JPH11500505A - 掘削機の掘削刃のための磨耗組立品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗組立品は、小突出部と磨耗部材と錠とを具備する。その小突出部（２４）は、掘削機に固定され、Ｔ字形連結用構造体を画成する。そのアダプター（１０）は、後方へ延在する装着用脚部（５４）と前方に延在する作業用端部（５６）とを具備する。その脚部は、小突出部のＴ字形連結用構造体の上に受容されるよう適合させられたＴ字形溝孔を具備する。アダプターの脚部は、錠（２６）を受容する開口部をさらに具備する。錠（２６）は、アダプター（１０）と小突出部（２４）との間に存在するかも知れないどのような緩みをも除去するため、調整用組立品（９２）を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】 掘削機の掘削刃のための磨耗組立品発明の分野 本発明は、掘削装置の掘削刃のための磨耗組立品、詳しくは、そのような掘削 装置に機械的に取り付けるアダプターに関する。発明の背景 複数の掘削用の歯および他の磨耗部材は、シャベル(bucket)の掘削刃および他 の掘削装置と一緒に長い間装着され、地面を掘り起こし、掘削作業の能率を上げ てきた。良くわかるように、掘削刃と一緒に使用される磨耗部材は、しばしば過 酷な作業状況下に置かれ、このため激しい磨耗を受け易い。 頻繁な交換を必要とする部品の寸法を最小にするために、複数の掘削用の歯は 、通常、一体的に接続される複数の部品として形成する。１枚の掘削用の歯は、 普通、アダプターと、尖端部部と、尖端部をアダプターに固着するための固定ピ ンからなる。アダプターは、掘削機の掘削刃に取付けるために形成する後部装着 用端部と、尖端部を装着するために前方に突出する先端部とを有する。その尖端 部は、土壌に突入する前方端部と、アダプターの先端部に受容されるように適合 差せられた後方に開口する受け口とを設けられた先細部材である。その尖端部は 、非常に頻繁に磨耗するが、アダプターもまた、磨耗を受け易く、定期的に交換 される。良くわかるように、アダプターは、掘削機に堅固に固着可能で、使用中 歯の望まれていない喪失を防止するだけでなく、野外で作業員が容易に取外し可 能で且つ据付可能であることが望ましい。 アダプターのような磨耗部材をシャベルの掘削刃に固着するため、多くの異な った解決法が、開発されてきた。Hahnに対する米国特許第4,577,423 号は、シャ ベルの縁部に溶接するアダプターの例を提供している。予想どおり、溶接は、シ ャベルにアダプターを堅固に取り付けるように機能する。しかしながら、溶接し たアダプターの交換は、通常、野外よりもむしろ店舗で行われる。そのように溶 接したアダプターを取外し、据え付けるためには、所要時間と障害とが必須であ るので、重要な抑止力となることがわかる。 Hahn他に対する米国特許第4,267,653 号は、機械的に取付けるアダプターの例 を説明している。この特許で分かるように、機械的に取付けるアダプターは、し ばしば、Ｃ字形の締め金および楔の組み合わせにより、シャベルに保持される。 その楔は、アダプターをシャベルに堅固に保持するために、締め金とアダプター の間に極めて堅固に取付けられなければならない。通常、その楔は、打撃を重い 大ハンマーで繰り返して、組立品に中にはめ込まれる。良くわかるように、この ことは、特に最後の少しばかりの運転をやり遂げるため、組立品の装着を必要と する野外の作業員にとって面倒で、時間のかかる仕事である。さらに、堅固には め込まれた楔でも、しばしば重い荷重を受けて緩んでくるので、このため、歯を 喪失する危険もある。最後に、これらの組立品は、シャベル縁部に形成する孔が 必要であり、それにより、縁部の強度と完全性とが減少する。 Jones に対する米国特許第5,088,214 号は、磨耗部材をシャベルの縁部に機械 的に取付けるためのもう１つの実施態様を開示している。この構成によれば、磨 耗部材は、シャベルの縁部に溶接するＴ字形小突出部に嵌合するように滑らされ る。硬い固定用ブロックが、磨耗部材の上部に画成される開口部内に取付けられ 、磨耗部材が縁部から望ましくない移動をすることを防止する。この構成により 、シャベル縁部の孔を形成することを避けれるが、この構成が、すべての形式の 磨耗部材をどのような種類のシャベルにでも取付けて使用するのに適していると いうわけではない。例えば、傾斜した縁部を設けられた大きなシャベルは、ある 状況下では、装着用組立品に中に不安定状態を引き起こすかもしれない大きな力 を、アダプターに生じさせる傾向がある。さらに、その組立品は、磨耗部材と小 突出部との間に存在するかも知れない緩みを除去することについての手段が欠け ている。発明の概要 本発明の磨耗組立品は、磨耗部材を溶接する必要なしに、あるいは、好ましい 構成において、孔を掘削機の刃に形成する必要なしに、磨耗部材を掘削機の掘削 刃に堅固に固着することができる。その上、その組立品は、充分な安定性を有し 、アダプターを傾斜面を持って形成されるシャベル縁部に充分に支持する。それ でもやはり、磨耗組立品の耐久性にもかかわらず、磨耗部材の交換が必要になっ た時、さらに容易に取外しまたは据付を行うことができる。 本発明の一態様によれば、磨耗組立品は、掘削機に固定される小突出部に解放 可能に取付ける磨耗部材を具備する。その磨耗部材は、掘削機の前面刃の上で後 方へ延在する脚部を具備する。Ｔ字形構造体が、小突出部に取付けるため、脚部 の内面に沿って形成される。磨耗部材および小突出部の補足し合うＴ字形連結用 構造体は、荷重を受けて磨耗部材が強制的に移動させられることを防止する。ま た、磨耗部材は、使用時に加えられる荷重に耐えるため、前部および後部の支承 面を有する。 本発明のもう一つの態様では、小突出部が、掘削機と向かい合って位置する第 １面と、磨耗部材を受容するためＴ字形連結用構造体を形成する第２面とから形 成される。さらに、小突出部は、磨耗部材を支えるための前部支承面と、磨耗部 材の移動を防止するため錠部材と接するための後部支承面とを具備する。好まし い構成において、締付け部は、第１面と一緒に形成され、掘削機の前部掘削刃の 周りを包み込む。 本発明のもう一つの態様によれば、錠を受容するための開口部は、磨耗部材の 脚部を貫通して形成する。その開口部は、ステム部分と十字形部分とを有する概 ねＴ字形の外形を有する。そのステム部分は、脚部の後端部から開口部の側方の 十字形部分まで縦方向に延在する。錠の本体は、磨耗部材が小突出部から移動す るこを防止するため、小突出部の後端部と十字形部分の後壁との間に置かれる。 調整用組立品は、錠の本体を貫通して延在し、磨耗部材と小突出部との間に存在 するかも知れないどのような緩みも除去する。 本発明のもう一つの態様によれば、そらせ板(deflector)を、磨耗部材の後方 の位置で掘削機に固定してもよい。小突出部から磨耗部材を取り外すことは、部 品の周囲に細かいものが詰まるため、しばしば困難な仕事になりかねない。しか しながら、錠部材が調整用組立品を持つと、そらせ板を使用して磨耗部材を小突 出部から容易に前方へ摺動させることができる。図面の簡単な説明 図１は、本発明に基づく磨耗組立品の平面図である。 図２は、磨耗組立品の立面図である。 図３は、図２の線３−３に沿って切断した断面図である。 図４は、本発明に基づく小突出部の斜視図である。 図５は、小突出部の平面図である。 図６は、小突出部の立面図である。 図７は、図６の線７−７に沿って切断した小突出部の断面図である。 図８は、小突出部の背面図である。 図９は、本発明に基づくアダプターの平面図である。 図１０は、アダプターの立面図である。 図１１は、図１０の線１１−１１に沿って切断したアダプターの断面図である 。 図１２は、アダプターの背面図である。 図１３は、本発明に基づく別のアダプターの平面図である。 