JPH1144213A - デュアル排気管用触媒装置 - Google Patents

デュアル排気管用触媒装置

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JPH1144213A
JPH1144213A JP20068397A JP20068397A JPH1144213A JP H1144213 A JPH1144213 A JP H1144213A JP 20068397 A JP20068397 A JP 20068397A JP 20068397 A JP20068397 A JP 20068397A JP H1144213 A JPH1144213 A JP H1144213A
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JP
Japan
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catalyst
pipe
outlet
intermediate wall
catalyst assembly
Prior art date
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Pending
Application number
JP20068397A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Iwata
実 岩田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH1144213A publication Critical patent/JPH1144213A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガスの洩れと中間壁の損傷の両方を防止
する。 【解決手段】 本装置は、触媒アッセンブリ入口部1
1、出口部12、触媒アッセンブリ本体部13を有す
る。触媒アッセンブリ入口部11、出口部12は二重管
構成とされ、二重管の内管17に内管17の直径方向に
延びる中間壁20が固定される。内管17は触媒アッセ
ンブリ本体部13のケース14と触媒担体16に巻き付
けたシール材15との間に熱膨張収縮可能に差し込まれ
る。中間壁20の端部は、複数の、シール材を巻き付け
た触媒担体16の間に、熱膨張収縮可能に差し込まれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気系
に設けられるデュアル排気管用触媒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多気筒内燃機関の排気脈動を利用
し、また干渉を抑制して低速トルクを向上させるため
に、排気系の一部をデュアル排気系としている。デュア
ル排気系には、外観上1本の排気管に中間壁を設けてデ
ュアル排気管とするものと、別々の2本の管でデュアル
排気管を構成するものとがある。外観上1本の排気管に
中間壁を設けたデュアル排気管に触媒を設ける場合、従
来、実開昭64−13217号公報は、1個のモノリス
触媒担体を外観上1本の排気管内に設置し、触媒担体の
入口側と出口側にそれぞれ中間壁を排気管から支持して
設け、該中間壁の端部を触媒担体にほぼ接触させた構造
を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来構
造にはつぎの問題があった。中間壁の端部を触媒担体に
密着させると、排気管と触媒担体との熱膨張差により主
に触媒担体に過大な荷重がかかり、触媒担体を損傷させ
る。また、中間壁の端部と触媒担体端面との間に熱膨張
差を逃がす隙間を設けると、この隙間を通して排気ガス
がデュアル通路間に洩れて排気脈動が減少し、低速トル
クが低下する。更に、中間壁を排気管から支持して設け
ると、中間壁の熱膨張が拘束され、中間壁自体、あるい
はこの支持部が亀裂等の損傷を受けるおそれがある。本
発明の課題は、外観上1本の排気管内に中間壁と触媒担
体を設けたデュアル排気管において、中間壁と触媒担体
との間を通しての排気ガスのデュアル通路間の洩れを防
止するとともに、触媒担体に熱膨張差による大きな荷重
がかからないように、また中間壁の熱膨張が拘束されな
いように、することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) テーパ状の断面を有する触媒アッセンブリ入口
部および出口部と、前記触媒アッセンブリ入口部および
出口部の間に位置し、触媒部ケースとその内部にシール
材を介して保持された複数の触媒担体とからなる触媒ア
ッセンブリ本体部と、を有し、前記触媒アッセンブリ入
口部および出口部を、内管と外管とからなる二重管構成
とするとともに、前記内管に固定され前記内管内で径方
向にわたって延びて前記内管内にデュアル通路を形成す
る中間壁を設けた、デュアル排気管用触媒装置。 (2) 前記触媒アッセンブリ入口部および出口部の外
