JPH11509074A - ワイヤレス通信システムを制御するための方法および装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システムを制御するための方法および装置

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JPH11509074A JP9538856A JP53885697A JPH11509074A JP H11509074 A JPH11509074 A JP H11509074A JP 9538856 A JP9538856 A JP 9538856A JP 53885697 A JP53885697 A JP 53885697A JP H11509074 A JPH11509074 A JP H11509074A
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Abstract

(57)【要約】 シミュレータ/コントローラ113は、符号分割多重接続(CDMA)ワイヤレス通信システムにおいてシステム制御のためのリアルタイム・シミュレーションを実行する。シミュレータ/コントローラ113は、CDMAワイヤレス通信システムと共存する干渉AMPSワイヤレス通信システムの効果をシミュレーションし、既存のAMPS基地局が存在する場合にCDMA基地局を新たに配置する助けともなる。システム・パラメータがシミュレータ/コントローラ113に入力されると、CDMAワイヤレス通信システム100のリアルタイム・シミュレーションによりCDMAワイヤレス通信システム100の潜在的問題地域が予測され、問題が起こる前にそれを回避するようにCDMAワイヤレス通信システム100を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 ワイヤレス通信システムを制御するための方法および装置 技術分野 本発明は、一般にワイヤレス通信システムに関し、さらに詳しくは、このよう なワイヤレス通信システムの制御に関する。 発明の背景 とりわけ米国内においてセルラ用に設計される現在の符号分割多重接続(CD MA: Code Division Multiple Access)ワイヤレス通信システムは、19 93年7月発行のTIA/EIA/IS-95A,Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual Mode Wideband Spread Spectrum C ellular Systemにより定義される。周知の技術による場合と同様に、既知の技 術を新しい用途に組み込み適用すると新たな問題が起こる。拡散スペクトル技術 (特に直接シーケンスCDMA)をワイヤレス通信システム(特に移動無線電話 システムおよび/またはパーソナル通信システム,PCS(personal communicat ion system))に組み込み適用する場合も同じである。 CDMAを実現可能なワイヤレス通信システムに組み込み適用する場合に生じ るこのような問題の1つに、すでに他のワイヤレス通信システムが設置される場 合にCDMAワイヤレス通信システムを配置するという問題がある。CDMAシ ステムの設計者に問題を提起する、すでに設置されるワイヤレス通信システムの 例として、AMPSとしてよく知られる、狭帯域周波数変調(FM: frequency- modulated)ワイヤレス通信システムがある。CDMAシステムの設計者にとっ て、AMPSシステム(AMPS基地局の位置およびそこで利用される周波数を 含む)が主な問題となる。これは、AMPS基地局送信機からCDMA移動局へ (ダウンリンク)の大きな干渉が起こるためである。CDMA移動局が同一のシ ステム(オペレータ)が共存しないAMPS基地局または他のシステム(オペレ ータ)AMPS基地局送信機に近づくと、この干渉はひどくなる。 AMPSダウンリンク(基地局から移動局への)干渉の効果を軽減するための 上記の干渉問題の1つの簡単な解決策は、CDMA移動局受信機内にステップ減 衰器を用いることである。しかし、CDMA移動局受信機内に切り換え可能なパ ッドを用いると、CDMAのダウンリンク・カバレージとその他のパラメータ( たとえば送信電力)とに影響を与える。これは、CDMA基地局がその特定のC DMA移動局に対してより多くの電力を送信しなければならなくなるためである 。CDMAは干渉制限システムであるので(すなわち干 渉を最小限に抑えることにより容量が最大になる)、ただ1つのCDMA移動局 についてCDMAダウンリンク電力レベルを増加させると、CDMAシステム全 体の動作に影響を与えることになる。 CDMAシステム設計者にとって別の問題点は、CDMAシステムの計画中に 潜在的AMPS干渉の位置を考慮しなければならないということである。これは 、同じ地域に2つのシステムが共存する場合には、2種類のシステム(CDMA とAMPS)の間に相互干渉が予想されるためである。そのために、新規のCD MA基地局をAMPSも存在する地域内に配置する場合には、2つのシステム間 の相互干渉の量を削減するためにCDMA基地局の位置決定が重要である。 CDMA技術をワイヤレス通信システムに構築および適用しようとするCDM Aシステム設計者にとってさらに別の問題が存在する。上述のように、CDMA は干渉制限システムである。その結果、最大のユーザ容量(ひいてはシステム容 量)を得るためには、CDMAワイヤレス通信システムの動作において精密な制 御機構を利用しなければならない。しかし、精密に制御しても、制御機構に関わ る別の問題点(たとえば制御を管理する速度など)により、CDMAワイヤレス 通信システムに重大な問題が起こることがある。このような問題としていくつか あげると、呼の損失,呼の間の品質不良およびシステム容量不足などがある。 かくして、CDMAワイヤレス通信システムを設計および 制御するための新規の方法および装置が必要である。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明によるシミュレーションおよび制御を採用して利益を得る符 号分割多重接続(CDMA)ワイヤレス通信システムを一般的にブロック図に示 す。 第2図は、基地局のCDMA受信機と通信状態にあるCDMA移動局の送信機 を一般的にブロック図に示す。 第3図は、CDMA移動局の受信機と通信状態にあるCDMA基地局の送信機 を一般的にブロック図に示す。 第4図は、本発明によるCDMAシステム・シミュレータに結合されるAMP S干渉シミュレータ計算器を一般的にブロック図に示す。 第5図は、本発明によるCDMA立案方法を一般的に流れ図に示す。 第6図は、本発明による第1図のシステムのシミュレーション空間の例を一般 的に示す。 第7図は、本発明によるアンテナ切換/方位設定に適応されるシミュレーショ ンおよび制御の例を一般的に示す。 第8図は、本発明によるシミュレータ/コントローラを一般的に示す。 好適な実施例の詳細説明 シミュレータ/コントローラは、符号分割多重接続(CDMA)ワイヤレス通 信システムにおけるシステム制御のためのリアルタイム・シミュレーションを実 行する。シミュレータ/コントローラは、CDMAワイヤレス通信システムと共 存する干渉するAMPSワイヤレス通信システムの効果をシミュレーションし、 既存のAMPS基地局が存在する場合に新規のCDMA基地局の設置を助けとも なる。システム・パラメータがシミュレータ/コントローラに入力されると、C DMAワイヤレス通信システムのリアルタイム・シミュレーションによって、C DMAワイヤレス通信システムの潜在的な問題地域が予測され、問題が起こる前 に回避するようにCDMAワイヤレス通信システムが制御される。 AMPSワイヤレス通信システムの被害を受けるCDMAワイヤレス通信システ ムが特に開示されるが、本明細書において開示される一般的なシミュレーション と制御の概念は、他のシステムからの干渉を受ける任意のシステム(たとえばT DMAシステムから干渉を受けるCDMAシステムなど)に適応されることが、 当業者には理解頂けよう。 一般的に述べると、ワイヤレス通信システムを制御する方法が説明される。ワ イヤレス通信システムは、複数の基地局に応答する少なくとも1つの移動局を備 える。本方法は、ワイヤレス通信システムに関連するパラメータをシミュレータ においてシミュレーションする段階によって構成 される。シミュレーションに入力されるデータに基づいて、ワイヤレス通信シス テムに関連する主要パラメータが生成され、ワイヤレス通信システムの特定の状 況を制御する。 好適な実施例においては、このデータとは干渉の潜在的発信源に関する位置情 報,すべての干渉源の平均送信電力,CDMAワイヤレス通信システムに関する パラメータ、特に順方向リンク・カバレージ,順方向リンク電力レベル,フレー ム消去速度(FER:frame erasure rate),順方向リンク・パイロット信号の 品質(Ec/Io),ハンドオフ状態において所定の送信品質レベルを生成するた めに必要とされる順方向および逆方向リンク電力レベル,移動局にとって最も望 ましいハンドオフ状態および最も望ましいセル,他種の無線システムによる干渉 の存在およびそのレベルなどである。 さらに、好適な実施例においては、ワイヤレス通信システムはCDMAワイヤ レス通信システムであり、位置情報は潜在的干渉源であるアナログ・ワイヤレス 通信システム(AMPS)に関する位置情報である。本方法によりワイヤレス通 信システムの特定の状況を制御する場合は、潜在的干渉源であるアナログ・ワイ ヤレス通信システム(AMPS)に関する位置情報と、移動局の位置に関する情 報が比較される。移動局の位置に関する情報は、移動局から基地局に送信された ものか、基地局によってのみ決定されたものか、あるいは、この2つの組み合わ せの情報である。 本発明による他の方法は、移動局が干渉を被ることを判定し、それに従って、 干渉が起こる前に移動局が干渉を回避するように制御する。移動局が干渉を被る という判定は、移動局の位置と干渉とのシミュレーションに基づいて行われる。 シミュレーションに基づいて、移動局が干渉を被ることになると判定されると、 シミュレータ/コントローラは、基地局に対して移動局にメッセージを送信して 、干渉が起こる前に移動局内の受信機フロントエンド減衰器を動作可能にするよ うに命令する。また、シミュレーションに基づいて移動局が干渉を被ることが判 定されると、シミュレータ/コントローラは基地局に対して移動局にメッセージ を送信するよう命令し、干渉が起こる前に移動局がソフト・ハンドオフに強制的 に入るようにする。 特定のソフト・ハンドオフ実行例においては、拡散スペクトル・ワイヤレス通 信システム内のシミュレータ/コントローラが、複数の被受信信号の特性をシミ ュレーションし、これらはソフト・ハンドオフの候補である部分集合に対応する 複数の基地局により送信される。次に、複数の被受信信号のシミュレーションさ れた特性が解析され、解析に基づいてコントローラは、基地局に対して複数の基 地局を通知し、移動局に、他の基地局とのソフト・ハンドオフに入るよう命令す る。 本実施例においては、被受信信号は受信されたパイロット信号である。 図1は、本発明によるシミュレーションおよび制御を採用して利益を得るワイ ヤレス通信システム100を、一般的にブロック図の形に示す。好適な実施例に おいては、ワイヤレス通信システム100は、符号分割多重接続(CDMA)セ ルラ無線電話システムである。しかし、当業者には理解頂けようが、本発明によ るシミュレータ/コントローラは、システム・レベルのリアルタイム・シミュレ ーションを用いて、いつどこで制御を実行すべきかを予測することのできる任意 のワイヤレス通信システムにおいて実現することができる。 第1図を参照して、便宜上、頭字語が用いられる。