JPH1140967A - 放熱器 - Google Patents

放熱器

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Publication number
JPH1140967A
JPH1140967A JP9168195A JP16819597A JPH1140967A JP H1140967 A JPH1140967 A JP H1140967A JP 9168195 A JP9168195 A JP 9168195A JP 16819597 A JP16819597 A JP 16819597A JP H1140967 A JPH1140967 A JP H1140967A
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JP
Japan
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base
radiator
fins
outer peripheral
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP9168195A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Fujiwara
誠 藤原
Minoru Yamada
穣 山田
Takafumi Hamabe
隆文 浜辺
Shuji Kamaya
周滋 釜谷
Hironori Katayama
弘典 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9168195A priority Critical patent/JPH1140967A/ja
Publication of JPH1140967A publication Critical patent/JPH1140967A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱効率を低くすることなく、重量を小さく
する。 【解決手段】 発熱体20に接触される基台1 を備えた放
熱器10において、基台1は、断面階段状に形成された構
成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱体の放熱等に
使用される放熱器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の放熱器として、図21に示
すものが存在する。このものは、発熱体X に接触される
被接触面A1が一方面中央に設けられた板状の基台A と、
基台の他方面に延設されたフィンB と、を備えている。
これらの基台A 及びフィンB は、金属又はセラミック等
の比較的密度の大きいものにより構成されている。
【0003】詳しくは、フィンB は、基台A の他方面中
央から外周縁にかけて延設されている。発熱体X から被
接触面A1を通って伝わる熱は、基台A からフィンB へと
伝わる。従って、基台A の中央よりも外周縁寄りから延
設されたフィンB には、基台A における中央から外周縁
へ向かって伝導した熱が伝わることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の放熱器
にあっては、基台A 及びフィンB は、金属又はセラミッ
ク等の比較的密度の大きいものにより構成されているた
めに、比較的重量が大きいものであるが、基台A の一方
面と他方面と間のの寸法を小さくして厚みを薄くする
と、重量を小さくすることができる。
【0005】しかしながら、発熱体X から被接触面A1
通って伝わる熱は、基台A における中央から外周縁へ向
かって伝導することなるから、基台A の一方面と他方面
との間の寸法が小さくなると伝導し難くなって、放熱効
果が低くなってしまう。
【0006】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、放熱効率を低くするこ
となく、重量を小さくすることができる放熱器を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、発熱体に接触される基
台を備えた放熱器において、前記基台は、断面階段状に
形成されてなる構成にしてある。
【0008】請求項2記載の発明は、発熱体に接触され
る基台を備えた放熱器において、前記基台は、その表面
に凹所が設けられた構成にしてある。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記凹所は、前記基台の外周縁に開口部を
