JPH1144901A - カメラ及び電子機器 - Google Patents

カメラ及び電子機器

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JPH1144901A
JPH1144901A JP21385397A JP21385397A JPH1144901A JP H1144901 A JPH1144901 A JP H1144901A JP 21385397 A JP21385397 A JP 21385397A JP 21385397 A JP21385397 A JP 21385397A JP H1144901 A JPH1144901 A JP H1144901A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリチェックの信頼性を高めるカメラ及
び電子機器。 【解決手段】 電池から電力を供給する複数の負荷8,
9,10と、それぞれの負荷に所定の通電を行う複数の
モードと、電池電圧検出手段4と、第1の基準電圧値と
それより低い基準電圧値を設定できる基準電圧設定手段
1と、検出した電池電圧と基準電圧を比較する比較手段
1と、直前に実行したカメラの動作モードに関する情報
を記憶する記憶手段12と、カメラの動作モード実行以
降の経過時間を計測する計時手段7と、計時手段で計測
する時間を設定する手段1を有して、比較手段の出力に
応じて動作の禁止あるいは警告5を行うカメラにおい
て、記憶手段の記憶内容に応じて基準電圧設定手段の出
力を時間設定手段で設定した時間に限り切換え可変とす
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ及び電子機
器に関し、特にカメラのバッテリチェックの信頼性に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の発展はめざましく特に
携帯性を重視した電子機器はより小型化軽量化が進んで
いる。これらの電子機器を動作させる電池も小型、軽量
にするために従来よりも電池電圧を下げたり内部抵抗を
ある程度犠牲にしたものが出現している。
【0003】カメラにおいても小形化が進むと共に、こ
のような電池が積極的に採用されており、このような電
池を使用した場合に、電池が消耗した時や電池内部抵抗
の大きい電池を使用した場合、あるいは大電流負荷通電
直後、電源電圧が回復するのにかなりの時間が必要にな
る。例えば、ストロボの充電を行うと電池からかなりの
負荷を供給するため、電池電圧は一時的に低下する。そ
の後数十秒〜数分の時間をかけて電池電圧は回復してく
る。
【0004】従って、このような電池を使用するカメラ
においては、一度ストロボの充電などを実行すると、そ
の後数分間は一時的に電池電圧が低下するという現象が
発生し、そのときに使用している電池が既にある程度消
耗している電池だと、その時点でカメラの正常動作を保
証するバッテリチェック電圧に達してしまう。しばらく
して、電池が回復すれば正常に使用できる電池であるに
もかかわらず、一般的に使用できない状態が発生してし
まい、操作性を著しく低下させてしまう。
【0005】また、表示手段を有するカメラにおいて
は、更に電池警告表示が表示されることになり、使用者
を混乱させることになる。
【0006】このような現象を避けるために、例えば、
実開昭56−1567317号明細書に、複数の撮影モ
ードごとに電源電圧と比較する基準電圧を複数の基準電
圧の中から選択する方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、実開昭56−1567317号明細書
では、複数の撮影モードごとに電源電圧と比較する基準
電圧を複数の基準電圧の中から選択する方法であるが、
特定の撮影モードを選択している場合には、従来と同じ
欠点が同じように発生することが容易に想像できるとい
う問題がある。
【0008】また、実開平2−47631号明細書には
関連の先行技術として、ストロボ充電時にバッテリチェ
ックを行った場合は、電池電圧にかかわらず表示として
は電池が十分あるように表示する方式が開示されている
が、この場合は、本当に電池電圧が低下し正常な動作が
期待できない場合にも、電池が十分にあるような表示が
なされるため、使用者に誤解を与えてしまうという問題
がある。
【0009】また、特開平4−50935号公報には関
連の先行技術として、アクチュエータが大きな負荷とな
る駆動モードと、小さな負荷となる駆動モードとを選択
可能なカメラで、大きな負荷となる駆動モードが選択さ
れたときには、小さな負荷となる駆動モードが選択され
た場合よりも比較基準電圧として高い値を設定する、可
変制御の方式が提案されているが、これも実際の電池の
種類、状態に追従した信頼性の高い可変制御とは言い難
いという問題がある。
【0010】そこで、請求項1に記載の発明の目的は、
従来の問題点を解消するために、バッテリチェックおよ
び警告表示の信頼性を高めるとともに、電池の特性を考
慮した優れた操作性を有するバッテリチェック方式のカ
メラを提供することにある。
【0011】更に、請求項2に記載の発明の目的は、ス
トロボ充電動作以降のバッテリチェックおよび警告表示
の信頼性を高めると同時に、電池の特性を考慮した優れ
た操作性を有するバッテリチェック方式のカメラを提供
することにある。
【0012】更に、請求項3に記載の発明の目的は、温
度の影響を受けずにバッテリチェックおよび警告表示の
信頼性を高めると共に、電池の特性を考慮した優れた操
作性を有するバッテリチェック方式のカメラを提供する
ことにある。
【0013】更に、請求項4に記載の発明の目的は、電
池の消耗度合いによらずバッテリチェックおよび警告表
示の信頼性を高めるとともに、電池の特性を考慮した優
れた操作性を有するバッテリチェック方式のカメラを提
供することにある。
【0014】更に、請求項5に記載の発明の目的は、カ
メラに使用する電池の種類によらずバッテリチェックお
よび警告表示の信頼性を高めるとともに、電池の特性を
考慮した優れた操作性を有するバッテリチェック方式の
カメラを提供することにある。
【0015】更に、請求項6に記載の発明の目的は、基
準電圧の切換えのために事前に大負荷の供給が行われた
か否かを正確に検出できるカメラを提供することにあ
る。
【0016】更に、請求項7に記載の発明の目的は、使
用電池の種別を正確に検知して基準電圧を切換えること
でバッテリチェックの信頼性を高めるカメラを提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、請求項1に記載のように、電池から
電力を供給される複数の負荷と、それぞれの負荷に対し
て所定の通電を行う複数のモードと、前記電池の電圧を
検出する電池電圧検出手段と、第1の基準電圧値とそれ
よりも低い値の基準電圧値を設定できる基準電圧設定手
段と、検出された前記電池電圧と前記基準電圧設定手段
の出力を比較する比較手段と、直前に実行したカメラの
動作モードに関する情報を記憶する記憶手段と、直前の
