JPH1147353A - 図柄組合せ遊技機 - Google Patents

図柄組合せ遊技機

Info

Publication number
JPH1147353A
JPH1147353A JP9227563A JP22756397A JPH1147353A JP H1147353 A JPH1147353 A JP H1147353A JP 9227563 A JP9227563 A JP 9227563A JP 22756397 A JP22756397 A JP 22756397A JP H1147353 A JPH1147353 A JP H1147353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing
player
winning mode
stop switch
reel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9227563A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sakamoto
剛一 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aruze Corp filed Critical Aruze Corp
Priority to JP9227563A priority Critical patent/JPH1147353A/ja
Publication of JPH1147353A publication Critical patent/JPH1147353A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技に未熟な者の他、視覚、聴覚に障害を有
する遊技者であっても、目押し操作を確実に行うことが
でき、スロットマシンにおける遊技の面白さを十分に享
受することを可能とする。 【構成】 複数のリール50の回転が停止した際における
図柄の組合せが入賞態様を構成することが可能となるよ
うに、ストップスイッチ140の操作タイミングを遊技者
が触感を介して認識可能に報知するタイミング報知手段
(例えばソレノイド190)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変表示する図柄
の停止態様に応じた入賞態様を構成させることが可能な
図柄組合せ遊技機に関し、より具体的には例えば、いわ
ゆるパチスロと称される回動式遊技機、その他のスロッ
トマシン、パチンコ機、さらには、これらをパソコン画
面上に模擬したバーチャルゲーム機等において、ストッ
プスイッチの操作タイミングについて有益な示唆を与え
るようにした図柄組合せ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチスロと称されるスロットマシンを例
に説明すると、この種のスロットマシンは、外周表面に
複数種類の図柄を表示したリールを横並びに3個備えて
いる。そして、メダルの投入を条件にスタートスイッチ
を操作すると各リールが回転を開始し、各リールの外周
表面に表示した図柄が移動表示される。この状態から各
リールに個別に対応したストップスイッチを操作する
と、各リールがそれぞれ停止する。
【0003】このような操作により全てのリールが停止
した後、投入したメダル数に対応して有効となる入賞ラ
イン上に停止した図柄の組合せが、予め定めた入賞態様
を構成すると、遊技者に利益が付与される。遊技者に付
与される利益とは、入賞態様に応じて賞としてのメダル
が払い出されたり、あるいはいわゆるビッグボーナスや
レギュラーボーナスと呼ばれ、通常遊技と比較してより
多くのメダルを獲得することが可能な特別遊技を行うこ
とができるような利益である。
【0004】したがって、遊技者は、図柄の組合せが入
賞態様を構成するようにストップスイッチを操作して、
より多くのメダルを獲得することにより、スロットマシ
ンにおける遊技を楽しむことができる。このように、入
賞態様を構成させるためのストップスイッチの操作は、
一般に「目押し」と称されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図柄の組合
せが入賞態様を構成するように各リールを停止させるた
めには、各リール毎に移動表示される図柄の移動タイミ
ングに合わせて、各ストップスイッチを操作する必要が
ある。しかし、各リールは高速で回転するため、遊技に
未熟な遊技者等が移動表示されている図柄を識別するこ
とは困難である。したがって、熟練した一部の遊技者は
別として、遊技に未熟な遊技者等が、目押しにより入賞
態様を構成する図柄の組合せとなるように各リールを停
止させることは難しく、図柄の組合せが入賞態様を構成
するか否かはある程度運に任されていた。
【0006】そこで、従来から、スロットマシンにおけ
る遊技に未熟な遊技者であっても、入賞態様を構成する
図柄の組合せとなるように各リールを停止させることが
可能なスロットマシンが種々提案されている。例えば、