有して設けられた構成にしてある。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記凹所は、前記開口部に近づく程深くな
る状態で設けられた構成にしてある。
【0011】請求項5記載の発明は、発熱体に接触され
る被接触面が一方面に設けられた基台を備えた放熱器に
おいて、前記基台は、前記被接触面に平行な一方向の先
端における幅寸法が基端における幅寸法よりも小さく形
成された構成にしてある。
【0012】請求項6記載の発明は、発熱体に接触され
る被接触面が一方面に設けられた基台を備えた放熱器に
おいて、前記基台は、前記被接触面に平行な一方向の先
端が基端よりも一方面と他方面との間の寸法が小さく形
成された構成にしてある。
【0013】請求項7記載の発明は、発熱体に接触され
る被接触面が一方面に設けられた基台を備えた放熱器に
おいて、前記基台は、その外周縁を裾として他方面から
突出する断面山状に形成された構成にしてある。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記基台は、略円錐状に形成された構成に
してある。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項7記載の発
明において、前記基台は、凹型に反る反り部が前記他方
面に設けられた構成にしてある。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
発明において、前記基台は、前記他方面から複数個のフ
ィンが延設されたものであって、複数個の前記フィンの
先端面は、略同一平面上に位置する構成にしてある。
【0017】請求項11記載の発明は、請求項7記載の
発明において、前記基台は、前記他方面の中央部から外
周縁部にかけて複数個のフィンが延設されたものであっ
て、そのフィン相互の間隙は、外周縁部寄りよりも中央
部寄りが大きい構成にしてある。
【0018】請求項12記載の発明は、請求項7記載の
発明において、前記基台は、前記他方面から複数個のフ
ィンが延設されたものであって、複数個の前記フィン
は、突出寸法のより小さい箇所へ向かって放射状に列設
された構成にしてある。
【0019】請求項13記載の発明は、発熱体に接触さ
れる基台を備えた放熱器において、前記基台は、前記基
台よりも比重が小さく流動性を有する流動体を封入した
封入空間が設けられた構成にしてある。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1及び
図2に基づいて以下に説明する。この放熱器10は、基台
1 、フィン2 を備えて構成される。
【0021】基台1 は、例えば金属やセラミック材料よ
りなり、平面視で正方形で中央部が厚くなるよう断面階
段状に形成され、発熱体20に接触される被接触面1aが一
方面中央に設けられている。この基台1 は、その他方面
から円柱状のフィン2 が複数本延設されている。
【0022】次に、フィン2 からの放熱について説明す
る。発熱体20から被接触面1aを通って伝わる熱は、フィ
ン2 へと伝導して、フィン2 の表面から放散する。従っ
て、他方面における被接触面1aの裏面よりも外周縁寄り
から延設されたフィン2 は、基台1 中央から外周縁へ向
かって伝導して後にそのフィン2 に伝導した熱を放散す
ることなる。
【0023】かかる放熱器10にあっては、基台1 は、断
面階段状に形成されることにより表面積が広くなるので
放熱効率が高くなり、しかも、最も厚い箇所の厚みでも
って全体が構成されるものに比較して体積が小さくなる
から、基台1 の重量を小さくすることができる。
【0024】次に、本発明の第2実施形態を図3及び図
4に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
第1実施形態と異なるところのみ記す。第1実施形態で
は、基台1 は、断面階段状に形成されているのに対し、
本実施形態では、外周縁の角部を所定間隔毎に切り欠く
ことのより表面に凹所1bが設けられた構成になってい
る。この凹所1bは、外周縁の角部に設けられているため
に、外周縁に開口部1fを有した構成となっている。
【0025】かかる放熱器10にあっては、基台1 は、凹
所1bが設けられることにより表面積が広くなるので放熱
効率が高くなり、しかも重量を小さくすることができ
る。
【0026】また、他方面へ向かって送風される場合
に、凹所1bに送り込まれた風は、基台の外周縁の開口部
1fを通って外部へとスムーズに抜けるために、圧力損失
が少なくなるから、送風による放熱効果が高くなる。
