JPH1147531A - 室内空気処理用のフィルタ部材 - Google Patents
室内空気処理用のフィルタ部材Info
- Publication number
- JPH1147531A JPH1147531A JP9220694A JP22069497A JPH1147531A JP H1147531 A JPH1147531 A JP H1147531A JP 9220694 A JP9220694 A JP 9220694A JP 22069497 A JP22069497 A JP 22069497A JP H1147531 A JPH1147531 A JP H1147531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- filter
- filter element
- frame body
- indoor air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルタエレメントを交換自在とし、自動車
等の室内の空気を浄化するフィルタ部材として、フィル
タエレメントを枠体に装着するに当たり、格別の注意力
を必要とせずにろ材の表裏を誤ることなく装着できるよ
うにする。 【解決手段】 合成樹脂製角形の枠体１１は側壁１１ａ
の下側に内向きつば１１ｂを備え、両端の側壁１１ａの
内側には、内向きつば側を底辺としそこから枠体１１の
上側に向って開くように傾いた斜辺を持つ直角三角形状
の突起１１ｃを複数設け、波状に形成したろ材１２ａの
両側には両端面が枠体１１内の突起１１ｃの斜辺に対応
して傾き、ろ材のせんい目の粗い表側を長辺とし密な裏
側を短辺とする台形状の側板１２ｂを固着してフィルタ
エレメント１２とし、その側板１２ｂの端面を突起１１
ｃの斜面に当接させてエレメント１２を枠体１１に差し
入れ、その上から蓋枠１３を施す。
等の室内の空気を浄化するフィルタ部材として、フィル
タエレメントを枠体に装着するに当たり、格別の注意力
を必要とせずにろ材の表裏を誤ることなく装着できるよ
うにする。 【解決手段】 合成樹脂製角形の枠体１１は側壁１１ａ
の下側に内向きつば１１ｂを備え、両端の側壁１１ａの
内側には、内向きつば側を底辺としそこから枠体１１の
上側に向って開くように傾いた斜辺を持つ直角三角形状
の突起１１ｃを複数設け、波状に形成したろ材１２ａの
両側には両端面が枠体１１内の突起１１ｃの斜辺に対応
して傾き、ろ材のせんい目の粗い表側を長辺とし密な裏
側を短辺とする台形状の側板１２ｂを固着してフィルタ
エレメント１２とし、その側板１２ｂの端面を突起１１
ｃの斜面に当接させてエレメント１２を枠体１１に差し
入れ、その上から蓋枠１３を施す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車やオフィ
ス、病院等の室内の空気を浄化するためのフィルタ部材
の改良に関する。
ス、病院等の室内の空気を浄化するためのフィルタ部材
の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば自動車では、車室内の居住性を良
くするために図６のように計器パネル等の下側に設けら
れる合成樹脂又は鉄板等からなる空気案内ダクトＤの内
部に、ブロアＢ、フィルタＦ、エバポレータＥ、ヒータ
Ｈ等を順次に配設し、ブロアＢの作動により取入れ口Ａ
から外気ａ1、及び室内空気ａ2を所定の割合で取入れ、
これを先ずフィルタＦで浄化し、後側のエバポレータＥ
で冷却しまたはヒータＨで加熱して所望温度の清浄な空
気を車室内に送るようにしている。
くするために図６のように計器パネル等の下側に設けら
れる合成樹脂又は鉄板等からなる空気案内ダクトＤの内
部に、ブロアＢ、フィルタＦ、エバポレータＥ、ヒータ
Ｈ等を順次に配設し、ブロアＢの作動により取入れ口Ａ
から外気ａ1、及び室内空気ａ2を所定の割合で取入れ、
これを先ずフィルタＦで浄化し、後側のエバポレータＥ
で冷却しまたはヒータＨで加熱して所望温度の清浄な空
気を車室内に送るようにしている。
【０００３】ところで、この空気調和装置には、これま
でろ過機能を果たすフィルタエレメントとその支持機能
を果たす枠体とを樹脂インサート成形により一体成形し
たフィルタ部材が多く用いられてきたが、最近では資源
の再利用の観点から、フィルタ部材のメンテナンス交換
時に合成樹脂製の外枠体と、フィルタエレメントを分離
可能としたものが使用されるようになっている。
でろ過機能を果たすフィルタエレメントとその支持機能
を果たす枠体とを樹脂インサート成形により一体成形し
たフィルタ部材が多く用いられてきたが、最近では資源
の再利用の観点から、フィルタ部材のメンテナンス交換
時に合成樹脂製の外枠体と、フィルタエレメントを分離
可能としたものが使用されるようになっている。
【０００４】そのフィルタ部材Ｆを示せば図７、図８の
