JPH11501860A - フィルタ要素 - Google Patents

フィルタ要素

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、空気清浄装置に取付けられるフィルタ要素に関する、このフィルタ要素は、中央通気孔及び第1スライド構造体若しくは支持構造体(40)を有する。スライド或は支持構造体は、中央通気孔内に配置され、フィルタ要素を支持する向きとされた中央リム(41)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 フィルタ要素 発明の分野 本発明はエアフィルタに関し、詳細にはエアフィルタ要素に関する。 発明の背景 様々な産業において、空気又は処理ガスから微粒子を濾過するための濾過シ ステムが使用されている。例えば、生産工程において発生する微粒子は、工場内 の空気中から除去することが必要とされる。これらの濾過システムは、基本的に 少なくとも1つの、微粒子の捕獲に有効なフィルタを中間部に備えたフィルタ要 素を有する。これらのフィルタ要素およびその使用については、米国特許第4, 209,310号、同第4,218,227号および同第4,395,269号 にその例が記載されている。 多様なフィルタ要素が公知となっている。一般的にフィルタ要素はその使用 期間に限度がある。一方、使用期限をすぎたフィルタは、除去及び交換の必要が ある。フィルタ要素を交換した場合の、使用済みのフィルタ要素の廃棄には、金 銭も手間もかかる。 典型的な使用済みフィルタ要素は、その使用場所において廃棄する他はない 。使用済みフィルタ要素が、有害物質によって汚染されている場合、その廃棄は 、害のない物質によって汚れているものより、更に複雑で費用がかかる。例えば 、有害物質によって汚染されたフィルタ要素は、だいたいにおいて、地方の埋立 地で処理することはできない。これらのフィルタ要素は、有害廃棄物用投棄場、 或はその他の有害廃棄物処理手段を用いて処理するのが一般的である。 一般に、工業用フィルタ要素は輸送が困難な大きくてかさばる物品である。 そのサイズ及び形状が故、また、フィルタ要素上に集められた物質による汚染を 抑制したいという要望から、汚染された工業用フィルタは55ガロンのドラム缶 で輸送するのが標準である。時には55ガロンのドラム缶1個で1個のフィルタ 要素しか輸送できないようなサイズのものもある。使用したフィルタ要素毎に5 5ガロンのドラム缶または樽を入手し、これを輸送するには費用がかかり、費用 効率が悪い。 米国優先親出願に記載された発明の概要 米国親出願に開示された発明は、エアフィルタ装置内のヨークアセンブリに 取付けられるフィルタ要素に関する。このフィルタ要素は、一般に、中央通気孔 及び第1スライド構造体を有する。前記スライド構造体は、円形とされ、硬質プ ラスチックで形成される。前記スライド構造体は中央取付けリムを有する。この リムは、フィルタ要素をエアフィルタ装置のヨークアセンブリに搭載した際にそ のヨークアセンブリ上をスライドする向きになるように中央通気孔内に配置され る。中央取付けリムは、円形スライド面を形成し、このスライド面は、フィルタ 要素がヨークアセンブリに対してスライド式に嵌合/離脱した時にヨークアセン ブリに当接する。 親出願の開示によれば、好ましくは第1スライド構造体は、この発明による フィルタ要素の第1エンドキャップ内に配置される。また、第2スライド構造体 は、フィルタ要素の第2エンドキャップ内に配置される。好適には、これらのエ ンドキャップは、柔軟で、圧縮可能なポリマー材で構成される。好適には、前記 エンドキャップの摩擦係数(即ち、ヨークとスライド係合した際に示すエンドキ ャップの摩擦係数)は、スライド構造体の一部であるスライド面の摩擦係数より 大きい。第1エンドキャップは、好ましくはその内部にシールリングを有する。 前記シールリングは、一般に三角形断面を有する。 改良の概要 更なる研究の結果、優先親米国出願のものに関連するいくつかの好適な構造 体が開発された。フィルタ要素は、好ましくはスライドリングが支持構造体から 成っており、もってフィルタ要素は、50ポンド、好適には80〜100ポンド の荷重の下で円形から0.5インチ以上変形することがない。このような目的に 用いられる好適な支持構造体は、ガラス充填ポリマー材であり、最適にはガラス 充填ナイロンである。この材料は、好適には少なくとも15重量%、最適には約 20〜40重量%のガラスが充填されている。かくして、変形に対する抵抗は、 チューブシートなどの面に軸方向に封止されたフィルタ要素に荷重がかかった際 に発揮される。この評価技術を以下に示す。 本書で説明する技術は、広範なフィルタ要素に適用可能である、この技術は 、外径が少なくとも10インチ(フィルタ要素を覆うエンドキャップの外径)、 内径が少なくとも5インチ(エンドキャップの中の通気孔の内径)、長さが少な くとも10インチ、典型的には20〜30インチの円筒形のフィルタ要素への応 用に特に適する。例えば、外径が約10〜15インチ、内径が約5〜10インチ 、長さが約20〜30インチが本書に記載する技術に容易に適合する。その他の サイズの要素への適用も以下の説明から自明である。 好適にはフィルタ要素は、エンドキャップ上のシールリングを有し、典型的 で好適な装置にあってはシールリングは、第1エンドキャップの外周方向の、第 1エンドキャップ中央通気孔から約0.2〜0.7インチ(典型的には0.25 〜0.55インチ)のところに位置する。これにより、市販装置に、漏れリスク を許容範囲内に抑えた、便利で効果的なシールを実現する。上記寸法は、TORIT( 登録商標)Downflo(登録商標)およびDownflo(登録商標)IIなどの市販ユニットに 使用する要素のために特に開発されたものである。 好適な構成において、第2支持構造体或はスライド構造体は第2エンドキャ ップ中に配置されている。 図面の簡単な説明 図中、同一の参照符号及び数字はいくつかの図を通じて対応する要素を表す 。 図1は、本発明のフィルタ要素を含むダストコレクタの一部を切り欠いて示 す概略側面図である。 図2は、本発明の好適な実施例によるフィルタ要素の斜視図である。 図3は、図2の3−3線に沿う断面図である。 図4は、図3の部分拡大図である。 図5は、ダストコレタタに取付けられた本発明の好適実施例によるフィルタ 要素の分解部分概略斜視図である。 図6は、図2に示したフィルタ要素の部品の斜視図である。 図7は、図6のフィルタ要素の部品の底面図である。 図8は、図6の部品の平面図である。 図9は、図2に示したフィルタ要素を破壊して示す概略端面図である。 図10は、構造体とシール結合した状態における、図4のフィルタ要素に類 似する本発明の好適実施例によるフィルタ要素の拡大部分断面図である。 図11は、本発明によるフィルタ要素の概略斜視図であり、120°上周領 域を仮想線で示している。 図12は、TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)工業用フィルタ装置に概ね従 う空気排出口を有するチューブシートの部分概略図であり、仮想線は、フィルタ 要素の一定の特徴の使用時における位置関係を示す。 図13は、図12に類似する図であり、変形時の部材の位置を仮想線で示す 。 図14は、市販のDownflo(登録商標)Iフィルタ装置に用いる好適な外径を 有する本発明による支持構造体の平面図である。 図15は、図14の15−15線に沿う部分断面図である。 図16は、図14の16−16線に沿う部分断面図である。 図17は、図14の17−17線に沿う部分断面図である。 図18は、市販のDownflo(登録商標)IIフィルタ要素に用いる形状とされた 本発明による支持構造体の平面図である。 図19は、図18の19−19線に沿う部分断面図である。 図20は、図18の20−20線に沿う部分断面図である。 図21は、図18の21−21線に沿う部分断面図である。 図22は、図10に類似する部分断面図であり、市販のDownflo(登録商標)I Iフィルタ要素の使用に適した形状を有し、その支持構造が図18〜21に示す 形状であることを示す。 米国特許出願第08/371,809の開示の詳細な説明 フィルタ要素の構成材料の課題 様々な工業界では、工業過程で発生するダスト若しくは他の粒子物を含む空 気またはその他のガスを濾過するシステムが必要とされている。典型的に、この 種の空気清浄装置またはダストコレクタは、清浄空気排出口と、汚染空気吸込口 と、少なくとも一つのフィルタ要素と、フィルタ要素のハウジングと、フィルタ 要素をハウジングに取付けるための支持構造体を有する。一定の場合、連続清浄 (即ち、ハウジングからフィルタ要素を取外さずに周期的に空気清浄を行う)装 置が使用される。このタイプのダストコレクタ若しくは空気清浄装置の例として は、1980年8月19日付でRobert.E.Freyに付与された米国特許第4,218,227号(以下 '227号特許)がある。'227号特許の明細書を参照してその記載を本書に含めるこ ととする。 上記並びにその他のダストコレクタ及び空気清浄システムへのフィルタ及び フィルタ要素の使用を容易にするため、これらの要素が短時間に処理できるガス 量を減らさずにそのフィルタ要素及びフィルタのサイズを下げる努力が重ねられ た。極端に大きなフィルタ要素及びフィルタは、かさばって取り扱いに不便であ り、設置及び交換が困難である。要素及びフィルタのサイズ減少努力の例が、19 80年6月24日付でJames Berkhoelに付与された米国特許第4,209,310号(以下'310 特許)に記載されている。'310号特許の明細書を参照してその記載を本書に含め る。この種の工業用フィルタ要素のサイズを下げる努力は有効ではあったが、単 一要素の輸送に55ガロンのドラム缶1本を必要とするような大きさの要素しか 開発できなかった。 1983年7月26日付でFrederick Schulerに付与され、参照によって本書に含め た米国特許第4,395,269号は、第4,209,310号特許のフィルタ要素の使用について 記載している。このフィルタ要素の取付けは、フィルタアセンブリ内に要素を支 持するヨークまたはヨークアセンブリに滑り込ませることによって行う。フィル タ要素の交換が必要になったとき、ヨークアセンブリからフィルタ要素を取り外 してこれを廃棄する。 米国特許第4,209,310号及び米国特許第4,395,269号に記載されるタイプのフ ィルタ要素は、廃棄が容易でないものの典型であり、その理由の1つはフィルタ 要素廃棄のための破壊が容易でないことである。従って、使用済みフィルタ要素 は、通常、工業環境から投棄場所まで55ガロンのドラム缶に入れて輸送する。 典型的に、55ガロンのドラム缶一本で要素1個しか輸送できない。これは、各 要素に含まれる構成材料がスペース確保のためにクラッシュし難いからである。 多くの場合、クラッシュし難くするフィルタ要素の構成部材はエンドキャッ プである。特に、工業用フィルタ装置の多くに利用されるフィルタ要素は金属製 のキャップを採用している。金属製エンドキャップは、比較的高い圧縮力を付加 できる特別な装置なしでクラッシュするのは難しい。(エンドキャップ材として 硬質プラスチックを使用した場台も同じ様な問題に遭遇する。) 金属製エンド キャップほどは硬くない材料をエンドキャップに採用することにより、金属製エ ンドキャップの問題を回避することを想起するかもしれない。しかし、問題は依 然として残る。 特に、例えば米国特許第4,395,269号に開示されるような形式のヨークアセ ンブリにフィルタ要素をスライド着脱するとき、スライド作用または取付け作用 は、エンドキャップとヨークアセンブリ部分との間のスライド接触を伴う。スラ イド作用時に係合するエンドキャプとヨークアセンブリ部分の両方が金属製(或 は硬質プラスチック製)である場合、取付けまたはスライドは比較的容易に実現 する。つまり、エンドキャップとヨークの金属間の摩擦係数が、手の力で容易に 克服できる程に低い。即ち、組立て時に互いに係合するエンドキャップ部分及び ヨーク部分は概ね滑らかである。 しかし、エンドキャップの金属を、簡単にクラッシュできる柔らかくて圧縮 可能なポリマー材に代えた場合、スライド時或は取付け時のフィルタ要素とヨー クアセンブリとの係合は、ポリマー材とヨークアセンブリ材との間のスライド係 合を伴う。ポリマー材が柔らかいゴム系材である場合、 (1)スライド係合がエンドキャップを容易に損傷し、 (2)ゴム系材が(ヨークとともに)高摩擦係数を示し、スライド作用に 抵抗する。このため、要素の所定位置への設置及びシールが困難になる。米国特許出願第08/371,809号の有効な構成 米国特許出願第08/371,809号は、好適なフィルタ要素構造を提供する。この 好適な構造は、(1)米国特許出願第4,395,269号に記載されるような、フィルタ要 素部分が取付け時にヨーク部分に沿ってスライドするタイプのヨークアセンブリ への取付けが簡単で、(2)使用後のフィルタ要素を廃棄のためクラッシュし易い ことである。特に、比較的柔らかくて高摩擦のポリマー材を、そのシール能力、 構成し易さ、クラッシュし易さといった利点をエンドキャップに活かしている。 同時に、フィルタ要素は、比較的に柔軟かつ圧縮可能なポリマーエンドキャップ 材が、ダストコレクタへの要素の取付け及び取外し時に、ヨーク又はハウジング の部分とのスライド係合(接触)から保護されるようにする構成を備える。 特定の好適実施例にあっては、フィルタ要素は、その使用場所である工場そ の他の施設において、必要により、特別な器具を用いずにクラッシュできるよう になっている。この特徴は、フィルタ要素の構成時に、平均労働者の体重でクラ ッシュする材料を使用することで達成される。つまり、フィルタ要素は、労働者 がその上に乗るか、踏みつけることによって簡単に潰れる。本発明によって提供 される特定の構成のものは、体重が150ポンドの労働者がそのフィルタ要素を 踏むか、その上で飛び跳ねると簡単に潰れる。 図1の参照符号1は、米国特許出願第08/371,809号に記載のフィルタ要素を 含むダストコレクタまたはエアフィルタ装置を示す。フィルタ要素が図2〜図9 を参照して本書で説明するごとくなっている点を除き、装置1は、概ね米国特許 第4,395,269号に記載の通りである。汚染空気または処理ガスは、汚濁空気吸込 口2からダストコレクタ1に入り、濾過された空気またはガスは、清浄空気排出 口3から排出される。図1は、フィルタ要素4が見えるようにハウジング5の一 部を切り欠いて示す側面図である。空気またはガスから濾過若しくは集塵された 微粒子の大部分は、フィルタ要素4から落下し、漏斗状ハウジング5aに集めら れて除去される。図1には8個のフィルタ要素4が示されており、その中の2つ に符号4a及び4bが付されている。 図1の装置は、基本的に“前方流”フィルタ要素4である。従って、濾過さ れる空気は、各フィルタ要素4にその内側のフィルタ媒体を通り、フィルタ要素 の開放中央部に至る。フィルタ要素4は、濾過空気が中央部から出られるよう通 気孔を有する。最終フィルタ要素の浄化された空気流は、次いで所望方向、例え ば周囲環境に向けられる。従って、図1のような装置では、汚染物質は、通常、 各フィルタ要素4の外側面6上に集められる。図1の装置1は、フィルタ要素4 の位置どりを示す概略図であり、パルス式クリーニング装置などの詳細は含まれ ない。