JPH114823A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents
X線コンピュータ断層撮影装置Info
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Abstract
短縮できるX線コンピュータ断層撮影装置を提供するこ
と。 【解決手段】画像再構成において画素が逆投影範囲を有
する逆投影回路を具備し、各々の画素は自身の逆投影範
囲を有する。逆投影範囲は完全条件を用いて決定され
る。逆投影回路及び完全条件回路はこの情報を逆投影回
路に供給する。ここで言う完全条件とは、好ましくは二
次元の(緩やかな)完全条件であって、画像再構成され
るスライス上の全ての線が、当該スライス平面上への焦
点軌道の投影と交差しなければならないという条件であ
る。また、本発明は円錐形(コーン)ビームのジオメト
リに応用される。
Description
射し、これにより得られる投影データに基づく再構成演
算を行うことにより当該被写体の断層像を得るX線コン
ピュータ断層撮影装置に関し、特に、円錐状のX線ビー
ム(「コーンビーム」とも称する)を用いてヘリカルス
キャン(「螺旋状スキャン」とも称する)を行うX線コ
ンピュータ断層撮影装置に関する。
タ断層撮影装置はコリメーター11から、一般的に円錐
形のX線を照射するX線管10および患者13(一般
に、寝台天板14に横たわっている)等の被写体(物
体)を透過したX線を検出するための検出器アレイを有
している。被写体をスキャンして、投影されたデータを
再現するために、検出器12は被写体をはさんでX線管
10とは反対側に位置しており、被写体を中心にしてX
線管10と検出器12とが一体的に回転することにより
スライス画像を得ることができる(軌道15にて図
示)。一般に、螺旋軌道を得るために患者13が搬送さ
れる間、X線管10及び検出器12はガントリ(図示せ
ず)において環状に回転する。回転の中心16は通常、
スキャンされる被写体の断面中心近傍に位置付けられ
る。
体が載置された寝台天板の体軸方向への移動速度vに回
転周期Tを掛けることによって求める。もし、基準スラ
イス幅(スキャナの回転中心に投影した検出器アレイ一
素子の軸方向開口幅)をwとするとき、螺旋ピッチの比
率、すなわち、(回転中心に投影した)検出器素子の軸
方向開口幅に対する螺旋ピッチ(ガントリが一回転する
間の寝台天板の移動量)の割合はrH=vT/Wにより
求まる。
ラフィ(CTA)などといった幾つかの応用分野におい
ては、診断画像の画質をその最高レベルまで追求するこ
とよりも、スループットの方が重要となる場合がある。
CTAの場合、スキャン時間を短縮することは患者の体
動による影響を低減できるため画質の向上につながる。
しかしながら、従来のCTスキャナでは、検出器アレイ
が一列であるため、興味ある被写体の箇所をカバーする
ために多数の回転が必要となり、rH<2となってい
た。したがって、所定の画質を維持しつつもスキャン時
間を短縮することは困難であるという問題点があった。
する逆投影法に従って実行される。換言すれば、画像再
構成においては、一般に、再構成画素に最も近いビーム
の補間演算が行われる。
画像の画質を維持しつつもスキャン時間を短縮できるX
線コンピュータ断層撮影装置を提供することである。
満足するように螺旋状スキャンを行うX線コンピュータ
断層撮影装置を提供することである。
各々の画素が画像再構成のための最小データ範囲を有す
るように、当該オブジェクトを螺旋状スキャンするX線
コンピュータ断層撮影装置を提供することである。
投影範囲を与えて画像再構成を行うX線コンピュータ断
層撮影装置を提供することである。
達成するために本発明のX線コンピュータ断層撮影装置
は次のように構成されている。
撮影装置は、画像再構成において画素が逆投影範囲を有
する逆投影回路を具備する。なお、各々の画素が独自の
逆投影範囲を有していても良い。逆投影範囲は完全条件
を用いて決定されても良い。逆投影回路及び完全条件回
路はこの情報を逆投影回路に供給する。ここで言う完全
条件とは、好ましくは二次元の(緩やかな)完全条件で
あって、画像再構成されるスライス上の全ての線が、当
該スライス平面上への焦点軌道の投影と交差しなければ
ならないという条件である。この条件を用いることによ
り、装置の螺旋ピッチを大きくしても所要の画質を維持
することができる。
装置は、好ましくは円錐形(コーン)ビームのジオメト
リに応用される。先ず円錐形ビームによりスキャンを行
うことによって円錐形ビーム投影データを作成する。円
錐形ビーム投影データはコーン角を維持した横断面上の
パラレルビーム・レイの集合に変換される。または、横
断面上のファンビーム・レイのままとしても良い。本発