図１４は、本発明に基づく錠部材の平面図である。 図１５は、錠部材の立面図である。 図１６は、錠部材の背面図である。 図１７は、本発明に基づく別の錠部材の断面図である。 図１８は、本発明に基づくアダプター組立品に部分的に挿入した錠部材の背面 図である。 図１９は、本発明に基づくもう１つの別のアダプターの平面図である。 図２０は、掘削機の掘削刃にあるその他の別のアダプターの立面図である。 図２１は、磨耗部材の効果的な取り外しのために配置された錠部材を有する本発 明に基づく磨耗組立品の平面図である。本発明の詳細な説明 本発明は、アダプターのような磨耗部材に関するもので、それは、掘削機の掘 削刃に機械的に取付けられる。本発明に基づく磨耗部材は、多くの異なる掘削機 に固着できるが、実例についての本出願は、掘削シャベルに固着させるアダプタ ーの使用のみを議論することを目的としている。さらに、装置の操作が、本磨耗 組立品に色々の異なった方向を想定する原因となっている。それにもかかわらず 、説明の目的を達成するため、磨耗組立品の構成要素については、上下のような 相対的方向に関して時々説明されている。これらの方向は、別な様に述べない限 り、図２に示すような磨耗組立品の方向に関するものと理解すべきである。 本発明に基づくアダプター１０は、シャベル１４の前方縁部１２（図２）に取 付けるために特に設計されている。その縁部は、上面すなわち内側面１６と、下 面すなわち外側面１７と、前方刃先面１８を有する内側面１６と相互連結する傾 斜面１９とからなっている。アダプター１０は、小突出部２４および錠部材２６ の使用により縁部１２に固定される。 小突出部２４は、シャベル１４の縁部の周囲を包み込む１対の脚部２８、２９ を有する概ねＪ字形部材である（図４〜８）。上脚２８は、本体３２と側方突縁 部３４とを有し、それらは、Ｔ字形構造体を脚部の上面に沿ってともに形成する 。脚部２８の後端部は、概ね平坦な垂直壁３６を形成し、その垂直壁３６は、あ とで述べるように、錠部材２６と接触して機能するが；壁３６は、凹面または凸 面形状を持ってもよい。脚部２８の内面３８は、好ましくは内側面１６と向き合 って位置する後部４０と、傾斜面１９と向き合って位置する前部４１とを具備す る。それにもかかわらず、ある状況下では、脚部２８は、掘削装置の外側面に固 定されてもよい。 好ましい構成において、溶接ビーズ(weld beads)４４を、少なくとも後部４０ および前部４１の一部分に沿って固着し、小突出部をシャベル縁部に固定的に取 り付ける（図４）。少なくとも１個の孔４６が、上脚２８を貫通して設けられる ことが好ましく、小突出部をシャベルに溶接するための付加的区域を画成する（ 図５、６）。希望すれば、１対の孔４６ａ、４６ｂを（または、他の実施態様で ）、代わりに設けてもよい。説明の目的を達成するために、孔についてのこの実 施態様を、小突出部の斜視図（図４）に示している。小突出部は、アダプターに よってほぼ包まれるので、あとで述べるように、小突出部の磨耗は、最小にされ る。その結果、小突出部は、まれに交換することが必要になるだけである。し たがって、縁部に小突出部を溶接することは、頻繁に交換が必要となるアダプタ ーと異なり、野外の作業員にとって重要な抑止力ではない。代わりに、小突出部 をボルト締めまたは縁部構造体と一体的に鋳造するような他の方法で、シャベル の縁部に固定してもよい。また、特に鋳造突起部については、下脚部を省略して もよい。 Ｔ字形構成を形成するに当たって、小突出部２４の本体３２は、突縁部３４よ り幅が狭い。しかしながら、脚部２８の下部は、再び、小突出部の前端部におい て広がり、脚部２９とともに締付け部４８を形成する。好ましい構成において、 締付け部４８の幅は、アダプター１０とほぼ同じ幅を有する。締付け部４８は、 上部受け金物４９と、概ねＶ字形の外形を形成するように交差する下脚部２９と を具備する。幅広の締付け部は、突起部をシャベルに保持するために強い支持力 を提供し、またアダプターに負荷される荷重に耐えて支持力を高める。さらに、 下脚部２９は、部材の露出と磨耗を制限するために短く且つアダプター１０に近 接して配置される。図示されていないが、好ましい構成では、下脚部２９は、外 側面１７に溶接される。突起部２４の前面は、あとで述べるように、アダプター と嵌まり込むように接する支承面５２を画成するよう形づくる。本体３２を突縁 部３４および締付け部４８と接続するために、支承面５２は、概ねＩ字形の外形 を有する（図４）。 アダプター１０は、後方へ延在する脚部５４および前方に突出する先端部５６ を具備する。（図１〜３および９〜１２）。先端部５６は、Emrichに対する米国 特許第4,965,945 号で開示されているように形成することが好ましく、その特許 は、本明細書に引例として組み入れる。それにもかかわらず、多くの他の先端構 造体を、希望により使用してもよい。使用にあたって、尖端部（図示せず）に画 成される受け口は、先端部の上に嵌め込むように受容される。描かれている実施 例において、固定ピン（図示せず）は、肩部５７に沿って通り、尖端部（図示せ ず）をアダプターに固着する。 アダプター１０は、シャベルの内面に沿って延在することが好ましい単一の脚 部５４を具備する。通常、典型的な二股のアダプターの外側の脚部は、内側の脚 部よりも激しい磨耗を経験する。シャベルの外側に沿う脚部の必要性を排除する ことにより、本発明のアダプターは、より長い耐用期間を享受する。それにもか かわらず、ある状況下では、脚部５４を、掘削装置の外側面に沿って固着しても よい。脚部５４は、内面５８と外面５９とを有する。Ｔ字形の溝孔６２は、内面 ５８に沿って開口し、小突出部の上部に沿って画成されるＴ字形の外形と嵌合っ て係合する。シャベルにアダプター１０を据え付けるに当たって、そのアダプタ ーは、溝孔６２が突縁部３４の上にまた周囲に受容されるように、突起部２４の 上を後方に向かって滑らされる。別の実施態様として、ある状況下では、小突出 部およびアダプターのＴ字形構造体は、Jones に対する米国特許第5,241,765 号 で開示されているように，それらの間に離隔した間隙を有するレール部分として 形成されてもよく、その特許は、本明細書に引例として組み入れる。この特許で 論議されているように、レール部分を使用することにより、磨耗部材の据付およ び移動が小突出部に沿ってアダプターを最小限縦方向に滑動させることで可能と なる。 よく分かるように、突縁部３４は、アダプターがシャベル１４の内側面１６か ら上方へ且つ離れるように移動することを防止する。内面５８の端縁部６４は、 シャベル縁部１２の輪郭に従うが、その端縁部は、縁部と如何なる意味のある係 合も持たない。好ましい構成において、間隙６６は、アダプター１４の端縁部６ ４の大部分とシャベル１４との間に形成され、溶接ビーズ４４の配置のために充 分な空間をとることができる。 支承面６８は、溝孔６２の前端部に位置し、小突出部２４の前部で支承面５２ に対して接する（図２および１０）。好ましい構成において、支承面５２および は６８は、先端部５６の軸７０に対してほぼ垂直となるように向いている。この 実施態様で、それらの支承面により耐えられるモーメント力の大きさを、最小限 にすることができる。それにもかかわらず、支承面５２、６８の角度の向きは、 望ましい実用性に基づき、かなり変えることができる。さらに、支承面５２、６ ８はともに、尖端部の前部において下向きに加えられる力によりよく耐えるため に、先端部５６より下方に延在することが好ましい。その上、これらの支承面が 、このように下向きに延伸すると、小突出部２４の締付け部４８を覆う前面が形 成され、その結果、小突出部の磨耗を減少することとなる。最後に、支承面５２ 、 ６８は、概ね平面であるが、それらはまた、凹状または凸状の形状であってもよ い。 