JPH1141839A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH1141839A
JPH1141839A JP19080897A JP19080897A JPH1141839A JP H1141839 A JPH1141839 A JP H1141839A JP 19080897 A JP19080897 A JP 19080897A JP 19080897 A JP19080897 A JP 19080897A JP H1141839 A JPH1141839 A JP H1141839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
stator iron
resin
iron plate
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19080897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugano
弘之 菅野
Toshiyuki Sato
佐藤  利之
Isamu Fujikura
勇 藤倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Oki Electric Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Oki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Oki Electric Co Ltd filed Critical Tohoku Oki Electric Co Ltd
Priority to JP19080897A priority Critical patent/JPH1141839A/ja
Publication of JPH1141839A publication Critical patent/JPH1141839A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な金型でコイルボビンを樹脂成形した固
定子本体を有する高精密・低コストのモータを提供す
る。 【解決手段】 固定子10の外周10aに対向して内周
に溝部22bを設けた第1の固定子鉄板22を積層し、
その両側に溝部のない第2の固定子鉄板23を各1枚積
層した固定子21を、励磁コイル24を巻回するための
ボビン部25と共に固定子本体20として一体樹脂成形
する。この固定子本体20の内周面の溝部22bには本
来不必要でトラブルの原因となる樹脂が付着せず、成形
金型の構造も簡単である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、回転子と、励
磁コイルを内蔵する複数の突極を有する固定子とを用い
る回転電気機器、特に小型のモータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 従来のこの種のモータの構成としての
一例を図2に示す。図2において、1は回転子、2は固
定子鉄板3を複数枚積層してボビン部4と一体樹脂成形
した固定子本体である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
の従来の構成に係るモータの固定子本体2については、
ボビン部4が固定子鉄板3と共に一体成形加工されるた
め励磁コイル5の自動巻きが可能となり、組立が極めて
容易になる反面、高度の樹脂成形技術が要求されるため
成形金型が高価となるだけでなく、固定子鉄板3の抜型
の高精度化に伴うコストアップや、これらの製造設備の
メンテナンスコストも多大の負担になるという問題点が
あった。また、図示例の固定子本体2を一体樹脂成形す
る場合、その成形金型における固定子鉄板3に対する基
準として固定子鉄板3の溝部3bをガイドすると成形金
型の構造が複雑になり製作が極めて困難になるため内周
面3aをガイドするのが普通である。しかし、内周面3
aをガイドすると、金型の構造上、溝部3bに本来不必
要な樹脂が流れ込むことになり、温度変化等によってそ
の樹脂が内周面3aから突出して回転子1の外周1aと
接触する等のトラブルの原因になるという問題が残る。
【0004】 そこで、本発明は、上述の従来の技術の
有していた問題点を解決するため、固定子本体として一
体樹脂成形する際に固定子鉄板の内周の溝部に樹脂が流
入しないように2種類の固定子鉄板を組合わせて積層す
る構成を採用することによって、成形金型等の製造設備
の簡易化を図り、高精度で低コストのモータを提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
め、本発明に係るモータは、回転子の外周と対向して、
内周に複数の溝部を設けた複数の突極を有する固定子鉄
板を複数枚積層して、その突極に励磁コイルを巻回する
ボビン部と一体樹脂成形した固定子本体を用い、その固
定子本体の積層された固定子鉄板のうち少なくとも両側
各1枚以上をその内周に溝部を設けないものとして構成
することとした。
【0006】 本発明によれば、上記のように構成され
ているので、固定子本体を成形加工する金型は固定子鉄
板の内周溝部を基準ガイドにする必要がないため構造が
簡易になりコストが低減するほか、成形の際、溝部に樹
脂が流入しないので、この樹脂が原因となって後工程や
モータ稼動中に発生するトラブルを根絶することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明に係るモー
タの一実施例についての側断面図及び2種の固定子鉄板
の平面図である。10は回転子、20は固定子本体、2
1は固定子、22は第1の固定子鉄板、23は第2の固
定子鉄板である。
【0008】 固定子本体20は、ほぼ中央部に第1の
固定子鉄板22を複数枚積層したものの両側に第2の固
定子鉄板23を少なくとも1枚を積層して固定子21を
形成し、樹脂成形機によって固定子21の各突極の周囲
に励磁コイル24を巻回するためのボビン部25を成形
しつつ固定子本体20として完成した単一成形加工品で
