JPH1139091A - データ入力装置 - Google Patents

データ入力装置

Info

Publication number
JPH1139091A
JPH1139091A JP9198451A JP19845197A JPH1139091A JP H1139091 A JPH1139091 A JP H1139091A JP 9198451 A JP9198451 A JP 9198451A JP 19845197 A JP19845197 A JP 19845197A JP H1139091 A JPH1139091 A JP H1139091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
encoder
axis
coordinate
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9198451A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Suzuki
克俊 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP9198451A priority Critical patent/JPH1139091A/ja
Priority to TW087110111A priority patent/TW370653B/zh
Priority to US09/119,814 priority patent/US6191775B1/en
Publication of JPH1139091A publication Critical patent/JPH1139091A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/0304Detection arrangements using opto-electronic means
    • G06F3/0312Detection arrangements using opto-electronic means for tracking the rotation of a spherical or circular member, e.g. optical rotary encoders used in mice or trackballs using a tracking ball or in mouse scroll wheels
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03549Trackballs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のトラックボール方式のデータ入力装置
では、画面に垂直な方向に移動させたりまたは画面に垂
直な方向を軸として回転させたりするデータを入力する
ことができず、また3次元での入力の操作性が視覚的に
容易に理解できるものではなかった。 【解決手段】 トラックボールと称される球状の操作体
1を回転させることにより、第1エンコーダ2と第2エ
ンコーダ3が駆動され、各エンコーダ2,3からパルス
出力が得られ画面上に表示された物体などが移動しまた
は回転する。姿勢センサ5が本体ケース7の傾きを検知
した場合、その傾きの方向および角度に応じて同様に座
標軸が回転して変換され、その変換された座標軸を基準
として物体などを移動または回転させることができる。
また、モード切替ボタン6を操作することにより、移動
動作を制御するモードと回転動作を制御するモードとの
切替えを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの画
面上の画像を移動または回転させるためなどの座標デー
タを入力するデータ入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のデータ入力装置として、い
わゆるトラックボールを使用したものを示す平面図であ
る。トラックボールと称される球状の操作体1は、三次
元方向へ回転自在に支持され、この球状の操作体1によ
りXエンコーダ2とYエンコーダ3とが駆動される。X
エンコーダ2は、Y方向に延びる軸を中心として回転す
るローラ2aと、このローラ2aと一緒に回転する円板
2bを有している。円板2bの外周部には切欠きが形成
されており、この切欠き部と切欠きが形成されていない
部分とが、円周方向へ一定ピッチで交互に形成されてい
る。円板2bの外周部にはホトカプラ2cが対向してい
る。ホトカプラ2cには、発光素子と受光素子とが対向
して設けられており、発光素子と受光素子との間に円板
2bの外周部が介在している。ローラ2aおよび円板2
bが回転すると、前記ホトカプラ2cから、円板2bの
回転速度に応じた周波数のパルス出力が得られる。
【0003】同様に、Yエンコーダ3は、X方向に延び
