JPH11508758A - ケーブルシールインサート - Google Patents

ケーブルシールインサート

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JPH11508758A
JPH11508758A JP9504900A JP50490097A JPH11508758A JP H11508758 A JPH11508758 A JP H11508758A JP 9504900 A JP9504900 A JP 9504900A JP 50490097 A JP50490097 A JP 50490097A JP H11508758 A JPH11508758 A JP H11508758A
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ダム,イェスペル
グロウルス,ヘンドリク
ブリュッセルマン,ジャック
ノルフ,ジャン−マリー・エティエンヌ
ファン・ヒッセンホーフェン,ミシェル
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エヌ・ヴェ・レイケム・ソシエテ・アノニム
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    • H02G15/00Cable fittings
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Abstract

(57)【要約】 クロージャ内のケーブル入口をシールするためのケーブルシールインサート(7)であって、(a)各々が少なくとも使用中にはそれを貫通して延びる少なくとも1つのケーブル用開口部(15)を有する最少2つのプレート(11,12)と、(b)プレート(11,12)間に位置するシール材(19)と、で構成され、ケーブル開口(15)又は各ケーブル開口(15)とほぼ平行であるシールインサート(7)の外周表面(7b)がほぼ平坦であり、プレートの少なくとも1つが非弾性材料で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ケーブルシールインサート 本発明は、ケーブル(導電性ケーブル、光ファイバーケーブル、ワイヤその他 の導線、光ファイバー等を含む)を入れる開口部を有する密閉式ケーブルクロー ジャのシーリングの改良に関する。 クロージャは、2つのほぼ堅固なケーシング部材、例えばベースとカバー、で 構成し、クロージャ形成時にこれらを合わせて組み立て、同部材間の接合部をO リング形状のシーリングストリップで密閉して供給することが知られている。こ の種のクロージャは例えば、金属製の導線や光ファイバーを含む通信ケーブルに おけるスプライス(継ぎ目)を保護するために使用されている。このようなクロ ージャには、当該クロージャに1つ又は複数のケーブルを進入させるための手段 、及びケーブルが進入する場所で当該クロージャを密封するための手段を設ける 必要がある。 これが行われている方法の1つは、英国特許出願GB−A−2261960が 開示すように、クロージャのベースの壁に、カバーの表面に接触しベース表面と 交差する凹部形式の開口部を設けることである。ゴム製のインサートには、ケー ブルを挿入する1つ又は複数の中央開口が設けられている。ゴム製インサートは 次いで凹部に導入され、そこで当該凹部とカバーの対応部分の壁、及びベースと カバー間を密封するOリングガスケットに接触する。ガスケットと接触するポイ ントでは、インサートは平坦な外周面を有している。インサートには、ケーブル を中央開口に横方向に挿入するために開くスロットが設けられることもある。同 様の装置は、欧州特許出願EP−A−0511147にも開示されている。 GB−A−2261960及びEP−A−0511147が開示す装置には、 そのシールインサート(GB−A−2261960では「シーリングガスケット 」と称される)がゴム又は同様の弾性材料で形成されているために、ケーシング を閉じる以前に人手によりグリース等で被覆しない限りは概して十分な密封性が 供給されない、といった問題がある。こうした作業は取付け技師にとっては時間 の かかる作業であり、また終始、ケーブルスプライスクロージャの取付けの度に各 インサートにグリースを十分に被覆する必要がある。従って、これは信頼性のお けるものではない。その上、グリースで十分被覆したとしても、インサートが長 期に渡って密閉効果を発揮しない可能性もある。またゴム製インサートには、広 範なサイズ又は形状のケーブルは収容できないといった欠点もある。 従って、例えば使用前に人手によってグリースを塗布する必要がなく、広範な サイズのケーブルを収容可能であり、先行技術によるインサートよりも良好な密 封性を供給するケーブルシールインサートを提供する要求がある。本発明の目的 は、取付けが容易でクロージャのケーシングにあるケニブル進入用開口に入った ケーブルの周囲を完璧に密封するケーブルシールインサート、及び同インサート を含むケーブルスプライスクロージャを提供することにある。 本発明の第1態様では、クロージャ内のケーブル入口をシールするためのケー ブルシールインサートが提供され、同インサートが、 (a)各々が少なくとも使用中にはそれを貫通して延びる少なくとも1つのケー ブル用開口部を有する最少2つのプレートと、 (b)プレート間に位置するシール材と、で構成され、 ケーブル開口又は各ケーブル開口とほぼ平行であるシールインサートの外周表 面がほぼ平坦であり、プレートの少なくとも1つが非弾性材料で形成されている 。 本発明の第2の態様では、クロージャ内のケーブル入口をシールするためのケ ーブルシールインサートが提供され、同インサートが、 (a)各々が少なくとも使用中にはそれを貫通して延びる少なくとも1つのケー ブル用開口部を有する最少2つのプレートと、 (b)プレート間に位置するシール材と、で構成され、 ケーブル開口又は各ケーブル開口とほぼ平行であるシールインサートの外周表 面がほぼ平坦であり、少なくとも1つのプレートにおいて、ほぼ平坦な外周表面 の各側面の最先端縁には開口部が存在し、その開口部に少なくとも使用中はシー ル材の一部が伸張している。 