JPH114212A - スペクトル拡散通信装置 - Google Patents
スペクトル拡散通信装置Info
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- JPH114212A JPH114212A JP9153975A JP15397597A JPH114212A JP H114212 A JPH114212 A JP H114212A JP 9153975 A JP9153975 A JP 9153975A JP 15397597 A JP15397597 A JP 15397597A JP H114212 A JPH114212 A JP H114212A
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- 238000001228 spectrum Methods 0.000 title claims abstract description 63
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スペクトル拡散通信信号の周波数帯域近傍およ
び帯域内のノイズが存在している場合でも受信波（スペ
クトル拡散通信信号）の存在の有無の誤判断を低減させ
る。 【解決手段】スぺクトル拡散通信に使用する周波数帯域
の信号ｆ1を複数のバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄによ
りそれぞれ複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4を抽出し、
これらの抽出された各信号のレベルを所定の閾値と比較
し、全ての各信号のレベルが閾値を超えているとき受信
波が存在すると判定する。
び帯域内のノイズが存在している場合でも受信波（スペ
クトル拡散通信信号）の存在の有無の誤判断を低減させ
る。 【解決手段】スぺクトル拡散通信に使用する周波数帯域
の信号ｆ1を複数のバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄによ
りそれぞれ複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4を抽出し、
これらの抽出された各信号のレベルを所定の閾値と比較
し、全ての各信号のレベルが閾値を超えているとき受信
波が存在すると判定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はスペクトル拡散通信
装置に関し、特にスペクトル拡散通信方式を使用した無
線モデム等において、複数のＳＡＷバンドパスフィルタ
により複数の狭帯域の信号を抽出し、帯域の近傍および
帯域内のノイズの影響を受けずに受信波の存在を知るこ
とができるスペクトル拡散通信装置に係わる。
装置に関し、特にスペクトル拡散通信方式を使用した無
線モデム等において、複数のＳＡＷバンドパスフィルタ
により複数の狭帯域の信号を抽出し、帯域の近傍および
帯域内のノイズの影響を受けずに受信波の存在を知るこ
とができるスペクトル拡散通信装置に係わる。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図３に示すようなスペクトル
拡散通信装置が提案されている。図３のスペクトル拡散
通信装置は、スペクトル拡散通信において送信部ＡＱ51
から送出されるＳＳ無線電波（拡散変調信号）ｆ50を受
信する受信部ＢＱ51である。
拡散通信装置が提案されている。図３のスペクトル拡散
通信装置は、スペクトル拡散通信において送信部ＡＱ51
から送出されるＳＳ無線電波（拡散変調信号）ｆ50を受
信する受信部ＢＱ51である。
【０００３】受信部ＢＱ51は、ＳＳ無線電波ｆ50を入力
するアンテナ５１と、アンテナ５１に入力されたＳＳ無
線電波ｆ50からスペクトル拡散通信で使用する周波数帯
域（２．２７１〜２．２９７ＧＨｚ）のスペクトル拡散
通信信号ｆ51だけを通過させるバンドパスフィルタ５２
と、アンプ５３と、アンプ５３を介して増幅されたスペ
クトル拡散通信信号ｆ51に発振信号回路５４から送出さ
れるＲＦ信号がミキシングされＩＦ周波数にダウンコン
バートするダウンコンバータ５５と、分配器５６と、判
定回路５７と、スペクトル拡散通信信号（受信波）の有
無によりオン／オフするスイッチ５８とが備えられてい
る。尚、送信部ＡＱ51の構成については省略する。
するアンテナ５１と、アンテナ５１に入力されたＳＳ無
線電波ｆ50からスペクトル拡散通信で使用する周波数帯
域（２．２７１〜２．２９７ＧＨｚ）のスペクトル拡散