一般に、パルスクリーニング装置を使用した場合、周期的に各フィルタ要 素4に付着した微粒子(負荷)が漏斗状ハウジング5aに払い落とされる。 引続き図1を参照するに、フィルタ要素4は対単位で同心に配設されている 。いずれかの要素対、例えば最上対7を装置1から取り外すためのアクセスは、 カバー或はリテーナ8を介して行われる。特に、装置1からフィルタ要素対7を 取り外す場合、リテーナ8をも外す。これは、図5を参照すると分り易い。 図5はフィルタ要素対7の分解斜視図であって、装置1への取付け部分を示 す。フィルタ要素4a及び4bは、ヨークアセンブリ9に取付けられ、リテーナ 8によって固定される。ヨークアセンブリ9は、ハウジング5のハウジング面1 1に取付けられている。特に、ヨークアセンブリ9は、リテーナ8のネジ穴(図 示せず)に嵌合する方向に向いたネジ部材10を有する。組み立て時、リテーナ 8は、ヨークアセンブリ9に、より詳細にはガイドロッド12にフィルタ要素4 a及び4bを固定するためネジ支柱10に十分に締めつけられる。図5の符号4 bは、リテーナに近接する要素4を示す。 好適には、リテーナ8は、フィルタ要素4a、4b間及びフィルタ要素4a とハウジング面11との間に密閉係合を実現するため、充分な力をフィルタ要素 4bに与える。また、好ましくはフィルタ要素4bとリテーナ8の間も密閉係合 させる。 図1と図5の対比から分るように、フィルタ要素4aと4bの取付け時、作 業者は、設置する際にヨークアセンブリ9とスライド係合するフィルタ要素4a 、4bの部分とヨークアセンブリ9との間に生じる摩擦係数に克服するのに十分 な圧縮力を加える必要がある。特に、図1において、スライド作用は、上方に向 かう(つまり、オペレータはフィルタ要素4をヨークアセンブリ9にスライド嵌 合する際にフィルタ要素4を上方に押圧する必要がある)。フィルタ要素4a、 4bとヨークアセンブリ9との間の摩擦係数が比較的高い場合、オペレータは、 取付け時、フィルタ要素4a、4bをヨークアセンブリ9に沿って押す特別な器 具 を必要とする。実際、摩擦が非常に大きい場合、取付け時にヨークアセンブリ9 とフィルタ要素4a、4bの双方が損傷を受けることになる。また、摩擦係数が 比較的高いと、要素4a、4b間、要素4aと面11との間、及び、リテーナ8 と要素4bとの間に良好なシールを実現し難くなる。つまり、必要箇所に良好な シールを形成するためリテーナを介して十分な圧縮力を加えることが難しくなる 。 以下の詳細な説明から分るように、図1及び図5に示すような装置において 、必要なシール係合は、図5に示した軸15に沿ってリテーナ8とハウジング面 11との間に向けられる軸方向の力によって実現される。次いで圧縮力がリテー ナ8を十分に締めつけることによって提供され、フィルタ要素4a、4bとヨー クアセンブリ9との間の摩擦係数が克服され、軸方向圧縮力が制御される。つま り、フィルタ要素4a、4bとヨークアセンブリ9との間の摩擦係数が大きすぎ ると、オペレータによる良好なシールを得るためのリテーナ8の締め付けが困難 になる。 従来の装置において、フィルタ要素とヨークアセンブリの係合は、フィルタ 要素のエンドキャップによって達成される。典型的に、各エンドキャップは、取 付け時にヨークアセンブリに沿ってスライドするなめらかな内側リム或はエッジ を有している。従来の装置におけるように、ヨークアセンブリとフィルタ要素エ ンドキャップの両方が、滑らかな金属等の滑らかな材料で形成されていれば、両 者間の摩擦係数が比較的低いため、スライド係合は比較的容易である。しかし、 前述したように、金属製エンドキャップを有するフィルタ要素はクラッシュする のが困難である。また、摺動時にヨークアセンブリと係合するフィルタ要素の部 分、例えばエンドキャップが比較的高い摩擦係数を示す柔軟なポリマー材で形成 されていると、フィルタ要素の所定位置への取付けが困難である。 図2〜図4及び図6〜図9に関する説明から明らかなように、好適なフィル タ要素4は次のように構成されている。即ち、クラッシュ目的に対して有利な柔 軟なポリマー材をフィルタ要素のエンドキャップに使用する一方、要素4の取付 けを妨げるようなスライド係合時の柔軟なポリマー材とヨークアセンブリ9の接 触を防止する構造体が設けられている。 図2は、フィルタ要素4の斜視図である。この特定のフィルタ要素4は、第 1及び第2エンドキャップ19、20を有し、これらの間に図3に示すようなフ ィルタ媒体21を備える概ね円筒形のフィルタ要素である。フィルタ媒体21は 工業用フィルタ要素に使用可能な如何なるフィルタ媒体であってもよい。例えば 、'269号特許に開示されたプリーツ付きペーパーフィルタ媒体も本発明に使用可 能である。 一般に、図1及び図5において前述したような装置では、濾過機能は、濾過 する空気を要素4の外側面6に導くことによって実現される。フィルタ要素4の 内部27に達した空気が濾過される。フィルタ要素4は、濾過後の空気が通過す る通気孔28を有する。図3に見られるように、通気孔28は各エンドキャップ 19及び21に設けられている。通気孔28は、図5から最も詳しく分るように 、取付け時にヨークアセンブリ9の部分の延長部を提供する。 図3は、フィルタ要素4の断面図である。図2及び図3に示される特定装置 にあっては、フィルタ媒体21は、プリーツ付きペーパー製の円筒形延長体24 から成る。要素4は、内側及び外側ライナ30、31をそれぞれ有する。内側及 び外側ライナ30、31は、第1及び第2エンドキャップ19、20の間を延び る。フィルタ媒体21は、従来通りに内側及び外側ライナ30、31間に配置さ れる。図3に示すような好適な構成では、内側及び外側ライナ30、31は、フ ィルタ要素工業界で広く知られた多孔材で構成される。典型的に、これらの部材 は、円筒状に形成された多孔金属シートまたは膨張金属スクリーンを含む。 続けて図3を参照するに、第1エンドキャップ19は媒体21の端部35を 被覆する。エンドキャップ19は、フィルタ媒体21及びライナ30、31が植 設されたポリマー材で構成される。一般に、エンドキャップ19に含まれるポリ マー材は、フィルタ要素の組み立て時に流動してエンドキャップ19に近接する フィルタ要素成分を接着する。 使用時にフィルタ要素のエンドキャップに加わる力に耐えられ、汚染空気に 晒された際に一体性を維持でき、フィルタ要素をクラッシュ可能にするポリマー 材が本発明に使用可能である。一般に、本発明によるフィルタ要素を“クラッシ ュが容易”と記載した場合、フィルタ要素が、その中央長手軸に対してほぼ直角 に加わる力、つまり図3の矢印39の方向の力によって比較的簡単にクラッシュ できることを意味する。好ましくは要素は、機械的クラッシャを使用してもよい が、希望により、人がその上にのるか、踏み付けることによって簡単にクラッシ ュできるようになっている。好ましくは、150ポンドの体重の人が、フィルタ 要素の上にのるか、踏み付ける程度の力で、容易に潰れるような素材でフィルタ 要素を構成する。典型的に、本発明のフィルタ要素は、(クラッシュ力が付加さ れる方向に測定した場合の)潰れたフィルタの寸法が原寸法の3分の1以上にな らないように潰れる。従って、必要により、汚染された工業サイズのフィルタ要 素3つを1個の55ガロンドラム缶または樽で輸送することも可能である。しか し、破壊しない場合、工業サイズのフィルタ要素は55ガロンドラム缶にたった 1個しか入らない。 各種のポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイ ロン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリビニリデン、ポリアミドイミド 及びこれらの混合物が、本発明のフィルタ要素のエンドキャップのポリマー材と して使用可能である。好ましくは、柔軟なポリウレタンフォームが使用される。 エンドキャップ19の好適な素材としては、ミシガン州のWyandotteにあるBASF Corp.のハイドロフルオロカーボン(HFC)吹き込みBASF I-35453R 樹脂な どのウレタンポリマー材がある。また、BASFから入手可能な同じ密度を有す る水吹込み樹脂も利用可能である。特に、使用するポリウレタンは、立方フィー ト当たり約14〜12ポンド(lbs/ft3)の成形密度及び約10〜40の硬さ、シ ョアA、を有する最終製品に処理される。最適なポリウレタンは、BASF Corp.製 のI-35453R樹脂とI-3050Uイソシアナートで形成された材料から成る。この材料 は、I-35453R樹脂100に対してI-3050Uイソシアナート36.2(重量)の混 合比で混合される。典型的に、I-35453R樹脂の比重は1.04(8.7ポンド/ ガロン)であり、I-3050Uイソシアナートの比重は1.20(10ポンド/ガロン )である。これらの素材は、典型的にハイダイナミックせん断ミキサ(high dyn amic shear mixer)混合される。成分温度は典型的に約70〜95°Fであり、 成形温度は約115〜135°Fである。 図3に示される特定の装置において、エンドキャップ19はシールリング3 6を有する。シールリング36は第1エンドキャップ19の第1外側面37から 外方(軸方向)に延びている。更に詳細には、好適なシールリング36は第1外 側面37の一部として成形される。エンドキャップ19、フィルタ媒体21及び 内側ライナ30は、集合的に(図3に示される複数の通気孔28の1つから成る )中央通気孔38を形成する。フィルタ要素4は、通気孔37に位置するスライ ド構造体40を有する。スライド構造体40は、図3の拡大図である図4を参照 するとわかりやすい。 図4において、スライド構造体40は中央取付けリム41を備える。中央取 付けリム41は、(一部が通気孔28の一つから成る)通気孔38の内側に配置 されており、図5に詳細に示されるようにフィルタ要素がヨークアセンブリ9上 にスライド嵌合するときにフィルタ要素4とヨークアセンブリ9との間に係合面 を提供する向きになっている。特に、中央取付けリム41は、取付け時にヨーク アセンブリ9とスライド係合する向きとされたスライド面42を有する。図示の 構成において、スライド面42は、円形(または環状)であり、好ましくは、取 付けを容易にするためヨークアセンブリ9とのスライド係合時に比較的低い摩擦 係数を提供し、かつスライド作用によって損傷を受け難い材料で構成される。 スライド構造体40は、フィルタ要素4の構成及び形状の維持を促進する機 能も果たす。スライド構造体40がない場合、フィルタ要素4は変形して本来の 形状を失う。例えば、クラッシュ可能な材料で形成されたいくつかのフィルタ要 素は、輸送時に、また、フィルタ要素の設置及び取り外しの際に変形し易い。 スライド構造体40は、シールリング36を支持し、プリーツ状フィルタ媒 体35の最上部周囲に良好なシールを提供する機能も果たす。スライド構造体4 0を備えないいくつかのフィルタ要素構造において、エンドキャップに含まれる 流動性ポリマー材は、フィルタ媒体の最上部の周囲に充分なシールを提供しない こともあり、従って不十分なシール周辺から漏れが起こり得る。 以下の詳細な説明から分るように、中央取付けリム41は、好ましくはポリ スチレンなどの硬質プラスチックまたはポリマー材で構成され、従って比較的硬 く、滑らかな材料がスライド面42として機能する。典型的に、また、好ましく は、スライド構造体40は全体をこのような材料で形成される。 図4に示される特定装置において、スライド構造体40は、これを所定位置 に固定するため形成時にエンドキャップ19内に練り込まれる端部43を有する 。 図10は、図4に類似する部分拡大断面図である。しかし図4とは異なり、 図10は、シールリング36がどのように作用するかを示すため、シールリング 36とシール接触するフィルタ要素4またはハウジング面11等の構造体44を 示す。構造体44は、例えば図5のハウジング面11または隣接するフィルタ要 素の端部であってもよい。図10に示されるように、シールリング36は、フィ ルタ要素4がヨークアセンブリ9上の所定位置に取付けられ、固定された際に加 わる圧縮力に耐えられるように構成されている。一般に、シールリング36は、 適正に圧縮されてシールを形成するように構成されている。シールリング36は 、好ましくは、上部46からシールリング36に加わる圧縮力がシールリング3 6のベース47に分散されるように構成される。(図示の特定実施例において、 頂部46は丸められており、例えば円形半径として形成される。下記の例の場合 は、0.125インチの半径になよう形成されている。) シールリング36の ベース47は、好適にはエンドキャップ19の一部として成形される。このため 、ベース47を介して分散した圧縮力はエンドキャップ19に吸収される。しか し、シールリング36の広いベース47は、リング36がエンドキャップ19の 残部と係合した場合、圧縮力をエンドキャップ19の広い範囲に分散せしめ、従 って圧縮力がフィルタ媒体21またはライナ30、31の一部の狭い範囲に集中 して加わることはない。これは、構造的一体性の維持の助けとなる。図4に最も 詳細に示され、以下でより詳細に説明するように、スライド構造体40及び特に 端部43は、シールベース47に幾分の横方向の支持を与える。 図3において、フィルタ要素4は、第1エンドキャップ19に類似する第2 エンドキャップ20を有する。しかし、図示した特定要素の場合、第2エンドキ ャップ20はリング36に類似するシールリングを備えていない。第2エンドキ ャップ20は、フィルタ要素4をダストコレクタまたはエアフィルタ装置の所定 位置に固定するいかなる構造体でシールしてもよい。例えば、図5に示されるよ うに、フィルタ要素4aは、フィルタ要素4bによって所定位置に固定され、シ ールされる。従って、フィルタ要素4aの第2エンドキャップ20は、フィルタ 要素4b(図5では見えない)のシールリング36によってシールされる。この ため、第2エンドキャップはシールリングを備える必要がない。 これに代えて、フィルタ要素4は、ダストコレクタ又はフィルタ装置に含ま れる固定機構によって所定位置に固定(従ってシール)してもよい。より具体的 に、図5に示したように、フィルタ要素4bの第2エンドキャップ20はリテー ナ8によってシールされている。リテーナ8は、これに取着されたシールリング を有するか、さもなければO−リングがリテーナ8と部材46の間に設けられる 。従って、図示した特定の実施例の場合、第2エンドキャップ20にシールリン グを設ける必要はない。第2エンドキャップ20は、フィルタ媒体21とライナ 30、31が植設されたポリマー材で構成される。第1エンドキャップ19と同 様に、第2エンドキャップ20の好適な材料は、柔軟なポリウレタンポリマー材 である。実際、両エンドキャップに同じ材料を使用することができる。 図3の特定実施例において、エンドキャップ20、フィルタ媒体21および 内側ライナ30は、集合的に(部分的に図3の中央通気孔28の1つから成る) 通気孔48を形成する。フィルタ要素4は、通気孔48内に配置された第2スラ イド構造体50を有する。スライド構造体50はスライド構造体40に類似する 。従って、スライド構造体50は、通気孔48内に位置する中央取付けリム51 を有し、フィルタ要素4が、図5に示すように、ヨークアセンブリ9にスライド 係合した際にヨークアセンブリ9とフィルタ要素4の係合のためのスライド面5 2を提供する向きとされている。