開口部７６は、脚部５４に設けられ、外面５９から内面５８まで延在し、溝孔 ６２と連絡する（図１および９）。開口部７６は、脚部５４の後端部７８の付近 に位置し、アダプター１０が小突出部の上に組立てられる時、小突出部２４の後 部支承面３６の後方に位置する。好ましい実施例において、開口部７６は、ステ ム部分８８と十字形部分８９とを具備する概ねＴ字形の外形を有する。その十字 形部分は、一対の対向する前壁８０および後壁８１と一対の側壁８２および８３ とによって画成される。ステム部分８８は、十字形部分８９と後壁７８との間に 縦方向に延在する。あとでさらに充分に論議するように、ステム部分８８は、錠 部分２６の調整用組立品９２に対して間隙を与える。また開口部７６の前壁８０ は、好ましくは中央凹部９４を具備し、必要とされるような間隙を調整用組立品 の前部に対して与える。 開口部７６の十字形部分の側壁のうちの１面８２は、止め金９６を画成し、開 口部において錠部材２６を解放可能に保持するため、掛け金９８と協働する（図 １２および１８）。止め金９６は、掛け金９８を受容するように適合させられた 凹部１０３に配置するタブ(tab)１０１で形成することが好ましい。開口部７６ の他の側壁８３は、環状の弧と形状合致し、錠を差し込んだり、外したりするた めの回動支持体を形成するアーチ型の外形を有する。脚部５４は、あとで説明す るように、錠部材２６の１端１０７を受容するため、側壁８３の下方に空間１０ ５を具備する。 錠部材２６は、アダプター１０が小突出部２４から軸方向に滑動することを防 止するよう機能する。錠部材２６は、前壁１０９と、後壁１１０と、第１末端壁 １１１と、第２末端壁１１２とによって画定される硬いブロック状の本体１０８ を有する（図１４〜１６）。錠部材２６の本体１０８は、開口部７６の十字形部 分８９の中に受容され、それにより、その前壁１０９は，小突出部２４の後壁３ ６と対向し、その後壁１１０は、アダプター１０の後壁８１と対向する（図１） 。この係合構造体は、効果的に、アダプターが小突出部に沿って前方に移動する ことを防止する。 さらに、錠部材２６は、掛け金９８を具備する（図１４、１６および１８）。 掛け金９８は、硬い突起物１２６とエラストマー部材１２８とを具備することが 好ましい。掛け金９８は、末端壁１１１の開口部１３０内に装着され、それによ り、突起物１２６は、開口部１３０から外方へ突出する。錠を開口部７６から容 易に取り外すために、溝１３１が、末端壁１１１の上面に沿って、錠２６に画定 されることが好ましく、工具（例えば、ねじ回し）が突起物１２６の肩部１３３ と係合して、掛け金９８を止め金９６から引っ込めることができる。（図１５お よび１６）。第２末端壁１１２は、アーチ型の窪み１３２を備え、その窪み１３ ２は、アーチ型の末端壁８３と嵌め合って係合するように適合させられ、そして 、錠部材２６が、回動して開口部７６の中へまた外へと回転することができる。 錠部材２６が、開口部７６の中へ差し込まれると、末端部分１０７は、空間１０ ５と適合し、大きな接触区域を提供する（図１８）。 さらに、錠２６は、アダプターと小突出部との間に存在するかもしれない若干 の緩みを除去するため、調整用組立品９２を具備する（図１４〜１６）。好まし い構成において、調整用組立品９２は、ねじが切られた孔１１６を具備し、その 孔１１６は、錠部材２６を貫通して延在し、ねじが切られたプラグ１１８を受容 する。プラグ１１８は、後端部にスパナまたはこれに類するものと容易に係合す る平坦面１２２と、前部支承面１２４とを備える。使用に当たって、プラグ１１ ８は、支承面１２４が小突出部２４の後壁３６と係合し、且つ錠部材２６の後壁 １１０が、開口部７６の後壁８１と接するまで、孔１１６を通って前進する。プ ラグ１１８は、プラグ１１８に不必要な荷重を掛けることを避けるため、接する 壁との係合を超えて締め付けられないことが好ましい。その上、プラグは、圧縮 力のみが掛けられるので、その組立品は、かなりの耐久度と強度とを有する。ア ダプターと小突出部とが磨耗するにつれて、２つの部品の間で緩みが進行する。 この緩みを除去するために、プラグ１１８は、再びプラグ１１８の前面１２４が 、小突出部２４の後壁３６と接触し、また後壁１１０が、開口部７６の後壁８１ と接触するまで、前方へ前進させられる。 代わりに、組立品に存在する緩みを除去するため、プラグ１１８を、流体圧を 頼みとする調整用組立品９２ａと交換してもよい（図１７）。さらに詳しくは、 この実施例において、錠部材２６ａは、ねじが切られた孔１１６の代わりに、円 筒形の空洞部１３４を具備する。ピストン１３６は、小突出部２４の後壁３６に 向かうように、またそれから離れるように移動するため、摺動可能に空洞部１３ ４の中に受容される。保持用環１３８が、空洞部にねじで取り付けられ、停止部 材を形成し、ピストン１３６の環状肩部１４０が、その停止部材に向かって最大 延伸で係合する。後壁１４２は、空洞部をその後端で閉鎖し、油脂用取付け部品 １４４を支持する。油脂用取付け部品１４４は、保護のため凹部１４３に配置す ることが好ましい。油脂または他の液体が、空洞部１３４に送り込まれ、ピスト ン１３６を前方に駆動させる。コイルばね１４５が、ピストン１３６の周囲で受 容され、油脂が空洞部１３４から流出した時ピストンを引っ込ませる。 また、調整用組立品９２、９２ａを有する錠部材２６、２６ａを使用するに当 たって、他のアダプター構成品とともに使用してもよい。例えば、油脂用取付け 部品の位置を変えることによって、錠部材２６ａを、ステム部分のないアダプタ ー１０´の開口部に置くことができる（図１３）。他の例として、磨耗組立品が 、シャベル１７２に取り付けられるアダプター１７０および小突出部１７１を具 備することができる（図１９および２０）。シャベル縁部１７４は、概ね平行な 内側面１７６および外側面１７７と、丸い前縁部１７８とを具備する。 アダプター１７０は、内側面１７６と外側面１７７に沿ってそれぞれ延在する 一対の脚部１８２および１８３並びに先端部１８６を具備する（図１９および２ ０）。先端部１８６は、アダプター１０の先端部５６と同じような構成を有する ことが好ましいが、異なった先端部を使用できることを示すために、本明細書に 引例として組み入れる米国特許第RE33042 号に基づく先端部を示している。上脚 部１８２は、縁部１７４の内側面１７６と向合って配置される下面１８９を有す る。Ｔ字形の溝孔１９１は、下面１８９に開口し、互いに補足し合うＴ字形の小 突出部１７１を受容する。脚部１８２の後端部は、開口部７６と同じ構成を有す る開口部１９５を具備する。 そらせ板(deflector)２０１（図１〜２および２１）は、シャベル１４（また は、代わりにシャベル１７２）の内側面に固着することが好ましい。そらせ板２ ０１は、前方を向いた突っ張り面２０３を設けられたＵ字形部材であることが好 ましいが；他の構造部材も使用できる。そらせ板２０１は、野外においてアダプ ター１０の取り外しを容易にするため使用される。詳しくは、錠２６（または２ ６ａ）が、開口部７６から取り外され、反転され、アダプター１０の後端部７８ とそらせ板２０１の突っ張り面２０３との間に画定される間隙２０５内に配置さ れる。その時、プラグ１１８が、前進させられ、それにより、その突っ張り面１ ２４は、そらせ板２０１を押し、アダプター１０の後端部７８と係合するように 錠部材２６を前方へ移動させる。次に、プラグ１１８が継続的に前進すると、ア ダプター１０を小突出部２４から押し出すように機能する。代わりに、他の拡張 装置（例えば、ターンバックル）を錠２６の代わりにそらせ板とともに使用でき る。 調整用組立品を有する錠の使用が望ましいが、それは、本発明にとって本質的 なものではない。アダプター１０と１７０は、アダプターの前方向への移動を単 に防止するだけの調整用組立品（図示せず）がなくとも、硬い錠によって小突出 部２４、１７１に対し充分に固着できる。