JPH1140071A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JPH1140071A
JPH1140071A JP19415297A JP19415297A JPH1140071A JP H1140071 A JPH1140071 A JP H1140071A JP 19415297 A JP19415297 A JP 19415297A JP 19415297 A JP19415297 A JP 19415297A JP H1140071 A JPH1140071 A JP H1140071A
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JP
Japan
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shadow mask
skirt
ray tube
color cathode
cathode ray
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Pending
Application number
JP19415297A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ito
雅弘 伊藤
Koji Hagiwara
浩二 萩原
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronic Devices Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストを上昇させず、磁気抵抗を増大さ
せずに、スカート部6Sの反りの発生を防ぎ、シャドウ
マスク組立の組立て作業性を向上させたカラー陰極線管
を提供する。 【解決手段】 パネル部に形成した螢光膜、パネル部内
に螢光膜に対向配置したシャドウマスク組立、ネック部
内に収納した電子銃、ファンネル部外周に装着した偏向
ヨークを備えるカラー陰極線管において、シャドウマス
ク組立は、電子ビーム通過孔を有する有孔部6U、有孔
部6Uの全周縁に連なる無孔部6N、無孔部6Nの全周
縁から垂下するスカート部6Sを備えるシャドウマスク
6、及び、スカート部6Sを嵌合保持するサポートフレ
ームからなり、スカート部6Sの各辺の1箇所以上に、
幅が2mm乃至30mmの範囲内で、長さがスカート部
6Sの先端に達しない凹部14を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管に
係わり、特に、シャドウマスクのスカート部に、各辺の
少なくとも1箇所に凹部を形成し、反りの発生によって
スカート部をサポートフレームに嵌合する際の作業性を
向上させたカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管に用いられるシ
ャドウマスク組立は、多数の電子ビーム通過孔を有する
有孔部と、有孔部の全周縁に連結され、有孔部とともに
曲面形状に形成された無孔部と、無孔部の全周縁から略
直角に垂下するスカート部とを備えたシャドウマスク、
及び、略長方形の枠状体のもので、シャドウマスクのス
カート部を枠状体に嵌合させ、シャドウマスクを保持す
るサポートフレームとからなっている。そして、シャド
ウマスクの無孔部には、有孔部を取り囲むように断面凹
形のビード5が形成されている。
【0003】前記構成のシャドウマスクは、通常、シー
ト状のシャドウマスク素材、例えば、鉄−ニッケル合金
(Fe−Ni)を主成分とするアンバー材を、エッチン
グにより所定の大きさの板材になるように加工し、次
に、プレス金型を用いて、得られた板材に対して、曲面
形状をなす有効部とそれに連結した無孔部とを形成する
ための張り出し加工を行い、その後、無孔部の全周縁か
ら垂下したスカート部の絞り加工を行い、所定形状のシ
ャドウマスクを構成している。
【0004】この場合、前記構成のシャドウマスクは、
比較的整形加工が困難なアンバー材を用いていることか
ら、無孔部の全周縁から垂下したスカート部を絞り加工
した後で、スカート部を外側方向に拡げる反りが発生す
るようになる。そして、スカート部に反りが発生する
と、シャドウマスクのスカート部をサポートフレームの
枠状体に嵌合させる際に、容易に嵌合することができ
ず、シャドウマスク組立を得るための組立て作業性が低
