JP2000111079A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000111079A
JP2000111079A JP10280845A JP28084598A JP2000111079A JP 2000111079 A JP2000111079 A JP 2000111079A JP 10280845 A JP10280845 A JP 10280845A JP 28084598 A JP28084598 A JP 28084598A JP 2000111079 A JP2000111079 A JP 2000111079A
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Japan
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air
flow fan
cross flow
air conditioner
inflow area
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JP10280845A
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Eiji Wakizaka
英司 脇坂
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Sharp Corp
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】空気流路内の通風抵抗に対応した圧力特性でも
ってクロスフローファンを運転することが可能であり、
かつ、送風効率の低下及び騒音の増加を容易に抑制でき
る構成とされた空気調和機を提供する。 【解決手段】本発明にかかる空気調和機は、空気吸込口
2と空気吹出口3とを連通接続する空気流路4が内部に
設けられたユニット筐体1と、前記空気流路4内に配置
された熱交換器5と、この熱交換器5よりも上流側の前
記空気流路4内に配置されたエアフィルタ6と、前記熱
交換器5よりも下流側の前記空気流路4内に配置された
クロスフローファン7とを具備してなる室内ユニットを
備えて構成されたものであり、前記クロスフローファン
7の空気流入面積は、前記空気流路4内の通風抵抗に対
応して拡縮調整される構成であることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機にかか
り、特には、空気調和機が備えている室内ユニットの構
造及び動作制御に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機には空調すべき室内の壁面に
取り付けられる室内ユニットと室外に設置される室外ユ
ニットとを備えて分離型といわれるものがあり、室内ユ
ニットは図11の横断面図で示すような内部構造を有し
ているのが一般的である。すなわち、室内ユニットはユ
ニット筐体51を具備しており、このユニット筐体51
の内部には、ユニット筐体51の上部及び前部に形成さ
れた空気吸込口52と下部に形成された空気吹出口53
との間を連通接続する空気流路54が設けられている。
そして、この空気流路54内には、空気吸込口52から
吸い込んだ室内空気を冷房時には除湿して冷却し、ま
た、暖房時には加熱したうえで空調空気を生成する熱交
換器55が配置されており、この熱交換器55よりも上
流側の空気流路54内にはエアフィルタ56が配置され
る一方、熱交換器55よりも下流側の空気流路54内に
は、室内空気を吸い込んで熱交換器55を通過させ、か
つ、生成された空調空気を空気吹出口53から室内へと
吹き出させるクロスフローファン57が配置されてい
る。
【0003】さらに、この際におけるユニット筐体51
の空気吹出口53とクロスフローファン57との間には
空気流路54の一部となるリアガイダ58及びスタビラ
イザ59が設けられており、これらリアガイダ58及び
スタビライザ59の内端部、つまり、クロスフローファ
ン側端部はクロスフローファン57に対して近接配置さ
れている。なお、リアガイダ58及びスタビライザ59
のそれぞれは位置決め固定されたものであり、これらが
移動動作し得ないことは勿論である。また、図示省略し
ているが、空気吹出口53内には横向き及び縦向きそれ
ぞれの風向板、いわゆるルーバが配置されているのが一
般的であり、これらのルーバによっては空気吹出口53
から室内へと向かって吹き出される空調空気の吹き出し
方向が調整されることになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の形態にかかる室内ユニットでは、暖房運転、冷房運
転、除湿運転、送風運転のいずれであるかに拘わらず、
次のような不都合が生じることになっていた。すなわ
ち、クロスフローファン57が運転されると、室内空気
はユニット筐体51の空気吸込口52からエアフィルタ
56及び熱交換器55を通過しながらクロスフローファ
ン57によって吸引されることになり、熱交換器55を
通過しながら熱交換されて空調空気となったうえで空気
吹出口53から吹き出されることになるが、室内空気が
室内に浮遊している塵や埃などを含んでいるため、熱交
換器55やエアフィルタ56には塵や埃などが付着する
ことになる。そして、熱交換器55及びエアフィルタ5
6に塵や埃が付着していると、これらによって空気流路
54内の通風抵抗が増大するため、送風効率が低下した
り騒音が増加したりすることが起こる。
【0005】また、熱交換器55やエアフィルタ56に
対する塵や埃などの付着の有無には拘わらず、冷房運転
時の熱交換器55では結露が生じることになり、結露が
生じていると、やはり空気流路54内の通風抵抗が増大
