JPH1144343A - 自動車の排気管用ダイナミックダンパ - Google Patents
自動車の排気管用ダイナミックダンパInfo
- Publication number
- JPH1144343A JPH1144343A JP23660197A JP23660197A JPH1144343A JP H1144343 A JPH1144343 A JP H1144343A JP 23660197 A JP23660197 A JP 23660197A JP 23660197 A JP23660197 A JP 23660197A JP H1144343 A JPH1144343 A JP H1144343A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust pipe
- dynamic damper
- automobile
- elastic body
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排気管のボデーへの支持機能を備えた自動車
の排気管用ダイナミックダンパを提供する。 【解決手段】 錘１１と弾性体１２とからなり、排気管
の共振振動を抑制する。弾性体１２の上下端部にそれぞ
れ取付金具１５、１８を設けることにより、上側の取付
金具１５をボデーに取付け、下側の取付金具１８で排気
管を支持させると共に、弾性体１２のばね定数及質量体
の質量で規定されるチューニング周波数を減衰させるべ
き排気管の共振周波数に設定した。
の排気管用ダイナミックダンパを提供する。 【解決手段】 錘１１と弾性体１２とからなり、排気管
の共振振動を抑制する。弾性体１２の上下端部にそれぞ
れ取付金具１５、１８を設けることにより、上側の取付
金具１５をボデーに取付け、下側の取付金具１８で排気
管を支持させると共に、弾性体１２のばね定数及質量体
の質量で規定されるチューニング周波数を減衰させるべ
き排気管の共振周波数に設定した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン振動に基
づく排気管の共振時の振幅を小さくするための自動車の
排気管用ダイナミックダンパに関するものである。
づく排気管の共振時の振幅を小さくするための自動車の
排気管用ダイナミックダンパに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】特開昭６１−２５８９１４号公報或は特
開平７−４４６６号公報等により、マニホールドを介し
てエンジンに直接接続され、かつボデーに支持された排
気管に、質量体と弾性体とからなるダイナミックダンパ
を設けて共振振動を減衰させる方法が周知となってい
る。
開平７−４４６６号公報等により、マニホールドを介し
てエンジンに直接接続され、かつボデーに支持された排
気管に、質量体と弾性体とからなるダイナミックダンパ
を設けて共振振動を減衰させる方法が周知となってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】つまり、これらのダイ
ナミックダンパは、排気管のボデーへの支持構造とは別
途に排気管に取付けられ、したがってそれぞれに専用の
構成部品を必要とし、取付位置も制限されていた。
ナミックダンパは、排気管のボデーへの支持構造とは別
途に排気管に取付けられ、したがってそれぞれに専用の
構成部品を必要とし、取付位置も制限されていた。
【０００４】本発明は、このような点に鑑みて、排気管
のボデーへの支持機能を備えた自動車の排気管用ダイナ
ミックダンパを提供することを目的とする。
のボデーへの支持機能を備えた自動車の排気管用ダイナ
ミックダンパを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項１により、質量体と弾性体とから
なり、排気管の共振振動を抑制するための自動車の排気
管用ダイナミックダンパにおいて、弾性体の上下端部に
それぞれ取付金具を設けることにより、上側の取付金具
をボデーに取付け、下側の取付金具で排気管を支持させ
ると共に、弾性体のばね定数及質量体の質量で規定され
るチューニング周波数を減衰させるべき排気管の共振周
波数に設定したことを特徴とする。
成するために、請求項１により、質量体と弾性体とから
なり、排気管の共振振動を抑制するための自動車の排気
管用ダイナミックダンパにおいて、弾性体の上下端部に
それぞれ取付金具を設けることにより、上側の取付金具
をボデーに取付け、下側の取付金具で排気管を支持させ
ると共に、弾性体のばね定数及質量体の質量で規定され
るチューニング周波数を減衰させるべき排気管の共振周
波数に設定したことを特徴とする。
【０００６】質量体及び弾性体は、伝播してきた振動に
対してこれらの質量及びばね定数によって設定された減
衰させるべき排気管の共振周波数に対応して振動し、排
気管の共振時の振幅を小さくする。
対してこれらの質量及びばね定数によって設定された減
衰させるべき排気管の共振周波数に対応して振動し、排
気管の共振時の振幅を小さくする。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１を基に本発明の実施の形態の
一例による自動車の排気管用ダイナミックダンパを説明
する。１０は、排気管１を自動車ボデーの底面に支持す
る機能を備えたダイナミックダンパである。このダイナ
ミックダンパは、質量体としての直方体状の錘１１と、
その上下面にそれぞれ溶着された半ディスク状のゴム製
の弾性体１２、１３と、上側の弾性体１２の取付穴１２
ａに挿入され、かつ上端部にボデー底面に取付穴１６ａ
