JPH1137085A - 送風機およびこれを用いた送風ユニット - Google Patents

送風機およびこれを用いた送風ユニット

Info

Publication number
JPH1137085A
JPH1137085A JP9190858A JP19085897A JPH1137085A JP H1137085 A JPH1137085 A JP H1137085A JP 9190858 A JP9190858 A JP 9190858A JP 19085897 A JP19085897 A JP 19085897A JP H1137085 A JPH1137085 A JP H1137085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guider
blower
cross
air flow
blow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9190858A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Ogawa
典子 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP9190858A priority Critical patent/JPH1137085A/ja
Publication of JPH1137085A publication Critical patent/JPH1137085A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の送風機では、吸込み気流と吹出し気流
の成す角度を直線状に拡大するとリアガイダにより案内
された吹出し気流の剥離が生じ、気流の方向が反リアガ
イダ側に離れるとともに、吹出し風量が減少するという
課題があり、充分に風量が得られ、吸込み気流に対して
吹出し気流が直進するクロスフロー型送風機を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 吹出し風路4の吹出し端において、フロ
ントガイダ106に設けた突起6とリアガイダ107先
端部の曲部7のコアンダ効果により、リアガイダ107
からの気流の剥離を防止し、曲部7に沿って吹出し気流
112を吹出させることにより吹出し気流112の角度
を偏向するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気および空調に
使用される送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の送風機は、特開平5−1
64085号公報に記載されたものが知られている。
【0003】以下、その送風機について図10〜図12
を参照しながら説明する。図に示すように、モータ10
2により駆動されるクロスフロー型羽根車103を回転
自在に支持する側板104および105に取り付けられ
るクロスフロー型羽根車103の気流方向を決定し、気
流を吹出し口に案内するフロントガイダ106とリアガ
イダ107と一対の側板により構成する吹出し気流11
2を備え、フロントガイダ106とリアガイダ107を
可変自在に設け、側板104および105に段階的に取
付位置を可変するように取り付けており、フロントガイ
ダ106とリアガイダ107の取付位置を変更すること
により吹出し角度を変更することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の送風
機101では、吸込み気流と吹出し気流の成す角度が9
0°に近く、たとえば、天井ふところ、床下および二重
床とスラブ間のような偏平空間に設置するとき、吸込み
のために空間を確保する必要があり、また、このような
狭小な空間では装置の高さ方向の厚みが制限されるた
め、設置に必要な高さの薄型化が重要課題となり、吸込
みのための空間を必要としないためには、吸込み気流と
吹出し気流が直進するようにすれば良いが、従来の送風
機101では、吸込み気流と吹出し気流の成す角度を1
80°に近くするとリアガイダ107により案内された
吹出し気流の剥離が生じ、気流の方向が反リアガイダ1
07側に離れると共に、吹出し風量が減少するという課
題があり、充分に風量が得られ、吸込み気流に対して吹
出し気流が直進することが要求されている。
【0005】また、図11に示すように、壁111によ
り吸込み側と吹出し側が区切られ、壁111に対し垂直
に吹出し気流112が生成されるように従来の送風機1
01を設置した場合、送風機101の流入開口部113