スライド面52は、好適にはスライド面42同 様、取付けを容易にするため、ヨークアセンブリ9との係合する際の摩擦係数が 低い材料で構成される。実際、典型的かつ好適な用途において、スライド構造体 40及び50は全く同一である。 好適な実施例において、スライド構造体40及び50は、フィルタ要素4が 廃棄に先立ってクラッシュされる際に(図3の矢印39で示される横方向の力に よって)極めて簡単に潰れる或はクラッシュするような構成になっている。簡単 に潰れるようにするため、スライド構造体40、50は、比較的薄くし、フィル タ要素4の破壊時に容易に潰れるような素材で作製される。更に、エンドキャッ プ19、20も、その適正機能を果たし得る一方で、フィルタ要素4の廃棄に先 立つクラッシュが容易となる厚さ及び材料で形成される。前述の材料がこれに適 している。 スライド構造体40及びこれに類似するスライド構造体50は、図6〜8に より詳細に示されている。図6は、スライド構造体40の斜視図である。図7は スライド構造体の底面図であり、図8はスライド構造体の平面図である。図6及 び図7は本発明の好適なスライド構造体が、中央取付けリム41の近傍と、底面 55の下側にスタンドオフ、即ち、孤立部54を有することを示す。 図4及び図7から、孤立部54が本発明のフィルタ要素4の製造をいかにし て促進するかが分る。特に、孤立部54には、成形過程で内側ライナ30が係合 する。換言すると、エンドキャップ19がポリマー材から成形される際、スライ ド構造体40並びに内側及び外側ライナ30、31は、それぞれフィルタ媒体2 1と共にモールド中、及び、エンドキャップのポリマー材中に配置される。孤立 部54は、ライナ30を支持するとともに、処置時にエンドキャプがポリマー内 へ延びるのを防止する。 同様の機能が、スライド構造体40の最外側リム或はリング56によってフ ィルタペーパー24に対して与えられる。図4において、この外側リム56は、 フィルタ媒体21の端部35と係合した状態を断面で示されている。フィルタ媒 体21がフィルタペーパー24であるとき、リム56は、モールド中で処置され る際にフィルタペーパーの端部35が抜け落ちるの防止する。従って、本発明の スライド構造体40の面の特徴は、本発明のフィルタ要素4の成形を容易にする 。 ベース47で消費された圧縮力を吸収するための任意の広いベースを提供し 、また、シールリング36の最上部46の圧縮力の消費を促進するには、ベース 47の断面巾をシールリング36の最上部46の断面巾より大きくすればよいこ とを本件発明者等は発見した。この断面巾の違いは、図4及び図10に最も詳し くしめされている。(従来の多くのシールリングの断面は円形であるか、矩形で ある。円形のものでは、シールリング36が圧縮された際に圧縮力を消費するベ ースの巾が不十分になる。) 代替的に、いくつかの従来のシールリングは、矩形断面を有し、この断面が 均一巾になっている。このタイプのシールリングは、圧縮力消費のためには十分 に広いベースを有するが、最上巾はシールのための接触点に圧縮力を集中させる のに十分な程度に狭くすることができない。 最適には、シールリング36は、広いベース及び狭い最上部の双方の利点を 提供するため3角形断面を有する。特に、ベース47の巾は、少なくとも0.5 インチである。好ましくは、少なくとも1:1の高さ対巾比を使用する。実際、 1:1の比が好適である。好適な三角形断面は、“側辺”60、61(図4)が 同一角度若しくは傾斜で上方に延びて形成されるものである。例として説明した 好適実施例では、直角から15.89°の角度を使用した。 また、典型的に、かつ好適には、リング36の高さは、空気清浄作用時の圧 縮によって約50%圧縮するよう設定される。シールリング36の高さは、必要 に応じて変化させてもよい。しかし、本用途のような典型的用途にあっては、断 面視のシールリング36の高さは約0.50インチである。 前述したように、投棄に先立って簡単にクラッシュできるフィルタ要素4を 提供すると便利かつ有益である。これにより、1つ以上のフィルタ要素を55ガ ロン樽またはドラム缶に入れることができる。その上、平均的な人によって破壊 できることで、時間及び設備の節約にもなる。このため、最適には、フィルタ要 素は、150ポンド以上の体重の人が破壊することができる。図9はクラッシュ 誤のフィルタ要素4の端面図である。エンドキャップ19、スライド構造体40 及びシールリング36は、全て容易にクラッシュできる厚さの材料で形成されて いる。 本発明の数々の特徴及び利点を、本発明の構造及び機能と共に詳細に説明し てきたが、これらは単なる例示である。添付のクレームが表わされた表現の広義 の意味における本発明の思想の範囲内で細部、特に各部の形状、サイズおよび構 成に変更が可能である。例えば、本発明のフィルタ要素は、図示のごとき好適な 実施例のように円筒形である必要はない。また、フィルタ要素の高さおよび外周 寸法も変更可能である。米国特許出願第08/371,809号の例 本件発明者は、以下のような寸法及び材料の本発明による円筒形工業サイズ のフィルタ要素4を開発した。このフィルタ要素4は、エンドキャップ19の最 上面37から第2エンドキャップ20の底部までを測定した長さが26インチで あった。フィルタ要素は、断面円形で、外形が約14.04インチである。上部 及び下部エンドキャップ19及び20は、円筒形であり、BASF Corp.製のハイド ロフルオロカーボン吹込みBASF I−35453R樹脂を含むポリウレタン 材で成形した。上部エンドキャップ19には、断面が三角形のシールリング36 が含まれる。また、シールリング36のベース47から最上部46までの距離は 約1/2インチである。ベース47の幅と高さの比率は1:1である。 円形のスライド構造体40を中央通気孔38内に配置した。このスライド構 造体40は円形中央取付けリム41及びスライド面42を有する。このリムは、 縁部で端部43の遠方に.008インチ先細とされた0.6インチの厚さを有す る。スライド構造体40は、フィルタ要素4がヨークアセンブリ9に対してスラ イド着脱された際にスライド面42がヨークアセンブリ9と接触するように中央 通気孔28内に配置されている。また、スライド構造体40は、フィルタ要素4 がヨークアセンブリ9にスライド着脱された際に第1エンドキャップ19がヨー クアセンブリ9と接触しないように配置されている。スライド面42は、金属ヨ ークアセンブリ9に対するフィルタ要素4の容易なスライド着脱を可能とする材 料で形成した。特にポリスチレンを使用した。より具体的に、スライド構造体4 0は Huntsman Chemical Corporation(ハンツマン社)製のグレード333ハイ インパクトポリスチレンで成形した。このハイインパクトポリスチレンは、ハン ツマン社の製品仕様書によれば、約15 Rockwell[M](Mohs scale)のかたさ 有する。リム41の内径は、媒体ライナ面の組立て成形過程でライナガイドとし て使用した。 第1エンドキャップ内にはインナライナ30、アウタライナ31及びプリー ツ付きペーパーフィルタ媒体24を取り込んだ。使用したフィルタ媒体21は、 一定の場合はセルロースであり、他の場合にはドナルドソン社(Donaldson Co., Inc.)の協力の下で開発され、Ultra Web(商標登録)又はUltra-Tech(商標登録) と称して市販されている合成媒体である。プリーツ付きペーパーフィルタ24は 片側をインナライナ30で、もう一方の側をアウタライナ31で、上部を第1エ ンドキャップ19で、底部を第2エンドキャップ20で、それぞれ被覆した。 第2エンドキャップ20は第1エンドキャップに類似する。しかしながら、 第2エンドキャップ20はシールリング36を備えてない。スライド構造体50 はスライド構造体40と同一であった。 フィルタ要素は、ドナルドソン社のDownflo(登録商標)またはTD(登録商標 )エアフィルタ装置に搭載され、適正に作用した。より具体的には、DF及びD FTモデルまたはTD 1150-6210モデルのフィルタ装置が本発明のフィルタ要素 を搭載可能である。 改良点および更なる発見 米国優先親出願第08/371,809号の出願日以降も、前述した親出願に記載の原 理に基づく装置に対する評価及び実験が実施された。これらの評価は好適な構成 及び原理に関する新たな認識をもたらした。この項では、これらの評価及び原理 について説明する。 図1〜10に関連して説明したように、多くの用途において本発明のフィル タ要素は円筒形であり、対向する第1及び第2エンドキャップを備える。本発明 による図3のスライド部材、リング部材または支持構造体40が、上述のように 配置された各エンドキャップに包含される。一般に、エンドキャップの少なくと も1個は、図10のリング36のような環状シールリングを有する。使用時、フ ィルタ要素が図5のチューブシート或は構造体11に対してシールされ、シール リング36がチューブシート中に孔或は空気排出口(孔)を形成する。このこと は、図5では、ヨーク12の各支柱をチューブシート11の清浄空気排出口の周 囲に配置した状態で、ヨーク12を要素4aを配置することによって表される。 多くの従来の工業用フィルタ装置において、使用時にフィルタ要素がシール されるチューブシート或は面は、垂直に、或は(図1に示されるように)垂直か ら若干の角度をつけて配置される。従って、チューブシートと共に取付けられた 各種のフィルタ要素は、水平方向に、或は水平より幾分下向き(図1)に角度を つけて配置される。この場合の“水平”は、実質的に円筒形の要素を伴う場合に フィルタ要素の長手中央軸の延長方向を示す。本書において“水平”という用語 は、垂直チューブシートへの、或は図1におけるような垂直から幾分傾斜したチ ューブシートへの要素の取付けを表現すべく使用する。 このような装置において、“汚染空気”取入れ口は、時としてフィルタ要素 の上方、つまり、例えば図1で参照符号2で示すハウジングの最上部に位置する 。これは、一般的に、円筒状フィルタ要素の最上面に、つまり使用時に入口2に 向く要素の外側面の一部に沿う負荷(付着物)の偏りが存在することを意味する 。粒子物付着後のフィルタ要素の粒子分布を調べたところ、最上部の汚染空気取 入口へ直接向かう円筒形フィルタ要素の周外側面の1/3のところに付着物がた くさん付着するとわかった。このように、典型的な使用において、フィルタ要素 に付着する付着物は均一ではなく、上記の領域に最もたくさん付着する。図11 は、円筒状フィルタ要素60の概略図である。この概略図において、符号61で 示され、かつ仮想線62で画成される領域は、使用時に微粒子の付着が最も多い 上部1/3部分或は120°円弧部分を示す。 この様にフィルタ要素上に不均一に粒子物が付着すると、要素を円形断面か ら変形させる応力が発生する。更に、要素が水平或はほぼ水平に取付けられてい るため、要素の重量、特に付着物によって増大した重量が、付着が均一であった としても原形状を変形してしまうことがある。 フィルタ要素がその原形状から大きく変形すると、要素とチューブシートと の間のシール部からの漏れが発生し得る。これは、要素が円形から変形しようと する際に(図10の符号36で示す)シールリング一部が巻いてしまって漏れが 起こるからである。更に、シールリング36が係合するチューブシートの一部と 清浄空気排出のためのチューブシートの開口との間の距離が比較的短くなるよう にシールリングが排気口を包囲すると、僅かな変形量でシールリングが排気孔に 重なってしまい、シールが不十分になってしまう。 これに関しては、図12に注目されたい。図12はミネソタ州ミネアポリス のドナルドソン社から入手可能な従来のTORIT(登録商標)、Downflo(登録商標)な どの工業用フィルタハウジングのチューブシート孔の形状を示す。チューブシー トは符号68で示されている。孔69は直線部分70と曲線部分71によって形 成される。ヨークを支持するガイドロッドまたは支柱はそれぞれ符号73、74 及び75で示される。従来の装置では、曲線部分78が最上部となり、チューブ シート68は垂直又はほぼ垂直向きになる。チューブシート68は、図1に符号 80で示される壁の一部である。 再び図12を参照するに、符号85で示される、即ち線86と87の間の円 形領域は、フィルタ要素上のシールリング36の円形カーブを示しており、これ がシールのためチューブシート68に圧接する。カーブ87と孔69の緑部、即 ちカーブ78との間の距離は、典型的な場合で約0.25〜0.75インチであ る。従って、一定の場合、フィルタ要素が十分に変形し、シールリングがカーブ 85から下方に約0.25〜0.5インチ変形すると、漏れが起こる。図13に は、このような変形の例が概略的に示されており、線91と92の間の領域96 は、変形後のシールリング36の位置を反映している。図12及び13において 、参照符号100は、フィルタ要素60の外周面、つまり図3のエンドキャップ 19の外周面301を示す。外周面100は、図13に符号101で示されるよ うに、シールリングの変形と同様に変形する。 一般に、フィルタ要素エンドキャップが前述した柔軟なポリウレタン材で作 製される時、またフィルタ要素が少なくとも約1〜3フィートの長さで、外径が 約10〜15インチ、内径が5〜10インチである時、またフィルタ要素が図1 2及び13に概略的に示されるようにチューブシートに取付けられた場合に支持 構造体或は(図4の)スライドリング40が前述したポリスチレン材で作製され ている時(また図4のスライドリング面43が幅0.25〜0.5インチ、厚さ 0.10〜0.2インチである時)に、要素をその重量が大きく増加する、例え ば3〜6倍になるまで使用すると、漏れが起こる。従って、この章で述べた特定 材料を使用した場合、フィルタ要素の交換が必要になるまでの使用寿命が所定よ りも短くなってしまう。これは、フィルタ要素が良好に機能しないことを意味す るわけではなく、実際に極めて良好に作用する。しかし、フィルタ要素の有効期 限が所定よりも短くなるのである。 加えて、本発明のフィルタ要素が適用されるタイプの集塵装置は、しばしば 、有害物質を伴う工業生産作業に使用される。これらの作業の多くは、クリーニ ングする面に“吹き付け”られ、次いで集塵装置に取り込まれてフィルタ要素に 付着する鉛ショットを使用する装置のクリーニングを伴う。この吹き付けショッ トは比較的重く、比較的短い期間内にフィルタ要素の自重を実質的に大きくする 。 これは問題をさらに悪化させる。 ドナルドソン社のTORIT(登録商標)Downflo(登録商標)ユニットを(長さ約2 6インチ、外径11〜13インチ、内径約8.5〜9.5インチのフィルタ要素 を用いて)実地試験したところ、フィルタの寿命に達しずに、フィルタ要素の重 量が13ポンド(清浄)から80ポンド(付着)に増大するまで汚染物を蓄積で きると分った。これらの典型装置では、寿命は、チューブシートの圧力降下が水 6〜7インチまで流動が制限されるまでの使用としばしば定義される。また、実 地試験は、増加した重量の約75%が、図11に関連して説明したように、上部 の1/3(上側120°円弧部)に付着することも示している。 市販のドナルドソン社TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)ダストコレクタに 関する分析は、試験要素上のシールリングの位置及び装置内の通気孔の寸法によ り、フィルタが非付着カーブから下方(図13)へ約0.5インチを越えて歪ん だ時に漏れが生じるという結果を示した。