以下に、第1図に用いられ る頭字語の定義リストを示す: BS 基地局(Base Station) CBSC 中央基地局コントローラ(Centralized Base Station Controller) HLR ホーム位置レジスタ(Home Location Register) ISDN 統合デジタル・メデイア・サービス( Integrated Services Digital Network) MS 移動局(Mobile Station) MSC 移動交換センター(Mobile Switching Center) MM 移動性マネージャ(Mobility Manager) OMCR 無線機側操作保守センター(Operations and Maintenance Center ‐ Radio) OMCS スイッチ側操作保守センター(Operations and Maintenance Center ‐ Switch) PSTN 公衆電話交換網(Public Switched Telephone Network) TC トランスコーダ(Transcoder) S/C シミュレータ/コントローラ VLR ビジター置レジスタ(Visitor Location Register) 第1図に示されるように、複数の基地局101〜103がCBSC104に結 合される。各基地局101〜103は、無線周波数(RF: radio frequency) 通信を移動局105に提供する。好適な実施例においては、RF通信資源の運搬 を支援するために、基地局101〜103および移動局105に実現される送信 機/受信機(トランシーバ)ハードウェアは、TIA/EIA/IS-95Aによる Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System(1993年7月発行;米国 電気通信工業会(TIA);2001 Pennsylvania Ave.,Washington,D.C.,20 06)に実質的に定義される。CBSC104は、とりわけ、TC110を介する 呼処理と、 MM109を介する移動性管理とを受け持つ。CBSC104は、同様に、本発 明によるシステム制御のためのリアルタイム・システム・シミュレーションを提 供するシミュレータ/コントローラ(S/C)113も備える。CBSC104 のその他の仕事としては、特性制御および送信/ネットワーク・インタフェース がある。CBSC104の機能の詳細については、本出願の譲受人に譲渡され、 本明細書に含まれるBach他による米国特許第5,475,686号を参照のこ と。 第8図は、本発明によるS/C113を一般的に示す。第8図に図示されるよ うに、S/C113は、ワイヤレス通信システムの状況に関連する有害な将来的 事象をシミュレーションするシミュレータ800を備える。S/C113は、そ の有害な将来的事象を回避するようにワイヤレス通信システムを制御するコント ローラ806も備える。マイクロプロセッサ(μP)803は、このシミュレー ションに基づいてワイヤレス通信システムの制御を調整する。好適な実施例にお いては、ワイヤレス通信システムの状況とは、ワイヤレス通信システムが異なる ワイヤレス通信システムにどのように結合されるか、ワイヤレス通信システムが 異なる階層構造を有する同様のワイヤレス通信システムにどのように結合される か、ワイヤレス通信システムが電力制御をどのように実行するか、ワイヤレス通 信システムがアンテナ切換/方位設定をどのように実行するか、およびワイヤレ ス 通信システムが通信ハンドオフをどのように実行するかなどが含まれる。当業者 には理解頂けようが、S/C113は将来的事象を予測するためにまずシミュレ ーションされ、ワイヤレス通信システムの動作にとって有害なこれらの事象を回 避するために制御することのできる任意のシステムに適応することができる。 システム全体を理解するために、第1図の残りの部分をさらに説明する。第1 図には、CBSC104のMM109に結合されるOMCR112も図示される 。OMCR112は、通信システム100の無線機部分(CBSC104および 基地局101〜103の組み合わせ部分)の動作および保守全般を受け持つ。C BSC104は、MSC115に結合され、MSC115は、PSTN120/ ISDN122とCBSC104との間の切り替え機能を提供する。OMSC1 24は、通信システム100の切換部分(MSC115)の動作と保守全般を受 け持つ。HLR116およびVLR117は、主として課金のために用いられる ユーザ情報を通信システム100に提供する。 CBSC104,MSC115,HLR116およびVLR117の機能は、 第1図では分配された状態で図示されるが、この機能を単独の要素に集中化する こともできることは、当業者には自明であろう。また、構造が異なる場合は、T C110をMSC115または基地局101〜103に配置することもできる。 MSC115をCBSC104と結合するリ ンク126は、当技術では周知のT1/E1リンクである。TC110をCBSC に配置すると、TC110による入力信号(T1/E1リンク126から入力され る)の圧縮により、リンク費用が4:1に改善される。圧縮された信号は、特定 の基地局101〜103に転送されて、特定の移動局105に送信される。特定 の基地局101〜103に転送された被圧縮信号は、送信の前に基地局101〜 103でさらに処理を受けることに注目することが重要である。配置が異なると 、移動局105に送信される実際の信号は、異なる形になるが、本質的にはTC 110を出る被圧縮信号と同じである。 移動局105が、基地局101〜103により送信される信号を受信すると、 移動局105はシステム100により実行された処理の大半を基本的に「取り消 す(undo)」(通常「解読する(decode)」と呼ばれる)。移動局105が基地局1 01〜103に信号を返信すると、移動局105は同様に独自の処理を実行する 。処理を受けた信号が移動局105により、基地局101〜103に送信される と(信号の処理とは形式を変更することであって、信号の実質は変更されない) 、基地局101〜103はその信号に実行された処理を「取り消し」て、システ ム100内の適切な点に転送する。最終的に、信号はT1/E1リンク126を介 してエンド・ユーザに転送される。 第2図は、CDMA基地局101〜103のうち任意の1 つ(または全部)の受信機203と通信状態にあるCDMA移動局105の送信 機を、一般的にブロック図の形に示す。通信システムの暗号化部分201におい ては、トラフィック・チャネル・データ・ビット202はマイクロプロセッサ( μP)205から発して、特定のビット速度(たとえば9.6キロビット/秒) においてエンコーダ204に入力される。μP205は、関連機能207と示さ れるブロックに結合されるが、ここでは呼処理,リンク開設や、ワイヤレス通信 の開設と維持に関するその他の一般的機能を含む機能が実行される。トラフィッ ク・チャネル・データ・ビット202には、ボコーダによりデータに変換される 音声,純粋なデータまたはこれら2種類のデータの組み合わせのいずれかが含ま れる。エンコーダ204は、トラフィック・チャネル・データ・ビット202を 一定の暗号化速度(1/r)において、後に行われるデータ・ビットへのデータ符 号の最尤解読を容易にする暗号化アルゴリズム(たとえば畳込みまたはブロック ・コード化アルゴリズム)で暗号化する。たとえば、エンコーダ204は、トラ フィック・チャネル・データ・ビット202(たとえば、9.6キロビット/秒 の速度で受信された192個の入力データ・ビット)を、1データ・ビット対3 データ符号(すなわち1/3)の一定の暗号化速度において暗号化し、エンコー ダ204がデータ符号206(たとえば28.2キロ符号/秒の速度で出力され る576個のデータ符号)を出力するようにする。 データ符号206は、次にインターリーバ208に入力される。インターリー バ208は、データ符号206をブロック(すなわちフレーム)に編成し、符号 レベルにおいて入力データ符号206のブロック挟み込みを実行する。インター リーバ208においては、データ符号はデータ符号の所定の寸法ブロックを定義 する行列に個々に入力される。データ符号は、行列が列毎に埋まるように行列内 の位置に入力される。データ符号は、行列が行毎に空になるように行列内の位置 から個別に出力される。通常、この行列は列の数と等しい行の数を有する正方行 列であるが、他の行列形態を選んで、連続的に入力される挟み込まれないデータ 符号間の出力挟み込み距離を大きくすることもできる。挟み込まれたデータ符号 110は、入力されたのと同じデータ符号速度(たとえば28.8キロ符号/秒 )でインターリーバ208により出力される。行列により定義されるデータ符号 のブロックの所定寸法は、所定長の送信ブロック内に被コード化速度で送信する ことのできるデータ符号の最大数から導かれる。たとえば、データ符号206が エンコーダ204から28.8キロ符号/秒の速度で出力され、送信ブロックの 所定長が20ミリ秒の場合、データ符号のブロックの所定寸法は28.8キロ符 号/秒x20ミリ秒(ms)で、576データ符号となり、これは18x32の行 列を定義する。 暗号化され挟み込まれたデータ符号210は、通信シス テムの暗号化部分201から出力され、通信システムの送信部分216に入力さ れる。データ符号は、変調器217により通信チャネル上を送信できるよう準備 がなされる。次に、被変調信号がアンテナ218に送られ、デジタル無線チャネ ル108を介して送信される。 変調器217は、暗号化され挟み込まれたデータ符号210から一定長コード のシーケンスを拡散処理において導くことにより、データ符号210を直接シー ケンスCDMA送信に対して準備する。たとえば、基準コード化データ符号21 0のストリーム内のデータ符号は、特定の一定長コードに拡散され、6個のデー タ符号のグループが単独の64ビット長コードにより表されるようにする。6個 のデータ符号を表すコードは、好ましくは合成されて1つの64ビット長コード を形成する。この拡散処理の結果、一定の速度(たとえば28.8キロ符号/秒 )で暗号化され挟み込まれたデータ符号210を受信した変調器217は、今度 はより高い一定の符号速度(たとえば307.2キロ符号/秒)を有する64ビ ット長コードの拡散シーケンスを有する。暗号化され挟み込まれたデータ・ビッ ト210のストリーム内のデータ符号は、数多くの他のアルゴリズムによって、 より長いコードのシーケンスに拡散される場合もあることが当業者には理解頂け よう。 拡散シーケンスを長い拡散コード(たとえばPNコード)でさらに拡散するこ とにより、拡散シーケンスを直接シー ケンス符号分割拡散スペクトル送信にさらに備える。拡散コードは、ユーザ独自 の符号シーケンスまたは一定のチップ速度(たとえば1.228メガチップ/秒 )で出力される独自のユーザ・コードである。独自のユーザ・コードは、デジタ ル無線チャネル108上にどのユーザが暗号化されたトラフィック・チャネル・ データ・ビット202を送付したかに関する識別子を提供するだけでなく、暗号 化されたトラフィック・チャネル・データ・ビット202をスクランブルするこ とにより、通信チャネルにおける通信の機密性を強化する。さらに、ユーザ・コ ード拡散暗号化データ・ビット(すなわちデータ符号)を用いて、シヌソイドの 位相制御を駆動することにより、シヌソイドを二相変調する。シヌソイド出力信 号は、帯域通過濾波され、RF周波数に変換され、増幅され、濾波されて、アン テナ218により放出され、デジタル無線チャネル108における二相シフト偏 位(BPSK: Binary Phase Shift Keyed)変調によるトラフィック・チャ ネル・データ・ビット202の送信が完了する。 