する結果を招くため、送風効率が低下し、かつ、騒音が
増加することになってしまう。
【0006】ところで、本発明の発明者が検討したとこ
ろによれば、図1の相関関係図、つまり、静圧(mmA
q)と風量(m3/min)との相関関係を示す線図で
示すような知見が得られた。すなわち、塵埃の付着や結
露が少なくて空気流路54内の通風抵抗、つまり、静圧
がある一定値(図1では、1.6mmAq程度)よりも
低い場合にはクロスフローファン57の空気流入面積が
大きいほど風量が増加するのに対し、塵埃の付着や結露
に伴って空気流路54内の静圧が1.6mmAq程度よ
りも高くなった場合にはクロスフローファン57の空気
流入面積が小さいほど風量が増加するという事実であ
る。なお、図1ではクロスフローファン57の空気流入
面積が小さい場合を実線で示し、その空気流入面積が大
きい場合を破線で示しており、空気流路54内の静圧が
同一であるならば、風量の多いほど送風効率が向上し、
かつ、騒音が低下することになる。
【0007】本発明は、このような知見に基づいて創案
されたものであって、空気流路内の通風抵抗に対応した
圧力特性でもってクロスフローファンを運転することが
可能であり、かつ、送風効率の低下及び騒音の増加を容
易に抑制できる構成とされた空気調和機の提供を目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る空気調和機は、空気吸込口と空気吹出口とを連通接続
する空気流路が内部に設けられたユニット筐体と、前記
空気流路内に配置された熱交換器と、この熱交換器より
も上流側の前記空気流路内に配置されたエアフィルタ
と、前記熱交換器よりも下流側の前記空気流路内に配置
されたクロスフローファンとを具備してなる室内ユニッ
トを備えて構成されたものであって、前記クロスフロー
ファンの空気流入面積は、前記空気流路内の通風抵抗に
対応して拡縮調整される構成であることを特徴としてい
る。
【0009】本発明の請求項2にかかる空気調和機は請
求項1に記載したものであって、ユニット筐体の空気吹
出口とクロスフローファンとの間には空気流路の一部と
なるリアガイダ及びスタビライザが設けられており、こ
れらリアガイダ及びスタビライザの少なくとも一方が前
記空気吹出口へと近づく方向に向かって移動動作するの
に伴って前記クロスフローファンの空気流入面積が拡大
され、また、前記リアガイダ及びスタビライザの少なく
とも一方が前記空気吹出口から遠ざかる方向へと向かっ
て移動動作するのに伴って前記クロスフローファンの空
気流入面積が縮小される構成であることを特徴としてい
る。
【0010】本発明の請求項3にかかる空気調和機は請
求項1に記載したものであって、ユニット筐体の空気吹
出口とクロスフローファンとの間には空気流路の一部と
なるリアガイダが設けられ、このリアガイダのクロスフ
ローファン側端部には進退動作可能な延長部材が取り付
けられており、この延長部材が前記空気吹出口へと近づ
く方向に向かって後退動作するのに伴って前記クロスフ
ローファンの空気流入面積が拡大される一方、前記延長
部材が前記空気吹出口から遠ざかる方向へと向かって前
進動作するのに伴って前記クロスフローファンの空気流
入面積が縮小される構成であることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4にかかる空気調和機は請
求項1に記載したものであって、ユニット筐体の空気吹
出口とクロスフローファンとの間には空気流路の一部と
なるリアガイダが設けられ、このリアガイダのクロスフ
ローファン側端部には揺動動作可能な延長部材が取り付
けられており、この延長部材が前記クロスフローファン
へと近づく方向に向かって揺動動作するのに伴って前記
クロスフローファンの空気流入面積が縮小される一方、
前記延長部材が前記クロスフローファンから遠ざかる方
向へと向かって揺動動作するのに伴って前記クロスフロ
ーファンの空気流入面積が拡大される構成であることを
特徴としている。
【0012】本発明の請求項5にかかる空気調和機は請
求項1、請求項3または請求項4のいずれかに記載した
ものであって、ユニット筐体の空気吹出口とクロスフロ
ーファンとの間には空気流路の一部となるスタビライザ
が設けられ、このスタビライザのクロスフローファン側
端部には進退動作可能な延長部材が取り付けられてお
り、この延長部材が前記空気吹出口へと近づく方向に向
かって後退動作するのに伴って前記クロスフローファン
の空気流入面積が拡大される一方、前記延長部材が前記
空気吹出口から遠ざかる方向へと向かって前進動作する
のに伴って前記クロスフローファンの空気流入面積が縮
小される構成であることを特徴とする。
【0013】本発明の請求項6にかかる空気調和機は請
求項1、請求項3または請求項4のいずれかに記載した
ものであって、ユニット筐体の空気吹出口とクロスフロ
ーファンとの間には空気流路の一部となるスタビライザ
が設けられ、このスタビライザのクロスフローファン側
端部には揺動動作可能な延長部材が取り付けられてお
り、この延長部材が前記クロスフローファンへと近づく
方向に向かって揺動動作するのに伴って前記クロスフロ
ーファンの空気流入面積が縮小される一方、前記延長部
材が前記クロスフローファンから遠ざかる方向へと向か
って揺動動作するのに伴って前記クロスフローファンの
空気流入面積が拡大される構成であることを特徴として
いる。
【0014】本発明の請求項7にかかる空気調和機は請
求項1ないし請求項6のいずれかに記載したものであっ
て、空気流路内には通風抵抗と対応した静圧を検知する
静圧検知手段が設けられており、クロスフローファンの
空気流入面積は検知された静圧に応じて拡縮調整される
ことを特徴としている。本発明の請求項8にかかる空気
調和機は請求項1ないし請求項6のいずれかに記載した