この0.5インチの歪みは、図12及 び13のシールリング85の上部半円110の歪み、または図12及び13のフ ィルタ要素の外周面100の上部半円111の歪みのいずれか、または両方の歪 みを考慮して測定する。 この結果、フィルタ要素、特に前述のような装置に使用するフィルタ要素の 好適なデザイン基準は、装置がチューブシートに対してシールされた際にシール リング(或はフィルタ要素の外周面)の位置が、付着なしのときの姿勢から(5 0ポンドの付着物が要素の長手方向上部1/3に沿って付着した時に)約0.5 インチ以上歪まないようにすることである。 好適ないくつかの比較的大きい装置において、一定の好適要素(図4)のシ ールリング136(図22)は、要素121の内側穴120から遠ざかり、外周 面122に向かう(図4に示される)位置から更に約0.10〜0.30インチ 程度離れたところに設置される。このことは図22に示されている。この意味で 、内側穴120からのシールリングの距離といった場合、エンドキャップの残部 と係合するシールリングの基部或は縁部から内側穴の縁部までの距離のことであ る。図4に置いて、内側穴は符号300で示し、フィルタ要素外周面は301で 示す。図22を参照するに、上記のような大型装置の好適実施例において、スラ イド構 造体若しくは支持構造体140の肩部、リングまたは棚部143(又は図4の4 3)は、好ましくはシールリング136の近傍まで延びるまで膨張する。このよ うにシールリング136の外径を増大させることにより、典型的なTORIT(登録商 標)Downflo(登録商標)チューブシート中の空気排出孔から少し大きな距離だけ移 動するので、使用時に起こる変形が漏れを発生させる可能性はずっと減少する。 スライド構造体140は、好ましくは、内側穴121から外周面122(図 11)までフィルタ要素の巾の約25%以上にわたって延びる硬質部材(肩部ま たは棚部143)を含まず、従って前述したように約150ポンドの力によるク ラッシュが実質的な抵抗を受けない。好ましくは、支持構造体140内の棚部1 43の好適な幅は、0.2〜0.7インチの範囲であり、より好ましくは0.2 〜0.5インチであり、最適には0.4〜0.45インチ以下である。 150ポンドの重量または150ポンドの人が上にのるか、踏み付けること によって破壊できる能力を付与せずに、使用時の歪みに対する抵抗を高めるため には、スライド構造体または支持リング40を従来のポリスチレンより強度のあ る材料にすることが好ましいと分った。ガラス充填ナイロンの実験結果は、他の 材料の使用も可能であるが、現在のところこれが好適な材料であることを示した 。使用可能と分った1つの材料は、ベイ・レジン社(Bay Resin Co.of Millingt on,MD 21651)の商品で、カタログ#PA11G20の20%(重量)ガラス充填ナイロ ン6/6である。同じ製造業者の40%ガラス充填ナイロン6/6による実験も 、成功を納めた。一般に、このような材料で支持リング140を形成した場合、 実質的な変更なしで、樹脂供給者の指示条件の下で成形可能である。少なくとも 15%ガラス充填、好ましくは20〜40%ガラス充填ポリマー、特にナイロン が好ましいであろう。 変形性を決定する室内試験法が開発された。この試験法では、MTSシステ ムズ社(MTS Systems Corp.,Stoughton MA 02072)のシンテック部門から入手可 能なシンテック・コンピュータ・システムを採用した。試験時、フィルタ要素を TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)アセンブリに類似する3脚ヨークアセンブリ にスライド装着し、図12及び13に示される2:00、6:00及び10:0 0位置に配置した。力が要素の1/3上部に付加された際に試験要素が実際 に2:00及び10:00位置にのみ載るのが確認された。これは、通常のダス トコレクタ設置時に遭遇する力を模擬するものである。試験時、力はフィルタ要 素の上部、つまり図11の位置61に対して付加された。力及び距離は、シンテ ック装置のコンピュータで自動的に記憶された。 要素クラッシュ力を試験する際、3脚アセンブリは取外し、力のレベルを記 録しながら、フィルタ全体を7.5インチまで潰した。これらのテストの目的は 、このフィルタ要素が、150〜200ポンド以上の力をかけることなく最終的 に7.5インチクラッシュできることを立証することである。“7.5インチク ラッシュ”という表現は、要素が十分に潰れて“外径”または厚さが、クラッシ ュ前より7.5インチ減少することを意味する。 工学的データは、TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)装置のためのフィルタ の半径方向の強度を高める最善の総合解決策がインサートリングまたはスライド 構造体40(または140)に起因していることを示す。努力はインサート40 の製造に傾けられた。このインサート40は、試験実施時、フィルタの1/3上 部に沿う少なくとも50ポンドの長手方向の力に耐えられ、その位置におけるシ ールリング(言い換えると、その位置におけるフィルタ要素の外側リム)が0. 5インチ以上歪むことがない。上述の20%ガラス充填ナイロン6/6がこの条 件に適合すると分った。 また、ドナルドソン社のTORIT(登録商標)Downflo(登録商標)ダストコレクタ モデル DFT2-8の試験もおこなった。フィルタの上部へ重量をかけることにより 、重量を10ポンド増分でフィルタ要素に付加した。歪曲値を記録した。フィル タが50ポンド以上の重量を受けても、歪みが0.5インチ以下になるよう設計 すればよい。ここで、“0.5インチ以下の歪み”という表現は、50ポンド負 荷の下での最上点における、実質的に水平に取付けられたフィルタ要素の外側リ ム(或はシールリング)の一部の、負荷がかけられていない位置から下方への歪 みを意味する。約80ポンドの力が付加されて歪みが全くない(つまり0.5イ ンチ以下である)のが好ましく、約100ポンドの負荷がかけられても歪みが全 くないのが最適である。もちろん、この装置は150〜200ポンドの体重の人 によって容易にクラッシュできるようにする。 いくつかの好適な構成 本発明の譲受人であるドナルドソン社は、本書に記載される原理を利用する 、TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)IおよびDownflo(登録商標)IIに好適な工 業用エアフィルタ装置を開発した。 両装置において、フィルタ要素は、好ましくは、上述し、米国優先親出願No .08/371,809号に記載された好適な内側ライナと、外側ライナと、フィルタ材と 、柔軟なポリウレタンエンドキャップとから成る。親出願の図1に示されるDown flo(登録商標)I装置において、シールリング36の外側縁部は、フィルタ要素 の内側穴から約0.3インチにある。フィルタ要素の外径は約11インチであり 、内径は約9.5インチである。フィルタ要素の長さは約26インチである。こ の装置のための好適なスライド構造体40または内側リングが図14〜17に示 されている。好適な特徴及び寸法を以下の2段落で説明する。 図14において、構造体40は、約8.43インチの内径と、約9インチの 外径を有する。図15の断面図を参照するに、棚部200の幅は約0.3インチ であり、符号201における棚部の厚さは約0.125インチである。使用時に エンドキャップの内側穴をカバーするリム202のサイズまたは深さは、好適に は約0.5インチである。 図17を参照するに、部分210の厚みは、好ましくは約0.06インチで あり、部分211は好ましくは半径約0.06インチに成形される。 図14〜17の好適なリング40は、前述した20%ガラス充填ナイロン6 /6で成形される。 Downflo(登録商標)IIフィルタ要素の構成は、Downflo(登録商標)Iにくらべ て内径が約1インチ大きく、長さはほぼ同じである。この装置は外径が大きく、 約14インチである。好適にはDownflo(登録商標)Iと同じ材料で構成されるが 、内径は上述のものである。肩部リングまたは棚部は、Downflo(登録商標)IIがD ownflo(登録商標)Iより約0.12インチ広く、従ってDownflo(登録商標)IIの ほうが多少丈夫である。図18〜21は、Downflo(登録商標)IIのためのスライ ド構造体140を示す。この特徴及び寸法は以下の通りである。 図18を参照するに、内径は約9.43インチである。外径は約10.24 インチである。 図19において、肩部或は棚部240の幅は約0.42インチである。領域 241の厚さは約0.125インチである。エンドキャップの内側穴と境をなす リム242の深さは、好適には約0.5インチである。 図21において、領域250及び構造251は、図17の領域210及び構 造体211のものと同様じ厚み(及び半径)を有する。 以上の説明から明らかなように、本発明に基づく好適な構成は、以下の特徴 を有する。 (1) 両エンドキャップは、容易に圧縮できる柔軟なポリウレタン素材、又は これに類似する材料から成る。 (2) 上記の構成は、約150ポンド程度の体重の人、典型的及び好適には、 フィルタ要素の長手方向に付加される150〜200ポンドの重量で潰れる材料 で構成される。 (3) 好適には硬質構成ではなく、幾らか柔軟な(圧縮可能な)ポリウレタン フォームまたはこれに類似する柔軟な材料が、内側穴から外周面まで、フィルタ 要素エンドキャップを完全に横断して延びている。 (4) 好適にはスライド構造体または内側リング(つまり、図面のリング40 または140)が、ほぼ水平に取付けられたフィルタ要素に約50ポンドの重量 がかけられたとき、また更に好適には約80〜100ポンドの力がかけられても 、フィルタ要素の上面が下方に向けて約0.5インチ以上歪まないようにフィル タ要素の歪みに充分に抵抗できる素材で構成される。 (5) リング構造体は、各種の材料で構成可能であるが、好適な材料はガラス 充填ナイロンであり、特に20%〜40%ガラス充填ナイロンである。 (6) 本構成は、チューブシート又はこれに類似する構造体に対して軸方向の シールを形成するためエンドキャップの1個の一部として成形されたシールリン グを有する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月24日 【補正内容】 明細書 フィルタ要素 発明の分野 本発明はエアフィルタに関し、詳細にはエアフィルタ要素に関する。 発明の背景 様々な産業において、空気又は処理ガスから微粒子を濾過するための濾過シ ステムが使用されている。例えば、生産工程において発生する微粒子は、工場内 の空気中から除去することが必要とされる。これらの濾過システムは、基本的に 少なくとも1つの、微粒子の捕獲に有効なフィルタを中間部に備えたフィルタ要 素を有する。これらのフィルタ要素およびその使用については、米国特許第4, 209,310号、同第4,218,227号および同第4,395,269号 にその例が記載されている。 多様なフィルタ要素が公知となっている。一般的にフィルタ要素はその使用 期間に限度がある。一方、使用期限をすぎたフィルタは、除去及び交換の必要が ある。フィルタ要素を交換した場合の、使用済みのフィルタ要素の廃棄には、金 銭も手間もかかる。 典型的な使用済みフィルタ要素は、その使用場所において廃棄する他はない 。使用済みフィルタ要素が、有害物質によって汚染されている場合、その廃棄は 、害のない物質によって汚れているものより、更に複雑で費用がかかる。例えば 、有害物質によって汚染されたフィルタ要素は、だいたいにおいて、地方の埋立 地で処理することはできない。これらのフィルタ要素は、有害廃棄物用投棄場、 或はその他の有害廃棄物処理手段を用いて処理するのが一般的である。 一般に、工業用フィルタ要素は輸送が困難な大きくてかさばる物品である。 そのサイズ及び形状が故、また、フィルタ要素上に集められた物質による汚染を 抑制したいという要望から、汚染された工業用フィルタは0.206立方メート ル(55ガロン) のドラム缶で輸送するのが標準である。時には0.206立方 メートル(55ガロン) のドラム缶1個で1個のフィルタ要素しか輸送できない ようなサイズのものもある。使用したフィルタ要素毎に0.206立方メートル (55ガロン) のドラム缶または樽を入手し、これを輸送するには費用がかかり 、費用効率が悪い。 米国優先親出願に記載された発明の概要 米国親出願に開示された発明は、エアフィルタ装置内のヨークアセンブリに 取付けられるフィルタ要素に関する。このフィルタ要素は、一般に、中央通気孔 及び第1スライド構造体を有する。前記スライド構造体は、円形とされ、硬質プ ラスチックで形成される。前記スライド構造体は中央取付けリムを有する。この リムは、フィルタ要素をエアフィルタ装置のヨークアセンブリに搭載した際にそ のヨークアセンブリ上をスライドする向きになるように中央通気孔内に配置され る。中央取付けリムは、円形スライド面を形成し、このスライド面は、フィルタ 要素がヨークアセンブリに対してスライド式に嵌合/離脱した時にヨークアセン ブリに当接する。 親出願の開示によれば、好ましくは第1スライド構造体は、この発明による フィルタ要素の第1エンドキャップ内に配置される。また、第2スライド構造体 は、フィルタ要素の第2エンドキャップ内に配置される。好適には、これらのエ ンドキャップは、柔軟で、圧縮可能なポリマー材で構成される。好適には、前記 エンドキャップの摩擦係数(即ち、ヨークとスライド係合した際に示すエンドキ ャップの摩擦係数)は、スライド構造体の一部であるスライド面の摩擦係数より 大きい。第1エンドキャップは、好ましくはその内部にシールリングを有する。 前記シールリングは、一般に三角形断面を有する。 改良の概要 更なる研究の結果、優先親米国出願のものに関連するいくつかの好適な構造 体が開発された。フィルタ要素は、好ましくはスライドリングが支持構造体から 成っており、もってフィルタ要素は、22.675kg(50ポンド)、好適に は36.28〜45.35kg(80〜100ポンド)の荷重の下で円形から 27cm(0.5インチ) 以上変形することがない。このような目的に用いられ る好適な支持構造体は、ガラス充填ポリマー材であり、最適にはガラス充填ナイ ロンである。この材料は、好適には少なくとも15重量%、最適には約20〜4 0重量%のガラスが充填されている。かくして、変形に対する抵抗は、チューブ シートなどの面に軸方向に封止されたフィルタ要素に荷重がかかった際に発揮さ れる。この評価技術を以下に示す。 本書で説明する技術は、広範なフィルタ要素に適用可能である、この技術は 、外径が少なくとも25.4cm(10インチ)(フィルタ要素を覆うエンドキ ャップの外径)、内径が少なくとも12.7cm(5インチ)(エンドキャップ の中の通気孔の内径)、長さが少なくとも25.4cm(10インチ)、典型的 には50.8〜76.2cm(20〜30インチ)の円筒形のフィルタ要素への 応用に特に適する。例えば外径が約25.4〜38.1cm(10〜15インチ 、内径が約12.7〜25.4cm(5〜10インチ)、長さが約50.8〜 76.2cm(20〜30インチ) が本書に記載する技術に容易に適合する。