通信信号ｆ51だけを通過させるバンドパスフィルタ５２
と、アンプ５３と、アンプ５３を介して増幅されたスペ
クトル拡散通信信号ｆ51に発振信号回路５４から送出さ
れるＲＦ信号がミキシングされＩＦ周波数にダウンコン
バートするダウンコンバータ５５と、分配器５６と、判
定回路５７と、スペクトル拡散通信信号（受信波）の有
無によりオン／オフするスイッチ５８とが備えられてい
る。尚、送信部ＡＱ51の構成については省略する。
【０００４】アンテナ５１の出力側はバンドパスフィル
タ５２およびアンプ５３を介してダウンコンバータ５５
の一方の入力側に接続されており、ダウンコンバータ５
５の他方の入力側は発振信号回路５４の出力側に接続さ
れている。また、ダウンコンバータ５５の出力側は分配
器５６の入力側に接続されている。分配器５６の一方の
出力側は判定回路５７を介してスイッチ５８に接続され
ており、分配器５６の他方の出力側はスイッチ５８に接
続されている。
タ５２およびアンプ５３を介してダウンコンバータ５５
の一方の入力側に接続されており、ダウンコンバータ５
５の他方の入力側は発振信号回路５４の出力側に接続さ
れている。また、ダウンコンバータ５５の出力側は分配
器５６の入力側に接続されている。分配器５６の一方の
出力側は判定回路５７を介してスイッチ５８に接続され
ており、分配器５６の他方の出力側はスイッチ５８に接
続されている。
【０００５】このように構成されている図３に示す従来
のスペクトル拡散通信装置において、アンテナ５１にＳ
Ｓ無線電波ｆ50が入力されると、バンドパスフィルタ５
２を介しスペクトル拡散通信で用いられる周波数帯域
（２．２７１ＧＨｚ〜２．２９７ＧＨｚ）のスペクトル
拡散通信信号ｆ51のみが通過する。このスペクトル拡散
通信信号ｆ51はアンプ５３を介して増幅される。アンプ
を介し増幅されたスペクトル拡散通信信号ｆ51はダウン
コンバータ５５にて発振信号回路５４から送出されるＲ
Ｆ信号がミキシングされ、ＩＦ周波数にダウンコンバー
トされ分配器５６を介し判定回路５７へ送出される。判
定回路５７にてスペクトル拡散通信信号ｆ51を一定値と
比較して、それより大きい場合には受信波が存在し、小
さい場合には受信波が存在しないと判断し、スイッチ５
８のオン／オフを指示する。
のスペクトル拡散通信装置において、アンテナ５１にＳ
Ｓ無線電波ｆ50が入力されると、バンドパスフィルタ５
２を介しスペクトル拡散通信で用いられる周波数帯域
（２．２７１ＧＨｚ〜２．２９７ＧＨｚ）のスペクトル
拡散通信信号ｆ51のみが通過する。このスペクトル拡散
通信信号ｆ51はアンプ５３を介して増幅される。アンプ
を介し増幅されたスペクトル拡散通信信号ｆ51はダウン
コンバータ５５にて発振信号回路５４から送出されるＲ
Ｆ信号がミキシングされ、ＩＦ周波数にダウンコンバー
トされ分配器５６を介し判定回路５７へ送出される。判
定回路５７にてスペクトル拡散通信信号ｆ51を一定値と
比較して、それより大きい場合には受信波が存在し、小
さい場合には受信波が存在しないと判断し、スイッチ５
８のオン／オフを指示する。
【０００６】すなわち、図４に示すように周波数帯域
（２．２７１ＧＨｚ〜２．２９７ＧＨｚ ）全域のスペ
クトル拡散通信信号ｆ51がバンドパスフィルタ５２を介
し抽出されることから、スペクトル拡散通信信号ｆ51の
みならず、信号の周波数帯域内および帯域外にノイズが
存在する場合において、受信波が前述の各ノイズを拾っ
てしまうために判定回路５７にて整流化されてパワーレ
ベルが一定値よりも大きいと判定されることから受信波
が存在すると判断され、スイッチ５８をオンさせる。
（２．２７１ＧＨｚ〜２．２９７ＧＨｚ ）全域のスペ
クトル拡散通信信号ｆ51がバンドパスフィルタ５２を介
し抽出されることから、スペクトル拡散通信信号ｆ51の
みならず、信号の周波数帯域内および帯域外にノイズが
存在する場合において、受信波が前述の各ノイズを拾っ
てしまうために判定回路５７にて整流化されてパワーレ
ベルが一定値よりも大きいと判定されることから受信波
が存在すると判断され、スイッチ５８をオンさせる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スペクトル拡散通信装置では、図５に示すようにスペク
トル拡散通信信号を選択して通過させるバンドパスフィ
ルタの遮断特性が十分でないため、スペクトル拡散通信
信号の理想的帯域以外である周波数帯域の近傍（帯域
外）および帯域内にノイズが存在する際、実際にはノイ
ズの影響を受け、受信波が到達していないにも係わら
ず、受信波が存在するという誤判断を起こす難点があっ
た。
スペクトル拡散通信装置では、図５に示すようにスペク