本発明の第3の態様では、クロージャ内のケーブル入口をシールするためのケ ーブルシールインサートが提供され、同インサートが、 (a)各々が少なくとも使用中にはそれを貫通して延びる少なくとも1つのケー ブル用開口部を有する最少2つのプレートと、 (b)プレート間に位置するシール材と、で構成され、 シール材と接触する少なくとも1つのプレートの表面が中に少なくとも1つの凹 部を有し、使用中はその凹部へとシール材の一部が拡張及び/又は移動する。 好適には、ケーブル開口又は各ケーブル開口にほぼ平行な本発明の第3の態様 によるシールインサートの外周表面は、ほぼ平面である。 本発明の第4の態様では、ケーブルスプライスクロージャケーシングの端部に おけるケーブル進入用開口をシールするためのケーブルシールインサートが提供 されており、同ケーブルシールインサートが、 ケーシングのガスケットシール部材をシールするほぼ平坦な第1外周表面と、 少なくとも一部がシール材によって構成され、第1外周表面の一端からケーブ ルシールインサートの外周に沿って第1外周表面の他端に伸張してケーシングの 端部をシールする第2外周表面とを有し、 ケーブルシールインサートが第1及び第2外周表面が出会う場所に開口部を有 し、それを通じて第2外周表面のシール部材が第1外周表面に伸張する。 好適には、使用中にケーブル進入用開口の各側、即ち第1及び第2外周表面の間 の各端部に位置している第1外周表面の各端部において、ケーブルシールインサ ートの第1及び第2外周表面が出会う開口部が、少なくとも使用中は存在する。 本発明の第4の態様によるケーブルシールインサートは、間にシール材を配置し た2つ(又はそれ以上)のプレートで構成されるのが好ましい。 便宜上、ケーブルシールインサートのほぼ平坦な外周表面の言及に際して、本 明細書では「ほぼ平坦な」という表現の代わりに「平らな」という用語を多く使 用する。 本発明の第5の態様では、ケーブルスプライスクロージャが供給されており、 同クロージャが、使用中、ガスケットシール部材によって互いにシールされるベ ースとカバーを含むほぼ堅固なケーシングで構成されるケーブルスプライスクロ ージャであって、 ベース及び/又はカバーが1つ又は複数のケーブル進入用凹部を有し、 凹部又は各凹部が使用中はその中に受容されるケーブルシールインサートによ ってシールされ、またベースとカバーとの間でガスケットシールと境を接し、 ケーブルシールインサートが前記本発明の第1、第2、第3、又は第4の態様 のケーブルシールインサートである。 本発明の第6の態様では、ケーブルスプライスクロージャが供給されており、 同クロージャが、 ケーシング端部とカバーで構成され、同ケーシング端部が断面で開口している ケーブル進入用開口を有し、同断面がカバーで閉鎖されているケーシングと、 使用中はケーシング端部とカバーの間をシールするガスケットシール部材と、 使用中はケーブル入口の凹部に収容され、使用中はガスケットシール部材が伸 張する第1外周表面と使用中はケーブル進入用凹部のケーシング端部をシールす る第2外周表面とを有するケーシングシールインサートと、で構成されるケーブ ルスプライスクロージャであって、 ケーブルシールインサートの第2外周表面がシール材で少なくとも一部分を構 成され、また少なくとも使用時にはケーブルシールインサートにおいて第1及び 第2外周表面が出会う開口部が存在し、それを通して第2外周表面のシール材が 第1外周表面に伸張する。 これにより、ケーブルシールインサートのシール材は、使用中にケーブルシール インサート、ガスケットシール部材及びこれらが全部集まるケーシングの端部と の間で好適にシールを形成する。 本発明による特に好適なケーブルスプライスクロージャにおいては、ケーシン グ端部がケーシングのベースの一部、好適には一体形の一部、となっている。従 ってこのケーシングは、構成要素であるベースとカバーが一緒になってケーシン グを閉じるような形式のものであり、ケーブル進入用開口又は各ケーブル進入用 開口がベースに供給され断面で開いており、断面はカバーで閉じられる。好適に は、ガスケットシール部材はベースとカバー間をシールするOリングシールで構 成さ れる。 好適には、使用中、ケーブルシールインサートのケーブル開口へ1つ又は複数 のケーブル(前述のように、この用語には導線、光ファイバー他が含まれる)が 導入される。次いでケーブルシールインサート又は各ケーブルシールインサート はクロージャを形成するケーシングの一部(ベース又はカバー)における凹部へ と導入される。次いで好適には、Oリング又は他のガスケットシール部材が平ら な外周表面又はケーブルシールインサートに接触し、ケーシングの他の部分が第 1部分と付着してガスケットがこの2つの部分の間をシールする。インサートを 受容する凹部又は各凹部は、好適にはインサートの対向するプレートが互いの方 向に移動することでシール部材に圧力がかかるようなサイズにする。これにより 、シール材が放出されてケーブル、インサートを収容する凹部、及びガスケット に対してシールが形成されている。 本発明の第1の態様、及び好適には他の態様では、ケーブルシールインサート の各プレートは非弾性材料で形成されている。少なくとも1つのプレート、好適 には各プレートがほぼ堅固であるほうがよい。これは、プレート又は各プレート が、使用中にシール材によって変形しないようにと意図したものである。少なく とも1つのプレートが、好適には各プレートが90を越えるショアA硬さを有す る。 例えばクロージャに弾性のガスケット又はその他のシール部材を使用する場合 は、それを少し伸ばして所定の位置に取り付ける必要がある。これにより通常、 ガスケットをインサートの平らな外周表面から、即ちプレート間のシール材から 内側へ、さらに1つのプレート上へと引っ張る力が生成される。但し本発明の第 2の態様によれば、またその他の態様の好適な実施例によれば、少なくとも1つ のプレートには、ほぼ平坦なその外周表面の横方向(インサートを通るケーブル の方向に対して)の各最端部に開口部が存在し、少なくとも使用中はこの開口部 へと幾分かのシール材が広がっていく。これには、ガスケット又は使用中にこう したケーブルシールインサートのプレートへと広がるその他のシール部材が、ケ ーブルシールインサートの側端部でシール材と密閉式に接触するという利点があ る。一般に使用中にケーブルシールインサートによって供給される密閉性は、こ うした側端部(時に技術上、「トリプルポイント」と称される)では効力(あっ たとしても)を失うことが多いため、これは効果的である。