そ の他のサイズの要素への適用も以下の説明から自明である。 好適にはフィルタ要素は、エンドキャップ上のシールリングを有し、典型的 で好適な装置にあってはシールリングは、第1エンドキャップの外周方向の、第 1エンドキャップ中央通気孔から約0.508〜1.778cm(0.2〜0. 7インチ) (典型的には0.25〜0.55インチ)のところに位置する。これ により、市販装置に、漏れリスクを許容範囲内に抑えた、便利で効果的なシール を実現する。上記寸法は、TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)およびDownflo(登 録商標)IIなどの市販ユニットに使用する要素のために特に開発されたものであ る。 好適な構成において、第2支持構造体或はスライド構造体は第2エンドキャ ップ中に配置されている。 図面の簡単な説明 様々な工業界では、工業過程で発生するダスト若しくは他の粒子物を含む空 気またはその他のガスを濾過するシステムが必要とされている。典型的に、この 種の空気清浄装置またはダストコレクタは、清浄空気排出口と、汚染空気吸込口 と、少なくとも一つのフィルタ要素と、フィルタ要素のハウジングと、フィルタ 要素をハウジングに取付けるための支持構造体を有する。一定の場合、連続清浄 (即ち、ハウジングからフィルタ要素を取外さずに周期的に空気清浄を行う)装 置が使用される。このタイプのダストコレクタ若しくは空気清浄装置の例として は、1980年8月19日付でRobert.E.Freyに付与された米国特許第4,218,227号(以下 '227号特許)がある。'227号特許の明細書を参照してその記載を本書に含めるこ ととする。 上記並びにその他のダストコレクタ及び空気清浄システムへのフィルタ及び フィルタ要素の使用を容易にするため、これらの要素が短時間に処理できるガス 量を減らさずにそのフィルタ要素及びフィルタのサイズを下げる努力が重ねられ た。極端に大きなフィルタ要素及びフィルタは、かさばって取り扱いに不便であ り、設置及び交換が困難である。要素及びフィルタのサイズ減少努力の例が、19 80年6月24日付でJames Berkhoelに付与された米国特許第4,209,310号(以下'310 特許)に記載されている。'310号特許の明細書を参照してその記載を本書に含め る。この種の工業用フィルタ要素のサイズを下げる努力は有効ではあったが、単 一要素の輸送に0.206立方メートル(55ガロン)のドラム缶1本を必要と するような大きさの要素しか開発できなかった。 1983年7月26日付でFrederick Schulerに付与され、参照によって本書に含め た米国特許第4,395,269号は、第4,209,310号特許のフィルタ要素の使用について 記載している。このフィルタ要素の取付けは、フィルタアセンブリ内に要素を支 持するヨークまたはヨークアセンブリに滑り込ませることによって行う。フィル タ要素の交換が必要になったとき、ヨークアセンブリからフィルタ要素を取り外 してこれを廃棄する。 米国特許第4,209,310号及び米国特許第4,395,269号に記載されるタイプのフ ィルタ要素は、廃棄が容易でないものの典型であり、その理由の1つはフィルタ 要素廃棄のための破壊が容易でないことである。従って、使用済みフィルタ要素 は、通常、工業環境から投棄場所まで0.206立方メートル(55ガロン)の ドラム缶に入れて輸送する。典型的に、ドラム缶一本で要素1個しか輸送できな い。これは、各要素に含まれる構成材料がスペース確保のためにクラッシュし難 いからである。 多くの場合、クラッシュし難くするフィルタ要素の構成部材はエンドキャッ プである。特に、工業用フィルタ装置の多くに利用されるフィルタ要素は金属製 のキャップを採用している。金属製エンドキャップは、比較的高い圧縮力を付加 できる特別な装置なしでクラッシュするのは難しい。(エンドキャップ材として 硬質プラスチックを使用した場合も同じ様な問題に遭遇する。) 金属製エンド キャップほどは硬くない材料をエンドキャップに採用することにより、金属製エ ンドキャップの問題を回避することを想起するかもしれない。しかし、問題は依 然として残る。 特に、例えば米国特許第4,395,269号に開示されるような形式のヨークアセ ンブリにフィルタ要素をスライド着脱するとき、スライド作用または取付け作用 は、エンドキャップとヨークアセンブリ部分との間のスライド接触を伴う。スラ イド作用時に係合するエンドキャプとヨークアセンブリ部分の両方が金属製(或 は硬質プラスチック製)である場合、取付けまたはスライドは比較的容易に実現 する。つまり、エンドキャップとヨークの金属間の摩擦係数が、手の力で容易に 克服できる程に低い。即ち、組立て時に互いに係合するエンドキャップ部分及び ヨーク部分は概ね滑らかである。 しかし、エンドキャップの金属を、簡単にクラッシュできる柔らかくて圧縮 可能なポリマー材に代えた場合、スライド時或は取付け時のフィルタ要素とヨー クアセンブリとの係合は、ポリマー材とヨークアセンブリ材との間のスライド係 合を伴う。ポリマー材が柔らかいゴム系材である場合、 (1)スライド係合がエンドキャップを容易に損傷し、 (2)ゴム系材が(ヨークとともに)高摩擦係数を示し、スライド作用に 抵抗する。このため、要素の所定位置への設置及びシールが困難になる。米国特許出願第08/371,809号の有効な構成 米国特許出願第08/371,809号は、好適なフィルタ要素構造を提供する。この 好適な構造は、(1)米国特許出願第4,395,269号に記載されるような、フィルタ要 素部分が取付け時にヨーク部分に沿ってスライドするタイプのヨークアセンブリ への取付けが簡単で、(2)使用後のフィルタ要素を廃棄のためクラッシュし易い ことである。特に、比較的柔らかくて高摩擦のポリマー材を、そのシール能力、 構成し易さ、クラッシュし易さといった利点をエンドキャップに活かしている。 同時に、フィルタ要素は、比較的に柔軟かつ圧縮可能なポリマーエンドキャップ 材が、ダストコレクタへの要素の取付け及び取外し時に、ヨーク又はハウジング の部分とのスライド係合(接触)から保護されるようにする構成を備える。 特定の好適実施例にあっては、フィルタ要素は、その使用場所である工場そ の他の施設において、必要により、特別な器具を用いずにクラッシュできるよう になっている。この特徴は、フィルタ要素の構成時に、平均労働者の体重でクラ ッシュする材料を使用することで達成される。つまり、フィルタ要素は、労働者 がその上に乗るか、踏みつけることによって簡単に潰れる。本発明によって提供 される特定の構成のものは、体重が68.025kg(150ポンド)の労働者 がそのフィルタ要素を踏むか、その上で飛び跳ねると簡単に潰れる。 図1の参照符号1は、米国特許出願第08/371,809号に記載のフィルタ要素を 含むダストコレクタまたはエアフィルタ装置を示す。フィルタ要素が図2〜図9 を参照して本書で説明するごとくなっている点を除き、装置1は、概ね米国特許 第4,395,269号に記載の通りである。汚染空気または処理ガスは、汚濁空気吸込 口2からダストコレクタ1に入り、濾過された空気またはガスは、清浄空気排出 口3から排出される。図1は、フィルタ要素4が見えるようにハウジング5の一 部を切り欠いて示す側面図である。空気またはガスから濾過若しくは集塵された 微粒子の大部分は、フィルタ要素4から落下し、漏斗状ハウジング5aに集めら れて除去される。図1には8個のフィルタ要素4が示されており、その中の2つ に符号4a及び4bが付されている。 図1の装置は、基本的に“前方流”フィルタ要素4である。従って、濾過さ れる空気は、各フィルタ要素4にその内側のフィルタ媒体を通り、フィルタ要素 に加わる力、つまり図3の矢印39の方向の力によって比較的簡単にクラッシュ できることを意味する。好ましくは要素は、機械的クラッシャを使用してもよい が、希望により、人がその上にのるか、踏み付けることによって簡単にクラッシ ュできるようになっている。好ましくは68.025kg(150ポンド)の体 重の人が、フィルタ要素の上にのるか、踏み付ける程度の力で、容易に潰れるよ うな素材でフィルタ要素を構成する。典型的に、本発明のフィルタ要素は、(ク ラッシュ力が付加される方向に測定した場合の)潰れたフィルタの寸法が原寸法 の3分の1以上にならないように潰れる。従って、必要により、汚染された工業 サイズのフィルタ要素3つを1個の0.206立方メートル(55ガロン)ドラ ム缶または樽で輸送することも可能である。しかし、破壊しない場合、工業サイ ズのフィルタ要素は0.206立方メートル(55ガロン)ドラム缶にたった1 個しか入らない。 各種のポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイ ロン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化ポリビニリデン、ポリアミドイミド 及びこれらの混合物が、本発明のフィルタ要素のエンドキャップのポリマー材と して使用可能である。好ましくは、柔軟なポリウレタンフォームが使用される。 エンドキャップ19の好適な素材としては、ミシガン州のWyandotteにあるBASF Corp.のハイドロフルオロカーボン(HFC)吹き込みBASF I-35453R 樹脂な どのウレタンポリマー材がある。また、BASFから入手可能な同じ密度を有す る水吹込み樹脂も利用可能である。特に、使用するポリウレタンは、立方フィー ト当たり約14〜12ポンド(Ibs/ft3)の成形密度及び約10〜40のショアA 硬さを有する最終製品に処理される。最適なポリウレタンは、BASF Corp.製のI- 35453R樹脂とI-305OUイソシアナートで形成された材料から成る。この材料は、I -35453R樹脂100に対してI-305OUイソシアナート36.2(重量)の混合比で 混合される。典型的に、I-35453R樹脂の比重は1.04(8.7ポンド/ガロン )であり、I-3050Uイソシアナートの比重は1.20(10ポンド/ガロン)であ る。これらの素材は、典型的にハイダイナミックせん断ミキサ(high dynamic s hear mixer)混合される。成分温度は典型的に約21.1〜35℃(70〜95 °F) であり、成形温度は約46.1〜57.2℃(115〜135°F)であ る。 は、スライド構造体40は全体をこのような材料で形成される。 図4に示される特定装置において、スライド構造体40は、これを所定位置 に固定するため形成時にエンドキャップ19内に練り込まれる端部43を有する 。 図10は、図4に類似する部分拡大断面図である。しかし図4とは異なり、 図10は、シールリング36がどのように作用するかを示すため、シールリング 36とシール接触するフィルタ要素4またはハウジング面11等の構造体44を 示す。構造体44は、例えば図5のハウジング面11または隣接するフィルタ要 素の端部であってもよい。図10に示されるように、シールリング36は、フィ ルタ要素4がヨークアセンブリ9上の所定位置に取付けられ、固定された際に加 わる圧縮力に耐えられるように構成されている。一般に、シールリング36は、 適正に圧縮されてシールを形成するように構成されている。シールリング36は 、好ましくは、上部46からシールリング36に加わる圧縮力がシールリング3 6のベース47に分散されるように構成される。(図示の特定実施例において、 頂部46は丸められており、例えば円形半径として形成される。下記の例の場合 は、0.3175cm(0.125インチ)の半径になるよう形成されている。 )シールリング36のベース47は、好適にはエンドキャップ19の一部として 成形される。このため、ベース47を介して分散した圧縮力はエンドキャップ1 9に吸収される。しかし、シールリング36の広いベース47は、リング36が エンドキャップ19の残部と係合した場合、圧縮力をエンドキャップ19の広い 範囲に分散せしめ、従って圧縮力がフィルタ媒体21またはライナ30、31の 一部の狭い範囲に集中して加わることはない。これは、構造的一体性の維持の助 けとなる。図4に最も詳細に示され、以下でより詳細に説明するように、スライ ド構造体40及び特に端部43は、シールベース47に幾分の横方向の支持を与 える。 図3において、フィルタ要素4は、第1エンドキャップ19に類似する第2 エンドキャップ20を有する。しかし、図示した特定要素の場合、第2エンドキ ャップ20はリング36に類似するシールリングを備えていない。第2エンドキ ャップ20は、フィルタ要素4をダストコレクタまたはエアフィルタ装置の所定 位置に固定するいかなる構造体でシールしてもよい。例えば、図5に示されるよ 最適には、シールリング36は、広いベース及び狭い最上部の双方の利点を 提供するため3角形断面を有する。特に、ベース47の巾は、少なくとも0.5 インチである。好ましくは、少なくとも1:1の高さ対巾比を使用する。実際、 1:1の比が好適である。好適な三角形断面は、“側辺”60、61(図4)が 同一角度若しくは傾斜で上方に延びて形成されるものである。例として説明した 好適実施例では、直角から15.89°の角度を使用した。 また、典型的に、かつ好適には、リング36の高さは、空気清浄作用時の圧 縮によって約50%圧縮するよう設定される。シールリング36の高さは、必要 に応じて変化させてもよい。しかし、本用途のような典型的用途にあっては、断 面視のシールリング36の高さは約1.27cm(0.50インチ)である。 前述したように、投棄に先立って簡単にクラッシュできるフィルタ要素4を 提供すると便利かつ有益である。これにより、1つ以上のフィルタ要素を0.2 06立方メートル(55ガロン) 樽またはドラム缶に入れることができる。その 上、平均的な人によって破壊できることで、時間及び設備の節約にもなる。この ため、最適には、フィルタ要素は、68.025kg(150ポンド)以上の体 重の人が破壊することができる。図9はクラッシュ誤のフィルタ要素4の端面図 である。エンドキャップ19、スライド構造体40及びシールリング36は、全 て容易にクラッシュできる厚さの材料で形成されている。 本発明の数々の特徴及び利点を、本発明の構造及び機能と共に詳細に説明し てきたが、これらは単なる例示である。添付のクレームが表わされた表現の広義 の意味における本発明の思想の範囲内で細部、特に各部の形状、サイズおよび構 成に変更が可能である。例えば、本発明のフィルタ要素は、図示のごとき好適な 実施例のように円筒形である必要はない。また、フィルタ要素の高さおよび外周 寸法も変更可能である。米国特許出願第08/371,809号の例 本件発明者は、以下のような寸法及び材料の本発明による円筒形工業サイズ のフィルタ要素4を開発した。このフィルタ要素4は、エンドキャップ19の最 上面37から第2エンドキャップ20の底部までを測定した長さが26インチで あった。フィルタ要素は、断面円形で、外形が約35.66cm(14.04イ ンチ) である。上部及び下部エンドキャップ19及び20は、円筒形であり、BA SF Corp.製のハイドロフルオロカーボン吹込みBASF I−35453R樹脂 を含むポリウレタン材で成形した。上部エンドキャップ19には、断面が三角形 のシールリング36が含まれる。また、シールリング36のベース47から最上 部46までの距離は約1.27cm(1/2インチ)である。ベース47の幅と 高さの比率は1:1である。 円形のスライド構造体40を中央通気孔38内に配置した。