JPH1141516A - 画像自動再生装置 - Google Patents

画像自動再生装置

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JPH1141516A
JPH1141516A JP19215397A JP19215397A JPH1141516A JP H1141516 A JPH1141516 A JP H1141516A JP 19215397 A JP19215397 A JP 19215397A JP 19215397 A JP19215397 A JP 19215397A JP H1141516 A JPH1141516 A JP H1141516A
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program
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film
reproduction program
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JP19215397A
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Yasushi Hasegawa
靖 長谷川
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作により、ユーザーが再生プログラ
ムを任意に設定しうる画像自動再生装置を提供する。 【解決手段】 フィルムに記録されている撮影データに
基づいて再生プログラムAを自動作成する「AUTO」
モード、メモリ19に記憶されている既存の再生プログ
ラムSの中からいずれかを選択する「SEMIAUT
O」モード、再生プログラムMを最初から全て入力する
「PROGRAM」モード、自動作成した再生プログラ
ムA又は既存の再生プログラムSの一部を変更して新た
な再生プログラムS2を作成する「SEMIPROGR
AM」モードの切り替えを行う、モードスイッチ84を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像済フィルム等
の画像記録媒体に記録されている画像をモニターTVに
導き、所定の演出効果を付加して再生する画像自動再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像自動再生装置は、例えばAPS(A
dvanced Photo System)対応フィ
ルムに記録(撮影)された複数の画像(写真)を、再生
プログラムに従って「ズーミング」、「パンニング」、
「ティルティング」等の視覚効果を演出しつつモニター
TV画面上に再生するものである。
【0003】例えば、特開平5−153483号公報に
記載された画像自動再生装置では、フィルムの磁気記録
領域に記録されている撮影データ、例えば撮影年月日に
基づいて、1本のフィルムに撮影されている複数の画像
を複数のグループに分割し、例えば各グループの最初の
画像を、画像が次第に現れてくる「フェードイン」で演
出し、中間の画像を「ズーミング」、「パンニング」、
「ティルティング」等の順で演出し、最後の画像を、画
像が次第に消えていく「フェードアウト」で演出しつつ
再生する。また、画像のフォーマット(縦位置撮影、横
位置撮影、パノラマ撮影等)の情報が記録されている場
合、画像フォーマット情報に基づいて、例えば縦位置撮
影の画像は「ティルティング」、パノラマ撮影の画像は
「パンニング」等のように演出を決定することも可能で
ある。さらに、ユーザーがマニュアル操作により任意に
再生プログラムを設定することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像自動再生装置による演出は、撮影年月日等の客
観的なデータに基づいており、撮影されている画像の内
容とは無関係に設定される。従って、再生された画像の
内容と再生プログラムによる演出とが調和せず、不自然
な場合もあるという問題を有していた。
【0005】また、ユーザーがマニュアル操作で再生プ
ログラムを設定する場合、1本のフィルムに含まれてい
る全てのコマの画像について、「ズーミング」、「パン
ニング」、「ティルティング」等の画像の動き、「オー
バーラップ」、「カット」等のコマの切り替えパター
ン、1コマごとの表示時間等を設定しなければならず、
多くの時間と労力を必要とし、実用的でないという問題
を有していた。
【0006】本発明は、上記従来例の問題を解決するた
めになされたものであり、簡単な操作により、ユーザー
が再生プログラムを任意に設定しうる画像自動再生装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像自動再生装
置は、フィルムに記録されている撮影データを用いて、
フィルム上に記録されている複数の画像に演出効果を付
加するための第1の再生プログラムを自動作成する再生
プログラム自動作成手段と、第1の再生プログラムの内
容の一部分を変更して第2の再生プログラムを作成する
ための再生プログラム変更手段と、第2の再生プログラ
ムに従ってフィルム上の画像を再生する画像再生手段と
を具備する。
【0008】すなわち、再生プログラム自動作成手段を
具備するので、ユーザーはこの画像自動再生装置を初め
て使用する場合でも、再生プログラムを最初から入力す
る必要はなく、手軽に写真の自動演奏が楽しめる。ま
た、再生プログラム変更手段を具備しているので、自動
作成された第1の再生プログラムを任意に変更して、ユ
ーザーの好みに合った第2の再生プログラムで写真の自
動演奏が楽しめる。
【0009】上記構成において、フィルム上に記録され
ている複数の画像から、再生する画像を任意に選択し、
選択した各画像ごとに任意に演出効果の内容を設定し、
第3の再生プログラムを手動作成する再生プログラム手
動作成手段を具備することが好ましい。この構成によ
り、再生したくない画像をとばしたり、再生順序を任意
に設定したり、ユーザーの好みに合った演出を行うこと
が可能になる。
【0010】また、上記構成において、自動作成された
第1の再生プログラム、変更された第2の再生プログラ
