JPH1138267A - 光データバス、光データバス複合体および信号処理装置 - Google Patents

光データバス、光データバス複合体および信号処理装置

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JPH1138267A
JPH1138267A JP9190062A JP19006297A JPH1138267A JP H1138267 A JPH1138267 A JP H1138267A JP 9190062 A JP9190062 A JP 9190062A JP 19006297 A JP19006297 A JP 19006297A JP H1138267 A JPH1138267 A JP H1138267A
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Tsutomu Hamada
勉 浜田
Takekazu Shiotani
剛和 塩谷
Junji Okada
純二 岡田
Masanori Hirota
匡紀 広田
Kazuhiro Sakasai
一宏 逆井
Shinya Kyozuka
信也 経塚
Masao Funada
雅夫 舟田
Takashi Ozawa
隆 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、信号光の伝送効率が高く、信号光を
出射する側の端縁における出射光量のばらつきが少ない
光データバスを提供することを目的とする。 【解決手段】光データバス100には、第1のシリンド
リカルレンズ111が配列されてなるシリンドリカルレ
ンズ列110と、第2のシリンドリカルレンズ121が
配列されてなるシリンドリカルレンズ列部材120とが
備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号の伝送を担
う光データバス、およびその光データバスを用いたデー
タの送受を含む信号処理を行なう信号処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超大規模集積回路(VLSI)の開発に
より、データ処理システムで使用する回路基板(ドータ
ーボード)の回路機能が大幅に増大してきている。回路
機能が増大するにつれて各回路基板に対する信号接続数
が増大するため、各回路基板(ドーダーボード)間をバ
ス構造で接続するデータバスボード(マザーボード)に
は多数の接続コネクタと接続線を必要とする並列アーキ
テクチャが採用されてきている。接続線の多層化と微細
化により並列化を進めることにより並列バスの動作速度
の向上が計られてきたが、接続配線間容量や接続配線抵
抗に起因する信号遅延により、システムの処理速度が並
列バスの動作速度によって制限されることもある。ま
た、並列バス接続配線の高密度化による電磁ノイズ(E
MI:Electromagnetic Interf
erence)の問題もシステムの処理速度向上に対し
ては大きな制約となる。
【0003】このような問題を解決し並列バスの動作速
度の向上を計るために、光インターコネクションと呼ば
れる、システム内光接続技術を用いることが検討されて
いる。光インターコネクション技術の概要は、『内田禎
二、回路実装学術講演大会15C01,pp.201〜
202』や『H.Tomimuro et al.,
“Packaging Technology for
Optical Interconnects”,I
EEE Tokyo No.33 pp.81〜86,
1994』に記載されているように、システムの構成内
容により様々な形態技術が提案されている 従来提案された様々な形態の光インターコネクション技
術のうち、特開平2−41042号公報には、高速、高
感度の発光/受光デバイスを用いた光データ伝送方式を
データバスに適用した例が開示されており、そこには、
各回路基板の表裏両面に発光/受光デバイスを配置し、
システムフレームに組み込まれた隣接する回路基板上の
発光/受光デバイス間を空間的に光で結合した、各回路
基板相互間のループ伝送用の直列光データバスが提案さ
れている。この方式では、ある1枚の回路基板から送り
出された信号光が、隣接する回路基板で光/電気変換さ
れ、さらにその回路基板で今度は電気/光変換されて、
次に隣接する回路基板に信号光を送り出すというよう
に、各回路基板が順次直列に配列され各回路基板上で光
/電気変換および電気/光変換を繰り返しながらシステ
ムフレームに組み込まれたすべての回路基板間に伝達さ
れる。このため、信号伝達速度は各回路基板上に配置さ