とおりであり、角形の枠体１とフィルタエレメント２と
蓋枠３とからなり、枠体１はポリプロピレン、ポリエチ
レン、ＡＢＳ樹脂、ナイロン等の合成樹脂で形成され、
その周囲の側壁１ａの裏側（図で下側）にエレメン受け
用の内向きつば１ｂを備えると共に場合によっては途中
を結ぶ長手方向、横方向のリブを有しており、一方フィ
ルタエレメント２は、活性炭粒子を混在させて脱臭機能
を持たせるか、又は混在させない一連の不織布やろ紙を
波状にプリーツ加工したろ材２ａの両側に不織布、ウレ
タンゴム、クラフト紙等からなる長方形の側板２ｂが接
着剤を介し固着されており、又蓋枠３は枠体１と同じ合
成樹脂からなるもので、枠体１の上部内側に嵌め込み可
能な大きさに形成されている。その際、図７の点線のよ
うに蓋枠３に複数の突片を設ける一方、枠体１には凹所
を形成して、両者を係合させるようにすることもある。
とおりであり、角形の枠体１とフィルタエレメント２と
蓋枠３とからなり、枠体１はポリプロピレン、ポリエチ
レン、ＡＢＳ樹脂、ナイロン等の合成樹脂で形成され、
その周囲の側壁１ａの裏側（図で下側）にエレメン受け
用の内向きつば１ｂを備えると共に場合によっては途中
を結ぶ長手方向、横方向のリブを有しており、一方フィ
ルタエレメント２は、活性炭粒子を混在させて脱臭機能
を持たせるか、又は混在させない一連の不織布やろ紙を
波状にプリーツ加工したろ材２ａの両側に不織布、ウレ
タンゴム、クラフト紙等からなる長方形の側板２ｂが接
着剤を介し固着されており、又蓋枠３は枠体１と同じ合
成樹脂からなるもので、枠体１の上部内側に嵌め込み可
能な大きさに形成されている。その際、図７の点線のよ
うに蓋枠３に複数の突片を設ける一方、枠体１には凹所
を形成して、両者を係合させるようにすることもある。
【０００５】そして、枠体１の内部にフィルタエレメン
ト２を差し入れ、その上から蓋枠３を嵌め合せてフィル
タエレメント２を抑止して図８のようにフィルタ部材Ｆ
となし、これを上記空気案内ダクトＤ中に横方向（紙面
に垂直方向）からガイドレールに沿わせて配設し、所定
の時間が経過、ろ材２ａが目詰まりした際にはダクトＤ
からフィルタ部材Ｆを取出すと共に枠体１から蓋枠３と
フィルタエレメント２を取外し、新しいエレメントを枠
体に装着し、再び案内ダクトＤにセットするようにして
いる。
ト２を差し入れ、その上から蓋枠３を嵌め合せてフィル
タエレメント２を抑止して図８のようにフィルタ部材Ｆ
となし、これを上記空気案内ダクトＤ中に横方向（紙面
に垂直方向）からガイドレールに沿わせて配設し、所定
の時間が経過、ろ材２ａが目詰まりした際にはダクトＤ
からフィルタ部材Ｆを取出すと共に枠体１から蓋枠３と
フィルタエレメント２を取外し、新しいエレメントを枠
体に装着し、再び案内ダクトＤにセットするようにして
いる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のように最近のフ
ィルタ部材Ｆは枠体１とフィルタエレメント２が分離可
能になっていて、ユーザサイドにおいて適宜にフィルタ
エレメント２を交換できるようになされているが、上記
の例のものではフィルタエレメント２のろ材２ａダスト
の捕捉を円滑かつ効果的に行うために空気流れに対し表
側（上流側）の部分はせんいの目が粗く、裏側（下流
側）の部分は密になるよに作られていて、フィルタエレ
メント２を枠体１に装着するに当たり、枠体１の表側に
ろ材２ａの粗面がくるようにしなければならない。
ィルタ部材Ｆは枠体１とフィルタエレメント２が分離可
能になっていて、ユーザサイドにおいて適宜にフィルタ
エレメント２を交換できるようになされているが、上記
の例のものではフィルタエレメント２のろ材２ａダスト
の捕捉を円滑かつ効果的に行うために空気流れに対し表
側（上流側）の部分はせんいの目が粗く、裏側（下流
側）の部分は密になるよに作られていて、フィルタエレ
メント２を枠体１に装着するに当たり、枠体１の表側に
ろ材２ａの粗面がくるようにしなければならない。
【０００７】そのため、通常にはフィルタエレメント２
の側板２ｂの一部に図７のように矢印又は文字、記号を
表示しているが、フィルタエレメント２の交換に際し、
ユーザの注意力に頼っていて、ろ材の向きの正確さを１
００％確保するというわけにいかず、往々にして向きを
間違って装着されることがあり除塵や脱臭の機能を充分
に発揮できないことがある。
の側板２ｂの一部に図７のように矢印又は文字、記号を
表示しているが、フィルタエレメント２の交換に際し、
ユーザの注意力に頼っていて、ろ材の向きの正確さを１
００％確保するというわけにいかず、往々にして向きを
間違って装着されることがあり除塵や脱臭の機能を充分
に発揮できないことがある。
【０００８】そこで、この発明はフィルタエレメントを
交換自在とする室内空気処理用のフィルタ部材として、
フィルタエレメントを枠体に装着するに当たり、格別の