明のX線コンピュータ断層撮影装置は螺旋ピッチをより
増大し、これによりスキャン時間を短縮すべく変換を有
効的に利用する。
せるため、完全条件を満足する投影データの最小セット
を用いる。なお、投影データの全セットが用いられても
良い。
の実施形態を説明する。なお、全図にわたって同一の部
分には同一の参照符号が付してある。
ピュータ断層撮影装置(CT)の概略構成を示す斜視図
である。図1に示すように、X線管10と検出器12と
が患者13の如き被写体の周囲を、円を描くように回転
する。X線管10と検出器12とは一般的にはガントリ
内に配置されており、スリップリング機構により連続回
転が可能となっている。X線管10から照射されたX線
を形作るために、コリメーター11が用いられる。患者
13は、そのほぼ断面中心を回転中心が通るように位置
合わせされているが、これは必ずしも必要ではない。X
線管10と検出器12とが回転している間に寝台天板1
4は搬送される。これにより患者13の周囲においてX
線管10及び検出器12が螺旋軌道を描く。
ロック図である。例えば、CTスキャナ20は、図1に
おいて説明した構成要素を有しており、被写体をスキャ
ンし、投影データ、好ましくは円錐形ビーム投影データ
を生成する。投影データはメモリ21にストアされる。
20又はメモリ21から再構成回路22に送出される。
再構成回路22は画像データから被写体の一枚又は複数
枚のスライスを再構成し、中間又は最終処理の結果をメ
モリ21にストアする。この再構成データは画像端末の
ようなディスプレイ23に表示することができる。
/又はマウスのような入力装置25からの情報入力に基
づき、中央プロセッサ24によって制御される。中央プ
ロセッサ24はシステムを操作し制御すべく設計された
ソフトウエアを備えたコンピュータ、又は専用のマイク
ロプロセッサから成る。操作者は入力装置25を一般的
に用い、スキャナによるスキャン動作を制御するための
パラメータ、再構成回路による再構成処理を制御するた
めのパラメータ、及び情報の表示を制御するためのパラ
メータを入力する。なお、動作パラメータの大部分が制
御ソフトウエア内において事前に設定されていても良
く、スキャン動作及び再構成処理の所定のパラメータセ
ットを操作者が選択可能となっていても良い。
ロック図である。逆投影回路33はフィルタ30、重み
付け回路31、完全条件回路32、及び範囲回路34か
らの入力を用いて逆投影演算を実行する。
ンピュータ又は専用マイクロプロセッサ上にソフトウェ
アとしてインプリメントしても良い。このプログラムを
例えば中央プロセッサ24に実行させても良い。
する。本システムのパラメータは例えば次のように定義
される。
幅 rH:螺旋ピッチ率 螺旋ピッチ率rHは、(回転中心に投影した)検出器素
子の軸方向開口幅に対する螺旋ピッチ(ガントリが一回
転する間の寝台天板の移動量)の割合であって、次式
(1)により与えられる。
に投影した)検出器アレイの体軸方向の長さで除するこ
とにより、正規化された螺旋ピッチ比率rH’を定義し
ても良い。なお、Nは検出器アレイの列数である。
れ、円筒の一部を切り取ったような形状を有するが、こ
の形状のみに限定されない。検出器アレイが例えば平坦
な形状を有するような場合は、後述する演算式を変形し
て用いれば良い。
リにおいて、比較的アーチファクトの少ない適切な画質
を期待できるか否かに関する指標として、本発明に係る
二次元の(緩やかな;弱い)完全条件を用いることによ
り、ラドン空間の数学的完全条件の問題を無視できる。
すなわち、「全ての平面は、スキャンされた被写体と交
差し且つ焦点軌道と交差しなければならない」という三
次元の完全条件は、「再構成スライスを貫く全ての線は
スライス平面上への焦点軌道の投影と交差しなければな
らない」という条件に置きかえられる。
適切な画質が得られる最大のヘリカルピッチを推定す
る。これは、少なくとも例えば被検体の主に全身を診断
するスクリーニング及びCTアンギオグラフィーに応用
できる。かかるCTアンギオグラフィーにおいては、ス
キャン時間の短縮によって、被検体の体動によるモーシ
ョンアーチファクトを低減でき、動的な診断範囲を拡大
できる。
空間の条件よりも緩やかであり、このため横断面内のパ
ラレルビームへの変換は、かかる二次元の完全条件を損
なうことなく、変換を行わない場合よりも高い螺旋ピッ
チ率を実現可能にする。
を示す図である。焦点40として示されるX線源からF
OV42内の回転中心41までの距離はRによって与え
られる。ファンビームは、検出器12に入射するファン
ビームX線の幅(ファン角)2γと、回転中心41を通
るファンビームのレイとy軸とがなす角βとによって表
される。パラレルビームは同図に示すように変数θ及び