管を前記触媒アッセンブリ本体部の触媒部ケースの外周
面に溶接し、前記触媒アッセンブリ入口部および出口部
の内管を前記触媒アッセンブリ本体部の触媒部ケースと
前記シール材との間に熱膨張収縮可能に差し込み、前記
触媒アッセンブリ入口部および出口部の中間壁を前記触
媒アッセンブリ本体部の複数の触媒担体の軸方向端部の
間に前記シール材を介して熱膨張収縮可能に差し込ん
だ、(1)記載のデュアル排気管用触媒装置。
【0005】上記(1)のデュアル排気管用触媒装置で
は、触媒アッセンブリ入口部および出口部を、内管と外
管とからなる二重管構成とするとともに、内管内で径方
向にわたって延びる中間壁を内管に固定したので、排気
ガスが流れている時の内管と中間壁との温度はほぼ同じ
になって、中間壁が内管と一体的に熱膨張するため、中
間壁に過大な熱歪が生じず、本構成をとらない場合に予
想される中間壁の損傷がない。上記(2)のデュアル排
気管用触媒装置では、中間壁の端部を複数の触媒担体の
軸方向端部の間にシール材を介して熱膨張収縮可能に差
し込んだので、中間壁と触媒担体との間に隙間が形成さ
れず、したがって、デュアル通路間の排気ガスの洩れが
ない。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明実施例のデ
ュアル排気管用触媒装置を示している。図1〜図3に示
すように、本発明実施例のデュアル排気管用触媒装置1
0は、テーパ状の断面を有する触媒アッセンブリ入口部
11および出口部12と、触媒アッセンブリ入口部11
および出口部12の間に位置する触媒アッセンブリ本体
部13を有する。触媒アッセンブリ入口部11は内燃機
関のエキゾストマニホルドに接続し、触媒アッセンブリ
出口部12は排気系のフロントパイプに接続している。
触媒アッセンブリ本体部13は、触媒部ケース14と触
媒部ケース14の内部にシール材15を介して保持され
た複数のモノリス触媒担体16とからなる。シール材1
5は、マット状で、各触媒担体16の周囲に各触媒担体
16の全周にわたって巻き付けられている。触媒担体1
6は、軸方向に延びる多数の通路を有している。
【0007】触媒アッセンブリ入口部11および出口部
12は、内管17と外管18とからなる二重管構成とな
っており、内管17と外管18との間には隙間19が設
けられている。触媒アッセンブリ入口部11および出口
部12の内管17内には、内管17に溶接21などによ
り固定され内管17内で径方向にわたって延びて内管1
7内に複数の通路(たとえばデュアル通路)を形成する
中間壁20が設けられている。図2は中間壁20が、円
形の内管17の直径方向に延びて、内管17内を2つの
半円形断面の通路に2分した場合を示している。
【0008】触媒アッセンブリ入口部11および出口部
12の外管18は、触媒アッセンブリ本体部13の触媒
部ケース14の外周面に溶接22により固定されてい
る。溶接22は、排気ガスの洩れを防止するために、全
周溶接とされている。触媒アッセンブリ入口部11およ
び出口部12の内管17は、触媒アッセンブリ本体部1
3の触媒部ケース14とシール材15との間に熱膨張収
縮可能に差し込まれている。内管17と触媒部ケース1
4とは溶接されておらず、内管17は触媒部ケース14
に対して熱膨張収縮可能である。
【0009】触媒アッセンブリ入口部11および出口部
12の中間壁20は、触媒アッセンブリ本体部13の複
数の触媒担体16の軸方向端部の間にシール材15を介
して熱膨張収縮可能に任意の長さだけ差し込まれてい
る。中間壁20の端部の両側面はシール材15と接触し
ており、中間壁20の端部の両側面とシール材15との
間をガスの洩れないようになっている。中間壁20は、
触媒担体16の軸方向端部に存在し、触媒担体16の軸
方向中央部までには延びていない。触媒担体16の軸方
向中央部では、1つの断面半円形の触媒担体16の外周
に巻き付けられたシール材15と、もう1つの断面半円
形の触媒担体16の外周に巻き付けられたシール材15
との間は、空間23(図3)であり、この空間23には
中間壁20は存在しない。
【0010】つぎに、作用を説明する。内燃機関運転時
には、排気ガスが触媒アッセンブリ入口部11から流入
し、触媒担体16を通過して触媒アッセンブリ出口部1
2から流出する。4気筒内燃機関の燃焼順序がたとえば
1、3、4、2気筒の順とすると、1、4気筒の排気ガ
スがデュアル通路の一方に流れ、3、2気筒の排気ガス
がデュアル通路の他方に流れ、これによって排気脈動の
干渉が抑えられ、低速トルクが向上される。触媒担体1
6部位においても、触媒担体16の多数の通路は互いに
独立のため、デュアル通路は維持され、下流のフロント
パイプの部位に至るまでデュアル通路が維持される。更
に、フロントパイプが同様に中間壁を設けたデュアル通
路構成の場合は、フロントパイプと接続された後、デュ
アル長が延長されることになる。
【0011】触媒アッセンブリ入口部11および出口部
12は内管17と外管18とからなる二重管構成とされ
ているので、内管17の温度は排気ガスに触れて高く、