このスライド構 造体40は円形中央取付けリム41及びスライド面42を有する。このリムは、 縁部で端部43の遠方に0.0203cm(.008インチ)先細とされた1. 52cm(0.6インチ) の厚さを有する。スライド構造体40は、フィルタ要 素4がヨークアセンブリ9に対してスライド着脱された際にスライド面42がヨ ークアセンブリ9と接触するように中央通気孔28内に配置されている。また、 スライド構造体40は、フィルタ要素4がヨークアセンブリ9にスライド着脱さ れた際に第1エンドキャップ19がヨークアセンブリ9と接触しないように配置 されている。スライド面42は、金属ヨークアセンブリ9に対するフィルタ要素 4の容易なスライド着脱を可能とする材料で形成した。特にポリスチレンを使用 した。より具体的に、スライド構造体40は Huntsman Chemical Corporation( ハンツマン社)製のグレード333ハイインパクトポリスチレンで成形した。こ のハイインパクトポリスチレンは、ハンツマン社の製品仕様書によれば、約15 Rockwell[M](Mohs scale)のかたさ有する。リム41の内径は、媒体ライナ面 の組立て成形過程でライナガイドとして使用した。 第1エンドキャップ内にはインナライナ30、アウタライナ31及びプリー ツ付きペーパーフィルタ媒体24を取り込んだ。使用したフィルタ媒体21は、 一定の場合はセルロースであり、他の場合にはドナルドソン社(Donaldson Co. , 各種のフィルタ要素は、水平方向に、或は水平より幾分下向き(図1)に角度を つけて配置される。この場合の“水平”は、実質的に円筒形の要素を伴う場合に フィルタ要素の長手中央軸の延長方向を示す。本書において“水平”という用語 は、垂直チューブシートへの、或は図1におけるような垂直から幾分傾斜したチ ューブシートへの要素の取付けを表現すべく使用する。 このような装置において、“汚染空気”取入れ口は、時としてフィルタ要素 の上方、つまり、例えば図1で参照符号2で示すハウジングの最上部に位置する 。これは、一般的に、円筒状フィルタ要素の最上面に、つまり使用時に入口2に 向く要素の外側面の一部に沿う負荷(付着物)の偏りが存在することを意味する 。粒子物付着後のフィルタ要素の粒子分布を調べたところ、最上部の汚染空気取 入口へ直接向かう円筒形フィルタ要素の周外側面の1/3のところに付着物がた くさん付着するとわかった。このように、典型的な使用において、フィルタ要素 に付着する付着物は均一ではなく、上記の領域に最もたくさん付着する。図11 は、円筒状フィルタ要素160の概略図である。この概略図において、符号16 で示され、かつ仮想線62で画成される領域は、使用時に微粒子の付着が最も 多い上部1/3部分或は120°円弧部分を示す。 この様にフィルタ要素上に不均一に粒子物が付着すると、要素を円形断面か ら変形させる応力が発生する。更に、要素が水平或はほぼ水平に取付けられてい るため、要素の重量、特に付着物によって増大した重量が、付着が均一であった としても原形状を変形してしまうことがある。 フィルタ要素がその原形状から大きく変形すると、要素とチューブシートと の間のシール部からの漏れが発生し得る。これは、要素が円形から変形しようと する際に(図10の符号36で示す)シールリング一部が巻いてしまって漏れが 起こるからである。更に、シールリング36が係合するチューブシートの一部と 清浄空気排出のためのチューブシートの開口との間の距離が比較的短くなるよう にシールリングが排気口を包囲すると、僅かな変形量でシールリングが排気孔に 重なってしまい、シールが不十分になってしまう。 これに関しては、図12に注目されたい。図12はミネソタ州ミネアポリス のドナルドソン社から入手可能な従来のTORIT(登録商標)、Downflo(登録商標)な どの工業用フィルタハウジングのチューブシート孔の形状を示す。チューブシー トは符号68で示されている。孔69は直線部分70と曲線部分71によって形 成される。ヨークを支持するガイドロッドまたは支柱はそれぞれ符号73、74 及び75で示される。従来の装置では、曲線部分78が最上部となり、チューブ シート68は垂直又はほぼ垂直向きになる。チューブシート68は、図1に符号 80で示される壁の一部である。 再び図12を参照するに、符号85で示される、即ち線86と87の間の円 形領域は、フィルタ要素上のシールリング36の円形カーブを示しており、これ がシールのためチューブシート68に圧接する。カーブ87と孔69の縁部、即 ちカーブ78との間の距離は、典型的な場合で約0.635〜1.095(0. 25〜0.75インチ) である。従って、一定の場合、フィルタ要素が十分に変 形し、シールリングがカーブ85から下方に約0.635〜1.27cm(0. 25〜0.5インチ) 変形すると、漏れが起こる。図13には、このような変形 の例が概略的に示されており、線91と92の間の領域96は、変形後のシール リング36の位置を反映している。図12及び13において、参照符号100は 、フィルタ要素60の外周面、つまり図3のエンドキャップ19の外周面301 を示す。外周面100は、図13に符号101で示されるように、シールリング の変形と同様に変形する。 一般に、フィルタ要素エンドキャップが前述した柔軟なポリウレタン材で作 製される時、またフィルタ要素が少なくとも約30.48〜91.44cm(1 〜3フィート) の長さで、外径が約25.4〜38.10cm(10〜15イン チ) 、内径が12.7〜25.4cm(5〜10インチ)である時、またフィル タ要素が図12及び13に概略的に示されるようにチューブシートに取付けられ た場合に支持構造体或は(図4の)スライドリング40が前述したポリスチレン 材で作製されている時(また図4のスライドリング面43が幅0.635〜1. 27cm(0.25〜0.5インチ) 、厚さ0.254〜0.508cm(0. 10〜0.2インチ) である時)に、要素をその重量が大きく増加する、例えば 3〜6倍になるまで使用すると、漏れが起こる。従って、この章で述べた特定材 料を使用した場合、フィルタ要素の交換が必要になるまでの使用寿命が所定より も短くなってしまう。これは、フィルタ要素が良好に機能しないことを意味する わけではなく、実際に極めて良好に作用する。しかし、フィルタ要素の有効期限 が所定よりも短くなるのである。 加えて、本発明のフィルタ要素が適用されるタイプの集塵装置は、しばしば 、有害物質を伴う工業生産作業に使用される。これらの作業の多くは、クリーニ ングする面に“吹き付け”られ、次いで集塵装置に取り込まれてフィルタ要素に 付着する鉛ショットを使用する装置のクリーニングを伴う。この吹き付けショッ トは比較的重く、比較的短い期間内にフィルタ要素の自重を実質的に大きくする 。これは問題をさらに悪化させる。 ドナルドソン社のT0RIT(登録商標)Downflo(登録商標)ユニットを(長さ約 6.04cm(26インチ) 、外径27.94〜33.02cm(11〜13イ ンチ) 、内径約21.59〜24.13cm(8.5〜9.5インチ)のフィル タ要素を用いて)実地試験したところ、フィルタの寿命に達しずに、フィルタ要 素の重量が5.9059kg(13ポンド)(清浄)から36.28kg(80 ポンド) (付着)に増大するまで汚染物を蓄積できると分った。これらの典型装 置では、寿命は、チューブシートの圧力降下が水15.24〜17.78cm( 6〜7インチ) まで流動が制限されるまでの使用としばしば定義される。また、 実地試験は、増加した重量の約75%が、図11に関連して説明したように、上 部の1/3(上側120°円弧部)に付着することも示している。 市販のドナルドソン社TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)ダストコレクタに 関する分析は、試験要素上のシールリングの位置及び装置内の通気孔の寸法によ り、フィルタが非付着カーブから下方(図13)へ約1.27cm(0.5イン チ) を越えて歪んだ時に漏れが生じるという結果を示した。この1.27cm( 0.5インチ) の歪みは、図12及び13のシールリング85の上部半円110 の歪み、または図12及び13のフィルタ要素の外周面100の上部半円111 の歪みのいずれか、または両方の歪みを考慮して測定する。 この結果、フィルタ要素、特に前述のような装置に使用するフィルタ要素の 好適なデザイン基準は、装置がチューブシートに対してシールされた際にシール リング(或はフィルタ要素の外周面)の位置が、付着なしのときの姿勢から( 2.675kg(50ポンド) の付着物が要素の長手方向上部1/3に沿って付 着した時に)約1 27cm(0.5インチ)以上歪まないようにすることであ る。 好適ないくつかの比較的大きい装置において、一定の好適要素(図4)のシ ールリング136(図22)は、要素121の内側穴120から遠ざかり、外周 面122に向かう(図4に示される)位置から更に約0.254〜0.762c m(0.10〜0.30インチ) 程度離れたところに設置される。このことは図 22に示されている。この意味で、内側穴120からのシールリングの距離とい った場合、エンドキャップの残部と係合するシールリングの基部或は縁部から内 側穴の縁部までの距離のことである。図4に置いて、内側穴は符号300で示し 、フィルタ要素外周面は301で示す。図22を参照するに、上記のような大型 装置の好適実施例において、スライド構造体若しくは支持構造体140の肩部、 リングまたは棚部143(又は図4の43)は、好ましくはシールリング136 の近傍まで延びるまで膨張する。このようにシールリング136の外径を増大さ せることにより、典型的なTORIT(登録商標)Downflo(登録商標)チューブシート中 の空気排出孔から少し大きな距離だけ移動するので、使用時に起こる変形が漏れ を発生させる可能性はずっと減少する。 スライド構造体140は、好ましくは、内側穴121から外周面122(図 11)までフィルタ要素の巾の約25%以上にわたって延びる硬質部材(肩部ま たは棚部143)を含まず、従って前述したように約68.025kg(150 ポンド) の力によるクラッシュが実質的な抵抗を受けない。好ましくは、支持構 造体140内の棚部143の好適な幅は、0.508〜1.778cm(0.2 〜0.7インチ) の範囲であり、より好ましくは0.508〜1.27cm(0 .2〜0.5インチ) であり、最適には1.016〜1.143cm(0.4〜 0.45インチ) 以下である。 68.025kg(150ポンド)の重量または68.025kg(150 ポンド) の人が上にのるか、踏み付けることによって破壊できる能力を付与せず に、使用時の歪みに対する抵抗を高めるためには、スライド構造体または支持リ ング40を従来のポリスチレンより強度のある材料にすることが好ましいと分っ た。ガラス充填ナイロンの実験結果は、他の材料の使用も可能であるが、現在の ところこれが好適な材料であることを示した。使用可能と分った1つの材料は、 ベイ・レジン社(Bay Resin Co.of Millington,MD 21651)の商品で、カタログ# PA11G20の20%(重量)ガラス充填ナイロン6/6である。同じ製造業者の4 0%ガラス充填ナイロン6/6による実験も、成功を納めた。一般に、このよう な材料で支持リング140を形成した場合、実質的な変更なしで、樹脂供給者の 指示条件の下で成形可能である。少なくとも15%ガラス充填、好ましくは20 〜40%ガラス充填ポリマー、特にナイロンが好ましいであろう。 変形性を決定する室内試験法が開発された。この試験法では、MTSシステ ムズ社(MTS Systems Corp.,Stoughton,MA 02072)のシンテック部門から入手可 能なシンテック・コンピュータ・システムを採用した。試験時、フィルタ要素を TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)アセンブリに類似する3脚ヨークアセンブリ にスライド装着し、図12及び13に示される2:00、6:00及び10:0 0位置に配置した。力が要素の1/3上部に付加された際に試験要素が実際に2 :00及び10:00位置にのみ載るのが確認された。これは、通常のダストコ レクタ設置時に遭遇する力を模擬するものである。試験時、力はフィルタ要素の 上部、つまり図11の位置61に対して付加された。力及び距離は、シンテック 装置のコンピュータで自動的に記憶された。 要素クラッシュ力を試験する際、3脚アセンブリは取外し、力のレベルを記 録しながら、フィルタ全体を19.05cm(7.5インチ)まで潰した。これ らのテストの目的は、このフィルタ要素が、68.025〜90.70kg(1 50〜200ポンド) 以上の力をかけることなく最終的に19.05cm(7. 5インチ) クラッシュできることを立証することである。“19.05cm(7 .5インチ) クラッシュ”という表現は、要素が十分に潰れて“外径”または厚 さが、クラッシュ前より19.05cm(7.5インチ)減少することを意味す る。 工学的データは、TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)装置のためのフィルタ の半径方向の強度を高める最善の総合解決策がインサートリングまたはスライド 構造体40(または140)に起因していることを示す。努力はインサート40 の製造に傾けられた。このインサート40は、試験実施時、フィルタの1/3 上部に沿う少なくとも50ポンドの長手方向の力に耐えられ、その位置における シールリング(言い換えると、その位置におけるフィルタ要素の外側リム)が .27cm(0.5インチ) 以上歪むことがない。上述の20%ガラス充填ナイ ロン6/6がこの条件に適合すると分った。 また、ドナルドソン社のTORIT(登録商標)Downflo(登録商標)ダストコレクタ モデル DFT2-8の試験もおこなった。フィルタの上部へ重量をかけることにより 、重量を10ポンド増分でフィルタ要素に付加した。歪曲値を記録した。フィル タが22.675kg(50ポンド)以上の重量を受けても、歪みが1.27c m(0.5インチ) 以下になるよう設計すればよい。ここで、“1.27cm( 0.5インチ) 以下の歪み”という表現は、22.675kg(50ポンド)負 荷の下での最上点における、実質的に水平に取付けられたフィルタ要素の外側リ ム(或はシールリング)の一部の、負荷がかけられていない位置から下方への歪 みを意味する。約36.28kg(80ポンド)の力が付加されて歪みが全くな い(つまり1.27cm(0.5インチ)以下である)のが好ましく、約45. 35kg(100ポンド) の負荷がかけられても歪みが全くないのが最適である 。もちろん、この装置は68.025〜90.70kg(150〜200ポンド の体重の人によって容易にクラッシュできるようにする。 いくつかの好適な構成 本発明の譲受人であるドナルドソン社は、本書に記載される原理を利用する 、TORIT(登録商標)Downflo(登録商標)IおよびDownflo(登録商標)IIに好適な工 業用エアフィルタ装置を開発した。 両装置において、フィルタ要素は、好ましくは、上述し、米国優先親出願No .08/371,809号に記載された好適な内側ライナと、外側ライナと、フィルタ材と 、柔軟なポリウレタンエンドキャップとから成る。