JPH114556A - 電動機の回転子 - Google Patents
電動機の回転子Info
- Publication number
- JPH114556A JPH114556A JP15356297A JP15356297A JPH114556A JP H114556 A JPH114556 A JP H114556A JP 15356297 A JP15356297 A JP 15356297A JP 15356297 A JP15356297 A JP 15356297A JP H114556 A JPH114556 A JP H114556A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- rotating shaft
- rotor core
- electric motor
- length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電動機の回転子に係り、詳しくは
回転子鉄心と回転軸の取付構造に関し、振動、騒音の伝
達を防止した電動機の回転子を提供する。 【解決手段】 回転子鉄心２の中心には、回転軸３を挿
通する挿通孔２ａが形成され、その内周壁に軸方向に沿
って略コ字状の溝２ｂが対向し形成されるとともに、回
転軸３の外周部の軸方向に、前記溝２ｂと対向する平坦
部３ａを形成し、前記回転子鉄心２と前記回転軸３の間
に、材質がゴムで硬度が４０°から６０°である緩衝部
材５を充填成形することにより、前記回転子鉄心２を前
記回転軸３に取付けてなるようにする。
回転子鉄心と回転軸の取付構造に関し、振動、騒音の伝
達を防止した電動機の回転子を提供する。 【解決手段】 回転子鉄心２の中心には、回転軸３を挿
通する挿通孔２ａが形成され、その内周壁に軸方向に沿
って略コ字状の溝２ｂが対向し形成されるとともに、回
転軸３の外周部の軸方向に、前記溝２ｂと対向する平坦
部３ａを形成し、前記回転子鉄心２と前記回転軸３の間
に、材質がゴムで硬度が４０°から６０°である緩衝部
材５を充填成形することにより、前記回転子鉄心２を前
記回転軸３に取付けてなるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電動機の回転子に係
り、詳しくは回転子鉄心と回転軸の取付構造に関する。
り、詳しくは回転子鉄心と回転軸の取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来の電動機の回転子の一例を
示す断面図である。従来、電動機の回転子１は、回転子
鉄心２の中心に挿通孔２ａを形成し、同挿通孔２ａに回
転軸３を挿通した後、前記回転子鉄心２の両端面の挿通
孔２ａの周囲をカシメ２ｚにより固定していた。
示す断面図である。従来、電動機の回転子１は、回転子
鉄心２の中心に挿通孔２ａを形成し、同挿通孔２ａに回
転軸３を挿通した後、前記回転子鉄心２の両端面の挿通
孔２ａの周囲をカシメ２ｚにより固定していた。
【０００３】あるいは、回転子鉄心２の中心に挿通孔２
ａを形成し、回転軸３の取付け部分に図には示さない
が、ローレット加工を施し、前記挿通孔２ａに前記回転
軸３を圧入して固定していた。
ａを形成し、回転軸３の取付け部分に図には示さない
が、ローレット加工を施し、前記挿通孔２ａに前記回転
軸３を圧入して固定していた。
【０００４】この場合、軸受とブラケットの間には防振
のために、バネやシートなどの防振部材を装着している
ものの回転子鉄心２と回転軸３の間には、何ら防振部材
も介装されず、前記回転軸３を介して回転子１のスラス
ト方向の振動がファンの羽根に伝わり騒音を発生するお
それがあり問題となっていた。
のために、バネやシートなどの防振部材を装着している
ものの回転子鉄心２と回転軸３の間には、何ら防振部材
も介装されず、前記回転軸３を介して回転子１のスラス
ト方向の振動がファンの羽根に伝わり騒音を発生するお
それがあり問題となっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、電動機の回転子鉄心と回
転軸とを取付ける場合に、振動、騒音の伝達を防止した
電動機の回転子を提供することを目的としている。
問題点に鑑みなされたもので、電動機の回転子鉄心と回