カメラの動作モード実行以降の経過時間を計測する計時
手段と、前記計時手段で計測すべき時間を設定する時間
設定手段とを有し、前記比較手段の出力に応じて動作の
禁止あるいは警告を行うカメラにおいて、前記記憶手段
の記憶内容に応じて基準電圧設定手段の出力を前記時間
設定手段で設定した時間に限り切換えることを特徴とす
るカメラにある。
【0018】この構成によれば、記憶手段に記憶した内
容に応じて基準電圧設定手段の出力を、時間設定手段で
設定した時間に限り切換えて、電池の状態に正確に対応
したバッテリチェックと正確な警告表示を行うことがで
きる。
【0019】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項2に記載のように、前記複数の動作モ
ードのひとつはストロボ充電動作であることを特徴とす
る請求項1記載のカメラにある。
【0020】この構成によれば、ストロボ充電直後の電
池の状態に対応したバッテリチェックと、正確な警告表
示が可能になる。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項3に記載のように、前記基準電圧
設定手段の出力あるいは前記時間設定手段の出力は温度
に応じて可変とすることを特徴とする請求項1又は2記
載のカメラにある。
【0022】この構成によれば、温度の変化による電池
の状態に対応したバッテリチェックと正確な警告表示を
行うことができる。
【0023】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項4に記載のように、前記基準電圧
設定手段の出力あるいは前記時間設定手段の出力は電池
電圧検出手段の出力に応じて可変とすることを特徴とす
る請求項1又は2記載のカメラにある。
【0024】この構成によれば、電池電圧検出手段の出
力に対応する正確なバッテリチェックと警告表示が可能
になる。
【0025】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項5に記載のように、前記基準電圧
設定手段の出力あるいは前記時間設定手段の出力は電池
の種類に応じて可変とすることを特徴とする請求項1又
は2記載のカメラにある。
【0026】この構成によれば、電池の種別を検出して
電池の種別に対応したバッテリチェックと正確な警告表
示が可能になる。
【0027】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項6に記載のように、前記記憶手段
に記憶する直前のカメラの動作モードに関する情報は、
ストロボ充電を示すストロボ充電済みbit、フィルム
巻き戻しを示すフィルム所定量巻き戻しbitおよび時
間経過を示す経過bitであることを特徴とする請求項
1乃至4のうち1記載のカメラにある。
【0028】この構成によれば、ストロボ充電あるいは
所定量のフィルム巻き戻しの大負荷供給動作の実施と、
実施後の経過時間を確実に検知して、大負荷供給を行っ
た直後の電池の状態に対応したバッテリチェックと正確
な警告表示を行うことができる。
【0029】本出願に係る発明の目的を実現する他の構
成は、請求項7に記載のように、前記電池の種類は、電
池種別検出手段により内部電池か外部電池かを検出する
ものであることを特徴とする請求項5記載のカメラにあ
る。
【0030】この構成によれば、カメラ内に装填する小
型電池か、外部に装着する大型電池かを正確に検知し
て、対応するバッテリチェックと正確な警告表示を行う
ことができる。
【0031】本出願に係る発明の目的を実現する他の構
成は、請求項8に記載のように、電池から電力を供給さ
れる負荷を備えた電子機器において、前記電池の電圧を
検知する電圧検知手段と、該検知された電圧と第1の基
準電圧とを比較して電池状態を判定する判定手段と、負
荷を駆動後所定時間以内は前記基準電圧を第1よりも低
い第2の基準電圧に設定することを特徴とする電子機器
にある。
【0032】この構成によれば、電池の状態に応じたバ
ッテリチェックと正確な警告表示が可能になる。
【0033】本出願に係る発明の目的を実現する他の構
成は、請求項9に記載のように、前記基準電圧を所定時
間経過後に第2の基準電圧よりも高い電圧に設定するこ
とを特徴とする請求項8記載の電子機器にある。
【0034】この構成によれば、正確なバッテリチェッ
クと警告表示が可能になる。
【0035】本出願に係る発明の目的を実現する他の構
成は、請求項10に記載のように、前記負荷の駆動量に
応じて、負荷の駆動量が所定量よりも少ない時は前記基
準電圧を第2の基準電圧に設定することを禁止すること
を特徴とする請求項8又は9記載の電子機器にある。
【0036】この構成によれば、基準電圧の設定を1つ
にすることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態
について図を参照して説明する。図1〜図5は本発明の
第1の実施の形態に係る図である。図1は本発明の第1
の実施の形態に係るカメラのブロック図である。図2は
図1に示すカメラの電池電圧の変動を示す図である。図
3は図1に示すカメラのストロボ充電時の動作のフロー
チャートである。図4は図1に示すカメラの操作スイッ
チが押された場合の動作のフローチャートである。図5
は図1に示すカメラの時計タイマの割り込みが生じた場
合の動作のフローチャートである。
【0038】図1において、1はカメラ全体のシーケン
スを制御するCPU、2はCPU1に内蔵されたA/D
変換器、3は温度に比例したアナログ信号を出力する温
度検出手段、4はカメラの電池電圧に応じたアナログ信
号を出力する電池電圧検出手段、5はカメラの状態を表
示する情報表示手段、6はCPU1の動作を行う高速発
振器、7はCPU1が時間,時計機能を制御するための
低速発振器、8はカメラのストロボ回路でメインコンデ
ンサの充電電圧の分圧出力をA/D変換器2へ入力して
いる。9はフィルム給送用モータ、10はモータ9によ
りフィルムの巻き上げ、巻き戻しを行うフィルム給送手
段、11は露光のための露光制御手段、12はカメラ個
別の調整データを記憶するEEPROM、13は操作ス
イッチ、状態検出スイッチを検出するスイッチ検出手
段、14は電池電圧昇圧用のDC/DCコンバータであ
る。
【0039】先ず、DC/DCコンバータ14を起動し
て、CPU1の高速動作及びA/D変換器2の動作を可
能にする。その後、温度検出手段3の出力をCPU1に
内蔵するA/D変換器2でA/D変換して温度の情報を
得る。次に、電池電圧検出手段4の出力をA/D変換し
て電池電圧の情報を得る。一般的にこの時の電池のより
正確な情報を得るために、カメラ内の負荷(例えば、図
示していないシャッタの閉じ方向の通電)に所定の電流
を流し、この通電中に電池電圧をA/D変換することで
電池の出力インピーダンスの影響を含めた電池電圧の情
報を得る。
【0040】一般的には、この電圧がカメラの動作を保
証できない電圧、動作禁止電圧にまで低下した場合に
