JPH1141653A - 無線通信制御システム - Google Patents

無線通信制御システム

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JPH1141653A
JPH1141653A JP9191469A JP19146997A JPH1141653A JP H1141653 A JPH1141653 A JP H1141653A JP 9191469 A JP9191469 A JP 9191469A JP 19146997 A JP19146997 A JP 19146997A JP H1141653 A JPH1141653 A JP H1141653A
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zone
wireless communication
mobile
mobile unit
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JP9191469A
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English (en)
Inventor
Masaya Nozato
雅哉 野里
Satoru Kayukawa
悟 粥川
Takeshi Hiroki
武 広木
Takayuki Iino
隆之 飯野
Kazunori Takahashi
和範 高橋
Teruo Takagi
照夫 高木
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線を用いて高速道路等の利用料金を自動徴
収するシステムでの効率的な無線通信を行う。 【解決手段】 移動体1の移動方向に複数の通信ゾーン
20,21を形成する通信ゾーン対応の複数の固定局ア
ンテナ10,11と、各通信ゾーン10,11毎に設け
られ当該通信ゾーン10,11内で特定した移動体1が
当該通信ゾーンを離脱したことを検出する位置検出手段
30,31と、位置検出手段30,31により離脱が検
出された移動体に対する当該通信ゾーンで割り当ててい
た通信フレームの割り当てを停止する手段とを設ける。
これにより、通信ゾーン内に存在しない移動体に対して
は通信フレームを割り当てられないため、効率的通信が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は所定のスポット領域
内に進入してきた車両等の移動体を識別してこの移動体
との間で無線によるデータ通信を行い利用料金自動徴収
処理などを行うのに必要なデータを収集する無線通信制
御システムに係り、特に、短い距離だけ離間して配置さ
れた連続する2つのスポット通信ゾーンを通過する移動
体との間で時分割で割り当てた通信フレームを用い効率
的に無線通信を行うのに好適な無線通信制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8−16979号公報には、高速
道路出口ゾーンに進入してきた車両との間で無線通信を
行い、高速道路の通行料金を自動徴収するシステムが開
示されている。この従来技術では、出口ゾーンの各レー
ン毎に、予告アンテナと料金所アンテナを車両進行方向
に離間して設け、車両搭載無線機と予告アンテナとの間
で車両に関する情報の授受を行い、車両搭載無線機と料
金所アンテナとの間で通行料金に関する情報の授受を行
う様にになっている。
【0003】所定の通信ゾーン内に進入してきた車両と
の間で無線により情報の授受を行うシステムでは、並行
して設置された隣のシステムとの間の電波干渉を避ける
ために、通信ゾーンをスポット的に狭くする。スポット
通信ゾーンにおけるその許容通信時間は、通信ゾーンの
長さと車両の移動速度とにより決定されるが、スポット
通信ゾーンを狭くすると、1つの通信ゾーンで必要な通
信時間を確保することが難しくなる。このため、車両の
進行方向に第2のスポット通信ゾーンを設け、第1のス
ポット通信ゾーン内に進入してきた車両との間で情報を
授受し、第1のスポット通信ゾーンを離脱した車両が次
の第2のスポット通信ゾーンに進入したときその車両と
の間の情報の授受を継続することで、許容通信時間の問
題を解決することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数のスポット通信ゾ