基地局受信機203の受信部分222は、アンテナ224を通じてデジタル無 線チャネル108を介して送信される拡散スペクトル信号を受信する。受信され た信号は、デジタル無線チャネル108をサンプリングに適した信号に下方変換 する回路構成を備える受信機フロントエンド221に入力される。受信機フロン トエンド221の出力は、 デスプレッダおよびサンプラ226によりデータ・サンプルにサンプリングされ る。次に、データ・サンプル242が通信システムの解読部分254に出力され る。 デスプレッダおよびサンプラ226は、好ましくは、濾波,復調,RF周波数 からの変換および所定速度(たとえば1.2288メガサンプル/秒)における サンプリングにより、受信された拡散スペクトル信号をBPSKサンプリングす る。次に、BPSKサンプリングされた信号は、受信した被サンプリング信号を 長い拡散コードと相関させることにより拡散解除される。結果として得られる、 拡散解除された被サンプリング信号228は、所定の速度(たとえば、被受信拡 散スペクトル信号の4つのサンプルのシーケンスが、1つのデータ・サンプルに より拡散解除さらに/あるいは表されるように、307.2キロサンプル/秒で )でサンプリングされ、非干渉性検出器240に出力されて、続いて、データ・ サンプル242が非干渉性検出される。 当業者には明白なように、複数の受信部分222〜223とアンテナ224〜 225は、それぞれ空間ダイバーシチを得るために用いることができる。N番目 の受信機部分が、上記の受信部分222と実質的に同じ方法で動作し、デジタル 無線チャネル108内の被受信拡散スペクトル信号からデータ・サンプルを検索 する。N個の受信部分の出力242〜252は、好ましくは加算器250に入力 され、加算器250は入力されたデータ・サンプルを非干渉性検 出されたデータ・サンプル260の複合ストリームにダイバーシチ合成する。 ソフト意志決定データを形成する個々のデータ・サンプル260は、次に解読 部分254に入力される。この解読部分は個々のデータ・レベルにおいて、入力 されたソフト意志決定データ260の挟み込み解除を行うデインターリーバ26 2を備える。デインターリーバ262において、ソフト意志決定データ260は 、ソフト意志決定データの所定の寸法ブロックを定義する行列に個別に入力され る。ソフト意志決定データは、行列が行毎に埋まるように行列内の位置に入力さ れる。挟み込み解除されたソフト意志決定データ264は、行列が列毎に空にな るように、行列内の位置から出力される。挟み込み解除されたソフト意志決定デ ータ264は、入力されたのと同じ速度(たとえば28.8キロ符号/秒)でデ インターリーバ262により出力される。 行列により定義されるソフト意志決定データのブロックの所定寸法は、所定長 の送信ブロック内に受信される拡散スペクトル信号からデータ・サンプルをサン プリングする最大速度から導かれる。 挟み込み解除されたソフト意志決定データ264は、最尤解読技術を用いて、 推定されるトラフィック・チャネル・データ・ビット268を生成するデコーダ 266に入力される。最尤解読技術は、ビタービ解読アルゴリズムと実質 的に同様のアルゴリズムを用いることにより増強することができる。デコーダ2 66は、個々のソフト意志決定データ264のグループを用いて、最尤シーケン ス推定デコーダ266の各々の特定の時間状態において用いられるソフト意志決 定遷移数値の集合を形成する。ソフト意志決定遷移数値の各集合を形成するため に用いられるグループ内のソフト意志決定データ264の数は、各入力データ・ ビット202から生成される畳込みエンコーダ204の出力におけるデータ符号 206の数に対応する。各集合内のソフト意志決定遷移数値の数は、各グループ 内のソフト意志決定データ264の数のべき数だけ2を累乗した数に等しい。た とえば、1/3畳込みエンコーダが送信機内で用いられると、3つのデータ符号 105が各入力データ・ビットから生成される。かくして、デコーダ266は、 3つの個々のソフト意志決定データ264を用いて、8個のソフト意志決定遷移 数値を形成し、最尤シーケンス推定デコーダ266における各時間状態で用いる 。推定されるトラフィック・チャネル・データ・ビット268は、ソフト意志決 定データ264がデコーダ266に入力され、本来は入力データ・ビット202 を暗号化するために用いられる一定速度に関連する速度で生成される(たとえば 、ソフト意志決定データが28.8キロ数値/秒で入力され、元の暗号化速度が 1/3の場合は、推定されるトラフィック・チャネル・データ・ビット268は 9600ビット/秒の速度で 出力される)。 推定されたトラフィック・チャネル・データ・ビット268は、μP207と 同様のμP270に入力される。μP207と同様に、μP270は関連機能2 72と示されるブロックに結合され、このブロックはさらに、呼処理やリンク開 設や、ワイヤレス通信の開設維持に関する他の一般的機能を含む機能を実行する 。μP270は、インタフェース274にも結合され、インタフェース274に よって基地局103の受信機203はCBSC113と通信を行うことができる 。 第3図は、CDMA移動局105の受信機303と通信状態にあるCDMA基 地局101〜103のうち任意の1つの送信機300を一般的に示す。通信シス テムの暗号化部分301においては、トラフィック・チャネル・データ・ビット 302がμP305から出力され、特定のビット速度(たとえば9.6キロビッ ト/秒)においてエンコーダ304に入力される。μP305は、関連機能30 7と示されるブロックに結合される。このブロックは、第2図のブロック207 ,272と同様のワイヤレス関連機能を実行する。μP305はインタフェース 309にも結合され、このインタフェースによって基地局102の送信機300 はCBSC114と通信することができる。 トラフィック・チャネル・データ・ビット302には、ボコーダによりデータ に変換される音声,純粋なデータま たはこれら2種類のデータの組み合わせのいずれかが含まれる。エンコーダ30 4は、トラフィック・チャネル・データ・ビット302を一定の暗号化速度(1/ r)において、後に行われるデータ・ビットへのデータ符号の最尤解読を容易に する暗号化アルゴリズム(たとえば畳込みまたはブロック・コード化アルゴリズ ム)で暗号化する。たとえば、エンコーダ304は、トラフィック・チャネル・ データ・ビット302(たとえば、9.6キロビット/秒の速度で受信された1 92個の入力データ・ビット)を、1データ・ビット対2データ符号(すなわち 1/2)の一定の暗号化速度において暗号化し、エンコーダ304がデータ符号 306(たとえば19.2キロ符号/秒の速度で出力される384個のデータ符 号)を出力するようにする。 データ符号306は、次にインターリーバ308に入力される。インターリー バ308は、データ符号306をブロック(すなわちフレーム)に編成し、符号 レベルにおいて入力データ符号306のブロック挟み込みを実行する。インター リーバ308においては、データ符号はデータ符号の所定の寸法ブロックを定義 する行列に個々に入力される。データ符号は、行列が列毎に埋まるように行列内 の位置に入力される。データ符号は、行列が行毎に空になるように行列内の位置 から個別に出力される。通常、この行列は列の数と等しい行の数を有する正方行 列であるが、他の行列形態を選んで、連続的に入力される挟み込まれないデ ータ符号間の出力挟み込み距離を大きくすることもできる。挟み込まれたデータ 符号310は、入力されたのと同じデータ符号速度(たとえば19.2キロ符号 /秒)でインターリーバ308により出力される。行列により定義されるデータ 符号のブロックの所定寸法は、所定長の送信ブロック内に被コード化速度で送信 することのできるデータ符号の最大数から導かれる。たとえば、データ符号30 6がエンコーダ304から19.2キロ符号/秒の速度で出力され、送信ブロッ クの所定長が20ミリ秒の場合、データ符号のブロックの所定寸法は19.2キ ロ符号/秒x20ミリ秒(ms)で、384データ符号となり、これは18x32 の行列を定義する。 暗号化され挟み込まれたデータ符号310は、通信システムの暗号化部分30 1から出力され、通信システムの送信部分316に入力される。データ符号31 0は、変調器317により通信チャネル上を送信できるよう準備がなされる。次 に、被変調信号がアンテナ318に送られ、デジタル無線チャネル108を介し て送信される。 変調器317は、暗号化され挟み込まれたデータ符号310に関してデータ・ スクランブルを実行することにより、データ符号310を直接シーケンスCDM A送信に対して準備する。データのスクランブルは、その符号に関して送信期間 の最初において有効なロング・コード疑似ノイズPNチップのバイナリ値とイン ターリーバ出力符号310にモジ ュロ2加算を行うことにより実行される。この疑似ノイズPNシーケンスは、1 .2288MHZで動作するロング・コードの等価値であり、この場合は64毎 の第1出力のみがデータ・スクランブルのために用いられる(すなわち毎秒19 200サンプルの速度)。 スクランブルの後で、スクランブルされたデータ符号からの一定長コードのシ ーケンスが拡散処理において導かれる。たとえば、スクランブルされたデータ符 号のストリーム内の各データ符号、好ましくは独自の一定長コードに拡散され、 その結果として、各データ符号が1つの64ビット長コードにより表される。デ ータ符号を表すコードは、好ましくは、各データ符号に加算されるモジュロ2で ある。この拡散処理の結果として、暗号化され挟み込まれたデータ符号310を 一定速度(たとえば19.2キロ符号/秒)で受信した変調器317は、これで より高い一定符号速度(たとえば1228.8キロ符号/秒)を有する64ビッ ト長コードの拡散シーケンスを有する。暗号化され挟み込まれたデータ・ビット 310のストリーム内のデータ符号は、数多くの他のアルゴリズムに従って、本 発明の範囲および精神から逸脱することなく、より長いコードのシーケンスに拡 散することができる。 拡散シーケンスを長い拡散コード(たとえばPNコード)でさらに拡散するこ とにより、拡散シーケンスを直接シーケンス符号分割拡散スペクトル送信にさら に備える。拡散 コードは、ユーザ独自の符号シーケンスまたは一定のチップ速度(たとえば1. 2288メガチップ/秒)で出力される独自のユーザ・コードである。独自のユ ーザ・コードは、デジタル無線チャネル108上にどのユーザが暗号化されたト ラフィック・チャネル・データ・ビット302を送付したかに関する識別子を提 供するだけでなく、暗号化されたトラフィック・チャネル・データ・ビット30 2をスクランブルすることにより、通信チャネルにおける通信の機密性を強化す る。さらに、ユーザ・コード拡散暗号化データ・ビット(すなわちデータ符号) を用いて、シヌソイドの位相制御を駆動することにより、シヌソイドを二相変調 する。シヌソイド出力信号は、帯域通過濾波され、RF周波数に変換され、増幅 され、濾波されて、アンテナ318により放出され、デジタル無線チャネル10 8におけるBPSK変調によるトラフィック・チャネル・データ・ビット302 の送信が完了する。 CDMAワイヤレス通信システムが既存のワイヤレス通信システム(たとえば AMPSワイヤレス通信システム)に重複するように設計される場合は、この配 備の結果として起こる可能性のあるシステム間干渉を予測し、それを最小限に抑 えることが必要である。システム間の干渉メカニズムはいくつかあるが、主な問 題点は、CDMA移動局105のフロントエンドに混じる強力なAMPS基地局 送信の結果として起こる干渉の生成物である。これはCDMA移動局10 5の帯域幅の内側に現れる望ましくない信号を作り出す。 さらに第3図を参照して、移動局受信機303の受信部分322は、アンテナ 324を通じてデジタル無線チャネル108から送信される拡散スペクトル信号 を受信する。