【0027】次に、本発明の第3実施形態を図5に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有する部材には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、基台
1 は、断面階段状に形成されているのに対し、本実施形
態では、被接触面1aに平行な一方向Dの先端における幅
寸法が基端における幅寸法よりも小さく形成されてなる
六角形の板状に形成されている。
【0028】かかる放熱器10にあっては、被接触面に平
行な一方向Dに沿って、基台1 へ向かって送風される場
合に、基台は、その一方向Dの基端側程、送られた風に
よって効率良く放熱するわけであるから、一方向Dの基
端程効率良く放熱するわけではない先端の幅寸法を基端
における幅寸法よりも小さくして体積を小さくすること
により、放熱効率を低くすることなく、重量を小さくす
ることができる。
【0029】次に、本発明の第4実施形態を図6に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有する部材には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、基台
1 は、断面階段状に形成されているのに対し、本実施形
態では、被接触面1aに平行な一方向Dの先端が基端より
も一方面と他方面との間の寸法が小さく形成された構成
となっている。
【0030】かかる放熱器10にあっては、図4に示すよ
うに、一方向Dの基端側に送風器30が設けられて、その
送風器30により基台1 へ向かって、被接触面1aに平行な
一方向Dに沿って送風される場合に、基台1 は、その一
方向Dの基端側程、送られた風によって効率良く放熱す
るわけであるから、一方向Dの基端程効率良く放熱する
わけではない先端における一方面と他方面との間の寸法
を小さくして体積を小さくすることにより、放熱効率を
低くすることなく、重量を小さくすることができる。
【0031】次に、本発明の第5実施形態を図7及び図
8に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
第1実施形態と異なるところのみ記す。第1実施形態で
は、基台1 は、断面階段状に形成されているのに対し、
本実施形態では、外周縁を裾として他方面から突出する
ことにより頂上部1cが中央に位置する四角錐状をなした
断面山状に形成されている。
【0032】かかる放熱器10にあっては、他方面へ向か
って送風される場合に、その送られた風は、最も高い頂
上部1cから裾である外周縁に沿ってスムーズに流れるた
めに、圧力損失が少なくなるから、送風による放熱効果
が高くなり、しかも、断面山状に形成されているので、
頂上部1cにおける一方面と他方面との間の寸法を外周縁
にかけて有したものに比較して体積が小さくなるから、
基台1 の重量を小さくすることができる。
【0033】次に、本発明の第6実施形態を図9に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有する部材には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、基台
1 は、内部が充填されているのに対し、本実施形態で
は、基台1 よりも比重が小さく流動性をするオイル等の
流動体1dを封入した封入空間1eが設けられた構成となっ
ている。
【0034】かかる放熱器10にあっては、封入空間1eに
封入された流動体1dは、加熱されると図9に矢示するよ
うに対流を起こして、基台1 における温度分布を均一化
するから、放熱効果が高くなり、しかも、流動体1dの比
重が基台よりも小さいので、重量を小さくすることがで
きる。
【0035】次に、本発明の第7実施形態を図10及び図
11に基づいて以下に説明する。なお、第2実施形態と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
第2実施形態と異なるところのみ記す。本実施形態で
は、凹所1bは、開口部1fに近づく程緩やかに深くなる状
態で設けられている。
【0036】かかる放熱器10にあっては、図11に示すよ
うに、フィン2 の先端面に対向して設置された送風器30
により、開口部1fに近づく程深くなる状態で設けられた
凹所1bに送り込まれた風は、その底面に沿って基台1 の
外周縁の開口部1fへと流れることとなり、送風方向とは
逆方向へ向かって流れることがないから、開口部1fから
外部へとより一段とスムーズに抜けるために、圧力損失
がより少なくなって、第2実施形態よりも、送風による