ーンを用いて無線通信を行う場合の固定局側の制御方式
としては、複数の通信ゾーンを意識しない、つまり全通
信ゾーンに対し同一の通信制御を行うのが一般的であ
る。即ち、車両(移動体)が第1の通信ゾーンに進入す
るとデータリンク確立の要求を固定局側に要求し、固定
局側では、どこの通信ゾーンかは意識せず全通信ゾーン
にその車両用の通信フレームを割り当て、通信処理を開
始する。その車両の存在する通信ゾーンでは通信が成立
し、その車両が存在しない通信ゾーンでは通信が不成立
となるが、固定局側では、1つの通信ゾーンで通信が成
立したことによりその通信は成功したとみなし、その車
両に対する次の処理のための通信を行う。これを一連の
処理が終了するまで続けることにより実現できる。
【0005】しかし、この制御方式では、下記のような
問題が生じる。
【0006】1)目的とする移動が存在しない通信ゾー
ンでも、存在しない移動体用の通信フレームの割り当て
が必要となり、通信が非効率であるばかりでなく、不要
な電波を送出することになり好ましくない。
【0007】2)一般に、移動体との間で行う無線通信
では、有限個に時分割された通信フレームを割り当てる
ことにより行われる。目的とする移動体が存在しない通
信ゾーンには、別の移動体が存在している可能性があ
り、本来、存在する移動体の通信フレームを割り当てた
方が、システム全体のスループットは向上するが、存在
しない移動体用の通信フレームにより有限個の通信フレ
ームが使用され、この存在する移動体用の通信フレーム
の割り当てが行えない場合が発生する。この現象は、移
動体のトラフィックが上がるにつれてより顕著に現われ
る。
【0008】3)一般的に通信ゾーン間は、お互いの電
波の干渉による通信品質の劣下を避けるため、ある一定
の距離(電波の再利用距離)を置いて設置される。従っ
て、通信ゾーン間には通信不可能となるゾーンが存在
し、移動体がこのゾーンを通過中は、固定局側が行う通
信処理は全て無駄になり、いたずらにシステムの処理負
荷を上げることになる。また、1)と同様に不要な電波
を送出することになり好ましくない。
【0009】4)無線通信では、通信に失敗した場合に
は、再度、同一フレームを送信または受信してリカバリ
を行うことが一般的であるが、移動体が、上記通信不可
能なゾーンに長く滞在した場合を考慮すると、システム
の運用上リカバリ処理回数の設定が現実的に不可能とな
り、移動体が本当に途中で故障し通信が不能になったこ
とをシステム的に知る手段が無くなる。
【0010】本発明の目的は、高い通信品質でしかも処
理負荷を増大させずに効率的に通信を行うことが可能な
無線通信制御システムを提供することにある。
【0011】
【問題点を解決するための手段】上記目的は、固定局が
移動体の存在する通信ゾーンを把握し、移動体が存在す
る通信ゾーンにのみ、この移動体の通信フレームを割り
当てる制御を行うことで、達成される。
【0012】移動体は、第1の通信ゾーンに進入すると
データリンク確立の要求を固定局側に要求する。固定局
側では、この要求信号により、移動体の第1通信ゾーン
への進入を検知し、第1通信ゾーンでの通信処理を開始
する。つまり、第1通信ゾーンにのみ通信フレームの割
り当てを行い、これに続く第2の通信ゾーンへは通信フ
レームの割り当てを行わない。移動体が第1通信ゾーン
の終端まで移動すると、位置検出手段からの位置情報も
基に、通信ゾーン離脱判定が行われる。固定局は、離脱
判定により第1通信ゾーンでの移動体との通信はもはや
無理であると判断し、移動体用の通信フレーム割り当て
を終了する。
【0013】その後、移動体が第2の通信ゾーンに進入
すると、再びデータリンク確立の要求がなされる。この
とき、第1通信ゾーンにおける通信履歴情報により、第
2通信ゾーンでの当該移動体用の通信フレームの割り当
て可否や、継続処理の有無判定が行われる。継続処理が
必要と判断された場合には、通信フレームの割り当てを
行い通信処理を継続する。継続処理不要と判断された場
合には、もはや通信フレームの割り当てを行わず、離脱
判定も行わない。
【0014】このような制御方式により、移動体が存在
しない通信ゾーンや、移動体が通信不可能なゾーンに存
在する場合においては、通信フレームが割り当てられる
ことがなく、他の移動体がその通信ゾーンに存在する場
