JPH1137519A - 水分供給制御装置 - Google Patents

水分供給制御装置

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JPH1137519A
JPH1137519A JP20705697A JP20705697A JPH1137519A JP H1137519 A JPH1137519 A JP H1137519A JP 20705697 A JP20705697 A JP 20705697A JP 20705697 A JP20705697 A JP 20705697A JP H1137519 A JPH1137519 A JP H1137519A
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JP
Japan
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air
steam
supply
supplied
moisture
Prior art date
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Pending
Application number
JP20705697A
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English (en)
Inventor
Kazurou Hayashi
数郎 林
Tetsuo Idemoto
徹男 出本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被供給物への水分の供給量が変動することな
く、且つ、被供給物の全体に均一に水分を供給すること
のできる水分供給制御装置を得ること。 【解決手段】 空気熱交換部材1と混合部材2を接続す
ると共に、混合部材2に供給部材3を接続する。空気熱
交換部材1で空気を所定温度に熱交換する。混合部材2
でこの空気と蒸気を混合して所定の湿度状態の混合流体
とする。供給部材3の水分供給口29からこの混合流体
を上方のフィルム4に均一に噴射して、フィルム4に所
定の水分を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繊維や製紙、化学や
食品、電気・電子や製薬、及び、林業等の各種工程にお
いて被処理物に所望の水分量を供給する水分の供給制御
装置に関する。
【0002】例えば、フィルム製造工程におけるフィル
ムやたばこの乾燥工程における葉たばこなどの被処理物
は、所定の品質を維持し且つ生産性を向上するために、
被処理物に供給される水分が所定の範囲内となるように
コントロ―ルされている。また、食品等の製造工程にお
いても風味を損うことなく処理するために供給水分のコ
ントロ―ルが行なわれている。供給水分のコントロ―ル
は、生産物の品質のより一層の向上と生産性の更なる向
上のためにその精度管理が厳格に実施されるようになっ
てきた。
【0003】
【従来の技術】従来の水分供給制御装置として例えばラ
ミネ―トフィルムの接合や積層工程では、水分が供給さ
れる被供給物としてのフィルムに、その開度を調整した
バルブを介して蒸気を噴射したり、あるいは、温水槽か
ら蒸発する蒸気の中にフィルムを通過させることによ
り、所定量の水分をフィルムに供給することが行なわれ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは精
度良く被供給物に水分を供給制御できない問題があっ
た。即ち、所定の開度にしたバルブを介して蒸気を噴射
させるものでは、微少量の水分を供給しようとすると、
蒸気圧力の変動等によって供給蒸気量すなわち供給水分
量が変動したり、また、温水槽の上の蒸気中を通過させ
るものでは幅広長尺のフィルムの全面に均一に水分を供
給することができないためである。
【0005】例えばラミネ―トフィルムの接合工程にお
いては、供給水分量が変動したり不均一となると、フィ
ルムの接合が不完全となって剥離してしまう等の不都合
を生じるのである。
【0006】従って本発明の課題は、被供給物への水分
の供給が変動することなく、且つ、被供給物の全体に均
一に、精度良く水分を供給制御することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた手段は、蒸気を水分の被供給物に供給して当
該被供給物に所望の水分を付与するものにおいて、空気
を所定温度に熱交換する空気熱交換部材と、当該空気熱
交換部材で熱交換された空気と蒸気を混合する混合部材
と、当該混合部材で混合された空気と蒸気の混合流体を
水分の被供給物に供給する供給部材を有するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】熱交換された空気と蒸気を混合部
材で混合して供給部材から供給することにより、微少量
の水分でも精度良く供給することができ、蒸気を空気と
の混合流体として供給するために被供給物の全体に亘っ
て広範囲に且つ均一に水分を供給することができる。
【0009】
【実施例】本実施例においては、複数のフィルムを接合
接着するためにフィルム表面に所定量の水分を供給制御
する例を示す。図1において、予め空気を加熱したり冷
却するための空気熱交換部材1と、熱交換された空気と
蒸気を混合する混合部材2と、混合流体を水分の被供給
物としてのフィルム4に供給する供給部材3で水分供給
制御装置を構成する。
【0010】空気熱交換部材1にバルブ5と圧力調整弁
6を設けた蒸気供給管7を接続する。蒸気供給管7は図
示しないボイラ―等の高圧蒸気源と接続する。また空気
熱交換部材1には圧縮空気供給管8を接続する。圧縮空
気供給管8に開閉用のバルブ9と開度調節用のバルブ1
0、及び、空気流量計11を取り付ける。圧縮空気供給
管8から空気熱交換部材1に供給される所定流量の空気
は、熱交換部材1内部で蒸気供給管7からの高温蒸気と
熱交換されて所定温度の高温空気となる。
【0011】空気熱交換部材1内で圧縮空気を加熱して
凝縮した蒸気はドレンとなって下部のスチ―ムトラップ
12又はバルブ13から系外へ排出される。
【0012】空気熱交換部材1に所定の温度状態となっ
た高温空気を混合部材2へ供給する高温空気供給管14
を接続する。高温空気供給管14には管内部の空気温度
を検出するための温度センサ15を取り付ける。温度セ
ンサ15は図示しないコントロ―ラを介して上部のバル
ブ5のアクチュエ―タ16と接続する。温度センサ15
からの検出値によりバルブ5の開度を制御して、空気熱
交換部材1に供給する蒸気量を調節することができるも
のである。
【0013】混合部材2は上下2室17,18を有する
密閉状容器で、上下の2室17,18を小径孔を設けた
オリフィス19で接続する。上室17に高温空気供給管
14を接続すると共に、下室18には蒸気供給管7から
分岐した蒸気管20を接続する。蒸気管20に蒸気圧力
を調節するための圧力調節弁21と蒸気圧力を検出する
ための圧力センサ22を取り付ける。圧力センサ22か
らの検出値によって圧力調節弁21の弁開度を開閉制御
するものである。
【0014】混合部材2において、上室17の高温空気
に下室18の蒸気がオリフィス19から所定量だけ供給
されて高温空気と蒸気が混合され、所定の湿度の湿り空