特公平3-10346号公報や特公平3-80038号公報には、入賞
態様を構成する図柄の組合せとなるように各リールを停
止させることが可能なストップスイッチの操作タイミン
グを、発光あるいは発音によって遊技者に報知すること
ができるスロットマシンが開示されている。
【0007】しかし、上述した発光あるいは発音によっ
てストップスイッチの操作タイミングを遊技者に報知す
ることができるスロットマシンであっても、全ての遊技
者がスロットマシンにおける‘目押し’を確実に行うこ
とができるわけではない。すなわち、動体視力が弱い遊
技者や、視力に障害を持った遊技者にあっては、発光に
よるタイミング報知を認識することが困難である。ま
た、聴力に障害を持つ遊技者にあっては、発音によるタ
イミング報知を認識することが困難である。また、発光
や発音によってタイミング報知を行うときは、他の遊技
者の遊技の妨げとなったり、他の遊技者が自機のタイミ
ング報知との間で紛わしいと感じるおそれがある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、遊技に未熟な者をはじめとして、動体視力が弱い者
や視覚に障害を有する者においてもスロットマシン等に
おける目押し操作を確実に行うことができるとともに、
他の遊技者の遊技の妨げとなったり、他の遊技者がその
遊技機のタイミング報知との間で紛わしいと感じるおそ
れのない図柄組合せ遊技機を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
<特徴点>本発明は、上記した目的を達成するため、以
下の特徴点を備えている。請求項1に記載された図柄組
合せ遊技機は、停止図柄の組合せが入賞態様を構成する
ことが可能となるように、ストップスイッチの操作タイ
ミングを遊技者が触感を介して認識可能に報知するタイ
ミング報知手段を備えている。具体的には、タイミング
報知手段によるタイミング報知は、例えば、振動、押
圧、微弱電流等により行う。請求項2に記載された図柄
組合せ遊技機は、上記した請求項1に記載された特徴点
に加えて、各可変表示部が予め定めた入賞態様となる図
柄の組合せで停止することを許可するか否かを抽選する
抽選手段を備えている。また、タイミング報知手段は、
抽選手段における抽選結果が入賞態様の発生を許可した
場合に、遊技者に対する報知を行うように構成する。
【0010】請求項3に記載された図柄組合せ遊技機
は、上記した請求項1または請求項2に記載された特徴
点に加えて、タイミング報知手段が、ストップスイッチ
の操作タイミングを遊技者に報知する音声発生手段を含
んでいる。請求項4に記載された図柄組合せ遊技機は、
上記した請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載
の特徴点に加えて、タイミング報知手段が、プランジャ
の出没に伴う衝撃により、ストップスイッチの操作タイ
ミングを遊技者に報知可能なソレノイドにより構成す
る。
【0011】<作用>本発明は、上記した特徴点を備え
ているため、以下に説明する作用を奏する。請求項1に
記載された図柄組合せ遊技機では、停止図柄の組合せが
入賞態様を構成することが可能となるストップスイッチ
の操作タイミングは、タイミング報知手段により触感を
介して認識可能に報知される。すなわち、タイミング報
知手段は、遊技者に対して、振動、押圧、微弱電流等の
刺激を与え、遊技者は、この刺激に基づいてストップス
イッチを操作することにより、図柄の組合せが入賞態様
を構成するように可変表示部の図柄を停止させることが
できる。
【0012】請求項2に記載された図柄組合せ遊技機
は、抽選手段により、各可変表示部が予め定めた入賞態
様となる図柄の組合せで停止することを許可するか否か
を抽選する。そして、抽選手段における抽選結果が入賞
態様の発生を許可した場合に、タイミング報知手段によ
るタイミング報知が行われる。すなわち、遊技者は、タ
イミング報知手段によりタイミング報知が行われた場合
に、入賞態様の発生が許可されていることを認識するこ
とができる。
【0013】請求項3に記載された図柄組合せ遊技機
は、タイミング報知手段によりタイミング報知を行う際
に、触感を介する刺激の他に、音声発生手段による音声
によってもタイミング報知を行う。すなわち、遊技者
は、ストップスイッチの操作タイミングを、触感を介し
て認識することができるだけでなく、音声によっても認
識することができる。請求項4に記載された図柄組合せ
遊技機は、ストップスイッチの操作タイミングに対応し
てソレノイドのプランジャを出没させ、その衝撃によっ
て振動や音声を発生させて、ストップスイッチの操作タ
イミングを報知する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ具体的に説明する。図1〜3は、本発
明に係る図柄組合せ遊技機の、実施形態としてスロット
マシンの例を示すもので、図1は、制御装置の概略構成
を示すブロック図、図2は、スロットマシンの斜視図、
図3は、スロットマシンの前面扉を開いた状態を示す斜
視図である。また、図4〜6は、タイミング報知手段の
