JPH1141843A - 電動機 - Google Patents

電動機

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Publication number
JPH1141843A
JPH1141843A JP19856397A JP19856397A JPH1141843A JP H1141843 A JPH1141843 A JP H1141843A JP 19856397 A JP19856397 A JP 19856397A JP 19856397 A JP19856397 A JP 19856397A JP H1141843 A JPH1141843 A JP H1141843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
resin
rotor
motor
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19856397A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kakizaki
隆 蛎崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP19856397A priority Critical patent/JPH1141843A/ja
Publication of JPH1141843A publication Critical patent/JPH1141843A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ギャップを大きくすることなく、永久磁石の割
れによるロックを防止することができる電動機を提供す
ること。 【解決手段】筒状のヨーク21と、このヨーク21内面
に配置された永久磁石からなるステータ22と、ヨーク
21内に同軸的に配置されたロータ23とを備え、ステ
ータ22は高可撓性を有する樹脂24にてコーティング
されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーステアリン
グ等に用いられる電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、直流モータ(電動機)は、ステ
ータとロータとのギャップが小さいほど、出力を大きく
できるので、ギャップを小さくする傾向にある。一方、
車載用に用いられる直流モータ(電動機)は外部からの
衝撃により、焼結である永久磁石に欠けが発生すること
があった。この欠けによって生じた破片が、ステータと
ロータとのギャップに挟まると、ロックする虞がある。
このため、パワーステアリング等の重要保安部品に関し
ては、永久磁石を非磁性体金属板であるステンレス板で
覆い、万が一、欠けが生じてもギャップにチップが入り
込まないようにしていた。
【0003】図3はこのような直流モータ10の要部を
示す横断面図である。直流モータ10は、円筒状に形成
された鉄材製のヨーク(ケーシング)11と、このヨー
ク11の内面側に設けられたフェライト系の永久磁石
(ステータ)12と、ヨーク11内に同軸的に配置され
たロータ13とを備えている。なお、図3中13aは回
転軸を示している。
【0004】図3中14は非磁性体金属板のステンレス
板で形成されたステータカバーを示しており、15はス
テータカバーとともに永久磁石12をヨーク11に固定
する樹脂磁石ホルダを示している。
【0005】このように構成された直流モータ10で
は、永久磁石12に万が一、欠けが生じてもチップはス
テータカバー14によってギャップに入り込むことはな
く、モータロックが発生する虞がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の直流モ
ータ10では、次のような問題があった。すなわち、ス
テンレス板はその厚さが少なくとも200μmあるた
め、ステータとロータとのギャップが大きくなる。この
ため、出力が小さくなるという問題があった。そこで本
発明は、ギャップを大きくすることなく、永久磁石の割
れによるロックを防止することができる電動機を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、筒状の
ケーシングと、このケーシング内面に配置された永久磁
石からなるステータと、上記ケーシング内に同軸的に配
置されたロータとを備え、上記ステータは高可撓性を有
する樹脂にてコーティングされるようにした。
【0008】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、上記樹脂は、バーコル硬度が
80以下、デュポン衝撃強さが50(cm/3mm・1
Kg)以上、密着性が25(N/mm2 )以上であるこ
ととした。
【0009】請求項3に記載された発明は、筒状のケー
シングと、このケーシング内面に配置されたステータ
と、上記ケーシング内に同軸的に配置された永久磁石か
らなるロータとを備え、上記ロータは高可撓性を有する
樹脂にてコーティングされるようにした。
【0010】請求項4に記載された発明は、請求項3に
記載された発明において、上記樹脂は、バーコル硬度が
80以下、デュポン衝撃強さが50(cm/3mm・1
Kg)以上、密着性が25(N/mm2 )以上であるこ
ととした。
【0011】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、筒
状のケーシングと、このケーシング内面に配置された永
久磁石からなるステータと、ケーシング内に同軸的に配
置されたロータとを備え、ステータは高可撓性を有する
樹脂にてコーティングされるようにしたので、永久磁石
が欠けてチップが発生しても樹脂によって保持される。
このため、ステータとロータとのギャップにチップが入
り込み、モータがロックすることを防止することができ
る。
【0012】請求項2に記載された発明では、樹脂は、
バーコル硬度が80以下、デュポン衝撃強さが50(c
m/3mm・1Kg)以上、密着性が25(N/mm
2 )以上であることとしたので、十分な可撓性を有す
る。
【0013】請求項3に記載された発明では、筒状のケ
ーシングと、このケーシング内面に配置されたステータ
と、ケーシング内に同軸的に配置された永久磁石からな
るロータとを備え、ロータは高可撓性を有する樹脂にて
コーティングされるようにしたので、永久磁石が欠けて
チップが発生しても樹脂によって保持される。このた
め、ステータとロータとのギャップにチップが入り込
み、モータがロックすることを防止することができ
る。。
【0014】請求項4に記載された発明では、樹脂は、
バーコル硬度が80以下、デュポン衝撃強さが50(c
m/3mm・1Kg)以上、密着性が25(N/mm
2 )以上であることとしたので、十分な可撓性を有す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る直流モータ(電動機)20を示す縦断面図であ
る。直流モータ20は、円筒状に形成された鉄材製のヨ
ーク(ケーシング)21と、このヨーク21の内面側に
設けられたフェライト系の永久磁石からなるステータ2
2と、ヨーク21内に同軸的に配置されたロータ23と
を備えている。なお、図1中23aは回転軸を示してい
