JPH11511792A - 第四級アンモニウム化合物 - Google Patents

第四級アンモニウム化合物

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JPH11511792A JP9542192A JP54219297A JPH11511792A JP H11511792 A JPH11511792 A JP H11511792A JP 9542192 A JP9542192 A JP 9542192A JP 54219297 A JP54219297 A JP 54219297A JP H11511792 A JPH11511792 A JP H11511792A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はカチオンポリウレタン並びにカチオンポリウレタンの水性分散液、その調製並びに製紙におけるサイジング剤としての使用に関する。本発明はさらにヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物及びその組成物、その調製並びにカチオンポリウレタンの製造における使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 第四級アンモニウム化合物 本発明は一般的に第四級アンモニウム化合物に関する。より具体的には、本発 明は、カチオンポリウレタン及びカチオンポリウレタンの水分散液、その製法及 び製紙での使用に関する。本発明はさらに、ヒドロキシ官能第四級アンモニウム 化合物及びその組成物、その製法並びにカチオンポリウレタン製造での使用に関 する。 製紙技術に於ては、カチオンポリウレタン(CPUR)を、サイジングした製 品における水溶液の吸収並びに広がりを遅らせるか若しくは防止する為のサイジ ング剤として用いることは公知である。通常、水性分散液の形のCPURを、サ イジング剤をサイズプレスで紙表面へ適用する表面サイジングで用いる。 米国特許第3,971,764号は、ジオールをポリイソシアネートと反応さ せ、末端イソシアネート基のあるプレポリマーを生成し、これが次に、(a)相 当するアンモニウム化合物へ続いて転化される第三級窒素原子含有ジオール、ま たは(b)前もって相当するアンモニウム化合物に転化した窒素原子含有ジオー ル、と反応することにより調製した高分子量CPURサイジング剤を開示してお り、方法(a)が好ましい。これらの方法において、窒素原子を、酸もしくはア ルキル化剤を用いることによりカチオン性とすることができ、並びにこの特許は 塩化水素、塩酸及びジメチル硫酸がこの目的に有効であることを開示している。 このようなCPUR分散液は一般的に、低レベルのサイジング剤を用いて良好な サイジング反応を提供する。しかしながら、このCPUR分散液は、特にその後 の使用、乾燥若しくは加工工程中に静電気の蓄積を防ぐ為に一般にサイズプレス に添加する電解質の存在下で、安定性の問題及び沈殿の傾向を示すことが認めら れている。不十分な安定性は、分散液に含まれるCPUR粒子が固まり並びに沈 着物を形成する原因となる可能性があり、取扱い並びに適用の問題、サイズ性能 の悪化及びサイズ不良の紙へ至る。 本発明に係れば、改良されたサイジング性能並びに安定性を有するCPURは 、ポリウレタンの合成においてヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物(QU AT)、即ち一つ以上のヒドロキシル基並びに正に荷電した第四級窒素原子を含 む、窒素がエポキシドで四級化されている有機化合物、を用いて得られることが 見いだされた。より具体的には、本発明は、ジヒドロキシ化合物とポリイソシア ネートを反応させ、末端イソシアネート基を有するプレポリマーを生成し、これ が次に、エポキシドから誘導した置換基を有する第四級窒素を含むヒドロキシ官 能第四級アンモニウム化合物と反応する、カチオンポリウレタンの製造方法に関 する。本発明は従って、請求項に更に定義されるように、カチオンポリウレタン の製造方法、カチオンポリウレタンそれ自体及びその使用に関する。 本発明に係る方法は、顕著な性質の高分子量CPURに至る。本CPURの水 性分散液は、改良した安定性を示し、並びにこれによってCPURに基づく先行 技術のサイジング分散液に関する問題は減少若しくは克服することができる。本 CPUR分散液は、同じサイジング効果を与えるのに少ない量のサイジング剤を 用いることができることを意味し、それにより費用削減及び経済的利益に導く、 改良したサイジングを更に提供する。 プレポリマー、若しくは中間生成物を生成する為のモノマーとして用いること のできる、本発明に係るジヒドロキシ化合物、若しくはジオールは脂肪族並びに 芳香族ジオールを含む。ここで用いる「脂肪族」という用語は、指定した官能基 は別として、本質的に炭化水素構造に言及しており、この炭化水素構造は一つ以 上のヘテロ原子、例えば酸素及び窒素、及び/またはヘテロ原子を含む一つ以上 の基、例えばカルボニル基及びアシルオキシ基により遮られる。 ここで用いる「芳香族」という用語は、芳香族、指定された官能基は別として 本質的に炭化水素構造に言及しており、この炭化水素構造は一つ以上のヘテロ原 子、例えば酸素及び窒素、及び/またはヘテロ原子を含む一つ以上の基、例えば カルボニル基及びアシルオキシ基により遮られる。脂肪族ジオールを用いること が一般的に好まれ、並びに好ましくは1から30、好適には少なくとも5、好ま しくは少なくとも10並びに最も好ましくは10から22の炭素原子を含むこと のできる脂肪族側鎖置換基を有するようなジオールを用いることが好ましい。一 般的に、二つのヒドロキシル基を結合する鎖、すなわち主鎖、の中に好適には2 から20並びに好ましくは2から10の炭素原子を含む、重合してない脂肪族ジ ヒドロキシ化合物を用いることがより好ましいとはいえ、ジオールはポリエステ ルジオール、ポリエーテルジオール及びポリブタジエンジオールのような高分子 量重合化合物であってよい。 