る軸を中心として回転するローラ3aと、このローラ3
aと共に回転する円板3bと、円板3bの外周部に対向
するホトカプラ3cとから構成されている。前記円板3
bの外周部には、切欠部と切欠きが形成されていない部
分とが、円周方向へ一定のピッチで繰返して形成されて
おり、ホトカプラ3cからは、ローラ3aおよび円板3
bの回転速度に応じた周波数のパルス出力が得られる。
【0004】上記データ入力装置をコンピュータに接続
した場合の一般的な入力動作を説明する。球状の操作体
1がX方向へ回転させられると、Xエンコーダ2のロー
ラ2aおよび円板2bが回転し、ホトカプラ2cからパ
ルス出力が得られ、これが座標データに変換される。こ
の座標データがコンピュータに入力されると、例えばコ
ンピュータに接続された画面において、カーソル、また
は画面上のキャラクタや物体がX方向へ移動する。また
操作体1がY方向へ回転させられると、Yエンコーダ3
のローラ3aおよび円板3bが回転し、ホトカプラ3c
からのパルス出力が座標データに変換されて入力され、
前記画面において、カーソルなどがY方向へ移動する。
【0005】また、操作体1がX軸とY軸の双方に角度
を有する例えばα方向へ回転させられると、ローラ2a
とローラ3aの両方が回転させられ、ホトカプラ2cと
ホトカプラ3cの双方からのパルスが座標データに変換
され、画面上ではカーソルなどがα方向へ移動する。ま
た、例えばキーボード上の所定のキーを押しながら操作
体1を回転させることにより、座標データとして回転モ
ードのデータを入力することが可能である。例えば前記
キーを押しながら操作体1をX方向へ回転させ、Xエン
コーダ2のホトカプラ2cからパルス出力が得られる
と、これが座標上での回転データに変換されてコンピュ
ータに入力される。その結果、例えば画面内に映し出さ
れているキャラクタや物体などがY軸回り(θy方向)
へ回転する。同様に、前記キーを押しながら操作体1が
Y方向へ回転させられると、例えば画面上で、前記キャ
ラクタなどがX軸回り(θx方向)へ回転する。すなわ
ち、画面上のキャラクタなどは球状の操作体1と同じ方
向へ回転することになる。したがって、操作体1がα方
向へ回転させられると、前記キャラクタなどがα方向に
直交する軸回りに回転する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、球状の
操作体1と、Xエンコーダ2およびYエンコーダ3を備
えたデータ入力装置では、X−Y座標上での2次元内で
の移動方向と移動量ならびに移動速度の座標データを入
力でき、また回転座標の入力モードでは、Y軸回りの回
転データとX軸回りの回転データを入力することが可能
である。しかしながら、入力座標データは前記のものに
限られ、例えば以下のような入力を行えない欠点を有し
ている。
【0007】(1)座標上での回転データを入力する際
に、X軸およびY軸に直交するZ軸回りの回転データを
入力することができない。すなわち、前記のように、所
定のキーを押した回転モードで、操作体1をX方向へ回
転させたとき、またはY方向へ回転させたときには、画
面上でキャラクタなどを操作体1と同じ方向へ回転させ
るようにデータを入力することが可能である。しかしな
がら、例えば操作体1を図5においてθz方向(Z軸回
り方向)へ回転させても、Z軸回りの回転データを入力
させることができない。すなわち操作体1がθz方向へ
回転しても、この回転の際の操作体1のY軸回り成分と
X軸回り成分とにより、Xエンコーダ2とYエンコーダ
3が回転し、その出力パルスに応じて、キャラクタなど
がX軸回りとY軸回りに回転しようとするだけである。
【0008】(2)図5に示す入力装置では、Z軸方向
への移動データを入力することができない。よって、例
えば画面上に現れているキャラクタや物体などをX軸お
よびY軸と異なる方向へ移動させるためのデータの入力
は不可能である。
【0009】(3)以上のように、従来のデータ入力装
置では、このデータ入力装置が設置される水平面上での
直交座標となるX−Y座標を基準とした座標データの入
力は可能であるが、X−Y平面以外のY−Z平面を基準
とした座標の入力、さらにはX−Y平面に対して傾斜し
た平面での座標の入力は不可能である。
【0010】(4)図5に示すような2次元入力タイプ
のデータ入力装置では、通常は、操作体1を操作してX
エンコーダ2が回転した場合、画面上の対象物M(図2
の画面中の座標を参照)はX軸方向に移動し、Yエンコ
ーダ3が回転した場合には、画面上の対象物MがY軸方
向へ移動するものとなっている。この場合、X軸方向に
関しては操作体1の回転方向と、画面上での対象物Mの
移動方向とが視覚的に一致しているが、Y軸方向に関し
ては実際には操作体1をY軸方向に移動させてはいるが
対象物Mの移動方向は画面の上下方向すなわちZ軸方向
へ移動することになり、視覚的に一致しない。したがっ
て、この種のデータ入力装置を改良して、X−Y−Z座
