JPH11505742A - 歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電動歯ブラシは、ブリッスル・ホルダ（１３）のスロット（２２）に嵌合する遠隔（２０）をもつ回動シャフト（１２）を備えている。ホルダ（１３）は、ヘッド（１）に支持されたポスト（１８）に回動自在に装着される。シャフト（１２）が回転したとき、遠隔端（２０）は円を描き、そして、スロット（２２）に駆動可能に係合して、ホルダ（１３）を振動させる。

Description

【発明の詳細な説明】 歯ブラシ ［技術分野］ 本発明は、歯ブラシに関するものである。 本発明は、特に、ブラシ・ブリッスルが歯ブラシ・ハンドルに関して動かされ るように配置された電動歯ブラシに関するものである。 ［背景技術］ 米国特許第２,２１５,０３１号において回転駆動ブリッスルの１９３９年の開 示を含めた歯ブラシの多くの例がある。類似の回転駆動構造が、米国特許第４, ８４５,７９５号にも示されている。米国特許第４,１５６,６２０号は、ブリッ スルを時計方向および反時計方向に回転駆動するために、回転モータ駆動がいか にして往復直線運動に変換されるかを説明している。米国特許第３,５７７,５７ ９号は、歯ブラシ・ヘッドに装着されたすべてのブリッスルがブラシ・ホルダに 関して前後左右に一体に動くように、歯ブラシ・ヘッドがブラシ・ホルダに関連 して動かされる歯ブラシを開示している。 ［発明の開示］ 本発明は、使用中の歯ブラシの洗浄作用を高めるために、歯ブラシ・ヘッドに 関して動くブリッスルに関するものであり、相対運動が簡単かつ効果的になされ る歯ブラシを提供することを目的としている。 本発明によれば、ハンドルと、ヘッドと、前記ハンドルから前記ヘッドまで延 びる縦の中心軸を有する回動シャフトと、前記ヘッドに枢動自在に装着されかつ 前記シャフトの遠隔端によって駆動可能に係合されたブリッスル・ホルダとから なり、前記遠隔端は前記中心軸から偏心していて、前記ブラシ・ホルダは前記シ ャフトが回転したとき、支軸のまわりで振動することを特徴とした電動歯ブラシ が提供される。 前記シャフトは一体に成形され、かつ、その遠隔端は前記中心軸から離れるよ うに曲げられている。 前記ブリッスル・ホルダは、前記シャフトの遠隔端が嵌合するスロットが設け られていてもよい。 前記ブリッスル・ホルダは軸のまわりで回転できるように装着されていてもよ い。 前記ブリッスル・ホルダは１０度と５０度との間の角度にわたって回転するよ うに配置され、好ましくは、その角度は約３０度である。 ［図面の簡単な説明］ 図１は、歯ブラシの断面底面図である。 図２は、歯ブラシの一部の縦断面側面図である。 図３は、図２の断面側面図である。 図４は、図２の反対側の側面図である。 図５，６，７は、異なる歯ブラシについて異なる寸法の図２，３，４と同様の 図面である。 ［発明を実施するための最良の形態］ 図面を参照して、図１において、歯ブラシは、ハンドル１０、ヘッド１１、ハ ンドルからヘッドまで延びる回動シャフト１２、ブリッスル・ホルダ１３からな る。ハンドル１０は、電気モータ１４、２本の電池１５，１６を収容する区画室 を有している。シャフト・カップリング１７は、シャフト１２の一端を把持し、 かつ、後述するように、洗浄または交換のためにシャフトを引き出せるように構 成されている。 ヘッド１１は、図２に最もよく示されているように、ブリッスル・ホルダ１３ 用の回転支軸を提供するポスト１８を支持する。ブリッスル１９は、説明の便宜 上、図２においてのみ示されている。シャフト１２は、シャフトの中心縦軸２１ から偏心した一体成形の遠隔端２０を有している。 遠隔端２０は、ブリッスル・ホルダ１３の側部に成形されたスロット２２（図 ３参照）に嵌合する。遠隔端２０は、軸２１とポスト１８の中心軸との交点に向 けられていることに注目されたい。シャフト１２がモータ１４によって回転され たとき、遠隔端２０は軸２１のまわりに円を描き、そして、スロット２２に駆動 可能に係合して、ブリッスル・ホルダ１３を振動させる。