JPH1149666A - 直接的に圧縮可能な顆粒 - Google Patents

直接的に圧縮可能な顆粒

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JPH1149666A
JPH1149666A JP9290392A JP29039297A JPH1149666A JP H1149666 A JPH1149666 A JP H1149666A JP 9290392 A JP9290392 A JP 9290392A JP 29039297 A JP29039297 A JP 29039297A JP H1149666 A JPH1149666 A JP H1149666A
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JP
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granules
xylitol
weight
polydextrose
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JP9290392A
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English (en)
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Philip M Olinger
フィリップ エム. オリンガー,
Auli Karhunen
アウリ カルフュンネン,
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Xyrofin Oy
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キシリトール顆粒であって、これより、高い硬
さおよび低い脆砕性を有し、さらに、非う食性でかつ飲
食の際冷却効果を示す等、キシリトールの味覚特性、代
謝特性を有するところの飲食可能な錠剤(医薬、食品用
に適する錠剤)に成形することができる、直接的に圧縮
可能な顆粒を提供する。同様に直接的に圧縮可能な他の
ポリオール顆粒をも提供する。 【解決手段】キシリトールならびに、約0.1重量%な
いし約5重量%の範囲で、重合化還元糖、アルカリカル
ボキシメチルセルロースおよび水素化デンプン加水分解
物からなる群から得られた生理学的に許容される非う食
性バインダーを含有する顆粒とする。ポリオール顆粒で
は、バインダーとしてポリデキストロースを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接的に圧縮可能
なキシリトール顆粒に関する。該顆粒は、キシリトール
ならびに、重合化還元糖、アルカリカルボキシメチルセ
ルロースおよび水素化デンプン加水分解物、およびそれ
らの組合せからなる群から得られた生理学的に許容され
る非う食性バインダーを含有するものであって、そし
て、該バインダーはキシリトールの味覚プロフィールを
損ねないものである。;ポリデキストロースは好ましい
重合化還元糖であり、さらにカルボキシメチルセルロー
スナトリウムは好ましいアルカリカルボキシメチルセル
ロースである。また、本発明は錠剤化に関して使用でき
る直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒の製造方法に関
し、さらに、高い硬さを示し、低い脆砕性を示す甘味料
としてキシリトールを含み、非う食性の飲食される際注
目すべき冷却効果を示す錠剤に関する。
【0002】さらに、本発明は、生理学的に許容される
ポリオールの顆粒、例えばマンニトール、ラクチトー
ル、ソルビトール、イソマルト、マルチトールもしくは
糖尿病向け使用に適する甘味料の顆粒であって、バイン
ダーとしてポリデキストロースを含む顆粒、並びに、該
顆粒より作られる、例えば医薬および食品用として適す
る錠剤に関する。
【0003】
【従来の技術】食品および製薬に関して最も一般的に使
用される甘味料はスクロースである。スクロースはその
良く知られた甘味性のためおよびまた膨大な目的のため
に使用される。広く種々の代用甘味料は利用可能である
が、スクロースは一般に味覚プロフィールおよび技術特
性に関しては最適の甘味料と考えられている。しかし、
スクロースは高血圧症、冠状動脈心臓病、動脈硬化症お
よび虫歯を含む多くの疾病に寄与する因子として影響を
与えてきた。これらの健康に関することは健康管理専門
家にスクロースの影響および食事に関する顕著な役割を
分析するよう導いてきた。多分最も重要な、よく文献に
されるスクロースの影響は歯の腐蝕への寄与である。口
は通常の食事によるスクロースのような炭化水素を醗酵
させる多くのバクテリア種を含む。この醗酵は口中でp
Hを低下させる最終産物として酸を生じさせ;低下した
pHは歯エナメル質の無機質脱落を導きそして最後には
歯の損傷またはう食の形成に導く。飲食される砂糖自体
の総量ではなく、飲食の頻繁性が虫歯に寄与することが
良く知られている。このため、スクロースおよび標準的
食事中の他の醗酵性の炭化水素の存在が歯の損傷の主な
原因ではない。菓子の形態および甘味化した製剤の間食
のような醗酵性の炭化水素の飲食(およびそのような飲
食の頻繁性)は虫歯の形成に近接した関係をもつことが
示されてきた。キャンディまたは薬が飲食された後の長
期間、醗酵性の炭化水素が口中に留まりそしてそれがス
トレプトコッカス ミュータンス(Streptococcus muta
ns)(以下において、S.mutansとも略する。)および他
のう食性バクテリアにより醗酵され、口中pHを低く
し、上記のような虫歯を促進する。虫歯と戦う一つのア
プローチは製剤または食品に関してスクロースのような
醗酵性の炭化水素の量を減ずるもしくは除去することで
ある。醗酵できないまたはS.mutans および他のバクテ
リアにより容易に醗酵されない砂糖代用品による醗酵性
炭化水素の代替が、虫歯の発達を減少させるために示さ
れてきた。
【0004】キシリトールは、ある状況において〔例え
ば、チューイングガム:米国特許US4,514,42
2号〔ヤング(Yang)〕および米国特許US3,42
2,184号〔パーテル(Patel )〕〕、実際的および
商業的成功を伴って砂糖代用品として使用されてきた。
キシリトールの使用はその味覚および技術的利点のため
魅力的である。キシリトールは砂糖と同様の甘味および
砂糖より少ないカロリー量をもつ天然産の五炭糖アルコ
ールである。キシリトールは多くの果物および野菜に少
量で見出されならびに通常の代謝中、人体中で生成され
る。キシリトールは特にその公知の代謝特性、歯科特性
および技術特性により魅力がある。代謝的見地から、キ
シリトールは多大にインシュリンに依存して代謝され、
そのため非インシュリン依存性糖尿病患者による安全な
飲食が可能である。さらにキシリトールは胃の空腹を遅
らせ、そして体重減少食で重要な役割をもつであろうこ
とを意味する食品摂取を抑え得ることを示す。キシリト
ールの重要な利点は S.mutans および口中に見られる他
のバクテリアにより醗酵しないことであり、ならびにそ
のため既に記述したような虫歯の形成に寄与する酸を生
成しないことである。キシリトールは非う食性物質とし
て十分に確立されている−つまりキシリトールはう食形
成に関与しない。またキシリトールが非う食性であるだ
けでなく、新しいう食の形成を積極的に抑え、そして無
機成分再補給を引き起こすことにより存在する障害を逆
転させさえもできる、−つまりう食の発生を抑える(ca
riostatic)物質である−という見地を支持する重要なデ
ータが存在する。キシリトールの効果に関する臨床デー
タおよびその可能な機構の概要は Bar, Albert, Caries
Prevention With Xylitol: A Review ofthe Scientif
ic Evidence, 55 Wld. Rev. Nutr. Diet. 183−209(198
3)で公表されている。その機構または機構によりキシ
リトールがいずれかのう食の発生を抑える特性に影響す
るか未だに知られていないが、しかし提案されてきた可
