JPH1143039A - 車両のブレーキ倍力装置 - Google Patents
車両のブレーキ倍力装置Info
- Publication number
- JPH1143039A JPH1143039A JP9200502A JP20050297A JPH1143039A JP H1143039 A JPH1143039 A JP H1143039A JP 9200502 A JP9200502 A JP 9200502A JP 20050297 A JP20050297 A JP 20050297A JP H1143039 A JPH1143039 A JP H1143039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- output rod
- adjusting screw
- vehicle
- brake booster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ネジ緩みトルクを確保した上で、安価なブレ
ーキ倍力装置を提供すること。 【解決手段】 ブレーキペダルの踏力を倍力して出力ロ
ッド１１に出力し、この出力ロッド１１に取り付けられ
たアジャストスクリュ１２を介してマスタシリンダに出
力する車両のブレーキ倍力装置において、アジャストス
クリュ１２または出力ロッド１１の一方をネジ加工し、
他方をネジ加工せずに形成し、アジャストスクリュ１２
の締結時にタッピングによるネジ緩みトルクを確保し
た。
ーキ倍力装置を提供すること。 【解決手段】 ブレーキペダルの踏力を倍力して出力ロ
ッド１１に出力し、この出力ロッド１１に取り付けられ
たアジャストスクリュ１２を介してマスタシリンダに出
力する車両のブレーキ倍力装置において、アジャストス
クリュ１２または出力ロッド１１の一方をネジ加工し、
他方をネジ加工せずに形成し、アジャストスクリュ１２
の締結時にタッピングによるネジ緩みトルクを確保し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両のブレーキ倍力装置
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の車両のブレーキ倍力装置において
は、ブレーキ倍力装置とマスタシリンダとの間の隙間の
大小でブレーキフィーリングが悪化したり、突き上げに
よるマスタシリンダのポート閉じや引き摺り等の発生の
恐れがあるため、ブレーキ倍力装置の出力ロッドにアジ
ャストスクリュを取り付けて、出力ロッドからのアジャ
ストスクリュの突出量を調整してブレーキ倍力装置とマ
スタシリンダとの間の隙間を最適とする方式をとってい
た。
は、ブレーキ倍力装置とマスタシリンダとの間の隙間の
大小でブレーキフィーリングが悪化したり、突き上げに
よるマスタシリンダのポート閉じや引き摺り等の発生の
恐れがあるため、ブレーキ倍力装置の出力ロッドにアジ
ャストスクリュを取り付けて、出力ロッドからのアジャ
ストスクリュの突出量を調整してブレーキ倍力装置とマ
スタシリンダとの間の隙間を最適とする方式をとってい
た。
【０００３】例えば、図３に示すように、ブレーキ倍力
装置２０において、出力ロッド２１の先にアジャストス
クリュ２２を取り付ける。この部分は図４に示すよう
に、出力ロッドの先端の窪み２１ａには雌ねじ加工す
る。また、アジャストスクリュ２２の先端２２ａにはね
じ加工せず、中央部２２ｂには雄ねじ加工し、付け根部
分２２ｃには台形ねじ加工する。アジャストスクリュ２
２の頭部２２ｄを回転させると、中央部２２ｂが窪み２
１ａに噛み合いアジャストスクリュ２２が出力ロッド２
１内に入っていく。更に回し続けると、付け根部分２２
ｃが窪み２１ａの雌ねじをつぶしながら進むので、アジ
ャストスクリュ２２と出力ロッド２１は強固に結合し、
ねじ緩みトルクを確保できる。
装置２０において、出力ロッド２１の先にアジャストス
クリュ２２を取り付ける。この部分は図４に示すよう
に、出力ロッドの先端の窪み２１ａには雌ねじ加工す
る。また、アジャストスクリュ２２の先端２２ａにはね
じ加工せず、中央部２２ｂには雄ねじ加工し、付け根部
分２２ｃには台形ねじ加工する。アジャストスクリュ２
２の頭部２２ｄを回転させると、中央部２２ｂが窪み２
１ａに噛み合いアジャストスクリュ２２が出力ロッド２
１内に入っていく。更に回し続けると、付け根部分２２
ｃが窪み２１ａの雌ねじをつぶしながら進むので、アジ
ャストスクリュ２２と出力ロッド２１は強固に結合し、
ねじ緩みトルクを確保できる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この技術にお
いては、出力ロッド２１に雌ねじ加工を施し、更に、ア
ジャストスクリュ２２に雌ねじ加工と台形ねじ加工を行
う必要がある為、高価なものになっていた。そこで、本
発明においては、ネジ緩みトルクを確保した上で、安価
なブレーキ倍力装置を提供することを課題とする。
いては、出力ロッド２１に雌ねじ加工を施し、更に、ア
ジャストスクリュ２２に雌ねじ加工と台形ねじ加工を行
う必要がある為、高価なものになっていた。そこで、本
発明においては、ネジ緩みトルクを確保した上で、安価
なブレーキ倍力装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明において用いた第１の手段は、請求項１に記載
したように、ブレーキペダルの踏力を倍力して出力ロッ
ドに出力し、この出力ロッドに取り付けられたアジャス
トスクリュを介してマスタシリンダに出力する車両のブ
レーキ倍力装置において、アジャストスクリュまたは出
力ロッドの一方をネジ加工し、他方をネジ加工せずに形
成し、アジャストスクリュの締結時にタッピングによる
ネジ緩みトルクを確保したことである。
に本発明において用いた第１の手段は、請求項１に記載
したように、ブレーキペダルの踏力を倍力して出力ロッ
ドに出力し、この出力ロッドに取り付けられたアジャス
トスクリュを介してマスタシリンダに出力する車両のブ
レーキ倍力装置において、アジャストスクリュまたは出
力ロッドの一方をネジ加工し、他方をネジ加工せずに形
成し、アジャストスクリュの締結時にタッピングによる
ネジ緩みトルクを確保したことである。
【０００６】これによれば、アジャストスクリュまたは
出力ロッドの一方のみにねじ加工すればよく、加工コス
トを低減できる。
出力ロッドの一方のみにねじ加工すればよく、加工コス
トを低減できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明にかかる車両のブレーキ倍