好適な実施例においては、受信機303は当技術では周知のレーキ (RAKE)受信機である。被受信信号は、デジタル無線チャネル108をサン プリングに適した信号に下方変換する回路構成を備える受信機フロントエンド3 21に入力される。受信機フロントエンド321は、上記のようなAMPS干渉 の効果を軽減するために用いられる減衰器327(図示せず)も備える。当技術 では周知のように、受信機303のフロントエンド321に位置する減衰器32 7は、対応する減衰量だけ所望の(CDMA)信号を削減し、減衰量の(3)倍 だけ受信機200内に生成される望ましくないIM生成物を削減する。そのため 、減衰器を選択的に動作可能と動作不能にすることにより、干渉AMPS信号の 効果は呼品質が改善される点まで軽減され、呼を見失う確率が大きく下がる。 さらに第3図を参照して、受信機フロントエンド321の出力は、デスプレッ ダおよびサンプラ326によりデータ・サンプルにサンプリングされる。次にデ ータ・サンプル342が、通信システムの解読部分354に出力される。デスプ レッダおよびサンプラ326は、好ましくは、濾波,復調,RF周波数からの変 換および所定速度(たとえば1. 2288メガサンプル/秒)におけるサンプリングにより、受信された拡散スペ クトル信号をBPSKサンプリングする。次に、BPSKサンプリングされた信 号は、受信した被サンプリング信号を長い拡散コードと相関させることにより拡 散解除される。結果として得られる、拡散解除された被サンプリング信号328 は、所定の速度(たとえば、被受信拡散スペクトル信号の64個のサンプルのシ ーケンスが、1つのデータ・サンプルにより拡散解除さらに/あるいは表される ように、19.2キロサンプル/秒で)でサンプリングされ、非干渉性検出器3 40に出力されて、データ・サンプル342が非干渉性検出される。 当業者には明白なように、複数の受信部分322〜323とアンテナ324〜 325は、それぞれ空間ダイバーシチを得るために用いることができる。N番目 の受信機部分が、上記の受信部分322と実質的に同じ方法で動作し、デジタル 無線チャネル320内の被受信拡散スペクトル信号からデータ・サンプルを検索 する。N個の受信部分の出力342〜352は、好ましくは加算器350に入力 され、加算器350は入力されたデータ・サンプルを非干渉性検出されたデータ ・サンプル360の複合ストリームにダイバーシチ合成する。 ソフト意志決定データを形成する個々のデータ・サンプル360は、次に解読 部分354に入力される。この解読部分は個々のデータ・レベルにおいて、入力 されたソフト 意志決定データ360の挟み込み解除を行うデインターリーバ362を備える。 デインターリーバ362において、ソフト意志決定データ360は、ソフト意志 決定データの所定の寸法ブロックを定義する行列に個別に入力される。ソフト意 志決定データは、行列が行毎に埋まるように行列内の位置に入力される。挟み込 み解除されたソフト意志決定データ364は、行列が列毎に空になるように、行 列内の位置から出力される。挟み込み解除されたソフト意志決定データ364は 、入力されたのと同じ速度(たとえば19.2キロ符号/秒)でデインターリー バ362により出力される。 行列により定義されるソフト意志決定データのブロックの所定寸法は、所定長 の送信ブロック内に受信される拡散スペクトル信号からデータ・サンプルをサン プリングする最大速度から導かれる。 挟み込み解除されたソフト意志決定データ364は、最尤解読技術を用いて、 推定されるトラフィック・チャネル・データ・ビット368を生成するデコーダ 366に入力される。最尤解読技術は、ビタービ解読アルゴリズムと実質的に同 様のアルゴリズムを用いることにより増強することができる。デコーダ366は 、個々のソフト意志決定データ364のグループを用いて、最尤シーケンス推定 デコーダ366の各々の特定の時間状態において用いられるソフト意志決定遷移 数値の集合を形成する。ソフト意志決定遷 移数値の各集合を形成するために用いられるグループ内のソフト意志決定データ 364の数は、各入力データ・ビット302から生成される畳込みエンコーダ3 04の出力におけるデータ符号306の数に対応する。各集合内のソフト意志決 定遷移数値の数は、各グループ内のソフト意志決定データ364の数のべき数だ け2を累乗した数に等しい。たとえば、1/2畳込みエンコーダが送信機内で用 いられると、2つのデータ符号306が各入力データ・ビットから生成される。 かくして、デコーダ366は、2つの個々のソフト意志決定データ364を用い て、2個のソフト意志決定遷移数値を形成し、最尤シーケンス推定デコーダ36 6における各時間状態で用いる。推定されるトラフィック・チャネル・データ・ ビット368は、ソフト意志決定データ364がデコーダ366に入力され、本 来は入力データ・ビット302を暗号化するために用いられる一定の速度に関連 する速度で生成される(たとえば、ソフト意志決定データが19.2キロ数値/ 秒で入力され、元の暗号化速度が1/2の場合は、推定されるトラフィック・チ ャネル・データ・ビット368は9600ビット/秒の速度で出力される)。推 定されたトラフィック・チャネル・データ・ビット368は、推定されるトラフ ィック・チャネル・データ・ビット368および他のフィールドを変換するμP 370に入力される。μP370は、制御線371を介してフロントエンド32 1にも結合される。基地局10 2からのコマンドに基づいて、μP370は本発明により減衰器327を動作可 能/動作不能にする。μP370は、さらに、ブロック207,272,307 により実行されるのと同様のワイヤレス関連機能を実行する関連機能372に結 合される。 上述のように、CDMAワイヤレス通信システムは、セル境界を移動させるこ とによりCDMAシステムのセル境界が固定されたCDMA基地局に関して一貫 して移動するという点において動的であり、CDMAワイヤレス通信システムが 、順方向リンク電力レベルなどの他のパラメータが可変しても、比較的一定の干 渉レベルを維持することができる。従って、CDMAワイヤレス通信システムの 正確なシミュレーションを実現するためには、できるだけ多くのシステム・パラ メータと対応する効果とを考慮する必要がある。 上記のように、その他の特定のワイヤレス通信システムがCDMAワイヤレス 通信システムに干渉問題を与える。CDMAワイヤレス通信システムは、送受信 が広帯域であるために、特に影響を受けやすい。たとえば、移動局105内に構 築されるCDMA受信機303は、1.25MHz周波数範囲のCDMA信号を 受信することができる。また、CDMA基地局103からCDMA移動局105 への送信は、約880MHZ(またはパーソナル通信システム,PCSに関して は1960MHz)を中心とする無線周波数(RF)搬送波上に行われるのが普 通である。このRF搬送波周波数は、 他のワイヤレス通信システム(たとえばAMPSワイヤレス通信システム)のR F搬送波周波数にきわめて近いので、AMPSワイヤレス通信システムから強い 信号が来ると、CDMA移動局105はCDMA移動局105の周波数範囲にお いて相互変調(IM)生成物を生成する。CDMA移動局105で生成されるこ のIM生成物の結果、CDMA移動局105に対するCDMA通信の品質が悪化 したり、CDMA移動局105に対するCDMA通信がまとめて失われたりする ことがある。 前述のように、たとえば第1図のAMPS基地局107など、CDMA移動局 105に干渉するAMPS基地局に対する最も簡単な解決法は、CDMA移動局 105のフロントエンドにある減衰器を動作可能にすることである。CDMA移 動局105内の減衰器を動作可能/動作不能にする効果を充分に理解するために は、CDMAワイヤレス通信システム内のシミュレーションに、干渉しているA MPSワイヤレス通信システムのシミュレーションを含めることが必要である。 この2つのシミュレーションを重ね合わせることにより、CDMAワイヤレス通 信システムに干渉するAMPSワイヤレス通信システムを完全に理解することが できる。 CDMAワイヤレス通信システムに干渉するAMPSワイヤレス通信システム のシミュレーションを組み込むための基本的方法は、CDMAに対するAMPS の全種類の干渉をCDMAシステム・シミュレータ内に、データの1つの「平 面」として包含することである。このデータ平面は、CDMA移動局105のバ ックエンド(すなわち減衰器327の後)から見た場合の全AMPS干渉ノイズ 源の合計を表す。シミュレーションを実行すると、このノイズの存在が、CDM A移動局105のEb/No等式の追加項として相殺される。減衰器327が動作 可能になると、CDMA移動局105に関するEb/No等式の塚項としてその存 在が相殺されると同時に、CDMA移動局105の被修正ノイズ値としても相殺 される。 当業者には周知のように、AMPS干渉のないCDMA移動局105のEb/N o等式は次のようになる: Ix(i)=Ior(B(i))β(i,B(i)) ただし: Mはレーキ受信機のフィンガ数である; (W/R)は処理利得(たとえばIS-95互換のCDMAシステムについては1 28)である; B(i)は、レーキ受信機のi番目のフインガにおいて受信されるCDMA信号の 、サービスを提供する基地局を表す指標である; Ior(B(i))は、サービスを提供する基地局B(i)から送信 される順方向CDMAチャネルの平均被受信電力(パイロット,ページ,同期お よびすべての直交トラフィック・チャネル)である; Ix(i)は、サービスを提供する基地局B(i)から送信され、レーキ受信機のi番 目のフィンガにおいて受信される順方向CDMAチャネルの平均被受信電力であ る; β(i,B(i))は、レーキ受信機のi番目のフィンガに受信されるIor(B(i))の 一部である; たとえば、M=3,B(1)=n,B(2)=nおよびB(3)=m,β(1,B(1))=β(1 ,n)=0.667,β(2,B(2))=β(2,n)=0.333,β(3,B(3))=β(3,m)=1.0は、 ダイバーシチ合成に用いられる移動局105の受信機303内には3つの受信機 部分(フィンガ)があることを意味する。CDMA移動局105は、基地局n,m との双方向ソフト・ハンドオフ状態にある。レーキ・フィンガ1内の信号は基地 局nから、レーキ・フィンガ2内の信号は基地局nから、レーキ・フィンガ3内 の信号は基地局mから受信される。遅延拡散のために、基地局nの被送信信号の 電力は、2つのダイバーシチ分岐(2経路または2光線)に分割され、その電力 のうち0.667がレーキ・フィンガ1で、電力のうち0.333がレーキ・フ ィンガ2に受信される; φ(B(i))は基地局B(i)内のトラフィック・チャネルに割り当てられた電力の 一部、すなわち(10logφ(B(i))=TchEc/Ior(B(i))である。ただし TchEcl/Ior(B(i))は順方向トラフィック・チャネルのPNチップ当たりの平 均送信エネルギ対総送信電力スペクトル密度の比である; Nthは、CDMA移動局105で生成される熱ノイズである;および Iocはサービスを提供する基地局以外のCDMAセルにより起こる干渉である 。 AMPS干渉ノイズ源が含まれる場合、CDMA移動局105のEb/Noは次 のようになる: ただしIAMPSは、AMPSダウンリンクIM干渉である。 容易にわかるように、上記のEb/No等式の唯一の差異はAMPS干渉項IAMP S である。以下では、解析を簡素化するために、一方向ソフト・ハンドオフと、 フラット・フェーディング環境(遅延拡散なし)を前提とする。実際には、AM PS干渉はきわめて重大であるので、ソフト・ハンドオフがある場合の性能は、 ソフト・ハンドオフがない場合の性能とは大きくは違わない。