一例であるソレノイドおよび当接板を示すもので、図4
は、当接板にプランジャが当接した状態のソレノイドの
側面図、図5は、当接板からプランジャが離れた状態の
ソレノイドの側面図、図6は、ソレノイドの他の実施例
を示す側面図である。
【0015】<スロットマシン>本発明に係るスロット
マシン10は、図2に示すように、前面に開閉可能な前面
扉20を有する筐体30を備えている。上記した前面扉20に
は、その前面のほぼ中央より上部に、左右に並んだ3箇
所の表示窓40を設け、各表示窓40には、筐体30の内部に
配置した可変表示部を構成するリール50の外周表面がそ
れぞれ臨んでいる。また、前面扉20の表示窓40の周辺に
は、各表示窓40を横断して、有効となる入賞ラインを表
示するための有効ライン表示60が施されている。なお、
図2に示す実施例では、横3本と、この横線と交差する
斜め2本の合計5本の有効ライン表示60が施されてい
る。
【0016】上記した表示窓40の下方の前面扉20には、
クレジットされたメダル数や、賞として払い出されたメ
ダル数を表示するための表示部70が設けられている。こ
の表示部70は、例えば、7セグメントのLEDを配置し
た表示器により構成される。上記した表示部70の下方の
前面扉20の前面には、前面扉20の前方に向かって下り傾
斜する段部80が設けられている。この段部80には、遊技
に供するメダルを投入するためのメダル投入口90と、ク
レジットされているメダルを遊技に供するための投入ス
イッチ100と、遊技者が獲得したメダルをクレジットす
るか払い出すかを切り替えるためのC/Pスイッチ110
が設けられている。また、上記したメダル投入口90に連
通したメダル通路(図示せず)には、メダルを検出する
ためのメダルセンサ120(図1に示す)が配置されてい
る。
【0017】上記した段部80の下方の前面扉20の前面に
は、メダルの投入を条件として各リール50の回転を開始
させるためのスタートスイッチ130と、各リール50に個
別に対応して各リール50の回転を停止させるための3個
のストップスイッチ140が設けられている。さらに、前
面扉20の下部には、賞として払い出されたメダルを受け
入れるメダル受皿150を設けるとともに、メダル受皿150
に臨むようにして、メダル払出口160が設けられてい
る。上記した筐体30の内部には、図3に示すように、各
表示窓40に外周表面を臨ませる位置に、それぞれリール
50を回転可能に配置し、メダル払出口160に連通する位
置に、賞としてのメダルを払い出すためのホッパー170
が配置されている。また、筐体30の内部には、スロット
マシン10を電気的に制御するための制御装置180が設け
られている。
【0018】上記した各リール50の外周表面には、循環
状に可変表示させる複数種類の図柄を所定間隔で表示し
てある。図柄の種類は、例えば、「7」、「BAR」、
「スイカ」、「ベル」、「プラム」、「チェリー」等で
あり、各リール50毎にそれぞれ21個の図柄が表示され
ている。なお、図柄の種類および各リール50に表示する
図柄の個数は、適宜変更して実施することができる。ま
た、前面扉20の裏面には、ストップスイッチ140の略裏
側に位置するようにして、ソレノイド190と、ソレノイ
ド190のプランジャ192が当接する当接板200とが設けら
れている。
【0019】上記したソレノイド190は、図4,5に示
すように、通電により励磁する励磁部191と、励磁部191
に出没可能に挿通したプランジャ192と、非通電時にプ
ランジャ192を励磁部191から当接板200方向に突出する
ように付勢するバネ193とを備えている。上記した当接
板200は、非通電時にプランジャ192が突出した際に、プ
ランジャ192の先端部が当接する位置に配置されてい
る。
【0020】したがって、ソレノイド190に通電する
と、バネ193の付勢力に抗して励磁部191内にプランジャ
192が吸引され、当接板200からプランジャ192の先端部
が離れる。この状態でソレノイド190の通電を中止する
と、プランジャ192は、バネ193の付勢力により励磁部19
1内から突出し、プランジャ192の先端部が当接板200に
衝突する。この時、当接板200とプランジャ192の衝突に
より、振動および衝突音が発生する。上記したように、
プランジャ192および当接板200は、ストップスイッチの
略裏側に位置するように配置してあるため、当接板200
とプランジャ192の衝突による振動は、特にストップス
イッチ140に強く伝えることができる。
【0021】上記したソレノイド190と当接板200とが、
タイミング報知手段およびタイミング報知手段の一部で
ある音声発生手段として機能する。ソレノイドの他の実
施例を、図6に基づいて説明する。図6に示す他の実施
例に係るソレノイド210は、図4,5に示すソレノイド1
90と比較して、通電時のプランジャ192の突出方向が逆
となるように構成したものであり、プランジャ192の出
没をより迅速に行うようにしたものである。なお、先に
説明したソレノイド190と同様の機能を有する部材に
は、同一の符号を付して説明を行う。