開口部を供給してシ ール材をプレートの側端部へ伸長させることにより、密閉上のこうした危険性が 大幅に減少する。 ケーブルシールインサートの各側端部にある開口部(もしあれば)は、プレー トの「切り欠き」部分を含むことが好適である。(この「切り欠き」部分は必ず しも実際にプレートを切り欠いたものである必要はなく、例えばプレートの一部 として成形することも可能であるが、見かけ上は切り欠き状である方がよい。) 切り欠き部分は、多様な形状のうちのどんな形状でもよい。通常は、例えば三角 形又は正方形等の矩形にすることができる。切り欠き部分又はその他の開口部は 、プレート1つにのみ、或いは各プレートに供給することができる。各プレート に開口部を設けることの利点は、この場合は概して、どちらの方向から凹部にイ ンサートが挿入されても問題ないことにある。 本発明の少なくとも第4及び第6の態様によれば、ケーブルシールインサート の第2外周表面は、第1及び第2外周表面が出会うケーブルシールインサートの 第1及び第2外周表面間の開口部を通って拡張するシール材によって少なくとも 部分的に構成されており、これにより第1及び第2外周表面間の各端部にシール 材が供給され、使用中はシール材がケーブルシールインサートと、外周表面シー ル部材と、これらが互いに出会う場所であるケーシング端部との間が好適にシー ルされる。先述のように、この3要素が出会うポイント(「トリプルポイント」 )は密閉の最も困難な場所であることから、これは優位である。 本発明の第4及び第6の態様によれば、ケーブルシールインサートの第1及び 第2外周表面が出会う場所に供給されるシール材は、ケーブルシールインサート の平らな(第1)外周表面の各側端部における開口部に供給することができる( つまりは、本発明の第3の態様の場合と同様である)。或いは例えば、こうした シール材をケーブルシールインサートのプレート間に供給することもできる。但 し、ガスケットシール部材がケーブルシールインサートのプレートの1つへと拡 張し、 従ってケーブルシールインサートの全幅に拡張する場合にプレートによって支持 されるような状況とは異なり、ガスケットシール部材がプレート間のシール材の 頂上にかかるときでもこうしたサポートは供給されない。従ってこの場合は、ケ ーブルシールインサートの第1外周表面上の開口部間に少なくとも1つのサポー トを好適に提供してガスケットシール部材を支持し、さらにこれによりケーブル シールインサートを通じて拡張する場合にカバーをシールすることを事実上保証 している。これには、ガスケットシール部材が第1外周表面の両端で、即ちトリ プルポイントでシール材と接触することができ、最終的にこうしたポイントに効 力の増した密閉性を形成できる一方で、シール部材がトリプルポイント間で支持 され、最終的にケーブルシールインサートとカバーとの間で十分に圧縮されてケ ーブルシールインサートに対して十分な密封性を形成することができる、という 利点がある。シール材は普通柔らかくまた圧縮可能な材料であることから、代わ りにガスケットシール部材がケーブルシールインサートの全幅に渡ってシール材 と接触しているとすれば、ガスケットシール部材の十分な圧縮の達成は危うく、 最終的には特にガスケットシール部材とカバー間には十分な密封性が形成されな い可能性もある。これは、例えばケーブル1本を収容するだけの狭いケーブルシ ールインサートの場合に言えることであり、ケーブル2本又はそれ以上を収容す る幅広のケーブルシールインサート等の場合はこの潜在的な問題がより悪化する 。 好適には、サポートを設備する場合は、サポート又は各サポートをケーブルシ ールインサートの一部とする。例えば、サポートはケーブルシールインサートの 第1外周表面の一部で構成することが可能である。さらに、或いはこの代替とし て、詳細を以下で説明するように、サポート又は各サポートをケーブルシールイ ンサートと分離する、或いは分離可能にすることができる。 間がシール材である2つ(又はそれ以上)のプレートから成るケーブルシール インサートの場合、サポート又は各サポート(もしあれば)は2つのプレート間 を好適に伸長する。例えばサポートはほぼ平坦にすることもでき、またピン等の ように細長いものにすることもできる。効果的には、サポート又は各サポートは 他の(又はもう1つの)プレートと重なる1プレートの一部で構成することがで きる。サポート又は各サポートが、プレートによるプレート間での行き来を可能 にすることが好適である。特に好適な配置は、サポート又は各サポートが、他の プレート内の凹部、好適にはスロット、へと突き出した1プレートの部分、好適 にはほぼ平坦な部分、によって構成されているものである。 サポート又は各サポートがケーブルシールインサートから分離している、或い は分離可能であるような実施例では、サポート又は各サポートが、使用中はケー ブルシールインサートの第1外周表面とシール部材との間にかかるケーシングの 一部で好適に構成されている。効果的には、サポート又は各サポートは使用中に ケーシングの終端部へと入っていくことができる。サポートは別のケーシング部 分の一部とすることも可能であり、ケーシング終端部と共にケーブル進入用開口 を限定し、また効果的にケーシング終端部へと入ることができる。 その他の「トリプルポイント」形状の密閉については他の解決法が提案されて いるが(US 4845314、WO 95/15600(Raychem)、WO9 5/15601(Raychem)、WO 95/15602(Raychem)等参照)、本 発明が目指すタイプのケーシング及びケーブルシールインサートに関連したトリ プルポイントの密閉についてはまだ他には提案されていない。単にグリースを人 手でゴム製インサートに塗布する方法は、こうしたトリプルポイントを密封する 十分に信頼性のある整合的な方法とはなっていない。 好適なシール材はケーブルシールインサートのその他の部分の材質よりも柔ら かい。シール材は、例えばゲル(詳細は以下)、重合体泡、エラストマー材料及 び/又はマスチック等によって構成することができる。ケーブルシールインサー トの残りの部分は、シール材を好適に支持、及び/又は保持する。先述の通り、 プレートは例えばポリプロピレン等のプラスチック材料から形成が可能である。 ケーブルシールインサートは、そのほぼ平坦な外周表面に加えて、事実上ケー ブル開口又は各ケーブル開口に平行な単一の外周曲面により好適に境界をつけら れている。