は壁に垂直になり、周囲から送風機101へと吸込まれ
る気流の方向は壁111に平行な方向に制限されるとい
う課題があり、周囲から送風機101へ吸込まれる気流
の方向の範囲を拡大することが要求されている。
【0006】また、吹出し気流の角度の変更はリアガイ
ダ107およびフロントガイダ106の側板104、1
05への取付位置の変更により行うため作業が困難であ
るという課題があり、吹出し気流の角度を容易に調節で
きることが要求されている。
【0007】また、吹出し気流の角度の変更を手動で行
っているという課題があり、自動で吹出し気流の角度を
調節できることが要求されている。
【0008】また、図12に示すように、たとえば送風
ユニット108の下部から気流を吸込み、送風ユニット
108の上部から気流を吹出すような、吸込み気流に対
し吹出し気流を直進させた送風ユニット108におい
て、従来の送風機101を用いたときは、送風ユニット
108内に送風機101の吹出し口が上部を向くように
配設し、送風ユニット108内に気流方向を偏向するた
めの風路を設け、空気清浄フィルタ109の空気通過面
積を確保するために空気通過領域110を形成しなくて
はならず、送風ユニット108が大型化するという課題
があり、空気清浄フィルタの空気通過面積を維持しなが
ら送風ユニット108を小型化することは困難であっ
た。
【0009】また、吸込み気流に対し吹出し気流が直進
して吸湿できる薄型の送風ユニットがなく、吸湿できる
薄型の送風ユニットが求められている。
【0010】また、吸込み気流に対し吹出し気流が直進
して送風空気に香りを付加することのできる薄型の送風
ユニットがなく、香りを付加できる薄型の送風ユニット
が求められている。
【0011】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、充分に風量が得られ、吸込み気流に対し
て吹出し気流が直進するように偏向することができ、ま
た、吸込み気流の方向の範囲を拡大することができ、ま
た、吹出し気流の角度を調節でき、また、自動で吹出し
気流の角度を調節できる送風機を提供すること、また、
空気清浄手段の空気通過面積を維持しながら送風ユニッ
トを小型化でき、また、吸湿でき、また、香りを付加で
きる送風ユニットを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の送風機は上記目
的を達成するために、吹出し風路の吹出し端において、
フロントガイダに設けた突起とリアガイダ先端部の曲部
のコアンダ効果によりリアガイダからの気流の剥離を防
止し、曲部に沿って吹出し気流を吹出させることにより
吹出し気流の角度を偏向するものである。
【0013】本発明によれば、過大な抵抗を加えること
なく、充分に風量が得られ、吸込み気流に対して吹出し
気流が直進するように偏向できる送風機が得られる。
【0014】また、他の手段は送風機への流入開口をク
ロスフロー型羽根車をはさんで吹出し風路に対向するよ
うに設けたものである。
【0015】本発明によれば、壁により吸込み側と吹出
し側が区切られ、壁に対し垂直に吹出し気流が生成され
るように送風機を設置した場合、吸込み開口部は壁と平
行に形成され、周囲からクロスフロー型羽根車への流入
する気流の流入方向を制限せず、流入範囲が拡大するた
め、吸込み気流の方向の範囲を拡大することができる送
風機が得られる。
【0016】また、他の手段は、吹出し風路内に突出す
る突起の高さを調節することにより吹出し気流のフロン
トガイダからの剥離を調節、吹出し気流のリアガイダの
曲部への付着度を偏向することにより、吹出し気流の偏
向角度を調節するものである。
【0017】本発明によれば、吹出し気流の角度を調節
できる送風機が得られる。また、他の手段は、突起高さ
調節装置と駆動装置と連結し、駆動装置により突起高さ
を突起高さ調節装置により調節するものである。
【0018】本発明によれば、自動で吹出し気流の角度
を調節できる送風機が得られる。また、他の手段は、送
風ユニットの風路の内部に空気清浄手段を設けたもので
ある。
【0019】本発明によれば、空気清浄手段の空気通過
面積を維持しながら送風ユニットを小型化するものであ
る。
【0020】また、他の手段は、送風ユニットの風路の
内部に吸湿手段を設けたものである。
【0021】本発明によれば、吸湿できる送風ユニット
が得られる。また、他の手段は、送風ユニットの風路の
内部に芳香付加手段を設けたものである。
【0022】本発明によれば、香りを付加できる送風ユ