これらの状況下で、錠部材および対応 する開口部については、Jones に対する米国特許第5,088,214 号で論議されてい ることと同じことが本質的なものであり、その特許を、本明細書に引例として組 み入れる。アダプター１０´のような例が図１３に示されている。それにもかか わらず、調整用組立品のない錠を、なお開口部７６、１９５に使用できる。 上記の論議は、本発明の好ましい実施例に関するものである。多くの変化およ び変形例と同様、種々の他の実施例が、請求の範囲に規定するように、本発明の 精神およびより広い態様から離れることなく作ることができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年９月１８日 【補正内容】請求の範囲 １． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗組立品において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗組立品が： 掘削刃に固定するように適合させられた第１面と、掘削刃から遠く離れた場所 に配置されるように適合させられ且つＴ字形構造体を有する第２面とを有する小 突出部であって、また支承面が、第１面と第２面との間に延在する小突出部と； 後方へ延在する少なくとも１つの脚部と、前方に突出する作業用端部とを有す る磨耗部材であって、前記脚部が、前記小突出部の前記Ｔ字形構造体と解放可能 に連結されるＴ字形構造体を有し、さらに前記脚部が、それを貫通して延在する 開口部を具備する摩耗部材と；また 前記開口部に受容される硬い錠であって、前記錠が、前記小突出部の前記支承 面と対向し且つ係合するよう適合させられた第１面と、前記開口部の壁と対向し 且つ係合するよう適合させられた第２面とを有し、それにより前記錠が前記摩耗 部材を前記小突出部に固着し、さらに前記錠が、前記第１面と前記第２面との相 対的位置を変え、前記磨耗部材を掘削刃先に装着することで存在するかも知れな い緩みを除去する、選択的に移動可能な調整用組立品を具備する錠と、 を具備する磨耗組立品。 ２． 前記開口部が、縦方向に延在し且つ前記後端部で開口するステム部分と、 前記錠と対向する前記壁を具備する側方の十字形部分とを持つ概ねＴ字形の外形 を有する請求項１に記載の磨耗組立品。 ３． 前記錠が、本体を具備し、また前記磨耗組立品が、前記本体を貫通して延 在するねじが切られた孔と前記孔に機能的に受容されるねじが切られたプラグと を具備し、前記プラグが、前記小突出部の支承面と係合するよう適合させられた 第１面を具備する請求項１に記載の磨耗組立品。 ４． 前記錠が、本体を具備し、前記磨耗組立品が、前記本体をほぼ貫通して延 在する孔と、流体圧を受けて前記孔の中で軸方向に移動可能なピストンとを具備 し、前記ピストンが、前記小突出部の支承面と係合するよう適合させられた第１ 面を具備する請求項１に記載の磨耗組立品。 ５． 前記小突出部の後方にある掘削刃に固定されるそらせ板をさらに具備し、 前記錠部材が、前記そらせ板と前記磨耗部材との間に位置することができ、前記 調整用組立品の前進につれて前記磨耗部材を前記小突出部に沿って前方へ移動さ せる請求項１に記載の磨耗組立品。 ６． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗組立品において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗組立品が： 掘削刃に固定するように適合させられた第１面と、掘削刃から遠く離れた場所 に配置させられるように適合させたれ且つＴ字形構造体を有する第２面とを有す る小突出部であって、また後部および前部の支承面が、第１面と第２面との間に 延在する小突出部と； 後部装着用端部と前方に突出する作業用端部とを具備する磨耗部材であって、 前記作業用端部が縦軸を有し、前記装着用端部が、前記作業用端部の縦軸に関し て傾斜する縦軸を有し、掘削刃の上で後方へ延在するように適合させられた脚部 を具備し、前記脚部が、掘削刃に面するよう適合させられた内面と、前記小突出 部の前記Ｔ字形構造体と連結するため前記内面に沿って延在するＴ字形構造体と を有し、支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体に対し横断方向に且つ前記作業用端 部の前記縦軸に対し概ね垂直に延在し、それにより前記支承面が、小突出部の前 記支承面と接し、また錠が、前記脚部を貫通し且つ前記磨耗部材の前記Ｔ字形構 造体と連絡して延在する開口部に受容される磨耗部材と；また、 前記小突出部の前記後部支承面と前記開口部の壁とに対向して、前記開口部の 中に受容され、それにより前記磨耗部材を前記小突出部に固着する錠と、 を具備する磨耗組立品。 ７． 前記作業用端部が、掘削用歯の尖端部を装着するため先端部を具備する請 求項６に記載の磨耗組立品。 ８． 前記先端部が、尖端部を掘削刃に固着するため尖端部により包まれる装着 用部分を具備し、また前記支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体から離れる方向に 、前記先端部の前記装着用部分を越える位置まで延在する請求項７に記載の磨耗 組立品。 ９． 前記小突出部の後方に間隔をおいて掘削刃に固定されるそらせ板をさらに 具備し、それにより、拡張手段が、前記アダプターを前記小突出部に沿って前方 へ移動させるため、前記そらせ板と前記アダプターとの間に位置することができ る請求項６に記載の磨耗組立品。 １０． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗部材において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗部材が、後部装着用端部と前方に突出する作業 用端部とを具備し、前記装着用端部が、掘削刃の上で後方へ延在するように適合 させられた脚部を具備し、前記脚部が、掘削刃に面するように適合させられた内 面と、掘削刃に固定される小突出部と連結するため前記内面に沿って縦方向に延 在するＴ字形連結用構造体とを有し、支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体と連絡 し、且つ前記Ｔ字形連結用構造体から概ね離れる方向で、前記内面を越える位置 まで、同じ方向の少なくともほぼ前記作業用端部の延伸部まで、前記Ｔ字形連結 用構造体に対し横断方向に延在し、それにより前記支承面が、小突出部の前端部 に接するように適合し、錠が、前記脚部を貫通して前記Ｔ字形連結用構造体と連 絡して延在する開口部に受容され、前記開口部が、一対の縦方向の側壁を具備し 、前記側壁の１面が、解放可能に錠を保持する止め金を具備する磨耗部材。 １１． 前記作業用端部が、掘削用歯の尖端部を装着するため先端部を具備する 請求項１０に記載の磨耗部材。 １２． 前記先端部が、縦軸を有し、前記支承面が、前記縦軸に対して概ね垂直 である請求項１１に記載の磨耗部材。 １３． 前記装着用端部が、後方へ延在する単一の脚部を具備する請求項１２に 記載の磨耗部材。 １４． 前記装着用端部が、後方へ延在する単一の脚部を具備する請求項１０に 記載の磨耗部材。 １５． 前記作業用端部が、縦軸を有し、前記支承面が、前記縦軸に対して概ね 垂直である請求項１０に記載の磨耗部材。 １６． 前記Ｔ字形連結用構造体が、Ｔ字形溝孔である請求項１０に記載の磨耗 部材。 １７． 前記開口部が、縦方向に延在し且つ前記脚部の後端部で開口するステム 部分と、前記ステム部分より大きな距離で側方に延在する十字形部分とを有する 概ねＴ字形の外形を有する請求項１０に記載の磨耗部材。 １８． 前記一対の開口側壁のうちの他面が、アーチ型で、錠のための回動支持 体を形成する請求項１０に記載の磨耗部材。 １９． 前記止め金が、前記１側壁の凹部の上に配置されるタブを具備する請求 項１０に記載の磨耗部材。 ２０． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗部材において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗部材が、後部装着用端部と縦軸を有する前方に 突出する作業用端部とを具備し、前記装着用端部が、掘削刃の上で後方向へ延在 するように適合させられた脚部を具備し、前記脚部が、前記作業用端部の前記縦 軸に対し傾斜させられる縦軸を有し、前記脚部が、掘削刃に面するように適合さ せられた内面と、掘削刃に固定される小突出部と連結するため前記内面に沿って 縦方向に延在するＴ字形連結用構造体とを有し、支承面が、前記Ｔ字形連結用構 造体に対し横断方向に且つ前記作業用端部の縦軸に対しほぼ垂直に延在し、それ により前記支承面が、小突出部の前端部に接するように適合させられ、錠が、前 記脚部を貫通し且つ前記Ｔ字形連結用構造体と連絡して延在する開口部に受容さ れる磨耗部材。 ２１． 前記作業用端部が、掘削用歯の尖端部を装着するため先端部を具備する 請求項２０に記載の磨耗部材。 ２２． 前記支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体から離れる方向に前記先端部を 越えて延在する請求項２１に記載の磨耗部材。 ２３． 前記作業用端部が、前記装着用端部に近接する後端部を有する先細壁に より形成され、前記支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体から離れる方向に前記先 細壁の前記後端部を越える位置まで延在する請求項２０に記載の磨耗部材。 ２４． 前記Ｔ字形連結用構造体が、Ｔ字形溝孔である請求項２０に記載の磨耗 部材。 ２５． 前記開口部が、一対の縦方向の壁を具備し、前記壁の１面が、錠の掛け 金を解放可能に保持するため止め金を具備する請求項２０に記載の磨耗部材。 ２６． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗部材において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗部材が、後部装着用端部と前方に突出する作業 用端部とを具備し、前記装着用端部が、掘削刃の上で後方へ延在するように適合 させられた少なくとも１本の脚部を具備し、前記脚部が、外面と内面と後端壁と を有し、前記内面が、前記掘削刃に面するように適合し且つ掘削刃に固定される 小突出部と連結するためＴ字形連結用構造体を有し、また錠が、前記脚部を貫通 して延在する開口部に受容され、前記開口部が、前記後端壁に開口する縦方向の ステム部分と前記ステム部分を越えて側方へ延在する十字形部分とを有する概ね Ｔ字形の外形を有する磨耗部材。 ２７． 前記作業用端部が、掘削用歯の尖端部を装着するため先端部を具備する 請求項２６に記載の磨耗部材。 ２８． 前記Ｔ字形連結用構造体が、Ｔ字形溝孔である請求項２６に記載の磨耗 部材。 ２９． 前記開口部の前記側壁の１面が、錠の掛け金を解放可能に保持するため 止め金を具備する請求項２６に記載の磨耗部材。 ３０． 前記一対の前記開口部の側壁のうちの他面が、アーチ型で、錠のための 回動支持体を形成する請求項２９に記載の磨耗部材。 ３１． 前記止め金が、前記１側壁の凹部の上に配置されるタブを具備する請求 項２９に記載の磨耗部材。 ３２． 前記装着用端部が、後方向へ延在する単一の脚部を具備する請求項２６ に記載の磨耗部材。 ３３． 前記装着用端部が、掘削刃を間に受容するように離隔して後方へ延在す る一対の脚部を具備する請求項２６に記載の磨耗部材。 ３４． 磨耗部材を掘削機の掘削刃に取付けるための小突出部において、その掘 削刃が内側面および外側面を有し、前記小突出部が、掘削刃に固定されるように 適合させられた第１面と、掘削刃から遠く離れた場所に配置されるように適合さ せられた第２面とを有し、前記第２面が、縦方向に延在するＴ字形連結用構造体 を有し、前記第１面が、掘削刃の周囲を包み込み、内側面および外側面の前部と 係合するように適合させられた締付け部分を有し、前部支承面および後部支承面 のそれぞれが、前記第１面と前記第２面との間に延在する小突出部。 ３５． 前記Ｔ字形連結用構造体が、掘削刃および側方突縁部に対し概ね垂直に 延在する本体を具備し、また締付け部が、前記本体を越えて側方へ延在する請求 項３４に記載の小突出部。 ３６． 前記締付け部が、前記突縁部を越えて側方へ延在する請求項３５に記載 の小突出部。 ３７．前記前部および後部支承面が、概ね平面である請求項３４に記載の小突出 部。 ３８． 小突出部が、前記小突出部を掘削刃に溶接できるように前記第１面から 前記第２面まで延在する開口部をさらに具備する請求項３４に記載の小突出部。 ３９． 前記第１面が、前方部分と後方部分とを具備し、前記前方部分が、前記 後方部分に対し傾斜して延在し、掘削刃の内側面の傾斜面と係合する請求項３４ に記載の小突出部。 ４０． 磨耗部材を掘削機の掘削刃に取付けるための小突出部において、その掘 削刃が内側面と外側面と傾斜面とを有し、前記小突出部が、掘削刃に固定される ように適合させられた第１面と、掘削刃から遠く離れた場所に配置されるように 適合させられた第２面とを有し、前記第１面が、互いに対して傾斜する後方部分 と前方部分とを有し、前記前方部分が、掘削刃の傾斜面に固定されるように適合 させられ、前記第２面が、縦方向に延在するＴ字形連結用構造体を有し、また前 部支承面および後部支承面のそれぞれが、前記第１面と前記第２面との間に延在 する小突出部。 ４１． 磨耗部材を小突出部に固着するための錠部材において、その小突出部が 掘削機の掘削刃に固定され、前記錠部材が、硬い構造を有するブロック形状の本 体からなり、前面と背面と一対の側面とを有し、その側面のうちの１面が、磨耗 部材の開口部にある前記錠部材を保持する止め金と協働するよう適合させられた 掛け金を具備し、調整用組立品が、縦軸を有し、且つ前記前面および背面と概ね 直交して前記本体を貫通して延在し、前記調整用組立品が、小突出部と磨耗部材 との間に存在するどのような緩みをも除去するように、軸方向に移動可能な前部 支承面を有する錠部材。 ４２． 調整用組立品が、前記本体を貫通して延在するねじが切られた孔と、前 記孔に機能的に作用するよう受容されるねじが切られたプラグとを具備し、前記 プラグが、前記前部支承面を具備する請求項４１に記載の錠部材。 ４３． 前記プラグが、前記孔における回転を容易にするために複数の平坦面を さらに具備する請求項４２に記載の錠部材。 ４４． 前記調整用組立品が、前記本体をほぼ貫通して延在する孔と流体圧を受 けて前記孔の中で軸方向に移動可能なピストンとを具備し、前記ピストンが前記 前部支承面を具備する請求項４１に記載の錠部材。 ４５． 前記側面のうちの他面が、回動支持体を形成するアーチ形の窪みを具備 する請求項４１に記載の錠部材。 ４６． 前記掛け金が、前記１側面から外方向に突出する硬い突起物と、前記突 起物を弾力的に支持するエラストマー部材とを具備する請求項４１に記載の錠部 材。 ４７． 磨耗部材を、掘削機の掘削刃に固定される小突出部から取外す方法にお いて、前記方法が： 掘削機の掘削刃に固定される小突出部と、前記小突出部の後方で掘削刃に固定 されるそらせ板と、磨耗部材と、錠部材とを具備する磨耗組立品を準備し、前記 小突出部および前記磨耗部材が、前記磨耗部材を前記小突出部に解放可能に保持 するように、相互に連結される補足し合うＴ字形構造体を具備し、また前記錠部 材が、前記磨耗部材が据え付けられた時前記小突出部から移動することを防止す ることと； 前記錠部材が、前記磨耗組立品から取り外されることと； 前記磨耗部材と前記そらせ板との間を拡張する力を提供し、前記磨耗部材を前 記小突出部の前記Ｔ字形構造体に沿って前方へ押し進めることと；また 前記磨耗部材を前記小突出部から取り外すことと を具備する方法。 ４８． 前記錠部材が、選択的に移動可能な調整用組立品を具備し、前記錠部材 の前記調整用組立品を前記拡張する力を加えるために使用する請求項４７に記載 の方法。 ４９． 前記調整用組立品が、前記磨耗材を移動させるように、流体圧を受けて 前進するピストンを具備する請求項４８に記載の方法。 ５０． 前記調整用組立品が、前記磨耗材を移動させるように、前進するねじが 切られたプラグを具備する請求項４８に記載の方法。 ５１． 掘削機の掘削刃先に取付けるための磨耗組立品において： 後方へ延在する脚部と前方に突出する作業用端部とを有する磨耗部材であって 、前記脚部が、前記脚部の内側に開口する縦方向の溝孔を有し、前記溝孔が、内 部の肩部を有し、また開口部が、前記脚部を貫通し且つ前記溝孔と連絡して延在 し、前記開口部が、支承面を具備する磨耗部材と； 掘削刃に固定されるように適合させられた小突出部であって、前記小突出部が 、支承面および縦方向の舌状部を具備し、前記舌状部が、前記磨耗部材の前記溝 孔の中に軸方向に受容され、且つ前記溝孔の内部の肩部と係合して、前記磨耗部 材と前記小突出部との間での縦方向以外の方向への相対的移動を防止する小突出 部と；また 前記開口部の中に受容され、前記開口部の前記支承面と係合する第１面と、前 記小突出部の前記支承面と係合する第２面と、第１面と第２面との相対的位置を 変え、前記磨耗部材を掘削刃に装着したとき存在するかも知れない緩みを除去す る選択的移動可能な調整用組立品とを有する硬い錠と， を具備する磨耗組立品。 ５２． 掘削機の掘削刃に固定される小突出部に取付けるための磨耗部材におい て、前記磨耗部材が、縦軸を有する前方に突出する作業用端部と、前記作業用端 部の縦軸に対して相対的に傾斜する後方へ延在する脚部とからなり、前記脚部が 、前記脚部の内側に開口する縦方向の溝孔と、前記脚部を貫通しかつ前記溝孔と 連絡して延在する、錠を受容する開口部とを有し、前記溝孔が、内部の肩部を有 し、小突出部の補足し合う舌状部を受容するよう適合させられて、それらの間で の縦方向以外の方向への相対的移動を防止し、前記磨耗部材が、錠と係合する前 記開口部の第１支承面と、小突出部と係合する前記溝孔に露出する第２支承面と をさらに具備し、前記第２支承面が、前記溝孔に対して横断方向にまた前記作業 用端部の縦軸に対してほぼ直交して延在する磨耗部材。 ５３． 掘削機の掘削刃に固定される小突出部に取付けるための磨耗部材におい て、前記磨耗部材が、前方に突出する作業用端部と、後方へ延在する脚部とから なり、前記脚部が、前記脚部の内側に開口する縦方向の溝孔と、前記脚部を貫通 し且つ前記溝孔と連絡して延在する、錠を受容する開口部とを有し、前記溝孔が 、内部の肩部を有し、小突出部の補足し合う舌状部を受容するよう適合させられ て、それらの間での縦方向以外の方向への相対的移動を防止し、前記磨耗部材が 、錠と係合するよう適合させられた前記開口部の第１支承面と、小突出部と係合 するよう適合させられた前記溝孔に露出する第２支承面とをさらに具備し、前記 第２支承面が、前記溝孔を概ね横断しまた前記溝孔から同じ方向の少なくともほ ぼ前記作業用端部の延伸部まで外に向かって突出する磨耗部材。 ５４． 掘削機の掘削刃先に固定される小突出部に取付けるための磨耗部材にお いて、前記磨耗部材が、前方に突出する作業用端部と、横方向の後端壁を有する 後方へ延在する脚部とからなり、前記脚部が、前記脚部の内側に開口する縦方向 の溝孔と、前記脚部を貫通し且つ前記溝孔と連絡して延在する錠を受容する開口 部とを有し、前記溝孔が、内部の肩部を有し、小突出部の補足し合う舌状部を受 容するよう適合させられ、それらの間での縦方向以外の方向への相対的移動を防 止し、また前記開口部が、前記後端壁に開けられ且つ前記後端壁から間隔をおい て前記脚部の横肩部を具備し、磨耗部材を小突出部に固着する錠のための支承面 を画成する磨耗部材。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ， ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，Ｇ Ｅ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ， ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ホランド、ヘゼキアー・アール アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92127、サン・ディエゴ、ピューブロ・ビ スタ・レーン 17916

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗組立品において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗組立品が： 掘削刃に固定するように適合させられた第１面と、掘削刃から遠く離れた場所 に配置されるように適合させられ且つＴ字形構造体を有する第２面とを有する小 突出部であって、また支承面が、第１面と第２面との間に延在する小突出部と； 後方へ延在する少なくとも１つの脚部と、前方に突出する作業用端部とを有す る磨耗部材であって、前記脚部が、前記小突出部の前記Ｔ字形構造体と解放可能 に連結されるＴ字形構造体を有し、さらに前記脚部が、それを貫通して延在する 開口部を具備する摩耗部材と；また 前記開口部に受容される硬い錠であって、前記錠が、前記小突出部の前記支承 面と対向し且つ係合するよう適合させられた第１面と、前記開口部の壁と対向し 且つ係合するよう適合させられた第２面とを有し、それにより前記錠が前記摩耗 部材を前記小突出部に固着し、さらに前記錠が、前記第１面と前記第２面との相 対的位置を変え、前記磨耗部材を掘削刃先に装着することで存在するかも知れな い緩みを除去する、選択的に移動可能な調整用組立品を具備する錠と、 を具備する磨耗組立品。 ２． 前記開口部が、縦方向に延在し且つ前記後端部で開口するステム部分と、 前記錠と対向する前記壁を具備する側方の十字形部分とを持つ概ねＴ字形の外形 を有する請求項１に記載の磨耗組立品。 ３． 前記錠が、本体を具備し、また前記磨耗組立品が、前記本体を貫通して延 在するねじが切られた孔と前記孔に機能的に受容されるねじが切られたプラグと を具備し、前記プラグが、前記小突出部の支承面と係合するよう適合させられた 第１面を具備する請求項１に記載の磨耗組立品。 ４． 前記錠が、本体を具備し、前記磨耗組立品が、前記本体をほぼ貫通して延 在する孔と、流体圧を受けて前記孔の中で軸方向に移動可能なピストンとを具備 し、前記ピストンが、前記小突出部の支承面と係合するよう適合させられた第１ 面を具備する請求項１に記載の磨耗組立品。 ５． 前記小突出部の後方にある掘削刃に固定されるそらせ板をさらに具備し、 前記錠部材が、前記そらせ板と前記磨耗部材との間に位置することができ、前記 調整用組立品の前進につれて前記磨耗部材を前記小突出部に沿って前方へ移動さ せる請求項１に記載の磨耗組立品。 ６． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗組立品において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗組立品が： 掘削刃に固定するように適合させられた第１面と、掘削刃から遠く離れた場所 に配置させられるように適合させたれ且つＴ字形構造体を有する第２面とを有す る小突出部であって、また後部および前部の支承面が、第１面と第２面との間に 延在する小突出部と； 後部装着用端部と前方に突出する作業用端部とを具備する磨耗部材であって、 前記作業用端部が縦軸を有し、前記装着用端部が、前記作業用端部の縦軸に関し て傾斜する縦軸を有し、掘削刃の上で後方へ延在するように適合させられた脚部 を具備し、前記脚部が、掘削刃に面するよう適合させられた内面と、前記小突出 部の前記Ｔ字形構造体と連結するため前記内面に沿って延在するＴ字形構造体と を有し、支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体に対し横断方向に且つ前記作業用端 部の前記縦軸に対し概ね垂直に延在し、それにより前記支承面が、小突出部の前 記支承面と接し、また錠が、前記脚部を貫通し且つ前記磨耗部材の前記Ｔ字形構 造体と連絡して延在する開口部に受容される磨耗部材と；また、 前記小突出部の前記後部支承面と前記開口部の壁とに対向して、前記開口部の 中に受容され、それにより前記磨耗部材を前記小突出部に固着する錠と、 を具備する磨耗組立品。 ７． 前記作業用端部が、掘削用歯の尖端部を装着するため先端部を具備する請 求項６に記載の磨耗組立品。 ８． 前記先端部が、尖端部を掘削刃に固着するため尖端部により包まれる装着 用部分を具備し、また前記支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体から離れる方向に 、前記先端部の前記装着用部分を越える位置まで延在する請求項７に記載の磨耗 組立品。 ９． 前記小突出部の後方に間隔をおいて掘削刃に固定されるそらせ板をさらに 具備し、それにより、拡張手段が、前記アダプターを前記小突出部に沿って前方 へ移動させるため、前記そらせ板と前記アダプターとの間に位置することができ る請求項６に記載の磨耗組立品。 １０． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗部材において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗部材が、後部装着用端部と前方に突出する作業 用端部とを具備し、前記装着用端部が、掘削刃の上で後方へ延在するように適合 させられた脚部を具備し、前記脚部が、掘削刃に面するように適合させられた内 面と、掘削刃に固定される小突出部と連結するため前記内面に沿って縦方向に延 在するＴ字形連結用構造体とを有し、支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体と連絡 し、且つ前記Ｔ字形連結用構造体から概ね離れる方向で、前記内面を越える位置 まで、同じ方向の少なくともほぼ前記作業用端部の延伸部まで、前記Ｔ字形連結 用構造体に対し横断方向に延在し、それにより前記支承面が、小突出部の前端部 に接するように適合し、錠が、前記脚部を貫通して前記Ｔ字形連結用構造体と連 絡して延在する開口部に受容され、前記開口部が、一対の縦方向の側壁を具備し 、前記側壁の１面が、解放可能に錠を保持する止め金を具備する磨耗部材。 １１． 前記作業用端部が、掘削用歯の尖端部を装着するため先端部を具備する 請求項１０に記載の磨耗部材。 １２． 前記先端部が、縦軸を有し、前記支承面が、前記縦軸に対して概ね垂直 である請求項１１に記載の磨耗部材。 １３． 前記装着用端部が、後方へ延在する単一の脚部を具備する請求項１２に 記載の磨耗部材。 １４． 前記装着用端部が、後方へ延在する単一の脚部を具備する請求項１０に 記載の磨耗部材。 １５． 前記作業用端部が、縦軸を有し、前記支承面が、前記縦軸に対して概ね 垂直である請求項１０に記載の磨耗部材。 １６． 前記Ｔ字形連結用構造体が、Ｔ字形溝孔である請求項１０に記載の磨耗 部材。 １７． 前記開口部が、縦方向に延在し且つ前記脚部の後端部で開口するステム 部分と、前記ステム部分より大きな距離で側方に延在する十字形部分とを有する 概ねＴ字形の外形を有する請求項１０に記載の磨耗部材。 １８． 前記一対の開口側壁のうちの他面が、アーチ型で、錠のための回動支持 体を形成する請求項１０に記載の磨耗部材。 １９． 前記止め金が、前記１側壁の凹部の上に配置されるタブを具備する請求 項１０に記載の磨耗部材。 ２０． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗部材において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗部材が、後部装着用端部と縦軸を有する前方に 突出する作業用端部とを具備し、前記装着用端部が、掘削刃の上で後方向へ延在 するように適合させられた脚部を具備し、前記脚部が、前記作業用端部の前記縦 軸に対し傾斜させられる縦軸を有し、前記脚部が、掘削刃に面するように適合さ せられた内面と、掘削刃に固定される小突出部と連結するため前記内面に沿って 縦方向に延在するＴ字形連結用構造体とを有し、支承面が、前記Ｔ字形連結用構 造体に対し横断方向に且つ前記作業用端部の縦軸に対しほぼ垂直に延在し、それ により前記支承面が、小突出部の前端部に接するように適合させられ、錠が、前 記脚部を貫通し且つ前記Ｔ字形連結用構造体と連絡して延在する開口部に受容さ れる磨耗部材。 ２１． 前記作業用端部が、掘削用歯の尖端部を装着するため先端部を具備する 請求項２０に記載の磨耗部材。 ２２． 前記支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体から離れる方向に前記先端部を 越えて延在する請求項２１に記載の磨耗部材。 ２３． 前記作業用端部が、前記装着用端部に近接する後端部を有する先細壁に より形成され、前記支承面が、前記Ｔ字形連結用構造体から離れる方向に前記先 細壁の前記後端部を越える位置まで延在する請求項２０に記載の磨耗部材。 ２４． 前記Ｔ字形連結用構造体が、Ｔ字形溝孔である請求項２０に記載の磨耗 部材。 ２５． 前記開口部が、一対の縦方向の壁を具備し、前記壁の１面が、錠の掛け 金を解放可能に保持するため止め金を具備する請求項２０に記載の磨耗部材。 ２６． 掘削機の掘削刃に取付けるための磨耗部材において、その掘削刃が内側 面および外側面を有し、前記磨耗部材が、後部装着用端部と前方に突出する作業 用端部とを具備し、前記装着用端部が、掘削刃の上で後方へ延在するように適合 させられた少なくとも１本の脚部を具備し、前記脚部が、外面と内面と後端壁と を有し、前記内面が、前記掘削刃に面するように適合し且つ掘削刃に固定される 小突出部と連結するためＴ字形連結用構造体を有し、また錠が、前記脚部を貫通 して延在する開口部に受容され、前記開口部が、前記後端壁に開口する縦方向の ステム部分と前記ステム部分を越えて側方へ延在する十字形部分とを有する概ね Ｔ字形の外形を有する磨耗部材。 ２７． 前記作業用端部が、掘削用歯の尖端部を装着するため先端部を具備する 請求項２６に記載の磨耗部材。 ２８． 前記Ｔ字形連結用構造体が、Ｔ字形溝孔である請求項２６に記載の磨耗 部材。 ２９． 前記開口部の前記側壁の１面が、錠の掛け金を解放可能に保持するため 止め金を具備する請求項２６に記載の磨耗部材。 ３０． 前記一対の前記開口部の側壁のうちの他面が、アーチ型で、錠のための 回動支持体を形成する請求項２９に記載の磨耗部材。 ３１． 前記止め金が、前記１側壁の凹部の上に配置されるタブを具備する請求 項２９に記載の磨耗部材。 ３２． 前記装着用端部が、後方向へ延在する単一の脚部を具備する請求項２６ に記載の磨耗部材。 ３３． 前記装着用端部が、掘削刃を間に受容するように離隔して後方へ延在す る一対の脚部を具備する請求項２６に記載の磨耗部材。 ３４． 