転軸とを取付ける場合に、振動、騒音の伝達を防止した
電動機の回転子を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、回転子鉄心の中心に形成された挿通孔に、回転軸を
取付けてなる電動機の回転子において、前記挿通孔の内
周壁に軸方向に沿って略コ字状の溝を対向し形成すると
ともに、前記回転軸の外周部の軸方向に、前記溝と対向
する平坦部を形成し、前記回転子鉄心と前記回転軸の間
に、緩衝部材を充填成形することにより、前記回転子鉄
心を前記回転軸に取付けてなるようにする。
に、回転子鉄心の中心に形成された挿通孔に、回転軸を
取付けてなる電動機の回転子において、前記挿通孔の内
周壁に軸方向に沿って略コ字状の溝を対向し形成すると
ともに、前記回転軸の外周部の軸方向に、前記溝と対向
する平坦部を形成し、前記回転子鉄心と前記回転軸の間
に、緩衝部材を充填成形することにより、前記回転子鉄
心を前記回転軸に取付けてなるようにする。
【０００７】そして、前記回転軸の平坦部の長さを、前
記回転子鉄心の中央部の長さよりも長く形成してなるよ
うにする。
記回転子鉄心の中央部の長さよりも長く形成してなるよ
うにする。
【０００８】また、前記緩衝部材の長さを、前記回転軸
の平坦部の長さより長く形成してなるようにする。
の平坦部の長さより長く形成してなるようにする。
【０００９】さらに、前記回転子鉄心の中央部の両端
に、前記緩衝部材による円筒部を形成してなるようにす
る。一方、前記緩衝部材の材質が、ゴムであるようにす
る。そして、前記ゴムの硬度を４０°から６０°にして
なるようにする。
に、前記緩衝部材による円筒部を形成してなるようにす
る。一方、前記緩衝部材の材質が、ゴムであるようにす
る。そして、前記ゴムの硬度を４０°から６０°にして
なるようにする。
【００１０】
【発明の実施の形態】回転子鉄心の中心に形成された挿
通孔に、回転軸を取付けてなる電動機の回転子におい
て、前記挿通孔の内周壁に軸方向に沿って略コ字状の溝
を対向し形成するとともに、前記回転軸の外周部の軸方
向に、前記溝と対向する平坦部を形成し、前記回転子鉄
心と前記回転軸の間に、緩衝部材を充填成形することに
より、前記回転子鉄心を前記回転軸に取付けてなるよう
にする。このように構成することにより、電動機の回転
子鉄心と回転軸との間における振動、騒音の伝達を防止
する。
通孔に、回転軸を取付けてなる電動機の回転子におい
て、前記挿通孔の内周壁に軸方向に沿って略コ字状の溝
を対向し形成するとともに、前記回転軸の外周部の軸方
向に、前記溝と対向する平坦部を形成し、前記回転子鉄
心と前記回転軸の間に、緩衝部材を充填成形することに
より、前記回転子鉄心を前記回転軸に取付けてなるよう
にする。このように構成することにより、電動機の回転
子鉄心と回転軸との間における振動、騒音の伝達を防止
する。
【００１１】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。ここで、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。
説明する。ここで、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。
【００１２】図１は、本発明による電動機の回転子の一
実施例の断面図であり、また、図２は、図１のＡＡ’断
面に対応する断面図である。
実施例の断面図であり、また、図２は、図１のＡＡ’断
面に対応する断面図である。
【００１３】回転子鉄心２の中心には、回転軸３を挿通
する挿通孔２ａが形成され、その内周壁に軸方向に沿っ
て略コ字状の溝２ｂが対向し形成されている。それとと
もに、回転軸３の外周部の軸方向に、前記溝２ｂと対向
する平坦部３ａを形成する。
する挿通孔２ａが形成され、その内周壁に軸方向に沿っ
て略コ字状の溝２ｂが対向し形成されている。それとと
もに、回転軸３の外周部の軸方向に、前記溝２ｂと対向
する平坦部３ａを形成する。
【００１４】しかる後、前記回転子鉄心２と前記回転軸
３の間に、材質がゴムで硬度が４０°から６０°である
緩衝部材５を充填成形することにより、前記回転子鉄心
２を前記回転軸３に取付けてなるようにする。
３の間に、材質がゴムで硬度が４０°から６０°である