下するようになる。
【0005】このようなシャドウマスク組立の組立て作
業性の低下を防ぐために、シャドウマスクのスカート部
に種々の加工を施し、スカート部を外側方向に拡げる反
りの発生を防止するようにしたシャドウマスクが既に提
案されており、その中の1つに、米国特許第3,58
5,431号明細書に開示のシャドウマスクがある。
【0006】ここで、図3は、前記米国特許第3,58
5,431号明細書に開示のシャドウマスクの構成を示
す上面図である。
【0007】図3において、31はシャドウマスク、3
2はサポートフレーム、33は有孔部、33Hは電子ビ
ーム通過孔、34は無孔部、35はスカート部、36は
凸部、37は凹部、38は取付板、39はシャドウマス
ク組立である。
【0008】そして、シャドウマスク31は、多数の電
子ビーム通過孔33Hを有する有孔部33と、有孔部3
3の全周縁に連結された無孔部34と、無孔部34の全
周縁から垂下したスカート部35とからなっており、有
孔部33と無孔部34は、全体として曲面形状に形成さ
れている。スカート部35は、各辺に複数の凸部36が
形成されるとともに、隣接する凸部36間にそれぞれ凹
部37が形成され、形成される凸部36の数や隣接する
凸部36間の配置間隔は、スカート部35の各辺に応じ
て適宜選択されている。取付板38は、サポートフレー
ム32の各辺に1つづつ装着され、シャドウマスク組立
39をカラー陰極線管のパネル部内部に取り付ける際に
用いられる。シャドウマスク組立39は、シャドウマス
ク31とサポートフレーム32とからなるもので、スカ
ート部35をサポートフレーム32の枠状体の外側に嵌
合し、シャドウマスク31をサポートフレーム32に取
り付けた構造のものである。この場合、スカート部35
に設けられる凸部36や凹部37は、スカート35の高
さ方向の全体にわたって設けるようにしてもよく、スカ
ート35の先端部を除いた高さ方向に設けるようにして
もよい。
【0009】前記構成によれば、スカート部35を外側
方向に拡げる反りの発生を、スカート部35に形成した
多くの凸部36及び凹部37によって防ぐことが可能に
なり、シャドウマスク組立39の組立て作業性が低下す
ることがない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記米国特許第3,5
85,431号明細書に開示のシャドウマスクは、一応
のところ、スカート部35を外側方向に拡げる反りの発
生を防ぎ、シャドウマスク組立39の組立て作業性の低
下を防止することが可能であるが、スカート部35の各
辺に比較的多くの凸部36や凹部37を形成した構造の
ものであるため、これら比較的多くの凸部36や凹部3
7を形成するプレス機械用アタッチメントの構造が極め
て複雑なものになり、その分、シャドウマスク31の製
造コストが上昇してしまうという問題を有する他に、シ
ャドウマスク31をサポートフレーム32に嵌合させた
際に、スカート部35に比較的多くの凸部36や凹部3
7を形成したことにより、スカート部35とサポートフ
レーム32の枠状体との接合面積が減少し、スカート部
35とサポートフレーム32との間の磁気抵抗が増大す
るようになるので、カラー陰極線管の表示画像が劣化す
るという問題を有している。
【0011】本発明は、前記問題点を解決するもので、
その目的は、製造コストを上昇させず、磁気抵抗を増大
させずに、スカート部の反りの発生を防ぎ、シャドウマ
スク組立の組立て作業性を向上させることができるカラ
ー陰極線管を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によるカラー陰極線管は、シャドウマスク組
立が、多数の電子ビーム通過孔を有する有孔部と、有孔
部の全周縁に連なり、有孔部とともに曲面形状に形成さ
れた無孔部と、無孔部の全周縁から垂下するスカート部
とを備えるシャドウマスク、及び、スカート部を嵌合
し、シャドウマスクを保持するサポートフレームからな
るもので、スカート部の各辺の少なくとも1箇所に、幅
が2mm乃至30mmの範囲内にあって、長さがスカー
ト部の先端にまで達しない凹部を設けた手段を具備す
る。
【0013】前記手段によれば、スカート部の各辺に、
1つまたは多くとも4つ程度の長さがスカート部の先端
にまで達しない凹部を設け、これら凹部の幅が2mm乃
至30mmの範囲内に選んでいるので、最小数の凹部を