合には、他の移動体用の通信フレームとして使用するこ
とが可能となる。
【0015】また、通信ゾーン内で移動体の存在を確認
しながら、通信フレームの割り当てを行うことにより、
リカバリ処理の回数は、一定の無線通信品質を確保でき
る有限な回数に設定でき、この回数を超えるリカバリ処
理が発生した場合には、何らかの異常が発生しもはや通
信不可能との判断が可能となり、システムとしての信頼
性向上、処理性能向上、通信効率の向上など、最適な無
線通信制御システムが構築できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
係る無線通信制御システムの構成図である。本実施形態
に係る無線通信制御システムは、移動体1の進行方向に
離間する2つの無線通信用のアンテナ10,11が設置
されており、アンテナ10の通信ゾーン(第1の通信ゾ
ーン)20と、アンテナ11の通信ゾーン(第2の通信
ゾーン)21とは短い距離だけ離間して互いの電波が干
渉しないようになっている。各通信ゾーン20,21に
おいて、移動体1に搭載された無線通信機2と、アンテ
ナ10,11とが無線通信を行う。
【0017】位置検出装置30,31は、各通信ゾーン
20,21対応に設けられており、各通信ゾーン20,
21内に存在する移動体がその通信ゾーンを離脱したか
否かを検出する。位置検出装置30,31としては、例
えば、移動体の撮像画像を取り込み画像処理して個々の
移動体をそのナンバープレートなどから識別すると共に
各移動体の当該通信ゾーンからの離脱を判定する画像処
理システムで構成したり、また、移動体1に搭載した無
線機2から当該移動体固有の無線電波を受信して三角測
量で当該移動体の当該通信ゾーンからの離脱を判定する
システムで構成する。
【0018】本実施形態に係る無線通信制御装置40
は、アンテナ10,11に接続された無線通信部41
と、無線通信制御部42と、位置検出装置30,31に
接続された装置間通信部43と、移動体が各々の通信ゾ
ーンから離脱したか否かを判定する通信ゾーン離脱判定
部44と、これら41,42,43,44と接続され各
部間の情報授受の機能を果たす共有記憶媒体45とから
なる。移動体とアンテナ10,11との間では、時分割
された通信フレームのうち無線通信制御部42が割り当
てた通信フレームを用いて無線通信を行うようになって
おり、同一通信ゾーン内に複数の移動体が存在する場合
でも同時に各移動体との間での無線通信が可能となって
いる。尚、通信ゾーン20,21では同一の無線周波数
で通信を行う。
【0019】移動体1は、無線通信用アンテナ10の通
信ゾーン20内で、搭載する無線機2を用いて電波の送
信/受信を行い、無線通信制御装置40との間でデータ
の受け渡しを行う。位置検出装置30は、移動体1の識
別子と検出した位置と通信ゾーン20の識別子を装置間
通信部43に送り、装置間通信部43が受け取ったデー
タを共有記憶媒体45に書き込み、通信ゾーン離脱判定
部44は共有記憶媒体45を検索することでこれらのデ
ータを取得する。
【0020】通信ゾーン離脱判定部44は、移動体1の
位置と通信ゾーン20の識別子より移動体1が通信ゾー
ン20外に離脱したか否かを判定し、通信ゾーン20外
に離脱したと判定すると、移動体1の識別子と通信ゾー
ン20の識別子を含む離脱通知を共有記憶媒体45に書
き込む。
【0021】無線通信制御部42は、共有記憶媒体45
を検索して移動体1の離脱通知を受け取ると、通信ゾー
ン20での移動体1への通信フレーム割り当てを中止
し、移動体1との通信処理がどこまで完了したかの情報
通信履歴情報を共有記憶媒体45に格納する。
【0022】移動体1が通信ゾーン20を離脱してから
次に無線通信用アンテナ11の通信ゾーン21に進入す
ると、無線通信制御部42は、移動体1との間のデータ
リンク確立処理で移動体1の識別子を得る。無線通信制
御部42は、この識別子を用い共有記憶媒体45を検索
することにより、移動体1が通信ゾーン20で通信処理
をどこまで完了したかの情報通信履歴情報を知る。この
情報をもとに、無線通信制御部42は、移動体1との間
で、通信ゾーン20で完了した通信処理に継続する通信
処理を開始する。
【0023】このように、通信ゾーン20を移動体1が
離脱したことを知ることで、無線通信制御装置40は、
移動体1と通信成功の見込みが無い無線通信を行う必要
が無くなる。また、無線通信制御装置40は、通信ゾー