tによって表される。
ン角を維持した横断面のパラレルビームのレイ集合に変
換する場合と、かかる変換を行わずに横断面上のファン
ビーム・レイのままとした場合の二通りの方法に従って
行われた分析について説明する。二通りの方法とは、図
4において、パラレルビーム表現のための変数θ、tを
用いる場合と、ファンビーム表現のための当初の値(変
数)β、γを用いる場合を意味する。
ラレル投影p(θ、t、n’)への等式は次式(3)に
よって与えられる。なお、n’は検出器の列インデック
スである。
なるレイtの集合の間において生じる被検体の移動に応
じた検出器列のシフトを表す。
カル(螺旋)スキャンを行うX線コンピュータ断層撮影
装置の不完全再構成アルゴリズム(Inconsist
ent Helical Cone−Beam、以下、
「IHCB」と略称する)に関する幾つかの実施例を説
明する。具体的には、パラレルビーム又はファンビーム
のいずれかを用いてスキャンし、これにより得られた全
データセット又は最小データセットのいずれかを用いる
という各々の場合に対応する4つの実施例について説明
する。なお、全データセットを用いる再構成とは、一つ
の画素に当たる全てのビームに基づくデータが再構成に
用いられることである。再構成アルゴリズムについて述
べる前に、次のことを留意しておくべきである。すなわ
ち、コーンビーム・ヘリカルCTにおいて所定の断層ス
ライスはコーンビームの回転期間中に平行移動するた
め、かかる断層スライスは、あるときは広いコーン角か
らのX線照射を受け、またあるときはコーンビームのM
idplaneからのX線照射を受けるという具合に、
連続的なX線照射を受ける。画質という観点から見て、
本CTによって得られる全てのスライスは等価であり、
単一のスライスのみを考慮(非ヘリカルのコーンビーム
CTの場合とは異なる)する。
換を行わない、ファンビーム版のIHCBに関する第1
実施例について説明する。最小データセットを用いる第
1実施例の再構成アルゴリズムにおいて、再構成回路2
2はヘリカルFeldkampアルゴリズムの変形を実
現する。すなわち、このアルゴリズムは適切な三次元逆
投影を行うに当たり、各々の画素が自身の逆投影範囲を
有するものであって、次式(4)のように表される。
x,yにおける再構成画素、g(γ−γ’,n)は任意
列の重み付けを行うコンボリューション・フィルタ、W
(β,γ’,x,y)は後述するParker−lik
eのような重み付けを表す。また、次式(5a)〜(5
c)に示す条件を満足する。
逆投影アルゴリズムに用いられるフィルタ重み付け演算
を実現する。使用される重み付け量又は重み付け方法
は、ユーザーからの要求によリ変更されても良い。範囲
回路34は各々の画素の逆投影範囲を決定する。
自身の逆投影範囲を有することを意味する。この範囲
は、逆投影の積分限界であって且つ関数としてのβ1
(x,y)及びβ2(x,y)によって表される。これ
ら積分区間は、x,yに依存しない従来の再構成方法と
は対照的に、x,yに依存する。角度βによって示され
る線源位置の角度範囲、又はビューは、x,yにおける
画素を通る線源焦点から検出器アレイまでのX線パスを
含み、次式(6)に示す不等式が成立する場合に与えら
れる。
は、等式化した式(6)の平方根によって与えられる。
について検出器アレイの所定列を通るレイ集合の軌跡を
示すグラフである。この例では、FOV=500mm、
R=600mm、rH’=1.5とした場合の、回転中
心及び東西南北の最端に位置する各々画素が選択されて
いる。(検出器列±1/2の部分を横断する)曲線が検
出器アレイ列を離れる各々のガントリ角度は、各々の画
素毎でβ1’,β2’である。
質を得るために逆投影アルゴリズムにおいて必要となる
最小データセットは回路32により決定される。実際に
は、逆投影範囲を次式(8)に限定する。
に逆投影範囲を次式(9)に限定する。なお、2γmは
横断面におけるファン角を示す。
に1/2(β1+β2)が可能な限り「0」に近くなる
ような、包括的なβ1’とβ2’の区間内に収まる。
ックスをベースにした再構成スライスのマップを示す図
及び同マップに基づくグラフである。ここで、マップ内
の位置は画像の(x,y)に相当し、マップ値はβ2’
(x,y)−β1’(x,y)である。この数値は、ス
ライスの所定領域がコーンビーム内に含まれる範囲を角
度(degree)によって表す。例えば、最北端の画
素がコーンビーム中となる角度範囲は339゜であり、
一方、最南端の画素の場合は223゜である。このデー
タは、正規化ヘリカルピッチ=1.5、R=600m
m、FOV直径500mm、再構成半径250mmの条
件下で作成された。
ンを行うX線コンピュータ断層撮影装置の従来例に係る