【0022】このソレノイド210は、図6に示すよう
に、通電により励磁する励磁部191と、励磁部191に出没
可能に挿通したプランジャ192と、非通電時にプランジ
ャ192を励磁部191から突出した状態に付勢するバネ193
とを備えている。なお、図6に示す実施例では、通電時
のプランジャ192の大径部は、当接板200とは反対側に向
かって突出するようになっている。また、当接板200
は、非通電時にプランジャ192の大径部が突出した際
に、プランジャ192の先端部が離れるとともに、通電に
より励磁部191内にプランジャ192の大径部が吸引された
際に、プランジャ192の先端部が当接する位置に配置さ
れている。
【0023】したがって、ソレノイド190に通電する
と、バネ193の付勢力に抗して励磁部191内にプランジャ
192の大径部が吸引され、プランジャ192の先端部が当接
板200に衝突する。この時の衝突により、振動および衝
突音が発生する。この状態からソレノイド190の通電を
中止すると、プランジャ192の大径部は、バネ193の付勢
力により励磁部191内から突出し、先端部が当接板200か
ら離れる。
【0024】<制御装置>上記した制御装置180を、図
1に基づいて説明する。制御装置180は、図1に示すよ
うに、マイクロコンピュータ220およびその周辺回路等
により構成されている。このマイクロコンピュータ220
は、CPU221、ROM222およびRAM223を備えてい
て、CPU221がROM222等に記憶されたプログラムに
したがって動作することにより、スロットマシン10を電
気的に制御している。
【0025】CPU221には、クロックパルス発生回路2
30が分周器240を介して接続されていて、CPU221に対
して動作クロック信号を供給する。また、CPU221に
は、乱数発生器250および乱数サンプリング回路260が接
続されていて、入賞態様発生のための抽選に用いる乱数
をサンプリングする。なお、乱数サンプリング回路260
を設けることなく、CPU221を動作させるプログラミ
ングにおいて乱数のサンプリングを行うように構成して
もよい。ROM222には、CPU221を動作させるための
プログラムと、スロットマシン10を動作させるためのデ
ータとが記憶されている。ROM222に記憶されている
データは、例えば、サンプリングされる乱数が入賞対応
の発生を許可しているか否かの判定を行うための入賞確
率テーブル等の入賞判定データや、遊技の状況に対応し
て発生させる音声データ等である。
【0026】なお、上記した乱数発生器250と、乱数サ
ンプリング回路260と、ROM222に記憶された入賞判定
データに基づいて判定を行うCPU221とが抽選手段と
して機能する。また、マイクロコンピュータ220の入力
側には、スタートスイッチ130、メダルセンサ120、C/
Pスイッチ110、リール位置検出回路270、リール停止信
号回路280、払出し完了信号回路290が接続されている。
【0027】上記した各回路をさらに詳しく説明する
と、リール位置検出回路270は、各リール50毎に設けら
れたリール回転センサ51からのパルス信号に基づいて、
各リール50の回転位置を検出する信号を発生するための
回路であり、リール停止信号回路280は、各ストップス
イッチ140の操作に対応して、リール50の停止信号を発
生するための回路であり、払出し完了信号回路290は、
メダル検出部300における計数値が所定値に達した場合
に、払出し完了信号を発生するための回路である。な
お、上記したメダル検出部300は、ホッパー170により払
い出されるメダル数を計数するための装置である。
【0028】また、マイクロコンピュータ220の出力側
には、モータ駆動回路310、ホッパー駆動回路320、ソレ
ノイド駆動回路330、音出力回路340が接続されている。
上記した各回路をさらに詳しく説明すると、モータ駆動
回路310は、各リール50をそれぞれ回転駆動するステッ
ピングモータを制御するための回路であり、ホッパー駆
動回路320は、ホッパー170を制御して賞としてのメダル
を払い出させるための回路であり、ソレノイド駆動回路
330は、ソレノイド190を制御してタイミング報知を行わ
せるための回路であり、音出力回路340は、遊技状況に
対応した効果音等をスピーカ350から発生させるための
回路である。なお、上記した音出力回路340およびスピ
ーカ350を、タイミング報知手段を構成する音声発生手
段として機能させてもよい。
【0029】<制御装置におけるスロットマシンの制御
>上記した制御装置180におけるスロットマシン10の制
御手順を、図7〜9に示すフローチャートを参照して説
明する。図7〜9は、スロットマシン10の制御手順のう
ち、特にリール50の回転制御およびストップスイッチ14
0の操作タイミングの報知制御を示すものであり、図7
は、リール処理の手順を示すゼネラルフローチャート、
図8は、図7に示す定速回転処理の手順を示すフローチ
ャート、図9は、目押し位置チェック処理の手順を示す
フローチャートである。なお、目押し位置とは、図柄の