ン21で通信ゾーン20での通信処理を引き継ぐことが
可能となる。従って、通信ゾーン間での処理の継続を最
適にかつ効率的に行うことができる。
【0024】図2は、無線通信制御装置40内の無線通
信制御部42が行う処理手順を示すフローチャートであ
り、無線通信制御部42は、移動体毎および通信ゾーン
毎にこのフローチャートに従う処理を行う。
【0025】まず、移動体・無線通信制御装置間のデー
タリンク確立処理(ステップ1)を行う。即ち、無線通
信制御装置が移動体と無線通信を開始するために、移動
体から該移動体の識別子を受信する等のデータリンク確
立のためのネゴシエーションを行う。
【0026】次の移動体通信履歴情報登録判定処理(ス
テップ2)では、データリンクを確立した移動体搭載無
線機機が、他の通信ゾーンにて既に無線通信処理を行っ
ていたか否かを調べる。無線通信処理を行っていない場
合にはステップ4に飛ぶ。
【0027】既に無線通信処理を行っていた場合には、
ステップ3に進み、この無線通信処理を引き継ぐため、
移動体の通信履歴情報(移動体の識別子、該移動体との
通信がどこまで行われたかの情報)を共有記憶媒体から
取り込み、ステップ4に進む。
【0028】ステップ4の移動体通信ゾーン離脱情報有
無判定処理では、移動体が通信ゾーン内に存在するか否
かを判定する。この判定は、通信ゾーン離脱判定部から
の離脱情報すなわち離脱した移動体の識別子と、離脱し
た通信ゾーンの識別子が共有記憶媒体内に存在するか否
かより行う。この通信ゾーン離脱情報有無判定処理は、
移動体との無線通信シーケンス毎にこのシーケンスの実
行前に行なわれる。
【0029】移動体離脱情報が存在しない場合には、ス
テップ5に進み、移動体への通信フレーム割り当てを行
う。移動体の離脱情報が存在する場合にはステップ6に
進み、移動体との通信は行わず、該移動体の通信履歴を
共有記憶媒体に格納する。
【0030】図3は、通信ゾーン離脱判定部44で行う
処理手順を示すフローチャートである。まず、共有記憶
媒体45を介して移動体の位置情報を検出した通信ゾー
ンの識別子と移動体の識別子と位置を受け取る(ステッ
プ10)。次に、通信ゾーンの識別子で示される通信ゾ
ーンの大きさと移動体の位置から移動体が通信ゾーン内
にいるか否かを判定する(ステップ11)。移動体が通
信ゾーン内にいる場合には処理を終了し、移動体が通信
ゾーン外に離脱している場合には、移動体の離脱情報
(移動体の識別子と該移動体が離脱した通信ゾーンの識
別子)を共有記憶媒体に格納し(ステップ12)、処理
を終了する。
【0031】図4は、本発明の第2実施形態に係る無線
通信制御システムの構成図である。本実施形態に係る無
線通信制御システムは、アンテナ10に対応した無線通
信制御装置40(内部構成は図1と同じ)を設けると共
に、アンテナ11に対応した別の無線通信制御装置70
を設け(無線通信制御装置40,70の内部構成は同一
であり、内部構成41〜45と同一構成について71〜
75の符号を付してその説明を省略する。)、制御装置
40の装置間通信部43と、制御装置70の装置間通信
部73とが、共有伝送路60を介して接続され、制御装
置40で検出した離脱通知等が、共有伝送路60を介し
て制御装置70側に伝送されるようになっている。尚、
この実施形態では、2つのアンテナ対応に無線通信制御
装置を設けているが、3つ以上の通信ゾーンを設け、夫
々のアンテナ対応に無線通信制御装置を設けた場合に
は、各無線通信制御装置の装置間通信部を共有伝送路6
0に接続すればよい。
【0032】無線通信制御装置40での動作は図1の説
明と同様であり、移動体1の通信ゾーン20における通
信履歴情報などが共有記憶媒体45に書き込まれる。装
置間通信部43は、共有記憶媒体45より移動体1の通
信履歴情報を読み込み、共有伝送路60を介して無線通
信制御装置70に送信する。この通信履歴情報の送信
は、隣接する無線通信制御装置70へのポイント通信で
も、共有伝送路60に接続されている全ての無線通信制
御装置への同報通信でも構わない。送信された通信履歴
情報は、相手方の無線通信制御装置内の装置間通信部が
受信し、自無線通信制御装置内の共有記憶媒体へ格納す
る。
【0033】移動体1が次の通信ゾーン21に進入する
と、無線通信制御部72は、移動体1とデータリンク確
立処理で移動体1の識別子を得る。無線通信制御部72