当業者には理解頂 けようが、簡素化した場合の解析を、上記のEb/No等式で説明された一般的な 場合に拡張することができる。簡単な場合は(一方向ソフト・ハンドオフ)、A MPS干渉のないCDMA移動 局105に関するEb/No等式は次のようになる: AMPS干渉ノイズ源が含まれる場合、CDMA移動局105に関するEb/No 等式は次のようになる: ステップ減衰器327がある場合、CDMA移動局105に関するEb/No等式 は次のようになる: ただしαは減衰327の線形利得である(たとえば20dB減衰に関してα=0 .01)。 実際には、AMPS干渉ノイズ量は、干渉を起こすAMPS基地局からCDM A移動局105までの距離に強く関連する。これは、そのAMPS基地局に近い パスロス(path loss)がアンテナ位置,利得,下方傾斜その他の要因の関数とし て急速に可変するためである。その場合、1つのセル・サイトにおける異なるア ンテナについても、アンテナ毎にモデリングを行わねばならない。このモデリン グを簡単にするために、干渉AMPSアンテナの直接周囲にある干渉の均等 地域のみが想定される。これは、干渉AMPSアンテナの近隣のCDMA移動局 にAMPS干渉による影響を受けさせ、それに従って電力制御と反応させるには 充分であり、良好な概算では、残りのCDMAワイヤレス通信システムに関する AMPS干渉による効果を起こさせるには充分である。 ここで、CDMAワイヤレス通信システムを立案するためのシステム・プラン ニング・ツールが存在することに注目されたい。このようなシステム・プランニ ング・ツールの1つは、1992年11月23日発行の「CDMA Network E ngineering Handbook」(Qualcomm)に記述される。しかし、このハンドブッ クでは、ここで論じるAMPS干渉の問題は言及されない。 第4図は、本発明によるCDMAシステム・シミュレータ406に結合される AMPS干渉シミュレータ403を一般的にブロック図の形で示す。第4図に示 されるように、AMPS干渉シミュレータ403は、CDMAシステム・シミュ レータ406に結合され、シミュレータ406は出力として、AMPS干渉を含 むCDMAワイヤレス通信システムのシミュレータを有する。AMPS干渉の貢 献をCDMAシステム・シミュレーション内に含めることにより、より正確なC DMAワイヤレス通信システムの表現を、シミュレーション中に生成する。 干渉AMPSワイヤレス通信システムとCDMAワイヤレス通信システムのシ ミュレーションを組み合わせるために、 AMPS干渉シミュレータ403を用いて、干渉AMPSワイヤレス通信システ ムのメッシュ・ファイルが生成される。これは、CDMAシステム・シミュレー タ406とは論理的には分離するが、物理的にはS/C113内に常駐する。こ こで用いる場合、メッシュ・ファイルとは、シミュレーションが行われるシミュ レーション空間([x,y]地理学的座標)を表すファイルである。CDMAワイヤ レス通信システムのシミュレーション空間と、AMPSワイヤレス通信システム のシミュレーション空間とは、高精度に重ね合わせねばならないことに留意する ことが重要である。これは、同一のシミュレーション空間寸法/座標スキームお よび同一の緯度経度基準点を用いることにより達成される。 AMPS干渉シミュレーションを開始するには、AMPS干渉シミュレータ4 03がメモリ409から、ワイヤレス通信システム内の全AMPS基地局の[x,y ]座標位置情報を含むデータを読み出す(これには、CDMA基地局101〜1 03と同一のオペレータに属するAMPS基地局と、異なるオペレータに属する AMPS基地局とが含まれる)。このデータは、第4図においてamps_system_sa meと、amps_system_otherとして図示される。AMPSシミュレーション空間を 表す、第4図にamps_sim_spaceと図示されるデータ,公称AMPS信号強度およ びその他の干渉パラメータ(干渉AMPSセルまたは指数関数的減衰により定義 される地域の周囲の干渉の均一地域の半径など)もメモリ 409から読み出される。AMPS干渉シミュレータ403のブロック412に おいて、シミュレーション空間内の全AMPS基地局が判定される。ブロック4 12から、シミュレーション空間内にある同一システムのAMPS基地局(amps _grid_sameと表される)と、シミュレーション空間内の他のシステムのAMPS 基地局(amps_grid_other)とが出力される。データamps_grid_sameおよびamps_ grid_otherには、シミュレーション空間内の特定のAMPS基地局に対応する干 渉パラメータ(周波数,電力レベルなど)も含まれる。 データamps_grid_sameおよびamps_grid_otherが、ブロック415に入力され 、ここで特定のAMPS基地局に関して干渉パラメータが編集および修正される 。干渉パラメータは、シミュレーションのこの段階で編集と修正とが必要である 。これは、ある干渉AMPSサイトが他のサイトより重要であり(たとえば、主 要高速道路に近いサイトなど)、このために異なる干渉信号強度とその周囲の干 渉地域の半径を有するためである。ブロック415の出力は、amps_grid_sameと amps_grid_other_modである。 この時点で、第4図のブロック418は、所望のメッシュ解像度(すなわちx, y方向のビン寸法(bin size))において、AMPS干渉メッシュ・ファイルを生 成する。AMPS干渉メッシュ・ファイルは、一定のシミュレーション空間内の AMPSワイヤレス通信システムによる干渉量を表す。 シミュレーション空間がAMPSワイヤレス通信システム全体を包囲する場合は 、AMPS干渉メッシュ・ファイルは、AMPSワイヤレス通信システム全体に より生成される干渉を表す。 好適な実施例においては、ブロック418で生成されるAMPS干渉メッシュ ・ファイルは、所定の干渉モデルを用いて生成される。AMPS干渉には3つの 誘因がある:すなわち、送信IM,移動局生成IMおよび側波帯ノイズである。 この3つのうち、移動局生成IMがAMS干渉にとって最も大きな誘因である。 AMPS IMは次の式でモデル化される: IAMPS(dBm)=3SA(dBm)-2IP3(dBm)+Kavg(dB) (式4) ただしIAMPSは、ダウンリンク相互変調干渉を、SAは受信機303のアンテナ ・コネクタにおいて参照されるAMPS搬送波のチャネル毎被受信信号強度を、 IP3はCDMA移動局105の三次遮断点を表す。Kavgは、AMPS搬送波お よびその周波数の数に依存する定数である。 Kavgを計算するには、多重トーン三次IM電力をまず計算しなければならな い。多重トーンIMは、2つおよび/または3つの周波数の組み合わせにより起 こり、それぞれ2トーンIMおよび3トーンIMと呼ばれる。干渉信号は、電力 S1(dBm)ないしSM(dBm)と周波数f1ないしfMをもつ M個の搬送波によって構成されるものとする。2トーンIMは、次のように計算 される。M個の可能性のある周波数のうち、2つの周波数fiおよびfj(1≦i,j ≦M)のすべての可能な組み合わせが検証され、2fi−fjまたは2fj−fiがCD MA帯域に入るようにする。この場合は、これら2つの周波数がCDMA帯域内 に入るIMトーンを生成し、2fi−fが帯域内のとき2Si+Sj-2IP3等しい、 あるいは2fj−fiが帯域内のとき2Sj+Si-2IP3に等しい平均電力を有する 。3トーンIMは、次のように計算される。M個の可能性のある周波数のうち、 3つの周波数fi,fj,fk(1≦i,j,k≦M)のすべての可能な組み合わせが検証 され、fi+fj−fkまたはfi+fk−fjまたはfj+fk−fiがCDMA帯域に入るよう にする。この場合は、これら3つの周波数がCDMA帯域内に入るIMトーンを 生成し、Si+Sj+Sk-2IP3+6の平均電力を有する。多重トーンIMは、すべ ての可能な2トーンおよび3トーンIM電力の合計である。Kavgの計算は、式 (4)に説明されるように多重トーンIM電力の計算のすぐ後に続く。 AMPS搬送波の周波数が既知の場合は、Kavgの正確な値を計算することが でき、そうでない場合は干渉AMPSサイトで用いられる周波数割当に関する特 定の前提条件と、所定のトラフィック値に関してアクティブな搬送波の数とに基 づいて、蓋然値が計算される。たとえば、7セル,3セクタおよび21チャネル 間隔周波数割当の前提条件下では、CDMA移動局105は各AMPSセクタか らのAMPSチャネ ルの「合成値(comb)」を受信する。合成値は、21チャネル間隔(630KH z)を持つAMPSチャネルによって構成される。合成値内のAMPSチャネル の数は、周波数割当グループに依存し、16ないし19の範囲にある。上記の前 提条件については、Kavgは24dBと概算される。 これでわかるように、好適な実施例に構築される干渉モデルは、正確な、ある いは蓋然的な相互変調(IM)計算値のいずれか一方である。試験421により 、AMPS周波数割当およびパスロスが既知であるか否かを判定する。これらの パラメータが既知でない場合は、IMパラメータ(CDMA移動局105のIP3 と、前述のKavg値とを含む)が用いられて、ブロック424において蓋然IM 値が計算される。しかし、試験431で、AMPS周波数割当およびパスロスが 既知であると判定されると、ブロック427においてこれらのパラメータとIM パラメータとを用いて正確なIMが計算される。 この時点で、AMPS干渉の効果をCDMAシステム・シミュレータ306に 含めることができる。CDMAシステム・シミュレータ406に対する追加の入 力として、CDMAシステム・シミュレータ406に対して、AMPS干渉をど のように扱い解析するかを命令するパラメータが提供される。以下のパラメータ を、CDMAシステム・シミュレータ406に入力することができる: 「0」 干渉なし。CDMAシステム・シミュレータ406は、AMPS干渉を 無視するので、考慮しない。 「1」 AMPS干渉が存在する。CDMAシステム・シミュレータ406は計 算を実行して、AMPS干渉を考慮に入れた性能結果を生成する。 「2」 AMPS干渉が存在し、CDMA移動局105は切換可能な減衰器を有 する。このオプションでは、CDMAシステム・シミュレータ406は移動局1 05に関わる被受信信号強度指示(RSSI:received signal strength indica tion)閾値(単位dBm)を読み出して、移動局105のフロントエンドにおいて 減衰に切り換える。 「3」 AMPS干渉が存在しCDMA移動局は切換可能な減衰器を有する。こ のオプションでは、CDMAシステム・シミュレータ406は移動局105のE c/Io閾値(単位dB)を読み出して減衰器を切り換える。 「4」 AMPS干渉が存在しCDMA移動局は切換可能な減衰器を有する。こ のオプションでは、CDMAシステム・シミュレータ406は移動局105のA MPS干渉電力閾値(単位dBm)を読み出して減衰器を切り換える。このオプシ ョンに関して減衰器を挿入することは、AMPS干渉が完全にわかっていること を前提とする(理想的)。 「5」 AMPS干渉が存在しCDMA移動局は切換可能な減衰器を有する。 この場合、CDMAシステム・シミュレータ406は移動局105のフレーム消 去速度(FER: frame erasure rate)およびRSSIを読み出して減衰器を切 り換える。 AMPS干渉をCDMAシステム・シミュレータ406に含めることが必要な 理由に注目することが重要である。CDMA移動局105が大量の干渉をもたら すAMPS基地局の近くにあると、CDMA移動局105は基本的にCDMA基 地局101〜103と通信することができなくなる。