トル拡散通信信号を選択して通過させるバンドパスフィ
ルタの遮断特性が十分でないため、スペクトル拡散通信
信号の理想的帯域以外である周波数帯域の近傍（帯域
外）および帯域内にノイズが存在する際、実際にはノイ
ズの影響を受け、受信波が到達していないにも係わら
ず、受信波が存在するという誤判断を起こす難点があっ
た。
【０００８】本発明はこのような難点を解消するために
なされたもので、スペクトル拡散通信に使用されるスペ
クトル拡散通信信号の周波数帯域内（２．２７１〜２．
２９７ＧＨｚ）において複数の狭帯域の信号を複数のＳ
ＡＷバンドパスフィルタを用いて抽出し、各信号のパワ
ーを独立に判定することで、スペクトル拡散通信信号の
周波数帯域の近傍および帯域内にノイズが存在している
ときでも、ノイズの影響を受けずに受信波（スペクトル
拡散通信信号）の存在の有無の判断の誤りを低減して判
断可能なスペクトル拡散通信装置を提供することを目的
としている。
なされたもので、スペクトル拡散通信に使用されるスペ
クトル拡散通信信号の周波数帯域内（２．２７１〜２．
２９７ＧＨｚ）において複数の狭帯域の信号を複数のＳ
ＡＷバンドパスフィルタを用いて抽出し、各信号のパワ
ーを独立に判定することで、スペクトル拡散通信信号の
周波数帯域の近傍および帯域内にノイズが存在している
ときでも、ノイズの影響を受けずに受信波（スペクトル
拡散通信信号）の存在の有無の判断の誤りを低減して判
断可能なスペクトル拡散通信装置を提供することを目的
としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このような目的を解決す
る本発明のスペクトル拡散通信装置は、スペクトル拡散
信号に使用する周波数帯域の信号を複数のバンドパスフ
ィルタによりそれぞれ複数の狭帯域の信号を抽出し、こ
れらの抽出された各信号のレベルを所定の閾値と比較
し、全ての各信号のレベルが閾値を越えているとき受信
波が存在すると判定するものである。
る本発明のスペクトル拡散通信装置は、スペクトル拡散
信号に使用する周波数帯域の信号を複数のバンドパスフ
ィルタによりそれぞれ複数の狭帯域の信号を抽出し、こ
れらの抽出された各信号のレベルを所定の閾値と比較
し、全ての各信号のレベルが閾値を越えているとき受信
波が存在すると判定するものである。
【００１０】本発明のスペクトル拡散通信装置におい
て、スペクトル拡散通信に使用される周波数帯域の信号
を複数の狭帯域の信号として複数のＳＡＷバンドパスフ
ィルタより抽出し、整流化された各信号のパワーレベル
を閾値と比較する。
て、スペクトル拡散通信に使用される周波数帯域の信号
を複数の狭帯域の信号として複数のＳＡＷバンドパスフ
ィルタより抽出し、整流化された各信号のパワーレベル
を閾値と比較する。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスペクトル拡散通
信装置の一実施例について、図面を参照して説明する。
図１に示す本発明のスペクトル拡散通信装置は、スペク
トル拡散通信において送信部ＡＱ1から送出されるＳＳ
無線電波（拡散変調信号）ｆ0を受信する受信部ＢＱ1で
ある。
信装置の一実施例について、図面を参照して説明する。
図１に示す本発明のスペクトル拡散通信装置は、スペク
トル拡散通信において送信部ＡＱ1から送出されるＳＳ
無線電波（拡散変調信号）ｆ0を受信する受信部ＢＱ1で
ある。
【００１２】受信部ＢＱ1は、ＳＳ無線電波ｆ0を入力す
るアンテナ１と、アンテナ１に入力されたＳＳ無線電波
ｆ0からスペクトル拡散通信で使用する周波数帯域
（２．２７１〜２．２９７ＧＨｚ）のスペクトル拡散通
信信号ｆ1だけを通過させるバンドパスフィルタ２と、
アンプ３と、アンプ３を介して増幅されたスペクトル拡
散通信信号ｆ1に発振信号回路４から送出されるＲＦ信
号がミキシングされＩＦ周波数にダウンコンバートする
ダウンコンバータ５と、ダウンコンバートされたＩＦ信
号を２．２７４〜２．２７６ＧＨｚ周波数帯域の信号ｆ
1-1と、２．２８０〜２．２８２ＧＨｚ周波数帯域の信
号ｆ1-2と、２．２８６〜２．２８８ＧＨｚ周波数帯域
の信号ｆ1-3と、２．２９２〜２．２９４ＧＨｚ周波数
帯域の信号ｆ1-4の複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4と
して分配する分配器６と、複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜
ｆ1-4をそれぞれ抽出するバンドパスフィルタであるＳ
ＡＷバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄと、判定回路８ａ〜