れた受光/発光デバイスの光/電気変換速度および電気
/光変換速度に依存すると同時にその制約を受ける。ま
た、各回路基板相互間のデータ伝送には、各回路基板上
に配置された受光/発光デバイスによる、自由空間を介
在させた光結合を用いているため、隣接する回路基板表
裏両面に配置されている発光/受光デバイスの光学的位
置合わせが行なわれすべての回路基板が光学的に結合し
ていることが必要となる。さらに、各回路基板が自由空
間を介して結合されているため、隣接する光データ伝送
路間の干渉(クロストーク)が発生しデータの伝送不良
が予想される。また、システムフレーム内の環境、例え
ば埃などにより信号光が散乱することによりデータの伝
送不良が発生することも予想される。さらに、各回路基
板が直列に配置されているため、いずれかのボードが取
り外された場合にはそこで接続が途切れてしまうので、
それを補うための余分な回路基板が必要となる。すなわ
ち、回路基板を自由に着脱することができず、回路基板
の数が固定されてしまうという問題がある。
【0004】これらのほかに、自由空間を利用した回路
基板相互間のデータ伝送技術として、特開昭61−19
6210号公報には、平行な2面を有する、光源に対置
されたプレートを具備し、プレート表面に配置された回
折格子、反射素子により構成された、自由空間を利用し
た光路を介して回路基板間を光学的に結合する方式が開
示されている。この方式では、1点から発せられた光を
固定された1点にしか接続できず電気バスの様に全ての
回路ボード間を網羅的に接続することができないという
問題がある。また、自由空間を利用しているので複雑な
光学系が必要となり、位置合わせ等も難しい為、光学素
子の位置ずれに起因する、隣接する光データ伝送路間の
干渉(クロストーク)が発生しデータの伝送不良が予想
される。さらに、回路基板間の接続情報はプレート表面
に配置された回折格子および反射素子により決定される
ため、回路基板を自由に着脱することができず拡張性が
低いというような様々な問題がある。
【0005】これらの問題を解決する手段として、シー
ト状の伝送路に入射した信号光を拡散体を用いて伝送路
全体に拡散させることによって、伝送路を共通信号路と
して利用する方式の光データバスが考えられる。この方
式を用いれば、受発光部を有した複数の回路基板を簡易
な取付けで確実に光結合させることができ、精密な光学
的位置合わせを必要としない。また、回路基板の数や取
付け位置を自由に変えることができ、拡張性に富んだ自
由度の高いシステムを構築できる。また、伝送路を用い
るため埃などに対する耐環境性を有し、光学的位置合わ
せを必要としないため温度変化等にも強い、という長所
を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記光データ
バスにおいては、あらゆる方向に光を拡散させているた
め、光の大半を出射側の端縁以外のところへ放出してし
まう。従って、受光部での光強度は非常に弱いものとな
ってしまい、高速化や低消費電力化を図れないという問
題がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、信号光の伝送
効率が高く、信号光を出射する側の端縁における出射光
量のばらつきが少ない光データバスを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、信号光を入射する側の端縁に、端縁の長手方向に
複数のシリンドリカル面を配列させたシリンドリカルレ
ンズ列を用いて信号光の拡散を行う方法が考えられる。
伝送距離に比べて十分に短い焦点距離を持つシリンドリ
カルレンズを用いて信号光を拡散させることで、出射側
の端縁で、ある程度広がりを持たせることができ、得ら
れる広がり角θはシリンドリカルレンズ列のピッチpと
シリンドリカルレンズ焦点距離fとの比によって決まる
(図8参照)。
【0009】例えば屈折率が1.5、半径0.5mm、
ピッチ0.7mmのシリンドリカルレンズの列を使用す
ると、原理的に広がり角は±16.4度になる。信号光
が出射側の端縁全体に到達するいわゆるブロードキャス
ト性を満足するためには、光伝送の伝送距離Lに対し
て、出射側の端縁の幅DをD<p・L/fに設定する必
要がある(図7参照)が、データバスにはより多くの基
板を同時に接続できることが望ましいので、出射側の端
縁の幅Dはより広く設定できることが望ましい。従っ
て、広がり角はより広いものが求められる。
【0010】そこで上記目的を達成する本発明の光デー
タバスは、一方の端縁に沿う、信号光の入射を担う信号
光入射部と、上記一方の端縁とは反対側の端縁に沿う、