組合せが入賞態様を構成するようにストップスイッチ14
0を操作するためのリール50の回転位置のことである。
【0030】メダル投入口90からメダルが投入されてメ
ダルセンサ120により検出されると、RAM223内の記憶
領域にクレジットメダルとして記憶される。クレジット
されるメダルの最大枚数は、例えば、50枚である。遊
技者は、クレジットされたメダル枚数の範囲内で遊技を
行うことができる。
【0031】スロットマシン10の遊技を行うには、投入
スイッチ100を操作して、遊技に供するためのメダルを
投入する。そして、メダルの投入枚数に応じて、有効と
なる入賞ラインが決定される。例えば、1枚のメダルを
投入した場合には、中央の横ライン1本が有効となり、
2枚のメダルを投入した場合には、上下中央の横ライン
3本が有効となり、3枚のメダルを投入した場合には、
上下中央の横ライン3本と、この横ラインに交差する斜
めライン2本の合計5本の入賞ラインが有効となる。こ
の有効となった入賞ライン上に停止表示された図柄の組
合せが、予め定めた入賞態様を構成した場合に、遊技者
に利益が与えられる。
【0032】ここで、スタートスイッチ130が操作され
ると、図7に示すように、リール処理が行われて、全て
のリール50の回転が開始される。このリール処理では、
まず、リール50の回転制御に用いる初期値や、RAM22
3領域のクリア等の初期設定処理(S100)が行われ
た後、リール50の回転を所定速度までに加速する加速処
理(S200)、リール50を所定速度で回転させて、図
柄の移動表示を行う定速回転処理(S300)、ストッ
プスイッチ140の操作に基づいてリール50の回転を停止
させる減速(停止)処理(S400)が行われる。
【0033】また、スタートスイッチ130の操作に基づ
いて、乱数発生器250により発生した乱数が乱数サンプ
リング回路260によりサンプリングされる。このように
してサンプリングされた乱数は、ROM222に記憶され
ている入賞判定データに基づいて判定される。そして、
サンプリングされた乱数が、予め定めた入賞態様を許可
している場合には、各入賞態様に対応した当たりフラグ
がセットされる。
【0034】本実施例におけるリール50の減速(停止)
処理(S400)では、当たりフラグがセットされてい
る場合にのみ、図柄の組合せが入賞態様を構成するよう
に各リール50を停止させることができる。なお、リール
50の減速(停止)処理(S400)において、当たりフ
ラグのセットの有無に拘わらず、ストップスイッチ140
の操作タイミングのみに基づいて、各リール50を停止さ
せるような処理を行ってもよい。
【0035】上記した定速回転処理(S300)では、
図8に示すように、ステッピングモータが1回転する毎
に検出されるモータインデックスオンエッジであるか否
かが判断され(S310)、モータインデックスオンエ
ッジである場合には、図柄位置の判定等に用いる図柄カ
ウンタ等が初期化される(S320)。この図柄カウン
タの初期化処理(S320)は、図柄の移動表示とステ
ッピングモータ(リール50)の回転とのずれを解消する
ための処理である。すなわち、一般的なステッピングモ
ータは、200パルスあるいは400パルスで1回転す
るのに対して、リール50の外周表面に表示された図柄は
21個であり、各図柄に対して等パルスでステッピング
モータ(リール50)を回転させると、図柄の移動表示と
ステッピングモータ(リール50)の回転とにずれが生じ
る。このため、ステッピングモータの1回転(リール50
の1回転)毎に図柄カウンタ等を初期化して、図柄の移
動表示とステッピングモータ(リール50)の回転とのず
れを解消するのである。なお、図柄カウンタの初期化と
ともに、エラー検出用カウンタ等のカウンタも初期化さ
れる。
【0036】図柄カウンタ等の初期化処理(S320)
が終了すると、後に説明するパルスカウント初期化処理
(S370)に移行する。一方、モータインデックスオ
ンエッジではない場合には、1図柄の移動表示を判定す
るためのパルスカウントを更新し(S330)、1図柄
分のパルスカウント(例えば19パルス)が終了したか
どうかを判断する(S340)。ここで、1図柄分のパ
ルスカウントが終了している場合には、図柄カウントを
更新する(S350)。この図柄カウント更新処理(S
350)により、現在表示窓40内に表示されている図柄
を認識することができる。すなわち、各リール50の外周
表面に表示された図柄には、「0」から「20」までの
番号が付与されていて、パルスカウントに基づいて、図
柄カウントを「0」から「20」まで更新することによ
り、対応する図柄を認識することができるのである。
【0037】図柄カウントが更新されると(S35
0)、目押し位置チェック処理(S360)が行われ
る。この目押し位置チェック処理(S360)は、タイ
ミング報知手段であるソレノイド190を駆動して、図柄
の組合せが入賞態様を構成することが可能となるストッ
プスイッチ140の操作タイミングを報知するための処理
である。なお、ストップスイッチ140の操作タイミング
の報知は、抽選手段による抽選に基づいて、入賞態様に