但し、ケーシング内の凹部の形状により、他の形状も使用可能である 。 効果的には、スリット又は他の開口部はケーブルシールインサートの外周表面 からケーブル開口又は各ケーブル開口へと拡張し、ケーブルの横方向挿入のため にケーブルシールインサートを開放させることができる。ケーブルシールインサ ートの開放を容易にするため、1つ又は複数のヒンジ等を供給することができる 。さらに、或いは代替として、ケーブルシールインサートを2つ又はそれ以上の 分離式部分から形成することも可能である。 本発明の第3の態様によれば、また他の態様の好適な実施例によれば、少なく とも1つのプレートの表面であってシール材と接触している表面が内部に少なく とも1つの凹部を有しており、使用中はその凹部へと幾分かのシール材が拡張及 び/又は放出可能である。これには、温度の上昇等によるシール材の拡張分、又 は大口径ケーブルがケーブルシールインサートに挿入されること等によるシール 材の移動分が、事実上プレート間からのシール材の損失なしに(或いは少なくと も多大な損失なしに)収容可能であるという利点がある。これが概して優位であ る理由の1つは、例えば次に温度が降下する、或いは大口径ケーブルが排除され るとしても、凹部又は各凹部へと拡張し或いは移動されたシール材は通常、自動 的に一般的にはその元の(つまり、拡張或いは移動以前の)場所へと戻ることに ある。これに対して凹部又は各凹部が存在しない場合は、シール材はどこか他へ 流れ、必ずしも自動的に元の場所には戻らず、結果的にシール材は減少し、時に は完全になくなる場合もある。また、シール材が他へと(つまり、凹部以外へと )流れ出せば、クロージャの他の部分を汚染する可能性がある。例えば、クロー ジャボルトやその他のクロージャ部材を汚染してクロージャによる適正な閉鎖作 用を妨げるといったことが起こる場合がある。効果的には、凹部又は各凹部はケ ーブルシールインサートの外部へと開放することができる。即ち、これはプレー トの厚さ全体を通じて伸長が可能であるか、プレートを通じて外部へと伸長する 1つ又は複数の穴を包含することができる。これには、幾分かのシール材が凹部 へと拡張する或いは移動されることよって上昇する可能性のある凹部又は各凹部 内の空気(又はその他の気体や蒸気)圧の増大を、事実上解放するという利点が ある。代替として、凹部又は各凹部をケーブルシールインサートの外部に対して 閉鎖する場合もある。この場合には、幾分かのシール材が凹部へと拡張する或い は移動されるために凹部内の空気の体積が減り、その結果空気が圧縮されてシー ル材に 圧力が掛かることから、凹部又は各凹部内に含まれる空気(又はその他の1種類 又は複数種類の気体又は蒸気)がシール材を圧縮する手段として作用するといっ た(反対の)利点がある。これは、シール材に圧力が掛かるとシール材の密閉性 能が増す場合が多い、という理由から一般に優位である。この点は、特にゲル状 のシール材等についてもいえる。 さらに、或いはその代替として、シール材のエスケープ(逃げ)は、シール材 に1つ又は複数の隔壁を使用することによっても事実上防止することができる。 効果的には、(本発明の任意の態様による)ケーブルシールインサートは、1つ 又は複数の、好適には少なくとも2つの隔壁を包含して使用中のブレート間から のシール材のエスケープを事実上防止することができる。隔壁は事実上、使用中 にケーブルシールインサートの外周の一部からの、即ちケーブルシールインサー トの両側及び/又はほぼ平坦な(平らな)表面からのシール材の移動を好適に防 止する。隔壁又は各隔壁は、ケーブルシールインサートの少なくとも1つのプレ ートの拡張部で好適に構成されている。この拡張部は他方のプレートの方へと好 適に伸長している。シール材のエスケープが通常最も発生しやすいのはケーブル シールインサートのほぼ平坦な(平坦な)表面と横方向の外周表面の間の角であ ることから、隔壁はこの角に好適に配置されている。 ケーブルシールインサートの各プレートは、開口の内周からケーブル開口又は 各ケーブル開口へと伸長する複数のフラップを効果的に包含することができる。 プレートに対して好適に曲がるフラップは事実上ケーブル開口又は各ケーブル開 口の内周全体に渡って好適に設けられ、また反対側のプレートの方へ、及びケー ブル開口の中央部へと好適に伸長している(但し、代替として反対側プレートと は逆の方向へ伸長させる場合もある)。こうしたフラップは、第1にプレート間 におけるシール材保持を促進する、第2にケーブル開口における広範なサイズ及 び断面形状(楕円断面等)のケーブルの収容を可能にする、第3にその弾性によ りシール材の圧縮を促進する、といった利点のうち、少なくとも1つを備えるこ とができる。フラップは、ケーブル開口を冠(クラウン)のように見せることか ら、「クラウン」と称される場合もある。 シール材は、スティーブンス・ボーランド硬度(スティーブンス・ボーランド のテクスチャ分析器で測定した硬度)が150g以下、より好適には130g以 下、特に好適には120g以下、さらには45g以上、より好適には50g以上 、特に好適には60g以上であることが望ましい。特に好適な硬度範囲は、45 g−60gである。スティーブンス・ボーランド硬度は、直径約0.64cmの ステンレス鋼製の丸軸を有するスティーブンスLFRAテクスチャ分析器で測定 する。測定値は、4mm貫入したところで求める。さらに、或いは代替として、 シール材は好適にはASTM D217で測定した円錐貫入度(cone penetrati on)が50(10−1mm)以上、より好適には100(10−1mm)以上、 さらにより好適には200(10−1mm)以上、さらに好適には400(10 −1mm)以下、特には350(10−1mm)以下である。シール材は好適に は所定の弾性を有し、特に破断伸びとして100%以上、好適には200%以上 、より好適には300%以上を有する。 上述の通り、特に好適なシール材はゲルで構成される。ゲルとしては例えば、 シリコンゲル、ウレアゲル、ウレタンゲル、熱可塑性ゲル又は適正な任意のゲル 或いはゲロイドシール材等が含まれる。好適なゲルは、液体(オイル等)−拡張 ポリマー構造から成る。ゲルのポリマー構造は、例えばエラストマー又は比較的 堅いブロックと比較的弾性的なブロックを有するブロック・コポリマーで構成さ れる。