ニットが得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、モータにより駆動され
るクロスフロー型羽根車と、このクロスフロー型羽根車
を回転自在に支持する一対の側板と、前記クロスフロー
型羽根車の上流に吸込み案内風路を構成するガイドと、
前記クロスフロー型羽根車が回転することにより発生す
る気流を案内するリアガイダを回転吹出し方向に前記側
板間に取り付け、舌部を形成するフロントガイダをクロ
スフロー型羽根車をはさみ、リアガイダに対向して前記
側板間に取り付け、前記リアガイダと前記フロントガイ
ダにより形成された吹出し風路内の前記フロントガイダ
の先端部に吹出し風路内へ突出する突起と前記吹出し風
路を構成する前記リアガイダの先端部に前記吹出し風路
の外側に湾曲する曲部を設けることにより吸込み気流と
吹出し気流のなす角度をほぼ直線状に生成するものであ
り、上記目的を達成するために、吹出し風路の吹出し端
において、フロントガイダに設けた突起とリアガイダ先
端部の曲部のコアンダ効果によりリアガイダからの気流
の剥離を防止し、曲部に沿って吹出し気流を吹出させる
ことにより吹出し気流の角度を偏向するという作用を有
する。
【0024】また、モータにより駆動されるクロスフロ
ー型羽根車と、このクロスフロー型羽根車を回転自在に
支持する一対の側板と、前記クロスフロー型羽根車が回
転することにより発生する気流を案内するリアガイダを
回転吹出し方向に前記側板間に取り付け、舌部を形成す
るフロントガイダをクロスフロー型羽根車をはさみ、リ
アガイダに対向して前記側板間に取り付け、前記リアガ
イダと前記フロントガイダにより形成された吹出し風路
内の前記フロントガイダの先端部に吹出し風路内へ突出
する突起と前記吹出し風路を構成する前記リアガイダの
先端部に前記吹出し風路の外側に湾曲する曲部を設け、
前記クロスフロー型羽根車の上流にあって、クロスフロ
ー型羽根車の外周部まで前記リアガイダと前記フロント
ガイダにより形成された流入開口部と、前記クロスフロ
ー型羽根車の下流に前記リアガイダと前記フロントガイ
ダにより形成された前記吹出し風路が前記クロスフロー
型羽根車をはさんで対向することを特徴とするものであ
り、前記送風機への周囲から送風機への気流の流入方向
の範囲を拡大することができる。
【0025】また、吹出し風路内のフロントガイダの先
端部に前記吹出し風路内へ突出移動する突起部と、前記
突起部の前記吹出し風路内への突出高さを調節する突起
高さ調節手段を設けたものであり、吹出し風路内に突出
する突起の高さを調節することにより、吹出し気流のフ
ロントガイダからの剥離を調節、吹出し気流のリアガイ
ダの曲部への付着度を偏向することにより、吹出し気流
の偏向角度を調節することができる。
【0026】また、突起高さ調節手段と連結した駆動手
段を設けたものであり、自動で吹出し気流の角度を調節
できるという作用を有する。
【0027】また、空気清浄手段を上記記載の送風機の
風路の内部に設けたことを特徴とする送風ユニットであ
り、空気清浄手段の空気通過面積を維持しながら小型化
することができるという作用を有する。
【0028】また、吸湿手段を上記記載の送風機の風路
の内部に設けたことを特徴とする送風ユニットであり、
吸込み気流の湿分は吸込み風路の内部で吸湿手段により
吸湿され吹出されるという作用を有する。
【0029】また、芳香付加手段を上記記載の送風機の
風路の内部に設けたことを特徴とする送風ユニットであ
り、吸込み気流は風路の内部で芳香付加手段により香り
付けられ吹出されるという作用を有する。
【0030】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0031】
【実施例】
(実施例1)以下、従来例と同一箇所には、同一符号を
付し詳細な説明は省略する。
【0032】図1および図2に示すように、モータ10
2により駆動されるクロスフロー型羽根車103と、ク
ロスフロー型羽根車103を回転自在に支持する一対の
側板104、105と、クロスフロー型羽根車103の
上流に吸込み案内風路1を構成する流入壁2と、クロス
フロー型羽根車103が回転することにより発生する気
流を案内するリアガイダ107を側板104および10
5間に取り付け、舌部3を形成するフロントガイダ10
6をクロスフロー型羽根車103をはさみ、リアガイダ
107に対向して側板104および105間に取り付
け、リアガイダ107とフロントガイダ106により形
成された吹出し風路4内のフロントガイダ106の先端
部に吹出し風路4内へ突出する突起6と吹出し風路4を
構成するリアガイダ107の先端部に吹出し風路4の外
