JPH1141211A - ディジタル変調回路と変調方法、ディジタル復調回路と復調方法 - Google Patents

ディジタル変調回路と変調方法、ディジタル復調回路と復調方法

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JPH1141211A
JPH1141211A JP13292498A JP13292498A JPH1141211A JP H1141211 A JPH1141211 A JP H1141211A JP 13292498 A JP13292498 A JP 13292498A JP 13292498 A JP13292498 A JP 13292498A JP H1141211 A JPH1141211 A JP H1141211A
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JP13292498A
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English (en)
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Akiomi Kunihaza
亜輝臣 国狭
Noburo Ito
修朗 伊藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録信号の直流成分や低周波成分を十分に抑
圧し、再生エラーとその伝播を小さくし、これらを簡単
な回路構成で達成する。 【解決手段】 ガロア体GF(2t )の所定の元をデー
タ系列内の各ブロックの先頭に多重し、多重化ブロック
を情報部としてリードソロモン符号化して第1リードソ
ロモン符号を生成し、相互に異なるガロア体GF(2
t )の元を先頭に有し且つ前記第1リードソロモン符号
と符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソロモ
ン符号を各々第1リードソロモン符号に加算して複数個
の第2リードソロモン符号を生成し、その中で記録用や
伝送用に変調後の信号波形列の直流成分が最小の第2リ
ードソロモン符号を出力用に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ系列(デー
タストリーム)を、記録信号や伝送信号等の信号波形列
(ビットストリーム)に変調するディジタル変調回路と
ディジタル変調方法に関する。また、信号波形列をデー
タ系列に復調するディジタル復調回路とディジタル復調
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2値のデータ系列は、記録媒体、記録ヘ
ッド、伝送媒体等の特性に適合した記録信号や伝送信号
等の信号波形列に変調されて記録媒体に記録され、或い
は伝送系に送出される。例えば、RLL符号化され、さ
らにNRZI変調されて、記録媒体に記録される。これ
により、記録密度を高めることができる。2値のデータ
系列を、そのままNRZ変調又はNRZI変調して、記
録媒体に記録する場合もある。
【0003】RLL符号化では、入力されるデータ系列
からmビットのデータ語(データ要素)が順に切り出さ
れ、各データ語が各々nビットの符号語に変換される。
この変換では、NRZI変調後の信号波形列の極性反転
間隔の最小値Tmin を大きくし、且つ、最大値Tmax を
小さくするための制約が課される。即ち、RLL符号化
後のコード列(ビットストリーム)に於いて、ビット
「1」とビット「1」の間に存在するビット「0」の個
数を、d個以上で且つk個以下にするという制約が課さ
れる。この制約を満たすように変換されたRLL符号
を、(d,k;m,n)RLL符号という。
【0004】NRZI変調では、RLL符号をビット
「1」で反転し、ビット「0」で反転しない変調が行わ
れる。これにより、NRZI変調後の記録信号や伝送信
号等の信号波形列に於けるビット反転間隔が、NRZI
変調前のRLL符号に於けるビット反転間隔よりも大き
くなる。このため、NRZI変調前のRLL符号を記録
媒体に記録したり伝送系に送出したりしたものを再生す
る場合と比較して、NRZI変調後の信号波形列を記録
媒体に記録したり伝送系に送出したりしたものを再生す
る場合の方が、再生信号に於ける波形歪が低減される。
その結果、再生時のエラーが低減される。また、同程度
の再生時エラーが許容される場合は、NRZI変調後の
記録信号や伝送信号の信号波形列を記録媒体に記録した
り伝送系に送出したりする場合の方が、NRZI変調前
のRLL符号を記録媒体に記録したり伝送系に送出した
りする場合よりも、記録等の密度を高めることができ
る。
【0005】記録信号や伝送信号の信号波形列には、下
記が望まれる。 (1)信号波形列の極性反転間隔の最小値Tmin . Tmin は、「d+1」とTw との積で求まる。Tw は検
出窓幅である。記録密度を高めると記録信号の反転間隔
が小さくなって、再生信号が波形干渉によって歪み易く
なる。また、その結果、読み出しエラーを生じ易くな
る。記録密度の高い記録媒体を読み出す際の波形歪を低
減して、読み出しエラーを低減するためには、Tmin は
大きい方が望ましい。
【0006】(2)信号波形列の極性反転間隔の最大値
Tmax . Tmax は、「k+1」とTw との積で求まる。極性が反
転しない間は再生パルスを得られない。このため、クロ
ックを再生パルスから直接的に発生させることができ
ず、クロックが不正確になり易い。また、極性反転間隔
が長くなると、直流成分の変動が大きくなる。したがっ
て、Tmax は小さい方が望ましい。
【0007】(3)直流成分又は低周波成分. 信号波形列を記録媒体に記録するための記録装置や、記
録媒体に記録されている信号を再生するための再生装置
は、交流結合素子を有する。信号波形列をアナログ信号
に変換して伝送系に送出するための装置や、伝送系から
取得されるアナログ信号を再生するための装置も、交流
結合素子を有する。このため、信号波形列が直流成分を
持つと、交流結合素子に於いてその波形が歪んでしまう
ため、好ましくない。また、この記録時等に失われた直
流成分を、再生時に於いて復活させることはできない。
このため、直流成分や低周波成分は少ない方が望まし
い。記録信号中の直流成分や低周波成分の評価には、D
SV(Digital Sum Value)が用いられる。DSVは、ビ
ット「1」の値を「+1」、ビット「0」の値を「−
1」として、記録信号の波形列の開始時点からの累積値
を求めたものである。このDSVの絶対値が小さけれ
ば、直流成分又は低周波成分は小さい。また、各符号語
中の直流成分や低周波成分の評価には、CDS(Codewo
rd Digital Sum) が用いられる。CDSは、各符号語内
でのDSVである。このCDSが小さければ、当該符号
語の直流成分又は低周波成分は小さい。
【0008】(4)検出窓幅Tw . 検出窓幅Tw は、(m/n)Tで与えられる。ここで、
Tは変調前のデータストリームのビット間隔である。検
出窓幅Tw は、再生ビットの検出に使用できる時間、即
ち、分解能を示す。また、波形干渉や雑音等に起因する
再生信号の位相変動に対する許容能力を示す。Tw は、
大きい方が望ましい。
【0009】(5)拘束長Lc . Tmin 、Tmax 、DSVを改善するため、前後の符号語
を参照して符号化を行う場合がある。その際に参照され
る前後の符号語の長さを拘束長Lc という。このLc が
大きいほど、エラーの伝播が大きくなり、回路構成も複
雑になる。このため、Lc は、小さい方が望ましい。
【0010】特開昭52−128024号公報には、N
RZI変調後の記録信号のTmin を大きくし、Tmax を
小さくする技術が開示されている。特開昭52−128
024号公報では、入力されるデータ列から2ビットの
データ語(データ要素)を順に切り出して各々3ビット
の符号語(codeword)に変換するRLL符号化により、
(1,7;2,3)RLL符号が生成される。この生成
されたRLL符号のコード列がNRZI変調される。ま
た、d=1の制約を満たすことができない場合は、
(1,7;4,6)RLL符号が生成される。
【0011】特公平1−27510号公報には、NRZ
I変調後の記録信号の直流成分を低減するように符号変
換(RLL符号化)する技術であって、NRZI変調後
の記録信号のTmin が小さくならないように符号変換す
る技術が開示されている。特公平1−27510号で
は、符号変換後のコード列からnビットづつのブロック
が順に切り出され、隣接する各ブロック間に各々複数ビ
ットの冗長ビットが挿入される。この冗長ビット挿入後
のコード列がNRZI変調回路に供給される。ここで、
冗長ビットは、当該冗長ビットが挿入されるべきブロッ
ク間での符号反転の要否と、直前のブロックの末尾部分
の状態に基づいて選択される。つまり、NRZI変調後
の記録信号の直流成分が低減され、且つ、Tmin が小さ
くならないように選択される。
【0012】特公平5−34747号公報には、データ
列をRLL符号に変換する変換規則をデータ系列の並び
に応じて調整することにより、Tmin が1.5T、Tma
x が4.5T、Lc が5Tになる符号変換方法が開示さ
れている。特公平4−77991号公報には、NRZI
変調後の記録信号の直流成分を低減し、且つ、Tmin を
大きくする技術が開示されている。特公平4−7799
1号では、入力されるデータ列から8ビットのデータ語
(データ要素)が順に切り出されて、各データ語(デー
タ要素)が各々14ビットの符号語(codeword)に変換
される。この変換は、変換後のコード列に於いて、ビッ
ト「1」とビット「1」の間に存在するビット「0」の
個数が1個以上で且つ8個以下となるように行われる。
また、8ビットのデータ語(データ要素)を14ビット
の符号語(codeword)に変換するためのテーブルは2つ
用意されており、直前に変換された符号語(codeword)
の末尾に於けるDSVに基づいて、何れか一方のテーブ
ルの符号語(codeword)が選択される。つまり、NRZ
I変調後の記録信号の直流成分が低減されるように選択
される。
【0013】特開平6−311042号公報には、NR
ZI変調後の記録信号の直流成分を十分に低減するとと
もに、Tmin を大きくすることにより記録密度比DR
(Density Ratio )を向上させる技術が開示されてい
る。特開平6−311042号では、入力されるデータ
列から8ビットのデータ語(データ要素)が順に切り出
されて、各データ語(データ要素)が各々17ビットの
符号語(codeword)に変換される。この変換は、変換後
のコード列に於いて、ビット「1」とビット「1」の間
に存在するビット「0」の個数が2個以上で且つ9個以
下となるように行われる。上記17ビットの符号語(co
deword)は、8ビットのデータ語(データ要素)に対応