磨耗部材を掘削機の掘削刃に取付けるための小突出部において、その掘 削刃が内側面および外側面を有し、前記小突出部が、掘削刃に固定されるように 適合させられた第１面と、掘削刃から遠く離れた場所に配置されるように適合さ せられた第２面とを有し、前記第２面が、縦方向に延在するＴ字形連結用構造体 を有し、前記第１面が、掘削刃の周囲を包み込み、内側面および外側面の前部と 係合するように適合させられた締付け部分を有し、前部支承面および後部支承面 のそれぞれが、前記第１面と前記第２面との間に延在する小突出部。 ３５． 前記Ｔ字形連結用構造体が、掘削刃および側方突縁部に対し概ね垂直に 延在する本体を具備し、また締付け部が、前記本体を越えて側方へ延在する請求 項３４に記載の小突出部。 ３６． 前記締付け部が、前記突縁部を越えて側方へ延在する請求項３５に記載 の小突出部。 ３７．前記前部および後部支承面が、概ね平面である請求項３４に記載の小突出 部。 ３８． 小突出部が、前記小突出部を掘削刃に溶接できるように前記第１面から 前記第２面まで延在する開口部をさらに具備する請求項３４に記載の小突出部。 ３９． 前記第１面が、前方部分と後方部分とを具備し、前記前方部分が、前記 後方部分に対し傾斜して延在し、掘削刃の内側面の傾斜面と係合する請求項３４ に記載の小突出部。 ４０． 磨耗部材を掘削機の掘削刃に取付けるための小突出部において、その掘 削刃が内側面と外側面と傾斜面とを有し、前記小突出部が、掘削刃に固定される ように適合させられた第１面と、掘削刃から遠く離れた場所に配置されるように 適合させられた第２面とを有し、前記第１面が、互いに対して傾斜する後方部分 と前方部分とを有し、前記前方部分が、掘削刃の傾斜面に固定されるように適合 させられ、前記第２面が、縦方向に延在するＴ字形連結用構造体を有し、また前 部支承面および後部支承面のそれぞれが、前記第１面と前記第２面との間に延在 する小突出部。 ４１． 磨耗部材を小突出部に固着するための錠部材において、その小突出部が 掘削機の掘削刃に固定され、前記錠部材が、硬い構造を有するブロック形状の本 体からなり、前面と背面と一対の側面とを有し、その側面のうちの１面が、磨耗 部材の開口部にある前記錠部材を保持する止め金と協働するよう適合させられた 掛け金を具備し、調整用組立品が、縦軸を有し、且つ前記前面および背面と概ね 直交して前記本体を貫通して延在し、前記調整用組立品が、小突出部と磨耗部材 との間に存在するどのような緩みをも除去するように、軸方向に移動可能な前部 支承面を有する錠部材。 ４２． 調整用組立品が、前記本体を貫通して延在するねじが切られた孔と、前 記孔に機能的に作用するよう受容されるねじが切られたプラグとを具備し、前記 プラグが、前記前部支承面を具備する請求項４１に記載の錠部材。 ４３． 前記プラグが、前記孔における回転を容易にするために複数の平坦面を さらに具備する請求項４２に記載の錠部材。 ４４． 前記調整用組立品が、前記本体をほぼ貫通して延在する孔と流体圧を受 けて前記孔の中で軸方向に移動可能なピストンとを具備し、前記ピストンが前記 前部支承面を具備する請求項４１に記載の錠部材。 ４５． 前記側面のうちの他面が、回動支持体を形成するアーチ形の窪みを具備 する請求項４１に記載の錠部材。 ４６． 前記掛け金が、前記１側面から外方向に突出する硬い突起物と、前記突 起物を弾力的に支持するエラストマー部材とを具備する請求項４１に記載の錠部 材。 ４７． 磨耗部材を、掘削機の掘削刃に固定される小突出部から取外す方法にお いて、前記方法が： 掘削機の掘削刃に固定される小突出部と、前記小突出部の後方で掘削刃に固定 されるそらせ板と、磨耗部材と、錠部材とを具備する磨耗組立品を準備し、前記 小突出部および前記磨耗部材が、前記磨耗部材を前記小突出部に解放可能に保持 するように、相互に連結される補足し合うＴ字形構造体を具備し、また前記錠部 材が、前記磨耗部材が据え付けられた時前記小突出部から移動することを防止す ることと； 前記錠部材が、前記磨耗組立品から取り外されることと； 前記磨耗部材と前記そらせ板との間を拡張する力を提供し、前記磨耗部材を前 記小突出部の前記Ｔ字形構造体に沿って前方へ押し進めることと；また 前記磨耗部材を前記小突出部から取り外すことと を具備する方法。 ４８． 前記錠部材が、選択的に移動可能な調整用組立品を具備し、前記錠部材 の前記調整用組立品を前記拡張する力を加えるために使用する請求項４７に記載 の方法。 ４９． 前記調整用組立品が、前記磨耗材を移動させるように、流体圧を受けて 前進するピストンを具備する請求項４８に記載の方法。 ５０． 前記調整用組立品が、前記磨耗材を移動させるように、前進するねじが 切られたプラグを具備する請求項４８に記載の方法。 ５１． 掘削機の掘削刃先に取付けるための磨耗組立品において： 後方へ延在する脚部と前方に突出する作業用端部とを有する磨耗部材であって 、前記脚部が、前記脚部の内側に開口する縦方向の溝孔を有し、前記溝孔が、内 部の肩部を有し、また開口部が、前記脚部を貫通し且つ前記溝孔と連絡して延在 し、前記開口部が、支承面を具備する磨耗部材と； 掘削刃に固定されるように適合させられた小突出部であって、前記小突出部が 、支承面および縦方向の舌状部を具備し、前記舌状部が、前記磨耗部材の前記溝 孔の中に軸方向に受容され、且つ前記溝孔の内部の肩部と係合して、前記磨耗部 材と前記小突出部との間での縦方向以外の方向への相対的移動を防止する小突出 部と；また 前記開口部の中に受容され、前記開口部の前記支承面と係合する第１面と、前 記小突出部の前記支承面と係合する第２面と、第１面と第２面との相対的位置を 変え、前記磨耗部材を掘削刃に装着したとき存在するかも知れない緩みを除去す る選択的移動可能な調整用組立品とを有する硬い錠と， を具備する磨耗組立品。 ５２． 掘削機の掘削刃に固定される小突出部に取付けるための磨耗部材におい て、前記磨耗部材が、縦軸を有する前方に突出する作業用端部と、前記作業用端 部の縦軸に対して相対的に傾斜する後方へ延在する脚部とからなり、前記脚部が 、前記脚部の内側に開口する縦方向の溝孔と、前記脚部を貫通しかつ前記溝孔と 連絡して延在する、錠を受容する開口部とを有し、前記溝孔が、内部の肩部を有 し、小突出部の補足し合う舌状部を受容するよう適合させられて、それらの間で の縦方向以外の方向への相対的移動を防止し、前記磨耗部材が、錠と係合する前 記開口部の第１支承面と、小突出部と係合する前記溝孔に露出する第２支承面と をさらに具備し、前記第２支承面が、前記溝孔に対して横断方向にまた前記作業 用端部の縦軸に対してほぼ直交して延在する磨耗部材。 ５３． 掘削機の掘削刃に固定される小突出部に取付けるための磨耗部材におい て、前記磨耗部材が、前方に突出する作業用端部と、後方へ延在する脚部とから なり、前記脚部が、前記脚部の内側に開口する縦方向の溝孔と、前記脚部を貫通 し且つ前記溝孔と連絡して延在する、錠を受容する開口部とを有し、前記溝孔が 、内部の肩部を有し、小突出部の補足し合う舌状部を受容するよう適合させられ て、それらの間での縦方向以外の方向への相対的移動を防止し、前記磨耗部材が 、錠と係合するよう適合させられた前記開口部の第１支承面と、小突出部と係合 するよう適合させられた前記溝孔に露出する第２支承面とをさらに具備し、前記 第２支承面が、前記溝孔を概ね横断しまた前記溝孔から同じ方向の少なくともほ ぼ前記作業用端部の延伸部まで外に向かって突出する磨耗部材。 ５４． 掘削機の掘削刃先に固定される小突出部に取付けるための磨耗部材にお いて、前記磨耗部材が、前方に突出する作業用端部と、横方向の後端壁を有する 後方へ延在する脚部とからなり、前記脚部が、前記脚部の内側に開口する縦方向 の溝孔と、前記脚部を貫通し且つ前記溝孔と連絡して延在する錠を受容する開口 部とを有し、前記溝孔が、内部の肩部を有し、小突出部の補足し合う舌状部を受 容するよう適合させられ、それらの間での縦方向以外の方向への相対的移動を防 止し、また前記開口部が、前記後端壁に開けられ且つ前記後端壁から間隔をおい て前記脚部の横肩部を具備し、磨耗部材を小突出部に固着する錠のための支承面 を画成する磨耗部材。