側に湾曲する曲部7を設けることにより吸込み気流と吹
出し気流112のなす角度をほぼ直線状に生成する構成
となっている。
【0033】上記構成において、クロスフロー型羽根車
103が回転することにより発生する気流はリアガイダ
107により吹出し風路4に案内される本実施例では、
吸込み開口に対してほぼ垂直、かつ、吹出し気流112
が吹出し風路4内の上流部分で剥離しないように形成さ
れた吹出し風路4に沿って吹出されるため、吸込み気流
に対して吹出し気流112が直進する。また、吹出し気
流112はフロントガイダ106およびリアガイダ10
7により案内され、フロントガイダ106の先端の吹出
し風路4内の下流部分に設置した突起6に、吹出し気流
112が達したとき、突起6が吹出し気流112の障害
となり、吹出し気流112はフロントガイダ106から
剥離し、曲部7にコアンダ効果によりA部で付着し、曲
部7に沿って吹出されるようになり、吹出し気流112
を偏向することができる。
【0034】たとえば、図3は突起6の吹出し風路4へ
の突出高さをクロスフロー型羽根車103の直径で除し
た値と吹出し角度、流量係数および静圧係数の関係の実
験結果を示したものである、図中、吹出し角度θは、吸
込み気流と吹出し気流が直進するときを0度としてい
る。図からわかるように、突出高さにより吹出し角度が
変化し、突出高さが高いほど吹出し気流は直進する。ま
た、突出高さが高いほど流量係数が減少するため、吹出
し風量を維持したまま、吹出し気流を偏向するために
は、突起6の突出高さをクロスフロー型羽根車103の
直径で除した値は0.08以下が望ましい。
【0035】(実施例2)以下、従来例および前記実施
例と同一箇所には、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0036】図4に示すように、モータ102により駆
動されるクロスフロー型羽根車103と、クロスフロー
型羽根車103を回転自在に支持する一対の側板104
および105と、クロスフロー型羽根車103が回転す
ることにより発生する気流を案内するリアガイダ107
を回転吹出し方向に側板104および105の間に取り
付け、舌部3を形成するフロントガイダ106をクロス
フロー型羽根車103をはさみ、リアガイダ107に対
向して側板104、105間に取り付け、リアガイダ1
07とフロントガイダ106により形成された吹出し風
路4内のフロントガイダ106の先端部に吹出し風路4
内へ突出する突起6と吹出し風路4を構成するリアガイ
ダ107の先端部に吹出し風路4の外側に湾曲する曲部
7を設けることにより吹出し気流のなす角度をほぼ直線
状に生成する構成となっている。
【0037】上記構成において、壁111により吸込み
側と吹出し側が区切られ、壁111に対し垂直に吹出し
気流112が生成されるように送風機101を設置した
場合、クロスフロー型羽根車103が回転することによ
り、周囲の空気はクロスフロー型羽根車103の上流に
設けた流入開口部113より送風機101内へ吸込まれ
る。流入開口部113はクロスフロー型羽根車103の
外周部にあって、壁111に開口しているため、壁11
1に平行な方向のみならず壁111に垂直な方向からも
含め、壁111の吸込み側のほぼ全領域から吸込み気流
を得ることができるため、送風機101への周囲からの
気流の流入方向を拡大することができる。
【0038】(実施例3)以下、従来例および前記実施
例と同一箇所には、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0039】図5に示すように、吹出し風路4の内部の
フロントガイダ106の先端部に吹出し風路4内へ突出
移動する突起部8と、突起部8の吹出し風路4内への突
出高さを調節する歯車10が連結されたつまみ9を設
け、突起部8には溝(図示せず)が形成され、歯車10
の歯(図示せず)と噛み合わされている。
【0040】上記構成により、つまみ9を回転すること
によりつまみ9と連結された歯車10が回転し、歯車1
0の歯と噛み合っている溝の設けられている突起部8を
移動させることができる。突起部8を移動させることに
より、吹出し風路4内に突出する突起部8の高さを調節
し、突起部8の吹出し風路4内に突出する高さを調節す
る。突起部8の吹出し風路4内への突出高さにより、吹
出し気流112のフロントガイダ106からの剥離を調
節して、吹出し気流112のリアガイダ107の曲部7
のB部への付着度を変更することにより、吹出し気流の
偏向角度を調節することができる。
【0041】なお、実施例では突起部の突出高さの調節
機構として歯車と溝の組合わせを用いたが、他の手段を
用いても突出部の突出高さを調節できればよく、その作
用効果に差異を生じない。
【0042】(実施例4)以下、従来例および前記実施
例と同一箇所には、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0043】図6に示すように、歯車10と連結したモ
ータ11を設けたものである。上記構成により、モータ
11を回転することにより、モータ11の回転がモータ
11と連結した歯車10に伝わり、突起部8を移動させ
る。突起部8を移動させることで、吹出し風路4内に突
出する突起部8の高さを調節し、突起部8の吹出し風路
4内に突出する高さを調節する。突起部8の吹出し風路
4内への突出高さにより、吹出し気流112のフロント
ガイダ106からの剥離を調節して、吹出し気流112
のリアガイダ107の曲部7のC部への付着度を変更す
ることにより、吹出し気流の偏向角度を自動で調節する
ことができる。
【0044】なお、実施例では、駆動手段としてモータ
を用いたが、形状記憶合金とばねを組合わせるなど、他
の手段を用いても突起部を移動させる手段であればよ
く、その作用効果に差異を生じない。
【0045】(実施例5)以下、従来例および前記実施
例と同一箇所には、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0046】図7は、吸込み風路12の内部13にV型
空気清浄フィルタ14を設けた構成としたものである。
【0047】図7に示すように、従来の送風ユニット1
08は空気清浄フィルタ109の空気通過面積を確保す
るために空気通過領域110を形成しなければならなか
ったのに対し、上記構成において、吸込み気流はV型空
気清浄フィルタ14を通過し、さらにクロスフロー型羽
根車103を通過して吹出し風路4から吹出される。吹
出し気流112はV型空気清浄フィルタ14を通過する
ことにより浄化されている。空気清浄フィルタの能力お
よび通過風速が等しいとき、フィルタの通過面積が大き
いほど空気の浄化性能は向上するが、本実施例のV型空
気清浄フィルタ14は従来の空気清浄フィルタ109と
同等の面積を持ち、かつ、吸込み風路12の内部13に
納まるようにV型空気清浄フィルタ14をV型に形成し
たため、本実施例の空気浄化性能は従来と同等の性能で
あり、小型である。
【0048】なお、本実施例ではV型空気清浄フィルタ
14を吸込み風路12の内部13に設けたが、吸込み気
流または吹出し気流112が通過する位置にV型空気清
浄フィルタ14を設けてもよい。
【0049】なお、本実施例ではV型空気清浄フィルタ
14を用いたが、脱臭フィルタなどの他の空気清浄効果
のあるものを用いてもよい。
【0050】(実施例6)以下、従来例および前記実施
例と同一箇所には、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0051】図8は、押し入れなどに用いられているス
ノコの下部などの偏平空間に設置する送風ユニット10
8の吸込み風路12の内部13に吸湿ユニット15を設
けたものである。
【0052】上記構成において、吸込み気流は吸湿ユニ
ット15を通過し、さらにクロスフロー型羽根車103
を通過して吹出し風路4から吹出される。吹出し気流1
12は吸湿ユニット15を通過することにより吸湿され
ている。吸湿ユニット15は吸込み風路12内に納まる
ように形成しており、本実施例の送風ユニット108は
薄型であるため、押し入れなどの偏平空間での吸湿およ
び送風が可能である。
【0053】なお、本実施例では吸湿ユニット15を吸
込み風路12の内部に設けたが、吸込み風路12の内部
でなくても吸込み気流または吹出し気流112が通過す
る位置に吸湿ユニット15を設けてもよい。
【0054】(実施例7)以下、従来例および前記実施
例と同一箇所には、同一符号を付し詳細な説明は省略す
る。
【0055】図9は、吸込み風路12の内部13に芳香
ユニット16を設けたものである。上記構成において、
吸込み気流は芳香ユニット16を通過し、さらにクロス
フロー型羽根車103を通過して吹出し風路4から吹出
される。吹出し気流112は芳香ユニット16を通過す
ることにより香り付けをされる。芳香ユニット16は吸
込み風路12内に納まるように形成しており、本実施例
の送風ユニット108は薄型である。
【0056】なお、本実施例では芳香ユニット16を吸
込み風路12の内部13に設けたが、吸込み風路12の
内部13でなくても吸込み気流または吹出し気流112
が通過する位置に芳香ユニット16を設けてもよい。