８ｂと、論理積回路９と、受信波の有無によりオン／オ
フするスイッチ１０とが備えられている。尚、送信部Ａ
Ｑ1の構成については省略する。
るアンテナ１と、アンテナ１に入力されたＳＳ無線電波
ｆ0からスペクトル拡散通信で使用する周波数帯域
（２．２７１〜２．２９７ＧＨｚ）のスペクトル拡散通
信信号ｆ1だけを通過させるバンドパスフィルタ２と、
アンプ３と、アンプ３を介して増幅されたスペクトル拡
散通信信号ｆ1に発振信号回路４から送出されるＲＦ信
号がミキシングされＩＦ周波数にダウンコンバートする
ダウンコンバータ５と、ダウンコンバートされたＩＦ信
号を２．２７４〜２．２７６ＧＨｚ周波数帯域の信号ｆ
1-1と、２．２８０〜２．２８２ＧＨｚ周波数帯域の信
号ｆ1-2と、２．２８６〜２．２８８ＧＨｚ周波数帯域
の信号ｆ1-3と、２．２９２〜２．２９４ＧＨｚ周波数
帯域の信号ｆ1-4の複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4と
して分配する分配器６と、複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜
ｆ1-4をそれぞれ抽出するバンドパスフィルタであるＳ
ＡＷバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄと、判定回路８ａ〜
８ｂと、論理積回路９と、受信波の有無によりオン／オ
フするスイッチ１０とが備えられている。尚、送信部Ａ
Ｑ1の構成については省略する。
【００１３】アンテナ１の出力側は、バンドパスフィル
タ２およびアンプ３を介してダウンコンバータ５の一方
の入力側に接続されており、ダウンコンバータ５の他方
の入力側には発振信号回路４が接続されている。また、
ダウンコンバータ５の出力側は分配器６の入力側に接続
されており、分配器６の一方の出力側は複数のＳＡＷバ
ンドパスフィルタ７ａ〜７ｄの入力側に各々接続され、
分配器６の他方の出力側はスイッチ１０に接続されてい
る。複数のＳＡＷバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄの出力
側は判定回路８ａ〜８ｄの入力側に各々接続されてお
り、判定回路８ａ〜８ｄの出力側は論理積回路９の入力
側に接続されている。論理積回路９の出力側はスイッチ
１０に接続されている。
タ２およびアンプ３を介してダウンコンバータ５の一方
の入力側に接続されており、ダウンコンバータ５の他方
の入力側には発振信号回路４が接続されている。また、
ダウンコンバータ５の出力側は分配器６の入力側に接続
されており、分配器６の一方の出力側は複数のＳＡＷバ
ンドパスフィルタ７ａ〜７ｄの入力側に各々接続され、
分配器６の他方の出力側はスイッチ１０に接続されてい
る。複数のＳＡＷバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄの出力
側は判定回路８ａ〜８ｄの入力側に各々接続されてお
り、判定回路８ａ〜８ｄの出力側は論理積回路９の入力
側に接続されている。論理積回路９の出力側はスイッチ
１０に接続されている。
【００１４】このように構成されている本発明のスペク
トル拡散通信装置について、以下その動作について説明
する。アンテナ１にて送信部ＡＱ１から送出されたＳＳ
無線電波ｆ0を入力し、このＳＳ無線電波ｆ0からバンド
パスフィルタ２を用いてスペクトル拡散通信で使用する
２．２７１〜２．２９７ＧＨｚの周波数帯域のスペクト
ル拡散通信信号ｆ1のみを通過させる。このスペクトル
拡散通信信号ｆ1はアンプ３にて増幅され、ダウンコン
バータ５にて発振信号回路４からのＲＦ信号がミキシン
グされることによりＩＦ周波数にダウンコンバートされ
る。このＩＦ周波数にダウンコンバートされた信号は分
配器６に入力され通過帯域の異なるＳＡＷバンドパスフ
ィルタ７ａ〜７ｄへと送出される。その結果、複数の狭
帯域の周波数信号ｆ1-1〜ｆ1-4に分配される。
トル拡散通信装置について、以下その動作について説明
する。アンテナ１にて送信部ＡＱ１から送出されたＳＳ
無線電波ｆ0を入力し、このＳＳ無線電波ｆ0からバンド
パスフィルタ２を用いてスペクトル拡散通信で使用する
２．２７１〜２．２９７ＧＨｚの周波数帯域のスペクト
ル拡散通信信号ｆ1のみを通過させる。このスペクトル
拡散通信信号ｆ1はアンプ３にて増幅され、ダウンコン
バータ５にて発振信号回路４からのＲＦ信号がミキシン
グされることによりＩＦ周波数にダウンコンバートされ
る。このＩＦ周波数にダウンコンバートされた信号は分
配器６に入力され通過帯域の異なるＳＡＷバンドパスフ