注意力を必要とせずに、ろ材の表裏を間違えることなく
常に正確に装着できるようにすることを課題とする。
交換自在とする室内空気処理用のフィルタ部材として、
フィルタエレメントを枠体に装着するに当たり、格別の
注意力を必要とせずに、ろ材の表裏を間違えることなく
常に正確に装着できるようにすることを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題のもとにこの発
明は室内空気処理用のフィルタ部材として、第１には合
成樹脂製角形の枠体は周囲の側壁の裏側にエレメント受
け用の内向きつばを備え、かつ両端の側壁の内側には内
向きつば側を底辺とし、そこから枠体の表側に向って開
くように傾く斜辺を有する直角三角形状の突起を一連に
又は複数に分けて設け、一連の不織布又はろ紙を波状に
形成したろ材の両側には両端面が上記枠体内の突起の斜
辺に対応して傾きろ材の表側を長辺とし、裏側を短辺と
する台形状の側板を固着してフィルタエレメントとな
し、その側板の端面を上記突起の内端面に当接させてフ
ィルタエレメントを枠体に装着するようにしたことを特
徴とし、第２には、合成樹脂製枠体の両端の側壁内に設
ける突起を四角形状、円弧状又は台形状に形成する一
方、フィルタエレメントの両側板の両端には上記突起に
一致する切欠を設け、それら両側板の端面を上記突起の
内端面に当接させてフィルタエレメンとを枠体に装着す
るようにしたことを特徴とし、第３には、枠体は周囲の
側壁の裏側にエレメント受け用の内向きつばを備え、か
つ両端の側壁は裏側に向けてすぼまるように傾け、一連
の不織布又はろ紙を波状に形成したろ材の両側には、両
端面が上記枠体の両端の傾斜側壁に対応して傾きろ材の
表側を長辺とし、裏側を短辺とする台形状の側板を固着
してフィルタエレメントとなし、その側板の端面を上記
傾斜側壁の内面に当接させてフィルタエレメントを枠体
に装着するようにしたことを特徴とする。
明は室内空気処理用のフィルタ部材として、第１には合
成樹脂製角形の枠体は周囲の側壁の裏側にエレメント受
け用の内向きつばを備え、かつ両端の側壁の内側には内
向きつば側を底辺とし、そこから枠体の表側に向って開
くように傾く斜辺を有する直角三角形状の突起を一連に
又は複数に分けて設け、一連の不織布又はろ紙を波状に
形成したろ材の両側には両端面が上記枠体内の突起の斜
辺に対応して傾きろ材の表側を長辺とし、裏側を短辺と
する台形状の側板を固着してフィルタエレメントとな
し、その側板の端面を上記突起の内端面に当接させてフ
ィルタエレメントを枠体に装着するようにしたことを特
徴とし、第２には、合成樹脂製枠体の両端の側壁内に設
ける突起を四角形状、円弧状又は台形状に形成する一
方、フィルタエレメントの両側板の両端には上記突起に
一致する切欠を設け、それら両側板の端面を上記突起の
内端面に当接させてフィルタエレメンとを枠体に装着す
るようにしたことを特徴とし、第３には、枠体は周囲の
側壁の裏側にエレメント受け用の内向きつばを備え、か
つ両端の側壁は裏側に向けてすぼまるように傾け、一連
の不織布又はろ紙を波状に形成したろ材の両側には、両
端面が上記枠体の両端の傾斜側壁に対応して傾きろ材の
表側を長辺とし、裏側を短辺とする台形状の側板を固着
してフィルタエレメントとなし、その側板の端面を上記
傾斜側壁の内面に当接させてフィルタエレメントを枠体
に装着するようにしたことを特徴とする。
【００１０】
【実施の形態】図１はこの発明に係るフイルタ部材Ｆの
一例を分離して示すものであり、角形の枠体１１はポリ
プロピレン、ポリエチレン、ＡＢＳ樹脂、ナイロン等の
合成樹脂で形成され、その周囲の側壁１１ａの裏側（図
で下側）にエレメント受け用の内向きつば１１ｂを備え
ると共に場合によっては図示しないが内向きつば１１ｂ
の途中を結ぶ長手方向、横方向のリブを有しており、そ
して、長手方向両端の側壁１１ａの内側には、両側部と
中央部に内向きつば１１ｂ側を底辺とし高さが側壁１１
ａの内のりより若干低くかつ枠体１１の表側に向かって
傾いた辺を斜辺とする直角三角形状の突起１１ｃがそれ
ぞれ形成されている。
一例を分離して示すものであり、角形の枠体１１はポリ
プロピレン、ポリエチレン、ＡＢＳ樹脂、ナイロン等の
合成樹脂で形成され、その周囲の側壁１１ａの裏側（図
で下側）にエレメント受け用の内向きつば１１ｂを備え
ると共に場合によっては図示しないが内向きつば１１ｂ
の途中を結ぶ長手方向、横方向のリブを有しており、そ
して、長手方向両端の側壁１１ａの内側には、両側部と
中央部に内向きつば１１ｂ側を底辺とし高さが側壁１１
ａの内のりより若干低くかつ枠体１１の表側に向かって
傾いた辺を斜辺とする直角三角形状の突起１１ｃがそれ
ぞれ形成されている。
【００１１】フィルタエレメント１２はろ材１２ａと側
板１２ｂからなるが、ろ材１２ａは活性炭の粒子を混在
させて脱臭機能を持たせるか又は活性炭を混在させない