ム及び手動作成された第3の再生プログラムの内容を記
憶する再生プログラム記憶手段と、再生プログラム記憶
手段に記憶されている再生プログラムの中からいずれか
1つを選択してその内容を読み出す再生プログラム選択
手段を具備することが好ましい。すなわち、一度作成又
は変更した再生プログラムを保存することにより、写真
の自動演奏の都度、新たな再生プログラムを作成又は変
更する必要がなくなる。
【0011】また、上記構成において、再生プログラム
変更手段は、再生プログラム選択手段により選択され、
読み出された再生プログラムの内容の一部を変更し、第
4の再生プログラムを作成し、画像再生手段は第4の再
生プログラムに従ってフィルム上の画像を再生すること
が好ましい。すなわち、複数の再生プログラムの中から
最も適した再生プログラムを選択することにより、再生
プログラムの変更を最小限にすることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の画像自動再生装置の一実
施形態の外観を図1に示す。画像自動再生装置1は、ケ
ーブルK1、K2を介してモニターTV2に接続されて
おり、フィルムカートリッジKTから画像記録媒体とし
ての現像済フィルムを繰り出し、フィルムの各コマの画
像をCCD等を用いてNTSC等のビデオ信号に変換
し、モニターTV2の画面3に再生する。同時に、スピ
ーカ5から音楽(バックグラウンドミュージック)を出
力する。
【0013】画像自動再生装置1の前面1aの詳細を図
2に示す。イジェクトテーブル6は、前面1aの左側に
設けられており、前面1aに直交する方向にスライド可
能である。イジェクトテーブル6は、フィルムカートリ
ッジKTを画像自動再生装置1の内部に取り込み、後述
するフィルム装填部に装填する。
【0014】表示部7は、各種情報の表示を行う表示領
域71〜77を有し、前面1aの右上部に配置されてい
る。表示領域71は、フィルムの給送状態、再生モード
の種類等を表示する。表示領域72は、例えば色調整の
状態を表示する。表示領域73は、フィルムの給送状態
を表示する。表示領域74は、フィルムのコマ番号を表
示する。表示領域75は、例えば選択又は設定された曲
の番号等を表示する。表示装置76は、フィルム4に撮
影されている画像の全てのコマ番号を表示する。表示領
域77は、例えばモニターTV2の画面3に再生されて
いる画像のトリミング領域等を枠771で表示する。な
お、表示領域77は、液晶モニターTVであっても良
い。
【0015】操作部8は、前面1aの左上部に配置され
た電源スイッチ80、イジェクトスイッチ81及び電源
ランプ80aと、表示部7の下方に配列された各種のス
イッチ82〜97等で構成されている。
【0016】電源スイッチ80のオン/オフにより、画
像自動再生装置1の起動と停止が切り替えられる。イジ
ェクトスイッチ81の最初のオンでイジェクトテーブル
6が画像自動再生装置1の外部方向にスライドして開
き、2度目のオンでイジェクトテーブル6が画像自動再
生装置1の内部方向にスライドして閉じる。電源ランプ
80aは、電源スイッチ80のオン/オフに連動し、画
像自動再生装置1の起動により点灯し、停止により消灯
する。
【0017】色調整スイッチ82は、再生画像の色調整
を行うためのものである。色調整スイッチ82をオンす
るごとに、R(赤)、G(緑)、B(青)の順に色調整
する色がサイクリックに選択可能となる。色調整スイッ
チ82により、いずれかの色について調整が可能になっ
ている状態で、ズームアップスイッチ93又はズームダ
ウンスイッチ94を操作することにより、色調整が行な
われる。この時の色調整の度合いが、表示領域72に表
示される。
【0018】プログラムスイッチ83は、後述する「P
ROGRAM」モードにおける再生プログラムMの手動
作成や、「SEMIAUTO」モードにおける既存の再
生プログラムSの変更の際に、「フィルムコマ番号」、
「コマ再生時間」、「ズームパターン」、「画面移動パ
ターン」、「コマ切り替えパターン」等の入力状態をサ
イクリックに切り替えるためのものである。
【0019】モードスイッチ84は、再生プログラムA
を自動的に作成し、その再生プログラムAに基づいて画
像を自動再生する「AUTO」モード、既存の再生プロ
グラムSの中からいずれかを選択し、選択した再生プロ
グラムSに基づいて再生する「SEMIAUTO」モー
ド、再生プログラムS又はAの内容の一部を変更し、変
更した再生プログラムS2に基づいて画像を自動再生す
る「SEMIPROGRAM」モード、再生プログラム
Mの内容の全てを手動で作成し、手動作成した再生プロ
グラムMに基づいて画像を自動再生する「PROGRA
M」モード、再生プログラムを用いずに、1コマずつ手
動操作で再生する「MANUAL」モード等の動作モー
ドをサイクリックに切り替えるためのものである。
【0020】ローテーションスイッチ85は、縦位置撮
影の画像を正立させるべく、再生画像を回転させるため
のものである。デリートスイッチ86は、再生しないコ
マの番号を再生プログラムから削除するためのものであ
る。また、クリップスイッチ87は、例えば「MANU
AL」モードにおいて、再生中のコマの一部分のみをト
リミングするためのものである。
【0021】巻き戻しスイッチ88は、フィルム4をフ
ィルムカートリッジKT内に巻き戻すためのものであ
り、自動及び手動による画像再生中にn回(nは1以上
の整数)オンすると、フィルム4をnコマ数分巻き戻
し、n回前に再生した画像から再生をやり直す。また、
画像再生が停止された状態で巻き戻しスイッチ88をオ
ンすると、フィルム4のフィルムカートリッジKTから
繰り出されている部分をフィルムカートリッジKT内に
巻き戻す。停止スイッチ89は、自動及び手動による画
像再生を強制的に終了させるためのものであり、停止ス
イッチ89をオンすることにより、再生動作やフィルム
給送等が停止される。一時停止スイッチ90は、自動に
よる画像再生中に、「ズーミング」、「パンニング」、
「ティルティング」等の演出や曲の再生を一時的に停止
するためのものである。再生スイッチ91は、選択され
た再生プログラムM、S、A及びS2のいずれかによる
画像自動再生及び「MANUAL」モードにおける手動
再生を開始するためのものである。早送りスイッチ92