こうしたコポリマーの例としては、スチレン−ブタジエン、スチレン−イ ソプレンジブロック等のスチレン−ジエンブロックコポリマー又は国際特許出願 WO/88/00603が開示すようなトリブロック・コポリマーが含まれる。 但し好適には、ポリマー構造は、例えば日本のクラレが「セプトン」の商標で販 売しているような1つ又は複数のスチレン−エチレン−プロピレン−スチレン・ ブロックコポリマーで構成される。ゲルの中に入れる増量液(extender liquid )は、好適にはオイルで構成される。オイルとしては、パラフィン油又はナフテ ン油等の炭化水素系オイル、ポリブテン油又はポリプロピレン油等の合成オイル 或いはこれらの混合物が可能である。好適なオイルは、非芳香性のパラフィン及 びナフテン系炭化水素オイルの混合物である。ゲルは、除湿剤(塩化ベンゾイル 等) 、抗酸化剤、顔料及び防び剤等の添加剤を含む場合がある。 次いで、例示として添付の図面を参照しながら本発明について説明する。 図1は、ケーブルスプライスクロージャのベースのケーブル入口部分の平面図 である。 図2は、図1の線II−IIに沿ったクロージャのベースとカバー部分の断面図で ある。 図3は、スプライスクロージャと共に使用する周知の(先行技術による)ケー ブルシールインサートの斜視図である。 図4は、本発明によるケーブルシールインサートの斜視図である。 図5は、ゲル又はその他のシール材を所望の移動を引き起こす場合における本 発明によるインサートによる軸方向の圧縮効果を示したものである。 図6A及び6Bは、本発明による2つのさらなるケーブルシールインサートを 示す。 図7A至る7Cは、明確化のためシール材を省いた本発明によるその他のケー ブルシールインサートのプレートを示す。 図8A及び8Bは、本発明によるさらに他のケーブルシールインサートのプレ ートの1つを示す図である。 図9は、本発明による異なるタイプのケーブルシールインサートを示す。 図10は、図9のものと同様の他のケーブルシールインサートを示す。 図11は、本発明によるケーブルスプライスクロージャの1つの形式を示す。 図12は、本発明によるその他の形式のケーブルスプライスクロージャを示す 。 図1は、ベース1とカバー2で構成されるケーブルスプライスクロージャ(例 えば、光ファイバースプライス用等)の部分を示す。ベース1とカバー2の間に は中央開口が形成され、該中央開口には例えば光ファイバー間の継ぎ目を形成し 整えるための従来型の装置を収容することができる。これ自体は本発明の一部を 形成するものでも明確さのために示したものでもない。蓋の凹部はゴム製又はそ の他のガスケット3を受容し、ガスケットはベースとカバーをネジ4等で繋ぐ際 に両者間にシールを与える。ベースには、突起したケーブルガイド5が設けられ ている。これらは頂部が開口しており、ベース内に光ファイバーケーブルを進入 させるためのベース内部に延びる通路を形成している。通路がこうした形状であ るために、ケーブルを上から下げて通路へと導入することができる。各ケーブル 経路内のベースには、凹部6が設けられている。この凹部は通常U形状の基底を 有し、図2に示すように周知のケーブルシールインサート7を受容するような形 状となっている。ケーブルシールインサート7は、そのU形状の下部7aが凹部 のU形状の基底に嵌合し、その平らな上部外周表面7bがガスケット3と接触す るように配置されている。図2では、シールインサートにはケーブルが配置され ておらず、中央開口は取り外し式プラグ8で閉鎖されている。 カバー2は、ベースのケーブルガイド手段と共同して閉鎖通路を形成するケー ブルガイド手段9を与えるような形状となっている。カバーはまた、ベース内の 所定の位置にあるときに図2のケーブルシールインサートの突起部分10を受容 するような形状の凹部を有している。ガスケット3は、カバーがベースに固定さ れるとケーブルシールインサートの平らな外周表面の内側7cと接触するように 配置することができる。 図3の先行技術によるケーブルシールインサート7は、対向する平面11、1 2と、曲がった外周表面7aと、上部の平らな外周表面7bとを有する一体式の ゴム製の成型品である。中央の開口は、ケーブルを受け入れるために設けられて いる。インサートの曲がった外周表面11から中央開口15へはスリット16を 伸長させ、ケーブルを開口へ横向きに挿入する場合にはインサートがスリットに 沿って開くようにすることができる。 本発明によるケーブルシールインサート7は図4に示されている。対向する2 つのプレート11、12は非弾性材料17、18で形成されている。プレート1 1、12の間には、ゲルによるシール材層19がある。ほぼ均一の断面を有する 開口15は、11、12の各プレート及びゲル層19を通って伸長している。プ レートの一部は上部の平坦な外周表面で切り欠かれ、その切り欠かれた部分はゲ ル20、21で充填されている。スリット16は、中央開口15と外側の外周曲 面11を接続している。各プレートは、スリット16の開放を可能にするヒンジ 27(例えばいわゆる「リビングヒンジ」、つまりプレートと一体式のもの)と 他のスリット25を有している。ベース内に設けられた凹部内にインサートが配 置されると、対向するエンドプレートには共に圧力が掛かり、ゲルが圧力を受け てケーブル進入用開口15をシールするの助長する。ベース上にカバーが配置さ れると、ベースとカバー間の接合部をシールするゴム製のガスケットシール部材 は、インサートの中央部或いはプレートの切り欠き部分において、ゲルを覆い、 良好なシールを与えるのを促進する。 ゲルによるシール材は、インサートの外周表面にその外周全体(外周の一部は 図面では隠れている)にわたって延びていることがわかる。この結果、ゲルはイ ンサート全体に渡って連続した途切れのないシールを形成することができる。ま た、ゲルは空洞15へと内側に向けて伸長し、この結果インサート内部のケーブ ルを完全に密閉できることもわかる。これにより、ケーブルと内部にインサート を配置するクロージャとの間にゲルのシールを形成することができる。 ケーブルシールインサート7はクロージャ出口の凹部に押し込まれると、リセ スとインサートの相対寸法に応じて、互いに押し付けられる2つのプレートによ り、(図5のように)インサートは軸方向に圧縮される。このためゲルのシール 材は内外へと放射状に変形し、各々ビード22、23が生成され、それがケーブ ル及びクロージャ出口へと押しやられる。