する15ビットの符号に、2ビットの冗長ビットを付加
することにより得られる。特開平6−311042号で
は、8ビットのデータ語(データ要素)を15ビットの
符号に対応付けるテーブルが2種類用意されており、ま
た、2ビットの冗長ビットが3種類用意されている。こ
の2種類のテーブルと3種類の冗長ビットを組合せて得
られる6種類の符号語(codeword)の中から、直前に変
換されたデータの末尾に於けるDSVに基づいて選択さ
れた17ビットの符号語(codeword)により、前記8ビ
ットのデータ語(データ要素)が置換される。つまり、
NRZI変調後の記録信号の直流成分が低減されるよう
に選択された17ビットの符号語(codeword)により、
前記8ビットのデータ語(データ要素)が置換される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の公報に開示され
ている各技術では、記録信号の直流成分又は低周波成分
を抑圧するために、冗長ビットを付加したり、複数の変
換テーブルを用意しておいて入力データ語等に応じて最
適な変換テーブルを選択する、という技法が用いられて
いる。このため、前記「d」や「k」に関する制限が緩
和されて、その結果、Tmin が小さくなったり、Tmax
が大きくなったりする、という不具合が生じている。ま
た、符号語のビット数が大きくなる結果、Tw が小さく
なって最小分解能が小さくなるという不具合も生じてい
る。
【0015】本発明は、記録信号や伝送信号の直流成分
や低周波成分を十分に抑圧することを目的とする。望ま
しくは、Tmin が小さくなったりTmax が大きくなった
りしないようにしつつ記録信号や伝送信号の直流成分や
低周波成分を十分に抑圧することを目的とする。また、
記録信号や伝送信号の直流成分や低周波成分を十分に抑
圧しつつ、Tw を大きくして分解能を向上させることを
目的とする。また、再生エラーを小さくするとともに再
生エラーの伝播を小さくすることを目的とする。さら
に、簡単な回路構成で上記の目的を達成することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
1.各請求項の構成. 請求項1の発明は、データ系列を変調するディジタル変
調回路であって、所定のデータをデータ系列内の各ブロ
ック内の所定位置にダミーデータとして多重して多重化
ブロックを生成する多重器と、前記多重化ブロックを情
報部としてリードソロモン符号化して第1リードソロモ
ン符号を生成するRSエンコーダと、相互に異なるスク
ランブル方法を示すデータを前記ダミーデータに対応す
る位置に有し且つ前記第1リードソロモン符号と符号長
が等しい複数個のスクランブル用リードソロモン符号
を、各々前記第1リードソロモン符号に加算して、複数
個の第2リードソロモン符号を生成する加算器と、前記
複数個の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小
の第2リードソロモン符号を出力用に設定する設定器
と、を有するディジタル変調回路である。
【0017】請求項2の発明は、データ系列を変調する
ディジタル変調回路であって、所定のデータをデータ系
列内の各ブロック内の所定位置にダミーデータとして多
重して多重化ブロックを生成する多重器と、前記多重化
ブロックを情報部としてリードソロモン符号化して第1
リードソロモン符号を生成するRSエンコーダと、前記
第1リードソロモン符号を記憶するメモリと、相互に異
なるスクランブル方法を示すデータを前記ダミーデータ
に対応する位置に有し且つ前記第1リードソロモン符号
と符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソロモ
ン符号を、各々前記第1リードソロモン符号に加算し
て、複数個の第2リードソロモン符号を生成する第1加
算器と、前記複数個の第2リードソロモン符号の中で直
流成分が最小の第2リードソロモン符号を与えるスクラ
ンブル用リードソロモン符号を選択する選択器と、前記
選択器により選択されたスクランブル用リードソロモン
符号を、前記メモリから読み出した第1リードソロモン
符号に加算して出力する第2加算器と、を有するディジ
タル変調回路である。
【0018】請求項3の発明は、データ系列を変調する
ディジタル変調回路であって、所定のデータをデータ系
列内の各ブロック内の所定位置にダミーデータとして多
重して多重化ブロックを生成する多重器と、前記多重化
ブロックを情報部としてリードソロモン符号化して第1
リードソロモン符号を生成するRSエンコーダと、相互
に異なるスクランブル方法を示すデータを前記ダミーデ
ータに対応する位置に有し且つ前記第1リードソロモン
符号と符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソ
ロモン符号を、各々前記第1リードソロモン符号に加算
して、複数個の第2リードソロモン符号を生成する加算
器と、前記複数個の第2リードソロモン符号を記憶する
メモリと、前記複数個の第2リードソロモン符号の中で
直流成分が最小の第2リードソロモン符号を選択する選
択器と、前記選択器により選択された第2リードソロモ
ン符号を前記メモリから読み出して出力する読出器と、
を有するディジタル変調回路である。
【0019】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
何れかに於いて、前記加算器又は前記第1加算器は、ス
クランブル用リードソロモン符号内の情報部のパターン
に応じて定まるパリティ部用のパターンを出力するRO
Mを有する、ディジタル変調回路である。請求項5の発
明は、請求項1〜請求項4の何れかに於いて、前記所定
のデータ及びスクランブル方法を示すデータは各々8ビ
ットデータである、ディジタル変調回路である。
【0020】請求項6の発明は、請求項1〜請求項5の
何れかに於いて、前記ダミーデータが多重されるブロッ
ク内の所定位置は当該ブロックの先頭位置である、ディ
ジタル変調回路である。請求項7の発明は、請求項1〜
請求項5の何れかに於いて、前記多重器は、前記所定の
データを構成する2組のビットデータをデータ系列内の
各ブロック内の所定の2位置に多重し、前記複数個のス
クランブル用リードソロモン符号は、前記相互に異なる
スクランブル方法を示すデータを構成する各々2組のビ
ットデータを前記2位置のダミーデータに対応する位置
に有する、ディジタル変調回路である。
【0021】請求項8の発明は、請求項7に於いて、前
記ダミーデータが多重されるブロック内の所定の2位置
は、当該ブロックの先頭位置と、前記ダミーデータ多重
後のデータ長を情報部とするリードソロモン符号の符号
長後半部の先頭に相当する当該ブロック内の位置であ
る、ディジタル変調回路である。
【0022】請求項9の発明は、請求項1〜請求項5の
何れかに於いて、前記多重器は、前記所定のデータを構
成する4組のビットデータをデータ系列内の各ブロック
内の所定の4位置に多重し、前記複数個のスクランブル
用リードソロモン符号は、前記相互に異なるスクランブ
ル方法を示すデータを構成する各々4組のビットデータ
を前記4位置のダミーデータに対応する位置に有する、
ディジタル変調回路である。
【0023】請求項10の発明は、請求項9に於いて、
前記ダミーデータが多重されるブロック内の所定の4位
置は、当該ブロックの先頭位置と、前記ダミーデータ多
重後のデータ長を情報部とするリードソロモン符号の符
号長1/4半部、2/4半部、3/4半部の各先頭に相
当する当該ブロック内の各位置である、ディジタル変調
回路である。
【0024】請求項11の発明は、請求項1〜請求項5
の何れかに於いて、前記多重器は、前記所定のデータを
構成する8組のビットデータをデータ系列内の各ブロッ
ク内の所定の8位置に多重し、前記複数個のスクランブ
ル用リードソロモン符号は、前記相互に異なるスクラン
ブル方法を示すデータを構成する各々8組のビットデー
タを前記8位置のダミーデータに対応する位置に有す
る、ディジタル変調回路である。
【0025】請求項12の発明は、請求項11に於い
て、前記ダミーデータが多重されるブロック内の所定の
8位置は、当該ブロックの先頭位置と、前記ダミーデー
タ多重後のデータ長を情報部とするリードソロモン符号
の符号長1/8半部、2/8半部、3/8半部、4/8
半部、5/8半部、6/8半部、7/8半部の各先頭に
相当する当該ブロック内の各位置である、ディジタル変
調回路である。
【0026】請求項13の発明は、請求項1〜請求項4
の何れかに於いて、前記tは4であり、前記多重器は、
ガロア体GF(24 )の所定の元を、データ系列内の各
ブロックの先頭と、1ブロックにガロア体GF(24
の元を2個付加して成るデータ長を情報部とするリード
ソロモン符号の符号長後半部の先頭に相当するブロック
内の位置に各々多重して、多重化ブロックを生成し、前
記加算器又は前記第1加算器は、相互に異なるガロア体
GF(24 )の元を先頭に有し且つ相互に異なるガロア
体GF(24 )の元を前記符号長後半部の先頭に有し且
つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等しい複数個
のスクランブル用リードソロモン符号を、各々前記第1
リードソロモン符号に加算して、複数個の第2リードソ
ロモン符号を生成する、ディジタル変調回路である。
【0027】請求項14の発明は、請求項1〜請求項4
の何れかに於いて、前記tは2であり、前記多重器は、
ガロア体GF(22 )の所定の元を、データ系列内の各
ブロックの先頭と、1ブロックにガロア体GF(22
の元を4個付加して成るデータ長を情報部とするリード
ソロモン符号の符号長1/4半部、2/4半部、3/4
半部の各先頭に相当するブロック内の各位置に各々多重
して、多重化ブロックを生成し、前記加算器又は前記第
1加算器は、相互に異なるガロア体GF(22 )の元を
先頭に有し且つ相互に異なるガロア体GF(22 )の元
を前記符号長1/4半部の先頭に有し且つ相互に異なる
ガロア体GF(22 )の元を前記符号長2/4半部の先
頭に有し且つ相互に異なるガロア体GF(22 )の元を
前記符号長3/4半部の先頭に有し且つ前記第1リード
ソロモン符号と符号長が等しい複数個のスクランブル用
リードソロモン符号を、各々前記第1リードソロモン符
号に加算して、複数個の第2リードソロモン符号を生成
する、ディジタル変調回路である。
【0028】請求項15の発明は、データ系列を変調す
るディジタル変調方法に於いて、所定のデータをデータ
系列内の各ブロック内の所定位置にダミーデータとして
多重して多重化ブロックを生成し、前記多重化ブロック
を情報部としてリードソロモン符号化して第1リードソ
ロモン符号を生成し、相互に異なるスクランブル方法を
示すデータを前記ダミーデータに対応する位置に有し且
つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等しい複数個
のスクランブル用リードソロモン符号を、各々前記第1
リードソロモン符号に加算して、複数個の第2リードソ
ロモン符号を生成し、前記複数個の第2リードソロモン
符号の中で直流成分が最小の第2リードソロモン符号を
出力用に設定する、ディジタル変調方法である。
【0029】請求項16の発明は、請求項15に於いて
前記所定のデータ及びスクランブル方法を示すデータは
各々8ビットデータであるディジタル変調方法である。
【0030】請求項17の発明は、請求項15、又は請
求項16に於いて、前記ダミーデータが多重されるブロ
ック内の所定位置は当該ブロックの先頭位置である、デ
ィジタル変調方法である。
【0031】請求項18の発明は、データ系列を変調す
るディジタル変調方法に於いて、所定のデータを構成す
る2組のビットデータをデータ系列内の各ブロック内の
所定の2位置にダミーデータとして多重して多重化ブロ
ックを生成し、前記多重化ブロックを情報部としてリー
ドソロモン符号化して第1リードソロモン符号を生成
し、相互に異なるスクランブル方法を示すデータを構成
する2組のビットデータを前記2位置のダミーデータに
対応する位置に有し且つ前記第1リードソロモン符号と
符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソロモン
符号を、各々前記第1リードソロモン符号に加算して、
複数個の第2リードソロモン符号を生成し、前記複数個
の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小の第2
リードソロモン符号を出力用に設定する、ディジタル変
調方法である。
【0032】請求項19の発明は、請求項20に於い
て、前記ダミーデータが多重されるブロック内の所定の
2位置は、当該ブロックの先頭位置と、前記ダミーデー
タ多重後のデータ長を情報部とするリードソロモン符号
の符号長後半部の先頭に相当する当該ブロック内の位置
である、ディジタル変調方法である。
【0033】請求項20の発明は、データ系列を変調す
るディジタル変調方法に於いて、所定のデータを構成す
る4組のビットデータをデータ系列内の各ブロック内の
所定の4位置にダミーデータとして多重して多重化ブロ
ックを生成し、前記多重化ブロックを情報部としてリー
ドソロモン符号化して第1リードソロモン符号を生成
し、相互に異なるスクランブル方法を示すデータを構成
する4組のビットデータを前記4位置のダミーデータに
対応する位置に有し且つ前記第1リードソロモン符号と
符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソロモン
符号を、各々前記第1リードソロモン符号に加算して、
複数個の第2リードソロモン符号を生成し、前記複数個
の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小の第2
リードソロモン符号を出力用に設定する、ディジタル変
調方法である。
【0034】請求項21の発明は、請求項20に於い
て、前記ダミーデータが多重されるブロック内の所定の
4位置は、当該ブロックの先頭位置と、前記ダミーデー
タ多重後のデータ長を情報部とするリードソロモン符号
の符号長1/4半部、2/4半部、3/4半部の各先頭
に相当する当該ブロック内の各位置である、ディジタル
変調方法である。
【0035】請求項22の発明は、データ系列を変調す
るディジタル変調方法に於いて、所定のデータを構成す
る8組のビットデータをデータ系列内の各ブロック内の
所定の8位置にダミーデータとして多重して多重化ブロ
ックを生成し、前記多重化ブロックを情報部としてリー
ドソロモン符号化して第1リードソロモン符号を生成
し、相互に異なるスクランブル方法を示すデータを構成
する8組のビットデータを前記8位置のダミーデータに
対応する位置に有し且つ前記第1リードソロモン符号と
符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソロモン
符号を、各々前記第1リードソロモン符号に加算して、
複数個の第2リードソロモン符号を生成し、前記複数個
の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小の第2
リードソロモン符号を出力用に設定する、ディジタル変
調方法である。
【0036】請求項23の発明は、請求項22に於い
て、前記ダミーデータが多重されるブロック内の所定の
8位置は、当該ブロックの先頭位置と、前記ダミーデー
タ多重後のデータ長を情報部とするリードソロモン符号
の符号長1/8半部、2/8半部、3/8半部、4/8
半部、5/8半部、6/8半部、7/8半部の各先頭に
相当する当該ブロック内の各位置である、ディジタル変
調回路である。
【0037】請求項24の発明は、データ系列を変調す
るディジタル変調方法に於いて、ガロア体GF(24
の所定の元を、データ系列内の各ブロックの先頭と、1
ブロックにガロア体GF(24 )の元を2個付加して成
るデータ長を情報部とするリードソロモン符号の符号長
後半部の先頭に相当するブロック内の位置に各々多重し
て、多重化ブロックを生成し、前記多重化ブロックを情
報部としてリードソロモン符号化して第1リードソロモ
ン符号を生成し、相互に異なるガロア体GF(2 4 )の
元を先頭に有し且つ相互に異なるガロア体GF(24
の元を前記符号長後半部の先頭に有し且つ前記第1リー
ドソロモン符号と符号長が等しい複数個のスクランブル
用リードソロモン符号を、各々前記第1リードソロモン
符号に加算して、複数個の第2リードソロモン符号を生
成し、前記複数個の第2リードソロモン符号の中で直流
成分が最小の第2リードソロモン符号を出力用に設定す
る、ディジタル変調方法である。
【0038】請求項25の発明は、データ系列を変調す
るディジタル変調方法に於いて、ガロア体GF(22
の所定の元を、データ系列内の各ブロックの先頭と、1
ブロックにガロア体GF(22 )の元を4個付加して成
るデータ長を情報部とするリードソロモン符号の符号長
1/4半部、2/4半部、3/4半部の各先頭に相当す
るブロック内の各位置に各々多重して、多重化ブロック
を生成し、前記多重化ブロックを情報部としてリードソ
ロモン符号化して第1リードソロモン符号を生成し、相
互に異なるガロア体GF(22 )の元を先頭に有し且つ
相互に異なるガロア体GF(22 )の元を前記符号長1
/4半部の先頭に有し且つ相互に異なるガロア体GF
(22 )の元を前記符号長2/4半部の先頭に有し且つ
相互に異なるガロア体GF(22 )の元を前記符号長3
/4半部の先頭に有し且つ前記第1リードソロモン符号
と符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソロモ
ン符号を、各々前記第1リードソロモン符号に加算し
て、複数個の第2リードソロモン符号を生成し、前記複
数個の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小の
第2リードソロモン符号を出力用に設定する、ディジタ
ル変調方法である。
【0039】請求項26の発明は、リードソロモン符号
のデータ系列を復調するディジタル復調回路であって、
リードソロモン符号をパリティ部を用いて誤り訂正する
RSデコーダと、前記RSデコーダから出力されるリー
ドソロモン符号の所定位置のスクランブル方法を示すデ
ータに基づいて当該リードソロモン符号への変換に用い
られたスクランブル用リードソロモン符号を検出する検
出器と、前記RSデコーダから出力されるリードソロモ
ン符号に、前記検出器で検出されたスクランブル用リー
ドソロモン符号を加算して出力する加算器と、を有する
ディジタル復調回路である。
【0040】請求項27の発明は、請求項26に於い
て、前記所定位置は、所定の1位置、所定の2位置、所
定の4位置、所定の8位置の何れかである、ディジタル
復調回路である。
【0041】請求項28の発明は、リードソロモン符号
のデータ系列を復調するディジタル復調方法に於いて、
リードソロモン符号をパリティ部を用いて誤り訂正し、
前記誤り訂正されたリードソロモン符号の所定位置のス
クランブル方法を示すデータに基づいて当該リードソロ
モン符号への変換に用いられたスクランブル用リードソ
ロモン符号を検出し、前記誤り訂正されたリードソロモ
ン符号に、前記検出されたスクランブル用リードソロモ
ン符号を加算して出力する、ディジタル復調方法であ
る。
【0042】請求項29の発明は、請求項30に於い
て、前記所定位置は、所定の1位置、所定の2位置、所
定の4位置、所定の8位置の何れかである、ディジタル
復調方法である。
【0043】請求項30の発明は、データストリームを
入力してビットストリームに変換するディジタル変調器
であって、データストリームから順に切り出されるブロ
ック内の所定位置に所定のデータ要素をダミーデータと
して多重して多重化ブロックを生成する多重器と、前記
多重化ブロックを情報部としてリードソロモン符号化し
て第1リードソロモン符号を生成するRSエンコーダ
と、スクランブル方法を示す識別情報を前記ダミーデー
タと同じ位置に有し且つ情報部とパリティ部の各符号長
が前記第1リードソロモン符号と等しい複数種類のスク
ランブル用リードソロモン符号を各々前記第1リードソ
ロモン符号に加算して複数種類の第2リードソロモン符
号を生成する加算器と、前記複数種類の第2リードソロ
モン符号の中で所望の特性を有する第2リードソロモン
符号を選択して出力する選択器と、を有するディジタル
変調器である。
【0044】請求項31の発明は、請求項30に於い
て、前記選択器は、ビットストリームに変調後の直流成
分が最小の第2リードソロモン符号を選択して出力す
る、ディジタル変調器である。請求項32の発明は、請
求項30に於いて、前記加算器は、スクランブル用リー
ドソロモン符号内の情報部のパターンに応じて定まるパ
リティ部用のパターンを出力するメモリを有する、ディ
ジタル変調器である。
【0045】請求項33の発明は、請求項32に於い
て、前記メモリはROMである、ディジタル変調器であ
る。請求項34の発明は、請求項30に於いて、前記多
重器は、前記所定のデータ要素の前半部と後半部を前記
ブロック内の所定の2位置にダミーデータとして多重
し、前記複数種類のスクランブル用リードソロモン符号
は、前記識別情報を構成するデータ要素の前半部と後半
部を前記2位置のダミーデータと同じ位置に有する、デ
ィジタル変調器である。
【0046】請求項35の発明は、データストリームを
入力してビットストリームに変換するディジタル変調方
法であって、データストリームから順に切り出されるブ
ロック内の所定位置に所定のデータ要素をダミーデータ
として多重して多重化ブロックを生成し、前記多重化ブ
ロックを情報部としてリードソロモン符号化して第1リ