は、この識別子を用いて共有記憶媒体75を検索するこ
とにより、移動体1が通信ゾーン20で通信処理をどこ
まで完了したかの情報を知る。そして、この情報をもと
に、無線通信制御部72は、通信ゾーン21で、通信ゾ
ーン20で行った通信処理に続く通信処理を継続する。
【0034】本実施形態も図1の実施形態と同様に、移
動体1と通信成功の見込みが無い無線通信を行う必要が
無く、また、通信ゾーン21で通信ゾーン20での通信
処理を引き継ぐことができ、無駄な通信フレームの割り
当てを行わずに、通信ゾーン間での処理の継続を最適に
かつ効率的に行うことができる。
【0035】図5は、本発明の第3実施形態に係る無線
通信制御システムの構成図である。本実施形態に係る無
線通信制御システムで用いる無線通信制御装置40は、
無線通信部41と、無線通信制御部42と、通信ゾーン
離脱判定部44と、これらに接続される共有記憶媒体4
5とを備え、無線通信部41には、2つのアンテナ1
0,11が接続され、アンテナ10の通信ゾーン20
と、アンテナ11の通信ゾーン21とは、短い距離だけ
離間するように設けられている。移動体1に搭載される
無線通信機2には、移動体1の幅方向の左右に配置され
た一対の位置検出用アンテナ16,17が接続され、ア
ンテナ10(または11)から送出される電波30の左
右に広がった電波33,34の角度をアンテナ16,1
7で受信するようになっている。
【0036】移動体1は、通信ゾーン20内で電波の送
信/受信を行い、無線通信制御装置40との間でデータ
の受け渡しを行う。1対の移動***置検出用アンテナ1
6,17を持つ無線通信機2は、固定局であるアンテナ
10が送出した電波を受信し、各位置検出用アンテナ1
6,17の受信した電波33,34の進入角度の位相差
より、移動体1の位置を算出し、この位置を送信データ
内に設定して無線通信制御装置40に送出する。
【0037】無線通信制御装置40の無線通信部41
は、移動体1の識別子および位置情報と通信ゾーン20
の識別子とを受信して共有記憶媒体45に書き込み、通
信ゾーン離脱判定部44がこれらの情報を取り込む。通
信ゾーン離脱判定部44は、移動体1の位置と通信ゾー
ン20の識別子より、移動体1が通信ゾーン20の外に
離脱したか否かを判定し、通信ゾーン外と判定すると、
移動体1の識別子と通信ゾーン20の識別子を含む離脱
通知情報を共有記憶媒体45に書き込む。無線通信制御
部42はこの離脱通知情報を読み取り、移動体1の離脱
を知ると、通信ゾーン20での移動体1への通信フレー
ムの割り当てを中止し、移動体1との通信処理がどこま
で完了したかの情報を共有記憶媒体45に格納する。
【0038】移動体1が通信ゾーン21に進入すると、
無線通信制御部42は、移動体1との間のデータリンク
確立処理で、移動体1の識別子を得る。無線通信制御部
42は、この識別子を用いて共有記憶媒体45を検索す
ることにより、移動体1が通信ゾーン20で通信処理を
どこまで完了したかの情報を知る。そして、この情報を
もとに、無線通信制御部42は、通信ゾーン21で通信
処理の続きを開始する。
【0039】本実施形態によっても、図1,図4の実施
形態と同様に、移動体1と通信成功の見込みの無い無線
通信を行う必要が無く、また、無線通信制御装置40
は、通信ゾーン21で通信ゾーン20での通信処理を引
き継ぐことが可能である。従って、本発明の無線通信方
式では、通信領域間での処理の継続を最適にかつ効率的
に行うことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、所定のスポット領域内
に進入してきた車両等の移動体を識別してこの移動体と
の間で無線によるデータ通信を行い利用料金自動徴収処
理などを行うのに必要なデータを収集する無線通信制御
システムにおいて、高い通信品質でしかも処理負荷を増
大させずに効率的に通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る無線通信制御シス
テムの構成図である。
【図2】図1に示す無線通信制御部の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1に示す通信ゾーン離脱判定部の処理手順を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る無線通信制御シス