でねじ止めされる基部１６が溶接されたＬ字形のパイプ
状取付金具１５と、下側の弾性体１３の取付穴１３ａに
挿入され、かつ下端部が排気管１に溶接されるＬ字形の
パイプ状取付金具１８とより構成されている。
一例による自動車の排気管用ダイナミックダンパを説明
する。１０は、排気管１を自動車ボデーの底面に支持す
る機能を備えたダイナミックダンパである。このダイナ
ミックダンパは、質量体としての直方体状の錘１１と、
その上下面にそれぞれ溶着された半ディスク状のゴム製
の弾性体１２、１３と、上側の弾性体１２の取付穴１２
ａに挿入され、かつ上端部にボデー底面に取付穴１６ａ
でねじ止めされる基部１６が溶接されたＬ字形のパイプ
状取付金具１５と、下側の弾性体１３の取付穴１３ａに
挿入され、かつ下端部が排気管１に溶接されるＬ字形の
パイプ状取付金具１８とより構成されている。
【０００８】このように構成されたダイナミックダンパ
のチューニング周波数は、錘１１の質量をＭ、双方の弾
性体１２、１３のばね定数の和をＫとすると、下記の式
によりアイドリング回転数に大約相当する３２Ｈｚにな
るように、錘１１は約５００ｇの鋳物で製作され、弾性
体１２、１３のばね定数はそれぞれ約１０Ｎ／ｍｍに設
定されている。
のチューニング周波数は、錘１１の質量をＭ、双方の弾
性体１２、１３のばね定数の和をＫとすると、下記の式
によりアイドリング回転数に大約相当する３２Ｈｚにな
るように、錘１１は約５００ｇの鋳物で製作され、弾性
体１２、１３のばね定数はそれぞれ約１０Ｎ／ｍｍに設
定されている。
【０００９】ｆ＝（１／２π）×√（Ｋ／Ｍ）
【００１０】つまり、Ｍは０．５Ｋｇ／９８００ｍｍ／
ｓ2であり、弾性体１２、１３は両側の山形の空洞部１
２ｂの大きさでばね定数が微調整されている。
ｓ2であり、弾性体１２、１３は両側の山形の空洞部１
２ｂの大きさでばね定数が微調整されている。
【００１１】排気管１の触媒コンバータ２及びマフラ３
間の例えば２個所に溶接されたダイナミックダンパ１０
の取付金具１８の位置に対応して、自動車ボデーへ取付
金具１５を取付穴１６ａでねじ止めしておく。取付金具
１５を取付穴１２ａに挿通させて、先端部を抜けないよ
うにかしめて径を大きくし、取付金具１８を取付穴１３
ａに挿通させて先端部を抜けないようにかしめて径を大
きくすることにより排気管１を支持する。
間の例えば２個所に溶接されたダイナミックダンパ１０
の取付金具１８の位置に対応して、自動車ボデーへ取付
金具１５を取付穴１６ａでねじ止めしておく。取付金具
１５を取付穴１２ａに挿通させて、先端部を抜けないよ
うにかしめて径を大きくし、取付金具１８を取付穴１３
ａに挿通させて先端部を抜けないようにかしめて径を大
きくすることにより排気管１を支持する。
【００１２】これにより、ダイナミックダンパ１０はア
イドリング時にマニホールドから伝播する排気管１の共
振振動の振幅をチューニング共振により小さく抑制し、
また自動車ボデーへの支持構造としても機能するために
ボデー側から伝播する振動も有効に減衰させることがで
きる。
イドリング時にマニホールドから伝播する排気管１の共
振振動の振幅をチューニング共振により小さく抑制し、
また自動車ボデーへの支持構造としても機能するために
ボデー側から伝播する振動も有効に減衰させることがで
きる。
【００１３】図２は別の実施の形態によるダイナミック
ダンパを示すもので、ゴム製の弾性体３１にプレート３
２が挿通され、その両端部の上下に錘３３がボルト３５
でねじ止めされている。この場合も前述と同様な方法で
自動車ボデー及び排気管１に介在させることにより、支
持機能を備えたダイナミックダンパとして自動車ボデー
の振動及びこもり音を低減させる。錘３３がボルト止め
式であることにより、その交換で種々の車種、排気管へ
の対応が容易となる。
ダンパを示すもので、ゴム製の弾性体３１にプレート３
２が挿通され、その両端部の上下に錘３３がボルト３５
でねじ止めされている。この場合も前述と同様な方法で
自動車ボデー及び排気管１に介在させることにより、支
持機能を備えたダイナミックダンパとして自動車ボデー
の振動及びこもり音を低減させる。錘３３がボルト止め
式であることにより、その交換で種々の車種、排気管へ
の対応が容易となる。
【００１４】
【発明の効果】請求項１の発明によるダイナミックダン
パによれば、排気管の支持構造を廃止することができる
ために、支持及びダイナミックダンパ作用を得るための
部品点数が削減され、コスト的に有利となる。自動車ボ
デーの支持部分が減衰作用を呈するために別途にダイナ
ミックダンパを設けるのに比べて、振動の伝播経路も削
減できて共振の抑制効果も向上させ得る。
パによれば、排気管の支持構造を廃止することができる
ために、支持及びダイナミックダンパ作用を得るための
部品点数が削減され、コスト的に有利となる。自動車ボ
デーの支持部分が減衰作用を呈するために別途にダイナ
ミックダンパを設けるのに比べて、振動の伝播経路も削
減できて共振の抑制効果も向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態による自動車の排気管用ダ
イナミックダンパを備えた排気管の斜視図である。
イナミックダンパを備えた排気管の斜視図である。
【図２】別の実施の形態による自動車の排気管用ダイナ
ミックダンパを示すもので、同図Ａは側面図、同図Ｂは
斜視図である。
ミックダンパを示すもので、同図Ａは側面図、同図Ｂは
斜視図である。
１ 排気管 １１、３３ 錘 １２、１３、３１ 弾性体
Claims (1)
- 【請求項１】 質量体と弾性体とからなり、排気管の共
振振動を抑制するための自動車の排気管用ダイナミック