は、カメラの動作を禁止し誤動作あるいはそれにより想
定される故障等を防ぐように、CPU1が制御する。
【0041】また、表示手段を有するカメラにおいて
は、電池電圧が低下してきてカメラの動作禁止電圧より
は高い動作警告電圧にまで低下すると、電池の交換を使
用者に勧めるために表示手段にその旨警告表示を出すよ
うにしたカメラもある。
【0042】A/D変換器2は入力範囲が0〜2.5V
で分解能が8bitである。電池が3V電池だと電池電
圧検出手段4の出力は電池電圧を1対1で抵抗分割し、
電池電圧の1/2の値をA/D変換器2に出力すること
になる。すなわち、例えばバッテリチェック時の電池電
圧が2.5Vだとすると、電池電圧検出手段4の出力は
1.25Vであり、これをA/D変換した結果として、
CPU1は80Hを得る。
【0043】ここで、第1の基準電圧値、つまり現在の
電池電圧が定常状態の元でバッテリチェックを実行した
際に、動作禁止にするかどうか判定する電圧が70Hだ
とすれば、バッテリチェック時の電池電圧が、(2.5
V/256)×70H×2=2.19V以下の場合に、
CPU1はカメラの以降の正常な動作が不可能であると
判断し、情報表示手段5に動作禁止状態を表示し、以降
の動作(シャッタ駆動等)を行わず、操作スイッチが再
度押されるのを待つ状態に入る。
【0044】これが動作禁止状態であり、再度操作スイ
ッチが押された時にバッテリチェックを行い、動作禁止
電圧を上回っていれば動作が可能であるし、動作禁止電
圧を上回らない限りカメラ動作は何も行わない。
【0045】次に、レリーズスイッチが操作されて、バ
ッテリチェックの結果、電池電圧がカメラの動作を実行
するに足りると判断されてカメラのシーケンスが進み、
ストロボの充電が行われる場合は、電池から多量のエネ
ルギーをストロボ回路8内のコンデンサに供給されるた
め、充電中は電池電圧が相当低下する。そこで一旦充電
動作を停止し、その後その他に大きな負荷が無ければ一
度低下した電池電圧は徐々に回復してくる。この様子は
図2に示している。
【0046】従来の外形の大きい電池では、電池の内部
抵抗も小さいので充電中の電圧低下も比較的小さく、充
電完了後の電池電圧の回復時間も早い。一方、最近の小
形化された電池では、内部抵抗が大きくなっていること
から充電中の電圧低下も大きく充電完了後の回復時間も
長めとなる。
【0047】更に、この電池が低温下におかれると内部
抵抗、回復時間ともに大きくなる方向に変化する。すな
わち充電動作停止後、従来の電池では時刻T1までの間
は再度バッテリチェックを行うと、電池電圧が第1の基
準電圧より低下しているため、動作禁止となってしまう
ことがわかる。同様に小形化された電池であれば、充電
動作停止後時刻T2まで、更に低温下であれば充電停止
後時刻T3まで、この間にバッテリチェックを実行する
ことがあれば、動作禁止状態となることが分かる。
【0048】たしかに、この時点では電池電圧が実際に
低下しているが、これは大負荷を供給したために一時的
に電池電圧が低下しているのであり、本当に消耗して定
常的に電池電圧が低下してしまったものではない。そこ
で、しばらくすれば回復することが分かっているこのよ
うな電池を用いてカメラを動作させる場合に、バッテリ
チェックの信頼性を損なうことなく操作性を向上させる
には、本実施の形態では、カメラの動作の中でもっとも
負荷の大きいストロボの充電動作に注目し、ストロボの
充電動作を実行した場合には、その情報を記憶して実行
後一定時間を経過するまで、バッテリチェックの基準電
圧を第1の基準電圧より低い基準電圧に変化させる。す
なわち、ストロボ充電完了後一定時間内に、再度バッテ
リチェック動作を行った場合は、通常の動作禁止電圧よ
りもより低い電池電圧までカメラの動作を許可する追従
制御によって対応するようにしている。
【0049】つぎに図3以下のフローチャートを中心に
動作について説明する。尚、以下の各フローチャートに
おける“S”は、ステップを表している。
【0050】先ず、現在のメインコンデンサの充電電圧
をA/D変換する(S101)。以前の充電後、ストロ
ボを発光していない場合にはメインコンデンサに十分な
電荷が蓄積されている筈で、わずかな補充電を行えばス
トロボは発光可能であり、この場合にはメインコンデン
サが空の状態から充電を開始した場合に比べ、はるかに
少ないエネルギーで充電完了となるため、そのような場
合には本実施の形態で考慮する大負荷には該当しないた
め、このようなケースを検出するために充電電圧の検出
手続きを行うものである。
【0051】この充電結果が、所定量以下である場合に
は、以降の充電動作で多量のエネルギーを電池から供給
することになり、所定量以上ある場合には何もしない。
【0052】次に、A/D値の結果を判断する(S10
2)。ここでは、A/D変換結果をストロボのメインコ
ンデンサ電圧に換算し、その結果が例えば50Vより大
きいか否かで判定する。
【0053】50V以下の場合には以降の充電処理で大
負荷を供給するので、これを記憶しておくために、EE
PROM12の所定のアドレスの所定のbit(これを
ストロボ充電済bitと呼ぶ)を1にセットする(S1
03)。
【0054】ストロボ回路8に充電開始命令を出力する
(S104)。メインコンデンサの充電電圧がストロボ
回路内で設定された所定の電圧に達すると、ストロボ回
路は充電を停止するとともに、充電電圧が所定の電圧に
達したことをCPU1に出力する。CPU1は充電開始
命令出力後、充電完了信号を待つ(S105)。この時
点で実際は安全対策上、所定時間内に充電完了信号が出
力されない場合などに備える必要があるが、ここでは簡
単化のために省略する。
【0055】充電完了信号が検出されたならば、ストロ
ボの充電シーケンスは終了し、以降必要に応じてフォー
カスレンズの制御、シャッタの制御等を行い、ストロボ
の発光等のシーケンスを行うことで1コマの撮影が完了
する。
【0056】次に、撮影完了、あるいはストロボの充電
完了で次のスイッチ操作を待つ状態以降について、図4
のフローチャートを参照して説明する。
【0057】操作スイッチが変化するのを待つ。この時
CPU1は低速クロックで計時される時計用カウンタの
割り込みを受け付けるように設定して置く(S11
0)。この状態で操作スイッチに変化が生じ、CPU1
が起動すると操作されたスイッチに応じて所定の動作を
行う。その際にはまずバッテリチェックを行う。
【0058】所定の負荷に通電した状態で、電池電圧検
出手段4により電池電圧をA/D変換により測定する
(S111)。次にこのA/D変換結果を基準電圧と比
較し、動作禁止とするか否かを判断するが、その前に、
EEPROM12のストロボ充電済bitの情報を読み
込む(S112)。
【0059】EEPROM12から読み込んだ結果が、
1にセットされているか否かを判断する(S113)。
0のままの場合には、直前にストロボの充電という大負
荷の供給を行っていないので、電池電圧は十分に定常状
態にあるものと判断して、電池電圧の比較基準電圧とし
て、第1の基準電圧70Hを用いるものとする(S11
4)。