標での3次元データを入力する場合に、どの操作によっ
てどの軸方向または軸回りの回転になるのかとまどうこ
とが予想される。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、コンピュータのディスプレイなどの画面に対し、
X−Y座標上での移動データまたは回転データを入力で
きるのみならず、前記X−Y座標に直交する座標または
前記X−Y座標に対して傾いた座標を基準とした移動デ
ータや回転データを入力できるようにしたデータ入力装
置を提供することを目的としている。
【0012】また、画面上の対象物の移動と操作体の動
作方向とを一致させて、視覚的にわかりやすくかつ操作
性が良好にしたデータ入力装置を提供することを目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ入力装置
は、手で保持可能な本体ケースと、前記本体ケースに設
けられて手で操作可能な操作体および前記操作体の操作
に応じた操作信号を出力するエンコーダと、前記操作体
の傾きを検知するセンサと、前記センサによる本体ケー
スの傾き検知信号に基づいて、前記エンコーダからの操
作信号を、本体ケースの傾き方向に対応して傾いた座標
軸上での移動データまたは回転データに変換する座標デ
ータ生成手段と、が設けられていることを特徴とするも
のである。
【0014】本発明では、操作体を操作するときに、本
体ケース内に設けられたセンサが本体ケースの傾きを検
出する。その傾きが検出されることにより、その傾き角
度を基準とした座標軸上で、エンコーダからの出力が移
動データまたは回転データに変換され、画像処理部に与
えられる。その結果、コンピュータのディスプレイなど
の座標上において、画像を移動させたり回転させること
などが可能になる。
【0015】前記センサは、本体ケースが水平姿勢であ
るか垂直姿勢であるかの2段階の姿勢を検知できるも
の、例えば水銀センサなどであってもよい。この場合に
は、本体ケースの水平姿勢または垂直姿勢に応じて、画
面上での互いに直交する座標軸に対する移動データや回
転データを入力できるものとなる。あるいは、センサと
して、本体ケースの角度を数段階にわたってあるいは連
続的に検知できるものを使用し、本体ケースの各姿勢に
応じた傾斜角度の座標軸に対する移動データや回転デー
タを入力できるようにしてもよい。
【0016】前記において、操作体の操作により直交す
る2軸回りの操作信号を出力するエンコーダが設けら
れ、座標データ生成手段では、本体ケースの傾き方向に
対応して傾いた直交座標軸上の移動データまたは回転デ
ータが生成されるものとすることが好ましく、この場合
には、例えば、操作体は球状であり、この操作体の回転
により前記2軸回りの操作信号を出力するエンコーダが
動作させられるものとなる。
【0017】ただし、操作体に、互いに直交する軸を中
心として回転するローラ状の操作体が設けられ、この操
作体によりそれぞれエンコーダが動作させられるもので
あってもよい。または、操作体に一方向の軸に対して回
転する単一の操作体、およびこの操作体で操作されるエ
ンコーダが設けられ、本体ケースの傾斜に応じて、前記
単一の操作体で、本体ケースの傾きに応じた多方向への
移動データや回転データを入力できるようにしてもよ
い。
【0018】さらに、前記本体ケースに、座標データ生
成手段で生成されるデータを移動データまたは回転デー
タのいずれかに選択する切替装置が設けられているもの
とすることができる。
【0019】座標データを入力する際、いずれかのエン
コーダから操作信号が出力されたときに、本体ケースを
保持した手で前記切替装置を操作することにより、画面
上で対象物を移動させる移動データとして入力し、また
は画面上で対象物を所定の軸に対して回転させる回転デ
ータとして入力する操作の切換えが可能である。また本
体ケースに前記切替装置を搭載しない場合であっても、
キーボード上の所定のキーを操作することにより、移動
データか回転データかの切換えを行うことが可能であ
る。
【0020】さらに、本発明では、前記手で保持可能な
本体ケース側に、前記エンコーダおよびセンサが設けら
れ、データ処理可能なコンピュータ側に、前記座標デー
タ生成手段が設けられていることが好ましい。この場合
には、本体ケースと、コンピュータ間がコードで接続さ
れ、または赤外線や電波などを用いたコードレスの接続
手段により互いに接続される。
【0021】ただし、前記エンコーダ、センサ、および
座標データ生成手段が、全て手で保持可能な本体ケース
側に搭載されていてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明のデータ入力装置を
示す斜視図、図2はエンコーダの座標と画面の座標との
関係を示す斜視図、図3はデータ入力装置の回路構成
図、図4はデータの入力動作を示すフローチャートであ
る。なお、図1および図2で示すコントローラ10の配
