JPH11513018A - 殺虫剤として使用するためのチオアミドs−オキシド - Google Patents

殺虫剤として使用するためのチオアミドs−オキシド

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JPH11513018A
JPH11513018A JP9503429A JP50342997A JPH11513018A JP H11513018 A JPH11513018 A JP H11513018A JP 9503429 A JP9503429 A JP 9503429A JP 50342997 A JP50342997 A JP 50342997A JP H11513018 A JPH11513018 A JP H11513018A
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Abstract

(57)【要約】 下記一般式(I): 〔式中、R1は水素又はC1−C4アルキルであり、そしてR2は水素、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル又はC3−C6シクロアルキルであり、R3及びR4はお互い独立して、水素、シアノ、C1−C4アルキル、ハロ−C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C3−C6シクロアルキル、シクロプロピルメチル、C1−C4アルコキシ、C2−C5アルコキシアルキル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C2−C5アルキルチオアルキル;多環式であり得、そして0〜3個のヘテロ原子N,O又はSを含む、15個よりも多くない環炭素原子を有する、置換されていないか又は3置換までの環であり、この環は、4個よりも多くない炭素原子を有する脂肪族橋を通して及び/又はCO、酸素又は硫黄を通して結合されることが可能であり;又はR3及びR4は、結合炭素原子と一緒に、多環式であり得、そして0〜3個のヘテロ原子N,O又はSを含む、15個よりも多くない環炭素原子を有する、置換されていないか又は3置換までの環を形成する〕で表わされるチオアミドS−オキシドは、収穫物保護において、殺カビ、殺昆虫、及び殺ダニ活性成分として適切である。それらは、好ましくは、微生物による外寄性を制御し、又は防ぐために、それら自体使用され、又は配合組成物とし使用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 殺虫剤として使用するためのチオアミドS−オキシド 本発明は、下記一般式(I): 〔式中、R1は水素又はC1−C4アルキルであり、そしてR2は水素、C1−C4ア ルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル又はC3−C6シクロアルキル であり、 R3及びR4はお互い独立して、水素、シアノ、C1−C4アルキル、ハロ−C1 −C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C3−C6シクロア ルキル、シクロプロピルメチル、C1−C4アルコキシ、C2−C5アルコキシアル キル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C2−C5アルキ ルチオアルキル;多環式であり得、そして0〜3個のヘテロ原子N,O又はSを 含む、15個よりも多くない環炭素原子を有する、置換されていないか又は3置換 までの環であり、この環は、4個よりも多くない炭素原子を有する脂肪族橋を通 して及び/又はCO、酸素又は硫黄を通して結合されることが可能であり;又は R3及びR4は、結合炭素原子と一緒に、多環式であり得、そして0〜3個のヘ テロ原子N,O又はSを含む、15個よりも多くない環炭素原子を有する、置換さ れていないか又は3置換までの環を形 成し、 R3及びR4について個々に又は組合せて言及されるそれらの環のすべてのため に可能である置換基は、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アル キニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4ハロアルキル、 C2−C4ハロアルケニル、C2−C4ハロアルキニル、C1−C4ハロアルコキシ、 ジハロシクロプロピルメトキシ、ハロゲン、シアノ、シアノ−C1−C2アルキル 、シアノ−C1−C2アルコキシ、OH,NO2,−SCN,−OCN、チオシアノメチル、 −SF5,Si(CH3)3,NH2,NH(C1−C4アルキル)、N(C1−C4アルキル)2、C1 −C4アルコキシメチル、C1−C4アルキルカルボニル、C1−C4アルコキシカ ルボニル、C1−C4アルコキシイミノメチル、−CS NH2,−SH、C1−C4アルキ ルチオ、C1−C4アルキルチオメチル、C2−C4アルケニルオキシ、C2−C4ア ルキニルオキシ、C2−C4ハロアルケニルオキシ、C1−C4アルキルスルフィニ ルメチル、C1−C4アルキルスルホニルメチル、フェニルスルフィニルメチル、 フェニルスルホニルメチル、トリフルオロメチルスルホニル、C3−C6シクロア ルキル;フェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンジルオキシ及び ベンジルチオから成る群から選択され;最後に言及された芳香族置換基は、ハロ ゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロアルキル、C1− C4ハロアルコキシ、CN及びNO2から成る群から選択される3個よりも多くない追 加の置換基をそのフェニル環に有することが可能であり、そして3個よりも多く ない置換基のうち2つは、0〜2個の酸素原子及び0〜1個のカルボニル基を含 み、そしてハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ及び/又は単一の フェニル基により4置換以上されていない5よりも多くない 員から構成されるビシナル脂肪族橋を形成することができる〕で表わされるチオ アミドS−オキシドに関する。 不斉原子が式Iの化合物に存在する場合、その化合物は光学的活性形で存在す る。いづれの場合においても、前記化合物は、単に、存在するイミノ二重結合に 基づいて、〔E〕又は〔Z〕形で存在する。アトロピソメリズム(Atropisomeri sm)がさらに存在することができる。前記式Iは、可能であるすべてのそれらの 異性体形及びそれらの混合物、たとえばラセミ混合物及び〔E/Z〕混合物を包 含することが意図される。 本発明の化合物は、殺カビ、殺虫及び殺ダニ性質を有し、そして収穫物保護に おいて活性成分としての使用のために適切である。 化合物Iが少なくとも1つの塩基中心を有する場合、それらは酸付加塩を形成 することができる。それらは、たとえば強無機酸、鉱酸(たとえば硫酸、リン含 有酸又はハロゲン化水素酸)により、又は強有機カルボン酸、たとえば置換され た又は置換されていない(たとえばハロゲン置換された)C1−C4アルカンカル ボン酸、たとえば酢酸、たとえば飽和された又は飽和されていないジカルボン酸 、たとえば蓚酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、又はフタル酸、たとえばヒ ドロキシカルボン酸、たとえばアスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸又はク エン酸、又はたとえば安息香酸により形成され;又はそれらは有機スルホン酸、 たとえば置換された又は置換されていない(たとえばハロゲン−置換された)C1 −C4アルカン−又はアリールスルホン酸、たとえばメタン−又はp−トルエン スルホン酸により形成される。