【0057】なお、本実施例では芳香ユニットとした
が、脱臭ユニットを設けてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、充分
に風量が得られ、吸込み気流に対して吹出し気流が直進
することができ、また、吸込み気流の方向の範囲を拡大
できる効果のある送風機が提供できる。
【0059】また、吹出し気流の角度を調節できる送風
機が提供できる。また、自動で吹出し気流の角度を調節
できる送風機が提供できる。
【0060】また、空気清浄手段の空気通過面積を維持
しながら送風ユニットが小型化できる。
【0061】また、除湿できる薄型の送風ユニットが提
供できる。また、香りを付加できる薄型の送風ユニット
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1の送風機の構成図 (b)同A−A′断面図
【図2】同断面図
【図3】同突起突出高さをクロスフロー型羽根車の直径
で除した値とファン性能の関係図
【図4】同実施例2の送風機の設置断面図
【図5】同実施例3の送風機の断面図
【図6】同実施例4の送風機の断面図
【図7】同実施例5の送風ユニットの断面図
【図8】同実施例6の送風ユニットの断面図
【図9】同実施例7の送風ユニットの断面図
【図10】(a)従来の送風機の構成図 (b)同A−A′断面図
【図11】同送風機の設置断面図
【図12】同送風ユニットの構成図
【符号の説明】
1 案内風路 2 流入壁 3 舌部 4 吹出し風路 5 ガイダ 6 突起 7 曲部 8 突起部 9 つまみ 10 歯車 11 モータ 12 吸込み風路 14 V型空気清浄フィルタ 15 吸湿ユニット 16 芳香ユニット 101 送風機 102 モータ 103 クロスフロー型羽根車 104 側板 105 側板 106 フロントガイダ 107 リアガイダ 108 送風ユニット 109 空気清浄フィルタ 110 空気通過領域 111 壁 112 吹出し気流 113 流入開口部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより駆動されるクロスフロー型羽
    根車と、このクロスフロー型羽根車を回転自在に支持す
    る一対の側板と、前記クロスフロー型羽根車の上流に吸
    込み案内風路を構成するガイドと、前記クロスフロー型
    羽根車が回転することにより発生する気流を案内するリ
    アガイダを回転吹出し方向に前記側板間に取り付け、舌
    部を形成するフロントガイダをクロスフロー型羽根車を
    はさみ、リアガイダに対向して前記側板間に取り付け、
    前記リアガイダと前記フロントガイダにより形成された
    吹出し風路内の前記フロントガイダの先端部に吹出し風
    路内へ突出する突起と前記吹出し風路を構成する前記リ
    アガイダの先端部に前記吹出し風路の外側に湾曲する曲
    部を設けることにより吸込み気流と吹出し気流のなす角
    度を直線状に生成する送風機。
  2. 【請求項2】モータにより駆動されるクロスフロー型羽
    根車と、このクロスフロー型羽根車を回転自在に支持す
    る一対の側板と、前記クロスフロー型羽根車が回転する
    ことにより発生する気流を案内するリアガイダを回転吹
    出し方向に前記側板間に取り付け、舌部を形成するフロ
    ントガイダをクロスフロー型羽根車をはさみ、リアガイ
    ダに対向して前記側板間に取り付け、前記リアガイダと
    前記フロントガイダにより形成された吹出し風路内の前
    記フロントガイダの先端部に吹出し風路内へ突出する突
    起と前記吹出し風路を構成する前記リアガイダの先端部
    に前記吹出し風路の外側に湾曲する曲部を設け、前記ク
    ロスフロー型羽根車の上流にあって、クロスフロー型羽
    根車の外周部まで前記リアガイダと前記フロントガイダ
    により形成された流入開口部と、前記クロスフロー型羽
    根車の下流に前記リアガイダと前記フロントガイダによ
    り形成された前記吹出し風路が前記クロスフロー型羽根
    車をはさんで対向することを特徴とする送風機。
  3. 【請求項3】吹出し風路内のフロントガイダの先端部に
    前記吹出し風路内へ突出移動する突起部と、この突起部
    の前記吹出し風路内への突出高さを調節する突起高さ調
    節手段を設けた請求項1または2記載の送風機。
  4. 【請求項4】突起高さ調節手段と連結した駆動手段を設
    けた請求項1、2または3記載の送風機。
  5. 【請求項5】空気清浄手段を請求項1、2、3または4