親出願の図1に示されるDown flo(登録商標)I装置において、シールリング36の外側縁部は、フィルタ要素 の内側穴から約0.762cm(0.3インチ)にある。フィルタ要素の外径は 約27.94cm(11インチ)であり、内径は約24.13cm(9.5イン チ) である。フィルタ要素の長さは約66.04cm(26インチ)である。こ の装 置のための好適なスライド構造体40または内側リングが図14〜17に示され ている。好適な特徴及び寸法を以下の2段落で説明する。 図14において、構造体40は、約21.41cm(8.43インチ)の内 径と、約22.86cm(9インチ)の外径を有する。図15の断面図を参照す るに、棚部200の幅は約0.762cm(0.3インチ)であり、符号201 における棚部の厚さは約0.3175cm(0.125インチ)である。使用時 にエンドキャップの内側穴をカバーするリム202のサイズまたは深さは、好適 には約1.27cm(0.5インチ)である。 図17を参照するに、部分210の厚みは、好ましくは、約1.524cm (0.06インチ) であり、部分211は好ましくは半径約1.524cm(0 .06インチ) に成形される。 図14〜17の好適なリング40は、前述した20%ガラス充填ナイロン6 /6で成形される。 Downflo(登録商標)IIフィルタ要素の構成は、Downflo(登録商標)Iにくらべ て内径が約2.54cm(1インチ)大きく、長さはほぼ同じである。この装置 は外径が大きく、約35.56cm(14インチ)である。好適にはDownflo(登 録商標)Iと同じ材料で構成されるが、内径は上述のものである。肩部リングま たは棚部は、Downflo(登録商標)IIがDownflo(登録商標)Iより約0.12インチ 広く、従ってDownflo(登録商標)IIのほうが多少丈夫である。図18〜21は、D ownflo(登録商標)IIのためのスライド構造体140を示す。この特徴及び寸法は 以下の通りである。 図18を参照するに、内径は約23.9522cm(9.43インチ)であ る。外径は約26.01cm(10.24インチ)である。 図19において、肩部或は棚部240の幅は約1.0668cm(0.42 インチ) である。領域241の厚さは約0.3175cm(0.125インチ) である。エンドキャップの内側穴と境をなすリム242の深さは、好適には約 .27cm(0.5インチ) である。 図21において、領域250及び構造251は、図17の領域210及び構 造体211のものと同様じ厚み(及び半径)を有する。 以上の説明から明らかなように、本発明に基づく好適な構成は、以下の特徴 を有する。 (1) 両エンドキャップは、容易に圧縮できる柔軟なポリウレタン素材、又は これに類似する材料から成る。 (2) 上記の構成は、約68.025kg(150ポンド)程度の体重の人、 典型的及び好適には、フィルタ要素の長手方向に付加される68.025〜90 .70kg(150〜200ポンド) の重量で潰れる材料で構成される。 (3) 好適には硬質構成ではなく、幾らか柔軟な(圧縮可能な)ポリウレタン フォームまたはこれに類似する柔軟な材料が、内側穴から外周面まで、フィルタ 要素エンドキャップを完全に横断して延びている。 (4) 好適にはスライド構造体または内側リング(つまり、図面のリング40 または140)が、ほぼ水平に取付けられたフィルタ要素に約22.675kg (50ポンド) の重量がかけられたとき、また更に好適には約36.28〜45 .35kg(80〜100ポンド) の力がかけられても、フィルタ要素の上面が 下方に向けて約1.27cm(0.5インチ)以上歪まないようにフィルタ要素 の歪みに充分に抵抗できる素材で構成される。 (5) リング構造体は、各種の材料で構成可能であるが、好適な材料はガラス 充填ナイロンであり、特に20%〜40%ガラス充填ナイロンである。 (6) 本構成は、チューブシート又はこれに類似する構造体に対して軸方向の シールを形成するためエンドキャップの1個の一部として成形されたシールリン グを有する。 請求の範囲 1.エアフィルタ装置のヨークアセンブリに取付けるフィルタ要素であって、第 1及び第2エンドキャップと、円筒形内側ライナと、第1スライド構造体と、か ら成り、 (a)前記第1及び第2エンドキャップ(19、20)は、これらの間を延び る円筒状に配設されたフィルタ媒体(21)を有し、前記フィルタ媒体(21) は前記第1及び第2エンドキャップ(19、20)中に埋設されており、前記円 筒形に配設されたフィルタ媒体(21)は前記フィルタ要素内に円筒形内側部を 形成しており、 (i) 少なくとも前記第1エンドキャップ(19)は中央通気孔(38)を 有する軟質ポリマー材で形成されており、 (b)前記円筒形内側ライナ(30)は前記フィルタ要素の前記円筒形内側部 被覆する位置にあり、前記内側ライナ(30)は前記第1及び第2エンドキャッ プ(19、20)間を延びており、 (c)前記第1スライド構造体(40)は中央取付けリム(41)を有してお り、前記リム(41)は前記エアフィルタ装置の前記ヨークアセンブリにスライ ド係合するため、前記第1エンドキャップ(19)の前記中央通気孔内及び前記 円筒形内側ライナ(30)の内径内に位置しており、かつ、前記ヨークアセンブ リ(9)への前記フィルタ要素の設置時に前記ヨークアセンブリ(9)と前記内 側ライナ(30)及び前記第1エンドキャップ(19)との間に位置し、前記第 1スライド構造体(40)は前記円筒形内側ライナ(30)及び前記第1軟質ポ リマーエンドキャップ(19)とは別個の部材である、 ことを特徴とするフィルタ要素。 2.(a)前記第1スライド構造体(40)は硬質プラスチック構造体から成る 請求項1に記載のフィルタ要素。 3.(a)前記第1エンドキャップ(19)は第1の摩擦係数を有し、前記第1 スライド構造体(40)は第2の摩擦係数を有し、前記第2摩擦係数は前記第1 摩擦係数よりも小さい、ことを特徴とする請求項2に記載のフィルタ要素。 4.(a)前記第1スライド構造体(40)はポリスチレンから成ることを特徴 とする請求項3に記載のフィルタ要素。 5.(a)前記第1スライド構造体(40)は前記第1エンドキャップ(19) 内に埋設された端部部分(43)を有することを特徴とする請求項3に記載のフ ィルタ要素。 6.(a)前記第1エンドキャップ(19)はシールリング(36)を備える外 側面を有し、前記シールリング(36)はほぼ3角形の断面を有することを特徴 とする請求項3に記載のフィルタ要素。 7.(a)前記シールリング(36)は前記第1エンドキャップ(19)の一部 として成形されていることを特徴とする請求項6に記載のフィルタ要素。 8.(a)前記第2エンドキャップ(20)は軟質ポリマー材で形成されるとと もに、中央通気孔(28)を有し、 (b)前記要素は、第2スライド構造体(50)を有し、前記第2スライド 構造体(50)は中央取付けリム(51)を有し、前記第2スライド構造体(5 0)の前記リム(51)は、前記エアフィルタ装置の前記ヨークアセンブリ(9 )とスライド係合するため、前記第2エンドキャップ(20)の前記中央通気孔 (28)内及び前記円筒形内側ライナ(30)内に位置し、かつ前記ヨークアセ ンブリ(9)への前記フィルタ要素の設置時に前記ヨークアセンブリ(9)と前 記内側ライナ(30)及び前記第2エンドキャップ(20)との間に配置され、 (i) 前記第2スライド構造体(50)は硬質プラスチック構造体から成 り、 (ii) 前記第2エンドキャップ(20)は第3の摩擦係数を有し、前記 第2スライド構造体(50)は第4の摩擦係数を有し、前記第4摩擦係数は前記 第3摩擦係数より小さく、 (iii) 前記第2スライド構造体(50)は前記円筒形内側ライナ(30 )及び前記第2ポリマーエンドキャップ(20)とは別個の部材である、 ことを特徴とする請求項3に記載のフィルタ要素。 9.(a)前記第2スライド構造体(50)はポリスチレンから成ることを特徴 とする請求項8に記載のフィルタ要素。 10.(a)前記第2スライド構造体(50)は前記第2エンドキャップ(20 )に埋設された端部部分を有することを特徴とする請求項8に記載のフィルタ要 素。 11.(a)前記第1スライド構造体(40)は前記第1エンドキャップ(19 )を使用時に断面ほぼ円形に維持するため十分に硬質であることを特徴とする請 求項1に記載のフィルタ要素。 12.(a)前記第1スライド構造体(40)は端部リング(43)を有し、前 記端部リング(43)は、完全にではなくて部分的に、前記第1エンドキャップ (19)を横切って前記中央通気孔(38)から前記フィルタ要素(4)の外側 円筒面(6)方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ要素 。 13.(a)前記フィルタ要素(4)は、68.025kg(150ポンド)の 人の体重が圧潰力として前記フィルタ要素円筒形外側面(6)の一部に付加され た際に潰れる材料で形成されていることを特徴とする請求項12に記載のフィル タ要素。 14.(a)前記第1及び第2エンドキャップ(19、20)は、立方フィート 当たり14〜22ポンドの成形密度及び10〜40ショアA硬さを有する圧縮可 能ポリウレタンフォームで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のフ ィルタ要素。 15.(a)前記フィルタ媒体(21)はプリーツ付きペーパー媒体から成るこ とを特徴とする請求項1に記載のフィルタ要素。 16.(a)前記第1エンドキャップ(19)は前記第1エンドキャップ(19 )の一部として成形されたシールリング(36)を有する外側面を備えることを 特徴とする請求項1に記載のフィルタ要素。 17.(a)前記シールリング(36)はベース(47)と、上部(47)とを 有し、 (i) 前記ベース(47)の断面巾は前記上部(46)の断面巾よりも広 いことを特徴とする請求項16に記載のフィルタ要素。 18.(a)前記シールリング(36)は前記ベース(47)及び前記上部(4 6)で対面する一対の側部(60、61)を含むほぼ3角形の断面を有すること を特徴とする請求項17に記載のフィルタ要素。 19.(a)前記シールリングベース(47)は巾を有し、前記シールリング( 36)は前記ベース(47)から前記上部(46)まで延びる高さを有し、 (b)前記巾に対する前記高さの比は、1:1であることを特徴とする請求 項18に記載のフィルタ要素。 20.(a)前記側部(60、61)の各々は直角から15.89°の角度で延 びることを特徴とする請求項18に記載のフィルタ要素。 21.(a)前記中央取付けリム(41)は21.41cm(8.43インチ) の内径及び22.86cm(9.0インチ)の外径を有することを特徴とする請 求項1に記載のフィルタ要素。 22.(a)前記中央取付けリム(41)はポリスチレンから成ることを特徴と する請求項21に記載のフィルタ要素。 【図11】 【図22】 【図12】 【図13】 【手続補正書】 【提出日】1997年10月9日 【補正内容】 請求の範囲 1.第1及び第2エンドキャップ(19,20)と、円筒形内側ライナ(30) と、第1スライド構造体(40)と、から成り、エアフィルタ装置のヨークアセ ンブリに取付けられるフィルタ要素であって、 (a)前記第1及び第2エンドキャップ(19、20)は、これらの間を延び る円筒状に配設されたフィルタ媒体(21)を有し、前記フィルタ媒体(21) は前記第1及び第2エンドキャップ(19、20)中に埋設されており、前記円 筒形に配設されたフィルタ媒体(21)は前記フィルタ要素内に円筒形内側部を 形成しており、 (i) 少なくとも前記第1エンドキャップ(19)は中央通気孔(38)を 有する軟質ポリマー材で形成されており、 (b)前記円筒形内側ライナ(30)は前記フィルタ要素の前記円筒形内側部 被覆する位置にあり、前記内側ライナ(30)は前記第1及び第2エンドキャッ プ(19、20)間を延びており、 (c)前記第1スライド構造体(40)は中央取付けリム(41)を有してお り、前記リム(41)は前記エアフィルタ装置の前記ヨークアセンブリにスライ ド係合するため、前記第1エンドキャップ(19)の前記中央通気孔内及び前記 円筒形内側ライナ(30)の内径内に位置しており、かつ、前記ヨークアセンブ リ(9)への前記フィルタ要素の設置時に前記ヨークアセンブリ(9)と前記内 側ライナ(30)及び前記第1エンドキャップ(19)との間に位置し、前記第 1スライド構造体(40)は前記円筒形内側ライナ(30)及び前記第1軟質ポ リマーエンドキャップ(19)とは別個の部材である、 ことを特徴とするフィルタ要素。 2.(a)前記第1スライド構造体(40)は、硬質プラスチック構造体から成 る請求項1に記載のフィルタ要素。 3.(a)前記第1エンドキャップ(19)は、第1の摩擦係数を有し、前記第 1スライド構造体(40)は第2の摩擦係数を有し、前記第2摩擦係数は前記第 1摩擦係数よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルタ要素 。 4.(a)前記第1エンドキャップ(19)は、その一部として成形されたシー ルリング(36)を有する外側面を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいず れか1項に記載のフィルタ要素。 5.(a)前記シールリング(36)は、ベース(47)と、上部(46)とを 有し、 (i) 前記ベース(47)の断面巾は前記上部(46)の断面巾よりも広 いことを特徴とする請求項4に記載のフィルタ要素。 6.前記シールリング(36)は、前記ベース(47)と、前記上部(46)で 交わる一対の側部(60,61)とを含むほぼ3角形の断面を有することを特徴 とする請求項5に記載のフィルタ要素。 7.(a)前記第2エンドキャップ(20)は軟質ポリマー材で形成されるとと もに、中央通気孔(28)を有し、 (b)前記要素は、第2スライド構造体(50)を有し、前記第2スライド 構造体(50)は中央取付けリム(51)を有し、前記第2スライド構造体(5 0)の前記リム(51)は、前記エアフィルタ装置の前記ヨークアセンブリ(9 )とスライド係合するため、前記第2エンドキャップ(20)の前記中央通気孔 (28)内及び前記円筒形内側ライナ(30)内に位置し、かつ前記ヨークアセ ンブリ(9)への前記フィルタ要素の設置時に前記ヨークアセンブリ(9)と前 記内側ライナ(30)及び前記第2エンドキャップ(20)との間に配置され、 (i) 前記第2スライド構造体(50)は硬質プラスチック構造体から成 り、 (ii) 前記第2エンドキャップ(20)は第3の摩擦係数を有し、前記 第2スライド構造体(50)は第4の摩擦係数を有し、前記第4摩擦係数は前記 第3摩擦係数より小さく、 (iii) 前記第2スライド構造体(50)は前記円筒形内側ライナ(30 )及び前記第2ポリマーエンドキャップ(20)とは別個の部材である ことを特徴とする請求項3に記載のフィルタ要素。 8.(a)前記第1スライド構造体(40)は端部リング(43)を有し、前記 端部リング(43)は、前記第2エンドキャップ中央通気孔(38)から前記第 2エンドキャップ(20)の外周面に向かって前記フィルタ要素(4)の巾の2 5%以下延びていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のフ ィルタ要素。 9.