一連の不織布又はろ紙を波状にプリーツ加工したもの
で、前記のように処理空気の流れに対し表側（図で上
面）になる部分はせんいの目が粗く、裏側（下面）にな
る部分は密になされており、その幅方向の両側には、不
織布、ウレタン、クラフト紙等からなり、両端が枠体１
１の両端側壁１１ａの内側に設けられた直角三角形状の
突起１１ｃの斜辺と傾きを同じくする斜辺をなした台形
状、即ちろ材１２ａの粗な表側が長辺をなし密な裏側が
短辺をなす台形状の側板１２ｂが、ホットメルト型、塩
化ビニル系、エポキシ系の接着剤により固着されてい
る。
板１２ｂからなるが、ろ材１２ａは活性炭の粒子を混在
させて脱臭機能を持たせるか又は活性炭を混在させない
一連の不織布又はろ紙を波状にプリーツ加工したもの
で、前記のように処理空気の流れに対し表側（図で上
面）になる部分はせんいの目が粗く、裏側（下面）にな
る部分は密になされており、その幅方向の両側には、不
織布、ウレタン、クラフト紙等からなり、両端が枠体１
１の両端側壁１１ａの内側に設けられた直角三角形状の
突起１１ｃの斜辺と傾きを同じくする斜辺をなした台形
状、即ちろ材１２ａの粗な表側が長辺をなし密な裏側が
短辺をなす台形状の側板１２ｂが、ホットメルト型、塩
化ビニル系、エポキシ系の接着剤により固着されてい
る。
【００１２】蓋枠１３は枠体１１と同じ合成樹脂からな
り、枠体１１の上部内側に嵌め込み可能な大きさに形成
されているが、その際、図７の点線のように蓋枠１３に
複数の突片を設ける一方、枠体にはこれに対応する凹所
を形成して両者を係合させるようにすることもある。
り、枠体１１の上部内側に嵌め込み可能な大きさに形成
されているが、その際、図７の点線のように蓋枠１３に
複数の突片を設ける一方、枠体にはこれに対応する凹所
を形成して両者を係合させるようにすることもある。
【００１３】そこで、フィルタエレメント１２を上方か
ら枠体１１中に差し入れれば、図２のように側板１２ｂ
の傾いた両端面及びろ剤１２ａの両端中央部が枠体１１
の側壁内部の突起１１ｃの斜辺即ち内端面に当接する状
態に収容され、その上から蓋枠１３を枠体１１に嵌め込
むことによりフィルタエレメント１２は抑止され、枠体
１１に組付けられてフィルタ部材Ｆをなす。
ら枠体１１中に差し入れれば、図２のように側板１２ｂ
の傾いた両端面及びろ剤１２ａの両端中央部が枠体１１
の側壁内部の突起１１ｃの斜辺即ち内端面に当接する状
態に収容され、その上から蓋枠１３を枠体１１に嵌め込
むことによりフィルタエレメント１２は抑止され、枠体
１１に組付けられてフィルタ部材Ｆをなす。
【００１４】かくて、上記フィルタ部材Ｆは前記のよう
に空気案内ダクト中に配設して使用され、所定時間の経
過によりろ材１２ａが目詰まりした際には、案内ダクト
からフィルタ部材Ｆを取出す共に枠体１１から蓋枠１３
とフィルタエレメント１２を取外し、新しいフィルタエ
レメント１２を枠体１１に装着して再び使用に供され
る。
に空気案内ダクト中に配設して使用され、所定時間の経
過によりろ材１２ａが目詰まりした際には、案内ダクト
からフィルタ部材Ｆを取出す共に枠体１１から蓋枠１３
とフィルタエレメント１２を取外し、新しいフィルタエ
レメント１２を枠体１１に装着して再び使用に供され
る。
【００１５】上記の過程において、枠体１１にフィルタ
エレメント１２を装着するに当たり、図２の一点鎖線の
ようにフィルタエレメント１２を逆さ即ちろ材１２ａの
表裏（粗密）の向きを逆にして差し入れた場合には、側
板１２ｂの長辺の端縁が枠体１１内の突起１１ｃの斜辺
に突き当たって挿入することができなくなるので、誤ま
りに直ちに気が付くことになり、本発明ではフィルタエ
レメント１２がろ材１２ａを粗密の向きを間違って枠体
１１に装着される恐れは全くない。
エレメント１２を装着するに当たり、図２の一点鎖線の
ようにフィルタエレメント１２を逆さ即ちろ材１２ａの
表裏（粗密）の向きを逆にして差し入れた場合には、側
板１２ｂの長辺の端縁が枠体１１内の突起１１ｃの斜辺
に突き当たって挿入することができなくなるので、誤ま
りに直ちに気が付くことになり、本発明ではフィルタエ
レメント１２がろ材１２ａを粗密の向きを間違って枠体
１１に装着される恐れは全くない。
【００１６】また、枠体１１の長手方向の側壁１１ａの
中央部に図１の点線のように所要長さの内向き突片１４
を形成すれば、フィルタエレメント１２の抑止用（抜け
止め用）の蓋枠１３は必要としない。この場合にはフィ
ルタエレメント１２を幅方向に湾曲させながら枠体１１
に装着することになる。
中央部に図１の点線のように所要長さの内向き突片１４
を形成すれば、フィルタエレメント１２の抑止用（抜け
止め用）の蓋枠１３は必要としない。この場合にはフィ
ルタエレメント１２を幅方向に湾曲させながら枠体１１
に装着することになる。
【００１７】なお、枠体１１の両端の側壁１１ａに設け