対応した当たりフラグがセットされている場合にのみ行
ってもよいし、このような当たりフラッグのセットの有
無に拘わらず行ってもよい。目押し位置チェック処理
(S360)では、図9に示すように、まず、図6に示
す如き構成のソレノイド190をオフ状態にして(S36
1)、プランジャ192の大径部がバネ193の付勢力により
励磁部191内から突出し、プランジャ192の先端部が当接
板200から離れた準備位置に待機させる。
【0038】次に、目押しガイド位置であるか否かを判
断し(S362)、目押しガイド位置である場合には、
ソレノイド190をオン状態にして(S363)、プラン
ジャ192の大径部をバネ193の付勢力に抗して励磁部191
内に吸引させる。これによりプランジャ192の先端部が
当接板200に衝突して、振動および衝突音が発生する。
したがって、遊技者は、振動あるいは衝突音によるガイ
ドに従ってストップスイッチ140を操作することによ
り、図柄の組合せが入賞態様を構成する位置に、リール
50を停止させることができる。
【0039】なお、目押しガイド位置とは、図柄の組み
合わせが入賞態様を構成させることが可能となるストッ
プスイッチ140の操作タイミングのことである。すなわ
ち、ストップスイッチ140を操作してからリール50の回
転が停止するまでには、所定の時間が必要であり、スト
ップスイッチ140の操作時から、入賞態様を構成する図
柄が、有効となった入賞ライン上に停止するまでの時間
を考慮して、目押しガイド位置が決定される。この場
合、目押しガイド位置は、タイミング報知と同時にスト
ップスイッチ140を操作しなければならないような位置
である必要はなく、遊技者がストップスイッチ140の操
作タイミングを認識できれば、どのような位置であって
もよい。
【0040】また、ストップスイッチ140の操作タイミ
ングを報知するリール50は、3個のリール50のうちいず
れのリールであってもよい。例えば、3個のリール50の
全てについて、ストップスイッチ140の操作タイミング
を報知してもよいし、左側および中央のリール50が停止
して入賞態様が構成される可能性がある場合に、右側の
リール50におけるストップスイッチ140の操作タイミン
グを報知してもよい。この場合、左側および中央のリー
ル50の停止後に、入賞態様が構成される可能性があるか
否かは、ROM222に記憶されている入賞判定データお
よびリール位置検出回路270からの入力信号に基づいて
判定される。
【0041】また、メダルの投入枚数に応じて有効とな
る入賞ラインが複数となった場合には、各ライン毎に入
賞態様が構成されることがある。この場合には、いずれ
の入賞態様となるストップスイッチ140の操作タイミン
グを報知してもよい。なお、ここでの入賞態様として
は、より多くのメダルを獲得できる入賞態様や、ビッグ
ボーナスあるいはレギュラーボーナスの特別遊技を行う
ことができる入賞態様を含むものである。
【0042】また、ストップスイッチ140の操作タイミ
ングの報知は、1回の振動等により行ってもよいし、所
定周期の複数回の振動等により行ってもよい。さらに、
ストップスイッチ140の操作タイミングの報知は、音声
による報知を行うことなく、振動等のように遊技者が触
感を介して認識できる刺激のみにより行ってもよい。こ
の場合、遊技者に刺激を与える手段は、上記したソレノ
イド190の他に、例えば、微弱電流を発生する装置、ボ
ディソニック装置、ストップスイッチ140に接触した遊
技者の指先等を刺激する針等であってもよい。
【0043】目押し位置チェック処理(S360)が終
了すると、1図柄の移動表示を判定するためのパルスカ
ウントが初期化され(S370)、回胴モータパルスを
出力して(S380)、ステッピングモータを駆動する
ことによりリール50を回転させて、処理を復帰する。ま
た、上記したパルスカウントの終了判断処理(S34
0)において、1図柄分のパルスカウントが終了してい
ない場合には、上記した図柄カウント更新処理(S35
0)からパルスカウント初期化処理(S370)までの
処理をスキップして、回胴モータパルスの出力処理(S
380)へ移行する。
【0044】このようにしてストップスイッチ140が操
作されると、リール停止信号回路280からの入力信号に
基づいて、各リール50の回転が停止する。そして、各リ
ール50の回転が停止すると、有効となった入賞ライン上
に停止した図柄の組合せが、入賞態様であるか否かが判
定される。入賞態様の判定は、ROM222に記憶されて
いる入賞判定データおよびリール位置検出回路270から
の入力信号に基づいて行われる。
【0045】ここで、図柄の組合せが一般の入賞態様で
あると判定された場合には、ホッパー駆動回路320が駆
動して、ホッパー170からのメダルの払い出しが開始さ
れる。そして、メダル検出部300が入賞態様に対応した
所定数のメダルを検出すると、払出し完了信号回路290
からの入力信号に基づいて、メダルの払い出しが完了す
る。また、図柄の組合せがビッグボーナス等の特別遊技
を行わせる入賞態様である場合には、これらの特別遊技
に移行する。