そのため、CDMA基地局 101〜103をハンドオフに利用することができる場合にも、移動局105は サービスを提供するCDMA基地局からハンドオフ命令を受信することができな い。このことにより、移動局105に送信されるダウンリンク・トラフィック・ チャネル電力がシステムの残りの部分においてノイズと見られるこの余計な電力 に干渉されることになり、すべてのダウンリンク・チャネルにある程度の影響が 出る。このハンドオフ状態に影響がなくても、送信されるダウンリンク電力が干 渉により変化し、それによって他のダウンリンクCDMAチャネルにある程度の 影響が出る。 AMPS干渉と減衰器の効果とをCDMAシステム・シミュレータ406に組 み入れることにより、CDMAシステム・ カバレージと性能のより正確な予測ができる。改善されるCDMAパラメータに は、パイロットEc/Io,移動局Eb/No,移動局FERおよび最良のサーバーを 必要とする順方向電力など、ほとんどすべての順方向リンク性能パラメータが含 まれる。これらのパラメータの各々は、CDMAシステム設計者には周知のもの であり、更なる定義または論議を必要としない。AMPS干渉を含むCDMAシ ステム・シミュレータ406は、CDMA移動局105のフロントエンドにおい て固定減衰器を用いる場合と可変減衰器を用いる場合の影響と、減衰器を動作可 能/動作不能にするために異なる規準を用いる場合の影響を分析することもでき る。これらの機能の各々により、CDMAワイヤレス通信システムを実際に配備 する前に、CDMAワイヤレス通信システムのより正確な特徴付けを行うことが できる。 CDMAシステム・シミュレータ406においてAMPS干渉を相殺する能力 を有することにより、CDMAシステム設計者には多くの利点が提供される。た とえば、1つの利点は、CDMAシステムとAMPSシステムが同一の地域に共 存する場合に、この2つのシステム間の相互干渉が予測されるということを念頭 に置いて、CDMA基地局とAMPS基地局の両方を有するシステムをより正確 に立案することができることである。地域によっては、利用することのできるA MPS基地局の部分集合のみがCDMA基地局に変換される散在構造により初期 のCDMAシステム配備が行われる。こ の構造は、非共存サイトの地域における「近−遠」効果のために、CDMAとA MPSが1対1の構造よりシステム間干渉の影響を受けやすい。すなわちAMP S基地局付近では、CDMA移動局105受信機において生成される相互変調ノ イズ生成物を、遠くにあるサービスを提供するCDMA基地局により克服するこ とができない。結果として、CDMAトラフィック・チャネルに大きなFERが 生まれ、品質不良または呼の損失までを招く。AMPS干渉の効果を含むCDM Aシステム・シミュレータ406を用いると、CDMAワイヤレス通信システム に関する正確なプランを開発することができ、それによって上記の品質不良また は呼損失の問題が軽減される。 CDMAシステム・シミュレータ406を用いて、システム立案段階において 、どのAMPS基地局がシステム間干渉問題を起こしやすいかを決定するための 簡単な方法を開発することができる。この方法を用いて、新しいセル位置を選択 し、上記の問題点を最小限に抑えるか、あるいはなくする自動化方法が開示され る。この方法では、特定のAMPS基地局(CDMA基地局と共存しない)の周 囲の地域が、AMPS干渉のためにCDMAシステムにおいて呼損失が急激に増 加する危険性があるか否かを判定する第1概算が行われる。これは、特定の地域 内の既存のAMPS基地局をすべて考慮に入れて追加のCDMA基地局を配備す るために用いることのできる、「ふるいにかける(sieve)」技術でも ある。この方法を特定のシステム設計に適応後に、問題となるAMPS基地局付 近の追加測定と、追加のシミュレーションとを実行して、CDMAシステムに関 するAMPS干渉の効果を正確に特徴化することができる。 以下に示すのは、AMPSシステムとCDMAシステムとの間の相互作用を簡 単にするために用いられ、潜在的AMPS干渉のある場合のCDMAシステムの 立案のための一般的な指針を導くためにも用いられる前提条件の集合である。フ ラット・フェーディング電波(単光線または無遅延拡散)と一方向ハンドオフと が想定されると、AMPS干渉を含むCDMA順方向リンク・チャネルのビット ・エネルギ対ノイズ密度比(Eb/No)は、修正されないCDMA移動局105 については式(2)により、ステップ減衰器327を備えるCDMA移動局10 5については式(3)により与えられる。AMPSダウンリンクIM干渉は、式 (4)により説明される。CDMA移動局105が非共存AMPSサイトに近づ くと、式(2)または式(3)の分母は、AMPS干渉項により決定され、その ために(受認可能な性能を得るためには)、CDMA移動局105におけるAM PSおよびCDMA被受信信号間の比は、次の式を満足しなければならない: 3SA(dBm)-Sc(dBm)<21-Kavg-Eb/Noth+ 2IP3+2α(dB) (式5) ただしScはサービスを提供するCDMA基地局のトラフイック・チャネルの被 受信電力である。すなわち: Sc(dBm)=Pt(dBm)-XCDMA(dB)+GCDMA(dB) (式6) 式(6)において、Ptはたとえば基地局101などのサービスを提供するCD MA基地局からCDMA移動局105に送信されるトラフィック・チャネル電力 である。Pt(dBm)=10log(φIor)。XCDMAは、推定または測定することので きるCDMA送信パスロスで、GCDMAはCDMA基地アンテナ利得である。 式(5)を参照して、Eb/Nothは一定の受認可能な性能を維持するために必 要なEb/No閾値である。受認可能な性能曲線は、多くの変数に依存する統計曲 線である。(上記のような)7セル,3セクタおよび21チャネル間隔周波数割 当を想定すると、Kavgは24dBになると概算された。修正されない移動局10 5の遮断点は-8dBmであると想定することができる(TIA/EIAから同様に 発行されるIS-98に指定される)。呼損失レベルに関してEb/Noth=0dB、 また1%のフレーム消去速度(FER)に関して8dBということがさらに想定 できる。Eb/Nothの実際の値は、移動局の速度に依存するので、これらの値は 概算である。呼損失レベルは、0dBの閾値が100%のFER、すなわち実際 に は呼損失を表すので、1%のFERレベルよりも正確である。従って、「安全地 域」の曲線(呼損失レベルと減衰器327により提供される20dB減衰とに関 して)が、次式で与えられる: 3SA(dBm)-Sc(dBm)<21 (式7) どのCDMAトラフィック・チャネルもPt,maxワット超は与えられないものと する。好適な実施例においては、Pt,maxは1.5ワットであるが、当業者には 理解頂けるようにPt,maxの正確な値は重要ではない。これらのパラメータを与 えられて、上記の不等式が侵害される場合は、呼損失が存在する可能性がある。 サービスを提供するCDMA基地局105とCDMA移動局105との間(お よび共存しないAMPS基地局の近隣)のパスロスの上限は、Pt=Pt,max=3 2dBm≒1.5Wと、GCDMA=16dBのとき、式(7)を用いることにより得る ことができる: XCDMA(dB)<69-3SA(dBm) (式8) 現場で測定したパスロス・データを用いて、(簡単にするために)それがシミュ レーション空間内の地域の全部分に適応することを前提として、このパスロスを AMPS基地局と最も近いサービスを提供するCDMA基地局との間の許容され る距離に変換することができる。 項目SAも概算しなければならない。被測定データを利用することができると すると、パスロスの範囲をその被測定データに基づいて推定することができる。 たとえば、最小パスロスの範囲を70dBないし約95dBとする。AMPS基地 局の近隣にあるAMPSパスロスは、距離と水平および垂直角のきわめて急峻な 関数であり、特定の位置に適応するとこのような概算は危険なものなる。このた め、CDMAシステム立案を、AMPS基地局の近隣の単独位置において受信さ れた最も強い信号を基にすべきではない。以下では、被受信AMPS信号が−3 0dBm(50ワットの送信電力と77dBのパスロス)であると想定される。 項目XCDMAも概算しなければならず、表1は5つの異なるCDMA基地局から 実際に測定したパスロス・データに基づいた、パスロス値と距離とを示す。 表1から、特定の距離における実際のパスロスは、その平均値よりもはるかに大 きいか小さいことが明らかである。パスロスを距離にどのように割り付けるかを 決定するために、1kmないし3.5kmの距離を10個のビンに分割して、各ビン について総計値を計算した。この場合も、平均値,中間値,90番目の百分位数 間のパスロスに大きな変動があることが表1からわかる。好適な実施例において は、90番目の百分位数のパスロス値が第1概算値として選択される。 この時点で、−30dBmのAMPS信号強度が利用されると、式(8)から、 不等式XCDMA<159dBを満足しなければならない。パスロスの90番目の百 分位数は、2.5キロメートル(km)未満の距離については常に159dBより 小さいことに注目されたい。パスロスの90番目の百分位数は、2.75kmより 大きな距離については常に159より大きいことに注目されたい。言い換えると 、CDMA基地局とAMPS基地局との間の距離が2.5km未満の場合は、(8 )で与えられる不等式が満足されやすく、品質不良や呼損失は起こりにくい。一 方で、CDMA基地局とAMPS基地局との間の距離が2.75kmを超える場合 は、(8)により与えられる不等式が侵害される。CDMA基地局とAMPS基 地局との間の距離が2.5ないし2.75kmの位置は問題となる。 上記の概算に基づいて、AMPS基地局がある場合のCDMAシステムの立案 方法が開発された。CDMAシステム立案を実行する方法は段階503で始まり 、段階506に進み、ここでシミュレーション空間にある全AMPSおよびCD MA基地局に関する位置情報が得られる。次にシステムは、それぞれ段階509 ,512で、全CDMA基地局からの第1半径R1と第2半径R2とを測定する 。好適な実施例においては、第1半径R1は2.5kmであり、第2半径R2は2 .75kmである。 表1は、異なるセルラ地域が立案されると変わることに 注目することが重要である。特定の領域の異なる部分も、パスロス特性の差異を 相殺するためには異なる表を用いる必要がある。たとえば、サービス・エリアは 丘陵地と平地の両方からなる場合がある。 全AMPS基地局の位置すなわち第1半径R1および第2半径R2がわかる場 合、CDMAシステム・シミュレータ406は段階515において、第1半径R 1内に入るAMPS基地局があるか否かを判定するための試験を実行する。この 規準を満たすAMPS基地局がある場合は、このAMPS基地局が段階518で 最低の優先順位を割り当てられる。これはこれらの基地局がCDMAシステムの 動作にほとんど影響を与えないためである。AMPS干渉があっても、CDMA 移動局105が指定されたCDMA通信を受信するためにサービスを提供するC DMA基地局101に充分に近づくために、CDMAシステムの動作に対する影 響は無視できる程度である。 しかし、段階515の試験がノーの場合は、段階521でもう一度試験が実行 され、第1半径R1の外側にあり、なおかつ第2半径R2内に入るAMPS基地 局があるか否かを決定する。この規準を満たすAMPS基地局がある場合は、そ れらのAMPS基地局には段階524で中間の優先順位が割り当てられる。これ は、これらの基地局がCDMAシステムの動作に対してわずかな/問題のある影 響を有するからである。段階521における試験がノーの場合、これらの AMPS基地局は第2半径R2の外側にある。