信号光の出射を担う信号光出射部とを有し、信号光入射
部から入射した信号光を伝播して信号光出射部から出射
するシート状の光データバスであって、信号光入射部
が、上記一方の端縁に形成されたその端縁の長手方向に
配列されてなる複数の第1のシリンドリカル面からなる
シリンドリカルレンズ列と、その一方の端縁に対向して
配置されその一方の端縁に沿って延びる、その一方の端
縁の長手方向に配列された複数の第2のシリンドリカル
面を有し、シリンドリカルレンズ列と協同して信号光を
光データバス内部に拡散させるシリンドリカルレンズ列
部材とを有することを特徴とする。
【0011】本発明の光データバス複合体は、一方の端
縁に沿う、信号光の入射を担う信号光入射部と、上記一
方の端縁とは反対側の端縁に沿う、信号光の出射を担う
信号光出射部とを有し、信号光入射部から入射した信号
光を伝播して信号光出射部から出射するシート状の光デ
ータバスであって、信号光入射部が、上記一方の端縁に
形成されたその端縁の長手方向に配列されてなる複数の
第1のシリンドリカル面からなるシリンドリカルレンズ
列と、その一方の端縁に対向して配置されその一方の端
縁に沿って延びる、該一方の端縁の長手方向に配列され
た複数の第2のシリンドリカル面を有しシリンドリカル
レンズ列と協同して信号光を光データバス内部に拡散さ
せるシリンドリカルレンズ列部材とを有する光データバ
スが、光データバスの屈折率よりも低い屈折率を有する
クラッド層を互いのうちに挟んで複数枚積層されてなる
ことを特徴とする。
【0012】本発明の信号処理装置は、基体、信号光を
出射する信号光出射端および信号光出射端から出射され
る信号光に担持させる信号を生成する回路と、信号光を
入射する信号光入射端および信号光入射端から入射した
信号光が担持する信号に基づく信号処理を行う回路との
うちの少なくとも一方が登載された複数枚の回路基板、
一方の端縁に沿う、信号光の入射を担う信号光入射部
と、上記一方の端縁とは反対側の端縁に沿う、信号光の
出射を担う信号光出射部とを有し、信号光入射部から入
射した信号光を伝播して信号光出射部から出射するシー
ト状の光データバスであって、信号光入射部が、上記一
方の端縁に形成されたその端縁の長手方向に配列されて
なる複数の第1のシリンドリカル面からなるシリンドリ
カルレンズ列と、その一方の端縁に対向して配置されそ
の一方の端縁に沿って延びる、その一方の端縁の長手方
向に配列された複数の第2のシリンドリカル面を有しシ
リンドリカルレンズ列と協同して信号光を光データバス
内部に拡散させるシリンドリカルレンズ列部材とを有す
る光データバス、および上記回路基板を、回路基板に登
載された信号光出射端ないし信号光入射端が信号光入射
部ないし信号光出射部において光データバスと結合され
る状態に基体上に固定する複数の基板固定部とを備えた
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の光データバスの第1の実施
形態を示す平面図である。この光データバス100に
は、第1のシリンドリカルレンズ111が配列されてな
るシリンドリカルレンズ列110と、第2のシリンドリ
カルレンズ121が配列されてなるシリンドリカルレン
ズ列部材120とが備えられており、これらが本発明に
いう信号光入射部の役割を果たす。また、光データバス
100には信号光の伝播を担う光伝送部130と、信号
光の出射を担う信号光出射部140とが備えられてい
る。
【0014】この光データバス100は例えば以下のよ
うな製造方法により製造される。この実施形態では、厚
さ0.5mmのシート状をした光伝送部130、とシリ
ンドリカルレンズ列111は光透過率の高いPMMA
(ポリメチルメタクリレート)よりなる。この光伝送部
130およびシリンドリカルレンズ列110は、予め型
を用意し、その型を、PMMAが十分に溶ける温度に加
熱しておき、十分に加熱された溶融状態にあるPMMA
をその型に流し込み、冷却した後に取り出すことによっ
て作製される。
【0015】なお、第1のシリンドリカル面111は光
データバスの端縁全体に形成される必要性はなく、信号
光に対応した位置に形成されていればよい。また、シリ
ンドリカルレンズ列111は、光伝送部130とは独立
の型によって製造された後に光伝送部130と一体的に
組み合わされても良い。シリンドリカルレンズ列部材1
20の材料も光伝送部130およびシリンドリカルレン
ズ列110と同じPMMAであり、光伝送部130およ
びシリンドリカルレンズ列110同様に、予め用意した
型を加熱し、その型にPMMAを流し込み、冷却した後
に取り出すことによって作製される。第1のシリンドリ