設けるだけで、スカート部の反りの発生を防ぎ、シャド
ウマスク組立の組立て作業性の低下を防止することが可
能になる。また、スカート部に形成する凹部の個数が少
ないため、凹部形成に用いるアタッチメントの構造が簡
単になって、製造コストが安価になり、スカート部とサ
ポートフレームとの接触面積が増え、磁気抵抗を減らす
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、カ
ラー陰極線管は、パネル部フェースプレート内面に形成
された螢光膜と、パネル部内部に前記螢光膜に対向配置
されたシャドウマスク組立と、ネック部内に収納された
電子銃と、ファンネル部の外周に装着された偏向ヨーク
とを備えるものであって、シャドウマスク組立は、多数
の電子ビーム通過孔を有する有孔部と、有孔部の全周縁
に連なり、有孔部とともに曲面形状に形成された無孔部
と、無孔部の全周縁から垂下するスカート部とを備える
シャドウマスク、及び、スカート部を嵌合し、シャドウ
マスクを保持するサポートフレームからなり、スカート
部の各辺の少なくとも1箇所に、幅が2mm乃至30m
mの範囲内にあって、長さがスカート部の先端にまで達
しない凹部を設けているものである。
【0015】この本発明の実施の形態の1つの具体例に
おいて、凹部の最大深さを5mm以下にしたものであ
る。
【0016】この本発明の実施の形態の他の具体例にお
いて、凹部を、スカート部の高さ方向に先端から1mm
以上離れた領域に設けているものである。
【0017】この本発明の実施の形態のさらに他の好適
例において、無孔部に、有孔部を取り囲むようにビード
を形成したものである。
【0018】これら本発明の実施の形態によれば、スカ
ート部の各辺に、1つまたは多くとも4つ程度の長さが
スカート部の先端にまで達しない凹部を設け、これら凹
部の幅が2mm乃至30mmの範囲内にあるように選ん
でいるので、最小数の凹部を設けるだけで、スカート部
を外側方向に拡げる反りの発生を防ぎ、シャドウマスク
組立の組立て作業性の低下を防止することができる。
【0019】また、これら本発明の実施の形態によれ
ば、スカート部に形成する凹部の個数が比較的少ないた
め、凹部を形成するために用いるプレス機械用アタッチ
メントの構造が簡単になって、その製造コストが安価に
なり、その上に、凹部の個数が比較的少ないことから、
スカート部とサポートフレームとの接触面積が増え、磁
気抵抗を減らし、表示画像の劣化を防ぐことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0021】図1は、本発明によるカラー陰極線管の一
実施例の概略構成を示す断面図である。
【0022】図1において、1はパネル部、1Aはフェ
ースプレート、2はネック部、3はファンネル部、4は
螢光膜、5はシャドウマスク組立、6はシャドウマス
ク、6Uは有孔部、6Nは無孔部、6Sはスカート部、
7はサポートフレーム、8は偏向ヨーク、9は電子銃、
10はピュリテイ調整用マグネット、11はセンタービ
ームスタティックコンバーゼンス調整用マグネット、1
2はサイドビームスタティックコンバーゼンス調整用マ
グネット、13は電子ビームである。
【0023】そして、カラー陰極線管を構成する真空外
囲器(ガラスバルブ)は、大径のフェースプレート1A
を有するパネル部1と、内部に電子銃9を収納した細長
い円筒状のネック部2と、パネル部1とネック部2とを
連接する略漏斗形状のファンネル部3とからなってい
る。パネル部1は、フェースプレート1A内面に螢光膜
4が被着形成される。シャドウマスク組立5は、シャド
ウマスク6とサポートフレーム7とからなり、シャドウ
マスク6は、多くの電子ビーム通過孔(図示なし)を有
する有孔部6Uと、有孔部6Uの全周縁に連結された無
孔部6Nと、無孔部6Nの全周縁から垂下するスカート
部6Sとからなる。パネル部1内側に、シャドウマスク
6の有孔部6Uが螢光膜4に対向配置された状態で、シ
ャドウマスク組立5が取り付けられる。偏向ヨーク8
は、ファンネル部3の外周に装着される。電子銃9から
放射された3本の電子ビーム(図1には1本だけが図示
されている)13は、偏向ヨーク8により所定方向に偏
向された後、シャドウマスク6の電子ビーム通過孔を通
して螢光膜4上の対応する色の画素に投射されるよう
に、ネック部2の外周に、ピュリテイ調整用マグネット