(a)前記フィルタ要素(4)は、68.025kg(150ポンド)の人 の体重が圧潰力として前記フィルタ要素(4)の外側円筒面(6)の一部に付加 された際に潰れる材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいず れか1項に記載のフィルタ要素。 10.(a)前記第1及び第2エンドキャップ(19、20)は、立方フィート 当たり14〜22ポンドの成形密度及び10〜40ショアAの硬さを有する圧縮 可能ポリウレタンフォームで構成されていることを特徴とする請求項1乃至9の いずれか1項に記載のフィルタ要素。 11.(a)前記フィルタ媒体(21)はプリーツ付きのペーパー媒体から成る ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のフィルタ要素。 12.(a)前記第1スライド構造体(40)はガラスが充填されたポリマーか ら成ることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のフィルタ要素 。 13.(a)前記第1スライド構造体(40)はナイロンから成ることを特徴と する請求項1乃至12のいずれか1項に記載のフィルタ要素。 14.(a)前記シールリング(36)は前記中央通気孔(38)から1インチ (2.54cm)以下離され、前記第1エンドキャップ(19)の外周面(30 1)の方向に配置されていることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に 記載のフィルタ装置。 15.(a)前記シールリング(36)は巾が少なくとも0.5インチ(1.2 7cm)のベース(47)を有することを特徴とする請求項4乃至6及び14の いずれか1項に記載のフィルタ要素。 16.(a)前記シールリング(36)は高さ対巾の比が少なくとも1:1であ ることを特徴とする請求項4乃至6、14及び15のいずれか1項に記載のフィ ルタ要素。 17.(a)前記シールリング(36)は断面視で0.5インチ(1.27cm )の高さを有することを特徴とする請求項4乃至6及び14乃至16のいずれか 1項に記載のフィルタ要素。 18.(a)前記シールリング上部(46)は丸められていることを特徴とする 請求項4乃至6及び14乃至17のいずれか1項に記載のフィルタ要素。 19.(a)前記要素(4)は外径が少なくとも10インチ(25.4cm)で あり、 (b)前記第1エンドキャップ(19)の前記中央通気孔(38)は少な くとも5インチ(12.7cm)の直径を有し、 (c)前記要素は少なくとも10インチ(25.4cm)の長さを有する ことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載のフィルタ要素。 20.(a)前記内側ライナは金属ライナであることを特徴とする請求項1乃至 19のいずれか1項に記載のフィルタ要素。 21.(a)外側円筒形ライナ(31)を含む請求項1乃至20のいずれか1項 に記載のフィルタ要素。 22.(a)前記外側ライナ(31)は金属製であることを特徴とする請求項2 1に記載のフィルタ要素。 23.(a)前記第1スライド構造体端部リング(43)は0.2乃至0.5イ ンチ(0.508乃至1.27cm)の範囲内の巾を有することを特徴とする請 求項8に記載のフィルタ要素。 24.(a)前記第2スライド構造体(50)は端部リング(143)を有し、 前記端部リング(143)は、前記第2エンドキャップ中央通気孔(38)から 前記第2エンドキャップ(20)の外周面に向かって前記フィルタ要素(4)の 巾の25%以下延びていることを特徴とする請求項7に記載のフィルタ要素。 25.(a)前記第2スライド構造体端部リング(143)は0.2乃至0.5 インチ(0.508乃至1.27cm)の範囲内の巾を有することを特徴とする 請求項24に記載のフィルタ要素。 26.(a)前記第1スライド構造体(40)は前記中央取付けリム(41)に 隣接する孤立部(54)を備える底面(55)を有することを特徴とする請求項 1乃至25のいずれか1項に記載のフィルタ要素。 27.(a)前記第1スライド構造体(40)は成形時にフィルタ媒体の支持体 として作用する向きとされた外側リム(56)を含むことを特徴とする請求項1 乃至26のいずれか1項に記載のフィルタ要素。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BR,CA,CN,J P,MX (72)発明者 バーグソン、マイケル・エス アメリカ合衆国 52136 アイオワ、クレ スコ、セカンド・ストリート・ウエスト 757 (72)発明者 バーテルズ、ドラン・デー アメリカ合衆国 52136 アイオワ、クレ スコ、ジレット・アヴェニュ 617 (72)発明者 ジョンソン、ブルース・エー アメリカ合衆国 55042 ミネソタ、レイ ク・エルモ、ハイランド・コート 5720 (72)発明者 シュメイチェル、スティーブン・デー アメリカ合衆国 55075 ミネソタ、イン バー・グローブ・ハイツ、サウス・ロバー ト・トレイル 9500

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.エアフィルタ装置のヨークアセンブリに取付けるフィルタ要素であって、 (a)中央通気孔を有する柔軟ポリマー材製エンドキャップと、 (b)第1スライド構造体と、から成り、前記スライド構造体は中央取付けリ ムを有しており、前記リムは前記中央通気孔内に配置されるとともに、前記フィ ルタ要素の設置時に前記エアフィルタ装置の前記ヨークアセンブリとスライド係 合する向きとされていることを特徴とするフィルタ要素。 2.エアフィルタ装置に取付けられて通気孔の周囲に軸方向シールを達成するフ ィルタ要素であって、 (a)第1及び第2エンドキャップと、 (i) 前記第1エンドキャップが中央通気孔を内部に有することと、 (b)前記第1及び第2エンドキャップに埋設され、両エンドキャップ間を延 びるフィルタ媒体と、 (c)中央リム及び端部肩部を有し、前記第1エンドキャップ上に配置された 第1支持構造体と、前記中央リムが前記第1エンドキャップ内の前記中央通気孔 を被覆する向きになっていることと、 (i) 前記端部肩部が、前記第1エンドキャップ上に前記中央通気孔に近 接配置されるとともに、全体ではなく部分的に前記第1エンドキャップを横切っ て前記中央通気孔から前記フィルタ要素の外周面方向に延びていることと、 (d)前記フィルタ要素が150ポンドの体重の人によって潰れるような材料 からなっていること、を特徴とするフィルタ要素。 3.(a)前記第1支持構造体が成形プラスチックから成ることを特徴とする請 求項2に記載のフィルタ要素。 4.(a)前記第1支持構造体がガラス充填ポリマー材から成ることを特徴とす る請求項3に記載のフィルタ要素。 5.(a)前記第1支持構造体が20乃至40重量%のガラス充填ナイロンから 成ることを特徴とする請求項4に記載のフィルタ要素。 6.(a)前記第1支持構造体は、0.5インチ以上の歪みが発生しないように 前記第1エンドキャップが50ポンドの負荷の下での歪みに充分抵抗できるよう 十分に硬質であり、 (i) 変形に対する前記抵抗は、前記フィルタ要素がチューブシートに取 付けられ、これに対して前記エンドキャップが軸方向にシールされた際に評価さ れることを特徴とする請求項2に記載のフィルタ要素。 7.(a)前記第1及び第2エンドキャップが円形で、前記フィルタ要素が円筒 形であることを特徴とする請求項6に記載のフィルタ要素。 8.(a)前記円筒形要素は、少なくとも10インチの外形、少なくとも5イン チの内径及び少なくとも10インチの長さを有することを特徴とする請求項7に 記載のフィルタ要素。 9.(a)前記円筒形要素は、内側穴及び前記内側穴を被覆する内側ライナを有 し、前記内側ライナは、金属から成り、前記第1及び第2エンドキャップ間を延 びていることを特徴とする請求項7に記載のフィルタ要素。 10.(a)前記第1及び第2エンドキャップ間を延びる金属製外側ライナを含 むことを特徴とする請求項9に記載のフィルタ要素。 11.(a)前記第1エンドキャップは、シールリングを有する外側面を含み、 前記シールリングは、ほぼ3角形の断面を有することを特徴とする請求項10に 記載のフィルタ要素。 12.(a)前記シールリングは、前記第1エンドキャップ中央孔から0.2イ ンチのところに配置されていることを特徴とする請求項11に記載のフィルタ要 素。 13.(a)前記シールリングは、前記第1エンドキャップの成形部分であるこ とを特徴とする請求項12に記載のフィルタ要素。 14.(a)前記第1エンドキャップは、シールリングを有する外側面を有し、 前記シールリングは、ほぼ3角形の断面を有することを特徴とする請求項7に記 載のフィルタ要素。 15.(a)前記第2エンドキャップは、中央通気孔を有することを特徴とする 請求項2に記載のフィルタ要素。 16.(a)中央リムと、端部肩部とを有する第2支持構造体を含み、前記第2 支持構造体は、前記第2エンドキャップ上に配置され、 (i) 前記中央リムは、前記第2エンドキャップの前記中央通気孔を被覆 する向きとされ、前記端部肩部は、前記中央通気孔の近傍の前記第2エンドキャ ップの一部に配置されており、前記第2円形構造体端部肩部は、完全にではなく 部分的に前記中央通気孔から前記フィルタ要素の前記外周面方向に前記第2エン ドキャップを横切って延びていることを特徴とする請求項15に記載のフィルタ 要素。 17.エアフィルタ装置のヨークアセンブリに取付けるフィルタ要素であって、 第1及び第2エンドキャップと、円筒形内側ライナと、第1スライド構造体と、 から成り、 (a)前記第1及び第2エンドキャップは、これらの間を延びる円筒形に配 設されたフィルタ媒体を有し、前記フィルタ媒体は、前記第1及び第2エンドキ ャップに埋設されており、前記円筒形に配設されたフィルタ媒体は、前記フィル タ要素内に円筒形内部を形成し、 (i) 少なくとも前記第1エンドキャップは、中央通風孔を有する柔軟ポ リマー材から成り、 (b)前記円筒形内側ライナは、前記フィルタ要素の前記円筒形内部を被覆 するよう配置されており、前記内側ライナは、前記第1及び第2エンドキャップ 間を延びており、 (c)前記第1スライド構造体は、中央取付けリムを有しており、前記リム は、前記エアフィルタ装置の前記フィルタ要素とスライド係合するため前記第1 エンドキャップの前記中央通気孔内及び前記円筒形内側ライナ内に配置され、前 記フィルタ要素の前記ヨークアセンブリへの設置時に前記ヨークアセンブリと前 記内側ライナ及び前記第1エンドキャップとの間に配置され、 (i) 前記第1スライド構造体は、硬質プラスチック構造から成り、 (ii) 前記第1エンドキャップは第1の摩擦係数を有し、前記第1スラ イド構造体は第2の摩擦係数を有し、前記第2摩擦係数は前記第1摩擦係数より も小さく、 (iii) 前記第1スライド構造体は前記円筒形内側ライナ及び前記柔軟ポ リマー製第1エンドキャップとは別個の部材である、 ことを特徴とするフィルタ要素。 18.(a)前記第1スライド構造体は、前記第1エンドキャップに植設された 端部部分を有することを特徴とする請求項17に記載のフィルタ要素。 19.(a)前記第2エンドキャップは、柔軟ポリマー材から成るとともに、中 央通気孔を有し、 (b)前記要素は、第2スライド構造体を有し、前記第2スライド構造体は 、中央取付けリムを有し、前記第2スライド構造体の前記リムは、前記エアフィ ルタ装置の前記ヨークアセンブリとスライド係合するため前記第2エンドキャッ プの前記中央通気孔内及び前記円筒形内側ライナ内に配置され、前記ヨークアセ ンブリへの前記フィルタ要素の設置時、前記ヨークアセンブリと前記内側ライナ 及び前記第2エンドキャップとの間に配置され、 (i) 前記第2スライド構造体は、硬質プラスチック構造体から成り、 (ii) 前記第2エンドキャップは第3の摩擦係数を有し、前記第2スラ イド構造体は第4の摩擦係数を有し、前記第4摩擦係数は、前記第3摩擦係数よ りも小さく、 (iii) 前記第2スライド構造体は、前記円筒形内側ライナ及び前記柔軟 ポリマー製第2エンドキャップとは別個の部材である、 ことを特徴とする請求項17に記載のフィルタ要素。 20.(a)前記第2スライド構造体は、前記第2エンドキャップに植設された 端部部分を有することを特徴とする請求項19に記載のフィルタ要素。 21.エアフィルタ装置のヨークアセンブリに取付けられて通気孔の周囲にシー ルを形成するフィルタ要素であって、第1及び第2エンドキャップと、フィルタ 媒体と、円筒形内側ライナと、第1円形構造体と、から成り、 (a)前記第1及び第2エンドキャップは、立方フィートあたり14〜22 ポンドの成形密度及び10〜40のショアAかたさを有する圧縮可能ポリウレタ ンフォームで構成され、 (i) 前記第1エンドキャップは内部に中央通気孔を有し、 (b)前記フィルタ媒体は、前記第1及び第2エンドキャップに埋設されて 両者間を延びており、前記フィルタ媒体は、円筒形に配設されて前記フィルタ要 素内に円筒形内部を画成し、 (c)前記円筒形内側ライナは、前記フィルタ要素の前記円筒形内部を被覆 するよう配置されており、前記内側ライナは、前記第1及び第2エンドキャップ プ間を延びており、 (d)前記第1円形構造体は、中央取付けリムおよび端部リングを有し、前 記第1円形構造体は、前記第1エンドキャップ上に配置されており、前記中央取 付けリムは、前記第1エンドキャップ内の前記中央通気孔を被覆する向きとされ 、前記端部リングは、前記中央通気孔の近傍の前記第1エンドキャップの一部に 配置されており、前記第1円形構造体端部リングは、全面的にではなく部分的に 、 前記中央通気孔から前記フィルタ要素の外側円筒面方向に前記第1エンドキャッ プを横切って延びており、 (i) 前記第1円形構造は、使用時に前記フィルタ要素第1エンドキャッ プを断面ほぼ円形に維持するため十分に硬質であり、 (e)前記フィルタ要素は、150ポンドの人の体重が前記フィルタ要素円 筒形外側面の一部にクラッシュ力として付加された際にクラッシュする材料で形 成されている、 ことを特徴とするフィルタ要素。 22.(a)前記第2エンドキャップは、その内側に中央通気孔を有しているこ とを特徴とする請求項21に記載のフィルタ要素。 23.(a)中央取付けリムと端部リングを有する第2円形構造体を含み、前記 第2円形構造体は、前記第2エンドキャップ上に配置され、 (i) 前記中央取付けリムは、前記第2エンドキャップ内の前記中央通気 孔を被覆する向きとされ、前記端部リングは、前記中央通気孔の近傍の前記第2 エンドキャップの一部に配置されており、前記第2円形構造体端部リングは、全 体的にではなく部分的に、前記中央通気孔から前記フィルタ要素の前記外側円筒 面方向に前記エンドキャップを横切って延びており、 (A) 前記第2円形構造体は、使用時に前記フィルタ要素第2エンドキャ ップを断面ほぼ円形に維持するため十分に硬質とされている、 ことを特徴とする請求項22に記載のフィルタ要素。 24.(a)前記第1及び第2円形構造体は、それぞれ成形プラスチックから成 ることを特徴とする請求項23に記載のフィルタ要素。 25.(a)前記フィルタ媒体は、プリーツ付きペーパー媒体から成ることを特 徴とする請求項24に記載のフィルタ要素。
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