ードソロモン符号を生成し、スクランブル方法を示す識
別情報を前記ダミーデータに対応する位置に有し且つ前
記第1リードソロモン符号と符号長が等しい複数種類の
スクランブル用リードソロモン符号を各々前記第1リー
ドソロモン符号に加算して複数種類の第2リードソロモ
ン符号を生成し、前記複数種類の第2リードソロモン符
号の中で所望の特性を有する第2リードソロモン符号を
選択して出力する、ディジタル変調方法である。請求項
36の発明は、請求項35に於いて、前記第2リードソ
ロモン符号の選択に用いられる所望の特性は、ビットス
トリームに変調後の直流成分が最小の特性である、ディ
ジタル変調方法である。
【0047】請求項37の発明は、ビットストリームか
ら切り出されて復号されたリードソロモン符号を復調す
るディジタル復調器であって、リードソロモン符号を誤
り訂正するRSデコーダと、前記RSデコーダから出力
されるリードソロモン符号内の所定位置の識別情報に基
づいて当該リードソロモン符号への変換に用いられたス
クランブル用リードソロモン符号を検出する検出器と、
前記RSデコーダから出力されるリードソロモン符号に
前記検出器で検出されたスクランブル用リードソロモン
符号を加算して出力する加算器とを有するディジタル復
調器である。
【0048】請求項38の発明は、ビットストリームか
ら切り出されて復号されたリードソロモン符号を復調す
るディジタル復調方法であって、リードソロモン符号を
誤り訂正し、誤り訂正後のリードソロモン符号の所定位
置の識別情報に基づいて当該リードソロモン符号への変
換に用いられたスクランブル用リードソロモン符号を検
出し、誤り訂正後のリードソロモン符号に前記検出した
スクランブル用リードソロモン符号を加算して元のデー
タに復調する、ディジタル復調方法である。
【0049】2.ガロア体とリードソロモン符号. 本発明で利用されるガロア体とリードソロモン符号につ
いて簡単に述べる。ガロア体GF(2t )上では2t
類の数字(元)に対して四則演算が可能である。ガロア
体GF(2t )上の加算/減算はベクトル表現でのmo
d2の演算となり、加算と減算の結果は同じとなる。
【0050】RS(リードソロモン)符号では符号語が
ガロア体の元で構成されており、ガロア体のtビットの
元に1符号語が対応付けられている。換言すれば、tビ
ットを1バイトとしてデータが扱われ、各1バイトのデ
ータはGF(2t )上のガロア体の元として表現され
る。
【0051】RS符号の多項式表現である符号多項式W
(x)は、情報多項式I(x)を2sバイトシフトして
I(x)x2sとし、該I(x)x2sを生成多項式G
(x)で除算して剰余多項式P(x)を求め、該求めた
剰余多項式P(x)を、上記2sバイトシフト後の情報
多項式I(x)x2sの後ろに接続して得られる。即ち、
【数1】I(x)x2smodG(x)=P(x) として剰余多項式P(x)を求め、このP(x)を用い
て、
【数2】W(x)=I(x)x2s+P(x) として表現される。ここで、AmodBは、AをBで除
算したときの剰余である。
【0052】受信されるRS符号の多項式表現である受
信多項式R(x)は、
【数3】 R(x)=W(x)+E(x) =I(x)x2s+P(x)+E(x) として表現される。ここで、E(x)は、発生したエラ
ーを表現するエラー多項式である。
【0053】エラーが発生したか否かを調べるシンドロ
ーム多項式S(x)は、受信多項式R(x)を生成多項
式G(x)で除算して得られる。即ち、図3の最上段に
示すように、
【数4】 S(x)=R(x)modG(x) ={W(x)+E(x)}modG(x) =E(x)modG(x) として表現される。この〔数4〕から明らかなように、
エラーが発生した場合には、シンドローム多項式S
(x)は生成多項式G(x)で割り切れなくなる。これ
により、誤り訂正が可能となる。但し、誤りがsバイト
以下であることを条件とする。なお、〔数4〕は、符号
多項式W(x)が生成多項式G(x)で割り切れること
を利用している。
【0054】3.本発明の原理. 本発明では、データ系列から順に切り出されるブロック
(=所定ビット数のデータ語(データ要素))から得ら
れる符号多項式W(x)に、複数種類のスクランブル用
符号多項式Y1(x),Y2(x),,Yj(x)を各々図1
(但し、図1ではこれらを代表してY(x)として示
す)に示すように加算して複数種類の符号多項式W”1
(x),W”2(x),,W”j(x)を生成し(但し、図
1ではこれらを代表してW”(x)として示す)、この
複数種類の符号多項式W”1(x),W”2(x),,W”
j(x)の中から、所望の特性の符号多項式を抽出してい
る。例えば、記録符号の直流成分が最小となる符号多項
式W”(x)を抽出している。この抽出された符号多項
式W”(x)に対して、必要に応じてRLL変調やNR
ZI変調が施されて記録用に設定される。
【0055】また、本発明では、元の符号多項式W
(x)の受信多項式R(x)とシンドローム多項式S
(x)に関する上述の議論が、上述のスクランブルによ
り生成された複数種類の符号多項式W”1(x),W”2
(x),,W”j(x)の中から抽出された符号多項式で
あるW”i(x)の受信多項式R”i(x)とシンドローム
多項式S”i(x)に関しても(ここで、iは抽出された
ものを示す)同様に成り立つこと、即ち、図3の最下段
の数式、
【数5】 S”(x)=R”(x)modG(x) ={W”(x)+E(x)}modG(x) =E(x)modG(x) が、W”i(x)の受信多項式R”i(x)とシンドローム
多項式S”i(x)に関して成り立つことを利用して、再
生信号から元のデータ系列を復号するデコーダ側で受信
多項式R”i(x)を誤り訂正して、符号多項式W”i
(x)を得ている。なお、図2は、W”(x)、E
(x)、及びR”(x)の関係を示す。
【0056】また、本発明では、再生信号から元のデー
タ系列を復号するデコーダ側に於いて、誤り訂正後の符
号多項式W”i(x)に対して当該符号多項式W”i(x)
の生成に用いたスクランブル用符号多項式Yi(x)を加
算することで、元の符号多項式W(x)を得ている。
【0057】また、本発明では、再生信号から元のデー
タ系列を復号するデコーダ側に於いて上記の如くスクラ
ンブル用符号多項式Yi(x)を加算する必要上、該スク
ランブル用符号多項式Yi(x)の識別情報を、誤り訂正
後の符号多項式W”i(x)から検出している。換言すれ
ば、符号多項式W”i(x)には、上記識別情報が付加さ
れている。具体的には、元の符号多項式W(x)内に付
加されているダミーデータと同一の位置にある符号多項
式W”i(x)中のデータを、識別情報として検出してい
る。詳細については後述する。
【0058】
【発明の実施の形態】 1.回路構成. 図5は実施の形態の変調回路のブロック図、図6は図5
内のj種類EX−OR器20付近の詳細を示すブロック図
である。また、図4は、図5内のダミーデータ多重器11
の入出力信号(a)(b)、RSエンコーダ13の入出力
信号(b)(c)、第1EX−OR器21の出力信号
(d)のデータ構成を示す。
【0059】図示の変調回路は、記録信号の直流成分が
最小となる符号多項式W"(x)を抽出して変調する回路
である。即ち、入力端子10から入力されるデータ系列内
の各ブロック(図4の最上段参照)の先頭に図4の2段
目に示すようにガロア体GF(2t )の所定の元(例:
ガロア体GF(28 )の0元“00000000”)を
ダミーデータとして多重する多重器11と、ダミーデータ
多重後の多重化ブロックを情報部としてリードソロモン
符号化して図4の3段目に示すリードソロモン符号(第
1リードソロモン符号)を生成するRSエンコーダ13
と、RSエンコーダ13の出力である第1リードソロモン
符号に複数種類(j種類)のスクランブル用リードソロ
モン符号を加算して図4の4段目(d) に示すj種類の第
2リードソロモン符号を生成するj種類EX−OR器20
(j種類変換用データ生成器25と第1EX−OR器21を
含む)と、j種類の第2リードソロモン符号の中からD
SV(Digital Sum Value)の絶対値が最小となる第2リ
ードソロモン符号を選択するj種類DSV演算器・比較
器23と、選択された第2リードソロモン符号を与えるス
クランブル用リードソロモン符号を出力する前記j種類
EX−OR器20内のj種類変換用データ生成器25と、前
記RSエンコーダ13の出力である第1リードソロモン符
号を記憶するメモリ15と、該メモリ15から読み出される
第1リードソロモン符号と前記j種類変換用データ生成
器25から出力されるスクランブル用リードソロモン符号
を加算してDSVの絶対値が最小の第2リードソロモン
符号を出力する第2EX−OR器31と、第2EX−OR
器31の出力をRLL変調するRLLエンコーダ33と、R
LLエンコーダ33の出力をNRZI変調するNRZI変
調器35と、NRZI変調器35の出力を外部へ出力する出
力端子40と、を有する。
【0060】ダミーデータ多重器11は、入力端子10から
入力されるデータ系列(データストリーム)から順に切
り出される所定ビット数のブロック(図4の最上段参
照)の先頭に、図4の2段目に示すように、ガロア体G
F(2t )の所定の元(例:ガロア体GF(28 )の0
元“00000000”)をダミーデータとして多重す
る。ダミーデータ多重後のブロックを、本明細書では多
重化ブロックという。
【0061】RSエンコーダ13は、多重化ブロックを情
報部としてリードソロモン符号化して、図4の3段目に
示すリードソロモン符号(以下「第1リードソロモン符
号」という)を生成する。
【0062】j種類EX−OR器20は、第1リードソロ
モン符号に、複数種類(j種類)のスクランブル用リー
ドソロモン符号を加算して、図4の4段目(d)に示す
複数種類(j種類)のリードソロモン符号(以下「第2
リードソロモン符号」という)を生成する。つまり、j
種類変換用データ生成器25から複数種類(j種類)のス
クランブル用リードソロモン符号を第1EX−OR器21
へ順に出力して該第1EX−OR器21にて第1リードソ
ロモン符号に加算することで、複数種類(j種類)の第
2リードソロモン符号を生成する。なお、複数種類(j
種類)のスクランブル用リードソロモン符号は、前述の
Y1(x),Y2(x),,,Yj(x)に対応する。また、
複数種類(j種類)の第2リードソロモン符号は、前述
のW”1(x),W”2(x),,,W”j(x)に対応す
る。
【0063】j種類DSV演算器・比較器23は、複数種
類(j種類)の第2リードソロモン符号の中から、DS
V(Digital Sum Value)の絶対値が最小となる第2リー
ドソロモン符号を抽出する。即ち、記録信号の直流成分
や低周波成分が最小となる第2リードソロモン符号を抽
出する。また、その第2リードソロモン符号の生成に用
いたスクランブル用リードソロモン符号を示す情報をj