ある。
【0009】 第1の固定子鉄板22は、図1(b)に
示すように回転子10の外周10aと対向する突極の内
周面22aに複数の溝部22bが設けられている。これ
らの溝部22bは、第1の固定子鉄板22の全内周に複
数個に配設した構成になっており、ステッピングモータ
等の回転角を規定する磁極を形成するものである。
【0010】 第2の固定子鉄板23は、図1(c)に
示すように第1の固定子鉄板22と比べ単に溝部22b
に相当するものが設けられていないだけのものである。
つまり、第2の固定子鉄板23は、突極の内周面22a
から溝部22bを除去した第1の固定子鉄板22である
と言うことができる。このようなものを製作することは
一般に容易であって、例えば第1の固定子鉄板22の順
送共抜きプレス型がある場合は、溝部22bの部分のみ
を抜くステージから雄型を外すことによって簡単に実現
でき、しかも、その他の部分の形状を全く同一に製作で
きるという利点がある。
【0011】 上述のように、原則として両側の各1枚
を第2の固定子鉄板23とし、残り全部を第1の固定子
鉄板22として積層した固定子21を固定子本体20と
して一体成形する場合、その金型の基準としては最も標
準的な各固定子鉄板の内周面22a,23aをガイドす
ることになる。そうすることによって各固定子鉄板を偏
心なく成形位置に確定できると同時に、両側の第2の固
定子鉄板23の内周面23aは金型の基準となる芯金に
ガイドされて密着しており、その部分には溝部がないの
で、内側に挟まれ積層された第1の固定子鉄板22の溝
部22bはボビン25を成形するための樹脂流通路から
遮断密閉された状態に保持される。従って、固定子21
の内周面に樋状に形成された第1の固定子鉄板の溝部2
2bの部分には樹脂が流れ込み付着することがなく、従
来のようなトラブルから回避できることになる。
【0012】 なお、固定子21の両側に挿入する第2
の固定子鉄板の枚数は各1枚でも十分に密閉度を維持
し、樹脂の漏れを防止できるが、固定子鉄板の厚さ・精
度、成形金型の構造・精度、成形機の稼動条件等によっ
ては枚数を増したほうが良い場合がある。また、第2の
固定子鉄板23を挿入したことによるモータとしての性
能、例えばステッピング回転角等に対する影響は極めて
僅かであるが、確実に影響を排除するためには図1
(a)に示すように、できるだけ第1の固定子鉄板22
の積層寸法Sを少なくとも回転子の磁極の幅R以上に設
定しておくことが望ましい。
【0013】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、以下に記載されるような効果を奏する。内蔵する励
磁コイルのボビン部と一体樹脂成形加工した固定子本体
を用いるモータ等の回転電気機器において、その固定子
本体を成形加工する際に固定子内周の溝部に樹脂が流入
しないように2種類の固定子鉄板を組合せて積層する構
成をとったことにより、温度変化等による樹脂の突出ト
ラブルを根絶し、成形金型や固定子鉄板のプレス型等の
製造設備の高精度を維持しつつ製作コスト及びメンテナ
ンスコストの低減を図り、最終的に高密度、低コストの
モータ等の製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るモータの実施例を示す側断面図
及び第1、第2の固定子鉄板の平面図である。
【図2】 従来のモータの側断面図及び固定子鉄板の平
面図である。
【符号の説明】
10 回転子 20 固定子本体 21 固定子 22 第1の固定子鉄板 23 第2の固定子鉄板 24 励磁コイル 25 ボビン部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子の外周と対向して、内周に複数の
    溝部を設けた複数の突極を有する固定子鉄板を複数枚積
    層して、前記突極に励磁コイルを巻回するボビン部と一
    体樹脂成形した固定子本体を用いるモータであって、該
    固定子本体の積層された固定子鉄板のうち少なくとも両
    側各1枚以上が前記突極に前記溝部を設けないものであ
    ることを特徴とするモータ。
JP19080897A 1997-07-16 1997-07-16 モータ Pending JPH1141839A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19080897A JPH1141839A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19080897A JPH1141839A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1141839A true JPH1141839A (ja) 1999-02-12

Family

ID=16264099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19080897A Pending JPH1141839A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1141839A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2812139A1 (fr) * 2000-07-24 2002-01-25 Mitsubishi Electric Corp Stator pour moteur de demarreur
JP2012085534A (ja) * 2012-01-31 2012-04-26 Fujitsu General Ltd 電動機の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2812139A1 (fr) * 2000-07-24 2002-01-25 Mitsubishi Electric Corp Stator pour moteur de demarreur
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