完全再構成アルゴリズム(コーンビーム−パラレルビー
ム変換は行わない)によって得られた再構成スライスの
マップを示す図である。この再構成アルゴリズムにおい
ては、弱完全条件π+2γmにてクリッピングされるが
完全逆投影条件:β1’(x,y)≧−(π/2+γ
m)及びβ2’(x,y)≦(π/2+γm)を包含す
るβ2’(x,y)及びβ1’(x,y)が用いられ
た。このデータは図6において説明したものと同じ条件
を用いて作成された。本例においては、弱完全条件を満
足させるために、各々の画素は−115゜から115゜
まで(±1/2[180゜+50゜ファン角])のスラ
イス内に存在しなければならない。このため、π+2γ
mよりも小さい図8のエントリは、無矛盾の完全(弱完
全条件)データセットではその位置の再構成が不可能で
あることを意味している。画素のわずか26%が完全条
件(値231は±215゜を含む整数角度へのコンピュ
ータ量子化によるものである)に合致する。一方、図6
のエントリがπ+2γmよりも大である限り、弱完全条
件を満足する不完全逆投影が可能である。
1’(x,y)の値及び下端エントリであるβ2’
(x,y)の値のマップを示す図である。上端エントリ
はX線照射の最初のガントリ角度であり、下端エントリ
は照射の最後のガントリ角度である。最初と最後の角度
の違いが図6に示される範囲である。
1(x,y)の値及び下端エントリであるβ2(x,
y)の値のマップを示す図である。このマップは、各々
の画素が自身の逆投影範囲を有するというIHCBアル
ゴリズムの図6の場合と同様の制限において要求される
最小データセットのためのデータ使用量を表す。約50
%のスライスは弱完全条件を満たしている(最初と最終
の角度差は180゜+ファン角(230゜)である)。
ビューがスライス平面内の焦点位置を有するように、ガ
ントリ角度が各スライス毎にリセットされることを前提
とする。このため、もし本アルゴリズムを記載の通りに
実現すると、各スライスは2πΔz/vT(Δzはスラ
イス間の軸ピッチ)で隣接スライスに対して回転する。
スライスが正確な角度配向を呈し、1/2(β1+β
2)が可能な限り0に近付く条件のために、βの実際の
値又はβの絶対値が、上式(5b)の分子を除く上式
(4)及び(5)に用いられ、あるいはβの相対値が用
いられる。
r−likeの重み付けを用いる場合、式(4)は実現
に際し冗長となり得る。Parker−likeの重み
付けは各々の画素毎で異なり、このため各々の画素は自
身が畳み込まれたデータセットを必要とする。第2及び
第3実施例において、本発明は横断面内のパラレル・レ
イへの変換を採用する。Parker−likeの重み
付けは本分析には入れていない。ここに、再構成アルゴ
リズムは次式(10)の通りである。
置x,yにおいて再構成された画素である。また、次式
(11)を満足する。
み付けを行うコンボリューションフィルタであり、ω
(θ,x,y)は重み付け又は補間関数である。
(x,y)が自身の逆投影範囲を有することを意味し、
この範囲は逆投影の積分限界であって且つ関数としての
θ1(x,y)及びθ2(x,y)によって表される。
囲、又はビューは、x,yにおける画素を通る線源焦点
から検出器アレイまでのX線パスを含み、次式(12)
に示す不等式が成立する場合に与えられる。
するために用いられる。θ’1(x,y)とθ’2
(x,y)は等式化した上式の平方根によって与えられ
る。
について検出器アレイの所定列を通るレイ集合の軌跡を
示すグラフである。図5の場合と同様にし、横断面にお
けるパラレルビーム変換後の東西南北の最端に位置する
各々画素の軌跡が与えられている。(検出器列±1/2
の部分を横断する)曲線が検出器アレイ列を離れる各々
の投影角度は、各々の画素毎でθ1’,β2’である。
適切な画質を得るために逆投影アルゴリズムにおいて必
要となる最小データセットが決定され、利用される。実
際には、逆投影範囲を次式(14)に限定する。
に逆投影範囲を次式(15)に限定する。
共に1/2(θ1+θ2)が可能な限り「0」に近くな
るような、包括的なθ1’とθ2’の区間内に収まる。
図11は再構成スライスのマップを示す図である。ここ
で、マップ内の位置は画像の(x,y)に相当し、マッ
プ値はθ2’(x,y)−θ1’(x,y)である。図
14及び図15は弱完全条件πにてクリッピングされる
が完全逆投影条件:θ1’(x,y)>−π/2及びθ
2’(x,y)<π/2を包含するθ2’(x,y)−
θ1’(x,y)のマップを示す図である。このため、
πよりも小さい図14及び図15のエントリは、無矛盾
の完全(弱完全条件)データセットではその位置を再構
成できないことを意味している。一方、図11のエント
リがπよりも大である限り、弱完全条件を満足する不完