遊離形及びそれらの塩の形での化合物Iが密接し て関連している場合、式Iは、関連した塩及びまた、遊離化合物Iを意味するも のとして理解されるべきである。 特にことわらない限り、上記及び下記で使用される一般の用語は 、次の意味を有する。 単独での又は他の基の構造要素としてのアルキル基は、炭素原子の数に依存し て、直鎖又は枝分れ鎖であり得る。C1−C4アルキルは、メチル、エチル、プロ ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチルであ る。 基としての又は他の基及び化合物、たとえばアルケニルオキシ、アリールアル ケニル及びヘテロアリールアルケニルの構造要素としてのアルケニルは、直鎖の もの、たとえばエテニル、プロペン−1−イル又はブチ−1−エン−1−イル、 又は枝分れ鎖のもの、たとえばプロペン−2−イル又はブチ−1−エン−2−イ ルのいづれかであり得る。 基として又は他の基及び化合物、たとえばアルキニルオキシの構造要素として のアルキニルは、直鎖のもの、たとえばエチニル、プロピン−1−イル又はブト −1−イン−1−イル、又は枝分れ鎖のもの、たとえばプロピン−2−イル又は ブト−1−イン−2−イルである。 基としての又は他の基及び化合物、たとえばシクロアルキルメトキシの構造要 素としてのシクロアルキルは、たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シクロ ペンチル又はシクロヘキシルである。 単独での又は他の基、たとえばアリール−C1−C4アルキル、アリールオキシ −C1−C4アルキル、アリールチオ−C1−C4アルキル、アリールカルボニル及 びアリール−C2−C4アルケニル基の構造要素としてのカルボン酸環は、特に6 〜14個の炭素原子を有し、そしてたとえばナフチル、テトラヒドロナフチル、イ ンダニル、フルオレニル、フェナントリル又は特にフェニルである。それらは一 部水素化された又は十分に飽和化された芳香族炭化水素であり得る。1又は2つ のベンゼン環が、炭素環式環上に融合され得 る。 単独で基としての及び他の基及び化合物、たとえばヘテロアリール−C1−C4 アルキル、ヘテロアリールオキシ−C1−C4アルキル、ヘテロアリールチオ−C1 −C4アルキル、ヘテロアリールカルボニル及びヘテロアリール−C2−C4アル ケニル基の構造要素としてのヘテロ原子含有環は、特に5〜14環員を有し、それ らの1〜3員は、酸素、硫黄及び窒素から成る群から選択されたヘテロ原子であ る。言及され得る例として次のものを挙げることができる:ベンズイミダゾリル 、ベンゾクマリニル、ベンゾフリル、ベンゾチアジアゾリル、ベンゾチアゾリル 、ベンズイソチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンズイソキ サゾリル、ベンゾオキシジアゾリル、キニアゾリニル、キノリル、キノキサリニ ル、カルバゾリル、ジヒドロベンゾフリル、エチレンジオキシフェニル、フリル 、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、イソキノリル、イソチアゾリル、 イソキサゾリル、メチレンジオキシフェニル、ナフチリジニル、オキサゾリル、 フェナントリジニル、フタルアジニル、プテリジニル、プリニル、ピラジニル、 ピラゾリル、ピリダジニル、ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジル、ピリジル、ピリ ミジニル、ピロリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、 トリアジニル及びトリアゾリル。 好ましいヘテロアリール基R3及び/又はR4は、ベンゾフリル、ベンゾチエニ ル、キノリル、キノキサリニル、ジヒドロベンゾフリル、エチレンジオキシ、フ リル、メチレンジオキシ、ピリジル、ピリミジニル、ピロリル、チアゾリル、ベ ンゾイソキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、インダゾリル及びチエニルである 。 1又は2つのベンゼン環が、複素環式環上に融合され得る。 ハロゲンは、弗素、塩素、臭素又はヨウ素である。ハロアルキル 及びハロアルコキシ基の例は、−CH2F,−CHF2,−CF3,−CH2Cl,−CHCl2,−C Cl3,−CCl2CCl3,−CH2Br,−CH2CH2Br,−CHBrCl,−OCHF2,OCF3,OCH2CF3, OCF2CHF2,OCF2CHFCF3,OCF2Br,OCF2Cl,OCF2CF2Brである。 式Iの化合物の好ましいグループは、R1が水素であり、そしてR2がメチルで あるそれらの化合物である(サブグループIa)。 式Iの化合物のもう1つの好ましいグループは、R1が水素であり、R2がメチ ルであり、そしてR3がメチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、シアノ又はシ クロプロピルであるそれらの化合物である(サブグループIb)。 式Iの化合物のもう1つの好ましいグループは、R1が水素であり、R2がメチ ルであり、そしてR3がメチル、エチル、メトキシ、メチルチオ、シアノ又はシ クロプロピルであり、そしてR4がハロゲン、メトキシ、トリフルオロメチル及 びトリフルオロメトキシから成る群から選択された一又は二置換されたフェニル であるそれらの化合物である(サブグループIc)。 最後に言及された化合物の中で好ましい化合物は、R4が3−クロロフェニル 、3−ブロモフェニル、4−クロロフェニル、4−ブロモフェニル、3−トリフ ルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、3,5−ジクロロ フェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル又は3−クロロ−4−メトキシ フェニルであるものである(サブグループIcc)。 式Iの化合物の重要なグループは、置換基が次の意味を有するものから成る: R1=H、C1−C2アルキル、 R2=H、C1−C4アルキル、 R3=H、C1−C4アルキル、シクロプロピル、C1−C2ア ルコキシ、C1−C2アルキルチオ、メトキシメチル、シアノ、トリフルオロメチ ル、 R4=1〜2個のハロゲン原子を有するハロフェニル、モノ−C1−C2アルキ ルフェニル、モノ−C1−C4アルコキシフェニル、モノハロモノ(C1−C2アル コキシ)フェニル、1〜3個のハロゲン原子を有する3−ハロ−C1−C4アルキ ルフェニル、弗素又は塩素により置換されているトリフルオロメチルフェニル、 1〜6個のハロゲン原子(特に弗素)を有する3−ハロ−C1−C4アルコキシフ ェニル、3−C2−C4アルケニルオキシフェニル、3−C2−C4アルキニルオキ シフェニル、3−C3−C6シクロアルキルメトキシフェニル、3−シアノ−C1 −C3アルコキシフェニル、ビス(トリフルオロメチル)フェニル、弗素又は塩 素により置換されているトリル、モノシアノフェニル、メチルチオにより置換さ れているトリフルオロメチルフェニル;3−トリメチルシリルフェニル、メトキ シ−ニトロフェニル、3−又は4−フェノキシフェニル、又はメトキシにより任 意に置換される3−メチルスルフィニル又は3−メチルスルフォニルメチルフェ ニル;3−トリフルオロメチル−4−クロロ−ベンジル、3−トリフルオロメチ ルフェノキシメチル、3−トリフルオロメチルベンゾイル、2−ナフチル、直鎖 のC1−C3アルキレンジオキシ(特にメチレンジオキシ、エチレンジオキシ、2 ,2−ジフルオロメチレンジオキシ、2−メトキシメチレンジオキシ)により3 −及び4−位置で置換されているフェニル、ジヒドロベンゾフル−5−イル、2 −チエニル、ベンゾフル−2−イル、2−フリル、5−クロロ−又は5−ブロモ −チエン−2−イル、3−メチルベンゾ〔b〕チエン−2−イル、1−メチルピ ロル−2−イル、2−チアゾリル、ベンゾチエン−2−イル、ピラジン−2−イ ル、置換されていないか又はハロゲン又はトリ フルオロメチルにより置換されている2−ピリジル;6−又は7−キノリニル、 6−キノキサリニル;置換されているか又は置換されていない2−キノリニル、 置換されているか又は置換されていない2−キノキサリニル、ハロゲン、メチル 、トリフルオロメチル、シクロプロピル、C1−C3アルコキシ又はメチルチオに より一又は二置換されている2−ピリミジニル;1−(2,6−ジメチルモルホ リニル)、置換されているか又は置換されていないベンゾイソキサゾール−3− イル、置換されているか又は置換されていないベンゾイソチアゾール−3−イル 、置換されているか又は置換されていないインダゾール−3−イル、又は R3及びR4は一緒に、置換されたフェニルにより3−位置で置換されている5 ,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン環であり、又はR3及びR4は一緒に、 置換されていないか又はハロゲン置換されたベンゼン環が融合されているシクロ ペンタン又はテトラヒドロピラン環である。 このグループの範囲内で、好ましい化合物は、置換基が次の意を有するもので ある: R1=H、C1−C2アルキル、 R2=H、C1−C4アルキル、 R3=H、C1−C2アルキル、シクロプロピル、メトキシ、メチルチオ、メト キシメチル、シアノ、トリフルオロメチル、 R4=モノハロフェニル、ジハロフェニル、モノ−C1−C2アルキルフェニル 、モノ−C1−C2アルコキシフェニル、ハロメトキシフェニル、2−ナフチル、 3,4−メチレンジオキシフェニル、3,4−エチレンジオキシフェニル、2, 2−ジフルオロ−5−ベンゾジオキソリル、2−メトキシ−5−ベンゾジオキソ リル、1〜3個の弗素原子を有する3−フルオロ−C1−C2アルコキシフ ェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、3,5−ビス(トリフルオロメチル )フェニル、4−フルオロ−3−トリフルオロメチルフェニル、3−フルオロ− 5−トリフルオロメチルフェニル)、4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェ ニル、4−クロロ−3−トリル、モノシアノフェニル、3−シアノメトキシフェ ニル、2−メチルチオ−5−トリフルオロメチルフェニル、4−メトキシ−3− ニトロフェニル、3−又は4−フェノキシフェニル、3−メチルスルフィニルメ チル−4−メトキシフェニル、3−メチルスルホニル−4−メトキシフェニル、 3−プロピ−1−エン−3−イルオキシフェニル、3−プロプ−1−イン−3− イルオキシフェニル、3−シクロプロピルメトキシフェニル、2,3−ジヒドロ ベンゾフル−5−イル、3−トリフルオロメチル−4−クロロベンジル、3−ト リフルオロメチル−フェノキシメチル、2−ピリジル、6−ブロモ−2−ピリジ ル、4−トリフルオロメチル−2−ピリジル、6−又は7−キノリニル、6−キ ノキサリニル、2−チエニル、5−クロロ−又はブロモチエン−2−イル、3− メチルベンゾ〔b〕チエン−2−イル、2−フリル、ベンゾ〔b〕フル−2−イ ル、1−メチルピロール−2−イル、2−チアゾリル、1−(2,6−ジメチル モルホリニル)、ベンゾチエン−2−イル、ピラジン−2−イル、2−キノリニ ル、2−キノキサリニル、6−クロロ−2−キノキサリニル、3−ベンズイソキ サゾリル、3−ベンゾイソチアゾリル及び1−メチル−3−インダゾリル、個々 の場合において、融合されたベンゼン環は一又は二置換されることが可能であり ;又は R3及びR4は一緒に、モノ−又はジハロフェニル、メトキシフェニル、トリフ ルオロメチルフェニル、フェノキシ又は3,4−メチレンジオキシフェニルによ り3位置で置換されている5,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン環であり 、又はR3及びR4は一 緒に、置換されていないか又は弗素置換されたベンゼン環が融合されているシク ロペンタン又はテトラヒドロピラン環である。 式Iの範囲内の特定のグループは、次の意味を有する化合物から成る: R1=H、 R2=メチル、 R3=メチル、シクロプロピル、 R4=3−クロロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフル オロメトキシフェニル、3−ジフルオロシクロメトキシフェニル又は4−クロロ フェニル(サブグループId)。 本発明のチオアミドS−オキシドは、その対応するチオアミドの酸化により調 製され得る。特に適切な酸化体は、氷酢酸における、ペルオキシド、又は過酸、 たとえば過酸化水素である。 他の方法は、Houben-Weyl,Vol.E-5,p.1272(1985)に見出され得る。式(II )のチオアミドは、PCT特許出願WO 94/26700により開示されており、そしてそ こに与えられる方法に従って調製され得る。 本発明はさらに、本発明の式Iの化合物の調製方法、殺昆虫的に、殺ダニ的に 、特に殺カビ的に活性な成分としてそのような化合物を含んで成る殺虫剤、及び 有害な昆虫、ダニ目からの害虫、及び特に、植物病原性菌類を制御し、そして菌 類出没を妨げるためへのそのような化合物及び組成物の使用に関する。 文献から知られているベンジルオキシムエーテルとは異なる式Iの化合物が、植 物病原性微生物、特に、実施者の必要条件のために特に好都合である菌類を制御 するための殺微生物スペクトルを有する。それらは、ひじょうに好都合な治療用 、予防用及び特に全身性特性を有し、そして多数の収穫植物を保護するために使 用され得る。式Iの活性成分を用いる場合、植物又は種々の有用な植物の一部( 果物、花、葉、茎、塊茎、根)上に見出される害虫が破壊され、そして後でのち ょうど良い時期で形成する植物の一部でさえ、植物病原性微生物から保護される 。 従って、式Iの化合物は、菌類感染に対して及び植物病原性の土壌発生菌類に 対して種子(果物、塊茎、種)及び繁殖用原種を保護するためにそれらの処理の ための種子仕上げ製品として使用され得る。 式Iの化合物は、次の種類に属する植物病原性菌類に対して作用する:不完全 菌類(特に、ボトリチス(Botrytis)、さらにピリカラリア(Pyricularia)、ヘル ミントスポリウム(Helminthosporium)、フサリウム(Fusarium)、セプトリア (Septoria)、セルコスポラ(Cercospora)、セルコスポレラ(Cercosporella) 及びアルテルナリア(Alternaria));バシジオマイセテス(Basidiomycetes)(たと えば、リゾクトニア(Rhizoctonia)、ヘミレイア(Hemileia) 、プシニア(Puccinia))。