    記載の送風機の風路の内部に設けたことを特徴とする送
    風ユニット。
  6. 【請求項6】吸湿手段を請求項1、2、3、4または5
    記載の送風機の風路の内部に設けたことを特徴とする送
    風ユニット。
  7. 【請求項7】芳香付加手段を請求項1、2、3、4、5
    または6記載の送風機の風路の内部に設けたことを特徴
    とする送風ユニット。
JP9190858A 1997-07-16 1997-07-16 送風機およびこれを用いた送風ユニット Pending JPH1137085A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9190858A JPH1137085A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 送風機およびこれを用いた送風ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9190858A JPH1137085A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 送風機およびこれを用いた送風ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1137085A true JPH1137085A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16264952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9190858A Pending JPH1137085A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 送風機およびこれを用いた送風ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1137085A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251676A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Daikin Industries Ltd 空気調和機用室内機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012251676A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Daikin Industries Ltd 空気調和機用室内機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0763698B1 (en) Cross flow blower
JPH09145139A (ja) 吹出口
JP2002081733A (ja) 空気調和装置の化粧パネル、吹出口ユニット、及び空気調和装置
KR20060134620A (ko) 공기청정기
JP3116874B2 (ja) 空気調和装置の空気吹出口構造
JP2008241141A (ja) 空気調和機
WO2002014748A1 (fr) Panneau decoratif et unite de diffuseur d'un climatiseur et climatiseur
JP7232986B2 (ja) 天井埋め込み形空気調和機
JP4978268B2 (ja) 空気調和機
JP3612622B2 (ja) 空気調和機用室内機
JP3302895B2 (ja) 埋め込み形空気調和装置
JP3070508B2 (ja) 空気調和機の吹出案内羽根構造
JP2002081683A (ja) 空気調和装置の化粧パネル、吹出口ユニット、及び空気調和装置
JP6849962B2 (ja) ダンパ装置
JP4178992B2 (ja) 車両空調用送風ユニット
JP2010071170A (ja) 遠心式送風機
JPH1137085A (ja) 送風機およびこれを用いた送風ユニット
JP5012410B2 (ja) 空気調和機
JPH08303393A (ja) クロスフローファン
JPH0842913A (ja) 風量調整装置
JPS6199051A (ja) 空気調和機の風向偏向装置
JP4497398B2 (ja) 空気調和機のプラグファン室
JP2007113526A (ja) 送風装置
JPH11166498A (ja) 多翼送風機
JP2000111079A (ja) 空気調和機