ィルタ７ａ〜７ｄへと送出される。その結果、複数の狭
帯域の周波数信号ｆ1-1〜ｆ1-4に分配される。
【００１５】よって複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4を
通過帯域の異なる複数のＳＡＷバンドパスフィルタ７ａ
〜７ｄにより抽出することにより、各々抽出された狭帯
域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4を判定回路８ａ〜８ｄにてそれぞ
れ独立に整流し、パワーレベルを一定の閾値により判定
して、閾値より大きい場合には「１」、閾値よりも小さ
い場合には「０」を割り当てて、論理積回路９にて前述
の「１」、「０」の信号の論理積をとり、その値が
「１」のときのみに受信波が存在すると判断するととも
に、スイッチ１０のオン／オフの指示を行う。
通過帯域の異なる複数のＳＡＷバンドパスフィルタ７ａ
〜７ｄにより抽出することにより、各々抽出された狭帯
域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4を判定回路８ａ〜８ｄにてそれぞ
れ独立に整流し、パワーレベルを一定の閾値により判定
して、閾値より大きい場合には「１」、閾値よりも小さ
い場合には「０」を割り当てて、論理積回路９にて前述
の「１」、「０」の信号の論理積をとり、その値が
「１」のときのみに受信波が存在すると判断するととも
に、スイッチ１０のオン／オフの指示を行う。
【００１６】すなわちスペクトル拡散通信に使用される
周波数帯域が２．２７１〜２．２９７ＧＨｚのスペクト
ル拡散通信信号ｆ1を複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4
に分配し、かつ各ＳＡＷバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄ
を介して抽出させるが、スペクトル拡散通信において受
信波の存在を判断するために、スペクトル拡散通信信号
ｆ1および周波数帯域の帯域内、帯域外のノイズが存在
する場合のキャリアセンスを、図２に示すようにスペク
トル拡散通信信号ｆ1のみが存在する場合と、帯域内ノ
イズのみが存在する場合と、帯域外ノイズのみが存在す
る場合と、帯域内、帯域外ノイズおよびスペクトル拡散
通信信号ｆ1が存在する場合と４種の場合のＳＡＷバン
ドパスフィルタ７ａ〜７ｄを介して抽出する際の判定回
路８ａ〜８ｄでの閾値との比較判定を説明する。
周波数帯域が２．２７１〜２．２９７ＧＨｚのスペクト
ル拡散通信信号ｆ1を複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4
に分配し、かつ各ＳＡＷバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄ
を介して抽出させるが、スペクトル拡散通信において受
信波の存在を判断するために、スペクトル拡散通信信号
ｆ1および周波数帯域の帯域内、帯域外のノイズが存在
する場合のキャリアセンスを、図２に示すようにスペク
トル拡散通信信号ｆ1のみが存在する場合と、帯域内ノ
イズのみが存在する場合と、帯域外ノイズのみが存在す
る場合と、帯域内、帯域外ノイズおよびスペクトル拡散
通信信号ｆ1が存在する場合と４種の場合のＳＡＷバン
ドパスフィルタ７ａ〜７ｄを介して抽出する際の判定回
路８ａ〜８ｄでの閾値との比較判定を説明する。
【００１７】スペクトル拡散通信信号ｆ1のみが存在す
る場合には、複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4すべてが
ノイズの影響を受けずに複数のＳＡＷバンドパスフィル
タ７ａ〜７ｄを介して抽出されるため、判定回路８ａ〜
８ｄにて全ての狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4のパワーレベ
ルが閾値よりも大きいと判断されることより「１」が割
り当てられ、論理積回路９にて論理積値「１」が得られ
ることから受信波が存在すると判断する。
る場合には、複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4すべてが
ノイズの影響を受けずに複数のＳＡＷバンドパスフィル
タ７ａ〜７ｄを介して抽出されるため、判定回路８ａ〜
８ｄにて全ての狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4のパワーレベ
ルが閾値よりも大きいと判断されることより「１」が割
り当てられ、論理積回路９にて論理積値「１」が得られ