カルレンズ111同様に、第2のシリンドリカルレンズ
121もシリンドリカルレンズ列部材120の全体に形
成される必要性はなく、信号光に対応した位置に形成さ
れていればよい。
【0016】また、シリンドリカルレンズ列部材120
が第1のシリンドリカルレンズ111と第2のシリンド
リカルレンズ121との間の距離調整用に移動自在なも
のであってもよい。本実施形態では第1および第2のシ
リンドリカルレンズ111,121は数百μmのピッチ
で配列されており、このピッチは、半導体レーザによる
レーザ光がレンズによって概略コリメートされた信号光
のビーム径より小さくなっている。
【0017】上記のように作製された光データバス10
0の信号光入射部に入射した信号光200は、まず第2
のシリンドリカルレンズ121によって屈折され、第1
のシリンドリカルレンズ111によって更に屈折されて
一旦焦点を結んだ後拡散される。拡散された信号光21
0は光伝送部130内を通り信号光出射部140まで伝
播される。
【0018】信号光入射部で拡散された信号光210の
広がりは、第1および第2のシリンドリカルレンズ11
1,121の合成焦点距離f’とピッチpとの比によっ
て決定される。光伝送の伝送距離をL、信号光出射部の
幅をDとすると、f’<p・L/Dの関係を満たすよう
に各パラメータが設定されることにより、ブロードキャ
スト性が満足されることができる。
【0019】また、第1および第2のシリンドリカルレ
ンズ111,121は光伝送部130の厚さ方向には信
号光を拡散させないように配列されているので、信号光
200がもともと有している、光伝送部130の厚さ方
向の広がりが光伝送部130の全反射条件以下の広がり
であればすべての信号光210が信号光出射部140へ
伝播される。
【0020】図2は、第1および第2のシリンドリカル
レンズによる信号光の屈折の状態を示す概念図である。
第2のシリンドリカルレンズ121に入射した信号光
は、まず、第2のシリンドリカルレンズ121によって
屈折されて、第2のシリンドリカルレンズ121の主面
から焦点距離f1 進んだ位置で一旦焦点を結ぶ。その
後、拡散しながら第1のシリンドリカルレンズ111に
入射するがこのときの広がり角は図2に示す角度θ1
なる。第1のシリンドリカルレンズ111に入射し第1
のシリンドリカルレンズ111によって屈折されること
により広がり角が拡大し、第1および第2のシリンドリ
カルレンズ111,121の合成焦点距離f’に対応す
る、図2に示す角度θ’となる。
【0021】第2のシリンドリカルレンズ121の主面
と第1のシリンドリカルレンズ111の頂点との間隔d
を横軸にとり広がり角θ’を縦軸にとってグラフを書く
と、図3に示すような右上がりのグラフとなる。ただ
し、第1および第2のシリンドリカルレンズ111,1
21のピッチpは0.7mmである。間隔dが約0.8
mmより大きい範囲で、1列のシリンドリカルレンズを
使用した場合よりも広がり角を大きくすることができ、
間隔dが2mmのとき最大約35度の広がり角を得るこ
とができる。なお、間隔が2mmよりも大きい場合に
は、第2のシリンドリカルレンズ121で拡散された信
号光が複数の第1のシリンドリカルレンズ111に入射
してしまうので広がり角は最大値を超えられない。
【0022】上記のようなシート状の光データバスを用
いることによって、入射した信号光を効率よく拡散伝送
することができる。すなわち、シリンドリカルレンズを
用いて入射光を拡散させることによって入射光を効率よ
く信号光出射部へ伝送することができるとともに、2つ
のシリンドリカルレンズによって信号光を拡散させるこ
とで広がり角を充分に広げることができる。また、信号
光出射部において信号光のばらつきが小さくなる。
【0023】図4は本発明の光データバスの第2の実施
形態を示す概略構成図である。この光データバス300
では、信号光入射部310の中央付近は信号光の入射方
向に対して垂直な方向にシリンドリカルレンズ311が
配列されており、信号光入射部310の、光データバス
300の側面320に寄った辺りでは、側面320に近
づくほど、シリンドリカルレンズ312の位置が信号光
の進行方向側にずれるようにシリンドリカルレンズ31
2が配列されている。この構成によって、信号光入射部
310は、光データバス300の一方の側面に寄った位
置から入射した信号光をその側面から離れる方向に屈折
させるものとなっている。従って、信号光入射部310
の中央付近に入射した信号光400も、信号光入射部3
10の、光データバス300の側面に寄った辺りに入射
した信号光410も信号光出射部330全体に均等に拡