10、センタービームスタティックコンバーゼンス調整
用マグネット11、サイドビームスタティックコンバー
ゼンス調整用マグネット12が並設配置されている。
【0024】この場合、本実施例のカラー陰極線管の動
作、即ち、画像表示動作は、既知のこの種のカラー陰極
線管における画像表示動作と殆んど同じであるので、本
実施例のカラー陰極線管における画像表示動作の説明
は、省略する。
【0025】次に、図2(a)乃至(c)は、図1に図
示されたカラー陰極線管に用いられるシャドウマスク6
の構成の一例を示す構成図であって、(a)はシャドウ
マスク6の全体構成を示す上面図、(b)はシャドウマ
スク6の1つの長辺を示す部分斜視図、(c)はシャド
ウマスク6のA−A線部分の断面図である。
【0026】図2(a)乃至(c)において、14はシ
ャドウマスク6のスカート部6Sに設けられた凹部、1
5はシャドウマスク6の無孔部6Nに設けられたビード
であり、その他に、図1に示された構成要素と同じ構成
要素については同じ符号を付けている。
【0027】図2(a)乃至(c)に示されるように、
本実施例のカラー陰極線管に用いられるシャドウマスク
6は、スカート部6Sの相対する2つの長辺に等間隔に
それぞれ3つづつの凹部14を設けており、相対する2
つの短辺にそれぞれ2つづつの凹部14を設けている。
この場合、それぞれの凹部14は、約20mmの幅と、
約2mmの深さと、シャドウマスク6の無孔部6Nとス
カート部6Sとの結合部分からスカート6Sの高さ方向
に延び、スカート6Sの先端部から5mm内側のところ
までの長さを有するものである。また、ビード15は、
断面円弧状の凹部からなるもので、有孔部6Uを取り囲
むように形成されている。
【0028】前記構成のシャドウマスク6によれば、ス
カート部6Sの各辺に、2つまたは3つの凹部14を設
けているので、絞り加工によってスカート部6Sを形成
した際に、スカート部6Sが外側方向に拡がる反りの発
生をこれらの凹部14の配置によって防ぐことが可能に
なる。このため、シャドウマスク6のスカート部6Sを
サポートフレーム7の枠状体に嵌合し、シャドウマスク
組立5を形成する作業時に、スカート部6Sを容易にサ
ポートフレーム7の枠状体に嵌合することができるよう
になり、シャドウマスク組立5の組立て作業性が向上す
る。
【0029】また、前記構成のシャドウマスク6によれ
ば、スカート部6Sに形成する凹部14を、2つまたは
3つ程度の比較的少ない個数にしているため、凹部14
を形成するために用いるプレス機械用アタッチメントの
構造が簡単になり、その製造コストが安価になる。
【0030】さらに、前記構成のシャドウマスク6によ
れば、スカート部6Sに形成する凹部14の個数が比較
的少ないことから、スカート部6Sをサポートフレーム
7に嵌合した際の接触面積が増大し、スカート部6Sと
サポートフレーム7間の磁気抵抗を小さくすることがで
き、表示画像の劣化が防げる。
【0031】この場合、スカート部6Sの各辺に設ける
凹部14は、前記個数のもの、前記寸法のもの、前記形
状のものに限られず、他の個数のもの、他の寸法のも
の、他の形状のものであってもよい。
【0032】即ち、凹部14の個数については、スカー
ト部6Sの反りの発生をなくすために、その長辺側にそ
れぞれ3つ、短辺側にそれぞれ2つ程度設けることが好
ましいが、後述する凹部14の寸法や形状に合わせて、
最小限、その長辺側にそれぞれ2つ、短辺側にそれぞれ
1つ程度設ければ、スカート部6Sの反りの発生を低減
することは可能である。一方、長辺や短辺に設ける凹部
14の数を多くすれば、スカート部6Sの反りの発生を
なくす機能が上昇するが、スカート部6Sとサポートフ
レーム7間の磁気抵抗が増えるため、最大限、長辺側に
それぞれ4つ、短辺側にそれぞれ3つ程度設けるように
する。
【0033】また、凹部14の寸法については、その幅
は、2mm以下に選んだ場合にプレス加工によって形成
することが難しく、一方、30mm以上に選んだ場合に
凹部14による反りの発生の抑止効果が少なくなるの
で、2mm乃至30mmの範囲内の幅に選択することが
好ましい。凹部14の深さは、本来、適宜選択すること
が可能であるが、0.5mm以下であれば、凹部14に
よる反りの発生の抑止効果が少なくなり、5mm以上で
あれば、プレス加工によって凹部14を形成することが
難しいだけでなく、スカート部6Sとサポートフレーム