好ましい脂肪族主鎖は、2から10の炭素原子を含有するアルキレン及びジア ルキレンアミンを含む。好適には主鎖は上述の脂肪族側鎖で置換され、ここで主 鎖は、窒素であるヘテロ原子を含み、窒素が側鎖を持っていることが好ましい。 好適な脂肪族ジヒドロオキシ化合物の例としては、エチレングリコール及びジエ チレングリコール、プロパンジオール及びブタンジオール、並びにグリセロール およびトリメチロールプロパンのようなトリオールの脂肪酸モノエステルのよう な高分子量化合物、例えばグリセロールモノステアリン酸塩及びグリセロールモ ノベヘン酸塩、トリメチロールプロパンモノステアリン酸塩;ジエステルジオー ルのようなエステルジオールのオリゴマー、例えばジカルボン酸、例えばアジピ ン酸、を1モル過のジオール、例えばエチレングリコール、と反応することによ り得られるようなもの;N−アルキルジエタノールアミン、例えばN−ステアリ ルジエタノールアミン;枝分かれ鎖ジヒドロキシアルキレン、例えば、1,2− 及び1,4−ジヒドロキシオクタデカン、が挙げられる。より高分子量の化合物 、特にグリセロールモノステアリン酸塩が一般に好まれる。用いることのできる 芳香族ジオールの例としてはビスフェノールAが挙げられる。上述のいずれかの ような一つ以上のジオールを含む混合物は、ポリイソシアネートとの反応におい てまた用いることができる。 この方法でプレポリマーを生成するのにモノマーとして用いることのできるポ リイソシアネートは、脂肪族化合物、芳香族化合物及び脂肪族/芳香族混合化合 物を含む。ポリイソシアネートの中でジイソシアネートを用いることが好ましい 。二つを超えるイソシアネート基を含むポリイソシアネート、例えばトリイソシ アネート、が用いられる場合は、ジイソシアネートとこれらを混合することが好 ましい。一般にポリイソシアネートは、例えば、ポリマー科学工学百科事典(Enc yclopedia of Polymer Science and Engineering)、第13巻、第2版、198 8、第243〜303頁に開示されるように公知技術あり、ここでこの文献 を参考文献とする。適切なジイソシアネートの例としては、トルエン−2,4− 及び2,6−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネー ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジ イソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイ ソシアネート等が挙げられる。公知の方法で、ブロック化イソシアネートを用い ることもまた可能である。 モノマージヒドロキシ化合物とポリイソシアネートとの反応は、例えばU.S .Pat.NO.3,971,764に開示されているように、従来の方法で行 うことができ、ここでこの特許を参考文献とする。イソシアネートは求核攻撃に 敏感でありかつ、水と容易に反応するので、プレポリマー並びにCPURは、水 及び好ましくない求核剤の無い反応媒体において好ましく調整される。好適には 反応は、無水の不活性有機溶剤、例えばアセトン中で、任意に触媒、例えばジア セトキシジブチル錫の存在下で行われる。ジヒドロキシ化合物とポリイソシアネ ートのモル比は広い範囲で変化でき、そして多くの場合モル比は1:1.1から 1:3、好適には1:1.5から1:2.5の範囲であり、及び好ましくは約1 :2である。好ましくは第一段階で使用するヒドロキシル基(水酸基)及びイソ シアネートを含む反応物は、荷電されず、これは従って荷電してないプレポリマ ーとなる。 本方法の第一段階で得られる、末端イソシアネート基を有するプレポリマーは 、次にポリウレタンに正の電荷を導入する為、ヒドロキシル含有第四級アンモニ ウム化合物と第二段階でさらに反応する。第二段階は、本方法ではエポキシ官能 基四級化剤から誘導した置換基を有する第四級窒素原子を含む、ヒドロキシ官能 基QUATを使用することを除いて、U.S.Pat.No.3,971,76 4に教示されるように一般的に行なうことができる。適切なヒドロキシル官能Q UATは、第三級アミン、好適にはヒドロキシル含有第三級アミンを、エポキシ ド例えばエチレンオキシド及びプロピレンオキシドのようなアルキレンオキシド 、または最適には、エピハロヒドリンのようなハロゲン含有エポキシド例えばエ ピクロロヒドリン及びエピブロモヒドリン、好ましくはエピクロロヒドリンと; 及び任意に酸と;を反応することにより得られる化合物を含む。 この発明の好ましい実施態様において、ヒドロキシ官能QUATは、一つ以上 のヒドロキシル基及びハロゲン含有エポキシドから誘導した置換基を有する第四 級窒素を含み、並びに酸から誘導されたアニオンを有する化合物である。 本発明に係る使用に適切なQUATは従って、一般式(I)により表すことが できる。 ここでR1及びR3は、1〜10並びに好ましくは1〜4の炭素原子を含む脂肪 族基からそれぞれ別々に選ばれ、この炭素原子はヒドロキシ基により置換でき、 適切には少なくとも一つのヒドロキシ基がR1及び/またはR3に存在し、好まし くはR1及び/またはR3は線状若しくは分岐N−アルカノール、例えばN−エタ ノールであり;R2は脂肪族基、適切にはアルキルの脂肪族基で、1〜22、好 ましくは1〜4の炭素原子を含有し、好ましくはメチル、エチル、プロピル若し くはブチルであり;またはR1及びR2がNと共に、好ましくは脂肪族の、線状若 しくは分岐の5〜7員環を形成し、これはヒドロキシ基で置換され、かつ一つま たは二つの炭素原子がNR56で置換され、ここでR5及びR6は脂肪族基、好ま しくはアルキルの1〜4の炭素原子を含む脂肪族基であり;R4はエポキシド例 えばエチレンオキシド及びプロピレンオキシドのようなアルキレンオキシド、ま たは好適にはハロゲン含有エポキシド、好ましくはエピクロロヒドリンから誘導 され;そしてXは酸のアニオンである。ほとんどの場合、QUATのR1、R2、 R3及びNは第三級アミンから誘導される。 