種類変換用データ生成器25へ出力する。DSVの絶対値
が最小の第2リードソロモン符号は前述のW”i(x)に
対応する。以下、これを、最小第2リードソロモン符号
という。なお、本実施例は、所望の第2リードソロモン
符号として、ビットストリームに変調後の直流成分が最
小の第2リードソロモン符号を選択する構成であるた
め、j種類DSV演算器・比較器23を設けているが、所
望の第2リードソロモン符号を選択する際の特性として
他の特性を採用するのであれば、該他の特性に対応する
回路要素を、j種類DSV演算器・比較器23に代えて設
ければよい。
【0064】j種類変換用データ生成器25は、上述のよ
うに複数種類(j種類)のスクランブル用リードソロモ
ン符号を第1EX−OR器21へ順に出力するとともに、
j種類DSV演算器・比較器23から入力される情報(第
1リードソロモン符号から最小第2リードソロモン符号
を生成する際に用いたスクランブル用リードソロモン符
号を示す情報)により特定されるスクランブル用リード
ソロモン符号を、第2EX−OR器31へ出力する。この
最小第2リードソロモン符号の生成に用いたスクランブ
ル用リードソロモン符号は、前述のYi(x)に対応す
る。
【0065】メモリ15は、RSエンコーダ13から入力さ
れる第1リードソロモン符号を記憶する。
【0066】第2EX−OR器31は、第1リードソロモ
ン符号と、最小第2リードソロモン符号の生成に用いた
スクランブル用リードソロモン符号を加算して、RLL
エンコーダ33へ出力する。即ち、最小第2リードソロモ
ン符号をRLLエンコーダ33へ出力する。
【0067】RLLエンコーダ33は、第2EX−OR器
31の出力である最小第2リードソロモン符号をRLL変
調して、NRZI変調器35へ出力する。
【0068】NRZI変調器35は、RLLエンコーダ33
の出力をNRZI変調して、出力端子40を介して、外部
へ出力する。
【0069】次に、所定の8ビットのデータ要素“00
000000”を構成する2組の4ビットのデータ要素
“0000”“0000”を、データストリームから切
り出したブロック内の所定の2位置(この例では先頭と
中央)に多重する場合を、上記回路と図7〜図9を参照
して説明する。
【0070】まず、多重器11では、所定の8ビットのデ
ータ要素“00000000”を構成する2組の4ビッ
トのデータ要素“0000”“0000”が、データス
トリーム(データ系列)から切り出された(k−1)バ
イトのブロックの先頭と、1ブロックに4ビットデータ
を2個即ち合計1バイト分付加したデータ長であるkバ
イトを情報部とするuバイトのリードソロモン符号の符
号長後半部の先頭に相当するブロック内の位置(ブロッ
ク内最終から(k−(u−1)/2)バイトの位置)
に、各々ダミーデータとして多重される(図7の最上段
参照)。なお、この多重化ブロックのデータ長はkバイ
トである。
【0071】次に、RSエンコーダ13で、上記多重化ブ
ロックを情報部としてuバイトの第1リードソロモン符
号が生成される(図7の中段参照)。即ち、(u−k)
バイトのパリティ符号が付加される。以下、第1リード
ソロモン符号の前半部分を第1データ項目、後半部分を
第2データ項目という(図7の最下段参照)。
【0072】第1データ項目をメモリ15に記憶している
間に、該第1データ項目が下記のようにスクランブルさ
れる。
【0073】まず、j種類変換用データ情報部生成器25
3 から、図8上段に示す16種類の4ビットデータが、
u回繰り返して、第1セレクタ257 を介して第1EX−
OR器21へ送られる。即ち、16種類の(u/2)バイ
ト分のデータが第1EX−OR器21へ送られる。
【0074】第1EX−OR器21では、1ビット毎のE
X−OR処理が行われる。これにより、図7の下段に示
す第1データ項目に関して、16種類の第1データ項目
(第2リードソロモン符号の前半部分)が生成される。
このとき、16種類の第1データ項目それぞれの先頭4
ビットは、前述のようにダミーデータが“0000”で
あるため、そのままで識別情報となる。
【0075】上記のように生成された16種類の第1デ
ータ項目(第2リードソロモン符号の前半部分)は、j
種類DSV演算器・比較器23へ送られて、その中からD
SVの絶対値が最小の第1データ項目(最小第2リード
ソロモン符号の前半部分)が求められる。即ち、記録信
号の直流成分や低周波成分が最小となる第1データ項目
(最小第2リードソロモン符号の前半部分)が求められ
る。また、該データ項目の生成に用いたスクランブルパ
ターンが、変換用データ記憶器251 に記憶される。
【0076】続いて第2データ項目がスクランブルされ
る。同時に、メモリ15に記憶されている第1データ項目
を、変換用データ記憶器251 に記憶されているスクラン
ブルパターンを用いて、第2EX−OR器31で変換する
処理が行われる。即ち、メモリ15に記憶されている第1
データ項目を読み出して第2EX−OR器31へ送るとと
もに、変換用データ記憶器251 に記憶されているスクラ
ンブルパターンをu回繰り返して第2EX−OR器31へ
送り、第2EX−OR器31にて加算する(EX−OR)
処理が行われる。これにより、第2リードソロモン符号
の前半部分が生成される。この前半部分は、図9では
“****”で示されている。
【0077】一方、j種類変換用データ情報部生成器25
3 からは、図8下段に示す16種類の4ビットデータ
が、(2k−u)回繰り返して、第1セレクタ257 を介
して第1EX−OR器21へ送られた後、続いて、j種類
変換用データパリティ部生成器255 から、図9内に示す
パリティ部(0) 〜(15)の16種類のデータが第1セレク
タ257 を介して第1EX−OR器21へ送られる。これに
より、第2データ項目に関するスクランブルが行われ
る。
【0078】パリティ部(0) 〜(15)のデータは、図9に
示すように生成される。即ち、第1データ項目に関する
DSVの絶対値を最小とするスクランブルパターン“*
***”を前半に有し、後半の情報語部分(4ビットの
(2k−u)回分)に図8の下段に示す16種類のスク
ランブルパターンを配してなる16種類のブロックにつ
いて、リードソロモン符号化を行うことにより生成され
る。ここで、上記スクランブルパターン“****”
は、変換用データ記憶器251 からj種類変換用パリティ
生成器255 に与えられる。なお、j種類変換用データパ
リティ部生成器255を、第1データ項目用のスクランブ
ルパターン「****」と第2データ項目内の情報部用
のスクランブルパターン「0000」〜「1111」の
組み合わせに応じて、パリティ(0)〜パリティ(1
5)というパリティ部用の16種類のデータ項目を出力
するROM等で構成してもよい。
【0079】こうして生成された第2データ項目につい
ても、第1データ項目の場合と略同様に、DSVの絶対
値を最小とするスクランブルパターンが求められて変換
用データ記憶器251 に記憶される。即ち、記録信号の直
流成分や低周波成分を最小とするスクランブルパターン
が求められて記憶される。なお、第2データ項目の場合
は、第2データ項目内の情報部の4(2k−u)ビット
用のスクランブルパターン“####”が記憶される。
【0080】次に、次ブロックの第1データ項目が前記
と同様にスクランブルされている時に、上記スクランブ
ルパターン“####”が、(2k−u)回、変換用デ
ータ記憶器251 から第2セレクタ259 を介して第2EX
−OR器31へ送られて、メモリ15から読み出される第1
リードソロモン符号の第2データ項目内の情報部と加算
される。続いて第1データ項目用のスクランブルパター
ン“****”と第2データ項目用のスクランブルパタ
ーン“####”がj種類変換用データパリティ部生成
器255 へ送られ、これにより、それら(****,##
##)に対応する変換用データパリティ部(パリティ
(0)〜パリティ(15)の何れか)のデータ項目がj
種類変換用データパリティ部生成器255 から第2セレク
タ259 を介して第2EX−OR器31へ送られて、メモリ
15から読み出される第1リードソロモン符号の第2デー
タ項目内のパリティ部と加算される。こうして生成され
た最小第2リードソロモン符号が、RLL変調され、N
RZI変調される。
【0081】上記の説明は、所定の8ビットのデータ要
素“00000000”を構成する2組の4ビットのデ
ータ要素“0000”“0000”を、ブロック内の所
定の2位置(上記の例ではリードソロモン符号内の先頭
位置と中央位置)に多重する場合の処理であるが、所定
の8ビットのデータ要素“00000000”をブロッ
ク内の所定の1位置(例えばリードソロモン符号内の先
頭位置)に多重する図12に示す場合や、所定の8ビッ
トのデータ要素“00000000”を構成する4組の
2ビットのデータ要素“00”“00”“00”“0
0”を、ブロック内の所定の4位置(例えば、リードソ
ロモン符号内の先頭位置、1/4位置、1/2位置、3
/4位置)に多重する図14に示す場合も、略同様に処
理可能である。また、所定の8ビットのデータ要素“0
0000000”を“000”“00000”という3
ビットのデータ要素と5ビットのデータ要素として多重
する場合や、“00”“000000”という2ビット
のデータ要素と6ビットのデータ要素として多重する場
合も、略同様に処理可能である。また、図示はしない
が、ブロック内の所定の8位置に多重する場合も同様に
処理可能である。
【0082】また、RS符号のガロア体の元を構成する
ビット幅tは、何れの値を用いてもよい。tを変更した
場合は、RSエンコーダ13とj種類変換用パリティ部生
成器255 の構成が上記の例とは異なる。換言すれば、R
Sエンコーダ13とj種類変換用パリティ部生成器255
は、GF(28 )用、GF(24 )用、GF(22 )用
等で回路構成は異なるが、上述の処理方法は変わらな
い。また、RLL復号、RS復号、並びにRS符号を用
いた逆変換では、ビット同期がとれていることが前提と
なる。このため、図中では、SYNCがRS符号の前に
付加されて、理解を助けている。なお、ビット同期がと
れるのであれば、SYNCの挿入間隔をもっと長くして
もよい。
【0083】図10は、変調回路の変形例を示す。
〔A〕は図5と同様に構成された例であり、〔B〕はj
種類の第2リードソロモン符号(W”(x))を、全て
メモリ150に記憶するように構成した例である。〔A〕
ではメモリ15が小容量で足りるという利点がある。
〔B〕では〔A〕の第2EX−OR器31が不要になると
いう利点がある。
【0084】上記のようにして変調された符号は、図1
1に示す復調回路によって復調される。即ち、入力端子
50から入力される再生信号(ビットストリーム)をNR
ZI復調するNRZI復調器51、NRZI復調された信
号をRLL復調するRLLデコーダ52、RLL復調後の
リードソロモン符号をパリティ部を用いて誤り訂正する