ものであって、クロスフローファンの上流側または下流
側の空気流路内には空気流速を検知する流速検知手段が
設けられており、前記クロスフローファンの空気流入面
積は検知された空気流速に応じて拡縮調整されることを
特徴としている。
【0015】本発明の請求項9にかかる空気調和機は請
求項1ないし請求項6のいずれかに記載したものであっ
て、クロスフローファンの回転数を検知する回転数検知
手段が設けられており、前記クロスフローファンの空気
流入面積は検知された回転数に応じて拡縮調整されるこ
とを特徴としている。本発明の請求項10にかかる空気
調和機は請求項1ないし請求項6のいずれかに記載した
ものであって、クロスフローファンの運転時間を積算す
る運転時間積算手段が設けられており、前記クロスフロ
ーファンの空気流入面積は積算された運転時間に応じて
拡縮調整されることを特徴としている。
【0016】本発明の請求項11にかかる空気調和機は
請求項4または請求項6に記載したものであって、延長
部材は、温度条件に従って変形する形状記憶合金または
バイメタルからなる駆動手段によって移動動作させられ
ることを特徴としている。本発明の請求項12にかかる
空気調和機は請求項4または請求項6に記載したもので
あって、延長部材は、温度条件に従って変形する形状記
憶合金またはバイメタルを用いて作製されたものである
ことを特徴としている。
【0017】上記構成によれば、空気流路内の通風抵抗
に対応してクロスフローファンの空気流入面積を拡縮調
整する構成が採用されているので、塵埃の付着や結露が
少なくて空気流路内の通風抵抗と対応する静圧がある一
定値よりも低い場合、すなわち、低静圧時にはクロスフ
ローファンの空気流入面積を拡大したうえで風量を増加
させる一方、塵埃の付着や結露に伴って空気流路内の静
圧がある一定値よりも高くなった場合、つまり、高静圧
時にはクロスフローファンの空気流入面積を縮小したう
えで風量を増加させることが可能となる。そして、空気
流路内の通風抵抗に対応した圧力特性でもってクロスフ
ローファンを運転することが可能であるため、このよう
なクロスフローファンの運転を実行することによって送
風効率の低下や騒音の増加を容易に抑制し得るという利
点が確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
を図面に基づいて説明するが、いずれの実施の形態も、
図1で例示した相関関係図、すなわち、クロスフローフ
ァンの空気流入面積が変化した際における静圧(mmA
q)と風量(m3/min)との相関関係を示す線図に
よって明らかとなった知見に基づいて創案されたもので
ある。そして、いずれの実施の形態にかかる空気調和機
も、空気吸込口と空気吹出口とを連通接続する空気流路
が内部に設けられたユニット筐体と、空気流路内に配置
された熱交換器と、この熱交換器よりも上流側の空気流
路内に配置されたエアフィルタと、熱交換器よりも下流
側の空気流路内に配置されたクロスフローファンとを具
備してなる室内ユニットを備えており、クロスフローフ
ァンの空気流入面積が空気流路内の通風抵抗に対応して
拡縮調整される構成であることを特徴としている。
【0019】(実施の形態1)図2は実施の形態1にか
かる空気調和機が備える室内ユニットの内部構造を示す
横断面図であり、室内ユニットが具備しているユニット
筐体1の内部には、ユニット筐体1の上部及び前部に形
成された空気吸込口2と下部に形成された空気吹出口3
との間を連通接続する空気流路4が設けられている。そ
して、この空気流路4内には、空気吸込口2から吸い込
んだ室内空気を冷房時には除湿して冷却し、また、暖房
時には加熱したうえで空調空気を生成する熱交換器5が
配置されており、この熱交換器5よりも上流側の空気流
路4内にはエアフィルタ6が配置される一方、熱交換器
5よりも下流側の空気流路4内には、室内空気を吸い込
んで熱交換器5を通過させ、かつ、生成された空調空気
をユニット筐体1の空気吹出口3から室内へと吹き出さ
せるクロスフローファン7が配置されている。
【0020】また、この際におけるユニット筐体1の空
気吹出口3とクロスフローファン7との間には空気流路
4の一部となるリアガイダ8及びスタビライザ9が設け
られており、リアガイダ8及びスタビライザ9それぞれ
の内端部、すなわち、クロスフローファン側端部はクロ
スフローファン7に対して近接配置されている。さら
に、リアガイダ8のクロスフローファン側端部には進退
動作可能な構成とされた延長部材11が重ね合わせるよ
うにして取り付けられており、この延長部材11はラッ
クピニオン機構12を介して設けられた駆動モータ13
によって進退動作させられることになっている。
【0021】そこで、駆動モータ13を用いることによ
って延長部材11がラックピニオン機構12を介したう
えでユニット筐体1の空気吹出口3へと近づく方向に向
かって後退動作させられた際にはクロスフローファン7
の空気流入面積が拡大されることになり、また、延長部
材11が空気吹出口3から遠ざかる方向へと向かって前
進動作させられた際にはクロスフローファン7の空気流
入面積が縮小させられることになる。すなわち、この実
施の形態1では、リアガイダ8のクロスフローファン側
端部に取り付けられた延長部材11が進退動作すること
により、クロスフローファン7の空気流入面積が空気流
路4内の通風抵抗に対応して拡縮調整されている。
【0022】さらにまた、クロスフローファン7の上流
側及び下流側における空気流路4内の所定位置毎、つま
り、クロスフローファン7の吸込位置と吹出位置とのそ
れぞれには静圧検知手段として機能する静圧センサ14
が配置されており、これらの静圧センサ14によって検
知されたクロスフローファン7の前後における静圧、つ
まり、空気流路4内の通風抵抗と対応した相関関係にあ