緩衝部材５を充填成形することにより、前記回転子鉄心
２を前記回転軸３に取付けてなるようにする。
【００１５】そして、前記回転軸３の平坦部３ａの長さ
を、前記回転子鉄心２の中央部の長さよりも長く形成し
てなるようにする。
を、前記回転子鉄心２の中央部の長さよりも長く形成し
てなるようにする。
【００１６】また、前記緩衝部材５の長さを、前記回転
軸３の平坦部３ａの長さより長く形成してなるようにす
る。
軸３の平坦部３ａの長さより長く形成してなるようにす
る。
【００１７】さらに、前記回転子鉄心２の中央部の両端
に、前記緩衝部材５による円筒部５ａを形成してなるよ
うにする。
に、前記緩衝部材５による円筒部５ａを形成してなるよ
うにする。
【００１８】ここで、本発明の効果について説明する。
上記のように、前記回転子鉄心２と前記回転軸３の間
に、材質がゴムで硬度が４０°から６０°である緩衝部
材５を充填成形しているので、前記回転子鉄心２と前記
回転軸３は、一体となり回転するが、前記緩衝部材５が
ゴムのため前記回転子鉄心２の振動が回転子３に伝達し
難くなる。前記ゴムの硬度は、上記の値より小さい値で
は、強度の点で充分な駆動力を得られず、一方、上記の
値より大きい値では、逆に強度は充分であるものの防振
効果が得難くなる。
上記のように、前記回転子鉄心２と前記回転軸３の間
に、材質がゴムで硬度が４０°から６０°である緩衝部
材５を充填成形しているので、前記回転子鉄心２と前記
回転軸３は、一体となり回転するが、前記緩衝部材５が
ゴムのため前記回転子鉄心２の振動が回転子３に伝達し
難くなる。前記ゴムの硬度は、上記の値より小さい値で
は、強度の点で充分な駆動力を得られず、一方、上記の
値より大きい値では、逆に強度は充分であるものの防振
効果が得難くなる。
【００１９】また、前記回転軸３の平坦部３ａの長さ
を、前記回転子鉄心２の中央部の長さよりも長く形成
し、前記緩衝部材５の長さを、前記回転軸３の平坦部３
ａの長さより長く形成し、前記回転子鉄心２の中央部の
両端に、前記緩衝部材５の円筒部５ａを形成しているの
で、前記回転子鉄心２と前記回転軸３の間には、前記緩
衝部材５が隙間なく充填されており、振動が伝わるすべ
ての部分に防振効果を得ることができる。
を、前記回転子鉄心２の中央部の長さよりも長く形成
し、前記緩衝部材５の長さを、前記回転軸３の平坦部３
ａの長さより長く形成し、前記回転子鉄心２の中央部の
両端に、前記緩衝部材５の円筒部５ａを形成しているの
で、前記回転子鉄心２と前記回転軸３の間には、前記緩
衝部材５が隙間なく充填されており、振動が伝わるすべ
ての部分に防振効果を得ることができる。
【００２０】このため、そのスラスト振動が前記回転子
１を介して伝達されることを防止できる。
１を介して伝達されることを防止できる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明においては、回転子
鉄心の中心に形成された挿通孔に、回転軸を取付けてな
る電動機の回転子において、前記挿通孔の内周壁に軸方
向に沿って略コ字状の溝を対向し形成するとともに、前
記回転軸の外周部の軸方向に、前記溝と対向する平坦部
を形成し、前記回転子鉄心と前記回転軸の間に、緩衝部
材を充填成形することにより、前記回転子鉄心を前記回
転軸に取付けてなるようにした。この結果、振動、騒音
の伝達を防止した電動機の回転子を提供することができ
る。
鉄心の中心に形成された挿通孔に、回転軸を取付けてな
る電動機の回転子において、前記挿通孔の内周壁に軸方
向に沿って略コ字状の溝を対向し形成するとともに、前
記回転軸の外周部の軸方向に、前記溝と対向する平坦部
を形成し、前記回転子鉄心と前記回転軸の間に、緩衝部
材を充填成形することにより、前記回転子鉄心を前記回
転軸に取付けてなるようにした。この結果、振動、騒音
の伝達を防止した電動機の回転子を提供することができ
る。
【図１】本発明による電動機の回転子の一実施例の断面
図である。
図である。
【図２】図１におけるＡＡ’に対応する断面図である。
【図３】従来の電動機の回転子の一例を示す断面図であ
る。
る。
１ 回転子 ２ 回転子鉄心 ２ａ 挿通孔 ２ｂ 溝 ３ 回転軸 ３ａ 平坦部 ５ 緩衝部材 ５ａ 円筒部
Claims (6)
- 【請求項１】 回転子鉄心の中心に形成された挿通孔