全逆投影が可能である。
1’(x,y)の値及び下端エントリであるθ2’
(x,y)の値のマップを示す図である。また図18及
び図19は上端エントリであるθ1(x,y)の値及び
下端エントリであるθ2(x,y)の値のマップを示す
図である。重み付け関数ωは無視する(1にセットす
る)。
データが用いられ、逆投影範囲はθ1(x,y)=θ’
1(x,y)、θ2(x,y)=θ’2(x,y)をセ
ットし、重み付け関数ωが導入される。すなわち、コン
ボリューション/バックプロジェクション(逆投影)
し、最小データ逆投影制限を用いる以前に、以下に列挙
した重み付け条件を用いることで投影データを平均化す
ることができる。殆どの画素が180゜以上のθ範囲を
有し、したがって重み付け関数は次式(16)に従う。
る。
するためθ+kπ=0で最大となる距離の重み付け関数
は、好ましくはωである。
ームによりヘリカルスキャンを行うX線コンピュータ断
層撮影装置の完全再構成アルゴリズム(consist
ent Helical Cone−Beam、以下、
「CHCB」と略称する)と対比される。コーンビーム
−パラレルビーム変換後の最も簡単なCHCBアルゴリ
ズムは、重み付け関数を使用せず、逆投影の積分限界を
θ1,2=±π/2とするものである。しかしながら、
ビュー全体にわたって弱完全条件を阻害しない最大のヘ
リカルピッチ率は、IHCBよりも極めて小さい。以下
の表は、図5に関連して述べたスキャンパラメータを用
いた場合における各々の再構成方法のrH’の応用例を
まとめたものである。変換を行う場合はrH’≦1.1
4であり、変換をを行わない場合はrH’≦0.90で
あり、IHCBアルゴリズムとCHCBアルゴリズムと
が同一であることに注目すべきである。
00mmとして求めた値であり、パラメータが異なる他
のスキャナーでは、結果として得られる値が異なってく
る。
トを用いる場合について実行可能である。何分の一の画
像が弱完全条件を満足するのか、及びデータの何パーセ
ントが画像再構成に利用可能であるのか、をヘリカルピ
ッチ率の関数として決定する。
ある。図20において右側の縦軸は弱完全条件に従う再
構成画像の割合を示す。ダイヤ型のプロットを含む実線
は本発明の方法によるものである。一点鎖線は、従来の
アルゴリズム(CHCB)を示すものである。左側の縦
軸は使用データの割合を示している。円形プロットを伴
う曲線は左軸に対応し、この曲線は両アルゴリズムにお
いて同様である。図21は横断面のパラレルビームを変
換した場合の結果を示す図である。曲線及び軸の定義は
図20の場合と同様である。全ての画素が弱完全条件を
満足する最も高いヘリカルピッチ率(上記の例では
「1.68(変換あり)」)ではレイ集合の82%が使
用される。より高いヘリカルピッチ率は、再構成された
FOVのある領域の画質を犠牲にするが、利用可能デー
タの割合増加に寄与する。一方、より低いヘリカルピッ
チ率は、完全性を満足し、おそらくは画質を向上でき、
スライス感度プロファイルをより狭めることができる
が、利用可能データの割合が低下する。もちろん、第3
実施例は、その定義により、図21と同じ完全条件曲線
であって、どのrH’に対してもデータの100%を用
いる再構成に適用され、第2実施例よりもスライス感度
プロファイルを拡大できる。
り、レイ集合を用いる場合と用いない場合の第1実施例
(変換なし)と第2実施例(変換あり)を求めることが
できる。これにより、ヘリカルピッチの関数、およびレ
イ集合がどの検出器例に属しているかを表す関数を得る
ことができる。図22(変換なし)及び図23(変換あ
り)は、幾つかのヘリカルピッチ率に対する、検出器の
相対列上のレイ集合のヒストグラム分布を示すグラフで
ある。ヒストグラムの1の値はその検出器列のすべての
レイ集合が逆投影されることを意味する。なお、平面検
出器の中央部分は全て用いられ、検出器の端の部分は用
いられない。このため、検出器12は検出器の中央部の
列が精密な軸ピッチを有し、外側列は粗い軸ピッチ有す
るように設計されても良く、かかる設計はスライス感度
プロファイルにほとんど影響を及ぼさない。
れず種々変形して実施可能である。
影範囲を有する画素を用いて逆投影が実行される。この
範囲は二次元完全条件に従って決定され、すなわち再構
成スライス上の各ラインはスライス平面上への焦点軌道
の投影と交差しなければならない。完全条件はより高い
螺旋ピッチ率を可能にする一方、再構成画像の画質を維
持しながらも逆投影のデータの適正量を与える。これは
被検体のスクリーニング及びCT−アンギオグラフィー
などの高速スキャンにとって効果的である。
を用いて螺旋状(ヘリカル)スキャンを行うのX線コン
ピュータ断層撮影装置に好適である。逆投影において