このようにして、ホル ダ１３は、ポスト１８の中心のまわりで前後に回動する。このような振動は、ヘ ッド１１とブリッスル１９との間に相対運動を生じ、歯の有効洗浄のために一般 に 有益である。スロット２２の幅は、最小の遊びを残して遠隔端の直径とほぼ等し いことが好ましい。これは使用中の雑音を最小にする。 モータ１４は、約６０００ｒｐｍで回転することが好ましい。必要に応じて、 モータは他の速度で回転するか、あるいは、使用者によって２またはそれ以上の 速度に選択されうるように構成されてもよい。図１は、ホルダ１３が３０度の角 度にわたって振動または回転する場合の歯ブラシを示す。図２においては、その 角度は３５度であり、図５においてはその角度は１５度である。したがって、回 動角度は異なるシャフトを嵌合することによって選ばれ、また、同じブリッスル ・ホルダがすべての角度について用いられうることがわかるであろう。 各ブリッスル・ホルダ１３は、よりよく平衡をとるために、あるいは、１つの スロットが摩耗した場合、またはブリッスルの摩耗が使用中に不均一になった場 合に、異なるスロットが用いられえるように、１つ以上のスロット２２が設けら れてもよい。換言すれば、ホルダ１３は、２またはそれ以上の回転位置に設定さ れうる。ホルダ１３は、例えば、ポスト１８に弾性留めされることによって、ヘ ッド１１から容易に取り外されることが好ましい。この取り外しはよりよい洗浄 と、衛生的な容器内への収容とを可能にすると共に、必要なときにシャフト１２ を容易に着脱できるようにする。 上述したシャフト１２は、一体に成形されかつ図示する形状に成形されること が好ましい。しかし、遠隔端２０が別個に成形されかつシャフトの直状端部に固 定されるように構成することもできる。このような分離部品は、シャフトの軸２ １と同心の中心軸と、偏心駆動ポストとを有するブラシでもよい。駆動ポストは 、遠隔端２０の位置と機能とを有している。このようにして、駆動ポストとスロ ット２２とは、シャフトとホルダ１３との間に駆動係合を形成し、駆動ポストは シャフトの遠隔端とみなされうる。 本発明のいくつかの実施例においては、ホルダ１３が一方の側（例えば、シャ フトの反対側）では回動自在に取り付けられるように構成することが可能ではあ るが、通常は便利ではない。このような場合、枢着点付近に装着されたブリッス ルは、シャフトの次の側にあるブリッスルほどには実際には動かないが、ブリッ スルはいぜんとして著しく振動する。 回転または枢動するように装着されていても、ブリッスル・ホルダ１３は円形 である必要はない。しかし、円形のホルダ１３は、上述したように、必要に応じ てその回転位置が変えられうるように、通常では好ましい。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ハンドルと、ヘッドと、前記ハンドルから前記ヘッドまで延びる縦の中心 軸を有する回動シャフトと、前記ヘッドに枢動自在に装着されかつ前記シャフト の遠隔端によって駆動可能に係合されたブリッスル・ホルダとからなり、前記遠 隔端は前記中心軸から偏心していて、前記ブラシ・ホルダは前記シャフトが回転 したときに、支軸のまわりで振動することを特徴とした電動歯ブラシ。 ２． 前記シャフトは一体に成形され、かつ、その遠隔端は前記中心軸から離れ るように曲げられていることを特徴とした請求項１記載の電動歯ブラシ。 ３． 前記ブリッスル・ホルダは、前記シャフトの遠隔端が嵌合するスロットを 設けられていることを特徴とした請求項１または２記載の電動歯ブラシ。 ４． 前記ブリッスル・ホルダは軸のまわりで回転できるように装着されている ことを特徴とした請求項１から３までの任意の一項に記載の電動歯ブラシ。 ５． 前記ブリッスル・ホルダは１０度と５０度との間の角度にわたって回転す るように配置されていることを特徴とした請求項１から４までの任意の一項に記 載の電動歯ブラシ。 ６． 前記角度は約３０度であることを特徴とした請求項５記載の電動歯ブラシ 。