了解度に及ぼす影響が最小である。 フィルタ回路を調整して、音声信号中の雑音に対応する雑音推定量及び/又は はスペクトル・プロファイル結果の関数として異なる周波数応答曲線を示すよう にするのにフィルタ制御回路が使用される。雑音推定量及び/又はスペクトル・ プロファイル結果は、デジタル信号に対してフレーム毎に基づくと共に、音声検 出の関数として調整される。音声が検出されなければ、雑音推定量及び/又はス ペクトル・プロファイル結果を現在のフレームに対して更新する。音声が検出さ れたら、雑音推定量及び/又はスペクトル・プロファイル結果は未調整のまま維 持される。 第1の実施例において、フィルタ回路はデジタル化された音声信号の各フレー ムに対して雑音推定量を計算する。雑音推定量は、デジタル化された音声信号の 各フレーム中の背景雑音の量に対応する。音声の低周波数領域における音声に対 する背景雑音の相対量が増加するにつれて、雑音推定量は増加する。フィルタ制 御回路は、音声の低周波数範囲にある音声に対する背景雑音の相対量が増大する につれて、フィルタ回路を調整して音声の低周波数領域の大部分を濾波するのに 雑音推定量を使用する。何ら背景雑音が存在しないとき、音声信号の何らの部分 も濾波されない。より高レベルの背景雑音があるとき、雑音及び音声情報のより 大きな部分が抽出される。雑音は低周波数領域に集中しようとすると共に、音声 の了解度の中味の比較的小部分のみがこの低周波数領域内にあることから、無線 信号の全体の了解度は、雑音推定量が増大するにつれて濾波される低周波数エネ ルギーの部分を増大させることによって増大することができる。 第2の実施例において、フィルタ回路を調整して音声信号における選択された 周波数範囲に渡る雑音推定量の雑音プロファイルの関数として異なる周波数応答 曲線を示すのに修正されたフィルタ制御回路が使用される。フィルタ制御回路は 、検出音声の関数として雑音プロファイル推定量を決定するスペクトル分析装置 を備えている。雑音プロファイル推定量は現在のフレームに対して決定され、基 準雑音プロファイルと比較される。この比較に基づいて、フィルタ回路は、現在 のフレームから低周波数エネルギーの変化する量を抽出するように適応的に調整 される。 本発明による適応雑音低減システムは、可搬式/移動式無線トランシーバがR Fチャンネルを通して相互にまたは固定された電話回線加入者と通信する電気通 信システムに応用することができて有益である。各トランシーバは、アンテナ、 このアンテナを介してRFチャンネルを通して受信される無線信号をアナログ無 線信号に変換する受信機、及び送信機を備えている。送信機は、送信すべきアナ ログ音声信号をデジタル化した音声情報の各フレームにデジタル化する符復号器 (Codec:Coder-decoder)を備え、この際、音声情報は音声及び背景雑音の双方を 含んでいる。デジタル信号プロセッサは、背景雑音の推定量及び現在のフレーム における音声の検出に基づいて現在のフレームを処理して、背景雑音を最小化す る。変調器は、アンテナを介した引き続く送信のために、デジタル化した音声情 報の処理されたフレームでRFキャリアを変調する。 図面の簡単な説明 本発明の前記並びに他の特徴及び利点は、図面と関連して読まれる以下の記述 された説明から当業者にとって容易に明瞭となろう。 図1は本発明の一般的機能ブロック図である。 図2はセルラー無線通信用の米国デジタル標準IS−54のフレーム及びスロ ット構造を図示している。 図3はデジタル信号プロセッサを使用して実施される本発明の第1の好ましい 実施例のブロック図である。 図4は電気通信システムでの複数の可搬式無線トランシーバのうちの1つにお ける本発明の例示的実施例の機能ブロック図である。 図5A及び図5Bは本発明の第1の好ましい実施例を実施するときにデジタル 信号プロセッサによって実行される機能/動作を図示するフローチャートである 。 図6Aは本発明の第1の好ましい実施例によるフィルタ回路の減衰対周波数特 性の第1の例を図示するグラフである。 図6Bは本発明の第1の好ましい実施例によるフィルタ回路の減衰対周波数特 性の第2の例を図示するグラフである。 図7は本発明の第1の好ましい実施例のフィルタ制御回路によってアクセス可 能な例示的ルックアップテーブルである。 図8A及び図8Bは例示的入力音声信号の振幅対周波数特性を図示するグラフ である。 図9A及び図9Bは、本発明のフィルタ回路によって濾波された後の図8A及 び図8Bの入力音声信号の振幅対周波数特性をそれぞれ図示するグラフである。 図10はデジタル信号プロセッサを使用して実施される本発明の第2の好まし い実施例のブロック図である。 図11は、本発明の第2の好ましい実施例を実施するときにデジタル信号プロ セッサによって実行される機能/動作を図示する、図5Bのフローチャートに対 応するフローチャートである。 図12は本発明の第2の好ましい実施例のフィルタ制御回路によってアクセス 可能な例示的ルックアップテーブルである。 図面の詳細な説明 以下の説明において、制限ではなく説明を目的として、この発明の完全な理解 をもたらすために、特定の回路、回路構成要素、技術、フローチャート等の特定 の詳細を述べる。しかしながら、これらの特定の詳細からはずれる他の実施例に おいて本発明を実行し得ることは当業者にとって明瞭となろう。他の場合、本発 明の説明を不要な詳細で不明瞭にしないように、周知の方法、装置、及び回路の 詳細な説明は省略する。 図1の本発明による適応雑音低減システム100の一般的ブロック図である。 適応雑音低減システム100は、フィルタ回路115に接続されたフィルタ制御 回路105を備えている。フィルタ制御回路105はデジタル化された音声信号 の現在のフレームに対するフィルタ制御信号を発生する。フィルタ制御信号はフ ィルタ回路115に出力され、フィルタ回路115はフィルタ制御信号に応じて 、フィルタ制御信号に基づいて選択された高域周波数応答曲線を示すように順応 する。調整されたフィルタ回路115はデジタル化された音声信号の現在のフレ ームを濾波する。濾波信号はボイス・コーダ120によって処理されて、デジタ ル化音声信号を表わすコード化信号を生成する。 セルラー電気通信システムにおける可搬式/移動式無線電話トランシーバに応 用されるこの発明の例示的疾患において、図2はデジタル・セルラー電気通信用 の規格IS−54によって採用される時分割多元接続(TDMA:timedivision multiple access)フレーム構造を図示している。「フレーム」は、1つの送信 ブロックTXと、1つの受信ブロックRXと、移動体アシスト式ハンド・オフ( MAHO:mobile-assisted hand-off)に対して使用される信号強度測定ブロッ クとを含む20ミリ秒の期間である。図2に示す2つの連続したフレームは、4 0ミリ秒の期間で送信される。デジタル化音声及び背景雑音情報は、更に以下に て説明するように、フレーム毎に基づいて処理されろ過される。 図1に示すフィルタ制御回路105、フィルタ回路115、及びボイス・コー ダ120の各機能は、高速デジタル信号プロセッサで実施されることが好ましい 。1つの適切なデジタル信号プロセッサは、テキサス・インスツルーメンツ(Tex as Instruments)から入手できるティー・エム・エス320シー53 ディー・ エス・ピー(TMS320C53 DSP)である。このTMS320C53 DSPは単一の集積チップ上に、16ビットのマイクロプロセッサと、処理すべ き音声フレーム等のデータを記憶するオンチップRAMと、VSELF音声圧縮 アルゴリズムを含む種々のデータ処理アルゴリズムを記憶するROMと、フィル タ制御回路105及びフィルタ回路115によって実行される各機能を実施する ために以下において説明すべき他のアルゴリズムとを備えている。 