は、螺旋スキャンにより得られた円錐型ビーム投影デー
タはそのまま用いられるか、又はコーン角を維持したま
まの横断面内のパラレルビームに変換される。かかる変
換によれば、螺旋ピッチ率を増加させることができ、ス
キャン速度を向上でき、これによりスキャン時間を短縮
できる。また、本発明の逆投影は、全投影データセット
を用いるもの、又は完全条件に基づいて決定された最小
データセットを用いるものという二つの類型を有する。
ンピュータ断層撮影装置を提供できる。
ャン時間を短縮できるX線コンピュータ断層撮影装置。
ヘリカルスキャンを行うX線コンピュータ断層撮影装
置。
構成のための最小データ範囲を有するように、当該オブ
ジェクトをヘリカルスキャンするX線コンピュータ断層
撮影装置。
像再構成を行うX線コンピュータ断層撮影装置。
リカル)スキャンを行う様子を示す図
撮影装置のシステム構成を示すブロック図
示すグラフ
た再構成スライスのマップを示す図
た再構成スライスのマップに基づくグラフを示す図
線コンピュータ断層撮影装置の従来例に係る完全再構成
アルゴリズム(コーンビーム−パラレルビーム変換は行
わない)によって得られた再構成スライスのマップを示
す図
下端エントリであるβ2’(x,y)の値のマップの半
分を示す図
び下端エントリであるβ2’(x,y)の値のマップの
残り半分を示す図
下端エントリであるβ2(x,y)の値のマップの半分
を示す図
下端エントリであるβ2(x,y)の値のマップの残り
半分を示す図
出器アレイの所定列を通るレイ集合の軌跡を示すグラフ
(x,y)の値のマップの半分を示す図
(x,y)の値のマップの残り半分を示す図
び下端エントリであるθ2’(x,y)の値のマップの
半分を示す図
び下端エントリであるθ2’(x,y)の値のマップの
残りを示す図
下端エントリであるθ2(x,y)の値のマップの半分
を示す図
下端エントリであるθ2(x,y)の値のマップの残り
半分を示す図
果を示す図
の相対列上のレイ集合のヒストグラム分布(変換なし)
を示すグラフ
の相対列上のレイ集合のヒストグラム分布(変換あり)
を示すグラフ
Claims (40)
- 【請求項1】 被写体の投影データを得る工程と、 各々の画素に自身の逆投影範囲を与えて前記投影データ
を逆投影する工程と、を具備することを特徴とする画像
再構成方法。 - 【請求項2】 完全条件を用いて前記逆投影範囲を決定
する工程を具備することを特徴とする請求項1に記載の
画像再構成方法。 - 【請求項3】 前記完全条件に基づいて、画像再構成の
ための前記投影データの最小セットを決定する工程を具
備することを特徴とする請求項2に記載の画像再構成方
法。 - 【請求項4】 前記被写体の再構成スライスを貫くほぼ
全てのラインが、当該スライスへの焦点軌道の投影と交
差するような完全条件を用い、前記逆投影範囲を決定す
る工程を具備することを特徴とする請求項1に記載の画
像再構成方法。 - 【請求項5】fi(x,y)をスライスiの位置x,y
における再構成画素とし、 次式[1a]乃至[1c]すなわち、 【数1】 を満足し、 g(γ−γ’,n)をフィルタリング関数とし、 W(β,γ’,x,y)を重み付け関数とするとき、 前記逆投影する工程は次式[2]すなわち、 【数2】 に示される演算から構成されることを特徴とする請求項
1に記載の画像再構成方法。 - 【請求項6】 前記投影データの最小セットを決定する
工程を具備し、 前記逆投影演算は、前記投影データの最小セットを用い
て実行されることを特徴とする請求項5に記載の画像再
構成方法。 - 【請求項7】 前記逆投影演算は、前記投影データのほ
ぼ全てを使用して実行されることを特徴とする請求項5
に記載の画像再構成方法。 - 【請求項8】 次式[3]すなわち、 β2(x,y)−β1(x,y)=π+2γm:2γmは前記投影データの生 成に用いられるX線ビームのファン角 [3] を満足するように前記逆投影演算の積分限界を設定する
工程を具備することを特徴とする請求項5に記載の画像
再構成方法。 - 【請求項9】 rH’を正規化ピッチ率とし、 次式[4]すなわち、 【数3】 を満足するF(β’(x,y))の平方根を、β1’
(x,y)及びβ2’(x,y)とするとき、 次式[5]すなわち、 β2’(x,y)−β1’(x,y)≧π+2γm [5] を満足するように前記逆投影演算の積分限界を設定する
工程を具備する請求項8に記載の画像再構成方法。 - 【請求項10】fi(x,y)をスライスiの位置x,
yにおける再構成画素とし、 次式[6a]乃至[6c]すなわち、 【数4】 を満足し、 g(t−t’,n’)をフィルタリング関数とし、 ω(θ,x,y)を重み付け又は補間関数のいずれか一
つとするとき、 前記逆投影する工程は次式[7]すなわち、 【数5】 に示される演算から構成されることを特徴とする請求項