中間壁20とほぼ同じ温度になる。外管18の温度は、
外管18が外気と触れるので、内観17に比べて大幅に
低くなる。内管17の温度と中間壁20の温度はほぼ同
じとなるので、中間壁20に、内管17との熱膨張差に
よる荷重および熱歪がかからず、中間壁20の損傷が抑
制される。
【0012】また、中間壁20の触媒担体16側の端部
は、触媒担体16の端面に当接されておらず、触媒担体
16間で軸方向に自由に熱膨張収縮できるので、中間壁
20にも触媒担体16にも、中間壁20の端部を触媒担
体16端面で拘束した場合のような、熱膨張による荷重
がかからず、中間壁20および触媒担体16の損傷が抑
制される。
【0013】また、中間壁20が複数(図では2つ)の
触媒担体16の軸方向端部の間にシール材15を介して
熱膨張収縮可能に差し込んであるので、シール材15を
巻き付けられた触媒担体16と中間壁20との間には隙
間が生じず、デュアル通路間の排気ガスの洩れがない。
そのため、排気脈動干渉による低速トルク低下が生じな
い。
【0014】
【発明の効果】請求項1のデュアル排気管用触媒装置に
よれば、触媒アッセンブリ入口部および出口部を、内管
と外管とからなる二重管構成とするとともに、内管内で
径方向にわたって延びる中間壁を内管に固定したので、
内管と中間壁との温度をほぼ同じにすることができ、中
間壁に過大な熱歪が生じず、中間壁の損傷を防止するこ
とができる。請求項2のデュアル排気管用触媒装置によ
れば、中間壁の端部を複数の触媒担体の軸方向端部の間
にシール材を介して熱膨張収縮可能に差し込んだので、
中間壁と触媒担体との間に隙間が形成されず、デュアル
通路間の排気ガスの洩れを防止できるとともに、かつ中
間壁にも触媒担体にも熱膨張収縮の拘束がなく、中間壁
および触媒担体が損傷することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のデュアル排気管用触媒装置の断
面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 デュアル排気管用触媒装置 11 触媒アッセンブリ入口部 12 触媒アッセンブリ出口部 13 触媒アッセンブリ本体部 14 ケース 15 シール材 16 触媒担体 17 内管 18 外管 20 中間壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーパ状の断面を有する触媒アッセンブ
    リ入口部および出口部と、 前記触媒アッセンブリ入口部および出口部の間に位置
    し、触媒部ケースとその内部にシール材を介して保持さ
    れた複数の触媒担体とからなる触媒アッセンブリ本体部
    と、を有し、 前記触媒アッセンブリ入口部および出口部を、内管と外
    管とからなる二重管構成とするとともに、 前記内管に固定され前記内管内で径方向にわたって延び
    て前記内管内にデュアル通路を形成する中間壁を設け
    た、デュアル排気管用触媒装置。
  2. 【請求項2】 前記触媒アッセンブリ入口部および出口
    部の外管を前記触媒アッセンブリ本体部の触媒部ケース
    の外周面に溶接し、 前記触媒アッセンブリ入口部および出口部の内管を前記
    触媒アッセンブリ本体部の触媒部ケースと前記シール材
    との間に熱膨張収縮可能に差し込み、 前記触媒アッセンブリ入口部および出口部の中間壁を前
    記触媒アッセンブリ本体部の複数の触媒担体の軸方向端
    部の間に前記シール材を介して熱膨張収縮可能に差し込
    んだ、請求項1記載のデュアル排気管用触媒装置。
JP20068397A 1997-07-28 1997-07-28 デュアル排気管用触媒装置 Pending JPH1144213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015524031A (ja) * 2012-05-21 2015-08-20 エーバーシュペッヒャー・エグゾースト・テクノロジー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー 排気ガス後処理装置およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015524031A (ja) * 2012-05-21 2015-08-20 エーバーシュペッヒャー・エグゾースト・テクノロジー・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー 排気ガス後処理装置およびその製造方法
US9765681B2 (en) 2012-05-21 2017-09-19 Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG Method for producing an exhaust-gas aftertreatment device

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