一般的に、QUAT中に存在する少なくとも一つのヒドロキシル基は、エポキ シドによる第三級アミンの四級化としてエポキシドから誘導された置換基上に位 置し、通常、エポキシド基の開環並びにヒドロキシル基の形成に至る。適切なQ UATは、EP541289に記載されるものを含み、この特許はここで全ての 目的の為の参考資料に加える。 R4置換基は従って、一般式(III)のエポキシドから誘導した、一般式( II)により表すことができる。 ここでR7は、水素若しくはアルキルのような脂肪族基、好ましくは水素であ り、そしてR8は水素若しくは20までの炭素原子を含むことのできる脂肪族基 若しくは芳香族基、例えばメチルのようなアルキルであり、そしてこれはハロゲ ンで置換でき、R8は適切にはハロゲン含有芳香族基若しくは脂肪族基、好まし くは脂肪族基であり、これは1から12の炭素原子を含み、好ましくはハロゲン は塩素であり、そしてR8はCH2−Clである。その上、第三級アミンを式(I II)のエポキシド、式中R7=H及びR8=Hまたはメチルのようなアルキル、 すなわちアルキレンオキシド、と反応させることにより得られるQUATにおい て、結果生じた式(I)のQUATのR4置換基は、一つ以上の酸素原子により 妨げられる線状若しくは分岐の炭化水素鎖、すなわちジ−アルキレンオキシ基若 しくはポリアルキレンオキシ基であり、そして四級化反応はアルキレンオキシド の二付加若しくは重付加に至るので、通常、末端位置にヒドロキシル基を含む。 プレポリマー及びQUATの間の反応、すなわちプレポリマーのイソシアネー ト基及びQUATのヒドロキシル基の間の反応、はポリウレタンの連鎖長延長(c hain-lengthening)に至る。認められるように、鎖長延長の程度は、モノヒドロ キシ官能QUATが連鎖停止剤として働きそして従ってより少ない鎖長延長をも たらす、QUAT中に存在する反応性ヒドロキシル基の数による。使用するQU AT、例えば式(I)のQUAT、は一つ以上のヒドロキシル基を含み、ほとん どの場合4以下のこのような基、適切には1から3のヒドロキシル基並びに好ま しくは2若しくは3のヒドロキシル基を含む。一つを超えるQUATを含む混合 物も勿論用いることができる。もし望むなら、QUATは、ここで述べたいずれ かのヒドロキシル化合物のような、追加のヒドロキシ官能化合物との組み合わせ で用いることができる。 多くの場合、例えばQUATが、使用する反応媒体の中で限られた溶解度を示 す場合、QUATおよび追加のヒドロキル化合物を含有する混和物の使用が好ま れる。好ましい追加のヒドロキシル化合物は、ここで記載したジオール及びヒド ロキシ官能第三級アミンを含む。好ましい実施態様において、QUAT及びヒド ロキシ官能第三級アミン、適切にはQUATを調製するのに用いるのと同じタイ プのアミン、を含む組成物が用いられる。用いる際のQUAT対追加のヒドロキ シル化合物のモル比は、他にもあるがプレポリマー中のイソシアネート含量、望 まれるQUAT含量及びCPURのカチオン性並びにCPURの意図した用途次 第で広い範囲で変化させることができる。通常、このモル比は50:1から1: 100であり得る。第二段階でのヒドロキシル基対イソシアネート基のモル比は 広い範囲で変えることができ、そして多くの場合、モル比は1:0.5から1: 2の範囲内で、適切には1:0.8から1:1.4及び好ましくは1:1の範囲 である。 得られたCPURは少なくとも1000、適切には少なくとも3500そして 好ましくは少なくとも4000の平均分子量を有していてもよい。分子量の上限 は重大でなく、通常、約30000そして好ましくは約15000である。反応 が完了した後、CPURを含む反応混合物が作られそして、例えばU.S.Pa t.Nos.3,971,764及び4,617,341に開示されるように、 従来の方法で水性分散液に転化することができる。有用な段階の例としては、酸 の添加、水の添加、溶剤の蒸発等を含む。製法の好ましい形において、CPUR に存在するいかなる第三級窒素原子をも、相当する第三級窒素付加塩へ変えるこ とにより中性化を達成する為に酸を加える。 本発明はCPURを含む水性分散液に関連し、紙および、ボール紙並びに板紙 のようなセルロースに基づく生成物製造におけるサイジング剤としての使用に更 に関連し、ここで水性CPUR分散液が製紙原料に加えられるか、または前記生 成物の表面に、好ましくはこのような生成物を表面サイズする為に適用される。 原料に添加するかまたはセルロース生成物の表面に適用するCPUR分散液の量 は、乾燥セルロースをベースにした材料及び任意の充填剤に対する乾燥CPUR として計算して、0.001から20重量%、適切には0.01から2重量%で あってもよい。CPUR分散液は、1から50重量%のCPUR、適切には5か ら25重量%のCPURを含んでよい。CPUR分散液はサイジング剤として使 用する前にもちろん水で薄めてもよい。 本発明は更に、あるヒドロキシ官能QUATに関する。より具体的には、本発 明は、請求項に更に定義するように、一つ以上のヒドロキシル基およびハロゲン 含有エポキシドから誘導した置換基を有する第四級窒素原子を含み、並びに酸か ら誘導したアニオンを有する第四級アンモニウム化合物、このようなQUATを 含む組成物、これらの調製及び使用に関する。 本発明に係る、四つのラジカル若しくは置換基に結合した正に荷電した窒素を 含むQUATは、前に定義した一般式(I)により表わすことができ、ここで、 R4はハロゲン含有エポキシド、好ましくはエピクロロヒドリンから誘導される 。QUATは一つ以上のヒドロキシル基を含み、多くの場合4以下のヒドロキシ ル基、好ましくは1から3、そしてより好ましくは2または3のヒドロキシル基 を含み、これは窒素に結合した置換基のいずれにも位置することができる。 式(I)のQUATのアニオン部分、即ちX-、は酸のアニオンであり、好ま しくは、HXのようなプロトン酸であり、有機酸、例えば蟻酸、酢酸、プロピオ ン酸、メタンスルホン酸及びp−トルエンスルホン酸、及び無機酸、例えばハロ ゲン化水素及び硫酸を含む。好ましい実施態様において、Xは有機酸のアニオン で、特に蟻酸である。 