この基準(criterion)を満たす残 りのAMPS基地局には、最高の優先順位が割り当てられる。これはその干渉が CDMAシステムの動作を著しく低下させるためである。上述のように、CDM A移動局105はAMPS干渉と、サービスを提供するCDMA基地局101か らの長い距離とのためにCDMA通信を受信することができないので、このこと が当てはまる。CDMA移動局がCDMA通信を受信することができない場合は 、呼品質は不良となり、あるいはもっと悪い場合は呼が揃って失われる。 最も大きな干渉を起こすAMPS基地局を識別して優先順位を付けると、CD MAシステム・シミュレータ406は最も高い優先順位を割り当てられた既存の AMPS基地局を捜して、このリスクの高いAMPS基地局を排除することがで きるか、あるいは新しいCDMA基地局と入れ換えることができるか否かを判定 する。また、新しいCDMA基地局を追加してAMPS基地局と共存するように する場合は、新しい基地局の周囲の半径R1の円ができるだけ多くの優先度の高 いAMPS基地局を包囲することができるように新しいCDMA基地局を配置す る。この配置により、新しいCDMAシステム計画において、これらのAMPS 基地局をリスクの高い順から低い順に再度優先度を付け、AMPS干渉のCDM Aシステムに与える効果を本発明により軽減する。 上記の論議はAMPSダウンリンク干渉が存在する場合に CDMAワイヤレス通信システムの性能を最適化するためにCDMAワイヤレス 通信システムのシミュレーションを中心にしているが、実際のCDMAワイヤレ ス通信システムを制御するために同じ原理を適応することができることに注目す ることが重要である。たとえば、パイロットEc/Io,移動局Eb/No,移動局F ERおよびベスト・サーバーを要する順方向電力などのパラメータは、とりわけ 、AMPS干渉がある場合にCDMAワイヤレス通信システムの動作をシミュレ ーションするために有用であるだけでなく、S/C113にリアルタイムで入力 して、システム制御をいつどこで実行すべきかを予測するために用いることので きるシステム・レベルのリアルタイム・シミュレーションを実行することもでき る。本発明によるこのような制御方法は、CDMAワイヤレス通信システムに現 在実現される制御方法に伴う問題点の多くを克服する。 また、場合によっては、システム制御またはパラメータ化の急激な変更が必要 とされる場合もあるが、これは通常の信号処理/制御方法とワイヤレス通信シス テムのメッセージ化があまりに遅いために認識できないか、あるいは制御できな いということである。現在CDMAワイヤレス通信システムに実現されるそのよ うな制御方法を迅速に検証することは、この時点では有益である。第6図を参照 して、CDMA移動局105が破線603によって示される地域内に入ることが あると、AMPS基地局107からの干渉によ りCDMA基地局101〜103の1つからのCDMA通信が低下する(あるい は終了する)確率は高くなる。この理由は、上記に充分に説明される。CDMA 通信の低下/終了の問題を緩和するための現行の制御方法は、(CDMA移動局 105において)CDMA移動局105が受けるAMPS干渉量を監視して、A MPS干渉が閾値を超えると減衰器327を動作可能にする方法である。この制 御法は、反発的であるので、CDMA移動局105のユーザが、減衰器327が 動作可能になる前にAMPS基地局107からの「突発的」干渉を受けることを 防ぐことができるほど、この減衰器327を動作可能にする動作は速いものでは ない。かくして、CDMA移動局105は依然として、AMPS基地局107に よる干渉を受け、それに伴う低下/終了の問題に悩まされることになる。 この、ワイヤレス通信システムのリアルタイム・シミュレーションのモードに おいて、本発明は予測的「フィルタ」として働き、重大な事象が起こる前にそれ を予想して、呼品質不良を回避するためにパラメータを調整し、制御メッセージ を送付する。このような場合はいつでも、予測された問題が実際に起こらなけれ ば、リアルタイム・シミュレーションにより命令された動作は逆転される。不必 要な動作は、システム資源を瞬間的に損失させることもあり、これは多くの場合 、システム全体の動作には実際的な悪影響を持たないが、顧客が認知する品質の 低下の発生を著しく 削減することができる。 IS-95型CDMAシステム、または接続が信号対雑音比の種類によって決ま る(信号強度のみによって決まる場合と対照的に)任意の無線システムにおいて は、セル接続の変動は、トラフィック分布の変動と共に起こる。これが起こるの は、システム内のすべての移動局のトラフィック・チャネル接続により発生する ノイズが、どのような信号対雑音値が用いられてもそのノイズ項に変動を起こす ためである。このように、移動局と基地局との間の理想的な接続であっても、時 間の関数となる。移動局が静止したままであっても、その通信接続と最適パラメ ータの集合は、(ときに劇的に)可変することがあり、その結果、移動しなくて もある瞬間には接続が良くなり、次の瞬間には悪くなることがある。従って、本 発明は、これらの変化をシミュレーションし、それが起こる前(そして移動局ま たは基地局がそれを測定する前)に、それを予想し、適切な制御またはパラメー タ化動作を行うことにより潜在的な問題を緩和するための修正行動を起こす。 CDMAシステム制御に関するリアルタイム・シミュレーションが本発明によ り実現されると、CDMA移動局107に起こる、「突発的」AMPS干渉に伴 うCDMA通信の低下/終了の問題がなくなる。この理由は、第6図を参照する とよくわかる。第6図に示されるように、CDMA基地局101〜103は、0 〜xsのxと、0〜ysのyのシミュレーシ ョン空間により隔てられるAMPS基地局107と共に図示される。当業者には 認識頂けようが、項目xs,ysは、基準点から任意の数の単位であり、任意の数の CDMA基地局およびAMPS基地局を含むことができる。第6図の基地局数は 、説明を簡単にするために最小限にとどめる。 AMPS干渉シミュレータ403から、シミュレーション空間内にあるAMP S基地局107の地理的位置は、CBSC104内のS/C113に既知である ことを思い出してほしい。もちろん、0,xs,ysにより隔てられるシミュレー ション空間により多くのAMPS基地局がある場合は、これらのAMPS基地局 の地理的位置も同様にS/C113に既知である。また、CDMA基地局101 〜103の地理的位置もS/C113に既知である。 さらに、第4図の「amps_sim_space」に表されるAMPS基地局107に関連 し、AMPSシミュレーション空間に関連する特定の情報,公称のAMPS信号 強度およびその他の干渉パラメータ(AMPS既知で用いられる可能性のある周 波数など)も、シミュレーションに用いられることも思い出してほしい。「amps _sim_space」により表されるすべての情報は、現行のシステムのAMPS基地局 107においては容易に入手することができ、AMPS基地局107からスイッ チ106,PSTN120およびMSC115を介してS/C113に転送され る。競合者が協力的でない場合は、競合者のシステムに関する同じ情報を推定し なければ ならない。同様に、領域内でEc/Ioを計算することのできるパイロット電力, すべてのトラフィック・チャネルのためのトラフィック・チャネル電力,すべて のセルに関する所定のパスロス,移動局の現在のエラー・レベルを示すための受 信されたパイロット測定リポート・メッセージ(PMRM: Pilot Measuremen t Report Messages)計数を含むCDMA基地局101〜103に関するパラ メータも、CDMA基地局101〜103において容易に入手可能であり、CD MA基地局101〜103によって、直接的にS/C113に転送される。これ らのパラメータは、システムの動作中に生成される実際のシステム・パラメータ を表すので、S/C113はAMPSダウンリンク干渉の効果を含むリアルタイ ムのCDMAシステム動作を予測することができる。かくして、S/C113が 第6図に図示されるシミュレーション空間のリアルタイム・シミュレーションを 実行すると、AMPS基地局107によりCDMAワイヤレス通信システム(C DMA基地局101〜103とCDMA移動局105とを含む)に対して生成さ れる干渉の効果がわかる。 たとえば、リアルタイム・シミュレーションの後でわかる1つの効果は、CD MA基地局101〜103に対するAMPS基地局107の効果である。リアル タイム・シミュレーションに基づいて、S/C113は、破線603により表さ れる地域がCDMA移動局105が干渉を被る地域であることを知らせる。AM PS基地局107とCDMA基地局10 1〜103との位置がわかっているので、リアルタイム・シミュレーションによ り、破線で示される地域に関する位置情報が生成される。言い換えると、S/C 113は、CDMA移動局105がどこで干渉を受けるかを地理的に知っており 、呼品質が悪化する、あるいは呼が完全に損失する前に対策をとることができる 。 CDMA移動局105がシミュレーション空間全体を移動する間、その位置は CDMA基地局101〜103により常に監視される。CDMA移動局105の 位置を決定する多くの異なる方法が存在する。好適な実施例においては、周知の 三角測量法が実行される。この方法では、CDMA基地局101〜103はそれ ぞれ信号強度および信号方向測定値を得て、3つのCDMA基地局101〜10 3の各々において得られた測定値に基づいて、シミュレーション空間内のCDM A移動局105の地理的位置の推定値を決定する。代替の実施例においては、C DMA移動局105内に位置するグローバル・ポジショニング・システム(GP S)受信機が実現される。この実施例では、CDMA移動局105はその位置を 、CDMA基地局101〜103の1つまたは全部に対して報告する。GPSは 建造物,地下駐車場構造などでは有効性に制約があるので、この2つの周知の技 術を組み合わせて、さらに第3実施例において採用することもできる。 CDMA移動局105の地理的位置情報は、S/C113に連続して入力され る。この地理的位置情報を用いて、S/C1 13がCDMA移動局105が、破線603により表される地理的位置に(すな わちAMPS干渉の地域に向かって)移動中であると判定すると、S/C113 は、サービスを提供するCDMA基地局(たとえばCDMA基地局101)を介 して、CDMA移動局105に対し、減衰器327を動作可能にするよう命令す る。CDMA移動局105が破線603により示されるAMPS干渉の地域に入 ると、減衰器327はすでに動作可能になっており、CDMA移動局105は、 突発的AMPS干渉を受けずにすむ。まず、CDMA移動局105が干渉を受け るとシミュレーションし、AMPS干渉が起こる前にそれを回避するようにCD MA移動局105を制御することにより、CDMA移動局105が被害を受ける 「突発的」AMPS干渉に伴うCDMA通信の低下/終了の問題が、本発明によ りなくなる。 本発明によるシステム制御のためのリアルタイム・システム・シミュレーショ ンが、現行の不完全な制御法が利用される多くの場面において実現することので きることは明白である。このような別の状況とは、ソフト・ハンドオフの場合で ある。簡単に述べると、ソフト・ハンドオフとは、サービスを提供するCDMA 基地局との通信が終了する前に、第2(またはn番目)のCDMA基地局(たと えばCDMA基地局102)との通信を開設することである。現行のソフト・ハ ンドオフ制御法は、CDMA移動局105が周囲のCDMA基地局101〜10 3により送信されるパイロット 信号を測定し、特定のCDMA基地局101〜103に関するパイロット信号が 所定の閾値を超えると、CDMA移動局105はその特定のCDMA基地局10 1〜103とのソフト・ハンドオフに入るものである。