本発明の第1の実施例を図3に示す。この第1の実施例では、フィルタ回路1 15が、フィルタ制御回路によって決定される背景雑音推定量の関数として調整 される。パルス符号変調式(PCM:pulse code modulated)音声情報の各フレ ームがDSPのオンチップRAMに逐次的に記憶される。音声情報は他のデジタ ル化技術を使用してデジタル化することができよう。各PCMフレームはDSP のオンチップRAMから取り出され、フレーム・エネルギー推定器210によっ て処理され、一時フレーム記憶装置220に一時的に記憶される。フレーム・エ ネルギー推定器210によって決定された現在のフレームのエネルギーは雑音推 定器230及び音声検出器240の各機能ブロックにもたらされる。音声検出器 240は、フレーム・エネルギー推定量が前の雑音推定量と音声しきい値の合計 を超えたときに音声が現在のフレームに存在するということを指示する。音声検 出器240が何らの音声も存在しないことを決定すれば、デジタル信号プロセッ サ200は、前の雑音推定量及び現在のフレーム・エネルギーの関数として更新 した雑音推定量を計算する(ブロック230)。 更新した雑音推定量はフィルタ・セレクタ235に出力される。フィルタ・セ レクタ235は雑音推定量に基づいてフィルタ制御信号を発生する。好ましい実 施例では、フィルタ・セレクタ235は、フィルタ制御信号を発生する際にルッ クアップテーブルをアクセスする。このルックアップテーブルは、おのおのが雑 音推定量または雑音推定量の範囲と比較される一連のフィルタ制御値を含んでい る。ルックアップテーブルからのフィルタ制御値は更新した雑音推定量に基づい て選択され、このフィルタ制御値はフィルタ回路115のフィルタ・バンク26 5に出力されるフィルタ制御信号によって表わされる。プロセスを安定化すると 共に、異なるフィルタ間のアクセッシブな切換えを回避するため、N個のフレー ムのハングオーバー時間が新しいフィルタの選択と共に設定される。新しいフィ ルタはN個のフレーム毎に選択できるだけである。ここでNは1より大きい整数 であり、10より大きいことが好ましい。 フィルタ回路115はフィルタ制御信号に応答して調整されて、入力されたフ ィルタ制御信号及び雑音推定量に対応する高域通過周波数応答曲線を示す。フィ ルタ制御信号に応じて選択された応答曲線を示すのに、従来技術上周知の種々の 異なる型式のフィルタ回路を利用することができる。これらの従来技術のフィル タは、バッタワース(Butterworth)、チェビシェフ(Chebyshev)(チェビシェフ(T schebyscheff))またはだ円フィルタ等のアイ・アイ・アール(IIR)フィル タを含んでいる。IIRフィルタは、下位の処理要求によって使用することもで きるエフ・アイ・アール(FIR)フィルタであることが好ましい。 濾波された信号は、濾波された信号のビット伝送速度を圧縮するのに使用され るボイス・コーダ120によって処理される。好ましい実施例において、ボイス ・コーダ120は、音声信号をコード化するのにベクトル・ソースブック励起式 線形予測コード化(VSELP:vector sourcebook excited linear predictive coding)を使用する。コード励起式線形(CELP:code excited linear pred ietive)コード化、残余パルス励起式線形予測(RPE−LTP:residual pul se ercited linear predictive)コード化、改良式多帯域励起式(IMBE:im proved multiband excited)コード化等の他の音声コード化技術及びアルゴリズ ムを使用することができる。音声コード化の前に本発明に従って音声信号の各フ レームを濾波することによって、背景雑音が最小化され、このことは復元される ときに音声中の如何なる望ましくない雑音効果をも実質的に低減する。このこと はまた音声が低周波数雑音に消されることを防止する。 図3と関連して説明したデジタル信号プロセッサ200は、例えば、無線電気 通信システムに使用されるデジタル可搬式/移動式無線電話のトランシーバに使 用することができる。図4はセルラー電気通信ネットワークに使用し得る1つの この種のデジタル無線トランシーバを図示している。図4は無線トランシーバに 含まれる基本機能ブロックを一般的に説明しているが、このトランシーバのより 詳細な説明は、参照によって本願に組み込まれる「多モード信号処理(Multi-Mo de Signal Processing)」と題する先に言及した米国特許出願第07/967, 027号から得ることができる。 音声及び背景雑音を含む音声信号は、マイクロフォン400にて、応用特定集 積回路(ASIC:application specific imtegrated circuit)であることが好 ましい符複号器(codec: coder-decoder)402に入力される。マイクロフォン 400にて検出される帯域制限音声信号は、1秒当り8,000サンプルの割合 で符複号器402によってサンプル化されて、フレームにブロック化される。従 って、各20ミリ秒のフレームは、160個のサンプルを含んでいる。これらの サンプルは量子化され、14ビットの線形PCM等のコード化デジタル形式に変 換される。一旦、現在のフレームの160個のサンプルのデジタル化音声がオン チップRAM202の送信DSP200に記憶されると、この送信DSP200 は図3に関連して前述したように、VSELPアルゴリズムに従って、チャンネ ルコード化機能、フレーム・エネルギー推定、雑音推定、音声検出、FFT、フ ィルタ機能、及びデジタル音声コード化/圧縮を実行する。 監視マイクロプロセッサ432は、図4に示すトランシーバ中の全ての構成要 素の全動作を制御する。送信DSP200によって発生された濾波されたPCM データストリームは、直交変調及び送信のためにもたらされる。このために、A SICゲートアレイ404は、DSP200からの濾波されたPCMデータスト リームに基づいて、同相(I)及び直交(Q)チャンネルの情報を発生する。こ のI及びQビットストリームは、整合された低減フィルタ406及び408によ って処理され、平衡変調器410のIQミクサに入力される。基準発振器412 及び乗算器414は送信中間周波数(IF:intermediate frequency)をもたら す。信号Iは同相IFと混合され、信号Qは直交IF(即ち、移相器416によ って90度だけ遅延された同相IF)と混合される。混合された信号I及びQは 合算され、チャンネル・シンセサイザ430によって選択されたRFチャンネル 周波数に「まで」変換され、送受切換器420及びアンテナ422を介し、選択 された無線周波数チャンネルを通して送信される。 受信側では、アンテナ422及び送受切換器420を介して受信された各信号 は、基準発振器428の出力に基づきチャンネル・シンセサイザ430によって 合成された局部発振器信号を使用して、ミクサ424での選択された受信チャン ネル周波数から第1のIF周波数に変換される。第1のIFミクサ424の出力 は濾波されると共に、チャンネル・シンセサイザ430及び復調器426からの 別の出力に基づいて周波数的に第2のIF周波数に変換される。次いで、受信ゲ ート・アレイ434は第2のIF信号を一連の位相サンプル及び一連の周波数サ ンプルに変換する。受信DSP436は、復調、濾波、利得/減衰、チャンネル コード化、及び受信された各信号上での音声伸張を実行する。