さらに、それらは、アスコマイセテス(Ascomycetes)( たとえば、ベンツリア(Venturia)、エリシフェ(Erysiphe)、ポドスファエラ (Podosphaera)、モニリニア(Monilinia)、ウンシヌラ(Uncinula))の種類に対し て、特にオーマイセテス(Oomycetes)(たとえばファイトフィトラ(Phytophthora )、ペロノスポラ(Peronospora)、ブレミア(Bremia)、ピチウム(Pythium)、プ ラスモパラ(Plasmopara))の種類に対して活性的である。 類似する従来技術のチオアミド構造体に比較しての式Iの化合物の特定の利点 は、収穫植物に対して著しく低い植物毒性であり、そして最とも遅い時期での収 穫物成熟期で化合物の生物分解性を引き起こすであろう好ましい準安定性である 。 本明細書に開示される収穫物保護使用のための標的収穫物、たとえば次の植物 種は、本発明の範囲内である:穀物(小麦、大麦、ライ麦、カラス麦、ライコム ギ、米、トウモロコシ、モロコシ及び関連種);ビート(砂糖大根及び飼料ビー ト);リンゴ状果物、石果及び小果物(リンゴ、ナシ、プラム、モモ、アーモン ド、サクランボ、イチゴ、セイヨウスグリ、キイチゴ及びヨイヨウヤブイチゴ) ;マメ科植物(インゲン豆、ヒラマメ、エンドウ、大豆);油用収穫物(ナタネ 、カラシナ、ケシ、オリーブ、ヒマワリ、ココナッツ、ヒマ、ココア、アメリカ ホドイモ);ウリ科(カボチャ、キュウリ、メロン);繊維植物(綿、アマ、ア サ、黄麻);カンキツ類(オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ミカン);野 菜(ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、ト マト、ジャガイモ、ピーマン);クスノキ科(アボカド、シナモン、樟脳)又は 植物、たとえばタバコ、堅果、コーヒー、シュガーコーン、茶、コショウ及び他 の香辛料植物、ブドウのつる、ホップ、ナス、バショウ科及びゴム植物、及び観 賞用植物。 式Iの活性成分は、通常、組成物の形で使用され、そして他の活性成分と同時 に又は連続的に、処理されるべき植物又は領域に適用され得る。それらの他の活 性成分は、肥料、微量元素、又は植物成長に影響を及ぼす他の調製物であり得る 。選択された除草剤、殺昆虫剤、殺カビ剤、殺菌剤、殺ダニ剤、殺軟体類剤又は 多くのそれらの調製物の混合物が、所望により、配合の業界において従来使用さ れる他のキャリヤー、界面活性剤又は他の適用増強添加剤と一緒に、また使用さ れ得る。 適切なキャリヤー及び添加剤は、固体又は液体であり得、そして配合の業界に おいて都合良く使用される物質、たとえば天然又は再生された鉱物;溶媒、分散 剤、湿潤剤、接着剤、増粘剤、結合剤又は肥料である。 次のものが溶媒として適切である:芳香族炭化水素、好ましくはC8〜C12の 画分、たとえばキシレン混合物又は置換されたナフタレン、フタル酸エステル、 たとえばジブチルフタレート又はジオクチルフタレート、脂肪族炭化水素、たと えばシクロヘキサン又はパラフィン、アルコール及びグリコール及びそれらのエ ーテル及びエステル、たとえばエタノール、エチレングリコール、エチレングリ コールモノメチルエーテル又はエチレングリコールモノエチルエーテル、ケトン 、たとえばシクロヘキサノン、強い極性の溶媒、たとえばN−メチル−2−ピロ リドン、ジメチルスルホキシド又はジメチルホルムアミド、及び遊離又はエポキ シ化された植物油、たとえばエポキシ化されたヤシ油又は大豆油;又は水。 ダスト及び分散性粉末のために使用される固体キャリヤーは、規定どおりには 、粉砕された天然鉱物、たとえば方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイト 又はアタプルジャイト(attapulgite)である。 適用速度の強烈な低下を導びくことができる特に好都合な適用増強添加剤は、 さらに、たとえば大豆から得られる一連のセファリン及びレシチンからの天然( 動物性又は植物性)又は合成リン脂質である。 界面活性化合物は、配合されるべき式Iの活性成分の性質に依存して、良好な 乳化、分散及び湿潤性質を有する、非イオン性、カチオン性及び/又はアニオン 性界面活性剤である。界面活性剤はまた、界面活性剤混合物を意味するものとし ても理解されるべきである。 適切なアニオン性界面活性剤は、いわゆる水溶性石鹸又は水溶性合成界面活性 化合物のいづれかであり得る。 言及され得る適切な石鹸は、高級脂肪酸(C10〜C22)のアルカリ金属塩、ア ルカリ土類金属塩又は置換されているか又は置換されていないアンモニウム塩、 たとえばオレイン酸又はステアリン酸、又はヤシ油又は牛脂から得られる天然の 脂肪酸混合物のナトリウム又はカリウム塩である。脂肪酸メチルタウリドがさら に言及され得る。 適切な非イオン性界面活性剤は、3〜30個のグリコールエーテル基;(脂肪族 )炭化水素基に8〜20個の炭素原子及びアルキルフェノールのアルキル基に6〜 18個の炭素原子を含むことができる、脂肪族又は脂環式アルコール、飽和又は不 飽和脂肪酸及びアルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体である。 言及され得る非イオン性界面活性剤の例は、ノニルフェノールポリエトキシエ タノール、ヒマシ油ポリグリコールエーテル、ポリプロピレン/ポリエチレンオ キシドアダクト、トリブチルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリエチレン グリコール及びオクチルフェノキシポリエトキシエタノールである。 ポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステル、たとえばポリオキシエチレ ンソルビタントリオレエートがまた、適切である。 カチオン性界面活性剤は主に、N−置換基として、8〜22個のC原子を有する 少なくとも1つのアルキル基及び追加の置換基として、低級、遊離又はハロゲン 化されたアルキル、ベンジル又は低級ヒドロキシアルキル基を有する第四アンモ ニウム塩である。 配合の業界において従来使用されて来たアニオン性、非イオン性又はカチオン 性界面活性剤は、当業者に知られており、又は次の関連文献に見出され得る: “Mc Cutcheon's Detergents and Emulsifiers Annual”,Mc Publishing Cor p.,Glen Rock,New Jersey,1988. M.and J.Ash,“Encyclopedia of Surfectants”,Vol.I-III,Chemical Pub lishing Co.,New York,1980-1981. Dr.Helmut Stache“Tensid-Taschenbuch”,[Surfactants Guide],Carl Ha nser Veriag,Munich/Vienna 1981. 一般的には、農薬調製物は、式Iの活性成分0.1〜99%、特に0.1〜95%、固体 又は液体添加剤99.9〜1%、特に99.9〜5%及び界面活性剤0〜25%、特に0.1 〜25%を含んで成る。 濃縮された組成物が市販される製品としては、より好ましいが、最終使用者は 一般的に、希釈組成物を使用する。 組成物はまた、他の添加剤、たとえば安定剤、消泡剤、粘度調節剤、結合剤、 接着剤及び肥料、又は特定の効果を達成するための他の活性成分を含むこともで きる。 式Iの活性成分及び所望には、固体又は液体添加剤を含んで成る配合物、すな わち組成物、調製物又は組合せ物は、既知の手段で、たとえば活性成分と増量剤 、たとえば溶媒(混合物)、固体キャリヤー材料、及び所望には、界面活性化合 物(界面活性剤)と共に完 全に混合し、そして/又は粉砕することによって調製される。 