は、自動及び手動による画像再生中に、画像の再生を中
止し及びこれから再生される予定の画像を再生せずに飛
ばすためのものである。早送りスイッチ92をオンした
回数に応じたコマ数分だけ、フィルム4がフィルムカー
トリッジKTから繰り出される。
【0022】ズームアップスイッチ93及びズームダウ
ンスイッチ94は、「MANUAL」モードにおいて、
手動で画像を再生する場合に、モニターTV2の画面3
に表示されている画像の倍率を変化させるためにも用い
られる。パンニング/ティルティングスイッチ95は、
左右方向に配置されたパンニングスイッチ951と、上
下方向に配置されたティルティングスイッチ952から
なり、「MANUAL」モードにおいて、手動で画像を
再生する場合に、モニターTV2の画面3に表示されて
いる画像を左右方向へ移動させ(パンニング)、また上
下方向に移動させる(ティルティング)。
【0023】選択スイッチ96は、プログラムスイッチ
83やモードスイッチ84等でサイクリックに選択した
プログラムの内容や動作モードを確定するためのもので
ある。マルチ画面スイッチ97は、モニターTV2の画
面3を複数の小画面に分割し、各小画面にそれぞれ異な
ったコマの画像を表示するか(マルチ画面表示)、ある
いは画面3の全体に1つのコマの画像を表示するか(一
画面表示)を選択するためのものである。
【0024】次に、フィルム装填部10の詳細を図3に
示す。フィルム装填部10は、画像読取部100、情報
読書部101、フィルム給送部102、フィルム検出ス
イッチ103及びコマ位置検出部104等を含む。
【0025】画像読取部100は、光源100a、ミラ
ー100b、像変倍部100c、縦横変換部100d及
び撮像部100e等で構成されている。光源100a
は、蛍光灯、キセノン管、ハロゲンランプ等であり、フ
ィルム給送部102によりフィルムカートリッジKTか
ら繰り出されたフィルム4上の画像を照明する。ミラー
100bは、フィルム4を透過した光を像変倍部100
c方向に反射する。像変倍部100cは、撮影レンズ、
絞り、及び測光センサ等で構成され、測光センサの検出
結果に応じて絞りを調整し、縦横変換部100dへの光
量を調節すると共に、操作部8により撮影レンズを駆動
して像の大きさを変倍する。
【0026】縦横変換部100dはプリズム等で構成さ
れ、縦位置撮影された画像を回転させ、正立した状態に
するためのものである。撮像部100eは、CCD(固
体撮像素子)等のエリアイメージセンサで構成され、縦
横変換部100dを介して導かれた画像を、測光センサ
の検出結果に応じた露出時間で積分し、画像信号(アナ
ログ信号)に変換する。
【0027】例えば、APS対応のフィルム4のリード
部及び各コマの上下端部近傍には、磁気記録領域が設け
られている(図示せず)。フィルム4の先端部のリード
部に設けられた磁気記録領域には、フィルムの撮影可能
なコマ数、実際に撮影されたコマ数、タイトル、撮影場
所等のフィルム全体に関する情報が記録されている。ま
た、各コマの磁気記録領域には、撮影日時、パノラマ撮
影か否か、撮影時のカメラの向き(縦位置撮影か横位置
撮影か)、撮影時のレンズの画角等の各コマに固有の撮
影情報が記録されている。さらに、画像自動再生装置1
による再生プログラム等の再生情報も、後から記録する
ことができる。
【0028】情報読書部101は磁気ヘッド101aを
含み、磁気ヘッド101aにより、フィルム4の磁気記
録領域に記録されている撮影情報や再生情報を読み取る
と共に、再生時に決定した再生方法等のデータをフィル
ム4の磁気記録領域に記録する。また、情報読書部10
1はメモリ(図示せず)を有し、撮影情報や再生情報等
を一時的に記憶することができる。
【0029】フィルム給送部102は、駆動モータ(図
示せず)やスプール102a等を含み、後述する中央制
御部22からの制御信号に応じてフィルム4の給送を行
う。フィルムカートリッジ検出スイッチ103は、フィ
ルムカートリッジKTがフィルム装填部10に装填され
ているか否かを検出する。コマ位置検出部104は、発
光素子と受光素子とからなる光センサを含み、フィルム
4の各コマの近傍の所定の位置に設けられたパーフォレ
ーションを検出する。
【0030】次に、本発明の画像自動再生装置の制御系
のブロック図を図4に示す。制御系は、撮像部100e
により撮像された画像に対して処理を行う第1の画像処
理部11、演出制御部12、第1の画像メモリ13、第
2の画像メモリ14、第2の画像処理部15、文字デー
タ挿入部16、メモリ19、表示部7の表示を制御する
ための表示制御部17及び表示ドライバ18、バックグ
ラウンドミュージックとしての楽曲を出力するための音
楽制御部20及びアンプ21、操作部8の操作に応じた
動作を行わせるためのパルス発生部23及び24、オア
回路25、アンド回路26、バッファ回路27、及び各
部の制御を行う中央制御部22等で構成されている。
【0031】第1の画像処理部11は、撮像部100e
からの画像信号(アナログ信号)にA/D変換等の処理
を施し、演出制御部12に出力する。また、第1の画像
処理部11は、中央制御部22からの制御信号に応じ
て、撮像部100eからの画像信号を圧縮し、演出制御
部12に出力する。
【0032】演出制御部12は、第1の画像処理部11
からの画像信号(デジタル信号)を必要に応じて処理
し、第1の画像メモリ13又は第2の画像メモリ14に
記憶させる。第1の画像メモリ13は、演出制御部12
からのフィルム4の1コマ分の画像データを記憶する。
一方、第2の画像メモリ14は、第1の画像処理部11
により圧縮され、マルチ画面表示に配列されたインデッ
クス表示用の画像データを記憶する。また、演出制御部
12は、中央制御部22からの制御信号に応じて、第1
の画像メモリ13又は第2の画像メモリ14から読み出
した画像信号に所定の処理を施して、画像処理部15に
出力する。すなわち、演出処理部12は、複数種類の演
出方法を記憶しており、情報読出部101からのデータ
及び中央制御部22からの制御信号に応じて、第1の画
像メモリ13から読み出した画像信号に、「ズーミン
グ」、「パンニング」、「ティルティング」、「フェー
ドイン」、「フェードアウト」等の種々の演出を施す。