能な機構は S.mutans の口中の水準の減少、歯垢の発達
の減少、保護する唾液の流量の刺激、唾液の組成の好ま
しい変性、無機成分脱落の阻止および歯エナメル質の無
機成分再補給を含む。また、キシリトールは、特に味覚
プロフィールに関して重要な技術的利点を持つ。結晶状
態で飲食されると、キシリトールは口中で好ましい冷却
効果を生成する。キシリトール1gを溶解するために必
要なエネルギーは、34.6カロリーであり、糖および
糖アルコールに関して知られているうち最も高い値であ
り;これは多くの状況で望ましい生理学的な冷却効果を
生成する。キシリトールはまた砂糖と同様の甘味であり
典型的な好ましくない後味を示さない。ソルビトール、
マンニトール、ラクチトール等々の、他のポリオールは
また多くの場合にスクロースを代替してきた。これらポ
リオールの総ては、スクロースを超えて−非う食性のよ
うな−明確な利点を持つ。しかし、他のポリオールはう
食の発生を抑える効果をもつことを示さなかった。キシ
リトールが今までに限られた成功においてのみ利用され
てきた1つの状況は、錠剤における成分としてである。
製剤の場合、錠剤は活性物質を、投薬し、咀嚼し、嘗
め、全体を飲み込むことのできる、または、飲むために
水に溶解できるところのサイズ、形およびテクスチャー
のものの中に取り入れるのに使用される。食品の場合、
錠剤は、圧縮された甘味料(類)、風味(類)および場
合により色素および酸からなる、果物またはミント風味
の菓子の形態をとることができる。上述したようなその
味およびう食の発生を抑える特性により、キシリトール
は、食品および製薬の目的の両方に向く錠剤における潜
在的に魅力的な要素である。他のポリオールは、錠剤に
関しては稀釈剤、風味剤およびバインダーとして利用さ
れてきたが、キシリトールは、これに関して今まで拡張
的に使用されていない。製薬錠剤における甘味料は、食
するのに、また有効成分(類)のいずれかの好ましくな
い味を覆うのにより好ましい生成物を作る目的を満た
す。今日、多くの製剤錠剤が稀釈剤としてもまた使用さ
れるスクロース、ラクトースおよび他の醗酵性炭化水素
で甘味化されている。甘味化すべきこれらの用途におい
てスクロースおよび他の醗酵性炭水化物からキシリトー
ルへの代替は、喉薬用飴、咳止め錠剤、ビタミン剤、噛
下し錠剤等々の医薬のう食性配合物の使用を排するであ
ろうし、ならびに、著しい冷却効果および代謝特性のよ
うな他の上記で討論されたキシリトールの特性の利点も
また得られる。食品に関しては、錠剤は一般に使用者に
より嘗められまたは噛下され、ならびにブレスミント
(breath mints) としてしばしば使用される。スクロー
スはこれらに関して選択された甘味料であり、そしてそ
の上膨大な特性を持つ。キシリトールによるスクロース
の代替は、キシリトールの独特の利点、特に非う食性お
よびその強調すべき冷却効果を錠剤に活用することを可
能にさせる。臨床研究が、う食の発達に関して重要なこ
とは、スクロース(またはマルトース、ラクトースおよ
びデキストロースのような他の酸発生物質)の量ではな
く、スクロースの摂取の頻繁性であることを示している
ため、キシリトールのう食の発生を抑える効果は、特に
重要である。多くの製剤および食品の錠剤は一日を通じ
て頻繁なおよび/または通常の間隔において飲食するこ
とを意図されている。このため、幾人かの歯科研究者
は、製剤および食品に関してスクロース、マルトース、
ラクトース、デキストロースから、キシリトールのよう
な酸の発生のない甘味料に変えることを提案している。
【0005】錠剤は圧縮または成形により形成できる。
簡単な圧縮技術は数世紀の間知られてきている;157
7年、ヒエロニモウス ボッシュ( Hieronymous Bosch
)は彼の著書『クロイッテンブッフ( Kreuttenbuch )』
のなかで、製薬のために使用した簡単な圧縮方法に付い
て述べている。「丸薬」の糖衣は最初に1606年ジー
ン ド レノウ( Jean de Renou ) によるものとされて
いるおり、「丸薬および薬用飴」の製造に対するその最
初の特許は1843年に英国においてトーマスブロッケ
ドン( Thomas B rockedon )に与えられている。咀嚼可
能な錠剤、薬用飴、発泡性の、芯をコーティングした、
フイルムコーティングした錠剤、腸溶性のコーティング
した錠剤、(ある時間かけて有効成分の放出するため
の)時間放出錠剤( time release tablet ) 、多層錠剤
等々である。現在の圧縮錠剤技術−タイプ(および最終
生産物の最終形態)に関わりなく−各サイクルの3つの
段階でピストン様の装置を利用する:(1)充填−錠剤
の成分を圧縮チャンバーに加える;(2)圧縮−錠剤を
形成する;(3)排出−錠剤を取り除く。前記サイクル
はさらに繰り返される。代表的な錠剤プレスは〔マネス
ティー マシン リミテッド( Manesty Machine Ltd.)
、英国、リバプール〕により製造されたマネスティー
ノヴァプレス( MANESTY Novapress )であり、その他
多くが利用できる。錠剤を製造するために、好ましくは
全ての原材料−または少なくとも代表的には錠剤の大半
を構成する担体もしくは稀釈剤−は、さらさらする、お
よび許容される結合力(または圧縮性)の能力を含む明
確な物理特性を持たなければならない。多くの物質はこ
れらの特質の幾つかをもち、または特質をもたないた
め、技術はこれらの特性を成分に加えるために開発しな
ければならない。これに関連して、さらさらにする手段
では圧縮される粒子がバラバラの粒子として圧縮チャン
バに入らなければならないことを意味し;圧縮可能な手
段は、圧縮後錠剤を形成し、粉体のまたは実質粉体の形
を残さないことを意味する。
【0006】錠剤の質における二つの重要な特徴は破砕
強さ(または硬さ)および脆砕性である。貯蔵、輸送お
よび使用前の取扱条件下の欠け、剥離または摩損に対す
る錠剤の抵抗性はその硬さに依存する。硬さは破裂の瞬
間に一つの錠剤に加えられた側面破壊力の測定により測
定される〔ニュートンまたはストロング コブ ユニッ
ト( Strong Cobb Unit ) ;7N=1 S.C.U.で
表される〕。代表的な硬度試験機は、キー インターナ
ショナル インコーポレーテッド( Key International
Inc.)製造のモデルHT−300機である。許容される
硬度は好ましくは口当たりおよび予想される最終用途お
よび錠剤の包装状態に依存するが、多くの場合、錠剤硬
さは商品用途には約10S.C.U.より大きくなけれ
ばならない。脆砕性はまた標準試験法が当業者に知られ
ている。脆砕性は、ある錠剤数(通常20以上)を計り
採り、ラジアルルーバー( radial louver )により反復
回転している間にそれらが持ち上げられそして次にドラ
ムの直径を介して落とされ、回転するプレキシガラスド
ラムにそれらを入れることにより、標準的な条件下で測
定される。反復回転後、錠剤を巻き返し(rewind) そし
て「すり落ちた」粉体または壊れた破片を計数する。約
0%ないし3%の範囲の脆砕性はおおかたの薬および食
品錠剤関連について許容できると考えられる。0%に近
づく脆砕性は、特に好ましい。不十分な硬さの錠剤はキ
ャッピング(capping) および/または積層(laminatio
n) を示しそして通常の取扱および包装条件において容
易にバラバラに割れまたは分解する。不十分な硬さの錠
剤は口の中でなめて、ある時間にわたって有効成分また
は風味を放出させることを意図する飴錠剤またはミント
に使用できず、所望でない粉末の、粒状のまたは粗い口
当りを持つ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】キシリトールは直接的
に圧縮可能なものとはみなされず、即ち結晶性キシリト
ールは十分な硬さのおよび低い脆砕性の錠剤に圧縮でき
ない。このため、キシリトールを錠剤に利用するため、
これらの特性を加えるため様々なアプローチが、完全に
成功することなしに行われてきた。キシリトールを比較
的低い初期の硬さ(例えば約6S.C.U.)の錠剤に
圧縮しおよび外面の「仕上げ」するために、一つの方法
が行われてきた。仕上げ段階はキシリトールの独特の結