【0046】ところで、上述した実施形態では、本発明
をスロットマシンに適用した場合について説明している
が、可変表示部を有するパチンコ機、バーチャルゲーム
機等のストップスイッチの操作報知においても同様に適
用可能である。また、上記のように機械式リール50を用
いる場合の他、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ
イあるいはCRTの画面上に図柄を循環状に可変表示す
るものにおいて、その可変表示される図柄に対するスト
ップスイッチの操作報知にも同様に適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る図柄
組合せ遊技機によれば、以下に説明するような効果を奏
することができる。請求項1に記載された発明では、タ
イミング報知手段により、入賞態様を構成可能なストッ
プスイッチの操作タイミングを、遊技者が触感を介して
認識可能となるように報知するので、遊技に未熟な者を
はじめとして、全ての遊技者が目押し操作を確実に行う
ことでき、図柄組合せ遊技機における遊技の面白さを十
分に享受することができる。請求項2に記載された発明
では、抽選手段における抽選結果が入賞態様の発生を許
可した場合にのみ、タイミング報知手段によるタイミン
グ報知を行うので、当該タイミング報知により、入賞態
様の発生が許可されていることを認識することができ
る。
【0048】請求項3に記載された発明では、タイミン
グ報知手段によりタイミング報知を行う際に、音声発生
手段による音声によってもタイミング報知を行うので、
ストップスイッチの操作タイミングをさらに確実に認識
することができる。請求項4に記載された発明では、ソ
レノイドを用いてタイミング報知手段を構成することに
より、単純な構造の部材により容易にタイミング報知手
段を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスロットマシンの制御装
置の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例に係るスロットマシンの斜視図
【図3】本発明の実施例に係るスロットマシンの前面扉
を開いた状態を示す斜視図
【図4】当接板にプランジャが当接した状態のソレノイ
ドの側面図
【図5】当接板からプランジャが離れた状態のソレノイ
ドの側面図
【図6】ソレノイドの他の実施例を示す側面図
【図7】リール処理の手順を示すゼネラルフローチャー
【図8】定速回転処理の手順を示すフローチャート
【図9】目押し位置チェック処理の手順を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
10 スロットマシン 50 リール 130 スタートスイッチ 140 ストップスイッチ 190,210 ソレノイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の図柄を循環させて可変表示す
    る複数例の可変表示部と、その可変表示する図柄を停止
    させるストップスイッチを備え、停止図柄の組合せが入
    賞態様を構成した場合に、遊技者に利益を付与する図柄
    組合せ遊技機において、 前記停止図柄の組合せが入賞態様を構成することが可能
    となるように、前記ストップスイッチの操作タイミング
    を遊技者が触感を介して認識可能に報知するタイミング
    報知手段を備えたことを特徴とする図柄組合せ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記各可変表示部が予め定めた入賞態様
    となる図柄の組合せで停止することを許可するか否かを
    抽選する抽選手段を備え、 前記タイミング報知手段は、 前記抽選手段における抽選結果が入賞態様の発生を許可
    した場合に、遊技者に対する報知を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の図柄組合せ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記タイミング報知手段は、 ストップスイッチの操作タイミングを遊技者に報知する
    音声発生手段を含むことを特徴とする請求項1または2
    記載の図柄組合せ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記タイミング報知手段は、 プランジャの出没に伴う衝撃により、ストップスイッチ
    の操作タイミングを遊技者に報知可能なソレノイドであ
    ることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項
    記載の図柄組合せ遊技機。