ることから受信波が存在すると判断する。
【００１８】次に帯域内にノイズのみが存在する場合に
は、ノイズが狭帯域の信号ｆ1-1が存在する２．２７４
〜２．２７６ＧＨｚの狭帯域に存在するために、ＳＡＷ
バンドパスフィルタ７ａを介して抽出される狭帯域の信
号ｆ1-1がノイズを拾ってしまうことから、判定回路８
ａにてパワーレベルが閾値よりも大きいと判断され
「１」が割り当てられ、他のＳＡＷバンドパスフィルタ
７ｂ〜７ｄを介し抽出される狭帯域信号ｆ1-2〜ｆ1-4の
パワーレベルは判定回路８ｂ〜８ｄにて閾値よりも小さ
いと判断され「０」が割り当てられることより、論理積
回路９にて論理積値「０」が得られることから受信波が
存在しないと判断する。
は、ノイズが狭帯域の信号ｆ1-1が存在する２．２７４
〜２．２７６ＧＨｚの狭帯域に存在するために、ＳＡＷ
バンドパスフィルタ７ａを介して抽出される狭帯域の信
号ｆ1-1がノイズを拾ってしまうことから、判定回路８
ａにてパワーレベルが閾値よりも大きいと判断され
「１」が割り当てられ、他のＳＡＷバンドパスフィルタ
７ｂ〜７ｄを介し抽出される狭帯域信号ｆ1-2〜ｆ1-4の
パワーレベルは判定回路８ｂ〜８ｄにて閾値よりも小さ
いと判断され「０」が割り当てられることより、論理積
回路９にて論理積値「０」が得られることから受信波が
存在しないと判断する。
【００１９】また、帯域外にノイズのみが存在する場合
には、ノイズを拾ってしまうが各ＳＡＷバンドパスフィ
ルタ７ａ〜７ｄを介して各々抽出される狭帯域の信号ｆ
1-1〜ｆ1-4のパワーレベルが判定回路８ａ〜８ｄにて全
て閾値よりも小さいと判断されることで論理積回路９に
て論理積値「０」が得られることから受信波は存在しな
いと判断する。
には、ノイズを拾ってしまうが各ＳＡＷバンドパスフィ
ルタ７ａ〜７ｄを介して各々抽出される狭帯域の信号ｆ
1-1〜ｆ1-4のパワーレベルが判定回路８ａ〜８ｄにて全
て閾値よりも小さいと判断されることで論理積回路９に
て論理積値「０」が得られることから受信波は存在しな
いと判断する。
【００２０】更に、帯域内および帯域外にノイズが存在
し、かつスペクトル拡散通信信号ｆ1が存在している場
合には、ＳＡＷバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄを介して
複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4が抽出され、判定回路
８ａ〜８ｄにて全ての狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4のパワ
ーレベルが全て閾値よりも大きいと判断されることより
「１」が割り当てられ、論理積回路９にて論理積値
「１」が得られることから受信波が存在すると判断す
る。
し、かつスペクトル拡散通信信号ｆ1が存在している場
合には、ＳＡＷバンドパスフィルタ７ａ〜７ｄを介して
複数の狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4が抽出され、判定回路
８ａ〜８ｄにて全ての狭帯域の信号ｆ1-1〜ｆ1-4のパワ
ーレベルが全て閾値よりも大きいと判断されることより
「１」が割り当てられ、論理積回路９にて論理積値
「１」が得られることから受信波が存在すると判断す
る。
【００２１】また、これらのノイズはスペクトル逆拡散
の過程で低減される。上記４種の受信波の存在の判定方
法により、論理積回路９にて論理積値が「１」のときに
はスイッチ１０をオンされ、論理積値が「０」のときに
はスイッチ１０がオフされる。
の過程で低減される。上記４種の受信波の存在の判定方
法により、論理積回路９にて論理積値が「１」のときに
はスイッチ１０をオンされ、論理積値が「０」のときに
はスイッチ１０がオフされる。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のスペクトル拡散通信装置によれば、スペクトル拡散通
信で使用される信号の周波数帯域の近傍や帯域内のノイ
ズの影響を受けずに受信波の存在を知ることができるこ
とから、ＯＡ、ＦＡ等で使用されるスペクトル拡散通信
方式を用いた無線モデムのみならず、一般的に帯域の広
い通信方式に関しても有効である。
のスペクトル拡散通信装置によれば、スペクトル拡散通
信で使用される信号の周波数帯域の近傍や帯域内のノイ
ズの影響を受けずに受信波の存在を知ることができるこ
とから、ＯＡ、ＦＡ等で使用されるスペクトル拡散通信
方式を用いた無線モデムのみならず、一般的に帯域の広
い通信方式に関しても有効である。
【図１】本発明によるスペクトル拡散通信装置の一実施