晶特性およびその低い融点に有利である。基本的には、
(低い初期硬度を持つ)圧縮錠剤は、キシリトールの固
体から液体への相変換を起こす94℃より高い温度で熱
空気に錠剤の表面をさらすことにより加熱される。冷却
後、再結晶は速やかに起こりそして「ガラス状」硬化表
層が形成される。しかし、この仕上げ段階は製造段階に
他の重要な段階を加え(そのためコストは増大し、効力
は減少する)、すべての錠剤条件に使用できず、そして
均一な硬さの錠剤が得られない。キシリトールはまたそ
こで圧縮される混合物を形成するために他のポリオール
と混合される。英国特許第1,526,020号は、キ
シリトールが最終生成物中約10ないし90重量%で存
在するように、キシリトールを他のポリオール(例えば
ソルビトール,マンニトール,マルチトール)とドライ
ブレンドする、圧縮錠剤の製造方法を記載している。し
かし、キシリトール/追加のポリオールブレンドの使用
は欠点を生み出す。多くの場合、結晶性キシリトールの
使用はかなりきめの粗い錠剤を生成する。粉砕された
(200ミクロンより低い平均粒子サイズ)キシリトー
ルの使用は、ブレンドの流動性が極めて低い(ゼロに近
い)、(例えば、ソルビトールとの)ドライブレンドさ
れた生成物を製造する。押し込みフィーダー( force f
eeder )を備えた錠剤成形機が必要とされる。これは望
ましいの特性ではないため、他のポリオールに関する粉
砕したキシリトールの使用は可能な代替案ではない。キ
シリトールの顆粒化した形態は大変好ましいであろう。
1990年9月10日に与えられたフィンランド特許第
81004号は、約94重量%ないし約98重量%の範
囲のキシリトールおよびバインダーとして約1ないし5
重量%の他の生理学的に許容されるポリオールからなる
顆粒の使用を開示している。該顆粒は錠剤の形態に圧縮
できるが、しかし、口当たり、初期の硬さおよび脆砕性
が結晶性キシリトールから作られた錠剤を上回り改良さ
れているが、幾つかの商品用途に許容されず、さらに顆
粒は大気中の水分による作用を防ぐ制御された条件の下
で製造されなければならない。さらなる研究はキシロト
ール顆粒で行われてきた。顆粒化は流動床法、遠心流
動、圧縮および減圧法を含む様々な方法により今日行わ
れる。顆粒化は顆粒の形成を補助する、即ち粒子を顆粒
化した、さらさらの形態にする、「バインダー」の使用
が要求とされる。しばしば使用されるバインダーはデン
プン、ゼラチン;スクロース、デキストロースおよびラ
クトース等の砂糖;天然および合成ゴム、微結晶性セル
ロース等々である。これらのバインダーは、製剤および
食品錠剤の成分を魅力的にするキシリトールの、味、う
食の発生を抑える、代謝的なおよびその他の特性を加え
または除去できるため、これらは特にキシリトールとの
使用に特に許容である必要はない。アラビアゴムを含む
幾つかのバインダーは、キシリトールのバインダーとし
て使用された場合、キシリトールの溶液のかなりの良く
ない加熱( negative heat )により、知覚されるキシリ
トールの冷却効果を減少させるであろう。他のバインダ
ーは望ましくないおよび許容できない口当たりを加える
可能性がある。ゼラチンは、これをバインダーとして使
用する場合、キシリトールの冷却効果を遮断することに
加えて、民族的( ethnic ) 理由に対して望ましくない
であろう。デンプンおよび他のう食性醗酵性炭化水素
は、バインダーとして利用される場合、その口内健康に
悪い影響を与えるため好ましくない。
【0008】驚いたことにはおよび予期せぬことには、
ポリデキストロース、アルカリカルボキシメチルセルロ
ースおよび水素化デンプン加水分解物等の重合化還元糖
のようなある種の化合物がバインダーとして使用される
場合、高い硬さおよび低い脆砕性をもち、錠剤に関して
言及したキシリトールの味、う食の発生を抑える、およ
び他の特性の全ての範囲を未だ許容する直接的に圧縮可
能なキシリトール顆粒を生成することが今や発見され
た。これらのバインダーの使用は、第一にキシリトール
で甘味化された製剤および食品錠剤、顕著な硬さ、ある
場合にはゼロに接近した低い脆砕性、優れた味覚プロフ
ィールを示し、ならびに非う食性、および潜在的にう食
の発生を抑える錠剤を作るために大規模な、商業的な錠
剤製法工程を可能にする。また、驚いたことにまた予期
しないことに、バインダーとしてポリデキストロースを
使用し、0.1重量%ないし約5重量%の範囲にて一定
のポリオールに添加すると、許容される、直接的に圧縮
可能な顆粒が形成され、そして該顆粒の圧縮により作ら
れた錠剤は、顕著な硬さおよびゼロに近い低い脆砕性な
ど、優れた特性を有し、医薬錠剤および食品錠剤として
十分満足に許容される錠剤となることが、今見い出され
た。
【0009】従って、本発明の一つの目的は、錠剤化に
おいて上述の特徴、特性を示しうる直接的に圧縮可能な
顆粒を提供することにある。これに関連して、とりわけ
重要な目的は、直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒を
提供することにあり、また、別の重要な目的は、生理学
的に許容されるポリオールの顆粒であって、直接的に圧
縮可能なものを提供することにある。また、本発明の他
の目的は、上記の直接的に圧縮可能な顆粒より(圧縮)
成形されうるとともに、上述の特徴(硬さ、脆砕性な
ど)を有する、飲食可能な錠剤を提供することにある。
この目的の中には、強化甘味料で甘味化された錠剤も含
まれる。さらに、本発明の他の目的は、上記の直接的に
圧縮可能な顆粒、例えばキシリトール顆粒の製造方法を
提供することにある。またさらに、本発明の別の目的
は、上記の生理学的に許容されるポリオールの顆粒化の
ためのバインダーとしての、ポリデキストロースの使用
を提供することにある。その他の目的は、本明細書の記
載、とりわけ特許請求の範囲の記載を考慮することによ
り導かれ、そして、これら総てが本発明の目的を構成す
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、キシリトール
および約0.1重量%ないし約5重量%の範囲のバイン
ダーからなり、該バインダーが生理学的に許容な、非う
食性であり、重合化還元糖、アルカリカルボキシメチル
セルロースおよび水素化デンプン加水分解物からなる群
から選択された、直接的に圧縮可能な、非う食性キシリ
トール顆粒を意図している。特に好ましいものであるバ
インダーは、部分的に精製されたもしくは精製されたお
よび/または部分的に中和されたもしくは中和された形
態のポリデキストロース、およびナトリウムカルボキシ
メチルセルロースである。ポリデキストロースバインダ
ーの使用は約0.5重量%ないし約5重量%の範囲が好
ましく、さらに約3重量%の量で存在するのが特に好ま
しい。ナトリウムカルボキシメチルセルロースの使用
は、約0.5重量%ないし約3%重量の範囲が好まし
く、さらに約1.5重量%の量で存在するのが特に好ま
しい。水素化デンプン加水分解物の使用は約1重量%な
いし約5重量%の範囲が好ましく、さらに、水素化デン
プン加水分解物が約3重量%の量で存在するのが特に好
ましい。本発明はまた、さらに強化甘味料を含む直接的
に圧縮可能なキシリトール顆粒を意図する。該強化甘味
料はジペプチド甘味料、サッカリン、アセスルフェイム
K、ステビオシド、シクラメート、ネオヘスペリジンジ
ヒドロカルコンおよびスクラロースからなる群から得ら
れることが好ましい。本発明はさらに、約90重量%な
いし約99.9重量%のキシリトール、ならびに、約
0.1重量%ないし約5重量%の範囲において重合化還
元糖、アルカリカルボキシメチルセルロースおよび水素
化デンプン加水分解物からなる群から得られた生理学的
に許容される非う食性バインダーを含む顆粒により甘味
化された錠剤であって、該錠剤は少なくとも10ストロ
ング コブ ユニット( StrongCobb Unit ) の強度お
よび約3%より少ない脆砕性を示し、飲食される際に著
しい冷却効果を示す比較的安定な、非う食性の飲食可能
な錠剤を意図する。少なくとも10ないし40ストロン
グコブユニットの硬さおよび約1%より小さい脆砕性を
示す錠剤が特に好ましい。とりわけ好ましいバインダー
は部分的に精製されたもしくは精製されたおよび/また
は部分的に中和されたもしくは中和された形態のポリデ
キストロース、およびナトリウムカルボキシメチルセル
ロースを含む。錠剤がキシリトール約97重量%および
ポリデキストロース約3重量%からなる顆粒で甘味化さ
れた、飲食可能な錠剤が特に好ましい。錠剤がキシリト
ール約99.5重量%ないし約97重量%およびナトリ
ウムカルボキシメチルセルロース約0.5%ないし約
3.0重量%からなる粒子で甘味化された飲食可能な錠
剤が好ましく、さらにキシリトール約98.5重量%の
およびナトリウムカルボキシメチルセルロース約1.5
重量%からなる顆粒のものが特に好ましい。本発明の錠
剤のうち、キシリトール約95重量%ないし約99重量
%および水素化デンプン加水分解物約1重量%ないし約
5重量%からなる顆粒で甘味化された、飲食可能な錠剤
が好ましく、さらに、キシリトール約97重量%および
水素化デンプン加水分解物約3重量%からなる顆粒で甘
味化された、飲食可能な錠剤が特に好ましい。またさら
に、本発明は強化甘味料を含む飲食可能な錠剤も意図し
ている。ここで、特に好ましい強化甘味料は、ジペプチ
ド甘味料、サッカリン、アセスルフェイム K、ステビ
オシド、シクラメート、ネオヘスペリジンジヒドロカル
コンおよびスクラロースからなる群から得られる。本発
明は、さらにまた平均粒子サイズ約40ないし約180
ミクロン(約40ないし120ミクロンの平均粒子サイ
ズが好ましい。)の粉砕したキシリトールを、約0.1
重量%ないし約10重量%、好ましくは0.5重量%な
いし5重量%の範囲の量の重合化還元糖、アルカリ性カ
ルボキシメチルセルロースおよび水素化デンプン加水分
解物からなる群から得られた生理学的に許容される非う
食性バインダーとともに顆粒化し;さらに得られた顆粒
を篩分けすることからなる、直接的に圧縮可能な非う食
性キシリトール顆粒の製造方法にも関する。一つの方法
では、バインダー水溶液を粉砕したキシリトールに加
え、えられた顆粒を乾燥し、篩分けする。粉砕されたキ
シリトールは平均粒子サイズ約50ないし90ミクロン
が特別に好ましい。部分的に精製されたもしくは精製さ
れたおよび/または部分的に中和されたもしくは中和さ
れた形態のポリデキストロースおよびナトリウムカルボ
キシメチルセルロースおよび水素化デンプン加水分解物
が特に好ましいバインダーである。
【0011】また明確には、本発明は、マンニトール、
ラクチトール、ソルビトール、イソマルト、マルチトー
ル、もしくは結晶性フルクトースのような糖尿病向け使
用に適する甘味料、およびそれらの組合せからなる群か
ら選ばれる生理学的に許容されるポリオールと、0.1
重量%ないし約5重量%の範囲内にあるポリデキストロ
ースよりなる、直接的に圧縮可能な顆粒に関する。この
顆粒は、上述した、キシリトールと所定量の非う食性バ
インダー(ポリデキストロース)とを含有するキシリト
ール顆粒の場合と同様のプロセスにより、製造すること
ができる。また、上記の生理学的に許容されるポリオー
ル(即ち、純粋な結晶性物質)それ自体は、いずれも、
直接圧縮成形の技術による錠剤の製造に使用することが
できない。これに対して、上記の生理学的に許容される
ポリオールに所定量のポリデキストロースを組合せてな
るところの顆粒は、糖尿病に適する錠剤に直接的に圧縮
成形することが可能であり、この点に重大な特徴を有す
る。生理学的に許容されるポリオールのうち、特に好ま
しいものは、ラクチトールまたはマンニトールである。
従って、本発明は、上記の直接的に圧縮可能なポリオー
ル顆粒を圧縮することにより、製造された飲食可能な錠
剤にも関する。
【0012】また、本発明は、マンニトール、ラクチト
ール、ソルビトール、イソマルト、マルチトール、もし
くは結晶性フルクトースのような糖尿病向け使用に適す
る甘味料、およびそれらの組合せからなる群から選ばれ
る生理学的に許容されるポリオールの顆粒化のためにバ
インダーとしてポリデキストロースを使用する方法に関
する。この発明のより好ましい態様は、ポリデキストロ
ースが部分的に精製されたもしくは精製された、および
/または部分的に中和されたもしくは中和された形態に
あるときの上記の使用に関する。ポリデキストロースが
顆粒総量の約0.1重量%ないし約5重量%の量にて使
用されるときの上記の使用もまた、より好ましい態様で
ある。また、この発明の別のより好ましい態様は、生理
学的に許容されるポリオールがラクチトールであるとき
もしくはキシリトールであるときの上記の使用に関す
る。そして、この発明において、特により好ましい態様
は、生理学的に許容されるポリオールがキシリトールで
あるときであって、ポリデキストロースが約0.5重量
%ないし約5重量%の量にて、好ましくは約3重量%の
量にて使用されるときの上記の使用に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の顆粒は、例えばマネステ
ィー ベータプレス( Manesty Betapress )あるいは他
の当業者に知られた錠剤化プレスのような典型的な錠剤
成形装置を使用する場合優れた流動性および圧縮性を示
す。顆粒を形成するために使用されるキシリトールは平
均粒子サイズが約40ないし約180ミクロンに粉砕さ
れたキシリトールである。結晶性キシリトールは、好ま
しい粒子サイズに到達するまで粉砕し、磨砕しまたは他
の方法で微細砕化できる。本発明によって考えられるバ
インダーは生理学的に許容される、非う食性バインダー
である。驚いたことにはおよび予期できぬことには、こ
れに関してはポリデキストロース−重合化還元糖である
−は優れたバインダーとして機能し;ポリデキストロー
スは、以前は単独で焼商品、ベークドミックス、冷凍デ
ザート、プディング、チョコレート、ハードキャンディ
およびソフトキャンディ用の増量剤として利用されてお
り、バインダーとして調剤もしくは圧縮キャンディの場
合に使用されていない。ポリデキストロースはファイザ
ーケミカルディヴィジョン( Pfizer ChemicalDivision
) 製〔ニューヨーク州、ニューヨーク〕を利用でき
る。ポリデキストロースは水溶性の、デキストロースの
ランダム結合化縮合物ポリマーで微量の結合化ソルビト
ールおよびクエン酸を含有している。ポリデキストロー
スは次の4つの形態で利用できる:(1)ポリデキスト
ロース "A”型;(2)ポリデキストロース "N”
型(液体中に幾らかの遊離酸を含む);(3)ポリデキ
ストロース "K”型(ポリデキストロースの酸度を減
少させるために炭酸ナトリウムで処理した部分的に中和
されたもの);(4)"新”ポリデキストロース ポリ
デキストロース "A”型の精製したもの。還元糖の他の
生理学的に許容される、非う食性のポリマーもまたこれ
に関してバインダーとして機能することができる。他の
バインダーは、ナトリウムカルボキシメチルセルロース
のようなアルカリカルボキシメチルセルロースである。
ナトリウムカルボキシメチルセルロースは化粧品、食
品、製薬および工業的用途の広い範囲で利用できるが、
以前はバインダーとしてキシリトールと錠剤に関して使
用されることはなかった。ナトリウムカルボキシメチル
セルロースはアクアロンカンパニー( Aqualon Company
)〔デラウェアー州 ウィルミングトン〕社製ものを利
用できる。ナトリウムカルボキシメチルセルロースは制
御された条件下でアルカリセルロースとナトリウムモノ
クロロアセテートとの反応により製造されたセルロース
エーテルである。ナトリウムカルボキシメチルセルロー
スは食品、製薬に利用することができ、置換の変化の程
度(0.38ないし1.4)および水との溶液中の粘稠
性により標準等級付けされる。他のバインダーは水素化
デンプン加水分解物である。水素化デンプン加水分解物
は高マルトースシロップの触媒的に水素化された生成物
であり、広く多様のスクロースから市販で入手できる。
キシリトールおよびバインダーの顆粒化は利用可能な顆
粒化の標準的手段のいずれかによって行うことができ
る。ベンチ型( bench type ) の適用では、粉砕したキ
シリトールをポリデキストロースシロップを混ぜ合わ
せ、ブレンダーで混合し、篩分けし、乾燥する。乾燥し
た顆粒は均一なサイズと形の粒子を製造するためさらに
篩分けされる。適当な造粒機および顆粒化装置は、流動
床乾燥機と組み合わせたロディッジ水平型ブレンダー
〔ゲブルーダー ロディッジ ゲーエムベーハー( Gebr
uder Lodige GmbH )〕グラット垂直型流動床グラニュエ
ーター〔***、ビンツェン、グラット ゲーエムベーハ
ー( Glatt GmbH ) 〕、アエロマティック垂直型流動床
グラニュレーター〔スイス、ブーベンドルフ、アエロマ
ティック アーゲー( Aeromatic AG ) 〕およびシュー
ギ グラニュレーター(オランダ、レリシュタットシュ
ーギ ベーファゥ( Schugi,BV ) を包含する。通常当業
者に知られているような他の顆粒化装置は我々の発明の
実施に利用できる。製造されそして乾燥された顆粒は通
常、粗い粒子を取り除くために以下の顆粒化段階で篩分
けされる。この目的のための適当な篩サイズは16メッ
シュ(1.2mm)篩である。粗い粒子は再度作業し、
粉砕しまたは他の用途のために溶解するかの何れかをす
ることができる。顆粒化は食品および製薬に関する甘味
化、風味または増量剤としておよび/または稀釈剤とし
て単独でまたは(強化甘味料のような)他の甘味料、他
のポリオールおよび/または他のバインダーとの組合せ
で利用できる。
【0014】
【実施例】
例1:直接的に圧縮可能な顆粒の実験室規模の製造 90ミクロンに粉砕されたキシリトール500gをホー
バート( HOBART ) N−50ブレンダーで粉砕し、最も
遅い速度で30秒間混合する。ポリデキストロース K
〔ファイザー( Pfizer )製〕の50%溶液を混合中にゆ
っくり加え、混合速度を中速に増加しさらに30秒間攪
拌する。得られた細粒を120メッシュ(125ミクロ
ン)篩を通して篩分けし、ブラックス( BRUCK'S )乾燥
ドラムで30rpmで約15−60分間乾燥し、次に乾
燥室内に40℃で一晩おく。乾燥した細粒を再び120
メッシュ(125ミクロン)篩を通して篩分けする。過
度に塊にならない、粘りけのないまたは湿気ない良好な
脆砕性をもつ顆粒が生成される。この顆粒、および1%
ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤)をツイン シェル
( TWIN SHELL )ドライブレンダー〔Patterson-Kelly C
o. 製〕中で3分間混合することにより、顆粒を錠剤に
する。錠剤をコルシュ( KORSH )錠剤成形機を使用して
9.4,20および32.0kNの力で錠剤をつくる。
得られた錠剤は9.4,20および32.0kNのそれ
ぞれの圧縮力において約10,17および14ストロン
グ コブ ユニットの破砕強さを示す。それぞれの錠剤
は良好な仕上がりおよび、好ましい甘味および涼味感を
有することが観察される。 例2:直接的に圧縮するキシリトール顆粒の製造 平均粒子サイズ50ミクロンに粉砕したキシリトール6
000グラムをFKM50型のロディッジ水平型ブレン
ダー( Rodige horizontal blender )に充填しそして6
0rpmで混合する。35%ポリデキストロース K
(ドライベース)および水からなるポリデキストロース
シロップ528.6gをそのロディッジ水平型ブレンダ
ー中に5分間にわたって(105.7g/分)、噴霧す
る。得られた湿った顆粒を更に5分間混合し、次にロデ
ィジチョッパーでさらに数分混合する。次に、得られた
混合物を、グラット垂直流動床乾燥装置( Glatt vertic
al bedfluidized drying system )に入れそして50℃
の生成物温度になるまで乾燥して約0.5%未満の水分
レベルの顆粒を生成させる。顆粒を次に16メッシュ篩
で篩分けして、生じたサイズを超えたものは他の加工用
に分離する。得られた顆粒は良好な流動性を示す。顆粒
(1980g)をステアリン酸マグネシウム(20g)
と3分間混合し、そして2.5tの圧縮力で1/4イン
チ(≒0.635cm)前圧縮物にして500mg錠剤
に圧縮する〔(7/16インチ(≒1.111cm)径
のもの、マネスティーベータプレス( Manesty Betapre
ss )の使用〕。得られた錠剤は初期硬さ15.5ストロ
ング コブ ユニットおよび24時間後の硬さ24.4
ストロング コブ ユニットを示す。錠剤の脆砕性は2
%未満である。おのおの錠剤は良好な仕上がりを示し、
キャッピング( capping )および積層がなくそして好ま
しい甘味および涼味感を持つことが観察される。 例3:直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒の製造 50ミクロンの平均粒子サイズに粉砕されたキシリトー
ル6000gを、GPCG 5/9 グラット垂直型流
動床造粒機( Glatt vertical fluidized bedgranulato
r )に充填する。10%ポリデキストロース K(ドラ
イベース)および水からなるポリデキストロースシロッ
プ1856gを、圧力2.5barで、流動床の中程に
位置する2mmのノズルを利用して、20分間かけてキ
シリトール上に噴霧する(92.8g/分)。上記造粒
機を、ポリデキストロースシロップを60秒間噴霧し、
4秒間集塵機を振動させて終わらせる、WSGモードで
操作する。顆粒は生成物温度を50℃にして乾燥させて
水分約0.2重量%の顆粒を生成させる。顆粒を次に1
6メッシュ篩で篩分けして、生じたサイズを超えたもの
は他の加工用に分離する。得られた顆粒は良好な流動性
を示す。嵩密度0.47g/mlであり、そして平均粒
子サイズ約350ミクロンである。顆粒はさらに、生成
物の10%未満が149ミクロン未満であることを特徴
とする。顆粒は約3重量%のポリデキストロースを含
む。顆粒(5,529g)を、ステアリン酸マグネシウ
ム(55.8g)と3分間混合しさらに、例2に記載し
たように550mgの錠剤に圧縮する。得られた錠剤
は、約18ストロング コブ ユニットの硬さを示す。
錠剤は、0.2%の脆砕性を示す。おのおの錠剤は良好
な仕上がりを示し、キャッピングおよび積層がなくそし
て好ましい甘味および涼味感を持つことが観察される。 例4:直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒の製造 平均粒子サイズ90ミクロンに粉砕されたキシリトール
6000gを例3に記載した方法と同様にポリデキスト
ロース Kで顆粒化する。得られた顆粒は良好な流動性
を示す。嵩密度0.53g/mlでありそして平均粒子
サイズ約350ミクロンである。顆粒はさらに、最終生
成物の5%未満が177ミクロン篩を通過する。ポリデ
キストロース約3重量%および水約0.6重量%を含
む。錠剤を例3に記載した方法で製造する。得られた錠
剤は約18ストロング コブ ユニットを示す。錠剤の
脆砕性は0.3%を示す。おのおの錠剤は良好な仕上が
りを示し、キャッピングおよび積層がなくそして好まし
い甘味および涼味感を持つことが観察される。 例5:直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒の製造 平均粒子サイズ50ミクロンに粉砕されたキシリトール
6000gを例3に記載した方法と同様に5.12%の
固体ポリデキストロース水溶液1163gを利用してポ
リデキストロース Kで顆粒化する。得られた顆粒は良
好な流動性を示す。嵩密度0.44g/mlでありそし
て平均粒子サイズ約300ミクロンである。篩分けられ
た製造物の10%未満が149ミクロン篩を通過する。
この顆粒は、ポリデキストロース約1重量%を含む。錠
剤を例3に記載した方法で製造する。得られた錠剤は約
21ストロング コブ ユニットを示す。錠剤の脆砕性
は約3%を示す。おのおの錠剤は良好な仕上がりを示
し、そして好ましい甘味および涼味感を持つことが観察
される。 例6:直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒の製造 平均粒子サイズ50ミクロンに粉砕されたキシリトール
7000gを例3に記載した方法と同様に15%の固体
ポリデキストロース水溶液2455gを利用してポリデ
キストロース Kで顆粒化する。ノズルの開口部を1.
2mmに減少しそしてポリデキストロース溶液を3ba
rの圧力で噴霧する。ポリデキストロース約5重量%を
含む得られた顆粒はさらさらして直接的な圧縮に適当で
ある。錠剤を例3に記載した方法で製造する。錠剤の硬
さは28ストロング コブユニットである。錠剤の脆砕
性は0.8%である。おのおの錠剤は良好な仕上がりを
示し、好ましい甘味および涼味感を持つことが観察され
る。しかし、僅かな「デキストリン」風味が認められ
る。 例7:直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒の製造 平均粒子サイズ50ミクロンに粉砕されたキシリトール
6000gを例3に記載した方法と同様に水に溶解した
7%固体ナトリウムカルボキシメチルセルロース〔アク
アロン( Aqualon ) 7L2P〕865.7gを利用して
ナトリウムカルボキシメチルセルロースで顆粒化する。
得られた顆粒は良好な流動特性を示す。嵩密度0.41
g/mlでありそして平均粒子サイズ約300ミクロン
である。その15%未満が149ミクロン篩を通過す
る。この顆粒はナトリウムカルボキシメチルセルロース
約1%および水約0.1%を含む。錠剤を例3に記載し
た方法で製造する。得られた錠剤は約24ストロング
コブ ユニットの硬さおよび6.1%の脆砕性を示す。
幾つかの錠剤ではキャッピングが観察された。錠剤は好
ましい甘味および涼味感ならびに良好な仕上がりを持つ
ことが観察される。 例8:直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒の製造 平均粒子サイズ50ミクロンに粉砕されたキシリトール
6000gを例7に記載した方法と同様に、7%固体ナ
トリウムカルボキシメチルセルロース水溶液2651.
4gを利用してナトリウムカルボキシメチルセルロース
で顆粒化する。得られた顆粒は良好な流動特性を示す。
嵩密度0.36g/mlでありそして平均粒子サイズ約
500ミクロンである。その15%未満が149ミクロ
ン篩を通過する。この顆粒は、ナトリウムカルボキシメ
チルセルロース約3%および水約0.3%を含む。錠剤
を例3に記載した方法で製造する。得られた錠剤は約4
0ストロング コブ ユニットの硬さおよび0.0%の
脆砕性を有する。錠剤はさらに好ましい甘味および涼味
感を示し、良好な仕上がりを有する。しかし、錠剤は僅
かに黄色/橙色に着色することが認められる。 例9:直接的に圧縮可能なキシリトール顆粒の製造 平均粒子サイズ90ミクロンに粉砕されたキシリトール
6000gを例7に記載した方法と同様に、7%固体ナ
トリウムカルボキシメチルセルロース水溶液1305.
7gを利用してナトリウムカルボキシメチルセルロース
で顆粒化する。得られた顆粒は良好な流動特性を示す。
嵩密度0.44g/mlでありそして平均粒子サイズ約
450ミクロンである。その5%未満が177ミクロン
篩を通過する。この顆粒はナトリウムカルボキシメチル
セルロース約1.5%および水約0.3%を含む。錠剤
を例3に記載した方法で製造する。得られた錠剤は約1
4ストロング コブ ユニットの硬さおよび1%未満の
脆砕性を有する。キャッピングまたは積層は観察されな
い。錠剤は、さらに好ましい甘味および涼味感を持つこ
とが観察され、良好な仕上がりを有する。しかし、錠剤
は僅かに黄色/橙色に着色することが認められる。変色
は観察されない。 例10:直接的に圧縮可能なキシリトール錠剤の製造 平均粒子サイズ50ミクロンに粉砕されたキシリトール
500gを例1に記載した方法と同様に、ブレンダー中
に篩い入れて混合する。フィンマルト L〔(FINMALT L
) 、フィンランド、カルターリミテッド( Cultor lt
d.)社販売の水素化デンプン加水分解物〕の50%水溶
液を加え、そして顆粒を例1と同様に製造する。得られ
た顆粒はキシリトール約97重量%および水素化デンプ
ン加水分解物約3重量%からなる。錠剤を例1における
方法で製造する。錠剤は約10ないし11ストロング
コブ ユニットの硬さを示す。おのおのの錠剤は良好な
仕上がりを有することが観察され、および好ましい甘味
および冷却効果を示す。
【0015】例11:直接的に圧縮可能な顆粒およびそ
れより得られる錠剤の製造 一連の顆粒化試験(顆粒の製造)をレッドヒル( Redhi
ll)の研究所にて、ポリデキストロース Kをバインダ
ーとして使用して、以下のとおり行った。 −供試材料 キシリトールCM キシロフィン オイ(Kotka)製 ラクチトールCM キシロフィン オイ(Kotka)製 ポリデキストロース K ファイザー( Pfizer )製 キシロフィン オイ(Terre Haute) より入手 マンニトールF ロケット( Roquette )製 ステアリン酸マグネシウム BDH製 キシリトールC(標準試料) キシロフィン オイ(Schaumburg) 製 ラクチトールMC(標準試料) キシロフィン オイ(Kotka)製 −顆粒化手順 (1) キシリトールCM顆粒(試料 48/97/X1) キシリトールCM500gをモーリネクス(Moulinex)
多機能ミキサーの中に投入し、そしてこれを速度1にて
混合した。注射器を使用してポリデキストロース K5
0%溶液(ポリデキストロース K〜3.3%添加)3
5.9g(30ml)を混合の間にゆっくりと添加し
た。混合をおよそ2分間継続した。生じた混合物を箔で
区画された焼き皿の上に広げ、そしてこれを40℃に設
定されたオーブン中で一晩乾燥させ、顆粒状物を形成す
る。乾燥が終わるや否や、これをモーリネクス(Moulin
ex)多機能ミキサーにて粗く混練してキシリトールCM
顆粒を得た。 (2) ラクチトールCM顆粒(試料 048/97/L1) ラクチトールCM500gをモーリネクス(Moulinex)
多機能ミキサーの中に投入し、そしてこれを速度1にて
混合した。注射器を使用してポリデキストロース K5
0%溶液(ポリデキストロース K〜3.4%添加)3
6.2g(30ml)を混合の間にゆっくりと添加し
た。混合をおよそ2分間継続した。生じた混合物を箔で
区画された焼き皿の上に広げ、そしてこれを40℃に設
定されたオーブン中で一晩乾燥させ、顆粒状物を形成す
る。乾燥が終わるや否や、これをモーリネクス(Moulin
ex)多機能ミキサーにて粗く混練してラクチトールCM
顆粒を得た。 (3) マンニトールF顆粒(試料 048/97/M1) マンニトールF500gをモーリネクス(Moulinex)多
機能ミキサーの中に投入し、そしてこれを速度1にて混
合した。注射器を使用してポリデキストロースK50%
溶液(ポリデキストロース K〜3.5%添加)37.
5g(30ml)を混合の間にゆっくりと添加した。混
合をおよそ2分間継続した。生じた混合物を工場内の篩
に通し、箔で区画された焼き皿の上に広げ、そしてこれ
を40℃に設定されたオーブン中で一晩乾燥させ、顆粒
状物を形成する。乾燥が終わるや否や、これを工場内の
篩に通し、大粒の塊を取り除いて、マンニトールF顆粒
を得た。 −錠剤の製造 対象となる顆粒を実験室規模のターブラミキサー(Turb
ula mixer )中で2分間、必要な潤滑剤系とともに混合
する。本例では、1%ステアリン酸マグネシウムが使用
された。その後、混合された試料をマネスティー2C
(Manesty 2C)一個取り打抜きプレスにて、15mm直
径の、表面が平坦なはす縁パンチを使用して、錠剤に圧
縮成形した。圧縮力はトップパンチの落下圧を変えるこ
とにより調節される。これは任意の数値で示される。数
値が高ければ高いほど、圧縮力はより大きい。この数値
は、本例の一連の圧縮成形において比較のためにのみ使
用される。材料の顆粒が変わると、また上記プレスの設
定条件を変更すると、直ちに上記の数値は比較できない
値になる。また調節は正確には再現することができない
ものである。従って、上記の数値は、試料同士を差別化
(区別)しまた圧縮力の増加または減少を示す手段とし
てのみ利用すべきものである。 −錠剤の硬さ Key Instruments 錠剤硬さ試験機、つまり錠剤をその直
径に沿って破断するのに必要とされる力を測定する装置
を使用して、錠剤の硬さを測定した。10個の錠剤を試
験し、その読み取り値の平均値を記録した。 −錠剤の厚さ マイクロメータゲージを使用して10個の錠剤の厚さを
測定した。10個の錠剤についての平均値を記録した。 −錠剤の重量 10個の錠剤を個別に秤量し、その平均値を記録した。 −錠剤の脆砕性 Key Instruments 脆砕性試験機を使用して、錠剤の脆砕
性を測定した。10個の錠剤を100回落下させ、その
重量損失百分率を記録した。縁がいたく削ぎ欠けている
錠剤は総て、秤量の前に取り除いた。
【0016】−結果 (1) キシリトールCM顆粒(試料 48/97/X1) キシリトールCMおよびこれより得られた該顆粒につい
ての粒度分布は、図1に示される。顆粒(試料 48/97
/X1)を錠剤化したとき、許容される錠剤が成形され
た。該錠剤について硬さの値の偏差は大きいけれども、
〜200Nの硬さが得られた。該錠剤について脆砕性の
数値は、1.5%ないし3.4%の範囲であった。該錠
剤について得られた結果をまとめ、それを以下の表1に
示す。 −キシリトールC(標準試料) また、比較のため、標準試料のキシリトールC結晶につ
いて同様に得られた結果を以下の表2に示す。これらの
結果より、非顆粒化材料は、許容される錠剤を形成しな
いことがわかる。形成された圧縮物は、低い硬さを有
し、また極端に破砕しやすいものである。この材料につ
いての粒度分布は、図2に示される。 (2) ラクチトールCM顆粒(試料 048/97/L1) ラクチトールCMおよびこれより得られた該顆粒につい
ての粒度分布は、図3に示される。ラクチトールCMの
顆粒化により、サイズ500μmを超える粒子が大量に
生成した。これは、該顆粒(試料 048/97/L1)が単に
顆粒化の間に工場内の篩によって篩分けされたという事
実による。該試料は、篩分け試験の再現に利用するのに
は不適な材料であった。該顆粒(試料 048/97/L1)を
錠剤化したとき、許容される錠剤が成形された。作られ
た該錠剤について、〜350Nの硬さが得られた。その
硬さの値の偏差もまた大きかった。該錠剤について脆砕
性の数値は、<1%であり、十分許容されるものであっ
た。該錠剤について得られた結果をまとめ、それを以下
の表3に示す。 −ラクチトールMC(標準試料) また、比較のため、標準試料のラクチトールMCについ
て同様に得られた結果を以下の表4に示す。これらの結
果より、非顆粒化材料は、許容される錠剤を形成しない
ことがわかる。形成された圧縮物は、低い硬さを有し、
また極端に破砕しやすいものである。この材料について
の粒度分布は、図4に示される。 (3) マンニトールF顆粒(試料 048/97/M1) マンニトールFおよびこれより得られた該顆粒について
の粒度分布は、図5に示される。該顆粒(試料 048/97
/M1)を錠剤化したとき、許容される錠剤が成形され
た。この過程においては、該試料が粘ってパンチ底面と
成形型面の間に付着しパンチの粘着固定をひき起こさせ
るという困難に出くわした。この問題は、該試料を長時
間かけて錠剤化することができないことを意味する。作
られた該錠剤について、>250Nの硬さが得られた。
圧縮力(パンチの落下圧)が弱いために、該試験は中絶
されたけれども、許容される硬さおよび脆砕性を有する
錠剤が成形された。該錠剤について得られた結果を、以
下の表5に示す。 括弧中の数値は、錠剤製造の中途にて為された分析より得られた値である。 その他の総ての数値は、錠剤製造から24時間後に為された分析により得られ た値である。 * :圧縮力は他種の混合物との間で対比することができない。 括弧中の数値は、錠剤製造の中途にて為された分析より得られた値である。 その他の総ての数値は、錠剤製造から24時間後に為された分析により得られ た値である。 * :圧縮力は他種の混合物との間で対比することができない。 括弧中の数値は、錠剤製造の中途にて為された分析より得られた値である。 その他の総ての数値は、錠剤製造から24時間後に為された分析により得られ た値である。 * :圧縮力は他種の混合物との間で対比することができない。 括弧中の数値は、錠剤製造の中途にて為された分析より得られた値である。 その他の総ての数値は、錠剤製造から24時間後に為された分析により得られ た値である。 * :圧縮力は他種の混合物との間で対比することができない。 括弧中の数値は、錠剤製造の中途にて為された分析より得られた値である。 その他の総ての数値は、錠剤製造から24時間後に為された分析により得られ た値である。 * :圧縮力は他種の混合物との間で対比することができない。 括弧中の数値は、錠剤製造の中途にて為された分析より得られた値である。 その他の総ての数値は、錠剤製造から〜24時間後に為された分析により得ら れた値である。 * :圧縮力は他種の混合物との間で対比することができない。
【0017】−結論 得られた結果より、次の結論が導かれる。本例の方法の
使用により、ポリデキストロース Kを用いた許容され
るポリオール顆粒(キシリトール顆粒、ラクチトール顆
粒など)を生成することができる。また、総てのポリオ
ール顆粒について、許容される錠剤を成形することがで
きる。従って、ポリオールの非顆粒化材料と対比して、
著しい改良がみられる。反対に、該非顆粒化材料は、い
ずれの場合も、許容される錠剤を成形することができな
い。一般に、脆砕性0%ないし3%という特性は、大部
分の医薬錠剤および食品錠剤にとって許容されるものと
考えられている。本例の顆粒より製造された錠剤につい
て得られた脆砕性の結果(数値)は、総て、医薬および
食品用錠剤において許容される範囲内のものであった。
しかして、これらの結果より、ポリデキストロース K
を使用したポリオールの顆粒化、つまりバインダーとし
てポリデキストロース Kを含むポリオール顆粒は、対
応する非顆粒化ポリオールと比較して、錠剤の特性(例
えば硬さおよび脆砕性)において著しい改良を与えるこ
とがわかる。上述の一般的な説明および各例は、本発明
を説明しようとするものであって、本発明を限定するも
のであると考えるべきではない。本発明の精神および範
囲内において他の変法、変更は可能であり、そのような
変法、変更は当業者にとって容易に示しうるものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直接的に圧縮可能な顆粒であって、錠剤化により医薬用
または食品用として許容される錠剤を作ることができる
顆粒が提供される。特に、キシリトール顆粒にあって
は、非う食性のものが提供されるという利点が得られ
る。また、ラクチトール等の生理学的に許容されるポリ
オールの場合には、バインダーとしてポリデキストロー
スの使用により、同様に、直接的に圧縮可能なポリオー
ル顆粒が提供される。また、本発明によれば、顕著な硬