る直角三角形状の突起１１ｃは中央部のものは省略して
両側部だけとしてもよく、又図３のように一連の長い突
起１１ｃとしてもよい。
る直角三角形状の突起１１ｃは中央部のものは省略して
両側部だけとしてもよく、又図３のように一連の長い突
起１１ｃとしてもよい。
【００１８】又、フィルタエレメント１２のろ材１２ａ
の表裏（粗密）の向きを確保する手段としては上述のも
のに限らず、図４の（ａ）のように枠体側壁１１ａ内の
突起１１ｃを四角形状とする一方、フィルタエレメント
１２の側板１２ｂの端部にこれに一致する四角形状の切
欠１２ｃを設けた組合せとするか、同図（ｂ）のように
突起１１ｃを円弧状とすると共に側板１２ｂを切欠１２
ｃも円弧状とした組合せとするか、又は同図（ｃ）のよ
うに突起１１ｃを台形状とすると共に側板１２の切欠１
２ｃもこれに一致する台形状とした組合せとしてもよ
い。いずれにしてもフィルタエレンメント１２を逆さに
しては枠体１１に装着不能とするもので、側板１２ｂの
切欠１２ｃが存在しない長辺側がろ材１２ａの表側を示
すことになる。
の表裏（粗密）の向きを確保する手段としては上述のも
のに限らず、図４の（ａ）のように枠体側壁１１ａ内の
突起１１ｃを四角形状とする一方、フィルタエレメント
１２の側板１２ｂの端部にこれに一致する四角形状の切
欠１２ｃを設けた組合せとするか、同図（ｂ）のように
突起１１ｃを円弧状とすると共に側板１２ｂを切欠１２
ｃも円弧状とした組合せとするか、又は同図（ｃ）のよ
うに突起１１ｃを台形状とすると共に側板１２の切欠１
２ｃもこれに一致する台形状とした組合せとしてもよ
い。いずれにしてもフィルタエレンメント１２を逆さに
しては枠体１１に装着不能とするもので、側板１２ｂの
切欠１２ｃが存在しない長辺側がろ材１２ａの表側を示
すことになる。
【００１９】更に、図５は枠体１１の両端の側壁１１ａ
そのものを所定の角度、裏側（下側）に向けてすぼまる
ように傾け、上記の突起と同じ効果を持つようにした変
更例を示すが、この場合に用いるフィルタエレメント１
２は図１のものと同じである。
そのものを所定の角度、裏側（下側）に向けてすぼまる
ように傾け、上記の突起と同じ効果を持つようにした変
更例を示すが、この場合に用いるフィルタエレメント１
２は図１のものと同じである。
【００２０】そして、上述の例ではフィルタ部材Ｆを自
動車の車室内の空気を浄化する場合について説明した
が、これに限らずこの発明のフィルタ部材Ｆはオフィス
や病院又は家庭の室内の空気を浄化する場合に使用する
ことができる。
動車の車室内の空気を浄化する場合について説明した
が、これに限らずこの発明のフィルタ部材Ｆはオフィス
や病院又は家庭の室内の空気を浄化する場合に使用する
ことができる。
【００２１】
【発明の効果】この発明は室内空気処理用のフィルタ部
材として請求項１ないし３のように構成されているの
で、フィルタ部材の組立やフィルタエレメントの交換に
当たり、生産者及び使用者が格別の注意力を必要とせず
にろ材の表裏の向きを誤まることなく、フィルタエレメ
ント枠体に正確に能率よく組付けることができ、そし
て、枠体を請求項３のように構成すれば、枠体の側壁の
内側に突起を設ける必要がないので、成形金型が単純に
なり成形し易い利点い有する。
材として請求項１ないし３のように構成されているの
で、フィルタ部材の組立やフィルタエレメントの交換に
当たり、生産者及び使用者が格別の注意力を必要とせず
にろ材の表裏の向きを誤まることなく、フィルタエレメ
ント枠体に正確に能率よく組付けることができ、そし
て、枠体を請求項３のように構成すれば、枠体の側壁の
内側に突起を設ける必要がないので、成形金型が単純に
なり成形し易い利点い有する。
【図１】この発明に係るフィルタ部材の一例の分離斜視
図。
図。
【図２】フィルタ部材を組立てた状態の断面図。
【図３】側壁に直角三角形状の一連の突起を設けた例の
一部の斜視図。
一部の斜視図。
【図４】（ａ）は枠体側壁の突起及びフィルタエレメン
トの側板の切欠を四角形状とした例の部分的な側面図。
（ｂ）は枠体側壁の突起及びフィルタエレメント側板の
切欠を円弧状とした例の部分的な側面図。（ｃ）は枠体
側壁の突起及びフィルタエレメント側板の切欠を台形状
とした例の部分的な側面図。
トの側板の切欠を四角形状とした例の部分的な側面図。
（ｂ）は枠体側壁の突起及びフィルタエレメント側板の
切欠を円弧状とした例の部分的な側面図。（ｃ）は枠体
側壁の突起及びフィルタエレメント側板の切欠を台形状
とした例の部分的な側面図。
【図５】端部の側壁自体を下すぼまりに傾けた枠体の一
部の斜視図。
部の斜視図。
【図６】フィルタ部材の使用状態を示す側面図。
【図７】従来のフィルタ部材の分離斜視図。
【図８】従来のフィルタ部材の断面図。
１１ 枠体 １１ａ 側壁 １１ｂ 内向きつば １１ｃ 突起 １２ フィルタエレメント １２ａ ろ材 １２ｂ 側板 １３ 蓋枠 Ｆ フィルタ部材