本発明のヒドロキシ官能QUATは、酸の存在下で第三級アミンをハロゲン含 有エポキシドと反応させることにより調製できる。本発明に従って、ヒドロキシ 官能QUATが、これらの反応物を実質的に水の存在なしに反応させることによ り非常に有利な方法で高い収率で調製できることが見いだされたが、この反応は 、水を溶剤として用いて行うことができる。本方法は、異なったN置換基及び反 対のイオンを含有するヒドロキシ含有QUATの広い範囲の生産の可能性を提供 する。更に、反応終了後に、得られる反応混合物がオリゴマー物質及び/または 望まれない副生物を実質的に含まないかまたは非常に少ない量ほど含み、それに より得られるQUATは、CPUR合成において高価な精製なしに使用できる。 本方法により得られるQUATはまた、良好な安定性を示す。本方法は従って、 実質的な技術的及び経済的利益を提供する。 通常、第四級アンモニウム化合物を調製するときの反応及び/または仕上げ (work-up)に水を溶剤として用いることは一般的である。水は、極性の溶剤であ り、通常、QUATのような荷電した反応生成物の生成を助け、並びに水に不溶 の溶剤と共に水を用いた抽出により、反応混合物からのQUATの分離を促進す る。しかしながら、CPUR製造で用いるモノマーは、イソシアネートが求核攻 撃に影響されやすいので、好適には無水であるべきである。ヒドロキシ官能第四 級アンモニウム塩から大規模に水を除くことは複雑で、費用がかかり並びにQU ATの分解へと至ることが経験されている。従って、実質的に水が無い状況で行 われる反応を提供することにより、次のイソシアネートとの反応によるカチオン 性ポリウレタンへの転化に特に有効なQUATが製造される。 本方法で用いる第三級アミンは、少なくとも一つの第四級化できる第三級窒素 原子を含む有機化合物である。適切には第三級アミンは脂肪族アミンである。第 三級アミンは好適には3から25までの炭素原子、好ましくは4から10までの 炭素原子を含む。好適な第三級アミンは一般式(IV)で表すことができ、 ここでR1、R2、及びR3は前に定義したものである。第三級アミンは適切に は0から3のヒドロキシル基並びに好ましくは1若しくは2のヒドロキシル基を 含む。 有用な第三級アミンの例としては、N−トリアルキルアミンのようなヒドロキ シル基のないアミン、N,N−ジアルキルアルカノールアミンのようなモノヒド ロキシアミン、並びにN−アルカンジオールジアルキルアミン及びN−アルキル ジアルカノーアミンのようなジヒドロキシアミンが挙げられる。適切な第三級ア ミンはトリエチルアミン、N,N−ジメチルステアリルアミン、N,N−ジメチ ルエタノールアミン、1,2−プロパンジオール−3−ジメチルアミン、N−メ チルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N−プロピルジエタ ノールアミン、N−n−ブチルジエタノールアミン及びN−t−ブチルジエタノ ールアミン、N−ステアリルジエタノールアミン及びN−メチルジプロパノール アミンを含む。例えばN−アルキルジエタノールアミン及びN,N−ジアルキル エタノールアミンのようなN−アルキルジアルカノールアミン及びN,N−ジア ルキルアルカノールアミンであって、この中でアルキル基が1から4の炭素原子 を含んでいるものが好ましく、特にN−メチルジエタノールアミン及びN,N− ジメチルエタノールアミン、が好ましい。 本発明におけるエポキシドは、四級化剤として機能でき並びに少なくとも一つ のエポキシド若しくはオキシラン基、及び少なくとも一つのハロゲン原子を含む 有機化合物である。モノエポキシ官能化合物及びモノハロゲン官能化合物が好ま しい。適切なハロゲン含有エポキシドは前に定義した式(III)の化合物、好 ましくはエピクロロヒドリンを含み、これはアミン及び酸と反応したとき窒素へ 結合した式(II)の置換基を形成する。 適切な酸はプロトン酸、HXを含み、これはQUATのアニオンX-を形成す る。好ましくは、酸は、実質的に無水の酸として供給できるものである。適切な 酸の例は、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、メタンスルフォン酸及びp−トルエンス ルフォン酸のような有機酸並びに塩化水素、臭化水素及び硫酸のような無機酸を 含む。本発明の好ましい実施態様において、有機酸、特に蟻酸を用いる。 酸が反応において重要な役割を有することが見出され、しかも高い水準のオリ ゴマー物質が、酸の存在なしに第三級窒素とエポキシドとの間の反応が起きると きに通常生成されることも見いだされた。反応を行うとき、酸は、反応混合物が 少なくともpH7並びに適切にはpHが7から13の範囲内を有するような量で 好適に存在すべきである。反応混合物のpHは公知の方法、例えばpHメーター 若しくはpH電極で測定することができる。エポキシドにアミンを接触させたと き、少なくとも酸の一部が存在することが好ましい。 ここで第三級アミン、若しくはその一部は、第三級アミン酸付加塩、例えばR123+ HX-、ここでR1、R2、R3及びXは前に定義したもの、の形で 存在してもよい。本発明の好ましい実施態様において、酸は間欠的にまたは連続 的に反応混合物へ、pHを望む範囲内に保持する為に供給する。好ましくは、p H値は7〜12の間でありそして最も好ましくは8〜10の間である。 本方法において、第三級窒素対エポキシドのモル比は通常、少なくとも0.4 :1、適切には少なくとも0.6:1、好ましくは少なくとも0.8:1である 。第三級アミン対エポキシドのモル比の上限は、例えば15:1以上、多くの場 合10:1、通常5:1、適切には1.4:1、好ましくは1.2:1というよ うに高くできる。本方法において酸対エポキシドのモル比は、他にもあるが、反 応中の反応混合物の望まれるpHにより、広い範囲で変えることができる。適切 には反応は、酸及びエポキシドのおよそ等モル量または酸のモル超過で行う。例 えば、約30%までのモル超過は、生成物の安定性の点から有益である。 この反応は、混ぜものなく、すなわち溶剤の存在なしに、または溶剤の存在下 で行うことができる。