RSデコーダ53、誤り訂正されてRSデコーダ53から出
力されるリードソロモン符号(前述の最小第2リードソ
ロモン符号に対応する)のダミーデータの位置に多重さ
れている情報に基づいて当該リードソロモン符号への変
換に用いられたスクランブル用リードソロモン符号を検
出する検出器54、誤り訂正されてRSデコーダ53から出
力されるリードソロモン符号に検出器54で検出されたス
クランブル用リードソロモン符号を加算するEX−OR
器55、EX−OR器55から出力される信号を外部へ出力
する出力端子60、を有するディジタル復調回路によって
復調される。
【0085】なお、検出器54は、前述の変調回路のスク
ランブルパターン(例えば図8の16種類のパターン)
を識別するために必要なデータが、変調回路と共通に内
蔵されており、また、前述のダミーデータに関する情報
(例えば“0000”である旨)も共通に有しているも
のとする。
【0086】図15〜図17は、畳み込み処理による効
果と本発明のガロア体加算型処理による効果を、ガロア
体乗算型処理と比較して示す特性図であり、図18は、
RS符号とGF(28 )上のガロア体加算(ブロック内
1位置多重)型と畳み込み処理(1,2,4,8ビッ
ト)の各シンボル誤り率を示す特性図である。なお、ガ
ロア体乗算型のシンボル誤り率はガロア体加算型と殆ど
同じであるため、図示を省略する。
【0087】畳み込み処理とは、対象ブロックの先頭に
付加した複数種類(j種類)のaビットを符号変換単位
として先頭aビットから順番にEX−ORのデータ変換
を行ってj種類の変換ブロックを生成し、その中から直
流成分が最小の変換ブロックを選択して出力することに
より、信号波形列の直流成分を抑圧するとともに、誤り
の伝播を防ぐ処理方式である。畳み込み処理の復調は、
再生ブロック先頭のaビットを符号変換単位として先頭
aビットから順番にEX−ORのデータ変換(逆変換)
を実行することで行われる。なお、畳み込み処理につい
ては、本出願人の出願である特願平8−87335号、
特願平8−291171号、特願平8−314306号
に記載されている。
【0088】ガロア体乗算型処理とは、ガロア体GF
(2t )のダミーデータ(例“11111111”)を
先頭に付加した対象ブロックに複数種類(j種類)のガ
ロア体を乗算してj種類の変換データを生成し、その中
から直流成分が最小の変換ブロックを選択して出力する
ことにより、信号波形列の直流成分を抑圧し、且つ、誤
り訂正を可能とした処理方式である。ガロア体乗算型処
理の復調は、再生ブロック先頭のtビットに基づいて乗
算したガロア体を識別して、該ガロア体で除算すること
により行われる。なお、ガロア体乗算型処理について
は、本出願人の出願である特願平7−262141号、
特願平8−87335号、特願平8−291171号、
特願平8−314306号に記載されている。
【0089】図15〜図17から判るように、所定の8
ビットのデータ要素“00000000”を構成する2
組のビットのデータ要素“0000”“0000”をブ
ロック内の所定の2位置に多重したり、所定の8ビット
のデータ要素“00000000”をブロック内の所定
の1位置に多重する本発明の処理は、255種類のガロ
ア体乗算型と同等の特性を示し、且つ、その場合の回路
構成は、255種類のガロア体乗算型に比較して非常に
簡略化できるという効果がある。また、所定の8ビット
のデータ要素“00000000”を構成する4組の2
ビットのデータ要素“00”“00”“00”“00”
を、ブロック内の所定の4位置に多重する本発明の処理
は、回路構成を更に簡略化できるとともに、特性上も満
足できる範囲である。なお、図16,図17は、RS符
号としては、GF(28 )上の元を用い、符号長80バ
イトでシミュレーションした結果である。また、図18
から判るように、ガロア体加算型のシンボル誤り率の特
性は、RS符号の特性に近く、畳み込み処理よりも良好
である。但し、図18は、情報バイト72バイト、パリ
ティバイト8バイトでシミュレーションした結果であ
る。
【0090】なお、前記では、第2リードソロモン符号
の中でNRZI変調後の特性が所望の特性となる第2リ
ードソロモン符号として、NRZI変調後の直流成分が
最小となる第2リードソロモン符号を選択しているが、
これに代えて、例えば、RLL符号として(d,∞)R
LL符号を用い、変調後の最大反転間隔kが最小となる
第2リードソロモン符号を選択するように構成すること
もできる。その場合には、正確なクロックを抽出し易く
なるという効果がある。また、パラメータkとパラメー
タDSVに、或る重み付け加算をして新しいパラメータ
を生成し、そのパラメータが最小となる第2リードソロ
モン符号を選択する構成も考えられる。その場合には、
正確なクロックを抽出しつつ、変調データの直流成分を
抑圧できる効果がある。
【0091】
【発明の効果】本発明では、データ系列から順に切り出
すブロック内の任意の位置にダミーデータを多重して多
重化ブロックを生成し、この多重化ブロックを情報部と
してリードソロモン符号化して第1リードソロモン符号
を生成し、相互に異なるスクランブル方法を示すデータ
要素を上記ダミーデータと同じ位置に有し且つ前記第1
リードソロモン符号と情報部とパリティ部の各データ長
が等しい複数個のスクランブル用リードソロモン符号
を、各々前記第1リードソロモン符号に加算することに
より複数個の第2リードソロモン符号を生成し、前記複
数個の第2リードソロモン符号の中で所望の特性を有す
る第2リードソロモン符号(例えば、記録信号の直流成
分が最小の第2リードソロモン符号)を出力用に設定す
るため、記録用や伝送用の信号波形列として、所望の特
性の信号波形列を得ることができる。例えば、記録信号
の直流成分が最小の第2リードソロモン符号を選択した
場合は、再生エラーを小さくでき、その伝播を小さくで
き、これらを、簡単な回路構成で達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】変換前の符号多項式W(x)にスクランブル多
項式Y(x)を加算して変換後の符号多項式W”(x)
を生成する本発明の概念を示す説明図。
【図2】変換後の符号多項式W”(x)にエラー多項式
E(x)を加算した形式で本発明の受信多項式R”
(x)が記述されることを示す説明図。
【図3】変換前の符号多項式W(x)のシンドローム多
項式S(x)と、該W(x)にスクランブル符号Y
(x)を加算して得られる変換後の符号多項式W”
(x)のシンドローム多項式S”(x)が等しいことを
示す説明図。
【図4】図5の回路に於ける各ブロックの出力を示す説
明図。
【図5】実施の形態の変調回路のブロック図。
【図6】図5のj種類変換用データ生成器25を示すブロ
ック図。
【図7】ブロック先頭に付加するダミーデータを4ビッ
トとした場合のスクランブル方法を示す説明図。
【図8】図7の第1データ用のスクランブルパターンと
第2データ用のスクランブルパターンの一部を示す説明
図。
【図9】図7の第2データ用のスクランブルパターンの
残部を示す説明図。
【図10】実施の形態の変調回路の変形例を示すブロッ
ク図。
【図11】実施の形態の復調回路のブロック図。
【図12】ブロック先頭に付加するダミーデータを8ビ
ットとした場合のスクランブル方法と識別情報を示す説
明図。
【図13】ブロック先頭に付加するダミーデータを4ビ
ットとした場合のスクランブル方法と識別情報を示す説
明図。
【図14】ブロック先頭に付加するダミーデータを2ビ
ットとした場合のスクランブル方法と識別情報を示す説
明図。
【図15】1,2,4,8ビットの畳み込み方式と、2
55種類のガロア体乗算方式による変換の特性比較図。
【図16】1,2,4,8ビットのダミーデータを用い
たガロア体の加算方式と、255種類のガロア体の乗算
方式による変換の特性比較図。
【図17】4ビットの畳み込み方式、4ビットのダミー
データを用いたガロア体の加算方式、255種類のガロ
ア体の乗算方式による変換の特性比較図。
【図18】RS符号、GF(28 )上のガロア体加算
(ブロック内1位置多重)型、畳み込み処理(1,2,
4,8ビット)の各シンボル誤り率を示す特性図。
【符号の説明】
10 変調回路入力端子 40 変調回路出力端子 50 復調回路入力端子 60 復調回路出力端子

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ系列を変調するディジタル変調回
    路であって、所定のデータをデータ系列内の各ブロック
    内の所定位置にダミーデータとして多重して多重化ブロ
    ックを生成する多重器と、前記多重化ブロックを情報部
    としてリードソロモン符号化して第1リードソロモン符
    号を生成するRSエンコーダと、相互に異なるスクラン
    ブル方法を示すデータを前記ダミーデータに対応する位
    置に有し且つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等
    しい複数個のスクランブル用リードソロモン符号を、各
    々前記第1リードソロモン符号に加算して、複数個の第
    2リードソロモン符号を生成する加算器と、前記複数個
    の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小の第2
    リードソロモン符号を出力用に設定する設定器と、を有
    するディジタル変調回路。
  2. 【請求項2】 データ系列を変調するディジタル変調回
    路であって、所定のデータをデータ系列内の各ブロック
    内の所定位置にダミーデータとして多重して多重化ブロ
    ックを生成する多重器と、前記多重化ブロックを情報部
    としてリードソロモン符号化して第1リードソロモン符
    号を生成するRSエンコーダと、前記第1リードソロモ
    ン符号を記憶するメモリと、相互に異なるスクランブル
    方法を示すデータを前記ダミーデータに対応する位置に
    有し且つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等しい
    複数個のスクランブル用リードソロモン符号を、各々前
    記第1リードソロモン符号に加算して、複数個の第2リ
    ードソロモン符号を生成する第1加算器と、前記複数個
    の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小の第2
    リードソロモン符号を与えるスクランブル用リードソロ
    モン符号を選択する選択器と、前記選択器により選択さ
    れたスクランブル用リードソロモン符号を、前記メモリ
    から読み出した第1リードソロモン符号に加算して出力
    する第2加算器と、を有するディジタル変調回路。
  3. 【請求項3】 データ系列を変調するディジタル変調回