Claims (3)
- 【請求項１】 合成樹脂製角形の枠体と、その内部に装
着されるフィルタエレメントとからなり、枠体は周囲の
側壁の裏側にエレメント受け用の内向きつばを備え、か
つ両端の側壁の内側には、内向きつば側を底辺とし、そ
こから枠体の表側に向って開くように傾く斜辺を有する
直角三角形状の突起を一連に又は複数に分けて設け、一
連の不織布又はろ紙を波状に形成したろ材の両側には、
両端面が上記枠体内の突起の斜辺に対応して傾きろ材の
表側を長辺とし、裏側を短辺とする台形状の側板を固着
してフィルタエレメントとなし、その側板の端面を上記
突起の内端面に当接させてフィルタエレメントを枠体に
装着するようにしたことを特徴とする室内空気処理用の
フィルタ部材。 - 【請求項２】 合成樹脂製枠体の両端の側壁内に設ける
突起を四角形状、円弧状又は台形状に形成する一方、フ
ィルタエレメントの両側板の両端には上記突起に一致す
る切欠を設け、それら両側板の端面を上記突起の内端面
に当接させてフィルタエレメントを枠体に装着するよう
にしたことを特徴とする請求項１記載の室内空気処理用
のフィルタ部材。 - 【請求項３】 合成樹脂製角形の枠体と、その内部に装
着されるフィルタエレメントとからなり、枠体は周囲の
側壁の裏側にエレメント受け用の内向きつばを備え、か
つ両端の側壁は裏側に向けてすぼまるように傾け、一連
の不織布又はろ紙を波状に形成したろ材の両側には、両
端面が上記枠体の両端の傾斜側壁に対応して傾き、ろ材
の表側を長辺とし、裏側を短辺とする台形状の側板を固
着してフィルタエレメントとなし、その側板の端面を上
記傾斜側壁の内面に当接させてフィルタエレエントを枠
体に装着するようにしたことを特徴とする室内空気処理
用のフィルタ部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9220694A JPH1147531A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 室内空気処理用のフィルタ部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9220694A JPH1147531A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 室内空気処理用のフィルタ部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1147531A true JPH1147531A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16755035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9220694A Pending JPH1147531A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 室内空気処理用のフィルタ部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1147531A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003532048A (ja) * | 2000-05-03 | 2003-10-28 | ハミルトン ビーチ／プロクター−サイレックス インコーポレイテッド | 空気濾過装置 |
| JP2009186043A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Panasonic Corp | 換気装置用ルーバー |
| WO2011125973A1 (ja) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 株式会社ニコン | フィルタ保持装置、露光装置、及びデバイス製造方法 |
| WO2011125974A1 (ja) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 株式会社ニコン | フィルタ装置、フィルタの収容方法、及び露光装置 |
| WO2011125975A1 (ja) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 株式会社ニコン | フィルタボックス、露光装置、及びデバイス製造方法 |
| WO2013153975A1 (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-17 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