る静圧の値それぞれは制御手段であるマイクロコンピュ
ータ15によって取り込まれている。そして、このマイ
クロコンピュータ15によっては取り込んだ静圧の値に
基づいて駆動モータ13が駆動制御されることになり、
その結果として延長部材11が進退動作させられること
になっている。
【0023】なお、ここではクロスフローファン7の上
流側及び下流側における空気流路4内のそれぞれに静圧
センサ14を配置しているが、静圧センサ14はクロス
フローファン7の通風抵抗に対応した静圧または熱交換
器5及びエアフィルタ6間の通風抵抗に対応した静圧を
検知可能であればよいため、静圧センサ14の一方をク
ロスフローファン7の吸込位置に配置し、その他方をエ
アフィルタ6の上流側やユニット筐体1外に配置してお
いてもよく、さらには、ユニット筐体1外の静圧は大気
圧とほぼ同一であるから大幅な変化がないとしてクロス
フローファン7の吸込位置にのみ静圧センサ14を配置
しておいてもよいことは勿論である。
【0024】次に、本実施の形態1にかかる空気調和機
が備える室内ユニットの動作制御について説明する。す
なわち、クロスフローファン7の運転が開始されると、
室内空気はユニット筐体1の空気吸込口2からエアフィ
ルタ6及び熱交換器5を通過しながらクロスフローファ
ン7によって吸引されることになり、熱交換器5を通過
しながら熱交換されて空調空気となったうえでユニット
筐体1の空気吹出口3から室内へと吹き出されるが、熱
交換器5及びエアフィルタ6に対する塵埃の付着や熱交
換器5の結露に伴って空気流路4内の通風抵抗が増大し
てくると、少なくともクロスフローファン7の吸込位置
に対して配置された静圧センサ14によって検知される
静圧の値も増加してくることになり、その一方では空気
流路4内を流通している室内空気の風量が減少してくる
ことになる。
【0025】そして、空気流路4内が高静圧、例えば、
図1で示したような1.6mmAq程度以上の高静圧と
なったことはマイクロコンピュータ15でもって認識さ
れることになり、このマイクロコンピュータ15が駆動
モータ13を駆動制御して延長部材11をユニット筐体
1の空気吹出口3から遠ざかる方向へと向かって前進動
作させる結果、空気流路4内が高静圧となった際におけ
るクロスフローファン7の空気流入面積は縮小させられ
てしまう。そのため、ユニット筐体1の空気流路4内を
流通している室内空気の風量は増加することになり、送
風効率の低下や騒音の増加が抑制されることになる。一
方、熱交換器5及びエアフィルタ6に対する塵埃の付着
や熱交換器5の結露が生じておらず、空気流路4内の通
風抵抗がさほど増大していない場合には静圧センサ14
によって検知される静圧の値も増加していないので、マ
イクロコンピュータ15は駆動モータ13を駆動制御し
たうえで延長部材11をユニット筐体1の空気吹出口3
へと近づく方向に向かって後退動作させることになり、
クロスフローファン7の空気流入面積を拡大することに
なる低静圧時の風量調整が実行されるため、やはり送風
効率の低下や騒音の増加は抑制されることになる。
【0026】ところで、実施の形態1では、リアガイダ
8のクロスフローファン側端部に進退動作可能として取
り付けられた延長部材11でもってクロスフローファン
7の空気流入面積が空気流路4内の通風抵抗に対応して
拡縮調整される構成が採用されているが、このような構
成のみに限定されることはないのであり、実施の形態
2,3のそれぞれで説明するような構成を採用すること
も可能である。従って、以下、他の構成を採用してなる
空気調和機の場合を実施の形態2,3として説明する。
【0027】(実施の形態2)図3は実施の形態2にか
かる空気調和機が備える室内ユニットの内部構造を示す
横断面図であるが、実施の形態2にかかる室内ユニット
の基本的な構成は実施の形態1と相違しないので、図3
において図2と互いに同一となる部品、部分には同一符
号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。すなわち、
本実施の形態にかかる室内ユニットが具備しているユニ
ット筐体1の空気吹出口3とクロスフローファン7との
間には空気流路4の一部となるリアガイダ8及びスタビ
ライザ9が設けられており、リアガイダ8及びスタビラ
イザ9の内端部、つまり、クロスフローファン側端部は
クロスフローファン7に対して近接配置されている。そ
して、この際におけるスタビライザ9のクロスフローフ
ァン側端部には進退動作可能な構成とされた延長部材1
7が重ね合わせるようにして取り付けられており、この
延長部材17はラックピニオン機構18を介して設けら
れた駆動モータ19によって進退動作させられることに
なっている。
【0028】そこで、駆動モータ19を用いることによ
って延長部材17がラックピニオン機構18を介したう
えでユニット筐体1の空気吹出口3へと近づく方向に向
かって後退動作させられた際にはクロスフローファン7
の空気流入面積が拡大されることになり、また、延長部
材17が空気吹出口3から遠ざかる方向へと向かって前
進動作させられた際にはクロスフローファン7の空気流
入面積が縮小させられる。すなわち、この実施の形態2
では、スタビライザ9のクロスフローファン側端部に取
り付けられた延長部材17が進退動作することによって
クロスフローファン7の空気流入面積が空気流路4内の
通風抵抗に対応して拡縮調整させられていることにな
り、実施の形態1と同様の動作制御が実行されると、空
気流路4内が高静圧であるか低静圧であるかに基づいた
うえでの風量調整が行われることになる。
【0029】(実施の形態3)図4は実施の形態3にか
かる空気調和機が備えている室内ユニットの内部構造を
示す横断面図、図5はその変形構造を示す横断面図であ
り、この実施の形態3にあっては、リアガイダ8もしく