    路であって、所定のデータをデータ系列内の各ブロック
    内の所定位置にダミーデータとして多重して多重化ブロ
    ックを生成する多重器と、前記多重化ブロックを情報部
    としてリードソロモン符号化して第1リードソロモン符
    号を生成するRSエンコーダと、相互に異なるスクラン
    ブル方法を示すデータを前記ダミーデータに対応する位
    置に有し且つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等
    しい複数個のスクランブル用リードソロモン符号を、各
    々前記第1リードソロモン符号に加算して、複数個の第
    2リードソロモン符号を生成する加算器と、前記複数個
    の第2リードソロモン符号を記憶するメモリと、前記複
    数個の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小の
    第2リードソロモン符号を選択する選択器と、前記選択
    器により選択された第2リードソロモン符号を前記メモ
    リから読み出して出力する読出器と、を有するディジタ
    ル変調回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れかに於いて、
    前記加算器又は前記第1加算器は、スクランブル用リー
    ドソロモン符号内の情報部のパターンに応じて定まるパ
    リティ部用のパターンを出力するROMを有する、ディ
    ジタル変調回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4の何れかに於いて、
    前記所定のデータ及びスクランブル方法を示すデータは
    各々8ビットデータである、ディジタル変調回路。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5の何れかに於いて、
    前記ダミーデータが多重されるブロック内の所定位置は
    当該ブロックの先頭位置である、ディジタル変調回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項5の何れかに於いて、
    前記多重器は、前記所定のデータを構成する2組のビッ
    トデータをデータ系列内の各ブロック内の所定の2位置
    に多重し、前記複数個のスクランブル用リードソロモン
    符号は、前記相互に異なるスクランブル方法を示すデー
    タを構成する各々2組のビットデータを前記2位置のダ
    ミーデータに対応する位置に有する、ディジタル変調回
    路。
  8. 【請求項8】 請求項7に於いて、前記ダミーデータが
    多重されるブロック内の所定の2位置は、当該ブロック
    の先頭位置と、前記ダミーデータ多重後のデータ長を情
    報部とするリードソロモン符号の符号長後半部の先頭に
    相当する当該ブロック内の位置である、ディジタル変調
    回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項5の何れかに於いて、
    前記多重器は、前記所定のデータを構成する4組のビッ
    トデータをデータ系列内の各ブロック内の所定の4位置
    に多重し、前記複数個のスクランブル用リードソロモン
    符号は、前記相互に異なるスクランブル方法を示すデー
    タを構成する各々4組のビットデータを前記4位置のダ
    ミーデータに対応する位置に有する、ディジタル変調回
    路。
  10. 【請求項10】 請求項9に於いて、前記ダミーデータ
    が多重されるブロック内の所定の4位置は、当該ブロッ
    クの先頭位置と、前記ダミーデータ多重後のデータ長を
    情報部とするリードソロモン符号の符号長1/4半部、
    2/4半部、3/4半部の各先頭に相当する当該ブロッ
    ク内の各位置である、ディジタル変調回路。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項5の何れかに於い
    て、前記多重器は、前記所定のデータを構成する8組の
    ビットデータをデータ系列内の各ブロック内の所定の8
    位置に多重し、前記複数個のスクランブル用リードソロ
    モン符号は、前記相互に異なるスクランブル方法を示す
    データを構成する各々8組のビットデータを前記8位置
    のダミーデータに対応する位置に有する、ディジタル変
    調回路。
  12. 【請求項12】 請求項11に於いて、前記ダミーデー
    タが多重されるブロック内の所定の8位置は、当該ブロ
    ックの先頭位置と、前記ダミーデータ多重後のデータ長
    を情報部とするリードソロモン符号の符号長1/8半
    部、2/8半部、3/8半部、4/8半部、5/8半
    部、6/8半部、7/8半部の各先頭に相当する当該ブ
    ロック内の各位置である、ディジタル変調回路。
  13. 【請求項13】 請求項1〜請求項4の何れかに於い
    て、前記tは4であり、前記多重器は、ガロア体GF
    (24 )の所定の元を、データ系列内の各ブロックの先
    頭と、1ブロックにガロア体GF(24 )の元を2個付
    加して成るデータ長を情報部とするリードソロモン符号
    の符号長後半部の先頭に相当するブロック内の位置に各
    々多重して、多重化ブロックを生成し、前記加算器又は
    前記第1加算器は、相互に異なるガロア体GF(24
    の元を先頭に有し且つ相互に異なるガロア体GF(2
    4 )の元を前記符号長後半部の先頭に有し且つ前記第1
    リードソロモン符号と符号長が等しい複数個のスクラン
    ブル用リードソロモン符号を、各々前記第1リードソロ
    モン符号に加算して、複数個の第2リードソロモン符号
    を生成する、ディジタル変調回路。
  14. 【請求項14】 請求項1〜請求項4の何れかに於い
    て、前記tは2であり、前記多重器は、ガロア体GF
    (22 )の所定の元を、データ系列内の各ブロックの先
    頭と、1ブロックにガロア体GF(22 )の元を4個付
    加して成るデータ長を情報部とするリードソロモン符号
    の符号長1/4半部、2/4半部、3/4半部の各先頭
    に相当するブロック内の各位置に各々多重して、多重化
    ブロックを生成し、前記加算器又は前記第1加算器は、
    相互に異なるガロア体GF(22 )の元を先頭に有し且
    つ相互に異なるガロア体GF(22 )の元を前記符号長
    1/4半部の先頭に有し且つ相互に異なるガロア体GF
    (22 )の元を前記符号長2/4半部の先頭に有し且つ
    相互に異なるガロア体GF(22 )の元を前記符号長3
    /4半部の先頭に有し且つ前記第1リードソロモン符号
    と符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソロモ
    ン符号を、各々前記第1リードソロモン符号に加算し
    て、複数個の第2リードソロモン符号を生成する、ディ
    ジタル変調回路。
  15. 【請求項15】 データ系列を変調するディジタル変調
    方法に於いて、所定のデータをデータ系列内の各ブロッ
    ク内の所定位置にダミーデータとして多重して多重化ブ
    ロックを生成し、前記多重化ブロックを情報部としてリ
    ードソロモン符号化して第1リードソロモン符号を生成
    し、相互に異なるスクランブル方法を示すデータを前記
    ダミーデータに対応する位置に有し且つ前記第1リード
    ソロモン符号と符号長が等しい複数個のスクランブル用
    リードソロモン符号を、各々前記第1リードソロモン符
    号に加算して、複数個の第2リードソロモン符号を生成
    し、前記複数個の第2リードソロモン符号の中で直流成
    分が最小の第2リードソロモン符号を出力用に設定す
    る、ディジタル変調方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に於いて、前記所定のデー
    タ及びスクランブル方法を示すデータは各々8ビットデ
    ータである、ディジタル変調方法。
  17. 【請求項17】 請求項15、又は請求項16に於い
    て、前記ダミーデータが多重されるブロック内の所定位
    置は当該ブロックの先頭位置である、ディジタル変調方
    法。
  18. 【請求項18】 データ系列を変調するディジタル変調
    方法に於いて、所定のデータを構成する2組のビットデ
    ータをデータ系列内の各ブロック内の所定の2位置にダ
    ミーデータとして多重して多重化ブロックを生成し、前
    記多重化ブロックを情報部としてリードソロモン符号化
    して第1リードソロモン符号を生成し、相互に異なるス
    クランブル方法を示すデータを構成する2組のビットデ
    ータを前記2位置のダミーデータに対応する位置に有し
    且つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等しい複数
    個のスクランブル用リードソロモン符号を各々前記第1
    リードソロモン符号に加算して複数個の第2リードソロ
    モン符号を生成し、前記複数個の第2リードソロモン符
    号の中で直流成分が最小の第2リードソロモン符号を出
    力用に設定する、ディジタル変調方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に於いて、前記ダミーデー
    タが多重されるブロック内の所定の2位置は、当該ブロ
    ックの先頭位置と、前記ダミーデータ多重後のデータ長
    を情報部とするリードソロモン符号の符号長後半部の先
    頭に相当する当該ブロック内の位置である、ディジタル
    変調方法。
  20. 【請求項20】 データ系列を変調するディジタル変調
    方法に於いて、所定のデータを構成する4組のビットデ
    ータをデータ系列内の各ブロック内の所定の4位置にダ
    ミーデータとして多重して多重化ブロックを生成し、前
    記多重化ブロックを情報部としてリードソロモン符号化
    して第1リードソロモン符号を生成し、相互に異なるス
    クランブル方法を示すデータを構成する4組のビットデ
    ータを前記4位置のダミーデータに対応する位置に有し
    且つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等しい複数
    個のスクランブル用リードソロモン符号を各々前記第1
    リードソロモン符号に加算して複数個の第2リードソロ
    モン符号を生成し、前記複数個の第2リードソロモン符