式Iの活性成分、又はそれらの活性成分の少なくとも1種を含んで成る農薬組 成物を適用するための好ましい方法は、葉への適用である。適用の頻度及び速度 は、問題の病原体による出没の危険性に依存する。他方では、式Iの活性成分は 、液体調製物により植物の部位を浸すことにより、又は固体形、たとえば顆粒形 で(土壌適用)、土壌中にその物質を導入することによって、根システムを通し て土壌から植物に達することができる(全身性作用)。水田の米の場合、そのよ うな顆粒が、水を注がれた水田中に計量添加され得る。他方では、式Iの化合物 は、活性成分の液体調製物に種をソークすることによって、又は固体調製物によ りそれらを被覆することによって、種子に適用され得る(被覆)。原則としては 、植物成長材料のいづれかの型;たとえば種子、根又は茎が、式Iの化合物を用 いて保護され得る。 式Iの化合物は、純粋な活性成分として、又は好ましくは、配合の業界におい て従来使用されて来た助剤と一緒に使用される。最終的には、それらは、エマル ジョン濃縮物、塗布可能なペースト、直接的に噴霧できるか又は希釈可能な溶液 、希釈エマルジョン、湿潤性粉末、可溶性粉末、ダスト、顆粒又はたとえばポリ マー物質での封入化を付与するために、それ自体知られている態様で都合良く、 加工される。適用の方法、たとえば噴霧、微粒化、微粉化、分散、はけ積み、又 は流し込み、及び組成物のタイプは、意図される目的及び一般的な環境に適合す るよう選択される。適用の好ましい速度は一般的に、5g〜2kgの活性成分(a. i.)/ヘクタール、好ましくは25g〜800gのa.i./ヘクタール、特に好ましく は、50g〜400gのa.i./ヘクタールである。種子仕上げ製品として使用される 場合、種子1kg当たり活性成分0.001g〜1.0gの用量割合を用い ることが好都合である。 次の例は、本発明をさらに詳細に例示するものであって、限定するものではな い。調製例 H−1.下記化合物の調製 酢酸ナトリウム30gを、酢酸300ml中、N−メチル−2−〔2−(メチル(3 −トリフルオロメトキシフェニル)オキシイミノメチル)フェニル〕−2−メト キシイミノチオアセトアミド43.95gの黄色溶液に添加する。過酸化水素(30% )10.2mlを、この溶液に22℃で、1分間にわたって滴下する。短時間の誘導の後 、反応を開始し、その反応温度は、10分後、約35℃に上昇する。30分後、さらに 1mlの過酸化水素(30%)を添加し、この後、細かな沈殿物が形成される。50分 後、反応混合物を、4.3lの飽和炭酸水素ナトリウム溶液(5℃)中で注意して 撹拌する。その弱塩基性の黄色の懸濁液を、600mlの酢酸エチルを用いて3度、 抽出する。組合された有機抽出物を、炭酸水素溶液(10%)100mlにより2度、及 び水100mlにより2度、洗浄する。溶媒をRotavap蒸発器上で蒸発した後、得られ る黒ずんだ油状物を、tert−ブチルメチルエーテル80mlにおいて撹拌することに より溶解し、次にヘキサン80mlを添加し、そして生成物を結晶化せしめる。その 混合物を1時間、撹拌した後、結晶を吸引により濾過し、そして冷tert−ブチル メチルエーテル/ヘキサ ン(1:1)20mlを用いて洗浄する。これは、m.p.88〜89℃のN−メチル−2− 〔2−(メチル(3−トリフルオロメトキシフェニル)オキシイミノメチル)フ ェニル〕−2−メトキシイミノチオアセトアミドS−オキシドを付与する。 次の化合物をまた、同じ態様で又は同様にして得る: 2.式Iの活性成分のための配合例(%=%重量) 2.1. 湿潤性粉末 活性成分を添加剤と共に十分に混合し、そしてその混合物を適切なミルにおい て十分に粉砕する。これは、いづれかの所望する濃度の懸濁液を得るために水に より希釈され得る湿潤性粉末を与える。2.2. エマルジョン濃縮物 表1〜2からの活性成分 25% ヒマシ油(36モルの酸化エチレン、アルコールフリー) 6% ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(アルコールフリ) 4% シクロヘキサノン 5% 大豆油(39モルの酸化エチレン) 5% トリエタノールアミン 5% キシレン/トルエン混合物 50% いづれか所望する希釈度のエマルジョンが、この濃縮物を水により希釈するこ とによってそれから調製され得る。2.3. 微 粉 すぐ使用できる微粉は、活性成分とキャリヤーとを混合し、そしてその混合物 を適切なミルにおいて粉砕することによって得られる 。2.4. 湿潤性粉末 d) 表1〜2からの活性成分 25% リグノスルホン酸ナトリウム 5% 多孔質珪藻土 25% Na2CO3 5% ジナトリウム1−ベンジル−2−ヘプタデシルベンズイ ミダゾール−X,X′−ジスルホネート(15〜30% のNa2SO4を含む) 5% シャンパン色石灰石 35% 活性成分を添加剤と共に混合し、そしてその混合物を粉砕し、そして水により 加湿する。この混合物を押出し、そして続いて、空気流において乾燥せしめる。2.5. 被覆された顆粒 表1〜2からの活性成分 3% ポリエチレングリコール(MW200) 3% カオリン 94% (MW=分子量) ミキサーにおいて、細かく粉砕された活性成分を、ポリエチレングリコールに より加湿されたカオリンに均等に適用する。これが、ダストフリーの被覆された 顆粒を付与する。2.6. 懸濁濃縮物 表1〜2からの活性成分 40% エチレングリコール 10% ノニルフェノールポリエチレングリコールエーテル 6% (15モルの酸化エチレン) リグノスルホン酸ナトリウム 10% カルボキシメチルセルロース 1% 37%ホルムアルデヒド水溶液 0.2% 75%水性エマルジョンの形でのシリコーン油 0.8% 水 32% 細かく粉砕された活性成分を添加剤と共に十分に混合する。これが、懸濁濃縮 物を付与し、これから、いづれか所望する希釈度の懸濁液が前記濃縮物を水によ り希釈することにより調製され得る。3.生物学的例 続く例B−1〜B−15においては、本発明の活性成分は、菌類の出没に対して ひじょうに効果的である。例B−1:トマトにおけるファイトフィトラ インフェスタンス(Phytophthora infestans)に対する活性 a)治癒作用 トマト植物品種“Roter Gnom”を3週間、成長せしめ、そして次に、菌類の遊 走子懸濁液により噴霧し、そしてキャビンにおいて18〜20℃及び飽和大気湿度で インキュベートする。加湿は、24時間後に中断される。植物を乾燥した後、それ らを、湿潤性粉末として配合された活性成分を含んで成る混合物により、200ppm の濃度で噴霧する。噴霧被膜が乾燥した後、植物を湿気チャンバー中に4日間、 戻す。この時点の後で形成した典型的な葉病変の数及びサイズを、試験物質の効 能についての評価尺度として使用する。b)予防的−全身性作用 湿潤性粉末として配合される活性成分を、ポットにおける、発芽後3週目のト マト植物品種“Roter Gnom”の土壌表面に、60ppm(土壌体積に基づく)の濃度で 適用する。3日後、葉の裏側を、ファイトフィトラ インフェスタンスの遊走子 懸濁液により噴霧する。次 に、それらを、18〜20℃及び飽和大気湿度で、噴霧キャビネットに5日間、保持 する。この時点の後、典型的な葉の病変が形成され、この数及びサイズを用いて 、試験物質の効能を評価する。 未処理の感染された対照植物は、100%の出没レベルを示したが、表1又は2 の1つに示されるような式Iの活性成分の使用は、両試験において、その出没を 20%又はそれ以下に減じる。特に維持された活性が、サブグループIbの化合物 により示される。