はスタビライザ9のそのもの、あるいはまた、リアガイ
ダ8及びスタビライザ9の双方が移動動作するのに伴っ
てクロスフローファン8の空気流入面積が拡縮調整され
ることになっている。なお、実施の形態3にかかる室内
ユニットの基本的な構成も実施の形態1と相違していな
いので、図4,5において図1と同一である部品、部分
については同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略
する。
【0030】本実施の形態3にかかる室内ユニットが具
備しているユニット筐体1の空気吹出口3とクロスフロ
ーファン7との間には空気流路4の一部となるリアガイ
ダ8及びスタビライザ9が設けられており、この際にお
けるリアガイダ8は、図4で示すように、このリアガイ
ダ8そのものがクロスフローファン7の軸心を回動中心
としながらラックピニオン機構21を介したうえで駆動
モータ22によって移動動作されるものとなっている。
そして、このような構成では、駆動モータ22によって
リアガイダ8そのものがラックピニオン機構21を介し
たうえでユニット筐体1の空気吹出口3へと近づく方向
に向かって移動動作した際にはリアガイダ8の内端部、
つまり、クロスフローファン側端部がクロスフローファ
ン7から遠ざかる結果としてクロスフローファン7の空
気流入面積が拡大されることになる。
【0031】また、リアガイダ8そのものがラックピニ
オン機構21を介したうえで駆動モータ22によって空
気吹出口3から遠ざかる方向に向かって移動動作させら
れた際には、リアガイダ8の内端部がクロスフローファ
ン7へと近づくためにクロスフローファン7の空気流入
面積が縮小させられる。従って、この実施の形態3にあ
っては、リアガイダ8そのものが移動動作することに伴
ってクロスフローファン7の空気流入面積が空気流路4
内の通風抵抗に対応して拡縮調整されることになり、空
気流路4内が高静圧となった際にはクロスフローファン
7の空気流入面積が縮小させられるために空気流路4内
を流通している室内空気の風量が増加する一方、空気流
路4内が低静圧となった際にはクロスフローファン7の
空気流入面積が拡大させられるために空気流路4内を流
通している室内空気の風量が増加することになる。
【0032】ところで、実施の形態3ではリアガイダ8
そのものが移動動作するとしているが、図5で変形構造
で示すように、スタビライザ9そのものが揺動状とされ
たうえで移動動作する構成、あるいはまた、図示省略し
ているが、リアガイダ8及びスタビライザ9の双方がと
もに移動動作する構成であってもよいことは勿論であ
る。すなわち、図5で変形構造を示している室内ユニッ
トにあっては、空気流路4の一部となるリアガイダ8及
びスタビライザ9のそれぞれがユニット筐体1の空気吹
出口3とクロスフローファン7との間に設けられてお
り、この際におけるスタビライザ9はこのもの自体が駆
動モータ24によって支持されたうえで揺動動作させら
れることになっている。
【0033】そのため、このスタビライザ9そのものが
駆動モータ24によって空気吹出口3から遠ざかる方向
へと移動動作された際には、スタビライザ9の内端部が
クロスフローファン7へと近づくためにクロスフローフ
ァン7の空気流入面積は縮小させられることになり、ま
た、空気吹出口3に近づく方向へと移動動作された際に
は、スタビライザ9の内端部がクロスフローファン7か
ら遠ざかるためにクロスフローファン7の空気流入面積
は拡大されることになる。すなわち、実施の形態1と同
様の動作制御が実行されることになり、空気流路4内が
高静圧であればクロスフローファン7の空気流入面積を
縮小させることによって室内空気の風量を増加させ、ま
た、低静圧であればクロスフローファン7の空気流入面
積を拡大させることによって室内空気の風量を増加させ
ることが行われる。
【0034】さらにまた、実施の形態1〜3では、空気
流路4内に設けられた静圧センサ14で検知される静圧
に対応したうえでクロスフローファン7の空気流入面積
を拡縮調整する動作制御が採用されるとしているが、こ
のような動作制御のみに限られないことは勿論である。
従って、以下、他の動作制御を採用してなる空気調和機
の場合を実施の形態4として説明する。
【0035】(実施の形態4)図6は実施の形態4にか
かる空気調和機が備える室内ユニットの内部構造を示す
横断面図、図7はその変形構造を示す横断面図である
が、実施の形態4にかかる室内ユニットの構成自体は実
施の形態1と異ならないので、図6,図7において図2
と互いに同一となる部品、部分には同一符号を付し、こ
こでの詳しい説明は省略する。なお、本実施の形態4で
は室内ユニットの構成自体が実施の形態1と同様である
ことを前提としているが、このような構成のみに限定さ
れることはなく、室内ユニットが図3〜図5で示した実
施の形態2,3と対応する構成であってもよいことは勿
論である。
【0036】本実施の形態4にかかる空気調和機が備え
る室内ユニットは、実施の形態1と同じく、ユニット筐
体1の空気吹出口3とクロスフローファン7との間に空
気流路4の一部となるリアガイダ8及びスタビライザ9
が設けられている。そして、クロスフローファン7に対
して近接配置されたリアガイダ8の内端部、つまり、ク
ロスフローファン側端部には進退動作可能な構成とされ
た延長部材11が取り付けられており、延長部材11は
ラックピニオン機構12を介して設けられた駆動モータ
13によって進退動作させられることになっている。
【0037】また、この際におけるクロスフローファン
7の下流側の空気流路4内には、空気流路4内の静圧、
ひいては、通風抵抗と対応した相関関係を有することに
なっている空気流速を検知する流速検知手段としての流
速センサ26が設けられており、この流速センサ26に