散されることとなる。
【0024】なお、ブロードキャスト性を満足するよう
に信号光出射部330の幅等を設定することは第1の実
施形態と同様である。図5は、本発明の光データバス複
合体の一実施例を示す概略的斜視図である。この光デー
タバス複合体500は、複数の、図1に示す光データバ
ス100と、光データバス100の厚さ方向に拡散する
信号光を反射する複数のクラッド層600と、クラッド
層600によって反射されない角度で拡散する信号光を
吸収する複数の光吸収層700とが積層されて構成され
ており、光データバス100、クラッド層600、光吸
収層700、クラッド層600、光データバス100の
順番で繰り返し積層されている。光データバス複合体5
00は、このような構成となっているため、複数ビット
からなる並列光信号の送受信等を行うことができる。
【0025】図6は本発明の信号処理装置の一実施形態
を示す概略的斜視図である。この信号処理装置800に
は、本発明にいう基体の一例であるマザーボード810
と、マザーボード810上に実装された、図5に示す光
データバス複合体500と、複数の回路基板820とが
備えられており、回路基板820上には、本発明にいう
信号光出射端の一例である発光素子821、本発明にい
う信号光入射端の一例である受光素子822および、信
号処理等を行うVLSI等の回路823が配置されてい
る。また、回路基板820はマザーボード810に対し
て抜き差し自在であり、マザーボード810に固定され
る際には、図示しない基板固定部によって、発光素子8
21および受光素子822が光データバスの信号光入射
部および信号光出射部に対向するように固定される。図
5に示す光データバス複合体500を用いることによ
り、回路基板820をマザーボード810上に固定する
際の位置あわせが容易となる。
【0026】上記のような構成の信号処理装置によれ
ば、送受信の際の信号光のロスを少なくすることがで
き、しかも複数の基板間で同時に信号光を送受信するこ
とができるため、高速かつ低消費電力の信号処理装置を
実現することができる。また、光の利用効率が極めて高
くなるので、従来の強さの信号光であっても、より一層
の高速化に対応させることができる。
【0027】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の光デー
タバスによれば、信号光の伝送効率が高く、信号光を出
射する側の端縁における出射光量のばらつきが少ない光
データバスを実現することができる。本発明の光データ
バス複合体によれば、複数ビットからなる並列光信号の
送受信等を行うことができる。
【0028】本発明の信号処理装置によれば、高速かつ
低消費電力の信号処理装置を実現することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光データバスの第1の実施形態を示す
平面図である。
【図2】第1および第2のシリンドリカルレンズによる
信号光の屈折の状態を示す概念図である。
【図3】シリンドリカルレンズの間隔と広がり角との関
係を示すグラフである。
【図4】本発明の光データバスの第2の実施形態を示す
概略構成図である。
【図5】本発明の光データバス複合体の一実施例を示す
概略的斜視図である。第
【図6】本発明の信号処理装置の一実施形態を示す概略
的斜視図である。
【図7】1列のシリンドリカルレンズ列を有する光デー
タバスの平面図である。
【図8】1つのシリンドリカルレンズによる信号光の屈
折の状態を示す概念図である。
【符号の説明】
100,300 光データバス 110 シリンドリカルレンズ列 111 第1のシリンドリカルレンズ 120 シリンドリカルレンズ列部材 121 第2のシリンドリカルレンズ 130 光伝送部 140,330 信号光出射部 310 信号光入射部 311 シリンドリカルレンズ 500 光データバス複合体 600 クラッド層 700 光吸収層 800 信号処理装置 810 マザーボード 820 回路基板 821 発光素子 822 受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/13 10/12 (72)発明者 広田 匡紀 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 逆井 一宏 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 経塚 信也 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 舟田 雅夫 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 小澤 隆 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の端縁に沿う、信号光の入射を担う信