例B−2:ブドウのつるにおけるプラスモパラ ビチコラ(Plasmopara viticola )(Bert.et Curt.)(Berl.et Detoni)に対する活性 a)残留−予防作用 ブドウのつるの挿し木品種“Chasselas”を、温室において成長せしめる。10 枚葉段階の3本の植物を混合物(200ppmの活性成分)により噴霧する。噴霧被膜 が乾燥した後、植物は、菌類の胞子懸濁液により葉の裏側を均等に感染せしめら れる。続いて、植物を保湿チャンバーに8日間、維持する。この時点の後、対照 植物は著しい疾病徴候を示す。試験された植物における感染部位の数及びサイズ を、試験物質の効能についての評価尺度として使用する。b)治癒作用 ブドウのつるの挿し木品種“Chasselas”を、温室において生長せしめ、そし て10枚葉段階において、プラスモパラ ビチコラの胞子懸濁液によりそれらの葉 の裏側を感染せしめる。植物を保湿チャンバーに24時間、維持した後、それらを 、前記活性成分(200ppm)の混合物により噴霧する。続いて、植物を保湿チャン バーに、さらに7日間、維持する。この時点の後、疾病徴候が対照植物上に出現 する。処理された植物における感染部位の数及びサイズが、試験物質の効能につ いての評価尺度として使用される。対照植物と比較すれば、式Iの活性成分によ り処理された植物は、20%又はそれ以下の 出没レベルを示す。特に維持された活性は、化合物番号2.58,2.151及び他のも のにより示される。例B−3:砂糖ダイコン(βバルガリス)におけるピチウム デバリニウム(Py thium debaryanum)に対する活性 a)土壌適用に続く活性 前記菌類を、無菌のオート麦種子上で増殖せしめ、そして土壌/砂の混合物と 共に混合する。この感染された土壌を植木鉢に充たし、そして砂糖ダイコンの種 子をまく。その直後、湿潤性粉末として配合された試験調製物を、水性懸濁液( 土壌の体積に基づいて活性成分20ppm)の形で土壌上に注ぐ。次に、ポットを20 〜24℃で、2〜3週間、温室に置く。土壌は、水上に軽く噴霧することにより湿 気を均等に維持される。試験を評価する場合、砂糖ダイコン植物の出現及び健康 な植物及び疾病植物の割合を決定する。b)種子仕上げに続く作用 前記菌類を、無菌のオート麦種子上で増殖せしめ、そして土壌/砂の混合物と 共に混合する。この感染された土壌を植木鉢に充たし、そして種子仕上げ粉末と して配合される試験調製物(種子の重量に基づいて1000ppmの活性成分を含む) により処理されている砂糖ダイコンの種子をまく。種子をまかれたポットを、20 〜24℃で2〜3週間、温室に置く。土壌を、水上に軽く噴霧することにより湿気 を均等に保持する。 評価において、砂糖ダイコン植物の出現及び健康な植物及び疾病植物の割合を 決定する。 式Iの活性成分による処理の後、80%以上の植物が出現し、そして外観上、健 康である。対照のポットにおいては、疾病の外観を有するわずか数本の植物が観 察される。特に良好な効果は、サブグループIbの化合物により示された。例B−4:アメリカホドイモにおけるセルコスポラ アラキジコラ(Cercospora arachidicola)に対する残留保護作用 高さ10〜15cmのアメリカホドイモ植物を、水性噴霧混合物(0.02%の活性成分 )により滴下点に噴霧し、そして48時間後、菌類の分生子懸濁液により感染せし める。この植物を、21℃及び高い大気湿度で72時間インキュベートし、そして続 いて、典型的な葉病変が現われるまで、温室に置く。活性成分の活性を、感染の 12日後、葉病変の数及びサイズに基づいて評価する。 式Iの活性成分は、葉の面積の約10%以下に葉の病変の低下を引き起こす。い くつかの場合、疾病が完全に防止される(0〜5%の出現レベル)。例B−5:小麦におけるプシニア グラミニス(Puccinia graminis)に対する活 a)残留保護作用 種まきの6日後、小麦植物を、水性噴霧混合物(0.02%の活性成分)により滴 下点に噴霧し、そして24時間後、菌類の夏胞子懸濁液により感染せしめる。48時 間のインキュベーションの後(条件:20℃で95〜100%の相対湿度)、植物を22 ℃での温室に置く。サビ状のいぼの進行が、感染後12日で、評価される。b)全身性作用 種まきの5日後、水性噴霧混合物(土壌の体積に基づいて0.006%の活性成分 )、を小麦植物に注ぐ。その噴霧混合物を、植物の気部(aerial parts)とは接 触すべきではない。48時間後、植物を菌類の夏胞子懸濁液により感染せしめる。 48時間のインキュベーションの後(条件:20℃で95〜100%の相対湿度)、植物 を22℃での温室に置く。サビ状のいぼの進行が、感染後12日で評価される。 式Iの化合物は、菌類の出没において著しい低下を引き起こし、 多くの場合、化合物番号2.80,2.82,2.83,2.90及び他においては、10〜0%ま で低める。例B−6:米におけるピリキュラリア オリザエ(Pyricularia oryzae)に対す る活性 a)残留保護作用 米植物を2週間、成長せしめ、そして水性噴霧混合物(0.02%の活性成分)に より滴下点に噴霧し、そして48時間後、菌類の分生子懸濁液により感染せしめる 。菌類の出没を、感染の5日後に評価し、この間、95〜100%の相対湿度及び22 ℃の温度が維持される。b)全身性作用 水性噴霧混合物(土壌の体積に基づいて0.006%の活性成分)を2週目の、米 植物の付近に注ぐ。その噴霧混合物を、植物の気部(aerial parts)とは接触す べきではない。次に、ポットを、米植物の茎の最とも深い部分が水没される程度 まで、水により満たす。96時間後、植物を、菌類の分生子懸濁液により感染せし め、そして95〜100%の相対湿度及び24℃の温度で5日間、維持する。かなりの 程度まで、式Iの化合物は、感染された植物において疾病の開始を妨げる。特に 著しい効果は、化合物番号2.80,2.83,2.90及び他のものにより達成される。例B−7:リンゴにおけるベンチュリア イナエクアリス(Venturia inaequalis )に対する残留保護作用 長さ10〜20cmの新鮮な苗条を有するリンゴ挿し木を、噴霧混合物(0.02%の活 性成分)により滴下点に噴霧し、そして24時間後、菌類の分生子懸濁液により感 染せしめる。植物を、90〜100%の相対湿度で5日間、及び20〜24℃で温室にお いて、さらに10日間インキュベートする。赤カビ病の出没が、感染の15日後に評 価される。表1又は2の1つからの式Iの化合物のほとんどは、赤カビ病に対し て持効性作用を有する。例B−8:大麦におけるエリシフェ グラミニス(Erysiphe graminis)に対す る活性 a)残留保護作用 高さ約8cmの大麦植物を、水性噴霧混合物(0.02%の活性成分)により滴下点 に噴霧し、そして3〜4時間後、菌類の分生子を散布する。感染された植物を22 ℃での温室に置く。菌類の出没は、感染の10日後に評価される。b)全身性作用 水性噴霧混合物(土壌の体積に基づいて、0.002%の活性成分)、を高さ約8c mの大麦植物に注ぐ。その噴霧混合物は、植物の気部とは接触すべきではない。4 8時間後、植物に、菌類の分生子を散布する。その感染された植物を22℃での温 室に置く。菌類の出没は、感染の10日後に評価される。式Iの化合物は、一般的 に20%以下に疾病レベルを低めることができ、多くの場合、また完全に防止する (たとえば、サブグループIcの化合物)。例B−9:リンゴ苗条におけるポドスファエラ ロコトリカ(Podosphaera leuco tricha)に対する活性 残留保護作用 長さ約15cmの新鮮な苗条を有するリンゴ挿し木を、噴霧混合物(0.06%の活性 成分)により噴霧する。