| JP2015504781A (ja) * | 2012-01-13 | 2015-02-16 | マン ウント フンメル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | エアフィルタエレメント及びエアフィルタ |
| EP2868362A1 (de) | 2013-11-05 | 2015-05-06 | Mann + Hummel Gmbh | Innenraumfilter und Filteranordnung |
| JP2015141338A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 画像形成装置 |
| US9268304B2 (en) | 2014-01-29 | 2016-02-23 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Image forming apparatus |
| JP2016098774A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | トヨタ紡織株式会社 | エアクリーナ |
| US9405272B2 (en) | 2014-01-29 | 2016-08-02 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Image forming apparatus including a duct filter having corrugated surface shape |
| JP2018185064A (ja) * | 2017-04-24 | 2018-11-22 | ホシザキ株式会社 | 冷却貯蔵庫 |
| CN109641169A (zh) * | 2016-08-26 | 2019-04-16 | 3M创新有限公司 | 包括具有边缘挡板的褶皱型过滤介质的褶皱型过滤元件以及制造和使用方法 |
| JP2019202728A (ja) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | 株式会社デンソー | フィルタユニット |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP9220694A patent/JPH1147531A/ja active Pending
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003532048A (ja) * | 2000-05-03 | 2003-10-28 | ハミルトン ビーチ／プロクター−サイレックス インコーポレイテッド | 空気濾過装置 |
| JP2009186043A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Panasonic Corp | 換気装置用ルーバー |
| WO2011125973A1 (ja) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 株式会社ニコン | フィルタ保持装置、露光装置、及びデバイス製造方法 |
| WO2011125974A1 (ja) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 株式会社ニコン | フィルタ装置、フィルタの収容方法、及び露光装置 |
| WO2011125975A1 (ja) * | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 株式会社ニコン | フィルタボックス、露光装置、及びデバイス製造方法 |
| CN102821829A (zh) * | 2010-04-05 | 2012-12-12 | 株式会社尼康 | 过滤器箱、曝光装置、及元件制造方法 |
| CN102844093A (zh) * | 2010-04-05 | 2012-12-26 | 株式会社尼康 | 过滤器装置、过滤器的收容方法、及曝光装置 |
| JP2015504781A (ja) * | 2012-01-13 | 2015-02-16 | マン ウント フンメル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | エアフィルタエレメント及びエアフィルタ |
| CN104053956B (zh) * | 2012-04-10 | 2017-02-22 | 夏普株式会社 | 空气调节机 |
| CN104053956A (zh) * | 2012-04-10 | 2014-09-17 | 夏普株式会社 | 空气调节机 |
| WO2013153975A1 (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-17 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