本発明の好ましい見地において反応は、不活性な有機溶剤 なしに行われる。溶剤を用いる場合には、不活性な有機極性溶剤を用いることが 好ましい。適切な溶剤は、ジメチルホルムアミド、ピロリドン、ヘキサメチレン フォスフォトリアミド等を含む。アルコール、例えばメタノール、エタノール、 イソプロピルアルコール等のようなプロトン性溶媒を用いることも更に可能であ る。しかしながら、QUATをCPURの製造において用いる場合においては、 プロトン性溶媒は、プロトン性溶媒が容易にイソシアネートと反応するので、使 用の前にQUATから好ましくは取り除く。従って、もし用いるなら、溶剤は好 ましくは非プロトン性溶媒である。使用する溶剤の適切な量は、当業者が日常の 実験を通して容易に決定できる。 本方法は水の実質的な存在なしで行われるべきである。これは、反応中及び仕 上げ中に存在する水の量は、例えば反応体の重量に基づき15重量%未満、適切 には5重量%未満そして好ましくは3重量%未満と低くあるべきであることを意 味する。本発明の最も好ましい見地において、水はまったく存在しない。この反 応は50°C未満、適切には35°C未満及び好ましくは25°C未満の温度で 行うことができる。下限は決定的ではなく、そして反応は−80°Cを超えて、 適切には−25°Cを超えて、そして好ましくは0°Cを超えて行うことができ る。反応中、特に反応物を混ぜ合わせるとき、反応混合物を冷やすことが有利で ある。 本発明の他の見地において、酸の存在下で並びに水及び有機溶剤の実質的な存 在なしで、第三級アミンをエポキシドと反応させることを含む、CPURの製造 において有効なヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物の製造方法を提供する 。第三級アミン及び酸は前に定義したものでよく、エポキシドは、少なくとも一 つのエポキシド若しくはオキシラン基を含み、好ましくは前記一般式(III) を有する四級化剤として機能できる有機化合物である。反応は実質的に水及び有 機溶剤の存在なしで行われ、そしてここでは水及び有機溶剤、例えば前に定義し たいずれかのものの量、例えば水に関し前に定義した量であるがしかし、この見 地では水及び有機溶剤を合わせた重量、は低くあるべきことを意味する。 反応終了後、QUATの安定性を改良する目的の為に、反応混合物のpHは4 〜9、適切には5〜8、そして好ましくは6〜7へ調整できる。これは実質的に 無水のいかなる酸、例えば前に述べたいずれかによりなし遂げることができる。 もしあれば、反応で用いる溶剤は、反応混合物から蒸発、適切には減圧で取り除 くことができる。生成した生成物は、例えばCPURの製造において精製なしに 用いることができる。もし望むなら、得られたアンモニウム塩はいかなる従来の 精製工程、例えば公知の方法の抽出及び結晶化にもちろん従ってよい。 本方法は高い選択性を示し、従ってオリゴマー物質及びポリマー物質を少量生 成若しくは生成なしに高い収率でヒドロキシ官能QUATを製造する。更に、エ ピクロロヒドリンを、QUATを製造する四級化剤として用いる場合には、低い 水準の未反応のエピクロロヒドリン及び1−クロロ−2,3−プロパンジオール (CPD)及び1,3−ジクロロ−2−プロパノール(DCP)のような望まし くない副生物が通常得られる。 一般的に、エピクロロヒドリンのCPDへの転化は、反応で用いるエピクロロ ヒドリンの重量を基準として5%未満、通常3%未満であり、そしてエピクロロ ヒドリンからDCPへの転化は1重量%未満、通常0.1重量%未満である。従 って、CPUR製造における本発明のQUATを使用する有利さの一つは、CP UR及びその分散液を、未反応のハロゲン含有エポキシド例えばエピクロロヒド リン、並びにハロゲン官能エポキシド例えばCPD及びDCPから誘導される望 ましくない副生物が非常に少量の状態で提供できることである。 本発明に係るCPUR及びCPUR分散液において、存在するエピクロロヒド リンのようなハロゲン含有エポキシドの量は、ハロゲン含有エポキシドとして計 算しかつCPUR固形物を基準として10ppm未満、適切には5ppm未満並 びに好ましくは1ppm未満であることができ、並びにハロゲン化した副生物の 量は、全ハロゲン化副生物として計算しかつCPUR固形物を基準として、1重 量%未満並びに適切には0.5重量%未満であることができる。とりわけ、エピ クロロヒドリンを用いるとき、CPUR固形物を基準としたCPD含量は0.1 重量%未満、適切には0.05重量%未満、好ましくは10ppm未満であるこ とができ、並びにCPUR固形物を基準としたDCP含量は0.5重量%未満、 適切には0.1重量%未満、好ましくは10ppm未満であることができる。 本発明は、請求項に更に定義するような、本ヒドロキシ官能第四級アンモニウ ム化合物を含む組成物に更に関する。この組成物は前に定義されたように、実質 的に無水である。このQUATに加え、この組成物は例えば、この反応に用いる 物のいずれか、例えば過剰に用いた材料のいずれかのような未反応の開始材料、 及び反応に特有の少量の副生物、を含むことができる。この組成物は、この組成 物と混合される追加の化合物もまた含んでよい。このような追加の化合物の例は 、例えばここで定義した物のいずれかの、酸及び第三級アミンを含む。好ましい 実施態様において、QUATは組成物中に重量基準で主要な量ほど存在し、すな わちQUAT対この組成物中に存在する他のそれぞれの成分の重量比率は1より 高い。他の好ましい実施態様において、ヒドロキシ官能第三級アミン及び/また はこの酸付加塩は、この組成物中に、重量を基準として、好ましくは第三級アミ ンとして主要な量ほど存在する。このような組成物はCPURの調製において特 に有効である。この酸付加塩の生成用の第三級アミン及び酸は、ここで定義した 物のいずれでもよく、適切には本発明の方法で反応物として用いる化合物と同一 の型であってもよい。 本発明は以下の実施例で更に説明するが、しかしながらこれは本発明を制限し ようとするものではない。部及びパーセントは、特記しない限り、それぞれ重量 部及び重量パーセントを述べる。 