置方向とディスプレイ8の画面上での画像の処理座標を
空間上に設定された共通の直交座標軸(X−Y−Z座標
軸)を用いて示している。
【0023】図1に示す符号7は、本発明のデータ入力
装置に係るコントローラ10の本体ケースである。この
本体ケース7は、手で握ることができる程度の大きさの
円柱形状からなり、その上部7aにトラックボールと称
される球状の操作体1がX軸回り、Y軸回りおよびこれ
らの合成方向へ回転自在に支持されている。さらに、前
記本体ケース7の側面7bに、切替装置として小径のモ
ード切替ボタン6が設けられ、このモード切替ボタン6
を押すことにより、画面上の画像等を各軸方向への移動
動作から各軸回りの回転動作に切換えることができる。
この操作体1の球形状の赤道線は、本体ケース7の上部
7aよりも下側に位置しており、指で操作体1を回転さ
せるとき、指が赤道線よりも上の部分で操作体1に接触
するようになっている。
【0024】前記コントローラ10には、図5に示した
従来例と同様なエンコーダ、すなわち第1エンコーダ2
と第2エンコーダ3が設けられている。第1エンコーダ
2は、ローラ2aと、外周部に切欠部が一定のピッチで
形成された円板2bと、この円板2bの外周部に対向す
るホトカプラ2cとから構成される(図1では円板2b
とホトカプラ2cが見えない位置にある)。また第2エ
ンコーダ3についても、ローラ3aと、同じく外周部に
切欠部が一定のピッチで形成された円板3bと、ホトカ
プラ3cとから構成されている。第1エンコーダ2のロ
ーラ2aと、第2エンコーダ3のローラ3aは、互いに
直交している。
【0025】球状の操作体1を指で回転させると、前記
ローラ2aおよび/またはローラ3aが操作体1で回転
させられ、ホトカプラ2cおよび/またはホトカプラ3
cから回転速度に応じた周波数のパルス出力が得られ
る。またホトカプラ2cとホトカプラ3cには、前記切
欠部を検出する発光素子と受光素子とが2組づつ設けら
れいる。第1の組の発光素子および受光素子と、第2の
組の発光素子および受光素子とで切欠部を検出する位相
がずれており、ローラ2aおよび3aの回転方向を検出
可能となっている。またホトカプラ2cおよび3cから
はローラ2aとローラ3aの回転速度に応じた周波数の
パルス出力が得られる。上記コントローラ10の本体ケ
ース7の内部には、前記本体ケース7の傾きを検出する
姿勢センサ5が配置されている。前記姿勢センサ5は、
内部に水銀が封入され、その封入された水銀の移動する
方向や加速度により検出することができる水銀スイッチ
などで構成されている。
【0026】図2は、上記コントローラ10を、第1エ
ンコーダ2がY方向へ第2エンコーダ3がX方向へ向け
られた姿勢と、この水平姿勢からY軸回りに90度回転
させた場合の、前記コントローラ10内部の第1エンコ
ーダ2および第2エンコーダ3の配置状態とディスプレ
イ8の画面との配置関係を示している。通常、コントロ
ーラ10を手で握った時の状態は、図2中の(A)で示
される状態である。このとき、第1エンコーダ2に関し
ては、操作体1をY軸回りに回転させることにより画面
上の対象物MをX軸方向に移動させることができ、また
ボタン6を押して回転モードに切替えることにより、Y
軸を中心軸として対象物Mを回転(θy方向)させるこ
とができる。また、第2エンコーダ3に関しては、操作
体1をX軸回りに回転させることにより画面上の対象物
MをY軸方向に移動させることができ、またボタン6を
押したままY軸方向に回転させることによりX軸を中心
軸として対象物Mを回転(θx方向)させることができ
る。また、操作体1をX軸とY軸の双方に交叉する方向
へ回転させると、第1エンコーダ2からの出力と、第2
エンコーダ3からの出力により、対象物Mをその合成方
向へ移動させまたは回転させることができる。
【0027】次に、コントローラ10を上記状態から9
0度傾け、図2中の(B)の状態とした場合について説
明する。この場合、コントローラ10内部に設けられた
姿勢センサ5が傾きを検知して座標の変換が行われる。
すなわち、X軸方向の移動およびθy方向の回転をコン
トロールしていた第1エンコーダ2は、Z軸方向の移動
およびY軸回りの回転(θy方向の回転)をコントロー
ルすることができるエンコーダに切替わる。また、Y軸
方向の移動およびθx方向の回転をコントロールしてい
た第2エンコーダ3は、Y軸方向の移動およびZ軸回り
(θz方向の回転)をコントロール可能なエンコーダに
替わる。
【0028】次に、図3に示す回路構成について説明す
る。この実施の形態では、第1エンコーダ2および第2
エンコーダ3からのパルス出力が波形整形され、コンピ
ュータ側のCPU20に直接入力される。コンピュータ
側のCPU20に入力された各信号は、予め設定された
ソフトウエアに基づいて処理されるが、その処理工程を
図3において回路構成に置き換えて示している。したが
って、図3でブロック図で示すような回路を基板上に構