ダンパにおいて、 弾性体の上下端部にそれぞれ取付金具を設けることによ
り、上側の前記取付金具をボデーに取付け、下側の前記
取付金具で排気管を支持させると共に、前記弾性体のば
ね定数及質量体の質量で規定されるチューニング周波数
を減衰させるべき前記排気管の共振周波数に設定したこ
とを特徴とする自動車の排気管用ダイナミックダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23660197A JPH1144343A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 自動車の排気管用ダイナミックダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23660197A JPH1144343A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 自動車の排気管用ダイナミックダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1144343A true JPH1144343A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=17003070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23660197A Pending JPH1144343A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 自動車の排気管用ダイナミックダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1144343A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015013542A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
| CN106627107A (zh) * | 2016-11-14 | 2017-05-10 | 清华大学苏州汽车研究院（相城） | 一种排气***吊耳及改善排气***nvh性能的匹配方法 |
| CN107351675A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-17 | 威固技术（安徽）有限公司 | 一种汽车排气***用低动静比橡胶吊耳 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP23660197A patent/JPH1144343A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015013542A (ja) * | 2013-07-04 | 2015-01-22 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
| CN106627107A (zh) * | 2016-11-14 | 2017-05-10 | 清华大学苏州汽车研究院（相城） | 一种排气***吊耳及改善排气***nvh性能的匹配方法 |
| CN107351675A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-17 | 威固技术（安徽）有限公司 | 一种汽车排气***用低动静比橡胶吊耳 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4727957A (en) | Rubber vibration isolator for muffler | |
| JPS5863521A (ja) | 内燃機関車両用排気系部品支持装置 | |
| JPS61191424A (ja) | パワ−ユニツトの制振装置 | |
| JPS6127615B2 (ja) | ||
| JPS6015808B2 (ja) | エンジンのマウンテイング装置 | |
| JPH1144343A (ja) | 自動車の排気管用ダイナミックダンパ | |
| JP2697218B2 (ja) | 自動車用バッテリの取付構造 | |
| JPS6354568B2 (ja) | ||
| JPH07266896A (ja) | ラジエータの支持構造 | |
| JPS60109633A (ja) | エンジンの振動減衰装置 | |
| JP3531730B2 (ja) | ステアリングホイールの制振装置 | |
| JPH11247917A (ja) | エンジンマウント | |
| JPS647103Y2 (ja) | ||
| JPS6143214B2 (ja) | ||
| JP4066153B2 (ja) | ダイナミックダンパ | |
| JPH08159248A (ja) | シフトレバーの振動防止装置 | |
| JPH06137145A (ja) | 排気系部材の支持装置 | |
| JPH0238011Y2 (ja) | ||
| JP4084978B2 (ja) | 吊下げ式制振装置 | |
| JPH0340700Y2 (ja) | ||
| JPS603407Y2 (ja) | 振動部品の支持装置 | |
| JP2959164B2 (ja) | 排気系マウント装置 | |
| JPH063181Y2 (ja) | エアクリーナ装置の防振構造 | |
| JP3560140B2 (ja) | 制振装置 | |
| JPH06137379A (ja) | エンジンマウント |