図5は、明確化のためにケーブル又は クロージャなしで軸方向に圧縮されたシールインサートを示したものである。こ のようなゲルシール材の変形或いは移動によって、本発明のシールインサートは 広範な寸法と断面形状のケーブルを収容しシールすることができる。 図6及び6Bは、本発明による2つのさらなるケーブル用シールインサート7 を示す。この2つのインサートは実質的に同一であるが、図6Aのものはケーブ ル開口部15が1つだけであるのに対し、図6Bのものは4つである。こうした ケーブルシールインサートは、(図4のように)ヒンジを具備して「側面入口」 によってケーブルの挿入を可能にする代わりに、35で分離可能な2つ(図6A )又は3つ(図6B)の部品で構成されることにより開口部へのこうした側面挿 入を可能にしている。また、ケーブルシールインサートのプレート11及び12 は 各々、(上部の)ほぼ平坦な外周表面7bの各側方の最先端縁に開口部31を有 しており、この開口部内にシール材33(好適にはゲル)の一部が延びている。 上述のようにこれは、使用中はケーブルシールインサートのプレートを横切って 延びるガスケット或いはその他のシールが、ケーブルシールインサートの各側方 の最先端縁でシール材と密閉式に接触するといった利点を有している。これが利 点である理由は、ケーブルシールインサートによって与えられるシールは通常、 こうした側方の最先端縁(時に「トリプルポイント」と称される)ではほとんど (完全にではないにしても)効力がないためである。従って、開口部を設けてシ ール材をケーブルシールインサートの側方の最先端縁にまで延ばすことで、こう したシールの失敗の危険性が大幅に減少する。各図の点線で描かれたものは、プ レート全域に伸張しケーブルシールインサートの各側方の最先端縁でゲル33と 密着するガスケット或いはその他のシール37(Oリングシール等)である。 図7A、7B、7Cは、明確化のためにシール材を省略した本発明に基づくそ の他のケーブルインサート7を示す。図7Aでは、ガスケット又は他のシール3 7(Oリングシール等)がプレート12に沿って延びている様子が示されている 。プレート12のほぼ平坦な上部外周表面7bの各側方の最先端縁には、使用中 にシール材の一部が延びる開口部31がある。他方のプレート11は2つの隔壁 39を有しており、使用中にシール材がケーブルシールインサート7のプレート 11及び12の間から漏れ出ないように防止されている。各隔壁39は、ほぼ平 坦である表面7bと曲がった外周表面7aの側面部分との間のプレート11の角 に位置している。この隔壁39は各々、他方のプレート12に向かうプレート1 1の延長部で構成されている。図7cに最も良く示されているように、隔壁39 と一方のプレート12との間には間隙41があり、使用中はシール材がここに位 置する。 図8A及び8Bは、本発明に基づくさらに他のケーブルシールインサート7の 一方のプレート11を示す。使用中にはシール材19と接触するこのプレートの 表面43は内部に2つの凹部45を有し、(上述のように)使用中はシール材が その中へと拡張及び/又は移動される。この凹部は、温度上昇等に起因するシー ル材の拡張分、又は大口径ケーブルのケーブルシールインサートへの挿入等に起 因するシール材の移動分を、プレート間からのシール材の実質的な損失なしに( 少なくとも大きな損失はなしに)収容することができるといった利点を有してい る。こうした凹部は、例えば図7に示されているような隔壁と組み合わせて使用 することができる。図のように、凹部45はプレートの厚さ全体には延びていな い。即ち、ケーブルシールインサートの外部にまでは開口していない。これは、 シール材の一部が凹部へと移動又は拡張した場合、凹部の中の空気(又は他の気 体或いは蒸気)が圧縮され、それによってシール材に対抗する圧力を掛けること ができるといった利点を有している(この優位性については先に述べた)。代案 として、凹部又は各凹部は内部にプレートを通して1つ又は複数の穴を開け、ケ ーブルシールインサートの外部へと開放させることができる。この場合は、凹部 内への充填剤の移動又は拡張に起因する蓄積圧力を開放することで、こうした移 動又は拡張を封じこめるといった利点がある。 図8A及び8Bに示すプレート11はまた、ケーブル開口部15の内周からケ ーブル開口部15の中に延びる複数のフラップ47を含んでいる。プレート11 に対して屈曲するこのフラップ47は、事実上ケーブル開口15の内周全体に渡 って設置され、反対側のプレート(図示されていない)及びケーブル開口の中心 に向かって延びている。フラップ47は、プレート間におけるシール材の保持を 補助し、ケーブル開口による広範なサイズと断面形状(楕円断面等)のケーブル の収容を可能にし、またその弾力性によってシール材に圧力を掛ける一助となる ことができる。このフラップは、ケーブル開口部に王冠(クラウン)のような外 観を与えることから「クラウン」とも称される。 図7及び8に示すケーブルシールインサートのプレート11、12は、外周表 面7aが面取りされている。これは、プレートの外周表面7aの厚みが減少した だけクロージャのケーブル入口の凹部の内部に接触するシール材の厚みが増加す る(また、これによってインサートとケーブル入口の凹部との密閉状態を可能な 限り最良に保証する)といった利点を有している。 図9は、本発明による異なるタイプのケーブルシールインサート7を示し、こ のケーブルインサート7は、ほぼ平坦な第1外周表面7bと、この第1外周表面 の一端からケーブルシールインサートの外周に沿って第1外周表面の他端へと延 びるほぼU字形の第2外周表面7aとを有している。第1外周表面の両端には各 々、第1及び第2外周表面間の端107が存在する。第2外周表面7aは部分的 にシール材19(好適にはゲル)で構成され、第1及び第2外周表面間(即ち、 第1及び第2表面が出会うところ)の各端107には開口部111があり、ここ を通って第2外周表面のシール材が第1外周表面へと延びている。点線は、使用 中はシールインサート7の第1外周表面全域に伸張するガスケットシール部材3 7(好適にはOリングシール)の一部を示す。シール部材37は、ケーブルシー ルインサートの第1及び第2外周表面が互いに出会う場所で、シール材19に接 触していることが見てわかる。使用中、シールインサート7は点線に示すような ケーブルスプライスクロージャのケーシングにおけるケーブル進入用開口の中に 収容される。