に、回転軸を取付けてなる電動機の回転子において、 前記挿通孔の内周壁に軸方向に沿って略コ字状の溝を対
向し形成するとともに、前記回転軸の外周部の軸方向
に、前記溝と対向する平坦部を形成し、前記回転子鉄心
と前記回転軸の間に、緩衝部材を充填成形することによ
り、前記回転子鉄心を前記回転軸に取付けてなることを
特徴とする電動機の回転子。 - 【請求項２】 前記回転軸の平坦部の長さを、前記回転
子鉄心の中央部の長さよりも長く形成してなることを特
徴とする請求項１記載の電動機の回転子。 - 【請求項３】 前記緩衝部材の長さを、前記回転軸の平
坦部の長さより長く形成してなることを特徴とする請求
項２記載の電動機の回転子。 - 【請求項４】 前記回転子鉄心の中央部の両端に、前記
緩衝部材により円筒部を形成してなることを特徴とする
請求項３記載の電動機の回転子。 - 【請求項５】 前記緩衝部材の材質が、ゴムであること
を特徴とする請求項１、請求項３または請求項４記載の
電動機の回転子。 - 【請求項６】 前記ゴムの硬度を４０°から６０°にし
てなることを特徴とする請求項５記載の電動機の回転
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15356297A JPH114556A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15356297A JPH114556A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 電動機の回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH114556A true JPH114556A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15565218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15356297A Pending JPH114556A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 電動機の回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH114556A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7737592B2 (en) | 2007-01-19 | 2010-06-15 | Nidec Corporation | Motor |
| CN108696083A (zh) * | 2017-05-19 | 2018-10-23 | 襄阳宇清电驱动科技有限公司 | 一种永磁同步电机转子铁心内孔支撑结构 |
| KR20220098224A (ko) * | 2020-06-16 | 2022-07-11 | 광동 웰링 모터 매뉴팩처링 컴퍼니, 리미티드 | 로터 어셈블리 및 이를 구비하는 모터 |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP15356297A patent/JPH114556A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7737592B2 (en) | 2007-01-19 | 2010-06-15 | Nidec Corporation | Motor |
| CN108696083A (zh) * | 2017-05-19 | 2018-10-23 | 襄阳宇清电驱动科技有限公司 | 一种永磁同步电机转子铁心内孔支撑结构 |
| KR20220098224A (ko) * | 2020-06-16 | 2022-07-11 | 광동 웰링 모터 매뉴팩처링 컴퍼니, 리미티드 | 로터 어셈블리 및 이를 구비하는 모터 |
| JP2023508742A (ja) * | 2020-06-16 | 2023-03-03 | 広東威霊電机制造有限公司 | ロータアセンブリ及びそれを備えるモータ |
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