る。
【0016】ステータ22は、ヨーク21に対し接着剤
で接合されている。また、ヨーク21の内面はステータ
22の接着後に高可撓性の樹脂24にてコーティングさ
れている。樹脂24のコーティング厚は50〜100μ
mである。
【0017】樹脂24は、例えばバーコル硬度が80以
下、デュポン衝撃強さが50(cm/3mm・1Kg)
以上、密着性が25(N/mm2 )以上の紫外線硬化性
樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂が
適用できる。なお、エポキシ樹脂にはエポキシ系粉体塗
料も含まれる。樹脂24は上述したような性質を有する
ため、高い可撓性を有する。
【0018】このように構成された直流モータ20で
は、外部から衝撃を受けて、ステータ22に欠けが生
じ、チップが発生しても、チップは高可撓性を有する樹
脂24により保持される。また、樹脂24もステータ2
2及びヨーク21から剥離することがない。このため、
チップはステータ22から欠落せず、ステータ22とロ
ータ23とのギャップに入り込むことはない。このた
め、モータのロックの発生を未然に防止することができ
る。
【0019】一方、樹脂24のコーティング厚は薄いの
でステータ22とロータ23とのギャップを小さくする
ことができ、出力の低下を防止できる。さらに、ステー
タ22のヨーク21への接着剤による接着力が低下して
も、樹脂24により接着力を補強するため、信頼性を高
めることができる。
【0020】図2は本発明の第2の実施の形態に係るブ
ラシレスの直流モータ(電動機)30を示す縦断面図で
ある。なお、この図において、図1と同一機能部分には
同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0021】直流モータ30は、円筒状に形成された鉄
材製のヨーク(ケーシング)31と、このヨーク31の
内面側に設けられたステータ32と、ヨーク31内に同
軸的に配置された永久磁石からなるロータ33とを備え
ている。なお、図2中33aは回転軸を示している。
【0022】ロータ33の表面は、高可撓性の樹脂24
にてコーティングされている。樹脂24のコーティング
厚は50〜100μmである。このように構成された直
流モータ30では、外部から衝撃を受けて、ロータ33
に欠けが生じ、チップが発生しても、チップは高可撓性
を有する樹脂24により保持される。また、樹脂24も
ロータ33から剥離することがない。このため、チップ
はロータ33から欠落せず、ステータ32とロータ33
とのギャップに入り込むことはない。このため、モータ
のロックの発生を未然に防止することができる。
【0023】一方、樹脂24のコーティング厚は薄いの
でステータ32とロータ33とのギャップを小さくする
ことができ、出力の低下を防止できる。なお、本発明は
前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿
論である。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、ス
テータとロータとのギャップに永久磁石のチップが入り
込み、モータがロックすることを防止することができ
る。請求項2に記載された発明によれば、樹脂は、バー
コル硬度が80以下、デュポン衝撃強さが50(cm/
3mm・1Kg)以上、密着性が25(N/mm2)以
上であることとしたので、十分な可撓性を有する。
【0025】請求項3に記載された発明によれば、ステ
ータとロータとのギャップに永久磁石のチップが入り込
み、モータがロックすることを防止することができ
る。。請求項4に記載された発明では、樹脂は、バーコ
ル硬度が80以下、デュポン衝撃強さが50(cm/3
mm・1Kg)以上、密着性が25(N/mm2 )以上
であることとしたので、十分な可撓性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る直流モータを
示す縦断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る直流モータを
示す縦断面図。
【図3】従来の直流モータの一例を示す横断面図。
【符号の説明】
20,30…直流モータ(電動機) 21,31…ヨーク 22,32…ステータ 32,33…ロータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のケーシングと、 このケーシング内面に配置された永久磁石からなるステ
    ータと、 上記ケーシング内に同軸的に配置されたロータとを備
    え、 上記ステータは高可撓性を有する樹脂にてコーティング
    されていることを特徴とする電動機。
  2. 【請求項2】上記樹脂は、バーコル硬度が80以下、デ
    ュポン衝撃強さが50(cm/3mm・1Kg)以上、
    密着性が25(N/mm2 )以上であることを特徴とす
    る請求項1に記載の電動機。
  3. 【請求項3】筒状のケーシングと、 このケーシング内面に配置されたステータと、 上記ケーシング内に同軸的に配置された永久磁石からな
    るロータとを備え、 上記ロータは高可撓性を有する樹脂にてコーティングさ
    れていることを特徴とする電動機。
  4. 【請求項4】上記樹脂は、バーコル硬度が80以下、デ
    ュポン衝撃強さが50(cm/3mm・1Kg)以上、
    密着性が25(N/mm2 )以上であることを特徴とす
    る請求項3に記載の電動機。
JP19856397A 1997-07-24 1997-07-24 電動機 Pending JPH1141843A (ja)

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JP19856397A JPH1141843A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 電動機

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JPH1141843A true JPH1141843A (ja) 1999-02-12

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ID=16393271

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JP19856397A Pending JPH1141843A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 電動機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3090231A1 (fr) * 2018-12-14 2020-06-19 Valeo Equipements Electriques Moteur Systeme d’anti-rotation pour stator de machine electrique tournante

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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