1に記載の画像再構成方法。 - 【請求項11】 複数列の検出器により前記投影データ
を検出する工程と、次式[8a]乃至[8c]すなわ
ち、 θ=β+γ [8a] t=Rsinγ [8b] n’=n−(γ/2π)rH [8c] ここで、 rHは螺旋ピッチ率 Rは焦点距離 nは変換前の検出器列インデックス n’は変換後の検出器列インデックス βはy軸とX線ビーム中央軸とがなす角度 γはβにより与えられた投影内のレイ集合の角度 θはx軸を基準とする変換後のビュー角度 を満足するように前記投影データを変換する工程と、を
具備することを特徴とする請求項10に記載の画像再構
成方法。 - 【請求項12】 前記逆投影演算を実行するために前記
投影データの最小セットを決定する工程を具備すること
を特徴とする請求項10に記載の画像再構成方法。 - 【請求項13】 前記逆投影演算は、前記投影データの
ほぼ全てを使用して実行されることを特徴とする請求項
10に記載の画像再構成方法。 - 【請求項14】 次式[9]すなわち、 θ2(x,y)−θ1(x,y)=π [9] を満足するように前記逆投影演算の積分限界を設定する
工程を具備することを特徴とする請求項10に記載の画
像再構成方法。 - 【請求項15】 rH’を正規化ピッチ率とし、 次式[10]すなわち、 【数6】 を満足するF(θ’(x,y))の平方根を、θ1’
(x,y)及びθ2’(x,y)とするとき、 次式[11]すなわち、 θ2’(x,y)−θ1’(x,y)≧π [11] を満足するように前記逆投影演算の積分限界を設定する
工程を具備することを特徴とする請求項14に記載の画
像再構成方法。 - 【請求項16】 前記逆投影する工程は、前記各々の画
素に個別の逆投影範囲を与えて前記投影データを逆投影
する工程により構成されることを特徴とする請求項1に
記載の画像再構成方法。 - 【請求項17】 複数列の検出器により前記投影データ
を検出する工程と、 次式[12a]乃至[12c]すなわち、 θ=β+γ [12a] t=Rsinγ [12b] n’=n−(γ/2π)rH [12c] ここで、 rHは螺旋ピッチ率 Rは焦点距離 nは変換前の検出器列インデックス n’は変換後の検出器列インデックス βはy軸とX線ビーム中央軸とがなす角度 γはβにより与えられた投影内のレイ集合の角度 θはx軸を基準とする変換後のビュー角度 を満足するように前記投影データを変換する工程と、を
具備することを特徴とする請求項1に記載の画像再構成
方法。 - 【請求項18】 被写体を螺旋スキャンする工程と、 再構成画像の各々の画素の逆投影範囲を決定する工程
と、 前記逆投影範囲に基づいて螺旋ピッチ率を決定する工程
とを具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮
影装置の画像再構成方法。 - 【請求項19】 前記螺旋ピッチ率を決定する工程は、 完全条件を決定する工程と、 前記条件を満足する画素のみを使用する工程と、によっ
て構成されることを特徴とする請求項18に記載のX線
コンピュータ断層撮影装置の画像再構成方法。 - 【請求項20】 投影データを得る工程と、 前記投影データを、前記スキャンした横断面上における
パラレルビームのレイ集合に変換する工程と、を具備す
ることを特徴とする請求項18に記載のX線コンピュー
タ断層撮影装置の画像再構成方法。 - 【請求項21】 前記被写体の再構成スライスを貫くほ
ぼすべての線が前記スライスへの焦点軌道の投影と交差
するように前記逆投影範囲を決定する工程を具備するこ
とを特徴とする請求項18に記載のX線コンピュータ断
層撮影装置の画像再構成方法。 - 【請求項22】 前記螺旋ピッチ率を決定する工程は、 前記再構成画像の生成に用いられるデータ量を決定する
工程と、 所定の完全条件を満足する前記再構成画像のほぼ全量を
定量する工程と、を具備することを特徴とする請求項1
8に記載のX線コンピュータ断層撮影装置の画像再構成
方法。 - 【請求項23】 前記完全条件を満足する再構成画像の
ほぼ全量を定量する工程と、 前記再構成画像のほぼ全量に相当する最大データ量を定
量する工程と、を具備することを特徴とする請求項22
に記載のX線コンピュータ断層撮影装置の画像再構成方
法。 - 【請求項24】 画質に基づき、前記再構成画像の量及
び前記データ量を定量する工程を具備することを特徴と
する請求項22に記載のX線コンピュータ断層撮影装置
の画像再構成方法。 - 【請求項25】 前記定量された再構成画像の全量、及
びこれに相当する最大データ量に応じて第1の螺旋ピッ
チ率を決定する工程と、 前記再構成画像の全量よりも少なく、且つ前記最大デー
タ量よりも多いデータを用いることにより前記第1の螺
旋ピッチ率を増加させる工程と、を具備することを特徴
とする請求項22に記載のX線コンピュータ断層撮影装
置の画像再構成方法。 - 【請求項26】 逆投影回路と、 前記逆投影回路に接続される逆投影範囲回路と、 前記逆投影回路に接続される完全条件回路と、を具備す
ることを特徴とする画像再構成装置。 - 【請求項27】 前記完全条件回路は、画像再構成のた
めの投影データの最小セットを決定する手段により構成
されることを特徴とする請求項26に記載の画像再構成
装置。 - 【請求項28】 前記完全条件回路は、スライス平面へ
の焦点軌道の投影と交差するように再構成スライスを貫
く線を特定する手段により構成されることを特徴とする
請求項26に記載の画像再構成装置。 - 【請求項29】fi(x,y)をスライスiの位置x,
yにおける再構成画素とし、 次式[13a]乃至[13c]すなわち、 【数7】 を満足し、 g(γ−γ’,n)をフィルタリング関数とし、 W(β,γ’,x,y)を重み付け関数とするとき、 前記逆投影回路は、次式[14]すなわち、 【数8】 に示される演算を実行することを特徴とする請求項26
に記載の画像再構成装置。 - 【請求項30】 前記逆投影範囲回路は、 次式[15]すなわち、 β2(x,y)−β1(x,y)=π+2γm:2γmは前記投影データの生 成に用いられるX線ビームのファン角 [15] を満足するように前記逆投影演算の積分限界を設定する
ことを特徴とする請求項29に記載の画像再構成装置。 - 【請求項31】 前記逆投影回路は、投影データの最小
セットを用いて前記逆投影演算を実行することを特徴と
する請求項29に記載の画像再構成装置。 - 【請求項32】 前記逆投影回路は、ほぼ全ての投影デ
ータを用いて前記逆投影演算を実行することを特徴とす
る請求項29に記載の画像再構成装置。 - 【請求項33】 複数列を有する検出器と、 投影データを作成する手段と、 次式[16a]乃至[16c]すなわち、 θ=β+γ [16a] t=Rsinγ [16b] n’=n−(γ/2π)rH [16c] ここで、 rHは螺旋ピッチ率 Rは焦点距離 nは変換前の検出器列インデックス n’は変換後の検出器列インデックス βはy軸とX線ビーム中央軸とがなす角度 γはβにより与えられた投影内のレイ集合の角度 θはx軸を基準とする変換後のビュー角度 を満足するように前記投影データを変換する手段と、を
具備することを特徴とする請求項26に記載の画像再構
成装置。 - 【請求項34】fi(x,y)をスライスiの位置x,
yにおける再構成画素とし、 次式[17a]乃至[17c]すなわち、 【数9】 を満足し、 g(t−t’,n’)をフィルタリング関数とし、 ω(θ,x,y)を重み付け又は補間関数のいずれか一
つとするとき、 前記逆投影回路は、次式[18]すなわち、 【数10】 に示される演算を実行することを特徴とする請求項26
に記載の画像再構成装置。 - 【請求項35】 前記逆投影回路は、次式[19a]乃
至[19c]すなわち、 θ=β+γ [19a] t=Rsinγ [19b] n’=n−(γ/2π)rH [19c] ここで、 rHは螺旋ピッチ率 Rは焦点距離 nは変換前の検出器列インデックス n’は変換後の検出器列インデックス βはy軸とX線ビーム中央軸とがなす角度 γはβにより与えられた投影内のレイ集合の角度 θはx軸を基準とする変換後のビュー角度 に示される条件を用いることを特徴とする請求項34に
記載の画像再構成装置。 - 【請求項36】 前記逆投影範囲回路は、次式[20]
すなわち、 θ2(x,y)−θ1(x,y)=π [20] を満足するように前記逆投影演算の積分限界を設定する
ことを特徴とする請求項34に記載の画像再構成装置。 - 【請求項37】 前記逆投影回路は、投影データの最小
セットを用いて前記逆投影演算を実行することを特徴と
する請求項34に記載の画像再構成装置。 - 【請求項38】 前記逆投影回路は、ほぼ全ての投影デ
ータを用いて前記逆投影演算を実行することを特徴とす
る請求項34に記載の画像再構成装置。 - 【請求項39】 中心部の素子列が第1のアキシャルピ
ッチを有し、他の部分の素子列が前記第1のアキシャル
ピッチよりも広い第2のアキシャルピッチを有し、投影
データを検出する検出器を具備することを特徴とする請
求項26に記載の画像再構成装置。 - 【請求項40】 X線源と、 前記X線源に対向して配置され、中心部の素子列が第1
のアキシャルピッチを有し、他の部分の素子列が前記第
1のアキシャルピッチよりも広い第2のアキシャルピッ
チを有する検出器と、を具備するX線コンピュータ断層
撮影装置。
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