テムの構成図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る無線通信制御シス
テムの構成図である。
【符号の説明】
1…移動体、2…移動体搭載無線通信機、10,11…
アンテナ(固定局側)、20,21…スポット通信ゾー
ン、30,31…位置検出装置、40,70…無線通信
制御装置、41,71…無線通信部、42,72…無線
通信制御部、43,73…装置間通信部、44,74…
通信ゾーン離脱判定部、45,75…共有記憶媒体、6
0…共有伝送路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広木 武 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 飯野 隆之 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 高橋 和範 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高木 照夫 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ゾーン内に進入してきた移動体との
    間で当該移動体に対してTDMA(Time Division Multiple
    Access)方式で割り当てた通信フレームを用い無線によ
    るデータ通信を行う無線通信制御システムにおいて、前
    記通信ゾーンを複数個離間させて並べこれらの通信ゾー
    ンを連続して通過する移動体との間で前記無線によるデ
    ータ通信を行う場合に前記移動体との間で無線通信を行
    う前記通信フレームの割り当てを前記通信ゾーン毎に行
    う手段を備えることを特徴とする無線通信制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 移動体の移動方向に複数の通信ゾーンを
    形成する通信ゾーン対応の複数の固定局アンテナと、各
    通信ゾーン毎に設けられ当該通信ゾーン内で特定した移
    動体が当該通信ゾーンを離脱したことを検出する位置検
    出手段と、該位置検出手段により離脱が検出された移動
    体に対する当該通信ゾーンで割り当てていた通信フレー
    ムの割り当てを停止する手段とを備えることを特徴とす
    る無線通信制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、最初
    の通信ゾーンで必要な無線通信が終了しなかった場合に
    は当該移動体に対する前記最初の通信ゾーンでの通信履
    歴を参照して次の通信ゾーンでその続きの無線通信を行
    う手段を備えることを特徴とする無線通信制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、いずれかの通信ゾーンで通信中に通信異常が発生し
    た場合は当該移動体に対するリカバリ処理回数により通
    信異常を判断する手段を備えることを特徴とする無線通
    信制御システム。
JP9191469A 1997-07-16 1997-07-16 無線通信制御システム Pending JPH1141653A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152670A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Fujitsu Ltd 無線リソース割当解放システムおよび路側機
JP2011125036A (ja) * 2000-01-28 2011-06-23 Qualcomm Inc ポイントツーポイントプロトコル(ppp)セッション要求期間中におけるチャネル最適化のための方法および装置
US8363616B2 (en) 2000-01-04 2013-01-29 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for channel optimization during point-to-point protocol (PPP) session requests

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