さおよび0〜3%の大変低い脆砕性など、優れた特性を
もつ錠剤、特に医薬および食品の用途に適する錠剤もま
た、提供される。そして、キシリトール顆粒からは、非
う食性で、潜在的にう食の発生を抑えることができ、ま
たキシリトールの味覚特性(冷却効果)および代謝特性
を示す錠剤が提供される。さらに、本発明によれば、こ
れら顆粒並びに錠剤の商業的な生産に有利な製造方法
も、提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、粉砕されたキシリトールCMおよびこ
れより得られた顆粒(試料 48/97/X1)について篩分
け試験の結果を示すグラフである。
【図2】図2は、キシリトールC(標準試料)について
篩分け試験の結果を示すグラフである。
【図3】図3は、粉砕されたラクチトールCMおよびこ
れより得られた顆粒(試料 048/97/L1)について篩分
け試験の結果を示すグラフである。
【図4】図4は、ラクチトールMC(標準試料)につい
て篩分け試験の結果を示すグラフである。
【図5】図5は、マンニトールFおよびこれより得られ
た顆粒(試料 048/97/M1)について篩分け試験の結果
を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 47/38 A61K 47/38 B

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キシリトールならびに、約0.1重量%
    ないし約5重量%の範囲で、重合化還元糖、アルカリカ
    ルボキシメチルセルロースおよび水素化デンプン加水分
    解物からなる群から得られた生理学的に許容される非う
    食性バインダーを含有することを特徴とする、直接的に
    圧縮可能な、非う食性キシリトール顆粒。
  2. 【請求項2】 キシリトールを99.9重量%ないし9
    0重量%、好ましくは99.5重量%ないし95重量%
    の範囲で含有することを特徴とする、請求項1記載の直
    接的に圧縮可能な顆粒。
  3. 【請求項3】 前記重合化還元糖がポリデキストロース
    である、請求項1または2記載の直接的に圧縮可能な顆
    粒。
  4. 【請求項4】 前記ポリデキストロースが部分的に精製
    されたもしくは精製された、および/または部分的に中
    和されたもしくは中和された形態にある、請求項1記載
    の直接的に圧縮可能な顆粒。
  5. 【請求項5】 前記ポリデキストロースが約0.5重量
    %ないし約5重量%の範囲で、好ましくは約3重量%の
    量で存在する、請求項3または4記載の直接的に圧縮可
    能な顆粒。
  6. 【請求項6】 前記アルカリカルボキシメチルセルロー
    スがナトリウムカルボキシメチルセルロースである、請
    求項1または2記載の直接的に圧縮可能な顆粒。
  7. 【請求項7】 前記ナトリウムカルボキシメチルセルロ
    ースが約0.5重量%ないし約3重量%の範囲で、好ま
    しくは約1.5重量%の量で存在する、請求項6記載の
    直接的に圧縮可能な顆粒。
  8. 【請求項8】 前記水素化デンプン加水分解物が約1重
    量%ないし約5重量%の範囲で、好ましくは約3重量%
    の量で存在する、請求項1または2記載の直接的に圧縮
    可能な顆粒。
  9. 【請求項9】 さらに強化甘味料を含む、請求項1ない
    し8のいずれか一項記載の直接的に圧縮可能な顆粒。
  10. 【請求項10】前記強化甘味料がジペプチド甘味料、サ
    ッカリン、アセスルフェイム K、ステビオシド、シク
    ラメート、ネオヘスペリジンジヒドロカルコンおよびス
    クラロースからなる群から得られる、請求項9記載の直
    接的に圧縮可能な顆粒。
  11. 【請求項11】請求項1ないし10のいずれか一項記載
    の顆粒により甘味化され、および少なくとも10ストロ
    ング コブ ユニット(Strong Cobb Unit)の強度、お
    よび約3%より少ない脆砕性を持つことを特徴とする、
    飲食される際に著しい冷却効果を示す、比較的安定な、
    飲食可能な非う食性錠剤。
  12. 【請求項12】前記錠剤が少なくとも15ストロング
    コブ ユニットの強度および約1%より少ない脆砕性を
    示す、請求項11記載の飲食可能な錠剤。
  13. 【請求項13】さらに強化甘味料を含む、請求項11な
    いし12記載の飲食可能な錠剤。
  14. 【請求項14】前記強化甘味料がジペプチド甘味料、サ
    ッカリン、アセスルフェイム K、ステビオシド、シク
    ラメート、ネオヘスペリジンジヒドロカルコンおよびス
    クラロースからなる群から得られる、請求項13記載の
    飲食可能な錠剤。
  15. 【請求項15】平均粒子サイズ40ないし180ミクロ
    ンに粉砕されたキシリトールを、約0.1重量%ないし
    約10重量%、好ましくは0.5重量%ないし約5重量
    %の範囲の量の、重合化還元糖、アルカリカルボキシメ
    チルセルロースおよび水素化デンプン加水分解物からな
    る群から得られる生理学的に許容される非う食性バイン
    ダーとともに、顆粒化してさらさらした顆粒を製造し;
    そして得られた顆粒を篩分けすることを特徴とする、請
    求項1ないし10のいずれか一項記載の直接的に圧縮可
    能なキシリトール顆粒の製造方法。
  16. 【請求項16】前記粉砕されたキシリトールが40ない
    し120ミクロン、好ましくは50ないし90ミクロン
    の平均粒子サイズをもつ、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】マンニトール、ラクチトール、ソルビト
    ール、イソマルト、マルチトール、もしくは結晶性フル
    クトースのような糖尿病向け使用に適する甘味料、およ
    びそれらの組合せからなる群から得られる生理学的に許
    容されるポリオールと、0.1重量%ないし約5重量%
    の範囲内にあるポリデキストロースよりなる、直接的に
    圧縮可能な顆粒。
  18. 【請求項18】前記の生理学的に許容されるポリオール
    がマンニトールである、請求項17記載の直接的に圧縮
    可能な顆粒。
  19. 【請求項19】前記の生理学的に許容されるポリオール
    がラクチトールである、請求項17記載の直接的に圧縮
    可能な顆粒。
  20. 【請求項20】請求項17ないし請求項19のうちいず
    れか一項記載の顆粒を圧縮することにより、製造された
    飲食可能な錠剤。
  21. 【請求項21】マンニトール、ラクチトール、ソルビト
    ール、イソマルト、マルチトール、もしくは結晶性フル
    クトースのような糖尿病向け使用に適する甘味料、およ
    びそれらの組合せからなる群から得られる生理学的に許
    容されるポリオールの顆粒化のためのバインダーとして
    のポリデキストロースの使用。
  22. 【請求項22】前記ポリデキストロースが部分的に精製
    されたもしくは精製された、および/または部分的に中
    和されたもしくは中和された形態にある、請求項21記
    載の使用。
  23. 【請求項23】前記ポリデキストロースが顆粒総量の約
    0.1重量%ないし約5重量%の量にて使用される、請
    求項21または22記載の使用。
  24. 【請求項24】前記の生理学的に許容されるポリオール
    がラクチトールである、請求項21ないし請求項23の
    うちいずれか一項記載の使用。
  25. 【請求項25】前記の生理学的に許容されるポリオール
    がキシリトールである、請求項21ないし請求項23の
    うちいずれか一項記載の使用。
  26. 【請求項26】前記ポリデキストロースが約0.5重量
    %ないし約5重量%の量にて、好ましくは約3重量%の
    量にて使用される、請求項25記載の使用。
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