次いで、処理され た音声データは符復号器402に送られて、ラウドスピーカー438を駆動する ためのベースバンド音声信号に変換される。フィルタ制御回路105、フィルタ 回路115、及び音声コーダ120の各機能を実施するデジタル信号プロセッサ 200によって実行される動作をここで図5A及び図5Bに図示されたフローチ ャートと関連して説明することとする。フレームエネルギー推定器210は音声 信号の各フレームにおけるエネルギーを決定する。フレームエネルギー推定器2 10は、フレームにおける各PCMサンプルの2乗値の合計を計算することによ って、現在のフレームのエネルギーを決定する(ステップ505)。1秒のサン プリング速度当り8,000個のサンプルに対して、20ミリ秒のフレーム当り 160個のサンプルがあるので、160個の2乗PCMサンプルが合算される。 数学的に表わせば、フレーム・エネルギー推定量は、以下の式1に従って決定さ れる。 現在のフレームに対して計算されたフレーム・エネルギー値は、DSP200の オンチップRAM202に記憶される(ステップ510)。 音声検出器240の各機能は、雑音推定器230によって予め決定された雑音 推定量をDSP200のオンチップRAMから取り出すことを含む(ステップ5 15)。勿論、トランシーバが最初にパワーアップされるとき、雑音推定量は何 ら存在しない。決定ブロック520はこの状況を予期しており、ステップ525 において雑音推定量を指定する。以下において説明するように雑音推定量の値を 強制的に更新するために、任意の高い値、例えば、通常の音声レベルを上回る2 0dBを雑音推定量として割り当てることが好ましい。フレームエネルギー推定 器210によって決定されたフレームエネルギーは、DSP200のオンチップ RAM202から取り出される(ブロック530)。フレームエネルギー推定量 が、以下の式2に示すように、取り出された雑音推定量+所定の音声しきい値の 和を超えているか否かについての決定がブロック535で行われる。 フレーム・エネルギー推定量>(雑音推定量+音声しきい値) (式2) 音声しきい値は、代表的な背景雑音の短期間のエネルギー変動に比して大きい と経験的に決定された固定値であって良く、例えば9dBに設定することができる 。また、音声しきい値を適応的に修正して、スピーカがより雑音の多いまたはよ り静かな環境に入るときのような変化する音声条件を反映することができる。フ レームエネルギー推定量が式2の和を超えれば、音声が存在するというブロック 570にフラグがセットされる。音声検出器240が音声が存在することを検出 すると、雑音推定器230がバイパスされて、デジタル化された音声の前のフレ ームに対して計算された雑音推定量が取り出され、現在の雑音推定量として使用 される。逆に、フレームエネルギー推定量が式2の和を下回れば、ブロック54 0において音声フラグがリセットされる。 現在のフレームにおける音声を検出する他のシステムも使用することができる 。例えば、欧州電気通信規格協会(ETSI:European Telecommunications St andard Institute)は、移動通信システム用の大域システム(GSM:Global S ystem for Mobile communication system)における音声アクティビティ検出( VAD:voice activity detection)用の規格をこれまで開発してきており、参 照によって組み込まれるイー・ティー・エス・アイ(ETSI)基準、即ち、ア ール・イー/エス・エム・ジー020632ピー(RE/SMG 020632 P)に説明されている。この規格は本発明における音声検出のために使用するこ とができ、参照によって組み込まれる。 音声が存在しなければ、雑音推定器230の雑音推定更新ルーチンが実行され る。本質的に、雑音推定量は、音声のない期間の際のフレームエネルギーの移動 平均である。前述したように、最初の始動雑音推定量が十分に高く選択されれば 、音声は検出されず、音声フラグをリセットすることによって、雑音推定量の更 新を強制的に行う。 雑音推定器230の従う雑音推定ルーチンにおいて、以下の式に従う、フレー ムエネルギー推定器210によって発生されたフレーム雑音エネルギーと雑音推 定器230によって予め計算された雑音推定量の間の差分/エラーデルタ(Δ) が、ブロック545において決定される。 Δ=現在のフレーム・エネルギー−の雑音推定量 (式3) Δが零を超えたか否かについての判定が、決定ブロック550において行われる 。雑音推定量の高い値に対して生じるように、Δが負であれば、雑音推定量が以 下の式に従ってブロック560において再計算される。 雑音推定量=前の雑音推定量+Δ/2 (式4) Δは負であるので、雑音推定量の下方訂正が行われることとなる。減少する雑音 レベルを迅速に訂正するのに、Δ/2の比較的大きなステップサイズが選択され る。しかしながら、フレーム・エネルギーが雑音推定量を超えて、零よりも大き なΔをもたらせば、雑音は以下の式に従ってブロック555において更新される 。 雑音推定量=前の雑音推定量+Δ/256 (式5) Δは正であるので、雑音推定量は増大しなければならない。しかしながら、(Δ /2に比して)より小さいΔ/256というステップサイズを選んで、雑音推定 量を次第に増大させると共に、過渡的な雑音に対して実質的免除をもたらすよう にする。 現在のフレームに対して計算された雑音推定量はフィルタ・セレクタ235に 出力される。第1の好ましい実施例において、フィルタ・セレクタ235はルッ クアップテーブルをアクセスすると共に現在の雑音推定量を使用して、フィルタ 制御値を選択する(ステップ572)。次いで、雑音推定量及び背景雑音が増大 するにつれて、濾波された雑音の量を増大させようとする周波数応答曲線を示す のに、選択されたフィルタ制御値の関数としてフィルタ回路115を調整する( ステップ574)。次いで、DSPのRAMに記憶されたPCMサンプルを調整 したフィルタ回路265に通して、このPCMサンプルを濾波し、雑音を除去す る(ステップ576)。次に、濾波されたPCMサンプルはボイス・コーダ12 0によって処理され(ステップ578)、コード化サンプルはRF送信回路に出 力される(ステップ580)。 図6A及び図6Bは、フィルタ回路115に出力される異なるフィルタ制御信 号に対して異なる周波数応答曲線F1〜F4を示すのに、どのようにフィルタ回 路115を調整するかについての諸例を示している。図6Aに示すように、カッ トオフ周波数F1c〜F4cをそれぞれ有する周波数応答曲線F1〜F4で一連 の異なる周波数応答曲線を示すのに、フィルタ回路115を選択することができ る。フィルタ回路115のカットオフ周波数は好ましい実施例において、300 Hzから800Hzの間にあって良い。雑音推定量が増加するとき、フィルタ回路1 15はより高いカットオフ周波数を有する周波数応答曲線を示すように構成され る。このより高いカットオフ周波数をとることによって、音声のより低い周波数 範囲にあるフレームエネルギーのより大部分がフィルタ回路115によって抽出 されることとなる。 同様に、図6Bに示すように、異なる傾斜及び同一のカットオフ周波数を有す る各周波数応答曲線で一連の異なる周波数応答曲線F1〜F4を示すのに、フィ ルタ回路115を選択することができる。周波数応答曲線F1〜F4に対するカ ットオフ周波数は、前記範囲にある。雑音推定量が増大するにつれて、フィルタ 回路115を調整して、より急な傾斜を有する周波数応答曲線を示すようにする 。このより急な傾斜をとることによって、音声のより低い周波数範囲にあるフレ ームエネルギーのより大部分が、フィルタ回路115によって抽出されることと なる。 フィルタ回路115は、現在のフレームに対して計算された雑音推定量の関数 として現在のフレームを濾波する。現在のフレームが濾波されることによって、 雑音が低減されると共に、音声の大部分が通される。濾波されないで通される音 声の大部分は、音声信号の品質の最小の低減のみを以って認識可能な音声出力を もたらす。異なるカットオフ周波数と異なる傾斜の組合せは、音声の低周波数範 囲内にあるフレームエネルギーの選択された部分を適応的に抽出するのに使用す ることができる。 図7はフィルタ回路115に対するフィルタ応答曲線F1〜F4のうちの1つ を選択するためにフィルタ・セレクタ235によってアクセスされる例示的ルッ クアップテーブルを図示している。このルックアップテーブルは、フィルタ回路 115によって示すことが可能なポテンシャル応答曲線に対応する一連の潜在雑 音推定量N1〜Nn及びフィルタ制御値F1〜Fnを含んでいる。雑音推定量N 1〜Nnはおのおのが雑音推定量の範囲を表わすことができると共に、特定のフ ィルタ制御値F1〜F4と比較される。フィルタ制御回路105は、雑音推定量 を計算すると共に、ルックアップテーブルから関連するフィルタ制御値を取り出 すことによって、フィルタ制御信号を発生する。 図8A及び図8Bそれに図9A及び図9Bは、RF送信機に出力される改良さ れた音声信号をもたらすのに、2つのフレームに対する音声信号をどのようにし て適応的に濾波するかを示している。図8A及び図8Bは、音声成分s1及びs 2それに雑音成分n1及びN2をそれぞれ含む音声信号の第1のフレーム及び第 2のフレームを示している。図示のように、双方のフレームの雑音エネルギーn 1及びn2は低い可聴周波数範囲に集中し、一方、音声エネルギーs1及びs2 はより高い可聴周波数範囲に集中している。図9Aは、濾波後の第1のフレーム に対する雑音信号n1及び音声信号s1を示している。図9Bは、濾波後の第2 のフレームに対する雑音信号n2及び音声信号s2を示している。 説明したように、適応可聴雑音低減システム100は、現在のフレームに対す る計算された雑音推定量に基づいてフィルタ制御回路105を調整することによ って、第1フレーム及び第2フレーム間の雑音レベルの差を償うように構成され ている。例えば、雑音推定量N1及びスペクトル・プロファイルS1がフィルタ 制御回路105によって計算され、F1のフィルタ制御値が第1のフレームに対 して選択される。好ましい実施例では、フィルタ回路115はフィルタ制御値F 1に基づいて調整され、図6Aに示すように、カットオフ周波数F1cを有する 周波数応答曲線F1を示す。第1のフレームはこの調整されたフィルタ回路11 5を通る。フィルタ回路115を選択することによって、雑音n1の大部分及び 音声s1の小部分のみが、周波数応答曲線F1のカットオフ周波数F1cを下回 るようになる。このことによって、雑音n1が効果的に濾波されると共に、音声 s1の比較的重要でない部分のみが濾波されることとなる。第1のフレームの濾 波された音声信号を図9Aに示す。 図8bに示す第2のフレームにおいて、より高い背景雑音が存在し、音声が検 出されないと仮定すれば、フィルタ制御回路105によってより高い雑音推定量 n2が計算される。より高い対応するフィルタ制御値F2がより高い雑音推定量 に基づいて第2のフレームに対して決定される。第1の好ましい実施例において 、図6Aに示すように、より高いフィルタ制御値F2に応答してフィルタ回路1 15を調整して、より高いカットオフ周波数F2cを有する周波数応答曲線を示 す ようにする。音声信号のその後のフレームは、調整されたフィルタ回路115を 通る。周波数応答曲線F2のカットオフ周波数F2cはその後のフレームに対し てはより高いために、雑音n2及び音声s2双方のより大部分が濾波される。濾 波された音声s2の一部分は、フレームによって含まれる了解度情報に対して依 然として比較的重要ではなく、この結果、音声に及ぼされる影響は最小限にのみ とどまる。音声s2のより大部分を濾波するという不利益は、第2のフレームか ら雑音n2を増々除去するという利点によって相殺される。音声の濾波されたス ペクトル部分は、音声の了解度に対して大きく寄与するということはない。第2 のフレームの濾波された音声信号を図9Bに示す。 適応雑音低減システム100の第2の好ましい実施例を図10〜図12に示す 。この第2の好ましい実施例において、フィルタ制御回路105は、雑音プロフ ァイル推定量の関数としてフィルタ回路115を調整する。雑音プロファイル推 定量は各フレームに対して計算され、基準雑音プロファイルと比較される。この 比較に基づいて、フィルタ回路115を適応的に調整して、低周波数エネルギー の変化量を現在のフレームから抽出する。 図10を参照すると、第2の好ましい実施例に従って構成されたDSP200 が示されている。図示のように、フィルタ制御回路105は、第1の好ましい実 施例について説明したフレームエネルギー推定器210、雑音推定器230、音 声検出器240、及びフィルタ・セレクタ235の他に、スペクトル分析器27 0を備えている。フィルタ制御回路105は、第1の実施例に対して説明し、フ ローチャート5A及び5Bに示したように、雑音推定量を決定すると共に、受信 したフレームに対する音声を検出する。現在のフレームに対する音声を検出する と直ちに、スペクトル分析器270は雑音プロファイル推定量を更新し、フィル タ回路115を調整する際に雑音プロファイル推定量を使用する。 図11を参照すると、雑音プロファイル推定量を更新し、フィルタ回路115 を調整する各ステップが示されている。図11は、第1の好ましい実施例に対し て図5A及び図5Bのフローチャートにおいて既に説明した全プロセスに組み込 まれるスペクトル分析器270によって実行される各ステップを示している。 音声が現在のフレームに対して検出されないとき、先ず、スペクトル分析器2 70は現在のフレームに対する雑音プロファイルを決定する(ステップ600) 。現在のフレームに対して決定された雑音プロファイルは、現在のフレームに対 する音声の選択された低周波数範囲内の異なる周波数(即ち、周波数ビン(bins) )に対するエネルギー計算を含む。好ましい実施例において、選択された周波数 範囲は略300ないし800Hzである。現在のフレームの雑音プロファイルは、 N個の周波数ビンを有する高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform )を使用して現在のフレームを処理することによって決定することができる。F FTを使用してデジタル信号を処理することは従来技術において周知であり、3 2個のような比較的少数の周波数ビンにFFTが制限されるところで極めて小さ な処理電力が要求されるという点で有益である。N個の周波数ビンを有するFF Tは、N個の異なる周波数でエネルギー計算を生成する。選択された周波数範囲 にある周波数ビンに対するエネルギー計算は、現在のフレームに対する雑音プロ ファイルを形成する。 現在のフレームに対する雑音プロファイル推定量を決定するため(ステップ6 04)、現在のフレームに対する雑音プロファイルが、音声信号の前のフレーム に対して決定された雑音プロファイル推定量で平均化される。初期化後等の、何 ら前の雑音プロファイル推定量が有効でないところでは、記憶された最初の雑音 プロファイル推定量を使用することができる。雑音プロファイル推定量は、逐次 的により低周波数にある雑音エネルギー推定量ei(i=1,2,…,n)を含 む(即ち、e1は最高の周波数に対する雑音エネルギー推定量であり、enは選択 された周波数範囲における最低の周波数に対する雑音エネルギー推定量である) 。好ましい実施例において、各雑音エネルギー推定量eiは、何ら音声が検出さ れなかった複数の連続したフレームに渡る選択された周波数範囲にある特定の周 波数でのエネルギー計算の平均に対応する。雑音プロファイル推定量を決定する 際に複数のフレームを使用することによって、フィルタ回路115はよりゆるや かに調整される。代替実施例において、雑音プロファイル推定量を現在のフレー ムの雑音プロファイルと同等視することができる。 次いで、雑音プロファイル推定量の各エネルギー推定量eiを基準雑音プロフ ァイルと比較する(ステップ604)。この基準雑音プロファイルは、雑音プロ ファイル推定量の雑音エネルギー推定量eiに対する周波数に対応する周波数の 基準エネルギーしきい値eri(i=1,2,…,n)を含んでいる。基準エネル ギーしきい値eriは経験的に決定することができる。雑音エネルギー推定量ei は、最高の周波数エネルギー推定量e1から最低の周波数エネルギー推定量enま での対応する基準エネルギーしきい値eriと逐次的に比較される。 詳述すると、雑音エネルギー推定量e1は先ず基準雑音しきい値er1と比較さ れる。e1が基準雑音しきい値er1よりも大きければ、比較値c1が選択されてフ ィルタ・セレクタ235に入力される。雑音エネルギー推定量e1が基準雑音し きい値er1よりも小さければ、(e1より低い周波数でとられた雑音エネルギー 推定量である)雑音エネルギー推定量e2が基準雑音しきい値er2と比較される 。雑音エネルギー推定量e2が基準雑音しきい値er2よりも大きければ、比較値 c2が選択されて、フィルタ・セレクタ235に入力される。この比較プロセス は、比較値ci(i=1,2,…,n)が選択されるまで継続される。 フィルタ回路235は、フィルタ制御値を決定するのに決定された比較値ci を使用する。フィルタ制御値は、図12に示すようなルックアップテーブルから 選択される。このルックアップテーブルは一連の比較値ci及び対応するフィル タ制御値Fiを含んでいる。フィルタ回路115は選択されたフィルタ制御値の 関数として調整される。フィルタ回路115は、現在のフレームから低周波数エ ネルギーを抽出するための周波数応答曲線を示すように調整される。フィルタ回 路115は、逐次的により高い周波数にある雑音エネルギー推定量がそれらの対 応する基準エネルギーしきい値を上回るとき、増大する量の低周波数エネルギー を抽出するように調整される。図6A及び図6Bは、選択されたフィルタ制御値 に対する例示的周波数応答曲線を示している。 雑音プロファイル推定量の使用は、音声の全体の品質を向上させるように低周 波数エネルギーを抽出するのにフィルタ回路を適応的に調整する能力を高めるの に役立つ。車環境だけが移動電気通信装置が使用される唯一の環境というわけで はなく、従って或る状況における雑音プロファイルをより高い周波数の方へ一層 傾けることができるので、低周波数にある雑音エネルギーが小さいときにスペク トル分析器270を選択的に不能状態にすることができる。また、雑音周波数ス ペクトルの重要な部分がより低い周波数にあるとき、或る処理能力を犠牲にする としても、より急な濾波傾斜を応用することができる。この付加的な処理要求は 依然としてかなり小さい。 前記説明から明らかなように、本発明の適応雑音フィルタ・システムは簡単に かつDSPでの計算をそれ程増大することなく実施される。例えば「スペクトル 減算(spectral subtraction)」等の、雑音を低減するより複雑な方法では、デー タ及びプログラム・コードの記憶のために計算関連の数100万命令/秒(MI PS:million instructions per second)及び大量のメモリが必要とされる。こ れと比較すると、本発明は、やはり一層の音声歪をもたらす「スペクトル減算」 アルゴリズムに対して要求されるMIPS及びメモリの僅か何分の1かの使用に よって実施することができる。メモリを減らすことによってDSP集積回路の寸 法が低減され、MIPSを減らすことによって消費電力が低減される。これらの 寄与の双方共、バッテリー給電式の可搬式/移動式無線電話に対して望ましい。 以上、この発明を特に好ましい実施例を参照して示しかつ説明したが、この発 明はこれらの実施例に限定されるものではない。例えば、DSPはフレーム・エ ネルギー推定器210、雑音推定器230、音声検出器240、フィルタ・セレ クタ235及びフィルタ回路265の各機能を実行するものとして開示したが、 これらの諸機能は他のデジタル及び/又はアナログ構成装置を使用して実施する ことができる。また、適応濾波システム100は、フィルタ回路115が雑音推 定量及び雑音プロファイル推定量双方の関数として調整されるところで実施する ことができる。この発明の精神及び範囲から逸脱することなく、形式及び細部に おける種々の変更を行い得ることが当業者によって了知されよう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年8月28日 【補正内容】 明細書 音声信号を適応的に濾波して雑音のある環境条件 での音声了解度を高めるシステム 発明の分野 本発明は雑音低域システムに関し、特に、可搬式デジタル無線電話に用いる適 応音声了解度向上システムに関する。 発明の背景 セルラー電話産業は、米国においてもまた世界の他の諸国においても商業運用 上長足の進歩をしてきた。 変化する騒音に加えて、ユーザと移動電話の間のこの増大した距離によって、雑 音が移動電話に入力される音声信号の総合パワースペクトルエネルギーの相当な 部分となり得る。 欧州特許第0 645 756号、欧州特許第0 558 312号、欧州特 許第0 665 530号、***国特許第4 012 349号、米国特許第4 ,811,404号、第4,461,025号、及び第5,251,263号に 含まれる従来技術の開示は全て、好ましくない信号成分を濾波する方法を開示し ている。 理論的には、種々の信号処理アルゴリズムは、VSELPコード化背景雑音を 濾波するデジタル信号プロセッサを使用して実施することができよう。しかしな がら、これらの解法はしばしば、貴重な処理時間、メモリ空間、及び消費電力を 消費する、1秒当り実行される数百万の指令(MIPS)によって測定される、 重大なデジタル信号処理のオーバーヘッドを要求する。しかしながら、これらの 信号処理のリソースのおのおのは、可搬式無線電話においては制限されている。 従って、DSPの処理負担を単に増大することは、VSELPコード化及び他の 型式の背景雑音を最小化するための最適の解法ではない。 発明の概要 本発明は、コード化された音声の品質に及ぼす如何なる負の影響をも最小化す ると共に、デジタル信号プロセッサのリソースの如何なる増大される枯渇をも最 小化しながら、コード化された背景雑音の望ましくない寄与を低減する適応雑音 低域システムを提供する。本発明の方法及びシステムは、デジタル化された音声 信号のフレームをフィルタ回路に通すことによって、デジタル化された音声信号 における音声の了解度を増大するものである。 これらの従来技術のフィルタは、バッタワース(Butterworth)、チェビシェフ(Ch ebyshev)(チェビシェフ(Tschebyscheff))またはだ円フィルタ等のアイ・アイ ・アール(IIR)フィルタを含んでいる。IIRフィルタはFIRフィルタよ り好ましいが、FIRフィルタも処理要求が低いので使用することもできる。 