このため、現行の制御法 は、「反発的」閾値過程を用いるだけで、リアルタイムで起こる可能性のあるC DMAシステム全体の変動を考慮しない。 この状況では、S/C113は、特に、移動局がCDMA基地局101〜10 3により送信されるパイロット信号の特性に入る領域の被受信パイロット品質を シミュレーションおよび分析することにより、本発明によるシステム制御のため のリアルタイム・システム・シミュレーションを行う。パスロス特性があらかじ め測定され、CDMA基地局101〜103に知らされ、計算されたパイロット 品質はS/C113に報告される。この分析に基づいて、CDMAシステム内の ソフト・ハンドオフを本発明により制御することができる。たとえば、パイロッ ト品質特性の分析に基づいて、S/C113は、CDMA移動局105が他の基 地からの干渉を受ける(あるいはまもなく受ける)ことを知らせ、それによりC DMA移動局105を「強制的に」CDMA基地局とのソフト・ハンドオフに入 らせ、呼品質不良を回避する。この予備決定がなされないと、他の基地局が上記 のAMPS干渉のような順方向リンク干渉を起こして、通信を中断させる。干渉 セルに対する接続を命令するダウンリンク・メッセー ジは、移動局により正しく解読されずに失われるので、既存の制御構造では失敗 することになる。本発明は、この損失を予測して、(干渉基地局に対して接続す るための)メッセージを、この状況に先んじて送付させる。この決定は、移動局 位置とシステム内の基地局のパイロット品質の分析とを組み合わせることにより なされる。 S/C113を用いるシステム制御のためのリアルタイム・シミュレーション は、制御または干渉軽減のためにアンテナ選択または方位設定が行われる通信シ ステムにおいても実現することができる。適地にあるアンテナと物理的地域間の パスロスは、建物内であろうと建物外であろうと、あらかじめ既知であることを 思い出してほしい。特定の干渉環境においては、ソフト・ハンドオフの状況と同 様に、移動局105との通信のために異なるアンテナを選択することが有利であ る。 たとえば、第7図を参照して、セクタ706にサービスを提供する狭ビーム・ アンテナ703は、この例ではAMPS基地局107から大量の干渉を受信する ように向けられる。別のアンテナ、たとえばセクタ712にサービスを提供する アンテナ709は、異なる角度に向けられるが、移動局105がセクタ706と 712との間にあるために、同一のアンテナ利得で移動局105が「見える」。 アンテナ709は、アンテナ703とは異なる方角に向けられているので、アン テナ709が受ける干渉量は、アンテナ7 03が受けるものよりきわめて少ない。この場合、S/C113には、セクタ7 06と712とが重複する場所に関する位置情報が提供される。この情報と移動 局105の位置とにより、S/C113は、この干渉状況が起こることを予測す ることができ、セクタ706にサービスを提供するアンテナ703からセクタ7 12にサービスを提供するアンテナ709へと、通信の「セル内」ハンドオフを 強制する。システム制御に関してこのようなリアルタイム・システム・シミュレ ーションの技術を用いて、上記の干渉問題は、通信リンクが悪化する前に回避さ れる。 システム制御のためのリアルタイム・シミュレータを、システム制御のために 移動局測定を実行するワイヤレス通信システム内に実現することができる。たと えば、測定と(CDMAなどの)移動局から中継されるメッセージ情報とに依存 する電力制御システムを有するワイヤレス通信システムにおいては、被測定情報 を収集および中継するプロセスは、あまりに遅くて、電力レベルのきわめて急激 な変更を必要とするパラメータ変更を行うことができない。このような状況では 、本発明によるシステム制御のためのリアルタイム・システム・シミュレーショ ンは、従来の方法よりも迅速に電力レベルの増加/減少の必要性を予測して、移 動局にサービスを提供する基地局に対して、実際に必要になる前、すなわち電力 レベルに関わる問題が起こる前に、その電力レベルを増大/減少させることを命 令する。 システム制御のためのリアルタイム・システム・シミュレーションに関して、 さらに別の用途がある。この別の用途とは、実際には異なる通信リンク設計の複 合体であるシステム、たとえばIS-95(CDMA)ワイヤレス通信システム, TDMAワイヤレス通信システム(たとえばDECTまたはGSM互換のTDM Aシステム)およびアナログ・ワイヤレス通信システムなどである。この場合、 システム制御のためのリアルタイム・システム・シミュレータは、あるシステム 種から他種への移動の必要性を予想する。たとえば、このような種類のシステム 全部に結合され、これらすべてのシステムを監視するS/C113が、サービス を提供するシステムの資源には、期待されるサービス品質を提供するのに充分な ものがないと判定すると、S/C113は特定の移動局について期待される呼品 質に関して他の(残りの)システムをシミュレーションする。切換システムによ り克服される問題点には、路上でのカバレージ不良,建造物に入ることによるカ バレージ不良または特定の環境において採用されるシステムの種類によるカバレ ージ不良によるシステム・カバレージの不足が含まれる。S/C113によるあ るシステムから他のシステムへの変更は、現在移動局にサービスを提供するシス テムからの通信が失われる前に行われる。 本発明によるシステム制御のためのリアルタイム・システム・シミュレーショ ンは、「多重階層」システムまたは異なるグレードのサービスを提供するシステ ムにおいて、 有益に実現することができることが当業者には理解頂けよう。多重階層システム の一例として、セルラ通信システムに一体化されたパーソナル通信システム(P CS)がある。この例では、S/C113は、移動局の制御と通信をある階層( たとえばPCS)から他の階層(たとえばセルラ)にいつ変更すべきかを予測す る。異なるシステム・アプローチの場合と同様に、変更を開始する理由の1つは 、サービスを提供する階層の資源がもはや受認限度内のサービスを提供すること ができなくなることである。その場合、S/C113は、本発明により、サービ スを提供する階層に対して、制御コマンドを移動局に送信して、移動局をシステ ム内の他の階層に転送するよう命令する。 特定の実施例に関して本発明が特定的に図示および説明されたが、本発明の精 神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細に関して種々の変更が可能 であることは、当業者には理解頂けよう。以下の請求項における、対応する構造 ,材料,動作およびすべての手段または段階の等価物、さらに機能要素は、特に 請求される他の被請求要素と組み合わせて機能を実行する任意の構造,材料また は動作を包含するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.複数の基地局に応答する移動局を備えるワイヤレス通信システムを制御す る方法であって: シミュレータにおいて、前記ワイヤレス通信システムに関連するパラメータを シミュレーションする段階; 前記シミュレーションに基づき、前記ワイヤレス通信システムに関連するデー タを生成する段階;および 前記被生成データを利用して、前記ワイヤレス通信システムの特定の状況を制 御する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 2.前記制御段階が、基地局において、前記移動局の位置と潜在的干渉源であ るアナログ・ワイヤレス通信システムに関する位置情報とを比較する段階によっ てさらに構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.複数の基地局のうち任意の1つに応答する移動局を備えるワイヤレス通信 システムにおいて干渉を軽減する方法であって: 前記移動局が干渉を受けることになると判定する段階; および 前記干渉が起こる前に前記移動局が前記干渉を回避するよう、前記移動局を制 御する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 4.前記シミュレーション段階が、地理的位置に基づい て、CDMA移動局がアナログ・ワイヤレス通信システムから干渉を受けること になる場所をシミュレーションする段階によってさらに構成されることを特徴と する請求項3記載の方法。 5.前記制御段階が、CDMA移動局にメッセージを送信して、前記アナログ ・ワイヤレス通信システムからの前記干渉が起こる前に、前記CDMA移動局内 の受信機フロントエンド減衰器を動作可能にする段階,CDMA移動局にメッセ ージを送信して、前記アナログ・ワイヤレス通信システムからの前記干渉が起こ る前に、前記CDMA移動局をソフト・ハンドオフに強制的に入れる段階または 前記CDMAワイヤレス通信システムの順方向リンクに関連するパラメータを調 整する段階によってさらに構成されることを特徴とする請求項3記載の方法。 6.拡散スペクトル・ワイヤレス通信システムにおいてソフト・ハンドオフを 実行する方法であって、前記拡散スペクトル・ワイヤレス通信システムが、前記 拡散スペクトル・ワイヤレス通信システムと互換性をもつ複数の基地局のうち任 意の1つに応答する移動局を備える方法であって: ソフト・ハンドオフの候補となる対応する複数の基地局により送信されるであ ろう複数の被受信信号の特性をシミュレーションする段階; 前記複数の被受信信号のシミュレーションされた前記特性を分析する段階;お よび 前記複数の基地局のうち1つの基地局に対して、前記分析に基づき、前記移動 局とソフト・ハンドオフに入るよう命令する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 7.複数の基地局に応答する移動局を備えるワイヤレス通信システムを制御す る装置であって: シミュレータにおいて、前記ワイヤレス通信システムに関連するパラメータを シミュレーションする手段; 前記シミュレーションに基づき、前記ワイヤレス通信システムに関連するデー タを生成する手段;および 前記被生成データを利用して、前記ワイヤレス通信システムの特定の状況を制 御する手段; によって構成されることを特徴とする装置。 8.前記ワイヤレス通信システムに関連する前記パラメータが、順方向リンク ・カバレージ,順方向リンク電力レベル,フレーム消去速度(FER),逆方向 リンク・カバレージ,逆方向リンク電力レベル,逆方向リンクFERおよび順方 向リンク制御信号の品質を含むことを特徴とする請求項7記載の装置。 9.ワイヤレス通信システムにおいて用いるシミュレータ/コントローラであ って: 前記ワイヤレス通信システムの状況に関連する有害な将来的事象をシミュレー ションするシミュレータ; 前記有害な将来的事象を回避するように前記ワイヤレス 通信システムを制御するコントローラ;および 前記シミュレーションに基づき、前記制御を調整するマイクロプロセッサ; によって構成されることを特徴とするシミュレータ/コントローラ。 10.前記ワイヤレス通信システムの前記状況が、前記ワイヤレス通信システ ムが異なるワイヤレス通信システムにどのように結合されるか,前記ワイヤレス 通信システムが異なる階層構造を有する同様のワイヤレス通信システムにどのよ うに結合されるか,前記ワイヤレス通信システムがどのように電力制御を実行す るか,前記ワイヤレス通信システムがアンテナ切換/方位設定をどのように実行 するか、および前記ワイヤレス通信システムが通信ハンドオフをどのように実行 するかによってさらに構成されることを特徴とする請求項9記載のシミュレータ /コントローラ。
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