【0060】1にセット済の場合は、直前にストロボの
充電を実行していて、現在は一時的に電池電圧が低下し
ていると判断し、電池電圧の比較基準値として第1の基
準値70Hから10Hを減じた60Hをセットする(S
115)。
【0061】こうしてS114,S115で設定された
基準電圧と、先にA/D変換した電池電圧とを比較する
(S116)。基準電圧として70Hが設定された場合
は、先に求めたように動作禁止電圧は、2.19Vであ
るが、基準電圧として60Hが設定された場合には、
(2.5V/256)×60H×2=1.88Vとな
り、動作禁止電圧は1.88Vとなる。
【0062】電池電圧が先に設定された、いずれの基準
電圧よりも大きい場合には、カメラは動作可能と判断
し、操作スイッチに応じたカメラのシーケンスを実行す
る(S117)。
【0063】電池電圧がいずれかの基準電圧に達しない
と判断されたら、カメラは正常に機能しないと判断し
て、情報表示手段5に禁止状態であることを表示してS
110へ戻る(S118)。
【0064】次に、時計用カウンタにより割り込みが発
生した場合の処理を、図5のフローチャートを参照して
説明する。
【0065】今、カメラは低速発振器7により計時を行
い、時計情報を情報表示手段5に表示している。そのた
めに時計用カウンタの割り込みが入ると、RAM(図示
していない)に記憶している時計データ、時計タイマの
経過時間を加えて再度RAMに書き込んでおく(S12
0)。
【0066】次に時計データが更新された結果、表示手
段の書換えを必要とするかどうかを判断する(S12
1)。一般的には時計情報は、年月日、日時分程度を表
示しているので、このような場合には、時計の「分」の
位がアップする場合は、表示手段の時計表示を更新する
必要がある。
【0067】そこで表示の更新が必要な場合は、表示の
更新を行う(S122)。時計用カウンタの割り込みは
一般的には1分より短い時間で発生するので、タイマ割
り込み数十回に1回表示を書換える必要がでてくる。ま
た、本実施の形態では、表示の更新を行う必要がある場
合、すなわち1分毎にEEPROM12のストロボ充電
済bitに1がセットされたかどうかを判断する。
【0068】すなわち、EEPROM12のストロボ充
電済bitを読込み(S123)、ストロボ充電済bi
tが1にセットされているか否かを判断する(S12
4)。ストロボ充電済bitが1にセットされていない
場合は、直前にストロボを充電した履歴が残っていない
ことから、何もしないで割り込み処理を終える。
【0069】一方、ストロボ充電済bitが1にセット
されている場合には、ストロボ充電済bitを検出して
からの経過時間をEEPROM12の所定のアドレスの
特定bitに記録する経過bitを読込む(S12
5)。すなわち、この経過bitが0であれば前回の時
計タイマ割り込みより後に、ストロボ充電済bitが1
にセットされた、すなわちストロボ充電後1分以内であ
ることを示し、この経過bitが1であるならば、スト
ロボ充電後1分以上、2分以内であることが判断でき
る。
【0070】そこで経過bitが1であるかどうか判断
する(S126)。経過bitが1である場合には、ス
トロボ充電後少なくとも1分以上は経過しているので、
電池電圧は回復したものと判断し、ストロボ充電済bi
tを0にリセットするとともに、経過bitも0にリセ
ットする(S127)。
【0071】経過bitが0である場合には、まだ1分
は経過していないので電池電圧は回復していないものと
判断して、更に1分経過するのを待つために、経過bi
tを1にセットして、割り込み処理を終える(S12
8)。
【0072】このように、本実施の形態によれば、以上
のような手続きから、ストロボ回路8が所定値以上の充
電動作を実行すると、充電動作開始後少なくとも1分、
最長で2分経過するまでの間は、バッテリチェックの基
準電圧を通常の基準電圧よりも下げることにより、通常
の動作には十分残量があって充電後一時的に低下した電
池が、動作禁止となる確率を低減させ、操作性を向上さ
せることが可能になる。
【0073】一方で、本当に電池が消耗している場合
は、ストロボ充電後に一時的に基準電圧を下げてチェッ
クしても、それ以上に電池電圧が低下しているので一時
的に動作禁止状態になり、使用者に電池の残量が少ない
ことを知らせると共に、更に低下した状態になれば、ス
トロボ充電後最大2分以上経過すれば、通常のバッテリ
チェックと同じ基準値で動作禁止状態を判定するので、
バッテリチェックの信頼性も損なわれることはない。
【0074】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について図を参照して説明する。図6は本
発明の第2の実施の形態に係るカメラのフィルム巻き戻
し動作のフローチャートである。図7は図6に示すカメ
ラの操作スイッチが押された場合の動作のフローチャー
トである。図8は図6に示すカメラの時計タイマの割り
込みが生じた場合の動作のフローチャートである。
【0075】なお、図1に示すブロック図は第2の実施
の形態の場合も共通である。また、図2,図3について
も共通であり、図1と図2の構成についての重複する説
明は省略する。
【0076】第1の実施の形態では、大負荷としてスト
ロボの充電のみを考えた。しかし、カメラの動作として
は他にモータ等への通電動作は、ストロボ回路の充電に
比較すれば小さいものの、大きめの負荷である。特に最
近の小形化が進められたズームカメラ等では、電池の小
形化、モータの小形化などに対して従来並みのモータの
パワーを得るためにモータの直流抵抗は下げられる方向
にあって、モータ通電時の電流は増加する一方である。
【0077】第2の実施の形態では、カメラの動作の中
でもっとも負荷の大きいストロボの充電動作と、次に負
荷が大きいと思われるフィルムの巻き戻し動作に注目
し、ストロボの充電動作を実行した場合にはその情報を
記憶して、実行後の一定時間が経過するまでバッテリチ
ェックの基準電圧を第1の基準電圧より低い第2の基準
電圧に変化させ、フィルムの巻き戻し動作を実行した場
合には、その情報を記憶して、実行後一定時間が経過す
るまでバッテリチェックの基準電圧を第1の基準電圧よ
り低い第3の基準電圧に変化させる。
【0078】すなわち、ストロボ充電完了後一定時間内
に、あるいはフィルム巻き戻し動作実行後一定時間内に
再度バッテリチェック動作を行った場合には、通常の動
作禁止電圧よりも更に低い電池電圧までカメラの動作を
許可するものである。
【0079】なお、第2の実施の形態においては、A/
D変換器2は第1の実施の形態におけるものと同等と
し、バッテリチェックの第1の基準電圧も第1の実施の
形態と同じとする。
【0080】つぎに動作について説明する。
【0081】先ず、ストロボ充電の動作は図3に示した
第1の実施の形態の場合と全く同じなので、重複する説
明は省略し図6のフローチャートに示すフィルム巻き戻
し時の動作について主に説明する。
【0082】撮影枚数がフィルムの規定枚数に達した場