放熱効果が高くなる。
【0037】また、凹所1bは、開口部1fに近づく程緩や
かに深くなる状態で設けられているから、開口部1fに近
づく程急に深くなる状態で設けられるときに比較して、
その凹所1bに送り込まれた風が底面に沿って、図11に矢
示するように、基台1 の外周縁の開口部1fへと、より一
段とスムーズに流れることとなり、圧力損失がより少な
くなって、送風による放熱効果がより高いものとなって
いる。
【0038】次に、本発明の第8実施形態を図12に基づ
いて以下に説明する。なお、第5実施形態と実質的に同
一の機能を有する部材には同一の符号を付し、第5実施
形態と異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的に
は第5実施形態と同一の構成であるが、基台1 の他方面
から立設された複数個のフィン2 の先端面が、略同一平
面上に位置する構成となっている。
【0039】かかる放熱器10にあっては、図12に矢示す
るように、他方面へ向かって送風するために、図12に示
すように、フィン2 の先端面に対向して送風器30が設置
されたときに、その送風器30とフィン2 の先端面との間
の対向距離が略同一となるので、いずれかのフィン2 の
みが有効に冷却されるというようなことがなく、全体と
して冷却されるようになるので、第5実施形態よりも、
送風による放熱効果が高くなる。
【0040】次に、本発明の第9実施形態を図13及び図
14に基づいて以下に説明する。なお、第8実施形態と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
第8実施形態と異なるところのみ記す。第8実施形態で
は、基台1 は、四角錐状をなしているのに対し、本実施
形態では、中央部を頂上部1cとして尾根部も谷部も設け
られていない略円錐状をなした構成となっている。
【0041】かかる放熱器10にあっては、基台1 は、尾
根部も谷部も設けられていない略円錐状に形成されてい
るから、フィン2 の先端面に対向して設けられた送風器
30により、図14に矢示するように、他方面に到達した風
は、裾である外周縁へ向かって、あらゆる方向へ流れる
ことが可能となり、ある特定の方向に沿ってのみ流れる
のではないので、圧力損失のより少ない方向へと流れる
こととなって、第8実施形態よりも、送風による放熱効
果が高くなる。
【0042】次に、本発明の第10実施形態を図15及び図
16に基づいて以下に説明する。なお、第8実施形態と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
第8実施形態と異なるところのみ記す。第8実施形態で
は、基台1 は、四角錐状をなしているのに対し、本実施
形態では、凹型に反る4箇所の反り部1gからなる他方面
を有した構成となっている。
【0043】かかる放熱器10にあっては、他方面に設け
られた凹型に反る反り部1gに到達した風は、図16に矢示
するように、反った形状に沿って、裾である外周縁へ向
かってスムーズに流れることとなり、第8実施形態より
も、送風による放熱効果が高くなる。
【0044】次に、本発明の第11実施形態を図17に基づ
いて以下に説明する。なお、第8実施形態と実質的に同
一の機能を有する部材には同一の符号を付し、第8実施
形態と異なるところのみ記す。本実施形態は、基本的に
は第8実施形態と同一の構成であるが、基台1 の他方面
の中央部から外周縁部にかけて延設された複数個のフィ
ン2 相互の間隙が、外周縁部寄りよりも中央部寄りが大
きくなるよう、中央部寄りの延設密度が外周縁寄りより
も小さくなった構成となっている。
【0045】かかる放熱器10にあっては、他方面へ向か
って送られた風は、フィン2 相互の間隙が外周縁部より
も大きくなっていて圧力損失がより小さい中央部寄りへ
と流れ易くなるから、基台1 の外周縁外への吹き抜けが
少なくなって、基台1 及びフィン2 の表面への到達量が
多くなり、放熱し易くなるから、第8実施形態よりも、
送風による放熱効果が高くなる。
【0046】次に、本発明の第12実施形態を図18に基づ
いて以下に説明する。なお、第11実施形態と実質的に同
一の機能を有する部材には同一の符号を付し、第11実施
形態と異なるところのみ記す。第11実施形態では、複数
個のフィン2 相互の間隙は、中央部寄りのフィン2 の延
設密度を外周縁寄りよりも小さくすることにより、外周
縁部寄りよりも中央部寄りが大きくなっているのに対
し、本実施形態では、外周縁寄りのフィン2 よりも中央
部寄りのフィン2 の延設方向に直交する断面積を小さく
することにより、複数個のフィン2 相互の間隙が、外周