JP9227563A 1997-08-08 1997-08-08 図柄組合せ遊技機 Pending JPH1147353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9227563A JPH1147353A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 図柄組合せ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9227563A JPH1147353A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 図柄組合せ遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1147353A true JPH1147353A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16862880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9227563A Pending JPH1147353A (ja) 1997-08-08 1997-08-08 図柄組合せ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1147353A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093585A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006061417A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Aruze Corp 遊技機
JP2013162885A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Sammy Corp 押しボタン型スイッチ装置
JP2014212813A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 オムロン株式会社 レバーユニット
JP2014212814A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 オムロン株式会社 遊技機
JP2016019643A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 オムロン株式会社 スイッチユニット

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093585A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006061417A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Aruze Corp 遊技機
JP2013162885A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Sammy Corp 押しボタン型スイッチ装置
JP2014212813A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 オムロン株式会社 レバーユニット
JP2014212814A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 オムロン株式会社 遊技機
JP2016019643A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 オムロン株式会社 スイッチユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007105407A (ja) 遊技機
JP3802406B2 (ja) スロットマシン
JP2005080784A (ja) 遊技機
JPH1147353A (ja) 図柄組合せ遊技機
JPH11299985A (ja) 遊技機
JP3733256B2 (ja) スロットマシン
JP4737514B2 (ja) 遊技機
JPH1147352A (ja) 図柄組合せ遊技機
JP2005095415A (ja) 遊技機
JP2006314526A (ja) スロットマシン
JP5522827B2 (ja) 遊技機
JP3957898B2 (ja) 遊技機
JP2007082821A (ja) 遊技機
JP2001070514A (ja) 遊技機
JP2008264395A (ja) 遊技機
JP2003093583A (ja) 遊技機
JP4233840B2 (ja) 遊技機
JP2008253386A (ja) 遊技機
JP2006314507A (ja) 遊技機
JP2007252554A (ja) スロットマシン
JP2006314511A (ja) 遊技機
JP4522717B2 (ja) 遊技機
JP2007295991A (ja) 遊技機
JP4587373B2 (ja) スロットマシン
JP2000037499A (ja) 遊技装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040226