よって検知された空気流速の値は制御手段であるマイク
ロコンピュータ15によって取り込まれている。そこ
で、このマイクロコンピュータ15によっては取り込ん
だ空気流速の値に基づいて駆動モータ13が駆動制御さ
れることになり、駆動モータ13でもって延長部材11
が進退動作させられる結果、実施の形態1と同様の手順
に従ってクロスフローファン7の空気流入面積が拡縮調
整されることになる。なお、ここではクロスフローファ
ン7の下流側の空気流路4内に流速センサ26を設けて
いるが、クロスフローファン7の下流側に限られること
はなく、流速センサ26をクロスフローファン7の上流
側の空気流路4内に設けてもよいことは勿論である。
【0038】従って、本実施の形態4にかかる空気調和
機が備える室内ユニットでは、以下のような動作制御が
行われる。すなわち、クロスフローファン7の運転が開
始されると、室内空気はユニット筐体1の空気吸込口2
からエアフィルタ6及び熱交換器5を通過しながらクロ
スフローファン7によって吸引されるが、熱交換器5及
びエアフィルタ6に対する塵埃の付着や熱交換器5の結
露に伴って空気流路4内の通風抵抗が増大してくると、
空気流路4内に設けられた流速センサ26によって検知
される空気流速の値が低下して高静圧となるため、この
空気流路4内を流通している室内空気の風量が減少して
くる。そして、空気流路4内が高静圧となったことはマ
イクロコンピュータ15でもって認識されることにな
り、マイクロコンピュータ15が駆動モータ13を駆動
制御して延長部材11をユニット筐体1の空気吹出口3
から遠ざかる方向へと向かって前進動作させるため、ク
ロスフローファン7の空気流入面積は縮小させられる。
そのため、ユニット筐体1の空気流路4内を流通してい
る室内空気の風量は増加することになり、送風効率の低
下や騒音の増加が抑制されることになる。
【0039】一方、熱交換器5及びエアフィルタ6に対
する塵埃の付着や熱交換器5の結露が生じておらず、空
気流路4内の通風抵抗がさほど増大していない場合には
流速センサ26によって検知される空気流速の値も低下
しないので、マイクロコンピュータ15は駆動モータ1
3を駆動制御したうえで延長部材11をユニット筐体1
の空気吹出口3へと近づく方向に向かって後退動作させ
ることになり、クロスフローファン7の空気流入面積は
拡大させられることになる。そのため、ユニット筐体1
の空気流路4内を流通している室内空気の風量は増加す
ることになり、やはり送風効率の低下や騒音の増加は抑
制されることとなる。
【0040】ところで、実施の形態4ではクロスフロー
ファン7の上流側または下流側の空気流路4内に空気流
速を検知する流速センサ26を設けているが、このよう
な構成に限られることはないのであり、図7で示すよう
に、クロスフローファン7の回転数を検知する回転数検
知手段である回転数センサ28をクロスフローファン7
の近傍に設けておいてもよく、静圧センサ14や流速セ
ンサ26に代わって設けられた回転数センサ28で空気
流路4内が高静圧となったことを検知し、検知された回
転数に応じてクロスフローファン7の空気流入面積を拡
縮調整する構成を採用することも可能である。あるいは
また、図示省略しているが、クロスフローファン7の運
転時間を積算する運転時間積算手段を駆動モータ13に
対して設けておき、塵埃の付着や結露が生じて空気流路
4内が高静圧となるであろう運転時間をマイクロコンピ
ュータ15で推測したうえ、積算された運転時間に応じ
てクロスフローファン7の空気流入面積を拡縮調整する
構成を採用してもよい。
【0041】さらにまた、以上説明した実施の形態1〜
4においては、リアガイダ8やスタビライザ9に取り付
けられた延長部材11,17を駆動モータ13,19に
よって進退動作させる構成、もしくは、リアガイダ8や
スタビライザ9そのものを駆動モータ22,24によっ
て移動動作させる構成が採用されているが、これらとは
異なる構成を採用することも可能であり、以下、このよ
うな構成を実施の形態5として説明する。
【0042】(実施の形態5)図8は実施の形態5にか
かる空気調和機が備える室内ユニットの内部構造を示す
横断面図、図9はその要部を示す斜視図であり、図10
は室内ユニットの変形構造を示す横断面図である。な
お、これらの図8〜図10において、図2〜図7と同一
となる部品、部分には同一符号を付し、ここでの詳しい
説明は省略する。
【0043】実施の形態5にかかる室内ユニットが具備
しているユニット筐体1の空気吹出口3とクロスフロー
ファン7との間には、図8及び図9で示すように、空気
流路4の一部となるリアガイダ8が設けられており、こ
のリアガイダ8のクロスフローファン側端部には揺動動
作可能な平板形状の延長部材30が取り付けられてい
る。なお、本実施の形態5ではリアガイダ8に対して延
長部材30が取り付けられているとするが、このような
構成に限定されることはなく、この延長部材30がスタ
ビライザ9のクロスフローファン側端部に対して揺動動
作可能な状態で取り付けられていてもよいことは勿論で
ある。
【0044】そして、この際における延長部材30はク
ロスフローファン7の空気流入面積を縮小させるよう引
っ張りバネ31を介したうえでクロスフローファン7の
固定部位に対して固定されたものであり、この延長部材
30とリアガイダ8との間にはサポート部材32、つま
り、温度条件に従って変形する形状記憶合金を用いて作
製されたうえで延長部材30を支持するサポート部材3
2が介装されている。すなわち、ここでは、引っ張りバ
ネ31とサポート部材32とが、延長部材30を揺動動
作させるための駆動手段であることになっている。
【0045】そこで、この実施の形態5にかかる室内ユ
ニットでは、以下のような動作制御が実行される。ま
ず、クロスフローファン7が運転されると、室内空気は