7間の磁気抵抗を小さくすることができなくなる。凹部
14の長さも、本来、適宜選択することが可能である
が、スカート部6Sの先端からの距離をあまり短くする
と、スカート部6Sの先端を除いて凹部14を形成する
ことが難しくなることから、スカート部6Sの先端から
1mm以上離れたところまでの長さのものが好ましい。
【0034】さらに、凹部14の形状については、図2
(a)乃至(c)に図示されたように、一様な深さを有
する箱型の凹部14に限られず、幅の中心に行くに従っ
て順次深さが深くなる断面円弧状の凹部14または幅の
中心に行くに従って直線的に深さが深くなる断面三角形
状の凹部14であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シャド
ウマスクのスカート部の各辺に、1つまたは多くとも4
つ程度の、長さがスカート部の先端にまで達しない凹部
を設け、これら凹部の幅を2mm乃至30mmの範囲内
になるように選んでいるので、最小数の凹部を設けるだ
けで、スカート部の反りの発生を防いで、シャドウマス
ク組立の組立て作業性の低下を防止することが可能にな
るという効果がある。
【0036】また、本発明によれば、スカート部に設け
る凹部の個数が少ないため、凹部形成に用いるアタッチ
メントの構造が簡単になって、安価に製造することがで
き、さらに、スカート部とサポートフレームとの接触面
積が増え、磁気抵抗を減らすことができるので、表示画
像の劣化を防げるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラー陰極線管の一実施例の概略
構成を示す断面図である。
【図2】図1に図示されたカラー陰極線管に用いられる
シャドウマスクの構成の一例を示す構成図である。
【図3】カラー陰極線管に用いられる既知のシャドウマ
スクの構成の一例を示す上面図である。
【符号の説明】
1 パネル部 1A フェースプレート 2 ネック部 3 ファンネル部 4 螢光膜 5 シャドウマスク組立 6 シャドウマスク 6U 有孔部 6N 無孔部 6S スカート部 7 サポートフレーム 8 偏向ヨーク 9 電子銃 10 ピュリテイ調整用マグネット 11 センタービームスタティックコンバーゼンス調整
用マグネット 12 サイドビームスタティックコンバーゼンス調整用
マグネット 13 電子ビーム 14 凹部 15 ビード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル部フェースプレート内面に形成さ
    れた螢光膜と、前記パネル部内部に前記螢光膜に対向配
    置されたシャドウマスク組立と、ネック部内に収納され
    た電子銃と、ファンネル部の外周に装着された偏向ヨー
    クとを備えるカラー陰極線管において、前記シャドウマ
    スク組立は、多数の電子ビーム通過孔を有する有孔部
    と、前記有孔部の全周縁に連なり、前記有孔部とともに
    曲面形状に形成された無孔部と、前記無孔部の全周縁か
    ら垂下するスカート部とを備えるシャドウマスク、及
    び、前記スカート部を嵌合し、前記シャドウマスクを保
    持するサポートフレームからなり、前記スカート部の各
    辺の少なくとも1箇所に、幅が2mm乃至30mmの範
    囲内にあって、長さが前記スカート部の先端にまで達し
    ない凹部を設けていることを特徴とするカラー陰極線
    管。
  2. 【請求項2】 前記凹部は、その最大深さが5mm以下
    のものであることを特徴とする請求項1に記載のカラー
    陰極線管。
  3. 【請求項3】 前記凹部は、前記スカート部の高さ方向
    に先端から1mm以上離れた領域に設けていることを特
    徴とする請求項1または2に記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】 前記無孔部は、前記有孔部を取り囲むよ
    うにビードを形成していることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載のカラー陰極線管。
JP19415297A 1997-07-18 1997-07-18 カラー陰極線管 Pending JPH1140071A (ja)

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