【0033】第2の画像処理部15は、第1の画像メモ
リ13又は第2の画像メモリ14から読み出され、演出
処理部12により所定の処理を施された画像信号を、例
えばNTSC信号に変換し、映像出力端子150に出力
する。また、第2の画像処理部15は、文字データ挿入
部16からの撮影日時等の文字データを画像信号に重ね
合わせる。映像出力端子150は、ケーブルK1を介し
てモニターTV2に接続されている。
【0034】文字データ挿入部16は、フィルム4の磁
気記録領域から読み取られた撮影データのうちから、撮
影日時等のデータを文字データとして第2の画像処理部
15に出力する。表示制御部17は、中央制御部22か
らの表示信号に応じて表示ドライバ18を介して表示部
7の各表示領域71〜77に各種の表示を行わせる。
【0035】音楽制御部20は、中央制御部22からの
制御信号に応じて、音楽記録媒体MBに記録されている
複数の楽曲の中から所定の曲を抽出し、音声信号として
アンプ21を介して音声出力端子210へ出力する。ま
た、音楽制御部20は、中央制御部22からの制御信号
に応じて、音声入力端子200に接続された外部装置か
らの音楽情報を処理し、音声出力端子210に出力する
ことも可能である。さらに、音楽制御部20は、音声入
力端子200に接続された外部装置からの音楽情報を音
楽記録媒体MBに記憶させることも可能である。音楽記
録媒体MBとしては、画像自動再生装置1に内蔵されて
いるメモリのほかに、磁気テープ、磁気ディスク、光磁
気ディスク、ICカード等を用いることも可能である。
音声出力端子210は、ケーブルK2を介してモニター
TV2に接続されている。
【0036】中央制御部22は、メモリ19にあらかじ
め記憶されている制御プログラム(再生プログラムとは
異なる)及び操作部8からの入力信号等に基づいて各部
を制御する。また、メモリ19には、過去に画像自動再
生が行なわれたことがある場合には、その再生プログラ
ムも記憶されている。
【0037】次に、本発明の画像自動再生装置の動作に
ついて、図6〜図14に示すフローチャートを参照しつ
つ説明する。
【0038】まず、画像自動再生装置1にフィルムカー
トリッジKTを装填する(#1)。ユーザーにより操作
部8のイジェクトスイッチ81が操作されると、中央制
御部22は、イジェクトテーブル6を画像自動再生装置
1の前面1aから外方へスライドさせる。フィルムカー
トリッジKTがイジェクトテーブル6上に載置され、再
度イジェクトスイッチ81が操作されると、中央制御部
22は、イジェクトテーブル6を画像自動再生装置1の
内方へスライドさせ、フィルムカートリッジKTを内部
に収納する。
【0039】次に、中央制御部22は、フィルム検出ス
イッチ103によりフィルムカートリッジKTがフィル
ム装填部10に装填されたことを検出すると、フィルム
給送部102を駆動して、フィルム給送を開始する(#
3)。フィルム給送開始により、フィルム4のリード部
がフィルムカートリッジKTから繰り出され、スプール
102aに巻き付けられる。
【0040】フィルム給送が開始されると、中央制御部
22は、情報読書部101の磁気ヘッド101aを操作
し、フィルム4のリード部に設けられた磁気記録領域か
ら、実際に撮影されたコマ数等のフィルム全体に共通す
るデータを読み取る(#5)。フィルム4のリード部の
給送が完了すると(#7)、撮像部100eの前方には
最初のコマが位置している。そこで、中央制御部22
は、撮像部100eを駆動して、最初のコマの画像を読
み取る(#9)。この際、中央制御部22は、コマ位置
検出部104及びフィルム給送部102を制御し、フィ
ルム4の各コマを撮像部100eの撮像位置に一致させ
る。また、中央制御部22は、磁気ヘッド101aを操
作して、各コマの下端部の磁気記録領域から各コマごと
の固有のデータ(特に、撮影時のカメラの向きが縦位置
撮影か横位置撮影か等)を読み取り、さらに、読み取っ
たデータを用いて縦横変換部100d等を制御する。
【0041】最初のコマの画像読み取りが完了すると、
中央制御部22は、フィルム給送部102を駆動してフ
ィルムを1コマ分給送する(#11)。フィルム給送と
並行して、中央制御部22は、磁気ヘッド101aを操
作して、最初のコマの上下端近傍の磁気記録領域から最
初のコマの固有データを読み取る(#13)。同様にし
て、最後のコマに至るまで、各コマごとの画像及び固有
データを読み取る(#15)。読み取った画像データ
は、第1の画像処理部11によりA/D変換された後、
圧縮され、画像メモリ14に記憶される。
【0042】1本のフィルムに撮影されている全てのコ
マの画像及びデータを読み取ると、中央制御部22は、
メモリ19に記憶されている制御プログラムに従い、読
み取ったデータを用いて再生プログラムAを自動作成す
る(#17)。再生プログラムAは、従来例の説明で述
べたように、例えば撮影年月日に基づいて、1本のフィ
ルムに撮影されている複数の画像を複数のグループに分
割し、例えば各グループの最初の画像を「フェードイ
ン」で演出し、中間の画像を画像フォーマットデータに
従い「ズーミング」、「パンニング」、「ティルティン
グ」等で演出し、最後の画像を「フェードアウト」で演
出しつつ再生する。作成された再生プログラムAは、例
えばメモリ19等に記憶される。
【0043】再生プログラムAの作成と並行して、中央
制御部22は、演出制御部12を制御し、画像メモリ1
4に記憶されている全コマの画像を、モニターTV2の
画面3にインデックス画像表示する(#19)。インデ
ックス画像表示とは、モニターTV2の画面3を複数の
小画面に分割し(マルチ画面)、各小画面にそれぞれ各
コマの画像を表示することをいう。
【0044】ここで、フィルムを撮影したカメラによっ
ては、撮影時のカメラの向き(縦位置撮影か横位置撮影
か)に関する情報を記録できないものがある。その場
合、(#9)における画像読み取りの際、縦横変換部1
00dは機能しないので、画像の向きが不揃いである。
また、撮影された画像によっては、手ぶれやその他の事
情により再生したくない場合もある。従って、中央制御
部22は、ユーザーに、このまま画像再生を行うか否か
を確認する(#21)。
【0045】画像再生を続行する場合、中央制御部22