合、あるいは利用者により途中巻き戻しボタンが押され
たら、フィルムの巻き戻し動作に入る。
【0083】巻き戻し開始前の現在のフィルムのコマ数
を検出する(S130)。これは、途中巻き戻しボタン
が押された場合などに、巻き戻し枚数が非常に少ない場
合には大きな負荷とはならないために、このような場合
を検出する意味でこれらの数値を検出するものである。
【0084】次に、巻き戻すコマ数を計算する(S13
1)。すなわちフィルム装填時に読み込んだフィルムの
規定枚数と現在のフィルム撮影枚数から、巻き戻し動作
で巻き戻すコマ数が算出できる。このコマ数が所定数以
上であれば、(例えば、第2の実施の形態では15コマ
以上としている)、負荷が大きいと判断しこの状態を記
憶する。
【0085】すなわち、EEPROM12の所定のアド
レスの所定bit(これを、フィルム所定量巻き戻しb
itと呼ぶ)を1にセットする(S132)。一方で、
コマ数が所定値以下であれば何もしないで、フィルム給
送手段10によりフィルム給送用モータ9を駆動するこ
とにより、フィルムの巻き戻し動作を開始する(S13
3)。
【0086】次に、フィルムが正常に巻き戻しが完了し
たかどうかを判定する(S134)。なお、実際には更
に厳密なフィルムの巻き戻し動作の確認、表示等を行っ
ているが、本発明と直接関係がないので、ここでは一切
省略する。S134で、フィルムが正常に巻き戻された
と判断された場合は、フィルム給送手段10の制御を停
止し、フィルム給送用モータ9の動作を停止させる(S
135)。
【0087】以上で、フィルムの巻き戻し動作は完了
し、以降必要に応じて情報表示手段5に巻き戻し動作が
完了したことを表示し、巻き戻しフィルムが取り出され
るのを待つことになる。
【0088】次に、スイッチ操作を待つ状態以降につい
て図7のフローチャートを基に説明する。
【0089】操作スイッチが変化するのを待つ(S14
0)。このときCPU1は低速クロックで計時される時
計用カウンタの割り込みを受け付けるように設定してお
く。
【0090】この状態で操作スイッチに変化が生じ、C
PU1が起動すると操作されたスイッチに応じて所定の
動作を行う。その際にはまずバッテリチェックを行う。
【0091】所定の負荷に通電した状態で、電池電圧検
出手段4により電池電圧をA/D変換により測定する
(S141)。次にこのA/D変換結果を基準電圧と比
較し、動作禁止とするか否か判断するのであるが、その
前に、先ずEEPROM12のストロボ充電済bitの
情報を読み込む(S142)。
【0092】EEPROM12から読み込んだストロボ
充電済bitの結果が、1にセットされていたかどうか
判断する(S143)。1にセットされていた場合に
は、直前にストロボの充電を実行していて、現在は一時
的に電池電圧が低下していると判断し、電池電圧のA/
D変換結果と比較する基準電圧として、第1の基準電圧
70Hから10Hを減じた60Hをセットする(S14
5)。
【0093】この場合には、ストロボ充電による負荷の
方がフィルムの巻き戻しの負荷より大きいので、フィル
ムを巻き戻したことによる影響は十分小さいものと判断
し、フィルムの所定量巻き戻しbitのチェックを行う
ことなく以下のステップを実行する。
【0094】一方、ストロボ充電済みbitが0のまま
である場合には、直前にストロボの充電という大負荷の
供給を行っていないと判断して、フィルム所定量巻き戻
しbitのチェックを行う(S144)。ここで、フィ
ルム所定量巻き戻しbitが1であれば、直前に所定量
以上のフィルムの巻き戻しを実行していて、現在は一時
的に多少電池電圧が低下しているものと判断して、第1
の基準電圧70Hから下げて68Hをセットする(S1
46)。一方、フィルム所定量巻き戻しbitが0であ
れば、電池電圧は十分に定常状態にあるものと判断し
て、基準電圧には第1の基準電圧70Hを用いるものと
する(S147)。
【0095】こうして、S145,S146,S147
で設定された基準電圧と、先にA/D変換した電池電圧
とを比較する(S148)。基準電圧として70Hが設
定された場合は、先に求めたように動作禁止電圧は2.
19Vであるが、基準電圧として60Hが設定された場
合は、(2.5V/256)×60H×2=1.88V
となり動作禁止電圧が1.88Vとなる。
【0096】また、基準電圧として68Hが設定された
場合は、(2.5V/256)×68H×2=2.03
Vとなり動作禁止電圧が2.03Vとなる。
【0097】S148の判断で、電池電圧が先に設定さ
れたいずれかの基準電圧よりも大きい場合には、カメラ
は動作可能であると判断して先に操作された操作スイッ
チに応じたカメラのシーケンスを実行する(S14
9)。S148の判断で、電池電圧がいずれかの基準電
圧に達しないと判断された場合は、カメラは正常に機能
しないと判断して、情報表示手段5に動作禁止状態であ
ることを表示してS140へ戻る(S150)。
【0098】次に、このシーケンスの間に先に設定して
おいた、時計用カウンタにより割り込みが発生した場合
の処理について、図8に示すフローチャートに基づき説
明する。
【0099】今、カメラは低速発振器により計時を行
い、時計情報を情報表示手段5に表示している。そのた
め時計用カウンタの割り込みが入ると、RAM(図示し
ていない)に記憶している時計データ、時計タイマの経
過時間を加えて、再度RAMに書き込んでおく(S16
0)。
【0100】次に、時計データが更新された結果、表示
手段の書換えを必要とするかどうかを判断する(S16
1)。一般的には時計情報は、年月日、日時分程度を表
示しているので、このような場合には時計の「分」の位
がアップするなら、表示手段の時計表示を更新する必要
がある。そこで、更新が必要ならば、表示の更新を行う
(S162)。時計用カウンタの割り込みは一般的には
1分より短い時間で発生するので、タイマ割り込み数十
回に1回、表示を書換える必要が出てくる。
【0101】また、表示の更新を行う必要がある場合
は、1分毎にEEPROM12のストロボ充電済bit
およびフィルム所定量巻き戻しbitに1がセットされ
たか判断する。すなわちEEPROM12のストロボ充
電済bitおよびフィルム所定量巻き戻しbitを読込
み(S163)、いずれかのbitが1にセットされて
いるか否かを判断する(S164)。
【0102】ここで、いずれのbitも1にセットされ
ていない場合には、直前にストロボを充電した、あるい
はフィルムを巻き戻した履歴が残っていないことから、
何もしないで割り込み処理を終える。一方、いずれかの
bitが1にセットされている場合は、いずれかのbi
tを検出してからの経過時間をEEPROM12の所定
のアドレスの特定bitに記録する、経過bitを読込
む(S165)。
【0103】すなわち、この経過bitが0であれば前
回の時計タイマ割り込みより後に、いずれかのbitが
1にセットされた、すなわちストロボ充電後1分以内あ
るいはフィルム巻き戻し動作後1分以内であることを示
し、この経過bitが1であるならば、それぞれ1分以
上、2分以内であることが判断できる。