24時間後、その処理された植物を、菌類の分生子懸濁液 により感染せしめ、そして70%の相対湿度及び20℃での調節された環境のキャビ ネットに置く。菌類の出没は、感染の12日後に評価される。 式Iの活性成分による処理の後、疾病レベルは20%以下である。対照の疾病レ ベルは100%である。例B−10:リンゴ果実におけるボトリチス シネレア(Botrytis c inerea )に対する活性 残留保護作用 人工的に損傷されたリンゴを、その損傷の部位への噴霧混合物(0.02%の活性 成分)の滴下適用により処理する。その処理された果実を、続いて、菌類の胞子 懸濁液により接種し、そして高い大気湿度及び約20℃で、1週間インキュベート する。試験物質の殺カビ活性を、腐敗が開始する損傷の部位の数から推定する。 表1又は2からの式Iの活性成分は、腐敗の広がりを、多くの場合、完全に妨 げることができる。例B−11:ヘルミンソスポリウム グラミネウム(Helminthosporium gramineum )に対する活性 小麦の種子を、菌類の胞子懸濁液により汚染せしめ、そして放置し、乾燥せし める。その汚染された種子を、試験物質(種子の重量に基づいて、600ppmの活性 成分)の懸濁液により処理する。2日後、種子を適切な寒天皿上に置き、そして さらに4日後、種子のまわりの菌類コロニーの進行を評価する。菌類コロニーの 数及びサイズを、試験物質の評価のために考慮する。式Iの化合物のいくつかは 、良好な作用を有し、すなわち菌類コロニーを阻害する。例B−12:キュウリにおけるコレトトリカム ラガナリウム(Colletotrichum la genarium)に対する活性 キュウリ植物を2週間生長せしめ、そして次に、噴霧混合物(濃度0.002%) を噴霧する。2日後、植物を、菌類の胞子懸濁液(1.5×105個の胞子/ml)により 感染せしめ、そして23℃及び高い大気湿度で36時間インキュベートする。次に、 インキュベーションを、通常の大気湿度及び約22〜23℃の温度で続ける。感染の 8日後、菌類の出没を評価する。処理されていない、感染された対照植物は100 %の菌類出没を有する。式Iの化合物のいくつかは、疾病の発生 のほとんど完全な阻害を引き起こす。例B−13:ライ麦におけるフサリウム ニバレ(Fusarium nivale)に対する活性 混合ロールを用いて、フサリウム ニバレにより天然において感染されたライ 麦品種“Tetrahell”を、試験殺カビ剤により処理し、ここでは、次の濃度が使 用される:20又は6ppmのa.i.(種子の重量に基づく)。 種子ドリルを用いて、感染され、そして処理されたライ麦を、3mの長さ及び 6つの種子列でのプロットで、野外において10月に種まきする。1濃度あたり3 回くり返す。 出没が評価されるまで、試験フィールドは、通常のフィールド条件(好ましく は、冬期の間、閉ざされたスノーカバーを有する地域において)下で生長せしめ られる。 植物毒性を評価するために、種子の発芽が秋に数えられ、そして植物の密度/ 腋芽が春に数えられる。 活性成分の活性を決定するために、フサリウム感染された植物の百分率を、雪 どけの直後に計算する。本発明においては、処理された植物の数は、5%よりも 低かった。発芽したそれらの植物は、外観上、健康であった。例B−14:小麦におけるセプトリア・ノドリウム(Septoria nodorum)に対する 活性 活性成分(2.8.1)の湿潤性粉末から調製された噴霧混合物(60ppmのa.i.)により 、3枚葉段階の小麦植物を噴霧する。24時間後、処理された植物を、菌類の分生 子懸濁液により感染せしめる。次に、植物を、90〜100%の相対湿度で2日間イ ンキュベートし、そして20〜24℃での温室にさらに10日間、置く。感染の13日後 、菌類の出没を評価する。1%以下の小麦植物に出没した。化合物番号2.80及 び2.90は特に持効性作用を有した。例B−15:米におけるリゾクトニア ソラニ(Rhizoctonia solani)対する活性 局部土壌の保護適用: 発芽後10日の米植物を、植物の気部を汚染しないで、配合された試験物質から 調製された懸濁液(噴霧混合物)と共に水で潤す。リゾクトニア ソラニにより 感染されている麦わらの茎を、個々のポットの米植物間に配置することによって 、感染が3日後に起こる。29℃の日中温度及び26℃の夜間温度及び95%の相対湿 度での調節された環境のキャビネットにおける6日間のインキュベーションの後 、菌類の出没を評価する。5%以下の米植物に出没した。植物は外観上、健康で あった。局部葉の保護適用: 発芽後12日の米植物に、配合された試験物質から調製された懸濁液により噴霧 する。リゾクトニア ソラニにより感染されている麦わらの茎を、個々のポット の米植物間に配置することによって、感染が1日後に起こる。29℃の日中温度及 び26℃の夜間温度及び95%の相対湿度での調節されたキャビネットにおける6日 間のインキュベーションの後、植物を評価する。未処理の、感染された対照植物 は、100%の菌類出没を示す。式Iの化合物は、疾病の発生を、多くの場合、ほ とんど完全に阻害する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 215/12 C07D 215/12 217/02 217/02 235/14 235/14 239/24 239/24 261/20 261/20 263/56 263/56 277/82 277/82 307/66 307/66 311/14 311/14 311/68 311/68 317/58 317/58 317/64 317/64 333/20 333/20 333/28 333/28 333/58 333/58 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BB,BG,BR ,CA,CN,CZ,EE,GE,HU,IL,IS, JP,KP,KR,LK,LR,LT,LV,MG,M K,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,SG,SI ,SK,TR,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式(I): 〔式中、R1は水素又はC1−C4アルキルであり、そしてR2は水素、C1−C4ア ルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル又はC3−C6シクロアルキル であり、 R3及びR4はお互い独立して、水素、シアノ、C1−C4アルキル、ハロ−C1 −C4アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C3−C6シクロア ルキル、シクロプロピルメチル、C1−C4アルコキシ、C2−C5アルコキシアル キル、C1−C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルキルチオ、C2−C5アルキ ルチオアルキル;多環式であり得、そして0〜3個のヘテロ原子N,O又はSを 含む、15個よりも多くない環炭素原子を有する、置換されていないか又は3置換 までの環であり、この環は、4個よりも多くない炭素原子を有する脂肪族橋を通 して及び/又はCO、酸素又は硫黄を通して結合されることが可能であり;又は R3及びR4は、結合炭素原子と一緒に、多環式であり得、そして0〜3個のヘ テロ原子N,O又はSを含む、15個よりも多くない環炭素原子を有する、置換さ れていないか又は3置換までの環を形成し、 R3及びR4について個々に2は組合して言及されるそれらの環 