ユニット筐体1の空気吸込口2からエアフィルタ6及び
熱交換器5を通過しながらクロスフローファン7によっ
て吸引されるが、冷房時には熱交換器5の結露に伴って
空気流路4内の通風抵抗が増大して高静圧となるのに対
し、暖房時には結露が生じないので空気流路4内は低静
圧のままとなる。そして、冷房時においてはリアガイダ
8のクロスフローファン側端部に設けられた延長部材3
0が予めクロスフローファン7の空気流入面積を縮小さ
せる位置に固定されているので、クロスフローファン7
の空気流入面積を縮小させておくことが必要な高静圧時
の風量制御が何らの不都合もないまま行われることにな
る。
【0046】一方、空気流路4内が低静圧となる暖房時
においては、熱交換器5でもって加熱された室内空気に
よって形状記憶合金製のサポート部材32が暖められる
ことになり、このサポート部材32が延長部材30をク
ロスフローファン7から遠ざかる方向へと揺動動作させ
ることになる。そして、クロスフローファン7の空気流
入面積が拡大させられると、空気流路4内を流通してい
る室内空気の風量が増加するので、低静圧時における送
風効率の低下や騒音の増加は抑制される。従って、本実
施の形態5にあっては、空気流路4内が高静圧であれば
クロスフローファン7の空気流入面積を縮小させること
によって室内空気の風量を増加させ、また、低静圧であ
ればクロスフローファン7の空気流入面積を拡大させる
ことによって室内空気の風量を増加させることが行われ
ていることになる。
【0047】ところで、本実施の形態5では、延長部材
30を揺動動作させる駆動手段が引っ張りバネ31と形
状記憶合金製のサポート部材32とからなるとしている
が、このような構成に限定されることはなく、図10で
示す変形構造のように、バイメタルを用いて作製された
サポート部材34を延長部材30の駆動手段としてもよ
く、このような構成である際には引っ張りバネ31を用
いる必要がなくなる。さらにまた、以上の説明において
は、引っ張りバネ31と形状記憶合金製のサポート部材
32とからなる駆動手段、もしくは、バイメタル製のサ
ポート部材34からなる駆動手段を用いることになって
いるが、これらの駆動手段を用いることなく、温度条件
に従って変形する形状記憶合金またはバイメタルを用い
ることによって延長部材30そのものを作製してもよい
ことは勿論であり、このような延長部材30であっても
上記したのと同様の動作制御が行われることになる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる空
気調和機では、空気流路内の通風抵抗に対応してクロス
フローファンの空気流入面積を拡縮調整する構成が採用
されているので、塵埃の付着や結露が少なくて空気流路
内の通風抵抗と対応する静圧がある一定値よりも低い場
合、つまり、低静圧時にはクロスフローファンの空気流
入面積を拡大して風量を増加させる一方、塵埃の付着や
結露に伴って空気流路内の静圧がある一定値よりも高く
なった場合、つまり、高静圧時にはクロスフローファン
の空気流入面積を縮小して風量を増加させることが可能
となる。そして、空気流路内の通風抵抗に対応した圧力
特性でもってクロスフローファンを運転することが可能
であるため、送風効率の低下や騒音の増加を容易に抑制
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロスフローファンの空気流入面積が変化した
際における静圧と風量との相関関係を例示する相関関係
図である。
【図2】実施の形態1にかかる空気調和機が備える室内
ユニットの内部構造を示す横断面図である。
【図3】実施の形態2にかかる空気調和機が備える室内
ユニットの内部構造を示す横断面図である。
【図4】実施の形態3にかかる空気調和機が備えている
室内ユニットの内部構造を示す横断面図である。
【図5】その変形構造を示す横断面図である。
【図6】実施の形態4にかかる空気調和機が備える室内
ユニットの内部構造を示す横断面図である。
【図7】その変形構造を示す横断面図である。
【図8】実施の形態5にかかる空気調和機が備える室内
ユニットの内部構造を示す横断面図である。
【図9】その要部を示す斜視図である。
【図10】室内ユニットの変形構造を示す横断面図であ
る。
【図11】従来の形態にかかる空気調和機が備える室内
ユニットの内部構造を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 ユニット筐体 2 空気吸込口 3 空気吹出口 4 空気流路 5 熱交換器 6 エアフィルタ 7 クロスフローファン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気吸込口と空気吹出口とを連通接続す
    る空気流路が内部に設けられたユニット筐体と、前記空
    気流路内に配置された熱交換器と、この熱交換器よりも
    上流側の前記空気流路内に配置されたエアフィルタと、
    前記熱交換器よりも下流側の前記空気流路内に配置され
    たクロスフローファンとを具備してなる室内ユニットを
    備えて構成された空気調和機であって、 前記クロスフローファンの空気流入面積は、前記空気流
    路内の通風抵抗に対応して拡縮調整される構成とされて
    いることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した空気調和機であっ
    て、 ユニット筐体の空気吹出口とクロスフローファンとの間
    には空気流路の一部となるリアガイダ及びスタビライザ
    が設けられており、これらリアガイダ及びスタビライザ
    の少なくとも一方が前記空気吹出口へと近づく方向に向
    かって移動動作するのに伴って前記クロスフローファン