濾波された信号は、濾波された信号のビット伝送速度を圧縮するのに使用され るボイス・コーダ120によって処理される。好ましい実施例において、ボイス ・コーダ120は、音声信号をコード化するのにベクトル・ソースブック励起式 線形予測コード化(VSELP:vector sourcebook excited linear predictive coding)を使用する。コード励起式線形予測(CELP:code excited linear predictive)コード化、残余パルス励起式線形予測(RPE−LTP:residual pulse excited linear predictive)コード化、改良式多帯域励起式(IMBE :improved multiband excited)コード化等の他の音声コード化技術及びアルゴ リズムを使用することができる。音声コード化の前に本発明に従って音声信号の 各フレームを濾波することによって、背景雑音が最小化され、このことは復元さ れるときに音声中の如何なる望ましくない雑音効果をも実質的に低減する。この ことはまた音声が低周波数雑音に消されることを防止する。 図3と関連して説明したデジタル信号プロセッサ200は、例えば、無線電気 通信システムに使用されるデジタル可搬式/移動式無線電話のトランシーバに使 用することができる。図4はセルラー電気通信ネットワークに使用し得る1つの この種のデジタル無線トランシーバを図示している。 音声及び背景雑音を含む音声信号は、マイクロフォン400にて、応用特定集 積回路(ASIC:application specific integrated circuit)であることが好 ましい符復号器(codec:coder-decoder)402に入力される。マイクロフォン4 00にて検出される帯域制限音声信号は、1秒当り8,000サンプルの割合で 符復号器402によってサンプル化されて、フレームにブロック化される。従っ て、各20ミリ秒のフレームは、160個のサンプルを含んでいる。これらのサ ンプルは量子化され、14ビットの線形PCM等のコード化デジタル形式に変換 される。一旦、現在のフレームの160個のサンプルのデジタル化音声がオンチ ップRAM202の送信DSP200に記憶されると、この送信DSP200は 図3に関連して前述したように、VSELPアルゴリズムに従って、チャンネル コード化機能、フレーム・エネルギー推定、雑音推定、音声検出、FFT、フィ ルタ機能、及びデジタル音声コード化/圧縮を実行する。 監視マイクロプロセッサ432は、図4に示すトランシーバ中の全ての構成要 素の全動作を制御する。送信DSP200によって発生された濾波されたPCM データストリームは、直交変調及び送信のためにもたらされる。このために、A SICゲートアレイ404は、DSP200からの濾波されたPCMデータスト リームに基づいて、同相(I)及び直交(Q)チャンネルの情報を発生する。 例えば「スペクトル減算(spectral subtraction)」等の、雑音を低減するより 複雑な方法では、データ及びプログラム・コードの記憶のために計算関連の数1 00万命令/秒(MIPS:million instructions per second)及び大量のメモ リが必要とされる。これと比較すると、本発明は、やはり一層の音声歪をもたら す「スペクトル減算」アルゴリズムに対して要求されるMIPS及びメモリの僅 か何分の1かの使用によって実施することができる。メモリを減らすことによっ てDSP集積回路の寸法が低減され、MIPSを減らすことによって消費電力が 低減される。これらの寄与の双方共、バッテリー給電式の可搬式/移動式無線電 話に対して望ましい。 以上、この発明を特に好ましい実施例を参照して示しかつ説明したが、この発 明はこれらの実施例に限定されるものではない。例えば、DSPはフレーム・エ ネルギー推定器210、雑音推定器230、音声検出器240、フィルタ・セレ クタ235及びフィルタ回路265の各機能を実行するものとして開示したが、 これらの諸機能は他のデジタル及び/又はアナログ構成装置を使用して実施する ことができる。また、適応濾波システム100は、フィルタ回路115が雑音推 定量及び雑音プロファイル推定量双方の関数として調整されるところで実施する ことができる。 請求の範囲 1.送信機で受信される音声信号であって、音声成分及び雑音成分から交互に 構成されて音声成分及び雑音成分が混在する前記音声信号を表わし、複数の連続 したフレームから構成されるデジタル信号のフレームを選択的に変更する方法に おいて、 前記デジタル信号のフレームのエネルギーレベル(505)を推定する段階と 、 前記推量する段階の際に行われる推定に応じて、前記デジタル信号の前記フレ ームが音声成分を含むか否かを決定する段階(535)と、 前記決定する段階の際に音声成分が前記フレームの一部分を構成しないと決定 されるとき、前の雑音推定量及び前記推定する段階の際に推定された前記エネル ギーレベルの関数として雑音推定量を更新する段階と、 雑音推定量のレベルに対してインデックスされるフィルタ特性を有するルック アップテーブルでの入力をアクセスする段階(572)であって、該アクセスさ れる入力が前記更新する段階の際に更新された前記雑音推定値に対応してなる前 記段階と、 フィルタによって示すべきフィルタ回路のフィルタ特性を選択する段階(57 4)であって、前記フィルタ特性が前記アクセスする段階の際にアクセスされる 前記入力の前記記憶されたフィルタ特性に応じて選択されてなる前記段階と、 前記フィルタ回路のフィルタ特性を示す前記フィルタで前記デジタルデータの 前記フレームを濾波すること(576)によって、前記フィルタ回路のフィルタ 特性に応じて前記デジタルデータの前記フレームを変更する段階と、から構成さ れ、ステップ・バイ・ステップ式に実行され相互に作用する各段階によって特徴 づけられる前記方法。 2.請求項1記載の方法において、前記デジタルデータの前記フレームが前記 音声成分を含まないと決定される場合、前記デジタル信号の前記フレームの雑音 プロファイル推定量を決定する付加的な介在段階(600)によって更に特徴づ けられる前記方法。 3.請求項2記載の方法において、前記雑音プロファイル推定量を決定する前 記段階(600)の際に決定される前記雑音プロファイル推定量を前記更新する 段階の際に使用して、前記雑音推定量を更新することを特徴とする前記方法。 4.請求項1記載の方法において、前記アクセスする段階の際にアクセスされ る前記ルックアップテーブルは、複数の入力(C1〜CN,F4〜FN)によっ て特徴づけられ、該複数の入力のおのおのは個別のフィルタ特性を含んでいるこ とを特徴とする前記方法。 5.請求項4記載の方法において、前記ルックアップテーブルの前記複数の入 力の前記個別のフィルタ特性は、おのおのが個別のカットオフ周波数(F1c, F2c,F3c,F4c)によって規定される個別の高域通過フィルタ特性を含 んでいることを特徴とする前記方法。 6.請求項4記載の方法において、前記ルックアップテーブルの前記複数の入 力の前記個別のフィルタ特性は、おのおのが個別の周波数応答曲線の傾斜(F1 ,F2,F3,F4)によって規定される個別の高域通過フィルタ特性を含んで いることを特徴とする前記方法。 7.請求項1記載の方法において、カウンター値を増分して、エネルギーレベ ルが前記推定する段階の際に推定される各フレームをカウントする更なる段階に よって特徴づけられる前記方法。 8.請求項7記載の方法において、前記フィルタ回路のフィルタ特性を選択す る前記段階は、前記カウンター値がN回(Nは1より大きい整数値を形成する) 毎に増分されるときに実行されることを特徴とする前記方法。 