は、さらに自動作成された再生プログラムAでそのまま
自動再生するのか、あるいは別の再生プログラムで再生
するのかを確認する(#23)。インデックス画像表示
状態では、例えば図2の示す画像表示領域71の「AU
TO」の文字が点滅している。そのまま再生プログラム
Aで自動再生する場合、ユーザーは再生スイッチ91を
オンすればよい。再生スイッチ91がオンされると、中
央制御部22はフィルム給送部102を駆動し、フィル
ム4上の最初のコマが撮像部100eに対向する位置ま
で、フィルム4を巻き戻す(#25)。
【0046】次に、中央制御部22は、メモリ19等に
記憶されている再生プログラムAを読み込み(#2
7)、これと並行して撮像部100eを駆動し、最初の
コマの画像を読み取る(#29)。撮像部100eによ
り読み取られた画像データ(アナログ信号)は、第1の
画像処理部11によりA/D変換され、演出制御部12
に出力される。さらに、中央制御部22は、再生プログ
ラムAに従って演出制御部12を制御し、画像データ
(ディジタル信号)に、前述の「フェードイン」、「フ
ェードアウト」、「ズーミング」、「パンニング」、
「ティルティング」等の画像処理を行う(#31)。演
出効果を奏するように処理された画像データは、第2の
画像処理部15によりNTSC信号等(アナログ信号)
に変換され、モニターTV2の画面3に再生される(#
33)。
【0047】1コマ分の画像再生が完了すると、中央制
御部22は、再生された画像が最後のコマのものか否か
を判断し(#35)、最後のコマのものでない場合、フ
ィルムを1コマ分給送する(#37)。さらに、画像読
み取り(#29)、画像処理(#31)、画像再生(#
33)の各行程を繰り返す。
【0048】全コマの画像再生が完了すると、中央制御
部22は、フィルム給送部102を駆動してフィルム4
をフィルムカートリッジKTの内部に巻き戻す(#3
9)。さらに、イジェクトテーブル6をスライドさせ、
フィルムカートリッジKTを画像自動再生装置1の外部
に排出して、フィルム4の画像自動再生を終了する。
【0049】#23において、ユーザーが再生プログラ
ムAで再生しないと判断した場合、図2に示すモードス
イッチ84を複数回オンし、その選択により表示領域7
1の「SEMIAUTO」、「PROGRAM」、「S
EMIPROGRAM」のいずれかを点滅させる。選択
したモードの表示が点滅した状態で選択スイッチ96が
オンされると、中央制御部は、その選択されたモードに
切り替える(#41)。ここで、「PROGRAM」モ
ードとは、全てのコマの画像について演出を全てユーザ
ーが設定する、すなわち再生プログラムMを自分で作成
して再生することをいう。「SEMIPROGRAM」
モードとは、以前に「PROGRAM」モードで作成し
た再生プログラムMや、自動作成された再生プログラム
A等の既存の再生プログラムSの一部を変更し、新たな
再生プログラムS2を作成することをいう。「SEMI
AUTO」モードとは、過去に「AUTO」モード、
「PROGRAM」モード、「SEMIPROGRA
M」モード等で作成され、画像自動再生装置1のメモリ
19等に記憶されている既存の再生プログラムSの中か
らいずれかを選択して、そのまま変更せずに再生するこ
とをいう。
【0050】中央制御部22は、「SEMIAUTO」
モードが選択されているか否かを判断し(#43)、
「SEMIAUTO」モードが選択されている場合に
は、既存の再生プログラムSがメモリ19等に記憶され
ているか否かを検索する(#45)。既存の再生プログ
ラムSが存在しない場合、中央制御部22は、図2の表
示領域71等に「エラー」を表示し(#47)、モード
選択が変更されるのを待つ。既存の再生プログラムSが
存在する場合、中央制御部22は、図2の表示領域76
等に、既存の再生プログラムSの番号を表示する(#4
9)。ユーザーは、例えば図2のズームアップスイッチ
93又はズームダウンスイッチ94を操作し、いずれか
の再生プログラムSの番号を選択し、選択スイッチ96
をオンする。選択スイッチ96がオンされると、中央制
御部22は選択された再生プログラムSを確定する(#
51)。
【0051】再生プログラムSを選択した後、ユーザー
は再生スイッチ91をオンすればよい。再生スイッチ9
1がオンされると、前述の自動作成された再生プログラ
ムAで再生する場合と同様に、中央制御部22は、選択
された再生プログラムSの読み込み(#27)、最初の
コマから最後のコマに至るまで順に画像読み取り(#2
9)、画像処理(#31)、画像再生(#33)の各行
程を繰り返す。
【0052】#19のインデックス画面表示において、
表示された画像の方向が不揃いな場合や、標準撮影とパ
ノラマ撮影が混在している場合がある。また、モニター
TV2の画面3がアスペクト比4:3の標準サイズの場
合とアスペクト比16:9のハイビジョンサイズの場合
とで表示方法を変えたい場合がある。例えば、モニター
TV2の画面3がハイビジョンサイズの場合、同時に2
つの画像を表示することも可能であり、またパノラマ撮
影された画像の再生に有利である。従って、これらの場
合、#21において、ユーザーは画像再生を行わない
(NO)を選択する。
【0053】画像再生を行わない場合、例えば、中央制
御部22は、図2の表示領域77又はモニターTV2の
画面3等を介して、画像の縦横方向を変更するか否か、
ユーザーに確認する(#53)。インデックス画像読み
取り(#9)の段階で画像の方向が揃えられている場
合、ユーザーは早送りスイッチ92等をオンし、次のス
テップに進む。画像の縦横方向を変更する場合、ユーザ
ーは図2の表示領域76に表示されている画像番号等を
確認しながら、ズームアップスイッチ93又はズームダ
ウンスイッチ94を操作し、変更したい画像番号を選択
する。画像番号が選択されると(#55)、中央制御部
22は、図2の表示領域74に選択された画像番号を表
示し、ローテーションスイッチ85がオンされるのを待
つ。ユーザーは、選択した画像が正立するように、ロー
テーションスイッチ85を所定回数オンする。例えば、
ローテーションスイッチ85を1回オンするごとに、画
像が90度ずつ回転する。最後に、選択スイッチ96を
オンし、選択した画像の回転量を確定する。画像の回転