    号光入射部と、前記一方の端縁とは反対側の端縁に沿
    う、信号光の出射を担う信号光出射部とを有し、前記信
    号光入射部から入射した信号光を伝播して前記信号光出
    射部から出射するシート状の光データバスであって、 前記信号光入射部が、前記一方の端縁に形成された該端
    縁の長手方向に配列されてなる複数の第1のシリンドリ
    カル面からなるシリンドリカルレンズ列と、 該一方の端縁に対向して配置され該一方の端縁に沿って
    延びる、該一方の端縁の長手方向に配列された複数の第
    2のシリンドリカル面を有し、前記シリンドリカルレン
    ズ列と協同して前記信号光を前記光データバス内部に拡
    散させるシリンドリカルレンズ列部材とを有することを
    特徴とする光データバス。
  2. 【請求項2】前記シリンドリカルレンズ列部材が前記第
    1のシリンドリカル面と第2のシリンドリカル面との間
    の距離調整用に移動自在なものであることを特徴とする
    請求項1記載の光データバス。
  3. 【請求項3】前記信号光入射部が、前記光データバスの
    一方の側面に寄った位置から入射した信号光を該側面か
    ら離れる方向に屈折させるものであることを特徴とする
    請求項1記載の光データバス。
  4. 【請求項4】一方の端縁に沿う、信号光の入射を担う信
    号光入射部と、前記一方の端縁とは反対側の端縁に沿
    う、信号光の出射を担う信号光出射部とを有し、前記信
    号光入射部から入射した信号光を伝播して前記信号光出
    射部から出射するシート状の光データバスであって、前
    記信号光入射部が、前記一方の端縁に形成された該端縁
    の長手方向に配列されてなる複数の第1のシリンドリカ
    ル面からなるシリンドリカルレンズ列と、該一方の端縁
    に対向して配置され該一方の端縁に沿って延びる、該一
    方の端縁の長手方向に配列された複数の第2のシリンド
    リカル面を有し前記シリンドリカルレンズ列と協同して
    前記信号光を前記光データバス内部に拡散させるシリン
    ドリカルレンズ列部材とを有する光データバスが、該光
    データバスの屈折率よりも低い屈折率を有するクラッド
    層を互いのうちに挟んで複数枚積層されてなることを特
    徴とする光データバス複合体。
  5. 【請求項5】 基体、 信号光を出射する信号光出射端および該信号光出射端か
    ら出射される信号光に担持させる信号を生成する回路
    と、信号光を入射する信号光入射端および該信号光入射
    端から入射した信号光が担持する信号に基づく信号処理
    を行う回路とのうちの少なくとも一方が登載された複数
    枚の回路基板、 一方の端縁に沿う、信号光の入射を担う信号光入射部
    と、前記一方の端縁とは反対側の端縁に沿う、信号光の
    出射を担う信号光出射部とを有し、前記信号光入射部か
    ら入射した信号光を伝播して前記信号光出射部から出射
    するシート状の光データバスであって、前記信号光入射
    部が、前記一方の端縁に形成された該端縁の長手方向に
    配列されてなる複数の第1のシリンドリカル面からなる
    シリンドリカルレンズ列と、該一方の端縁に対向して配
    置され該一方の端縁に沿って延びる、該一方の端縁の長
    手方向に配列された複数の第2のシリンドリカル面を有
    し前記シリンドリカルレンズ列と協同して前記信号光を
    前記光データバス内部に拡散させるシリンドリカルレン
    ズ列部材とを有する光データバス、および前記回路基板
    を、該回路基板に登載された信号光出射端ないし信号光
    入射端が前記信号光入射部ないし信号光出射部において
    前記光データバスと結合される状態に前記基体上に固定
    する複数の基板固定部とを備えたことを特徴とする信号
    処理装置。
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CN114216097A (zh) * 2022-01-05 2022-03-22 马瑞利汽车零部件(芜湖)有限公司 实现信号灯点亮各个角度均匀性一致的光学***

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