9.送信機で受信される音声信号であって、音声成分及び雑音成分から交互に 構成されて音声成分及び雑音成分が混在する前記音声信号を表わし、複数の連続 したフレームから構成されるデジタル信号のフレームを選択的に変更する装置( 100;200)において、 前記デジタル信号のフレームの各指示を受信するように結合され、前記デジタ ル信号の前記フレームのエネルギーレベルを推定するエネルギーレベル推定器( 210)と、 前記エネルギーレベル推定器に結合された音声検出器(240)であって、前 記デジタル信号の前記フレームが音声成分を含むか否かを決定する前記音声成分 決定器と、 音声成分が前記音声成分決定器によって前記フレームの一部分を形成しないと 決定されたときに動作可能であって、前の雑音推定量及び前記推定器によって推 定された前記エネルギーレベルの関数として雑音推定量を更新する雑音推定器( 230)と、 おのおのが雑音推定量の各レベルに対してインデックスされる複数の入力を含 むルックアップテーブル(図12)であって、該ルックアップテーブルの入力が 前記雑音推定器によって形成された雑音推定量に応じてアクセスされてなる前記 ルックアップテーブルと、 前記デジタルデータの前記フレームを受信するように結合されるフィルタ(2 65)であって、該フィルタは選択可能なフィルタ回路のフィルタ特性を示し、 前記フィルタの前記フィルタ回路のフィルタ特性の選択は、前記雑音推定器によ って更新される前記雑音推定量に応じてアクセスされる前記ルックアップテーブ ルの前記入力に応じて決定されてなる前記フィルタと、によって特徴づけられる 前記装置。 10.請求項9記載の装置(100;200)において、前記デジタルデータの 前記フレームが前記音声成分決定器によって前記音声成分を含んでいないと決定 された場合、前記デジタルデータの前記フレームの雑音プロファイル推定量を決 定する雑音プロファイル推定器(270)によって更に特徴づけられる前記装置 。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.音声信号中の音声の了解度を増大する方法において、 音声情報及び背景雑音を含むデジタル化された音声信号のフレームを受信する 段階と、 現在のフレームが音声情報を含んでいるか否かを検出する段階と、 音声の前記検出の関数として前記現在のフレームに対する前記背景雑音に対応 する雑音推定量を決定する段階と、 前記雑音推定量に対応するフィルタ制御信号をフィルタ回路に出力する段階と 、 前記フィルタ制御信号に応答して、音声を濾波するための周波数応答曲線を示 すように前記フィルタ回路を調整する段階と、 推定された背景雑音の関数として現在のフレームを濾波するために、前記フィ ルタ回路を前記現在のフレームに応用する段階と、を具備したことを特徴とする 前記方法。 2.請求項1記載の方法において、音声の高周波数領域内にある音声の選択さ れた部分を通すと共に、音声の低周波数領域内にある音声の選択された部分を抽 出するための高域通過周波数応答曲線を示すように、前記フィルタ回路を調整す ることを特徴とする前記方法。 3.請求項1記載の方法において、現在のフレームが音声を含んでいるか否か を検出する前記段階が、前記現在のフレームのエネルギーを決定することと、該 決定されたフレーム・エネルギーを前記雑音推定量及び音声しきい値の和と比較 することを含み、前記決定されたフレーム・エネルギーが前記雑音推定量及び前 記音声しきい値の和を超えたとき、音声が検出されることを特徴とする前記方法 。 4.請求項1記載の方法において、前記雑音推定量は、音声情報を有していな いと決定された複数の受信フレームに対して検出された前記背景雑音の平均であ ることを特徴とする前記方法。 5.請求項1記載の方法において、前記フィルタ回路を調整する前記段階は更 に、前記雑音推定量が増加するにつれて、音声に対して低周波数領域にある背景 雑音のより大部分を前記現在のフレームから抽出するように、前記フィルタ回路 を調整することを含むことを特徴とする前記方法。 6.請求項5記載の方法において、前記フィルタ回路を調整する前記段階は更 に、前記計算された雑音推定量が増大するにつれて、より高いカットオフ周波数 を有する周波数応答曲線を示すように、前記フィルタ回路を調整することを含む ことを特徴とする前記方法。 7.請求項5記載の方法において、前記フィルタ回路を調整する前記段階は更 に、前記計算された雑音推定量が増大するにつれて、より急な傾斜を有する周波 数応答曲線を示すように、前記フィルタ回路を調整することを含むことを特徴と する前記方法。 8.請求項1記載の方法において、前記現在のフレームに対する前記雑音推定 量が所定の基準雑音推定量を超えるとき、前記現在のフレームの前記音声情報の 全てを実質的に通る選択された周波数応答曲線を示すように、前記フィルタ回路 を調整することを特徴とする前記方法。 9.請求項1記載の方法において、前記フィルタ回路を選択的に調整する前記 段階は、N個(Nは1より大きい整数)の連続したフレームに渡って最大1回前 記フィルタ回路を調整することを含むことを特徴とする前記方法。 10.音声及び背景雑音を含むデジタル化された音声信号の受信フレーム中の雑 音を低減する装置において、 a)フィルタ制御回路であって、 i)前記デジタル化された信号のフレームのエネルギーレベルを検出すると共 に、該検出されたエネルギーレベルに対応するフレーム・エネルギー出力を発生 するエネルギーレベル検出器、 ii)前記エネルギーレベル検出器に接続されて、前記デジタル化された音声の フレーム中の音声の有無を検出すると共に、音声を含むフレームまたは背景雑音 フレームとしてフレームを同定する音声指示信号を出力する音声検出器、 iii)前記エネルギーレベル検出器及び前記音声検出器に接続されて、前記エ ネルギーレベル出力及び前記音声指示信号の関数として前記フレームに対する雑 音推定量を決定する雑音推定器、及び iv)雑音推定量に対応するフィルタ制御信号を発生するフィルタ・セレクタ、 を備えた前記フィルタ制御回路と、 b)前記フィルタ制御回路に接続されて、前記雑音推定量の関数として前記受 信されたフレームを濾波する高域フィルタ回路と、を具備したことを特徴とする 前記装置。 11.請求項10記載の装置において、前記フィルタ回路が、音声の高周波数領 域内にある音声の選択された部分を通すと共に、音声の低周波数領域内にある音 声の選択された部分を抽出する高域通過周波数応答曲線を示すことを特徴とする 前記装置。 12.請求項10記載の装置において、前記音声検出器が、前記決定されたフレ ームエネルギーを前記雑音推定量及び音声しきい値の和と比較することによって 、フレーム中の音声を検出し、前記決定されたフレームエネルギーが前記雑音推 定量及び前記音声しきい値の和を超えたときに、音声を検出することを特徴とす る前記装置。 13.請求項10記載の装置において、前記雑音推定量が、音声情報を有してい ないと決定された複数の受信フレームに対して検出された背景雑音の平均に対応 することを特徴とする前記装置。 14.請求項10記載の装置において、前記雑音推定量が増大するにつれて、音 声の低周波数領域にある背景雑音のより大部分を現在のフレームから抽出するよ うに、前記フィルタ回路を調整することを特徴とする前記装置。 15.請求項14記載の装置において、前記計算された雑音推定量が増大するに つれて、より高いカットオフ周波数を有する周波数応答曲線を示すように、前記 フィルタ回路を調整することを特徴とする前記装置。 16.