量が確定すると、中央制御部22は、演出制御部12を
制御して、選択された画像を正立させる(#57)。さ
らに、中央制御部22は、他の画像を選択するか否かを
ユーザーに確認し(#59)、同様の操作(#55、#
57)を繰り返し、全ての画像の方向を揃える。
【0054】次に、中央制御部22は、図2の表示領域
77又はモニターTV2の画面3等を介して、表示画像
のサイズ(アスペクト比)を変更するか否か、ユーザー
に確認する(#61)。表示画面サイズを変更しない場
合、ユーザーは早送りスイッチ92等をオンし、次のス
テップに進む。表示画面サイズを変更する場合、ユーザ
ーは図2の表示領域76に表示されている画像番号を確
認しながら、ズームアップスイッチ93又はズームダウ
ンスイッチ94を操作し、表示画面サイズを変更したい
画像番号を選択する。画像番号が選択されると(#6
3)、中央制御部22は、図2の表示領域74に選択さ
れた画像番号を表示し、クリップスイッチ87がオンさ
れるのを待つ。ユーザーは、クリップスイッチ87を操
作し、選択した画像のサイズを選択する。例えば、クリ
ップスイッチ87を1回オンするごとに、標準サイズ、
ハイビジョンサイズ、パノラマサイズ等の表示画面サイ
ズがサイクリックに選択される。最後に、選択スイッチ
96をオンし、選択した画像の表示画面サイズを確定す
る。表示画面サイズが確定すると、中央制御部22は、
演出制御部12を制御して、選択された画像の拡大、縮
小、引き延ばし等を行う(#65)。さらに、中央制御
部22は、他の画像を選択するか否かをユーザーに確認
し(#67)、同様の操作(#63、#65)を繰り返
し、全ての画像の表示画面サイズを確定する。
【0055】画像の方向及び表示画面サイズが変更され
ると、中央制御部22は、#17で作成した再生プログ
ラムAの内容を変更し(#69)、並行してインデック
ス画像表示を変更する(#71)。そして、#19に戻
り、変更したインデックス画像を、モニターTV2の画
面3に再表示する。
【0056】中央制御部22は、インデックス画像を再
表示すると、ユーザーに、再度画像再生を行うか否かを
確認する(#21)。再表示されたインデックス画像に
不備がある場合、#53〜#71の各ステップを繰り返
す。なお、フローチャートには記載していないが、再生
しない画像は、ズームアップスイッチ93又はズームダ
ウンスイッチ94等を用いて選択し、デリートスイッチ
86をオンすることにより、再生プログラムA及びイン
デックス表示から削除する。また、中央制御部22は、
ユーザーに、変更された再生プログラムAで再生するか
否か(#23)、既存の再生プログラムSで再生するか
否か(#43)を確認する。
【0057】#43に戻って、「SEMIAUTO」モ
ードが選択されていない場合、「PROGRAM」モー
ドで最初から再生プログラムMを作成するか、又は「S
EMIPROGRAM」モードで、自動作成された再生
プログラムA又は既存の再生プログラムSを変更するか
のいずれかである。従って、中央制御部22は、図2の
表示領域77又はモニターTV2の画面3等を介して、
例えば図5(a)又は(b)に示すような再生プログラ
ムの各フレームごとのメニューを表示する(#73)。
次に、中央制御部22は、「PROGRAM」モードが
選択されているか否かを判断する(#75)。
【0058】「PROGRAM」モードでは、再生プロ
グラムMを最初から全てユーザーが設定する。従って、
再生プログラムMの各フレームごとのメニューは、図5
(a)に示すように、項目のみが表示され、フレーム番
号を除き具体的な数値等は何も表示されていない。な
お、フレーム番号は各フレームごとのメニューの内容が
確定すると、自動的に次のフレーム番号に変わるように
設定されている。
【0059】図2のプログラムスイッチ83を操作する
と、図5(a)に示すように「フィルムコマ番号」、
「コマ再生時間」、「ズームパターン」、「画面移動パ
ターン」、「コマ切り替えパターン」等の入力状態がサ
イクリックに切り替わる。例えば、「フィルムコマ番
号」表示が点滅している状態で、ズームアップスイッチ
93又はズームダウンスイッチ94等を用いてフィルム
4上のコマ番号を入力する。すなわち、画像再生の順番
は、フィルムのコマの順でなくてもよく、任意に設定す
ることができる。
【0060】次に、プログラムスイッチ83を1回オン
すると、「フィルムコマ番号」表示が点滅をやめ、「コ
マ再生時間」表示が点滅する。この状態で、ズームアッ
プスイッチ93又はズームダウンスイッチ94等を用い
て再生時間を入力する。すなわち、画像再生の各フレー
ムごとに、任意の再生時間を設定することができる。
【0061】さらに、プログラムスイッチ83を1回オ
ンすると、「コマ再生時間」表示が点滅をやめ、「ズー
ムパターン」表示が点滅する。この状態で、ズームアッ
プスイッチ93又はズームダウンスイッチ94等を操作
すると、「ズームアップ」、「ズームダウン」の表示及
び無表示(又は「なし」の表示)がサイクリックに切り
替わる。無表示(又は「なし」の表示)を選択すると、
ズーミングは行われない。
【0062】同様に、「画面移動パターン」表示が点滅
している状態で、ズームアップスイッチ93又はズーム
ダウンスイッチ94等を操作すると、「パンニング(右
→左)」、「パンニング(左→右)」、「ティルティン
グ(上→下)」、「ティルティング(下→上)」等の表
示及び無表示(又は「なし」の表示)がサイクリックに
切り替わる。
【0063】また、「コマ切り替えパターン」表示が点
滅している状態で、ズームアップスイッチ93又はズー
ムダウンスイッチ94等を操作すると、「フェードイ
ン」、「フェードアウト」、「ワイプ」、「オーバーラ
ップ」等がサイクリックに切り替わる。
【0064】第1フレームのメニューの内容の入力が完
了すると(#77)、ユーザーは図2の選択スイッチ9
6をオンする。これにより第1フレームのメニューの内
容が確定し、中央制御部22は、その内容をメモリ19
等に記憶する(#79)。中央制御部22は、入力され
たメニューが最後のフレームか否かを判断し(#8
1)、最後のフレームでない場合、次のフレームのメニ
ューの内容を入力状態に切り替える。最後のフレームま
で各フレームごとのメニューの内容を入力すると、中央