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
【図２】本発明によるスぺクトル拡散通信装置のスぺク
トラムを示す波形図。
トラムを示す波形図。
【図３】従来のスペクトル拡散通信装置を示すブロック
図。
図。
【図４】従来のスペクトル拡散通信装置のスぺクトラム
を示す波形図。
を示す波形図。
【図５】従来のスペクトル拡散通信装置のスぺクトラム
を示す波形図。
を示す波形図。
７ａ〜７ｄ・・・・・・（複数の）ＳＡＷバンドパスフィルタ ｆ1・・・・・・スペクトル拡散通信信号 ｆ1-1〜ｆ1-4・・・・・・（複数の）狭帯域の信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 強 神奈川県川崎市川崎区小田栄２丁目１番１ 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 唐沢 好一 神奈川県川崎市川崎区小田栄２丁目１番１ 号 昭和電線電纜株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】スペクトル拡散通信に使用する周波数帯域
の信号（ｆ1）を複数のバンドパスフィルタ（７ａ〜７
ｄ）によりそれぞれ複数の狭帯域の信号（ｆ1-1〜ｆ1-
4）を抽出し、これらの抽出された前記各信号のレベル
を所定の閾値と比較し、全ての各信号のレベルが閾値を
越えているとき受信波が存在すると判定することを特徴
とするスペクトル拡散通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9153975A JPH114212A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | スペクトル拡散通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9153975A JPH114212A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | スペクトル拡散通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH114212A true JPH114212A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15574179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9153975A Withdrawn JPH114212A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | スペクトル拡散通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH114212A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4654770A (en) * | 1983-12-22 | 1987-03-31 | General Electric Company | Current-limit circuit in X-ray generator |
| US7050484B2 (en) | 2000-07-04 | 2006-05-23 | Nec Corporation | Method of detecting path timings and CDMA receiving apparatus using the same |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP9153975A patent/JPH114212A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4654770A (en) * | 1983-12-22 | 1987-03-31 | General Electric Company | Current-limit circuit in X-ray generator |
| US7050484B2 (en) | 2000-07-04 | 2006-05-23 | Nec Corporation | Method of detecting path timings and CDMA receiving apparatus using the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |