JPH1148226A - 粘土瓦の成形金型 - Google Patents
粘土瓦の成形金型Info
- Publication number
- JPH1148226A JPH1148226A JP22311897A JP22311897A JPH1148226A JP H1148226 A JPH1148226 A JP H1148226A JP 22311897 A JP22311897 A JP 22311897A JP 22311897 A JP22311897 A JP 22311897A JP H1148226 A JPH1148226 A JP H1148226A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- mold
- air
- clay
- holes
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形金型に完全に対応した成形品を得る。
【解決手段】 成形金型の成形面に形成された凹凸部及
び段部に対応して、空気抜き穴９、9a…を設けることに
より、凹凸部及び段部の隅に残留する空気を逃し、凹凸
部及び段部に瓦素地を充填させる。
び段部に対応して、空気抜き穴９、9a…を設けることに
より、凹凸部及び段部の隅に残留する空気を逃し、凹凸
部及び段部に瓦素地を充填させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓦素地をプレス成
形する粘土瓦の成形金型に関する。
形する粘土瓦の成形金型に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、図５に示す様に、かかる成形金型
ａは、上型ｂ及び下型ｃと型枠ｄとの間に脱気溝ｅを設
け、成形時に空気を逃していた。
ａは、上型ｂ及び下型ｃと型枠ｄとの間に脱気溝ｅを設
け、成形時に空気を逃していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
手段では、脱気溝ｅが形成された型枠ｄの近傍に対応す
る瓦素地Ｗの成形箇所においてのみ、空気抜きが成され
るだけであった。即ち、成形面ｆ、f1内方の凹凸部ｇ、
段部g1では空気の脱路がないため、かかる部位における
残留空気Ａによって、瓦素地Ｗが凹凸部ｇ、段部g1の隅
々にいきわたる様に押込まれず、その結果、不完全な凹
凸部ｇ、段部g1が形成された。
手段では、脱気溝ｅが形成された型枠ｄの近傍に対応す
る瓦素地Ｗの成形箇所においてのみ、空気抜きが成され
るだけであった。即ち、成形面ｆ、f1内方の凹凸部ｇ、
段部g1では空気の脱路がないため、かかる部位における
残留空気Ａによって、瓦素地Ｗが凹凸部ｇ、段部g1の隅
々にいきわたる様に押込まれず、その結果、不完全な凹
凸部ｇ、段部g1が形成された。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、成形金型の成形面に形成された凹凸部及び段部に対
応して、空気抜き穴を設けることにより、凹凸部及び段
部の隅に残留する空気を逃し、成形金型に完全に対応し
た成形品を得る。
み、成形金型の成形面に形成された凹凸部及び段部に対
応して、空気抜き穴を設けることにより、凹凸部及び段
部の隅に残留する空気を逃し、成形金型に完全に対応し
た成形品を得る。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。１は上型２及び下型３から成る成形
金型であり、上型２及び下型３をプレス本体のラムＰ、
P1に固定し、上型２の周囲に型枠４を固定している。そ
して、上型２及び下型３と型枠４との間に、従来と同様
に脱気溝５を設けている。
基づいて説明する。１は上型２及び下型３から成る成形
金型であり、上型２及び下型３をプレス本体のラムＰ、
P1に固定し、上型２の周囲に型枠４を固定している。そ
して、上型２及び下型３と型枠４との間に、従来と同様
に脱気溝５を設けている。
【０００６】又、上型２及び下型３の成形面６、７は、
所定の瓦形状に対応して形成され、成形面６、７に形成
された凹凸部（段部も含む）８、8a…の夫々に対応し
て、適宜数の空気抜き穴９、9a…を上型２及び下型３に
設けている。
所定の瓦形状に対応して形成され、成形面６、７に形成
された凹凸部（段部も含む）８、8a…の夫々に対応し
て、適宜数の空気抜き穴９、9a…を上型２及び下型３に
設けている。
【０００７】空気抜き穴９、9a…は、上型２及び下型３
に直接貫設した穴であったり、又図示する様に、上型２
及び下型３に設けた貫通穴10、10a …に、耐摩耗性を有
する筒体11、11a …を着脱自在に嵌入して、その中空部
を空気抜き穴９、9a…と成している。又、空気抜き穴
９、9a…の口径は、１〜２ミリ程度としている。尚、1
2、12a …は、上型２及び下型３の非成形面（裏面）に
形成した凹状の肉抜き部である。
に直接貫設した穴であったり、又図示する様に、上型２
及び下型３に設けた貫通穴10、10a …に、耐摩耗性を有
する筒体11、11a …を着脱自在に嵌入して、その中空部
を空気抜き穴９、9a…と成している。又、空気抜き穴
９、9a…の口径は、１〜２ミリ程度としている。尚、1
2、12a …は、上型２及び下型３の非成形面（裏面）に
形成した凹状の肉抜き部である。
【０００８】又、空気抜き穴９、9a…に上型２及び下型
３の裏面からパイプから成る管路13、13a …（好ましく
は空気抜き穴９、9a…より大径）の先端を連結し、管路
13、13a …の基端をプレス本体の外部に導き、該管路1
3、13a …を介して空気抜き穴９、9a…を外方に連通さ
せている。尚、図３、４では、上型２における凹凸部
８、8a…に対応して、管路13、13a …の配設状態を図示
したが、図示しない下型３にもあっても、これに形成さ
れた凹凸部８、8a…に対応して、管路13、13a …を同様
に配設している。又、管路13、13a …の基端には、図示
しないエアーコンプレッサを着脱自在に連結しても良
い。
３の裏面からパイプから成る管路13、13a …（好ましく
は空気抜き穴９、9a…より大径）の先端を連結し、管路
13、13a …の基端をプレス本体の外部に導き、該管路1
3、13a …を介して空気抜き穴９、9a…を外方に連通さ
せている。尚、図３、４では、上型２における凹凸部
８、8a…に対応して、管路13、13a …の配設状態を図示
したが、図示しない下型３にもあっても、これに形成さ
れた凹凸部８、8a…に対応して、管路13、13a …を同様
に配設している。又、管路13、13a …の基端には、図示
しないエアーコンプレッサを着脱自在に連結しても良
い。
【０００９】次に本発明に係る粘土瓦の成形金型の作用
について説明する。下型３の成形面７上の瓦素地Ｗを上
型２で押圧すると、成形面６、７の凹凸部８、8a…の空
気は、押圧時の圧力で空気抜き穴９、9a…から排気され
る。
について説明する。下型３の成形面７上の瓦素地Ｗを上
型２で押圧すると、成形面６、７の凹凸部８、8a…の空
気は、押圧時の圧力で空気抜き穴９、9a…から排気され
る。
【００１０】又、空気抜き穴９、9a…内に瓦素地Ｗの一
部（以下粘土くずW1と称する。）が入り込んだ場合で
も、粘土くずW1は、次回の押圧成形時に生じる圧力で排
気される空気と共に、空気抜き穴９、9a…内から管路1
3、13a …を通過して外部に排出される。これにより、
肉抜き部12、12a …内に粘土くずW1が溜まって空気抜き
穴９、9a…を塞がない様にしている。
部（以下粘土くずW1と称する。）が入り込んだ場合で
も、粘土くずW1は、次回の押圧成形時に生じる圧力で排
気される空気と共に、空気抜き穴９、9a…内から管路1
3、13a …を通過して外部に排出される。これにより、
肉抜き部12、12a …内に粘土くずW1が溜まって空気抜き
穴９、9a…を塞がない様にしている。
【００１１】又、空気抜き穴９、9a…内、若しくは管路
13、13a …の途中で粘土くずW1が残留しても、この粘土
くずW1は、その粘土質により、乾燥収縮し小径化する。
そして、成形金型１の清掃時などに、管路13、13a …の
基端にエアーコンプレッサを連結して圧縮空気を噴出す
ると、小径化又は圧縮空気により粉砕された状態の粘土
くずW1を空気抜き穴９、9a…から外部へ排出できる。
又、万一、押圧成形時に生じる圧力によっても、空気抜
き穴９、9a…内から粘土くずW1が抜けなくても、これに
圧縮空気の圧力を直接作用させられるので、粘土くずW1
を簡単に排出できる。
13、13a …の途中で粘土くずW1が残留しても、この粘土
くずW1は、その粘土質により、乾燥収縮し小径化する。
そして、成形金型１の清掃時などに、管路13、13a …の
基端にエアーコンプレッサを連結して圧縮空気を噴出す
ると、小径化又は圧縮空気により粉砕された状態の粘土
くずW1を空気抜き穴９、9a…から外部へ排出できる。
又、万一、押圧成形時に生じる圧力によっても、空気抜
き穴９、9a…内から粘土くずW1が抜けなくても、これに
圧縮空気の圧力を直接作用させられるので、粘土くずW1
を簡単に排出できる。
【００１２】
【発明の効果】要するに本発明は、上記構成より成るの
で、従来プレス成形時に成形面６、７の凹凸部８、8a…
に残留していた空気を空気抜き穴９、9a…より排気で
き、よって凹凸部８、8a…内全体に瓦素地Ｗを充填でき
るため、成形面６、７に完全に対応した成形品を得るこ
とが出来る。尚、離型後、成形品に空気抜き穴９、9a…
に対応した小突起が形成されても、かかる小突起は、粘
土質であるため脆く、簡単に取り払うことが出来、成形
品に悪影響を与えない。
で、従来プレス成形時に成形面６、７の凹凸部８、8a…
に残留していた空気を空気抜き穴９、9a…より排気で
き、よって凹凸部８、8a…内全体に瓦素地Ｗを充填でき
るため、成形面６、７に完全に対応した成形品を得るこ
とが出来る。尚、離型後、成形品に空気抜き穴９、9a…
に対応した小突起が形成されても、かかる小突起は、粘
土質であるため脆く、簡単に取り払うことが出来、成形
品に悪影響を与えない。
【００１３】又、請求項２記載の発明では、筒体11、11
a …を取り替え出来るため、空気抜き穴９、9a…内を通
過する粘土くずW1に配合される鉱物により、筒体11、11
a …が摩耗して、空気抜き穴９、9a…の口径が大きくな
っても、成形面６、７に影響のない適切な口径の空気抜
き穴９、9a…で排気できる。
a …を取り替え出来るため、空気抜き穴９、9a…内を通
過する粘土くずW1に配合される鉱物により、筒体11、11
a …が摩耗して、空気抜き穴９、9a…の口径が大きくな
っても、成形面６、７に影響のない適切な口径の空気抜
き穴９、9a…で排気できる。
【００１４】又、請求項３記載の発明では、押圧成形時
に生ずる圧力により、粘土くずW1を空気抜き穴９、9a…
内から管路13、13a …を通過させて外部に排出できるの
で、粘土くずW1が成形金型１の裏側の肉抜き部12、12a
…内に溜まって、空気抜き穴９、9a…を塞ぐことを防止
でき、空気抜き穴９、9a…から常に支障のない脱気がで
きる。しかも、成形金型１をわざわざプレス本体より取
り外して粘土くずW1を取り除く作業を必要としない等そ
の実用的効果甚だ大である。
に生ずる圧力により、粘土くずW1を空気抜き穴９、9a…
内から管路13、13a …を通過させて外部に排出できるの
で、粘土くずW1が成形金型１の裏側の肉抜き部12、12a
…内に溜まって、空気抜き穴９、9a…を塞ぐことを防止
でき、空気抜き穴９、9a…から常に支障のない脱気がで
きる。しかも、成形金型１をわざわざプレス本体より取
り外して粘土くずW1を取り除く作業を必要としない等そ
の実用的効果甚だ大である。
【図１】粘土瓦の成形金型の断面図である。
【図２】成形金型の要部拡大断面図である。
【図３】上型の成形面側を示す斜視図である。
【図４】上型の裏面側を示す斜視図である。
【図５】従来例を示す断面図である。
１ 成形金型 ６ 成形面 ７ 成形面 ８、8a… 凹凸部 ９、9a… 空気抜き穴 10、10a … 貫通穴 11、11a … 筒体 13、13a … 管路
Claims (3)
- 【請求項１】 成形金型の成形面に形成された凹凸部に
対応して、空気抜き穴を設けたことを特徴とする粘土瓦
の成形金型。 - 【請求項２】 成形金型に設けた貫通穴に筒体を嵌入し
て、その中空部を空気抜き穴と成したことを特徴とする
請求項１記載の粘土瓦の成形金型。 - 【請求項３】 空気抜き穴に外方連通する管路を連結し
たことを特徴とする請求項１又は２記載の粘土瓦の成形
金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22311897A JPH1148226A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 粘土瓦の成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22311897A JPH1148226A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 粘土瓦の成形金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148226A true JPH1148226A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16793110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22311897A Pending JPH1148226A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 粘土瓦の成形金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148226A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2344306A (en) * | 1998-12-02 | 2000-06-07 | Tomy Co Ltd | A clay moulding device |
| JP2006026152A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Iryoki:Kk | マッサージ機 |
| KR101632189B1 (ko) * | 2016-03-11 | 2016-06-21 | 주식회사 대동요업 | 기와 성형용 금형의 에어툴 |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP22311897A patent/JPH1148226A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2344306A (en) * | 1998-12-02 | 2000-06-07 | Tomy Co Ltd | A clay moulding device |
| SG106571A1 (en) * | 1998-12-02 | 2004-10-29 | Tomy Co Ltd | Clay molding device. |
| JP2006026152A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Iryoki:Kk | マッサージ機 |
| KR101632189B1 (ko) * | 2016-03-11 | 2016-06-21 | 주식회사 대동요업 | 기와 성형용 금형의 에어툴 |
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