のすべてのために可能である置換基は、C1−C4アルキル、C2−C4アルケニル 、C2−C4アルキニル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキルチオ、C1−C4 ハロアルキル、C2−C4ハロアルケニル、C2−C4ハロアルキニル、C1−C4ハ ロアルコキシ、ジハロシクロプロピルメトキシ、ハロゲン、シアノ、シアノ−C1 −C2アルキル、シアノ−C1−C2アルコキシ、OH,NO2,−SCN,−OCN、チオ シアノメチル、−SF5,Si(CH3)3,NH2,NH(C1−C4アルキル)、N(C1−C4 アルキル)2、C1−C4アルコキシメチル、C1−C4アルキルカルボニル、C1− C4アルコキシカルボニル、C1−C4アルコキシイミノメチル、−CSNH2,−SH、 C1−C4アルキルチオ、C1−C4アルキルチオメチル、C2−C4アルケニルオキ シ、C2−C4アルキニルオキシ、C2−C4ハロアルケニルオキシ、C1−C4アル キルスルフィニルメチル、C1−C4アルキルスルホニルメチル、フェニルスルフ ィニルメチル、フェニルスルホニルメチル、トリフルオロメチルスルホニル、C3 −C6シクロアルキル;フェニル、ベンジル、フェノキシ、フェニルチオ、ベン ジルオキシ及びベンジルチオから成る群から選択され;最後に言及された芳香族 置換基は、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロア ルキル、C1−C4ハロアルコキシ、CN及びNO2から成る群から選択される3個よ りも多くない追加の置換基をそのフェニル環に有することが可能であり、そして 3個よりも多くない置換基のうち2つは、0〜2個の酸素原子及び0〜1個のカ ルボニル基を含み、そしてハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ及 び/又は単一のフェニル基により4置換以上されていない5よりも多くない員か ら構成されるビシナル脂肪族橋を形成することができる〕で表わされるチオアミ ドS−オキシド。 2.前記R1が水素であり、そしてR2がメチルである請求の範囲第1項記載の 化合物。 3.前記R1が水素であり、R2がメチルであり、そしてR3がメチル、エチル 、メトキシ、メチルチオ、シアノ又はシクロプロピルである請求の範囲第2項記 載の化合物。 4.R1がH、C1−C2アルキルであり、 R2がH、C1−C4アルキルであり、 R3がH、C1−C4アルキル、シクロプロピル、C1−C2アルコキシ、C1−C2 アルキルチオ、メトキシメチル、シアノ、トリフルオロメチルであり、 R4が1〜2個のハロゲン原子を有するハロフェニル、モノ−C1−C2アルキ ルフェニル、モノ−C1−C4アルコキシフェニル、モノハロモノ(C1−C2アル コキシ)フェニル、1〜3個のハロゲン原子を有する3−ハロ−C1−C4アルキ ルフェニル、弗素又は塩素により置換されているトリフルオロメチルフェニル、 1〜6個のハロゲン原子(特に弗素)を有する3−ハロ−C1−C4アルコキシフ ェニル、3−C2−C4アルケニルオキシフェニル、3−C2−C4アルキニルオキ シフェニル、3−C3−C6シクロアルキルメトキシフェニル、3−シアノ−C1 −C3アルコキシフェニル、ビス(トリフルオロメチル)フェニル、弗素又は塩 素により置換されているトリル、モノシアノフェニル、メチルチオにより置換さ れているトリフルオロメチルフェニル;3−トリメチルシリルフェニル、メトキ シ−ニトロフェニル、3−又は4−フェノキシフェニル、又はメトキシにより任 意に置換される3−メチルスルフィニル又は3−メチルスルフォニルメチルフェ ニル;3−トリフルオロメチル−4−クロロ−ベンジル、3−トリフルオロメチ ルフェノキシメチル、3−トリフルオロメチルベンゾイル、2−ナフチル、 直鎖のC1−C3アルキレンジオキシ(特にメチレンジオキシ、エチレンジオキシ 、2,2−ジフルオロメチレンジオキシ、2−メトキシメチレンジオキシ)によ り3−及び4−位置で置換されているフェニル、ジヒドロベンゾフル−5−イル 、2−チエニル、ベンゾフル−2−イル、2−フリル、5−クロロ−又は5−ブ ロモ−チエン−2−イル、3−メチルベンゾ〔b〕チエン−2−イル、1−メチ ルピロル−2−イル、2−チアゾリル、ベンゾチエン−2−イル、ピラジン−2 −イル、置換されていないか又はハロゲン又はトリフルオロメチルにより置換さ れている2−ピリジル;6−又は7−キノリニル、6−キノキサリニル;置換さ れているか又は置換されていない2−キノリニル、置換されているか又は置換さ れていない2−キノキサリニル、ハロゲン、メチル、トリフルオロメチル、シク ロプロピル、C1−C3アルコキシ又はメチルチオにより一又は二置換されている 2−ピリミジニル;1−(2,6−ジメチルモルホリニル)、置換されているか 又は置換されていないベンゾイソキサゾール−3−イル、置換されているか又は 置換されていないベンゾイソチアゾール−3−イル、置換されているか又は置換 されていないインダゾール−3−イルであり、又は R3及びR4は一緒に、置換されたフェニルにより3−位置で置換されている5 ,6−ジヒドロ−2H−1,4−チアジン環であり、又はR3及びR4は一緒に、 置換されていないか又はハロゲン置換されたベンゼン環が融合されているシクロ ペンタン又はテトラヒドロピラン環である請求の範囲第1項記載の化合物。 5.R1が水素であり、R2がメチルであり、そしてR3がメチル、エチル、メ トキシ、メチルチオ、シアノ又はシクロプロピルであり、並びにR4が、ハロゲ ン、メトキシ、トリフルオロメチル及びトリフルオロメトキシから成る群から選 択された置換基により1 又は2置換されているフェニルである請求の範囲第1項記載の化合物。 6.R4が3−クロロフェニル、3−ブロモフェニル、4−クロロフェニル、 4−ブロモフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメト キシフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニ ル又は3−クロロ−4−メトキシフェニルである請求の範囲第5項記載の化合物 。 7.R1が水素であり、R2がメチルであり、R3がメチル又はシクロプロピル であり、そしてR4が3−クロロフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、 3−トリフルオロメトキシフェニル、3−ジフルオロクロロメトキシフェニル又 は4−クロロフェニルである請求の範囲第1項記載の化合物。 8.下記一般式(II): 〔式中、R1〜R4は、式(I)のために付与された意味と同じである〕で表わさ れるチオアミドを酸化することによって、請求の範囲第1項記載の式(I)のチ オアミドS−オキシドを調製するための方法。 9.過酸化水素により酸化を実施することを含んで成る請求の範囲第8項記載 の方法。 10.活性成分として、請求の範囲第1項記載の式(I)の化合物、並びに適切 なキャリヤー材料を含んで成る殺虫剤。 11.微生物による植物の外寄性を制御し、そして防ぐための方法であって、植 物に対して、植物の一部に対して、又は植物基質中に、活性成分としての式(I )の化合物を適用することを含んで成る方法。 12.成長材料を処理することを含んで成る請求の範囲第11項記載の方法。 13.種子を処理することを含んで成る請求の範囲第12項記載の方法。 14.微生物による外寄性を制御し、又は防ぐためへの式(I)の化合物の使用 。
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