制御部22は、「PROGRAM」モードによる再生プ
ログラムMの作成を完了し(#83)、再生プログラム
Mを、例えばメモリ19等に記憶する(#85)。
【0065】「PROGRAM」モードによる再生プロ
グラムMを作成すると、中央制御部22は、メモリ19
等に記憶されている再生プログラムMを読み込み(#2
7)、これと並行して撮像部100eを駆動し、最初の
フレームのメニューに設定されているコマの画像を読み
取る(#29)。撮像部100eにより読み取られた画
像データ(アナログ信号)は、第1の画像処理部11に
よりA/D変換され、演出制御部12に出力される。さ
らに、中央制御部22は、再生プログラムMに従って演
出制御部12を制御し、画像データ(ディジタル信号)
に、前述の「フェードイン」、「フェードアウト」、
「ズーミング」、「パンニング」、「ティルティング」
等の処理を行う(#31)。処理された画像データは、
第2の画像処理部15によりNTSC信号等(アナログ
信号)に変換され、モニターTV2の画面3に再生され
る(#33)。
【0066】1コマ分の画像再生が完了すると、中央制
御部22は再生された画像が最後のコマのものか否かを
判断し(#35)、最後のコマのものでない場合、フィ
ルムを1コマ分給送する(#37)。さらに、画像読み
取り(#29)、画像処理(#31)、画像再生(#3
3)の各行程を繰り返す。
【0067】#75に戻って、「PROGRAM」モー
ドが選択されていない場合、「SEMIPROGRA
M」モードが選択されているので、中央制御部22は、
図2の表示領域77又はモニターTV2の画面3等を介
して、既存の再生プログラムSを変更するか否か、ユー
ザーに確認する(#87)。既存の再生プログラムSを
変更する場合、中央制御部22は、図2の表示領域76
等に、既存の再生プログラムSの番号を表示する(#8
9)。ユーザーは、例えば図2のズームアップスイッチ
93又はズームダウンスイッチ94を操作し、いずれか
の再生プログラムSの番号を選択する。さらに、選択ス
イッチ96がオンされると、中央制御部22は選択され
た再生プログラムSを確定する(#91)。
【0068】#87において、既存の再生プログラムS
を変更しない場合、中央制御部22は、図2の表示領域
77又はモニターTV2の画面3等を介して、自動作成
した再生プログラムAを変更するか否か、ユーザーに確
認する(#93)。再生プログラムAを変更しない場
合、#75に戻り、「PROGRAM」モードを選択す
るか否かを確認する。
【0069】既存の再生プログラムSの変更を選択した
場合、及び自動作成した再生プログラムAを変更する場
合、中央制御部22は、メモリ19等に記憶されている
変更する再生プログラムS又はAの内容を読み出す(#
95)。「SEMIPROGRAM」モードでは、再生
プログラムS又はAの任意のフレームの再生プログラム
の一部(各フレームごとのメニュー)をユーザーが変更
する。従って、再生プログラムS及びAの各フレームご
とのメニューは、図5(b)に示すように、項目及び具
体的な数値等が表示されている。また、「SEMIPR
OGRAM」モードでは、変更する再生プログラムS又
はAの各フレームごとのメニューが第1フレームから順
に表示される。
【0070】中央制御部22は、ユーザーに、表示され
たフレームごとのメニューの内容を変更するか否かを確
認する(#97)。表示されているフレームのメニュー
の内容を変更しない場合、ユーザーは図2の選択スイッ
チ96をオンする。これにより、そのフレームのメニュ
ーの内容が確定する。一方、示されたフレームごとのメ
ニューの内容を変更する場合、上記「PROGRAM」
モードの場合と同様の手順で、変更するメニューの内容
が入力される(#99)。中央制御部22は、入力され
たメニューの内容をメモリ19等に記憶する(#10
1)。変更後の各フレームごとのメニューの一例を図5
(c)に示す。中央制御部22は、記憶したメニューの
内容が最後のフレームのものであるか否かを判断し(#
103)、最後のフレームのものである場合、「SEM
IPROGRAM」モードによる再生プログラムの変更
を完了し(#105)、変更された再生プログラムS2
を、例えばメモリ19等に記憶する(#107)。
【0071】「SEMIPROGRAM」モードによる
再生プログラムS又はAが変更されると、中央制御部2
2は、メモリ19等に記憶されている変更された再生プ
ログラムS2を読み込み(#27)、これと並行して撮
像部100eを駆動し、最初のフレームのメニューに設
定されている番号のコマの画像を読み取る(#29)。
撮像部100eにより読み取られた画像データ(アナロ
グ信号)は、第1の画像処理部11によりA/D変換さ
れ、演出制御部12に出力される。さらに、中央制御部
22は、再生プログラムS2に従って演出制御部12を
制御し、画像データ(ディジタル信号)に、前述の「フ
ェードイン」、「フェードアウト」、「ズーミング」、
「パンニング」、「ティルティング」等の処理を行う
(#31)。処理された画像データは、第2の画像処理
部15によりNTSC信号等(アナログ信号)に変換さ
れ、モニターTV2の画面3に再生される(#33)。
【0072】1コマ分の画像再生が完了すると、中央制
御部22は再生された画像が最後のコマのものか否かを
判断し(#35)、最後のコマのものでない場合、フィ
ルムを1コマ分給送する(#37)。さらに、画像読み
取り(#29)、画像処理(#31)、画像再生(#3
3)の各行程を繰り返す。
【0073】以上の動作により、「AUTO」モードに
より自動作成した再生プログラムA、「SEMIAUT
O」モードにおいて選択した既存の再生プログラムS、
「PROGRAM」モードにより手動設定した再生プロ
グラムM、「SEMIPROGRAM」モードにおいて
再生プログラムS又はAから変更した再生プログラムS
2によるフィルム4の画像自動再生が完了する。なお、
「MANUAL」モードにおける手動再生については、
周知につきその説明を省略する。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像自動再生装
置は、フィルムに記録されている撮影データを用いて、
フィルム上に記録されている複数の画像に演出効果を付