    号の中で直流成分が最小の第2リードソロモン符号を出
    力用に設定する、ディジタル変調方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に於いて、前記ダミーデー
    タが多重されるブロック内の所定の4位置は、当該ブロ
    ックの先頭位置と、前記ダミーデータ多重後のデータ長
    を情報部とするリードソロモン符号の符号長1/4半
    部、2/4半部、3/4半部の各先頭に相当する当該ブ
    ロック内の各位置である、ディジタル変調方法。
  22. 【請求項22】 データ系列を変調するディジタル変調
    方法に於いて、所定のデータを構成する8組のビットデ
    ータをデータ系列内の各ブロック内の所定の8位置にダ
    ミーデータとして多重して多重化ブロックを生成し、前
    記多重化ブロックを情報部としてリードソロモン符号化
    して第1リードソロモン符号を生成し、相互に異なるス
    クランブル方法を示すデータを構成する8組のビットデ
    ータを前記8位置のダミーデータに対応する位置に有し
    且つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等しい複数
    個のスクランブル用リードソロモン符号を各々前記第1
    リードソロモン符号に加算して複数個の第2リードソロ
    モン符号を生成し、前記複数個の第2リードソロモン符
    号の中で直流成分が最小の第2リードソロモン符号を出
    力用に設定する、ディジタル変調方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に於いて、前記ダミーデー
    タが多重されるブロック内の所定の8位置は、当該ブロ
    ックの先頭位置と、前記ダミーデータ多重後のデータ長
    を情報部とするリードソロモン符号の符号長1/8半
    部、2/8半部、3/8半部、4/8半部、5/8半
    部、6/8半部、7/8半部の各先頭に相当する当該ブ
    ロック内の各位置である、ディジタル変調回路。
  24. 【請求項24】 データ系列を変調するディジタル変調
    方法に於いて、ガロア体GF(24 )の所定の元を、デ
    ータ系列内の各ブロックの先頭と、1ブロックにガロア
    体GF(24 )の元を2個付加して成るデータ長を情報
    部とするリードソロモン符号の符号長後半部の先頭に相
    当するブロック内の位置に各々多重して、多重化ブロッ
    クを生成し、前記多重化ブロックを情報部としてリード
    ソロモン符号化して第1リードソロモン符号を生成し、
    相互に異なるガロア体GF(24 )の元を先頭に有し且
    つ相互に異なるガロア体GF(24 )の元を前記符号長
    後半部の先頭に有し且つ前記第1リードソロモン符号と
    符号長が等しい複数個のスクランブル用リードソロモン
    符号を、各々前記第1リードソロモン符号に加算して、
    複数個の第2リードソロモン符号を生成し、前記複数個
    の第2リードソロモン符号の中で直流成分が最小の第2
    リードソロモン符号を出力用に設定する、ディジタル変
    調方法。
  25. 【請求項25】 データ系列を変調するディジタル変調
    方法に於いて、ガロア体GF(22 )の所定の元を、デ
    ータ系列内の各ブロックの先頭と、1ブロックにガロア
    体GF(22 )の元を4個付加して成るデータ長を情報
    部とするリードソロモン符号の符号長1/4半部、2/
    4半部、3/4半部の各先頭に相当するブロック内の各
    位置に各々多重して、多重化ブロックを生成し、前記多
    重化ブロックを情報部としてリードソロモン符号化して
    第1リードソロモン符号を生成し、相互に異なるガロア
    体GF(22 )の元を先頭に有し且つ相互に異なるガロ
    ア体GF(22 )の元を前記符号長1/4半部の先頭に
    有し且つ相互に異なるガロア体GF(22 )の元を前記
    符号長2/4半部の先頭に有し且つ相互に異なるガロア
    体GF(22 )の元を前記符号長3/4半部の先頭に有
    し且つ前記第1リードソロモン符号と符号長が等しい複
    数個のスクランブル用リードソロモン符号を、各々前記
    第1リードソロモン符号に加算して、複数個の第2リー
    ドソロモン符号を生成し、前記複数個の第2リードソロ
    モン符号の中で直流成分が最小の第2リードソロモン符
    号を出力用に設定する、ディジタル変調方法。
  26. 【請求項26】 リードソロモン符号のデータ系列を復
    調するディジタル復調回路であって、リードソロモン符
    号をパリティ部を用いて誤り訂正するRSデコーダと、
    前記RSデコーダから出力されるリードソロモン符号の
    所定位置のスクランブル方法を示すデータに基づいて当
    該リードソロモン符号への変換に用いられたスクランブ
    ル用リードソロモン符号を検出する検出器と、前記RS
    デコーダから出力されるリードソロモン符号に、前記検
    出器で検出されたスクランブル用リードソロモン符号を
    加算して出力する加算器と、を有するディジタル復調回
    路。
  27. 【請求項27】 請求項26に於いて、前記所定位置
    は、所定の1位置、所定の2位置、所定の4位置、所定
    の8位置の何れかである、ディジタル復調回路。
  28. 【請求項28】 リードソロモン符号のデータ系列を復
    調するディジタル復調方法に於いて、リードソロモン符
    号をパリティ部を用いて誤り訂正し、前記誤り訂正され
    たリードソロモン符号の所定位置のスクランブル方法を
    示すデータに基づいて当該リードソロモン符号への変換
    に用いられたスクランブル用リードソロモン符号を検出
    し、前記誤り訂正されたリードソロモン符号に、前記検
    出されたスクランブル用リードソロモン符号を加算して
    出力する、ディジタル復調方法。
  29. 【請求項29】 請求項28に於いて、前記所定位置
    は、所定の1位置、所定の2位置、所定の4位置、所定
    の8位置の何れかである、ディジタル復調方法。
  30. 【請求項30】 データストリームを入力してビットス
    トリームに変換するディジタル変調器であって、データ
    ストリームから順に切り出されるブロック内の所定位置
    に所定のデータ要素をダミーデータとして多重して多重
    化ブロックを生成する多重器と、前記多重化ブロックを
    情報部としてリードソロモン符号化して第1リードソロ
    モン符号を生成するRSエンコーダと、スクランブル方
    法を示す識別情報を前記ダミーデータと同じ位置に有し
    且つ情報部とパリティ部の各符号長が前記第1リードソ
    ロモン符号と等しい複数種類のスクランブル用リードソ
    ロモン符号を各々前記第1リードソロモン符号に加算し
    て複数種類の第2リードソロモン符号を生成する加算器
    と、前記複数種類の第2リードソロモン符号の中で所望
    の特性を有する第2リードソロモン符号を選択して出力
    する選択器と、を有するディジタル変調器。
  31. 【請求項31】 請求項30に於いて、前記選択器は、
    ビットストリームに変調後の直流成分が最小の第2リー
    ドソロモン符号を選択して出力する、ディジタル変調
    器。
  32. 【請求項32】 請求項30に於いて、前記加算器は、
    スクランブル用リードソロモン符号内の情報部のパター
    ンに応じて定まるパリティ部用のパターンを出力するメ
    モリを有する、ディジタル変調器。
  33. 【請求項33】 請求項32に於いて、前記メモリはR
    OMである、ディジタル変調器。
  34. 【請求項34】 請求項30に於いて、前記多重器は、
    前記所定のデータ要素の前半部と後半部を前記ブロック
    内の所定の2位置にダミーデータとして多重し、前記複
    数種類のスクランブル用リードソロモン符号は、前記識
    別情報を構成するデータ要素の前半部と後半部を前記2
    位置のダミーデータと同じ位置に有する、ディジタル変
    調器。
  35. 【請求項35】 データストリームを入力してビットス
    トリームに変換するディジタル変調方法であって、デー
    タストリームから順に切り出されるブロック内の所定位
    置に所定のデータ要素をダミーデータとして多重して多
    重化ブロックを生成し、前記多重化ブロックを情報部と
    してリードソロモン符号化して第1リードソロモン符号
    を生成し、スクランブル方法を示す識別情報を前記ダミ
    ーデータに対応する位置に有し且つ前記第1リードソロ
    モン符号と符号長が等しい複数種類のスクランブル用リ
    ードソロモン符号を各々前記第1リードソロモン符号に
    加算して複数種類の第2リードソロモン符号を生成し、
    前記複数種類の第2リードソロモン符号の中で所望の特
    性を有する第2リードソロモン符号を選択して出力す
    る、ディジタル変調方法。
  36. 【請求項36】 請求項35に於いて、前記第2リード
    ソロモン符号の選択に用いられる所望の特性は、ビット
    ストリームに変調後の直流成分が最小の特性である、デ
    ィジタル変調方法。
  37. 【請求項37】 ビットストリームから切り出されて復
    号されたリードソロモン符号を復調するディジタル復調
    器であって、リードソロモン符号を誤り訂正するRSデ
    コーダと、前記RSデコーダから出力されるリードソロ
    モン符号内の所定位置の識別情報に基づいて当該リード
    ソロモン符号への変換に用いられたスクランブル用リー
    ドソロモン符号を検出する検出器と、前記RSデコーダ
    から出力されるリードソロモン符号に、前記検出器で検
    出されたスクランブル用リードソロモン符号を加算して
    出力する加算器と、を有するディジタル復調器。
  38. 【請求項38】 ビットストリームから切り出されて復
    号されたリードソロモン符号を復調するディジタル復調
    方法であって、リードソロモン符号を誤り訂正し、誤り
    訂正後のリードソロモン符号の所定位置の識別情報に基
    づいて当該リードソロモン符号への変換に用いられたス
    クランブル用リードソロモン符号を検出し、誤り訂正後
    のリードソロモン符号に前記検出したスクランブル用リ
    ードソロモン符号を加算して元のデータに復調する、デ
    ィジタル復調方法。
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