実施例1 本発明に従って、(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−ビス(2−ヒド ロキシエチル)−メチルアンモニウム蟻酸塩が以下の通り調整された。 冷却した11.9g(0.1モル)のN−メチルジエタノールアミンへ98% 濃縮蟻酸を攪拌しながら添加し、pH電極により測定しながら、9〜10の間の pHにした。この混合物へ7.4g(0.08モル)のエピクロロヒドリンを添 加し、そして反応混合物は20°Cの温度を保つよう冷却され、並びに追加の蟻 酸を連続的に添加し、pHを9〜10の間に保った。10時間の攪拌の後pHは 蟻酸の添加により6.5に調整した。望まれる生成物が13C−NMR及びGPC で示されるように高収率で生成され、そして副生物の生成は低かった。本質的に オリゴマー物質及びポリマー物質は生成しなかった。このように得られた生成物 は室温で三か月を超える期間安定であった。 実施例2 用いたアミンがN,N−ジメチルエタノールアミンでありしかもアミン及びエ ピクロロヒドリンを等モル量で用いたことを除いて実施例1の手順に従った。希 望する生成物、(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−(2−ヒドロキシエ チル)−ジメチルアンモニウム蟻酸塩を高収率で得た。不純物を単に少量生成し ただけで、本質的にオリゴマー物質及びポリマー物質の生成はなかった。 実施例3(比較) この方法で酸を使用しないことを除いて実施例1の手順に従った。N−メチル ジエタノールアミンとエピクロロヒドリンとの間の発熱反応が起こり、これは制 御するのが非常に難しく並びに、相分離が観察され、オリゴマー/ポリマー物質 の生成を示した。二日後、反応混合物は完全に固体の塊へ変わっており、モノマ ー化合物は検出できなかった。 実施例4 本発明に係るカチオンポリウレタンを以下のように調整した。 40°Cの温度で、18.3gのグリセロールモノステアリン酸塩及び18. 3gのトルエンジイソシアネートの50g無水アセトン溶液へ、アセトン中の1 7mgのジブチルニ酢酸錫(dibutyl tin diacetate)を加えた。この溶液を強い 攪拌下で一時間還流した。溶液のサンプルが残留NCO基測定の為に採取され、 14%の残留物を示した。実施例1に係わる、5.1gのN−メチルジエタノー ルアミン(N−MDEA)及び2.2gのQUATの混合物を50°Cでこの溶 液に加え、続いて更に50mlのアセトンを加えた。ここで、この混合物はN− MDEA対QUATのモル比5:1を有していた。混合物を一時間還流し、そし て次に40mlの1モル濃度HClを中和並びに第三級アミン酸付加塩生成の為 に加え、そして次に、混合物を250mlの水で希釈した。アセトンを減圧下6 0〜70°Cで蒸発して、pH4でCPUR約15〜17%を含む分散液の形の 透明な残留物を産出した。エピクロロヒドリン、CPD及びDCPの含有量は全 て、用いたガスクロマトグラフ法の検出限界以下であり、エピクロロヒドリン含 有量は1ppm未満、CPD及びDCP含有量は両者とも10ppm未満であっ た。 実施例5 本発明に係わるカチオンポリウレタンを、N−MDEA対QUATのモル比が 4:1であったことを除いて実施例4のように調整した。 実施例6 本発明に係わるカチオンポリウレタンを、N−MDEA対QUATのモル比が 3:1、これは従って約25%の窒素原子の四級化に相当する、であったことを 除いて実施例4のように調整した。 実施例7(比較) この試験において、CPURは、HClを第三級アミン基を含むポリウレタン と反応させることにより調整した。 実施例2のように、グリセロールモノステアリン酸塩をトルエンジイソシアネ ートと反応させ、そして次に末端NCO−基を有するプレポリマーを単独にN− メチルジエタノールアミンと反応させた。第三級窒素原子を相当する酸付加塩に 変える1モル濃度HClの添加により、荷電してないポリウレタンをカチオン性 にした。仕上げは実施例4のように行い、これはpH4でCPUR約15〜16 %を含有した分散液をもたらした。 実施例8(比較) 実施例7の手順をN−メチルジエタノールアミンとの反応まで追従した。この ように生成したポリウレタンはジメチル硫酸と反応し、窒素原子の約25%の四 級化を生じ、そして次に1モル濃度HClを中和の為に加えた。仕上げは実施例 4のように行い、これはpH4でCPUR約15%を含む分散液を生じた。 実施例9 実施例4〜8のカチオンポリウレタン分散液の安定性を、カチオンポリウレタ ン0.5重量%を含む水性分散液100mlへ硫酸ナトリウムの飽和水溶液を加 えることにより評価した。混合物を20°Cで攪拌しそして次に視覚により検査 した。表Iは結果を示す。 ここで、やや濁=やや濁っている 非常濁=非常に濁っている 沈殿=沈殿 −=分析せず を示す。 表Iから明らかなように、本発明に係わる実施例4〜6のカチオンポリウレタ ンの分散液は、比較の目的に用いたポリウレタン分散液に比べてかなり安定であ った。 実施例10 実施例4〜7に係わるCPUR分散液のサイジング効率を、ドイツのDIN規 格53/32を用いた、従来の技術であるコッブ試験(Cobb Test)により評価し た。 コッブ値(Cobb-values)は、一分間接触の後の水の吸収をg/m2で表した、 紙の水吸収に相当する。サイジングした紙シートで測定した値は表IIに示され ており、ここで投与量(%)は乾燥シート上への乾燥カチオンポリウレタンを表 わす。 表IIから見られるように、本発明に係わる実施例4から6のサイジング剤は 、比較のために用いた実施例7のサイジング剤に対し著しく改良したサイジング 効率を示した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年5月25日 【補正内容】 請求の範囲 1. カチオンポリウレタンを製造する方法であって、 (a)ジヒドロキシ化合物をポリイソシアネートと反応させ、末端イソシアネ ート基を有するプレポリマーを生成し; (b)このプレポリマーを、ハロゲン含有エポキシドから誘導した置換基を有 する第四級窒素を含むヒドロキシル官能第四級アンモニウム化合物と反応させる ことを特徴とする、前記方法。 