    の空気流入面積が拡大され、また、前記リアガイダ及び
    スタビライザの少なくとも一方が前記空気吹出口から遠
    ざかる方向へと向かって移動動作するのに伴って前記ク
    ロスフローファンの空気流入面積が縮小される構成とさ
    れていることを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した空気調和機であっ
    て、 ユニット筐体の空気吹出口とクロスフローファンとの間
    には空気流路の一部となるリアガイダが設けられ、この
    リアガイダのクロスフローファン側端部には進退動作可
    能な延長部材が取り付けられており、この延長部材が前
    記空気吹出口へと近づく方向に向かって後退動作するの
    に伴って前記クロスフローファンの空気流入面積が拡大
    される一方、前記延長部材が前記空気吹出口から遠ざか
    る方向へと向かって前進動作するのに伴って前記クロス
    フローファンの空気流入面積が縮小される構成とされて
    いることを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した空気調和機であっ
    て、 ユニット筐体の空気吹出口とクロスフローファンとの間
    には空気流路の一部となるリアガイダが設けられ、この
    リアガイダのクロスフローファン側端部には揺動動作可
    能な延長部材が取り付けられており、この延長部材が前
    記クロスフローファンへと近づく方向に向かって揺動動
    作するのに伴って前記クロスフローファンの空気流入面
    積が縮小される一方、前記延長部材が前記クロスフロー
    ファンから遠ざかる方向へと向かって揺動動作するのに
    伴って前記クロスフローファンの空気流入面積が拡大さ
    れる構成とされていることを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項3または請求項4のい
    ずれかに記載した空気調和機であって、 ユニット筐体の空気吹出口とクロスフローファンとの間
    には空気流路の一部となるスタビライザが設けられ、こ
    のスタビライザのクロスフローファン側端部には進退動
    作可能な延長部材が取り付けられており、この延長部材
    が前記空気吹出口へと近づく方向に向かって後退動作す
    るのに伴って前記クロスフローファンの空気流入面積が
    拡大される一方、前記延長部材が前記空気吹出口から遠
    ざかる方向へと向かって前進動作するのに伴って前記ク
    ロスフローファンの空気流入面積が縮小される構成とさ
    れていることを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項3または請求項4のい
    ずれかに記載した空気調和機であって、 ユニット筐体の空気吹出口とクロスフローファンとの間
    には空気流路の一部となるスタビライザが設けられ、こ
    のスタビライザのクロスフローファン側端部には揺動動
    作可能な延長部材が取り付けられており、この延長部材
    が前記クロスフローファンへと近づく方向に向かって揺
    動動作するのに伴って前記クロスフローファンの空気流
    入面積が縮小される一方、前記延長部材が前記クロスフ
    ローファンから遠ざかる方向へと向かって揺動動作する
    のに伴って前記クロスフローファンの空気流入面積が拡
    大される構成とされていることを特徴とする空気調和
    機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載した空気調和機であって、 空気流路内には通風抵抗と対応した静圧を検知する静圧
    検知手段が設けられており、クロスフローファンの空気
    流入面積は検知された静圧に応じて拡縮調整されること
    を特徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載した空気調和機であって、 クロスフローファンの上流側または下流側の空気流路内
    には空気流速を検知する流速検知手段が設けられてお
    り、前記クロスフローファンの空気流入面積は検知され
    た空気流速に応じて拡縮調整されることを特徴とする空
    気調和機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載した空気調和機であって、 クロスフローファンの回転数を検知する回転数検知手段
    が設けられており、前記クロスフローファンの空気流入
    面積は検知された回転数に応じて拡縮調整されることを
    特徴とする空気調和機。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載した空気調和機であって、 クロスフローファンの運転時間を積算する運転時間積算
    手段が設けられており、前記クロスフローファンの空気
    流入面積は積算された運転時間に応じて拡縮調整される
    ことを特徴とする空気調和機。
  11. 【請求項11】請求項4または請求項6に記載した空気
    調和機であって、 延長部材は、温度条件に従って変形する形状記憶合金ま
    たはバイメタルからなる駆動手段によって移動動作させ
    られることを特徴とする空気調和機。
  12. 【請求項12】請求項4または請求項6に記載した空気
    調和機であって、 延長部材は、温度条件に従って変形する形状記憶合金ま
    たはバイメタルを用いて作製されたものであることを特
    徴とする空気調和機。
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