成してもよい。
【0029】図3に示す回路ブロック図では、姿勢セン
サ5で検知されるコントローラ10の傾きが0度(図2
中の(A))または90度(図2中の(B))の場合の
みを示している。ただし、0度と90度との間で、複数
段階で姿勢を検知できるようにしてもよい。この場合、
θ切替部25a〜25dの数が増えるだけであり、回路
構成および処理動作の基本は、図3および図4と同じで
ある。第1エンコーダ2のホトカプラ2cからのパルス
出力は、カウンタ22aによってカウントされて、球状
の操作体1の回転量および回転速度が計測される。本体
ケース7の姿勢が0度(θ=0)である場合には、姿勢
センサ5の検知信号に基づいてθ切替部25aが開き、
θ切替部25bが閉じて、第1エンコーダ2からのパル
スがX軸回りの操作信号として認識される。本体ケース
7が図2中の(B)に示すように90度(θ=90)傾
けられると、姿勢センサ5からの検知信号に基づいてθ
切替部25aが閉じ、θ切替部25bが開いて、第1エ
ンコーダ2からのパルスが座標軸切替部27aに与えら
れ、Z軸回りの操作信号として認識される。
【0030】図3には、前記モード切替ボタン6がオン
であるかオフであるかによりパルスの経路を切換えるス
イッチ部を符号6a、6aθ、6bθ、6bで示してい
る。本体ケース7が水平姿勢(θ=0)で、モード切替
ボタン6がオフの場合には、θ切替部25aからの操作
信号(パルス)がスイッチ部6aからXレジスタ23x
に与えられ、データ変換部24によりパルス出力がX軸
方向の移動データに変換される。また、モード切替ボタ
ン6がオンの場合には、θ切替部25aからの操作信号
がスイッチ部6aからY軸回りレジスタ23θyに送ら
れ、データ変換部24にてY軸回りの回転データに変換
される。本体ケース7が90度傾けられた姿勢(θ=9
0)で、モード切替ボタン6がオフのとき、座標軸切替
部27aから得られた操作信号は、スイッチ部6aθか
らZレジスタ23zに与えられ、データ変換部24で、
Z軸方向への移動データに変換される。モード切替ボタ
ン6がオンの場合には、座標軸切替部27aから得られ
た操作信号は、スイッチ部6aθからY軸回りレジスタ
23θyに与えられ、データ変換部24でY軸回りの回
転データに変換される。
【0031】次に、第2エンコーダ3について説明す
る。前記操作体1を回転させると、第2エンコーダ3の
ホトカプラ3cからのパルス出力が、カウンタ22bに
よってカウントされた操作信号となる。姿勢センサ5に
より、本体ケース7が水平姿勢(θ=0)であると検知
されると、θ切替部25cが閉じ、θ切替部25dが開
いて、第2エンコーダ3がX軸回りに操作されたものと
認識される。姿勢センサ5により、本体ケース7が90
度回転させられたことが検知されると、θ切替部25c
が開き、θ切替部25dが閉じて、カウンタ22bから
の操作信号が座標軸切替部27bに与えられ、第2エン
コーダ3がZ軸回りに操作されたものと認識される。
【0032】水平姿勢(θ=0)のときに、モード切替
ボタン6がオフであると、操作信号はθ切替部25dか
らスイッチ部6bにより切換えられてYレジスタ23y
に与えられ、データ変換部24で、Y軸方向への移動デ
ータに変換される。またモード切替釦6がオンである
と、操作信号はスイッチ部6bによりX軸回りレジスタ
23θxに与えられ、データ変換部24で、X軸回りの
回転データに変換される。
【0033】本体ケース7が90度回転させられた場合
には(θ=90)、モード切替ボタン6がオフのとき、
座標軸切替部27bからの操作信号が、スイッチ部6b
θからYレジスタ23yに与えられ、データ変換部24
でY軸方向への移動データに変換される。またモード切
替ボタン6がオンのとき、操作信号はスイッチ部6bθ
によりZ軸レジスタ23θzに与えられ、データ変換部
24で、Z軸回りの回転データに変換される。上記のよ
うに、本発明では、本体ケース7側に前記エンコーダ
2,3および姿勢センサ5が設けられ、データをソフト
ウエア的に処理するためのコンピュータ側に、座標デー
タ生成手段、すなわちレジスタ群23とデータ変換部2
4とで、移動データおよび回転データを生成する座標デ
ータ生成部が構成されているものである。
【0034】次に、上記データ入力装置の動作について
図4に示すフローチャートを参照して説明する。球状の
操作体1をX軸方向あるいはY軸方向のいずれかの方向
に回転させた場合、第1エンコーダ2のローラ2aのみ
が回転し、または第2エンコーダ3のローラ3aのみが
回転する。あるいは、ローラ2aと3aの双方が回転す
る。第1エンコーダ2からのパルスをカウンタ22aで
カウントして得られた操作信号は、本体ケース7の傾き
姿勢に応じてθ切替部25a,25bで切換えられる。
ここで、θ=0度の場合(図2中の(A)参照)は、ス
テップ3(ST3)のスイッチ部6aに操作信号(パル
ス出力)が与えられ、モード切替スイッチ6がオフなら
ばXレジスタ23xに送られ、データ変換部(ST8)
にてX軸方向の移動データとして出力され、コンピュー
タの画像処理部に入力される。また、ステップ3におけ
るスイッチ部6aがスイッチオンならばY軸回りレジス
タ23θyに操作信号が送られ、ST8のデータ変換部
においてY軸回りの回転データとして同様に出力され
る。
【0035】ステップ2(ST2)において、θ=90
度の場合は、座標軸切替部27aで座標軸が90度回転
したものと認識される。すなわち、図2に示したよう
に、第1エンコーダ2はZ軸方向の移動データおよびY
軸回りの回転データとなるように変換される。次いで、
ステップ4のスイッチ部6aθに操作信号が送られ、こ
こでモード切替ボタン6がオフならばZレジスタ23z
に進み、ステップ8(ST8)においてZ軸方向の移動
データに変換され、同様に出力され、またモード切替ボ
タン6がオンならばY軸回りレジスタ23θyに与えら
れて、Y軸方向を中心とした回転データとして出力され
る。
【0036】次に、第2エンコーダ3からのパルス出力
(ST1)は、姿勢センサ5により切換えられるθ切替
部25c,25dに送られ、ここで経路が切換えられ
る。ステップ5においてθ=0度の場合には、パルス出
力はステップ6(ST6)のスイッチ部6bに進み、モ
ード切替ボタン6がオンの場合にはX軸回りレジスタ2
3θxに送られ、X軸回りの回転データとして出力され
る。また、ステップ6においてスイッチオフの場合には
Yレジスタ23yに与えられてY軸方向の移動データと
して出力される。
【0037】また、前記コントローラ10の操作体1が
横を向くように(図2の(B))傾けることにより、姿
勢センサ5がその傾きを検知し、その結果、カウンタ2
2bからの操作信号が座標軸切替部27bに与えられ
る。前記コントローラ10は、前記座標切替部27bに
おいてY軸方向の移動データおよびX軸回りの回転デー
タの処理から、Y軸方向の移動データおよびZ軸回りの
回転データの処理ができるように変更される。すなわ
ち、モード切替ボタン6がオンになった場合には、操作
信号がZ軸回りレジスタ23θzに送られ、Z軸回りの
回転データとして出力される。ステップ7(ST7)に
おいてスイッチがオフの場合には操作信号がYレジスタ
23yに送られ、Y軸方向の移動座標データとして同様
に出力される。
【0038】以上説明したように、コントローラ10の
操作体1を上に向けた状態(A)で使用した場合に、操
作体1をX軸方向に回転させると、ディスプレイ8の画
面上の物体Mは、X軸方向に移動し、また回転モードに
設定していると物体MはY軸回り(θy方向)に回転す
る。また、操作体1をY軸方向に回転させると物体Mは
Y軸方向へ移動し、また回転モードに設定されていれば
物体MはX軸回り(θx方向)に回転する。
【0039】同様にして、コントローラ10の操作体1
を横に向けた状態(B)で使用した場合に、操作体1を
Z軸方向に回転させると、ディスプレイ8の画面上の物
体MはZ軸方向へ移動し、また回転モードで物体MはY
軸回り(θy方向)に回転する。また、操作体1をY軸
方向に回転させると、物体MはY軸方向に移動し、また
回転モードの設定では物体MはZ軸回り(θz方向)に
回転する。このように、操作体1の手動による回転操作
と画面上の物体Mの移動動作および回転動作が視覚的に
一致するように構成されている。
【0040】なお、本発明のデータ入力装置において
は、上記実施例に限られず、例えばコントローラ10の
傾きを0度および90度に設定したが、さらに傾きを細
かく無段階に認識させてコンピュータ側で処理すること
により、画面上の物体をさらに細かく移動および回転さ
せることができる。また、通常、上記座標データ生成部
はコンピュータ側に設けられ、ソフトウエアによって処
理されるが、前記座標データ生成部を上記本体ケース側
に設けて形成しても差し支えない。また、操作体1の形
状については、トラックボールと称される球形状だけで
なく、タッチパッドタイプやスティックタイプなど本発
明の趣旨を変更しない範囲で種々変更可能である。
【0041】
【発明の効果】このようにして得られた本発明のデータ
入力装置は、操作体が設けられた本体ケースの姿勢を変
えることにより、異なる角度の座標データ上で移動デー
タや回転データを入力できる。また、手で持った本体ケ
ースの操作体の操作方向を、画面上での移動方向や回転
方向と一致させることが可能である。
【0042】また、移動モードと回転モードを切換える
切替装置を本体ケースに設置することにより、同じ手で
操作体と切替装置を操作できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ入力装置を示す斜視図、
【図2】データ入力装置の使用状態とディスプレイの画
面表示との座標軸関係を示す説明図、
【図3】回路構成の一例を示す回路構成図、
【図4】動作のフローチャート、