縁部寄りよりも中央部寄りが大きくなっている。
【0047】かかる放熱器10にあっては、第11実施形態
と同様の効果を奏することができる。
【0048】次に、本発明の第13実施形態を図19及び図
20に基づいて以下に説明する。なお、第8実施形態と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
第8実施形態と異なるところのみ記す。本実施形態は、
基本的には第8実施形態と同一の構成であるが、複数個
のフィン2 は、頂上部1cから突出寸法のより小さい箇所
である外周縁にかけて、図19に矢示するように、放射状
に列設された構成となっている。
【0049】かかる放熱器10にあっては、突出寸法のよ
り小さい箇所へ向かって放射状に列設された複数個のフ
ィン2 の両側には、送られた風が、突出寸法のより小さ
い箇所、つまり、より低い箇所へと流れる際の圧力損失
が少ない風路が形成されるから、図19に矢示するよう
に、この風路を風が流れることでもって、スムーズに流
れることとなり、第8実施形態よりも、送風による放熱
効果が高くなる。
【0050】なお、第1乃至第13実施形態ではいずれ
も、フィン2 が基台1 から延設されているが、例えば、
基台1 からの放熱だけでも十分に放熱できるときは、フ
ィン2が延設されなくてもよく、そのときは、製作がよ
りやり易くなる。
【0051】また、第1乃至第13実施形態ではいずれ
も、フィン2 は、円柱状であるが、円柱状に限るもので
はなく、例えば、板状でもよい。
【0052】また、第1実施形態では、中央部が厚くな
るよう断面階段状に形成されているが、周縁部が薄くな
るよう断面階段状に形成されても、同様の効果を奏する
ことができる。
【0053】また、第2及び第7実施形態では、外周縁
の角部を所定間隔毎に切り欠くことのより表面に凹所1b
が設けられているが、中央部に凹所1bが設けられても、
凹所1bが設けられることにより基台1 の表面積が広くな
って放熱効率が高くなり、しかも重量を小さくすること
ができるという効果を奏することができる。
【0054】また、第2及び第7実施形態では、凹所1b
は、基台1 の外周縁に開口部1fを有して設けられている
が、例えば、他方面へ向かって送風されない場合は、開
口部1fを有して設けられなくてもよく、そのときは、凹
所1bを設ける位置の自由度を上げることができる。
【0055】また、第7実施形態では、凹所1bは、開口
部1fに近づく程緩やかに深くなる状態で設けられている
が、例えば、送風による放熱効果が十分高いときは、開
口部1fに近づく程急に深くなる状態で設けられてもよ
い。
【0056】また、第9乃至第13実施形態ではいずれ
も、複数個のフィン2 の先端面は、略同一平面上に位置
する構成になっているが、例えば、他方面へ向かって送
風するために、フィン2 の先端面に対向して送風器30が
設置されないときは、このような構成にしなくてもよ
く、そのときは、フィン2 の延設寸法の設計の自由度を
上げることができる。
【0057】また、第9実施形態では、中央部を頂上部
1cとした略円錐状をなしているが、中央部よりも外周縁
寄りに頂上部1cを有する略円錐状をなしていても、他方
面に到達した風は、裾である外周縁へ向かって、あらゆ
る方向へ流れることが可能となり、ある特定の方向に沿
ってのみ流れるのではないので、圧力損失のより少ない
方向へと流れることとなって、第8実施形態よりも、送
風による放熱効果が高くなる。
【0058】また、第10実施形態では、他方面は、凹型
に反る4箇所の反り部1gからなるが、凹型に反る反り部
1gが部分的に設けられた構成でも、その反り部1gに到達
した風が、反った形状に沿って、裾である外周縁へ向か
ってスムーズに流れるから、第8実施形態よりも、送風
による放熱効果が高くなる。
【0059】また、第13実施形態では、複数個のフィン
2 は、頂上部1cから外周縁にかけて放射状に列設されて
いるが、頂上部1cよりも突出寸法の小さい箇所から、外
周縁よりも突出寸法の大きい箇所にかけて放射状に列設
されても、第8実施形態よりも、送風による放熱効果が
高くなる。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、基台は、断面階
段状に形成されることにより表面積が広くなるので放熱
効率が高くなり、しかも、最も厚い箇所の厚みでもって
全体が構成されるものに比較して体積が小さくなるか
ら、基台の重量を小さくすることができる。
【0061】請求項2記載の発明は、基台は、凹所が設
けられることにより表面積が広くなるので放熱効率が高
くなり、しかも重量を小さくすることができる。