2. ヒドロキシル官能第四級アンモニウム化合物が、エピクロロヒドリンか ら誘導した置換基を有する第四級窒素を含むことを特徴とする、請求項1に記載 の方法。 3. 第四級アンモニウム化合物が、1から3のヒドロキシル基並びにエピク ロロヒドリンから誘導した置換基を有する第四級窒素を含有し、並びに酸から誘 導したアニオンを有することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 4. 第四級アンモニウム化合物が一般式(I) (ここでR1及びR3が、ヒドロキシ基で置換されてもよい1〜4の炭素原子を 含む脂肪族基から別個に選ばれ、少なくとも一つのヒドロキシル基がR1及び/ またはR3に存在し、R2は1〜4の炭素原子を有するアルキル基であり、R4は エピクロロヒドリンから誘導し、並びにXは酸のアニオンである) を有していることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。 5. 第四級アンモニウム化合物が有機酸のアニオンを有することを特徴とす る請求項1、2、3または4に記載の方法。 6. ジヒドロキシ化合物が、少なくとも5つの炭素原子を含む脂肪族側鎖で 置換した脂肪族化合物を含むことを特徴とする請求項1〜5いずれか1つに記載 の方法。 7. ジヒドロキシ化合物が、二つのヒドロキシ基を結合する主鎖に2から1 0の炭素原子を含有する脂肪族化合物を含み、主鎖が、少なくとも10の炭素原 子を含む脂肪族側鎖により置換されていることを特徴とする請求項1〜6のいず れか1つに記載の方法。 8. ポリイソシアネートがトルエンジイソシアネートを含むことを特徴とす る請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法。 9. 生成したカチオンポリウレタンが少なくとも3500の分子量を有する ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の方法。 10. 請求項1から9のいずれか1つの方法によって得ることのできるカチ オンポリウレタン。 11. 請求項10に記載のカチオンポリウレタンを含む水性分散液。 12. エピクロロヒドリンの含有量が、カチオンポリウレタン固形物を基準 として10ppm未満であることを特徴とする、請求項11に記載の水性分散液 。 13. 1−クロロ−2,3−プロパンジオール(CPD)の含有量が、カチ オンポリウレタン固形物を基準として0.05重量%未満であり、並びに1,3 −ジクロロ−2−プロパノール(DCP)の含有量が、カチオンポリウレタン固 形物を基準として0.1重量%未満であることを特徴とする、請求項11または 12に記載の水性分散液。 14. 請求項11、12または13に記載の、カチオンポリウレタンを含む 水性分散液の、セルロースに基づく生成物用サイジング剤としての使用。 15. 一つ以上のヒドロキシル基及びハロゲン含有エポキシドから誘導した 置換基を有する第四級窒素を含み、並びに、アニオンは塩素でないとの条件付で 、酸から誘導したアニオンを有する、ヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物 。 16. 一般式(I) (ここでR1及びR3は、ヒドロキシ基により置換されてもよい1〜4の炭素 原子を含む脂肪族化合物から別々に選ばれ、少なくとも一つのヒドロキシル基が R1及び/またはR3に存在し、R2は1〜4の炭素原子を有するアルキル基であ り、R4はエピクロロヒドリンから誘導され並びにXは酸のアニオンである) を有する請求項15に記載の第四級アンモニウム化合物 17. 有機酸のアニオンを有する請求項15または16に記載の第四級アン モニウム化合物。 18. 請求項15〜17のいずれか1つに記載の第四級アンモニウム化合物 並びにヒドロキシル含有第三級アミン及び/またはその酸付加塩を含む実質的に 無水の組成物。 19. ヒドロキシル含有第三級アミン及び/またはその酸付加塩が、重量を 基準として、主要量存在することを特徴とする請求項18に記載の組成物。 20. 酸の存在下で並びに実質的に無水で、第三級アミンをハロゲン含有エ ポキシドと反応させることによる、ヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物の 製造方法。 21. エポキシド及び酸と反応している第三級アミンが、アルキル基が1か ら4の炭素原子を含むN−アルキルジエタノールアミン若しくはN,N−ジアル キルエタノールアミンであることを特徴とする請求項20に記載の方法。 22. 前記酸が蟻酸、酢酸、プロピオン酸、メタンスルフォン酸、p−トル エンスルフォン酸、塩化水素、臭化水素若しくは硫酸であることを特徴とする請 求項20、または21に記載の方法。 23. エポキシドがエピクロロヒドリンであることを特徴とする請求項20 〜22のいずれか1つに記載の方法。 24. 少なくとも酸の一部が、アミンをエポキシドと接触させるときに存在 し、しかも追加の酸を間欠的にまたは連続的に反応中反応混合物へ供給すること を特徴とする請求項20〜23のいずれか1つに記載の方法。 25. 請求項15〜17のいずれか1つに記載のヒドロキシ官能第四級アン モニウム化合物の使用、またはカチオンポリウレタン製造用の請求項18または 19に記載のヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物を含む組成物の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C N,CZ,JP,KR,MX,NO,NZ,PL,RU ,SI,SK,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. カチオンポリウレタンを製造する方法であって、 (a)ジヒドロキシ化合物をポリイソシアネートと反応させ、末端イソシアネ ート基を有するプレポリマーを生成し; (b)このプレポリマーを、エポキシドから誘導した置換基を有する第四級窒 素を含むヒドロキシル官能第四級アンモニウム化合物と反応させることを特徴と する、前記方法。 