従って、ケーブルシールインサートの第1及び第2外周表面間の端 のシール材19は、シールインサート7、シール部材37及びケーシングの全て が出会ういわゆる「トリプルポイント」にシールを形成する。 図9に示すシールインサート7は、シール材19を間に挟んだプレート対11 及び12で構成される。シール材19は、ケーブルポート15がシールインサー トを通して伸張する場所から実質上プレートの全断面に渡って延びている。両開 口部111の間のシールインサート7の第1外周表面7b上にはサポート119 があり、使用中はこれがガスケットシール部材37を支持するために、実質上シ ールインサートを通って伸長するケーシングのカバーに対しシールの形成が保証 される。サポート119は、一方のプレートのほぼ平坦な部分によって構成され 、それは第1外周表面7b上でシール材19を横切って延び、他方のプレートの スロット121へと突出している。これにより、両プレートが互いの方向へと近 接し、シール材に圧縮を与え、結果的にシール材の一部が外側へ横方向に移動し てケーブル進入用開口の中のケーシングと密着し、また、一部が内側へ横方向に 移動してケーブルポート15を通じて延びるケーブルと密着する。シールインサ ート7はさらにスプリット35で2つの部分に分離されるため、ケーブルポート 1 5にケーブルを側面から入れることができる。 図10(a及びb)に示すシールインサート7は図9に示すものと実質的に同 一であるが、4つのケーブルポート15を有し、またポートへのケーブルの側面 進入を可能にする3つの部分に分離されている。 図11(a至るc)は、2つのケーシング端部129有するベース127とカ バー131とで構成されるケーシングを含む、本発明に基づくケーブルスプライ スクロージャ125を示す。クロージャ125はさらに、Oリングシール形式の シール部材37と、図10に示すような一対のシールインサート7で構成される 。このクロージャはまた、ケーブルを保持するための歪み解放部材133と、シ ールインサートの未使用ケーブルポート15を遮蔽するプラグ8とを有している 。使用中、Oリングシール部材37はベース127とカバー131の間を密閉し 、さらにケーシング端部129に挿入されたシールインサート7を通って伸長し ている。図11bは、完全に分解されたクロージャ、図11aでは部分的に組み 立てられたクロージャ、また図11cでは完全に組み立てられケーブル137間 の接続部の周囲で閉じられた状態のクロージャを示す。 図12aは、本発明による他の形態のケーブルスプライスクロージャ139を 示す。このクロージャ139はベース141及びカバー143を有するケーシン グから成り、ベースのケーシング端部147にはケーブル進入用開口145を有 している。図12bはクロージャ139のケーブル進入用開口145の1つを詳 細に示したものである。このクロージャでは、使用中はシールインサートの第1 外周表面上にあるサポート(Oリングシール部材37を支持するためのもの)は 、ケーシング端部147に挿入される部分149から構成されている。この部分 149は、使用中はケーブル進入用開口145に挿入されるシールインサートの 第1外周表面とシール部材37との間に位置する部分151を有している。従っ てこの実施例では、シール部材37用のサポート又は各サポートをシールインサ ートと一体形にする代わりに、シールインサートの第1外周表面上に位置する独 立した部分となっている。このため、シールインサート(点線で表示)の第1外 周表面155が第2外周表面と出会う開口部(通常153で指示)は、独立した 部 分149の部分151によって与えられる。このように、この実施例では、クロ ージャへの導入までは、シールインサート又は各シールインサートは第1及び第 2外周表面が出会う明確な開口部がなくてもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9603549.8 (32)優先日 1996年2月20日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BG ,BR,BY,CA,CN,CZ,EE,GE,HU, IL,JP,KR,KZ,LK,LT,LV,MG,M K,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ブリュッセルマン,ジャック ベルギー、ベー−1350オル−ジョシュ、リ ュ・デュ・ブウルジェメストル−ダンドワ 15番 (72)発明者 ノルフ,ジャン−マリー・エティエンヌ ベルギー、ベー−3360コルベーク−ロ、ビ ールベークストラート89番 (72)発明者 ファン・ヒッセンホーフェン,ミシェル ベルギー、ベー−2610ウィルレイク、モー リス・レイテンストラート15番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. クロージャ内のケーブル入口をシールするためのケーブルシールインサー トであって、 (a)各々が少なくとも使用中にはそれを貫通して延びる少なくとも1つのケー ブル用開口部を有する最少2つのプレートと、 (b)プレート間に位置するシール材と、で構成され、 ケーブル開口又は各ケーブル開口とほぼ平行であるシールインサートの外周表 面がほぼ平坦であり、プレートの少なくとも1つが非弾性材料で形成されている ケーブルシールインサート。 2. 各プレートが非弾性材料から形成されている請求項1に記載のケーブルシ ールインサート。 3. 少なくとも1つのプレートにおいて、そのほぼ平坦な外周表面の各側方の 最先端縁に開口部が存在し、その開口部に少なくとも使用中はシール材の一部が 伸張する請求項1又は2に記載のケーブルシールインサート。 4. クロージャ内のケーブル入口をシールするためのケーブルシールインサー トであって、 (a)各々が少なくとも使用中にはそれを貫通して延びる少なくとも1つのケー ブル用開口部を有する最少2つのプレートと、 (b)プレート間に位置するシール材と、で構成され、 ケーブル開口又は各ケーブル開口とほぼ平行であるシールインサートの外周表 面がほぼ平坦であり、少なくとも1つのプレートにおいて、ほぼ平坦な外周表面 の各側面の最先端縁には開口部が存在し、その開口部に少なくとも使用中はシー ル材の一部が伸張するケーブルシールインサート。 