【0062】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、他方面へ向かって送風される場合
に、凹所に送り込まれた風は、基台の外周縁の開口部を
通って外部へとスムーズに抜けるために、圧力損失が少
なくなるから、送風による放熱効果が高くなる。
【0063】請求項4記載の発明は、開口部に近づく程
深くなる状態で設けられた凹所に送り込まれた風は、そ
の底面に沿って基台の外周縁の開口部へと流れることと
なり、送風方向とは逆方向へ向かって流れることがない
から、開口部から外部へとより一段とスムーズに抜ける
ために、圧力損失がより少なくなって、請求項3記載の
発明よりも、送風による放熱効果が高くなる。
【0064】請求項5記載の発明は、被接触面に平行な
一方向に沿って、基台へ向かって送風される場合に、基
台は、その一方向の基端側程、送られた風によって効率
良く放熱するわけであるから、一方向の基端程効率良く
放熱するわけではない先端の幅寸法を基端における幅寸
法よりも小さくして体積を小さくすることにより、放熱
効率を低くすることなく、重量を小さくすることができ
る。
【0065】請求項6記載の発明は、被接触面に平行な
一方向に沿って、基台へ向かって送風される場合に、基
台は、その一方向の基端側程、送られた風によって効率
良く放熱するわけであるから、一方向の基端程効率良く
放熱するわけではない先端における一方面と他方面との
間の寸法を小さくして体積を小さくすることにより、放
熱効率を低くすることなく、重量を小さくすることがで
きる。
【0066】請求項7記載の発明は、他方面へ向かって
送風される場合に、その送られた風は、最も高い頂上部
から裾である外周縁に沿ってスムーズに流れるために、
圧力損失が少なくなるから、送風による放熱効果が高く
なり、しかも、断面山状に形成されているので、頂上部
における一方面と他方面との間の寸法を外周縁にかけて
有したものに比較して体積が小さくなるから、基台の重
量を小さくすることができる。
【0067】請求項8記載の発明は、基台は、尾根部も
谷部も設けられていない略円錐状に形成されているか
ら、他方面に到達した風は、裾である外周縁へ向かっ
て、あらゆる方向へ流れることが可能となり、ある特定
の方向に沿ってのみ流れるのではないので、圧力損失の
より少ない方向へと流れることとなって、請求項7記載
の発明よりも、送風による放熱効果が高くなる。
【0068】請求項9記載の発明は、他方面に設けられ
た凹型に反る反り部に到達した風は、反った形状に沿っ
て、裾である外周縁へ向かってスムーズに流れることと
なり、請求項7記載の発明よりも、送風による放熱効果
が高くなる。
【0069】請求項10記載の発明は、他方面へ向かっ
て送風するために、フィンの先端面に対向して送風器が
設置されたときに、その送風器とフィンの先端面との間
の対向距離が略同一となるので、いずれかのフィンのみ
が有効に冷却されるというようなことがなく、全体とし
て冷却されるようになるので、請求項7記載の発明より
も、送風による放熱効果が高くなる。
【0070】請求項11記載の発明は、他方面へ向かっ
て送られた風は、フィン相互の間隙が外周縁部よりも大
きくなっていて圧力損失がより小さい中央部寄りへと流
れ易くなるから、基台の外周縁外への吹き抜けが少なく
なって、基台及びフィンの表面への到達量が多くなり、
放熱し易くなるから、請求項7記載の発明よりも、送風
による放熱効果が高くなる。
【0071】請求項12記載の発明は、突出寸法のより
小さい箇所へ向かって放射状に列設された複数個のフィ
ンの両側には、送られた風が、突出寸法のより小さい箇
所、つまりより低い箇所へと流れる際の圧力損失が少な
い風路が形成されるから、この風路を風が流れることで
もって、スムーズに流れることとなり、請求項7記載の
発明よりも、送風による放熱効果が高くなる。
【0072】請求項13記載の発明は、封入空間に封入
された流動体は、加熱されると対流を起こして、基台に
おける温度分布を均一化するから、放熱効果が高くな
り、しかも、流動体の比重が基台よりも小さいので、重
量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す断面図である。
【図4】同上を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第5実施形態を示す断面図である。
【図8】同上を示す断面図である。
【図9】本発明の第6実施形態を示す断面図である。
【図10】本発明の第7実施形態を示す斜視図である。
【図11】同上を示す断面図である。
【図12】本発明の第8実施形態を示す断面図である。