【0104】そこで、経過bitが1であるかどうか判
断する(S166)。1の場合には、ストロボ充電後あ
るいはフィルム巻き戻し後少なくとも1分以上経過して
いるので、電池電圧は回復したものと判断して、ストロ
ボ充電済bitあるいはフィルム所定量巻き戻しbit
を0にリセットすると共に、経過bitも0にリセット
する(S167)。経過bitが0の場合は、未だ1分
は経過していないので電池電圧はまだ回復していないも
のと判断し、さらに1分経過するのを待つために、経過
bitを1にセットして割り込み処理を終える(S16
8)。
【0105】以上の手続きから、ストロボ回路が所定値
以上の充電動作を実行した場合、あるいはフィルムを所
定枚数以上巻き戻した場合には、それぞれの動作開始後
少なくとも1分最長で2分間経過するまでの間は、バッ
テリチェックの基準電圧を通常の基準電圧よりも、それ
ぞれの動作に応じて下げることにより、通常の動作には
十分残量のある電池で、大負荷通電後一時的に低下した
場合などに、動作禁止としてしまう確率を低減させ、操
作性を向上させることが可能となる。
【0106】一方で、本当に電池が消耗した場合には、
大負荷通電後一時的に基準電圧を低下させても、それ以
上に電池電圧が低下するので、、一時的に動作禁止状態
となり使用者に電池の残量が残り僅かであることを知ら
せ、更に低下した状態であれば大負荷通電後2分以上経
過した場合には、通常のバッテリチェックと同じ基準値
で動作禁止状態を判定して最終的にハネられることにな
り、バッテリチェックの信頼性も損なわれることはな
い。
【0107】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について図を参照して説明する。図9は本
発明の第3の実施の形態に係るカメラのブロック図であ
る。図10は図9に示すカメラの操作スイッチが操作さ
れた場合の動作のフローチャートである。図11は図9
に示すカメラの時計タイマの割り込みが生じた場合の動
作のフローチャートである。
【0108】図9において、15はカメラに装填されて
いる電池の種類を判別するための電池種別検出手段であ
る。なお、その他の図1と同一構成には同一符号を付し
て重複する説明は省略する。
【0109】ここでは、先ず電池種別検出手段15は、
カメラに装填されている電池の種別を判断する。カメラ
によっては、一般的に使用されているリチウム電池と、
単三電池などのアルカリ電池のいずれも利用できるもの
や、標準のカメラ内部に装填して使用する小型電池や、
カメラ外部の大型電池をカメラに接続することにより、
外部電池を優先的に使用できるものなどがあるので、そ
れらの種別を先ず見分ける。なお、本実施の形態では外
部電池を使用することが可能なシステムであるものとす
る。
【0110】また、A/D変換器の特性は第1の実施の
形態と同等とし、バッテリチェックの第1の基準電圧な
ども第1の実施の形態と同一として説明する。
【0111】以下、本実施の形態では、カメラの動作の
中で最も負荷の大きいストロボの充電動作のみに注目
し、ストロボの充電動作を実行した場合には、その情報
を記憶し実行後一定時間が経過するまで、バッテリチェ
ックの基準電圧を第1の基準電圧より低い基準電圧に変
化させる。この基準電圧は、電池種別検出手段により標
準のカメラ内部に装填されている小型電池が使用されて
いる場合には、従来の例と同様に第1の基準電圧よりも
A/D変換換算値にて10H小さい値とし、外部の大型
電池が使用されていると判断した場合には、内部の小型
電池よりも電圧の低下が少ないとし、第1の基準電圧よ
りもA/D変換換算値にて8H小さい値とする。
【0112】一方で、第1の実施の形態で述べたよう
に、大負荷を供給した後の電池電圧の回復の様子は、電
池の温度によっても大きく変動する。
【0113】そこで、本実施の形態では、ストロボの充
電動作を実行した場合には、その情報を記憶して実行後
一定時間が経過するまで、バッテリチェックの基準電圧
を第1の基準電圧より低い基準電圧に変化させるが、こ
の一定時間を温度検出手段3により環境温度を測定しそ
の結果に応じて切換える。
【0114】すなわち、温度が常温あるいはそれ以上で
あれば1分〜2分間経過するのを待つが、温度が低い場
合にはこの時間を延長して2分〜3分とする。
【0115】ストロボ充電完了後一定時間内に、再度バ
ッテリチェック動作を行った場合は、通常の動作禁止電
圧よりも低い電池電圧までカメラの動作を許可するもの
であるが、一定時間を温度によって切換え、電池電圧の
比較基準値を電池の種類に応じて切換えるものである。
【0116】つぎに図10のフローチャートを参照して
動作について説明する。
【0117】なお、カメラのシーケンス上で、例えば、
レリーズスイッチが押されるなどして、ストロボの充電
シーケンスに入ってからの動作は、第1の実施の形態に
て図3で説明した通りなので省略する。
【0118】先ず、操作スイッチが変化するのを待つ
(S170)。このとき、CPU1は低速クロックで計
時される時計用カウンタの割り込みを受け付けるように
設定しておく。この状態で操作スイッチに変化が生じ、
CPU1が起動すると操作されたスイッチに応じて所定
の動作を行う。
【0119】現在カメラが使用している電池の種類を判
別する。電池種別検出手段15の出力に応じて内部の小
型電池か、外部の大型電池かの判断を行う(S17
1)。
【0120】次に、バッテリチェックを行う。ここで、
所定の負荷に通電した状態で、電池電圧検出手段4によ
り電池電圧をA/D変換により測定する(S172)。
【0121】次に、このA/D値を基準電圧と比較し動
作禁止とするか否かを判断するが、その前に、EEPR
OM12のストロボ充電済bitの情報を読込む(S1
73)。
【0122】EEPROM12から読込んだ結果が、1
にセットされていたかどうか判断する(S174)。0
のままである場合は、直前にストロボの充電という大負
荷の供給を行っていないので、電池電圧は十分に定常状
態にあるものと判断して、電池電圧のA/D変換結果と
比較するための基準電圧として、第1の基準電圧70H
を用いるものとする(S176)。
【0123】1にセットされていた場合には、直前にス
トロボの充電をしていて、現在は一時的に電池電圧が低
下していると判断する。ここで電池種類の判別結果を確
認する(S175)。現在使用している電池が内部電池
の場合は、電圧の低下量が大きいと判断し、電池電圧の
A/D変換結果と比較する基準電圧として、第1の基準
電圧70Hから10Hを減じた60Hをセットする(S
177)。
【0124】一方、現在使用している電池が外部電池で
あると判断した場合は、電圧の低下量はさほど大きくな
いものと判断し、電池電圧のA/D変換結果と比較する
基準電圧を、第1の基準電圧70Hから下げて68Hを
セットする(S178)。こうしてS176,S17
7,S178で設定された基準電圧と、先にA/D変換
した電池電圧とを比較する(S179)。基準電圧が7
0Hの場合は、先に求めたように動作禁止電圧は値2.
19V、68Hの場合は2.03V、60Hの場合は
1.88Vとなる。
【0125】電池電圧が先に設定されたいずれかの基準
電圧より大きい場合には、カメラは動作可能であると判
断し、先に操作された操作スイッチに応じたカメラのシ
ーケンスを実行する(S180)。
【0126】S179の判断で電池電圧がいずれかの基
準電圧に達しないと判断された場合には、カメラは正常
に機能することができないと判断され、情報表示手段5
に動作禁止状態であることを表示し、S170の操作ス
イッチ待ちループに戻る(S181)。
【0127】次に、このシーケンスの間に、先に設定し
ておいた時計用カウンタにより割り込みが発生した場合
の処理について、図11のフローチャートを参照して説
明する。
【0128】本実施の形態のカメラは、低速発振器によ
り計時を行い時計情報を情報表示手段5に表示してい
る。そのために時計用カウンタの割り込みが入ると、R
AM(図示していない)に記憶している時計データ、時
計タイマの経過時間を加えて再度RAMに書き込んでお
く(S190)。
【0129】次に、時計データが更新された結果、表示
手段の書換えを必要とするかどうか判断する(S19
1)。一般的には時計情報は、年月日、日時分程度を表
示しているので、このような場合には時計の「分」の位
がアップする際、表示手段の時計表示を更新する必要が
ある。そこで、表示の更新を行う(S192)。また、
本実施の形態では、表示の更新を行う必要がある場合、
すなわち1分毎にEEPROM12のストロボ充電済b
itに1がセットされたかどうか判断する。すなわち、
EEPROM12のストロボ充電済bitを読込み(S
193)。ストロボ充電済bitが1にセットされてい
るか否かを判断する(S194)。
【0130】EEPROM12のストロボ充電済bit
が、1にセットされていない場合には、直前にストロボ
を充電した履歴が残っていないことから、何もしないで
割り込み処理を終える。一方、ストロボ充電済bitが
1にセットされている場合には、ストロボ充電済bit
を検出してからの経過時間をEEPROMの所定のアド
レスに記録したデータ(これを以降は、経過データと呼
ぶ)を読込む(S195)。
【0131】すなわち、この経過データが0であれば、
前回の時計タイマの割り込みより後に、ストロボ充電済
bitが1にセットされ、ストロボ充電後1分以内であ
ることを示し、この経過データが1であるならば、スト
ロボ充電後1分以上、2分以内であることが判断でき、
2であるならばストロボ充電後2分以上、3分以内であ
ることをが判断できる。この経過時間を設定するために
温度の測定を行う(S196)。
【0132】そこで温度検出手段3の出力をA/D変換
して、この情報を基に周辺温度が常温以上かそれ以下か
の判断を行う。ここで、温度が0℃以上かどうかの判断
を行う(S197)。
【0133】温度が0℃以下であると判断した場合に
は、経過データが2かどうかの判断を行う(S19
8)。経過データが2である場合にはストロボ充電を行
ってから少なくとも2分経過していることになるため、
0℃以下であっても十分に電池電圧は回復しているもの
と判断し、経過データを0、ストロボ充電済bitを0
にリセットする(S202)。
【0134】経過データが2でない場合は、経過データ
をインクリメントして次の時計タイマ割り込みを待つ
(S201)。このように、温度が0℃以下の時にはス
トロボ充電済bitが1にセットされると、少なくとも
2分間はストロボ充電済bitを1にセットしたままに
しておく。
【0135】S197で温度が0℃以上ある場合は、経
過bitが1以上かどうかを判断する(S199)。
【0136】1以上の場合は、ストロボ充電後少なくと
も1分以上は経過しているので、0℃以上であれば電池
電圧は回復したものと判断して、ストロボ充電済bit
を0にリセット、経過bitを0にリセットする(S2
00)。
【0137】経過bitが0であれば、未だ1分は経過
していないので、電池電圧はまだ回復していないものと
判断して、更に1分経過するのを待つために、経過bi
tをインクリメントして割り込み処理を終える(S20
1)。
【0138】S199では、外部電池を使用している状
態で、経過データが2になるまで計数し、その後内部電
池に切換えた場合などには、経過データが2のままでS
199の判断を行うことがあるので、「1」以上かどう
かの判断を行っている。そうして、温度が0°C以上の
場合にストロボ充電済bitが1にセットされると、少
なくとも1分間はストロボ充電済bitを1にセットし
たままにして置く。
【0139】このような、第3の実施の形態によれば、
以上のような手続きからストロボ回路が、所定値以上の
充電動作を実行すると、充電動作開始後温度が高い場合
には少なくとも1分、最長で2分間経過するまでの間、
温度が低い場合には少なくとも2分、最長では3分経過
するまでの間は、バッテリチェックの基準電圧を通常の
基準電圧よりも下げるようにしている。
【0140】更に、この時の基準電圧も、内部の小型電
池を使用する場合には更に下げることにより、細かく制
御することが可能になって、通常の動作には十分残量が
あって、充電直後に一時的に低下しただけの場合に動作
禁止にしてしまう確率を低減させ、操作性をより向上さ
せるこができる。
【0141】(他の実施の形態)ここまでは、説明を簡
単にするために、動作禁止電圧についての基準電圧につ
いてのみ説明したが、動作警告電圧についても同様な手
法が適用可能であることは勿論である。
【0142】また、本発明では、ストロボ充電済bi
t、フィルム所定量巻き戻しbit、経過bitをEE
PROM12に記憶したが、CPU1内部の記憶領域で
も差し支えない。電池でバックアップされない揮発性の
メモリでも情報が消滅するのは電池の交換時のみである
と考えれば、本発明の用途としては十分である。
【0143】また、本発明では、ソフトウエアの簡略化
のために時間の計測をカメラの時計用計時手段を兼用し
ているが、もちろん正確に所定動作実行以降の経過時間
を測定することにより、より正確な制御が可能になるこ
とは言うまでもない。
【0144】また、本発明では、ストロボ充電開始前の
充電電圧が、所定値以上であるか否かで基準値の変更を
行っているが、充電開始前の充電電圧と所定値の変更量
をリニアに制御することで、より細かな制御が可能にな
ることは勿論である。
【0145】また、本発明では、ストロボ充電およびフ
ィルム巻き戻し動作についてのみ基準電圧の変更を行っ
たが、その他の負荷の大きい動作(例えば、未露光コマ
の頭出し等)を行う場合にも、同様に基準電圧をそれぞ
れの負荷の大きさに応じて変更することにより、適切な
制御がなされることは言うまでもない。
【0146】また、本発明では、温度の測定データに応
じて比較基準電圧を変更し、電池種類の検出結果に応じ
て基準電圧の変更時間を変更しているが、これはいずれ
の検出結果でいずれのパラメータを変更しても構わな
い。
【0147】また、他の測定データ、例えばストロボ充
電済bitが0の時点の電池電圧のA/D変換結果に応
じて、比較基準電圧、変更時間の変更を行うようにする
ことも可能である。すなわち、ストロボ完了済bitが
0の時、十分電池が回復している時の電池電圧のA/D
結果により、電池がどの程度消耗しているかを判断し
て、消耗してくればその分比較基準電圧を下げる。ある
いは変更時間を長くするという制御も可能である。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、記憶手段の記憶内容に応じて、基準電圧