2. ヒドロキシル官能第四級アンモニウム化合物が、ハロゲン含有エポキシ ドから誘導した置換基を有する第四級窒素を含むことを特徴とする、請求項1に 記載の方法。 3. 第四級アンモニウム化合物が、1から3のヒドロキシル基並びにエピク ロロヒドリンから誘導した置換基を有する第四級窒素を含有し、並びに酸から誘 導したアニオンを有することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。 4. 第四級アンモニウム化合物が一般式(I) (ここでR1及びR3が、ヒドロキシ基で置換されてもよい1〜4の炭素原子を 含む脂肪族基から別個に選ばれ、少なくとも一つのヒドロキシル基がR1及び/ またはR3に存在し、R2は1〜4の炭素原子を有するアルキル基であり、R4は エピクロロヒドリンから誘導し、並びにXは酸のアニオンである) を有していることを特徴とする請求項1、2または3に記載の方法。 5. 第四級アンモニウム化合物が有機酸のアニオンを有することを特徴とす る請求項1、2、3または4に記載の方法。 6. ジヒドロキシ化合物が、少なくとも5つの炭素原子を含む脂肪族側鎖で 置換した脂肪族化合物を含むことを特徴とする請求項1〜5いずれか1つに記載 の方法。 7. ジヒドロキシ化合物が、二つのヒドロキシ基を結合する主鎖に2から1 0の炭素原子を含有する脂肪族化合物を含み、主鎖が、少なくとも10の炭素原 子を含む脂肪族側鎖により置換されていることを特徴とする請求項1〜6のいず れか1つに記載の方法。 8. ポリイソシアネートがトルエンジイソシアネートを含むことを特徴とす る請求項1〜7のいずれか1つに記載の方法。 9. 生成したカチオンポリウレタンが少なくとも3500の分子量を有する ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の方法。 10. 請求項1から9のいずれか1つの方法によって得ることのできるカチ オンポリウレタン。 11. 請求項10に記載のカチオンポリウレタンを含む水性分散液。 12. エピクロロヒドリンの含有量が、カチオンポリウレタン固形物を基準 として10ppm未満であることを特徴とする、請求項11に記載の水性分散液 。 13. 1−クロロ−2,3−プロパンジオール(CPD)の含有量が、カチ オンポリウレタン固形物を基準として0.05重量%未満であり、並びに1,3 −ジクロロ−2−プロパノール(DCP)の含有量が、カチオンポリウレタン固 形物を基準として0.1重量%未満であることを特徴とする、請求項11または 12に記載の水性分散液。 14. 請求項11、12または13に記載の、カチオンポリウレタンを含む 水性分散液の、セルロースに基づく生成物用サイジング剤としての使用。 15. 一つ以上のヒドロキシル基及びハロゲン含有エポキシドから誘導した 置換基を有する第四級窒素を含み、並びに、アニオンは塩素でないとの条件付で 、酸から誘導したアニオンを有する、ヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物 。 16. 一般式(I) (ここでR1及びR3は、ヒドロキシ基により置換されてもよい1〜4の炭素 原子を含む脂肪族化合物から別々に選ばれ、少なくとも一つのヒドロキシル基が R1及び/またはR3に存在し、R2は1〜4の炭素原子を有するアルキル基であ り、R4はエピクロロヒドリンから誘導され並びにXは酸のアニオンである) を有する請求項15に記載の第四級アンモニウム化合物 17. 有機酸のアニオンを有する請求項15または16に記載の第四級アン モニウム化合物。 18. 請求項15〜17のいずれか1つに記載の第四級アンモニウム化合物 並びにヒドロキシル含有第三級アミン及び/またはその酸付加塩を含む実質的に 無水の組成物。 19. ヒドロキシル含有第三級アミン及び/またはその酸付加塩が、重量を 基準として、主要量存在することを特徴とする請求項18に記載の組成物。 20. 酸の存在下で並びに実質的に無水で、第三級アミンをハロゲン含有エ ポキシドと反応させることによる、ヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物の 製造方法。 21. 酸の存在下で並びに実質的に水及び有機溶剤無しで、第三級アミンを エポキシドと反応させることによる、ヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物 の製造方法。 22. エポキシド及び酸と反応している第三級アミンが、アルキル基が1か ら4の炭素原子を含むN−アルキルジエタノールアミン若しくはN,N−ジアル キルエタノールアミンであることを特徴とする請求項20または21に記載の方 法。 23. 前記酸が蟻酸、酢酸、プロピオン酸、メタンスルフォン酸、p−トル エンスルフォン酸、塩化水素、臭化水素若しくは硫酸であることを特徴とする請 求項20、21または22に記載の方法。 24. エポキシドがエピクロロヒドリンであることを特徴とする請求項20 〜23のいずれか1つに記載の方法。 25. エポキシドがエチレンオキシド若しくはプロピレンオキシドであるこ とを特徴とする請求項20〜23のいずれか1つに記載の方法。 26. 少なくとも酸の一部が、アミンをエポキシドと接触させるときに存在 し、しかも追加の酸を間欠的にまたは連続的に反応中反応混合物へ供給すること を特徴とする請求項20〜25のいずれか1つに記載の方法。 27. 請求項15〜17のいずれか1つに記載のヒドロキシ官能第四級アン モニウム化合物の使用、またはカチオンポリウレタン製造用の請求項18または 19に記載のヒドロキシ官能第四級アンモニウム化合物を含む組成物の使用。
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