【図13】本発明の第9実施形態を示す斜視図である。
【図14】同上を示す断面図である。
【図15】本発明の第10実施形態を示す斜視図であ
る。
【図16】同上を示す断面図である。
【図17】本発明の第11実施形態を示す斜視図であ
る。
【図18】本発明の第12実施形態を示す斜視図であ
る。
【図19】本発明の第13実施形態を示す平面図であ
る。
【図20】同上を示す断面図である。
【図21】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基台 1b 凹所 1a 被接触面 1d 流動体 1e 封入空間 1f 開口部 1g 反り部 20 発熱体 D 一方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 釜谷 周滋 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 片山 弘典 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体に接触される基台を備えた放熱器
    において、 前記基台は、断面階段状に形成されてなることを特徴と
    する放熱器。
  2. 【請求項2】 発熱体に接触される基台を備えた放熱器
    において、 前記基台は、その表面に凹所が設けられたことを特徴と
    する放熱器。
  3. 【請求項3】 前記凹所は、前記基台の外周縁に開口部
    を有して設けられたことを特徴とする請求項2記載の放
    熱器。
  4. 【請求項4】 前記凹所は、前記開口部に近づく程深く
    なる状態で設けられたことを特徴とする請求項3記載の
    放熱器。
  5. 【請求項5】 発熱体に接触される被接触面が一方面に
    設けられた基台を備えた放熱器において、 前記基台は、前記被接触面に平行な一方向の先端におけ
    る幅寸法が基端における幅寸法よりも小さく形成されて
    なることを特徴とする放熱器。
  6. 【請求項6】 発熱体に接触される被接触面が一方面に
    設けられた基台を備えた放熱器において、 前記基台は、前記被接触面に平行な一方向の先端が基端
    よりも一方面と他方面との間の寸法が小さく形成されて
    なることを特徴とする放熱器。
  7. 【請求項7】 発熱体に接触される被接触面が一方面に
    設けられた基台を備えた放熱器において、 前記基台は、その外周縁を裾として他方面から突出する
    断面山状に形成されてなることを特徴とする放熱器。
  8. 【請求項8】 前記基台は、略円錐状に形成されたこと
    を特徴とする請求項7記載の放熱器。
  9. 【請求項9】 前記基台は、凹型に反る反り部が前記他
    方面に設けられたことを特徴とする請求項7記載の放熱
    器。
  10. 【請求項10】 前記基台は、前記他方面から複数個の
    フィンが延設されたものであって、複数個の前記フィン
    の先端面は、略同一平面上に位置することを特徴とする
    請求項7記載の放熱器。
  11. 【請求項11】 前記基台は、前記他方面の中央部から
    外周縁部にかけて複数個のフィンが延設されたものであ
    って、そのフィン相互の間隙は、外周縁部寄りよりも中
    央部寄りが大きいことを特徴とする請求項7記載の放熱
    器。
  12. 【請求項12】 前記基台は、前記他方面から複数個の
    フィンが延設されたものであって、複数個の前記フィン
    は、突出寸法のより小さい箇所へ向かって放射状に列設
    されたことを特徴とする請求項7記載の放熱器。
  13. 【請求項13】 発熱体に接触される基台を備えた放熱
    器において、 前記基台は、前記基台よりも比重が小さく流動性を有す
    る流動体を封入した封入空間が設けられたことを特徴と
    する放熱器。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343498A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Nec Viewtechnology Ltd 電子機器の冷却装置および投写型光学装置
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KR101482102B1 (ko) * 2007-11-15 2015-01-13 엘지전자 주식회사 공기조화장치의 제어장치의 방열 구조

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