5. クロージャ内のケーブル入口をシールするためのケーブルシールインサー トであって、 (a)各々が少なくとも使用中にはそれを貫通して延びる少なくとも1つのケー ブル用開口部を有する最少2つのプレートと、 (b)プレート間に位置するシール材と、で構成され、 シール材と接触する少なくとも1つのプレートの表面が中に少なくとも1つの凹 部を有し、使用中はその凹部へとシール材の一部が拡張及び/又は移動するケー ブルシールインサート。 6. ケーブル開口又は各ケーブル開口にほぼ平行なシールインサートの外周表 面がほぼ平坦である請求項5に記載のケーブルシールインサート。 7. ほぼ平坦な外周表面に加えて、インサートがケーブル開口又は各ケーブル 開口にほぼ平行な単一の曲がった外周表面によって境界付けされている請求項5 を除く前記請求項の何れかに記載のケーブルシールインサート。 8. シールインサートの外周表面からケーブル開口又は各ケーブル開口までス リットが伸張し、ケーブルの横方向挿入用にシールインサートの開放を可能にし ている前記請求項のいずれかに記載のケーブルシールインサート。 9. シール材と接触する少なくとも1つのプレートの表面が中に少なくとも1 つの凹部を有し、使用中はその凹部へとシール材の一部が拡張及び/又は移動す る前記請求項のいずれかに記載のケーブルシールインサート。 10. シールインサートの外周の一部分からのシール材の実質的な移動を防止 するための1つ又は複数の隔壁を含む前記請求項のいずれかに記載のケーブルシ ールインサート。 11. 隔壁又は各隔壁がほぼ平坦な表面と側面の外周表面との間の前記プレー トの角に位置する請求項10に記載のケーブルシールインサート。 12. 各プレートが開口部の内面からケーブル開口又は各ケーブル開口へと伸 張する複数のフラップを含む前記請求項のいずれかに記載のケーブルシールイン サート。 13. シール材がゲルである前記請求項のいずれかに記載のケーブルシールイ ンサート。 14.シール材が、コーン貫入度が100乃至350(10−1mm)、限界伸 び率が少なくとも200%、及びスティーブンスーボーランド硬度が60g乃至 130gのうち、1つ又はそれ以上を有する前記請求項のいずれかに記載のケー ブルシールインサート。 15. 少なくともプレートの1つが、好適には各プレートが90を越えるショ アA硬度を有する前記請求項のいずれかに記載のケーブルシールインサート。 16. 使用中、ガスケットシール部材によって互いにシールされるベースとカ バーを含むほぼ堅固なケーシングで構成されるケーブルスプライスクロージャで あって、 ベース及び/又はカバーが1つ又は複数のケーブル進入用凹部を有し、 凹部又は各凹部が使用中はその中に受容されるケーブルシールインサートによ ってシールされ、またベースとカバーとの間でガスケットシールと境を接し、 ケーブルシールインサートが前記請求項のいずれかに記載のケーブルシールイ ンサートであるケーブルスプライスクロージャ。 17. ケーシング端部とカバーで構成され、同ケーシング端部が断面で開口し ているケーブル進入用開口を有し、同断面がカバーで閉鎖されているケーシング と、 使用中はケーシング端部とカバーの間をシールするガスケットシール部材と、 使用中はケーブル入口の凹部に収容され、使用中はガスケットシール部材が伸 張する第1外周表面と使用中はケーブル進入用凹部のケーシング端部をシールす る第2外周表面とを有するケーシングシールインサートと、で構成されるケーブ ルスプライスクロージャであって、 ケーブルシールインサートの第2外周表面がシール材で少なくとも一部分を構 成され、また少なくとも使用時にはケーブルシールインサートにおいて第1及び 第2外周表面が出会う開口部が存在し、それを通して第2外周表面のシール材が 第1外周表面に伸張するケーブルスプライスクロージャ。 18. 少なくとも使用時には、ケーブルシールインサートの第1と第2の外周 表面の間の、使用中はケーブル進入用開口の各側面に位置する第1外周表面の各 先端に前記開口部が存在する請求項17に記載のクロージャ。 19. 少なくとも使用時には、ケーブルシールインサートの第1外周表面上の 開口部間に少なくとも1つのサポートが存在し、このサポートが使用中にガスケ ッ トシール部材を支持し、これによりガスケットシール部材がケーブルシールイン サートを通じて延びるカバーに対するシールの形成を実質的に保証する請求項1 8に記載のクロージャ。 20. サポート又は各サポートがケーブルシールインサートの一部である請求 項19に記載のクロージャ。 21. ケーブルシールインサートが、シール材を挟んだ2つのプレートで構成 される請求項17から20のいずれかに記載のクロージャ。 22. サポート又は各サポートが2つのプレートの間を伸張する請求項19又 は20に従属する場合の請求項21に記載のクロージャ。 23. サポート又は各サポートが他方のプレートと重複する一方のプレートの 一部で構成される請求項22に記載のクロージャ。 24. サポート又は各サポートがプレート同士の接近又は離隔を可能にする請 求項21から23のいずれかに記載のクロージャ。 25. サポート又は各サポートがケーブルシールインサートから分離し、又は 分離可能な請求項19に記載のクロージャ。 26. サポート又は各サポートが使用時にはケーブルシールインサートの第1 外周表面とシール部材の間に位置するケーシングの一部で構成される請求項25 に記載のクロージャ。 27. サポート又は各サポートが使用中はケーシングの端部に差し込まれる請 求項26に記載のクロージャ。 28. ケーブルスプライスクロージャケーシングの端部におけるケーブル進入 用開口のためのケーブルシールインサートであって、 ケーシングのガスケットシール部材をシールするほぼ平坦な第1外周表面と、 少なくとも一部がシール材によって構成され、第1外周表面の一端からケーブ ルシールインサートの外周に沿って第1外周表面の他端に伸張してケーシングの 端部をシールする第2外周表面とを有し、 ケーブルシールインサートが第1及び第2外周表面が出会う場所に開口部を有 し、それを通じて第2外周表面のシール部材が第1外周表面に伸張するケーブル シールインサート。 29. シール材がゲル、エラストマー、重合体フォーム又はマスチックを含む 前記請求項のいずれかに記載のクロージャ又はケーブルシールインサート。
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