請求項14記載の装置において、前記計算された雑音推定量が増大するに つれて、より急な傾斜を有する周波数応答曲線を示すように前記フィルタ回路を 調整することを特徴とする前記装置。 17.請求項10記載の装置において、現在のフレームに対する前記雑音推定量 が所定の基準雑音推定量を下回るとき、現在のフレームの全ての音声情報を実質 的に通す選択された周波数応答曲線を示すように、前記フィルタ回路を調整する ことを特徴とする前記装置。 18.請求項10記載の装置において、N個(Nは1より大きい整数)の連続し たフレームに渡って最大1回前記フィルタ回路を調整することを特徴とする前記 装置。 19.可搬式無線トランシーバがRFチャンネルを通して通信する電気通信シス テムにおいて、各トランシーバが、 アンテナと、 前記アンテナを介しRFチャンネルを通して受信された無線信号をアナログ無 線信号に変換する受信機と、 送信機と、を具備し、該送信機が、 アナログ音声信号を音声及び背景雑音を含むデジタル化された音声情報のフレ ームにデジタル化する符復号器と、 受信されたフレーム中の音声を検出し、音声を検出する関数である雑音推定量 を発生し、かつ現在のフレームに対する計算された背景雑音の関数として現在の フレームから背景雑音を濾波するデジタル信号プロセッサと、を備えてなること を特徴とする前記システム。 20.請求項19記載の装置において、音声の高周波数領域にある音声の選択さ れた部分を通すと共に、音声の低周波数領域にある音声の選択された部分を抽出 することによって、前記背景雑音を濾波することを特徴とする前記装置。 21.請求項20記載の装置において、前記雑音推定量が増大するにつれて、音 声に対する低周波数領域にある背景雑音のより大部分を現在のフレームから抽出 することによって、前記デジタル信号プロセッサが前記背景雑音を調整可能に濾 波することを特徴とする前記装置。 22.音声信号中の音声の了解度を増大する方法において、 背景雑音及び音声情報を含むデジタル化された音声信号のフレームを受信する 段階と、 現在のフレームが音声情報を含んでいるか否かを検出する段階と、 音声の検出の関数である前記現在のフレームに対する雑音プロファイル推定量 を決定する段階であって、該雑音プロファイル推定量が、音声の所定周波数領域 内にある複数の周波数の複数の雑音エネルギー推定量を含んでなる前記段階と、 前記雑音プロファイル推定量の前記雑音エネルギー推定量を、前記雑音エネル ギー推定量の前記周波数に対応する周波数の複数のエネルギーしきい値を有する 基準雑音プロファイルと比較する段階と、 前記雑音プロファイル推定量及び前記基準雑音プロファイルの間の前記比較の 関数としてフィルタ制御信号を発生する段階と、 前記フィルタ制御信号に応じて、選択された高域通過周波数応答曲線を示すよ うに前記フィルタ回路を調整する段階と、 前記フィルタ回路を前記現在のフレームに適用して、前記基準雑音プロファイ ルに対する前記雑音プロファイル推定量の前記比較の関数である前記現在のフレ ームを濾波するようにした段階と、を具備したことを特徴とする前記方法。 23.請求項22記載の方法において、連続的なより高周波数の雑音エネルギー 推定量が前記基準雑音プロファイルでのそれらの対応するエネルギーしきい値を 超えるにつれて、増大する量の低周波数エネルギーを抽出するように前記フィル タ回路を調整することを特徴とする前記方法。 24.請求項23記載の方法において、前記フィルタ回路を調整する前記段階は 更に、連続的なより高い周波数の雑音エネルギー推定量が前記基準雑音プロファ イルでのそれらの対応するエネルギーしきい値を超えるにつれて、より高いカッ トオフ周波数を有する周波数応答曲線を示すように、前記フィルタ回路を調整す ることを含むことを特徴とする前記方法。 25.請求項22記載の方法において、前記雑音推定量が、何ら音声情報を有し ないと決定された複数の受信フレームに対して検出された前記背景雑音の平均で あることを特徴とする前記方法。 26.請求項22記載の方法において、前記フィルタ回路を選択的に調整する前 記段階は、N個(Nは1より大きい整数)の連続したフレームに渡って最大1回 前記フィルタ回路を調整することを含むことを特徴とする前記方法。 27.音声及び背景雑音を含むデジタル化された音声信号の受信フレーム中の雑 音を低減する装置において、 a)フィルタ制御回路であって、 i)デジタル化された信号の各フレームの各エネルギーレベルを検出すると共 に、該検出されたエネルギーレベルに対応するフレームエネルギー出力を発生す るエネルギーレベル検出器、 ii)前記エネルギーレベル検出器に接続されて、デジタル化された音声の各フ レーム中の音声の有無を検出すると共に、音声を含むフレームまたは背景雑音フ レームとしてフレームを同定する音声指示信号を出力する音声検出器、 iii)前記音声検出器に接続されて、音声の検出の関数として現在のフレーム に対する雑音プロファイル推定量を決定するスペクトル分析器であって、前記雑 音プロファイル推定量が音声の所定の周波数領域内にある複数の周波数での複数 の雑音エネルギー推定量を含み、前記スペクトル比較器が前記雑音プロファイル 推定量の前記雑音エネルギー推定量を前記雑音エネルギー推定量の前記周波数に 対応する周波数での複数のエネルギーしきい値を有する基準雑音プロファイルと 比較してなる前記スペクトル分析器、及び iv)前記雑音プロファイル推定量及び前記基準雑音プロファイル間の前記比較 の関数としてフィルタ制御信号を発生するフィルタ・セレクタ、 を備えた前記フィルタ制御回路と、 b)前記フィルタ制御回路に接続されて、前記雑音プロファイル推定量及び前 記基準雑音プロファイル間の前記比較の関数として前記受信フレームを濾波する 高域通過フィルタ回路と、を具備したことを特徴とする前記装置。 28.請求項27記載の装置において、連続的なより高周波数の雑音エネルギー 推定量が前記基準雑音プロファイルでのそれらの対応するエネルギーしきい値を 超えるにつれて、増大する量の低周波数エネルギーを抽出するように、前記フィ ルタ回路を調整することを特徴とする前記装置。 29.請求項28記載の装置において、前記フィルタ回路を調整する前記段階が 更に、連続的なより高い周波数の雑音エネルギー推定量が前記基準雑音プロファ イルでのそれらの対応するエネルギーしきい値を超えるにつれて、より高いカッ トオフ周波数を有する周波数応答曲線を示すように前記フィルタ回路を調整する ことを含むことを特徴とする前記装置。 30.請求項27記載の装置において、前記雑音推定量が、何ら音声情報を含ま ないと決定された複数の受信フレームに対して検出された前記背景雑音の平均で あることを特徴とする前記装置。 31.請求項27記載の方法において、前記フィルタ回路が、N個(Nは1より 大きい整数)の連続したフレームに渡って最大1回調整されることを特徴とする 前記装置。 32.可搬式無線トランシーバがRFチャンネルを通して通信する電気通信シス テムにおいて、各トランシーバが、 アンテナと、 前記アンテナを介しRFチャンネルを通して受信された無線信号をアナログ音 声信号に変換する受信機と、 送信機と、を具備し、該送信機が、 アナログ音声信号を音声及び背景雑音を含むデジタル化された音声情報のフレ ームにデジタル化する符復号器、及び 前記受信フレーム中の音声を検出し、音声を検出する関数として雑音プロファ イル推定量を発生し、かつ現在のフレームに対する前記計算された雑音プロファ イル推定量の関数として前記現在のフレームから背景雑音を濾波するデジタル信 号プロセッサを備えたことを特徴とする前記システム。
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