加するための第1の再生プログラムを自動作成する再生
プログラム自動作成手段を具備するので、ユーザーがこ
の画像自動再生装置を始めて使用する場合でも、再生プ
ログラムを最初から入力する必要はなく、手軽に写真の
自動演奏を楽しむことができる。また、第1の再生プロ
グラムの内容の一部分を変更して第2の再生プログラム
を作成するための再生プログラム変更手段と、第2の再
生プログラムの内容に従ってフィルム上の画像を再生す
る画像再生手段とを具備するので、自動作成された第1
の再生プログラムをユーザーが任意に変更して、ユーザ
ーの好みに合った第2の再生プログラムで写真の自動演
奏を楽しむこともできる。
【0075】また、フィルム上に記録されている複数の
画像から、再生する画像を任意に選択し、選択した各画
像ごとに任意に演出効果の内容を設定し、第3の再生プ
ログラムを手動作成する再生プログラム手動作成手段を
具備するので、再生したくない画像をとばしたり、再生
順序を任意に設定することができ、ユーザーの好みに合
った演出を行うことができる。
【0076】また、自動作成された第1の再生プログラ
ム、変更された第2の再生プログラム及び手動作成され
た第3の再生プログラムの内容を記憶する再生プログラ
ム記憶手段と、再生プログラム記憶手段に記憶されてい
る再生プログラムの中からいずれか1つを選択してその
内容を読み出す再生プログラム選択手段を具備するの
で、一度作成又は変更した再生プログラムを保存するこ
とができ、写真の自動演奏の都度、新たな再生プログラ
ムを作成又は変更する手間をなくすことができる。
【0077】また、再生プログラム変更手段は、再生プ
ログラム選択手段により選択され、読み出された再生プ
ログラムの内容の一部を変更し、第4の再生プログラム
を作成し、画像再生手段は第4の再生プログラムに従っ
てフィルム上の画像を再生するので、複数の再生プログ
ラムの中から最も適した再生プログラムを選択すること
により、再生プログラムの変更を最小限にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像自動再生装置の一実施形態の外
観を示す斜視図である。
【図2】 本発明の画像自動再生装置の一構成例の正面
図である。
【図3】 本発明の画像自動再生装置のフィルム装填部
の一構成例を示す部分破断斜視図である。
【図4】 本発明の画像自動再生装置の制御形の一構成
例を示すブロック図である。
【図5】 (a)〜(c)は、それぞれ本発明の画像自
動再生装置における再生プログラムの作成又は変更時に
おけるモニターTVの画面上の表示例を示す図である。
【図6】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図13】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】 本発明の画像自動再生装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 :画像自動再生装置 1a:前面 2 :モニターTV 3 :画面 7 :表示部 8 :操作部 11 :第1の画像処理部 12 :演出制御部 13 :画像メモリ 14 :画像メモリ 15 :第2の画像処理部 19 :メモリ 22 :中央制御部 102 :フィルム給送部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに記録されている撮影データを
    用いて、前記フィルム上に記録されている複数の画像に
    演出効果を付加するための第1の再生プログラムを自動
    作成する再生プログラム自動作成手段と、 前記第1の再生プログラムの内容の一部分を変更して第
    2の再生プログラムを作成するための再生プログラム変
    更手段と、 前記第2の再生プログラムに従って前記フィルム上の画
    像を再生する画像再生手段とを具備する画像自動再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フィルム上に記録されている複数の
    画像から、再生する画像を任意に選択し、選択した各画
    像ごとに任意に演出効果の内容を設定し、第3の再生プ
    ログラムを手動作成する再生プログラム手動作成手段を
    具備することを特徴とする請求項1記載の画像自動再生
    装置。
  3. 【請求項3】 前記自動作成された第1の再生プログラ
    ム、前記変更された第2の再生プログラム及び前記手動
    作成された第3の再生プログラムの内容を記憶する再生
    プログラム記憶手段と、前記再生プログラム記憶手段に
    記憶されている再生プログラムの中からいずれか1つを
    選択してその内容を読み出す再生プログラム選択手段を
    具備することを特徴とする請求項2記載の画像自動再生
    装置。
  4. 【請求項4】 前記再生プログラム変更手段は、前記再
    生プログラム選択手段により選択され、読み出された再
    生プログラムの内容の一部を変更し、第4の再生プログ
    ラムを作成し、前記画像再生手段は前記第4の再生プロ
    グラムに従って前記フィルム上の画像を再生することを
    特徴とする請求項3記載の画像自動再生装置。
JP19215397A 1997-07-17 1997-07-17 画像自動再生装置 Withdrawn JPH1141516A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19215397A JPH1141516A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 画像自動再生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019082789A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019082789A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

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