【図5】従来のデータ入力装置の構造の概略を示す平面
図、
【符号の説明】
1 球状の操作体 2 第1エンコーダ 2a ローラ 2b 円板 2c ホトカプラ 3 第2エンコーダ 3a ローラ 3b 円板 3c ホトカプラ 5 姿勢センサ 6 モード切替ボタン 7 本体ケース 22a,22b カウンタ 23 レジスタ群(信号保持手段) 24 データ変換部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手で保持可能な本体ケースと、前記本体
    ケースに設けられて手で操作可能な操作体および前記操
    作体の操作に応じた操作信号を出力するエンコーダと、
    前記操作体の傾きを検知するセンサと、前記センサによ
    る本体ケースの傾き検知信号に基づいて、前記エンコー
    ダからの操作信号を、本体ケースの傾き方向に対応して
    傾いた座標軸上での移動データまたは回転データに変換
    する座標データ生成手段と、が設けられていることを特
    徴とするデータ入力装置。
  2. 【請求項2】 操作体の操作により直交する2軸回りの
    操作信号を出力するエンコーダが設けられ、座標データ
    生成手段では、本体ケースの傾き方向に対応して傾いた
    直交座標軸上の移動データまたは回転データが生成され
    る請求項1記載のデータ入力装置。
  3. 【請求項3】 操作体は球状であり、この操作体の回転
    により前記2軸回りの操作信号を出力するエンコーダが
    動作させられる請求項2記載のデータ入力装置。
  4. 【請求項4】 前記本体ケースに、座標データ生成手段
    で生成されるデータを移動データまたは回転データのい
    ずれかに選択する切替装置が設けられている請求項1な
    いし3のいずれかに記載のデータ入力装置。
  5. 【請求項5】 前記手で保持可能な本体ケース側に、前
    記エンコーダおよびセンサが設けられ、データ演算処理
    用のコンピュータ側に、前記座標データ生成手段が設け
    られている請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ
    入力装置。
JP9198451A 1997-07-24 1997-07-24 データ入力装置 Withdrawn JPH1139091A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9198451A JPH1139091A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 データ入力装置
TW087110111A TW370653B (en) 1997-07-24 1998-06-23 Data input device
US09/119,814 US6191775B1 (en) 1997-07-24 1998-07-21 Data input apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9198451A JPH1139091A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 データ入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1139091A true JPH1139091A (ja) 1999-02-12

Family

ID=16391332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9198451A Withdrawn JPH1139091A (ja) 1997-07-24 1997-07-24 データ入力装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6191775B1 (ja)
JP (1) JPH1139091A (ja)
TW (1) TW370653B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100615849B1 (ko) 2005-03-07 2006-08-25 주식회사 쏠리테크 물리적인 기울임을 이용한 방향인식 센서
WO2018043722A1 (ja) * 2016-09-05 2018-03-08 株式会社村田製作所 ユーザインタフェース装置、接続装置、操作部、コマンド特定方法およびプログラム

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2877113B1 (fr) * 2004-10-22 2007-05-11 Commissariat Energie Atomique Dispositif autonome, systeme et procede de navigation dans un espace a au moins trois dimensions.