| JP2013217597A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Sharp Corp | 空気調和機 |
| EP2868362A1 (de) | 2013-11-05 | 2015-05-06 | Mann + Hummel Gmbh | Innenraumfilter und Filteranordnung |
| DE102013018460A1 (de) * | 2013-11-05 | 2015-05-07 | Mann + Hummel Gmbh | Innenraumfilter und Filteranordnung |
| JP2015141338A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 画像形成装置 |
| US9268304B2 (en) | 2014-01-29 | 2016-02-23 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Image forming apparatus |
| US9405272B2 (en) | 2014-01-29 | 2016-08-02 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Image forming apparatus including a duct filter having corrugated surface shape |
| JP2016098774A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | トヨタ紡織株式会社 | エアクリーナ |
| CN109641169A (zh) * | 2016-08-26 | 2019-04-16 | 3M创新有限公司 | 包括具有边缘挡板的褶皱型过滤介质的褶皱型过滤元件以及制造和使用方法 |
| CN109641169B (zh) * | 2016-08-26 | 2021-11-19 | 3M创新有限公司 | 包括具有边缘挡板的褶皱型过滤介质的褶皱型过滤元件以及制造和使用方法 |
| JP2018185064A (ja) * | 2017-04-24 | 2018-11-22 | ホシザキ株式会社 | 冷却貯蔵庫 |
| JP2019202728A (ja) * | 2018-05-25 | 2019-11-28 | 株式会社デンソー | フィルタユニット |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH1147531A (ja) | 室内空気処理用のフィルタ部材 | |
| KR101320235B1 (ko) | 공기 처리 시스템 | |
| KR102658322B1 (ko) | 공기청정 송풍장치 | |
| JPH1176729A (ja) | 室内空気処理用のフィルタ部材 | |
| JP3218218B2 (ja) | 室内空気処理用のフィルタ | |
| JP2001227814A (ja) | 空気調和機のエアフィルタ装置 | |
| JP3792360B2 (ja) | 換気扇用フィルタ | |
| JPH09173748A (ja) | 空気清浄器 | |
| JP2004041879A (ja) | エアフィルタ | |
| JPH1176728A (ja) | 室内空気処理用のフィルタ部材 | |
| JP2004116804A (ja) | 空気調和機のエアフィルタ装置 | |
| JPH11311430A (ja) | 空気清浄装置 | |
| CN213178705U (zh) | 一种恒温恒湿甲醛处理一体机 | |
| JPH0283012A (ja) | 空気清浄器 | |
| CN217524932U (zh) | 一种尘盒及清洁机器人 | |
| JP3783612B2 (ja) | 車両用空気清浄器 | |
| JP5662278B6 (ja) | 空気処理装置 | |
| KR100580299B1 (ko) | 공기청정기 | |
| JPH10103755A (ja) | フィルタ取付構造 | |
| KR20230095564A (ko) | 공기필터 및 이를 포함하는 공기청정기 | |
| JP2000055434A (ja) | 換気装置 | |
| JP4621579B2 (ja) | 共用タイプの空気浄化フィルター及びその調整部材 | |
| JP2003146068A (ja) | 車両用空気清浄器 | |
| KR20210081627A (ko) | 휴대형 공기청정기 | |
| JPH0131875Y2 (ja) |