設定手段の出力を、時間設定手段で設定された時間に限
り切り換えることによって、バッテリチェックおよび警
告表示の信頼性を高め、電池の特性を考慮した優れた操
作性のカメラを提供できる。
【0149】更に、請求項2に記載の発明によれば、複
数のモードのひとつはストロボ充電動作であることよ
り、ストロボ充電動作以降のバッテリチェックおよび警
告表示の信頼性を高め、電池の特性を考慮した優れた操
作性のカメラを提供できる。
【0150】更に、請求項3に記載の発明によれば、基
準電圧設定手段あるいは時間設定手段の出力を温度に応
じて可変することにより、温度の影響を受けずにバッテ
リチェックおよび警告表示の信頼性を高め、電池の特性
を考慮した優れた操作性のカメラを提供できる。
【0151】更に、請求項4に記載の発明によれば、基
準電圧設定手段および時間設定手段の出力は電池電圧検
出手段の出力に応じて可変とすることにより、電池の消
耗度合いによらずにバッテリチェックおよび警告表示の
信頼性を高めるとともに、電池の特性を考慮した優れた
操作性のカメラを提供できる。
【0152】更に、請求項5又は7に記載の発明によれ
ば、基準電圧設定手段および時間設定手段の出力を電池
の種類に応じて可変とすることにより、使用する電池の
種類によらずにバッテリチェックおよび警告表示の信頼
性を高め、電池の特性を考慮した優れた操作性のカメラ
を提供できる。
【0153】更に、請求項6に記載の発明によれば、動
作モードに関する情報として、ストロボ充電bit、フ
ィルム所定量巻き上げbitおよび経過bitをRAM
に記憶するので、基準電圧設定手段および時間設定手段
の出力を切換える正確なデータを記憶することができ
る。
【0154】更に、請求項8に記載の発明によれば、電
池の状態に応じたバッテリチェックと正確な警告表示が
可能になる。
【0155】更に、請求項9に記載の発明によれば、正
確なバッテリチェックと警告表示が可能になる。
【0156】更に、請求項10に記載の発明によれば、
基準電圧の設定を1つにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラのブロ
ック図である。
【図2】図1に示すカメラの電池電圧の変動を示す図で
ある。
【図3】図1に示すカメラのストロボ充電時の動作のフ
ローチャートである。
【図4】図1に示すカメラの操作スイッチが押された場
合の動作のフローチャートである。
【図5】図1に示すカメラの時計タイマの割り込みが生
じた場合の動作のフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るカメラのフィ
ルム巻き戻し動作のフローチャートである。
【図7】図6に示すカメラの操作スイッチが押された場
合の動作のフローチャートである。
【図8】図6に示すカメラの時計タイマの割り込みが生
じた場合の動作のフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るカメラのブロ
ック図である。
【図10】図9に示すカメラの操作スイッチが操作され
た場合の動作のフローチャートである。
【図11】図9に示すカメラの時計タイマの割り込みが
生じた場合の動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 A/D変換器 3 温度検出手段 4 電池電圧検出手段 5 情報表示手段 6 高速発振器 7 低速発振器 8 ストロボ回路 9 モータ 10 フィルム給送手段 11 露光制御手段 12 EEPROM 13 スイッチ検出手段 14 DC/DCコンバータ 15 電池種別検出手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池から電力を供給される複数の負荷
    と、それぞれの負荷に対して所定の通電を行う複数の動
    作モードと、前記電池の電圧を検出する電池電圧検出手
    段と、第1の基準電圧値とそれよりも低い値の基準電圧
    値を設定できる基準電圧設定手段と、検出された前記電
    池電圧と前記基準電圧設定手段の出力を比較する比較手
    段と、直前に実行したカメラの動作モードに関する情報
    を記憶する記憶手段と、直前のカメラの動作モード実行
    以降の経過時間を計測する計時手段と、前記計時手段で
    計測すべき時間を設定する時間設定手段とを有し、前記
    比較手段の出力に応じて動作の禁止あるいは警告を行う
    カメラにおいて、前記記憶手段の記憶内容に応じて基準
    電圧設定手段の出力を前記時間設定手段で設定した時間
    に限り切換えることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記複数の動作モードのひとつはストロ
    ボ充電動作であることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記基準電圧設定手段の出力あるいは前
    記時間設定手段の出力は温度に応じて可変とすることを
    特徴とする請求項1又は2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記基準電圧設定手段の出力、あるいは
    前記時間設定手段の出力は電池電圧検出手段の出力に応
    じて可変とすることを特徴とする請求項1又は2記載の
    カメラ。
  5. 【請求項5】 前記基準電圧設定手段の出力あるいは前
    記時間設定手段の出力は電池の種類に応じて可変とする
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段に記憶する直前のカメラの
    動作モードに関する情報は、ストロボ充電を示すストロ
    ボ充電済bit、フィルム巻き戻しを示すフィルム所定
    量巻き戻しbitおよび時間経過を示す経過bitであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のうち1記載のカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 前記電池の種類は、電池種別検出手段に
    より内部電池か外部電池かを検出するものであることを
    特徴とする請求項5記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 電池から電力を供給される負荷を備えた
    電子機器において、前記電池の電圧を検知する電圧検知
    手段と、該検知された電圧と第1の基準電圧とを比較し
    て電池状態を判定する判定手段と、負荷を駆動後所定時
    間以内は前記基準電圧を第1よりも低い第2の基準電圧
    に設定することを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】 前記基準電圧を所定時間経過後に第2の
    基準電圧よりも高い電圧に設定することを特徴とする請
    求項8記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 前記負荷の駆動量に応じて、負荷の駆
    動量が所定量よりも少ない時は前記基準電圧を第2の基
    準電圧に設定することを禁止することを特徴とする請求
    項8又は9記載の電子機器。
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