気が生成される。この場合、下室18内の蒸気圧力を圧
力調節弁21によって調節することにより、オリフィス
19から上室17の高温空気へ供給される蒸気量を制御
することができ、高温空気の湿度を適宜調整することが
できる。
【0015】混合部材2の上室17と供給部材3を連通
管23で連通する。上室17で所定の湿度となった高温
空気は連通管23から供給部材3へ供給される。本実施
例においては、上室17に高温空気供給管14から供給
する空気温度を40度Cから100度C程度の範囲で調
整することができ、連通管23から供給する空気湿度を
0.03から0.1キログラム・パ―・キログラム程度
の範囲で調整することができるものである。
【0016】混合部材2の下室18に管24を接続して
開度調節用のバルブ25及び開閉用のバルブ26を取り
付ける。開度調節用のバルブ25の開度を微調整して下
室18内の蒸気圧力を高精度に維持するものである。本
実施例においては、下室18内の蒸気圧力を0.3キロ
程度に維持しておくことが望ましい。
【0017】供給部材3は、連通管23と接続した直管
部27とその上部に配置した空気室としての空間部2
8、及び、空間部28の上部に複数の水分供給口29を
設けた供給口部材30で構成する。
【0018】直管部27と空間部28の間及び空間部2
8と供給口部材30の間は、それぞれ小径貫通孔を多数
設けたパンチングメタル31,32を介して連通させ
る。連通管23から供給された空気と蒸気の混合流体
は、直管部27と空間部28を経て供給口部材30内に
至る。水分供給口29は細長形状で、この供給口29か
ら所定の湿度の空気と蒸気の混合流体が上方へ吹き出さ
れて、右から左へ通過移動する水分の被供給物としての
フィルム4の表面に必要な水分を供給するものである。
【0019】直管部27の出口側には開閉用のバルブ3
3と開度調節用のバルブ34と流量計35を介して混合
流体排出管36を接続する。開度調節用のバルブ34の
開度を調節して外部へ排出される混合流体の量を調整す
ることにより、直管部27と空間部28と供給口部材3
0内の混合流体圧力を所定範囲に維持して、水分供給口
29から吹き出す混合流体の量を一定の範囲に維持する
ことができるものである。
【0020】直管部27には内部の混合流体の温度と湿
度を検出するための温湿度計41と圧力を検出するため
の圧力計42を取り付ける。温湿度計41で供給部材3
内の空気と蒸気の混合流体の温度と湿度を検出して、図
示しないコントロ―ラを介して混合流体の温度と湿度を
制御するものである。混合流体の温度と湿度は、混合部
材2に供給する高温空気の温度と流量及び蒸気圧力を制
御することにより適宜調整することができる。
【0021】直管部27の下部に管37を接続すると共
に混合部材3の上室17に管38を接続して、スチ―ム
トラップ39とバルブ40を取り付ける。スチ―ムトラ
ップ39で、直管部27に生じた蒸気の凝縮水としての
ドレンと、混合部材3の上室17内で生じたドレンを、
それぞれ外部へ排除するものである。
【0022】供給部材3の複数の水分供給口29から所
定の温度と湿度に維持された所定量の空気と蒸気の混合
流体がその上方を移動通過するフィルム4に吹き付けら
れ、フィルム4に所望の水分を供給することができる。
【0023】本実施例においては、水分供給口29を細
長形状としたが、水分の被供給物の形状に応じてその長
さや形状を適宜変更することができるものであり、また
本実施例はフィルムをラミネ―トする場合の例を示した
がその他種々の水分供給装置に適応できるものである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、所定温度に熱交換した
空気と蒸気を混合して所定の湿度状態となった混合流体
を被供給物に供給することができ、必要な水分量が微少
なものであっても、また、被供給物の面積が大きなもの
であっても、供給水分量がバラツクことなく均一に従っ
て精度良く供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水分供給制御装置の実施例を示す一部
断面構成図である。
【符号の説明】
1 空気熱交換部材 2 混合部材 3 供給部材 4 フィルム 7 蒸気供給管 8 圧縮空気供給管 14 高温空気供給管 19 オリフィス 21 圧力調節弁 23 連通管 27 直管部 28 空間部 29 水分供給口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気を水分の被供給物に供給して当該被
    供給物に所望の水分を付与するものにおいて、空気を所
    定温度に熱交換する空気熱交換部材と、当該空気熱交換
    部材で熱交換された空気と蒸気を混合する混合部材と、
    当該混合部材で混合された空気と蒸気の混合流体を水分
    の被供給物に供給する供給部材を有することを特徴とす
    る水分供給制御装置。
JP20705697A 1997-07-15 1997-07-15 水分供給制御装置 Pending JPH1137519A (ja)

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JP20705697A JPH1137519A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 水分供給制御装置

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JP20705697A JPH1137519A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 水分供給制御装置

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JPH1137519A true JPH1137519A (ja) 1999-02-12

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ID=16533483

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JP20705697A Pending JPH1137519A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 水分供給制御装置

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JP (1) JPH1137519A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122041A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Tlv Co Ltd 加熱冷却装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122041A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Tlv Co Ltd 加熱冷却装置

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