力装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
力装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
【０００８】図１において、ブレーキ倍力装置１０は図
示しないブレーキペダルの踏み込みに応じた力を出力ロ
ッド１１から出力するものである。出力ロッド１１の先
端にはアジャストスクリュ１２が取り付けられており、
図示しないマスタシリンダを付勢する。この部分は図２
に示すように、出力ロッド１１の先端は円筒状部１１ａ
を有している。円筒状部の内側にはねじ加工はされてい
ない。また、アジャストスクリュ１２は、雄ねじ１２ａ
が加工されている。アジャストスクリュ１２の頭部１２
ｂを回転させると、雄ねじ１２ａが円筒状部１１ａ内を
タッピングしながら入っていく。このタッピングにより
アジャストスクリュ１２と出力ロッド１１は強固に結合
し、ねじ緩みトルクを確保できる。
示しないブレーキペダルの踏み込みに応じた力を出力ロ
ッド１１から出力するものである。出力ロッド１１の先
端にはアジャストスクリュ１２が取り付けられており、
図示しないマスタシリンダを付勢する。この部分は図２
に示すように、出力ロッド１１の先端は円筒状部１１ａ
を有している。円筒状部の内側にはねじ加工はされてい
ない。また、アジャストスクリュ１２は、雄ねじ１２ａ
が加工されている。アジャストスクリュ１２の頭部１２
ｂを回転させると、雄ねじ１２ａが円筒状部１１ａ内を
タッピングしながら入っていく。このタッピングにより
アジャストスクリュ１２と出力ロッド１１は強固に結合
し、ねじ緩みトルクを確保できる。
【０００９】ここで、円筒状部の内側にねじ加工を行
い、アジャストスクリュ１２にねじ加工を行わないよう
にしてもよい。
い、アジャストスクリュ１２にねじ加工を行わないよう
にしてもよい。
【００１０】
【発明の効果】上記手段によれば、アジャストスクリュ
または出力ロッドの一方のみにねじ加工すればよく、加
工コストを低減できる。また、タッピングによるねじ締
めトルクが確保できるため、簡単にマスタシリンダとの
間の位置調整ができ、ブレーキフィーリングの調整がで
きる上、突き上げによるマスタシリンダのポート閉じや
引き摺り等の発生を防止できる。
または出力ロッドの一方のみにねじ加工すればよく、加
工コストを低減できる。また、タッピングによるねじ締
めトルクが確保できるため、簡単にマスタシリンダとの
間の位置調整ができ、ブレーキフィーリングの調整がで
きる上、突き上げによるマスタシリンダのポート閉じや
引き摺り等の発生を防止できる。
【図１】本発明の実施形態のブレーキ倍力装置の断面
図。
図。
【図２】図１の要部拡大図。
【図３】従来のブレーキ倍力装置の断面図。
【図４】図３の要部拡大図。
１０ ブレーキ倍力装置 １１ 出力ロッド １１ａ 円筒状部 １２ アジャストスクリュ １２ａ 雄ねじ １２ｂ 頭部
Claims (1)
- 【請求項１】 ブレーキペダルの踏力を倍力して出力ロ
ッドに出力し、この出力ロッドに取り付けられたアジャ
ストスクリュを介してマスタシリンダに出力する車両の
ブレーキ倍力装置において、前記アジャストスクリュま
たは前記出力ロッドの一方をネジ加工し、他方をネジ加
工せずに形成し、前記アジャストスクリュの締結時にタ
ッピングによるネジ緩みトルクを確保したことを特徴と
する車両のブレーキ倍力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9200502A JPH1143039A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 車両のブレーキ倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9200502A JPH1143039A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 車両のブレーキ倍力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1143039A true JPH1143039A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16425392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9200502A Pending JPH1143039A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 車両のブレーキ倍力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1143039A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2819030A1 (fr) * | 2001-01-02 | 2002-07-05 | Bosch Gmbh Robert | Dispositif de liaison rotulante sans jeu entre un organe de commande et un organe commande |
| US6883415B2 (en) | 2001-12-25 | 2005-04-26 | Advics Co., Ltd. | Brake booster device |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP9200502A patent/JPH1143039A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2819030A1 (fr) * | 2001-01-02 | 2002-07-05 | Bosch Gmbh Robert | Dispositif de liaison rotulante sans jeu entre un organe de commande et un organe commande |
| US6883415B2 (en) | 2001-12-25 | 2005-04-26 | Advics Co., Ltd. | Brake booster device |
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