CN100339805C (zh) * 2005-07-15 2007-09-26 中国海洋大学 一种计算机互动输入装置
US7381942B2 (en) * 2006-01-25 2008-06-03 Avago Technologies Ecbu Ip Pte Ltd Two-dimensional optical encoder with multiple code wheels
US20080128596A1 (en) * 2006-11-30 2008-06-05 Yung-Lung Liu Laser trackball
US20080136778A1 (en) * 2006-12-05 2008-06-12 Eli Hursh Mouse device for a computer

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4839838A (en) * 1987-03-30 1989-06-13 Labiche Mitchell Spatial input apparatus
US5335557A (en) * 1991-11-26 1994-08-09 Taizo Yasutake Touch sensitive input control device
JP3095104B2 (ja) * 1993-10-18 2000-10-03 アルプス電気株式会社 多方向入力装置
JPH0895539A (ja) * 1994-09-28 1996-04-12 Nec Corp プレゼンテーション支援装置
JPH0954648A (ja) * 1995-08-17 1997-02-25 Brother Ind Ltd 入出力装置
JP2973927B2 (ja) * 1996-05-23 1999-11-08 日本電気株式会社 位置入力装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100615849B1 (ko) 2005-03-07 2006-08-25 주식회사 쏠리테크 물리적인 기울임을 이용한 방향인식 센서
WO2018043722A1 (ja) * 2016-09-05 2018-03-08 株式会社村田製作所 ユーザインタフェース装置、接続装置、操作部、コマンド特定方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US6191775B1 (en) 2001-02-20
TW370653B (en) 1999-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6307539B2 (en) Data input apparatus
JP4137219B2 (ja) データ入力装置
US7142193B2 (en) Coordinate input device having rotating bodies capable of rotating in a direction normal to the rotation of a wheel
US7102626B2 (en) Multi-function pointing device
JP2004086437A (ja) 回転操作量の入力装置およびこれを利用した操作装置
JPH1139091A (ja) データ入力装置
JPH1195895A (ja) 情報入力装置
US6215473B1 (en) Data input apparatus
JPS59111524A (ja) デ−タ入力装置
JPH06324805A (ja) タブレット付き電子機器
US5905487A (en) Data input device and method for use with a virtual reality system
JP2004252730A (ja) コントローラ
JP3158426B2 (ja) ポインティングデバイス
JPH09101856A (ja) 入力装置
JP4273587B2 (ja) マウス入力装置
JPH0383114A (ja) ベクトル量入力装置
JPH11296294A (ja) データ入力装置
JPS6125232A (ja) 入力装置
JPH1011206A (ja) 傾き検出ペン使用座標入力装置
US20050264526A1 (en) Information input device
JPH09167053A (ja) マウス装置
JPH0741634U (ja) 入力装置
KR100209154B1 (ko) 가상 현실 시스템용 데이터 입력 장치 및 방법
CN102270038B (zh) 操作终端、电子单元和电子单元***
JPH0353320Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005